説明

システイン操作抗体および結合体

抗体は、親抗体の一つ以上のアミノ酸を、架橋していない、非常に反応性のシステインアミノ酸によって置換することにより操作される。抗体フラグメントはまた、システイン操作抗体フラグメント(チオFab)を形成するために、一つ以上のシステインアミノ酸を用いて操作され得る。システイン操作抗体の設計方法、調製方法、スクリーニング方法および選択方法が提供される。必要に応じてアルブミン結合性ペプチド(ABP)配列を有する、システイン操作抗体(Ab)はリンカー(L)を通して一つ以上の薬物部分(D)と結合されて、式Iを有するシステイン操作抗体−薬物結合体が形成される:Ab−(L−D)p I。ここで、pは1〜4である。システイン操作抗体薬物化合物および組成物についての診断用途および治療用途が開示される。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
0.6〜1.0の範囲のチオール反応性値を有する、一つ以上の遊離システインアミノ酸を含むシステイン操作抗体であって、該システイン操作抗体は、親抗体の一つ以上のアミノ酸残基をシステインによって置換する工程を包含するプロセスにより調製される、システイン操作抗体。
【請求項2】
前記システイン操作抗体は、チオール反応性試薬との反応性が前記親抗体よりも高い、請求項1に記載のシステイン操作抗体。
【請求項3】
前記プロセスが、前記システイン操作抗体をチオール反応性試薬と反応させることによって該システイン操作抗体のチオール反応性を決定する工程をさらに包含し;
該システイン操作抗体は、該チオール反応性試薬との反応性が親抗体よりも高い、請求項1に記載のシステイン操作抗体。
【請求項4】
前記一つ以上の遊離システインアミノ酸残基が軽鎖に位置する、請求項1に記載のシステイン操作抗体。
【請求項5】
前記一つ以上の遊離システインアミノ酸残基が、L−10〜L−20、L−38〜L−48、L−105〜L−115、L−139〜L−149およびL−163〜L−173から選択される範囲において前記軽鎖に位置する、請求項4に記載のシステイン操作抗体。
【請求項6】
前記一つ以上の配列が、以下:
(i)SLSASCGDRVT(配列番号17)
(ii)QKPGKCPKLLI(配列番号18)
(iii)EIKRTCAAPSV(配列番号19)
(iv)TCAAPCVFIFPP(配列番号20)
(v)FIFPPCDEQLK(配列番号21)
(vi)DEQLKCGTASV(配列番号22)
(vii)FYPRECKVQWK(配列番号23)
(viii)WKVDNCLQSGN(配列番号24)
(ix)ALQSGCSQESV(配列番号25)
(x)VTEQDCKDSTY(配列番号26)および
(xi)GLSSPCTKSFN(配列番号27)
から選択される、請求項1に記載のシステイン操作抗体。
【請求項7】
前記一つ以上の配列が、以下:
(i)NWIRQCPGNK(配列番号40)
(ii)LNSCTTEDTAT(配列番号41)
(iii)GQGTLVTVSACSTKGPSVFPL(配列番号42)
(iv)HTFPCVLQSSGLYS(配列番号43)および
(v)HTFPACLQSSGLYS(配列番号44)
から選択される、請求項1に記載のシステイン操作抗体。
【請求項8】
前記一つ以上の配列が、以下:
(i)FLSVSCGGRVT(配列番号45)
(ii)QKPGNCPRLLI(配列番号46)
(iii)EIKRTCAAPSV(配列番号47)
(iv)FYPRECKVQWK(配列番号48)および
(v)VTEQDCKDSTY(配列番号49)
から選択される、請求項1に記載のシステイン操作抗体。
【請求項9】
前記一つ以上の遊離システインアミノ酸残基が重鎖に位置する、請求項1に記載のシステイン操作抗体。
【請求項10】
前記一つ以上の遊離システインアミノ酸残基が、H−35〜H−45、H−83〜H−93、H−114〜H−127、およびH−170〜H−184から選択される範囲において重鎖に位置する、請求項9に記載のシステイン操作抗体。
【請求項11】
前記一つ以上の配列が、以下:
(i)WVRQCPGKGL(配列番号9)
(ii)NSLRCEDTAV(配列番号10)
(iii)LVTVCSASTKGPS(配列番号11)
(iv)LVTVSCASTKGPS(配列番号12)
(v)LVTVSSCSTKGPS(配列番号13)
(vi)LVTVSSACTKGPS(配列番号14)
(vii)HTFPCVLQSSGLYS(配列番号15)および
(viii)HTFPAVLQCSGLYS(配列番号16)
から選択される、請求項1に記載のシステイン操作抗体。
【請求項12】
前記一つ以上の遊離システインアミノ酸残基が、H−268〜H−291、H−319〜H−344、H−370〜H−380、およびH−395〜H−405から選択される範囲において前記重鎖のFc領域にある、請求項9に記載のシステイン操作抗体。
【請求項13】
前記一つ以上の配列が、以下:
(i)HEDPECKFNWYVDGVEVHNAKTKPR(配列番号29)
(ii)HEDPEVKFNWYCDGVEVHNAKTKPR(配列番号30)
(iii)HEDPEVKFNWYVDGCEVHNAKTKPR(配列番号31)
(iv)HEDPEVKFNWYVDGVECHNAKTKPR(配列番号32)
(v)HEDPEVKFNWYVDGVEVHNCKTKPR(配列番号33)
(vi)YKCKVCNKALP(配列番号34)
(vii)IEKTICKAKGQPR(配列番号35)
(viii)IEKTISKCKGQPR(配列番号36)
(ix)KGFYPCDIAVE(配列番号37)および
(x)PPVLDCDGSFF(配列番号38)
から選択される、請求項1に記載のシステイン操作抗体。
【請求項14】
前記一つ以上の遊離システインアミノ酸残基が、重鎖または軽鎖の可変領域の位置から選択される、請求項1に記載のシステイン操作抗体。
【請求項15】
前記一つ以上の遊離システインアミノ酸残基が、定常領域の位置から選択される、請求項1に記載のシステイン操作抗体。
【請求項16】
前記チオール反応性値が0.7〜1.0の範囲にある、請求項1に記載の抗体。
【請求項17】
前記チオール反応性値が0.8〜1.0の範囲にある、請求項1に記載のシステイン操作抗体。
【請求項18】
以下:
(i)前記システイン操作抗体をコードする核酸配列に変異誘発する工程;
(ii)該システイン操作抗体を発現させる工程;および
(iii)該システイン操作抗体を単離および精製する工程
を包含するプロセスにより調製される、請求項1に記載のシステイン操作抗体。
【請求項19】
前記変異誘発する工程が、部位特異的変異誘発を含む、請求項18に記載のシステイン操作抗体。
【請求項20】
前記システイン操作抗体が、ファージまたはファージミド粒子から選択されるウイルス粒子上に発現される、請求項18に記載のシステイン操作抗体。
【請求項21】
以下:
(i)前記システイン操作抗体をチオール反応性親和性試薬と反応させて、親和性標識されたシステイン操作抗体を生成する工程;および
(ii)該親和性標識されたシステイン操作抗体の、捕捉媒体に対する結合を測定する工程
をさらに包含する、請求項18に記載のシステイン操作抗体。
【請求項22】
前記チオール反応性親和性試薬がビオチン部分を含む、請求項21に記載のシステイン操作抗体。
【請求項23】
前記チオール反応性試薬がマレイミド部分を含む、請求項22に記載のシステイン操作抗体。
【請求項24】
前記捕捉媒体がストレプトアビジンを含む、請求項21に記載のシステイン操作抗体。
【請求項25】
前記親抗体が、アルブミン結合性ペプチド(ABP)を含む融合タンパク質である、請求項1に記載のシステイン操作抗体。
【請求項26】
前記ABPが、配列番号1、配列番号2、配列番号3、配列番号4および配列番号5から選択される配列を含む、請求項25に記載のシステイン操作抗体。
【請求項27】
前記親抗体が、モノクローナル抗体、二重特異性抗体、キメラ抗体、ヒト抗体およびヒト化抗体から選択される、請求項1に記載のシステイン操作抗体。
【請求項28】
前記親抗体が、huMAb4D5−8(トラスツズマブ)である、請求項27に記載のシステイン操作抗体。
【請求項29】
前記親抗体が、抗EphB2R抗体である、請求項27に記載のシステイン操作抗体。
【請求項30】
前記親抗体が、抗MUC16抗体である、請求項27に記載のシステイン操作抗体。
【請求項31】
配列番号6、配列番号7、配列番号8、配列番号28および配列番号39から選択されるアミノ酸配列を含む、請求項1に記載のシステイン操作抗体。
【請求項32】
前記親抗体が、IgA、IgD、IgE、IgGおよびIgMから選択されるインタクトな抗体である、請求項1に記載のシステイン操作抗体。
【請求項33】
前記IgGが、サブクラスIgG1、IgG2、IgG3、IgG4、IgAおよびIgA2から選択される、請求項32に記載のシステイン操作抗体。
【請求項34】
親抗体が抗体フラグメントである、請求項1に記載のシステイン操作抗体。
【請求項35】
前記抗体フラグメントがFabフラグメントである、請求項34に記載のシステイン操作抗体。
【請求項36】
前記Fabフラグメントがhu4D5Fabv8である、請求項35に記載のシステイン操作抗体。
【請求項37】
システインによって置換されるhu4D5Fabv8のアミノ酸残基のうちの一つ以上が、L−V15、L−A43、L−V110、L−A144、L−S168、H−A40、H−A88、H−S119、H−S120、H−A121、H−S122、H−A175およびH−S179から選択される、請求項36に記載のシステイン操作抗体。
【請求項38】
前記システイン操作抗体または前記親抗体が、以下のレセプター(1)〜(36):
(1)BMPR1B(骨形態形成タンパク質レセプター−IB型、Genbank登録番号NM_001203);
(2)E16(LAT1、SLC7A5、Genbank登録番号NM_003486);
(3)STEAP1(前立腺の6回膜貫通上皮抗原、Genbank登録番号NM_012449));
(4)0772P(CA125、MUC16、Genbank登録番号AF361486);
(5)MPF(MPF、MSLN、SMR、巨核球増強因子、メソテリン、Genbank登録番号NM_005823);
(6)Napi3b(NAPI−3B、NPTIIb、SLC34A2、溶質キャリアファミリー34(リン酸ナトリウム)、メンバー2、II型ナトリウム依存性リン酸輸送体3b、Genbank登録番号NM_006424);
(7)Sema5b(FLJ10372、KIAA1445、Mm.42015、SEMA5B、SEMAG、Semaphorin 5b Hlog、semaドメイン、7回トロンボスポンジン繰り返し(1型および1型様)、膜貫通ドメイン(Tm)および短い細胞質ドメイン、(セマフォリン)5B)、Genbank登録番号AB040878);
(8)PSCA hlg(2700050C12Rik、C530008O16Rik、RIKEN cDNA 2700050C12、RIKEN cDNA 2700050C12遺伝子、Genbank登録番号AY358628);
(9)ETBR(エンドセリンB型レセプター、Genbank登録番号AY275463);
(10)MSG783(RNF124、仮想タンパク質FLJ20315、Genbank登録番号NM_017763);
(11)STEAP2(HGNC_8639、IPCA−1、PCANAP1、STAMP1、STEAP2、STMP、前立腺癌関連遺伝子1、前立腺癌関連タンパク質1、前立腺の6回膜貫通上皮抗原2、6回膜貫通前立腺タンパク質、Genbank登録番号AF455138);
(12)TrpM4(BR22450、FLJ20041、TRPM4、TRPM4B、一過性レセプター電位カチオンチャネル、サブファミリーM、メンバー4、Genbank登録番号NM_017636);
(13)CRIPTO(CR、CR1、CRGF、CRIPTO、TDGF1、奇形癌腫由来増殖因子、Genbank登録番号NP_003203またはNM_003212);
(14)CD21(CR2(補体レセプター2)またはC3DR(C3d/エプスタインバーウイルスレセプター)またはHs.73792 Genbank登録番号M26004);
(15)CD79b(CD79B、CD79β、IGb(免疫グロブリン関連β)、B29、Genbank登録番号NM_000626);
(16)FcRH2(IFGP4、IRTA4、SPAP1A(SH2ドメインを含むホスファターゼアンカータンパク質1a)、SPAP1B、SPAP1C、Genbank登録番号NM_030764);
(17)HER2(Genbank登録番号M11730);
(18)NCA(Genbank登録番号M18728);
(19)MDP(Genbank登録番号BC017023);
(20)IL20Rα(Genbank登録番号AF184971);
(21)Brevican(Genbank登録番号AF229053);
(22)EphB2R(Genbank登録番号NM_004442);
(23)ASLG659(Genbank登録番号AX092328);
(24)PSCA(Genbank登録番号AJ297436);
(25)GEDA(Genbank登録番号AY260763);
(26)BAFF−R(B細胞活性化因子レセプター、BLySレセプター3、BR3、NP_443177.1);
(27)CD22(B細胞レセプターCD22−Bイソ型、Np−001762.1);
(28)CD79a(CD79A、CD79α、免疫グロブリン関連α、Igβ、CD79B)と共有結合的に相互作用して、IgM分子を有する複合体を表面に形成し、B細胞分化に関与するシグナルを伝達する、B細胞特異的タンパク質、Genbank登録番号NP_001774.1);
(29)CXCR5(バーキットリンパ腫レセプター1、CXCL13ケモカインにより活性化され、リンパ球遊走および体液性防御において機能し、HIV−2感染症およびおそらくエイズ、リンパ腫、ミエローマおよび白血病の発症において役割を果たす、Gタンパク質共役レセプター、Genbank登録番号NP_001707.1);
(30)HLA−DOB(ペプチドを結合してそれらをCD4+Tリンパ球に提示するMHCクラスII分子(Ia抗原)のβサブユニット、Genbank登録番号NP_002111.1);
(31)P2X5(プリン作動性レセプターP2Xリガンド型イオンチャネル5(細胞外のATPによって作動するイオンチャネル)は、シナプス伝達および神経発生において関与し得、欠乏は、特発性不安定膀胱の病態生理に寄与し得る、Genbank登録番号NP_002552.2);
(32)CD72(B細胞分化抗原CD72、Lyb−2、Genbank登録番号NP_001773.1);
(33)LY64(リンパ球抗原64(RP105)(ロイシンリッチリピート(LRR)ファミリーのI型膜貫通タンパク質)は、B細胞活性化およびアポトーシスを調節し、機能の喪失は、全身性エリテマトーデス患者における疾患活性の上昇と関連している、Genbank登録番号NP_005573.1);
(34)FcRH1(Fcレセプター様タンパク質1(C2型Ig様ドメインおよびITAMドメインを含む免疫グロブリンFcドメインについての推定上のレセプター)は、Bリンパ球分化において役割を有し得る、Genbank登録番号NP_443170.1);
(35)IRTA2(免疫グロブリンスーパーファミリーレセプタートランスロケーション関連2(B細胞の発達およびリンパ腫生成において役割を有し得る推定上の免疫レセプター);トランスロケーションによるこの遺伝子の調節解除は、いくつかのB細胞悪性疾患において生じる、Genbank登録番号NP_112571.1);および
(36)TENB2(推定上の膜貫通プロテオグリカン、増殖因子およびフォリスタチンのEGF/ヒレグリンファミリーに関連する、Genbank登録番号AF179274)
のうちの一つ以上と結合する、請求項1に記載のシステイン操作抗体。
【請求項39】
前記抗体が、薬物部分に共有結合している、請求項1に記載のシステイン操作抗体。
【請求項40】
前記抗体が、捕捉標識、検出標識または固体支持体に共有結合している、請求項1に記載のシステイン操作抗体。
【請求項41】
前記抗体が、ビオチン捕捉標識に共有結合している、請求項40に記載のシステイン操作抗体。
【請求項42】
前記抗体が、蛍光色素検出標識に共有結合している、請求項40に記載のシステイン操作抗体。
【請求項43】
前記蛍光色素が、フルオレセインタイプ、ローダミンタイプ、ダンシル、リサミン、シアニン、フィコエリトリン、テキサスレッドおよびそれらのアナログから選択される、請求項42に記載のシステイン操作抗体。
【請求項44】
前記抗体が、H、11C、14C、18F、32P、35S、64Cu、68Ga、86Y、99Tc、111In、123I、124I、125I、131I、133Xe、177Lu、211Atおよび213Biから選択される放射性核種検出標識に共有結合している、請求項40に記載のシステイン操作抗体。
【請求項45】
前記抗体が、キレートリガンドによって検出標識に共有結合している、請求項40に記載のシステイン操作抗体。
【請求項46】
前記キレートリガンドが、DOTA、DOTP、DOTMA、DTPAおよびTETAから選択される、請求項45に記載のシステイン操作抗体。
【請求項47】
チオール反応性についてシステイン操作抗体をスクリーニングする方法であって、以下:
(a)一つ以上のシステインアミノ酸を親抗体に導入してシステイン操作抗体を生成する工程;
(b)該システイン操作抗体をチオール反応性親和性試薬と反応させて、親和性標識されたシステイン操作抗体を生成する工程;および
(c)該親和性標識されたシステイン操作抗体の、捕捉媒体に対する結合を測定する工程
を包含する、方法。
【請求項48】
前記チオール反応性試薬を用いて前記システイン操作抗体のチオール反応性を決定する工程をさらに包含する、請求項47に記載のスクリーニング方法。
【請求項49】
方法の工程(a)が:
(i)二本鎖(ds)プラスミドにおいて前記システイン操作抗体をコードする遺伝子の部位特異的変異誘発をする工程、および
(ii)該システイン操作抗体を発現させる工程
を包含する、請求項47に記載のスクリーニング方法。
【請求項50】
前記発現されたシステイン操作抗体を分離および精製する工程をさらに包含する、請求項49に記載のスクリーニング方法。
【請求項51】
前記チオール反応性親和性試薬がビオチン部分を含む、請求項47に記載のスクリーニング方法。
【請求項52】
前記チオール反応性試薬がマレイミド部分を含む、請求項47に記載のスクリーニング方法。
【請求項53】
前記捕捉媒体がストレプトアビジンを含む、請求項47に記載のスクリーニング方法。
【請求項54】
前記親抗体が、アルブミン結合性ペプチド(ABP)を含む融合タンパク質である、請求項47に記載のスクリーニング方法。
【請求項55】
前記ABPが、配列番号1、配列番号2、配列番号3、配列番号4および配列番号5から選択される配列を含む、請求項54に記載のスクリーニング方法。
【請求項56】
前記親抗体が抗体フラグメントFabである、請求項47に記載のスクリーニング方法。
【請求項57】
システイン操作抗体(Ab)および薬物部分(D)を含む抗体−薬物結合体化合物であって、該システイン操作抗体は、リンカー部分(L)によって一つ以上の遊離システインアミノ酸を通してDへと結合しており;該化合物は、式I:
Ab−(L−D)
を有し、ここで、pは1、2、3、または4であり;該システイン操作抗体は、親抗体の一つ以上のアミノ酸残基を一つ以上の遊離システインアミノ酸によって置換する工程を包含するプロセスにより調製される、抗体−薬物結合体化合物。
【請求項58】
前記システイン操作抗体は、チオール反応性試薬との反応性が親抗体よりも高い、請求項57に記載の抗体−薬物結合体化合物。
【請求項59】
前記システイン操作抗体が、以下:
(a)親抗体の一つ以上のアミノ酸残基をシステインによって置換する工程;および
(b)前記システイン操作抗体をチオール反応性試薬と反応させることによって該システイン操作抗体のチオール反応性を決定する工程
を包含するプロセスにより調製され、該システイン操作抗体は、該チオール反応性試薬との反応性が親抗体よりも高い、請求項57に記載の抗体−薬物結合体化合物。
【請求項60】
アルブミン結合性ペプチド(ABP)配列をさらに含む、請求項57に記載の抗体−薬物結合体化合物。
【請求項61】
前記ABPが、配列番号1、配列番号2、配列番号3、配列番号4および配列番号5から選択される配列を含む、請求項60に記載の抗体−薬物結合体化合物。
【請求項62】
前記システイン操作抗体が、EGFR、HER2、HER3およびHER4から選択されるErbBレセプターと結合する、請求項57に記載の抗体−薬物結合体化合物。
【請求項63】
前記システイン操作抗体または前記親抗体が、以下のレセプター(1)〜(36):
(1)BMPR1B(骨形態形成タンパク質レセプター−IB型、Genbank登録番号NM_001203);
(2)E16(LAT1、SLC7A5、Genbank登録番号NM_003486);
(3)STEAP1(前立腺の6回膜貫通上皮抗原、Genbank登録番号NM_012449);
(4)0772P(CA125、MUC16、Genbank登録番号AF361486);
(5)MPF(MPF、MSLN、SMR、巨核球増強因子、メソテリン、Genbank登録番号NM_005823);
(6)Napi3b(NAPI−3B、NPTIIb、SLC34A2、溶質キャリアファミリー34(リン酸ナトリウム)、メンバー2、II型ナトリウム依存性リン酸輸送体3b、Genbank登録番号NM_006424);
(7)Sema5b(FLJ10372、KIAA1445、Mm.42015、SEMA5B、SEMAG、Semaphorin 5b Hlog、semaドメイン、7回トロンボスポンジン繰り返し(1型および1型様)、膜貫通ドメイン(Tm)および短い細胞質ドメイン(セマフォリン)5B、Genbank登録番号AB040878);
(8)PSCA hlg(2700050C12Rik、C530008O16Rik、RIKEN cDNA 2700050C12、RIKEN cDNA 2700050C12遺伝子、Genbank登録番号AY358628);
(9)ETBR(エンドセリンB型レセプター、Genbank登録番号AY275463);
(10)MSG783(RNF124、仮想タンパク質FLJ20315、Genbank登録番号NM_017763);
(11)STEAP2(HGNC_8639、IPCA−1、PCANAP1、STAMP1、STEAP2、STMP、前立腺癌関連遺伝子1、前立腺癌関連タンパク質1、前立腺の6回膜貫通上皮抗原2、6回膜貫通前立腺タンパク質、Genbank登録番号AF455138);
(12)TrpM4(BR22450、FLJ20041、TRPM4、TRPM4B、一過性レセプター電位カチオンチャネル、サブファミリーM、メンバー4、Genbank登録番号NM_017636);
(13)CRIPTO(CR、CR1、CRGF、CRIPTO、TDGF1、奇形癌腫由来増殖因子、Genbank登録番号NP_003203またはNM_003212);
(14)CD21(CR2(補体レセプター2)またはC3DR(C3d/エプスタインバーウイルスレセプター)またはHs.73792 Genbank登録番号M26004);
(15)CD79b(CD79B、CD79β、IGb(免疫グロブリン関連β)、B29、Genbank登録番号NM_000626);
(16)FcRH2(IFGP4、IRTA4、SPAP1A(SH2ドメインを含むホスファターゼアンカータンパク質1a)、SPAP1B、SPAP1C、Genbank登録番号NM_030764);
(17)HER2(Genbank登録番号M11730);
(18)NCA(Genbank登録番号M18728);
(19)MDP(Genbank登録番号BC017023);
(20)IL20Rα(Genbank登録番号AF184971);
(21)Brevican(Genbank登録番号AF229053);
(22)EphB2R(Genbank登録番号NM_004442);
(23)ASLG659(Genbank登録番号AX092328);
(24)PSCA(Genbank登録番号AJ297436);
(25)GEDA(Genbank登録番号AY260763);
(26)BAFF−R(B細胞活性化因子レセプター、BLySレセプター3、BR3、NP_443177.1);
(27)CD22(B細胞レセプターCD22−Bイソ型、Np−001762.1);
(28)CD79a(CD79A、CD79α、免疫グロブリン関連α、Igβ、CD79B)と共有結合的に相互作用して、IgM分子を有する複合体を表面に形成し、B細胞分化に関与するシグナルを伝達する、B細胞特異的タンパク質、Genbank登録番号NP_001774.1);
(29)CXCR5(バーキットリンパ腫レセプター1、CXCL13ケモカインにより活性化され、リンパ球遊走および体液性防御において機能し、HIV−2感染症およびおそらくエイズ、リンパ腫、ミエローマおよび白血病の発症において役割を果たす、Gタンパク質共役レセプター、Genbank登録番号NP_001707.1);
(30)HLA−DOB(ペプチドを結合してそれらをCD4+Tリンパ球に提示するMHCクラスII分子(Ia抗原)のβサブユニット、Genbank登録番号NP_002111.1);
(31)P2X5(プリン作動性レセプターP2Xリガンド型イオンチャネル5(細胞外のATPによって作動するイオンチャネル)は、シナプス伝達および神経発生において関与し得、欠乏は、特発性不安定膀胱の病態生理に寄与し得る、Genbank登録番号NP_002552.2);
(32)CD72(B細胞分化抗原CD72、Lyb−2、Genbank登録番号NP_001773.1);
(33)LY64(リンパ球抗原64(RP105)(ロイシンリッチリピート(LRR)ファミリーのI型膜貫通タンパク質)は、B細胞活性化およびアポトーシスを調節し、機能の喪失は、全身性エリテマトーデス患者における疾患活性の上昇と関連している、Genbank登録番号NP_005573.1);
(34)FcRH1(Fcレセプター様タンパク質1(C2型Ig様ドメインおよびITAMドメインを含む免疫グロブリンFcドメインについての推定上のレセプター)は、Bリンパ球分化において役割を有し得る、Genbank登録番号NP_443170.1);
(35)IRTA2(免疫グロブリンスーパーファミリーレセプタートランスロケーション関連2(B細胞の発達およびリンパ腫生成において役割を有し得る推定上の免疫レセプター);トランスロケーションによるこの遺伝子の調節解除は、いくつかのB細胞悪性疾患において生じる、Genbank登録番号NP_112571.1);および
(36)TENB2(推定上の膜貫通プロテオグリカン、増殖因子およびフォリスタチンのEGF/ヒレグリンファミリーに関連する、Genbank登録番号AF179274)
のうちの一つ以上と結合する、請求項57に記載の抗体−薬物結合体化合物。
【請求項64】
pが1である、請求項57に記載の抗体−薬物結合体化合物。
【請求項65】
pが2である、請求項57に記載の抗体−薬物結合体化合物。
【請求項66】
Lが、式:
−A−W−Y
を有し、ここで:
Aは、前記システイン操作抗体(Ab)のシステインチオールに共有結合したストレッチャー単位であり;
aは0または1であり;
各Wは、独立して、アミノ酸単位であり;
wは、0〜12の範囲の整数であり;
Yは、前記薬物部分に共有結合したスペーサー単位であり、そして
yは、0、1または2である、請求項57に記載の抗体−薬物結合体化合物。
【請求項67】
以下の式:
【化1】

を有し、ここで、PABがパラ−アミノベンジルカルバモイルであり、そして、R17が、(CH、C−Cカルボシクリル、O-(CH、アリーレン、(CH-アリーレン、-アリーレン-(CH-、(CH-(C−Cカルボシクリル)、(C−C カルボシクリル)-(CH、C−Cヘテロシクリル、(CH-(C−Cヘテロシクリル)、-(C−Cヘテロシクリル)-(CH-、-(CHC(O)NR(CH-、-(CHCHO)-、-(CHCHO)-CH-、-(CHC(O)NR(CHCHO)-、-(CHC(O)NR(CHCHO)-CH-、-(CHCHO)C(O)NR(CHCHO)-、-(CHCHO)C(O)NR(CHCHO)-CH-、および-(CHCHO)C(O)NR(CH-から選択される二価のラジカルであり;ここで、RがH、C−Cアルキル、フェニルまたはベンジルであり;そして、rは、独立して、1〜10の範囲の整数である、請求項66に記載の抗体−薬物結合体化合物。
【請求項68】
がバリン−シトルリンである、請求項67に記載の抗体−薬物結合体化合物。
【請求項69】
17が(CHまたは(CHである、請求項67に記載の抗体−薬物結合体化合物。
【請求項70】
式:
【化2】

を有する、請求項66に記載の抗体−薬物結合体化合物。
【請求項71】
17が(CHまたは(CHである、請求項70に記載の抗体−薬物結合体化合物。
【請求項72】
式:
【化3】

を有する、請求項66に記載の抗体−薬物結合体化合物。
【請求項73】
LがSMCCである、請求項57に記載の抗体−薬物結合体化合物。
【請求項74】
LがBMPEOである、請求項57に記載の抗体−薬物結合体化合物。
【請求項75】
前記薬物部分Dが、マイクロチューブリンインヒビター、有糸分裂インヒビター、トポイソメラーゼインヒビターおよびDNAインターカレーターから選択される、請求項57に記載の抗体−薬物結合体化合物。
【請求項76】
前記薬物部分Dが、マイタンシノイド、オーリスタチン、ドラスタチンおよびカリケアマイシンから選択される、請求項57に記載の抗体−薬物結合体化合物。
【請求項77】
Dが、構造:
【化4】

を有するMMAEであり、ここで波形の線が前記リンカーLへの結合部位を示す、請求項57に記載の抗体−薬物結合体化合物。
【請求項78】
Dが、構造:
【化5】

を有するMMAFであり、ここで波形の線が前記リンカーLへの結合部位を示す、請求項57に記載の抗体−薬物結合体化合物。
【請求項79】
Dが、構造:
【化6】

を有するDM1であり、ここで波形の線が前記リンカーLへの結合部位を示す、請求項57に記載の抗体−薬物結合体化合物。
【請求項80】
前記親抗体が、アルブミン結合性ペプチド(ABP)を含む融合タンパク質である、請求項57に記載の抗体−薬物結合体化合物。
【請求項81】
前記親抗体が、モノクローナル抗体、二重特異性抗体、キメラ抗体、ヒト抗体およびヒト化抗体から選択される、請求項57に記載の抗体−薬物結合体化合物。
【請求項82】
前記親抗体が、huMAb4D5−8(トラスツズマブ)である、請求項57に記載の抗体−薬物結合体化合物。
【請求項83】
前記親抗体が、抗ErbB2抗体である、請求項57に記載の抗体−薬物結合体化合物。
【請求項84】
前記親抗体が、抗EphB2R抗体である、請求項57に記載の抗体−薬物結合体化合物。
【請求項85】
前記親抗体が、抗CD22抗体である、請求項57に記載の抗体−薬物結合体化合物。
【請求項86】
前記親抗体が、抗MUC16抗体である、請求項57に記載の抗体−薬物結合体化合物。
【請求項87】
前記親抗体が、IgA、IgD、IgE、IgGおよびIgMから選択されるインタクトな抗体である、請求項57に記載の抗体−薬物結合体化合物。
【請求項88】
前記IgGが、サブクラスIgG1、IgG2、IgG3、IgG4、IgAおよびIgA2から選択される、請求項87に記載の抗体−薬物結合体化合物。
【請求項89】
前記親抗体が、抗体フラグメントである、請求項57に記載の抗体−薬物結合体化合物。
【請求項90】
前記抗体フラグメントが、Fabフラグメントである、請求項89に記載の抗体−薬物結合体化合物。
【請求項91】
前記Fabフラグメントが、hu4D5Fabv8である、請求項90に記載の抗体−薬物結合体化合物。
【請求項92】
システインによって置換されるhu4D5Fabv8のアミノ酸残基の一つ以上が、L−V15、L−A43、L−V110、L−A144、L−S168、H−A40、H−A88、H−S119、H−A121、H−S122、H−A175およびH−S179から選択される、請求項91に記載の抗体−薬物結合体化合物。
【請求項93】
構造:
【化7】

から選択される抗体−薬物結合体化合物であって、ここで、Valは、バリンであり;Citは、シトルリンであり;pは、1、2、3、または4であり;そして、Abは、親抗体の一つ以上のアミノ酸残基を一つ以上の遊離システインアミノ酸によって置換する工程を包含するプロセスにより調製されるシステイン操作抗体である、抗体−薬物結合体化合物。
【請求項94】
構造:
【化8】

を有する抗体−薬物結合体化合物であって、ここで、pは、1、2、3、または4であり;nは、0、1または2であり;そして、Abは、親抗体の一つ以上のアミノ酸残基を一つ以上の遊離システインアミノ酸によって置換する工程を包含するプロセスにより調製されるシステイン操作抗体である、抗体−薬物結合体化合物。
【請求項95】
請求項57に記載の抗体−薬物結合体化合物またはその薬学的に受容可能な塩、および薬学的に受容可能な希釈液、キャリアまたは賦形剤を含む、薬学的組成物。
【請求項96】
治療上有効量のさらなる化学療法剤をさらに含む、請求項95に記載の薬学的組成物。
【請求項97】
腫瘍細胞もしくは癌細胞を殺傷するかまたは腫瘍細胞もしくは癌細胞の増殖を阻害するための方法であって、該方法は、腫瘍細胞もしくは癌細胞を殺傷するかまたは腫瘍細胞もしくは癌細胞の増殖を阻害するのに有効な量の請求項57に記載の抗体−薬物結合体化合物またはその薬学的に受容可能な塩もしくは溶媒和物で腫瘍細胞または癌細胞を処理する工程を包含する、方法。
【請求項98】
細胞増殖を阻害する方法であって、該方法は、以下:
(a)細胞培養培地中の哺乳動物細胞を請求項57に記載の抗体−薬物結合体化合物に曝露する工程、および
(b)該抗体−薬物結合体化合物の細胞傷害活性または細胞増殖抑制活性を測定する工程
を包含し、それによって該細胞の増殖が阻害される、方法。
【請求項99】
HER2レセプターおよびEGFレセプターから選択される増殖因子レセプターを過剰発現する腫瘍細胞の増殖を阻害する方法であって、該方法は、該増殖因子レセプター特異的に結合する請求項57に記載の抗体−薬物結合体化合物および化学療法剤を患者に投与する工程を包含し、ここで、該抗体−薬物結合体および化学療法剤は各々、該患者における腫瘍細胞の増殖を阻害するのに有効な量で投与される、方法。
【請求項100】
前記抗体−薬物結合体化合物が、前記腫瘍細胞を前記化学療法剤に対して感作する、請求項99に記載の方法。
【請求項101】
請求項57に記載の抗体−薬物結合体化合物、
容器、および
該化合物を使用して癌を処置し得ることを示している、添付文書またはラベル
を備える、製品。
【請求項102】
抗体−薬物結合体化合物の製造方法であって、該抗体−薬物結合体化合物は、システイン操作抗体(Ab)および薬物部分(D)を含み、ここで、該システイン操作抗体は、リンカー部分(L)によって一つ以上の遊離システインアミノ酸を通してDへと結合しており;該化合物は、式I:
Ab−(L−D)
を有し、ここで、pは1、2、3、または4であり;該方法は、親抗体の一つ以上のアミノ酸残基をシステインによって置換して該システイン操作抗体を調製する工程を包含する、方法。
【請求項103】
以下の工程:
(a)前記システイン操作抗体の操作されたシステイン基をリンカー試薬と反応させて抗体−リンカー中間体Ab−Lを形成させる工程;および
(b)Ab−Lを活性化薬物部分Dと反応させ、それによって、該抗体−薬物結合体が形成される工程
をさらに包含する、請求項102に記載の方法。
【請求項104】
以下の工程:
(a)薬物部分の求核基とリンカー試薬とを反応させて薬物−リンカー中間体D−Lを形成させる工程;および
(b)D−Lと前記システイン操作抗体の操作されたシステイン基とを反応させ、それによって、該抗体−薬物結合体が形成される工程
をさらに包含する、請求項102に記載の方法。
【請求項105】
チャイニーズハムスター卵巣(CHO)細胞において前記システイン操作抗体を発現させる工程をさらに包含する、請求項102に記載の方法。
【請求項106】
前記発現されたシステイン操作抗体がIgG抗体である、請求項102に記載の方法。
【請求項107】
前記発現されたシステイン操作抗体を還元剤で処理する工程をさらに包含する、請求項102に記載の方法。
【請求項108】
前記還元剤がTCEPおよびDTTから選択される、請求項107に記載の方法。
【請求項109】
前記還元剤を用いた処理の後に、前記発現されたシステイン操作抗体を酸化剤で処理する工程をさらに包含する、請求項107に記載の方法。
【請求項110】
前記酸化剤が硫酸銅である、請求項109に記載の方法。

【図1A】
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【図1B】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【公表番号】特表2008−516896(P2008−516896A)
【公表日】平成20年5月22日(2008.5.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−533692(P2007−533692)
【出願日】平成17年9月22日(2005.9.22)
【国際出願番号】PCT/US2005/034353
【国際公開番号】WO2006/034488
【国際公開日】平成18年3月30日(2006.3.30)
【出願人】(596168317)ジェネンテック・インコーポレーテッド (372)
【氏名又は名称原語表記】GENENTECH,INC.
【Fターム(参考)】