サイクリン依存性キナーゼの阻害剤及びそれらの使用
本発明は、サイクリン依存性キナーゼの阻害用の新規化合物、より詳細には式(Ia)
【化1】
(式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7及びAは、特許請求の範囲に示した意味をもつ)のクロメノン誘導体に関する。本発明はまた、このような化合物の製造プロセス、サイクリン依存性キナーゼの阻害方法、細胞増殖の阻害方法、疾患の治療と予防でのこのような化合物の使用、及び、そのような疾患に適用される医薬の製造での該化合物の使用に関する。本発明は更に、不活性担体と混合して又は不活性単体と関連して、このような化合物を単独で、又は別の活性剤と組み合わせて含む組成物、特に、医薬として許容できる担体物質及び補助物質と共に、単独で又は別の活性剤と組み合わせてのこのような化合物を含む医薬組成物に関する。
【化1】
(式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7及びAは、特許請求の範囲に示した意味をもつ)のクロメノン誘導体に関する。本発明はまた、このような化合物の製造プロセス、サイクリン依存性キナーゼの阻害方法、細胞増殖の阻害方法、疾患の治療と予防でのこのような化合物の使用、及び、そのような疾患に適用される医薬の製造での該化合物の使用に関する。本発明は更に、不活性担体と混合して又は不活性単体と関連して、このような化合物を単独で、又は別の活性剤と組み合わせて含む組成物、特に、医薬として許容できる担体物質及び補助物質と共に、単独で又は別の活性剤と組み合わせてのこのような化合物を含む医薬組成物に関する。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
一般式(Ic)
【化1】
(式中、
R1は、非置換のアリール、又は「ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、C2−C6−アルケニル、C3−C6−アルキニル、C2−C4−アルカノイル、ニトロ、NR9R10、SR11、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、シアノ、カルボキシ、C1−C4−アルコキシカルボニル及び−C1−C4−アルキレンヒドロキシル」から選択される少なくとも1つの置換基で置換されているアリール;「窒素、酸素、硫黄及びリン」から選択される1、2、3又は4個の同一又は異なるヘテロ原子を有する飽和、部分不飽和又は芳香族複素環(ここで、該複素環は、非置換、又は「ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、C2−C6−アルケニル、C3−C6−アルキニル、C2−C4−アルカノイル、ニトロ、NR9R10、SR11、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、シアノ、カルボキシ、C1−C4−アルコキシカルボニル及び−C1−C4−アルキレンヒドロキシル」から選択される少なくとも1つの置換基で置換されている);NR9R10;OR11;又はSR11;
R2は、水素;C1−C6−アルキル;非置換のアリール、又は「ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、C2−C6−アルケニル、C3−C6−アルキニル、C2−C4−アルカノイル、ニトロ、NR9R10、SR11、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、シアノ、カルボキシ、C1−C4−アルコキシカルボニル及び−C1−C4−アルキレンヒドロキシル」から選択される少なくとも1つの置換基で置換されているアリール;「窒素、酸素、硫黄及びリン」から選択される1、2、3又は4個の同一又は異なるヘテロ原子を有する飽和、部分不飽和又は芳香族複素環、該複素環は、非置換、又は「ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、C2−C6−アルケニル、C3−C6−アルキニル、C2−C4−アルカノイル、ニトロ、NR9R10、SR11、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、シアノ、カルボキシ、C1−C4−アルコキシカルボニル及び−C1−C4−アルキレンヒドロキシル」から選択される少なくとも1つの置換基で置換されている;OR11;ハロゲン;シアノ;ニトロ;NR9R10;又はSR11;
R3、R4及びR5は各々独立に、水素;C1−C6−アルキル;ハロゲン;OR11;アリールC1−C4−アルコキシ;C1−C4−アルキルカルボニルオキシ;C1−C4−アルコキシカルボニルオキシ;アリールカルボニルオキシ;カルボキシ;シアノ;ニトロ;NR9R10;SR11;アリール−C1−C4−アルキルチオ;SO2−C1−C4−アルキル;SO2−アリール;SO2NR9R10;アリール;及び、「窒素、酸素、硫黄及びリン」から選択される1、2、3又は4個の同一又は異なるヘテロ原子を有する飽和、部分不飽和又は芳香族複素環;から選択される;
R6は−C1−C4−アルキレンOR11;
R8は水素;C1−C4−アルキル;アリール;カルボキサミド;スルホンアミド;NR9R10;又はOR11;
R9及びR10は各々独立に、水素;C1−C6−アルキル;アリール;C1−C4−アルカノイル;複素環(該複素環は、「窒素、酸素、硫黄及びリン」から選択される1、2、3又は4個のヘテロ原子を含む);C1−C4−アルコキシカルボニル;C1−C4−アルキルカルボニル;アリールカルボニル;複素環カルボニル(ここで、該複素環−は、「窒素、酸素、硫黄及びリン」から選択される1、2、3又は4個のヘテロ原子を含む);カルボキサミド;及びスルホンアミド;ここで、該アリール及び複素環又は複素環−は、非置換、又は、ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、C2−C6−アルケニル、C3−C6−アルキニル、C2−C4−アルカノイル、ニトロ、NR9R10、SR11、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、シアノ、カルボキシ、C1−C4−アルコキシカルボニル及び−C1−C4−アルキレンヒドロキシルから選択される少なくとも1つの置換基で置換されている;又は、
R9及びR10は、それらが結合する窒素原子と共に、「窒素、酸素及び硫黄」から選択される少なくとも1つの更なるヘテロ原子を有し得、飽和、部分不飽和又は芳香族である複素環を形成し、該複素環は、非置換、又は、ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、C2−C6−アルケニル、C3−C6−アルキニル、C2−C4−アルカノイル、ニトロ、NR9R10、SR11、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、シアノ、カルボキシ、−C1−C4−アルコキシカルボニル及び−C1−C4−アルキレンヒドロキシルから選択される少なくとも1つの置換基で置換されている;
R11は、水素;C1−C6−アルキル;C1−C4−アルカノイル;非置換のアリール、又は、ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、C2−C6−アルケニル、C3−C6−アルキニル、C2−C4−アルカノイル、ニトロ、NR9R10、SR11、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、シアノ、カルボキシ、C1−C4−アルコキシカルボニル及び−C1−C4−アルキレンヒドロキシルから選択される少なくとも1つの置換基で置換されているアリール;又は、C1−C4−アルコキシカルボニル;
Zは、酸素原子;硫黄原子;又はNR8;
Aは5、6又は7員環;ここで、
(m) 該5員環は飽和又は不飽和であり、一般構造(i)〜(v)のいずれか1つによって表される:
【化2】
式中、X1及びX2は各々独立に、炭素原子及び「酸素原子、硫黄原子、S(O)p、及び窒素原子」から選択されるヘテロ原子から選択され(但し、X1及びX2の少なくとも1つは、ヘテロ原子である)、該窒素原子は、R13によって少なくとも一置換されており、R13は、水素;非置換のC1−C6−アルキル、又は、ハロゲン、ヒドロキシル、カルボキシル、C1−C4−アルコキシ、アミノ、ニトロ、C1−C4−アルキルチオ、スルフヒドリル及びスルホニルから選択される少なくとも1つの置換基で置換されているC1−C6−アルキル;非置換のC2−C6−アルケニル、又は、ハロゲン、ヒドロキシル、カルボキシル、C1−C4−アルコキシ、アミノ、ニトロ、C1−C4−アルキルチオ、スルフヒドリル及びスルホニルから選択される少なくとも1つの置換基で置換されているC2−C6−アルケニル;非置換のアリール、又は、ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、C2−C6−アルケニル、C3−C6−アルキニル、C2−C4−アルカノイル、ニトロ、NR9R10、SR11、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、シアノ、カルボキシ、C1−C4−アルコキシカルボニル及び−C1−C4−アルキレンヒドロキシルから選択される少なくとも1つの置換基で置換されているアリール;ヒドロキシル;C1−C4−アルコキシ;C1−C4−アルキルカルボニル;シアノ;−SO2R10;及び−CO−(CH2)m−R14;から選択される;
R6は、少なくとも1つの炭素原子環メンバー上の、上記定義の置換基;
R7は水素、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルキルカルボニル又はアリールカルボニル;
R14は、水素;C1−C4−アルキル;ヒドロキシル;NR9R10;ハロゲン;−SH;−S−C1−C4−アルキル;−S−アリール;アリール;ここで、該アリールは、非置換、又は、ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、C2−C6−アルケニル、C3−C6−アルキニル、C2−C4−アルカノイル、ニトロ、NR9R10、SR11、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、シアノ、カルボキシ、C1−C4−アルコキシカルボニル及び−C1−C4−アルキレンヒドロキシルから選択される少なくとも1つの置換基によって置換されている;窒素、酸素、硫黄及びリンから選択される1、2、3又は4個のヘテロ原子を含む複素環(該複素環は、非置換、又は、ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、C2−C6−アルケニル、C3−C6−アルキニル、C2−C4−アルカノイル、ニトロ、NR9R10、SR11、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、シアノ、カルボキシ、C1−C4−アルコキシカルボニル及び−C1−C4−アルキレンヒドロキシルから選択される少なくとも1つの置換基で置換されている);
pは、1又は2の整数;及び
mは、0〜6の整数;
(II) 該6員環は一般構造(vi)の飽和環である:
【化3】
式中、X3は、酸素原子、硫黄原子、S(O)p、又は窒素原子であり、該窒素原子は、R13で少なくとも一置換されており、R13は上記定義の通りである;
R6は、位置2、3、5又は6のいずれかにおける少なくとも1つの環メンバー上の、上記定義の置換基である;R7は水素、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルキルカルボニル又はアリールカルボニル;
及び
(IV) 該7員環は、一般構造(vii)の飽和環である:
【化4】
式中、X3は、酸素原子、硫黄原子、S(O)p、又は窒素原子であり、該窒素原子は、R13で少なくとも一置換されており、R13は上記定義の通りである;R6は、位置2、3、4、6又は7のいずれかにおける少なくとも1つの環メンバー上の、上記定義の置換基である;及び、R7は、水素、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルキルカルボニル又はアリールカルボニル)
の化合物、そのプロドラッグ、互変異性形態、立体異性体、光学異性体、医薬として許容できる塩、医薬として許容できる溶媒和物又は多形。
【請求項2】
R1が、非置換のフェニル、又は「ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、ニトロ、NR9R10、SR11、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、シアノ、カルボキシ、C1−C4−アルコキシカルボニル及び−C1−C4−アルキレンヒドロキシル」から選択される1、2又は3個の同一又は異なる置換基で置換されているフェニル;又は、5又は6個の環原子を含む飽和、部分不飽和又は芳香族環である複素環であり、環原子のうち1、2又は3個が、「窒素、酸素、硫黄及びリン」から選択される同一又は異なるヘテロ原子であり、該複素環は、非置換、又は、「ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、ニトロ、NR9R10、SR11、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、シアノ、カルボキシ、C1−C4−アルコキシカルボニル及び−C1−C4−アルキレンヒドロキシル」から選択される1、2又は3個の同一又は異なる置換基で置換されている;
R2が、水素;C1−C6−アルキル;非置換のフェニル、又は「ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、ニトロ、NR9R10、SR11、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、シアノ、カルボキシ、C1−C4−アルコキシカルボニル及び−C1−C4−アルキレンヒドロキシル」から選択される1、2又は3個の同一又は異なる置換基で置換されているフェニル;OR11;ハロゲン;シアノ;ニトロ;NR9R10又はSR11;
R3、R4及びR5が各々独立に、水素、C1−C4−アルキル、ハロゲン、OR11、C1−C4−アルキルカルボニルオキシ、NR9R10、SO2NR9R10、カルボキシル、シアノ及びニトロから選択される;
Zが酸素又は硫黄原子;
Aが5又は6員環;ここで、
−請求項1に記載の一般構造(i)〜(v)のいずれか1つによって表される5員飽和又は不飽和の環において、X1及びX2が各々独立に、炭素原子及び「酸素、硫黄、及び窒素」から選択されるヘテロ原子から選択され(但し、X1及びX2の少なくとも1つが、ヘテロ原子である)、該窒素原子は、R13によって少なくとも一置換されており、R13が、水素;非置換のC1−C6−アルキル;又はハロゲン、ヒドロキシルもしくはカルボキシルによって置換されたC1−C6−アルキル;C2−C6−アルケニル;ヒドロキシル;C1−C6−アルコキシ;C1−C4−アルキルカルボニル;トルエンスルホニル;シアノ;SO2R10;−CO(CH2)mR14;及びフェニル(該フェニルは、非置換、又は「ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、ニトロ、NR9R10、SR11、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、シアノ、カルボキシ、C1−C4−アルコキシカルボニル及び−C1−C4−アルキレンヒドロキシル」から選択される少なくとも1つの置換基で置換されている)から選択される;及び、R7が水素;
−請求項1に記載の一般構造(vi)の6員飽和環において、
X3が、酸素原子、硫黄原子、又は窒素原子であり、該窒素原子は、R13によって少なくとも一置換されており、R13が、水素;非置換のC1−C6−アルキル;又はハロゲン、ヒドロキシル又はカルボキシルによって置換されたC1−C6−アルキル;C2−C6−アルケニル;ヒドロキシル;C1−C6−アルコキシ;C1−C4−アルキルカルボニル;トルエンスルホニル;シアノ;SO2R10;−CO(CH2)mR14;及びフェニル(該フェニルは、非置換、又は「ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、ニトロ、NR9R10、SR11、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、シアノ、カルボキシ、C1−C4−アルコキシカルボニル及び−C1−C4−アルキレンヒドロキシル」から選択される少なくとも1つの置換基で置換されている)から選択される;及び、R7が水素;
R9及びR10が各々独立に、水素、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルカノイル、C1−C4−アルコキシカルボニル、C1−C4−アルキルカルボニル、カルボキサミド及びスルホンアミドから選択される;又は
R9及びR10が、それらが結合する窒素原子と共に、窒素、酸素及び硫黄から選択される少なくとも1つの更なるヘテロ原子を有し得る3、4、5又は6員複素環を形成し、該環は、飽和、部分不飽和又は芳香族であり、非置換、又は「ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、C2−C6−アルケニル、C3−C6−アルキニル、C2−C4−アルカノイル、ニトロ、NR9R10、SR11、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、シアノ、カルボキシ、C1−C4−アルコキシカルボニル及び−C1−C4−アルキレンヒドロキシルから選択される少なくとも1つの置換基によって置換されている;
R11が水素、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルカノイル、又はC1−C4−アルコキシカルボニル;及び、
R14が、水素、C1−C4−アルキル、ヒドロキシル、−NR9R10、ハロゲン、−SH、又は−S−C1−C4−アルキル;
である、請求項1に記載の式(Ic)の化合物。
【請求項3】
Aが、一般構造(i)〜(iv):
【化5】
(式中、構造(ii)と(iv)において、X1が、炭素原子又は窒素原子であることを除いて、X1は、炭素原子、又は「酸素、硫黄及び窒素」から選択されるヘテロ原子;及び、R6及びR13は定義した通りである)のいずれか1つによって表される5員飽和又は不飽和の環であるか、又は、一般構造(vi):
【化6】
(式中、R6及びR13は定義した通り)
によって表される6員飽和環である、請求項1又は請求項2に記載の式(Ic)の化合物。
【請求項4】
R1が、非置換のフェニル、又は「ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、ニトロ、NR9R10、SR11、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、シアノ、カルボキシ、C1−C4−アルコキシカルボニル及び−C1−C4−アルキレンヒドロキシル」から選択される1、2又は3個の同一又は異なる置換基によって置換されているフェニル;又は6個の環原子を含む飽和、部分不飽和又は芳香族の環である複素環であり、環原子のうち1、2又は3個は、窒素、酸素及び硫黄から選択される同一又は異なるヘテロ原子であり、ここで、該複素環は、非置換、又は「ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、ニトロ、NR9R10、SR11、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、シアノ、カルボキシ、C1−C4−アルコキシカルボニル及び−C1−C4−アルキレンヒドロキシル」から選択される1、2又は3個の同一又は異なる置換基によって置換されている;
R2及びR4が水素;及び
R3及びR5が各々独立に、「ヒドロキシル、C1−C4−アルコキシル及びC1−C4−アルキルカルボニルオキシ」から選択される、
先行する請求項のいずれか1項に記載の式(Ic)の化合物。
【請求項5】
一般式(Ig)
【化7】
(式中、
R1は、非置換のアリール、又は「ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、C2−C6−アルケニル、C3−C6−アルキニル、C2−C4−アルカノイル、ニトロ、NR9R10、SR11、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、シアノ、カルボキシ、C1−C4−アルコキシカルボニル及び−C1−C4−アルキレンヒドロキシル」から選択される少なくとも1つの置換基で置換されているアリール;「窒素、酸素、硫黄及びリン」から選択される1、2、3又は4個の同一又は異なるヘテロ原子を有する飽和、部分不飽和又は芳香族複素環(ここで、該複素環は、非置換、又は「ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、C2−C6−アルケニル、C3−C6−アルキニル、C2−C4−アルカノイル、ニトロ、NR9R10、SR11、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、シアノ、カルボキシ、C1−C4−アルコキシカルボニル及び−C1−C4−アルキレンヒドロキシル」から選択される少なくとも1つの置換基で置換されている);NR9R10;OR11;又はSR11;
R2は、水素;C1−C6−アルキル;非置換のアリール、又は「ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、C2−C6−アルケニル、C3−C6−アルキニル、C2−C4−アルカノイル、ニトロ、NR9R10、SR11、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、シアノ、カルボキシ、C1−C4−アルコキシカルボニル及び−C1−C4−アルキレンヒドロキシル」から選択される少なくとも1つの置換基で置換されているアリール;「窒素、酸素、硫黄及びリン」から選択される1、2、3又は4個の同一又は異なるヘテロ原子を有する飽和、部分不飽和又は芳香族複素環、該複素環は、非置換、又は「ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、C2−C6−アルケニル、C3−C6−アルキニル、C2−C4−アルカノイル、ニトロ、NR9R10、SR11、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、シアノ、カルボキシ、C1−C4−アルコキシカルボニル及び−C1−C4−アルキレンヒドロキシル」から選択される少なくとも1つの置換基で置換されている;OR11;ハロゲン;シアノ;ニトロ;NR9R10;又はSR11;
R3、R4及びR5は各々独立に、水素;C1−C6−アルキル;ハロゲン;OR11;アリールC1−C4−アルコキシ;C1−C4−アルキルカルボニルオキシ;C1−C4−アルコキシカルボニルオキシ;アリールカルボニルオキシ;カルボキシ;シアノ;ニトロ;NR9R10;SR11;アリール−C1−C4−アルキルチオ;SO2−C1−C4−アルキル;SO2−アリール;SO2NR9R10;アリール;及び、「窒素、酸素、硫黄及びリン」から選択される1、2、3又は4個の同一又は異なるヘテロ原子を有する飽和、部分不飽和又は芳香族複素環;から選択される;
R6は、水素、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルカノイル、ヒドロキシル、C1−C4−アルコキシル、−C1−C4−アルコキシカルボニル、−C1−C4−アルキレンOR11、−C1−C4−アルキレンハロ、−C1−C4−アルキレンNR9R10、−C1−C4−アルキレンC(O)OR9、フェノキシ、−NR9R10、SR12、S(O)nR12、−C(O)R12又は−C(S)R12;
R8は水素;C1−C4−アルキル、アリール、カルボキサミド、スルホンアミド、NR9R10、又はOR11;
R9及びR10は各々独立に、水素;C1−C6−アルキル;アリール;C1−C4−アルカノイル;複素環(該複素環は、「窒素、酸素、硫黄及びリン」から選択される1、2、3又は4個のヘテロ原子を含む);C1−C4−アルコキシカルボニル;C1−C4−アルキルカルボニル;アリールカルボニル;複素環カルボニル(ここで、該複素環−は、「窒素、酸素、硫黄及びリン」から選択される1、2、3又は4個のヘテロ原子を含む);カルボキサミド、及びスルホンアミド;ここで、該アリール及び複素環又は複素環−は、非置換、又は、ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、C2−C6−アルケニル、C3−C6−アルキニル、C2−C4−アルカノイル、ニトロ、NR9R10、SR11、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、シアノ、カルボキシ、C1−C4−アルコキシカルボニル及び−C1−C4−アルキレンヒドロキシルから選択される少なくとも1つの置換基で置換されている;又は、R9及びR10は、それらが結合する窒素原子と共に、「窒素、酸素及び硫黄」から選択される少なくとも1つの更なるヘテロ原子を有し得、飽和、部分不飽和又は芳香族である複素環を形成し、該複素環は、非置換、又は、ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、C2−C6−アルケニル、C3−C6−アルキニル、C2−C4−アルカノイル、ニトロ、NR9R10、SR11、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、シアノ、カルボキシ、C1−C4−アルコキシカルボニル及び−C1−C4−アルキレンヒドロキシルから選択される少なくとも1つの置換基で置換されている;
R11は、水素;C1−C6−アルキル;C1−C4−アルカノイル;非置換のアリール、又は、ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、C2−C6−アルケニル、C3−C6−アルキニル、C2−C4−アルカノイル、ニトロ、NR9R10、SR11、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、シアノ、カルボキシ、C1−C4−アルコキシカルボニル及び−C1−C4−アルキレンヒドロキシルから選択される少なくとも1つの置換基で置換されているアリール;又は、C1−C4−アルコキシカルボニル;
R12は、水素;ハロゲン;C1−C6−アルキル;非置換のアリール、又は、「ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、C2−C6−アルケニル、C3−C6−アルキニル、C2−C4−アルカノイル、ニトロ、NR9R10、SR11、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、シアノ、カルボキシ、C1−C4−アルコキシカルボニル及び−C1−C4−アルキレンヒドロキシル」から選択される少なくとも1つの置換基によって置換されているアリール;NR9R10;OR9;又は、非置換の複素環、又は、「ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、C2−C6−アルケニル、C3−C6−アルキニル、C2−C4−アルカノイル、ニトロ、NR9R10、SR11、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、シアノ、カルボキシ、C1−C4−アルコキシカルボニル及び−C1−C4−アルキレンヒドロキシル」から選択される少なくとも1つの置換基によって置換されている複素環;
Zは、酸素原子;硫黄原子;又はNR8;
Aは、一般構造(i)〜(v)のいずれか1つによって表される5員飽和又は不飽和環:
【化8】
式中、X1及びX2は各々独立に、炭素原子及び「酸素原子、硫黄原子、S(O)p、及び窒素原子」から選択されるヘテロ原子から選択され(但し、X1及びX2の少なくとも1つは、ヘテロ原子である)、該窒素原子は、R13によって少なくとも一置換されており、R13は、水素;非置換のC1−C6−アルキル、又は、ハロゲン、ヒドロキシル、カルボキシル、C1−C4−アルコキシ、アミノ、ニトロ、C1−C4−アルキルチオ、スルフヒドリル及びスルホニルから選択される少なくとも1つの置換基で置換されているC1−C6−アルキル;非置換のC2−C6−アルケニル、又は、ハロゲン、ヒドロキシル、カルボキシル、C1−C4−アルコキシ、アミノ、ニトロ、C1−C4−アルキルチオ、スルフヒドリル及びスルホニルから選択される少なくとも1つの置換基で置換されているC2−C6−アルケニル;非置換のアリール、又は、ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、C2−C6−アルケニル、C3−C6−アルキニル、C2−C4−アルカノイル、ニトロ、NR9R10、SR11、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、シアノ、カルボキシ、C1−C4−アルコキシカルボニル及び−C1−C4−アルキレンヒドロキシルから選択される少なくとも1つの置換基で置換されているアリール;ヒドロキシル;C1−C4−アルコキシ;C1−C4−アルキルカルボニル;シアノ;−SO2R10;及び−CO−(CH2)m−R14;から選択される;
R6は、少なくとも1つの炭素原子環メンバー上の、上記定義の置換基;
R14は、水素、C1−C4−アルキル、ヒドロキシル、NR9R10、ハロゲン、−SH、及び−S−C1−C4−アルキル;
pは、1又は2の整数;
mは、0〜6の整数;及び
nは、1又は2の整数)
の化合物、そのプロドラッグ、互変異性形態、立体異性体、光学異性体、医薬として許容できる塩、医薬として許容できる溶媒和物又は多形。
【請求項6】
R1が、非置換のフェニル、又は「ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、ニトロ、NR9R10、SR11、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、シアノ、カルボキシ、C1−C4−アルコキシカルボニル及び−C1−C4−アルキレンヒドロキシル」から選択される1、2又は3個の同一又は異なる置換基で置換されているフェニル;又は、5又は6個の環原子を含む飽和、部分不飽和又は芳香族環である複素環であり、環原子のうち1、2又は3個が、「窒素、酸素、硫黄及びリン」から選択される同一又は異なるヘテロ原子であり、ここで、該複素環は、非置換、又は、「ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、ニトロ、NR9R10、SR11、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、シアノ、カルボキシ、C1−C4−アルコキシカルボニル及び−C1−C4−アルキレンヒドロキシル」から選択される1、2又は3個の同一又は異なる置換基で置換されている;
R2が、水素;C1−C6−アルキル;非置換のフェニル、又は「ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、ニトロ、NR9R10、SR11、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、シアノ、カルボキシ、C1−C4−アルコキシカルボニル及び−C1−C4−アルキレンヒドロキシル」から選択される少なくとも1つの置換基で置換されているフェニル;OR11;ハロゲン;シアノ;ニトロ;NR9R10又はSR11;
R3、R4及びR5が各々独立に、水素、C1−C4−アルキル、ハロゲン、OR11、C1−C4−アルキルカルボニルオキシ、NR9R10、SO2NR9R10、カルボキシル、シアノ及びニトロから選択される;
Aが、一般構造(i)〜(v)のいずれか1つによって表される5員飽和環:
【化9】
式中、X1及びX2が各々独立に、炭素原子及び「酸素、硫黄、及び窒素」から選択されるヘテロ原子から選択され(但し、X1及びX2の少なくとも1つは、ヘテロ原子である)、該窒素原子は、R13によって少なくとも一置換されており、R13は、水素;非置換のC1−C6−アルキル;又は、ハロゲン、ヒドロキシル又はカルボキシルによって置換されたC1−C6−アルキル;C2−C6−アルケニル;ヒドロキシル;C1−C6−アルコキシ;C1−C4−アルキルカルボニル;トルエンスルホニル;シアノ;SO2R10;−CO(CH2)mR14;及び非置換のフェニル、又は「ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、ニトロ、NR9R10、SR11、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、シアノ、カルボキシ、C1−C4−アルコキシカルボニル及び−C1−C4−アルキレンヒドロキシル」から選択される1、2又は3個の同一又は異なる置換基で置換されているフェニル;から選択される;
R9及びR10が各々独立に、水素、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルカノイル、C1−C4−アルコキシカルボニル、C1−C4−アルキルカルボニル、カルボキサミド及びスルホンアミドから選択される;又は
R9及びR10が、それらが結合する窒素原子と共に、窒素、酸素及び硫黄から選択される少なくとも1つの更なるヘテロ原子を有し得る3、4、5又は6員複素環を形成し、該環は、飽和、部分不飽和又は芳香族であり、非置換、又は「ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、C2−C6−アルケニル、C3−C6−アルキニル、C2−C4−アルカノイル、ニトロ、NR9R10、SR11、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、シアノ、カルボキシ、C1−C4−アルコキシカルボニル及び−C1−C4−アルキレンヒドロキシル」から選択される少なくとも1つの置換基によって置換されている;
R11が水素、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルカノイル、又はC1−C4−アルコキシカルボニル;
R12が水素、ハロゲン、C1−C4−アルキル、−NR9R10、又はOR9;
R14が、水素、C1−C4−アルキル、ヒドロキシル、−NR9R10、ハロゲン、−SH、又は−S−C1−C4−アルキル;及び
Zが、酸素原子又は硫黄原子である、
請求項5に記載の式(Ig)の化合物。
【請求項7】
R1が、非置換のフェニル、又は「ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、ニトロ、NR9R10、SR11、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、シアノ、カルボキシ、C1−C4−アルコキシカルボニル及び−C1−C4−アルキレンヒドロキシル」から選択される1、2又は3個の同一または異なる置換基で置換されているフェニル;又は、6個の環原子を含む飽和、部分不飽和又は芳香族環である複素環(環原子のうち1、2又は3個が、「窒素、酸素,及び硫黄」から選択される同一又は異なるヘテロ原子である)であり、該複素環は、非置換、又は、「ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、ニトロ、NR9R10、SR11、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、シアノ、カルボキシ、C1−C4−アルコキシカルボニル及び−C1−C4−アルキレンヒドロキシル」から選択される1、2又は3個の同一又は異なる置換基で置換されている;
R2及びR4が水素;及び
R3及びR5が各々独立に、ヒドロキシル、C1−C4−アルコキシル及びC1−C4−アルキルカルボニルオキシから選択される、
請求項5又は6に記載の式(Ig)の化合物。
【請求項8】
Aが、一般構造(i)〜(iv)のいずれか1つによって表される:
【化10】
(式中、構造(ii)と(iv)において、X1が、炭素原子又は窒素原子であることを除いて、X1は、炭素原子、又は「酸素、硫黄及び窒素」から選択されるヘテロ原子;R13は、水素;非置換のC1−C6−アルキル;又は「ハロゲン、ヒドロキシル、又はカルボキシル」によって置換されたC1−C6−アルキル;C2−C6−アルケニル;ヒドロキシル;C1−C6−アルコキシ;C1−C4−アルキルカルボニル;トルエンスルホニル;シアノ;SO2R10;−CO(CH2)mR14;及び、非置換のフェニル、又は、「ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、ニトロ、NR9R10、SR11、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、シアノ、カルボキシ、C1−C4−アルコキシカルボニル及び−C1−C4−アルキレンヒドロキシル」から選択される1、2又は3個の同一又は異なる置換基で置換されているフェニルから選択される、
請求項5〜7のいずれか1項に記載の式(Ig)の化合物。
【請求項9】
R1が、ハロゲン及びニトロから選択される1、2又は3個の同一又は異なる置換基によって置換された、フェニル又はピリジニル;R2及びR4が水素;R3及びR5がヒドロキシル;Aが、一般構造(i)〜(v)のいずれか1項によって表される飽和5員環であり、ここで、X1、X2、R6及びR13が、定義した通りである、
先行する請求項のいずれか1項に記載の式(Ic)又は(Ig)の化合物。
【請求項10】
X1が炭素、X2が窒素、R6が−C1−C4−アルキレンヒドロキシル、R13がC1−C4−アルキル及びZが酸素原子である、請求項9に記載の化合物。
【請求項11】
(+/−)−trans−2−(2−クロロ−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−クロロ−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−クロロ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(−)−trans−2−(2−クロロ−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(−)−trans−2−(2−クロロ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−ブロモ−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−ブロモ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(4−ブロモ−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(4−ブロモ−フェニル)−5−ヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−7−メトキシ−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(4−ブロモ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(3−クロロ−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(3−クロロ−フェニル)−5−ヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−7−メトキシ−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(3−クロロ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+)−trans−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−2−(2−ヨード−フェニル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+)−trans−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−2−(2−ヨード−フェニル)−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−フルオロ−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−フルオロ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(3−フルオロ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(3−フルオロ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2,6−ジフルオロ−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2,6−ジフルオロ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−4−[8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−4−オキソ−4H−クロメン−2−イル]−ベンゾニトリル;
(+/−)−trans−4−[5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−4−オキソ−4H−クロメン−2−イル]−ベンゾニトリル;
(+)−trans−4−[8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−4−オキソ−4H−クロメン−2−イル]−ベンゾニトリル;
(+)−trans−4−[5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−4−オキソ−4H−クロメン−2−イル]−ベンゾニトリル;
(+/−)−trans−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−クロメン−4−オン;
(+)−trans−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−クロメン−4−オン;
(+)−trans−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−クロメン−4−オン;
(−)−trans−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−クロメン−4−オン;
(−)−trans−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−クロメン−4−オン;
(+)−trans−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−2−フェニル−クロメン−4−オン;
(+)−trans−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−2−フェニル−クロメン−4−オン;
(+)−trans−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−2−チオフェン−2−イル−クロメン−4−オン;
(+)−trans−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−2−チオフェン−2−イル−クロメン−4−オン;
(+)−trans−4−[5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−4−オキソ−4H−クロメン−2−イル]−3−メチル−ベンゾニトリル;
(+)−trans−4−[8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−4−オキソ−4H−クロメン−2−イル]−3−メチル−ベンゾニトリル;
(+/−)−trans−2−(2−ブロモ−5−メトキシ−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−(2−ブロモ−5−メトキシ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−ブロモ−5−メトキシ−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−ブロモ−5−メトキシ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−(2−ブロモ−5−ヒドロキシ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−ブロモ−5−ヒドロキシ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル)−フェニル]−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル)−フェニル]−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−クロロ−5−メチル−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−クロロ−5−メチル−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−ブロモ−5−ニトロ−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−(2−ブロモ−5−ニトロ−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジヒドロキシ−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−(2−クロロ−ピリジン−3−イル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−(2−クロロ−ピリジン−3−イル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−(2−ブロモ−5−ニトロフェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジヒドロキシ−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−クロロ−ピリジン−3−イル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−2−(4−ニトロフェニル)−4H−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−2−(4−ニトロフェニル)−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−(4−アミノフェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−2−(2−メトキシ−フェニル)−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−2−(2−ヒドロキシ−フェニル)−クロメン−4−オン;
(+)−trans−3−クロロ−4−[8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−4−オキソ−4H−クロメン−2−イル]−ベンゾニトリル;
(+)−trans−3−クロロ−4−[5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−4−オキソ−4H−クロメン−2−イル]−ベンゾニトリル;
(+)−trans−2−(4−ブロモ−2−クロロ−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(4−ブロモ−2−クロロ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−(2−クロロ−4−ジメチルアミノ−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−(2−クロロ−4−メチルアミノ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−(2−クロロ−4−メトキシ−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−(2−クロロ−4−ヒドロキシ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−(2−クロロ−5−フルオロ−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−(2−クロロ−5−フルオロ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−(2−クロロ−5−メトキシ−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−(2−クロロ−5−ヒドロキシ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−(2−クロロ−5−メトキシ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−8−(2−アジドメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−2−(2−クロロ−フェニル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−8−(2−アミノメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−2−(2−クロロ−フェニル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−8−(2−アミノメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−2−(2−クロロ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−3−{[2−(2−クロロ−フェニル)−5,7−ジメトキシ−4−オキソ−4H−クロメン−8−イル]−1−メチル−ピロリジン−2−イル}−アセトニトリル;
(+/−)−trans−{3−[2−(2−クロロ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−4−オキソ−4H−クロメン−8−イル]−1−メチル−ピロリジン−2−イル}−アセトニトリル;
(+/−)−trans−2−(2−クロロ−フェニル)−8−(2−イミダゾール−1−イルメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−(2−クロロ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−イミダゾール−1−イルメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−[2−クロロ−フェニル−8−(2−メルカプトメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)]−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−(2−クロロ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−メルカプトメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−酢酸3−[2−(2−クロロ−フェニル)−5,7−ジメトキシ−4−オキソ−4H−クロメン−8−イル]−1−(4−メトキシ−フェニル)−ピロリジン−2−イルメチルエステル;
(+/−)−trans−2−(2−クロロ−フェニル)−8−[2−ヒドロキシメチル−1−(4−メトキシ−フェニル)−ピロリジン−3−イル]−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−(2−クロロ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−[2−ヒドロキシメチル−1−(4−メトキシ−フェニル)−ピロリジン−3−イル]−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−酢酸−3−[2−(2−クロロ−フェニル)−5,7−ジメトキシ−4−オキソ−4H−クロメン−8−イル]−1−プロピル−ピロリジン−2−イルメチルエステル;
(+/−)−trans−2−(2−クロロ−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−プロピル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−(2−クロロ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−プロピル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−(2−クロロ−4−ニトロ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−(2−ブロモ−4−ニトロ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−3−クロロ−4−[5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−4−オキソ−4H−クロメン−2−イル]−安息香酸;
(+/−)−trans−3−ブロモ−4−[5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−4−オキソ−4H−クロメン−2−イル]−安息香酸;
(+/−)−trans−2−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−(4−アミノ−2−クロロ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−(2−ブロモ−4−フルオロ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−(4−アミノ−2−ブロモ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−4−クロロ−3−[5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−4−オキソ−4H−クロメン−2−イル]−安息香酸;
(+/−)−trans−4−ブロモ−3−[5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−4−オキソ−4H−クロメン−2−イル]−安息香酸;
(+/−)−trans−4−ブロモ−3−[5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−4−オキソ−4H−クロメン−2−イル]−N−ヒドロキシ−ベンズアミド;
(+/−)−trans−4−クロロ−3−[5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−4−オキソ−4H−クロメン−2−イル]−N−ヒドロキシ−ベンズアミド;
(+/−)−trans−3−クロロ−4−[5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−4−オキソ−4H−クロメン−2−イル]−N−ヒドロキシ−ベンズアミド;
(+/−)−trans−3−ブロモ−4−[5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−4−オキソ−4H−クロメン−2−イル]−N−ヒドロキシ−ベンズアミド;
(+/−)−trans−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−ブロモ−3−フルオロ−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−ブロモ−3−フルオロ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−ブロモ−5−フルオロ−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−ブロモ−5−フルオロ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−クロロ−5−ヨード−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−クロロ−5−ヨード−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−ブロモ−5−クロロ−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−ブロモ−5−クロロ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−(2−クロロ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−1−オキシ−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−ブロモ−4−ニトロ−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチルピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−ブロモ−4−ニトロ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(4−アミノ−2−ブロモ−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(4−アミノ−2−ブロモ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−ブロモ−4−メトキシ−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−ブロモ−4−メトキシ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−ブロモ−4−ヒドロキシ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+)−trans−酢酸8−(2−アセトキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5−ヒドロキシ−2−(4−ニトロ−フェニル)−4−オキソ−4H−クロメン−7−イルエステル;
(+)−trans−2−(2,4−ジクロロ−5−フルオロ−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;又は
(+)−trans−2−(2,4−ジクロロ−5−フルオロ−フェニル−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
である、先行する請求項のいずれか1項に記載の一般式(Ic)又は(Ig)の化合物。
【請求項12】
サイクリン依存性キナーゼの阻害用医薬の製造のための、請求項1〜11のいずれか1項に記載の一般式(Ic)又は(Ig)の化合物、又は医薬として許容できるその塩の使用。
【請求項13】
増殖性障害の治療又は予防用医薬の製造のための、請求項1〜11のいずれか1項に記載の一般式(Ic)又は(Ig)の化合物、又は医薬として許容できるその塩の使用。
【請求項14】
哺乳動物での分化細胞集団の脱分化と関連した障害の治療又は予防用医薬の製造のための、請求項1〜11のいずれか1項に記載の一般式(Ic)又は(Ig)の化合物、又は医薬として許容できるその塩の使用。
【請求項15】
ガンの治療又は予防用医薬の製造のための、請求項1〜11のいずれか1項に記載の一般式(Ic)又は(Ig)の化合物、又は医薬として許容できるその塩の使用。
【請求項16】
変性障害、真菌感染、ウイルス感染、寄生虫感染、皮膚障害、又は腎障害の予防又は治療用医薬の製造のための、請求項1〜11のいずれか1項に記載の一般式(Ic)又は(Ig)の化合物、又は医薬として許容できるその塩の使用。
【請求項17】
殺虫剤としての、又は農業用途における、請求項1〜11のいずれか1項に記載の一般式(Ic)又は(Ig)の化合物の使用。
【請求項18】
治療有効量の、請求項1〜11のいずれか1項に記載の一般式(Ic)又は(Ig)の少なくとも1つの化合物、又は医薬として許容できるその塩、及び医薬として許容できる担体を含む医薬組成物。
【請求項19】
治療有効量の、請求項1〜11のいずれか1項に記載の一般式(Ic)又は(Ig)の少なくとも1つの化合物、又は医薬として許容できるその塩、及び少なくとも1つの更なる医薬活性化合物を、医薬として許容できる担体とともに含む医薬組成物。
【請求項20】
過剰細胞増殖と関連する障害の治療又は予防用医薬であって、少なくとも1つの他の医薬活性化合物と逐次的又は同時に投与される医薬の製造のための、一般式(Ic)又は(Ig)の化合物、又は医薬として許容できるその塩の使用。
【請求項21】
請求項1〜11のいずれか1項に記載の一般式(Ic)又は(Ig)の化合物、又は医薬として許容できるその塩の製造プロセスであって、
(a)式(II)
【化11】
(式中、R1、R2、R3、R4、R5及びZは、請求項1〜10のいずれか1項で定義された意味を有し、Pは官能基である)
のベンゾピラノンを、式(III)
【化12】
(式中、Aは、R6とR7で置換されており、A、R6及びR7は、請求項1〜10のいずれか1項で定義された意味を有するが、但し、Aは、上記一般構造(ii)及び(v)の5員環(X1が窒素原子)以外である;Qは、A環中の飽和又は不飽和炭素原子に結合した官能基である、そして
i)Qが、不飽和炭素原子に結合している場合、金属触媒、有機又は無機塩基、及び有機又は無機溶媒の存在下、反応を行うこと、それによって、PとQが結合しているそれぞれの炭素原子間に炭素−炭素結合が形成され、次いで、還元剤で処理して、5員環Aの位置1と2又は1と5のメンバー間、6員環Aの位置1と2又は1と6のメンバー間、7員環Aの位置1と2又は1と7のメンバー間の任意の二重結合を単結合に還元し、式(Ic)又は(Ig)の化合物を形成すること、及び
ii)Qが、飽和炭素原子に結合している場合、適切なリガンド又は触媒及び脱離基の存在下、反応を行うこと、それによって、PとQが結合しているそれぞれの炭素原子間に炭素−炭素結合が形成され、式(Ic)又は(Ig)の化合物を形成すること)
の化合物と反応させること、
及び、適宜、生じる化合物を医薬として許容できる塩に変換すること;又は
(b)式(II)
【化13】
(式中、R1、R2、R3、R4、R5及びZは、請求項1〜10のいずれか1項で定義された意味を有し、Pは官能基である)
のベンゾピラノンを、金属触媒、有機又は無機塩基、及び有機又は無機溶媒の存在下、式(IIIA)
【化14】
(式中、X2及びR6は、請求項1〜10のいずれか1項で定義された意味を有する)
の化合物と反応させ、Pが結合している式(II)の化合物の炭素と式(IIIA)の化合物の窒素との間に窒素−炭素結合を形成させること、及び、適宜、生じる式(Ic)又は(Ig)の化合物を医薬として許容できる塩に変換すること
のいずれかを含むプロセス。
【請求項22】
Zが酸素原子、R7が水素、R1、R2、R3、R4、R5、R6、及びAが、請求項1〜10のいずれか1項で定義した通りである、請求項1〜11のいずれか1項に記載の一般式(Ic)又は(Ig)の化合物、又は医薬として許容できるその塩の製造プロセスであって、
式(XA):
【化15】
の化合物、又は式(XIIA):
【化16】
の化合物
(式中、各々の場合において、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7及びAは定義した通りである)
を、有機又は無機塩基と反応させること、次いで、環化を生じさせることができる該反応混合物に酸を加えること、次いで、有機又は無機塩基を加えること、及び、適宜、式(Ic)又は(Ig)の化合物を医薬として許容できる塩に変換すること
を含むプロセス。
【請求項23】
式(XIIA)の化合物が、式(XIA)
【化17】
(式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7及びAは、上記定義の通りである)
の化合物を、有機又は無機溶媒中、有機又は無機塩基の存在下、カルボン酸エステル、酸ハライド、又は活性化エステルと反応させることによって得られる、請求項22に記載のプロセス。
【請求項24】
Aが、
【化18】
(式中、R11とR13は定義した通りである)
から選択される、請求項22又は請求項23に記載のプロセス。
【請求項25】
R11が水素及び/又はR13がメチルである、請求項24に記載のプロセス。
【請求項26】
式(XIIIA)
【化19】
(式中、R1、R2、R3、R4、R5、R13及びZは、請求項1〜10のいずれか1項で定義した通りである)
の化合物又は医薬として許容できるその塩の製造プロセスであって、
式(VIIA)
【化20】
(式中、R1、R2、R3、R4、R5、R13及びZは、請求項1〜10のいずれかで定義した通りである)
の化合物を、有機又は無機塩基の存在下、脱離基によるピペリジノ環上の−OH基の置換を生じさせるのに適切な試薬と反応させること、次いで、適切な有機溶媒存在下、適切な有機塩基を加え、ピペリジノ環の縮小を生じさせること、そして、適宜、生じた式(XIIIA)の化合物を医薬として許容できる塩に変換すること
を含むプロセス。
【請求項27】
式(XXXIA)
【化21】
(式中、R1、R2、R3、R4、R5及びZは、請求項1〜10のいずれか1項で定義した通りである)
の化合物又は医薬として許容できるその塩の製造プロセスであって、
式(XXXA):
【化22】
(式中、R1、R2、R3、R4、R5及びZは、請求項1〜10のいずれか1項で定義した通りである)のベンゾピラノンを、アルキルボランの存在下、N−アリル N−クロロトシルアミドと反応させること、そして、適宜、生じた式(XXXIA)の化合物を医薬として許容できる塩に変換すること
を含むプロセス。
【請求項28】
式(XXXVII)
【化23】
(式中、R1、R2、R3、R4、R5及びZは、請求項1〜10のいずれか1項で定義した通りである)
の化合物又は医薬として許容できるその塩の製造プロセスであって、
式(XXXVI):
【化24】
(式中、R1、R2、R3、R4、R5及びZは、請求項1〜10のいずれか1項で定義した通りである)
の化合物を、イミダゾリル環上のエステル基−C(O)OEtを基−CH2OHに還元できる還元剤と反応させること、そして、適宜、生じた式(XXXVII)の化合物を医薬として許容できる塩に変換すること
を含むプロセス。
【請求項29】
式(XXXVI)の化合物が、
式(XXXV):
【化25】
(式中、R1、R2、R3、R4、R5及びZは、請求項1〜10のいずれか1項で定義した通りである)
の化合物を、有機溶媒中、無機塩基の存在下、イソシアニドと反応させることによって製造される、請求項28に記載のプロセス。
【請求項30】
一般式(VIII A)
【化26】
(式中、R3、R4、R5、R6及びAは、請求項1〜10のいずれか1項で定義した通りである)
の化合物又は医薬として許容できるその塩の分割プロセスであって、
式(VIII A)のラセミ化合物を、溶媒の存在下、キラル補助剤と反応すること、必要なジアステレオマー塩を晶出すること、次いで、塩基で処理して、式(VIIIA)の化合物の所望のエナンチオマーを得ることを含むプロセス。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
一般式(Ic)
【化1】
(式中、
R1は、非置換のアリール、又は「ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、C2−C6−アルケニル、C3−C6−アルキニル、C2−C4−アルカノイル、ニトロ、NR9R10、SR11、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、シアノ、カルボキシ、C1−C4−アルコキシカルボニル及び−C1−C4−アルキレンヒドロキシル」から選択される少なくとも1つの置換基で置換されているアリール;「窒素、酸素、硫黄及びリン」から選択される1、2、3又は4個の同一又は異なるヘテロ原子を有する飽和、部分不飽和又は芳香族複素環(ここで、該複素環は、非置換、又は「ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、C2−C6−アルケニル、C3−C6−アルキニル、C2−C4−アルカノイル、ニトロ、NR9R10、SR11、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、シアノ、カルボキシ、C1−C4−アルコキシカルボニル及び−C1−C4−アルキレンヒドロキシル」から選択される少なくとも1つの置換基で置換されている);又はNR9R10;
R2は、水素;C1−C6−アルキル;非置換のアリール、又は「ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、C2−C6−アルケニル、C3−C6−アルキニル、C2−C4−アルカノイル、ニトロ、NR9R10、SR11、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、シアノ、カルボキシ、C1−C4−アルコキシカルボニル及び−C1−C4−アルキレンヒドロキシル」から選択される少なくとも1つの置換基で置換されているアリール;「窒素、酸素、硫黄及びリン」から選択される1、2、3又は4個の同一又は異なるヘテロ原子を有する飽和、部分不飽和又は芳香族複素環、該複素環は、非置換、又は「ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、C2−C6−アルケニル、C3−C6−アルキニル、C2−C4−アルカノイル、ニトロ、NR9R10、SR11、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、シアノ、カルボキシ、C1−C4−アルコキシカルボニル及び−C1−C4−アルキレンヒドロキシル」から選択される少なくとも1つの置換基で置換されている;OR11;ハロゲン;シアノ;ニトロ;NR9R10;又はSR11;
R3、R4及びR5は各々独立に、水素;C1−C6−アルキル;ハロゲン;OR11;アリールC1−C4−アルコキシ;C1−C4−アルキルカルボニルオキシ;C1−C4−アルコキシカルボニルオキシ;アリールカルボニルオキシ;カルボキシ;シアノ;ニトロ;NR9R10;SR11;アリール−C1−C4−アルキルチオ;SO2−C1−C4−アルキル;SO2−アリール;SO2NR9R10;アリール;及び、「窒素、酸素、硫黄及びリン」から選択される1、2、3又は4個の同一又は異なるヘテロ原子を有する飽和、部分不飽和又は芳香族複素環;から選択される;
R6は−C1−C4−アルキレンOR11;
R8は水素;C1−C4−アルキル;アリール;カルボキサミド;スルホンアミド;NR9R10;又はOR11;
R9及びR10は各々独立に、水素;C1−C6−アルキル;アリール;C1−C4−アルカノイル;複素環(該複素環は、「窒素、酸素、硫黄及びリン」から選択される1、2、3又は4個のヘテロ原子を含む);C1−C4−アルコキシカルボニル;C1−C4−アルキルカルボニル;アリールカルボニル;複素環カルボニル(ここで、該複素環−は、「窒素、酸素、硫黄及びリン」から選択される1、2、3又は4個のヘテロ原子を含む);カルボキサミド;及びスルホンアミド;ここで、該アリール及び複素環又は複素環−は、非置換、又は、ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、C2−C6−アルケニル、C3−C6−アルキニル、C2−C4−アルカノイル、ニトロ、NR9R10、SR11、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、シアノ、カルボキシ、C1−C4−アルコキシカルボニル及び−C1−C4−アルキレンヒドロキシルから選択される少なくとも1つの置換基で置換されている;又は、
R9及びR10は、それらが結合する窒素原子と共に、「窒素、酸素及び硫黄」から選択される少なくとも1つの更なるヘテロ原子を有し得、飽和、部分不飽和又は芳香族である複素環を形成し、該複素環は、非置換、又は、ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、C2−C6−アルケニル、C3−C6−アルキニル、C2−C4−アルカノイル、ニトロ、NR9R10、SR11、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、シアノ、カルボキシ、−C1−C4−アルコキシカルボニル及び−C1−C4−アルキレンヒドロキシルから選択される少なくとも1つの置換基で置換されている;
R11は、水素;C1−C6−アルキル;C1−C4−アルカノイル;非置換のアリール、又は、ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、C2−C6−アルケニル、C3−C6−アルキニル、C2−C4−アルカノイル、ニトロ、NR9R10、SR11、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、シアノ、カルボキシ、C1−C4−アルコキシカルボニル及び−C1−C4−アルキレンヒドロキシルから選択される少なくとも1つの置換基で置換されているアリール;又は、C1−C4−アルコキシカルボニル;
Zは、酸素原子;硫黄原子;又はNR8;
Aは5員環;ここで、
該5員環は飽和又は不飽和であり、一般構造(i)〜(v)のいずれか1つによって表される:
【化2】
式中、X1及びX2は各々独立に、炭素原子及び「酸素原子、硫黄原子、S(O)p、及び窒素原子」から選択されるヘテロ原子から選択され(但し、構造(i)、(iii)及び(iv)において、X1及びX2の少なくとも1つは、ヘテロ原子である)、該窒素原子は、R13によって少なくとも一置換されており、R13は、水素;非置換のC1−C6−アルキル、又は、ハロゲン、ヒドロキシル、カルボキシル、C1−C4−アルコキシ、アミノ、ニトロ、C1−C4−アルキルチオ、スルフヒドリル及びスルホニルから選択される少なくとも1つの置換基で置換されているC1−C6−アルキル;非置換のC2−C6−アルケニル、又は、ハロゲン、ヒドロキシル、カルボキシル、C1−C4−アルコキシ、アミノ、ニトロ、C1−C4−アルキルチオ、スルフヒドリル及びスルホニルから選択される少なくとも1つの置換基で置換されているC2−C6−アルケニル;非置換のアリール、又は、ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、C2−C6−アルケニル、C3−C6−アルキニル、C2−C4−アルカノイル、ニトロ、NR9R10、SR11、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、シアノ、カルボキシ、C1−C4−アルコキシカルボニル及び−C1−C4−アルキレンヒドロキシルから選択される少なくとも1つの置換基で置換されているアリール;ヒドロキシル;C1−C4−アルコキシ;C1−C4−アルキルカルボニル;シアノ;−SO2R10;及び−CO−(CH2)m−R14;から選択される;
R6は、少なくとも1つの炭素原子環メンバー上の、上記定義の置換基;
R7は水素、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルキルカルボニル又はアリールカルボニル;
R14は、水素;C1−C4−アルキル;ヒドロキシル;NR9R10;ハロゲン;−SH;−S−C1−C4−アルキル;−S−アリール;アリール;ここで、該アリールは、非置換、又は、ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、C2−C6−アルケニル、C3−C6−アルキニル、C2−C4−アルカノイル、ニトロ、NR9R10、SR11、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、シアノ、カルボキシ、C1−C4−アルコキシカルボニル及び−C1−C4−アルキレンヒドロキシルから選択される少なくとも1つの置換基によって置換されている;窒素、酸素、硫黄及びリンから選択される1、2、3又は4個のヘテロ原子を含む複素環(該複素環は、非置換、又は、ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、C2−C6−アルケニル、C3−C6−アルキニル、C2−C4−アルカノイル、ニトロ、NR9R10、SR11、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、シアノ、カルボキシ、C1−C4−アルコキシカルボニル及び−C1−C4−アルキレンヒドロキシルから選択される少なくとも1つの置換基で置換されている);
pは、1又は2の整数;及び
mは、0〜6の整数)
の化合物、そのプロドラッグ、互変異性形態、立体異性体、光学異性体、医薬として許容できる塩、医薬として許容できる溶媒和物又は多形。
【請求項2】
R1が、非置換のフェニル、又は「ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、ニトロ、NR9R10、SR11、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、シアノ、カルボキシ、C1−C4−アルコキシカルボニル及び−C1−C4−アルキレンヒドロキシル」から選択される1、2又は3個の同一又は異なる置換基で置換されているフェニル;又は、5又は6個の環原子を含む飽和、部分不飽和又は芳香族環である複素環であり、環原子のうち1、2又は3個が、「窒素、酸素、硫黄及びリン」から選択される同一又は異なるヘテロ原子であり、該複素環は、非置換、又は、「ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、ニトロ、NR9R10、SR11、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、シアノ、カルボキシ、C1−C4−アルコキシカルボニル及び−C1−C4−アルキレンヒドロキシル」から選択される1、2又は3個の同一又は異なる置換基で置換されている;
R2が、水素;C1−C6−アルキル;非置換のフェニル、又は「ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、ニトロ、NR9R10、SR11、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、シアノ、カルボキシ、C1−C4−アルコキシカルボニル及び−C1−C4−アルキレンヒドロキシル」から選択される1、2又は3個の同一又は異なる置換基で置換されているフェニル;OR11;ハロゲン;シアノ;ニトロ;NR9R10又はSR11;
R3、R4及びR5が各々独立に、水素、C1−C4−アルキル、ハロゲン、OR11、C1−C4−アルキルカルボニルオキシ、NR9R10、SO2NR9R10、カルボキシル、シアノ及びニトロから選択される;
Zが酸素又は硫黄原子;
Aが5員環;ここで、
−請求項1に記載の一般構造(i)〜(v)のいずれか1つによって表される5員飽和又は不飽和の環において、X1及びX2が各々独立に、炭素原子及び「酸素、硫黄、及び窒素」から選択されるヘテロ原子から選択され(但し、構造(i)、(iii)及び(iv)において、X1及びX2の少なくとも1つが、ヘテロ原子である)、該窒素原子は、R13によって少なくとも一置換されており、R13が、水素;非置換のC1−C6−アルキル;又はハロゲン、ヒドロキシルもしくはカルボキシルによって置換されたC1−C6−アルキル;C2−C6−アルケニル;ヒドロキシル;C1−C6−アルコキシ;C1−C4−アルキルカルボニル;トルエンスルホニル;シアノ;SO2R10;−CO(CH2)mR14;及びフェニル(該フェニルは、非置換、又は「ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、ニトロ、NR9R10、SR11、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、シアノ、カルボキシ、C1−C4−アルコキシカルボニル及び−C1−C4−アルキレンヒドロキシル」から選択される少なくとも1つの置換基で置換されている)から選択される;及び、R7が水素;
R9及びR10が各々独立に、水素、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルカノイル、−C1−C4−アルコキシカルボニル、C1−C4−アルキルカルボニル、カルボキサミド及びスルホンアミドから選択される;又は
R9及びR10が、それらが結合する窒素原子と共に、窒素、酸素及び硫黄から選択される少なくとも1つの更なるヘテロ原子を有し得る3、4、5又は6員複素環を形成し、該環は、飽和、部分不飽和又は芳香族であり、非置換、又は「ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、C2−C6−アルケニル、C3−C6−アルキニル、C2−C4−アルカノイル、ニトロ、NR9R10、SR11、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、シアノ、カルボキシ、C1−C4−アルコキシカルボニル及び−C1−C4−アルキレンヒドロキシルから選択される少なくとも1つの置換基によって置換されている;
R11が水素、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルカノイル、又はC1−C4−アルコキシカルボニル;及び、
R14が、水素、C1−C4−アルキル、ヒドロキシル、−NR9R10、ハロゲン、−SH、又は−S−C1−C4−アルキル;
である、請求項1に記載の式(Ic)の化合物。
【請求項3】
Aが、一般構造(i)〜(iv):
【化3】
(式中、構造(iv)において、X1が、炭素原子又は窒素原子であることを除いて、X1は、炭素原子、又は「酸素、硫黄及び窒素」から選択されるヘテロ原子;及び、R6及びR13は定義した通りである)のいずれか1つによって表される5員飽和又は不飽和の環である、請求項1又は請求項2に記載の式(Ic)の化合物。
【請求項4】
R1が、非置換のフェニル、又は「ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、ニトロ、NR9R10、SR11、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、シアノ、カルボキシ、C1−C4−アルコキシカルボニル及び−C1−C4−アルキレンヒドロキシル」から選択される1、2又は3個の同一又は異なる置換基によって置換されているフェニル;又は6個の環原子を含む飽和、部分不飽和又は芳香族の環である複素環であり、環原子のうち1、2又は3個は、窒素、酸素及び硫黄から選択される同一又は異なるヘテロ原子であり、ここで、該複素環は、非置換、又は「ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、ニトロ、NR9R10、SR11、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、シアノ、カルボキシ、C1−C4−アルコキシカルボニル及び−C1−C4−アルキレンヒドロキシル」から選択される1、2又は3個の同一又は異なる置換基によって置換されている;
R2及びR4が水素;及び
R3及びR5が各々独立に、「ヒドロキシル、C1−C4−アルコキシル及びC1−C4−アルキルカルボニルオキシ」から選択される、
先行する請求項のいずれか1項に記載の式(Ic)の化合物。
【請求項5】
R1が、ハロゲン及びニトロから選択される1、2又は3個の同一又は異なる置換基によって置換された、フェニル又はピリジニル;R2及びR4が水素;R3及びR5がヒドロキシル;Aが、一般構造(i)〜(v)のいずれか1項によって表される飽和5員環であり、ここで、X1、X2、R6及びR13が、定義した通りである、
先行する請求項のいずれか1項に記載の式(Ic)の化合物。
【請求項6】
X1が炭素、X2が窒素、R6が−C1−C4−アルキレンヒドロキシル、R13がC1−C4−アルキル及びZが酸素原子である、請求項5に記載の化合物。
【請求項7】
(+/−)−trans−2−(2−クロロ−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−クロロ−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−クロロ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(−)−trans−2−(2−クロロ−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(−)−trans−2−(2−クロロ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−ブロモ−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−ブロモ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(4−ブロモ−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(4−ブロモ−フェニル)−5−ヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−7−メトキシ−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(4−ブロモ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(3−クロロ−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(3−クロロ−フェニル)−5−ヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−7−メトキシ−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(3−クロロ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+)−trans−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−2−(2−ヨード−フェニル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+)−trans−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−2−(2−ヨード−フェニル)−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−フルオロ−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−フルオロ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(3−フルオロ−フェニル)−5,7−ジメトキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(3−フルオロ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2,6−ジフルオロ−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2,6−ジフルオロ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−4−[8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−4−オキソ−4H−クロメン−2−イル]−ベンゾニトリル;
(+/−)−trans−4−[5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−4−オキソ−4H−クロメン−2−イル]−ベンゾニトリル;
(+)−trans−4−[8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−4−オキソ−4H−クロメン−2−イル]−ベンゾニトリル;
(+)−trans−4−[5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−4−オキソ−4H−クロメン−2−イル]−ベンゾニトリル;
(+/−)−trans−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−クロメン−4−オン;
(+)−trans−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−クロメン−4−オン;
(+)−trans−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−クロメン−4−オン;
(−)−trans−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−クロメン−4−オン;
(−)−trans−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−クロメン−4−オン;
(+)−trans−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−2−フェニル−クロメン−4−オン;
(+)−trans−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−2−フェニル−クロメン−4−オン;
(+)−trans−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−2−チオフェン−2−イル−クロメン−4−オン;
(+)−trans−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−2−チオフェン−2−イル−クロメン−4−オン;
(+)−trans−4−[5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−4−オキソ−4H−クロメン−2−イル]−3−メチル−ベンゾニトリル;
(+)−trans−4−[8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−4−オキソ−4H−クロメン−2−イル]−3−メチル−ベンゾニトリル;
(+/−)−trans−2−(2−ブロモ−5−メトキシ−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−(2−ブロモ−5−メトキシ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−ブロモ−5−メトキシ−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−ブロモ−5−メトキシ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−(2−ブロモ−5−ヒドロキシ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−ブロモ−5−ヒドロキシ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル)−フェニル]−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル)−フェニル]−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−クロロ−5−メチル−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−クロロ−5−メチル−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−ブロモ−5−ニトロ−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−(2−ブロモ−5−ニトロ−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジヒドロキシ−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−(2−クロロ−ピリジン−3−イル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−(2−クロロ−ピリジン−3−イル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−(2−ブロモ−5−ニトロフェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジヒドロキシ−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−クロロ−ピリジン−3−イル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−2−(4−ニトロフェニル)−4H−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−2−(4−ニトロフェニル)−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−(4−アミノフェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−2−(2−メトキシ−フェニル)−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−2−(2−ヒドロキシ−フェニル)−クロメン−4−オン;
(+)−trans−3−クロロ−4−[8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−4−オキソ−4H−クロメン−2−イル]−ベンゾニトリル;
(+)−trans−3−クロロ−4−[5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−4−オキソ−4H−クロメン−2−イル]−ベンゾニトリル;
(+)−trans−2−(4−ブロモ−2−クロロ−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(4−ブロモ−2−クロロ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−(2−クロロ−4−ジメチルアミノ−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−(2−クロロ−4−メチルアミノ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−(2−クロロ−4−メトキシ−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−(2−クロロ−4−ヒドロキシ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−(2−クロロ−5−フルオロ−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−(2−クロロ−5−フルオロ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−(2−クロロ−5−メトキシ−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−(2−クロロ−5−ヒドロキシ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−(2−クロロ−5−メトキシ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−8−(2−アジドメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−2−(2−クロロ−フェニル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−8−(2−アミノメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−2−(2−クロロ−フェニル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−8−(2−アミノメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−2−(2−クロロ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−3−{[2−(2−クロロ−フェニル)−5,7−ジメトキシ−4−オキソ−4H−クロメン−8−イル]−1−メチル−ピロリジン−2−イル}−アセトニトリル;
(+/−)−trans−{3−[2−(2−クロロ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−4−オキソ−4H−クロメン−8−イル]−1−メチル−ピロリジン−2−イル}−アセトニトリル;
(+/−)−trans−2−(2−クロロ−フェニル)−8−(2−イミダゾール−1−イルメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−(2−クロロ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−イミダゾール−1−イルメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−[2−クロロ−フェニル−8−(2−メルカプトメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)]−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−(2−クロロ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−メルカプトメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−酢酸3−[2−(2−クロロ−フェニル)−5,7−ジメトキシ−4−オキソ−4H−クロメン−8−イル]−1−(4−メトキシ−フェニル)−ピロリジン−2−イルメチルエステル;
(+/−)−trans−2−(2−クロロ−フェニル)−8−[2−ヒドロキシメチル−1−(4−メトキシ−フェニル)−ピロリジン−3−イル]−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−(2−クロロ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−[2−ヒドロキシメチル−1−(4−メトキシ−フェニル)−ピロリジン−3−イル]−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−酢酸−3−[2−(2−クロロ−フェニル)−5,7−ジメトキシ−4−オキソ−4H−クロメン−8−イル]−1−プロピル−ピロリジン−2−イルメチルエステル;
(+/−)−trans−2−(2−クロロ−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−プロピル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−(2−クロロ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−プロピル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−(2−クロロ−4−ニトロ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−(2−ブロモ−4−ニトロ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−3−クロロ−4−[5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−4−オキソ−4H−クロメン−2−イル]−安息香酸;
(+/−)−trans−3−ブロモ−4−[5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−4−オキソ−4H−クロメン−2−イル]−安息香酸;
(+/−)−trans−2−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−(4−アミノ−2−クロロ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−(2−ブロモ−4−フルオロ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−(4−アミノ−2−ブロモ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−4−クロロ−3−[5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−4−オキソ−4H−クロメン−2−イル]−安息香酸;
(+/−)−trans−4−ブロモ−3−[5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−4−オキソ−4H−クロメン−2−イル]−安息香酸;
(+/−)−trans−4−ブロモ−3−[5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−4−オキソ−4H−クロメン−2−イル]−N−ヒドロキシ−ベンズアミド;
(+/−)−trans−4−クロロ−3−[5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−4−オキソ−4H−クロメン−2−イル]−N−ヒドロキシ−ベンズアミド;
(+/−)−trans−3−クロロ−4−[5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−4−オキソ−4H−クロメン−2−イル]−N−ヒドロキシ−ベンズアミド;
(+/−)−trans−3−ブロモ−4−[5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−4−オキソ−4H−クロメン−2−イル]−N−ヒドロキシ−ベンズアミド;
(+/−)−trans−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−ブロモ−3−フルオロ−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−ブロモ−3−フルオロ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−ブロモ−5−フルオロ−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−ブロモ−5−フルオロ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−クロロ−5−ヨード−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−クロロ−5−ヨード−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−ブロモ−5−クロロ−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−ブロモ−5−クロロ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−(2−クロロ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−1−オキシ−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−ブロモ−4−ニトロ−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチルピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−ブロモ−4−ニトロ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(4−アミノ−2−ブロモ−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(4−アミノ−2−ブロモ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−ブロモ−4−メトキシ−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−ブロモ−4−メトキシ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−ブロモ−4−ヒドロキシ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+)−trans−酢酸8−(2−アセトキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5−ヒドロキシ−2−(4−ニトロ−フェニル)−4−オキソ−4H−クロメン−7−イルエステル;
(+)−trans−2−(2,4−ジクロロ−5−フルオロ−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;又は
(+)−trans−2−(2,4−ジクロロ−5−フルオロ−フェニル−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
である、先行する請求項のいずれか1項に記載の一般式(Ic)の化合物。
【請求項8】
サイクリン依存性キナーゼの阻害用医薬の製造のための、請求項1〜7のいずれか1項に記載の一般式(Ic)の化合物、又は医薬として許容できるその塩の使用。
【請求項9】
増殖性障害の治療又は予防用医薬の製造のための、請求項1〜7のいずれか1項に記載の一般式(Ic)の化合物、又は医薬として許容できるその塩の使用。
【請求項10】
哺乳動物での分化細胞集団の脱分化と関連した障害の治療又は予防用医薬の製造のための、請求項1〜7のいずれか1項に記載の一般式(Ic)の化合物、又は医薬として許容できるその塩の使用。
【請求項11】
ガンの治療又は予防用医薬の製造のための、請求項1〜7のいずれか1項に記載の一般式(Ic)の化合物、又は医薬として許容できるその塩の使用。
【請求項12】
変性障害、真菌感染、ウイルス感染、寄生虫感染、皮膚障害、又は腎障害の予防又は治療用医薬の製造のための、請求項1〜7のいずれか1項に記載の一般式(Ic)の化合物、又は医薬として許容できるその塩の使用。
【請求項13】
殺虫剤としての、又は農業用途における、請求項1〜7のいずれか1項に記載の一般式(Ic)の化合物の使用。
【請求項14】
治療有効量の、請求項1〜7のいずれか1項に記載の一般式(Ic)の少なくとも1つの化合物、又は医薬として許容できるその塩、及び医薬として許容できる担体を含む医薬組成物。
【請求項15】
治療有効量の、請求項1〜7のいずれか1項に記載の一般式(Ic)の少なくとも1つの化合物、又は医薬として許容できるその塩、及び少なくとも1つの更なる医薬活性化合物を、医薬として許容できる担体とともに含む医薬組成物。
【請求項16】
過剰細胞増殖と関連する障害の治療又は予防用医薬であって、少なくとも1つの他の医薬活性化合物と逐次的又は同時に投与される医薬の製造のための、請求項1〜7のいずれか1項に記載の一般式(Ic)の化合物、又は医薬として許容できるその塩の使用。
【請求項17】
請求項1〜7のいずれか1項に記載の一般式(Ic)の化合物、又は医薬として許容できるその塩の製造プロセスであって、
(a)式(II)
【化4】
(式中、R1、R2、R3、R4、R5及びZは、請求項1〜6のいずれか1項で定義された意味を有し、Pは官能基である)
のベンゾピラノンを、式(III)
【化5】
(式中、Aは、R6とR7で置換されており、A、R6及びR7は、請求項1〜6のいずれか1項で定義された意味を有するが、但し、Aは、上記一般構造(ii)及び(v)の5員環(X1が窒素原子)以外である;Qは、A環中の飽和又は不飽和炭素原子に結合した官能基である、そして
i)Qが、不飽和炭素原子に結合している場合、金属触媒、有機又は無機塩基、及び有機又は無機溶媒の存在下、反応を行うこと、それによって、PとQが結合しているそれぞれの炭素原子間に炭素−炭素結合が形成され、次いで、還元剤で処理して、5員環Aの位置1と2又は1と5のメンバー間の任意の二重結合を還元し、式(Ic)の化合物を形成すること、及び
ii)Qが、飽和炭素原子に結合している場合、適切なリガンド又は触媒及び脱離基の存在下、反応を行うこと、それによって、PとQが結合しているそれぞれの炭素原子間に炭素−炭素結合が形成され、式(Ic)の化合物を形成すること)
の化合物と反応させること、
及び、適宜、生じる化合物を医薬として許容できる塩に変換すること;又は
(b)式(II)
【化6】
(式中、R1、R2、R3、R4、R5及びZは、請求項1〜6のいずれか1項で定義された意味を有し、Pは官能基である)
のベンゾピラノンを、金属触媒、有機又は無機塩基、及び有機又は無機溶媒の存在下、式(IIIA)
【化7】
(式中、X2及びR6は、請求項1〜6のいずれか1項で定義された意味を有する)
の化合物と反応させ、Pが結合している式(II)の化合物の炭素と式(IIIA)の化合物の窒素との間に窒素−炭素結合を形成させること、及び、適宜、生じる式(Ic)の化合物を医薬として許容できる塩に変換すること
のいずれかを含むプロセス。
【請求項18】
Zが酸素原子、R7が水素、R1、R2、R3、R4、R5、R6、及びAが、請求項1〜6のいずれか1項で定義した通りである、請求項1〜7のいずれか1項に記載の一般式(Ic)の化合物、又は医薬として許容できるその塩の製造プロセスであって、
式(XA):
【化8】
の化合物、又は式(XIIA):
【化9】
の化合物
(式中、各々の場合において、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7及びAは定義した通りである)
を、有機又は無機塩基と反応させること、次いで、環化を生じさせることができる該反応混合物に酸を加えること、次いで、有機又は無機塩基を加えること、及び、適宜、式(Ic)の化合物を医薬として許容できる塩に変換すること
を含むプロセス。
【請求項19】
式(XIIA)の化合物が、式(XIA)
【化10】
(式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7及びAは、上記定義の通りである)
の化合物を、有機又は無機溶媒中、有機又は無機塩基の存在下、カルボン酸エステル、酸ハライド、又は活性化エステルと反応させることによって得られる、請求項18に記載のプロセス。
【請求項20】
Aが、
【化11】
(式中、R11とR13は定義した通りである)
から選択される、請求項18又は請求項19に記載のプロセス。
【請求項21】
R11が水素及び/又はR13がメチルである、請求項20に記載のプロセス。
【請求項22】
式(XIIIA)
【化12】
(式中、R1、R2、R3、R4、R5、R13及びZは、請求項1〜6のいずれか1項で定義した通りである)
の化合物又は医薬として許容できるその塩の製造プロセスであって、
式(VIIA)
【化13】
(式中、R1、R2、R3、R4、R5、R13及びZは、請求項1〜6のいずれかで定義した通りである)
の化合物を、有機又は無機塩基の存在下、脱離基によるピペリジノ環上の−OH基の置換を生じさせるのに適切な試薬と反応させること、次いで、適切な有機溶媒存在下、適切な有機塩基を加え、ピペリジノ環の縮小を生じさせること、そして、適宜、生じた式(XIIIA)の化合物を医薬として許容できる塩に変換すること
を含むプロセス。
【請求項23】
式(XXXVII)
【化14】
(式中、R1、R2、R3、R4、R5及びZは、請求項1〜6のいずれか1項で定義した通りである)
の化合物又は医薬として許容できるその塩の製造プロセスであって、
式(XXXVI):
【化15】
(式中、R1、R2、R3、R4、R5及びZは、請求項1〜6のいずれか1項で定義した通りである)
の化合物を、イミダゾリル環上のエステル基−C(O)OEtを基−CH2OHに還元できる還元剤と反応させること、そして、適宜、生じた式(XXXVII)の化合物を医薬として許容できる塩に変換すること
を含むプロセス。
【請求項24】
式(XXXVI)の化合物が、
式(XXXV):
【化16】
(式中、R1、R2、R3、R4、R5及びZは、請求項1〜6のいずれか1項で定義した通りである)
の化合物を、有機溶媒中、無機塩基の存在下、イソシアニドと反応させることによって製造される、請求項23に記載のプロセス。
【請求項25】
一般式(XIII)
【化17】
(式中、
R1、R2、R3、R4、R5及びR13は、請求項1〜6のいずれか1項で定義した通りである)
の化合物の製造プロセスであって、
式(VIII):
【化18】
(式中、R3、R4 R5及びR13は、請求項1〜6のいずれか1項で定義した通りである)
のラセミ化合物を、溶媒の存在下、キラル助剤と反応させ、式(VIII)の化合物のジアステレオマー塩を形成し、必要なジアステレオマー塩を晶出し、次いで塩基で処理して、式(VIII)の化合物の所望のエナンチオマーを得ること、式(VIII)の化合物を、ルイス酸触媒の存在下、アシル化剤又は酸の活性型で処理し、式(IX):
【化19】
(式中、R2、R3、R4 R5及びR13は、請求項1〜6のいずれか1項で定義した通りである)
のアシル化化合物を得ること、式(IX)の化合物を、
(a)R1COCl型の酸クロリド、(R1CO)2O型の無水物、又はR1COOCH3型のエステル(式中、R1は定義した通りである)、
(b)中性条件下in situで酸クロリドを得るための酸スカベンジャーの存在下、R1COOH型の酸(ここで、R1は定義した通りである)及びオキシ塩化リン、又は
(c)R1COOH(ここで、R1は定義した通りである)とポリリン酸の組合せ
のいずれかで処理し、式(X)
【化20】
(式中、R1、R2、R3、R4、R5及びR13は、請求項1〜6のいずれか1項で定義した通りである)
の化合物を形成すること、
式(X)の化合物を塩基で処理し、次いで、強酸、次に緩和な塩基で処理することによって環化を生じさせ、式(XIII)の対象化合物を形成すること、及び、必要に応じ、該対象化合物を医薬として許容できる塩に変換すること;
あるいは、上記式(IX)の化合物を、水性エタノール又はメタノール中、塩基で処理することによって、エステル加水分解に供し、式(XI)
【化21】
(式中、R2、R3、R4、R5及びR13は、請求項1〜6のいずれか1項で定義した通りである)
の化合物を形成し、式(XI)の化合物を、溶媒中、塩基の存在下、カルボン酸エステル、酸クロリド、又は活性化エステルで処理して、式(XII)
【化22】
(式中、R1、R2、R3、R4、R5及びR13は、請求項1〜6のいずれか1項で定義した通りである)
の化合物を形成し、式(XII)の化合物を塩基で処理し、次いで、強酸で処理し、次に緩和な塩基で処理することによって環化を生じさせること、次いで、緩和な塩基で処理して式(XIII)の対象化合物を形成すること、及び、必要に応じ、該対象化合物を医薬として許容できる塩に変換すること
を含むプロセス。
【請求項1】
一般式(Ic)
【化1】
(式中、
R1は、非置換のアリール、又は「ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、C2−C6−アルケニル、C3−C6−アルキニル、C2−C4−アルカノイル、ニトロ、NR9R10、SR11、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、シアノ、カルボキシ、C1−C4−アルコキシカルボニル及び−C1−C4−アルキレンヒドロキシル」から選択される少なくとも1つの置換基で置換されているアリール;「窒素、酸素、硫黄及びリン」から選択される1、2、3又は4個の同一又は異なるヘテロ原子を有する飽和、部分不飽和又は芳香族複素環(ここで、該複素環は、非置換、又は「ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、C2−C6−アルケニル、C3−C6−アルキニル、C2−C4−アルカノイル、ニトロ、NR9R10、SR11、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、シアノ、カルボキシ、C1−C4−アルコキシカルボニル及び−C1−C4−アルキレンヒドロキシル」から選択される少なくとも1つの置換基で置換されている);NR9R10;OR11;又はSR11;
R2は、水素;C1−C6−アルキル;非置換のアリール、又は「ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、C2−C6−アルケニル、C3−C6−アルキニル、C2−C4−アルカノイル、ニトロ、NR9R10、SR11、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、シアノ、カルボキシ、C1−C4−アルコキシカルボニル及び−C1−C4−アルキレンヒドロキシル」から選択される少なくとも1つの置換基で置換されているアリール;「窒素、酸素、硫黄及びリン」から選択される1、2、3又は4個の同一又は異なるヘテロ原子を有する飽和、部分不飽和又は芳香族複素環、該複素環は、非置換、又は「ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、C2−C6−アルケニル、C3−C6−アルキニル、C2−C4−アルカノイル、ニトロ、NR9R10、SR11、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、シアノ、カルボキシ、C1−C4−アルコキシカルボニル及び−C1−C4−アルキレンヒドロキシル」から選択される少なくとも1つの置換基で置換されている;OR11;ハロゲン;シアノ;ニトロ;NR9R10;又はSR11;
R3、R4及びR5は各々独立に、水素;C1−C6−アルキル;ハロゲン;OR11;アリールC1−C4−アルコキシ;C1−C4−アルキルカルボニルオキシ;C1−C4−アルコキシカルボニルオキシ;アリールカルボニルオキシ;カルボキシ;シアノ;ニトロ;NR9R10;SR11;アリール−C1−C4−アルキルチオ;SO2−C1−C4−アルキル;SO2−アリール;SO2NR9R10;アリール;及び、「窒素、酸素、硫黄及びリン」から選択される1、2、3又は4個の同一又は異なるヘテロ原子を有する飽和、部分不飽和又は芳香族複素環;から選択される;
R6は−C1−C4−アルキレンOR11;
R8は水素;C1−C4−アルキル;アリール;カルボキサミド;スルホンアミド;NR9R10;又はOR11;
R9及びR10は各々独立に、水素;C1−C6−アルキル;アリール;C1−C4−アルカノイル;複素環(該複素環は、「窒素、酸素、硫黄及びリン」から選択される1、2、3又は4個のヘテロ原子を含む);C1−C4−アルコキシカルボニル;C1−C4−アルキルカルボニル;アリールカルボニル;複素環カルボニル(ここで、該複素環−は、「窒素、酸素、硫黄及びリン」から選択される1、2、3又は4個のヘテロ原子を含む);カルボキサミド;及びスルホンアミド;ここで、該アリール及び複素環又は複素環−は、非置換、又は、ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、C2−C6−アルケニル、C3−C6−アルキニル、C2−C4−アルカノイル、ニトロ、NR9R10、SR11、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、シアノ、カルボキシ、C1−C4−アルコキシカルボニル及び−C1−C4−アルキレンヒドロキシルから選択される少なくとも1つの置換基で置換されている;又は、
R9及びR10は、それらが結合する窒素原子と共に、「窒素、酸素及び硫黄」から選択される少なくとも1つの更なるヘテロ原子を有し得、飽和、部分不飽和又は芳香族である複素環を形成し、該複素環は、非置換、又は、ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、C2−C6−アルケニル、C3−C6−アルキニル、C2−C4−アルカノイル、ニトロ、NR9R10、SR11、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、シアノ、カルボキシ、−C1−C4−アルコキシカルボニル及び−C1−C4−アルキレンヒドロキシルから選択される少なくとも1つの置換基で置換されている;
R11は、水素;C1−C6−アルキル;C1−C4−アルカノイル;非置換のアリール、又は、ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、C2−C6−アルケニル、C3−C6−アルキニル、C2−C4−アルカノイル、ニトロ、NR9R10、SR11、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、シアノ、カルボキシ、C1−C4−アルコキシカルボニル及び−C1−C4−アルキレンヒドロキシルから選択される少なくとも1つの置換基で置換されているアリール;又は、C1−C4−アルコキシカルボニル;
Zは、酸素原子;硫黄原子;又はNR8;
Aは5、6又は7員環;ここで、
(m) 該5員環は飽和又は不飽和であり、一般構造(i)〜(v)のいずれか1つによって表される:
【化2】
式中、X1及びX2は各々独立に、炭素原子及び「酸素原子、硫黄原子、S(O)p、及び窒素原子」から選択されるヘテロ原子から選択され(但し、X1及びX2の少なくとも1つは、ヘテロ原子である)、該窒素原子は、R13によって少なくとも一置換されており、R13は、水素;非置換のC1−C6−アルキル、又は、ハロゲン、ヒドロキシル、カルボキシル、C1−C4−アルコキシ、アミノ、ニトロ、C1−C4−アルキルチオ、スルフヒドリル及びスルホニルから選択される少なくとも1つの置換基で置換されているC1−C6−アルキル;非置換のC2−C6−アルケニル、又は、ハロゲン、ヒドロキシル、カルボキシル、C1−C4−アルコキシ、アミノ、ニトロ、C1−C4−アルキルチオ、スルフヒドリル及びスルホニルから選択される少なくとも1つの置換基で置換されているC2−C6−アルケニル;非置換のアリール、又は、ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、C2−C6−アルケニル、C3−C6−アルキニル、C2−C4−アルカノイル、ニトロ、NR9R10、SR11、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、シアノ、カルボキシ、C1−C4−アルコキシカルボニル及び−C1−C4−アルキレンヒドロキシルから選択される少なくとも1つの置換基で置換されているアリール;ヒドロキシル;C1−C4−アルコキシ;C1−C4−アルキルカルボニル;シアノ;−SO2R10;及び−CO−(CH2)m−R14;から選択される;
R6は、少なくとも1つの炭素原子環メンバー上の、上記定義の置換基;
R7は水素、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルキルカルボニル又はアリールカルボニル;
R14は、水素;C1−C4−アルキル;ヒドロキシル;NR9R10;ハロゲン;−SH;−S−C1−C4−アルキル;−S−アリール;アリール;ここで、該アリールは、非置換、又は、ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、C2−C6−アルケニル、C3−C6−アルキニル、C2−C4−アルカノイル、ニトロ、NR9R10、SR11、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、シアノ、カルボキシ、C1−C4−アルコキシカルボニル及び−C1−C4−アルキレンヒドロキシルから選択される少なくとも1つの置換基によって置換されている;窒素、酸素、硫黄及びリンから選択される1、2、3又は4個のヘテロ原子を含む複素環(該複素環は、非置換、又は、ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、C2−C6−アルケニル、C3−C6−アルキニル、C2−C4−アルカノイル、ニトロ、NR9R10、SR11、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、シアノ、カルボキシ、C1−C4−アルコキシカルボニル及び−C1−C4−アルキレンヒドロキシルから選択される少なくとも1つの置換基で置換されている);
pは、1又は2の整数;及び
mは、0〜6の整数;
(II) 該6員環は一般構造(vi)の飽和環である:
【化3】
式中、X3は、酸素原子、硫黄原子、S(O)p、又は窒素原子であり、該窒素原子は、R13で少なくとも一置換されており、R13は上記定義の通りである;
R6は、位置2、3、5又は6のいずれかにおける少なくとも1つの環メンバー上の、上記定義の置換基である;R7は水素、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルキルカルボニル又はアリールカルボニル;
及び
(IV) 該7員環は、一般構造(vii)の飽和環である:
【化4】
式中、X3は、酸素原子、硫黄原子、S(O)p、又は窒素原子であり、該窒素原子は、R13で少なくとも一置換されており、R13は上記定義の通りである;R6は、位置2、3、4、6又は7のいずれかにおける少なくとも1つの環メンバー上の、上記定義の置換基である;及び、R7は、水素、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルキルカルボニル又はアリールカルボニル)
の化合物、そのプロドラッグ、互変異性形態、立体異性体、光学異性体、医薬として許容できる塩、医薬として許容できる溶媒和物又は多形。
【請求項2】
R1が、非置換のフェニル、又は「ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、ニトロ、NR9R10、SR11、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、シアノ、カルボキシ、C1−C4−アルコキシカルボニル及び−C1−C4−アルキレンヒドロキシル」から選択される1、2又は3個の同一又は異なる置換基で置換されているフェニル;又は、5又は6個の環原子を含む飽和、部分不飽和又は芳香族環である複素環であり、環原子のうち1、2又は3個が、「窒素、酸素、硫黄及びリン」から選択される同一又は異なるヘテロ原子であり、該複素環は、非置換、又は、「ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、ニトロ、NR9R10、SR11、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、シアノ、カルボキシ、C1−C4−アルコキシカルボニル及び−C1−C4−アルキレンヒドロキシル」から選択される1、2又は3個の同一又は異なる置換基で置換されている;
R2が、水素;C1−C6−アルキル;非置換のフェニル、又は「ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、ニトロ、NR9R10、SR11、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、シアノ、カルボキシ、C1−C4−アルコキシカルボニル及び−C1−C4−アルキレンヒドロキシル」から選択される1、2又は3個の同一又は異なる置換基で置換されているフェニル;OR11;ハロゲン;シアノ;ニトロ;NR9R10又はSR11;
R3、R4及びR5が各々独立に、水素、C1−C4−アルキル、ハロゲン、OR11、C1−C4−アルキルカルボニルオキシ、NR9R10、SO2NR9R10、カルボキシル、シアノ及びニトロから選択される;
Zが酸素又は硫黄原子;
Aが5又は6員環;ここで、
−請求項1に記載の一般構造(i)〜(v)のいずれか1つによって表される5員飽和又は不飽和の環において、X1及びX2が各々独立に、炭素原子及び「酸素、硫黄、及び窒素」から選択されるヘテロ原子から選択され(但し、X1及びX2の少なくとも1つが、ヘテロ原子である)、該窒素原子は、R13によって少なくとも一置換されており、R13が、水素;非置換のC1−C6−アルキル;又はハロゲン、ヒドロキシルもしくはカルボキシルによって置換されたC1−C6−アルキル;C2−C6−アルケニル;ヒドロキシル;C1−C6−アルコキシ;C1−C4−アルキルカルボニル;トルエンスルホニル;シアノ;SO2R10;−CO(CH2)mR14;及びフェニル(該フェニルは、非置換、又は「ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、ニトロ、NR9R10、SR11、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、シアノ、カルボキシ、C1−C4−アルコキシカルボニル及び−C1−C4−アルキレンヒドロキシル」から選択される少なくとも1つの置換基で置換されている)から選択される;及び、R7が水素;
−請求項1に記載の一般構造(vi)の6員飽和環において、
X3が、酸素原子、硫黄原子、又は窒素原子であり、該窒素原子は、R13によって少なくとも一置換されており、R13が、水素;非置換のC1−C6−アルキル;又はハロゲン、ヒドロキシル又はカルボキシルによって置換されたC1−C6−アルキル;C2−C6−アルケニル;ヒドロキシル;C1−C6−アルコキシ;C1−C4−アルキルカルボニル;トルエンスルホニル;シアノ;SO2R10;−CO(CH2)mR14;及びフェニル(該フェニルは、非置換、又は「ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、ニトロ、NR9R10、SR11、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、シアノ、カルボキシ、C1−C4−アルコキシカルボニル及び−C1−C4−アルキレンヒドロキシル」から選択される少なくとも1つの置換基で置換されている)から選択される;及び、R7が水素;
R9及びR10が各々独立に、水素、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルカノイル、C1−C4−アルコキシカルボニル、C1−C4−アルキルカルボニル、カルボキサミド及びスルホンアミドから選択される;又は
R9及びR10が、それらが結合する窒素原子と共に、窒素、酸素及び硫黄から選択される少なくとも1つの更なるヘテロ原子を有し得る3、4、5又は6員複素環を形成し、該環は、飽和、部分不飽和又は芳香族であり、非置換、又は「ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、C2−C6−アルケニル、C3−C6−アルキニル、C2−C4−アルカノイル、ニトロ、NR9R10、SR11、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、シアノ、カルボキシ、C1−C4−アルコキシカルボニル及び−C1−C4−アルキレンヒドロキシルから選択される少なくとも1つの置換基によって置換されている;
R11が水素、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルカノイル、又はC1−C4−アルコキシカルボニル;及び、
R14が、水素、C1−C4−アルキル、ヒドロキシル、−NR9R10、ハロゲン、−SH、又は−S−C1−C4−アルキル;
である、請求項1に記載の式(Ic)の化合物。
【請求項3】
Aが、一般構造(i)〜(iv):
【化5】
(式中、構造(ii)と(iv)において、X1が、炭素原子又は窒素原子であることを除いて、X1は、炭素原子、又は「酸素、硫黄及び窒素」から選択されるヘテロ原子;及び、R6及びR13は定義した通りである)のいずれか1つによって表される5員飽和又は不飽和の環であるか、又は、一般構造(vi):
【化6】
(式中、R6及びR13は定義した通り)
によって表される6員飽和環である、請求項1又は請求項2に記載の式(Ic)の化合物。
【請求項4】
R1が、非置換のフェニル、又は「ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、ニトロ、NR9R10、SR11、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、シアノ、カルボキシ、C1−C4−アルコキシカルボニル及び−C1−C4−アルキレンヒドロキシル」から選択される1、2又は3個の同一又は異なる置換基によって置換されているフェニル;又は6個の環原子を含む飽和、部分不飽和又は芳香族の環である複素環であり、環原子のうち1、2又は3個は、窒素、酸素及び硫黄から選択される同一又は異なるヘテロ原子であり、ここで、該複素環は、非置換、又は「ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、ニトロ、NR9R10、SR11、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、シアノ、カルボキシ、C1−C4−アルコキシカルボニル及び−C1−C4−アルキレンヒドロキシル」から選択される1、2又は3個の同一又は異なる置換基によって置換されている;
R2及びR4が水素;及び
R3及びR5が各々独立に、「ヒドロキシル、C1−C4−アルコキシル及びC1−C4−アルキルカルボニルオキシ」から選択される、
先行する請求項のいずれか1項に記載の式(Ic)の化合物。
【請求項5】
一般式(Ig)
【化7】
(式中、
R1は、非置換のアリール、又は「ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、C2−C6−アルケニル、C3−C6−アルキニル、C2−C4−アルカノイル、ニトロ、NR9R10、SR11、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、シアノ、カルボキシ、C1−C4−アルコキシカルボニル及び−C1−C4−アルキレンヒドロキシル」から選択される少なくとも1つの置換基で置換されているアリール;「窒素、酸素、硫黄及びリン」から選択される1、2、3又は4個の同一又は異なるヘテロ原子を有する飽和、部分不飽和又は芳香族複素環(ここで、該複素環は、非置換、又は「ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、C2−C6−アルケニル、C3−C6−アルキニル、C2−C4−アルカノイル、ニトロ、NR9R10、SR11、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、シアノ、カルボキシ、C1−C4−アルコキシカルボニル及び−C1−C4−アルキレンヒドロキシル」から選択される少なくとも1つの置換基で置換されている);NR9R10;OR11;又はSR11;
R2は、水素;C1−C6−アルキル;非置換のアリール、又は「ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、C2−C6−アルケニル、C3−C6−アルキニル、C2−C4−アルカノイル、ニトロ、NR9R10、SR11、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、シアノ、カルボキシ、C1−C4−アルコキシカルボニル及び−C1−C4−アルキレンヒドロキシル」から選択される少なくとも1つの置換基で置換されているアリール;「窒素、酸素、硫黄及びリン」から選択される1、2、3又は4個の同一又は異なるヘテロ原子を有する飽和、部分不飽和又は芳香族複素環、該複素環は、非置換、又は「ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、C2−C6−アルケニル、C3−C6−アルキニル、C2−C4−アルカノイル、ニトロ、NR9R10、SR11、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、シアノ、カルボキシ、C1−C4−アルコキシカルボニル及び−C1−C4−アルキレンヒドロキシル」から選択される少なくとも1つの置換基で置換されている;OR11;ハロゲン;シアノ;ニトロ;NR9R10;又はSR11;
R3、R4及びR5は各々独立に、水素;C1−C6−アルキル;ハロゲン;OR11;アリールC1−C4−アルコキシ;C1−C4−アルキルカルボニルオキシ;C1−C4−アルコキシカルボニルオキシ;アリールカルボニルオキシ;カルボキシ;シアノ;ニトロ;NR9R10;SR11;アリール−C1−C4−アルキルチオ;SO2−C1−C4−アルキル;SO2−アリール;SO2NR9R10;アリール;及び、「窒素、酸素、硫黄及びリン」から選択される1、2、3又は4個の同一又は異なるヘテロ原子を有する飽和、部分不飽和又は芳香族複素環;から選択される;
R6は、水素、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルカノイル、ヒドロキシル、C1−C4−アルコキシル、−C1−C4−アルコキシカルボニル、−C1−C4−アルキレンOR11、−C1−C4−アルキレンハロ、−C1−C4−アルキレンNR9R10、−C1−C4−アルキレンC(O)OR9、フェノキシ、−NR9R10、SR12、S(O)nR12、−C(O)R12又は−C(S)R12;
R8は水素;C1−C4−アルキル、アリール、カルボキサミド、スルホンアミド、NR9R10、又はOR11;
R9及びR10は各々独立に、水素;C1−C6−アルキル;アリール;C1−C4−アルカノイル;複素環(該複素環は、「窒素、酸素、硫黄及びリン」から選択される1、2、3又は4個のヘテロ原子を含む);C1−C4−アルコキシカルボニル;C1−C4−アルキルカルボニル;アリールカルボニル;複素環カルボニル(ここで、該複素環−は、「窒素、酸素、硫黄及びリン」から選択される1、2、3又は4個のヘテロ原子を含む);カルボキサミド、及びスルホンアミド;ここで、該アリール及び複素環又は複素環−は、非置換、又は、ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、C2−C6−アルケニル、C3−C6−アルキニル、C2−C4−アルカノイル、ニトロ、NR9R10、SR11、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、シアノ、カルボキシ、C1−C4−アルコキシカルボニル及び−C1−C4−アルキレンヒドロキシルから選択される少なくとも1つの置換基で置換されている;又は、R9及びR10は、それらが結合する窒素原子と共に、「窒素、酸素及び硫黄」から選択される少なくとも1つの更なるヘテロ原子を有し得、飽和、部分不飽和又は芳香族である複素環を形成し、該複素環は、非置換、又は、ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、C2−C6−アルケニル、C3−C6−アルキニル、C2−C4−アルカノイル、ニトロ、NR9R10、SR11、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、シアノ、カルボキシ、C1−C4−アルコキシカルボニル及び−C1−C4−アルキレンヒドロキシルから選択される少なくとも1つの置換基で置換されている;
R11は、水素;C1−C6−アルキル;C1−C4−アルカノイル;非置換のアリール、又は、ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、C2−C6−アルケニル、C3−C6−アルキニル、C2−C4−アルカノイル、ニトロ、NR9R10、SR11、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、シアノ、カルボキシ、C1−C4−アルコキシカルボニル及び−C1−C4−アルキレンヒドロキシルから選択される少なくとも1つの置換基で置換されているアリール;又は、C1−C4−アルコキシカルボニル;
R12は、水素;ハロゲン;C1−C6−アルキル;非置換のアリール、又は、「ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、C2−C6−アルケニル、C3−C6−アルキニル、C2−C4−アルカノイル、ニトロ、NR9R10、SR11、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、シアノ、カルボキシ、C1−C4−アルコキシカルボニル及び−C1−C4−アルキレンヒドロキシル」から選択される少なくとも1つの置換基によって置換されているアリール;NR9R10;OR9;又は、非置換の複素環、又は、「ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、C2−C6−アルケニル、C3−C6−アルキニル、C2−C4−アルカノイル、ニトロ、NR9R10、SR11、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、シアノ、カルボキシ、C1−C4−アルコキシカルボニル及び−C1−C4−アルキレンヒドロキシル」から選択される少なくとも1つの置換基によって置換されている複素環;
Zは、酸素原子;硫黄原子;又はNR8;
Aは、一般構造(i)〜(v)のいずれか1つによって表される5員飽和又は不飽和環:
【化8】
式中、X1及びX2は各々独立に、炭素原子及び「酸素原子、硫黄原子、S(O)p、及び窒素原子」から選択されるヘテロ原子から選択され(但し、X1及びX2の少なくとも1つは、ヘテロ原子である)、該窒素原子は、R13によって少なくとも一置換されており、R13は、水素;非置換のC1−C6−アルキル、又は、ハロゲン、ヒドロキシル、カルボキシル、C1−C4−アルコキシ、アミノ、ニトロ、C1−C4−アルキルチオ、スルフヒドリル及びスルホニルから選択される少なくとも1つの置換基で置換されているC1−C6−アルキル;非置換のC2−C6−アルケニル、又は、ハロゲン、ヒドロキシル、カルボキシル、C1−C4−アルコキシ、アミノ、ニトロ、C1−C4−アルキルチオ、スルフヒドリル及びスルホニルから選択される少なくとも1つの置換基で置換されているC2−C6−アルケニル;非置換のアリール、又は、ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、C2−C6−アルケニル、C3−C6−アルキニル、C2−C4−アルカノイル、ニトロ、NR9R10、SR11、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、シアノ、カルボキシ、C1−C4−アルコキシカルボニル及び−C1−C4−アルキレンヒドロキシルから選択される少なくとも1つの置換基で置換されているアリール;ヒドロキシル;C1−C4−アルコキシ;C1−C4−アルキルカルボニル;シアノ;−SO2R10;及び−CO−(CH2)m−R14;から選択される;
R6は、少なくとも1つの炭素原子環メンバー上の、上記定義の置換基;
R14は、水素、C1−C4−アルキル、ヒドロキシル、NR9R10、ハロゲン、−SH、及び−S−C1−C4−アルキル;
pは、1又は2の整数;
mは、0〜6の整数;及び
nは、1又は2の整数)
の化合物、そのプロドラッグ、互変異性形態、立体異性体、光学異性体、医薬として許容できる塩、医薬として許容できる溶媒和物又は多形。
【請求項6】
R1が、非置換のフェニル、又は「ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、ニトロ、NR9R10、SR11、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、シアノ、カルボキシ、C1−C4−アルコキシカルボニル及び−C1−C4−アルキレンヒドロキシル」から選択される1、2又は3個の同一又は異なる置換基で置換されているフェニル;又は、5又は6個の環原子を含む飽和、部分不飽和又は芳香族環である複素環であり、環原子のうち1、2又は3個が、「窒素、酸素、硫黄及びリン」から選択される同一又は異なるヘテロ原子であり、ここで、該複素環は、非置換、又は、「ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、ニトロ、NR9R10、SR11、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、シアノ、カルボキシ、C1−C4−アルコキシカルボニル及び−C1−C4−アルキレンヒドロキシル」から選択される1、2又は3個の同一又は異なる置換基で置換されている;
R2が、水素;C1−C6−アルキル;非置換のフェニル、又は「ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、ニトロ、NR9R10、SR11、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、シアノ、カルボキシ、C1−C4−アルコキシカルボニル及び−C1−C4−アルキレンヒドロキシル」から選択される少なくとも1つの置換基で置換されているフェニル;OR11;ハロゲン;シアノ;ニトロ;NR9R10又はSR11;
R3、R4及びR5が各々独立に、水素、C1−C4−アルキル、ハロゲン、OR11、C1−C4−アルキルカルボニルオキシ、NR9R10、SO2NR9R10、カルボキシル、シアノ及びニトロから選択される;
Aが、一般構造(i)〜(v)のいずれか1つによって表される5員飽和環:
【化9】
式中、X1及びX2が各々独立に、炭素原子及び「酸素、硫黄、及び窒素」から選択されるヘテロ原子から選択され(但し、X1及びX2の少なくとも1つは、ヘテロ原子である)、該窒素原子は、R13によって少なくとも一置換されており、R13は、水素;非置換のC1−C6−アルキル;又は、ハロゲン、ヒドロキシル又はカルボキシルによって置換されたC1−C6−アルキル;C2−C6−アルケニル;ヒドロキシル;C1−C6−アルコキシ;C1−C4−アルキルカルボニル;トルエンスルホニル;シアノ;SO2R10;−CO(CH2)mR14;及び非置換のフェニル、又は「ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、ニトロ、NR9R10、SR11、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、シアノ、カルボキシ、C1−C4−アルコキシカルボニル及び−C1−C4−アルキレンヒドロキシル」から選択される1、2又は3個の同一又は異なる置換基で置換されているフェニル;から選択される;
R9及びR10が各々独立に、水素、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルカノイル、C1−C4−アルコキシカルボニル、C1−C4−アルキルカルボニル、カルボキサミド及びスルホンアミドから選択される;又は
R9及びR10が、それらが結合する窒素原子と共に、窒素、酸素及び硫黄から選択される少なくとも1つの更なるヘテロ原子を有し得る3、4、5又は6員複素環を形成し、該環は、飽和、部分不飽和又は芳香族であり、非置換、又は「ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、C2−C6−アルケニル、C3−C6−アルキニル、C2−C4−アルカノイル、ニトロ、NR9R10、SR11、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、シアノ、カルボキシ、C1−C4−アルコキシカルボニル及び−C1−C4−アルキレンヒドロキシル」から選択される少なくとも1つの置換基によって置換されている;
R11が水素、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルカノイル、又はC1−C4−アルコキシカルボニル;
R12が水素、ハロゲン、C1−C4−アルキル、−NR9R10、又はOR9;
R14が、水素、C1−C4−アルキル、ヒドロキシル、−NR9R10、ハロゲン、−SH、又は−S−C1−C4−アルキル;及び
Zが、酸素原子又は硫黄原子である、
請求項5に記載の式(Ig)の化合物。
【請求項7】
R1が、非置換のフェニル、又は「ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、ニトロ、NR9R10、SR11、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、シアノ、カルボキシ、C1−C4−アルコキシカルボニル及び−C1−C4−アルキレンヒドロキシル」から選択される1、2又は3個の同一または異なる置換基で置換されているフェニル;又は、6個の環原子を含む飽和、部分不飽和又は芳香族環である複素環(環原子のうち1、2又は3個が、「窒素、酸素,及び硫黄」から選択される同一又は異なるヘテロ原子である)であり、該複素環は、非置換、又は、「ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、ニトロ、NR9R10、SR11、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、シアノ、カルボキシ、C1−C4−アルコキシカルボニル及び−C1−C4−アルキレンヒドロキシル」から選択される1、2又は3個の同一又は異なる置換基で置換されている;
R2及びR4が水素;及び
R3及びR5が各々独立に、ヒドロキシル、C1−C4−アルコキシル及びC1−C4−アルキルカルボニルオキシから選択される、
請求項5又は6に記載の式(Ig)の化合物。
【請求項8】
Aが、一般構造(i)〜(iv)のいずれか1つによって表される:
【化10】
(式中、構造(ii)と(iv)において、X1が、炭素原子又は窒素原子であることを除いて、X1は、炭素原子、又は「酸素、硫黄及び窒素」から選択されるヘテロ原子;R13は、水素;非置換のC1−C6−アルキル;又は「ハロゲン、ヒドロキシル、又はカルボキシル」によって置換されたC1−C6−アルキル;C2−C6−アルケニル;ヒドロキシル;C1−C6−アルコキシ;C1−C4−アルキルカルボニル;トルエンスルホニル;シアノ;SO2R10;−CO(CH2)mR14;及び、非置換のフェニル、又は、「ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、ニトロ、NR9R10、SR11、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、シアノ、カルボキシ、C1−C4−アルコキシカルボニル及び−C1−C4−アルキレンヒドロキシル」から選択される1、2又は3個の同一又は異なる置換基で置換されているフェニルから選択される、
請求項5〜7のいずれか1項に記載の式(Ig)の化合物。
【請求項9】
R1が、ハロゲン及びニトロから選択される1、2又は3個の同一又は異なる置換基によって置換された、フェニル又はピリジニル;R2及びR4が水素;R3及びR5がヒドロキシル;Aが、一般構造(i)〜(v)のいずれか1項によって表される飽和5員環であり、ここで、X1、X2、R6及びR13が、定義した通りである、
先行する請求項のいずれか1項に記載の式(Ic)又は(Ig)の化合物。
【請求項10】
X1が炭素、X2が窒素、R6が−C1−C4−アルキレンヒドロキシル、R13がC1−C4−アルキル及びZが酸素原子である、請求項9に記載の化合物。
【請求項11】
(+/−)−trans−2−(2−クロロ−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−クロロ−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−クロロ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(−)−trans−2−(2−クロロ−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(−)−trans−2−(2−クロロ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−ブロモ−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−ブロモ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(4−ブロモ−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(4−ブロモ−フェニル)−5−ヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−7−メトキシ−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(4−ブロモ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(3−クロロ−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(3−クロロ−フェニル)−5−ヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−7−メトキシ−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(3−クロロ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+)−trans−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−2−(2−ヨード−フェニル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+)−trans−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−2−(2−ヨード−フェニル)−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−フルオロ−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−フルオロ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(3−フルオロ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(3−フルオロ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2,6−ジフルオロ−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2,6−ジフルオロ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−4−[8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−4−オキソ−4H−クロメン−2−イル]−ベンゾニトリル;
(+/−)−trans−4−[5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−4−オキソ−4H−クロメン−2−イル]−ベンゾニトリル;
(+)−trans−4−[8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−4−オキソ−4H−クロメン−2−イル]−ベンゾニトリル;
(+)−trans−4−[5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−4−オキソ−4H−クロメン−2−イル]−ベンゾニトリル;
(+/−)−trans−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−クロメン−4−オン;
(+)−trans−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−クロメン−4−オン;
(+)−trans−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−クロメン−4−オン;
(−)−trans−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−クロメン−4−オン;
(−)−trans−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−クロメン−4−オン;
(+)−trans−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−2−フェニル−クロメン−4−オン;
(+)−trans−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−2−フェニル−クロメン−4−オン;
(+)−trans−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−2−チオフェン−2−イル−クロメン−4−オン;
(+)−trans−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−2−チオフェン−2−イル−クロメン−4−オン;
(+)−trans−4−[5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−4−オキソ−4H−クロメン−2−イル]−3−メチル−ベンゾニトリル;
(+)−trans−4−[8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−4−オキソ−4H−クロメン−2−イル]−3−メチル−ベンゾニトリル;
(+/−)−trans−2−(2−ブロモ−5−メトキシ−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−(2−ブロモ−5−メトキシ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−ブロモ−5−メトキシ−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−ブロモ−5−メトキシ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−(2−ブロモ−5−ヒドロキシ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−ブロモ−5−ヒドロキシ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル)−フェニル]−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル)−フェニル]−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−クロロ−5−メチル−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−クロロ−5−メチル−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−ブロモ−5−ニトロ−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−(2−ブロモ−5−ニトロ−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジヒドロキシ−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−(2−クロロ−ピリジン−3−イル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−(2−クロロ−ピリジン−3−イル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−(2−ブロモ−5−ニトロフェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジヒドロキシ−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−クロロ−ピリジン−3−イル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−2−(4−ニトロフェニル)−4H−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−2−(4−ニトロフェニル)−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−(4−アミノフェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−2−(2−メトキシ−フェニル)−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−2−(2−ヒドロキシ−フェニル)−クロメン−4−オン;
(+)−trans−3−クロロ−4−[8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−4−オキソ−4H−クロメン−2−イル]−ベンゾニトリル;
(+)−trans−3−クロロ−4−[5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−4−オキソ−4H−クロメン−2−イル]−ベンゾニトリル;
(+)−trans−2−(4−ブロモ−2−クロロ−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(4−ブロモ−2−クロロ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−(2−クロロ−4−ジメチルアミノ−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−(2−クロロ−4−メチルアミノ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−(2−クロロ−4−メトキシ−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−(2−クロロ−4−ヒドロキシ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−(2−クロロ−5−フルオロ−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−(2−クロロ−5−フルオロ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−(2−クロロ−5−メトキシ−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−(2−クロロ−5−ヒドロキシ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−(2−クロロ−5−メトキシ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−8−(2−アジドメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−2−(2−クロロ−フェニル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−8−(2−アミノメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−2−(2−クロロ−フェニル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−8−(2−アミノメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−2−(2−クロロ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−3−{[2−(2−クロロ−フェニル)−5,7−ジメトキシ−4−オキソ−4H−クロメン−8−イル]−1−メチル−ピロリジン−2−イル}−アセトニトリル;
(+/−)−trans−{3−[2−(2−クロロ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−4−オキソ−4H−クロメン−8−イル]−1−メチル−ピロリジン−2−イル}−アセトニトリル;
(+/−)−trans−2−(2−クロロ−フェニル)−8−(2−イミダゾール−1−イルメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−(2−クロロ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−イミダゾール−1−イルメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−[2−クロロ−フェニル−8−(2−メルカプトメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)]−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−(2−クロロ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−メルカプトメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−酢酸3−[2−(2−クロロ−フェニル)−5,7−ジメトキシ−4−オキソ−4H−クロメン−8−イル]−1−(4−メトキシ−フェニル)−ピロリジン−2−イルメチルエステル;
(+/−)−trans−2−(2−クロロ−フェニル)−8−[2−ヒドロキシメチル−1−(4−メトキシ−フェニル)−ピロリジン−3−イル]−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−(2−クロロ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−[2−ヒドロキシメチル−1−(4−メトキシ−フェニル)−ピロリジン−3−イル]−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−酢酸−3−[2−(2−クロロ−フェニル)−5,7−ジメトキシ−4−オキソ−4H−クロメン−8−イル]−1−プロピル−ピロリジン−2−イルメチルエステル;
(+/−)−trans−2−(2−クロロ−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−プロピル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−(2−クロロ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−プロピル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−(2−クロロ−4−ニトロ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−(2−ブロモ−4−ニトロ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−3−クロロ−4−[5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−4−オキソ−4H−クロメン−2−イル]−安息香酸;
(+/−)−trans−3−ブロモ−4−[5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−4−オキソ−4H−クロメン−2−イル]−安息香酸;
(+/−)−trans−2−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−(4−アミノ−2−クロロ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−(2−ブロモ−4−フルオロ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−(4−アミノ−2−ブロモ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−4−クロロ−3−[5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−4−オキソ−4H−クロメン−2−イル]−安息香酸;
(+/−)−trans−4−ブロモ−3−[5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−4−オキソ−4H−クロメン−2−イル]−安息香酸;
(+/−)−trans−4−ブロモ−3−[5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−4−オキソ−4H−クロメン−2−イル]−N−ヒドロキシ−ベンズアミド;
(+/−)−trans−4−クロロ−3−[5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−4−オキソ−4H−クロメン−2−イル]−N−ヒドロキシ−ベンズアミド;
(+/−)−trans−3−クロロ−4−[5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−4−オキソ−4H−クロメン−2−イル]−N−ヒドロキシ−ベンズアミド;
(+/−)−trans−3−ブロモ−4−[5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−4−オキソ−4H−クロメン−2−イル]−N−ヒドロキシ−ベンズアミド;
(+/−)−trans−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−ブロモ−3−フルオロ−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−ブロモ−3−フルオロ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−ブロモ−5−フルオロ−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−ブロモ−5−フルオロ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−クロロ−5−ヨード−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−クロロ−5−ヨード−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−ブロモ−5−クロロ−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−ブロモ−5−クロロ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−(2−クロロ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−1−オキシ−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−ブロモ−4−ニトロ−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチルピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−ブロモ−4−ニトロ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(4−アミノ−2−ブロモ−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(4−アミノ−2−ブロモ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−ブロモ−4−メトキシ−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−ブロモ−4−メトキシ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−ブロモ−4−ヒドロキシ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+)−trans−酢酸8−(2−アセトキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5−ヒドロキシ−2−(4−ニトロ−フェニル)−4−オキソ−4H−クロメン−7−イルエステル;
(+)−trans−2−(2,4−ジクロロ−5−フルオロ−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;又は
(+)−trans−2−(2,4−ジクロロ−5−フルオロ−フェニル−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
である、先行する請求項のいずれか1項に記載の一般式(Ic)又は(Ig)の化合物。
【請求項12】
サイクリン依存性キナーゼの阻害用医薬の製造のための、請求項1〜11のいずれか1項に記載の一般式(Ic)又は(Ig)の化合物、又は医薬として許容できるその塩の使用。
【請求項13】
増殖性障害の治療又は予防用医薬の製造のための、請求項1〜11のいずれか1項に記載の一般式(Ic)又は(Ig)の化合物、又は医薬として許容できるその塩の使用。
【請求項14】
哺乳動物での分化細胞集団の脱分化と関連した障害の治療又は予防用医薬の製造のための、請求項1〜11のいずれか1項に記載の一般式(Ic)又は(Ig)の化合物、又は医薬として許容できるその塩の使用。
【請求項15】
ガンの治療又は予防用医薬の製造のための、請求項1〜11のいずれか1項に記載の一般式(Ic)又は(Ig)の化合物、又は医薬として許容できるその塩の使用。
【請求項16】
変性障害、真菌感染、ウイルス感染、寄生虫感染、皮膚障害、又は腎障害の予防又は治療用医薬の製造のための、請求項1〜11のいずれか1項に記載の一般式(Ic)又は(Ig)の化合物、又は医薬として許容できるその塩の使用。
【請求項17】
殺虫剤としての、又は農業用途における、請求項1〜11のいずれか1項に記載の一般式(Ic)又は(Ig)の化合物の使用。
【請求項18】
治療有効量の、請求項1〜11のいずれか1項に記載の一般式(Ic)又は(Ig)の少なくとも1つの化合物、又は医薬として許容できるその塩、及び医薬として許容できる担体を含む医薬組成物。
【請求項19】
治療有効量の、請求項1〜11のいずれか1項に記載の一般式(Ic)又は(Ig)の少なくとも1つの化合物、又は医薬として許容できるその塩、及び少なくとも1つの更なる医薬活性化合物を、医薬として許容できる担体とともに含む医薬組成物。
【請求項20】
過剰細胞増殖と関連する障害の治療又は予防用医薬であって、少なくとも1つの他の医薬活性化合物と逐次的又は同時に投与される医薬の製造のための、一般式(Ic)又は(Ig)の化合物、又は医薬として許容できるその塩の使用。
【請求項21】
請求項1〜11のいずれか1項に記載の一般式(Ic)又は(Ig)の化合物、又は医薬として許容できるその塩の製造プロセスであって、
(a)式(II)
【化11】
(式中、R1、R2、R3、R4、R5及びZは、請求項1〜10のいずれか1項で定義された意味を有し、Pは官能基である)
のベンゾピラノンを、式(III)
【化12】
(式中、Aは、R6とR7で置換されており、A、R6及びR7は、請求項1〜10のいずれか1項で定義された意味を有するが、但し、Aは、上記一般構造(ii)及び(v)の5員環(X1が窒素原子)以外である;Qは、A環中の飽和又は不飽和炭素原子に結合した官能基である、そして
i)Qが、不飽和炭素原子に結合している場合、金属触媒、有機又は無機塩基、及び有機又は無機溶媒の存在下、反応を行うこと、それによって、PとQが結合しているそれぞれの炭素原子間に炭素−炭素結合が形成され、次いで、還元剤で処理して、5員環Aの位置1と2又は1と5のメンバー間、6員環Aの位置1と2又は1と6のメンバー間、7員環Aの位置1と2又は1と7のメンバー間の任意の二重結合を単結合に還元し、式(Ic)又は(Ig)の化合物を形成すること、及び
ii)Qが、飽和炭素原子に結合している場合、適切なリガンド又は触媒及び脱離基の存在下、反応を行うこと、それによって、PとQが結合しているそれぞれの炭素原子間に炭素−炭素結合が形成され、式(Ic)又は(Ig)の化合物を形成すること)
の化合物と反応させること、
及び、適宜、生じる化合物を医薬として許容できる塩に変換すること;又は
(b)式(II)
【化13】
(式中、R1、R2、R3、R4、R5及びZは、請求項1〜10のいずれか1項で定義された意味を有し、Pは官能基である)
のベンゾピラノンを、金属触媒、有機又は無機塩基、及び有機又は無機溶媒の存在下、式(IIIA)
【化14】
(式中、X2及びR6は、請求項1〜10のいずれか1項で定義された意味を有する)
の化合物と反応させ、Pが結合している式(II)の化合物の炭素と式(IIIA)の化合物の窒素との間に窒素−炭素結合を形成させること、及び、適宜、生じる式(Ic)又は(Ig)の化合物を医薬として許容できる塩に変換すること
のいずれかを含むプロセス。
【請求項22】
Zが酸素原子、R7が水素、R1、R2、R3、R4、R5、R6、及びAが、請求項1〜10のいずれか1項で定義した通りである、請求項1〜11のいずれか1項に記載の一般式(Ic)又は(Ig)の化合物、又は医薬として許容できるその塩の製造プロセスであって、
式(XA):
【化15】
の化合物、又は式(XIIA):
【化16】
の化合物
(式中、各々の場合において、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7及びAは定義した通りである)
を、有機又は無機塩基と反応させること、次いで、環化を生じさせることができる該反応混合物に酸を加えること、次いで、有機又は無機塩基を加えること、及び、適宜、式(Ic)又は(Ig)の化合物を医薬として許容できる塩に変換すること
を含むプロセス。
【請求項23】
式(XIIA)の化合物が、式(XIA)
【化17】
(式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7及びAは、上記定義の通りである)
の化合物を、有機又は無機溶媒中、有機又は無機塩基の存在下、カルボン酸エステル、酸ハライド、又は活性化エステルと反応させることによって得られる、請求項22に記載のプロセス。
【請求項24】
Aが、
【化18】
(式中、R11とR13は定義した通りである)
から選択される、請求項22又は請求項23に記載のプロセス。
【請求項25】
R11が水素及び/又はR13がメチルである、請求項24に記載のプロセス。
【請求項26】
式(XIIIA)
【化19】
(式中、R1、R2、R3、R4、R5、R13及びZは、請求項1〜10のいずれか1項で定義した通りである)
の化合物又は医薬として許容できるその塩の製造プロセスであって、
式(VIIA)
【化20】
(式中、R1、R2、R3、R4、R5、R13及びZは、請求項1〜10のいずれかで定義した通りである)
の化合物を、有機又は無機塩基の存在下、脱離基によるピペリジノ環上の−OH基の置換を生じさせるのに適切な試薬と反応させること、次いで、適切な有機溶媒存在下、適切な有機塩基を加え、ピペリジノ環の縮小を生じさせること、そして、適宜、生じた式(XIIIA)の化合物を医薬として許容できる塩に変換すること
を含むプロセス。
【請求項27】
式(XXXIA)
【化21】
(式中、R1、R2、R3、R4、R5及びZは、請求項1〜10のいずれか1項で定義した通りである)
の化合物又は医薬として許容できるその塩の製造プロセスであって、
式(XXXA):
【化22】
(式中、R1、R2、R3、R4、R5及びZは、請求項1〜10のいずれか1項で定義した通りである)のベンゾピラノンを、アルキルボランの存在下、N−アリル N−クロロトシルアミドと反応させること、そして、適宜、生じた式(XXXIA)の化合物を医薬として許容できる塩に変換すること
を含むプロセス。
【請求項28】
式(XXXVII)
【化23】
(式中、R1、R2、R3、R4、R5及びZは、請求項1〜10のいずれか1項で定義した通りである)
の化合物又は医薬として許容できるその塩の製造プロセスであって、
式(XXXVI):
【化24】
(式中、R1、R2、R3、R4、R5及びZは、請求項1〜10のいずれか1項で定義した通りである)
の化合物を、イミダゾリル環上のエステル基−C(O)OEtを基−CH2OHに還元できる還元剤と反応させること、そして、適宜、生じた式(XXXVII)の化合物を医薬として許容できる塩に変換すること
を含むプロセス。
【請求項29】
式(XXXVI)の化合物が、
式(XXXV):
【化25】
(式中、R1、R2、R3、R4、R5及びZは、請求項1〜10のいずれか1項で定義した通りである)
の化合物を、有機溶媒中、無機塩基の存在下、イソシアニドと反応させることによって製造される、請求項28に記載のプロセス。
【請求項30】
一般式(VIII A)
【化26】
(式中、R3、R4、R5、R6及びAは、請求項1〜10のいずれか1項で定義した通りである)
の化合物又は医薬として許容できるその塩の分割プロセスであって、
式(VIII A)のラセミ化合物を、溶媒の存在下、キラル補助剤と反応すること、必要なジアステレオマー塩を晶出すること、次いで、塩基で処理して、式(VIIIA)の化合物の所望のエナンチオマーを得ることを含むプロセス。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
一般式(Ic)
【化1】
(式中、
R1は、非置換のアリール、又は「ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、C2−C6−アルケニル、C3−C6−アルキニル、C2−C4−アルカノイル、ニトロ、NR9R10、SR11、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、シアノ、カルボキシ、C1−C4−アルコキシカルボニル及び−C1−C4−アルキレンヒドロキシル」から選択される少なくとも1つの置換基で置換されているアリール;「窒素、酸素、硫黄及びリン」から選択される1、2、3又は4個の同一又は異なるヘテロ原子を有する飽和、部分不飽和又は芳香族複素環(ここで、該複素環は、非置換、又は「ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、C2−C6−アルケニル、C3−C6−アルキニル、C2−C4−アルカノイル、ニトロ、NR9R10、SR11、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、シアノ、カルボキシ、C1−C4−アルコキシカルボニル及び−C1−C4−アルキレンヒドロキシル」から選択される少なくとも1つの置換基で置換されている);又はNR9R10;
R2は、水素;C1−C6−アルキル;非置換のアリール、又は「ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、C2−C6−アルケニル、C3−C6−アルキニル、C2−C4−アルカノイル、ニトロ、NR9R10、SR11、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、シアノ、カルボキシ、C1−C4−アルコキシカルボニル及び−C1−C4−アルキレンヒドロキシル」から選択される少なくとも1つの置換基で置換されているアリール;「窒素、酸素、硫黄及びリン」から選択される1、2、3又は4個の同一又は異なるヘテロ原子を有する飽和、部分不飽和又は芳香族複素環、該複素環は、非置換、又は「ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、C2−C6−アルケニル、C3−C6−アルキニル、C2−C4−アルカノイル、ニトロ、NR9R10、SR11、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、シアノ、カルボキシ、C1−C4−アルコキシカルボニル及び−C1−C4−アルキレンヒドロキシル」から選択される少なくとも1つの置換基で置換されている;OR11;ハロゲン;シアノ;ニトロ;NR9R10;又はSR11;
R3、R4及びR5は各々独立に、水素;C1−C6−アルキル;ハロゲン;OR11;アリールC1−C4−アルコキシ;C1−C4−アルキルカルボニルオキシ;C1−C4−アルコキシカルボニルオキシ;アリールカルボニルオキシ;カルボキシ;シアノ;ニトロ;NR9R10;SR11;アリール−C1−C4−アルキルチオ;SO2−C1−C4−アルキル;SO2−アリール;SO2NR9R10;アリール;及び、「窒素、酸素、硫黄及びリン」から選択される1、2、3又は4個の同一又は異なるヘテロ原子を有する飽和、部分不飽和又は芳香族複素環;から選択される;
R6は−C1−C4−アルキレンOR11;
R8は水素;C1−C4−アルキル;アリール;カルボキサミド;スルホンアミド;NR9R10;又はOR11;
R9及びR10は各々独立に、水素;C1−C6−アルキル;アリール;C1−C4−アルカノイル;複素環(該複素環は、「窒素、酸素、硫黄及びリン」から選択される1、2、3又は4個のヘテロ原子を含む);C1−C4−アルコキシカルボニル;C1−C4−アルキルカルボニル;アリールカルボニル;複素環カルボニル(ここで、該複素環−は、「窒素、酸素、硫黄及びリン」から選択される1、2、3又は4個のヘテロ原子を含む);カルボキサミド;及びスルホンアミド;ここで、該アリール及び複素環又は複素環−は、非置換、又は、ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、C2−C6−アルケニル、C3−C6−アルキニル、C2−C4−アルカノイル、ニトロ、NR9R10、SR11、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、シアノ、カルボキシ、C1−C4−アルコキシカルボニル及び−C1−C4−アルキレンヒドロキシルから選択される少なくとも1つの置換基で置換されている;又は、
R9及びR10は、それらが結合する窒素原子と共に、「窒素、酸素及び硫黄」から選択される少なくとも1つの更なるヘテロ原子を有し得、飽和、部分不飽和又は芳香族である複素環を形成し、該複素環は、非置換、又は、ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、C2−C6−アルケニル、C3−C6−アルキニル、C2−C4−アルカノイル、ニトロ、NR9R10、SR11、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、シアノ、カルボキシ、−C1−C4−アルコキシカルボニル及び−C1−C4−アルキレンヒドロキシルから選択される少なくとも1つの置換基で置換されている;
R11は、水素;C1−C6−アルキル;C1−C4−アルカノイル;非置換のアリール、又は、ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、C2−C6−アルケニル、C3−C6−アルキニル、C2−C4−アルカノイル、ニトロ、NR9R10、SR11、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、シアノ、カルボキシ、C1−C4−アルコキシカルボニル及び−C1−C4−アルキレンヒドロキシルから選択される少なくとも1つの置換基で置換されているアリール;又は、C1−C4−アルコキシカルボニル;
Zは、酸素原子;硫黄原子;又はNR8;
Aは5員環;ここで、
該5員環は飽和又は不飽和であり、一般構造(i)〜(v)のいずれか1つによって表される:
【化2】
式中、X1及びX2は各々独立に、炭素原子及び「酸素原子、硫黄原子、S(O)p、及び窒素原子」から選択されるヘテロ原子から選択され(但し、構造(i)、(iii)及び(iv)において、X1及びX2の少なくとも1つは、ヘテロ原子である)、該窒素原子は、R13によって少なくとも一置換されており、R13は、水素;非置換のC1−C6−アルキル、又は、ハロゲン、ヒドロキシル、カルボキシル、C1−C4−アルコキシ、アミノ、ニトロ、C1−C4−アルキルチオ、スルフヒドリル及びスルホニルから選択される少なくとも1つの置換基で置換されているC1−C6−アルキル;非置換のC2−C6−アルケニル、又は、ハロゲン、ヒドロキシル、カルボキシル、C1−C4−アルコキシ、アミノ、ニトロ、C1−C4−アルキルチオ、スルフヒドリル及びスルホニルから選択される少なくとも1つの置換基で置換されているC2−C6−アルケニル;非置換のアリール、又は、ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、C2−C6−アルケニル、C3−C6−アルキニル、C2−C4−アルカノイル、ニトロ、NR9R10、SR11、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、シアノ、カルボキシ、C1−C4−アルコキシカルボニル及び−C1−C4−アルキレンヒドロキシルから選択される少なくとも1つの置換基で置換されているアリール;ヒドロキシル;C1−C4−アルコキシ;C1−C4−アルキルカルボニル;シアノ;−SO2R10;及び−CO−(CH2)m−R14;から選択される;
R6は、少なくとも1つの炭素原子環メンバー上の、上記定義の置換基;
R7は水素、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルキルカルボニル又はアリールカルボニル;
R14は、水素;C1−C4−アルキル;ヒドロキシル;NR9R10;ハロゲン;−SH;−S−C1−C4−アルキル;−S−アリール;アリール;ここで、該アリールは、非置換、又は、ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、C2−C6−アルケニル、C3−C6−アルキニル、C2−C4−アルカノイル、ニトロ、NR9R10、SR11、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、シアノ、カルボキシ、C1−C4−アルコキシカルボニル及び−C1−C4−アルキレンヒドロキシルから選択される少なくとも1つの置換基によって置換されている;窒素、酸素、硫黄及びリンから選択される1、2、3又は4個のヘテロ原子を含む複素環(該複素環は、非置換、又は、ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、C2−C6−アルケニル、C3−C6−アルキニル、C2−C4−アルカノイル、ニトロ、NR9R10、SR11、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、シアノ、カルボキシ、C1−C4−アルコキシカルボニル及び−C1−C4−アルキレンヒドロキシルから選択される少なくとも1つの置換基で置換されている);
pは、1又は2の整数;及び
mは、0〜6の整数)
の化合物、そのプロドラッグ、互変異性形態、立体異性体、光学異性体、医薬として許容できる塩、医薬として許容できる溶媒和物又は多形。
【請求項2】
R1が、非置換のフェニル、又は「ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、ニトロ、NR9R10、SR11、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、シアノ、カルボキシ、C1−C4−アルコキシカルボニル及び−C1−C4−アルキレンヒドロキシル」から選択される1、2又は3個の同一又は異なる置換基で置換されているフェニル;又は、5又は6個の環原子を含む飽和、部分不飽和又は芳香族環である複素環であり、環原子のうち1、2又は3個が、「窒素、酸素、硫黄及びリン」から選択される同一又は異なるヘテロ原子であり、該複素環は、非置換、又は、「ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、ニトロ、NR9R10、SR11、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、シアノ、カルボキシ、C1−C4−アルコキシカルボニル及び−C1−C4−アルキレンヒドロキシル」から選択される1、2又は3個の同一又は異なる置換基で置換されている;
R2が、水素;C1−C6−アルキル;非置換のフェニル、又は「ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、ニトロ、NR9R10、SR11、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、シアノ、カルボキシ、C1−C4−アルコキシカルボニル及び−C1−C4−アルキレンヒドロキシル」から選択される1、2又は3個の同一又は異なる置換基で置換されているフェニル;OR11;ハロゲン;シアノ;ニトロ;NR9R10又はSR11;
R3、R4及びR5が各々独立に、水素、C1−C4−アルキル、ハロゲン、OR11、C1−C4−アルキルカルボニルオキシ、NR9R10、SO2NR9R10、カルボキシル、シアノ及びニトロから選択される;
Zが酸素又は硫黄原子;
Aが5員環;ここで、
−請求項1に記載の一般構造(i)〜(v)のいずれか1つによって表される5員飽和又は不飽和の環において、X1及びX2が各々独立に、炭素原子及び「酸素、硫黄、及び窒素」から選択されるヘテロ原子から選択され(但し、構造(i)、(iii)及び(iv)において、X1及びX2の少なくとも1つが、ヘテロ原子である)、該窒素原子は、R13によって少なくとも一置換されており、R13が、水素;非置換のC1−C6−アルキル;又はハロゲン、ヒドロキシルもしくはカルボキシルによって置換されたC1−C6−アルキル;C2−C6−アルケニル;ヒドロキシル;C1−C6−アルコキシ;C1−C4−アルキルカルボニル;トルエンスルホニル;シアノ;SO2R10;−CO(CH2)mR14;及びフェニル(該フェニルは、非置換、又は「ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、ニトロ、NR9R10、SR11、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、シアノ、カルボキシ、C1−C4−アルコキシカルボニル及び−C1−C4−アルキレンヒドロキシル」から選択される少なくとも1つの置換基で置換されている)から選択される;及び、R7が水素;
R9及びR10が各々独立に、水素、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルカノイル、−C1−C4−アルコキシカルボニル、C1−C4−アルキルカルボニル、カルボキサミド及びスルホンアミドから選択される;又は
R9及びR10が、それらが結合する窒素原子と共に、窒素、酸素及び硫黄から選択される少なくとも1つの更なるヘテロ原子を有し得る3、4、5又は6員複素環を形成し、該環は、飽和、部分不飽和又は芳香族であり、非置換、又は「ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、C2−C6−アルケニル、C3−C6−アルキニル、C2−C4−アルカノイル、ニトロ、NR9R10、SR11、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、シアノ、カルボキシ、C1−C4−アルコキシカルボニル及び−C1−C4−アルキレンヒドロキシルから選択される少なくとも1つの置換基によって置換されている;
R11が水素、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルカノイル、又はC1−C4−アルコキシカルボニル;及び、
R14が、水素、C1−C4−アルキル、ヒドロキシル、−NR9R10、ハロゲン、−SH、又は−S−C1−C4−アルキル;
である、請求項1に記載の式(Ic)の化合物。
【請求項3】
Aが、一般構造(i)〜(iv):
【化3】
(式中、構造(iv)において、X1が、炭素原子又は窒素原子であることを除いて、X1は、炭素原子、又は「酸素、硫黄及び窒素」から選択されるヘテロ原子;及び、R6及びR13は定義した通りである)のいずれか1つによって表される5員飽和又は不飽和の環である、請求項1又は請求項2に記載の式(Ic)の化合物。
【請求項4】
R1が、非置換のフェニル、又は「ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、ニトロ、NR9R10、SR11、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、シアノ、カルボキシ、C1−C4−アルコキシカルボニル及び−C1−C4−アルキレンヒドロキシル」から選択される1、2又は3個の同一又は異なる置換基によって置換されているフェニル;又は6個の環原子を含む飽和、部分不飽和又は芳香族の環である複素環であり、環原子のうち1、2又は3個は、窒素、酸素及び硫黄から選択される同一又は異なるヘテロ原子であり、ここで、該複素環は、非置換、又は「ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、ニトロ、NR9R10、SR11、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、シアノ、カルボキシ、C1−C4−アルコキシカルボニル及び−C1−C4−アルキレンヒドロキシル」から選択される1、2又は3個の同一又は異なる置換基によって置換されている;
R2及びR4が水素;及び
R3及びR5が各々独立に、「ヒドロキシル、C1−C4−アルコキシル及びC1−C4−アルキルカルボニルオキシ」から選択される、
先行する請求項のいずれか1項に記載の式(Ic)の化合物。
【請求項5】
R1が、ハロゲン及びニトロから選択される1、2又は3個の同一又は異なる置換基によって置換された、フェニル又はピリジニル;R2及びR4が水素;R3及びR5がヒドロキシル;Aが、一般構造(i)〜(v)のいずれか1項によって表される飽和5員環であり、ここで、X1、X2、R6及びR13が、定義した通りである、
先行する請求項のいずれか1項に記載の式(Ic)の化合物。
【請求項6】
X1が炭素、X2が窒素、R6が−C1−C4−アルキレンヒドロキシル、R13がC1−C4−アルキル及びZが酸素原子である、請求項5に記載の化合物。
【請求項7】
(+/−)−trans−2−(2−クロロ−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−クロロ−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−クロロ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(−)−trans−2−(2−クロロ−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(−)−trans−2−(2−クロロ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−ブロモ−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−ブロモ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(4−ブロモ−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(4−ブロモ−フェニル)−5−ヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−7−メトキシ−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(4−ブロモ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(3−クロロ−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(3−クロロ−フェニル)−5−ヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−7−メトキシ−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(3−クロロ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+)−trans−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−2−(2−ヨード−フェニル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+)−trans−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−2−(2−ヨード−フェニル)−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−フルオロ−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−フルオロ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(3−フルオロ−フェニル)−5,7−ジメトキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(3−フルオロ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2,6−ジフルオロ−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2,6−ジフルオロ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−4−[8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−4−オキソ−4H−クロメン−2−イル]−ベンゾニトリル;
(+/−)−trans−4−[5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−4−オキソ−4H−クロメン−2−イル]−ベンゾニトリル;
(+)−trans−4−[8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−4−オキソ−4H−クロメン−2−イル]−ベンゾニトリル;
(+)−trans−4−[5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−4−オキソ−4H−クロメン−2−イル]−ベンゾニトリル;
(+/−)−trans−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−クロメン−4−オン;
(+)−trans−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−クロメン−4−オン;
(+)−trans−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−クロメン−4−オン;
(−)−trans−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−クロメン−4−オン;
(−)−trans−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−クロメン−4−オン;
(+)−trans−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−2−フェニル−クロメン−4−オン;
(+)−trans−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−2−フェニル−クロメン−4−オン;
(+)−trans−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−2−チオフェン−2−イル−クロメン−4−オン;
(+)−trans−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−2−チオフェン−2−イル−クロメン−4−オン;
(+)−trans−4−[5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−4−オキソ−4H−クロメン−2−イル]−3−メチル−ベンゾニトリル;
(+)−trans−4−[8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−4−オキソ−4H−クロメン−2−イル]−3−メチル−ベンゾニトリル;
(+/−)−trans−2−(2−ブロモ−5−メトキシ−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−(2−ブロモ−5−メトキシ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−ブロモ−5−メトキシ−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−ブロモ−5−メトキシ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−(2−ブロモ−5−ヒドロキシ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−ブロモ−5−ヒドロキシ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル)−フェニル]−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル)−フェニル]−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−クロロ−5−メチル−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−クロロ−5−メチル−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−ブロモ−5−ニトロ−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−(2−ブロモ−5−ニトロ−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジヒドロキシ−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−(2−クロロ−ピリジン−3−イル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−(2−クロロ−ピリジン−3−イル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−(2−ブロモ−5−ニトロフェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジヒドロキシ−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−クロロ−ピリジン−3−イル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−2−(4−ニトロフェニル)−4H−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−2−(4−ニトロフェニル)−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−(4−アミノフェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−2−(2−メトキシ−フェニル)−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−2−(2−ヒドロキシ−フェニル)−クロメン−4−オン;
(+)−trans−3−クロロ−4−[8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−4−オキソ−4H−クロメン−2−イル]−ベンゾニトリル;
(+)−trans−3−クロロ−4−[5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−4−オキソ−4H−クロメン−2−イル]−ベンゾニトリル;
(+)−trans−2−(4−ブロモ−2−クロロ−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(4−ブロモ−2−クロロ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−(2−クロロ−4−ジメチルアミノ−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−(2−クロロ−4−メチルアミノ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−(2−クロロ−4−メトキシ−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−(2−クロロ−4−ヒドロキシ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−(2−クロロ−5−フルオロ−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−(2−クロロ−5−フルオロ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−(2−クロロ−5−メトキシ−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−(2−クロロ−5−ヒドロキシ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−(2−クロロ−5−メトキシ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−8−(2−アジドメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−2−(2−クロロ−フェニル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−8−(2−アミノメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−2−(2−クロロ−フェニル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−8−(2−アミノメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−2−(2−クロロ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−3−{[2−(2−クロロ−フェニル)−5,7−ジメトキシ−4−オキソ−4H−クロメン−8−イル]−1−メチル−ピロリジン−2−イル}−アセトニトリル;
(+/−)−trans−{3−[2−(2−クロロ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−4−オキソ−4H−クロメン−8−イル]−1−メチル−ピロリジン−2−イル}−アセトニトリル;
(+/−)−trans−2−(2−クロロ−フェニル)−8−(2−イミダゾール−1−イルメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−(2−クロロ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−イミダゾール−1−イルメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−[2−クロロ−フェニル−8−(2−メルカプトメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)]−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−(2−クロロ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−メルカプトメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−酢酸3−[2−(2−クロロ−フェニル)−5,7−ジメトキシ−4−オキソ−4H−クロメン−8−イル]−1−(4−メトキシ−フェニル)−ピロリジン−2−イルメチルエステル;
(+/−)−trans−2−(2−クロロ−フェニル)−8−[2−ヒドロキシメチル−1−(4−メトキシ−フェニル)−ピロリジン−3−イル]−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−(2−クロロ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−[2−ヒドロキシメチル−1−(4−メトキシ−フェニル)−ピロリジン−3−イル]−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−酢酸−3−[2−(2−クロロ−フェニル)−5,7−ジメトキシ−4−オキソ−4H−クロメン−8−イル]−1−プロピル−ピロリジン−2−イルメチルエステル;
(+/−)−trans−2−(2−クロロ−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−プロピル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−(2−クロロ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−プロピル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−(2−クロロ−4−ニトロ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−(2−ブロモ−4−ニトロ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−3−クロロ−4−[5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−4−オキソ−4H−クロメン−2−イル]−安息香酸;
(+/−)−trans−3−ブロモ−4−[5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−4−オキソ−4H−クロメン−2−イル]−安息香酸;
(+/−)−trans−2−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−(4−アミノ−2−クロロ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−(2−ブロモ−4−フルオロ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−(4−アミノ−2−ブロモ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−4−クロロ−3−[5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−4−オキソ−4H−クロメン−2−イル]−安息香酸;
(+/−)−trans−4−ブロモ−3−[5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−4−オキソ−4H−クロメン−2−イル]−安息香酸;
(+/−)−trans−4−ブロモ−3−[5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−4−オキソ−4H−クロメン−2−イル]−N−ヒドロキシ−ベンズアミド;
(+/−)−trans−4−クロロ−3−[5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−4−オキソ−4H−クロメン−2−イル]−N−ヒドロキシ−ベンズアミド;
(+/−)−trans−3−クロロ−4−[5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−4−オキソ−4H−クロメン−2−イル]−N−ヒドロキシ−ベンズアミド;
(+/−)−trans−3−ブロモ−4−[5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−4−オキソ−4H−クロメン−2−イル]−N−ヒドロキシ−ベンズアミド;
(+/−)−trans−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−ブロモ−3−フルオロ−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−ブロモ−3−フルオロ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−ブロモ−5−フルオロ−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−ブロモ−5−フルオロ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−クロロ−5−ヨード−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−クロロ−5−ヨード−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−ブロモ−5−クロロ−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−ブロモ−5−クロロ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+/−)−trans−2−(2−クロロ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−1−オキシ−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−ブロモ−4−ニトロ−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチルピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−ブロモ−4−ニトロ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(4−アミノ−2−ブロモ−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(4−アミノ−2−ブロモ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−ブロモ−4−メトキシ−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−ブロモ−4−メトキシ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+)−trans−2−(2−ブロモ−4−ヒドロキシ−フェニル)−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
(+)−trans−酢酸8−(2−アセトキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5−ヒドロキシ−2−(4−ニトロ−フェニル)−4−オキソ−4H−クロメン−7−イルエステル;
(+)−trans−2−(2,4−ジクロロ−5−フルオロ−フェニル)−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−5,7−ジメトキシ−クロメン−4−オン;又は
(+)−trans−2−(2,4−ジクロロ−5−フルオロ−フェニル−5,7−ジヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−クロメン−4−オン;
である、先行する請求項のいずれか1項に記載の一般式(Ic)の化合物。
【請求項8】
サイクリン依存性キナーゼの阻害用医薬の製造のための、請求項1〜7のいずれか1項に記載の一般式(Ic)の化合物、又は医薬として許容できるその塩の使用。
【請求項9】
増殖性障害の治療又は予防用医薬の製造のための、請求項1〜7のいずれか1項に記載の一般式(Ic)の化合物、又は医薬として許容できるその塩の使用。
【請求項10】
哺乳動物での分化細胞集団の脱分化と関連した障害の治療又は予防用医薬の製造のための、請求項1〜7のいずれか1項に記載の一般式(Ic)の化合物、又は医薬として許容できるその塩の使用。
【請求項11】
ガンの治療又は予防用医薬の製造のための、請求項1〜7のいずれか1項に記載の一般式(Ic)の化合物、又は医薬として許容できるその塩の使用。
【請求項12】
変性障害、真菌感染、ウイルス感染、寄生虫感染、皮膚障害、又は腎障害の予防又は治療用医薬の製造のための、請求項1〜7のいずれか1項に記載の一般式(Ic)の化合物、又は医薬として許容できるその塩の使用。
【請求項13】
殺虫剤としての、又は農業用途における、請求項1〜7のいずれか1項に記載の一般式(Ic)の化合物の使用。
【請求項14】
治療有効量の、請求項1〜7のいずれか1項に記載の一般式(Ic)の少なくとも1つの化合物、又は医薬として許容できるその塩、及び医薬として許容できる担体を含む医薬組成物。
【請求項15】
治療有効量の、請求項1〜7のいずれか1項に記載の一般式(Ic)の少なくとも1つの化合物、又は医薬として許容できるその塩、及び少なくとも1つの更なる医薬活性化合物を、医薬として許容できる担体とともに含む医薬組成物。
【請求項16】
過剰細胞増殖と関連する障害の治療又は予防用医薬であって、少なくとも1つの他の医薬活性化合物と逐次的又は同時に投与される医薬の製造のための、請求項1〜7のいずれか1項に記載の一般式(Ic)の化合物、又は医薬として許容できるその塩の使用。
【請求項17】
請求項1〜7のいずれか1項に記載の一般式(Ic)の化合物、又は医薬として許容できるその塩の製造プロセスであって、
(a)式(II)
【化4】
(式中、R1、R2、R3、R4、R5及びZは、請求項1〜6のいずれか1項で定義された意味を有し、Pは官能基である)
のベンゾピラノンを、式(III)
【化5】
(式中、Aは、R6とR7で置換されており、A、R6及びR7は、請求項1〜6のいずれか1項で定義された意味を有するが、但し、Aは、上記一般構造(ii)及び(v)の5員環(X1が窒素原子)以外である;Qは、A環中の飽和又は不飽和炭素原子に結合した官能基である、そして
i)Qが、不飽和炭素原子に結合している場合、金属触媒、有機又は無機塩基、及び有機又は無機溶媒の存在下、反応を行うこと、それによって、PとQが結合しているそれぞれの炭素原子間に炭素−炭素結合が形成され、次いで、還元剤で処理して、5員環Aの位置1と2又は1と5のメンバー間の任意の二重結合を還元し、式(Ic)の化合物を形成すること、及び
ii)Qが、飽和炭素原子に結合している場合、適切なリガンド又は触媒及び脱離基の存在下、反応を行うこと、それによって、PとQが結合しているそれぞれの炭素原子間に炭素−炭素結合が形成され、式(Ic)の化合物を形成すること)
の化合物と反応させること、
及び、適宜、生じる化合物を医薬として許容できる塩に変換すること;又は
(b)式(II)
【化6】
(式中、R1、R2、R3、R4、R5及びZは、請求項1〜6のいずれか1項で定義された意味を有し、Pは官能基である)
のベンゾピラノンを、金属触媒、有機又は無機塩基、及び有機又は無機溶媒の存在下、式(IIIA)
【化7】
(式中、X2及びR6は、請求項1〜6のいずれか1項で定義された意味を有する)
の化合物と反応させ、Pが結合している式(II)の化合物の炭素と式(IIIA)の化合物の窒素との間に窒素−炭素結合を形成させること、及び、適宜、生じる式(Ic)の化合物を医薬として許容できる塩に変換すること
のいずれかを含むプロセス。
【請求項18】
Zが酸素原子、R7が水素、R1、R2、R3、R4、R5、R6、及びAが、請求項1〜6のいずれか1項で定義した通りである、請求項1〜7のいずれか1項に記載の一般式(Ic)の化合物、又は医薬として許容できるその塩の製造プロセスであって、
式(XA):
【化8】
の化合物、又は式(XIIA):
【化9】
の化合物
(式中、各々の場合において、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7及びAは定義した通りである)
を、有機又は無機塩基と反応させること、次いで、環化を生じさせることができる該反応混合物に酸を加えること、次いで、有機又は無機塩基を加えること、及び、適宜、式(Ic)の化合物を医薬として許容できる塩に変換すること
を含むプロセス。
【請求項19】
式(XIIA)の化合物が、式(XIA)
【化10】
(式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7及びAは、上記定義の通りである)
の化合物を、有機又は無機溶媒中、有機又は無機塩基の存在下、カルボン酸エステル、酸ハライド、又は活性化エステルと反応させることによって得られる、請求項18に記載のプロセス。
【請求項20】
Aが、
【化11】
(式中、R11とR13は定義した通りである)
から選択される、請求項18又は請求項19に記載のプロセス。
【請求項21】
R11が水素及び/又はR13がメチルである、請求項20に記載のプロセス。
【請求項22】
式(XIIIA)
【化12】
(式中、R1、R2、R3、R4、R5、R13及びZは、請求項1〜6のいずれか1項で定義した通りである)
の化合物又は医薬として許容できるその塩の製造プロセスであって、
式(VIIA)
【化13】
(式中、R1、R2、R3、R4、R5、R13及びZは、請求項1〜6のいずれかで定義した通りである)
の化合物を、有機又は無機塩基の存在下、脱離基によるピペリジノ環上の−OH基の置換を生じさせるのに適切な試薬と反応させること、次いで、適切な有機溶媒存在下、適切な有機塩基を加え、ピペリジノ環の縮小を生じさせること、そして、適宜、生じた式(XIIIA)の化合物を医薬として許容できる塩に変換すること
を含むプロセス。
【請求項23】
式(XXXVII)
【化14】
(式中、R1、R2、R3、R4、R5及びZは、請求項1〜6のいずれか1項で定義した通りである)
の化合物又は医薬として許容できるその塩の製造プロセスであって、
式(XXXVI):
【化15】
(式中、R1、R2、R3、R4、R5及びZは、請求項1〜6のいずれか1項で定義した通りである)
の化合物を、イミダゾリル環上のエステル基−C(O)OEtを基−CH2OHに還元できる還元剤と反応させること、そして、適宜、生じた式(XXXVII)の化合物を医薬として許容できる塩に変換すること
を含むプロセス。
【請求項24】
式(XXXVI)の化合物が、
式(XXXV):
【化16】
(式中、R1、R2、R3、R4、R5及びZは、請求項1〜6のいずれか1項で定義した通りである)
の化合物を、有機溶媒中、無機塩基の存在下、イソシアニドと反応させることによって製造される、請求項23に記載のプロセス。
【請求項25】
一般式(XIII)
【化17】
(式中、
R1、R2、R3、R4、R5及びR13は、請求項1〜6のいずれか1項で定義した通りである)
の化合物の製造プロセスであって、
式(VIII):
【化18】
(式中、R3、R4 R5及びR13は、請求項1〜6のいずれか1項で定義した通りである)
のラセミ化合物を、溶媒の存在下、キラル助剤と反応させ、式(VIII)の化合物のジアステレオマー塩を形成し、必要なジアステレオマー塩を晶出し、次いで塩基で処理して、式(VIII)の化合物の所望のエナンチオマーを得ること、式(VIII)の化合物を、ルイス酸触媒の存在下、アシル化剤又は酸の活性型で処理し、式(IX):
【化19】
(式中、R2、R3、R4 R5及びR13は、請求項1〜6のいずれか1項で定義した通りである)
のアシル化化合物を得ること、式(IX)の化合物を、
(a)R1COCl型の酸クロリド、(R1CO)2O型の無水物、又はR1COOCH3型のエステル(式中、R1は定義した通りである)、
(b)中性条件下in situで酸クロリドを得るための酸スカベンジャーの存在下、R1COOH型の酸(ここで、R1は定義した通りである)及びオキシ塩化リン、又は
(c)R1COOH(ここで、R1は定義した通りである)とポリリン酸の組合せ
のいずれかで処理し、式(X)
【化20】
(式中、R1、R2、R3、R4、R5及びR13は、請求項1〜6のいずれか1項で定義した通りである)
の化合物を形成すること、
式(X)の化合物を塩基で処理し、次いで、強酸、次に緩和な塩基で処理することによって環化を生じさせ、式(XIII)の対象化合物を形成すること、及び、必要に応じ、該対象化合物を医薬として許容できる塩に変換すること;
あるいは、上記式(IX)の化合物を、水性エタノール又はメタノール中、塩基で処理することによって、エステル加水分解に供し、式(XI)
【化21】
(式中、R2、R3、R4、R5及びR13は、請求項1〜6のいずれか1項で定義した通りである)
の化合物を形成し、式(XI)の化合物を、溶媒中、塩基の存在下、カルボン酸エステル、酸クロリド、又は活性化エステルで処理して、式(XII)
【化22】
(式中、R1、R2、R3、R4、R5及びR13は、請求項1〜6のいずれか1項で定義した通りである)
の化合物を形成し、式(XII)の化合物を塩基で処理し、次いで、強酸で処理し、次に緩和な塩基で処理することによって環化を生じさせること、次いで、緩和な塩基で処理して式(XIII)の対象化合物を形成すること、及び、必要に応じ、該対象化合物を医薬として許容できる塩に変換すること
を含むプロセス。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【公表番号】特表2006−502109(P2006−502109A)
【公表日】平成18年1月19日(2006.1.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−519151(P2004−519151)
【出願日】平成15年7月7日(2003.7.7)
【国際出願番号】PCT/IN2003/000234
【国際公開番号】WO2004/004632
【国際公開日】平成16年1月15日(2004.1.15)
【出願人】(502435661)ニコラス・ピラマル・インディア・リミテッド (15)
【氏名又は名称原語表記】NICHOLAS PIRAMAL INDIA LIMITED
【Fターム(参考)】
【公表日】平成18年1月19日(2006.1.19)
【国際特許分類】
【出願日】平成15年7月7日(2003.7.7)
【国際出願番号】PCT/IN2003/000234
【国際公開番号】WO2004/004632
【国際公開日】平成16年1月15日(2004.1.15)
【出願人】(502435661)ニコラス・ピラマル・インディア・リミテッド (15)
【氏名又は名称原語表記】NICHOLAS PIRAMAL INDIA LIMITED
【Fターム(参考)】
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