説明

ディスクドライブ装置の実装構造

【課題】機器のベースシャーシ2に実装されるディスクドライブ装置3の騒音と振動を低減すると共に、落下時にディスクドライブ装置3に伝わる衝撃を緩和し、かつディスクドライブ装置3で発生する熱を効果的に放熱できる実装構造を実現する。
【解決手段】ディスクドライブ装置3の少なくとも上面側に密着して配置される多孔質弾性材料20と、この多孔質弾性材料20と共にディスクドライブ装置3を拘束してベースシャーシ2に固定するマウント部材22と、を備えてなり、ここで多孔質弾性材料20には、多数の放熱穴21を設け、マウント部材22は、この放熱穴21を開放する状態で上面側の多孔質弾性材料20を拘束する形状に形成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、機器のベースシャーシにディスクドライブ装置を実装するための構造に関し、特にディスクドライブ装置の騒音対策に係るものである。
【背景技術】
【0002】
近年、パーソナルコンピュータやビデオレコーダなどの機器において記録装置として搭載されるハードディスクドライブ装置では、さらなる高速アクセスを実現するため、ディスクを回転駆動するスピンドルモータの高速回転化が進んでおり、即ちスピンドルモータの回転数は、従来の4200rpm、5400rpmから7200rpmへと高速化される傾向にあり、今後はさらに10000rpm以上となることも考えられる。
【0003】
しかし、この高速回転化に伴いスピンドルモータの回転音やランダムアクセス音も大きくなっており、これが非常に耳障りな騒音となって問題化し、特に家庭用機器では大きな課題となっている。
【0004】
そのため従来は、例えば下記の特許文献1に示されるように、ディスクドライブ装置の上にゴム製の制振材を配置し、この制振材と共にディスクドライブ装置を固定具によってシャーシに固定して、ディスクドライブ装置から発生する騒音を制振材で吸収するようにした構造が提案されている。
【特許文献1】特開平10−207571号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、この特許文献1の構造では、ディスクドライブ装置が制振材と固定具によって全体的に覆われているため、ディスクドライブ装置の内部で発生する熱を充分に逃がすことができない。ディスクドライブ装置は、スピンドルモータの高速回転化に伴ってモータの発熱量も増加し、内部温度が上昇するが、特許文献1の構造では充分な放熱効果が期待できないので、ディスクドライブ装置の内部温度が異常に上昇し、装置の寿命に深刻な影響を与えることになる。
【0006】
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたもので、ディスクドライブ装置の騒音を低減し、かつディスクドライブ装置で発生する熱を効果的に放熱できる実装構造を実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
即ち本発明は、機器のベースシャーシにディスクドライブ装置を実装するための構造であって、ディスクドライブ装置の少なくとも上面側に密着して配置される多孔質弾性材料と、この多孔質弾性材料と共にディスクドライブ装置を拘束してベースシャーシに固定するマウント部材と、を備え、この構成において多孔質弾性材料には、多数の放熱穴が形成され、マウント部材は、この放熱穴を開放する状態で上面側の多孔質弾性材料を拘束する形状に形成されていることを特徴とするものである。ここで多孔質弾性材料は、ディスクドライブ装置の上面側と下面側の両側に配置することが望ましい。また多孔質弾性材料には、軟質ウレタンフォームが好適に用いられ、さらにマウント部材の材料には、アルミニウムが好適に用いられるものとする。
【発明の効果】
【0008】
本発明の実装構造では、ハードディスクドライブ装置で発生するスピンドルモータの回転音やランダムアクセス音が多孔質弾性材料で効果的に吸収されるので、ハードディスクドライブ装置の騒音を確実に低減することができる。またスピンドルモータの回転やランダムアクセスによって発生するハードディスクドライブ装置の自己振動も多孔質弾性材料で吸収されるので、振動低減にも効果がある。また、機器の落下等によって衝撃が加わった際には、多孔質弾性材料が衝撃ダンパとして働くことにより、ディスクドライブ装置に伝わる衝撃を吸収緩和し、ディスクドライブ装置を保護することができる。
【0009】
そして特に本発明では、多孔質弾性材料に多数の放熱穴が形成され、さらにマウント部材は、この放熱穴を開放する状態で多孔質弾性材料を拘束する形状に形成されていることにより、ディスクドライブ装置で発生する熱を効率的に放熱できるので、ディスクドライブ装置の内部温度が異常に上昇することを回避することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、図面を参照しながら本発明の実施例について詳細に説明する。
図1はハードディスクドライブ装置を搭載した機器としてビデオレコーダの例を示し、即ちこのビデオレコーダ1は、筐体1aの内部のベースシャーシ2に固定して記録再生装置であるハードディスクドライブ装置3が実装されており、内蔵のTVチューナで受信した映像及び音声データをこのハードディスクドライブ装置3に記録し再生するものである。
【0011】
ここで用いられるハードディスクドライブ装置の一般的な構成を図2及び図3で説明する。図2はハードディスクドライブ装置の蓋板を取り外した状態の斜視図、図3は縦断面図である。
【0012】
このハードディスクドライブ装置3は、装置本体4の内部に、スピンドルモータ8によって回転駆動される磁気ディスク(ハードディスク)7と、この磁気ディスク7の記録面に対しデータの書き込み/読み出しを行なう磁気ヘッド11と、を密閉状態で収容して構成される。
【0013】
装置本体4の筐体は、矩形状の筐体シャーシ5と、この筐体シャーシ5を覆う蓋板6とによりなり、この蓋板6を端部の複数箇所において螺子によって筐体シャーシ5に固定して装置本体4を密閉するようにしている。
【0014】
磁気ディスク7は、スピンドルモータ8の駆動軸であるスピンドル9にクランパ10を介して固定されており、スピンドルモータ8の駆動によって4200rpm、5400rpm、7200rpmの回転数で高速回転されるものである。
【0015】
磁気ヘッド11は、軸12を支点として磁気ディスク7の径方向に回動するスイングアーム13の先端部に取り付けられている。スイングアーム13は、磁気ディスク7の回転に伴ってアクチュエータ14の駆動によって回動し、これと一体に磁気ヘッド11が磁気ディスク7の径方向に移動してデータの書き込み/読み出しを行なう。なお、ここで磁気ヘッド11は、磁気ディスク7の記録面に対し数nm浮上した状態でデータの書き込み/読み出しが行なわれるようになっている。
【0016】
磁気ディスク7は、その表裏両面に記録面を有し、これに対応してスイングアーム13と磁気ヘッド11は、磁気ディスク7を挟んで1対が組になって設けられている。このハードディスクドライブ装置においては、磁気ディスク7は3枚が同時に回転されるように設けられており、従ってスイングアーム13と磁気ヘッド11は、各磁気ディスクに対応して3対が設けられている。
【0017】
以上のように構成されるハードディスクドライブ装置3において、上記スピンドルモータ8による磁気ディスク7の回転駆動動作及び上記磁気ヘッド11によるデータの書き込み/読み出し動作(ランダムアクセス動作)は、筐体シャーシ5の底部に実装された電子回路基板15上のCPUとハードディスクコントローラによって制御されるようになっている。
【0018】
このハードディスクドライブ装置3を機器の内部においてベースシャーシ2に実装するための構造を図4〜図6に示す。
図4はハードディスクドライブ装置の実装部の平面図、図5及び図6は正面から見た縦断面図で、図5はハードディスクドライブ装置を通常の向きで実装した状態、図6は上下逆向きで実装した状態である。
【0019】
この実装構造は、ハードディスクドライブ装置3の上下両面側に密着して多孔質弾性材料20を配置し、この多孔質弾性材料20と共にハードディスクドライブ装置3をマウント部材22によって拘束してベースシャーシ2に固定する構成により、ハードディスクドライブ装置3から発生する騒音・振動や、落下時にハードディスクドライブ装置3に伝わる衝撃を、多孔質弾性材料20で吸収して低減するようにしたものである。
【0020】
ここで多孔質弾性材料20は、ハードディスクドライブ装置3の上面及び下面をほぼ全面的に覆う大きさで、所要の厚みを有する板状に形成されており、ハードディスクドライブ装置3はこの多孔質弾性材料20に挟まれる状態でシャーシ2に実装される。
この多孔質弾性材料20としては、軟質ウレタンフォームが好適に用いられ、その中でも特に微細セルウレタンフォーム(MICRO-SELE POLMER)「PORON」が最適である。この微細セルウレタンフォームは、高密度で極めて微細かつ均一なセル構造を持った発泡体であり、一般のウレタンフォームと比較して、
・圧縮残留歪が小さい
・エネルギー吸収性に優れている
・他素材への汚染等の影響が少ない
・寸法安定性に優れている
などの特長を有するものである。
【0021】
そして、特に本発明による構造では、この多孔質弾性材料20に直径10mm程度の多数の放熱穴21を等間隔で形成してあり、これによってハードディスクドライブ装置3で発生する熱をこの放熱穴21から逃がして放熱性を確保するようにしている。
【0022】
この多孔質弾性材料20と共にハードディスクドライブ装置3を拘束するマウント部材22は、上面側の多孔質弾性材料20の放熱穴21を開放するように左右に分割して設けられている。即ちこのマウント部材22は、図5で明らかな如く、水平の下板部22aと垂直の中間板部22bと水平の上板部22cとで構成される断面鉤型の板金部材であり、これが左右対称に配置されている。そしてこのマウント部材22の下板部22aを螺子23によってベースシャーシ2に固定することで、上板部22cとベースシャーシ2との間で多孔質弾性材料20とハードディスクドライブ装置3を押さえ付けるようにして拘束するものである。このマウント部材22の材料には、熱伝導性に優れたアルミニウムが好適に用いられる。
【0023】
この左右のマウント部材22に拘束された状態でハードディスクドライブ装置3は、左右両面側から螺子24によってマウント部材22の中間板部22bに固定保持され、また多孔質弾性材料20は、ハードディスクドライブ装置3の上下で厚み方向に圧縮された状態で固定保持される。
【0024】
さらに左右のマウント部材22には、上板部22cの内側端縁から連続して水平に突出する複数の爪板部22cが設けられており、これによって多孔質弾性材料20を押さえる面積を増加させて、多孔質弾性材料20とハードディスクドライブ装置3をしっかりと拘束する構成としている。ここで爪板部22cは、多孔質弾性材料20の放熱穴21を避けるように突出形成されており、これによって放熱穴21からの放熱性を確保するようにしている。
【0025】
以上の如く構成される本例の実装構造では、ハードディスクドライブ装置3で発生するスピンドルモータ8の回転音やランダムアクセス音が多孔質弾性材料20で効果的に吸収されるので、ハードディスクドライブ装置3の騒音を確実に低減することができる。またスピンドルモータ8の回転やランダムアクセスによって発生するハードディスクドライブ装置3の自己振動も多孔質弾性材料20で吸収されるので、振動低減にも効果がある。
【0026】
図7は、ハードディスクドライブ装置のランダムアクセス時の騒音を比較した実験結果を示すもので、ここでは多孔質弾性材料なしの場合の平均騒音が34.8dBであるのに対し、多孔質弾性材料ありの場合の平均騒音は30.8dBであり、その差4dBの騒音改善効果が確認された。さらに図8は、ハードディスクドライブ装置のランダムアクセス時の振動パワースペクトルの平均を比較した結果を示し、ここでも多孔質弾性材料なしの場合に比べて多孔質弾性材料ありの場合の振動低減効果がはっきりと認められた。
【0027】
特に本例の構造では、ハードディスクドライブ装置3の上下に多孔質弾性材料20を配置してあるので、ハードディスクドライブ装置3の実装向きに関わらず効果的に騒音及び振動を低減することができる。即ち、ハードディスクドライブ装置3では、スピンドルモータ8の近傍が最も大きな騒音及び振動の発生源であるが、本例の構造によれば、ハードディスクドライブ装置3を通常の向きで実装した場合(図5参照)は下側の多孔質弾性材料20によってスピンドルモータ8の騒音及び振動が吸収され、ハードディスクドライブ装置3を逆向きで実装した場合(図6参照)は上側の多孔質弾性材料20によってスピンドルモータ8の騒音及び振動が吸収されるように作用し、これによって確実な騒音及び振動の低減効果が得られるものである。
【0028】
さらに本例の構造では、機器の落下等によってシャーシ2から大きな衝撃力が加わった際には、多孔質弾性材料20が衝撃ダンパとして働くことにより、ハードディスクドライブ装置3に伝わる衝撃を効果的に吸収緩和し、ハードディスクドライブ装置3を保護することができる。
【0029】
図9は、衝撃入力実験でハードディスクドライブ装置に伝達される衝撃力を検証したデータを示す。この実験では、通常の向きで実装したハードディスクドライブ装置に衝撃センサを取り付け、ハードディスクドライブ装置を非動作とした状態で128Gの正弦半波衝撃入力を3msの作用時間で印加した場合の衝撃センサの出力を測定した。その結果、図9に示す如く、印加した衝撃入力最大値128Gに対して多孔質弾性材料なしの場合は最大188Gがハードディスクドライブ装置に加わっており、よって衝撃増幅度は1.5倍であるのに対し、多孔質弾性材料ありの場合は最大165Gで、衝撃増幅度は1.3倍程度に改善され、ダンパ効果が認められる。また、多孔質弾性材料なしの場合は衝撃後の残留応答が大きく収斂が遅いが、多孔質弾性材料ありの場合は残留応答が小さく収斂度も速い。図10は上記実験での衝撃応答を解析したもので、ここで430Hzでの最大応答Gは多孔質弾性材料なしの場合で580G、多孔質弾性材料ありの場合は354Gであり、スペクトラム的にも大きな改善効果が認められる。
【0030】
特に本例の構造では、ハードディスクドライブ装置3の上下に多孔質弾性材料20を配置してあるので、ベースシャーシ2から加わる衝撃力を上下の多孔質弾性材料20でより効果的に吸収緩和することができ、ハードディスクドライブ装置3を確実に保護することができる。
【0031】
そして、上記効果に加えてさらに本例の構造では、ハードディスクドライブ装置3から発生する熱を効率的に放熱することができる。即ち、ハードディスクドライブ装置では、スピンドルモータ8の回転駆動に伴ってこのモータから熱が発生するが、本例の構造では多孔質弾性材料20に多数の放熱穴21が形成され、さらにマウント部材22は、この放熱穴21を開放する状態で多孔質弾性材料20を拘束する形状に形成されていることにより、ハードディスクドライブ装置3の熱を放熱穴21から容易に逃がすことができる。
【0032】
さらに本例の構造では、マウント部材22の材料として熱伝導性に優れたアルミニウムを用いたことにより、ハードディスクドライブ装置3からマウント部材22に伝わった熱を効率的にベースシャーシ2に逃がすことができるので、一段と高い放熱効果を得ることができるものである。
【0033】
こうしてハードディスクドライブ装置3から発生する熱を効率的に放熱できることにより、ハードディスクドライブ装置3の内部温度が異常に上昇することを回避することができ、装置の長寿命化に有効である。
【0034】
以上のように本例の実装構造は、ハードディスクドライブ装置の騒音と振動の低減効果、及び落下時の衝撃緩和効果に加えて、ハードディスクドライブ装置の放熱効果を持ち合わせた複合効果型であることが大きな特徴であり、特にスピンドルモータの回転速度が7200rpm以上のハイパフォーマンスのハードディスクドライブ装置を搭載した家庭用機器に適用して効果が大きいものである。
【0035】
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明はこの実施例に限定されるものではない。
例えば、実施例ではマウント部材を左右に分割して設けた構成を示したが、これを上板部で連続した一体形状に形成することもできる。この場合は、マウント部材の上板部に多孔質弾性材料の放熱穴を開放する適宜形状の穴を形成して放熱性を確保すればよい。
また、多孔質弾性材料は、ディスクドライブ装置の上下に加えて左右両側にも配置し、即ちディスクドライブ装置を多孔質弾性材料で囲んだ状態でマウント部材によってシャーシに拘束する構造としてもよい。
【0036】
さらに本発明は、実施例に示したハードディスクドライブ装置に限ることなく、他にも例えばCDプレーヤ、DVDプレーヤ、Blu−Rayディスクプレーヤ等の各種ディスクドライブ装置の実装に幅広く適用できるものである。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】ハードディスクドライブ装置を内蔵したビデオレコーダの斜視図である。
【図2】一般的なハードディスクドライブ装置の構成を示す蓋板を取り外した状態の斜視図である。
【図3】同、縦断面図である。
【図4】本発明による実装構造を示す平面図である。
【図5】同、正面から見た縦断面図で、ハードディスクドライブ装置を通常の向きで実装した状態である。
【図6】同、正面から見た縦断面図で、ハードディスクドライブ装置を上下逆向きで実装した状態である。
【図7】ハードディスクドライブ装置のランダムアクセス時の騒音を比較した実験データである。
【図8】ハードディスクドライブ装置のランダムアクセス時の振動パワースペクトルを比較した実験データである。
【図9】ハードディスクドライブ装置に伝達される衝撃力を検証した実験データである。
【図10】衝撃応答を解析したデータである。
【符号の説明】
【0038】
2…ベースシャーシ、3…ハードディスクドライブ装置、20…多孔質弾性材料、21…放熱穴、22…マウント部材



【特許請求の範囲】
【請求項1】
機器のベースシャーシにディスクドライブ装置を実装するための構造であって、
上記ディスクドライブ装置の少なくとも上面側に密着して配置される多孔質弾性材料と、
上記多孔質弾性材料と共に上記ディスクドライブ装置を拘束して上記ベースシャーシに固定するマウント部材と、を備え、
上記多孔質弾性材料には、多数の放熱穴が形成され、
上記マウント部材は、上記放熱穴を開放する状態で上記上面側の多孔質弾性材料を拘束する形状に形成されていることを特徴とするディスクドライブ装置の実装構造。
【請求項2】
請求項1において、
上記多孔質弾性材料は、上記ディスクドライブ装置の上面側と下面側の両側に配置されていることを特徴とするディスクドライブ装置の実装構造。
【請求項3】
請求項1において、
上記多孔質弾性材料には、軟質ウレタンフォームが用いられていることを特徴とするディスクドライブ装置の実装構造。
【請求項4】
請求項1において、
上記マウント部材の材料には、アルミニウムが用いられていることを特徴とするディスクドライブ装置の実装構造。



【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2006−127718(P2006−127718A)
【公開日】平成18年5月18日(2006.5.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−318468(P2004−318468)
【出願日】平成16年11月1日(2004.11.1)
【出願人】(000002185)ソニー株式会社 (34,172)
【Fターム(参考)】