説明

ナトリウムチャンネルブロッカーとしての、アリール−結合−アリール置換された、チアゾリジン−ジオンおよびオキサゾリジン−ジオン

アリール−結合−アリールチアゾリジン−ジオンおよびアリール−結合−アリールオキサゾリジン−ジオン化合物は、ナトリウムチャンネルブロッカーであり、有効量のアリール−結合−アリールチアゾリジン−ジオンおよびアリール−結合−アリールオキサゾリジン−ジオン化合物と、製薬上許容される担体とを含む薬剤組成物、ならびに有効量のアリール−結合−アリールチアゾリジン−ジオンおよびアリール−結合−アリールオキサゾリジン−ジオン化合物の投与による、急性疼痛、慢性疼痛、内臓性疼痛、炎症性疼痛、または神経因性疼痛、ならびに過敏性大腸症候群、クローン病、癲癇、部分および全身性強直発作、多発性硬化症、双極性鬱病、および頻脈性不整脈の治療方法が記載されている。


Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ナトリウムチャンネルをブロックする必要のある患者に、有効量の、式(IA)または(IB)によって表される化合物:
【化1】

またはその製薬上許容される塩を投与することを含む、前記患者におけるナトリウムチャンネルをブロックする方法
[式中、
Xは−S−、または−O−であり;
は水素、場合によって1〜6個の独立したハロゲン、−CN、−NO、−C1〜4アルキル、−O−C1〜4アルキル、−N(C0〜4アルキル)(C0〜4アルキル)、−C0〜4アルキル−CO−O(C0〜4アルキル)、−(C0〜4アルキル)−NH−CO−O(C0〜4アルキル)、−(C0〜4アルキル)−CO−N(C0〜4アルキル)(C0〜4アルキル)、−S(C0〜4アルキル)、−S(O)(C1〜4アルキル)、−SO(C1〜4アルキル)、−SON(C0〜4アルキル)(C0〜4アルキル)または−NHSO(C1〜4アルキル)置換基で置換されていてもよい、−C1〜4アルキル、−C1〜4アルキル−N(C0〜4アルキル)(C0〜4アルキル)、−C0〜4アルキル−CO−N−(C0〜4アルキル)(C0〜4アルキル)、−C0〜4アルキル−CO−O(C0〜4アルキル)、−C1〜4アルキル−ピペリジニル、−C1〜4アルキル−モルホリニル、−C1〜4アルキル−ピロリジニル、−C1〜4アルキル−アリール、−C1〜4アルキル−アリール−アリールであり;
は−C0〜4アルキルであり;
Arはフェニル、ピリジル、ピリミジニル、フリル、チエニル、ピロリル、イミダゾリル、トリアゾリル、ピラゾリル、チアゾリル、イソキサゾリル、オキサゾリル、オキサジアゾリル、インドリル、ナフチル、キノリニル、イソキノリニル、キノキサリニル、ベンゾフリル、ジベンゾフリル、ベンズチエニル、ベンゾキサゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンズイミダゾリル、ピリドイミダゾリル、ピリミドイミダゾリル、ピリドピラゾリルまたはピラゾロピリミジニルであり、そのいずれも、場合によって、1〜4個の独立した、i)ハロゲン、ii)−CN、iii)−NO、iv)−CHO、v)−O−C1〜4アルキル、vi)−N(C0〜4アルキル)(C0〜4アルキル)、vii)−C0〜4アルキル−CO−O(C0〜4アルキル)、viii)−(C0〜4アルキル)−NH−CO−O(C0〜4アルキル)、ix)−(C0〜4アルキル)−CO−N(C0〜4アルキル)(C0〜4アルキル)、x)−S(C0〜4アルキル)、xi)−S(O)(C1〜4アルキル)、xii)−SO(C1〜4アルキル)、xiii)−SON(C0〜4アルキル)(C0〜4アルキル)、xiv)−NHSO(C1〜4アルキル)、xv)場合によって、1〜6個の独立した、−CHO、−O−C1〜4アルキル、アリール、アリールオキシ−、−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)、−N(C0〜6アルキル)−C(O)−(C0〜6アルキル)、−OPO(OH)O、−OSO−M、−O−CO(C1〜3アルキル)CO−M、−O−CO−(C1〜6アルキル)−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)、−O−C(O)−C0〜6アルキル、−N(C0〜6アルキル)−C(O)−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)、−O−C(O)−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)、−C(O)−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)で置換されていてもよい、−C1〜10アルキル、xvi)場合によって、1〜6個の独立した、−CHO、アリール、アリールオキシ、−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)、−N(C0〜6アルキル)−C(O)−(C0〜6アルキル)、−OPO(OH)O、−OSO−M、−O−CO(C1〜3アルキル)CO−M、−O−CO−(C1〜6アルキル)−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)、−O−C(O)−C0〜6アルキル、−N(C0〜6アルキル)−C(O)−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)、−O−C(O)−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)、−C(O)−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)で置換されていてもよい、1個または複数のアルキル炭素が−N(C0〜6アルキル)−、−O−、−S(O)1〜2−、−O−C(O)−、−C(O)−O−、−C(O)−N(C0〜6アルキル)−、−N(C0〜6アルキル)−C(O)−、−N(C0〜6アルキル)−C(O)−N(C0〜6アルキル)−、−C(O)−、−CH(OH)−、−C=C−、−C≡C−で置換されている、−C1〜10アルキル、xvii)−S(O)1〜2−(C1〜6アルキル)−、xviii)−C0〜4アルキルC3〜6シクロアルキルまたはxix)−C0〜4アルキル−O−C(O)−C0〜4アルキル置換基で置換されていてもよく、あるいは、いずれか2個の置換基が場合によって結合して、1個または2個の環原子が酸素原子であり、残りの環原子が炭素である、5、6または7個の環原子を有する飽和環を形成していてもよく;
Arはフェニル、ピリジル、ピリミジニル、フリル、チエニル、ピロリル、イミダゾリル、トリアゾリル、ピラゾリル、チアゾリル、イソキサゾリル、オキサゾリル、オキサジアゾリル、インドリル、ナフチル、キノリニル、イソキノリニル、キノキサリニル、ベンゾフリル、ジベンゾフリル、ベンズチエニル、ベンゾキサゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンズイミダゾリル、ピリドイミダゾリル、ピリミドイミダゾリル、ピリドピラゾリルまたはピラゾロピリミジニルであり、そのいずれも場合によって、1〜5個の独立した、i)ハロゲン、ii)−CN、iii)−NO、iv)−CHO、v)−O−C1〜4アルキル、vi)−N(C0〜4アルキル)(C0〜4アルキル)、vii)−C0〜4アルキル−CO−O(C0〜4アルキル)、viii)−(C0〜4アルキル)−NH−CO−O(C0〜4アルキル)、ix)−(C0〜4アルキル)−CO−N(C0〜4アルキル)(C0〜4アルキル)、x)−S(C0〜4アルキル)、xi)−S(O)(C1〜4アルキル)、xii)−SO(C1〜4アルキル)、xiii)−SON(C0〜4アルキル)(C0〜4アルキル)、xiv)−NHSO(C1〜4アルキル)、xv)場合によって、1〜6個の独立した、−CHO、−O−C1〜4アルキル、アリール、アリールオキシ−、−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)、−N(C0〜6アルキル)−C(O)−(C0〜6アルキル)、−OPO(OH)O、−OSO−M、−O−CO(C1〜3アルキル)CO−M、−O−CO−(C1〜6アルキル)−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)、−O−C(O)−C0〜6アルキル、−N(C0〜6アルキル)−C(O)−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)、−O−C(O)−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)、−C(O)−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)で置換されていてもよい、−C1〜10アルキル、xvi)場合によって、1〜6個の独立した、−CHO、アリール、アリールオキシ、−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)、−N(C0〜6アルキル)−C(O)−(C0〜6アルキル)、−OPO(OH)O、−OSO−M、−O−CO(C1〜3アルキル)CO−M、−O−CO−(C1〜6アルキル)−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)、−O−C(O)−C0〜6アルキル、−N(C0〜6アルキル)−C(O)−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)、−O−C(O)−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)、−C(O)−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)で置換されていてもよい、1個または複数のアルキル炭素が−N(C0〜6アルキル)−、−O−、−S(O)1〜2−、−O−C(O)−、−C(O)−O−、−C(O)−N(C0〜6アルキル)−、−N(C0〜6アルキル)−C(O)−、−N(C0〜6アルキル)−C(O)−N(C0〜6アルキル)−、−C(O)−、−CH(OH)−、−C=C−、−C≡C−で置換されている、−C1〜10アルキル、xvii)−S(O)1〜2−(C1〜6アルキル)−、xviii)−C0〜4アルキルC3〜6シクロアルキルまたはxix)−C0〜4アルキル−O−C(O)−C0〜4アルキル置換基で置換されていてもよく、あるいは、いずれか2個の置換基が場合によって結合して、1個または2個の環原子が酸素原子であり、残りの環原子が炭素である、5、6または7個の環原子を有する飽和環を形成していてもよく;
Aは−O−、−S−、−CH−、−N(C0〜4アルキル)であるか、または存在せず、
アリールは、独立に、フェニル、ピリジル、ピリミジニル、フリル、チエニル、ピロリル、イミダゾリル、トリアゾリル、ピラゾリル、チアゾリル、イソキサゾリル、オキサゾリル、オキサジアゾリル、インドリル、ナフチル、キノリニル、イソキノリニル、キノキサリニル、ベンゾフリル、ジベンゾフリル、ベンズチエニル、ベンゾキサゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンズイミダゾリル、ピリドイミダゾリル、ピリミドイミダゾリル、ピリドピラゾリルまたはピラゾロピリミジニルであり、そのいずれも、場合によって、1〜6個の独立した、i)ハロゲン、ii)−CN、iii)−NO、iv)−CHO、v)−O−C1〜4アルキル、vi)−N(C0〜4アルキル)(C0〜4アルキル)、vii)−C0〜4アルキル−CO−O(C0〜4アルキル)、viii)−(C0〜4アルキル)−NH−CO−O(C0〜4アルキル)、ix)−(C0〜4アルキル)−CO−N(C0〜4アルキル)(C0〜4アルキル)、x)−S(C0〜4アルキル)、xi)−S(O)(C1〜4アルキル)、xii)−SO(C1〜4アルキル)、xiii)−SON(C0〜4アルキル)(C0〜4アルキル)、xiv)−NHSO(C1〜4アルキル)、xv)場合によって、1〜6個の独立した、−CHO、−O−C1〜4アルキル、アリール、アリールオキシ−、−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)、−N(C0〜6アルキル)−C(O)−(C0〜6アルキル)、−OPO(OH)O、−OSO−M、−O−CO(C1〜3アルキル)CO−M、−O−CO−(C1〜6アルキル)−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)、−O−C(O)−C0〜6アルキル、−N(C0〜6アルキル)−C(O)−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)、−O−C(O)−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)、−C(O)−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)で置換されていてもよい、−C1〜10アルキル、xvi)場合によって、1〜6個の独立した、−CHO、アリール、アリールオキシ、−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)、−N(C0〜6アルキル)−C(O)−(C0〜6アルキル)、−OPO(OH)O、−OSO−M、−O−CO(C1〜3アルキル)CO−M、−O−CO−(C1〜6アルキル)−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)、−O−C(O)−C0〜6アルキル、−N(C0〜6アルキル)−C(O)−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)、−O−C(O)−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)、−C(O)−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)で置換されていてもよい、1個または複数のアルキル炭素が−N(C0〜6アルキル)−、−O−、−S(O)1〜2−、−O−C(O)−、−C(O)−O−、−C(O)−N(C0〜6アルキル)−、−N(C0〜6アルキル)−C(O)−、−N(C0〜6アルキル)−C(O)−N(C0〜6アルキル)−、−C(O)−、−CH(OH)−、−C=C−、−C≡C−で置換されている、−C1〜10アルキル、xvii)−S(O)1〜2−(C1〜6アルキル)−、xviii)−C0〜4アルキルC3〜6シクロアルキルまたはxix)−C0〜4アルキル−O−C(O)−C0〜4アルキル置換基で置換されていてもよく、あるいは、いずれか2個の置換基が場合によって結合して、1個または2個の環原子が酸素原子であり、残りの環原子が炭素である、5、6または7個の環原子を有する飽和環を形成してもよく;
はアンモニウム、ナトリウム、リチウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、ジシクロヘキシルアミン、N−メチル−D−グルカミン、アルギニンまたはリジンであり、
アルキルはいずれも、場合によって、1〜6個の独立したハロゲン、フェニル、ナフチル、−N(C0〜4アルキル)(C0〜4アルキル)、−C(O)−O(C0〜4アルキル)、−CN、−NH−C(O)−O(C0〜4アルキル)、−S(C0〜4アルキル)、−NHSO(C0〜4アルキル)(C0〜4アルキル)または−SON(C0〜4アルキル)(C0〜4アルキル)置換基で置換されていてもよい]。
【請求項2】
ナトリウムチャンネルをブロックする必要のある患者に、有効量の、式(IIA)または(IIB)で表される化合物:
【化2】

またはその製薬上許容される塩を投与することを含む、前記患者おけるナトリウムチャンネルをブロックする方法
[式中、
Xは−S−または−O−であり、
は−C0〜4アルキルであり、
Arはフェニル、ピリジル、ピリミジニル、フリル、チエニル、ピロリル、イミダゾリル、トリアゾリル、ピラゾリル、チアゾリル、イソキサゾリル、オキサゾリル、オキサジアゾリル、インドリル、ナフチル、キノリニル、イソキノリニル、キノキサリニル、ベンゾフリル、ジベンゾフリル、ベンズチエニル、ベンゾキサゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンズイミダゾリル、ピリドイミダゾリル、ピリミドイミダゾリル、ピリドピラゾリルまたはピラゾロピリミジニルであり、場合によって、1〜5個の独立した、i)ハロゲン、ii)−CN、iii)−NO、iv)−CHO、v)−O−C1〜4アルキル、vi)−N(C0〜4アルキル)(C0〜4アルキル)、vii)−C0〜4アルキル−CO−O(C0〜4アルキル)、viii)−(C0〜4アルキル)−NH−CO−O(C0〜4アルキル)、ix)−(C0〜4アルキル)−CO−N(C0〜4アルキル)(C0〜4アルキル)、x)−S(C0〜4アルキル)、xi)−S(O)(C1〜4アルキル)、xii)−SO(C1〜4アルキル)、xiii)−SON(C0〜4アルキル)(C0〜4アルキル)、xiv)−NHSO(C1〜4アルキル)、xv)場合によって、1〜6個の独立した、−CHO、−O−C1〜4アルキル、アリール、アリールオキシ−、−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)、−N(C0〜6アルキル)−C(O)−(C0〜6アルキル)、−OPO(OH)O、−OSO−M、−O−CO(C1〜3アルキル)CO−M、−O−CO−(C1〜6アルキル)−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)、−O−C(O)−C0〜6アルキル、−N(C0〜6アルキル)−C(O)−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)、−O−C(O)−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)、−C(O)−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)で置換されていてもよい、−C1〜10アルキル、xvi)場合によって、1〜6個の独立した、−CHO、アリール、アリールオキシ−、−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)、−N(C0〜6アルキル)−C(O)−(C0〜6アルキル)、−OPO(OH)OM+、−OSO−M、−O−CO(C1〜3アルキル)CO−M、−O−CO−(C1〜6アルキル)−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)、−O−C(O)−C0〜6アルキル、−N(C0〜6アルキル)−C(O)−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)、−O−C(O)−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)、−C(O)−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)で置換されていてもよい、1個または複数のアルキル炭素が−N(C0〜6アルキル)−、−O−、−S(O)1〜2−、−O−C(O)−、−C(O)−O−、−C(O)−N(C0〜6アルキル)−、−N(C0〜6アルキル)−C(O)−、−N(C0〜6アルキル)−C(O)−N(C0〜6アルキル)−、−C(O)−、−CH(OH)−、−C=C−、−C≡C−で置換されている、−C1〜10アルキル、xvii)−S(O)1〜2−(C1〜6)アルキル−、xviii)−C0〜4アルキルC3〜6シクロアルキルまたはxix)−C0〜4アルキル−O−C(O)−C0〜4アルキル置換基で置換されていてもよく、あるいは、いずれか2個の置換基が場合によって結合して、1個または2個の環原子が酸素原子であり、残りの環原子が炭素である、5、6または7個の環原子を有する飽和環を形成していてもよく;
あるいは、場合によって、Arの置換基のうちの1個がArであり、Arがフェニル、ピリジル、ピリミジニル、フリル、チエニル、ピロリル、イミダゾリル、トリアゾリル、ピラゾリル、チアゾリル、イソキサゾリル、オキサゾリル、オキサジアゾリル、インドリル、ナフチル、キノリニル、イソキノリニル、キノキサリニル、ベンゾフリル、ジベンゾフリル、ベンズチエニル、ベンゾキサゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンズイミダゾリル、ピリドイミダゾリル、ピリミドイミダゾリル、ピリドピラゾリルまたはピラゾロピリミジニルであり、そのいずれも場合によって、1〜5個の独立した、i)ハロゲン、ii)−CN、iii)−NO、iv)−CHO、v)−O−C1〜4アルキル、vi)−N(C0〜4アルキル)(C0〜4アルキル)、vii)−C0〜4アルキル−CO−O(C0〜4アルキル)、viii)−(C0〜4アルキル)−NH−CO−O(C0〜4アルキル)、ix)−(C0〜4アルキル)−CO−N(C0〜4アルキル)(C0〜4アルキル)、x)−S(C0〜4アルキル)、xi)−S(O)(C1〜4アルキル)、xii)−SO(C1〜4アルキル)、xiii)−SON(C0〜4アルキル)(C0〜4アルキル)、xiv)−NHSO(C1〜4アルキル)、xv)場合によって、1〜6個の独立した、−CHO、−O−C1〜4アルキル、アリール、アリールオキシ−、−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)、−N(C0〜6アルキル)−C(O)−(C0〜6アルキル)、−OPO(OH)O、−OSO−M、−O−CO(C1〜3アルキル)CO−M、−O−CO−(C1〜6アルキル)−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)、−O−C(O)−C0〜6アルキル、−N(C0〜6アルキル)−C(O)−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)、−O−C(O)−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)、−C(O)−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)で置換されていてもよい、−C1〜10アルキル、xvi)場合によって、1〜6個の独立した、−CHO、アリール、アリールオキシ−、−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)、−N(C0〜6アルキル)−C(O)−(C0〜6アルキル)、−OPO(OH)O、−OSO−M、−O−CO(C1〜3アルキル)CO−M、−O−CO−(C1〜6アルキル)−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)、−O−C(O)−C0〜6アルキル、−N(C0〜6アルキル)−C(O)−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)、−O−C(O)−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)、−C(O)−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)で置換されていてもよい、1個または複数のアルキル炭素が−N(C0〜6アルキル)−、−O−、−S(O)1〜2、−O−C(O)−、−C(O)−O−、−C(O)−N(C0〜6アルキル)−、−N(C0〜6アルキル)−C(O)−、−N(C0〜6アルキル)−C(O)−N(C0〜6アルキル)−、−C(O)−、−CH(OH)−、−C=C−、−C≡C−で置換されている、−C1〜10アルキル、xvii)−S(O)1〜2−(C1〜6アルキル)−、xviii)−C0〜4アルキル−C3〜6シクロアルキルまたはxix)−C0〜4アルキル−O−C(O)−C0〜4アルキル置換基で置換されていてもよく、あるいは、いずれか2個の置換基が場合によって結合して、1個または2個の環原子が酸素原子であり、残りの環原子が炭素である、5、6または7個の環原子を有する飽和環を形成していてもよく;
Bは−C0〜4アルキルであり;
Ar22は、場合によって、1〜4個の独立した、i)ハロゲン、ii)−CN、iii)−NO、iv)−CHO、v)−O−C1〜4アルキル、vi)−N(C0〜4アルキル)(C0〜4アルキル)、vii)−C0〜4アルキル−CO−O(C0〜4アルキル)、viii)−(C0〜4アルキル)−NH−CO−O(C0〜4アルキル)、ix)−(C0〜4アルキル)−CO−N(C0〜4アルキル)(C0〜4アルキル)、x)−S(C0〜4アルキル)、xi)−S(O)(C1〜4アルキル)、xii)−SO(C1〜4アルキル)、xiii)−SON(C0〜4アルキル)(C0〜4アルキル)、xiv)−NHSO(C1〜4アルキル)、xv)場合によって、1〜6個の独立した、−CHO、−O−C1〜4アルキル、アリール、アリールオキシ−、−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)、−N(C0〜6アルキル)−C(O)−(C0〜6アルキル)、−OPO(OH)O、−OSO−M、−O−CO(C1〜3アルキル)CO−M、−O−CO−(C1〜6アルキル)−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)、−O−C(O)−C0〜6アルキル、−N(C0〜6アルキル)−C(O)−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)、−O−C(O)−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)、−C(O)−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)で置換されていてもよい、−C1〜10アルキル、xvi)場合によって、1〜6個の独立した、−CHO、アリール、アリールオキシ、−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)、−N(C0〜6アルキル)−C(O)−(C0〜6アルキル)、−OPO(OH)O、−OSO−M、−O−CO(C1〜3アルキル)CO−M、−O−CO−(C1〜6アルキル)−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)、−O−C(O)−C0〜6アルキル、−N(C0〜6アルキル)−C(O)−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)、−O−C(O)−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)、−C(O)−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)で置換されていてもよい、1個または複数のアルキル炭素が−N(C0〜6アルキル)−、−O−、−S(O)1〜2−、−O−C(O)−、−C(O)−O−、−C(O)−N(C0〜6アルキル)−、−N(C0〜6アルキル)−C(O)−、−N(C0〜6アルキル)−C(O)−N(C0〜6アルキル)−、−C(O)−、−CH(OH)−、−C=C−、−C≡C−で置換されている、−C1〜10アルキル、xvii)−S(O)1〜2−(C1〜6アルキル)−、xviii)−C0〜4アルキルC3〜6シクロアルキルまたはxix)−C0〜4アルキル−O−C(O)−C0〜4アルキル置換基で置換されていてもよいフェニルであり;
Ar23はフェニル、ピリジル、ピリミジニル、フリル、チエニル、ピロリル、イミダゾリル、トリアゾリル、ピラゾリル、チアゾリル、イソキサゾリル、オキサゾリル、オキサジアゾリル、インドリル、ナフチル、キノリニル、イソキノリニル、キノキサリニル、ベンゾフリル、ジベンゾフリル、ベンズチエニル、ベンゾキサゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンズイミダゾリル、ピリドイミダゾリル、ピリミドイミダゾリル、ピリドピラゾリルまたはピラゾロピリミジニルであり、そのいずれも場合によって、1〜5個の独立した、i)ハロゲン、ii)−CN、iii)−NO、iv)−CHO、v)−O−C1〜4アルキル、vi)−N(C0〜4アルキル)(C0〜4アルキル)、vii)−C0〜4アルキル−CO−O(C0〜4アルキル)、viii)−(C0〜4アルキル)−NH−CO−O(C0〜4アルキル)、ix)−(C0〜4アルキル)−CO−N(C0〜4アルキル)(C0〜4アルキル)、x)−S(C0〜4アルキル)、xi)−S(O)(C1〜4アルキル)、xii)−SO(C1〜4アルキル)、xiii)−SON(C0〜4アルキル)(C0〜4アルキル)、xiv)−NHCO(C1〜4アルキル)、xv)場合によって、1〜6個の独立した、−CHO、−O−C1〜4アルキル、アリール、アリールオキシ−、−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)、−N(C0〜6アルキル)−C(O)−(C0〜6アルキル)、−OPO(OH)O、−OSO−M、−O−CO(C1〜3アルキル)CO−M、−O−CO−(C1〜6アルキル)−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)、−O−C(O)−C0〜6アルキル、−N(C0〜6アルキル)−C(O)−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)、−O−C(O)−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)、−C(O)−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)で置換されていてもよい、−C1〜10アルキル、xvi)場合によって、1〜6個の独立した、−CHO、アリール、アリールオキシ−、−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)、−N(C0〜6アルキル)−C(O)−(C0〜6アルキル)、−OPO(OH)O、−OSO−M、−O−CO(C1〜3アルキル)CO−M、−O−CO−(C1〜6アルキル)−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)、−O−C(O)−C0〜6アルキル、−N(C0〜6アルキル)−C(O)−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)、−O−C(O)−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)、−C(O)−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)で置換されていてもよい、1個または複数のアルキル炭素が−N(C0〜6アルキル)−、−O−、−S(O)1〜2−、−O−C(O)−、−C(O)−O−、−C(O)−N(C0〜6アルキル)−、−N(C0〜6アルキル)−C(O)−、−N(C0〜6アルキル)−C(O)−N(C0〜6アルキル)−、−C(O)−、−CH(OH)−、−C=C−、−C≡C−で置換されている、−C1〜10アルキル、xvii)−S(O)1〜2−(C1〜6アルキル)−、xviii)−C0〜4アルキル−C3〜6シクロアルキルまたはxix)−C0〜4アルキル−O−C(O)−C0〜4アルキル置換基で置換されていてもよく、あるいは、いずれか2個の置換基が場合によって結合して、1個または2個の環原子が酸素原子であり、残りの環原子が炭素である、5、6または7個の環原子を有する飽和環を形成していてもよく;
はアンモニウム、ナトリウム、リチウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、ジシクロヘキシルアミン、N−メチル−D−グルカミン、アルギニンまたはリジンであり、
アルキルはいずれも、場合によって、1〜6個の独立した、ハロゲン、フェニル、ナフチル、−N(C0〜4アルキル)(C0〜4アルキル)、−C(O)−O(C0〜4アルキル)、−CN、−NH−C(O)−O(C0〜4アルキル)、−S(C0〜4アルキル)、−NHSO(C0〜4アルキル)(C0〜4アルキル)または−SON(C0〜4アルキル)(C0〜4アルキル)置換基で置換されていてもよい]。
【請求項3】
前記化合物が式(IA)によって表されるか、その製薬上許容される塩である請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記化合物が式(IB)によって表されるか、その製薬上許容される塩である請求項1に記載の方法。
【請求項5】
Xが−S−である請求項3に記載の方法。
【請求項6】
Arが、場合によって、1〜4個の独立した、i)ハロゲン、ii)−CN、iii)−NO、iv)−CHO、v)−O−C1〜4アルキル、vi)−N(C0〜4アルキル)(C0〜4アルキル)、vii)−C0〜4アルキル−CO−O(C0〜4アルキル)、viii)−(C0〜4アルキル)−NH−CO−O(C0〜4アルキル)、ix)−(C0〜4アルキル)−CO−N(C0〜4アルキル)(C0〜4アルキル)、x)−S(C0〜4アルキル)、xi)−S(O)(C1〜4アルキル)、xii)−SO(C1〜4アルキル)、xiii)−SON(C0〜4アルキル)(C0〜4アルキル)、xiv)−NHSO(C1〜4アルキル)、xv)場合によって、1〜6個の独立した、−CHO、−O−C1〜4アルキル、アリール、アリールオキシ−、−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)、−N(C0〜6アルキル)−C(O)−(C0〜6アルキル)、−OPO(OH)O、−OSO−M、−O−CO(C1〜3アルキル)CO−M、−O−CO−(C1〜6アルキル)−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)、−O−C(O)−C0〜6アルキル、−N(C0〜6アルキル)−C(O)−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)、−O−C(O)−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)、−C(O)−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)で置換されていてもよい、−C1〜10アルキル、xvi)場合によって、1〜6個の独立した、−CHO、アリール、アリールオキシ−、−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)、−N(C0〜6アルキル)−C(O)−(C0〜6アルキル)、−OPO(OH)O、−OSO−M、−O−CO(C1〜3アルキル)CO−M、−O−CO−(C1〜6アルキル)−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)、−O−C(O)−C0〜6アルキル、−N(C0〜6アルキル)−C(O)−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)、−O−C(O)−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)、−C(O)−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)で置換されていてもよい、1個または複数のアルキル炭素が−N(C0〜6アルキル)−、−O−、−S(O)1〜2−、−O−C(O)−、−C(O)−O−、−C(O)−N(C0〜6アルキル)−、−N(C0〜6アルキル)−C(O)−、−N(C0〜6アルキル)−C(O)−N(C0〜6アルキル)−、−C(O)−、−CH(OH)−、−C=C−、−C≡C−で置換されている、−C1〜10アルキル、xvii)−S(O)1〜2−(C0〜6アルキル)−、xviii)−C0〜4アルキル−C3〜6シクロアルキルまたはxix)−C0〜4アルキル−O−C(O)−C0〜4アルキル置換基で置換されていてもよいか、あるいは、いずれか2個の置換基が場合によって結合して、1個または2個の環原子が酸素原子であり、残りの環原子が炭素である、5、6または7個の環原子を有する飽和環を形成していてもよいフェニルである請求項5に記載の方法。
【請求項7】
Arが、場合によって、1〜2個の独立した、i)ハロゲン、ii)−CN、iii)−NO、iv)−CHO、v)−O−C1〜4アルキル、vi)−N(C0〜4アルキル)(C0〜4アルキル)、vii)−C0〜4アルキル−CO−O(C0〜4アルキル)、viii)−(C0〜4アルキル)−NH−CO−O(C0〜4アルキル)、ix)−(C0〜4アルキル)−CO−N(C0〜4アルキル)(C0〜4アルキル)、x)−S(C0〜4アルキル)、xi)−S(O)(C1〜4アルキル)、xii)−SO(C1〜4アルキル)、xiii)−SON(C0〜4アルキル)(C0〜4アルキル)、xiv)−NHSO(C1〜4アルキル)、xv)場合によって、1〜6個の独立した、−CHO、−O−C1〜4アルキル、アリール、アリールオキシ−、−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)、−N(C0〜6アルキル)−C(O)−(C0〜6アルキル)、−OPO(OH)O、−OSO−M、−O−CO(C1〜3アルキル)CO−M、−O−CO−(C1〜6アルキル)−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)、−O−C(O)−C0〜6アルキル、−N(C0〜6アルキル)−C(O)−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)、−O−C(O)−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)、−C(O)−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)で置換されていてもよい、−C1〜10アルキル、xvi)場合によって、1〜6個の独立した、−CHO、アリール、アリールオキシ−、−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)、−N(C0〜6アルキル)−C(O)−(C0〜6アルキル)、−OPO(OH)O、−OSO−M、−O−CO(C1〜3アルキル)CO−M、−O−CO−(C1〜6アルキル)−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)、−O−C(O)−C0〜6アルキル、−N(C0〜6アルキル)−C(O)−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)、−O−C(O)−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)、−C(O)−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)で置換されていてもよい、1個または複数のアルキル炭素が−N(C0〜6アルキル)−、−O−、−S(O)1〜2−、−O−C(O)−、−C(O)−O−、−C(O)−N(C0〜6アルキル)−、−N(C0〜6アルキル)−C(O)−、−N(C0〜6アルキル)−C(O)−N(C0〜6アルキル)−、−C(O)−、−CH(OH)−、−C=C−、−C≡C−で置換されている、−C1〜10アルキル、xvi)−S(O)1〜2−(C1〜6アルキル)−、xviii)−C0〜4アルキルC3〜6シクロアルキルまたはxix)−C0〜4アルキル−O−C(O)−C0〜4アルキル置換基で置換されていてもよいか、あるいは、いずれか2個の置換基が場合によって結合して、1個または2個の環原子が酸素原子であり、残りの環原子が炭素である、5、6または7個の環原子を有する飽和環を形成していてもよいチエニルである請求項5に記載の方法。
【請求項8】
Arが、場合によって、1〜2個の独立した、i)ハロゲン、ii)−CN、iii)−NO、iv)−CHO、v)−O−C1〜4アルキル、vi)−N(C0〜4アルキル)(C0〜4アルキル)、vii)−C0〜4アルキル−CO−O(C0〜4アルキル)、viii)−(C0〜4アルキル)−NH−CO−O(C0〜4アルキル)、ix)−(C0〜4アルキル)−CO−N(C0〜4アルキル)(C0〜4アルキル)、x)−S(C0〜4アルキル)、xi)−S(O)(C1〜4アルキル)、xii)−SO(C1〜4アルキル)、xiii)−SON(C0〜4アルキル)(C0〜4アルキル)、xiv)−NHSO(C1〜4アルキル)、xv)場合によって、1〜6個の独立した、−CHO、−O−C1〜4アルキル、アリール、アリールオキシ−、−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)、−N(C0〜6アルキル)−C(O)−(C0〜6アルキル)、−OPO(OH)O、−OSO−M、−O−CO(C1〜3アルキル)CO−M、−O−CO−(C1〜6アルキル)−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)、−O−C(O)−C0〜6アルキル、−N(C0〜6アルキル)−C(O)−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)、−O−C(O)−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)、−C(O)−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)で置換されていてもよい、−C1〜10アルキル、xvi)場合によって、1〜6個の独立した、−CHO、アリール、アリールオキシ、−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)、−N(C0〜6アルキル)−C(O)−(C0〜6アルキル)、−OPO(OH)O、−OSO−M、−O−CO(C1〜3アルキル)CO−M、−O−CO−(C1〜6アルキル)−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)、−O−C(O)−C0〜6アルキル、−N(C0〜6アルキル)−C(O)−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)、−O−C(O)−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)、−C(O)−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)で置換されていてもよい、1個または複数のアルキル炭素が−N(C0〜6アルキル)−、−O−、−S(O)1〜2−、−O−C(O)−、−C(O)−O−、−C(O)−N(C0〜6アルキル)−、−N(C0〜6アルキル)−C(O)−、−N(C0〜6アルキル)−C(O)−N(C0〜6アルキル)−、−C(O)−、−CH(OH)−、−C=C−、−C≡C−で置換されている、−C1〜10アルキル、xvii)−S(O)1〜2−(C1〜6アルキル)−、xviii)−C0〜4アルキル−C3〜6シクロアルキルまたはxix)−C0〜4アルキル−O−C(O)−C0〜4アルキル置換基で置換されていてもよいか、あるいは、いずれか2個の置換基が場合によって結合して、1個または2個の環原子が酸素原子であり、残りの環原子が炭素である、5、6または7個の環原子を有する飽和環を形成していてもよいフリルである請求項5に記載の方法。
【請求項9】
前記化合物が式(IIA)で表されるか、またはその製薬上許容される塩である請求項2に記載の方法。
【請求項10】
前記化合物が式(IIB)で表されるか、その製薬上許容される塩である請求項2に記載の方法。
【請求項11】
Xが−S−である請求項9に記載の方法。
【請求項12】
Ar23が、場合によって、1〜4個の独立した、i)ハロゲン、ii)−CN、iii)−NO、iv)−CHO、v)−O−C1〜4アルキル、vi)−N(C0〜4アルキル)(C0〜4アルキル)、vii)−C0〜4アルキル−CO−O(C0〜4アルキル)、viii)−(C0〜4アルキル)−NH−CO−O(C0〜4アルキル)、ix)−(C0〜4アルキル)−CO−N(C0〜4アルキル)(C0〜4アルキル)、x)−S(C0〜4アルキル)、xi)−S(O)(C1〜4アルキル)、xii)−SO(C1〜4アルキル)、xiii)−SON(C0〜4アルキル)(C0〜4アルキル)、xiv)−NHSO(C1〜4アルキル)、xv)場合によって、1〜6個の独立した、−CHO、−O−C1〜4アルキル、アリール、アリールオキシ−、−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)、−N(C0〜6アルキル)−C(O)−(C0〜6アルキル)、−OPO(OH)O、−OSO−M、−O−CO(C1〜3アルキル)CO−M、−O−CO−(C1〜6アルキル)−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)、−O−C(O)−C0〜6アルキル、−N(C0〜6アルキル)−C(O)−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)、−O−C(O)−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)、−C(O)−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)で置換されていてもよい、−C1〜10アルキル、xvi)場合によって、1〜6個の独立した、−CHO、アリール、アリールオキシ−、−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)、−N(C0〜6アルキル)−C(O)−(C0〜6アルキル)、−OPO(OH)O、−OSO−M、−O−CO(C1〜3アルキル)CO−M、−O−CO−(C1〜6アルキル)−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)、−O−C(O)−C0〜6アルキル、−N(C0〜6アルキル)−C(O)−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)、−O−C(O)−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)、−C(O)−N(C0〜6アルキル)(C0〜6アルキル)で置換されていてもよい、1個または複数のアルキル炭素が−N(C0〜6アルキル)−、−O−、−S(O)1〜2−、−O−C(O)−、−C(O)−O−、−C(O)−N(C0〜6アルキル)−、−N(C0〜6アルキル)−C(O)−、−N(C0〜6アルキル)−C(O)−N(C0〜6アルキル)−、−C(O)−、−CH(OH)−、−C=C−、−C≡C−で置換されている、−C1〜10アルキル、xvii)−S(O)1〜2−(C1〜6アルキル)−、xviii)−C0〜4アルキル−C3〜6シクロアルキルまたはxix)−C0〜4アルキル−O−C(O)−C0〜4アルキル置換基で置換されていてもよいか、あるいは、いずれか2個の置換基が場合によって結合して、1個または2個の環原子が酸素原子であり、残りの環原子が炭素である、5、6または7個の環原子を有する飽和環を形成していてもよいフェニルである請求項9に記載の方法。
【請求項13】
【化3】

によって表される化合物またはその製薬上許容される塩。
【請求項14】
【化4】

によって表される化合物またはその製薬上許容される塩。
【請求項15】
【化5】

によって表される化合物またはその製薬上許容される塩。
【請求項16】
【表1】


によって表される化合物またはその製薬上許容される塩。
【請求項17】
【表2】


によって表される化合物またはその製薬上許容される塩。
【請求項18】
【表3】


によって表される化合物またはその製薬上許容される塩。
【請求項19】
【表4】


によって表される化合物またはその製薬上許容される塩。
【請求項20】
【表5】


によって表される化合物またはその製薬上許容される塩。
【請求項21】
【表6】



によって表される化合物またはその製薬上許容される塩。
【請求項22】
【表7】


によって表される化合物またはその製薬上許容される塩。
【請求項23】
【表8】


によって表される化合物またはその製薬上許容される塩。
【請求項24】
【化6】

によって表される化合物またはその製薬上許容される塩。
【請求項25】
治療有効量の、請求項13に記載の化合物またはその製薬上許容される塩と、
製薬上許容される担体と
を含む薬剤組成物。
【請求項26】
i)オピエートアゴニスト、ii)オピエートアンタゴニスト、iii)カルシウムチャンネルアンタゴニスト、iv)5HT受容体アゴニスト、v)5HT受容体アンタゴニストvi)ナトリウムチャンネルアンタゴニスト、vii)NMDA受容体アゴニスト、viii)NMDA受容体アンタゴニスト、ix)COX−2選択的阻害剤、x)NK1アンタゴニスト、xi)非ステロイド系抗炎症薬(「NSAID」)、xii)選択的セロトニン再摂取阻害剤(「SSRI」)、xiii)選択的セロトニンおよびノルエピネフリン再摂取阻害剤(「SSNRI」)、xiv)三環系抗鬱薬、xv)ノルエピネフリンモジュレーター、xvi)リチウム、xvii)バルプロエートまたはxviii)ニューロンチンをさらに含む請求項25に記載の薬剤組成物。
【請求項27】
治療有効量、または予防有効量の、請求項1で定義されるような、式(IA)または(IB)の化合物、またはその製薬上許容される塩を投与するステップを含む疼痛の治療または予防方法。
【請求項28】
治療有効量、または予防有効量の、請求項1に定義されるような、式(IA)または(IB)の化合物、またはその製薬上許容される塩を投与するステップを含む、慢性、内臓性、炎症性および神経因性疼痛症候群の治療方法。
【請求項29】
治療有効量、または予防有効量の、請求項1に定義されるような、式(IA)または(IB)の化合物、またはその製薬上許容される塩を投与するステップを含む、外傷性神経損傷、神経圧迫または神経絞扼に起因する疼痛、ヘルペス後神経痛、三叉神経痛、糖尿病性神経障害、慢性腰痛、幻肢痛、ならびに癌および化学療法に起因する疼痛の治療方法。
【請求項30】
治療有効量、または予防有効量の、請求項1に定義されるような、式(IA)または(IB)の化合物、またはその製薬上許容される塩を投与するステップを含む、HIVおよびHIV治療誘発性神経障害、慢性骨盤痛、神経腫痛、複合性局所性疼痛症候群、慢性関節炎痛および関連神経痛の治療方法。
【請求項31】
治療有効量、または予防有効量の、請求項1に定義されるような、式(IA)または(IB)の化合物、またはその製薬上許容される塩を投与するステップを含む、局所麻酔法。
【請求項32】
治療有効量、または予防有効量の、請求項1に定義されるような、式(IA)または(IB)の化合物、またはその製薬上許容される塩を投与するステップを含む、過敏性大腸症候群およびクローン病の治療方法。
【請求項33】
治療有効量、または予防有効量の、請求項1に定義されるような、式(IA)または(IB)の化合物、またはその製薬上許容される塩を投与するステップを含む、癲癇ならびに部分および全身性強直発作の治療方法。
【請求項34】
治療有効量、または予防有効量の、請求項1に定義されるような、式(IA)または(IB)の化合物、またはその製薬上許容される塩を投与するステップを含む、脳卒中または神経外傷によって引き起こされる虚血状態下での神経保護法。
【請求項35】
治療有効量、または予防有効量の、請求項1に定義されるような、式(IA)または(IB)の化合物、またはその製薬上許容される塩を投与するステップを含む、多発性硬化症の治療方法。
【請求項36】
治療有効量、または予防有効量の、請求項1に定義されるような、式(IA)または(IB)の化合物、またはその製薬上許容される塩を投与するステップを含む、双極性鬱病の治療方法。
【請求項37】
治療有効量、または予防有効量の、請求項1に定義されるような、式(IA)または(IB)の化合物、またはその製薬上許容される塩を投与するステップを含む、頻脈性不整脈の治療方法。
【請求項38】
治療有効量の請求項20に記載の化合物、またはその製薬上許容される塩と、
製薬上許容される担体と
を含む薬剤組成物。
【請求項39】
i)オピエートアゴニスト、ii)オピエートアンタゴニスト、III)カルシウムチャンネルアンタゴニスト、iv)5HT受容体アゴニスト、v)5HT受容体アンタゴニストvi)ナトリウムチャンネルアンタゴニスト、vii)NMDA受容体アゴニスト、viii)NMDA受容体アンタゴニスト、ix)COX−2選択的阻害剤、x)NK1アンタゴニスト、xi)非ステロイド系抗炎症薬(「NSAID」)、xii)選択的セロトニン再摂取阻害剤(「SSRI」)、xiii)選択的セロトニンおよびノルエピネフリン再摂取阻害剤(「SSNRI」)、xiv)三環系抗鬱薬、xv)ノルエピネフリンモジュレーター、xvi)リチウム、xvii)バルプロ酸塩またはxviii)ニューロンチンをさらに含む請求項38に記載の薬剤組成物。
【請求項40】
治療有効量、または予防有効量の、請求項2に定義されるような、式(IIA)または(IIB)の化合物、または製薬上許容される塩を投与するステップを含む、疼痛の治療または予防方法。
【請求項41】
治療有効量、または予防有効量の、請求項2に定義されるような、式(IIA)または(IIB)の化合物、またはその製薬上許容される塩を投与するステップを含む、慢性、内臓性、炎症性および神経因性疼痛症候群の治療方法。
【請求項42】
治療有効量、または予防有効量の、請求項2に定義されるような、式(IIA)または(IIB)の化合物、またはその製薬上許容される塩を投与するステップを含む、外傷性神経損傷、神経圧迫または神経絞扼に起因する疼痛、ヘルペス後神経痛、三叉神経痛、糖尿病性神経障害、慢性腰痛、幻肢痛、ならびに癌および化学療法に起因する疼痛の治療方法。
【請求項43】
治療有効量、または予防有効量の、請求項2に定義されるような、式(IIA)または(IIB)の化合物、またはその製薬上許容される塩を投与するステップを含む、HIVおよびHIV治療誘発経障害、慢性骨盤痛、神経腫痛、複合性局所性疼痛症候群、慢性関節炎痛および関連神経痛の治療方法。
【請求項44】
治療有効量、または予防有効量の、請求項2に定義されるような、式(IIA)または(IIB)の化合物、またはその製薬上許容される塩を投与するステップを含む、局部麻酔法。
【請求項45】
治療有効量、または予防有効量の、請求項2に定義されるような、式(IIA)または(IIB)の化合物、またはその製薬上許容される塩を投与するステップを含む、過敏性大腸症候群およびクローン病の治療方法。
【請求項46】
治療有効量、または予防有効量の、請求項2に定義されるような、式(IIA)または(IIB)の化合物、またはその製薬上許容される塩を投与するステップを含む、癲癇ならびに部分および全身性強直発作の治療方法。
【請求項47】
治療有効量、または予防有効量の、請求項2に定義されるような、式(IIA)または(IIB)の化合物、またはその製薬上許容される塩を投与するステップを含む、脳卒中または神経外傷によって引き起こされる虚血状態下での神経保護法。
【請求項48】
治療有効量、または予防有効量の、請求項2に定義されるような、式(IIA)または(IIB)の化合物、またはその製薬上許容される塩を投与するステップを含む、多発性硬化症の治療方法。
【請求項49】
治療有効量、または予防有効量の、請求項2に定義されるような、式(IIA)または(IIB)の化合物、またはその製薬上許容される塩を投与するステップを含む、双極性鬱病の治療方法。
【請求項50】
治療有効量、または予防有効量の、請求項2に定義されるような、式(IIA)または(IIB)の化合物、またはその製薬上許容される塩を投与するステップを含む、頻脈性不整脈の治療方法。

【公表番号】特表2006−500399(P2006−500399A)
【公表日】平成18年1月5日(2006.1.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−535393(P2004−535393)
【出願日】平成15年4月25日(2003.4.25)
【国際出願番号】PCT/US2003/012910
【国際公開番号】WO2004/024061
【国際公開日】平成16年3月25日(2004.3.25)
【出願人】(390023526)メルク エンド カムパニー インコーポレーテッド (924)
【氏名又は名称原語表記】MERCK & COMPANY INCOPORATED
【Fターム(参考)】