説明

テトラゾール誘導体

本発明は医薬活性化合物としての使用のための式(I):


の化合物、及び、それを含むアレルギー疾患の治療のための医薬製剤に関する。


Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)
【化1】

[式中、
1は−(CH2n−Ar、−(CH2nHet、−(CH2p−(CHR8m−(CH2q−Ar又は−(CH2p−(CHR8m−(CH2q−Hetであり、
2はA、Het、Ar、又は、1〜8個の炭素原子を有するシクロアルキルであり、
4はH、Hal、A、CN、OA、CF3、OCF3であり、
nは0、1、2、3又は4であり、
p、qは0、1、2又は3であり、
mは0、1又は2であり、
sは1、2又は3であり、
8は1〜8個の炭素原子を有するアルキル、−CH2F、−CF3、OR3、N(R32、−CH2OCH3、−CH2OCF3、−CH2CONH2又はCNから選択される基であり、
Aは1〜12個のC−原子を有する分岐もしくは直鎖アルキルであり、ここで、1個以上、好ましくは1〜7個のH−原子はHal、OR3、CN、N(R32、CON(R32、Ar又はHetにより置換されていてよく、そして1個以上、好ましくは1〜7個の、隣り合わないCH2−基はO、NR3もしくはS及び/又は−CH=CH−もしくは−C≡C−基により置き換えられてよく、あるいは、3〜7個の環炭素原子を有するシクロアルキルもしくはシクロアルキルアルキレンであり、
3はH又はAであり、
HalはF、Cl、Br又はIであり、
Arは6〜14個の炭素原子を有する単環式もしくは縮合二環式の、不飽和もしくは芳香族炭素環であり、その環は未置換であっても、或いは、Hal、A、CH2OA、−CH2OR3、OR3、CF3、OCF3、N(R32、NO2、CN、NR3COA、NR3SO2A、COR3、SO2N(R32、SOA、SO2A、SOAr、SO2Ar、SOHet、SO2Het、Ar’、Het、又は−CH=CH−R3もしくは−C≡C−R3により一置換、二置換又は三置換されていてよく、
Hetは1〜4個のN、O及び/又はS原子を有する単環式もしくは二環式の、飽和、不飽和もしくは芳香族複素環であり、その環は未置換であっても、又は、Hal、A、OR3、−(CH2)OR3、CF3、OCF3、N(R32、NO2、CN、NR3COA、NR3SO2A、COR3、SO2N(R32、SOA、SO2A、SOAr、SO2Ar、SOHet、SO2Het、Ar、Het’又は−CH=CH−R3もしくは−C≡C−R3により一置換、二置換又は三置換されていてよく、
Ar’は6〜14個の炭素原子を有する単環式もしくは二環式の、不飽和もしくは芳香族炭素環であり、その環は未置換であっても、又は、Hal、A、−(CH2)OR3、−OR3、−CF3、−OCF3により一置換、二置換又は三置換されていてよく、
Het’は1〜4個のN、O及び/又はS原子を有する単環式もしくは二環式の飽和、不飽和もしくは芳香族複素環であり、その環は未置換であっても、又は、Hal、A、−(CH2)OR3、−OR3、−CF3、−OCF3により一置換、二置換又は三置換されていてよい]
の化合物、ならびに、その医薬として使用可能な誘導体、エナンチオマー、ジアステレオ異性体、互変異性体、塩、溶媒和物及びすべての割合でのそれらの混合物。
【請求項2】
Hetが、下記の基:
【化2】

[式中、
9、R10及びR11はH、A、Hal、1〜6個の炭素原子を有する直鎖もしくは分岐アルキル、Ar、−OR3、−CN、−CF3及び−OCF3から独立に選択され、ここで、Ar及びR3は請求項1に規定されるとおりである]
のいずれか1つである、請求項1記載の式(I)の化合物。
【請求項3】
Arが下記の基:
【化3】

[式中、
9、R10及びR11は、H、Hal、−CH2OR3、−OR3、−CF3、−OCF3、−CN、−(CH2T−C≡C−R6、−(CH2T−CH=CH−R6、Ar’、Het又はSO2(C1−C6)アルキルから独立に選択され、ここで、R6はH、直鎖もしくは分岐C1−C6アルキル、又は、−CH2F、−CF3、−CH2OCH3、−CH2OCF3、−CH2CONH2、CN、ArもしくはHetから選択される基であり、
ここで、Tは0、1、2又は3であり、そしてR3は請求項1に規定されるとおりである]
から選択される、請求項1又は2記載の式(I)の化合物。
【請求項4】
1が下記の基:
【化4】

【化5】

【化6】

から選択される、請求項1記載の式(I)の化合物。
【請求項5】
式(Ia)の化合物:
【化7】

[式中、
2、R4及びsは請求項1に規定されるとおりであり、そしてvは1、2、3又は4である]、
式(Ib)の化合物:
【化8】

[式中、
2、R4及びsは請求項1に規定されるとおりであり、vは1、2、3又は4であり、そして
5はHであるか、又は、Hal、−OCF3、−OCH3、−CF3、−(CH2T−C≡C−R6、−(CH2T−CH=CH−R6、もしくはSO2(C1−C6アルキル)から選択される基であり、
ここで、R6はH、直鎖もしくは分岐C1−C6アルキルであるか、又は、−CH2F、−CF3、−CH2OCH3、−CH2OCF3、−CH2CONH2、CN、ArもしくはHetから選択される基であり、そして
ここで、Tは0、1、2又は3であり、好ましくはTは0である]、
又は
(Ic)の化合物:
【化9】

[式中、
2及びR4は請求項1に規定されるとおりであり、
9はH、Hal、CF3、OCF3、SO2(C1−C6)アルキルであり、
10はH又はHalである]
である、請求項1記載の式(I)の化合物、ならびに、その医薬として使用可能な誘導体、エナンチオマー、ジアステレオ異性体、互変異性体、塩、溶媒和物及びすべての割合でのそれらの混合物。
【請求項6】
下記の群
【表1】

【表2】

【表3】

【表4】

【表5】

【表6】

【表7】

【表8】

【表9】

【表10】

【表11】

【表12】

【表13】

【表14】

【表15】

【表16】

【表17】

【表18】

【表19】

から選択される、請求項1〜5のいずれか1項記載の化合物、ならびに、その医薬として使用可能な誘導体、エナンチオマー、ジアステレオ異性体、互変異性体、塩、溶媒和物及びすべての割合でのそれらの混合物。
【請求項7】
医薬としての使用のための請求項1記載の式(I)の化合物。
【請求項8】
CRTH2関連疾患の治療における使用のための請求項1記載の式(I)の化合物。
【請求項9】
アレルギー疾患及び炎症性皮膚疾患の治療及び/又は予防における使用のための請求項1記載の式(I)の化合物。
【請求項10】
前記疾患がアレルギー性喘息、アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎から選択される、請求項9記載の化合物。
【請求項11】
前記疾患がアトピー性皮膚炎、接触過敏症、アレルギー性接触皮膚炎、慢性蕁麻疹/慢性特発性/自己免疫性蕁麻疹、薬剤誘発性発疹、光線皮膚症又は多形日光疹、筋炎、神経変性疾患、関節リウマチ、多発性硬化症、変形性関節症及び炎症性腸疾患(IBD)から選択される、請求項9記載の化合物。
【請求項12】
請求項1〜6記載の少なくとも1つの化合物、及び/又はその医薬として使用可能な誘導体、互変異性体、塩、溶媒和物、立体異性体、すべての割合のそれらの混合物を含み、並びに、賦形剤及び/又はアジュバントを含む、医薬組成物。
【請求項13】
請求項1〜6記載の少なくとも1つの化合物、及び/又はその医薬として使用可能な誘導体、互変異性体、塩、溶媒和物、立体異性体、すべての割合のそれらの混合物を含み、並びに、少なくとも1つのさらなる活性成分を含む、医薬組成物。
【請求項14】
(a)有効量の請求項1〜6の1項以上に記載の化合物、及び/又はその医薬として使用可能な誘導体、互変異性体、塩、溶媒和物、立体異性体、すべての割合のそれらの混合物、
並びに、
(b)有効量のさらなる医薬活性成分、
の別個のパックからなる、キット又はセット。
【請求項15】
式(III)
【化10】

[式中、R1及びR4は請求項1に規定されるとおりである]
の化合物を、塩基の存在下、R2COClと反応させる工程を含むか、或いは、
式(VI):
【化11】

[式中、R1、R2及びR4は請求項1に規定されるとおりである]
の化合物を、Bu2SnO又はCu2Oから選択される触媒の存在下、TMS−N3と反応させる工程を含む、
請求項1記載の式(I)の化合物の製造方法。

【公表番号】特表2012−532914(P2012−532914A)
【公表日】平成24年12月20日(2012.12.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−520028(P2012−520028)
【出願日】平成22年7月14日(2010.7.14)
【国際出願番号】PCT/EP2010/060151
【国際公開番号】WO2011/006935
【国際公開日】平成23年1月20日(2011.1.20)
【出願人】(309025524)メルク セローノ ソシエテ アノニム (49)
【Fターム(参考)】