説明

データコードラベルを使った、移動局用の位置情報へのアクセス

移動局用の位置情報はデータコードラベルを用いて捕捉され、その位置情報はグローバルポジショニングシステム(GPS)などのサテライトポジショニングシステム(SPS)からの信号を必要とせずに移動局が動くと更新される。前記のデータコードラベルは読み取られ、そしてそのデータコードラベルの中で符号化された情報は、例えば、ディスプレイやスピーカを通して提供されることができる非ナビゲーション情報あるいは道順、デジタル地図などであり得る位置情報を得るために使われる。前記位置情報はローカル座標システムもしくはグローバル座標システムに参照されることができる。前記の移動局の位置は移動局内の慣性センサを使用して、および/またはデータコードラベル内で符号化された情報を使って得られ得るワイアレスアクセスポイントアルマナックおよび測定した無線信号を使用して更新される。その後、更新された移動局用の位置情報が提供される。

【発明の詳細な説明】
【背景技術分野】
【0001】
本方法や装置は概して、セルラー方式もしくは他のワイアレス通信装置などの移動局用のポジショニングシステムに関係しており、より具体的に、データコードラベルを使った移動局用の位置情報を捕捉すること、および、更新することに関係している。
【関連背景技術】
【0002】
セルラー方式もしくは他のワイアレス通信装置などといった移動局の正確な位置情報は通信産業において普及してきている。グローバルポジショニングシステム(GPS)などのサテライトポジショニングシステム(SPS)はワイアレス移動局の位置決定を与える方法を提供している。例えば、GPSユーザは地球の周りの軌道にある衛星ビークル(vehicles)(SVs)から得られる情報を通して立体的な位置や速度、時刻を含む正確なナビゲーション情報を引き出すことができる。前記のSVsより受信する信号は弱いこともある。したがって受信機の位置を決定するためにはその受信機が、それらの弱い信号を受信し、その信号によって示された情報を解釈できるくらい十分に感度が良くなければならない。
【0003】
現在のSPS受信機の1つの制約は、それらの動作が複数の衛星の障害がない、明確に見える所にある状況、かつ、高品質のアンテナが前記のような信号を受信するために適切に設置されている状況に限られていることである。そのため、それらは通常、相当数の群葉、または建物の障害があるところ(例えば都会の谷間)や建物の中などの妨害状況のある場所では使えない。
【発明の概要】
【0004】
本明細書で開示される実施例は、データコードラベルを使った移動局用の位置情報の捕捉および移動局が動く際にGPSなどのSPSから信号を必要としない位置情報の更新を提供している。前記のデータコードラベルは読み取られ、そしてそのデータコードラベルの中で符号化された情報は、例えば、ディスプレイやスピーカを通して提供されることができる非ナビゲーション情報あるいは道順(directions)、デジタル地図などであり得る位置情報を得るために使われる。前記の位置情報はローカル座標システム(coordinate system)、あるいはグローバル座標システムを参照して提供されることができる。前記移動局の位置は移動局内の慣性センサ(inertial sensors)を使用して、および/またはデータコードラベル内で符号化された情報を使って得られ得るワイアレスアクセスポイントもしくはフェムトセルアルマナックおよび測定された無線信号を使用して更新されることができる。その後、更新された移動局用の位置情報が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0005】
【図1】移動局がデータコードラベルからの情報を用いて位置情報を捕捉するシステムを示すブロック図。
【図2】クイックレスポンスコードフォーマットでのデータコードラベルの例。
【図3】データコードラベルからの符号化されたデータを用いて位置情報を捕捉し、更新することのできる移動局の実例となるブロック図。
【図4】データコードラベルを用いて位置情報を捕捉、更新する方法を示すフローチャート。
【図5】移動局の画像ディスプレイに表示されることのできる移動局の様々な位置および簡略なデジタル地図の例を示す図。
【詳細な説明】
【0006】
本明細書内で説明されるシステムや方法は位置情報を捕捉するためにデータコードラベルを使用しており、それはSPSからの信号を必要とすることなく更新できる。そのシステムは、移動局の現在地などの位置情報を捕捉するためにデータコードラベルを使用し、およびその位置情報を更新するために内部センサを使用する移動局を含み得る。その位置情報はその移動局の位置を有するデジタル地図、その移動局の位置についての非ナビゲーション情報、もしくはナビゲーションインストラクションを含み得る。その位置情報はGPSと共に使われるWGS84座標システムのような、一般化されたグローバル座標システムもしくはローカル座標システムに参照され得ると理解されるべきである。
【0007】
本明細書内で使用されているように、移動局は、セルラー方式もしくは他のワイアレス通信装置、パーソナル通信システム(PCS)装置、パーソナルナビゲーション装置、パーソナルインフォメーションマネージャー(PIM)、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、ラップトップあるいはワイアレス通信を受信できる他の適切な移動装置などの装置を指す。「移動局」という用語は、射程範囲の狭い(short−range)無線、赤外線、有線接続やその他の接続などによってパーソナルナビゲーション装置(PND)と通信する装置を含むこことも意図されている。それは衛星信号受信、アシスタントデータ受信および/もしくは位置関係の処理がその装置やPNDで起こっているかどうかには関らない。また「移動局」は、インターネット、Wi−Fiまたは他のネットワークを通じるなどしてサーバと通信することのできるワイアレス通信装置やコンピュータ、ラップトップなどを含む全ての装置を含むと意図されており、衛星信号受信、アシスタントデータ受信および/もしくは位置関係の処理がその装置やサーバ、その他のネットワークに関連する装置で起こっているかどうかには関らない。上記の任意の動作可能な組み合わせも「移動局」として考えられる。
【0008】
もし移動局にSPS能力がなかったり、SPSシステムが非アクティブであったり、もしくは例えばSPSが妨害状況を受ける場所などにあって十分に機能することができない場所にあったりした場合、本明細書に記載されているようにデータコードラベルを用いて移動局用の位置情報を捕捉することは有利であり得る。その移動局内のSPS受信機がSPS衛星からのSPS信号を捕獲および/もしくは追跡するのが困難である場合、妨害状況が存在し得る。例えば、屋内環境、都会の谷間の環境、群葉や妨げとなる地形などの自然の障害物を有する特定の野外環境で妨害状況が存在し得る。
【0009】
SPSを伴わない、もしくは妨害状況でのナビゲーションは二つの関連する問題を提示する。それは正確な位置感覚を保つことと地形についてのローカル情報へのアクセスを有することである。SPSの恩恵のないナビゲーションは他のテクノロジーを代用するという相応な(relative)問題によって妨げられる。例えば、ワイアレスアクセスポイントのアルマナックはいくつかのデータを提供できるが、収集するには費用がかかり、ローカルエリアに適したアルマナックデータの出所は移動局のユーザには明らかではないことがあり得る。別の例として、推測航法(dead reckoning)を通じた動きの追跡を基に情報を提供し得る慣性センサがあるが、これらは時間が経つとエラーを蓄積する傾向にある。これらの技術は、関連するアルマナックデータもしくは利用可能な地図と位置を関連付ける情報にアクセスすることからだけでなく、特定の位置と位置情報を関連付ける情報にアクセスすることからも助けを得ることができる。
【0010】
図1は移動局102がデータコードラベル104からナビゲーションに使うことができる位置情報を捕捉するシステムを表すブロック図を示している。その捕捉された位置情報は、WGS84座標システムなどの一般化されたグローバル座標システムもしくはローカル座標システムであり得る座標システムに関連させて、データコードラベル104、したがって移動局102の位置を含むことができる。その捕捉された位置情報は、例えばナビゲーションインストラクションもしくはローカル環境の地図も含むことができる。いくつかの実施例では、捕捉された位置情報はナビゲーションを補助するために使われ得るアルマナックデータも含むことができる。
【0011】
データコードラベル104は、移動局102にアクセスすることができる、建物のエントランスや案内(directory)サイン、もしくは他のアクセス可能な場所のような場所につけられる物理的なタグである。データコードラベル104は、例えば、日本の株式会社デンソーウェーブによって創られたマトリックス(matrix)コードでありクイックレスポンス(QR)コードであり得る。データマトリックス(Data Matrix)コードやセマコード(Semacode)、マキシコード(Maxicode)、アズテックコード(Aztec Code)などの光データマトリックススタイルコードもしくは1次元バーコードを含む、他の種類のバーコードもしくはデータの機械読み取り可能な表示を、望めば使うことができる。望めば、RFIDタグなどの非光学データコードラベルも使うことができる。データコードラベル104は、サーバに保存されてインターネットなどのネットワーク106を通じてアクセスされる位置情報108にアクセスするために移動局102によって使われ得る、例えばユニフォームリソースアイデンティファイア(URI)を有するハイパーリンクを用いて符号化され得る。例として図2はURI「http://www.example.com」を用いて符号化されたQRコード(登録商標)フォーマットにおけるデータコードラベル104である。もしデータコードラベル104が、例えば色のついた(colorized)QRコードを使用するなど十分な情報が詰まった方法でその情報を符号化することができるならば、データコードラベル104はハイパーリンクを使うことなく、その移動局102に直接位置情報を渡すために使われ得る。
【0012】
図3はデータコードラベル104(図1)から得た情報を使ってナビゲーションができる移動局102のブロック図である。図に示されているように、移動局102は移動局コントロール124と通信するデータコードラベルリーダ122を含む。その移動局コントロール124は処理ユニット125および関連するメモリ127、サポートハードウェア130、ソフトウェア129、ファームウェア132によって提供される。その処理ユニットが必ずしもというわけではないが、1つもしくはそれ以上のマイクロプロセッサ、組込みプロセッサ、コントローラ、特定用途向け集積回路(ASICs)、デジタル信号プロセッサ(DSPs)などを含むことができるということを本明細書で使用されているように理解されることができる。処理ユニットという用語は特定のハードウェアというよりもシステムによって実行される機能を記述することが意図されている。さらに、本明細書で使用されているように「メモリ」という用語は、長期、短期、あるいは移動局に関係付けられる他のメモリを含む、いずれの種類のコンピュータ記憶媒体も指しており、いずれかの特定の種類のメモリあるいは特定の数のメモリ、もしくはメモリが保存される媒体の種類に制限されるべきではない。
【0013】
データコードラベルリーダ122は、例えば移動局コントロール124内の適当なデータコードラベル読み取りソフトウェアを使用してデータコードラベル104を読み取って復号するために移動局コントロール124と共同して作動することができるということは理解されるべきである。例えば、そのデータコードラベルリーダ122は、移動局コントロール124によって復号されるデータコードラベル104をイメージ化するカメラであることもできる。そのデータコードラベルリーダ122はバーコードリーダもしくはRFIDリーダでもあり得る。そのデータコードラベルリーダ122はクイックレスポンスコードを読み取るように構成され得る。もし望まれれば、そのデータコードラベルリーダ122はデータコードラベル104から符号化されたデータを抽出し、その抽出されたデータを移動局コントロール124に提供する専用のリーダであり得る。
【0014】
移動局コントロール124は、データコードラベル104から抽出された符号化されたデータを伴って、ネットワーク106(図1)にアクセスし、例えばナビゲーション情報やデジタルローカル地図、および/あるいはアルマナック情報など、そのリンクされた位置情報を含むサーバへ導かれる。その移動局102は、例えばワイアレスアクセスポイントあるいはフェムトセルなどを通じてネットワークに接続できるワイアレスネットワーク電波受信機/送信機(RF144)を通してネットワーク106にアクセスできる。そのRF144はワイアレスワイドエリアネットワーク(WWAN)、ワイアレスローカルエリアネットワーク(WLAN)あるいは任意の他の適切なネットワークなどのワイアレスネットワークに接続できる。
【0015】
例えば、もしそのデータコードラベル104内に符号化されたデータがキーワード「http://」を含んでいた場合、その移動局コントロール124は移動局102上にブラウザ128を起動して、その符号化されたURIにそのブラウザを導くことができる。移動局コントローラ124は移動局102の初めの位置を有する位置情報108をダウンロードできる。その位置情報108は、例えばナビゲーションを補助するために使用することができるローカルの、例えばワイアレスアクセスポイントもしくはフェムトセルのアルマナックと、ナビゲーションインストラクションと、ローカル環境のデジタル地図とを含むことができる。移動局102の初めの位置を含むデジタル地図あるいはナビゲーションインストラクションなどの位置情報108はその移動局102のユーザインターフェース134内の画像ディスプレイ136に表示されることができる。そのユーザインターフェース134はキーパッド135、マイクロフォン137およびスピーカ138などの機能を含むことができる。位置情報108がナビゲーションインストラクションを含む場合、そのインストラクションは前記ディスプレイ136とは反して、あるいはそれに加えてそのスピーカ138を通して提供されることができる。
【0016】
移動局102の位置を含む位置情報108は移動局コントロール124内の位置データベース126に保存され、更新される。その移動局コントロール124が移動局102の位置が変化すると決定すると、その位置データベース126は新たな位置で更新される。その後、例えばディスプレイ136に新たな位置を有するデジタル地図を表示することによって、あるいはそのディスプレイ上、および/もしくはスピーカ138を通して追加のナビゲーションインストラクションを提供することによって、その更新された位置情報は提供されることができる。移動局102内の慣性センサ142は移動局102の位置が変わったと決定するために使用されることができる。その移動局102の動きの方向や大きさを含む慣性データはその慣性センサ142によってその移動局コントロール124に提供され、それはその後、前記位置データベース126内の位置を更新する。その移動局102と共に使われ得る慣性センサの例は線形加速度器として使われるマイクロエレクトロメカニカルシステム(MEMS)センサ、もしくはジャイロ、水晶センサ、加速度計を含む。
【0017】
位置情報が一度ダウンロードされると、その移動局102はその慣性センサ142を使って、例えば携帯電話の「機内モード」などでその無線機がたとえ止められた後であってもナビゲートできる。さらにはそのデータコードラベル104がその位置情報を埋め込むことができるならばその移動局102は「機内モード」の間、地図を取得してナビゲートできる。
【0018】
その無線機の使用によって、そのデータコードラベル104に埋め込まれているURIなどでダウンロードされ得る例えばワイアレスアクセスポイントあるいはフェムトセルアルマナックなどを参照して、その移動局102の位置の変化が同様に、またはそれに代えて検出されることもできる。例えばワイアレスアクセスポイントアルマナックは、例えばローカル地図108に関連した色々な場所に関するワイアレスアクセスポイントの信号強度のデータベースである。図3で例示されているように、移動局102はRF144や移動局コントロール124に接続される受信信号強度インジケータシステム(RSSI)146を含むことができる。RSSIシステム146はRF144によって受信された、どんな無線信号(例えばワイアレスアクセスポイントあるいはフェムトセル信号)の信号強度も決定して監視し、その測定された信号強度を移動局コントロール124に提供することができる。その測定された無線信号強度はダウンロードされたワイアレスアクセスポイントもしくはフェムトセルアルマナックデータベースと比較されることができる。移動局の現在地は、その測定された無線信号の強度と最も高い相関関係を有するワイアレスアクセスポイントまたはフェムトセルアルマナック内のデータポイントと合致するエリアに位置すると決定されることができる。
【0019】
本明細書内で説明される方法はアプリケーションに応じて様々な手段によって実施されることができる。例えばこれらの方法はハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、もしくはその組み合わせの中で実行されることができる。ハードウェアの実行のために処理ユニットは、ひとつかそれ以上の特定用向け集積回路(ASICs)、デジタル信号プロセッサ(DSPs)、デジタル信号処理装置(DSPDs)、プログラム可能な論理デバイス(PLDs)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGAs)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、電子装置、本明細書で説明されている機能を実行するために設計された他の電子ユニット、もしくはその組み合わせの範囲内で実行されることができる。
【0020】
ファームウェアおよび/あるいはソフトウェアの実行のため、方法は本明細書内で説明されている機能を実行するモジュール(例えば手順、機能など)を用いて実行されることができる。インストラクションを明確に具現化している、いずれの装置読み取り可能媒体も本明細書内で説明されている方法を実行する中で使われることができる。メモリは処理ユニット内もしくはその処理ユニットの外部で実行されることができる。本明細書で使用されているように「メモリ」という単語は長期、短期、揮発性の、非揮発性の、あるいはその他のメモリを指しておりいずれかの特定の種類のメモリあるいは特定の数のメモリ、もしくはメモリが保存される媒体の種類に制限されるべきではない。
【0021】
例えば、本明細書で説明されているように、ソフトウェア129/ファームウェア132のコード/インストラクションはメモリ127のようなコンピュータ読み取り可能媒体に保存され、処理ユニット125によって実行されることができ、処理ユニットを作動させ、その移動局102のオペレーションを実行する/コントロールするために使われることができる。例えばメモリ127のようなコンピュータ読み取り可能媒体に保存されたプログラムコード/インストラクションは、データコードラベルリーダ122によって読み取られるデータラベルを復号し、復号されたデータコードラベルを使って位置および位置情報を得、移動局の位置を有する位置情報を提供し、位置に変化があった時その移動局の位置情報を更新し、その更新された位置情報を提供するためのプログラムコードを含むことができる。そのコンピュータ読み取り可能媒体は慣性センサ142によって提供される慣性データを使ってその移動局の位置を更新するためのプログラムコードを含むことができる。加えて、そのコンピュータ読み取り媒体は復号されたデータコードラベルを使用してローカルワイアレスアクセスポイントもしくはフェムトセルアルマナックを得、そのローカルワイアレスアクセスポイントもしくはフェムトセルアルマナックにあるひとつもしくはそれ以上のワイアレスアクセスポイントもしくはフェムトセルからの信号の強度を測定して監視し、ローカルワイアレスアクセスポイントもしくはフェムトセルアルマナックおよびその測定された信号の強度を使用して移動局の位置を更新するためのプログラムコードを含むことができる。
【0022】
図4はデータコードラベルを使ったナビゲーションの方法を示すフローチャートである。示されているように、データコードラベルからのデータは移動局102によって収集される(202)。例えば、移動局102内のカメラは、病院や博物館、ショッピングセンターなどのような建物のエントランスもしくは案内サインに設けられているデータコードラベル104(図1)のイメージを捕らえるためのデータコードラベルリーダ122(図3)として使われることができる。移動局コントロール124はデータコードラベル104を復号するためにそのイメージを処理する。その復号されたデータを使用して、移動局102の初めの位置を含む位置情報は得られることができる(204)。例えば、デジタルコードラベル104内に符号化されたURIは、ワイアレスネットワークを通じて移動局102の初めの位置を有する位置情報にアクセスし、ダウンロードするために使われることができる。位置情報はローカル環境のデジタル地図もしくはローカル環境のためのナビゲーションの道順を含むことができる。位置情報は、例えば、ワイアレスアクセスポイントもしくはフェムトセルアルマナックを含むこともできる。位置情報は図3で示されているディスプレイ136もしくはスピーカ138を通じてその移動局によって提供される(206)。
【0023】
ローカル座標システムもしくはグローバル座標システムに参照される移動局102の位置のような移動局102のための位置情報は更新される(208)。移動局102の位置は慣性センサ142からの信号に基づいて、もしくは測定された無線信号の強度の、例えば、ダウンロードされたワイアレスアクセスポイントあるいはフェムトセルアルマナックに対する比較に基づいて更新されることができる。例えば移動局が、図5で示されているワイアレスアクセスポイントもしくはフェムトセル256に接近すると、無線信号強度は増加するであろう。測定された無線信号強度をダウンロードされたアルマナックと比較することによって移動局の位置は、ローカルもしくはグローバル座標システムに関連して決定されることができる。その後移動局102のための更新された位置情報は、例えばディスプレイ136もしくはスピーカ138を通じて提供される(210)。
【0024】
図5は、例えば移動局102の画像ディスプレイ136上に表示され得る移動局102の初めの位置252および簡略なデジタル地図250の形態で、ダウンロードされた位置情報のひとつの実施例を示している。デジタル地図250は、WGS84のようなグローバル座標システムに、もしくはローカル座標システムに参照されることができる。デジタル地図250および初めの位置252は、データコードラベル104から復号されたデータを使用してアクセスされ、ダウンロードされることができる。あるいは、もしデータコードラベル104が、例えば色のついたQRコードを使うなど情報の詰まった方法で情報を符号化することができれば、デジタル地図250および初めの位置252はそのデータコードラベルの中に符号化されることができ、したがって移動局はこの情報をそのデータコードラベルから直接得ることができる。図5で示されているように、デジタル地図250はデータコードラベル104および105、そしてワイアレスアクセスポイントもしくはフェムトセル256および258の場所のような追加情報を示すことができる。図5で例示されているデータコードラベル105は、例えば移動局用の別の位置253を除いて同じデジタル地図を含み得る別のURIなど別の情報を符号化する。図5は説明に役立てる目的のためにローカルの屋内環境の比較的簡略なデジタル地図250を例示しており、デジタル地図250は望まれるように、もしくは必要とされるように複雑になれることは理解されるべきである。例えば、デジタル地図250は複数の階や部屋などを含むことができ、テキストの、および/もしくはグラフィックの情報を含むことができる。さらには、デジタル地図250は屋内環境に制限されない。例えばデジタル地図250はどんな屋外環境に対しても、特にSPSナビゲーションが妨害状況のためにアクセスできない、もしくは単に移動局で使用できない場合、使われることができる。
【0025】
移動局102が動くと、ローカルもしくはグローバル座標システムを参照した移動局102の位置は更新され、図5でその更新された位置254によって例示されているように、更新された位置情報は提供される。慣性センサは時間が経つとエラーを蓄積する傾向があるので、エラーを最小限にするために、例えばワイアレスアクセスポイントもしくはフェムトセルアルマナックが慣性センサと共同して使われる。加えて、例えば図5のデータコードラベル105など別のデータコードラベルからデータを収集し、その別のデータコードラベルに関連した位置およびデジタル地図をダウンロードすることによって、移動局102の位置は定期的に更新され、もしくは訂正されることができる。
【0026】
別の実施例で位置情報は、WGS84のようなグローバル座標システムに、もしくはローカル座標システムに参照され得るナビゲーションの道順を含むことができる。例えば案内サインは、そのサイン上の各々のエントリー(entry)に関連した別のデータコードラベルを含むことができる。望まれた目的地へのナビゲーションの道順は、望まれた目的地と関連した案内サイン上のデータコードラベルから復号されたデータを使ってアクセスされ、ダウンロードされることができる。そのナビゲーションの道順はテキストで画像ディスプレイ136上に表示されることができ、もしくは聴覚によるものでスピーカ138によって提供されることもできる。移動局102の位置が更新されると、移動局102は更新された位置情報を追加の道順の形態で提供できる。
【0027】
位置情報は、現在地や現在地近くの物(object)についての情報などの非ナビゲーション情報を含む移動局102の位置についての他の情報も含むことができる。例えば、博物館のような環境でデータコードラベルは、移動局102の現在地近くの品目(items)についての情報の形態で位置情報にアクセスするために使われることができ、それはまた、ディスプレイ136もしくはスピーカ138を通じて提供されることができる。その移動局102の位置が更新されると移動局102は、例えば移動局の新たな位置にある品目についての情報などの更新された位置情報を提供することができる。
【0028】
本明細書で説明されている位置決定技術は、ワイアレスワイドエリアネットワーク(WWAN)、ワイアレスローカルエリアネットワーク(WLAN)、ワイアレスパーソナルエリアネットワーク(WPAN)などのようなさまざまなワイアレス通信ネットワークと共同して実行されることができる。「ネットワーク」や「システム」という用語はしばしば入れ代え可能に使用される。WWANは符号分割多元接続(CDMA)ネットワーク、時分割多元接続(TDMA)ネットワーク、周波数分割多元接続(FDMA)ネットワーク、直交周波数分割多元接続(OFDMA)ネットワーク、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)ネットワーク、ロングタームエボリューション(LTE)などであり得る。CDMAネットワークは、cdma2000、広帯域CDMA(W−CDMA)などのようなひとつかそれ以上の無線アクセス技術(RATs)を実装することができる。cdma2000はIS−95、IS−2000、そしてIS−856標準を含む。TDMAネットワークは移動体通信のためのグローバルシステム(GSM(登録商標))、デジタル先進移動電話システム(D−AMPS)、もしくはいくつかのほかのRATを実装することができる。GSMおよびW−CDMAは「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP)と名づけられたコンソーシアムからのドキュメントの中で説明されている。cmda2000は「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2)と名づけられたコンソーシアムからのドキュメントの中で説明されている。3GPPおよび3GPP2のドキュメントは公的に利用可能である。WLANはIEEE802.11xネットワークであり得、WPANはブルートゥース(Bluetooth(登録商標))ネットワーク、IEEE802.15x、もしくはいくつかの他の種類のネットワークであり得る。その技術はWWAN、WLANおよび/もしくはWPANの任意の組み合わせと共同して実行されることもできる。
【0029】
サテライトポジショニングシステム(SPS)は、エンティティが送信機から受信した信号に、少なくとも部分的に基づいて地球上もしくは上空でその位置を決定することを可能にするように配置された送信機のシステムを一般的に含む。そのような送信機は概して所定の数のチップの繰り返しの擬似ランダム雑音コード(PN)でマークされた信号を送信し、地上ベースのコントロール局、ユーザ機器および/あるいは宇宙船においてロケートされることができる。特定の例においてそのような送信機は地球の周りを回る衛星ビークル(vehicles)(SVs)上に配置されることができる。例えば、グローバルポジショニングシステム(GPS)、ガリレオ、グロナスもしくはコンパスのようなグローバルナビゲーションサテライトシステム(GNSS)のコンステレーションにおけるSVは、(例えばGPSの場合のように各々の衛星用の別々のPNコードを使用して、もしくはグロナスの場合ように異なった周波数上の同じコードを使用して)そのコンステレーションにおける他のSVによって送信されるPNコードと区別可能なPNコードでマークされた信号を送信する。その技術はSPSのためのグローバルシステム(例えばGNSS)に制限されていない。例えば、その技術は、例えばひとつもしくはそれ以上のグローバルおよび/もしくはリージョナルナビゲーション衛星システムに関連し得る、もしくはそうでなければそれらを用いて使用可能にさせられることができる様々な補強(augmentation)システム(例えばサテライトベースドオーグメンテーションシステム(SBAS))および/もしくは日本を覆う準天頂衛星システム(QZSS)、インドを覆うインディアンリージョナルナビゲーショナルサテライトシステム(IRNSS)、中国を覆う北斗(Beidou)などのような様々なリージョナルシステムに適用され得るもしくはそうでなければ利用可能にされることができる。制限としてではなく例として、SBASは、例えばワイドエリアオーグメンテーションシステム(WAAS(Wide Area Augmentation System))、ヨーロピアンゲオステーショナリナビゲーションオーバレイサービス(EGNOS(European Geostationary Navigation Overlay Service))、マルチファンクショナルサテライトオーグメンテーションシステム(MSAS(Multi−functional Satellite Augmentation System))、GPSエイデッドゲオオーグメンテッドナビゲーションオアGPSアンドゲオオーグメンテッドナビゲーションンシステム(GAGAN(GPS Aided Geo Augmented Navigation or GPS and Geo Augmented Navigation system))、および/あるいは同様のもののような、インテグリティ(integrity)情報、差分の訂正などを提供する1つまたは複数の補強システムを含むことができる。したがって本明細書内で使用されているようにSPSは、ひとつかそれ以上のグローバルおよび/あるいはリージョナルナビゲーション衛星システムおよび/あるいは補強システムのいずれの組み合わせも含むことができ、そしてSPS信号はSPSの、SPSのような、および/もしくはそのようなひとつかそれ以上のSPSに関連した他の信号を含むことができる。
【0030】
機能は、もしファームウェアおよび/もしくはソフトウェアで実装されると、コンピュータ読み取り可能媒体にひとつかそれ以上のインストラクションもしくはコードとして保存されることができる。例はデータの構造が符号化されたコンピュータ読み取り可能媒体および、コンピュータプログラムが符号化されたコンピュータ読み取り可能媒体を含む。コンピュータ読み取り可能媒体は物理的なコンピュータ記憶媒体を含む。記憶媒体はコンピュータによってアクセスされ得るいずれの利用可能な媒体であることができる。例として、そして制限するのではなく、そのようなコンピュータ読み取り可能媒体はRAM,ROM、EEPROM、CD−ROM、もしくは他の光学ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置もしくは他の磁気記憶装置、もしくはインストラクションやデータ構造の形態で望まれたプログラムコードを保存するために使用されることができ、そしてコンピュータによってアクセスされることができる任意のほかの媒体を含むことができる。因みにdisk/disc(ディスク)は、コンパクトディスク(compact disc)(CD)、レーザディスク(登録商標)(laser disc)、デジタルバーサタイルディスク(digital versatile disc)(DVD),フロッピー(登録商標)ディスク(floppy(登録商標) disk)およびブルーレイディスク(blue−ray disc)を含み、discsがレーザーを用いて光学的に情報を再現するのに対してdisksが大抵磁気的にデータを再現する。上記のものの組み合わせもコンピュータ読み取り可能媒体の範囲の中に含まれるべきである。
【0031】
コンピュータ読み取り可能媒体上の記憶に加え、インストラクションおよび/もしくはデータが通信装置に含まれる通信媒体上の信号として提供されることができる。例えば、通信装置はインストラクションおよびデータを示す信号を有するトランシーバを含むことができる。そのインストラクションおよびデータは、ひとつかそれ以上の処理ユニットに特許請求の範囲の中で概要が示されている機能を実行させるように構成されている。つまり、通信装置は開示された機能を実行するために情報を示す信号を有する通信媒体を含む。1回目は、通信装置に含まれた通信媒体は開示された機能を実行するために情報の最初の部分を含むことができ、一方2回目は通信装置に含まれた通信媒体は開示された機能を実行するために情報の2番目の部分を含むことができる。
【0032】
本発明は説明の目的のため特定の実施例と関係して例示されているけれども、本発明はそれに制限されない。様々な適用や変更がその発明の範囲から逸脱することなくなされることができる。したがって、添付された特許請求の範囲の真意および範囲は前述の説明に制限されるべきでない。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
データコードラベルからデータを収集することと、
前記収集されたデータを使用して移動局用の位置情報を得ることと、
前記移動局用の前記位置情報を提供することと、
前記移動局が動く時、前記位置情報を更新することと、
前記移動局用の更新された位置情報を提供することとを備える方法。
【請求項2】
前記位置情報が前記移動局のための位置およびデジタル地図を備え、前記位置情報を更新することが前記移動局の前記位置を更新することを備え、および前記移動局に更新された位置情報を提供することが前記移動局の前記更新された位置を有する前記デジタル地図を表示することを備える請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記位置情報が方向の情報を備える請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記位置情報が非ナビゲーション情報を備える請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記移動局の前記位置情報を更新することが前記移動局の動きを感知するために前記移動局内の慣性センサを使用すること備える請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記位置情報が前記移動局に関するローカルワイアレスアクセスポイントアルマナックを備え、前記方法がさらに前記ローカルワイアレスアクセスポイントアルマナックにある、ひとつかそれ以上のワイアレスアクセスポイントから信号を受信することを備え、前記移動局の前記位置情報を更新することが前記移動局の前記位置を更新するために前記ひとつかそれ以上のワイアレスアクセスポイントからの前記信号および前記ローカルワイアレスアクセスポイントアルマナックを使用することを備える請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記ひとつかそれ以上のワイアレスアクセスポイントからの前記信号の強度を監視することをさらに備え、前記移動局の前記位置を決定するために前記ひとつかそれ以上のワイアレスアクセスポイントからの前記信号の前記強度が前記ローカルワイアレスアクセスポイントアルマナックに比較される請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記位置情報が前記移動局に関するローカルフェムトセルアルマナックを備え、前記方法がさらに前記ローカルフェムトセルアルマナックにあるひとつかそれ以上のフェムトセルから信号を受信することを備え、前記移動局の前記位置情報を更新することが前記移動局の前記位置を更新するために前記ひとつかそれ以上のフェムトセルからの前記信号および前記ローカルフェムトセルアルマナックを使用することを備える請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記ひとつかそれ以上のフェムトセルからの前記信号の強度を監視することをさらに備え、前記移動局の前記位置を決定するために前記ひとつかそれ以上のフェムトセルからの前記信号の前記強度が前記ローカルフェムトセルアルマナックに比較される請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記データコードラベルはクイックレスポンスコードを備える請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記データコードラベルがユニフォームリソースアイデンティファイア(URI)で符号化され、および前記収集されたデータを使用して前記移動局用の前記位置情報を得ることが、
前記URIを決定するために前記データコードラベルを復号することと、
前記URIを使用して前記移動局用の前記位置情報にアクセスし、ダウンロードすることとを備える請求項1に記載の方法。
【請求項12】
データコードラベルを読み取るように動作可能であるデータコードラベルリーダと、
メモリと、
ディスプレイと、
前記データコードラベルリーダによってデータコードラベルから読み取られたデータを使用して移動局用の位置情報を得、
前記移動局用の前記位置情報を提供し、
前記移動局が動かされる時、前記移動局用の前記位置情報を更新し、
前記移動局用の更新された位置情報を提供するように適合された処理ユニットとを備えた移動局。
【請求項13】
前記位置情報は前記移動局のための位置およびデジタル地図を備え、および前記更新された位置情報は前記デジタル地図に関連した前記移動局の新たな位置を備える請求項12の移動局。
【請求項14】
前記位置情報は方向の情報を備える請求項12の移動局。
【請求項15】
前記位置情報は非ナビゲーション情報を備える請求項12の移動局。
【請求項16】
慣性センサをさらに備え、前記慣性センサは慣性データを提供し、および前記処理ユニットはさらに前記移動局が動かされた時、前記移動局用の前記位置情報を更新するために前記慣性データを使用するように適合された請求項12の移動局。
【請求項17】
前記移動局で受信信号強度インジケータの測定値を得るための受信信号強度インジケータシステムをさらに備え、
前記処理ユニットが、
前記移動局に関するローカルワイアレスアクセスポイントアルマナックを得るように、および、
前記移動局が動かされた時、前記移動局の前記位置を更新するために前記受信信号強度インジケータの測定値および前記ローカルワイアレスアクセスポイントアルマナックを使用するようにさらに適合された請求項12の移動局。
【請求項18】
前記移動局で受信信号強度インジケータの測定値を得るための受信信号強度インジケータシステムをさらに備え、
前記処理ユニットが、
前記移動局に関するローカルフェムトセルアルマナックを得るように、および、
前記移動局が動かされた時、前記移動局の前記位置を更新するために前記受信信号強度インジケータの測定値および前記ローカルフェムトセルアルマナックを使用するようにさらに適合された請求項12の移動局。
【請求項19】
前記データコードラベルリーダがクイックレスポンスコードを読み取るように構成される請求項12の移動局。
【請求項20】
前記処理ユニットが前記データコードラベル内に符号化されたユニフォームリソースアイデンティファイア(URI)を使用して前記移動局用の前記位置情報をダウンロードするようにさらに適合された請求項12の移動局。
【請求項21】
データコードラベルからデータを収集するための手段と、
前記収集されたデータを使用して移動局用の位置情報を得るための手段と、
前記移動局用の前記位置情報を提供するための手段と、
前記移動局が動く時、前記移動局用の前記位置情報を更新するための手段を備え、提供するための前記手段が前記移動局用の前記更新された位置情報を提供する、移動局用の位置情報にアクセスして更新するためのシステム。
【請求項22】
前記位置情報が前記移動局用の位置およびデジタル地図を備え、前記位置情報を更新するための前記手段が前記移動局の前記位置を更新するための手段を備え、および前記更新された位置情報は前記デジタル地図に関連した前記移動局の前記更新された位置を備える請求項21のシステム。
【請求項23】
前記位置情報が方向の情報を備える請求項21のシステム。
【請求項24】
前記位置情報が非ナビゲーション情報を備える請求項21のシステム。
【請求項25】
前記移動局の動きを感知するための手段をさらに備え、前記移動局用の前記位置情報を更新するための前記手段が前記移動局の前記感知された動きを使用するための手段を備える請求項21のシステム。
【請求項26】
前記収集されたデータを使用して前記移動局に関するローカルワイアレスアクセスポイントアルマナックを得るための手段と、
前記ローカルワイアレスアクセスポイントアルマナックにあるひとつかそれ以上のワイアレスアクセスポイントから信号を受信するための手段とをさらに備え、
前記移動局用の前記位置情報を更新するための前記手段が前記移動局の前記位置を更新するために前記ひとつかそれ以上のワイアレスアクセスポイントからの前記信号および前記ローカルワイアレスアクセスポイントアルマナックを使用するための手段を備える請求項21のシステム。
【請求項27】
前記ひとつかそれ以上のワイアレスアクセスポイントから受信された前記信号の強度を監視するための手段をさらに備え、前記移動局の位置を決定するために前記ひとつかそれ以上のワイアレスアクセスポイントからの前記信号の前記強度が前記ローカルワイアレスアクセスポイントアルマナックに比較される請求項26のシステム。
【請求項28】
前記収集されたデータを使用して前記移動局に関するローカルフェムトセルアルマナックを得るための手段と、
前記ローカルフェムトセルアルマナックにあるひとつかそれ以上のフェムトセルから信号を受信するための手段とをさらに備え、
前記移動局用の前記位置情報を更新するための前記手段が前記移動局の前記位置を更新するために前記ひとつかそれ以上のフェムトセルからの信号および前記ローカルフェムトセルアルマナックを使用するための手段を備える請求項21のシステム。
【請求項29】
前記ひとつかそれ以上のフェムトセルから受信された前記信号の強度を監視するための手段をさらに備え、前記ひとつかそれ以上のフェムトセルからの前記信号の前記強度は前記移動局の前記位置を決定するために前記ローカルフェムトセルアルマナックに比較される請求項28のシステム。
【請求項30】
データを収集するための前記手段がクイックレスポンスコードリーダを備える請求項21のシステム。
【請求項31】
前記移動局のための位置情報を得るための前記手段が前記移動局におけるウェブブラウザを備える請求項21のシステム。
【請求項32】
処理ニットによって実行された時にオペレーションを実行するインストラクションを用いて符号化されたコンピュータ読み取り可能媒体であって、前記インストラクションが、
データコードラベルを復号するためのコードと、
前記復号されたデータコードラベルを使用して位置情報を得るためのコードと、
位置情報を提供するためのコードと、
位置に変化があった時、前記位置情報を更新するためのコードと、
前記更新された位置情報を提供するためのコードを備えるコンピュータ読み取り可能媒体。
【請求項33】
前記インストラクションが慣性センサによって提供される慣性データを使用して前記位置情報を更新するためのコードをさらに備える、請求項32のコンピュータ読み取り可能媒体。
【請求項34】
前記インストラクションが、
前記復号されたデータコードラベルを使用してローカルワイアレスアクセスポイントアルマナックを得るためのコードと、
前記ローカルワイアレスアクセスポイントアルマナックにあるひとつかそれ以上のワイアレスアクセスポイントからの信号の強度を測定するためのコードと、
前記測定された前記信号の強度および前記ローカルワイアレスアクセスポイントアルマナックを使用して前記位置情報を更新するためのコードをさらに備える請求項32のコンピュータ読み取り可能媒体。
【請求項35】
前記インストラクションが、
前記復号されたデータコードラベルを使用してローカルフェムトセルアルマナックを得るためのコードと、
前記ローカルフェムトセルアルマナックにあるひとつかそれ以上のフェムトセルからの信号の強度を測定するためのコードと、
前記測定された前記信号の強度および前記ローカルフェムトセルアルマナックを使用して前記位置情報を更新するためのコードをさらに備える請求項32のコンピュータ読み取り媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公表番号】特表2013−501943(P2013−501943A)
【公表日】平成25年1月17日(2013.1.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−524912(P2012−524912)
【出願日】平成22年8月13日(2010.8.13)
【国際出願番号】PCT/US2010/045512
【国際公開番号】WO2011/020048
【国際公開日】平成23年2月17日(2011.2.17)
【出願人】(595020643)クゥアルコム・インコーポレイテッド (7,166)
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
【Fターム(参考)】