説明

トリアゾロトリアジンおよびトリアゾロピラジンおよびそれらの使用

本発明は、置換トリアゾロトリアジン類およびトリアゾロピラジン類およびそれらの製造方法、および疾患、特に血液疾患、好ましくは白血球減少症および好中球減少症を処置および/または予防するための医薬の製造についてのそれらの使用に関するものである。


Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】

【化1】

[式中、
Uは、Nを表し、
Vは、CR12を表し、
Wは、Nを表し、
Aは、CR15を表すか、または
Uは、Nを表し、
Vは、Nを表し、
Wは、CR16を表し、
Aは、Nを表し、
上記において、
12は、水素、ヒドロキシル、アミノ、ヒドロキシカルボニル、アミノカルボニル、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、シアノ、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキルアミノ、C−C−アルキルカルボニル、C−C−アルコキシカルボニル、C−C−アルキルアミノカルボニル、C−C−アルキルカルボニルアミノ、C−C−アルキルスルホニルアミノ、5または6員ヘテロシクリルカルボニル、−CH13または−CHCH14であり、
上記のヘテロシクリルカルボニルは、1〜3個の置換基により置換されており、その置換基は、互いに独立して、ハロゲン、オキソ、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキルアミノ、C−C−アルキルカルボニル、C−C−アルコキシカルボニルおよびC−C−アルキルアミノカルボニルから成る群から選択されるものとし、
上記のアルコキシ、アルキルアミノ、アルキルカルボニル、アルコキシカルボニル、アルキルアミノカルボニル、アルキルカルボニルアミノおよびアルキルスルホニルアミノは、置換基により置換されていてもよく、その置換基は、ヒドロキシル、アミノ、ヒドロキシカルボニル、アミノカルボニル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキルアミノ、C−C−アルコキシカルボニル、C−C−アルキルアミノカルボニル、C−C−アルキルカルボニル−アミノ、5または6員ヘテロシクリルおよびフェニルから成る群から選択されるものとし、
上記のフェニルは、1〜3個の置換基により置換されていてもよく、その置換基は、互いに独立して、ハロゲン、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、アミノカルボニル、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキルアミノ、C−C−アルキルカルボニル、C−C−アルコキシカルボニル、C−C−アルキルアミノカルボニルおよびC−C−アルキルカルボニルアミノから成る群から選択されるものとし、
上記のヘテロシクリルは、1〜3個の置換基により置換されていてもよく、その置換基は、互いに独立して、ハロゲン、オキソ、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキルアミノ、C−C−アルキルカルボニル、C−C−アルコキシカルボニルおよびC−C−アルキルアミノカルボニルから成る群から選択されるものとし、
13は、ヒドロキシル、アミノ、シアノ、ヒドロキシカルボニル、アミノカルボニル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキルアミノ、C−C−アルコキシカルボニル、C−C−アルキルアミノカルボニル、C−C−アルキルカルボニルアミノまたは5または6員ヘテロシクリルを表し、
上記のアルコキシ、アルキルアミノ、アルコキシカルボニル、アルキルアミノカルボニルおよびアルキルカルボニルアミノは、置換基により置換されていてもよく、その置換基は、ヒドロキシル、アミノ、ヒドロキシカルボニル、アミノカルボニル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキルアミノ、C−C−アルコキシカルボニル、C−C−アルキルアミノカルボニルおよびC−C−アルキルカルボニルアミノから成る群から選択されるものとし、
上記のヘテロシクリルは、1〜3個の置換基により置換されていてもよく、その置換基は、互いに独立して、ハロゲン、オキソ、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキルアミノ、C−C−アルキルカルボニル、C−C−アルコキシカルボニルおよびC−C−アルキルアミノカルボニルから成る群から選択されるものとし、
14は、ヒドロキシル、アミノ、シアノ、ヒドロキシカルボニル、アミノカルボニル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキルアミノ、C−C−アルコキシカルボニル、C−C−アルキルアミノカルボニル、C−C−アルキルカルボニルアミノまたは5または6員ヘテロシクリルを表し、
上記のアルコキシ、アルキルアミノ、アルコキシカルボニル、アルキルアミノカルボニルおよびアルキルカルボニルアミノは、置換基により置換されていてもよく、その置換基は、ヒドロキシル、アミノ、ヒドロキシカルボニル、アミノカルボニル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキルアミノ、C−C−アルコキシカルボニル、C−C−アルキルアミノカルボニルおよびC−C−アルキルカルボニルアミノから成る群から選択されるものとし、
上記のヘテロシクリルは、1〜3個の置換基により置換されていてもよく、その置換基は、互いに独立して、ハロゲン、オキソ、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキルアミノ、C−C−アルキルカルボニル、C−C−アルコキシカルボニルおよびC−C−アルキルアミノカルボニルから成る群から選択されるものとし、
15は、水素、ハロゲン、シアノ、トリフルオロメチル、C−C−アルキル、メトキシ、メチルチオまたはシクロプロピルを表し、
16は、水素またはメチルを表すものとし、
は、式
【化2】

{式中、
*は、複素環への結合点であり、
nは、0または1の数であり、
Xは、NR10、SまたはOを表し、式中、R10は、水素、C−C−アルキルまたはシクロプロピルを表すものとし、
Yは、NR11またはSを表し、式中、R11は、水素、C−C−アルキルまたはシクロプロピルを表すものとし、
は、ピリド−2−イル、ピリミド−2−イル、2−アミノピリミド−4−イル、2−(モノ−C−C−アルキルアミノ)ピリミド−4−イル、2−(モノ−C−C−シクロアルキルアミノ)ピリミド−4−イル、ピリダジン−3(2H)−オン−6−イル、1,3−オキサゾール−2−イル、1,3−オキサゾール−4−イル、1,2,4−オキサジアゾール−3−イル、1,2,3−オキサジアゾール−4−イル、1,3−チアゾール−2−イル、1,3−チアゾール−4−イル、1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル、2,4−ジヒドロ−3H−1,2,4−トリアゾール−3−オン−5−イルまたは1,2−ピラゾール−5−イルを表し、
上記のピリド−2−イル、ピリミド−2−イル、1,3−オキサゾール−2−イル、1,3−オキサゾール−4−イル、1,3−チアゾール−2−イルおよび1,3−チアゾール−4−イルは、1または2個の置換基により置換されており、その置換基は、互いに独立して、ハロゲン、シアノ、ニトロ、アミノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、アミノカルボニル、トリフルオロメチルカルボニル、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキルアミノ、C−C−シクロアルキルアミノ、C−C−アルキルカルボニル、C−C−アルコキシカルボニル、C−C−アルキルアミノカルボニルおよびC−C−シクロアルキルカルボニルから成る群から選択されるものとし、
上記のアルキル、アルコキシ、アルキルアミノ、アルキルカルボニル、アルコキシカルボニル、アルキルアミノカルボニルおよびシクロアルキルカルボニルは、置換基により置換されていてもよく、その置換基は、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシル、アミノ、トリフルオロメチルおよびC−C−シクロアルキルから成る群から選択されるものとし、
上記の2−アミノピリミド−4−イル、2−(モノ−C−C−アルキルアミノ)ピリミド−4−イル、2−(モノ−C−C−シクロアルキルアミノ)ピリミド−4−イル、ピリダジン−3(2H)−オン−6−イル、1,2,4−オキサジアゾール−3−イル、1,2,3−オキサジアゾール−4−イル、1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル、2,4−ジヒドロ−3H−1,2,4−トリアゾール−3−オン−5−イルおよび1,2−ピラゾール−5−イルは、置換基により置換されていてもよく、その置換基は、ハロゲン、シアノ、ニトロ、アミノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、アミノカルボニル、トリフルオロメチルカルボニル、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキルアミノ、C−C−シクロアルキルアミノ、C−C−アルコキシカルボニル、C−C−アルキルアミノカルボニルおよびC−C−シクロアルキルカルボニルから成る群から選択されるものとし、
は、水素、C−C−アルキルまたはシクロプロピルを表し、
は、水素またはC−C−アルキルを表し、
は、水素、C−C−アルキルまたはシクロプロピルを表し、
は、水素またはC−C−アルキルを表し、
は、水素、C−C−アルキルまたはシクロプロピルを表し、
は、水素またはC−C−アルキルを表す}
で示される基を表し、
は、C−C10−アリールまたは5〜10員ヘテロアリールを表し、
上記のアリールおよびヘテロアリールは1〜3個の置換基により置換されていてもよく、その置換基は、互いに独立して、ヒドロキシル、ヒドロキシメチル、アミノ、ハロゲン、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、アミノカルボニル、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルコキシメチル、C−C−アルキルアミノ、C−C−アルキルアミノメチル、C−C−アルキルカルボニル、C−C−アルコキシカルボニル、C−C−アルキルアミノカルボニル、C−C−アルキルカルボニルアミノ、C−C−アルキルスルホニル、C−C−アルキルスルホニルアミノ、C−C−アルキルアミノスルホニル、フェニル、ベンジルオキシ、5または6員ヘテロシクリル、5または6員ヘテロシクリルカルボニル、5または6員ヘテロシクリルメチルおよび5または6員ヘテロアリールから成る群から選択され、
上記のフェニル、ベンジルオキシ、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルカルボニル、ヘテロシクリルメチルおよびヘテロアリールは、1〜3個の置換基により置換されていてもよく、その置換基は、互いに独立して、ハロゲン、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、アミノカルボニル、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキルアミノ、C−C−アルキルカルボニル、C−C−アルコキシカルボニル、C−C−アルキルアミノカルボニルおよびC−C−アルキルカルボニルアミノから成る群から選択されるものとし、
またはアリールにおける置換基のうちの2個は、それらが結合している炭素原子と一緒になって、1,3−ジオキソランまたは1,4−ジオキサンを形成する]
で示される化合物またはその塩うちの一つ、その溶媒和物またはその塩の溶媒和物。
【請求項2】
Uが、Nを表し、
Vが、CR12を表し、
Wが、Nを表し、
Aが、CR15を表すか、または
Uが、Nを表し、
Vが、Nを表し、
Wが、CR16を表し、
Aが、Nを表し、
上記において、
12が、水素、ヒドロキシカルボニル、アミノカルボニル、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキルアミノ、C−C−アルキルカルボニル、C−C−アルコキシカルボニル、C−C−アルキルアミノカルボニル、C−C−アルキルカルボニルアミノ、5または6員ヘテロシクリルカルボニル、−CH13または−CHCH14であり、
上記のヘテロシクリルカルボニルが、1〜3個の置換基により置換されていてもよく、その置換基は、互いに独立して、オキソ、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキルアミノ、C−C−アルキルカルボニル、C−C−アルコキシカルボニルおよびC−C−アルキルアミノカルボニルから成る群から選択されるものとし、
上記のアルコキシ、アルキルアミノ、アルキルカルボニル、アルコキシカルボニル、アルキルアミノカルボニルおよびアルキルカルボニルアミノは、置換基により置換されていてもよく、その置換基は、ヒドロキシル、アミノ、ヒドロキシカルボニル、アミノカルボニル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキルアミノおよび5または6員ヘテロシクリルから成る群から選択されるものとし、
上記のヘテロシクリルが、1または2個の置換基により置換されていてもよく、その置換基は、互いに独立して、オキソ、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキルアミノ、C−C−アルキルカルボニル、C−C−アルコキシカルボニルおよびC−C−アルキルアミノカルボニルから成る群から選択されるものとし、
13が、ヒドロキシル、アミノ、ヒドロキシカルボニル、アミノカルボニル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキルアミノ、C−C−アルコキシカルボニル、C−C−アルキルアミノカルボニル、C−C−アルキルカルボニルアミノまたは5または6員ヘテロシクリルを表し、
上記のアルコキシ、アルキルアミノ、アルコキシカルボニル、アルキルアミノカルボニルおよびアルキルカルボニルアミノが、置換基により置換されていてもよく、その置換基は、ヒドロキシル、アミノ、ヒドロキシカルボニル、アミノカルボニル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキルアミノ、C−C−アルコキシカルボニル、C−C−アルキルアミノカルボニルおよびC−C−アルキルカルボニルアミノから成る群から選択されるものとし、
上記のヘテロシクリルが、1または2個の置換基により置換されていてもよく、その置換基は、互いに独立して、オキソ、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキルアミノ、C−C−アルキルカルボニル、C−C−アルコキシカルボニルおよびC−C−アルキルアミノカルボニルから成る群から選択されるものとし、
14が、ヒドロキシル、アミノ、ヒドロキシカルボニル、アミノカルボニル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキルアミノ、C−C−アルコキシカルボニル、C−C−アルキルアミノカルボニル、C−C−アルキルカルボニルアミノまたは5または6員ヘテロシクリルを表し、
上記のアルコキシ、アルキルアミノ、アルコキシカルボニル、アルキルアミノカルボニルおよびアルキルカルボニルアミノが、置換基により置換されていてもよく、その置換基は、ヒドロキシル、アミノ、ヒドロキシカルボニル、アミノカルボニル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキルアミノ、C−C−アルコキシカルボニル、C−C−アルキルアミノカルボニルおよびC−C−アルキルカルボニルアミノから成る群から選択されるものとし、
上記のヘテロシクリルが、1または2個の置換基により置換されていてもよく、その置換基は、互いに独立して、オキソ、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキルアミノ、C−C−アルキルカルボニル、C−C−アルコキシカルボニルおよびC−C−アルキルアミノカルボニルから成る群から選択されるものとし、
15が、水素、ハロゲン、シアノまたはトリフルオロメチルを表し、
16が、水素またはメチルを表すものとし、
が、式
【化3】

{式中、
*は、複素環への結合点であり、
nは、0または1の数であり、
Xは、NR10、SまたはOを表し、式中、R10は、水素またはメチルを表すものとし、
Yは、NR11またはSを表し、式中、R11は、水素またはメチルを表すものとし、
は、ピリド−2−イル、ピリミド−2−イル、2−アミノピリミド−4−イル、1,3−オキサゾール−2−イル、1,3−オキサゾール−4−イル、1,2,4−オキサジアゾール−3−イル、1,2,3−オキサジアゾール−4−イル、1,3−チアゾール−2−イルまたは1,3−チアゾール−4−イルを表し、
上記のピリド−2−イル、ピリミド−2−イル、1,3−オキサゾール−2−イル、1,3−オキサゾール−4−イル、1,3−チアゾール−2−イルおよび1,3−チアゾール−4−イルは、1または2個の置換基により置換されており、その置換基は、互いに独立して、ハロゲン、シアノ、ニトロ、アミノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、アミノカルボニル、トリフルオロメチルカルボニル、メチル、エチル、メトキシ、エトキシ、C−C−アルキルアミノ、メチルカルボニル、エチルカルボニル、シクロプロピルカルボニル、メトキシカルボニルおよびエトキシカルボニルから成る群から選択されるものとし、
上記の2−アミノピリミド−4−イル、1,2,4−オキサジアゾール−3−イルおよび1,2,3−オキサジアゾール−4−イルは、置換基により置換されていてもよく、その置換基は、ハロゲン、シアノ、ニトロ、アミノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、アミノカルボニル、トリフルオロメチルカルボニル、メチル、エチル、メトキシ、エトキシ、C−C−アルキルアミノ、メチルカルボニル、エチルカルボニル、シクロプロピルカルボニル、メトキシカルボニルおよびエトキシカルボニルから成る群から選択されるものとし、
は、水素またはメチルを表し、
は、水素またはメチルを表し、
は、水素またはメチルを表し、
は、水素またはメチルを表し、
は、水素またはメチルを表し、
は、水素またはメチルを表す}
で示される基を表し、
が、C−C10−アリール、チエニル、フリル、ピロリル、チアゾリル、オキサゾリル、オキサジアゾリル、ピラゾリル、イミダゾリル、ピリジル、ピリミジル、ピリダジニル、ピラジニル、インドリル、インダゾリル、キノリニル、ベンゾフラニルまたはベンゾオキサゾリルを表し、
上記のアリール、チエニル、フリル、ピロリル、チアゾリル、オキサゾリル、オキサジアゾリル、ピラゾリル、イミダゾリル、ピリジル、ピリミジル、ピリダジニル、ピラジニル、インドリル、インダゾリル、キノリニル、ベンゾフラニルおよびベンゾオキサゾリルは、1〜3個の置換基により置換されていてもよく、その置換基は、互いに独立して、ヒドロキシル、ヒドロキシメチル、アミノ、ハロゲン、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、アミノカルボニル、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルコキシメチル、C−C−アルキルアミノ、C−C−アルキルアミノメチル、C−C−アルキルカルボニル、C−C−アルコキシカルボニル、C−C−アルキルアミノカルボニル、C−C−アルキルカルボニルアミノ、C−C−アルキルスルホニル、C−C−アルキルスルホニルアミノ、C−C−アルキルアミノスルホニル、フェニル、ベンジルオキシ、5または6員ヘテロシクリル、5または6員ヘテロシクリルカルボニル、5または6員ヘテロシクリルメチルおよび5または6員ヘテロアリールから成る群から選択され、
上記のフェニル、ベンジルオキシ、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルカルボニル、ヘテロシクリルメチルおよびヘテロアリールが、1〜3個の置換基により置換されていてもよく、その置換基は、互いに独立して、ハロゲン、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、アミノカルボニル、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキルアミノ、C−C−アルキルカルボニル、C−C−アルコキシカルボニル、C−C−アルキルアミノカルボニルおよびC−C−アルキルカルボニルアミノから成る群から選択されるものとする
ことを特徴とする、請求項1記載の化合物またはその塩、その溶媒和物もしくはその塩の溶媒和物のうちの一つ。
【請求項3】
Uが、Nを表し、
Vが、CR12を表し、
Wが、Nを表し、
Aが、CR15を表すか、または
Uが、Nを表し、
Vが、Nを表し、
Wが、CR16を表し、
Aが、Nを表し、
上記において、
12が、水素、ヒドロキシカルボニル、アミノカルボニル、メチル、エチル、C−C−アルキルカルボニル、C−C−アルコキシカルボニル、C−C−アルキルアミノカルボニル、C−C−アルキルカルボニルアミノ、ピロリジニルカルボニル、ピペリジニルカルボニル、ピペラジニルカルボニル、モルホリニルカルボニルまたは−CH13であり、
上記のピロリジニルカルボニル、ピペリジニルカルボニル、ピペラジニルカルボニルおよびモルホリニルカルボニルが、1または2個の置換基により置換されていてもよく、その置換基は、互いに独立して、オキソ、メチルおよびエチルから成る群から選択されるものとし、
上記のアルキルカルボニル、C−C−アルコキシカルボニルおよびC−C−アルキルアミノカルボニルは、置換基により置換されていてもよく、その置換基は、ヒドロキシル、アミノ、C−C−アルキルアミノ、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニルおよびモルホリニルから成る群から選択されるものとし、
上記のピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニルおよびモルホリニルが、1または2個の置換基により置換されていてもよく、その置換基は、互いに独立して、オキソ、メチルおよびエチルから成る群から選択されるものとし、
13が、ヒドロキシル、アミノ、ヒドロキシカルボニル、アミノカルボニル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキルアミノ、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニルまたはモルホリニルを表し、
上記のピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニルおよびモルホリニルが、1または2個の置換基により置換されていてもよく、その置換基は、互いに独立して、オキソ、メチルおよびエチルから成る群から選択されるものとし、
15が、水素を表し、
16が、水素を表すものとし、
が、式
【化4】

(式中、
*は、複素環への結合点であり、
nは、0の数を表し、
Xは、NR10を表し、式中、R10は、水素を表すものとし、
Yは、NR11を表し、式中、R11は、水素を表すものとし、
は、ピリド−2−イル、ピリミド−2−イル、2−アミノピリミド−4−イル、1,3−チアゾール−2−イルまたは1,3−チアゾール−4−イルを表し、
上記のピリド−2−イル、ピリミド−2−イル、1,3−チアゾール−2−イルおよび1,3−チアゾール−4−イルは、1または2個の置換基により置換されており、その置換基は、互いに独立して、フッ素、塩素、シアノ、ニトロ、アミノ、トリフルオロメチルおよびトリフルオロメチルカルボニルから成る群から選択されるものとし、
上記の2−アミノピリミド−4−イルは、置換基により置換されていてもよく、その置換基は、フッ素、塩素、シアノ、ニトロ、アミノ、トリフルオロメチルおよびトリフルオロメチルカルボニルから成る群から選択されるものとし、
は、水素を表し、
は、水素またはメチルを表し、
は、水素を表し、
は、水素またはメチルを表し、
は、水素を表し、
は、水素またはメチルを表す)
で示される基を表し、
が、フェニル、チエニル、ピラゾリルまたはピリジルを表し、
上記のフェニル、チエニル、ピラゾリルおよびピリジルが、1または2個の置換基により置換されていてもよく、その置換基は、互いに独立して、ハロゲン、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、アミノカルボニル、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルコキシカルボニル、C−C−アルキルアミノカルボニル、ピロリジニル、ピペリジニル、モルホリニルおよびモルホリニルカルボニルから成る群から選択されるものとする
ことを特徴とする、請求項1または2記載の化合物またはその塩、その溶媒和物もしくはその塩の溶媒和物のうちの一つ。
【請求項4】
Uが、Nを表し、
Vが、CR12を表し、
Wが、Nを表し、
Aが、CR15を表すか、または
Uが、Nを表し、
Vが、Nを表し、
Wが、CR16を表し、
Aが、Nを表し、
上記において、
12が、水素、ヒドロキシカルボニル、メチル、エチル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、C−C−アルキルアミノカルボニル、ピペリジニルカルボニルまたはモルホリニルカルボニルであり、
上記のピペリジニルカルボニルおよびモルホリニルカルボニルが、置換基により置換されていてもよく、その置換基は、メチルおよびエチルから成る群から選択されるものとし、
上記のC−C−アルキルアミノカルボニルが、置換基により置換されていてもよく、その置換基は、C−C−アルキルアミノ、ピペラジニルおよびモルホリニルから成る群から選択されるものとし、
上記のピペラジニルおよびモルホリニルが、置換基により置換されていてもよく、その置換基は、メチルおよびエチルから成る群から選択されるものとし、
15が、水素を表し、
16が、水素を表すものとし、
が、式
【化5】

[式中、
*は、複素環への結合点であり、
nは、0の数を表し、
Xは、NR10を表し、式中、R10は、水素を表すものとし、
Yは、NR11を表し、式中、R11は、水素を表すものとし、
は、式
【化6】

(式中、
#はYへの結合点であり、
Lは、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチルまたはトリフルオロメチルカルボニルを表し、
Mは、水素またはアミノを表す)
で示される基を表し、
は、水素を表し、
は、水素またはメチルを表し、
は、水素を表し、
は、水素またはメチルを表し、
は、水素を表し、
は、水素を表す]
で示される基を表し、
が、フェニルを表し、
このフェニルが、1または2個の置換基により置換されていてもよく、その置換基は、互いに独立して、フッ素、塩素、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、C−C−アルキル、メトキシ、メトキシカルボニルおよびエトキシカルボニルから成る群から選択されるものとする
ことを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の化合物またはその塩、その溶媒和物もしくはその塩の溶媒和物のうちの一つ。
【請求項5】
Uが、Nを表し、
Vが、CR12を表し、
Wが、Nを表し、
Aが、CR15を表すか、または
Uが、Nを表し、
Vが、Nを表し、
Wが、CR16を表し、
Aが、Nを表し、
上記において、
12が、水素を表し、
15が、水素を表し、
16が、水素を表すものとし、
が、式
【化7】

[式中、
*は、複素環への結合点であり、
nは、0の数を表し、
Xは、NR10を表し、式中、R10は、水素を表すものとし、
Yは、NR11を表し、式中、R11は、水素を表すものとし、
は、式
【化8】

(式中、
#はYへの結合点であり、
Lはシアノを表し、
Mは水素を表すか、または
Lは、シアノ、ニトロまたはトリフルオロメチルカルボニルを表し、
Mは、アミノを表す)
で示される基を表し、
は、水素を表し、
は、水素を表し、
は、水素を表し、
は、水素を表し、
は、水素を表し、
は、水素を表す]
で示される基を表し、
が、フェニルを表し、
このフェニルが、1または2個の置換基により置換されており、その置換基は、互いに独立して、フッ素、塩素およびトリフルオロメチルから成る群から選択されるものとする
ことを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の化合物またはその塩、その溶媒和物もしくはその塩の溶媒和物のうちの一つ。
【請求項6】
請求項1記載の式(I)で示される化合物またはその塩、その溶媒和物もしくはその塩の溶媒和物のうちの一つの製造方法であって、

【化9】

(式中、A、U、V、WおよびRは請求項1記載の意味を有し、
は、ハロゲン、好ましくは塩素またはフッ素を表す)
で示される化合物を、式
−H (III)
(式中、Rは請求項1記載の意味を有する)
で示される化合物と反応させることを特徴とする方法。
【請求項7】
疾患を処置および/または予防するための請求項1〜5のいずれかに記載の化合物。
【請求項8】
疾患を処置および/または予防するための医薬の製造を目的とする、請求項1〜5のいずれかに記載の化合物の使用。
【請求項9】
血液疾患を処置および/または予防するための医薬の製造を目的とする、請求項1〜5のいずれかに記載の化合物の使用。
【請求項10】
不活性で非毒性の医薬上許容される補助薬と組み合わせて請求項1〜5のいずれかに記載の化合物を含む医薬。
【請求項11】
血液疾患を処置および/または予防するための請求項10記載の医薬。
【請求項12】
請求項1〜5のいずれかに記載の少なくとも1種の化合物、請求項10記載の医薬または請求項8または9により得られた医薬の治療有効量を投与することによる、ヒトおよび動物における血液疾患の処置方法。
【請求項13】
骨髄および/または末梢血からの成体造血幹細胞の有効な生体外増幅および/または臍帯血からの胚性幹細胞の生体外増幅を目的とする、請求項1〜5のいずれかに記載の化合物の使用。
【請求項14】
請求項1〜5のいずれかに記載の化合物の有効量を加えることを特徴とする、骨髄および/または末梢血からの成体造血幹細胞の生体外増幅および/または臍帯血からの胚性幹細胞の生体外増幅のための方法。

【公表番号】特表2011−506364(P2011−506364A)
【公表日】平成23年3月3日(2011.3.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−537294(P2010−537294)
【出願日】平成20年12月4日(2008.12.4)
【国際出願番号】PCT/EP2008/010279
【国際公開番号】WO2009/074259
【国際公開日】平成21年6月18日(2009.6.18)
【出願人】(507113188)バイエル・シェーリング・ファルマ・アクチェンゲゼルシャフト (141)
【氏名又は名称原語表記】Bayer Schering Pharma Aktiengesellschaft
【Fターム(参考)】