説明

ステアリングホイール

【課題】エアバッグ装置が展開する際に運転者の親指が受ける衝撃を低減したい。
【解決手段】ステアリングホイール10は、環状のリム部12と、リム部12の略中央に位置するボス部14と、リム部12とボス部14とを連結するスポーク部22と、ボス部14に配設されたエアバッグ装置と、リム部12に取り付けられ、運転者がリム部12を把持したときに、運転者の親指がリム部12の裏側に回り込むのを防ぐガード部28と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ステアリングホイールに関し、特にエアバッグ装置を備えたステアリングホイールに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、衝突事故の際に乗員が受ける衝撃を緩和するために、エアバッグ装置が車両に標準で装備されるようになってきている。このエアバッグ装置は、エアバッグと、エアバッグ内に瞬時にガスを吹き込むインフレータとを備える。運転者用のエアバッグ装置は、ステアリングホイールのリム部の中央に位置するボス部に配設される(たとえば、特許文献1参照)。
【特許文献1】実開平1−122349号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところで、運転者用のエアバッグ装置においては、運転者がステアリングホイールのリム部を把持している際にエアバッグが展開すると、運転者の腕が展開したエアバッグに押動される場合がある。運転者の腕が押動される際に、運転者の親指がリム部に引っかかったままであると、運転者の親指が衝撃を受けるため好ましくない。
【0004】
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、エアバッグが展開する際に、運転者の親指が受ける衝撃を低減できる技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するために、本発明のある態様のステアリングホイールは、環状のリム部と、リム部の略中央に位置するボス部と、リム部とボス部とを連結するスポーク部と、ボス部に配設されたエアバッグ装置と、リム部に取り付けられ、運転者がリム部を把持したときに、運転者の親指がリム部の裏側に回り込むのを防ぐガード部と、を備える。
【0006】
この態様によると、運転者の親指がリム部の裏側に回り込むのを防ぐガード部を備えたことにより、運転者の腕が展開されたエアバッグで押動された場合に、親指がステアリングホイールからスムーズに離れ、親指が受ける衝撃を低減できる。
【0007】
ガード部は、上面側に凹部を有して形成されてもよい。このガード部上面の凹部は、親指の形状、大きさに応じて形成されることが好ましい。これにより、ガード部に親指を載置しやすくなる。
【0008】
ガード部は、その上面がリム部に対してなだらかに傾斜して接触するように設けられてもよい。ガード部の上面をリム部に対してなだらかに傾斜させることにより、運転者の親指がガード部上面を滑りやすくなる。その結果、運転者の腕が展開されたエアバッグで押動された場合に、親指がステアリングホイールからスムーズに離れ、親指が受ける衝撃を低減できる。
【0009】
スポーク部は、操舵基準状態においてボス部からリム部にかけて左右方向にそれぞれ延びる2本のスポークを有しており、ガード部は、該スポークとリム部の接合部の近傍に取り付けられてもよい。
【0010】
ここで、操舵基準状態とは、ステアリングホイールが車両に取り付けられた際に、操舵角が零度であることを意味する。一般に、運転者は、運転する際に左右方向に延びる2本のスポークとリム部の接合部近傍を握ることが多い。従って、これらの接合部近傍にガード部を取り付けることにより、適切に運転者の親指を保護できる。
【0011】
本発明の別の態様もまた、ステアリングホイールである。このステアリングホイールは、環状のリム部と、リム部の略中央に位置するボス部と、リム部とボス部とを連結するスポーク部と、ボス部に配設されたエアバッグ装置と、を備える。スポーク部は、運転者の親指を載置する載置部を有するよう、リム部との接合部近傍において幅広に形成される。
【0012】
この態様によると、スポーク部とリム部との接合部近傍においてスポーク部を幅広に形成し、運転者の親指を載置する載置部を有するよう構成したことにより、運転者の親指がリムの裏側に回り込むのが防止される。その結果、運転者の腕が展開されたエアバッグで押動された場合に、親指がステアリングホイールからスムーズに離れ、親指が受ける衝撃を低減できる。
【0013】
載置部は、上面側に凹部を有して形成されてもよい。この載置部上面の凹部は、親指の形状、大きさに応じて形成されることが好ましい。これにより、載置部に親指を載置しやすくなる。
【0014】
載置部は、その上面がリム部に対してなだらかに傾斜して接触するように設けられてもよい。載置部の上面をリム部に対してなだらかに傾斜させることにより、運転者の親指が載置部上面を滑りやすくなる。その結果、運転者の腕が展開されたエアバッグで押動された場合に、親指がステアリングホイールからスムーズに離れ、親指が受ける衝撃を低減できる。
【0015】
スポーク部は、操舵基準状態においてボス部からリム部にかけて左右方向にそれぞれ延びる2本のスポークを有しており、載置部は、該スポークとリム部の接合部に設けられてもよい。これらの接合部近傍に載置部を設けることにより、適切に運転者の親指を保護できる。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、エアバッグが展開する際に、運転者の親指が受ける衝撃を低減できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るステアリングホイール10を示す図である。図1では、ステアリングホイール10が操舵基準状態にあるときの様子を示している。ここで、操舵基準状態とは、ステアリングホイール10が車両に取り付けられた際に、操舵角が零度である状態をいう。なお、本明細書において上下左右の方向を言うときは、特に断らない限り、操舵基準状態にあるステアリングホイール10における上下左右の方向を言うものとする。
【0018】
図1に示すように、ステアリングホイール10は、環状のリム部12と、リム部12の略中央に位置するボス部14と、リム部12とボス部14とを連結するスポーク部22と、第1ガード部24と、第2ガード部26と、エアバッグ装置(図示せず)と、を備える。
【0019】
スポーク部22は、ボス部14からリム部12にかけて右方向に延びる第1スポーク16と、ボス部14からリム部12にかけて左方向に延びる第2スポーク18と、ボス部14からリム部12にかけて下方向に延びる第3スポーク20と、を備える。
【0020】
ボス部14には、エアバッグ装置が配設される。エアバッグ装置は、エアバッグと、エアバッグ内にガスを吹き込むインフレータと、を備える。エアバッグとインフレータは、ボス部14上面のパッド部30の裏側に位置するハウジング部(図示せず)に収納される。ここで、ボス部の上面とは、ボス部の運転者から視認される側の面を意味し、以下の明細書の記載においても同様である。
【0021】
第1ガード部24、第2ガード部26は、運転者がリム部12を把持したときに、運転者の親指がリム部12の裏側に回り込むのを防ぐ機能を有する。以下、第1ガード部24、第2ガード部26を総称する場合は、単にガード部28と呼ぶ。ガード部28は、プレート状に形成され、リム部12の内側面12aに取り付けられる。第1ガード部24は、第1スポーク16とリム部12の接合部12bの近傍に取り付けられ、第2ガード部26は、第1スポーク16とリム部12の接合部12cの近傍に取り付けられる。
【0022】
ガード部28は、リム部12に一体として形成されてもよく、また、別部材としてリム部12に取り付けられてもよい。ガード部28は、たとえば樹脂材料で形成される。
【0023】
ここで、運転者がリム部12を把持したときに、運転者の親指の付け根がリム部12に当接するような把持状態を標準把持状態と定義する。ガード部28のリム径方向の長さは、この標準把持状態において、運転者の親指の第一関節がガード部28の端部を超えない程度の長さに形成されることが好ましい。このようにガード部28を形成することにより、運転者の親指がリム部12の裏側に回り込むのを防ぐことができる。ガード部28のリム径方向の長さは、たとえば、2cm〜3cm程度に形成される。
【0024】
図2は、運転者がステアリングホイール10を把持した状態を示す図である。図2では、ステアリングホイール10の右半分のみ図示している。図2に示すように、ガード部28は、運転者の親指100がリム部12の裏側に回り込むのを防いでいる。図2に示す状態においてボス部14に配設されたエアバッグ装置が展開し、運転者の腕がエアバッグにより押動された場合、運転者の親指は、ステアリングホイールからスムーズに離れるので、親指が引っ張られることによる衝撃を回避できる。
【0025】
一般に、運転者は、運転する際に、第1スポーク16とリム部12の接合部12bおよび/または第2スポーク18とリム部12の接合部12cを把持することが多い。従って、接合部12bおよび/または接合部12c近傍にガード部28を取り付けることが好ましく、接合部12bおよび/または接合部12cよりも上方にガード部28を取り付けることがさらに好ましい。このような位置にガード部28を取り付けることにより、適切に運転者の親指を保護できる。
【0026】
図3は、ガード部28の形状を説明するための図である。図3は、図1のA−A断面を示す。図3に示すように、ガード部28は、上面28a側に凹部32を有して形成されてもよい。ここで、ガード部の上面とは、運転者から視認される側の面を意味し、以下の明細書の記載においても同様である。凹部32は、リム部12の周方向に形成される。この凹部32は、親指の形状、大きさに応じて形成されることが好ましい。これにより、ガード部28に親指を載置しやすくなる。
【0027】
図4は、ガード部28の形状の別の例を説明するための図である。図4は、図1のA−A断面を示す。図4に示すように、ガード部28は、その上面28aがリム部12に対してなだらかに傾斜して接触するように設けられてもよい。これにより、運転者の親指がガード部28の上面28aを滑りやすくなる。その結果、運転者の腕が展開されたエアバッグで押動された場合に、親指がステアリングホイールからスムーズに離れ、親指が受ける衝撃を低減できる。
【0028】
(第2の実施の形態)
図5は、本発明の第2の実施の形態に係るステアリングホイール50を示す図である。図5では、ステアリングホイール50が操舵基準状態にあるときの様子を示している。図5に示すように、ステアリングホイール50は、環状のリム部52と、リム部52の略中央に位置するボス部54と、リム部52とボス部54とを連結するスポーク部62と、エアバッグ装置(図示せず)と、を備える。
【0029】
ボス部54には、エアバッグ装置が配設される。エアバッグ装置は、エアバッグと、エアバッグ内にガスを吹き込むインフレータと、を備える。エアバッグとインフレータは、ボス部54上面のパッド部70の裏側に位置するハウジング部(図示せず)に収納される。
【0030】
スポーク部62は、ボス部54からリム部52にかけて右方向に延びる第1スポーク56と、ボス部54からリム部52にかけて左方向に延びる第2スポーク58と、ボス部54からリム部52にかけて下方向に延びる第3スポーク60と、を備える。
【0031】
第1スポーク56、第2スポーク58は、運転者の親指を載置する第1載置部64、第2載置部66を有する。以下、第1載置部64、第2載置部66を総称する場合は、単に載置部80と呼ぶ。第1載置部64は、第1スポーク56とリム部52の接合部近傍において、第1スポーク56を幅広に形成することにより構成される。第2載置部66は、第2スポーク58とリム部52の接合部近傍において、第2スポーク58を幅広に形成することにより構成される。
【0032】
図6は、運転者がステアリングホイール50を把持した状態を示す図である。図6では、ステアリングホイール50の右半分のみ図示している。図6に示すように、本実施の形態に係るステアリングホイール50では、運転者の親指100が載置される載置部80を設けたことにより、運転者の親指100がリム部52の裏側に回り込むこむことが防止される。図6に示す状態において運転者の腕が展開されたエアバッグで押動された場合、運転者の親指100は、ステアリングホイール50からスムーズに離れ、親指が受ける衝撃を低減できる。
【0033】
一般に、運転者は、運転する際に、第1スポーク56とリム部52の接合部52bおよび/または第2スポーク58とリム部52の接合部52cを把持することが多い。従って、接合部52bおよび/または接合部52c近傍に載置部80を設けることが、適切に運転者の親指を保護するという観点から好ましい。
【0034】
図7は、載置部80の形状を説明するための図である。図7は、図5のA−A断面を示す。図7に示すように、載置部80は、上面80a側に凹部68を有して形成されてもよい。ここで、載置部の上面とは、載置部の運転者から視認される側の面を意味し、以下の明細書の記載においても同様である。この凹部68は、親指の形状、大きさに応じて形成されることが好ましい。これにより、載置部80に親指を載置しやすくなる。
【0035】
図8は、載置部80の形状の別の例を説明するための図である。図8は、図5のA−A断面を示す。図8に示すように、載置部80は、その上面80aがリム部52に対してなだらかに傾斜して接触するように設けられてもよい。これにより、運転者の親指が載置部80の上面80aを滑りやすくなる。その結果、運転者の腕が展開されたエアバッグで押動された場合に、親指がステアリングホイールからスムーズに離れ、親指が受ける衝撃を低減できる。
【0036】
(第3の実施の形態)
図9は、本発明の第3の実施の形態に係るステアリングホイール200を説明するための図である。図9では、ステアリングホイール200の右半分のみ図示している。ステアリングホイール200は、環状のリム部202と、リム部202の略中央に位置するボス部204と、リム部202とボス部204とを連結するスポーク部206と、エアバッグ208と、を備える。
【0037】
図9では、ボス部204に配設されたエアバッグ208が展開された様子を示している。第3の実施の形態に係るステアリングホイール200においては、ボス部204に配設されたエアバッグ装置のエアバッグ208が、展開時に運転者の腕110に接触する部分が少なくなるような形状に形成される。具体的には、円の左右側方下部が切り取られた形状に形成される。このような形状にエアバッグ208を形成することにより、エアバッグ208が展開した際に、エアバッグ208に腕110が押動れにくくなるので、運転者の親指が受ける衝撃を低減できる。
【0038】
上述した第1の実施の形態および第2の実施の形態に係るステアリングホイールにおいて、エアバッグの形状を図9に示すエアバッグ208のような形状に形成してもよい。この場合も同様に、親指が受ける衝撃を低減できる。
【0039】
(第4の実施の形態)
図10は、本発明の第4の実施の形態に係るステアリングホイール300を説明するための図である。図10では、ステアリングホイール300の右半分のみ図示している。ステアリングホイール300は、環状のリム部302と、リム部302の略中央に位置するボス部304と、リム部302とボス部304とを連結するスポーク部306と、ボス部304に配設されたエアバッグ装置(図示せず)と、図10に点線で示す環状のエアバッグ308と、を備える。
【0040】
第4の実施の形態に係るステアリングホイール300では、ボス部304に配設されたエアバッグ装置とは別に、リム部302に環状のエアバッグ308が配設される。この環状のエアバッグ308は、通常時は、折り畳まれた状態で、リム部302内に収納されている。図10では、環状のエアバッグ308が展開された様子を示している。
【0041】
環状のエアバッグ308は、車両が衝突した際に、ボス部304に配設されたエアバッグよりも先に展開するように設定される。このような環状のエアバッグ308の設けることにより、ボス部304に配設されたエアバッグが展開して運転者の腕を押動する前に、リム部302から運転者の指120を外すことができるので、引っ張られることにより指が受ける衝撃を低減できる。
【0042】
上述した第1〜第3の実施の形態に係るステアリングホイールにおいても、リム部に図10に示すような環状のエアバッグ308を配設してもよい。この場合も同様に、運転者の指が受ける衝撃を低減できる。
【0043】
以上、実施の形態をもとに本発明を説明した。これらの実施形態は例示であり、各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るステアリングホイールを示す図である。
【図2】運転者がステアリングホイールを把持した状態を示す図である。
【図3】ガード部の形状を説明するための図である。
【図4】ガード部の形状の別の例を説明するための図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係るステアリングホイールを示す図である。
【図6】運転者がステアリングホイールを把持した状態を示す図である。
【図7】載置部の形状を説明するための図である。
【図8】載置部の形状の別の例を説明するための図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態に係るステアリングホイールを説明するための図である。
【図10】本発明の第4の実施の形態に係るステアリングホイールを説明するための図である。
【符号の説明】
【0045】
10、50、200、300 ステアリングホイール、 12、52、202、302 リム部、 14、54、204、304 ボス部、 22、62、206、306 スポーク部、 28 ガード部、 68 凹部、 80 載置部。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
環状のリム部と、
前記リム部の略中央に位置するボス部と、
前記リム部と前記ボス部とを連結するスポーク部と、
前記ボス部に配設されたエアバッグ装置と、
前記リム部に取り付けられ、運転者が前記リム部を把持したときに、運転者の親指が前記リム部の裏側に回り込むのを防ぐガード部と、
を備えることを特徴とするステアリングホイール。
【請求項2】
前記ガード部は、上面側に凹部を有して形成されることを特徴とする請求項1に記載のステアリングホイール。
【請求項3】
前記ガード部は、その上面がリム部に対してなだらかに傾斜して接触するように設けられることを特徴とする請求項1に記載のステアリングホイール。
【請求項4】
前記スポーク部は、操舵基準状態において前記ボス部から前記リム部にかけて左右方向にそれぞれ延びる2本のスポークを有しており、前記ガード部は、該スポークと前記リム部の接合部の近傍に取り付けられることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のステアリングホイール。
【請求項5】
環状のリム部と、
前記リム部の略中央に位置するボス部と、
前記リム部と前記ボス部とを連結するスポーク部と、
前記ボス部に配設されたエアバッグ装置と、
を備え、
前記スポーク部は、運転者の親指を載置する載置部を有するよう、前記リム部との接合部近傍において幅広に形成されることを特徴とするステアリングホイール。
【請求項6】
前記載置部は、上面側に凹部を有して形成されることを特徴とする請求項5に記載のステアリングホイール。
【請求項7】
前記載置部は、その上面がリム部に対してなだらかに傾斜して接触するように設けられることを特徴とする請求項5に記載のステアリングホイール。
【請求項8】
前記スポーク部は、操舵基準状態において前記ボス部から前記リム部にかけて左右方向にそれぞれ延びる2本のスポークを有しており、前記載置部は、該スポークと前記リム部の接合部に設けられることを特徴とする請求項5から7のいずれかに記載のステアリングホイール。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2008−62774(P2008−62774A)
【公開日】平成20年3月21日(2008.3.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−242373(P2006−242373)
【出願日】平成18年9月7日(2006.9.7)
【出願人】(000003207)トヨタ自動車株式会社 (59,920)
【Fターム(参考)】