説明

シート取付け装置

【課題】脱着が可能であり、維持補修が容易なノズル部と、シートの取付け過程を画像で確認できるシート取付け装置を提供する。
【解決手段】本発明に係るシート取付け装置は、シート690を供給する第1巻取部610、駆動部400、これらが装着されるフレーム部100、コントローラ10を有する装置であって、フレーム部100に脱着自在に設置されて接着剤を吐出するノズル部200、フレーム部100に装着されてシート690を取付面に誘導するガイド部700、取付面を覆ったシート690の両側辺を覆って取り付ける保護フィルム691を供給する第2巻取部620、前記フレーム部100に装着されて取付面を覆ったシート690と保護フィルム691とを押圧して接着剤が取付面に均一に広がるようにするローラ部600、及びシート690の取付け状況等を撮影して生成した撮像情報を伝送する画像撮影装置190を含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はシート取付け装置に関し、更に詳しくは、船舶の船倉で2次防壁を形成しようとする所にシートを連続的に付着させるシート取付け装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、船舶の船倉などでのシートの取付けは、手作業で行われたり、単純な水平運行タイプの運行部によって行われたりしている。
【0003】
手作業の場合には、シートが取り付けられる船倉の位置(以下、「取付面」という)に接着剤を塗布した後、受動ローラを用いてシートを仮接着する。
【0004】
そして、エアープレッシングボード(air pressing board)又はエアーマトリックスを設置及び固定した後に空気を注入する。その後、10時間接着剤を硬化させ、空気が注入されて加圧されたエアープレッシングボード又はエアーマトリックスの定圧で24時間加圧する作業を行った後、ようやくシートが付着及び固定される。
【0005】
ここで、少なくとも3人の作業者が必要になるが、シートを取り付ける前に単位面積当たりに要される接着剤の量と品質の検証を受けた後、1人の作業者は1次塗布を行い、1次塗布と同時に、他の作業者は接着剤の塗布厚さを一定に維持させる作業を行わなければならない。このとき、もう1人の作業者は同時に異物を除去しなければならないという不便さがある。
【0006】
このような手作業によりシートの取付け工程を行う場合、作業者の熟練度に応じてシートの取付け工程の信頼性に差が生じ得る。
【0007】
そして、手作業で行われるため、シートの取付け工程時間が長くなるという問題がある。
【0008】
このような問題を勘案した従来技術によるシート取付け装置は、試片の両側壁面に沿って走行しながらシート取付け工程を進めることができるベースフレームを含む。
【0009】
このような従来のシート取付け装置は、接着剤を噴射するためのノズルをベースフレームに固定させている。
【0010】
しかしながら、従来技術によるシート取付け装置は、ノズルが固定式で備えられているため、維持補修が不便であり、ノズルの位置調整が非常に難しい上に、ノズル孔に閉鎖が発生した時、シート取付け装置全体が臨時作動停止状態となり、作業に不便である。
【0011】
また、従来技術によるシート取付け装置は、シートの取付け状況をリアルタイムでチェック又は確認する検査が不可能であるという短所がある。
【0012】
このような従来のシート取付け装置は、ローリングしながら圧着するためのローラを有し、単にシートを均一にのみ圧着させるようになっている。
【0013】
また、従来のシート取付け装置は冷却装置と連結され、銅板のような複数のシュー(shoe)を備えてシートを支持するようになっている。
【0014】
しかしながら、従来技術のシート取付け装置は、シートが取り付けられる取付面の現場状況を詳察すると、取付面の幅間隔と表面屈曲などが均一でないため、ノズルにより塗布された接着剤が均一にシートと取付面との間で形成されないという短所を有する。
【0015】
また、従来技術のシート取付け装置は、シートの直進移動性(以下、「直進性」という)を維持すると同時に、シートに張力が安定して印加されながらシートと接着剤とを気密に接触するようにする手段がないため、接着効率が非常に低下してしまうという短所がある。
【0016】
即ち、従来技術のシート取付け装置は、取付面とシートとの間に接着剤を噴射した後、直ぐ加圧させることによって接着剤を水平方向に均一に伸ばしたり、接着剤の塗布厚さを一定に維持させることができないという短所がある。
【0017】
また、従来技術のシート取付け装置は、噴射された接着剤の上部に覆われるシートを加圧する際に、接着剤がシートの両側辺の外側に押し出されるおそれがあり、このように押し出された接着剤が自動取付け装置に付いて機器の汚染を招いたり、クリーンな取付け工程を行えないという短所がある。
【0018】
更に、従来技術によるシート取付け装置は、接着剤が完全にスクイズアウトされる前にシューの冷却装置により接着剤が冷却されるため、接着剤を取付面とシートとの間に均等に塗布することが難いという短所を有する。
【0019】
また、従来技術の自動取付け装置は、走行部の内側で行われる付着現場の状況を肉眼で確認できず、取付け誤りの内容をリアルタイムで監視できないという短所がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0020】
そこで、本発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、脱着が可能であり、維持補修が容易なノズル部と、シートの取付け過程を画像で確認できる装置とを備えたシート取付け装置を提供することにある。
【0021】
本発明の他の目的は、供給ローラ部とガイド部とを備え、シートの取付け作業時に接着剤の圧着形状又はスクイズアウト形状を一定に維持でき、接着品質を向上させることができるシート取付け装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0022】
本発明の目的は、シートを供給する第1巻取部、駆動力を発生させる駆動部、前記第1巻取部及び前記駆動部が装着されるフレーム部及び制御のためのコントローラを有するシート取付け装置であって、前記フレーム部に脱着自在に設置され、外部供給ラインから供給された接着剤を吐出するノズル部と、前記フレーム部に装着され、前記ノズル部から吐出された前記接着剤を付着させた取付面を覆わせるように前記シートを誘導するガイド部と、前記取付面を覆った前記シートの両側辺を覆うように取り付けられる保護フィルムを供給する第2巻取部と、前記フレーム部に装着されて前記取付面を覆った前記シート及び前記保護フィルムを押圧して前記接着剤が前記取付面に均一に広がるようにするローラ部とを含むことを特徴とするシート取付け装置により達成される。さらに、前記コントローラに接続されてシートの取付け状況、装置の走行状況、取付面及びその周辺を撮影して生成した撮像情報を伝送するように前記コントローラに電気回路的に結合された画像撮影装置とを含んでもよい。
【発明の効果】
【0023】
従って、本発明のシート取付け装置によれば、脱着が可能なノズル部を搭載することによって、ノズル部の維持補修が容易であり、クランプ方式によりノズル設置位置の左、右、上、下の調整が便利になるという効果を奏する。
【0024】
また、本発明のシート取付け装置は画像撮影装置を搭載することにより、シートの取付け状況をリアルタイムでチェックでき、シートの取付けエラーの内容をリアルタイムで監視できるという長所がある。
【0025】
更に、本発明のシート取付け装置は、供給ローラ部とガイド部を搭載して、接着剤の圧着形状又はスクイズアウト形状を一定に維持でき、接着品質を向上させることができるという長所がある。
【0026】
また、本発明のシート取付け装置は、ガイド部により第1巻取部から解かれるシートの解き方向と、シート取付け装置の走行方向とを一致させて直進性を向上させることができるという長所がある。
【0027】
更に、本発明のシート取付け装置は、一対の第2巻取部でガイド部の下部両側で保護フィルムを解いて供給し、供給された保護フィルムがシートの側辺上部を覆って取り付けられることにより、異常に接着剤がシートの外部に流れ出るのを抑制して、シート取付け装置の汚染を未然に防止できるという利点がある。
【0028】
また、本発明のシート取付け装置は、複数の、左右一対をなしながら、前方と後方に配置されて前後段差型の前後方ローラを有するローラ部を備え、シート取付け装置の走行速度と取付面の幾何形状に対応するように該当ローラを密着及び回転させることができ、加圧しながら接着剤を広く伸ばし、接着剤の広がりを有限な範囲で拘束させ、複数のローラの直進性を向上させ、接着剤の塗布厚さを均一に調節できるという長所がある。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】本発明の一実施形態によるシート取付け装置の構成を説明する側面図である。
【図2】図1に示す実施形態のノズル部を説明する斜視図である。
【図3】図1に示す実施形態の供給ローラ部とガイド部を説明する側面図である。
【図4】図3に示す供給ローラ部の断面図である。
【図5】図1に示す実施形態のローラ部の正面図である。
【図6】図5に示すローラ部の側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0030】
以下、添付する図面を参照して本発明の実施形態を更に詳細に説明する。
【0031】
図1は、本発明の一実施形態によるシート取付け装置の構成を説明する側面図であり、図2は、図1に示す実施形態のノズル部を説明する斜視図である。図3は、図1に示す実施形態の供給ローラ部とガイド部を説明する側面図である。また、図4は、図3に示す供給ローラ部の断面図であり、図5は、図1に示す実施形態のローラ部の正面図であり、図6は、図5に示すローラ部の側面図である。
【0032】
まず、図1を参照すれば、本発明のシート取付け装置は、フレーム部100を備え、フレーム部100には画像撮影装置190、ノズル部200、駆動部400、供給ローラ部600、ガイド部700、ローラ部800がそれぞれ装着されている。
【0033】
コントローラ10は、駆動部400などのように電気又は空圧制御が必要な構成要素と電気的に結合して、結合された該当構成要素の作動制御を行う周知の制御回路技術で製作されている。
【0034】
コントローラ10は予め定めた有線又は無線通信規格の内部連結ポート(モジュール)及び外部通信ポート(モジュール)を有しており、前記通信ポートを用いて画像撮影装置190及び外部統合管理システム90と連結され得る。
【0035】
コントローラ10は、前述又は後述する画像撮影装置190、駆動部400の駆動モータ、移送モータ、フレーム部100に設置される走行エンコーダ、各種モータに設置されるモータエンコーダ、各種モータの出力側に結合される密着ブレーカ又は駆動ブレーカ、ノズルポンプ、ロードセル、各種センサ、変位測定器などを含む諸般の電気/電子構成要素に該当作動源を供給したり、空圧源などを空圧シリンダに供給することを制御したり、該当作動関連の制御信号又はセンサ信号を処理できるように、通常の制御方法及び制御装置の構成により、電気/電子的に結合された制御盤を意味する。
【0036】
即ち、コントローラ10はフレーム部100に設置されるか、又は外部で事前に定めた設置位置に設置され、外部統合管理システム90と連動可能なようになっている。このようなコントローラ10は自電源(バッテリ:図示せず)又は外部電源の供給を受けて、後述する該当構成要素に該当作動電源又は制御信号などを供給したり、各種センサなど又は画像撮影装置190から送られてきた信号又は画像情報の入力を受けて、予め定められた作動又は制御アルゴリズムにより制御を行う装置である。
【0037】
ここで、取付面20はLNG船の船倉用として防壁ブロック(insulation blocks)のトップパッドの間に形成される溝の底面などであり得る。
【0038】
画像撮影装置190はフレーム部100に設置され、コントローラ10の映像処理ボードに連結されて撮影又は撮像した画像の撮像情報をコントローラ10側に伝送するようになっている。
【0039】
画像撮影装置190は、動画撮影が可能なデジタルカメラ、アナログ又はデジタルカムコーダ、CCTV(Closed−Circuit Television)用カメラの中から選択されたいずれか1つの撮像素子と、このような撮像素子をフレーム部100に装着及び固定させるための固定ハウジング191とを有する。画像撮影装置190は、シート690又は保護フィルム691の取付け状況、装置の走行状況、取付面20及びその周辺を撮影して生成した撮像情報を伝送するようにコントローラ10に結合されることによって、リアルタイムで作動現況をチェックする用途として用いられる。
【0040】
フレーム部100は、駆動部400により取付面20に沿って走行可能なようになっている。フレーム部100はコントローラ10を装着する役割と、該当構成要素を水平、垂直方向に支持する機能を行う。
【0041】
ノズル部200は、フレーム部100の前方側の天秤棒で垂直に立てられた垂直軸部材109に設置される。ノズル部200は、複数のノズルで接着剤を定量的に吐出する(噴射等によって供給する)装置であって、接着剤供給システムの外部供給ライン(図示せず)と配管されており、第1クランプレバー、第2クランプレバー又はノズルクランプ機構を用いてフレーム部100を基準としてノズルの設置位置を左、右、上、下に調整可能なようにしながら、フレーム部100から脱着自在に設置されている。
【0042】
駆動部400は複数個(例えば、計4個)であって、フレーム部100の前方及び後方に配置され、それぞれの駆動モータを利用し、平面姿勢(flat)、水平姿勢(horizontal)、垂直姿勢(vertical)、吊り下げられた姿勢(overhead)などのようなあらゆる姿勢、即ち、全姿勢を取りながら、本発明を移動させる役割を担い、フレーム部100に備えられた走行エンコーダ(図示せず)を通じて走行速度の変化に対応するように走行する駆動力を発生させる。
【0043】
供給ローラ部600は、シート690又は保護フィルム691をガイド部700側に供給させる役割をする。特に、保護フィルム691は断面接着テープの構成を有することができ、前記接着テープの構成により接着力を発生させることができる。
【0044】
ガイド部700は第1巻取部から解かれるシート690及び保護フィルム691それぞれの解き方向をシート取付け装置の走行方向に一致させるようにガイドする。このようになれば、シート取付け装置はシートの取付け作業中に円滑な直進性を有しながら、進行できる。
【0045】
特に、ガイド部700は、保護フィルム691が解かれる時(後述)に、前記シート690と同様、保護フィルム691を直進性よくガイドできるように形成されている。そのため、図3に示すように、取付面20上に圧着されるシート690aの両側辺の上部それぞれに保護フィルム691aを覆わせるように誘導するガイド作業が円滑に行われる。
【0046】
ローラ部800は、シート690aと保護フィルム691aを同時に押圧する役割をする。
【0047】
このようなローラ部800は、左右一対をなしながら前方と後方に配置されて前後段差型の前後方ローラ(例えば、一対の前方ローラと一対の後方ローラ)を備え、シート取付け装置の走行速度と取付面20の形状に対応するように該当ローラを密着及び回転させることによって、広げられた状態のシート690aを取付面20側に加圧しながら接着剤を広く伸ばし、接着剤の広がりを有限な範囲で拘束させ、複数個のローラの直進性を向上させ、接着剤の塗布厚さを均一に調節する役割をする。
【0048】
以下、図2〜図6を通じて該当構成要素の結合関係及び作動関係について更に詳細に説明する。
【0049】
図2に示すように、ノズル部200は前記図1のフレーム部100の前方に配置され、ノズル221、211の終端である噴射出口をガイド部700の下方部位に隣接させる設置構成を有する。
【0050】
ノズル部200は、接着剤供給システムの外部供給ラインから接着剤の供給を受けられるように結合された複数(例えば、2つ)のノズルガン210、220を有する。
【0051】
また、ノズル部200は前記ノズルガン210、220を個別に装着又は分離させるために締付け操作又はリリース操作を行う第1クランプレバー241を有する。
【0052】
第1クランプレバー241は、天秤棒状の装着軸部材230の左右両側に配置された傾斜ブラケット240にそれぞれ設置されており、締付け操作又はリリース操作に使用される。
【0053】
それぞれの傾斜ブラケット240はそれぞれのノズルガン210、220を個別に、且つ、傾斜するように設置させるために、それぞれのガン挿入孔249を傾斜するように貫通させて形成している。
【0054】
ここで、それぞれの傾斜ブラケット240には前記第1クランプレバー241がそれぞれのガン挿入孔249の貫通した方向に垂直な方向に締め付けたり、緩めたりすることができるようになっている。
【0055】
そのため、傾斜ブラケット240の上部には、第1クランプレバー241のネジ軸部材が螺合されるためのネジ軸部材用孔が、ガン挿入孔249の貫通した方向に垂直な方向に形成されている。このとき、前記ネジ軸部材用孔はガン挿入孔249と貫通するように形成されている。
【0056】
従って、前記ネジ軸部材用孔に螺合方式で貫通して一部突出した第1クランプレバー241のネジ軸部材の端部は、第1クランプレバー241の締付け操作(正回転方向にレバー回転)又はリリース操作(逆回転方向にレバー回転)時に、それぞれの操作に対応するようにノズルガン210、220の該当部位の表面を接触又は非接触することによって、ノズルガン210、220を締め付けるか、又は緩めることができる。
【0057】
これにより、それぞれの傾斜ブラケット240はそれぞれのノズルガン210、220の個別的な装着台としての役割を行うので、作業途中にノズルと関連してトラブルが発生した時に個別に脱着可能なように、角形設置端部244と、角形設置端部244に形成されたボルト孔に締結可能なスタッドボルトとを用いて、装着軸部材230のコーナー部位に設置されている。このとき、装着軸部材230は、アルミニウム材質などの軽量化されたプロファイル棒部材であって、4面でボルト装着用ナットが挿入及び安着され得るそれぞれの締結長溝を装着軸部材230の長さ延長方向に形成している。従って、装着軸部材230の締結長溝に挿入されたナット(図示せず)に角形設置端部244のボルト孔を通過した前記スタッドボルトが締結される方式でそれぞれの傾斜ブラケット240が装着軸部材230に個別に結合され得る。
【0058】
更に、ノズルガン210、220は第1クランプレバー241のリリース操作状況で、作業者はそれぞれのガン挿入孔249にノズルガン210、220を挿入した深さ変位を調節することによって、それぞれのノズルガン210、220のノズル221、211の噴射出口と図1のガイド部700の下方部位との隣接距離量を個別に調節できる。このように調節が終わった後、作業者は第1クランプレバー241をそれぞれ再び締付けてそれぞれのノズルガン210、220を該当ガン挿入孔249に装着させることができる。
【0059】
一方、ガン挿入孔249の貫通した方向はそれぞれのノズルガン210、220のノズル221、211の延長方向又はノズル噴射方向と一致することが好ましい。
【0060】
また、ノズル部200は、前記装着軸部材230の左右両端部にそれぞれ固定されて、図1のフレーム部100の前方側の天秤棒で垂直に立てられた垂直軸部材109にノズル部200を固定させるのに用いるノズル部クランプ機構250を更に有する。
【0061】
ノズル部クランプ機構250は脱着締結構造を有するものであって、前記装着軸部材230の左右側端の両側面にそれぞれ一側部位を固定させた一対の固定板252、253を有する。
【0062】
装着軸部材230に固定された側の反対側端部に該当する前記固定板252、253のそれぞれの自由端部には、前記固定板252、253それぞれの板厚さ方向に貫通するネジ締結孔254が更に形成されている。
【0063】
このようなそれぞれのネジ締結孔254の貫通方向は互いに一致している。このようなそれぞれのネジ締結孔254には第2クランプレバー251のネジ軸部材251aが周知のナット固定方式で締結されている。
【0064】
装着軸部材230の両側に位置するそれぞれの第2クランプレバー251をそれぞれ正回転方向に回転させるような締付け操作時に、固定板252、253それぞれの自由端部が互いに近づく方向にそれぞれ移動し、これによって、図1のフレーム部100の前方側の天秤棒で垂直に立てられた垂直軸部材109に固定板252、253それぞれの内側面が固定される。このような場合、ノズル部200全体が前記垂直軸部材109に基づいて装着され得る。
【0065】
更に、それぞれの第2クランプレバー251をそれぞれ逆方向に回転させるようなリリース操作時に、前記密着していた固定板252、253が前記垂直軸部材109から離れることによって、結局、ノズル部200全体が前記垂直軸部材109から分離又は移動可能な状態となる。このような場合、前記固定板252、253が安定するように垂直軸部材109に密着する範囲内で、ノズル部200全体の装着位置を左、右、上、下方向に調整又は変更でき、その後、締付け操作によってノズル部200の再装着が可能になる。
【0066】
一方、ノズルガン210、220のノズル211、221はバー形状であって、ノズル211、221の延長方向に沿って長く延びており、このとき、それぞれのノズル211、221の噴射出口はシートの一面と取付面との間を基準としてシート取付面の幅距離を考慮して比率的に等分した位置に位置することによって、接着剤を前記等分した位置に定量的に吐出させて噴射できるようになっている。
【0067】
一方、接着剤噴射の定量制御は周知の接着剤噴射方法と同様に、前述したように図1のコントローラ10のメモリに予め格納された接着剤噴射アルゴリズムと、このような接着剤噴射アルゴリズムを実現するコントローラのプロセッサにより行われ得るように構成されても構わない。
【0068】
前記のような接着剤噴射の定量制御を通じて、図1のコントローラ10はフレーム部100を走行させ、その走行速度に対応するように接着剤の噴出速度又は量を考慮して定量的に図2のノズルガン210、220側に接着剤を供給する。
【0069】
こうして、ノズルガン210、220に供給された接着剤が取付面20に噴射される。また、フレーム部100の走行速度に対応するように供給ローラ部600から解かれたシートは、ガイド部700によりガイドされながら、前記取付面20及び接着剤の上側を覆う。
【0070】
続くフレーム部100の走行によってローリング動作を行うローラ部800は広げられた状態のシートを取付面20側に加圧しながら接着剤を均等に伸ばす。
【0071】
図3と図4を参照すれば、フレーム部100は左、右軸部材103、104を有しており、このような左、右軸部材103、104の間に配置された前方側の天秤棒、その他の複数本の天秤棒により、歪みのない構造を有する。
【0072】
このようなフレーム部100には供給ローラ部600が搭載される。
【0073】
供給ローラ部600は、フレーム部100の中間部位に装着されるものであり、巻き物、コイルストリップなどのような形状の巻かれた状態で収納されたシート690を解かれた状態でガイド部700の中央側に供給する第1巻取部610と、同様に巻かれた状態で収納された保護フィルム691を解かれた状態でガイド部700の下部両側、例えば回転式テープサポータ740側、に供給する一対の第2巻取部620とを有する。
【0074】
例えば、第1巻取部610は、フレーム部100の中間部位よりも後側でメインフレーム部の左、右軸部材103、104にそれぞれ固定されたフレーム型第1受け台611、619により支持され、第2巻取部620は、第1受け台611とガイド部700との間で左、右軸部材103、104にそれぞれ固定された板型第2受け台621により支持される。
【0075】
特に、第1巻取部610の一側(正面を基準として右側)には円形側板の一側軸芯から突出した摩擦バー612が形成されている。
【0076】
シート690の緩め量を調節するための張力調節機構614は摩擦バー612と接触し、一側端でヒンジ613により回転可能なように一体となっており、他側端で張力調節ボルトにより加圧されるように締結されている。
【0077】
シート690の逆回転を防止するための逆回転防止機構は図示されてはいないが、摩擦バー612の摩擦力を用いて逆回転を防止する方式であり、その保持力はバネを利用して得ている。
【0078】
また、第2巻取部620のロール嵌合部622は、ベアリングを用いて、巻かれた状態の保護フィルム691を回転させることができるようになっている。
【0079】
更に、第2受け台621の前方側下部には回転式ガイド段623が設けられている。回転式ガイド段623は、第2巻取部620の巻かれた状態の保護フィルム691の緩め角度をガイド部700側にぴんと張るように誘導する役割を担う。
【0080】
また、シート取付け装置が進行状態にある時、第2巻取部620の巻かれた状態の保護フィルム691から解かれた保護フィルム691aは、回転式テープサポータ740を回ることによって方向を変えてシート取付け装置の進行方向の反対側に広げられる。このとき、回転式テープサポータ740のガイド作用により、保護フィルム691aは、広げられたシート690aの両側辺部位と、その両側辺部位に連接した部分の取付面20をそれぞれ覆うようになる。
【0081】
このように覆われながら付着された保護フィルム691aは異常に流れ出るおそれがある接着剤を気密に封止させることによって、接着剤の一部がシート取付け装置に付くなどの汚染又はそれと類似のトラブルを未然に防止でき、接着剤の圧着形状又はスクイズアウト形状を一定に維持できる。
【0082】
また、図3に示すガイド部700は、供給ローラ部600から前方側に離間した所でフレーム部100を基準として垂直に立てられて配置されている。
【0083】
ガイド部700はシート690、690aに対応する幅を有し、上端と下端が後方に緩やかに折り曲げられており、平滑面を中央部位に形成させた曲板710と、前記曲板710の両側でそれぞれ垂直に固定された支持板720と、前記支持板720の外側に固定され、フレーム部100の左、右軸部材103、104に締結されて支持力を得る一対の支持ブラケット730、731と、前記曲板710の下端両側でそれぞれ回転自在に結合された回転式テープサポータ740とを含む。
【0084】
ガイド部700は、支持板720の前端辺部にガイドサポータ721を形成して第1巻取部610から解かれたシート690が両側に滑らないように強制的に拘束させることで、シート690の解き方向とシート取付け装置の進行方向とが一致した直進性を提供する。
【0085】
更に、ガイドサポータ721の上部と下部外側端には薄くて浅い上に、ガイド部700の幅に対応する長さを有する複数の保護台722、723がそれぞれ固定されている。
【0086】
巻かれた状態のシート690が解かれて、曲板710の中央部位に該当する平滑面に沿って下方にスライドされる時、そのシート690のスライドする部位は曲板710から離脱しないように複数の保護台722、723によって保護される。従って、このような保護台722、723の保護の下で広げられたシート690aはガイド部700から離脱しないように取付面20側にガイドされ得る。
【0087】
図4に示すように、第1巻取部610はフレーム部100の左、右軸部材103、104でそれぞれ立てられた第1受け台611、619でもそれぞれ回転自在に結合され、互いに軸芯が一致した第1巻取軸部材615と第2巻取軸部材616とを有する。
【0088】
第1巻取軸部材615の一側端部には、前述したような摩擦バー612が組み立てられ、第1巻取軸部材615の他側端部には第1ハブ615aにより互いに連結された第1円形拘束板615bが締結される。ここで、第1ハブ615aの内側面にはシート690の芯棒695が挿入されている。
【0089】
第2巻取軸部材616にはシート690の芯棒695を支持する第2ハブ616aにより互いに連結された第2円形拘束板616bが締結されている。
【0090】
一方、第2巻取軸部材616の他側端部には延長軸部材617aと軸部材移送レバー617が順に結合されている。
【0091】
ピボット型軸部材移送レバー617はシート690の交換を速かに行うようにする。
【0092】
そのために、ピボット型軸部材移送レバー617は第1受け台619の外側に配置されており、延長軸部材617aの一側でピボット方式で結合されており、ピボット方式で回転可能な加圧端部617bを有する。前記延長軸部材617aの他側と第1巻取軸部材616との間にはバネブロック618が更に介在されている。
【0093】
作業者によって、ピボット型軸部材移送レバー617は下方又は上方に折り曲げられることによってロック作動とリリース作動を行う。
【0094】
ピボット型軸部材移送レバー617をロック状態にすると、第1、第2円形拘束板615b、616bは、シート690の芯棒695の両側端面に密着し、第1、第2ハブ615a、616aで芯棒695を支持させ、結局、第1、第2巻取軸部材615、616と同時に回転可能になる。
【0095】
ピボット型軸部材移送レバー617をリリース状態にすると、第1、第2円形拘束板615b、616bはバネブロック618の弾性反発力により元の位置に戻り、シート690の芯棒695の両側端面から離脱することによって、第1、第2ハブ615a、616aから芯棒695が抜け出し得る状態になるため、使用済みのシート690の芯棒695を速かに除去し、新しいシート巻き物を装着させることができるようになる。
【0096】
図5と図6に示すように、ローラ部800はシートを一定の圧力で押圧する加圧動作を行いながら、接着剤を広く伸ばし、接着剤の広がりを有限な範囲で拘束させ、直進性を向上させ、接着剤の塗布厚さを均一に調節する役割を担う。
【0097】
更に詳細に説明すれば、ローラ部800は取付面の周辺形状の変化に対応して複数の前後方ローラ880、880a、890、890aの面圧をシートに伝達させることができるようにヒンジ構造を採択している。
【0098】
そのために、ローラ部800は、フレーム部100の天秤棒の中央に固定されたシリンダブラケット810と、シリンダブラケット810の中央に装着されて下方に空圧力を加えるようにシリンダ軸部材811を備えた空圧シリンダ812と、シリンダ軸部材811の下端と締結される第1ジョイントバー820と、フレーム部100の複数のサポートブッシュ822とオイルレスベアリング823を通過して、このような第1ジョイントバー820の両側端部でそれぞれ締結されるストリッパボルト825からなる組立体であって、このような組立体の結合により空圧シリンダ812の上下高さを調節しながら、シートの取付け時に発生可能な衝撃を吸収するようになっている。
【0099】
ここで、第1ジョイントバー820の中央部位の下部には下方に中央関節部821が突出している。
【0100】
また、ローラ部800は第1ジョイントバー820の鉛直下部に他の平行バー型の第2ジョイントバー830を配置し、第1ジョイントバー820の中央関節部821を第2ジョイントバー830の中間部位の中心にヒンジ結合させることによって、ヒンジ831を基準として第2ジョイントバー830はローリング運動が可能になる。
【0101】
更に、第2ジョイントバー830の左右端部には同様に、他のそれぞれのヒンジ832を通じて垂直支持軸部材840の上端が、ローリング運動が可能なようにそれぞれヒンジ結合されている。
【0102】
それぞれの垂直支持軸部材840の下端はローラ上板850の中央に固定され、このようなローラ上板850は一対のローラ側板860を有する。
【0103】
即ち、それぞれのローラ側板860はローラ上板850の両側端で下方方向に固定されている。
【0104】
それぞれ一対をなす前方ローラ880、880aと後方ローラ890、890aとが、このようなローラ側板860の間に前後に配置され、それぞれの回転軸部材870、871に回転自在に結合されている。
【0105】
前後方ローラ880、880a、890、890aは、実軸部材又は中空軸部材形状であって、下記のような外部特徴を有することが好ましい。
【0106】
外部特徴を説明すると、前後方ローラ880、880a、890、890aは、それぞれその軸部材形状の延長方向を地面で横方向に一致するように設置した時、相対的に突出したガイド段881、881a、891、891aを前後方ローラ880、880a、890、890aの外側端に形成しており、凹凸部位882を前後方ローラ880、880a、890、890aの内側端に形成し、それぞれの内側端とガイド段881、881a、891、891aとの間に円周面883、884を形成している。
【0107】
更に詳細に説明すれば、左側に配列された一対の前方ローラ880aと後方ローラ890aそれぞれのガイド段881a、891aは左側端側に形成され、右側に配列された一対の前方ローラ880と後方ローラ890それぞれのガイド段881、891は右側端側に形成される。
【0108】
このような場合、それぞれのガイド段881、881a、891、891aは、保護フィルムを加圧できる位置に配置され、それぞれのガイド段881、881a、891、891aと凹凸部位882との間の前後方ローラ880、880a、890、890aの円周面883、884はシートを加圧できる位置に配置される。
【0109】
このとき、図6に示すように、前方ローラ880、880aと後方ローラ890、890aとは前段差t1、後段差t2を有し、この前・後段差t1、t2は、それぞれ、ガイド段881・881a、891・891aの表面と円周面883、884の表面との差距離に該当し、僅かではあるが互いに異なる大きさとなっている。
【0110】
即ち、前方ローラ880、880aの前段差t1は後方ローラ890、890aの後段差t2に比べて相対的に大きい高さ値を有しており、このとき、後段差t2の高さ値はシートと接着剤の厚さとを合せた値であることが好ましい。
【0111】
従って、接着剤はシートの底面と取付面の上面との間で1次的に前方ローラ880、880aによって比較的に自由に、且つ、広く広がり、2次的に後方ローラ890、890aによって前記後段差t2の高さ値に限定されながら、均一な塗布厚さを有するようになる。
【0112】
一方、前方ローラ880、880aと後方ローラ890、890aとの間に配置された左右のローラ側板860の内側には、それぞれホイール形状のガイドローラ895が回転自在に結合されている。
【0113】
このようなガイドローラ895は保護フィルムを覆わせたシートの両辺の境界部位を加圧するため、前方ローラ880、880a及び後方ローラ890、890aの直進性を向上させ、接着剤の広がりを有限な範囲で拘束させる役割を担う。
【符号の説明】
【0114】
20 取付面
100 フレーム部
190 画像撮影装置
200 ノズル部
210 ノズルガン
241 第1クランプレバー
250 ノズル部クランプ機構
251 第2クランプレバー
400 駆動部
600 供給ローラ部
690 シート
700 ガイド部
710 曲板
800 ローラ部
880,880a 前方ローラ
890,890a 後方ローラ
t1 前段差
t2 後段差

【特許請求の範囲】
【請求項1】
シートを供給する第1巻取部、駆動力を発生させる駆動部、前記第1巻取部及び前記駆動部が装着されるフレーム部及び制御のためのコントローラを有するシート取付け装置であって、
前記フレーム部に脱着自在に設置され、外部供給ラインから供給された接着剤を吐出するノズル部と、
前記フレーム部に装着され、前記ノズル部から吐出された前記接着剤を付着させた取付面を覆わせるように前記シートを誘導するガイド部と、
前記取付面を覆った前記シートの両側辺を覆うように取り付けられる保護フィルムを供給する第2巻取部と、
前記フレーム部に装着されて前記取付面を覆った前記シート及び前記保護フィルムを押圧して前記接着剤が前記取付面に均一に広がるようにするローラ部と
を含むことを特徴とするシート取付け装置。
【請求項2】
シートの取付けに伴う状態を撮影して生成した映像情報を伝送するように、前記コントローラに電気回路的に結合された画像撮影装置を更に含むことを特徴とする請求項1に記載のシート取付け装置。
【請求項3】
前記シートの取付けに伴う状態は、シートの取付け状況、装置の走行状況、前記取付面及びその周辺であることを特徴とする請求項2に記載のシート取付け装置。
【請求項4】
前記画像撮影装置は、
動画撮影が可能な撮像素子と、
前記撮像素子を前記フレーム部に装着及び固定させるための固定ハウジングと
を含むことを特徴とする請求項2に記載のシート取付け装置。
【請求項5】
前記撮像素子は、動画撮影が可能なデジタルカメラ、カムコーダ、CCTV用カメラのいずれかであることを特徴とする請求項2に記載のシート取付け装置。
【請求項6】
前記ノズル部は、
前記外部供給ラインと連結されて前記接着剤の供給を受けるノズルガンと、
前記ノズルガンと連通するように結合され、供給された前記接着剤を前記取付面に吐出するノズルと、
結合された前記ノズルガンと前記ノズルを前記フレーム部に装着する傾斜ブラケットと、
前記傾斜ブラケットに前記ノズルを装着したり、分離したりするための第1クランプレバーと
を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載のシート取付け装置。
【請求項7】
前記ノズル部には、前記傾斜ブラケットを前記フレーム部に装着するためのノズル部クランプ機構が更に備えられたことを特徴とする請求項6に記載のシート取付け装置。
【請求項8】
前記ノズル部クランプ機構は、
前記フレーム部に装着された装着軸部材の左右側端の各々の両側面にそれぞれ一側部位を固定させる一対の固定板と、
前記一対の固定板の他側部位に該当する一対の自由端を厚さ方向に貫通するようにネジ軸部材を締結させる第2クランプレバーと
を含むことを特徴とする請求項7に記載のシート取付け装置。
【請求項9】
前記ガイド部は、
上端と下端を装置の進行方向の反対方向に向かうように緩やかに湾曲させ、中央部位に平滑面を形成させた曲板と、
前記曲板の左右端側でそれぞれ垂直に固定され、その前端辺部に所定高さのガイドサポータを形成した支持板と
を更に含むことを特徴とする請求項1に記載のシート取付け装置。
【請求項10】
前記ガイドサポータの上部と下部の外側端には薄くて幅が狭い上に、前記ガイド部の幅に対応する長さを有する複数の保護台が更に含まれていることを特徴とする請求項9に記載のシート取付け装置。
【請求項11】
前記保護フィルムを円滑に供給するために前記曲板の下端両側に回転自在に結合された回転式テープサポータを更に含むことを特徴とする請求項1又は2に記載のシート取付け装置。
【請求項12】
前記ローラ部は、
それぞれ前方と後方とに位置する左右一対の前方ローラ及び左右一対の後方ローラと、
前記前方ローラ及び後方ローラに加圧力を提供するシリンダと、
前記シリンダの加圧力を伝達するシリンダ軸部材と、
中央関節部で前記シリンダ軸部材と回転自在にヒンジで結合された第2ジョイントバーと、
前記第2ジョイントバーの両端部でそれぞれ独立して回転自在にヒンジで結合された垂直支持軸部材と、
前記両垂直支持軸部材と結合された左側及び右側ローラ上板と
を更に含み、
前記前方ローラ及び後方ローラは、それぞれ、前記左側及び右側ローラ上板の双方に回転自在に装着されたことを特徴とする請求項1又は2に記載のシート取付け装置。
【請求項13】
前記ローラは、前記前方ローラが前記後方ローラよりも前記取付面に対して段差が更に大きいことを特徴とする請求項12に記載のシート取付け装置。
【請求項14】
前記ローラ部は、
前記シリンダを介在して左右両側で前記フレーム部に装着されたブッシュと、
前記ブッシュの中空部に挿装されたオイルレスベアリングと、
前記オイルレスベアリングを貫通しながら結合されたストリッパボルトと、
前記ストリッパボルトが両端部に締結されており、前記シリンダ軸部材と締結された第1ジョイントバーと
を更に含み、
前記シリンダの上下高さを調節し、前記シートを加圧する時の衝撃を吸収するようにしたことを特徴とする請求項12に記載のシート取付け装置。
【請求項15】
前記第1巻取部は、
前記第1巻取部を前記フレーム部に装着するための第1受け台と、
前記シートが巻かれ、中央が中空である芯棒と、
前記芯棒の両端側に嵌め込まれる第1及び第2円形拘束板と、
前記第1及び第2円形拘束板の中心部にそれぞれ装着される第1及び第2ハブと、
前記第1受け台と前記第1円形拘束板との間に位置しながら、前記第1ハブと前記第1受け台に回転自在に結合された第1巻取軸部材と、
前記第1受け台と前記第2円形拘束板との間に位置しながら、前記第2ハブと前記第1受け台に回転自在に結合された第2巻取軸部材と、
前記第2巻取軸部材上に挿入されて前記第2円形拘束板を前記第1円形拘束板側に押すバネブロックと、
前記シートが巻かれた前記芯棒を回転自在にかけたり、解いたりすることができるように前記バネブロックに加圧力を提供又は解除することで、前記第2巻取軸部材と前記第1受け台との間に結合される軸部材移送レバーと
を更に含むことを特徴とする請求項1又は2に記載のシート取付け装置。
【請求項16】
前記第1巻取部は摩擦力を用いて逆回転を防止するための摩擦バーを更に含むことを特徴とする請求項15に記載のシート取付け装置。
【請求項17】
前記第2巻取部は、
前記フレーム部に前記第2巻取部を固定するための第2受け台と、
前記保護フィルムが巻かれたロールが回転自在に装着されるロール嵌合部と、
前記保護フィルムを前記取付面に誘導する回転式テープサポートと
を更に含むことを特徴とする請求項1又は2に記載のシート取付け装置。

【図1】
image rotate

image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

image rotate

【図4】
image rotate

image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

image rotate


【公表番号】特表2010−510903(P2010−510903A)
【公表日】平成22年4月8日(2010.4.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−538346(P2009−538346)
【出願日】平成19年11月27日(2007.11.27)
【国際出願番号】PCT/KR2007/006040
【国際公開番号】WO2008/066315
【国際公開日】平成20年6月5日(2008.6.5)
【出願人】(508192407)三星重工業株式会社 (21)
【氏名又は名称原語表記】SAMSUNG HEAVY IND.CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】530,Jangpyeong−ri,Shinhyeon−eup,Geoje−si,Gyeongsangnam−do, Republic of Korea
【Fターム(参考)】