説明

ジアシルグリセロールアシルトランスフェラーゼの阻害剤としての二環式化合物

本発明は、ジアシルグリセロールアシルトランスフェラーゼ(DGAT)阻害剤としての新規な複素環化合物、該複素環化合物を含む医薬組成物、並びに循環器病、代謝障害、肥満症、肥満症関連疾患、糖尿病、脂質異常症、糖尿病性合併症、グルコース耐性異常又は空腹時グルコース異常の治療又は予防のための前記化合物の使用に関する。本発明の化合物の実例を以下に示す:式(I)
【化1】



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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式IA:
【化1】

(式中、
【化2】

により示される結合は単結合又は二重結合であり;
Wは、C(R)、C(R)、N、N(R)、S又はOからなる群から選択され;
Xは、C(R)、C(R)、N、N(R)、S又はOからなる群から選択され;
Yは、C(R)、C(R)、N、N(R)、S又はOからなる群から選択され;
は許容される原子価に依存して存在し、H、アルキル、R、−OH、(=O)又はヒドロキシアルキルから選択され;
W、X又はYは、許容される原子価に依存してRで置換されており;
は、アルキル−、アリール−、アリールアルキル−、ヘテロアリール−、ヘテロアリールアルキル−、シクロアルキル−、(シクロアルキル)アルキル−、ヘテロシクロアルキル−、(ヘテロシクロアルキル)アルキル−、(アルキル)アミノ−、(アリール)アミノ−、(アリールアルキル)アミノ−、(ヘテロアリール)アミノ−、(ヘテロアリールアルキル)アミノ−、(シクロアルキル)アミノ−、((シクロアルキル)アルキル)アミノ−、(ヘテロシクロアルキル)アミノ−、((ヘテロシクロアルキル)アルキル)アミノ−、(アルキル)カルボニル−、(シクロアルキル)カルボニル−、(シクロアルキル)アルキルカルボニル−、(ヘテロシクロアルキル)カルボニル−、(ヘテロシクリル)アルキルカルボニル−、(アリール)カルボニル−、(アリール)アルキルカルボニル−、(ヘテロアリール)カルボニル−、(ヘテロアリール)アルキルカルボニル−、(アルキル)チオカルボニル−、(シクロアルキル)チオカルボニル−、(シクロアルキル)アルキルチオカルボニル−、(ヘテロシクロアルキル)チオカルボニル−、(ヘテロシクリル)アルキルチオカルボニル−、(アリール)チオカルボニル−、(アリール)アルキルチオカルボニル−、(ヘテロアリール)チオカルボニル−、(ヘテロアリール)アルキルチオカルボニル−、(アルキルオキシ)カルボニル−、(シクロアルキルオキシ)カルボニル−、(ヘテロシクロアルキルオキシ)カルボニル−、(アリールオキシ)カルボニル−、(アリールアルキルオキシ)カルボニル−、(ヘテロアリールオキシ)カルボニル−、(ヘテロアリールアルキルオキシ)カルボニル−、(アルキルアミノ)カルボニル−、(シクロアルキルアミノ)カルボニル−、(ヘテロシクロアルキルアミノ)カルボニル−、(アリールアミノ)カルボニル−、(アリールアルキルアミノ)カルボニル−、(ヘテロアリールアミノ)カルボニル、(ヘテロアリールアルキルアミノ)カルボニル−、(アルキル)スルホニル−、(シクロアルキル)スルホニル−、(ヘテロシクロアルキル)スルホニル−、(アリール)スルホニル−、(アリールアルキル)スルホニル−、(ヘテロアリール)スルホニル−、(ヘテロアリールアルキル)スルホニル−、(アルキルアミノ)スルホニル−、(シクロアルキルアミノ)スルホニル−、(ヘテロシクロアルキルアミノ)スルホニル−、(アリールアミノ)スルホニル−、(アリールアルキルアミノ)スルホニル−、(ヘテロアリールアミノ)スルホニル−及び(ヘテロアリールアルキルアミノ)スルホニルからなる群から選択され、ここで、これらのR基のそれぞれは置換されていないか、又は独立してハロゲン、アミノ、アルキルアミノ、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキル、シクロアルキル、カルボキシ、カルボキシエステル、メチレンジオキシ、CN、シアノアルキル−、ニトロ及びCFから選択される1〜4個の置換基で独立に置換されていてもよく;
Aは、C(R)又はNからなる群から選択され;
Bは、C(R)又はNからなる群から選択され;
Cは、C(R)又はNからなる群から選択され;
Dは、C(R)又はNからなる群から選択され;
は、H、アルキル、シクロアルキル、アミノ、アルキルアミノ、ヒドロキシ、アルコキシ、ハロゲン、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール又はアリールから選択され、ここで、これらのR基のそれぞれは置換されていないか、又は独立してハロゲン、アミノ、アルキルアミノ、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキル、シクロアルキル、CN及びCFから選択される1〜4個の置換基で独立に置換されていてもよく;
A、B、C又はDのそれぞれは、許容される原子価に依存し、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール又はアリールで置換されていてもよく、ここで、これらの置換基のそれぞれは、置換されていないか、又は独立してハロゲン、アミノ、アルキルアミノ、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキル、シクロアルキル、CN及びCFから選択される1〜4個の置換基で独立に置換されていてもよく;
はヘテロアリールであり、ここで、前記ヘテロアリールは置換されていないか、又は独立してハロゲン、アミノ、アルキルアミノ、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキル、シクロアルキル、CN及びCFから選択される1〜4個の置換基で独立に置換されていてもよく;
Zは、単結合、O、N(R)、アルキル、カルボニル及びスルホニルからなる群から選択され;
は、H又はアルキルから選択され;
は、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール及びヘテロアリールからなる群から選択され、ここで、これらのR基のそれぞれは置換されていないか、又は独立してハロゲン、アミノ、アルキルアミノ、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキル、シクロアルキル、−CN、−CF、−C(O)NH(R)、−CON(R、−COOH、−C(O)−O−アルキル、−アルキルCOOH、−アルキル−C(O)O−アルキル、−アルキル−C(O)NH、−アルキル−C(O)−NH−(CH1−3−CN、−アルキル−C(O)−NH−(CH1−3−(ヘテロアリール)、−COOHバイオイソスター又は−アルキルCOOHバイオイソスターから選択される1〜4個の置換基で独立に置換されていてもよい)
により表される化合物又は前記化合物の薬学的に許容されるその塩、又はプロドラッグの薬学的に許容される塩、溶媒和物若しくはエステル、又は前記化合物の立体異性体若しくは互変異性体。
【請求項2】
少なくとも1種の請求項1記載の化合物と、少なくとも1種の薬学的に許容される担体とを含む医薬組成物。
【請求項3】
少なくとも1種の請求項1記載の化合物の治療的有効量を患者に投与することを含む、阻害を必要とする患者における、DGAT1の阻害方法。
【請求項4】
少なくとも1種の請求項1記載の化合物の治療的有効量を患者に投与することを含む、治療を必要とする患者における糖尿病又はメタボリックシンドロームの治療方法。
【請求項5】
式:
【化3】

の化合物又は薬学的に許容されるその塩。
【請求項6】
式IB:
【化4】

(式中、
【化5】

により示される結合は単結合又は二重結合であり;
Eは、C(R)、C(R)、N、N→O、N(R)、S又はOからなる群から選択され;
Fは、C(R)、C(R)、N、N→O又はNRからなる群から選択され;
Gは、C(R)、C(R)、N、N→O又はNRからなる群から選択され;
Hは、C(R)、C(R)、N、N→O、N(R)、S又はOからなる群から選択され;
は許容される原子価に依存して存在し、H、アルキル、R、−OH、(=O)又はヒドロキシアルキルから選択され;
E、F、G又はHは、許容される原子価に依存してRで置換されており;
は、アルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキル、(シクロアルキル)アルキル、ヘテロシクロアルキル、(ヘテロシクロアルキル)アルキル、(アルキル)アミノ−、(アリール)アミノ−、(アリールアルキル)アミノ−、(ヘテロアリール)アミノ−、(ヘテロアリールアルキル)アミノ−、(シクロアルキル)アミノ−、((シクロアルキル)アルキル)アミノ−、(ヘテロシクロアルキル)アミノ−、((ヘテロシクロアルキル)アルキル)アミノ−、(アルキル)カルボニル、(シクロアルキル)カルボニル、(シクロアルキル)アルキルカルボニル、(ヘテロシクロアルキル)カルボニル、(ヘテロシクリル)アルキルカルボニル、(アリール)カルボニル、(アリール)アルキルカルボニル、(ヘテロアリール)カルボニル、(ヘテロアリール)アルキルカルボニル、(アルキル)チオカルボニル、(シクロアルキル)チオカルボニル、(シクロアルキル)アルキルチオカルボニル、(ヘテロシクロアルキル)チオカルボニル、(ヘテロシクリル)アルキルチオカルボニル、(アリール)チオカルボニル、(アリール)アルキルチオカルボニル、(ヘテロアリール)チオカルボニル、(ヘテロアリール)アルキルチオカルボニル、(アルキルオキシ)カルボニル、(シクロアルキルオキシ)カルボニル、(ヘテロシクロアルキルオキシ)カルボニル、(アリールオキシ)カルボニル、(アリールアルキルオキシ)カルボニル、(ヘテロアリールオキシ)カルボニル、(ヘテロアリールアルキルオキシ)カルボニル、(アルキルアミノ)カルボニル、(シクロアルキルアミノ)カルボニル、(ヘテロシクロアルキルアミノ)カルボニル、(アリールアミノ)カルボニル、(アリールアルキルアミノ)カルボニル、(ヘテロアリールアミノ)カルボニル、(ヘテロアリールアルキルアミノ)カルボニル、(アルキル)スルホニル、(シクロアルキル)スルホニル、(ヘテロシクロアルキル)スルホニル、(アリール)スルホニル、(アリールアルキル)スルホニル、(ヘテロアリール)スルホニル、(ヘテロアリールアルキル)スルホニル、(アルキルアミノ)スルホニル、(シクロアルキルアミノ)スルホニル、(ヘテロシクロアルキルアミノ)スルホニル、(アリールアミノ)スルホニル、(アリールアルキルアミノ)スルホニル、(ヘテロアリールアミノ)スルホニル及び(ヘテロアリールアルキルアミノ)スルホニルからなる群から選択され、ここで、これらのR基のそれぞれは置換されていないか、又は独立してハロゲン、アミノ、アルキルアミノ、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキル、シクロアルキル、カルボキシ、カルボキシエステル、メチレンジオキシ、CN、シアノアルキル−、ニトロ及びCFから選択される1〜4個の置換基で独立に置換されていてもよく;
Aは、CR又はNからなる群から選択され;
Bは、CR又はNからなる群から選択され;
Cは、CR又はNからなる群から選択され;
Dは、CR又はNからなる群から選択され;
は、H、アルキル、シクロアルキル、アミノ、アルキルアミノ、ヒドロキシ、アルコキシ、ハロゲン、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール又はアリールから選択され、ここで、これらのR基のそれぞれは置換されていないか、又は独立してハロゲン、アミノ、アルキルアミノ、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキル、シクロアルキル、CN及びCFから選択される1〜4個の置換基で独立に置換され;
A、B、C又はDのそれぞれは、許容される原子価に依存し、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール又はアリールで置換されていてもよく、ここで、これらの置換基のそれぞれは、置換されていないか、又は独立してハロゲン、アミノ、アルキルアミノ、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキル、シクロアルキル、CN及びCFから選択される1〜4個の置換基で独立に置換されていてもよく;
はヘテロアリールであり、ここで、前記ヘテロアリールは置換されていないか、又は独立してハロゲン、アミノ、アルキルアミノ、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキル、シクロアルキル、CN及びCFから選択される1〜4個の置換基で独立に置換されていてもよく;
Zは、結合、O、S、NR、アルキル、カルボニル及びスルホニルからなる群から選択され;
は、H又はアルキルから選択され;そして
は、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、−アルキル(シクロアルキル)、−アルキル(ヘテロシクリル)、−アルキル(アリール)及び−アルキル(ヘテロアリール)からなる群から選択され、ここで、これらのR基のそれぞれは置換されていないか、又は独立してハロゲン、アミノ、アルキルアミノ、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキル、シクロアルキル、スピロシクリル、−CN、−CF、−C(O)NH(R)、−CON(R、−COOH、−C(O)−Oアルキル、−アルキルCOOH、−アルキル−C(O)O−アルキル、−アルキル−C(O)NH、−アルキル−C(O)−NH−(CH1−3−CN、−C(O)−NH−(CH1−3−(ヘテロアリール)、−アルキル−C(O)−NH−(CH1−3−(ヘテロアリール)、−COOHバイオイソスター又は−アルキルCOOHバイオイソスターから選択される1〜4個の置換基で独立に置換されていてもよい)
により表される化合物又は前記化合物の薬学的に許容されるその塩、又はプロドラッグの薬学的に許容される塩、溶媒和物若しくはエステル、又は前記化合物の立体異性体若しくは互変異性体。
【請求項7】
少なくとも1種の請求項6記載の化合物と、少なくとも1種の薬学的に許容される担体とを含む医薬組成物。
【請求項8】
少なくとも1種の請求項6記載の化合物の治療的有効量を患者に投与することを含む、阻害を必要とする患者における、DGAT1の阻害方法。
【請求項9】
少なくとも1種の請求項6記載の化合物の治療的有効量を患者に投与することを含む、治療を必要とする患者における肥満症、糖尿病又はメタボリックシンドロームの治療方法。
【請求項10】
式:
【化6−1】

【化6−2】

の化合物から選択される化合物又は薬学的に許容されるその塩。

【公表番号】特表2012−520886(P2012−520886A)
【公表日】平成24年9月10日(2012.9.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−500880(P2012−500880)
【出願日】平成22年3月16日(2010.3.16)
【国際出願番号】PCT/US2010/027443
【国際公開番号】WO2010/107765
【国際公開日】平成22年9月23日(2010.9.23)
【出願人】(596129215)シェーリング コーポレイション (785)
【氏名又は名称原語表記】Schering Corporation
【Fターム(参考)】