説明

ターボ式過給機

【課題】シーケンシャルタイプの多段過給システムを持つ内燃機関において、高圧段タービンを迂回する排気迂回通路と排気流路切換弁の配置に関して、部品点数の減少と、排気通路等との接続用フランジ数の減少を図ることができるターボ式過給機を提供する。
【解決手段】内燃機関2の排気マニホールド2aから排気通路への排気出口2bに接続されるターボ式過給機10,10Aにおいて、タービン12が配設された排気主通路13と、前記排気出口2bから排出される排気ガスGの全量が通過できるように設けられた排気迂回通路14とを備え、前記排気主通路13と前記排気迂回通路14を一体に設けて構成されると共に、この一体に設けられた前記2つの通路13,14の入口側接続口11を、前記排気マニホールド2aに形成された前記排気出口2bの一つに接続するように形成される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の過給機を直列接続し、高圧段タービンと並列に設けられた排気迂回通路と、この排気迂回通路に設けられた排気流路切換弁とを備えた多段過給機ターボシステムで使用されるターボ式過給機に関する。
【背景技術】
【0002】
内燃機関の過給システムには、容量が大きく異なる複数のターボ式過給機を直列に配置して、内燃機関の運転状態に応じて適切な過給機を選択して使用するシーケンシャルタイプの多段過給機ターボシステムがある。
【0003】
このシーケンシャルタイプの多段過給機ターボシステムは、排気ガスを多段階で複数のタービンを順に通し、有効に排気エネルギーの回収を行うシステムであり、切換式二段過給機ターボシステムの場合には、排気ガスを一段目の高圧段タービンを通さずに二段目の低圧段タービンに送るために、排気ガスを高圧段タービンを迂回させるための排気迂回通路と、この排気迂回通路に設けた排気流路切換弁を設けて構成している(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
この多段過給機ターボシステムでは、排気マニホールドから高圧段タービンに至る排気通路の他に高圧段タービンを迂回する高圧段排気迂回通路と高圧段排気切換弁を設けているが、内燃機関を配置するスペースを少なくするために、排気マニホールドに二つの独立した排気主通路と排気迂回通路を設け、一方の排気主通路に一段目の高圧段タービンを設け、他方の排気迂回通路を一段目の高圧段タービンと二段目の低圧段タービンの間の排気主通路に接続すると共に、低圧段タービンの手前に、排気流路切換弁の組立部品を設置することが行われている。
【0005】
しかしながら、このような多段過給機ターボシステムでは、新たに排気迂回通路と排気流路切換弁を設置する必要があるため、この設置のためのスペースの確保が困難である上に、部分点数が増加して耐久信頼性が低下するとの懸念がある。特に、排気マニホールドに二つの出口を設けて、この二つの出口に排気主通路と排気迂回通路をそれぞれ接続する場合には配置スペースの確保が困難となる上に、排気マニホールドの形状が複雑化するので加工工数と組立工数の増加を招いて生産性が低下するという問題がある。
【0006】
これに関連して、過給装置付きエンジンの小型化、スペースの狭小化、効率化と、装置の構成・構造の簡易化を図るために、排気マニホールドの集合部に高圧ターボの入口を接続し、この高圧ターボの出口に接続したエルボ管に低圧ターボを接続すると共に、高圧ターボを迂回すると共に排気流路切換弁を備えた排気迂回通路を排気マニホールドとエルボ管の間に設け、更に、排気マニホールドと一体的に形成された低圧ターボ載置部に低圧ターボを載置した過給装置付きエンジンが提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
【0007】
しかしながら、この過給機付きエンジンの排気マニホールドの構造は、高圧ターボの入口と排気迂回通路が接続されると共に、低圧ターボを載置する低圧ターボ載置部も設けられる複雑な形状となっており、配管も入り組んだ複雑なものとなっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開2007−138798号公報
【特許文献2】特開2005−133651号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、上記の状況を鑑みてなされたものであり、その目的は、シーケンシャルタイプの多段過給システムを持つ内燃機関において、タービンを配設した排気主通路とタービンを迂回する排気迂回通路の配置に関して、部品点数の減少と、排気通路等との接続用フランジ数の減少により信頼性を確保することができるターボ式過給機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記の目的を達成するための本発明のターボ式過給機は、内燃機関の排気マニホールドから排気通路への排気出口に接続されるターボ式過給機において、タービンが配設された排気主通路と、前記排気出口から排出される排気ガスの全量が通過できるように設けられた排気迂回通路とを備え、前記排気主通路と前記排気迂回通路を一体に設けて構成されると共に、この一体に設けられた前記2つの通路の入口側接続口を、前記排気マニホールドに形成された前記排気出口の一つに接続するように形成される。
【0011】
この構成によれば、タービンが配設された排気主通路とこのタービンを迂回する排気迂回通路を、タービン側のケース内部に収容して一体構造としたので、排気迂回通路を新たにタービンの外に設ける必要がなくなる。また、一体に設けられた排気主通路と排気迂回通路の2つの通路の入口側接続口を、排気マニホールドに形成された排気出口の一つに接続するので、排気マニホールドにおける排気主通路と排気迂回通路の接続部分を従来技術の二か所から一か所にすることができる。
【0012】
その結果、排気ガス通路に複数のターボ式過給機を設けた内燃機関で使用される第一段目用の高圧段ターボ式過給機とその排気迂回通路において、部品点数の減少、内燃機関の排気マニホールドとの接続用フランジの減少、及び、設置スペースの減少を図ることができる。また、部品点数と接続用フランジの減少により、加工工数と組立工数を減少できる。
【0013】
更に、内燃機関側の排気マニホールドの排気ガスの出口を入口側接続口に接続する一つの排気出口にすることができるので、排気マニホールドの形状を単純化できる。そのため、加工工数が減少するので、この面からも、生産性の向上を図ることができ、装置全体の耐久信頼性を向上させることができる。
【0014】
上記のターボ式過給機において、前記入口側接続口が、前記排気主通路の入口と前記排気迂回通路の入口を並べて配置して二口形状に形成され、前記入口側接続口のフランジで前記排気マニホールドの前記排気出口の一つのフランジに接続するように形成されると、排気主通路と排気迂回通路が並んだ配置となり、排気迂回通路を収納したケースの構造を単純化できる。
【0015】
また、出口側接続口に関しては、排気主通路の出口と排気迂回通路の出口を並べて配置して二口形状に形成することもでき、また、排気主通路の出口側と排気迂回通路の出口側を合流させて一つの排気排出通路にしてから、この排気排出通路に出口側接続口を設けることもできる。
【0016】
前者の構成とすると、このターボ式過給機の大きさを小さくすることができ、配置スペースが少なくなる。また、後者の構成とすると、このターボ式過給機の下流側に接続する低圧段用のターボ式過給機の入口を拡径する必要がなくなる。
【0017】
上記のターボ式過給機において、排気ガスの流れを前記排気主通路と前記排気迂回通路との間で切り換える排気流路切換弁を備えて構成すると、新たに外部に排気流路切換弁を備える必要がなくなるので、更に、部品点数が減少し、組立工数が減少する。
【0018】
上記のターボ式過給機において、前記排気流路切換弁にフラップ式バルブを用いると、このフラップ式バルブはターボ式過給機のウェストゲートバルブとして使用されており、このウェストゲートバルブの既存技術の構成をそのまま排気流路切換弁に用いることができるので、本発明のターボ式過給機を既存技術で容易に製造できるようになる。なお、この同じ構成とは同じ大きさを意味しておらず、ウェストゲートバルブを流れる排気ガス流量は排気ガスの一部であるのに対して、排気流路切換弁を流れる排気ガス流量は排気ガスの全量となる。
【発明の効果】
【0019】
本発明に係るターボ過給機によれば、排気ガス通路に複数のターボ式過給機を設けた内燃機関において使用される第一段目用のターボ式過給機において、タービンが配設された排気主通路とタービンを迂回する排気迂回通路をタービン内部に一体化して設けたので、タービンを迂回する排気迂回通路をタービンの外部に設ける必要がなくなる。その結果、部品点数の減少、内燃機関や排気ガス通路の配管との接続点の減少、及び、設置スペースの減少を図ることができる。また、装置全体の耐久性に対する信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本発明に係る実施の形態のターボ式過給機の構成を示す図である。
【図2】排気流路切換弁を低圧段タービン側の配管に設けた構成を示す図である。
【図3】フラップ式バルブの構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、本発明に係る実施の形態のターボ式過給機について、図面を参照しながら説明する。図1及び図2に示すように、このターボ式過給機10,10Aは、エンジン(内燃機関)本体2の排気マニホールド2aから排気通路への排気出口2bに接続されるターボ式過給機であり、このターボ式過給機10,10Aにおいて、タービン12が配設された排気主通路13と、排気出口2bから排出される排気ガスGの全量が通過できるように設けられた排気迂回通路14とを備え、排気主通路13と排気迂回通路14を一体に設けて構成される。また、更に、この一体に排気主通路13と排気迂回通路14の2つの通路の入口側接続口11を、排気マニホールド2aに形成された排気出口2bの一つに接続するように形成される。
【0022】
この排気ガスGの全量を、タービン12を迂回させて通過させることができる排気迂回通路14を設けることにより、エンジンの運転状態によってこのタービン12を使用しない場合には排気ガスGを完全に迂回させてタービン12を完全に停止させることができ、排気ガスGのエネルギーを下流側の低圧段タービン20で効率良く回収できるようになる。この点が、排気ガスの一部のみを通過させるウェストゲートとウェストゲートバルブとは異なる。なお、タービン12は回転軸17を介してコンプレッサ(図示していない)と結合している。
【0023】
また、排気主通路13と排気迂回通路14は入口側接続口11と連通して形成され、この入口側接続口11は、排気主通路13の入口13aと排気迂回通路14の入口14aを並べて配置して二口形状に形成され、入口側接続口11のフランジで排気マニホールド2aの排気出口2bの一つのフランジに接続するように形成される。これにより、この入口側接続口11に接続する排気マニホールド2a側の排気ガスGの排気出口2bは、通常の単段ターボシステムのターボ式過加機と同様に一つで形成することができる。その結果、ターボ過給機10を取り付ける内燃機関2側の排気マニホールド2aの形状を単純化して、加工工数を減少でき、生産性の向上を図ることができる。
【0024】
また、出口側接続口16に関しては、図1及び図2に示すように、排気主通路13の出口13bと排気迂回通路14の出口14bを並べて配置して二口形状に形成して、このターボ式過給機10の大きさを小さくして、配置スペースが少なくすることもできる。これにより、この出口側接続口16に接続する二段目の低圧段用のターボ式過給機20の低圧段タービン22の排気ガスGの入口21を、通常のターボ過給機の場合と同様な一口形状にすることができる。
【0025】
また、図示しないが、排気主通路13の出口側と排気迂回通路14の出口側を合流させて一つの排気排出通路にしてから、この排気排出通路に出口側接続口16を設けると、このターボ式過給機10の下流側に接続する二段目の低圧段用のターボ式過給機20の低圧段タービン22の入口21は通常の場合と同じでよく、この入口21を大きく形成する必要がなくなる。
【0026】
このターボ式過給機10,10Aに、排気ガスGの流れを排気主通路13と排気迂回通と14との間で切り換える排気流路切換弁15を備えて構成する。この排気流路切換弁15を、図1に示すように、ターボ式過給機10の出口側接続口16の下流側から排気迂回通路14の出口14bに取り付けて構成すると、排気流路切換弁15がターボ式過給機10の内部に設けた場合に比べて、保守点検を容易に行うことができるようになると共に、ターボ式過給機10の構造を単純化できる。また、接続用フランジの数を減少できる。また、図2に示すように、この排気流路切換弁15を、下流側の低圧段タービン22の入口21側の排気ガス通路23に取り付けて構成すると、排気流路切換弁15がターボ式過給機10とは別体で配置されるので、ターボ式過給機10Aの構造を小型化できる。
【0027】
この排気流路切換弁15は、図3に示すような、ターボ式過給機で良く用いられるウェストゲートバルブと同じフラップ式バルブ35を用いることが好ましい。このフラップ式バルブ35は、閉弁時においては、フラップ(弁体)35aで排気ガスGbの流路を下流側から塞ぎ、開弁時にはこのフラップ35aが下流側に開いて、排気ガスGbを通過させる。
【0028】
図1〜図3に示すように、このフラップ式バルブ35で構成される排気流路切換弁15は、閉弁時には、排気ガスGbの流路である排気迂回通路14の出口14bを下流側からフラップ(弁体)15aで覆い、開弁時には、フラップ15aを下流側に移動させて、排気迂回通路14の出口14bを開けて、排気迂回通路14の排気ガスGbを通過させるように構成される。
【0029】
なお、この図3に示すようなフラップ式バルブ35をウェストゲートバルブとして使用する時にはタービン部の排気入口と出口とを仕切る壁に穴(ウェストゲート)をあけて、この穴を出口側からフラップ35aで塞ぐ構造であり、閉弁時にはフラップ35aが穴を出口側から覆って塞ぎ、開弁時にはフラップ35aがターボン出口側に開いて排気ガスの一部を流通させる構造となっている。
【0030】
このウェストゲートバルブは、タービンに流入する排気ガスの一部を分流させることによりタービンに流入する排気ガス量を調整するバルブである。このウェストゲートバルブは、ターボ式過給機において、タービンに流入する排気ガスの一部を分流させることにより、タービンに流入する排気ガス量を調整する役割を持っており、この排気ガスの流量調整により、タービン及びコンプレッサの回転数を制御し、安定した過給圧(ブースト圧)を得ると共に、エンジンやターボ過給機自体の損傷を回避する。言い換えれば、所定の過給圧以上の過給圧にならないように、排気ガスの一部をタービンを経由させずに排気側へ迂回させるためのバルブである。
【0031】
このウェストゲートバルブの構成を排気流路切換弁15の構成に採用すると、ウェストゲートバルブに関する既存技術をそのまま用いることができるので、ターボ式過給機10を既存技術で容易に製造できるようになる。
【0032】
上記の構成によれば、一段目の高圧段のターボ式過給機10,10Aにおいて、高圧段タービン12の入口側接続口11を二口形状に形成し、一方の通路を高圧段タービン12を配設した排気主通路13とし、他方の通路を排気迂回通路14として、この排気迂回通路14もターボ式過給機10,10Aのケース内部に収納し、一体化構造とする。また、既存のウェストゲートバルブの構成と同じフラップ式バルブ35で形成した排気流路切換弁15を出口側接続口16又は下流側の低圧段タービン22の入口21に設ける。
【0033】
次に、上記の構造のターボ式過給機10,10Aにおける排気ガスGa,Gbの流れについて図1及び図2を参照しながら説明する。このターボ式過給機10,10Aでは、排気ガスGが排気マニホールド2aの排気出口2bから排出されると、排気流路切換弁15が閉じている場合には、排気ガスGは入口側接続口11の二口の内の一方の排気主通路13の入口13aから排気ガスGaとして流入して、排気主通路13を通り、タービン12を駆動して、出口側接続口16から流出する。
【0034】
一方、排気流路切換弁15が開いている場合には、排気ガスGは、タービン12の流通抵抗があるため、入口側接続口11の二口の内のもう一方の排気迂回通路14の入口14aから排気ガスGbとして流入して、排気迂回通路14を通り、タービン12を通過せずに迂回して出口側接続口16から流出する。
【0035】
この一段目の高圧段のターボ式過給機10,10Aを通過した排気ガスGは、二段目の低圧段のターボ式過給機20の入口21から排気ガス通路23を通ってタービン22を駆動して排気ガス通路24を通って、ターボ式過給機20を出て、排気ガス浄化装置(図示しない)や消音器(図示しない)を通過して、大気中に放出される。
【0036】
上記のターボ過給機10,10Aによれば、排気通路に複数のターボ式過給機を設けた内燃機関において使用される第一段目用のターボ式過給機10,10Aにおいて、タービン12が配設された排気主通路13とこのタービン12を迂回する排気迂回通路14をタービン12側のケース内部に一体化して設けたので、タービン12を迂回する排気迂回通路14をタービン12の外部に設ける必要がなくなる。その結果、部品点数の減少、内燃機関や排気通路の配管との接続フランジ数の減少、及び、設置スペースの減少を図ることができる。また、装置全体の耐久性に対する信頼性を向上させることができる。更に、既存技術で容易に対応することができるようになる。
【産業上の利用可能性】
【0037】
本発明のターボ式過給機によれば、排気ガス通路に複数のターボ式過給機を設けた内燃機関において使用される第一段目用のターボ式過給機において、タービンが配設された排気主通路とタービンを迂回する排気迂回通路をターボ式過給機の外部に設ける必要がなくなり、その結果、部品点数の減少、接続用フランジ数の減少、及び、設置スペースの減少を図ることができ、また、装置全体の耐久性に対する信頼性を向上させることができるので、自動車搭載の内燃機関などに利用することができる。
【符号の説明】
【0038】
2 エンジン本体
2a 排気マニホールド
2b 排気出口
10,10A ターボ式過給機
11 入口側接続口
12 タービン
13 排気主通路
13a 排気主通路の入口
13b 排気主通路の出口
14 排気迂回通路
14a 排気迂回通路の入口
14b 排気迂回通路の出口
15 排気流路切換弁
16 出口側接続口
G 排気ガス
Ga 排気主通路を通過する排気ガス
Gb 排気迂回通路を通過する排気ガス

【特許請求の範囲】
【請求項1】
内燃機関の排気マニホールドから排気通路への排気出口に接続されるターボ式過給機において、タービンが配設された排気主通路と、前記排気出口から排出される排気ガスの全量が通過できるように設けられた排気迂回通路とを備え、前記排気主通路と前記排気迂回通路を一体に設けて構成されると共に、この一体に設けられた前記2つの通路の入口側接続口を、前記排気マニホールドに形成された前記排気出口の一つに接続するように形成されたことを特徴とするターボ式過給機。
【請求項2】
前記入口側接続口が、前記排気主通路の入口と前記排気迂回通路の入口を並べて配置して二口形状に形成され、前記入口側接続口のフランジで前記排気マニホールドの前記排気出口の一つのフランジに接続するように形成されたことを特徴とする請求項1に記載のターボ式過給機。
【請求項3】
排気ガスの流れを前記排気主通路と前記排気迂回通路との間で切り換える排気流路切換弁を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載のターボ式過給機。
【請求項4】
前記排気流路切換弁にフラップ式バルブを用いることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のターボ式過給機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2011−231730(P2011−231730A)
【公開日】平成23年11月17日(2011.11.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−104809(P2010−104809)
【出願日】平成22年4月30日(2010.4.30)
【出願人】(000000170)いすゞ自動車株式会社 (1,721)
【Fターム(参考)】