説明

デフロスタ吹出口

【課題】デフロスタ風の吹出口とヘッドアップディスプレイの光通過口の両方の大きさを確保する。
【解決手段】車両のインストルメントパネルに配置されフロントウィンドガラス2に沿って開口する開口部5と、開口部5に車両前後方向に沿って架設されデフロスタ風を所定方向に吹き付けるための複数のフィン8と、を備えるデフロスタ吹出口において、フィン8を導光体で形成することで発光部としても機能させ、フロントウィンドガラス2の一部を反射部として用いる。各フィン8の後方にライト13を配置し、ライト13から出射された光を、フィン8の後端面から入射させ、フィン8の上面8aからフロントウィンドガラス2に向けて出射し、フロントウィンドガラス2にて乗員側に反射させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、車両のデフロスタ吹出口に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般に、車両のインストルメントパネルの上面には、フロントウィンドガラスに送風するための吹出口(デフロスタグリル)が設けられている。
また、近年、インストルメントパネルの上面に、運転者に提供する各種情報を光で表示するためのヘッドアップディスプレイの光通過口を設ける場合がある。
特許文献1には、デフロスタ風の吹出口とヘッドアップディスプレイの光通過口が一体に設けられたデフロスタグリルが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平11−34652号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、デフロスタ風の吹出口とヘッドアップディスプレイの光通過口が一体に設けられたデフロスタグリルでは、ヘッドアップディスプレイの光通過口を所定の大きさに確保しようとすると、デフロスタ風の吹出口が狭まってしまい、フロントウィンドガラスに広範囲にデフロスタ風を送風することできなくなる。一方、デフロスタ風の吹出口を十分な大きさに確保しようとすると、ヘッドアップディスプレイの光通過口が狭まってしまい、ヘッドアップディスプレイによる情報表示が小さくなってしまう。すなわち、デフロスタ風の吹出口とヘッドアップディスプレイの光通過口の大きさを両方満足させることが困難で、いずれか一方の大きさを犠牲にせざるを得なかった。
【0005】
そこで、この発明は、デフロスタ風の吹出口とヘッドアップディスプレイの光通過口を両方同時に十分に満足できるだけの大きさを確保することができるデフロスタ吹出口を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明に係るデフロスタ吹出口では、上記課題を解決するために以下の手段を採用した。
請求項1に係る発明は、車両のインストルメントパネル(例えば、後述する実施例におけるインストルメントパネル3)に配置されフロントウィンドガラス(例えば、後述する実施例におけるフロントウィンドガラス2)に沿って開口する開口部(例えば、後述する実施例における開口部5)と、前記開口部に車両前後方向に沿って架設され、前記フロントウィンドガラスの内面にデフロスタ風を所定方向に吹き付けるための複数のフィン(例えば、後述する実施例におけるフィン8)と、を備えるデフロスタ吹出口において、前記フィンには、少なくとも上端部の一部に発光部(例えば、後述する実施例における発光部15)が設けられ、前記開口部の近傍に、前記発光部から発せられた光を反射しその反射光を乗員に視認させる反射部(例えば、後述する実施例におけるフロントウィンドガラス2)を備えることを特徴とするデフロスタ吹出口である。
【0007】
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の発明において、前記反射部は、車両前後方向の後方から前方に向かって下り傾斜する面状をなし、前記発光部は、前記フィンの少なくとも車両前後方向の後方側端部に設けられていることを特徴とする。
【0008】
請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2に記載の発明において、前記反射部は、車両前後方向の後方から前方に向かって下り傾斜する面状をなし、 前記発光部は導光体からなり、前記発光部を発光させるための光源(例えば、後述する実施例におけるライト13)が、前記導光体の車両前後方向の後方に設けられていることを特徴とする。
【0009】
請求項4に係る発明は、請求項3に記載の発明において、前記反射部は、車両前後方向の後方から前方に向かって下り傾斜する面状をなし、前記発光部は、前記フィンの少なくとも車両前後方向の後方側端部に設けられるとともに、前記光源から発せられた光を入射する入射面(例えば、後述する実施例における後端面8d)と、入射面から入射された光を出射する出射面(例えば、後述する実施例における上面8a)と、を備え、前記出射面は前記発光部の上面に配置され、前記入射面は前記発光部の車両前後方向の後方側端面に配置されていることを特徴とする。
【0010】
請求項5に係る発明は、請求項1に記載の発明において、前記発光部は導光体からなり、前記フィンの少なくとも車両前後方向の前方側端部に設けられており、前記発光部を発光させるための光源(例えば、後述する実施例におけるライト13)が、前記導光体の車両前後方向の前方に設けられ、前記発光部は、前記光源から発せられた光を入射する入射面と、入射面から入射された光を出射する出射面と、を備え、前記出射面は前記発光部の上面に配置され、前記入射面は前記発光部の車両前後方向の前方側端面に配置されていることを特徴とする。
【0011】
請求項6に係る発明は、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の発明において、前記発光部の上面(例えば、後述する実施例における上面15a)は、車両前後方向に対して直交する断面において車幅方向の外側に進むほど下がっていく形状をなすことを特徴とする。
【0012】
請求項7に係る発明は、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の発明において、前記フィンが前記発光部で構成されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
請求項1に係る発明によれば、デフロスタ風の吹出口とヘッドアップディスプレイの光通過部とを同一位置に重複して配置することができるので、デフロスタ風の吹き出し領域およびヘッドアップディスプレイにおける光の通過領域をそれぞれ十分に大きく確保することができる。また、ヘッドアップディスプレイの光通過口を単独でインストルメントパネルに加工する必要がなくなるので、生産性が向上する。
【0014】
請求項2に係る発明によれば、発光部から発せられた光を反射部のより上方において反射させることができるので、乗員がその光を視認し易くなり、該光に対する視認性が向上する。
請求項3に係る発明によれば、発光部において光源に近い部分の方が光が強く、その強い光を反射部のより上方において反射させることができるので、乗員がその光を視認し易くなり、該光に対する視認性が向上する。
【0015】
請求項4に係る発明によれば、デフロスタ吹出口の車幅方向の寸法を低減することができる。また、光源の光を効率よく発光部に入射させることができるので、入射される光量を増大させることができ、乗員の光に対する視認性が向上する。
【0016】
請求項5に係る発明によれば、デフロスタ吹出口の車幅方向の寸法を低減することができる。また、光源の光を効率よく発光部に入射させることができるので、入射される光量を増大させることができ、乗員の光に対する視認性が向上する。
【0017】
請求項6に係る発明によれば、車外が明るく、且つ、発光部が発光していないときに、外光がフィンで反射しても、拡散反射させることができるので、反射部への写り込みを低減することができる。
請求項7に係る発明によれば、部品点数を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】この発明に係るデフロスタ吹出口を備えた車両のインストルメントパネル周辺を車内側から見た斜視図である。
【図2】この発明の実施例におけるデフロスタ吹出口の断面図である。
【図3】前記実施例のデフロスタ吹出口の斜視図である。
【図4】発光部から発せられる光の光路を示す図である。
【図5】デフロスタ吹出口のフィンおよびフィンに設けられる発光部の形態を示す斜視図である。
【図6】発光部の断面形状を示す図である。
【図7】反射部に映る発光部の像の大きさを比較して示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、この発明に係るデフロスタ吹出口の実施例を図1から図7の図面を参照して説明する。なお、以下の説明において、前後方向は車両の前後方向と一致し、左右方向は車両の車幅方向に一致し、上下方向は車両の上下方向に一致する。
図1は、左ハンドル仕様の車両の運転席から車両前方を見たときの車室内を示す図である。
【0020】
車両のフロントウィンドガラス2の下部手前側にはインストルメントパネル3が設けられ、インストルメントパネル3において運転席の正面やや車幅方向の中央寄りには、フロントウィンドガラス2の下縁に沿ってデフロスタグリル4が設置されている。フロントウィンドガラス2は、図2に示すように、後方から前方に向かって下り傾斜している。
【0021】
図2に示すように、デフロスタグリル4は、上部に開口部5を有し内部が空気通路6とされた周壁部7と、周壁部7における前壁部7aと後壁部7bとに前後方向に架け渡された多数のフィン8と、を備えて構成されている。つまり、フィン8は、開口部5に車両前後方向に沿って架設されている。空気通路6は図示しない空気ダクトを介して空調装置に接続されており、前記空調装置で空調された空気をデフロスタ風として開口部5からフロントウィンドガラス2の内面に向けて吹き出すことができるように構成されており、フィン8によってデフロスタ風の吹き出し方向が設定されている。周壁部7の後壁部7bは後方から前方に向かって下り傾斜している。
【0022】
フィン8は透明な樹脂板からなる導光体で構成されており、フィン8の上面8aおよび下面8bは互いに平行をなす略水平な平面に形成され、フィン8の前端面8cは前方から後方に向かって下り傾斜する斜面に形成され、フィン8の後端面8dは後方から前方に向かって下り傾斜する斜面に形成されている。フィン8の上面8aは周壁部7の前壁部7aの上面とほぼ面一に配置され、フィン8の後部8eは周壁部7の後壁部7bの上に載置され固定されている。
【0023】
周壁部7の後壁部7bの背面には、ヘッドアップディスプレイ装置10の光出射部11が固定部材9を介して固定されている。この実施例におけるヘッドアップディスプレイ装置10は、例えば、自車両と先行車両との車間距離が所定距離よりも短くなったときの警報など、種々の警報を発光によって運転者に認識させるものである。
【0024】
光出射部11は、ハウジング14と、ハウジング14内に設置された基板12と、基板12において各フィン8に対向する面に設置され各フィン8に対して1つずつ配置された多数のライト(光源)13と、を備えて構成されている。各ライト13は、それぞれ対応するフィン8の後端面8dと正対して配置されている。換言すると、各フィン8の後端面8dは、それぞれ対応するライト13の正面に位置している。
【0025】
この実施例において、前述したデフロスタグリル4のフィン8はヘッドアップディスプレイ装置10の発光部15を形成し、フロントウィンドガラス2の一部はヘッドアップディスプレイ装置10の反射部を構成している。
したがって、ヘッドアップディスプレイ装置10の発光部15をなすフィン8は透明な導光体で構成され、発光部を発光させる光源となるライト13が各フィン8の後方に1つずつ設けられている。そして、フィン8(発光部15)の後端面8dはライト13から発せられた光を入射する入射面となり、フィン8(発光部15)の上面8aはフィン8に入射された光を出射する出射面となる。
また、ヘッドアップディスプレイ装置10の反射部をなすフロントウィンドガラス2は後方から前方に向かって下り傾斜する面状をなしている。
【0026】
このように構成されたデフロスタ吹出口においては、図示しない制御装置からヘッドアップディスプレイ装置10に警報信号が出力されると、全てのライト13が点灯する。各ライト13から出射された光は、デフロスタグリル4の各フィン8の後端面8dからフィン8内に入射し、フィン8の下面8bや前端面8cで反射するなどしてフィン8内を進みながら、フィン8の上面8aからフロントウィンドガラス2に向かって出射する。そして、図4に示すように、各フィン8から出射した光は、フロントウィンドガラス2にて乗員側に向かって反射し、乗員の目Eに入射する。その結果、図1に示すように、フロントウィンドガラス2においてデフロスタグリル4の上方に、全体として車幅方向に細長い光の像Fが映り込み、これを乗員が警報として視認することができる。
なお、フィン8(発光部15)の上面8aにシボ加工を施してもよい。そのようにすると、光を拡散して出射することができ、像Fを広げることができる。
また、このヘッドアップディスプレイ装置10の光による警報と同時に、警報音を出力してもよい。
【0027】
この実施例のデフロスタ吹出口においては、デフロスタグリル4のデフロスタ風の吹出口とヘッドアップディスプレイ装置10の光通過部とを同一位置に重複して配置することができるので、デフロスタ風の吹き出し領域およびヘッドアップディスプレイにおける光の通過領域をそれぞれ十分に大きく確保することができる。また、ヘッドアップディスプレイ装置10の光通過口を単独でインストルメントパネル3に加工する必要がなくなるので、生産性が向上する。
【0028】
また、反射部を構成するフロントウィンドガラス2が後方から前方に向かって下り傾斜しており、フィン8全体が発光部15をなしていてフィン8の後端まで発光部15となっているので、図4に示すようにフィン8から発せられた光をフロントウィンドガラス2のより上方において反射させることができる。その結果、乗員がその光を視認し易くなり、該光に対する視認性が向上する。
【0029】
しかも、ライト13が各フィン8(各発光部15)の後方に設けられ、ライト13から出射された光をフィン8(発光部15)の後端面8dから入射させているので、ライト13の光を効率よく発光部に入射させることができ、入射される光量を増大させることができる。そして、フィン8(発光部15)においてライト13に近い部分の方が光が強く、その強い光をフロントウィンドガラス2のより上方において反射させることができるので、乗員がその光を視認し易くなり、該光に対する視認性が向上する。
【0030】
さらに、ライト13を各フィン8(各発光部15)の後方に設けているので、ライト13がデフロスタグリル4よりも車幅方向外側に突出することがなく、デフロスタ吹出口の車幅方向の寸法を低減することができる。
また、デフロスタグリル4のフィン8の全体を導光体で形成し、フィン8全体を発光部15としているので、部品点数を低減することができる。
【0031】
前述した実施例では、デフロスタグリル4のフィン8の全体を導光体で形成し、フィン8全体を発光部15としているが(図5(a)に対応)、この発明はこの実施例に限定されるものではない。
例えば、図5(b)に示すように、フィン8の上半分だけを導光体で形成して発光部15としてもよいし、図5(c)に示すように、車両前後方向の後部側だけを導光体で形成して発光部15としてもよい。
また、図5(d)に示すように、フィン8の前後方向の一部の上端部だけを導光体で形成して発光部15としてもよい。
さらに、図示を省略するが、光源をフィン8の外部に設けるのではなく、フィン8の発光部15の内部に光源を設けることも可能である。
また、前述した実施例では、各発光部15に対して1つずつ光源であるライト13を配置したが、発光部15各々に対して複数の光源であるライト13を配置してもよいし、あるいは、1つの光源から出射される光を複数の導光路を介して各発光部15に導くようにしてもよい。
【0032】
さらに、導光体で形成された発光部15をフィン8の少なくとも前方側端部に設け、発光部15の前方側端面を入射面とし、発光部15の上面を出射面として、ライト13を発光部15の前方に配置してライト13の光を前記入射面から発光部15に入射させるように構成することも可能である。このようにしても、ライト13の光を効率よく発光部15に入射させることができ、入射される光量を増大させることができる。また、ライト13がデフロスタグリル4よりも車幅方向外側に突出することがなく、デフロスタ吹出口の車幅方向の寸法を低減することができる。
【0033】
ところで、昼間など車外が明るい環境では、ライト13を点灯していないときに、外光がフィン8における発光部15の上面で反射してフロントウィンドガラス2を照らし、発光部15の像としてフロントウィンドガラス2に映り込む。この場合、図6(a)に示すように発光部15の上面15aを平坦面に形成すると、図7(a)に示すようにフロントウィンドガラス2に映り込む発光部15の像fが左右方向に幅広の像となり、乗員に煩わしく感じられる場合がある。なお、図6(a)は、図5(a)におけるA−A断面に対応する。
【0034】
そこで、発光部15の上面15aを、車両前後方向に対して直交する断面において車幅方向の外側に進むほど下がっていく形状、例えば図6(b)、図6(c)に示すように上方に凸の半円形状に形成すると、外光が発光部15の上面15aで反射したときに拡散反射させることができるので、フロントウィンドガラス2に向かって反射する光量を減らすことができる。その結果、フロントウィンドガラス2に映り込む発光部15の像fが図7(b)、図7(c)に示すように左右方向に幅の狭い像となり、フロントウィンドガラス2への映り込みを低減することができ、煩わしさを低減することができる。
【0035】
また、前述した実施例では、反射部をフロントウィンドガラスで構成したが、これに限るものではなく、反射部をコンバイナやスクリーン等で構成することも可能である。さらにその場合は、コンバイナやスクリーンの透過率を下げることにより、光による警報がよりはっきりと乗員に視認されるようにしてもよい。
【符号の説明】
【0036】
2 フロントウィンドガラス(反射部)
3 インストルメントパネル
4 デフロスタグリル
5 開口部
8 フィン
8a 上面(出射面)
8d 後端面(入射面)
13 ライト(光源)
15 発光部
15a 上面

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両のインストルメントパネルに配置されフロントウィンドガラスに沿って開口する開口部と、
前記開口部に車両前後方向に沿って架設され、前記フロントウィンドガラスの内面にデフロスタ風を所定方向に吹き付けるための複数のフィンと、
を備えるデフロスタ吹出口において、
前記フィンには、少なくとも上端部の一部に発光部が設けられ、
前記開口部の近傍に、前記発光部から発せられた光を反射しその反射光を乗員に視認させる反射部を備えることを特徴とするデフロスタ吹出口。
【請求項2】
前記反射部は、車両前後方向の後方から前方に向かって下り傾斜する面状をなし、
前記発光部は、前記フィンの少なくとも車両前後方向の後方側端部に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のデフロスタ吹出口。
【請求項3】
前記反射部は、車両前後方向の後方から前方に向かって下り傾斜する面状をなし、
前記発光部は導光体からなり、
前記発光部を発光させるための光源が、前記導光体の車両前後方向の後方に設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のデフロスタ吹出口。
【請求項4】
前記発光部は、前記フィンの少なくとも車両前後方向の後方側端部に設けられるとともに、前記光源から発せられた光を入射する入射面と、入射面から入射された光を出射する出射面と、を備え、
前記出射面は前記発光部の上面に配置され、
前記入射面は前記発光部の車両前後方向の後方側端面に配置されていることを特徴とする請求項3に記載のデフロスタ吹出口。
【請求項5】
前記発光部は導光体からなり、前記フィンの少なくとも車両前後方向の前方側端部に設けられており、
前記発光部を発光させるための光源が、前記導光体の車両前後方向の前方に設けられ、 前記発光部は、前記光源から発せられた光を入射する入射面と、入射面から入射された光を出射する出射面と、を備え、
前記出射面は前記発光部の上面に配置され、
前記入射面は前記発光部の車両前後方向の前方側端面に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のデフロスタ吹出口。
【請求項6】
前記発光部の上面は、車両前後方向に対して直交する断面において車幅方向の外側に進むほど下がっていく形状をなすことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のデフロスタ吹出口。
【請求項7】
前記フィンが前記発光部で構成されていることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のデフロスタ吹出口。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate


【公開番号】特開2012−148668(P2012−148668A)
【公開日】平成24年8月9日(2012.8.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−8696(P2011−8696)
【出願日】平成23年1月19日(2011.1.19)
【出願人】(000005326)本田技研工業株式会社 (23,863)
【Fターム(参考)】