説明

チケット販売システムにおける不正防止システム及び方法

【課題】 チケットの抽選・販売において、組織的な買占め、不当転売を抑制し、公平・公正なチケットの供給を実現する。
【解決手段】 Webサーバ5は購入希望者側端末1からの仮登録を受け付ける購入希望受付部11と、仮登録に関するIDを発行するID発行部12と、購入希望者にIDを通知するID通知部13と、登録が完了した購入希望者の申し込みを受諾する申込受付部14と、チケット抽選を行うための抽選処理部15とを有する。電話システム6は、個人情報の登録を行う個人情報登録部21と、電話番号の重複チェックを行う電番重複判定部22と、電話回線4によるチケット購入希望者とのやり取りを行う自動応答部23と、Webサーバ5に登録の完了を通知する登録完了通知部24と、個人情報を格納する個人情報DB部25と、入力されたIDの照合を行うID認証部26と、購入希望者からの発信者番号の照合を行う電話番号認証部27とを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、チケット販売における不正防止システム及び方法に関し、特に、各種スポーツの試合やコンサートのような各種イベントのチケットの販売において、組織的な買占めや不当転売を目的とした買占めを防止する不正防止システム及び方法に関する。
【背景技術】
【0002】
コンピュータや携帯電話などを通信端末として用い、インターネットを介して通信を行うシステムの発展に伴って、チケットの販売方法としても、インターネットを介した電子的取引が盛んになってきている。例えば人気のあるイベントなどのチケットを希望する者がインターネットなどを介して申し込む場合に、同じ人が大量のチケットを申し込むことができるため、例えば先着順にすると開始早々から申し込みが殺到し、申し込み手続きをする前に販売が終了してしまうことが多い。そこで、先着順ではなく、申し込み者の中から抽選により当選者を決定する方法もとられている。
【0003】
しかしながら、申し込みを多くするほど当選確率は高くなるため、組織的な買い占めには十分に対応できているわけではない。むしろ、抽選にする場合には同じ人が大量に注文を行ったり、実際には同じ組織に属する人が多数応募したりすることも多い。このような組織的な買占めや不当転売(いわゆるダフ屋行為)などの公正な取引を妨げる行為を防止するための技術として、例えば、下記の特許文献1に記載の技術が知られている。
【0004】
特許文献1に記載の技術は、電子透かしを用いて二重応募等の不正な応募に結びつきやすい応募を検出する技術であり、購入希望者の請求により販売者側から申し込みフォーム・通し番号・電子透かしが記録された応募専用電子メールを送り、この応募専用電子メールのみでしか申し込みを受け付けないようにしたものである。応募が集まった時点で各応募専用電子メールの通し番号、電子透かしの番号、チケット送付先住所、苗字等を確認して不正な応募を検出し、無効とするものである。電子透かしはパスワードの入力や検出ソフトウェアの使用などを行わなければ検知できないもの、或いは、専用のソフトウェアを用いなければ作成できないものであり、購入希望者がコピー等により複製や改ざんすることができず、仮に複製や改ざんして応募しようとしても、照合して判別し応募を無効にすることができるため、不正応募の検出に効果がある。
【特許文献1】特開2002−157373
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記特許文献1に記載の技術は、チケット購入希望者が登録したメールアドレスに対し応募専用電子メールを送るものである。最近では、メールアドレス作成ソフトなどを用いたフリーメールが盛んに用いられるようになってきたため、メールアドレス登録の際には、フリーメールのアドレスなど、購入希望者の特定や判別等が困難なアドレスは登録不可とすることが望ましいとされている。しかしながら、メールアドレスは入手・変更ともに容易であるため、より厳密なチケット購入希望者の認証を行わない限り、結局は従来と同じ問題が生じてくる。このような不正な応募が頻繁になると、結局はチケット販売システム自体が正常に機能しないことになる。
【0006】
本発明の目的は、組織的な買占めや不当転売(ダフ屋行為)目的のチケット購入希望者の申し込みをより効果的に除外できるシステムを提供することにある。さらに、上記システムにより、正常に機能できるチケット販売システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係るチケット販売システムにおいては、メールアドレスと比較して入手・変更ともに困難であり、現在の携帯電話の普及により家族を特定する手段から個人を特定する手段へと変わってきた電話番号をチケット購入希望者の認証に用いる。
【0008】
本発明の一観点によれば、チケット購入希望者が所持しネットワークと接続可能なチケット購入希望者側端末と、前記チケット購入希望者側端末と同じ購入希望者が所有する購入希望者側電話端末と、前記ネットワークを介してチケット購入希望者の第1の電話番号を含む個人情報を提示してのチケット購入希望に対して購入希望受付を行う購入希望受付部と当該購入希望受付に応じたIDを発行するID発行部とを有するWebサーバであって、前記ネットワークを介して前記Webサーバから送られる個人情報に基づいて前記第1の電話番号に基づく購入希望の重複の有無のチェックを行う電番重複判定部と、該電番重複判定部において重複が無いと判断された購入希望受付に関して前記Webサーバにその旨を通知するとともに、該Webサーバからの重複が無いと判断された前記購入希望受付に関するIDの通知を受けた前記チケット購入希望者側端末と同じ購入希望者が所有する前記購入希望者側電話端末からの第2の電話番号によるコールであって、前記IDを提示してのコールに応じて、前記第2の電話番号が前記第1の電話番号と一致する場合に前記IDに関する認証処理を行い登録の完了を認証するチケット販売者側電話システムとを有するWebサーバとを有するチケット販売システムが提供される。
【0009】
また、チケット購入希望者が所持しネットワークと接続可能なチケット購入希望者側端末と、前記チケット購入希望者側端末と同じ購入希望者が所有する購入希望者側電話端末と、前記ネットワークを介してチケット購入希望者の電話番号を含む個人情報を提示してのチケット購入希望に対して購入希望受付を行う購入希望受付部と前記購入希望受付に応じたIDを発行するID発行部とを有するWebサーバであって、前記ネットワークを介して前記Webサーバから送られる個人情報に基づいて前記電話番号に基づく購入希望の重複の有無のチェックを行う電番重複判定部と、該電番重複判定部において重複が無いと判断された購入希望受付に関して前記Webサーバにその旨を通知するとともに、該Webサーバからの重複が無いと判断された前記購入希望受付に関するIDの通知を受けた前記チケット購入希望者側端末と同じチケット購入希望者が所有する前記購入希望者側電話端末に対して前記電話番号によるコールを行うとともに、前記購入希望者側電話端末からのコールバックを受けた際に前記IDにより認証処理を行い登録の完了を認証するチケット販売者側電話システムとを有するWebサーバとを有するチケット販売システムが提供される。
【0010】
本発明によれば、本人を一意に確認することができる電話番号の重複をチェックすることにより、重複した申し込みを排除することができる。
【発明の効果】
【0011】
本発明では、チケット購入希望者は個人情報を仮登録する際、自身が所有する電話端末固有の電話番号を入力する必要があり、この電話番号を元に認証が行われる。仮登録電話番号と登録済電話番号との重複のチェックを行うため、同一電話番号による複数回の登録が排除される。次に、仮登録された電話番号の正当性の検証を、発信者番号通知による仮登録済チケット購入希望者からの電話又は電話システム(IVR)から仮登録済電話番号へのコールバックにより行う。これにより、仮登録電話番号が虚偽の電話番号かどうかを確認できる。最後にIDを入力させ当該電話番号に対応する仮登録済IDと照合することにより、電話回線で接続された相手が仮登録を行ったチケット購入希望者本人であることが確認できる。このため虚偽の電話番号を用いた申し込みは不可能となり、組織的な買占めや不当転売を抑制することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
本明細書において、チケットとは、商品を購入できる権利又はサービスを受けられる権利、イベントなどに参加することができる権利を証明する書類(電子的な手段によるものを含む。)などを指す。本明細書においては、特に、各自で申し込みを行い、先着順に権利者を決定する場合と、各自で申し込みを行い申し込みが多数になった場合には抽選により権利者を決定する場合と、を含む。
【0013】
以下、本発明の一実施の形態によるチケット販売システムについて図面を参照しつつ説明を行う。
【0014】
図1は、本実施の形態によるチケット販売システムの全体構成例を示す図である。図1に示すチケット販売システムは、発信者番号通知によりチケット購入希望者から電話を受ける際のシステム構成例を示す図である。図1に示すように、本実施の形態によるチケットシステムは、購入希望者側端末1と、購入希望者側電話端末2と、ネットワーク3と、電話回線4と、Webサーバ5と、電話システム6からなっている。尚、購入希望者側端末1と購入希望者側電話端末2とは、電話回線4を介しての電話機能とネットワーク3を介しての通信機能とを併せ持つ同じ携帯電話機などであっても良い。
Webサーバ5は、CPU16とメモリ10を備えたコンピュータ装置であり、ネットワーク3を介してチケット購入希望者の購入希望者側端末1と接続され、購入希望者側端末1からネットワーク3を介しての仮登録を受け付ける購入希望受付部11と、仮登録に関するIDを発行するID発行部12と、仮登録済のチケット購入希望者に仮登録に関する上記IDを通知するID通知部13と、登録が完了したチケット購入希望者の申し込みを受諾する受け付けを行う申込受付部14と、チケット抽選を行うための抽選処理部15とのそれぞれの処理を行うためのプログラムが記憶されている。
【0015】
電話システム6は、CPU28とメモリ20を備えたコンピュータ装置であり、メモリ20には電話回線4を介して購入希望者側電話端末2と接続されるとともに個人情報の登録を行う個人情報登録部21と、電話番号の重複チェックを行う電番重複判定部22と、電話回線4によるチケット購入希望者とのやり取りを自動的に行う自動応答部23と、Webサーバ5に登録の完了を通知する登録完了通知部24と、個人情報登録部21からの個人情報を格納する個人情報DB部25と、入力されたIDの照合を行うID認証部26と、チケット購入希望者からの発信者番号通知により通知された電話番号の照合を行う電話番号認証部27とのそれぞれの処理を行うためのプログラムが記憶されている。尚、Webサーバ5と電話システムは別個のコンピュータ装置で実施する例を本実施の形態では示しているが、同一のコンピュータ装置にWebサーバと電話システムの機能を備えても良い。
【0016】
次に、本システムにおける処理の流れの概要について図2を参照して説明を行う。適宜、図1も参照する。図2は、本実施の形態によるチケット販売システムにおける処理を示す図である。図2に示すように、チケット購入希望者は、購入希望者側端末1からネットワーク3を介してWebサーバ5に接続し、購入希望受付部11により表示されるチケット購入申請画面1aから必要事項を入力し、仮登録を行う。図3(A)は、個人情報テーブル7の内容を示す図である。図3(A)に示すように、個人情報テーブル7は、例えば、氏名32と、生年月日33と、住所34と、電話番号35と、メールアドレス36と、を含む。Webサーバ5のID発行部12よりIDが発行され(5a)、ID31とステータス37(現在は仮登録状態)が設定される。電話システム6の電番重複判定部22において仮登録の際の電話番号35の重複チェック6aに関して重複がなくこの処理をパスした場合は、Webサーバ5のID通知部13によりチケット購入希望者に対してID31が通知される(5b)。これにより、登録済電話番号の再使用を検知することができる。Webサーバ5のID通知部13により通知されたIDは、購入希望者側端末1のID通知画面1bにより購入希望者に通知される。
【0017】
仮登録が済んだ購入希望者は、電話システム6に対し発信者番号通知(電話番号)35により電話を行い、例えば電話システム6の自動応答部23からの自動音声の指示に従って上記仮登録時に通知されたIDを入力する。電話システム6は、電話番号認証部27において、通知された電話番号の認証を行うとともに(6b)、ID認証部26において入力されたIDの認証を行い(6c)、通知された電話番号と入力されたIDとの双方に問題がない場合は登録完了とし(6d)、登録完了通知部24が個人情報テーブル7のステータス37を登録済に設定し、Webサーバ5に登録完了を通知する。
【0018】
上記の登録完了により、チケット購入希望者はチケット申込画面1cからチケット申し込みを行うことが可能な状態となる。チケット購入希望者が最終的にチケット購入を希望する場合には、購入希望者側端末1よりWebサーバに対して申込受付部14が申し込みに対する処理を行い、抽選処理部15によってチケットの抽選が行われる(5c)。
【0019】
上記チケット販売システムによれば、チケット購入希望者は個人情報を仮登録する際、自身が所有する電話端末固有の電話番号を入力する必要があり、この電話番号を元に認証が行われる。仮登録電話番号と登録済電話番号との電話番号による重複チェックを行い同一電話番号による複数回の登録はできなくすることで、同一主体からの重複した応募ができなくなる。虚偽の電話番号を用いた申し込みは困難であり、組織的な買占めや不当転売行為を抑制することが可能となり、正当なチケット販売を行うことができる。
【0020】
次に、本発明の第2の実施の形態によるチケット販売システムについて説明する。本発明に係るチケット販売システムは、電話システムから仮登録済電話番号にコールバックすることを特徴とする。
【0021】
図4は本実施の形態によるチケット販売システムの全体構成例を示す図である。図5は本実施の形態によるチケット販売システムにおける処理の概要を示す図である。本実施の形態によるチケット販売システムと第1の実施の形態によるチケット販売システムとの差異は、電話システム6において電話番号認証部27の代わりに本実施の形態によるチケット販売システムでは、図4に示すようにコールバック部28を備えている点である。また、処理上の相違点は、図5に示すように、仮登録完了から電話番号認証までの部分である。従って、差異がある部分のみを説明する。図5に示す処理において仮登録が完了すると、コールバック部28により自動的に仮登録済電話番号に対し電話をかける(6b’)。電話が繋がると、自動応答部23がIDの入力を要求する。入力されたIDがコールバックした電話番号に対応する正しいIDか否かをID認証部26により判定する。以降の処理は図2と同様となる。
【0022】
コールバック6b’のタイミングは非同期とし、以下のような方法で実現する。まず、仮登録済IDと電話番号と図3(B)に示すように順次コールバックリスト8に登録していく。コールバックリスト8は、IDと電話番号との対応リストにより構成されている。電話システム6が使用可能な電話回線数分のコールバックプロセスを起動しておき、コールバックプロセスはコールバックリスト8から順次、データ(電話番号)を取得し、コールバック処理を行う。このようにすると、仮登録が時間的に集中した場合でも電話システム6は迅速かつ正常にコールバックを行いながら処理を継続していくことが可能である。
以上、本実施の形態によるチケット販売システムによれば、次に仮登録された電話番号の正当性の検証を、電話システム(IVR)から仮登録済電話番号へのコールバックにより行う。これにより、仮登録電話番号が虚偽の電話番号かどうかを確認できる。最後にIDを入力させ当該電話番号に対応する仮登録済IDと照合することで、電話回線で接続された相手が仮登録を行ったチケット購入希望者本人であることが確認できる。このため虚偽の電話番号を用いた申し込みは不可能となり、組織的な買占めや不当転売を抑制することが可能となる。
【産業上の利用可能性】
【0023】
本発明は、チケット販売システム、チケット販売サービス及びチケット販売に関するプログラムに適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】本発明の第1の実施の形態によるチケット販売システムの一構成例を示す図である(発信者番号通知使用時)。
【図2】本発明の第1の実施の形態によるチケット販売システムによる処理の流れを示す図である。
【図3】図3(A)は、本発明の第1の実施の形態によるチケット販売システムにおける個人情報DB部に登録されるテーブルの構成例を示す図であり、図3(B)は、本発明の第2の実施の形態によるチケット販売システムにおけるコールバックリストの構成例を示す図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態によるチケット販売システムの全体構成例を示す図である(コールバック使用時)。
【図5】本発明の第2の実施の形態によるチケット販売システムによる処理の流れを示す図である。
【符号の説明】
【0025】
1…購入希望者側端末、2…購入希望者側電話端末、3…ネットワーク、4…電話回線、5…Webサーバ、6…電話システム(IVR)、7…個人情報テーブル、8…コールバックリスト、11…購入希望受付部、12…ID発行部、13…ID通知部、14…申込受付部、15…抽選受付部、16…CPU、21…個人情報登録部、22…電番重複判定部、23…自動応答部、24…登録完了通知部、25…個人情報DB部、26…ID認証部、27…電話番号認証部、28…コールバック部、31…ID、32…氏名、33…生年月日、34…住所、35…電話番号、36…メールアドレス、37…ステータス。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
チケット購入希望者が所持しネットワークと接続可能なチケット購入希望者側端末と、
前記チケット購入希望者側端末と同じ購入希望者が所有する購入希望者側電話端末と、
前記ネットワークを介してチケット購入希望者の第1の電話番号を含む個人情報を提示してのチケット購入希望に対して購入希望受付を行う購入希望受付部と当該購入希望受付に応じたIDを発行するID発行部とを有するWebサーバであって、前記ネットワークを介して前記Webサーバから送られる個人情報に基づいて前記第1の電話番号に基づく購入希望の重複の有無のチェックを行う電番重複判定部と、該電番重複判定部において重複が無いと判断された購入希望受付に関して前記Webサーバにその旨を通知するとともに、該Webサーバからの重複が無いと判断された前記購入希望受付に関するIDの通知を受けた前記チケット購入希望者側端末と同じ購入希望者が所有する前記購入希望者側電話端末からの第2の電話番号によるコールであって、前記IDを提示してのコールに応じて、前記第2の電話番号が前記第1の電話番号と一致する場合に前記IDに関する認証処理を行い登録の完了を認証するチケット販売者側電話システムとを有するWebサーバと
を有するチケット販売システム。
【請求項2】
チケット購入希望者が所持しネットワークと接続可能なチケット購入希望者側端末と、
前記チケット購入希望者側端末と同じ購入希望者が所有する購入希望者側電話端末と、
前記ネットワークを介してチケット購入希望者の電話番号を含む個人情報を提示してのチケット購入希望に対して購入希望受付を行う購入希望受付部と前記購入希望受付に応じたIDを発行するID発行部とを有するWebサーバであって、前記ネットワークを介して前記Webサーバから送られる個人情報に基づいて前記電話番号に基づく購入希望の重複の有無のチェックを行う電番重複判定部と、該電番重複判定部において重複が無いと判断された購入希望受付に関して前記Webサーバにその旨を通知するとともに、該Webサーバからの重複が無いと判断された前記購入希望受付に関するIDの通知を受けた前記チケット購入希望者側端末と同じチケット購入希望者が所有する前記購入希望者側電話端末に対して前記電話番号によるコールを行うとともに、前記購入希望者側電話端末からのコールバックを受けた際に前記IDにより認証処理を行い登録の完了を認証するチケット販売者側電話システムとを有するWebサーバと
を有するチケット販売システム。
【請求項3】
前記Webサーバには、前記登録の完了の後に、必要に応じてチケットの抽選を行う抽選処理部が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のチケット販売システム。
【請求項4】
ネットワークを介してチケット購入希望者にIDを発行するステップと、
該IDと電話番号とを含む個人情報の仮登録を行い、該仮登録された前記電話番号を登録済電話番号と照合し電話番号の重複の判定を行うステップと、
前記購入希望者に対し仮登録された前記電話番号への発信者番号通知による発信を依頼するステップと、
自動応答によりIDの入力を促し、前記購入希望者の発信者番号通知による電話番号と入力されたIDとが前記仮登録された前記IDと前記電話番号と一致した場合にのみ正式に登録完了とするステップと
を有するチケット販売方法。
【請求項5】
ネットワークを介してチケット購入希望者にIDを発行するステップと、
該IDと電話番号とを含む個人情報の仮登録を行い、該仮登録された前記電話番号を登録済電話番号と照合し重複の判定を行うステップと、
前記購入希望者に対して仮登録された前記電話番号に対するコールバックを行い、応答においてIDの入力を促すステップと、
前記購入希望者が入力したIDが前記仮登録情報に含まれるIDと一致した場合にのみ正式に登録を完了とするステップと
を有するチケット販売方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2006−11590(P2006−11590A)
【公開日】平成18年1月12日(2006.1.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−184653(P2004−184653)
【出願日】平成16年6月23日(2004.6.23)
【出願人】(000233055)日立ソフトウエアエンジニアリング株式会社 (1,610)
【Fターム(参考)】