説明

データ媒体へのアクセスの制御

本発明は、メディア装置(20)に実装された、データ媒体にアクセスする方法であって、前記方法は、メディア装置において前記データ媒体(22)を受容するステップと、前記データ媒体が最初に受容されたときに、前記データ媒体のIDを表す第1の識別コードを割り当てる、又は前記データ媒体から前記第1の識別コードを読み取るステップと、前記データ媒体上のコンテンツに関するアクセシビリティについての第1の情報と共に、前記データ媒体の所有者のIDを表す第2の識別コードを受信するステップと、前記アクセシビリティについての第1の情報と共に前記第1及び第2の識別コードを保存し、任意に、前記所有者の第1のパスワードが受信された場合には前記第1のパスワードを保存するステップと、前記データ媒体を利用しようと試みているユーザのIDを表す第3の識別コードを受信するステップと、前記第1、第2及び第3の識別コードのうちの少なくとも1つに基づいて、及び前記アクセシビリティについての第1の情報に基づいて、アクセシビリティについての第2の情報を決定するステップと、前記アクセシビリティについての第2の情報に基づいて、前記データ媒体への第1のアクセス権を提供するステップとを含む方法に関する。前記方法は更に、第2のパスワードを受信するステップと、前記第1のパスワード及び受信された前記第2のパスワードに基づいて、前記アクセシビリティについての第2の情報を変更するステップと、前記変更されたアクセシビリティについての第2の情報に基づいて前記データ媒体への第2のアクセス権を提供するステップとを有する。このことは、例えばユーザID、パスワード及びディスクIDのような種々のIDによって、前記メディア装置において前記データ媒体からコンテンツを読み取ること、前記媒体にコンテンツを書き込むこと、及び前記媒体のコンテンツを変更することが制御されることを可能とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、データ媒体にアクセスする方法に関する。
【0002】
本発明はまた、前記方法を実行するためのコンピュータシステムに関する。
【0003】
本発明は更に、前記方法を実行するためのコンピュータプログラムに関する。
【0004】
加えて、本発明はデータ媒体に関する。
【0005】
更に、本発明はメディア装置に関する。
【背景技術】
【0006】
米国特許出願公開US2001/0037459は、情報再生装置のフラッシュROMに保存されたパスワードによってDVDの再生が制限されることができる、情報再生装置及び方法を開示している。このことは、再生処理が通常モードで実行されるか、より制限されたモードで実行されるかを、親レベルが決定することを可能とする。
【0007】
データ媒体のユーザにとっての問題は、該ユーザ自身によって利用されていない場合に、他の人物が該データ媒体からコンテンツを読み取り、該データ媒体におけるコンテンツを変更し、該データ媒体に新たなコンテンツを書き込み、更には該データ媒体からコンテンツを消去することができることである。従って更に、ユーザのコンテンツが複製され、変更され又は更には除去され(例えば他のデータ媒体に移動又はコピーされ)ること、即ちコンテンツが実際に該ユーザのデータ媒体からこのようにして盗まれ得ることに該ユーザが気付かない場合があることは、ユーザにとって問題である。このことは、特にコンテンツが後に正当な所有者の同意なく利用される場合に、元の作成者又はユーザの著作権又は所有権を侵害し得る。
【0008】
前記データ媒体は一般に、CD、DVD及びBlu−Rayのような光ディスク、着脱可能ディスク(フロッピー(登録商標)、ハードディスク)、スマートカード、USBメモリ装置又はテープのような同様の目的を持つ類似のデータ媒体のような可搬型のアイテムである。即ち前記データ媒体は外部からアクセス可能であり、コンテンツを読み取る即ちコンテンツを再生又は表示する、コンテンツを変更する、又は新たなコンテンツを書き込む即ちコンテンツを記録及び除去するために一般に利用されるメディア装置から着脱可能である。コンテンツの再生又は表示及びコンテンツの記録等のようなこれらの処理は一般に、ユーザのデータ媒体に存在する又は存在するべき物理的なコンテンツを故意に読み取る又は変更するために、該ユーザが再生及び記録等を実際に要求すると、前記メディア装置によって実行される。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
前記データ媒体に対して前記処理を実行するメディア装置は、例えばビデオカセットレコーダ(VCR)又はテープレコーダ(共に対応するテープを利用する)、ディジタルアシスタント(PDA)、CDとDVDと両方にアクセスできるDVDプレイヤ、種々のディスクタイプ(フロッピー(登録商標)、着脱可能なハードディスク)を利用するパーソナルコンピュータ、PCMCIAカード又はUSBメモリ装置であっても良い。CD及びDVDを再生することができるDVDプレイヤの例におけるように、メディア装置が一般に1より多い専用のデータ媒体を読み取り及び書き込みできることが、更なる傾向である。このことは、更なるデータ媒体にアクセスすることを可能とする付加的なインタフェース(前記メディア装置に装着されたもの又は内蔵されたもの)によって可能となる。前記インタフェースは例えば、前記USBメモリ装置から読み取ること/前記USBメモリ装置に書き込むことを可能とするパーソナルコンピュータに装備されたUSBポートである。後者は、データ媒体の所有者以外の人物が、該媒体からコンテンツを変更、除去等する可能性を更に増大させる。種々のメディア装置における着脱可能な及び接続可能なデータ媒体の普及した使用は、更にこの問題を悪化させる。
【0010】
本発明の目的は、先行技術の欠点を回避し、データ媒体に関するユーザの権利を安全なものとすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明によれば、本目的は、データ媒体にアクセスする方法であって、前記方法は、
メディア装置において前記データ媒体を受容するステップと、
前記データ媒体が最初に受容されたときに、前記データ媒体のIDを表す第1の識別コードを割り当てる、又は前記データ媒体から前記第1の識別コードを読み取るステップと、
前記データ媒体上のコンテンツに関するアクセシビリティについての第1の情報と共に、前記データ媒体の所有者のIDを表す第2の識別コードを受信するステップと、
前記アクセシビリティについての第1の情報と共に前記第1及び第2の識別コードを保存し、任意に、前記所有者の第1のパスワードが受信された場合には前記第1のパスワードを保存するステップと、
前記データ媒体を利用しようと試みているユーザのIDを表す第3の識別コードを受信するステップと、
前記第1、第2及び第3の識別コードのうちの少なくとも1つに基づいて、及び前記アクセシビリティについての第1の情報に基づいて、アクセシビリティについての第2の情報を決定するステップと、
前記アクセシビリティについての第2の情報に基づいて、前記データ媒体への第1のアクセス権を提供するステップと、
を有する方法によって実現される。
【0012】
このようにして、本発明は、特定のデータ媒体が特定のユーザに属していることが識別されるようにする。新たなデータ媒体がメディア装置に供給されたときに、第2の識別コード、例えばユーザIDが、第1の識別コード、例えばディスクIDと関連付けられても良い。例えば、以降にメディアレコーダ又は再生装置のようなメディア装置にデータ媒体が挿入されたときに、ユーザIDが確認されることが要求されても良い。本発明は、例えばデータ媒体の記録又は再生を防止する、又は認可されていないユーザによる前記媒体へのアクセスを制限する、データ媒体へのアクセスの制御を可能とする。
【0013】
前記メディア装置及びデータ媒体はそれぞれ、前記方法に関して以上に説明されたものと同じ理由で、同じ利点を提供し同じ問題を解決する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
本発明は、好適な実施例と共に、図を参照しながら、より詳細に以下に説明されるであろう。
【0015】
図を通して、同一の参照番号は同等の又は対応する特徴、機能等を示す。
【0016】
図1は、データ媒体にアクセスする方法を示す。
【0017】
ステップ100において、前記データ媒体はメディア装置に受容される。前記方法を開始するため、前記データ媒体は、例えば前記データ媒体がDVD又はCDである場合には、トレイに配置される。該媒体は、例えばDVDプレイヤのようなメディア媒体のトレイに配置される。他の例としては、前記データ媒体がPCMCIAカードである場合には、該媒体は対応するPCMIAホルダに差し込まれる即ち接続される。前記ホルダは、前記メディア装置としてのパーソナルコンピュータに埋め込まれていても良い。他の例としては、USBメモリ装置が前記データ媒体である場合には、前記USBメモリ装置は対応するUSBプラグに差し込まれる。次いで、全ての場合において、前記メディア装置は、該メディア装置が前記データ媒体を受容したことを検出する。
【0018】
例えば、新たなディスクがディスク(メディア媒体)のレコーダ(メディア装置)に挿入された場合、該レコーダは該ディスクに対して一意のディスクIDを割り当てる。
【0019】
アクセス権、即ち読み取り、書き込み(再生、記録)等を許可することは、以下のステップにおいて決定される。
【0020】
ステップ200において、前記データ媒体のIDを表す第1の識別コードが割り当てられる。このことは、前記データ媒体が初めて受容された場合に行われる。そうでなければ、代わりに、前記第1の識別コードが前記データ媒体から読み取られる。このことは、前記データ媒体が、例えば以前の利用により該データ媒体の(第1の)識別コードを既に割り当てられている場合に行われる。
【0021】
読み取り又は割り当ては、前記メディア装置に属するプロセッサによって実行される。
【0022】
最初に言及したステップの例に続き、前記一意のディスクIDは、例えば前記ディスクに既に存在するIDであっても良いし、又は前記ディスクが最初に記録されるときにレコーダが生成し前記ディスクに書き込むIDであっても良い。
【0023】
前記データ媒体について読み取られた又は割り当てられた第1の識別コードは、例えばディスク(データ媒体)に対して一意なディスクIDである。対応して、前記第1の識別コードはテープ(データ媒体)に対して一意なテープIDとなり得る。前記データ媒体がUSBメモリ装置である場合には、前記第1の識別コードは前記USBメモリ装置を一意に表すIDであり得る。
【0024】
前記第1の識別コードは一意であり、即ち他のいずれの識別コードとも異なる。該第1の識別コードは例えば、生成されたランダム的な数字のリストからの利用可能な次の数字、十分な桁を持つ所定の番号シーケンスにおける次の数字であり、それにより2つの割り当てられた数字(即ち2つの第1の識別コード)が同一にならないようにする。
【0025】
ステップ300において、第2の識別コードが受信される。該コードは所有者のユーザIDに対応しても良い。なぜなら、該コードは前記データ媒体の所有者のIDを表すものであるからである。更に、アクセシビリティ(accessibility)を表す第1の情報が、前記第2の識別コードと共に受信される。前記第1の情報は、前記データ媒体上のコンテンツについてのアクセシビリティを表す。このことは現在の及び更なる付加的なコンテンツについて当てはまる。
【0026】
換言すれば、本ステップにおいて、所有者が前記メディア装置に、該所有者のユーザID(即ち前記第2の識別コード)、及び該所有者が当該データ媒体(のコンテンツ)に付与するアクセス権を通知し、前記アクセス権は、前記データ媒体上のコンテンツに対するアクセシビリティを表す前記第1の情報によって表される。前記アクセス権は、以下のうちの1つであっても良い。
1)「読み取り専用」即ちコンテンツが表示又は再生されることができるもの、
2)「書き込み専用」即ちコンテンツが前記データ媒体に記録されることのみができるもの、
3)「読み取り及び書き込み可」即ち1)及び2)が許可されるもの、及び
4)「読み取り及び書き込み不可」即ちコンテンツが表示も再生もされ得ず、前記データ媒体に記録されることも許可されていないもの。実際には4)が、意図された権利の禁止として機能する。
【0027】
前記第2の識別情報及び前記アクセシビリティについての第1の情報の受信は、これらのアイテムが前記メディア装置のユーザによって提供されたときに、前記メディア装置に組み込まれたプロセッサによって実行される。
【0028】
纏めると、上述のステップの結果として、前記メディア装置はこのとき該装置のメモリ中に前記第1及び第2の識別コードを持ち、後者は前記アクセシビリティについての第1の情報と共にユーザから受信される。
【0029】
前のステップの例に続き、前記ディスクが最初に記録されるときに、レコーダがユーザにユーザID(即ち前記第2の識別コード)を該ディスクに割り当てるように促す。
【0030】
ステップ400において、アクセシビリティについての情報と共に前記第1及び第2の識別コードが保存され、前記所有者の第1のパスワードも受信された場合には、任意に前記第1のパスワードが保存される。
【0031】
前記保存は、前記メディア装置によって、該メディア装置上のメモリ又はデータベースに実行され、及び/又は付加的に前記コード及びパスワードを前記データ媒体に書き込むことによって実行される。
【0032】
纏めると、上述のステップの結果として、前記メディア装置はこのとき、前記アクセシビリティについての第1の情報と共に前記第1及び第2の識別コードを該装置のメモリ中に持つ。次いで、(前記所有者とは別の)他のユーザがこのとき認識されることができる。なぜなら、該他のユーザは、前記第2の識別コード(ユーザID)も前記第1のパスワードも共に知らないからである。
【0033】
前のステップの例に続き、ディスクID及びユーザIDが前記メモリに保存される。該メモリは、特定のユーザが、特定のディスクに関連付けられることを可能とする。前記メモリはレコーダの内部にあっても良く、その場合には、前記ディスクが特定のレコーダに挿入された場合にのみ、記録/再生制御がアクティブになる。ディスクID及びユーザIDは共に前記ディスクに保存されても良く、その場合にはアクセス制御が種々のレコーダ及び/又は再生装置において利用されることができる。
【0034】
ステップ500において、第3の識別コードが受信される。該コードは、前記データ媒体を利用しようと試みている人物のIDを表す。前記第3の識別コードは、第2のユーザIDに対応する。このとき、例えば前記データ媒体のいずれの読み取り又は書き込みにも先立って、前記データ媒体を利用しようと試みている人物は、例えば前記メディア装置におけるディスプレイ等に示される情報によって、該人物のユーザID即ち前記第3の識別コードを供給することを要求される。
【0035】
前記データ媒体を利用しようと試みているユーザによって前記ユーザIDが供給されると、前記第3の識別コードは前記メディア装置に属するプロセッサによって受信される。
【0036】
前記第3の識別コードは勿論、(前記データ媒体の)正当な所有者を識別する(第1の)ユーザIDに対応する前記第2の識別コードと比較されることができる。このことは次のステップにおける可能性のひとつである。
【0037】
前のステップの例に続き、ユーザID即ち前記第3の識別コードはまた、再生制御のために利用されることができる。ユーザが正しいユーザID(即ち、実際には、前記データ媒体の正当な所有者を識別する前記第2のユーザID)を供給しなかった場合には、ステップ700における最終結果として再生が禁止される。全ての場合において、次のステップとして、アクセシビリティについての第2の情報が決定される。
【0038】
ステップ600において、前記アクセシビリティについての第2の情報が決定される。該決定は、前記第1、第2及び第3の識別コードのうちの1つと、前記アクセシビリティについての第1の情報とに基づく。前記アクセシビリティについての第2の情報は、以前の前記アクセシビリティについての第1の情報と同じ構造のものである。即ち該第2の情報は、同様に、「読み取り専用」即ちコンテンツが表示又は再生されることができるものを決定しても良いし、「書き込み専用」即ちコンテンツが記録されることのみができるものを決定しても良いし、又は完全なアクセスに対応する「読み取り及び書き込み可」を決定しても良いし、反対に「読み取り及び書き込み不可」即ちコンテンツが表示も再生もされず、前記データ媒体に記録されることも許可されていないものを決定しても良い。
【0039】
換言すれば、特に所定の前記第3の識別コードが前記第2の識別コードに等しくない場合、即ち試みているユーザが前記データ媒体(上のコンテンツ)の正当な所有者でない場合には、前記アクセシビリティについての第2の情報は、前記アクセシビリティについての第1の情報の制約されたバージョン、即ち制限された権利であっても良い。前記制限された権利はこのとき「読み取り専用」、「書き込み専用」又は「読み取り及び書き込み不可」であっても良い。後者の場合には、試みているユーザはコンテンツをデータ媒体から再生/表示することもできず、データ媒体に記録することもできない。
【0040】
本発明の一実施例においては、第2のアクセシビリティ情報が、前記第2の識別コード(第1のユーザID)と前記第3の識別コード(第2のユーザID)との間の関係を考慮に入れることにより決定されても良い。例えば第1のユーザと第2のユーザがユーザのコミュニティに属していて、該コミュニティにおいては各ユーザが制限されたアクセス権(第2のアクセシビリティ情報)を持ち得る。また例えば、1人又は数人のユーザが排他的な完全なアクセス権を持つ。例えば、該コミュニティに属さないユーザは、前記データ媒体へのアクセス権を一切持たないとすることも可能である。例として、家族のユーザに属するデータ媒体はまた、該家族の他の構成員によって同様な又は制限された態様でアクセスされても良い。
【0041】
本発明の一実施例においては、前記第1の識別コード(データ媒体のIDを与える。ステップ100において該媒体から読み取られる)が前記メディア装置にとって未知のものであると分かった場合に、該データ媒体は前記メディア装置と共に利用されることができない。即ちアクセス権が与えられない。このことは次いで、決定されたアクセシビリティについての第2の情報において反映され、即ち「読み取り及び書き込み不可」となる。
【0042】
前記所有者は、故意に最初に、例えば「読み取り専用」のような制限されたアクセス権のみが、最初に与えられるアクセシビリティについての第1の情報によって提供されたことを決定しても良い。従って、前記正しい第2及び第3の識別コードを供給する(即ちこれら識別コードが等しく供給される)ユーザ(自身)であっても、制限された権利「読み取り専用」に直面する。このことは勿論、次いで決定されるアクセシビリティについての第2の情報に反映される。
【0043】
一般に、前記アクセシビリティについての第2の情報の決定は、前記第1、第2及び第3の識別コード並びに前記アクセシビリティについての第1の情報に基づく。
【0044】
(前記データ媒体上のコンテンツの)元の創作者又はユーザの著作権又は所有権は、かくして安全なものとされる。
【0045】
ステップ700において、前記データ媒体に対する第1のアクセス権が提供される。このことは、前記アクセシビリティについての第2の情報に基づく。以前のステップから決定された前記アクセシビリティについての第2の情報は、ここで前記データ媒体に対する次の(第1の)アクセス権を提供する。即ち前記データ媒体は読み取られることのみが許可されるか、前記データ媒体は書き込まれることのみが許可されるか、前記データ媒体に対するアクセスが全く提供されないか、又は逆に全ての操作が許可される(即ち再生機能及び記録機能が試みられた場合にそれぞれ読み取り及び書き込みが許可される)。本分野においては知られているように、「書き込み」はデータ又はコンテンツを消去する権利を含む。なぜなら、消去は他のデータ又はコンテンツを代わりに書き込むこととして理解されることができるからである。
【0046】
記録又は再生を試みているユーザはこのとき、前記データ媒体への前記(第1の)アクセス権に従って該記録又は再生が可能であれば、該記録又は再生を許可される。可能でなければ、前記ユーザは、何が可能であるのかを該ユーザに通知する、表示されたメッセージを見ることになる。
【0047】
ユーザがDVDレコーダにおいて(前記データ媒体としてDVDに)記録しようと試みているが、「読み取り専用」のアクセス権しか持っていない(即ちこのアクセス権が前記データ媒体への該ユーザの決定された特定の第1のアクセス権である)と仮定すると、「あなたはこのDVDを再生することのみが許可されています。記録することはできません」又は同様のメッセージが、該ユーザに表示される。
【0048】
他の例として、他のユーザが該ユーザに属さないCDを再生しようと試みていること、即ち該CDを利用しようと試みている前記ユーザは該CDに対する権利を全く持っていないと仮定すると、「このCDはあなたのCDではないようです。一切アクセスすることができません」という(前記メディア装置としてのCDプレイヤからの)メッセージ又は同様のメッセージが、該ユーザに表示される。
【0049】
任意に、前記方法は更に以下の3つのステップを有する。
【0050】
ステップ800において、第2のパスワードが受信される。前記パスワードは、前記パスワードが前記メディア装置の現在のユーザによって供給されたときに、前記メディア装置に組み込まれたプロセッサによって受信される。
【0051】
セキュリティレベルの強化として、前記第2のパスワードは更に、次のステップにおけるように、前記アクセシビリティについての第2の情報の決定において考慮される。
【0052】
ステップ900において、前記アクセシビリティについての第2の情報が変更される。該変更は、前記第1のパスワード及び前記受信された第2のパスワードに基づく。新たに決定されたアクセシビリティについての第2の情報はまた勿論、以前のアクセシビリティについての第2の情報、及び前記第1のパスワードと前記第2のパスワードとの間の比較の結果に基づく。これらが等しい場合、前記アクセシビリティについての第2の情報は変更されないままであり、そうでなければ前記アクセシビリティについての第2の情報は、より少ない権利を提供するように、又は権利を提供しないように変更される。即ち前記変更された前記アクセシビリティについての第2の情報は、「読み取り及び書き込み禁止」即ち全くアクセス権がない旨を決定し得る。
【0053】
ステップ1000において、前記データ媒体への第2のアクセス権が提供される。このことは、前記変更された前記アクセシビリティについての第2の情報に基づく。該ステップはステップ700に対応する。即ちここでは前記第2のアクセス権は前記第1のアクセスの代わりに適用される。
【0054】
前のステップの例に続き、前記レコーダは、前記ユーザに対して、該ユーザが該ディスクに対する記録又は再生の権利を持っているか否かを決定するため、例えばユーザ特有のパスワード(例えばステップ800において述べたようなPINコード即ち前記第2のパスワード)を要求することによって質問することができる。該パスワードが全く供給されない場合又は正しく供給されない場合には、前記レコーダは該ディスクへの記録を禁止する、及び/又は前記レコーダは前記ディスクからの再生を禁止する。即ち前記第2のアクセス権は、非常に制限されたアクセス権を決定するか、又は更に前記データディスクに対してアクセス権がないと決定する。
【0055】
上述した3つの任意のステップによって、更なるセキュリティレベルが到達される。なぜなら、本発明の他の実施例よりも、多くのID、即ちパスワードとユーザIDとのセットが考慮され、殆どの権利を持つアクセスを提供するためにはそれぞれが(即ちセットごとに)等しい必要があるからである。
【0056】
対応して、所有者が元から完全なアクセス(即ち例えば「読み取り」及び「書き込み」のような全ての権利)を提供していた場合には(前記アクセシビリティについての第2の情報に等しいものであり得る、前記データ媒体上のコンテンツに関する前記アクセシビリティについての第1の情報に対応する)、これらの権利が依然として適用され得る。この場合には、コンテンツが前記データ媒体から再生されることもでき、また他のコンテンツが前記データ媒体に記録されることも許可される。このことは勿論、ユーザIDのセット及びパスワードのセットが要件を満たすように提供された場合、即ち各セットにおいて等しい場合に当てはまる。このことは勿論、実際には、前記所有者が該所有者自身のデータ媒体にアクセスしていることを示す。
【0057】
逆に、上述した3つの任意のステップによって、認可されていないユーザを阻止するために更なるセキュリティレベルが適用される。認可されていないユーザは、誤ったIDを供給することによって(即ち、それぞれ等しくない、供給されたパスワードとユーザIDとのセットによって)捉えられる。従って、データ媒体上のコンテンツに対して、非常に制限されたアクセスのみが提供される。即ち、制限されたアクセスのみが提供されるか、又は全くアクセスが提供されない。
【0058】
本発明は、ユーザ前記第2の識別コード、第3の識別コード等を供給する態様に制約されるものではなく、例えば顔認識、ユーザ音声識別、指紋認識のような、別のユーザ認識手法が、例えば指紋、音声入力等に基づくユーザIDを識別するためのデータを利用して、ユーザIDを自動的に決定するために利用されても良いことは留意されるべきである。
【0059】
本発明の一実施例においては、特定のデータ媒体にアクセスを試みた履歴が、前記メディア装置又は前記データ媒体自体に記録されても良い。このことは例えば、他のユーザによる前記媒体へのアクセスの履歴を、前記データ媒体へのアクセス権を持つユーザに通知するために、とりわけ有用である。
【0060】
図2は、メディア装置、データ媒体及びコンピュータ読み取り可能な媒体を示す。前記メディア装置は、図1の方法を実装する。参照番号20は前記メディア装置を示し、参照番号22は前記データ媒体を示し、参照番号23は前記コンピュータ読み取り可能な媒体を示す。前記コンピュータ読み取り可能な媒体には、プログラムコードを有する前記方法が保存される。
【0061】
参照番号21は、コンテンツを提供するメディアプロバイダを示しても良い。参照番号21は、1より多いメディアプロバイダを示しても良い。コンテンツは、TV番組のようなライブのコンテンツ、ビュー・オン・デマンド(view on demand)に利用可能なビデオ、インターネット上のインタラクティブなライブTV放送、インターネットTV、インターネットサイト、映画、ラジオ放送又は視聴されことによると続いて保存される(即ち、前記メディア装置における後の再生及び呈示のために適切なデータ媒体に記録される)ことができる他のいずれのコンテンツであっても良い。コンテンツはまた、プレーンテキスト(例えば記事、記述)、数字データ(例えばスプレッドシート)等のような、より単純な形式で供給されても良い。更なる技術用語で言うと、コンテンツは例えば、以下の群から選択された1以上のものを有する。
−画像及び音声信号を含むDVD MPEGプログラムストリーム、
−画像及び音声信号を含むBlu−Ray MPEG伝送ストリーム、
−CD音声信号、テキスト、スプレッドシートデータ、
−所定のディジタルオーディオフォーマット(例えばMP3、WMA、Real Audio(登録商標)、WAV等)、
−所定のディジタル映画フォーマット(例えばDivX(登録商標)、DVD/MPEG2、Avi、wmf、MOV、Real
Video(登録商標)等)、
−所定の画像フォーマット(例えばJPEG、GIF、BMP、TIFF等)、及び/又は
−前記装置に画像、記述及び/又は音声信号を供給せしめることが可能ないずれかのフォーマット(例えばG72x、aiff、real)。
【0062】
一般に、コンテンツは前記データ媒体に保存されることができるファイルに含まれる。
【0063】
参照番号24は、前記メディア装置のCPU又は処理装置を示しても良い。
【0064】
参照番号24は、参照番号25即ちデータベース又はメモリを、ユーザパスワード、ユーザID、前記データ媒体のID等のようなIDで更新する。加えて又は代替として、これらIDは前記データ媒体に書き込まれる。
【0065】
一般に、参照番号20は、ライブでコンテンツを呈示することができる、又は記録されたデータ媒体からコンテンツを呈示することができる装置を示しても良い。前記メディア装置は更にCPU又は他の処理装置を持っても良く、これにより種々のユーザ入力に応答し得る。ユーザの応答は入力手段(参照番号26)によって与えられても良い。前記入力手段はキーボード、マウス、リモートコントローラ、画面上のメニューにおけるクリックを用いるインタラクティブメニュー、ジョイスティック、単純な押しボタン、又はグラフィカル・ユーザ・インタフェース上の選択によるものであっても良い。該入力手段は例えば、ユーザパスワード、ユーザID等のような種々のIDを受信するために利用される。
【0066】
前記ユーザ入力は更に、例えばタイプされたコンテンツのような、コンテンツを生成するために利用されても良い。この場合においては、コンテンツは、ワードプロセッサアプリケーションからのテキスト、及び/又はスプレッドシートアプリケーションからのデータであっても良い。加えて、ユーザ入力はコンテンツを取得及び/又は操作するために利用されても良い。コンテンツは更に取得されても良い。即ち、或るデータ媒体から、他のデータ媒体(ことによると別のデータ媒体、即ち異なるタイプのデータ媒体)への起こり得る保存(記録)の前に読み取られても良い。
【0067】
参照番号27は、前記メディア装置の1以上のユーザを示す。前記ユーザは、呈示された及び/又は選択されたコンテンツを観る又は聴いても良い。更に、前記ユーザは、前記記録されたデータ媒体からコンテンツを再生又は該媒体にコンテンツを記録しようと試み得る。前の図において議論されたように、前記メディア装置は、前記記録されたデータ媒体からのコンテンツへのアクセスを制限又は提供し得る。また議論されたように、種々の識別コード(第1の、第2の、第3の)並びにアクセシビリティについての第1及び第2の情報アイテムが、前記データ媒体のアクセス権を決定するために利用される。前記入力手段は、前記識別コード及び情報アイテムが前記メディア装置のユーザによって供給されたときに、該識別コード及び情報アイテムを受信するために利用される。
【0068】
前記データ媒体は、例えば該データ媒体がDVD又はCDである場合については、参照番号29によって示されるトレイに配置される。前記媒体は、DVDプレイヤのようなメディア装置のトレイに配置される。他の例としては、前記データ媒体としてPCMCIAカードが、対応するホルダに接続される。前記ホルダは、前記メディア装置としてのパーソナルコンピュータに組み込まれていても良い。他の例としては、前記データ媒体としてUSBメモリ装置がUSBプラグに接続される。議論されたように、参照番号22は、参照番号29によって示された前記トレイ、ホルダ、プラグ等に一般に配置され、位置決めされ、又は接続された前記データ媒体を示す。
【0069】
参照番号28は、前記メディアプロバイダ21へのユーザ接続点を示す。該接続点は、TV又はラジオ用のアンテナのアウトレット、モデム若しくはADSL接続又は同様のインターネットへの接続、衛星受信器からのアンテナのアウトレット、TV及び/又はVCRへのSCART接続、付加的なUSBプラグ、Bluetooth(登録商標)又はIRインタフェース等であっても良い。
【0070】
一般に、前記データ媒体は、磁気テープ、光ディスク、ディジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)、コンパクトディスク(CDレコーダブル又はCDライタブル)、ミニディスク、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、スマートカード、PCMCIAカード、USBメモリ装置、VCRテープ、テープ等であっても良い。一般に、前記ハードディスクは、容易に着脱可能なものである。即ち例えば、データ(コンテンツ)を前記ハードディスクから読み取ることが可能な又は前記ハードディスクに書き込むことが可能な、他のパーソナルコンピュータ又は他の電子装置において容易に利用されることができるものである。同様のことは、他のデータ媒体のタイプの例にも当てはまる。
【0071】
対応して、前記データ媒体はコンテンツを種々の媒体、即ち例えばビデオカセットレコーダ(VCR)、テープレコーダ、パーソナル・ディジタル・アシスタント(PDA)、モバイル電話、テレビジョン、DVDプレイヤ、CDプレイヤ又はパーソナルコンピュータによって、該媒体から読み取らせ又は該媒体に書き込ませても良い。
【0072】
コンピュータ読み取り可能な媒体は、磁気テープ、光ディスク、ディジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)、コンパクトディスク(CDレコーダブル又はCDライタブル)、ミニディスク、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、スマートカード、PCMCIAカード等であっても良い。
【0073】
請求項において、括弧に挟まれたいずれの参照番号も、請求の範囲を限定するものとして解釈されるべきではない。動詞「有する(comprise)」及びその語形変化の利用は、請求項において記載されたもの以外の要素又はステップの存在を除外するものではない。要素又はステップに先行する不定冠詞「1つの(a又はan)」の利用は、複数のかような要素又はステップの存在を除外するものではない。
【0074】
本発明は、幾つかの別個の要素を有するハードウェアによって、及び適切にプログラムされたコンピュータによって実装されることができる。幾つかの手段を列記する装置請求項において、これらの手段の幾つかは同一のハードウェアのアイテムによって実施化されても良い。特定の手段が相互に異なる従属請求項に列挙されているという単なる事実は、これらの手段の組み合わせが有利に利用され得ないことを示すものではない。
【図面の簡単な説明】
【0075】
【図1】データ媒体にアクセスする方法を示す。
【図2】メディア装置、データ媒体及びコンピュータ読み取り可能な媒体を示す。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
データ媒体にアクセスする方法であって、前記方法は、
メディア装置において前記データ媒体を受容するステップと、
前記データ媒体が最初に受容されたときに、前記データ媒体のIDを表す第1の識別コードを割り当てる、又は前記データ媒体から前記第1の識別コードを読み取るステップと、
前記データ媒体上のコンテンツに関するアクセシビリティについての第1の情報と共に、前記データ媒体の所有者のIDを表す第2の識別コードを受信するステップと、
前記アクセシビリティについての第1の情報と共に前記第1及び第2の識別コードを保存し、任意に、前記所有者の第1のパスワードが受信された場合には前記第1のパスワードを保存するステップと、
前記データ媒体を利用しようと試みているユーザのIDを表す第3の識別コードを受信するステップと、
前記第1、第2及び第3の識別コードのうちの少なくとも1つに基づいて、及び前記アクセシビリティについての第1の情報に基づいて、アクセシビリティについての第2の情報を決定するステップと、
前記アクセシビリティについての第2の情報に基づいて、前記データ媒体への第1のアクセス権を提供するステップと、
を有する方法。
【請求項2】
第2のパスワードを受信するステップと、
前記第1のパスワード及び受信された前記第2のパスワードに基づいて、前記アクセシビリティについての第2の情報を変更するステップと、
前記変更されたアクセシビリティについての第2の情報に基づいて、前記データ媒体への第2のアクセス権を提供するステップと、
を更に有する、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記アクセシビリティについての第1の情報と共に前記第1及び第2の識別コードを保存するステップ、及び前記第1のパスワードを保存するステップは、前記メディア装置において、メモリ又はデータベースに及び/又は前記データ媒体に実行されることを特徴とする、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
前記コンテンツは群:
−画像及び音声信号を含むDVD MPEGプログラムストリーム、
−画像及び音声信号を含むBlu−Ray MPEG伝送ストリーム、
−CD音声信号、テキスト、スプレッドシートデータ、
−例えばMP3、WMA、Real Audio(登録商標)、WAV等のような、所定のディジタルオーディオフォーマット、
−例えばDivX(登録商標)、DVD/MPEG2、Avi、wmf、MOV、Real Video(登録商標)等のような、所定のディジタル映画フォーマット、
−例えばJPEG、GIF、BMP、TIFF等のような、所定の画像フォーマット、及び/又は
−例えばG72x、aiff、realのような、前記装置に画像、記述及び/又は音声信号を供給せしめることが可能ないずれかのフォーマット、
から選択された1以上のものを有することを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記アクセシビリティについての第1及び第2の情報のそれぞれは、「読み取り専用」、「書き込み専用」、「読み取り及び書き込み可」及び「読み取り及び書き込み不可」のうちの1つを有する、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記メディア装置は、ビデオカセットレコーダ、テープレコーダ、パーソナル・ディジタル・アシスタント、モバイル電話、テレビジョン、DVDプレイヤ若しくはレコーダ、CDプレイヤ若しくはレコーダ、又はパーソナルコンピュータであることを特徴とする、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記データ媒体は、磁気テープ、光ディスク、ディジタル・バーサタイル・ディスク、Blu−Rayディスク、コンパクトディスク(CDレコーダブル又はCDライタブル)、ミニディスク、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、スマートカード、PCMCIAカード、USBメモリ装置、ビデオカセットレコーダテープ又はテープであることを特徴とする、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
メディア媒体を受容する手段と、
前記データ媒体が最初に受容されたときに、前記データ媒体のIDを表す第1の識別コードを割り当てる、又は前記データ媒体から前記第1の識別コードを読み取る手段と、
前記データ媒体上のコンテンツに関するアクセシビリティについての第1の情報と共に、前記データ媒体の所有者のIDを表す第2の識別コードを受信する手段と、
前記アクセシビリティについての第1の情報と共に前記第1及び第2の識別コードを保存し、任意に、前記所有者の第1のパスワードが受信された場合には前記第1のパスワードを保存する手段と、
前記データ媒体を利用しようと試みているユーザのIDを表す第3の識別コードを受信する手段と、
前記第1、第2及び第3の識別コードのうちの少なくとも1つに基づいて、及び前記アクセシビリティについての第1の情報に基づいて、アクセシビリティについての第2の情報を決定する手段と、
前記アクセシビリティについての第2の情報に基づいて、前記データ媒体への第1のアクセス権を提供する手段と、
を有するメディア装置。
【請求項9】
第2のパスワードを受信する手段と、
前記第1のパスワード及び受信された前記第2のパスワードに基づいて、前記アクセシビリティについての第2の情報を変更する手段と、
前記変更されたアクセシビリティについての第2の情報に基づいて、前記データ媒体への第2のアクセス権を提供する手段と、
を更に有する、請求項8に記載のメディア装置。
【請求項10】
データ媒体であって、前記データ媒体のIDを表す第1の識別コードと、前記データ媒体上のコンテンツに関するアクセシビリティについての第1の情報と共に前記データ媒体の所有者のIDを表す第2の識別コードとを有し、これら識別コードは、前記データ媒体へ書き込み可能、及び前記データ媒体から読み取り可能であるデータ媒体。
【請求項11】
請求項1乃至7のいずれか一項に記載の方法を実行するためのコンピュータシステム。
【請求項12】
コンピュータプログラムであって、前記コンピュータプログラムがコンピュータ上で実行されるときに、請求項1乃至7のいずれか一項に記載の方法を実行するための、コンピュータ読み取り可能な媒体に保存されたプログラムコード手段を有するコンピュータプログラム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate


【公表番号】特表2007−501471(P2007−501471A)
【公表日】平成19年1月25日(2007.1.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−530792(P2006−530792)
【出願日】平成16年5月10日(2004.5.10)
【国際出願番号】PCT/IB2004/050623
【国際公開番号】WO2004/102362
【国際公開日】平成16年11月25日(2004.11.25)
【出願人】(590000248)コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ (12,071)
【氏名又は名称原語表記】Koninklijke Philips Electronics N.V.
【住所又は居所原語表記】Groenewoudseweg 1,5621 BA Eindhoven, The Netherlands
【Fターム(参考)】