説明

タイムカプセルシステム及びタイムカプセル

【課題】ユーザーが思い思いの品をタイムカプセルに収納し、2人以上の複数のユーザーが使用し、2人以上の複数のユーザーが集合したときに封入、開封できるタイムカプセルシステム及びタイムカプセルを提供する。
【解決手段】複数のタイムカプセルが双方向に通信を行い、グループに参加するかどうか決定することで、複数のタイムカプセルを同時に施錠し、同時に施錠した複数のタイムカプセルのグループを作成し、グループ参加リストを同時に施錠した複数のタイムカプセル夫々が記憶し、グループ参加リスト内の複数のタイムカプセルが双方向に通信を行い、グループ参加リスト内のタイムカプセルが付近にあるか調べることで、施錠時に同時に施錠した複数のタイムカプセルが再び集合したときに解錠する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、2人以上の複数のユーザーが集合したときに封入、開封できるタイムカプセルシステム及びタイムカプセルに関する。
【背景技術】
【0002】
卒業時において、思い出を残す方法として、一般にタイムカプセルが知られている。しかし従来のタイムカプセルには、学校の校庭などに埋めるため、タイムカプセルを埋める場所が不足する問題や、埋めたことを忘れてしまうため、開封時に少人数しか集まらない問題がある。
【0003】
複数の情報端末利用者夫々が個別にデジタルデータを格納し、任意の時間が経過した後、それらの情報を共有することを目的とした従来技術としては、特許文献1に開示される「タイムカプセルシステム」がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2006−277021
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本来タイムカプセルは、特定多数の者が思い思いの品を封入し、封入時に決めた任意の時間が経過した後に、それらの品々を開封し回想するためのものである。しかし、特許文献1に開示される発明は、タイムカプセルに格納できる品はデジタルデータに限定される。
【0006】
また、開封時には封入者がオンライン上で集合する必要があるため、実際に封入者が集合するというタイムカプセルに重要な条件が満足されない。
【0007】
さらに、不特定多数の者が同一のシステムを利用するため、仲間とタイムカプセルを作るという仲間という意識が薄くなる。従って、上記特許文献1に開示される発明は、本来のタイムカプセルに代替することはできない。
【0008】
そこで、本発明が解決しようとする課題は、ユーザーが思い思いの品をタイムカプセルに収納し、2人以上の複数のユーザーが使用し、2人以上の複数のユーザーが集合したときに封入、開封できるタイムカプセルシステム及びタイムカプセルを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
この発明は、前記課題を解決するためになされたものである。
請求項1に記載のタイムカプセルシステムは、複数のタイムカプセルからなり、該タイムカプセルのうち任意の2つのタイムカプセルが双方向に通信可能なタイムカプセルシステムであって、前記タイムカプセルは、夫々、開閉可能な扉が設けられた容器と、前記扉と前記容器とを施錠解錠可能な施錠解錠手段と、他のタイムカプセルと双方向に通信可能な通信手段と、各手段を制御する制御手段と、前記制御手段の処理状況を表示する状況表示手段と、外部からデータを入力するためのデータ入力手段と、前記データを出力するためのデータ出力手段とを備え、前記制御手段は、前記施錠解錠手段が解錠状態の場合、サーバー機とクライアント機の決定がされていない状態において、ユーザーから入力された第1の情報に基づいて、施錠時であり、本機がサーバー機であると判断し、前記状況表示手段において、本機がサーバー機であることを表示し、前記通信手段を介して、タイムカプセルがクライアント機となる信号とグループ作成信号を、前記通信手段の通信可能領域内のタイムカプセルに対して送信し、前記通信手段を介して、前記クライアント機からのグループ参加信号を受信したとき、本機と受信したグループ参加信号の送信元であるクライアント機を含むグループ参加リストを作成し、ユーザーから入力された第2の情報に基づいて、前記通信手段を介して、グループ参加確認信号をグループ参加リスト内のクライアント機に対して送信し、ユーザーから入力された第3の情報に基づいて、前記通信手段を介して、グループ参加完了信号とグループ参加リストを、グループ参加リスト内のクライアント機に対して送信し、グループ参加リストを前記記憶部に記憶するとともに、前記施錠解錠手段を施錠し、前記通信手段を介して、サーバー機からのクライアント機となる信号とグループ作成信号を受信したとき、施錠時であり、本機がクライアント機であると判断し、前記状況表示手段において、本機がクライアント機であることを表示し、ユーザーから入力された第4の情報に基づいて、前記施錠解錠手段によって、本機の前記扉を施錠するとともに、前記通信手段を介して、グループ参加信号を、サーバー機に対して送信し、前記通信手段を介して、前記サーバー機からのグループ参加確認信号を受信したとき、前記状況表示手段において、本機がグループ参加確認信号を受信したことを表示し、前記通信手段を介して、前記サーバー機からの作成されたグループ参加リストを受信したとき、前記グループ参加リストを前記記憶部に記憶するように制御し、前記施錠解錠手段が施錠状態の場合、サーバー機とクライアント機の決定がされていない状態において、ユーザーから入力された第5の情報に基づいて、解錠時であり、本機がサーバー機であると判断し、前記状況表示手段において、本機がサーバー機であることを表示し、前記通信手段を介して、前記タイムカプセルがクライアント機となる信号とグループ確認信号を、前記記憶部に記憶されているグループ参加リストに含まれるタイムカプセルに対して送信し、前記通信手段を介して、前記クライアント機からのグループ応答信号を受信したとき、グループ参加リストと前記グループ応答信号を送信したクライアント機とを照合し、前記グループリスト内のクライアント機の前記グループ応答信号を確認すると、前記通信手段を介して、解錠信号と前記グループ参加リスト破棄信号を、前記クライアント機に対して送信するとともに、本機の前記解錠手段によって、本機の前記扉を解錠するとともに、本機の前記記憶部に記憶しているグループ参加リストを破棄し、前記通信手段を介して、前記サーバー機からのクライアント機となる信号と前記グループ確認信号を受信したとき、解錠時であり、本機がクライアント機であると判断し、前記状況表示手段において、本機がクライアント機であることを表示し、前記通信手段を介して、グループ応答信号を、前記サーバー機に対して送信し、前記通信手段を介して、前記サーバー機からの解錠信号とグループ参加リスト破棄信号を受信したとき、本機の前記施錠解錠手段によって、本機の前記扉を解錠するとともに、本機の前記記憶部に記憶しているグループ参加リストを破棄するように制御することを特徴としている。
【0010】
請求項1に記載のタイムカプセルシステムによれば、複数のタイムカプセルが双方向に通信を行い、グループに参加するかどうか決定することで、複数のタイムカプセルを同時に施錠し、同時に施錠した複数のタイムカプセルのグループを作成し、グループ参加リストを同時に施錠した複数のタイムカプセル夫々が記憶するようにし、グループ参加リスト内の複数のタイムカプセルが双方向に通信を行い、グループ参加リスト内のタイムカプセルが付近にあるか調べることで、施錠時に同時に施錠した複数のタイムカプセルが再び集合したときに解錠するようにしたので、2人以上の複数のユーザーが集合したときに封入でき、2人以上の複数のユーザーが集合したときに開封できるタイムカプセルシステムを提供できる。
【0011】
請求項4に記載のタイムカプセルシステムは、複数のタイムカプセルからなり、該タイムカプセルのうち任意の2つのタイムカプセルが双方向に通信可能なタイムカプセルシステムであって、前記タイムカプセルは、夫々、開閉可能な扉が設けられた容器と、前記扉と前記容器とを施錠解錠可能な施錠解錠手段と、他のタイムカプセルと双方向に通信可能な通信手段と、各手段を制御する制御手段と、前記制御手段の処理状況を表示する状況表示手段を備え、前記制御手段は、前記施錠解錠手段が解錠状態の場合、サーバー機とクライアント機の決定がされていない状態において、ユーザーから入力された第1の情報に基づいて、施錠時であり、本機がサーバー機であると判断し、前記状況表示手段において、本機がサーバー機であることを表示し、本機の備える通信手段の通信可能領域内のタイムカプセルに対して、前記通信手段を介して、前記タイムカプセルがクライアント機となる信号とグループ作成信号を送信し、前記通信手段を介して、前記クライアント機からのグループ参加信号を受信したとき、本機と受信したグループ参加信号の送信元であるクライアント機を含むグループ参加リストを作成し、ユーザーから入力された第2の情報に基づいて、前記通信手段を介して、グループ参加確認信号をグループ参加リスト内のクライアント機に対して送信し、ユーザーから入力された第3の情報に基づいて、前記通信手段を介して、グループ参加完了信号とグループ参加リストを、グループ参加リスト内のクライアント機に対して送信し、グループ参加リストを前記記憶部に記憶するとともに、前記施錠解錠手段を施錠し、前記通信手段を介して、前記サーバー機からのクライアント機となる信号と前記グループ作成信号を受信したとき、施錠時であり、本機がクライアント機であると判断し、前記状況表示手段において、本機がクライアント機であることを表示し、ユーザーから入力された第4の情報に基づいて、前記施錠解錠手段によって、本機の前記扉を施錠するとともに、サーバー機に対して、前記通信手段を介して、グループ参加信号を送信し、前記通信手段を介して、前記サーバー機からのグループ参加確認信号を受信したとき、前記状況表示手段において、本機がグループ参加確認信号を受信したことを表示し、前記通信手段を介して、前記サーバー機からの作成されたグループ参加リストを受信したとき、前記グループ参加リストを前記記憶部に記憶するように制御することを特徴としている。
【0012】
請求項4に記載のタイムカプセルシステムによれば、複数のタイムカプセルが双方向に通信を行い、グループに参加するかどうか決定することで、複数のタイムカプセルを同時に施錠し、同時に施錠した複数のタイムカプセルのグループを作成し、グループ参加リストを同時に施錠した複数のタイムカプセル夫々が記憶するタイムカプセルシステムを提供できる。
【0013】
請求項5に記載のタイムカプセルシステムは、複数のタイムカプセルからなり、該タイムカプセルのうち任意の2つのタイムカプセルが双方向に通信可能なタイムカプセルシステムであって、前記タイムカプセルは、夫々、開閉可能な扉が設けられた容器と、前記扉と前記容器とを施錠解錠可能な施錠解錠手段と、他のタイムカプセルと双方向に通信可能な通信手段と、各手段を制御する制御手段と、前記制御手段の処理状況を表示する状況表示手段と、外部からデータを入力するためのデータ入力手段と、前記データを出力するためのデータ出力手段を備え、前記制御手段は、前記施錠解錠手段が施錠状態の場合、サーバー機とクライアント機の決定がされていない状態において、ユーザーから入力された第5の情報に基づいて、解錠時であり、本機がサーバー機であると判断し、前記状況表示手段において、本機がサーバー機であることを表示し、前記記憶部に記憶されているグループ参加リストに含まれるタイムカプセルに対して、前記通信手段を介して、前記タイムカプセルがクライアント機となる信号とグループ確認信号を送信し、前記通信手段を介して、前記クライアント機からのグループ応答信号を受信したとき、グループ参加リストと前記グループ応答信号を送信したクライアント機とを照合し、前記グループ参加リスト内のクライアント機の前記グループ応答信号を確認すると、前記クライアント機に解錠信号と前記グループ参加リスト破棄信号を送信するとともに、本機の前記施錠解錠手段によって、本機の前記扉を解錠するとともに、本機の前記記憶部に記憶しているグループ参加リストを破棄し、前記通信手段を介して、前記サーバー機からのクライアント機となる信号と前記グループ確認信号を受信したとき、解錠時であり、本機がクライアント機であると判断し、前記状況表示手段において、本機がクライアント機であることを表示し、前記通信手段を介して、前記サーバー機に対してグループ応答信号を送信し、前記通信手段を介して、前記サーバー機からの解錠信号とグループ参加リスト破棄信号を受信したとき、本機の前記施錠解錠手段によって、本機の前記扉を解錠するとともに、本機の前記記憶部に記憶しているグループ参加リストを破棄するように制御することを特徴としている。
【0014】
請求項5に記載のタイムカプセルシステムによれば、グループ参加リスト内の複数のタイムカプセルが双方向に通信を行い、グループ参加リスト内のタイムカプセルが付近にあるか調べることで、施錠時に同時に施錠した複数のタイムカプセルが再び集合したときに解錠するタイムカプセルシステムを提供できる。
【0015】
請求項6に記載のタイムカプセルシステムは、複数のタイムカプセルからなり、該タイムカプセルのうち任意の2つのタイムカプセルが双方向に通信可能なタイムカプセルシステムであって、前記タイムカプセルは、夫々、開閉可能な扉が設けられた容器と、前記扉と前記容器とを施錠解錠可能な施錠解錠手段と、他のタイムカプセルと双方向に通信可能な通信手段と、各手段を制御する制御手段と、前記制御手段の処理状況を表示する状況表示手段と、外部からデータを入力するためのデータ入力手段と、前記データを出力するためのデータ出力手段を備え、前記制御手段は、前記施錠解錠手段が解錠状態の場合、サーバー機とクライアント機の決定がされていない状態において、前記複数のタイムカプセルのうち任意の1機のユーザーから入力された第1の情報に基づいて、施錠時であり、本機をサーバー機であると判断し、前記状況表示手段において、本機がサーバー機であることを表示し、前記通信手段を介して、前記通信手段の通信可能領域内の複数のタイムカプセルに対して、前記複数のタイムカプセルがクライアント機となる信号とグループ生成信号を送信し、サーバー機から前記通信手段を介して、クライアント機となる信号とグループ生成信号を受信したとき、施錠時であり、本機をクライアント機であると判断し、前記状況表示手段において、本機がクライアント機であることを表示し、前記施錠解錠手段が施錠状態の場合、サーバー機とクライアント機の決定がされていない状態において、前記複数のタイムカプセルのうち任意の1機のユーザーから入力された第5の情報に基づいて、解錠時であり、本機をサーバー機であると判断し、前記状況表示手段において、本機がサーバー機であることを表示し、前記通信手段を介して、前記記憶部に記憶されたグループ参加リスト内の、本機の備える前記通信手段の通信可能領域内にある複数のタイムカプセルに対して、前記複数のタイムカプセルがクライアント機となる信号とグループ確認信号を送信し、サーバー機から前記通信手段を介して、クライアント機となる信号とグループ確認信号を受信したとき、解錠時であり、本機をクライアント機であると判断し、前記状況表示手段において、本機がクライアント機であることを表示することで、施錠時と解錠時の状況を判断し、通信におけるサーバー機とクライアント機の決定を行うように制御することを特徴としている。
【0016】
請求項6に記載のタイムカプセルシステムによれば、ユーザーから入力された情報に基づいて、複数のタイムカプセルが双方向に通信を行い、また施錠解錠手段の状態を調べることで、施錠時か解錠時かの状況を判断し、通信におけるサーバー機とクライアント機の決定を行うタイムカプセルシステムを提供できる。
【0017】
請求項7に記載のタイムカプセルは、複数のタイムカプセルからなり、該タイムカプセルのうち任意の2つのタイムカプセルが双方向に通信可能なタイムカプセルシステムのタイムカプセルであって、開閉可能な扉が設けられた容器と、前記扉と前記容器とを施錠解錠可能な施錠解錠手段と、他のタイムカプセルと双方向に通信可能な通信手段と、各手段を制御する制御手段と、前記制御手段の処理状況を表示する状況表示手段と、外部からデータを入力するためのデータ入力手段と、前記データを出力するためのデータ出力手段とを備え、前記制御手段は、前記施錠解錠手段が解錠状態の場合、ユーザーから入力された第1の情報に基づいて、施錠時であり、本機がサーバー機であると判断し、前記状況表示手段において、本機がサーバー機であることを表示し、本機の備える通信手段の通信可能領域内のタイムカプセルに対して、前記通信手段を介して、前記タイムカプセルがクライアント機となる信号とグループ作成信号を送信し、前記通信手段を介して、前記クライアント機からのグループ参加信号を受信したとき、本機と受信したグループ参加信号の送信元であるクライアント機を含むグループ参加リストを作成し、ユーザーから入力された第2の情報に基づいて、前記通信手段を介して、グループ参加確認信号をグループ参加リスト内のクライアント機に対して送信し、ユーザーから入力された第3の情報に基づいて、前記通信手段を介して、グループ参加完了信号とグループ参加リストを、グループ参加リスト内のクライアント機に対して送信し、グループ参加リストを前記記憶部に記憶するとともに、前記施錠解錠手段を施錠し、前記通信手段を介して、前記サーバー機からのクライアント機となる信号と前記グループ作成信号を受信したとき、施錠時であり、本機がクライアント機であると判断し、前記状況表示手段において、本機がクライアント機であることを表示し、ユーザーから入力された第4の情報に基づいて、前記施錠解錠手段によって、本機の前記扉を施錠するとともに、サーバー機に対して、前記通信手段を介して、グループ参加信号を送信し、前記通信手段を介して、前記サーバー機からのグループ参加確認信号を受信したとき、前記状況表示手段において、本機がグループ参加確認信号を受信したことを表示し、前記通信手段を介して、前記サーバー機からの作成されたグループ参加リストを受信したとき、前記グループ参加リストを前記記憶部に記憶するように制御し、前記施錠解錠手段が施錠状態の場合、ユーザーから入力された第5の情報に基づいて、解錠時であり、本機がサーバー機であると判断し、前記状況表示手段において、本機がサーバー機であることを表示し、前記記憶部に記憶されているグループ参加リストに含まれるタイムカプセルに対して、前記通信手段を介して、前記タイムカプセルがクライアント機となる信号とグループ確認信号を送信し、前記通信手段を介して、前記クライアント機からのグループ応答信号を受信したとき、グループ参加リストと前記グループ応答信号を送信したクライアント機とを照合し、前記グループリスト内のクライアント機の前記グループ応答信号を確認すると、前記クライアント機に解錠信号と前記グループ参加リスト破棄信号を送信するとともに、本機の前記解錠手段によって、本機の前記扉を解錠するとともに、本機の前記記憶部に記憶しているグループ参加リストを破棄し、前記通信手段を介して、前記サーバー機からのクライアント機となる信号と前記グループ作成信号を受信したとき、解錠時であり、本機がクライアント機であると判断し、前記状況表示手段において、本機がクライアント機であることを表示し、前記通信手段を介して、前記サーバー機に対してグループ応答信号を送信し、前記通信手段を介して、前記サーバー機からの解錠信号とグループ参加リスト破棄信号を受信したとき、本機の前記施錠解錠手段によって、本機の前記扉を解錠するとともに、本機の前記記憶部に記憶しているグループ参加リストを破棄するように制御することを特徴としている。
【0018】
請求項7に記載のタイムカプセルによれば、複数のタイムカプセルが双方向に通信を行い、グループに参加するかどうか決定することで、複数のタイムカプセルを同時に施錠し、同時に施錠した複数のタイムカプセルのグループを作成し、グループ参加リストを同時に施錠した複数のタイムカプセル夫々が記憶するようにし、グループ参加リスト内の複数のタイムカプセルが双方向に通信を行い、グループ参加リスト内のタイムカプセルが付近にあるか調べることで、施錠時に同時に施錠した複数のタイムカプセルが再び集合したときに解錠するようにしたので、2人以上の複数のユーザーが集合したときに封入でき、2人以上の複数のユーザーが集合したときに開封できるタイムカプセルを提供できる。
【発明の効果】
【0019】
ユーザーが思い思いの品をタイムカプセルに収納し、2人以上の複数のユーザーが使用し、2人以上の複数のユーザーが集合したときに封入、開封でき、2以上の複数のユーザーが個別に保管するタイムカプセルシステム及びタイムカプセルを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本発明に係るタイムカプセルシステムの一実施態様を示す構成図である。
【図2】本発明に係るタイムカプセルの一実施態様を示す構成図である。
【図3】本発明に係るタイムカプセルの他の実施態様を示す構成図である。
【図4】タイムカプセルシステムの施錠時の処理を示すフローチャートである。
【図5】タイムカプセルシステムの解錠時の処理を示すフローチャートである。
【図6】タイムカプセルシステムのデータ入力時の処理を示すフローチャートである。
【図7】タイムカプセルシステムのデータ同期時の処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0021】
本発明は、以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。本発明は、例えば図1乃至図3に示すような構成のタイムカプセルシステム1及びタイムカプセル11に適用される。
【0022】
タイムカプセルシステム1は、同様の複数のタイムカプセル11から成る。タイムカプセルシステム1は、図1に示すように、タイムカプセル11a〜fが双方向に無線通信可能に接続されている。図1においてはタイムカプセル11が6個でタイムカプセルシステム1が構成されているが、個数はこれに限るものではなくタイムカプセルシステムは何個のタイムカプセルで構成されてもよい。
【0023】
次に、図2を参照してタイムカプセル11の構成について説明する。
【0024】
タイムカプセル11a〜fは夫々、開閉可能な扉が設けられた容器と、前記扉と前記容器とを施錠解錠可能な施錠解錠手段201と、他のタイムカプセルと双方向に通信可能な通信手段202と、各手段を制御する制御手段203と、前記制御手段の処理状況を表示する状況表示手段204と、外部からデータを入力するためのデータ入力手段205と、前記データを出力するためのデータ出力手段206と、入力データを記憶するための記憶手段207を備える。制御手段203には、施錠解錠手段201と通信手段202と状況表示手段204とデータ入力手段205とデータ出力手段206が接続される。
【0025】
前記施錠解錠手段は、制御手段からの施錠信号もしくは解錠信号を受けて、施錠もしくは解錠することで、前記扉の開閉を行う。前記通信手段は、前記制御手段の制御によって、付近のタイムカプセルと通信を行う。前記状況表示手段は、前記制御手段の制御によって、タイムカプセルの状況を表示する。前記データ入力手段、前記データ出力装置は、前記制御手段の制御によって、ユーザーからのデータを入力、入力されたデータの出力を行う。
【0026】
本実施形態に関するタイムカプセルシステムの動作について説明する。
システムが提供する機能は、複数のタイムカプセルを同時に施錠すること、タイムカプセルにデータを入力すること、施錠時の複数のタイムカプセルを同時に解錠しデータを出力することである。
【0027】
図4に図1乃至図3に示すようなタイムカプセルシステム1に関するタイムカプセルの施錠の流れを示す。図4のタイムカプセル1のような任意のタイムカプセルはユーザーから入力された第1の情報に基づいて、本機がサーバー機になると判断し、ステップst1のように本機施錠解錠手段が解錠であることから、ステップst2のように施錠時であると判断し、前記状況表示手段において、施錠時であり本機がサーバー機であることを表示する。次に、サーバー機は、図4のタイムカプセル2のような本機の通信可能領域内のタイムカプセルに対して、ステップst3のようにタイムカプセルがクライアント機となる信号とグループ作成信号を、送信する。
【0028】
ステップst4のように前記クライアント機となる信号とグループ作成信号を受信したタイムカプセルは、ステップst5のように施錠時であり、本機がクライアント機であると判断し、前記状況表示手段において、本機がクライアント機であることを表示する。また、クライアント機は、ステップst6のようにユーザーから入力された第4の情報に基づいて、グループ参加信号を、サーバー機に対して送信する。
【0029】
次に、サーバー機は、ステップst7のように前記クライアント機からのグループ参加信号を受信したとき、ステップst8のようにユーザー機と受信したグループ参加信号の送信元であるクライアント機を含むグループ参加リストを作成する。次に、サーバー機は、ステップst9のようにユーザーから入力された第2の情報に基づいて、前記通信手段を介して、グループ参加確認信号をグループ参加リスト内のクライアント機に対して送信する。
【0030】
次に、クライアント機は、ステップst10のように前記サーバー機からのグループ参加確認信号を受信したとき、グループ参加状態であることを、前記状態表示手段によって表示する。
【0031】
次に、サーバー機は、ステップst11のようにユーザーから入力された第3の情報に基づいて、前記通信手段を介して、グループ参加完了信号とグループ参加リストを、グループ参加リスト内のクライアント機に対して送信する。同時に、サーバー機は、ステップst12のようにグループ参加リストを前記記憶部に記憶するとともに、前記施錠解錠手段を施錠する。
【0032】
次に、クライアント機は、ステップst13のように前記サーバー機からのグループ参加完了信号とグループ参加リストを受信したとき、ステップst14のようにグループ参加リストを前記記憶部に記憶するとともに、前記施錠解錠手段を施錠する。以上のような処理で、タイムカプセルの施錠を行い、複数のタイムカプセルを同時に施錠する機能を提供することが可能となる。
【0033】
図5に図1乃至図3に示すようなタイムカプセルシステム1に関するタイムカプセルの解錠の流れを示す。図5のタイムカプセル3のような任意のタイムカプセルはユーザーから入力された第5の情報に基づいて、本機がサーバー機になると判断し、ステップst15のように本機施錠解錠手段が施錠であることから、ステップst16のように解錠時であると判断し、前記状況表示手段において、解錠時であり本機がサーバー機であることを表示する。次に、サーバー機は、ステップst17のようにタイムカプセルがクライアント機となる信号とグループ確認信号を、本機記憶部に記憶されているグループ参加リストに含まれるタイムカプセルに対して送信する。
【0034】
次に、ステップst18のように前記タイムカプセルがクライアント機となる信号とグループ確認信号を受信した図5のタイムカプセル4のようなタイムカプセルは、ステップst19のように解錠時であり、本機がクライアント機であると判断し、前記状況表示手段において、本機がクライアント機であることを表示する。クライアント機は、ステップst20のようにグループ応答信号を、サーバー機に対して送信する。
【0035】
次に、サーバー機は、ステップst21のようにクライアント機からのグループ応答信号を受信したとき、ステップst22のようにグループ参加リストと前記グループ応答信号を送信したクライアント機とを照合し、ステップst23のようにグループリスト内のクライアント機の前記グループ応答信号を確認すると、ステップst24のように解錠信号と前記グループ参加リスト破棄信号を、前記クライアント機に対して送信する。同時に、サーバー機は、ステップst25のように本機の施錠解錠手段によって、本機の扉を解錠するとともに、本機の記憶部に記憶しているグループ参加リストを破棄する。
【0036】
次に、クライアント機は、ステップst26のようにサーバー機から前記解錠信号と前記グループ参加リスト破棄信号を受信すると、ステップst27のように本機の施錠解錠手段によって、本機の扉を解錠するとともに、本機の記憶部に記憶しているグループ参加リストを破棄する。サーバー機が、グループ参加リストと前記グループ応答信号を送信したクライアント機とを照合し、グループリスト内のクライアント機の前記グループ応答信号を確認できなければ、解錠信号は送信されず、解錠できない。以上のような処理で、タイムカプセルの解錠を行い、同時に施錠した複数のタイムカプセルが再び集合したときに解錠する機能を提供することが可能となる。
【0037】
図6に、図1乃至図3に示すようなタイムカプセルシステム1に関するデータの入力の流れを示す。図6のタイムカプセル5のような任意のタイムカプセルは、ユーザーから入力された第6の情報に基づいて、本機がサーバー機になると判断し、ステップst28のように前記施錠解錠手段が施錠状態であることから、ステップst29のようにデータ入力時であると判断し、前記表示手段において、データ入力時であり本機がサーバー機であることを表示する。次に、サーバー機は、ステップst30のように本機の記憶部に記憶されているグループ参加リストに含まれるタイムカプセルに対して、タイムカプセルがクライアント機となる信号とデータ入力信号を送信する。
【0038】
次に、ステップst31のように前記タイムカプセルがクライアント機となる信号と前記データ入力信号を受信した図6のタイムカプセル6のようなタイムカプセルは、ステップst32のようにデータ入力時であり、本機がクライアント機であると判断し、前記状況表示手段において、本機がクライアント機であることを表示する。同時に、クライアント機は、ステップst33のようにサーバー機に対して、データ入力確認信号を送信する。
【0039】
次に、サーバー機は、ステップst34のようにクライアント機からのデータ入力確認信号を受信したとき、ステップst35のようにユーザーから入力された第7の情報に基づいて、本機のデータ入力手段を介してユーザーから入力されたデータを本機の備える前記記憶部に記憶することを開始する。また、ステップst36のようにユーザーから入力された第8の情報に基づいて、本機のデータ入力手段を介してユーザーから入力されたデータを本機の備える前記記憶部に記憶することを終了するとともに、ステップst37のように前記入力データとデータ入力終了信号を前記クライアント機に送信する。同時に、サーバー機はステップst38のように入力データを前記記憶部に記憶する。
【0040】
次に、クライアント機が、ステップst39のようにサーバー機から入力データとデータ入力終了信号を受信したとき、ステップst40のように入力データを前記記憶部に記憶する。以上のような処理で、タイムカプセルへのデータ入力を行い、同時に施錠した複数のタイムカプセルのうち2個以上のタイムカプセルが集合したときにデータ入力する機能を提供することが可能となる。
【0041】
図7に、図1乃至図3に示すようなタイムカプセルシステム1に関するデータの同期の流れを示す。データの同期と出力は、タイムカプセル解錠時に行われるため、この動作における図7のタイムカプセル7のようなサーバー機と図7のタイムカプセル8クライアント機は、タイムカプセル解錠時のものと同じである。サーバー機は、ステップst41のようにユーザーから入力された第9の情報に基づいて、データ同期時であると判断し、前記表示手段において、データ入力時であり本機がサーバー機であることを表示する。次に、サーバー機は、ステップst42のように記憶データ要求信号を前記クライアント機に送信する。
【0042】
次に、クライアント機は、ステップst43のように前記記憶データ要求信号を受信したとき、ステップst44のようにクライアント機の前記記憶部に記憶した記憶データを、サーバー機に送信する。
【0043】
次に、サーバー機は、ステップst45のようにクライアント機の前記記憶部に記憶された記憶データを受信したとき、ステップst46のように本機の備える記憶部に前記記憶データを記憶する。また、グループ参加リストと前記記憶データを送信したクライアント機とを照合し、ステップst47のように前記グループ参加リスト内のクライアント機の前記記憶データを本機の備える前記記憶部に記憶したことを確認する。確認ができると、サーバー機は、ステップst48のようにクライアント機に本機の前記記憶部に記憶している記憶データを送信する。
【0044】
次に、クライアント機は、ステップst49のようにサーバー機から記憶データを受信したとき、ステップst50のようにクライアント機の記憶部に受信した記憶データを記憶する。以上のような処理で、複数のタイムカプセルのデータの同期を行い、同時に施錠した複数のタイムカプセルの記憶しているデータを同期し出力する機能を提供することが可能となる。
【実施例1】
【0045】
実施例1は、学校卒業時にクラス等で制作されるタイムカプセルに関する。本実施例のタイムカプセルは、図3に示すように、施錠解錠手段には電気錠301を、通信手段にはZigBee(ZigBee Allianceの登録商標)302を、制御手段にはマイコン303を、状況表示手段にはモニタ304を、データ入力手段にはマイク305と電波時計306とカメラ307を、データ出力手段にはスピーカー308と状況表示手段と共通のモニタ304を、記憶手段には不揮発性メモリ309を使用する。
【0046】
モニタ304には、タイムカプセルの通信の状況に加え、カメラ305から入力された画像データを表示する。
【0047】
実施例1のタイムカプセルシステムによれば、データ入力時には、マイク305により音声データ、カメラ307により画像データを入力できる。また、電波時計306により前記音声データや前記画像データを入力した日時を記憶できる。さらに、電波時計306により、タイムカプセルシステム解錠時において、グループ参加リスト内の全てのタイムカプセルが集合しているという条件に加えて、施錠後に何年経過したかという日時の条件を加えることができる。
【0048】
以上に説明した実施例1の装置によれば、学校卒業時にクラス等でタイムカプセルを制作し、卒業生はタイムカプセルに記念になるものを入れて閉じて、これを個人で保管し、再び数人の同級生と会ったときに写真や音声を入力し、同級生全員が再び集まったときに開封し、これまでに入力したデータを同期、出力するタイムカプセルシステムとして使用することができる。
【0049】
[使用方法]
本発明を実施するための形態を、10人(Aさん、Bさん、Cさん、Dさん、Eさん、Fさん、Gさん、Hさん、Iさん、Jさん)でタイムカプセルを制作することを例に以下で説明する。
【0050】
まず、本発明品であるタイムカプセルを10個用意する。10人はそれぞれ別のタイムカプセルに自身の思い出のものを収納する。そして、任意の1個のタイムカプセル、例えばCさんのタイムカプセルのロックボタンを押し、タイムカプセルの施錠手順を始める。すると、Cさんのタイムカプセル付近にあるタイムカプセルのLEDが点滅し、Aさん、Bさん、Dさん、Eさん、Fさん、Gさん、Hさん、Iさん、Jさんは各タイムカプセルの備えるロックボタンを押し、各タイムカプセルは仮施錠される。付近にあるKさんのタイムカプセルのLEDも点滅するが、一緒にタイムカプセルを作りたいメンバーではないためロックボタンを押さず、仮施錠されない。
【0051】
Aさん、Bさん、Dさん、Eさん、Fさん、Gさん、Hさん、Iさん、JさんとCさんは、自身のタイムカプセルが施錠されていることを確認して、問題がなければ、Cさんのタイムカプセルのロックボタンをもう一度押し、グループのメンバーを仮決定して、グループ内のタイムカプセルのLEDが点滅する。ユーザーはグループに参加させたいタイムカプセルのLED点滅表示を確認し、確認できれば、ここでCさんのタイムカプセルに搭載されているディスプレイ等の出力装置とボタン等の入力装置により、施錠して何年後に解錠するか(例えば15年後)、を設定する。次に、Cさんのタイムカプセルのロックボタンを長押しして、グループのメンバーを確定し、メンバーのタイムカプセルを施錠される。施錠されたこれらのタイムカプセルは、各自で保管する。
【0052】
例えば1年後、Aさん、Dさん、Fさんの3人が集まって、小さな同窓会を開くときに、各々は自身のタイムカプセルを持ち寄る。これらのタイムカプセル内蔵のマイクを使用して内蔵のメモリに音声を残したり、内蔵のスピーカーを使用してメモリの音声を聞いたり、内蔵のカメラを使用して写真や動画を残したりする。また、内蔵の電波時計やGBSを使用して、いつどこでだれと集まったかという情報も残すことができる。さらに1年後Aさん、Jさんの2人が集まったときにも同様にして、メモリに音声、写真や動画、時間、位置情報を残す(追加する)ことができる。
【0053】
15年後(施錠時に設定した解錠日時)にタイムカプセルを解錠するために、タイムカプセル施錠時のグループメンバー全員が集まって各自タイムカプセルを持ち寄る。解錠作業は施錠作業同様に、まず、任意の1個のタイムカプセルFさんのタイムカプセルのアンロックボタンを押し、タイムカプセルの解錠作業を始める。すると、Fさんのタイムカプセル付近にあるグループのメンバーのタイムカプセルのLEDが点滅し、通信中であることを知らされる。集まったメンバー全員のタイムカプセルが通信中であることを確認できればFさんのタイムカプセルのアンロックボタンをもう一度押して、グループのタイムカプセルを解錠する。
【0054】
このとき施錠時に設定した解錠時必要なタイムカプセル数が集まっていなければ解錠できない。解錠時には、集まったメンバーのタイムカプセルのメモリに記録された音声、写真や動画、時間、位置情報を全員で共有できるので、タイムカプセルを開封するときにみんなが集まるきっかけにもなる。
【0055】
なお、本発明は前述した実施の形態のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることは勿論である。
【符号の説明】
【0056】
1 タイムカプセルシステム
11a〜f タイムカプセル
201 施錠解錠手段
202 通信手段
203 制御手段
204 状態表示手段
205 データ入力手段
206 データ出力手段
207 記憶手段
301 電気錠
302 ZigBee(ZigBee Allianceの登録商標)
303 マイコン
304 モニタ
305 マイク
306 電波時計
307 カメラ
308 スピーカー
309 不揮発性メモリ


【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のタイムカプセルからなり、該タイムカプセルのうち任意の2つのタイムカプセルが双方向に通信可能なタイムカプセルシステムであって、
前記タイムカプセルは、夫々、
開閉可能な扉が設けられた容器と、
前記扉と前記容器とを施錠解錠可能な施錠解錠手段と、
他のタイムカプセルと双方向に通信可能な通信手段と、
各手段を制御する制御手段と、
前記制御手段の処理状況を表示する状況表示手段と、
外部からデータを入力するためのデータ入力手段と、
前記データを出力するためのデータ出力手段とを備え、
前記制御手段は、前記施錠解錠手段が解錠状態の場合、サーバー機とクライアント機の決定がされていない状態において、ユーザーから入力された第1の情報に基づいて、施錠時であり、本機がサーバー機であると判断し、前記状況表示手段において、本機がサーバー機であることを表示し、前記通信手段を介して、タイムカプセルがクライアント機となる信号とグループ作成信号を、前記通信手段の通信可能領域内のタイムカプセルに対して送信し、前記通信手段を介して、前記クライアント機からのグループ参加信号を受信したとき、本機と受信したグループ参加信号の送信元であるクライアント機を含むグループ参加リストを作成し、ユーザーから入力された第2の情報に基づいて、前記通信手段を介して、グループ参加確認信号をグループ参加リスト内のクライアント機に対して送信し、ユーザーから入力された第3の情報に基づいて、前記通信手段を介して、グループ参加完了信号とグループ参加リストを、グループ参加リスト内のクライアント機に対して送信し、グループ参加リストを前記記憶部に記憶するとともに、前記施錠解錠手段を施錠し、前記通信手段を介して、サーバー機からのクライアント機となる信号とグループ作成信号を受信したとき、施錠時であり、本機がクライアント機であると判断し、前記状況表示手段において、本機がクライアント機であることを表示し、ユーザーから入力された第4の情報に基づいて、前記施錠解錠手段によって、本機の前記扉を施錠するとともに、前記通信手段を介して、グループ参加信号を、サーバー機に対して送信し、前記通信手段を介して、前記サーバー機からのグループ参加確認信号を受信したとき、前記状況表示手段において、本機がグループ参加確認信号を受信したことを表示し、前記通信手段を介して、前記サーバー機からの作成されたグループ参加リストを受信したとき、前記グループ参加リストを前記記憶部に記憶するように制御し、前記施錠解錠手段が施錠状態の場合、サーバー機とクライアント機の決定がされていない状態において、ユーザーから入力された第5の情報に基づいて、解錠時であり、本機がサーバー機であると判断し、前記状況表示手段において、本機がサーバー機であることを表示し、前記通信手段を介して、前記タイムカプセルがクライアント機となる信号とグループ確認信号を、前記記憶部に記憶されているグループ参加リストに含まれるタイムカプセルに対して送信し、前記通信手段を介して、前記クライアント機からのグループ応答信号を受信したとき、グループ参加リストと前記グループ応答信号を送信したクライアント機とを照合し、前記グループリスト内のクライアント機の前記グループ応答信号を確認すると、前記通信手段を介して、解錠信号と前記グループ参加リスト破棄信号を、前記クライアント機に対して送信するとともに、本機の前記解錠手段によって、本機の前記扉を解錠するとともに、本機の前記記憶部に記憶しているグループ参加リストを破棄し、前記通信手段を介して、前記サーバー機からのクライアント機となる信号と前記グループ確認信号を受信したとき、解錠時であり、本機がクライアント機であると判断し、前記状況表示手段において、本機がクライアント機であることを表示し、前記通信手段を介して、グループ応答信号を、前記サーバー機に対して送信し、前記通信手段を介して、前記サーバー機からの解錠信号とグループ参加リスト破棄信号を受信したとき、本機の前記施錠解錠手段によって、本機の前記扉を解錠するとともに、本機の前記記憶部に記憶しているグループ参加リストを破棄するように制御することを特徴とするタイムカプセルシステム。
【請求項2】
前記制御手段は、前記施錠解錠手段が施錠状態の場合、サーバー機とクライアント機の決定がされていない状態において、ユーザーから入力された第6の情報に基づいて、データ入力時であり、本機がサーバー機であると判断し、前記状況表示手段において、本機がサーバー機であることを表示し、前記通信手段を介して、前記記憶部に記憶されているグループ参加リストに含まれるタイムカプセルに対して、前記タイムカプセルがクライアント機となる信号とデータ入力信号を送信し、前記通信手段を介して、前記クライアント機からのデータ入力確認信号を受信したとき、ユーザーから入力された第7の情報に基づいて、本機の備える前記データ入力手段を介してユーザーから入力されたデータを本機の備える前記記憶部に記憶することを開始し、ユーザーから入力された第8の情報に基づいて、本機の備える前記データ入力手段を介してユーザーから入力されたデータを本機の備える前記記憶部に記憶することを終了するとともに、本機の前記記憶部に記憶している前記入力データとデータ入力終了信号を前記クライアント機に送信し、前記通信手段を介して、前記サーバー機からのクライアント機となる信号と前記データ入力信号を受信したとき、データ入力時であり、本機がクライアント機であると判断し、前記状況表示手段において、本機がクライアント機であることを表示し、前記通信手段を介して、前記サーバー機からのデータ入力終了信号と前記サーバー機の前記記憶部に記憶された前記入力データを受信したとき、本機の前記記憶部に前記入力データを記憶するように制御することを特徴とする請求項1に記載のタイムカプセルシステム。
【請求項3】
前記制御手段は、前記施錠解錠手段が解錠信号により解錠されるときにおいて、本機が解錠時のサーバー機である場合、ユーザーから入力された第9の情報に基づいて、データ同期時であると判断し、前記通信手段を介して、前記解錠信号とともに記憶データ要求信号を前記クライアント機に送信し、前記クライアント機の備える前記記憶部に記憶された記憶データを受信したとき、本機の備える記憶部に前記記憶データを記憶し、グループ参加リストと前記記憶データを送信したクライアント機とを照合し、前記グループ参加リスト内のクライアント機の前記記憶データを本機の備える前記記憶部に記憶したことを確認すると、本機の備える前記通信手段を介して、クライアント機に本機の備える前記記憶部に記憶している記憶データを送信し、本機が解錠時のクライアント機である場合、前記通信手段を介して、前記サーバー機から記憶データ要求信号を受信したとき、本機の備える前記通信手段を介して、本機の備える前記記憶部に記憶した記憶データを、前記サーバー機に送信することで、複数のタイムカプセル間で記憶データを同期し、前記複数のタイムカプセル夫々の備える前記出力手段を介して、前記データを出力するように制御することを特徴とする請求項2に記載のタイムカプセルシステム。
【請求項4】
複数のタイムカプセルからなり、該タイムカプセルのうち任意の2つのタイムカプセルが双方向に通信可能なタイムカプセルシステムであって、
前記タイムカプセルは、夫々、
開閉可能な扉が設けられた容器と、
前記扉と前記容器とを施錠解錠可能な施錠解錠手段と、
他のタイムカプセルと双方向に通信可能な通信手段と、
各手段を制御する制御手段と、
前記制御手段の処理状況を表示する状況表示手段とを備え、
前記制御手段は、前記施錠解錠手段が解錠状態の場合、サーバー機とクライアント機の決定がされていない状態において、ユーザーから入力された第1の情報に基づいて、施錠時であり、本機がサーバー機であると判断し、前記状況表示手段において、本機がサーバー機であることを表示し、本機の備える通信手段の通信可能領域内のタイムカプセルに対して、前記通信手段を介して、前記タイムカプセルがクライアント機となる信号とグループ作成信号を送信し、前記通信手段を介して、前記クライアント機からのグループ参加信号を受信したとき、本機と受信したグループ参加信号の送信元であるクライアント機を含むグループ参加リストを作成し、ユーザーから入力された第2の情報に基づいて、前記通信手段を介して、グループ参加確認信号をグループ参加リスト内のクライアント機に対して送信し、ユーザーから入力された第3の情報に基づいて、前記通信手段を介して、グループ参加完了信号とグループ参加リストを、グループ参加リスト内のクライアント機に対して送信し、グループ参加リストを前記記憶部に記憶するとともに、前記施錠解錠手段を施錠し、前記通信手段を介して、前記サーバー機からのクライアント機となる信号と前記グループ作成信号を受信したとき、施錠時であり、本機がクライアント機であると判断し、前記状況表示手段において、本機がクライアント機であることを表示し、ユーザーから入力された第4の情報に基づいて、前記施錠解錠手段によって、本機の前記扉を施錠するとともに、サーバー機に対して、前記通信手段を介して、グループ参加信号を送信し、前記通信手段を介して、前記サーバー機からのグループ参加確認信号を受信したとき、前記状況表示手段において、本機がグループ参加確認信号を受信したことを表示し、前記通信手段を介して、前記サーバー機からの作成されたグループ参加リストを受信したとき、前記グループ参加リストを前記記憶部に記憶するように制御することを特徴とするタイムカプセルシステム。
【請求項5】
複数のタイムカプセルからなり、該タイムカプセルのうち任意の2つのタイムカプセルが双方向に通信可能なタイムカプセルシステムであって、
前記タイムカプセルは、夫々、
開閉可能な扉が設けられた容器と、
前記扉と前記容器とを施錠解錠可能な施錠解錠手段と、
他のタイムカプセルと双方向に通信可能な通信手段と、
各手段を制御する制御手段と、
前記制御手段の処理状況を表示する状況表示手段と、
外部からデータを入力するためのデータ入力手段と、
前記データを出力するためのデータ出力手段とを備え、
前記制御手段は、前記施錠解錠手段が施錠状態の場合、サーバー機とクライアント機の決定がされていない状態において、ユーザーから入力された第5の情報に基づいて、解錠時であり、本機がサーバー機であると判断し、前記状況表示手段において、本機がサーバー機であることを表示し、前記記憶部に記憶されているグループ参加リストに含まれるタイムカプセルに対して、前記通信手段を介して、前記タイムカプセルがクライアント機となる信号とグループ確認信号を送信し、前記通信手段を介して、前記クライアント機からのグループ応答信号を受信したとき、グループ参加リストと前記グループ応答信号を送信したクライアント機とを照合し、前記グループ参加リスト内のクライアント機の前記グループ応答信号を確認すると、前記クライアント機に解錠信号と前記グループ参加リスト破棄信号を送信するとともに、本機の前記施錠解錠手段によって、本機の前記扉を解錠するとともに、本機の前記記憶部に記憶しているグループ参加リストを破棄し、前記通信手段を介して、前記サーバー機からのクライアント機となる信号と前記グループ確認信号を受信したとき、解錠時であり、本機がクライアント機であると判断し、前記状況表示手段において、本機がクライアント機であることを表示し、前記通信手段を介して、前記サーバー機に対してグループ応答信号を送信し、前記通信手段を介して、前記サーバー機からの解錠信号とグループ参加リスト破棄信号を受信したとき、本機の前記施錠解錠手段によって、本機の前記扉を解錠するとともに、本機の前記記憶部に記憶しているグループ参加リストを破棄するように制御することを特徴とするタイムカプセルシステム。
【請求項6】
複数のタイムカプセルからなり、該タイムカプセルのうち任意の2つのタイムカプセルが双方向に通信可能なタイムカプセルシステムであって、
前記タイムカプセルは、夫々、
開閉可能な扉が設けられた容器と、
前記扉と前記容器とを施錠解錠可能な施錠解錠手段と、
他のタイムカプセルと双方向に通信可能な通信手段と、
各手段を制御する制御手段と、
前記制御手段の処理状況を表示する状況表示手段と、
外部からデータを入力するためのデータ入力手段と、
前記データを出力するためのデータ出力手段とを備え、
前記制御手段は、前記施錠解錠手段が解錠状態の場合、サーバー機とクライアント機の決定がされていない状態において、前記複数のタイムカプセルのうち任意の1機のユーザーから入力された第1の情報に基づいて、施錠時であり、本機をサーバー機であると判断し、前記状況表示手段において、本機がサーバー機であることを表示し、前記通信手段を介して、前記通信手段の通信可能領域内の複数のタイムカプセルに対して、前記複数のタイムカプセルがクライアント機となる信号とグループ生成信号を送信し、サーバー機から前記通信手段を介して、クライアント機となる信号とグループ生成信号を受信したとき、施錠時であり、本機をクライアント機であると判断し、前記状況表示手段において、本機がクライアント機であることを表示し、前記施錠解錠手段が施錠状態の場合、サーバー機とクライアント機の決定がされていない状態において、前記複数のタイムカプセルのうち任意の1機のユーザーから入力された第5の情報に基づいて、解錠時であり、本機をサーバー機であると判断し、前記状況表示手段において、本機がサーバー機であることを表示し、前記通信手段を介して、前記記憶部に記憶されたグループ参加リスト内の、本機の備える前記通信手段の通信可能領域内にある複数のタイムカプセルに対して、前記複数のタイムカプセルがクライアント機となる信号とグループ確認信号を送信し、サーバー機から前記通信手段を介して、クライアント機となる信号とグループ確認信号を受信したとき、解錠時であり、本機をクライアント機であると判断し、前記状況表示手段において、本機がクライアント機であることを表示することで、施錠時と解錠時の状況を判断し、通信におけるサーバー機とクライアント機の決定を行うように制御することを特徴とするタイムカプセルシステム。
【請求項7】
複数のタイムカプセルからなり、該タイムカプセルのうち任意の2つのタイムカプセルが双方向に通信可能なタイムカプセルシステムのタイムカプセルであって、
開閉可能な扉が設けられた容器と、
前記扉と前記容器とを施錠解錠可能な施錠解錠手段と、
他のタイムカプセルと双方向に通信可能な通信手段と、
各手段を制御する制御手段と、
前記制御手段の処理状況を表示する状況表示手段と、
外部からデータを入力するためのデータ入力手段と、
前記データを出力するためのデータ出力手段とを備え、
前記制御手段は、前記施錠解錠手段が解錠状態の場合、ユーザーから入力された第1の情報に基づいて、施錠時であり、本機がサーバー機であると判断し、前記状況表示手段において、本機がサーバー機であることを表示し、本機の備える通信手段の通信可能領域内のタイムカプセルに対して、前記通信手段を介して、前記タイムカプセルがクライアント機となる信号とグループ作成信号を送信し、前記通信手段を介して、前記クライアント機からのグループ参加信号を受信したとき、本機と受信したグループ参加信号の送信元であるクライアント機を含むグループ参加リストを作成し、ユーザーから入力された第2の情報に基づいて、前記通信手段を介して、グループ参加確認信号をグループ参加リスト内のクライアント機に対して送信し、ユーザーから入力された第3の情報に基づいて、前記通信手段を介して、グループ参加完了信号とグループ参加リストを、グループ参加リスト内のクライアント機に対して送信し、グループ参加リストを前記記憶部に記憶するとともに、前記施錠解錠手段を施錠し、前記通信手段を介して、前記サーバー機からのクライアント機となる信号と前記グループ作成信号を受信したとき、施錠時であり、本機がクライアント機であると判断し、前記状況表示手段において、本機がクライアント機であることを表示し、ユーザーから入力された第4の情報に基づいて、前記施錠解錠手段によって、本機の前記扉を施錠するとともに、サーバー機に対して、前記通信手段を介して、グループ参加信号を送信し、前記通信手段を介して、前記サーバー機からのグループ参加確認信号を受信したとき、前記状況表示手段において、本機がグループ参加確認信号を受信したことを表示し、前記通信手段を介して、前記サーバー機からの作成されたグループ参加リストを受信したとき、前記グループ参加リストを前記記憶部に記憶するように制御し、前記施錠解錠手段が施錠状態の場合、ユーザーから入力された第5の情報に基づいて、解錠時であり、本機がサーバー機であると判断し、前記状況表示手段において、本機がサーバー機であることを表示し、前記記憶部に記憶されているグループ参加リストに含まれるタイムカプセルに対して、前記通信手段を介して、前記タイムカプセルがクライアント機となる信号とグループ確認信号を送信し、前記通信手段を介して、前記クライアント機からのグループ応答信号を受信したとき、グループ参加リストと前記グループ応答信号を送信したクライアント機とを照合し、前記グループリスト内のクライアント機の前記グループ応答信号を確認すると、前記クライアント機に解錠信号と前記グループ参加リスト破棄信号を送信するとともに、本機の前記解錠手段によって、本機の前記扉を解錠するとともに、本機の前記記憶部に記憶しているグループ参加リストを破棄し、前記通信手段を介して、前記サーバー機からのクライアント機となる信号と前記グループ作成信号を受信したとき、解錠時であり、本機がクライアント機であると判断し、前記状況表示手段において、本機がクライアント機であることを表示し、前記通信手段を介して、前記サーバー機に対してグループ応答信号を送信し、前記通信手段を介して、前記サーバー機からの解錠信号とグループ参加リスト破棄信号を受信したとき、本機の前記施錠解錠手段によって、本機の前記扉を解錠するとともに、本機の前記記憶部に記憶しているグループ参加リストを破棄するように制御することを特徴とするタイムカプセル。
【請求項8】
前記制御手段は、前記施錠解錠手段が施錠状態の場合、ユーザーから入力された第6の情報に基づいて、データ入力時であり、本機がサーバー機であると判断し、前記状況表示手段において、本機がサーバー機であることを表示し、前記記憶部に記憶されているグループ参加リストに含まれるタイムカプセルに対して、前記通信手段を介して、前記タイムカプセルがクライアント機となる信号とデータ入力信号を送信し、前記通信手段を介して、前記クライアント機からのデータ入力確認信号を受信したとき、ユーザーから入力された第7の情報に基づいて、本機の備える前記データ入力手段を介してユーザーから入力されたデータを本機の備える前記記憶部に記憶することを開始し、ユーザーから入力された第8の情報に基づいて、本機の備える前記データ入力手段を介してユーザーから入力されたデータを本機の備える前記記憶部に記憶することを終了するとともに、本機の前記記憶部に記憶している前記入力データとデータ入力終了信号を前記クライアント機に送信し、前記通信手段を介して、前記サーバー機からのクライアント機となる信号と前記データ入力信号を受信したとき、データ入力時であり、本機がクライアント機であると判断し、前記状況表示手段において、本機がクライアント機であることを表示し、前記通信手段を介して、前記サーバー機からのデータ入力終了信号と前記サーバー機の備える前記記憶部に記憶された前記入力データを受信したとき、本機の備える前記記憶部に前記入力データを記憶するように制御することを特徴とする請求項7に記載のタイムカプセル。
【請求項9】
前記制御手段は、前記施錠解錠手段が解錠信号により解錠されるときにおいて、本機が解錠のサーバー機である場合、ユーザーから入力された第9の情報に基づいて、前記通信手段を介して、前記解錠信号とともに記憶データ要求信号を前記クライアント機に送信し、前記クライアント機の備える前記記憶部に記憶された記憶データを受信したとき、本機の備える記憶部に前記記憶データを記憶し、グループ参加リストと前記記憶データを送信したクライアント機とを照合し、前記グループ参加リスト内のクライアント機の前記記憶データを本機の備える前記記憶部に記憶したことを確認すると、本機の備える前記通信手段を介して、クライアント機に本機の備える前記記憶部に記憶している記憶データを送信し、本機が解錠のクライアント機である場合、前記通信手段を介して、前記サーバー機から記憶データ要求信号を受信したとき、本機の備える前記通信手段を介して、本機の備える前記記憶部に記憶した記憶データを、前記サーバー機に送信することで、複数のタイムカプセル間で記憶データを同期し制御することを特徴とする請求項8に記載のタイムカプセル。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate


【公開番号】特開2012−207383(P2012−207383A)
【公開日】平成24年10月25日(2012.10.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−71822(P2011−71822)
【出願日】平成23年3月29日(2011.3.29)
【出願人】(711003587)
【出願人】(711003598)
【出願人】(511080410)
【出願人】(711003613)
【上記1名の法定代理人】
【識別番号】511080199
【氏名又は名称】山下 剛司
【出願人】(711003602)
【Fターム(参考)】