説明

サービス提供システム、情報読取装置、サービス提供方法、ユーザ情報送信方法、及びプログラム

【課題】ユーザがユーザIDやパスワードの入力を行わなくてもユーザの認証を行うことができるようにする。
【解決手段】サービス提供サーバ300は、ユーザ端末200にサービス提供用画面データを送信する。情報読取装置100は、ユーザが所有しているユーザカード20に取り付けられたカードICタグ22からユーザ識別情報を読み取り、ユーザ端末200を介してサービス提供サーバ300にユーザ識別情報を送信する。このとき情報読取装置100は、情報読取装置100を相互に識別する装置識別情報も、ユーザ端末200を介してサービス提供サーバ300に送信する。そしてサービス提供サーバ300は、ユーザ識別情報と装置識別情報の組み合わせに基づいて認証処理を行う。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ユーザ端末にサービス提供用画面データを提供するサービス提供システム、情報読取装置、サービス提供方法、ユーザ情報送信方法、及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
情報通信技術の発展に伴って、インターネットを介して商品を購入する機会が増えている。インターネット上の仮想商店で商品を購入するためには、まずインターネット端末に仮想商店のアドレスを入力してトップ画面を表示させ、その後、ユーザIDやパスワードを入力する必要がある(例えば特許文献1参照)。
【0003】
また特許文献2には、情報処理機器に固有のシステム情報を予めクライアントから取得しておき、このシステム情報を認証情報の一つとして用いることが開示されている。なおこの技術においても、ユーザIDとパスワードの入力を要求している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2009−20904号公報
【特許文献2】特開2003−132278号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
年配者などの情報通信端末の操作に慣れていない人にとって、 ユーザIDやパスワードを入力することは難易度が高い行為である。ユーザがユーザIDやパスワードの入力を行う必要がなくなれば、インターネットを用いて商品を購入する人が増加すると考えられる。
【0006】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ユーザがユーザIDやパスワードの入力を行わなくてもユーザの認証を行うことができるサービス提供システム、情報読取装置、サービス提供方法、ユーザ情報送信方法、及びプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明によれば、ユーザ端末にサービス提供用画面データを送信するサービス提供サーバと、
前記ユーザ端末を介して前記サービス提供サーバにユーザ識別情報を送信する情報読取装置と、
を備え、
前記情報読取装置は、
ユーザが所有しているユーザカードに取り付けられたカードICタグから、前記ユーザの前記ユーザ識別情報を読み取るICタグ読取手段と、
前記情報読取装置を相互に識別する装置識別情報を記憶する装置識別情報記憶手段と、
前記ICタグ読取手段が読み取った前記ユーザ識別情報と前記装置識別情報記憶手段が記憶している前記装置識別情報とを互いに対応付けて、前記ユーザ端末を介して前記サービス提供サーバに送信する識別情報送信手段と、
を備え、
前記サービス提供サーバは、
前記ユーザ識別情報と前記装置識別情報とを互いに対応付けて記憶する認証情報記憶手段と、
前記識別情報送信手段が送信した前記ユーザ識別情報と前記装置識別情報の組み合わせが、前記認証情報記憶手段が記憶している前記ユーザ識別情報と前記装置識別情報の組み合わせに一致するか否かを判断することにより、前記ユーザの認証処理を行う認証処理手段と、
前記認証処理手段が前記ユーザを認証したときに、前記サービス提供用画面データを前記ユーザ端末に送信する画面データ送信手段と、
を備えるサービス提供システムが提供される。
【0008】
本発明によれば、ユーザ端末を介してサービス提供サーバにユーザ識別情報を送信する情報読取装置であって、
ユーザが所有しているユーザカードに取り付けられたカードICタグから、前記ユーザの前記ユーザ識別情報を読み取るICタグ読取手段と、
前記情報読取装置を相互に識別する装置識別情報を記憶する装置識別情報記憶手段と、
前記ICタグ読取手段が読み取った前記ユーザ識別情報と前記装置識別情報記憶手段が記憶している前記装置識別情報とを互いに対応付けて、前記ユーザ端末を介して前記サービス提供サーバに送信する識別情報送信手段と、を備える情報読取装置が提供される。
【0009】
本発明によれば、ユーザ端末を介してサービス提供サーバにユーザ識別情報を送信する情報読取装置であって、
ユーザが所有しているユーザカードに取り付けられたカードICタグから、前記ユーザの前記ユーザ識別情報を読み取るICタグ読取手段と、
前記サービス提供サーバに接続するための接続情報を記憶する接続情報記憶手段と、
前記ICタグ読取手段が前記ユーザ識別情報を読み取ったときに、前記接続情報記憶手段から前記接続情報を読み出して前記ユーザ端末に送信し、前記ユーザ端末を前記サービス提供サーバに接続させるとともに、前記ICタグ読取手段が読み取った前記ユーザ識別情報を、前記ユーザ端末を介して前記サービス提供サーバに送信する識別情報送信手段と、を備える情報読取装置が提供される。
【0010】
本発明によれば、ユーザ端末を介してサービス提供サーバにユーザ識別情報を送信する情報読取装置であって、
ユーザが所有しているユーザカードに取り付けられたカードICタグから、前記サービス提供サーバに接続するための接続情報を読み取るICタグ読取手段と、
前記ICタグ読取手段が前記接続情報を読み取ったときに、前記接続情報を前記ユーザ端末に送信し、前記ユーザ端末を前記サービス提供サーバに接続させる接続指令送信手段と、を備える情報読取装置が提供される。
【0011】
本発明によれば、ユーザ端末にサービス提供用画面データを送信するサービス提供サーバと、
前記ユーザ端末を介して前記サービス提供サーバにユーザ識別情報を送信する情報読取装置と、を用いたサービス提供方法であって、
前記情報読取装置が、予め、前記情報読取装置を相互に識別する装置識別情報を記憶しておき、
前記情報読取装置が、ユーザが所有しているユーザカードに取り付けられたカードICタグから、前記ユーザの前記ユーザ識別情報を読み取り、前記ユーザ識別情報及び前記装置識別情報を相互に前記サービス提供サーバに送信し、
前記サービス提供サーバが、予め、前記ユーザ識別情報と前記装置識別情報とを互いに対応付けて記憶しておき、
前記サービス提供サーバが、前記情報読取装置から送信された前記ユーザ識別情報と前記装置識別情報の組み合わせが、予め記憶している前記ユーザ識別情報と前記装置識別情報の組み合わせに一致するか否かを判断することにより、前記ユーザの認証処理を行い、
前記サービス提供サーバが、前記ユーザを認証したときに、前記サービス提供用画面データを前記ユーザ端末に送信するサービス提供方法が提供される。
【0012】
本発明によれば、情報読取装置が、ユーザ端末を介してサービス提供サーバにユーザ識別情報を送信するユーザ情報送信方法であって、
前記情報読取装置が、予め、前記情報読取装置を相互に識別する装置識別情報を記憶しておき、
前記情報読取装置が、ユーザが所有しているユーザカードに取り付けられたカードICタグから、前記ユーザの前記ユーザ識別情報を読み取り、
前記情報読取装置が、前記ユーザ端末を介して、前記ユーザ識別情報及び前記装置識別情報を互いに対応付けて前記サービス提供サーバに送信する、ユーザ情報送信方法が提供される。
【0013】
本発明によれば、情報読取装置が、ユーザ端末を介してサービス提供サーバにユーザ識別情報を送信するユーザ情報送信方法であって、
前記情報読取装置が、
予め、前記サービス提供サーバに接続するための接続情報を記憶しておき、
ユーザが所有しているユーザカードに取り付けられたカードICタグから、前記ユーザの前記ユーザ識別情報を読み取り、
前記ユーザ識別情報を読み取ったときに、予め記憶している前記接続情報を読み出して前記ユーザ端末に送信し、前記ユーザ端末を前記サービス提供サーバに接続させ、前記ユーザ端末に前記ユーザ識別情報を送信させるユーザ情報送信方法が提供される。
【0014】
本発明によれば、サービス提供サーバにユーザ識別情報を送信するユーザ情報送信方法であって、
情報読取装置が、
ユーザが所有しているユーザカードに取り付けられたカードICタグから、前記サービス提供サーバに接続するための接続情報を読み取り、
前記接続情報を読み取ったときに、前記接続情報をユーザ端末に送信し、前記ユーザ端末を前記サービス提供サーバに接続させ、前記ユーザ端末に前記ユーザ識別情報を送信させるユーザ情報送信方法が提供される。
【0015】
本発明によれば、コンピュータを、サービス提供サーバにユーザ識別情報を送信する装置として機能させるためのプログラムであって、
前記コンピュータに、
前記情報読取装置を相互に識別する装置識別情報を予め記憶する機能と、
ユーザが所有しているユーザカードに取り付けられたカードICタグから前記ユーザの前記ユーザ識別情報を読み取ったときに、前記ユーザ識別情報を前記装置識別情報に対応付けて前記サービス提供サーバに送信する機能と、
を実現させるプログラムが提供される。
【0016】
本発明によれば、コンピュータを、サービス提供サーバにユーザ識別情報を送信する装置として機能させるためのプログラムであって、
前記コンピュータに、
前記サービス提供サーバに接続するための接続情報を予め記憶する機能と、
ユーザが所有しているユーザカードに取り付けられたカードICタグから前記ユーザの前記ユーザ識別情報を読み取ったときに、予め記憶している前記接続情報を読み出して前記ユーザ端末に送信し、前記ユーザ端末を前記サービス提供サーバに接続させ、かつ前記ユーザ端末に前記ユーザ識別情報を送信させる機能と、
を実現させるプログラムが提供される。
【0017】
本発明によれば、コンピュータを、サービス提供サーバにユーザ識別情報を送信する装置として機能させるためのプログラムであって、
前記コンピュータに、
ユーザが所有しているユーザカードに取り付けられたカードICタグから、前記サービス提供サーバに接続するための接続情報を読み取ったときに、前記接続情報をユーザ端末に送信して前記ユーザ端末を前記サービス提供サーバに接続させ、前記ユーザ端末に前記ユーザ識別情報を送信させる機能を実現させるプログラムが提供される。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、ユーザがユーザIDやパスワードの入力を行わなくてもユーザの認証を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】第1の実施形態に係るサービス提供システムの構成を示す図である。
【図2】情報読取装置の機能構成を示すブロック図である。
【図3】ユーザ端末の機能構成を示すブロック図である。
【図4】サービス提供サーバの機能構成を示すブロック図である。
【図5】認証情報記憶部が記憶しているデータをテーブル形式で示す図である。
【図6】ユーザ情報記憶部が記憶しているデータの一例をテーブル形式で示す図である。
【図7】図1に示したサービス提供システムの動作の一例を示すフローチャートである。
【図8】図7のステップS130においてユーザ端末の表示部が表示するサービス提供画面の一例を示す図である。
【図9】第2の実施形態に係るサービス提供システムの動作を説明するフローチャートである。
【図10】第3の実施形態に係るサービス提供システムの動作を説明するフローチャートである。
【図11】図10のステップS130においてユーザ端末の表示部が表示するサービス提供画面の一例を示す図である。
【図12】第4の実施形態に係るサービス提供システムの動作を説明するフローチャートである。
【図13】図1の変形例を示す図である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
【0021】
図1は、第1の実施形態に係るサービス提供システムの構成を示す図である。このサービス提供システムは、サービス提供サーバ300及び情報読取装置100を備える。情報読取装置100は、使用時にはユーザ端末200に接続される。ユーザ端末200は、インターネット等の通信網50を介してサービス提供サーバ300に接続している。
【0022】
サービス提供サーバ300は、ユーザ端末200にサービス提供用画面データを送信する。情報読取装置100は、ユーザが所有しているユーザカード20に取り付けられたカードICタグ22からユーザ識別情報を読み取り、ユーザ端末200を介してサービス提供サーバ300にユーザ識別情報を送信する。このとき情報読取装置100は、情報読取装置100を相互に識別する装置識別情報も、ユーザ端末200を介してサービス提供サーバ300に送信する。そしてサービス提供サーバ300は、ユーザ識別情報と装置識別情報の組み合わせに基づいて認証処理を行う。従って、ユーザがユーザIDやパスワードの入力を行わなくてもユーザの認証を行うことができる。
【0023】
カードICタグ22は、例えばRFIDであり、情報読取装置100は、例えばRFIDのリーダ/ライタである。情報読取装置100は、例えばユーザカード20と同時にユーザに渡される。
【0024】
図2は、情報読取装置100の機能構成を示すブロック図である。情報読取装置100は、ICタグ読取部110、装置識別情報記憶部120、及び識別情報送信部140を備える。ICタグ読取部110は、カードICタグ22からユーザ識別情報を読み取る。装置識別情報記憶部120は、その情報読取装置100の装置識別情報を記憶している。識別情報送信部140は、ICタグ読取部110が読み取ったユーザ識別情報と装置識別情報記憶部120が記憶している装置識別情報とを互いに対応付けて、図1に示したユーザ端末200を介してサービス提供サーバ300に送信する。
【0025】
情報読取装置100は、さらに接続情報記憶部130を備える。接続情報記憶部130は、サービス提供サーバ300に接続するための接続情報を記憶する。接続情報は、例えばサービス提供サーバ300のURL(Uniform Resource Locator)である。そして識別情報送信部140は、ICタグ読取部110がユーザ識別情報を読み取ったときに、接続情報記憶部130から接続情報を読み出してユーザ端末200に送信し、ユーザ端末200をサービス提供サーバ300に接続させる。すなわち識別情報送信部140は、接続指令送信部としても機能する。
【0026】
なお、図2において、本発明の本質に関わらない部分の構成については省略している。図2に示した情報読取装置100の各構成要素は、ハードウエア単位の構成ではなく、機能単位のブロックを示している。情報読取装置100の装置識別情報記憶部120、接続情報記憶部130、及び識別情報送信部140は、任意のコンピュータのCPU、メモリ、メモリにロードされた本図の構成要素を実現するプログラム、そのプログラムを格納するハードディスクなどの記憶ユニット、ネットワーク接続用インタフェースを中心にハードウエアとソフトウエアの任意の組合せによって実現される。そして、その実現方法、装置には様々な変形例があることは、当業者には理解されるところである。
【0027】
図3は、ユーザ端末200の機能構成を示すブロック図である。ユーザ端末200は、識別情報受信部210、接続情報設定部220、通信処理部230、表示部240、及び入力部250を備える。
【0028】
識別情報受信部210は、情報読取装置100からユーザ識別情報、装置識別情報、及び接続情報を受信する。識別情報受信部210は、受信したユーザ識別情報及び装置識別情報を通信処理部230に送出し、受信した接続情報を接続情報設定部220に送出する。
【0029】
接続情報設定部220は、識別情報受信部210から接続情報を取得すると、この接続情報を用いて通信処理部230をサービス提供サーバ300に接続させる。通信処理部230は、ユーザ識別情報及び装置識別情報をサービス提供サーバ300に送信する。また通信処理部230は、サービス提供サーバ300に認証された後には、サービス提供サーバ300から送信されてきたサービス提供用画面データを表示部240に送出する。
【0030】
表示部240は、サービス提供用画面データを用いてサービス提供用画面を表示する。この画面は、例えばネットスーパーの商品購入画面や、銀行のATM(Automated Teller Machine)の画面である。入力部250は、ユーザがユーザ端末200に入力する各種情報を取得し、通信処理部230を介してサービス提供サーバ300に送信する。
【0031】
なお、図3において、本発明の本質に関わらない部分の構成については省略している。図3に示したユーザ端末200の各構成要素は、ハードウエア単位の構成ではなく、機能単位のブロックを示している。ユーザ端末200の各構成要素は、任意のコンピュータのCPU、メモリ、メモリにロードされた本図の構成要素を実現するプログラム、そのプログラムを格納するハードディスクなどの記憶ユニット、ネットワーク接続用インタフェースを中心にハードウエアとソフトウエアの任意の組合せによって実現される。そして、その実現方法、装置には様々な変形例があることは、当業者には理解されるところである。
【0032】
図4は、サービス提供サーバ300の機能構成を示すブロック図である。サービス提供サーバ300は、認証情報記憶部310、認証処理部320、及び画面データ送信部360を備える。認証情報記憶部310は、ユーザ別に、ユーザ識別情報と装置識別情報とを対応付けて記憶している。認証処理部320は、送信されてきたユーザ識別情報と装置識別情報の組み合わせが、認証情報記憶部310が記憶しているユーザ識別情報と装置識別情報の組み合わせに一致するか否かを判断することにより、ユーザの認証処理を行う。画面データ送信部360は、認証処理部320がユーザを認証したときに、サービス提供用画面データをユーザ端末200に送信する。
【0033】
サービス提供サーバ300は、さらにユーザ情報記憶部340及び画面データ生成部350を備える。ユーザ情報記憶部340は、ユーザに関する情報であるユーザ情報をユーザ識別情報に対応付けて記憶する。画面データ生成部350は、認証処理部320がユーザを認証したときに、ユーザ情報記憶部340から、ユーザ識別情報に対応するユーザ情報を読み出し、読み出したユーザ情報を用いてサービス提供用画面データを生成する。例えば画面データ生成部350は、予めサービス提供用画面データの元となる画面データを記憶しており、この画面データに、ユーザ識別情報に基づいた情報を加えることにより、サービス提供用画面データを生成する。そして画面データ送信部360は、画面データ生成部350が生成したサービス提供用画面データをユーザ端末200に送信する。
【0034】
ここで、サービス提供用画面データがネットスーパーの商品購入画面を表示させるための画面データである場合、上記したユーザ情報は、ユーザが過去に購入した商品の商品識別情報を含んでいる。そして画面データ生成部350は、商品購入画面の商品入力欄に、ユーザ情報に含まれている商品識別情報が予め入力されている状態のサービス提供用画面データを生成する。なお、サービス提供用画面データに含まれる商品識別情報は、ユーザ情報に含まれる商品識別情報のうち、予め定められた品目(例えばミネラルウォーターなどの定期的に購入する必要がある品目)に対応する商品識別情報のみであるのが好ましい。
【0035】
また、サービス提供用画面データが銀行のATMの画面をユーザ端末200に表示させるための画面データである場合、この画面データによってユーザ端末200の表示部240が表示する画面は、銀行のATMの初期画面そのものである。
【0036】
なお、図4において、本発明の本質に関わらない部分の構成については省略している。図4に示したサービス提供サーバ300の各構成要素は、ハードウエア単位の構成ではなく、機能単位のブロックを示している。サービス提供サーバ300の各構成要素は、任意のコンピュータのCPU、メモリ、メモリにロードされた本図の構成要素を実現するプログラム、そのプログラムを格納するハードディスクなどの記憶ユニット、ネットワーク接続用インタフェースを中心にハードウエアとソフトウエアの任意の組合せによって実現される。そして、その実現方法、装置には様々な変形例があることは、当業者には理解されるところである。
【0037】
図5は、認証情報記憶部310が記憶しているデータをテーブル形式で示す図である。認証情報記憶部310は、ユーザ識別情報それぞれごとに、そのユーザ識別情報に対応する装置識別情報を記憶している。
【0038】
図6は、ユーザ情報記憶部340が記憶しているデータの一例をテーブル形式で示す図である。本図に示す例は、サービス提供画面がネットスーパーの商品購入画面を表示させるための画面データである場合に相当する。ユーザ情報記憶部340は、ユーザ識別情報別に、そのユーザ識別情報に対応するユーザが過去に購入した商品の商品識別情報を、購入日時に対応付けて記憶している。
【0039】
図7は、図1に示したサービス提供システムの動作の一例を示すフローチャートである。まずユーザはユーザ端末200を立ち上げ、ユーザ端末200に情報読取装置100を接続する。次いでユーザは、情報読取装置100のICタグ読取部110に、ユーザカード20のカードICタグ22を読み取らせる(ステップS10)。これによりICタグ読取部110は、カードICタグ22からユーザ識別情報を読み取って識別情報送信部140に送出する。
【0040】
次いで情報読取装置100の識別情報送信部140は、装置識別情報記憶部120から装置識別情報を読み出す(ステップS20)とともに、接続情報記憶部130から接続情報を読み出す(ステップS30)。次いで識別情報送信部140は、ユーザ識別情報、装置識別情報、及び接続情報をユーザ端末200に送信する(ステップS40)。
【0041】
次いでユーザ端末200の接続情報設定部220は、接続情報を用いて、ユーザ端末200の通信処理部230にサービス提供サーバ300に接続させる。次いで通信処理部230は、情報読取装置100の識別情報送信部140が送信してきたユーザ識別情報及び装置識別情報を互いに対応付けてサービス提供サーバ300に送信する(ステップS50)。
【0042】
サービス提供サーバ300の認証処理部320は、ユーザ端末200の通信処理部230からユーザ識別情報及び装置識別情報を受信すると、認証情報記憶部310から、受信したユーザ識別情報に対応する装置識別情報を読み出す(ステップS60)。そして認証処理部320は、読み出した装置識別情報が受信した装置識別情報に一致する場合、すなわち受信したユーザ識別情報と装置識別情報の組み合わせが認証情報記憶部310に記憶されている組み合わせと一致する場合、ユーザを認証する(ステップS70:Yes)。
【0043】
なお画面データ生成部350は、ユーザを認証しなかった場合(ステップS70:No)、エラー情報を表示するための画面データを生成する。そしてサービス提供サーバ300の画面データ送信部360は、この画面データをエラー情報としてユーザ端末200に送信する(ステップS80)。ユーザ端末200の表示部240は、受信した画面データに従って、エラー情報を表示する(ステップS90)。
【0044】
サービス提供サーバ300の認証処理部320がユーザを認証する(ステップS70:Yes)と、サービス提供サーバ300の画面データ生成部350は、認証処理部320が受信したユーザ識別情報に対応するユーザ情報をユーザ情報記憶部340から読み出し(ステップS100)、サービス提供用画面データを生成する(ステップS110)。そしてサービス提供サーバ300の画面データ送信部360は、サービス提供用画面データをユーザ端末200に送信する(ステップS120)。ユーザ端末200の表示部240は、送信されてきたサービス提供用画面データに従ってサービス提供画面を表示する(ステップS130)。
【0045】
図8は、図7のステップS130においてユーザ端末200の表示部240が表示するサービス提供画面の一例を示す図である。この図において、サービス提供画面は、ネットスーパーの商品購入画面である。そして、商品入力欄の一部242には、予め商品識別情報が入力されている。この商品識別情報は、そのユーザが過去に購入した商品の商品識別情報である。
【0046】
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。本実施形態によれば、ユーザカード20のカードICタグ22には、ユーザ識別情報が記憶されており、情報読取装置100には、装置識別情報が記憶されている。情報読取装置100は、カードICタグ22からユーザ識別情報を読み取ると、読み取ったユーザ識別情報を、装置識別情報に対応付けてサービス提供サーバ300に送信する。サービス提供サーバ300は、ユーザ識別情報と装置識別情報の組み合わせに基づいてユーザの認証処理を行う。従って、ユーザがユーザIDやパスワードの入力を行わなくてもユーザの認証を行うことができる。
【0047】
また情報読取装置100は、サービス提供サーバ300に接続するための接続情報、例えばURLを予め記憶している。そして情報読取装置100は、ユーザからの入力が無くても、情報読取装置100が記憶しているURLを用いてサービス提供サーバ300に接続する。このため、ユーザが情報読取装置100にカードICタグ22を読み取らせるのみで、ユーザ端末200はサービス提供画面を表示することができる。従って、ユーザの負荷が低減する。
【0048】
またサービス提供サーバ300の画面データ生成部350は、ユーザ情報記憶部340が記憶しているユーザ情報、例えば商品購入履歴を用いてサービス提供用画面データを生成する。従って、ユーザのニーズに合わせたサービス提供用画面をユーザ端末200に表示させることができる。
【0049】
なお、図13に示すように、サービス提供サーバ300がゲートウェイサーバ400を介してユーザ端末200に接続している場合、ユーザ端末200は、サービス提供サーバ300宛に送信するユーザ識別情報及び装置識別情報をゲートウェイサーバ400に送信する。ゲートウェイサーバ400は、ユーザ識別情報及び装置識別情報が送信されてきたときには、このユーザ識別情報及び装置識別情報をサービス提供サーバ300に送信する。
【0050】
この場合、ゲートウェイサーバ400が、認証情報記憶部310及び認証処理部320を有していても良い。またゲートウェイサーバ400に複数のサービス提供サーバ300が接続している場合、ゲートウェイサーバ400は、サービス提供サーバ300に接続するための接続情報別に、ユーザ識別情報及び装置識別情報の少なくとも一方を記憶している。これにより、ゲートウェイサーバ400は、ユーザ識別情報及び装置識別情報が送信されてきたとき、このユーザ識別情報及び装置識別情報を送信すべきサービス提供サーバ300を認識することができる。
【0051】
図9は、第2の実施形態に係るサービス提供システムの動作を説明するフローチャートであり、第1の実施形態における図7に相当する図である。本実施形態に用いられるサービス提供システムは、以下の点を除いて、第1の実施形態に係るサービス提供システムと同様の構成である。まず、情報読取装置100が図2に示した接続情報記憶部130を有していない。その代わりに、ユーザカード20のカードICタグ22が接続情報を記憶している。
【0052】
そして、このサービス提供システムの動作は、情報読取装置100が、カードICタグ22からユーザ識別情報とともに接続情報を読み取る点(ステップS10)、及び図7に示したステップS30を有していない点を除いて、図7と同様である。
【0053】
本実施形態によっても、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0054】
図10は、第3の実施形態に係るサービス提供システムの動作を説明するフローチャートであり、第2の実施形態における図9に相当する図である。本実施形態は、画面データ生成部350が、サービス提供用画面データを予め記憶しており、それをそのまま読み出して(ステップS112)ユーザ端末200に送信する(ステップS120)点を除いて、第2の実施形態と同様である。
【0055】
本実施形態は、例えば図11に示すように、ATMの画面データをユーザ端末200の表示部240に表示させる場合などに好適である。また本実施形態において、サービス提供サーバ300はユーザ情報記憶部340を有していなくても良い。
【0056】
本実施形態によっても、ユーザがユーザIDやパスワードの入力を行わなくてもユーザの認証を行うことができる。また、ユーザが情報読取装置100にカードICタグ22を読み取らせるのみで、ユーザ端末200はサービス提供用画面を表示することができる。
【0057】
図12は、第4の実施形態に係るサービス提供システムの動作を説明するフローチャートであり、第2の実施形態における図9に相当する図である。このサービス提供システムは、以下の点を除いて、第2の実施形態に係るサービス提供システムと同様の構成である。まず、情報読取装置100は、図2に示した装置識別情報記憶部120を有していない。そしてサービス提供サーバ300は、ユーザ識別情報及びパスワードに基づいてユーザを認証する。以下、詳細に説明する。
【0058】
ユーザは、情報読取装置100のICタグ読取部110に、ユーザカード20のカードICタグ22を読み取らせる(ステップS10)。これによりICタグ読取部110は、カードICタグ22からユーザ識別情報及び接続情報を読み取って識別情報送信部140に送出する。識別情報送信部140は、ユーザ識別情報及び接続情報をユーザ端末200に送信する(ステップS40)。
【0059】
次いでユーザ端末200の接続情報設定部220は、接続情報を用いて、ユーザ端末200の通信処理部230にサービス提供サーバ300に接続させる(ステップS52)。サービス提供サーバ300の画面データ生成部350は、予め記憶している入力画面データを読み出し(ステップS62)、ユーザ端末200に送信する(ステップS64)。
【0060】
ユーザ端末200の表示部240は、受信した入力画面データに従って入力画面を表示する(ステップS66)。入力画面には、パスワードの入力欄が含まれている。ユーザは、ユーザ端末200の入力部250を介してパスワードを入力する。ユーザ端末200の通信処理部230は、入力されたパスワードと、ステップS40で取得したユーザ識別情報を互いに対応付けてサービス提供サーバ300に送信する(ステップS68)。
【0061】
サービス提供サーバ300の認証情報記憶部310は、予め、ユーザ識別情報とパスワードを互いに対応付けて記憶している。そしてサービス提供サーバ300の認証処理部320は、ユーザ識別情報とパスワードの組み合わせに基づいて、認証処理を行う(ステップS70)。これ以降の処理は、第2の実施形態と同様である。
【0062】
本実施形態によれば、ユーザが情報読取装置100にカードICタグ22を読み取らせるのみで、ユーザ端末200をサービス提供サーバ300に接続することができる。なお本実施形態において、まず、第1の実施形態及び第2の実施形態と同様に、ユーザ識別情報と装置識別情報の組み合わせに基づいた認証(第1の認証)を行い、その後、パスワードを用いて第2の認証を行っても良い。また、第1の認証と第2の認証を同時に行っても良い。
【0063】
また、ユーザカード20のカードICタグ22が接続情報のみを記憶していても良い。この場合、ユーザ端末200は、カードICタグ22から読み取った接続情報を用いてサービス提供サーバ300に接続する。このとき、認証用のデータは送信されない。そしてサービス提供サーバ300は、ユーザ端末200に認証データ入力用画面を送信する。ユーザ端末200は、認証データ用入力画面に入力された認証用のデータをサービス提供サーバ300に送信する。送信される情報には、ユーザ識別情報及びパスワードが含まれる。
【0064】
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
【符号の説明】
【0065】
20 ユーザカード
22 カードICタグ
50 通信網
100 情報読取装置
110 ICタグ読取部
120 装置識別情報記憶部
130 接続情報記憶部
140 識別情報送信部
200 ユーザ端末
210 識別情報受信部
220 接続情報設定部
230 通信処理部
240 表示部
242 商品入力欄の一部
250 入力部
300 サービス提供サーバ
310 認証情報記憶部
320 認証処理部
340 ユーザ情報記憶部
350 画面データ生成部
360 画面データ送信部
400 ゲートウェイサーバ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ端末にサービス提供用画面データを送信するサービス提供サーバと、
前記ユーザ端末を介して前記サービス提供サーバにユーザ識別情報を送信する情報読取装置と、
を備え、
前記情報読取装置は、
ユーザが所有しているユーザカードに取り付けられたカードICタグから、前記ユーザの前記ユーザ識別情報を読み取るICタグ読取手段と、
前記情報読取装置を相互に識別する装置識別情報を記憶する装置識別情報記憶手段と、
前記ICタグ読取手段が読み取った前記ユーザ識別情報と前記装置識別情報記憶手段が記憶している前記装置識別情報とを互いに対応付けて、前記ユーザ端末を介して前記サービス提供サーバに送信する識別情報送信手段と、
を備え、
前記サービス提供サーバは、
前記ユーザ識別情報と前記装置識別情報とを互いに対応付けて記憶する認証情報記憶手段と、
前記識別情報送信手段が送信した前記ユーザ識別情報と前記装置識別情報の組み合わせが、前記認証情報記憶手段が記憶している前記ユーザ識別情報と前記装置識別情報の組み合わせに一致するか否かを判断することにより、前記ユーザの認証処理を行う認証処理手段と、
前記認証処理手段が前記ユーザを認証したときに、前記サービス提供用画面データを前記ユーザ端末に送信する画面データ送信手段と、
を備えるサービス提供システム。
【請求項2】
請求項1に記載のサービス提供システムにおいて、
前記カードICタグはRFID(Radio Frequency Identification)であるサービス提供システム。
【請求項3】
請求項1又は2に記載のサービス提供システムにおいて、
前記サービス提供サーバは、
前記ユーザに関する情報であるユーザ情報を前記ユーザ識別情報に対応付けて記憶するユーザ情報記憶手段と、
前記認証処理手段が前記ユーザを認証したときに、前記ユーザ情報記憶手段から、前記ユーザ識別情報に対応する前記ユーザ情報を読み出し、読み出した前記ユーザ情報を用いて前記サービス提供用画面データを生成する画面データ生成手段と、
をさらに備え、
前記サービス提供サーバの前記画面データ送信手段は、前記画面データ生成手段が生成した前記サービス提供用画面データを前記ユーザ端末に送信するサービス提供システム。
【請求項4】
請求項3に記載のサービス提供システムにおいて、
前記サービス提供用画面データは、商品購入画面を表示させるための画面データであり、
前記ユーザ情報は、前記ユーザが過去に購入した商品の商品識別情報を含んでおり、
前記画面データ生成手段は、前記商品購入画面の商品入力欄に、前記ユーザ情報に含まれている前記商品識別情報が予め入力されている状態の前記サービス提供用画面データを生成するサービス提供システム。
【請求項5】
請求項1又は2に記載のサービス提供システムにおいて、
前記サービス提供用画面データは、銀行のATM(Automated Teller Machine)の画面を前記ユーザ端末に表示させるための画面データであるサービス提供システム。
【請求項6】
請求項1〜5のいずれか一つに記載のサービス提供システムにおいて、
前記情報読取装置は、前記サービス提供サーバに接続するための接続情報を記憶する接続情報記憶手段をさらに備え、
前記情報読取装置の前記識別情報送信手段は、前記ICタグ読取手段が前記ユーザ識別情報を読み取ったときに、前記接続情報記憶手段から前記接続情報を読み出して前記ユーザ端末に送信し、前記ユーザ端末を前記サービス提供サーバに接続させるサービス提供システム。
【請求項7】
請求項1〜5のいずれか一つに記載のサービス提供システムにおいて、
前記カードICタグは、前記サービス提供サーバに接続するための接続情報をさらに記憶しており、
前記情報読取装置の前記ICタグ読取手段は、前記カードICタグから前記ユーザ識別情報を読み取るときに、前記接続情報を読み取り、
前記識別情報送信手段は、前記接続情報を前記ユーザ端末に送信して前記サービス提供サーバに接続させるサービス提供システム。
【請求項8】
ユーザ端末を介してサービス提供サーバにユーザ識別情報を送信する情報読取装置であって、
ユーザが所有しているユーザカードに取り付けられたカードICタグから、前記ユーザの前記ユーザ識別情報を読み取るICタグ読取手段と、
前記情報読取装置を相互に識別する装置識別情報を記憶する装置識別情報記憶手段と、
前記ICタグ読取手段が読み取った前記ユーザ識別情報と前記装置識別情報記憶手段が記憶している前記装置識別情報とを互いに対応付けて、前記ユーザ端末を介して前記サービス提供サーバに送信する識別情報送信手段と、
を備える情報読取装置。
【請求項9】
ユーザ端末を介してサービス提供サーバにユーザ識別情報を送信する情報読取装置であって、
ユーザが所有しているユーザカードに取り付けられたカードICタグから、前記ユーザの前記ユーザ識別情報を読み取るICタグ読取手段と、
前記サービス提供サーバに接続するための接続情報を記憶する接続情報記憶手段と、
前記ICタグ読取手段が前記ユーザ識別情報を読み取ったときに、前記接続情報記憶手段から前記接続情報を読み出して前記ユーザ端末に送信し、前記ユーザ端末を前記サービス提供サーバに接続させるとともに、前記ICタグ読取手段が読み取った前記ユーザ識別情報を、前記ユーザ端末を介して前記サービス提供サーバに送信する識別情報送信手段と、
を備える情報読取装置。
【請求項10】
ユーザ端末を介してサービス提供サーバにユーザ識別情報を送信する情報読取装置であって、
ユーザが所有しているユーザカードに取り付けられたカードICタグから、前記サービス提供サーバに接続するための接続情報を読み取るICタグ読取手段と、
前記ICタグ読取手段が前記接続情報を読み取ったときに、前記接続情報を前記ユーザ端末に送信し、前記ユーザ端末を前記サービス提供サーバに接続させる接続指令送信手段と、
を備える情報読取装置。
【請求項11】
ユーザ端末にサービス提供用画面データを送信するサービス提供サーバと、
前記ユーザ端末を介して前記サービス提供サーバにユーザ識別情報を送信する情報読取装置と、を用いたサービス提供方法であって、
前記情報読取装置が、予め、前記情報読取装置を相互に識別する装置識別情報を記憶しておき、
前記情報読取装置が、ユーザが所有しているユーザカードに取り付けられたカードICタグから、前記ユーザの前記ユーザ識別情報を読み取り、前記ユーザ識別情報及び前記装置識別情報を相互に前記サービス提供サーバに送信し、
前記サービス提供サーバが、予め、前記ユーザ識別情報と前記装置識別情報とを互いに対応付けて記憶しておき、
前記サービス提供サーバが、前記情報読取装置から送信された前記ユーザ識別情報と前記装置識別情報の組み合わせが、予め記憶している前記ユーザ識別情報と前記装置識別情報の組み合わせに一致するか否かを判断することにより、前記ユーザの認証処理を行い、
前記サービス提供サーバが、前記ユーザを認証したときに、前記サービス提供用画面データを前記ユーザ端末に送信するサービス提供方法。
【請求項12】
情報読取装置が、ユーザ端末を介してサービス提供サーバにユーザ識別情報を送信するユーザ情報送信方法であって、
前記情報読取装置が、予め、前記情報読取装置を相互に識別する装置識別情報を記憶しておき、
前記情報読取装置が、ユーザが所有しているユーザカードに取り付けられたカードICタグから、前記ユーザの前記ユーザ識別情報を読み取り、
前記情報読取装置が、前記ユーザ端末を介して、前記ユーザ識別情報及び前記装置識別情報を互いに対応付けて前記サービス提供サーバに送信する、ユーザ情報送信方法。
【請求項13】
情報読取装置が、ユーザ端末を介してサービス提供サーバにユーザ識別情報を送信するユーザ情報送信方法であって、
前記情報読取装置が、
予め、前記サービス提供サーバに接続するための接続情報を記憶しておき、
ユーザが所有しているユーザカードに取り付けられたカードICタグから、前記ユーザの前記ユーザ識別情報を読み取り、
前記ユーザ識別情報を読み取ったときに、予め記憶している前記接続情報を読み出して前記ユーザ端末に送信し、前記ユーザ端末を前記サービス提供サーバに接続させ、前記ユーザ端末に前記ユーザ識別情報を送信させるユーザ情報送信方法。
【請求項14】
サービス提供サーバにユーザ識別情報を送信するユーザ情報送信方法であって、
情報読取装置が、
ユーザが所有しているユーザカードに取り付けられたカードICタグから、前記サービス提供サーバに接続するための接続情報を読み取り、
前記接続情報を読み取ったときに、前記接続情報をユーザ端末に送信し、前記ユーザ端末を前記サービス提供サーバに接続させ、前記ユーザ端末に前記ユーザ識別情報を送信させるユーザ情報送信方法。
【請求項15】
コンピュータを、サービス提供サーバにユーザ識別情報を送信する装置として機能させるためのプログラムであって、
前記コンピュータに、
前記情報読取装置を相互に識別する装置識別情報を予め記憶する機能と、
ユーザが所有しているユーザカードに取り付けられたカードICタグから前記ユーザの前記ユーザ識別情報を読み取ったときに、前記ユーザ識別情報を前記装置識別情報に対応付けて前記サービス提供サーバに送信する機能と、
を実現させるプログラム。
【請求項16】
コンピュータを、サービス提供サーバにユーザ識別情報を送信する装置として機能させるためのプログラムであって、
前記コンピュータに、
前記サービス提供サーバに接続するための接続情報を予め記憶する機能と、
ユーザが所有しているユーザカードに取り付けられたカードICタグから前記ユーザの前記ユーザ識別情報を読み取ったときに、予め記憶している前記接続情報を読み出して前記ユーザ端末に送信し、前記ユーザ端末を前記サービス提供サーバに接続させ、かつ前記ユーザ端末に前記ユーザ識別情報を送信させる機能と、
を実現させるプログラム。
【請求項17】
コンピュータを、サービス提供サーバにユーザ識別情報を送信する装置として機能させるためのプログラムであって、
前記コンピュータに、
ユーザが所有しているユーザカードに取り付けられたカードICタグから、前記サービス提供サーバに接続するための接続情報を読み取ったときに、前記接続情報をユーザ端末に送信して前記ユーザ端末を前記サービス提供サーバに接続させ、前記ユーザ端末に前記ユーザ識別情報を送信させる機能を実現させるプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【公開番号】特開2010−198333(P2010−198333A)
【公開日】平成22年9月9日(2010.9.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−42573(P2009−42573)
【出願日】平成21年2月25日(2009.2.25)
【出願人】(000004237)日本電気株式会社 (19,353)
【Fターム(参考)】