説明

セラミド産生促進剤、保湿剤及び皮膚外用剤

【課題】高いセラミド産生促進効果を有するセラミド産生促進剤、並びに保湿剤及び皮膚外用剤を提供する。
【解決手段】ショニーホー(Shonny Haw)の抽出物を含有するセラミド産生促進剤、保湿剤および皮膚外用剤。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、セラミド産生促進剤、保湿剤及び皮膚外用剤に関する。
【背景技術】
【0002】
スフィンゴ脂質の一つであるセラミドは、生体全体の中では微量な脂質であるが、皮膚の最も外側の層である角層中では、脂質の半分以上を占め、皮膚の保湿機構、バリア機構に重要な役割を果たしている。このセラミドは表皮細胞中において産生、分泌された後に角層中の細胞間においてラメラ構造を構築することにより機能する。しかし、乾燥肌、荒れ肌、アトピー性皮膚炎、老人性乾皮症、乾癬等の皮膚疾患においては、セラミドの健全な代謝が妨げられ、角層中のセラミド量が減少し、皮膚の保湿能やバリア能の低下等を引き起こしていることが数多く報告されている。
【0003】
また、近年、細胞内セラミドの産生を亢進することにより、アポトーシス、分化誘導、増殖抑制といった現象が誘導されることが報告され、細胞の増殖、分化、アポトーシス等を制御する細胞内シグナル分子として注目を集めている。従って、セラミドの産生を促進する物質には、動物細胞の増殖抑制、分化誘導、アポトーシスを誘導するなどの効果が期待でき、ひいては炎症性疾患、悪性腫瘍など、細胞の増殖あるいは分化の異常に起因する疾患に対する治療効果が期待できると考えられている(非特許文献1参照)。
また、セラミドには、骨吸収抑制作用、骨強化作用、歯槽骨減少抑制作用があり、骨粗鬆症、骨折、腰痛、リウマチなどの骨関節疾患の予防及び改善に有用であること(特許文献1参照)、歯周病の予防に効果があること(特許文献2参照)が報告されている。従って、セラミド産生促進剤には、斯かる疾患に対する治療効果も期待できる。
更に、セラミドには、毛髪のハリ、コシの付与及び感触改善作用があることも報告され(特許文献3参照)、セラミド産生促進物質には、斯かる効果も期待できる。
【0004】
そこで、このような皮膚疾患、癌細胞の増殖又は活性化の抑制、毛髪のハリ、コシの向上、及び骨形成の促進に関して、減少したセラミドを外部から補給する方法も試みられている。しかし、必ずしもその効果は十分なものではない。
【0005】
【特許文献1】特開2001−158736号公報
【特許文献2】特開2001−158735号公報
【特許文献3】特開平10−152421号公報
【非特許文献1】Sphingolipid targets in cancer therapy,David E.Modrakら,Molecular Cancer Therapeutics,2006 5(2):pp.200-8
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、高いセラミド産生促進効果を有するセラミド産生促進剤を提供することを目的とする。
また、本発明は、保湿効果に優れた保湿剤および皮膚外用剤を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者等は上記課題に鑑み、鋭意検討を行った。その結果、ショニーホー(Shonny Haw)と呼ばれる植物の抽出物が高いセラミド産生促進作用を有することを見出した。さらに、この抽出物を皮膚外用剤または保湿剤に配合することで、優れた保湿効果を有する保湿剤および皮膚外用剤を提供することができることを見出した。本発明はこの知見に基づいて完成させたものである。
【0008】
本発明は、ショニーホー(Shonny Haw)の抽出物を含有するセラミド産生促進剤に関する。
また、本発明は、ショニーホー(Shonny Haw)の抽出物を含有する保湿剤に関する。
さらに、本発明は、ショニーホー(Shonny Haw)の抽出物を含有する皮膚外用剤に関する。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、セラミド産生促進剤を提供することができる。また、本発明によれば、保湿効果に優れた保湿剤および皮膚外用剤を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明のセラミド産生促進剤は、ショニーホー(Shonny Haw)の抽出物を有効成分として含有する。前記植物は、痙攣止め、発汗作用、強壮作用などの各種の薬効を有することが知られている。しかし、ショニーホー(Shonny Haw)の抽出物がセラミド産生促進効果を有することについては全く知られていなかった。
また、本発明の保湿剤および皮膚外用剤は、前記植物の抽出物を含有する。前記抽出物は高いセラミド産生促進効果を有する。したがって、本発明の保湿剤および皮膚外用剤により、生体の有するセラミド産生機構を健常に戻すことができ、減少した角層中のセラミドを増加させ、高いバリア機能及び保湿機能を有する皮膚を取り戻すこと、癌細胞の増殖又は活性化の抑制、毛髪のはり、こしの向上、及び骨形成の促進、等が可能となる。
【0011】
本発明において、ショニーホー(Shonny Haw)は、スイカズラ科(Caprifoliaceae)に属し、学名Viburnum nudum、Viburnum cassinoides及びViburnum nitidumの植物が含まれる。
【0012】
本発明において、ショニーホー(Shonny Haw)の全ての任意の部分が使用可能である。例えば、上記植物の全木、または任意の部位(根、根茎、幹、枝、茎、葉、樹皮、樹液、樹脂、花、果実、種子等)、およびそれらの組み合わせのいずれか1つまたは複数を使用することができる。本発明においては、上記植物の樹皮を用いるのが好ましい。
【0013】
本発明において用いる、ショニーホー(Shonny Haw)の抽出物は、適当な溶媒を用いた常法の抽出方法によって調製することができる。
【0014】
本発明において、ショニーホー(Shonny Haw)の抽出物の調製に、上記植物をそのまま、又は乾燥粉砕して用いることもできるが、その水蒸気蒸留物又は圧搾物を用いることもでき、これらは精油等、より精製したものを用いることもでき、また市販品を利用することもできる。上記植物又はその水蒸気蒸留物若しくは圧搾物は、いずれかを単独で、又は2種以上を組み合わせて使用してもよい。
【0015】
抽出に用いる溶媒としては、通常植物成分の抽出に用いられるもの、例えば水、石油エーテル、n−ヘキサン、トルエン、クロロホルム、エーテル、酢酸エチル、アセトン、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール等が挙げられ、特に水、エタノール、プロピレングリコール、ブチレングリコールが好ましい。これらは単独で又は2種以上を組み合わせて使用できる。また抽出条件も通常の条件を適用でき、例えば上記植物を3〜100℃で数時間〜数週間浸漬又は加熱還流すればよい。上記植物の抽出物は、そのまま本発明のセラミド産生促進剤の有効成分として使用できるが、さらに適当な分離手段、例えばゲル濾過、クロマトグラフィー、精密蒸留等により分画して用いることもできる。
【0016】
本発明において、ショニーホー(Shonny Haw)の抽出物はそのままセラミド産生促進剤として用いてもよい。または、上記抽出物に、例えば酸化チタン、炭酸カルシウム、蒸留水、乳糖、デンプン等の適当な液体または固体の賦形剤または増量剤を加えてセラミド産生促進剤として用いてもよい。この場合、セラミド産生促進剤中のショニーホー(Shonny Haw)の抽出物の量は特に制限されないが、前記抽出物が固形分換算で0.00001〜20重量%含まれるのが好ましく、0.0001〜10重量%程度含まれるのが特に好ましい。
【0017】
本発明のセラミド産生促進剤を医薬品として用いる場合の投与形態としては、例えば錠剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤、シロップ剤等による経口投与又は注射剤、外用剤、坐剤、経皮吸収剤等による非経口投与のいずれでもよい。当該医薬製剤を調製するには、本発明のセラミド産生促進剤を単独で、又は他の薬学的に許容される賦形剤、結合剤、増量剤、崩壊剤、界面活性剤、滑沢剤、分散剤、緩衝剤、保存剤、嬌味剤、香料、被膜剤、担体、希釈剤等を適宜組み合わせて用いることができる。該製剤中のショニーホー(Shonny Haw)の抽出物の含有量は、固形分換算で0.0001〜10質量%が好ましく、特に0.001〜5質量%が好ましい。なお、本発明のセラミド産生促進剤を医薬品として使用する場合、成人1人当たりの1日の投与量は、ショニーホー(Shonny Haw)の抽出物(乾燥固形分換算)が例えば0.001〜1000mgが好ましく、特に0.01〜100mgとなるのが好ましい。
【0018】
本発明の保湿剤は、ショニーホー(Shonny Haw)の抽出物を含有する。本発明において、前記ショニーホー(Shonny Haw)の抽出物をそのまま保湿剤として用いることができる。また、必要に応じて濃縮し、あるいは希釈して用いることもできる。さらに、凍結乾燥などの方法により粉末化して用いてもよい。また、本発明の保湿剤には、通常用いられる添加剤を添加してもよい。
【0019】
本発明の保湿剤は、その多くは人や動物に適用される。この保湿剤は、人や動物の皮膚、爪、粘膜、毛髪等に適用されうるすべての形態を含む。本発明の保湿剤の形態としては、例えば、軟膏、ローション、クリーム、美容液、化粧水、マッサージ剤、パック、ファンデーション、口紅、入浴剤、シャンプー、ヘアコンディショナー、ヘアトニック、錠剤、カプセル、サニタリー用品等の吸収性物品、おしり拭き、ウェットティッシュ等のシート状製品等が挙げられる。その剤型も限定されず、液状、固形状、乳液状、ペースト状、ゲル状、パウダー状(粉末状)、顆粒状、ペレット状、スティック状等の各種剤型が挙げられる。
【0020】
本発明の保湿剤におけるショニーホー(Shonny Haw)の抽出物の配合量は特に限定されないが、固形分換算で0.00001〜20重量%が好ましく、0.0001〜10重量%程度が特に好ましい。
【0021】
本発明の皮膚外用剤は、ショニーホー(Shonny Haw)の抽出物を含有する。本発明の皮膚外用剤には、前記抽出物の他、通常の皮膚外用剤に用いられる成分、例えば界面活性剤、油性物質、前記以外の保湿剤、既知のセラミド産生促進剤、擬似セラミド、天然セラミド、糖セラミド、スフィンゴミエリン、皮膚老化防止剤、美白剤、高分子化合物、防腐剤、薬効成分、紛体、紫外線吸収剤、色素、香料、乳化安定剤、pH調整剤等を適宜配合できる。
前記セラミド産生促進剤としては、特に限定されるものではないが、例えば、アセチルヒドロキシプロリン、グリチルリチン酸カリウム、L-カルニチン、アスコルビン酸、アスコルビルグルコシド、アスコルビルリン酸マグネシウム、dl-α-トコフェリル-dl-アスコルビルリン酸、dl-α-トコフェリルリン酸、ニコチン酸アミド、ニコチン酸トコフェロール、L-乳酸、ビタミンC、アスパラガス抽出物、ブッチャーブルーム、ゲンクワニン、ローズマリー、ラベンダー、セージ、ナツメ、黒(赤)霊芝、トウキ、クジン、ヨクイニン、ベニセアンヌ抽出物、ライスパワーエキスなどが挙げられる。
また、擬似セラミドとしては、特に限定されるものではないが、例えば、市販のセラミドR(ユニリーバ製)、セラミドPC-104(太平洋化学製)、セラミドHO3(sederma製)、エルデュウPS-203(味の素製)などが挙げられる。
また、糖セラミドとしては、特に限定されるものではないが、グルコシルセラミド、ガラクトシルセラミド等が挙げられるが、市販のものとしては、ニップンセラミド(日本製粉製)、オリザセラミド(オリザ油化製)、ニッサンセラミド、ネオリキッドセラミドN(日本油脂製)、セラミド(ユニチカ製)等が挙げられる。
【0022】
本発明において、「皮膚外用剤」とは、皮膚化粧料、外用医薬品、外用医薬部外品、等として皮膚に適用されるものを意味する。従って、その剤型も水溶液系、可溶化系、乳化系、粉末系、ゲル系、軟膏系、クリーム、水−油2層系、水−油−粉末3層系など、幅広い形態をとり得る。例えば、洗顔料、化粧水、乳液、クリーム、ジェル、エッセンス(美容液)、パック、マスク、ファンデーション、軟膏、シート状製品等の形態が挙げられる。
【0023】
本発明の皮膚外用剤におけるショニーホー(Shonny Haw)の抽出物の配合量は特に限定されないが、固形分換算で0.00001〜20重量%が好ましく、0.0001〜10重量%程度が特に好ましい。
【0024】
本発明の皮膚外用剤の用量は、患者の年齢、症状、患者の程度、投与経路、投与スケジュール、製剤形態、素材の阻害活性の強さなどにより、適宜選択、決定される。例えば、一般に1日当たり0.00001mg〜1000mgが好ましく、1日数回に分けて投与してもよい。
【実施例】
【0025】
以下、本発明を実施例に基づきさらに詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0026】
(製造例1)抽出物の調製1
ショニーホー(Shonny Haw)の樹皮(American
Botanicals社)200gを細切し、50%エタノール2Lを加え、室温で30時間抽出後、濾過して抽出液を得た(収量1.83L、蒸発残分1.99w/v%)。
【0027】
(製造例2)抽出物の調製2
ショニーホー(Shonny Haw)の樹皮(American
Botanicals社)40gを細切し、95%エタノール400mlを加え、室温で19日間抽出後、濾過して抽出液を得た(収量348ml、蒸発残分1.13w/v%)。
【0028】
(製造例3)抽出物の調製3
ショニーホー(Shonny Haw)の樹皮(American
Botanicals社)40gを細切し、ヘキサン400mlを加え、室温で19日間抽出後、濾過して抽出液を得た(収量338ml、蒸発残分0.64w/v%)。
【0029】
(実施例)セラミド産生促進試験
6ウェルプレートを用い、培養液(商品名:EpiLife-KG2、KURABO社製)中にて、正常ヒト表皮角化細胞(商品名:NHEK(F)、KURABO社製)を37℃でコンフルエントの状態になるまで培養した。
その後、培養液を上皮成長因子などの増殖因子を除いたEpiLife-KG2に換え、濃度を固形分換算で1%(w/v)となるように調製した上記抽出物、またはコントロール溶液(50%エタノール、95%エタノール、100%エタノール)を1%量添加した。
3日間培養した後、各々の細胞を1wellごと回収した。
【0030】
回収した細胞からBligh and Dyer法により脂質を抽出した有機相をガラス管に移し、窒素乾固した後、クロロホルム、メタノールで再溶解し、脂質サンプルとした。
また、脂質を抽出した後の細胞に0.1N NaOH、1%SDS水溶液を加え、60℃で2時間加熱することにより、タンパク質を可溶化し、室温まで冷却した後2N HClを加えて中和し、タンパク量をBCA法により定量した。
【0031】
調製した脂質サンプルを薄膜クロマトグラフィー(TLC)でクロロホルム:メタノール:酢酸=190:9:1で2回水平展開した。硫酸銅液をスプレーで噴霧し、ホットプレートで焼き付けセラミドを検出した。その後、各サンプルのタンパク量で割り、セラミド量とした。
その結果を図1に示す。なお、図1に示すグラフの縦軸は、コントロール溶液添加群のセラミド量を1とした場合の相対値を示している。
【0032】
図1から明らかなように、ショニーホー(Shonny Haw)の抽出物において、セラミド産生促進効果が認められた。
【0033】
(処方例)
前記製造例で得られた抽出物を有効成分として、下記に示す組成の化粧水、0/W(オイルインウォーター)型乳液、W/O(ウォーターインオイル)型クリーム、サンスクリーン剤、ジェル状化粧料、液体入浴剤、シート状製品(おしり拭き)の含浸液を常法により各々調製した。
【0034】
1.化粧水の調製
(組成) (配合:質量%)
ショニーホーエキス(固形分換算) 0.01
ポリエチレングリコール(商品名:PEG−1540、三洋化成社製) 1.00
ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノラウリン酸エステル 1.50
グリセリン 2.00
パラべン 0.10
精製水 残余
【0035】
2.0/W型乳液の調製
(組成) (配合:質量%)
ショニーホーエキス(固形分換算) 0.02
ポリエチレングリコール(商品名:PEG−2000、三洋化成社製) 1.00
プルラン(商品名:プルランPT−20、林原社製) 0.40
セチルアルコール 1.00
ワセリン 2.00
スクワラン 6.00
ジメチルポリシロキサン 2.00
グリセリン 2.00
擬似セラミド(N−(3−ヘキサデシロキシ−2−ヒドロキシプロピル)−N−2−ヒドロキシエチルヘキサデカミナド) 1.00
ポリオキシエチレン(10)モノオレイン酸エステル 1.00
グリセロールモノステアリン酸エステル 1.00
植物のカルス由来の酸性へテロ多糖類(チュベロース多糖1重量%水溶液) 2.00
パラべン 0.20
精製水 残余
【0036】
3.W/O型クリームの調製
(組成) (配合:質量%)
ショニーホーエキス(固形分換算) 0.02
アクリル酸アルキル共重合体(商品名:ヨドゾールGH810、カネボウNSC社製)
1.30
ポリビニルピロリドン(商品名:ルビスコールK−90、BASEジャパン社製)
0.70
ジメチルポリシロキサン 10.00
メチルフェニルポリシロキサン 3.00
オクタメチルシクロテトラシロキサン 12.00
ポリオキシアルキレン変性シリコーン 5.00
1,3-ブチレングリコール 6.00
擬似セラミド(N−(3−ヘキサデシロキシ−2−ヒドロキシプロピル)−N−2−ヒドロキシエチルヘキサデカミナド) 1.20
パラべン 0.20
香料 微量
精製水 残余
【0037】
4.サンスクリーン剤の調製
(組成) (配合:質量%)
ショニーホーエキス(固形分換算) 0.02
アクリル酸アルキル共重合体(商品名:ヨドゾールGH810、カネボウNSC社製)
1.00
ポリエチレングリコール(商品名:PEG−4000S、三洋化成社製) 1.00
パラメトキシ桂皮酸オクチル 5.00
シリコン被覆酸化亜鉛 6.00
シリコン被覆酸化チタン 0.50
ジメチルポリシロキサン 5.00
オクタメチルシクロテトラシロキサン 20.00
ポリオキシアルキレン変性シリコーン 3.00
エタノール 3.00
グリセリン 3.00
硫酸マグネシウム 1.00
パラべン 0.20
香料 微量
精製水 残余
【0038】
5.ジェル状化粧料の調製
(組成) (配合:質量%)
ショニーホーエキス(固形分換算) 0.01
ポリエチレングリコール(商品名:PEG−2000、三洋化成社製) 0.50
キサンタンガム(商品名:ネオソフトXKK、興人社製) 0.20
グリセリン 3.00
エタノール 3.00
カルボキシビニルポリマー 0.50
水酸化カリウム 0.15
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 1.00
クエン酸 0.80
クエン酸三ナトリウム 0.80
ナイロンパウダー 1.00
パラべン 0.10
香料 微量
精製水 残余
【0039】
6.液体入浴剤の調製
(組成) (配合:質量%)
ショニーホーエキス(固形分換算) 0.02
擬似セラミド(N−(3−ヘキサデシロキシ−2−ヒドロキシプロピル)−N−2−ヒドロキシエチルヘキサデカミナド) 0.10
ミリスチン酸イソプロピル 15.00
ポリオキシエチレン(12)オレイルエーテル 10.00
ポリオキシエチレン(6)オレイルエーテル 6.00
植物のカルス由来の酸性へテロ多糖類(チュベロース多糖1重量%水溶液) 2.00
パラべン 0.30
香料 微量
流動パラフィン 残余
【0040】
7.シート状製品(おしり拭き)の含浸液の調製
(組成) (配合:質量%)
ショニーホーエキス(固形分換算) 0.02
ジプロピレングリコール 5.00
ポリオキシエチレン(9)ラウリルエーテル
0.50
精製水 残余
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】Shonny Hawの抽出物のセラミド産生促進効果を示す図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ショニーホーの抽出物を含有するセラミド産生促進剤。
【請求項2】
ショニーホーの抽出物を含有する保湿剤。
【請求項3】
ショニーホーの抽出物を含有する皮膚外用剤。

【図1】
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【公開番号】特開2010−70497(P2010−70497A)
【公開日】平成22年4月2日(2010.4.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−239971(P2008−239971)
【出願日】平成20年9月18日(2008.9.18)
【出願人】(000000918)花王株式会社 (8,290)
【Fターム(参考)】