ナビゲーション装置、経路探索プログラム
【課題】経由地の追加操作性を向上させたナビゲーション装置を提供する。
【解決手段】カーナビゲーション装置は、地図を表示する表示モニタ8と、入力された出発地と経由地と目的地とに基づいて経路を探索する経路探索装置とを備える。地図を表示したまま経由地追加画面203を合わせて表示する。地図上で追加する経由地を特定し、経由地追加画面の追加欄を選択すると、その追加欄に特定された地点が表示される。
【解決手段】カーナビゲーション装置は、地図を表示する表示モニタ8と、入力された出発地と経由地と目的地とに基づいて経路を探索する経路探索装置とを備える。地図を表示したまま経由地追加画面203を合わせて表示する。地図上で追加する経由地を特定し、経由地追加画面の追加欄を選択すると、その追加欄に特定された地点が表示される。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、経路探索により設定されたルートにしたがって車両をナビゲーションするナビゲーション装置および経路探索プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
車両位置周辺の道路地図を表示する地図表示機能、出発地から目的地までの推奨経路を演算する経路演算機能、演算された推奨経路に基づいて経路誘導を行う経路誘導機能などを備えたカーナビゲーション装置が知られている。経路演算機能は、出発地と目的地との間に新たに経由地を追加する経由地追加機能も備えている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来の経由地追加機能では、地図表示を中断してルート編集画面を表示し、このルート編集画面において経由地の追加を行っている。そのため、ルート上の経由地を追加する際の操作性が悪いという問題がある。とくに不慣れなルートでは追加する経由地の特定がきわめて煩雑である。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の車載情報装置は、地図を表示する表示装置と、入力された出発地と経由地と目的地とに基づいて経路を探索する経路探索手段と、表示装置に表示されている経由地追加画面から経由地を追加する経由地追加手段と、地図が表示されている表示装置に経由地追加画面を合わせて表示する表示制御装置とを備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0005】
本発明は、以上説明したように構成しているので、次のような効果を奏する。従来のように地図表示を中断してルート編集画面を表示し、このルート編集画面において経由地の追加を行う必要がなく、ルート上の経由地を追加する際の操作性が向上する。また、経由地追加作業中にも地図の縮尺を変更できるようにしたので、出発地と目的地を一画面表示し、両者の間にある経由地の特定作業が容易になる。とくに不慣れなルートでの経由地追加作業がきわめて簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【図1】本発明の一実施の形態であるカーナビゲーション装置のブロック図
【図2】目的地を設定する手順を説明する画面表示
【図3】経由地を追加する手順を説明する画面表示
【図4】経由地を追加する手順を説明する画面表示
【図5】図4(b)の拡大図
【図6】経由地追加画面の詳細を示す図
【図7】経由地追加の手順を説明する画面表示
【図8】経由地追加の手順を説明するフローチャート
【図9】ルート編集画面からの経由地追加の手順を説明する画面表示
【図10】ルート編集画面からの経由地追加の手順を説明する画面表示
【図11】プログラムを伝送媒体を介して提供する場合のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
図1は本発明の一実施の形態であるカーナビゲーション装置のブロック図である。カーナビゲーション装置は、車両の走行に関する情報を提示する機能、具体的には、車両位置周辺の道路地図を表示する地図表示機能、出発地から目的地までの推奨経路を演算する経路演算機能、演算された推奨経路に基づいて経路誘導を行う経路誘導機能などを備えている。いわゆるナビゲーションあるいは道路案内などを行う装置である。
【0008】
図1において、1は車両の現在地を検出する現在地検出装置であり、例えば車両の進行方位を検出する方位センサ1a、車速を検出する車速センサ1b、GPS(Global Positioning System)衛星からのGPS信号を検出するGPSセンサ1c等から成る。2は道路地図データを格納する地図記憶メモリであり、道路地図データが格納された記録媒体であるCD−ROM14およびその読み出し装置から成る。記録媒体はCD−ROMに限定されず、磁気テープやDVDやその他のあらゆる記録媒体であってもよい。
【0009】
3は装置全体を制御する制御回路であり、マイクロプロセッサおよびその周辺回路から成る。制御回路3は、RAM13を作業エリアとしてROM12に格納された制御プログラムを実行して後述する各種の制御を行う。4は車両の目的地等を入力する各種スイッチを有する入力装置である。カーソルの移動や画面のスクロールを指示するジョイスティックを含む。なお、入力装置4をリモコン方式としてもよい。また、画面内にタッチパネルスイッチを設けてもよい。
【0010】
7は表示モニタ8に表示するための画像データを格納する画像メモリであり、この画像データは道路地図描画用データや各種の図形データなどから作成される。画像メモリ7に格納された画像データは適宜読み出されて表示モニタ8に表示される。表示モニタ8上の道路地図は、表示モニタ8上に表示された縮尺ボタンを操作することにより、たとえば8段階に縮小、拡大することができる。すなわち、所望の縮尺で地図を表示することができる。
【0011】
この発明によるナビゲーション装置には、入力された出発地と目的地とに基づいて経路を探索する経路探索機能も備えられている。出発地は車両の現在地であり、目的地と経由地は任意に設定することができる。経路探索機能は、表示モニタ8に表示されている経由地追加画面から経由地を追加する経由地追加機能も含む。経由地追加画面は複数の経由地追加欄を備え、表示モニタ8上に地図を表示しながら表示される。表示モニタ8に地図と経由地追加画面とを表示し、たとえばジョイスティックにより地図上で特定の地点を指示する。その上で、経由地追加欄のいずれかを指定すると、特定された地点名が追加欄に表示されて経由地として追加される。
【0012】
このように構成されるカーナビゲーション装置は、現在地検出装置1により取得した自車位置情報および地図記憶メモリ2に格納されている道路地図データに基づき各種のナビゲーションを行う。例えば、自車位置近辺の道路地図および自車位置を表示モニタ8に表示し、経路探索によって得られた経路に沿ってドライバーを誘導する。
【0013】
次に、本実施の形態のカーナビゲーション装置における目的地設定、経由地設定追加手順について図2〜図10を参照して説明する。
(1)目的地設定、
表示モニタ8の上欄ガイダンスの「行き先設定」をジョイスティックで指示することにより図2(a)の画面を表示する。ジョイスティックにより画面をスクロールし、星印SMを目的地に合わせる。ジョイスティックにより位置の決定を指示すると、目的地が未設定の場合には、図2(b)に示すように、星印の地点に目的地マークとしてチェッカフラグCFを表示する。
【0014】
(2)目的地変更
表示モニタ8の上欄ガイダンスの「行き先設定」をジョイスティックで指示することにより図2(a)の画面を表示する。ジョイスティックにより画面をスクロールし、星印SMを目的地に合わせる。ジョイスティックにより位置の決定を指示すると、上述したように目的地が設定されている場合には、図3(a)の画面表示となる。図3(a)の画面には、「新しい行き先に設定」ボタン201と「現在のルートに追加」ボタン202が表示される。ジョイスティックにより「新しい行き先に設定」ボタン201を選択して決定を指示すると、図3(b)の画面表示となる。これにより、先に設定されていた目的地が新しい目的地に書き換えられる。制御回路3のメモリの目的地に対応する記憶領域のデータも書き換えられる。
【0015】
(3)経由地設定(追加)
図3(a)の画面表示からジョイスティックで「現在のルートに追加」ボタン202が選択されると、図4(a)の画面表示となる。図4(a)の画面からジョイスティックで決定を指示すると、図4(b)に示すように、経由地追加画面203が表示される。図4(b)の拡大図を図5に示す。
【0016】
図5において、経由地追加画面203には、左側に上から、出発地マーク203S、経由地マークである星印、目的地マーク203Dが表示されている。また、その右側の欄には、経由地追加欄203a〜203fが表示されている。図5のように星印SMを所定の地点に位置合わせし、ジョイスティックにより経由地追加欄203a〜203fのいずれかを選択する。たとえば、経由地追加欄203aを選択すると、図6(a)に示すように、経由地追加欄203aがハイライト表示される。その後、ジョイスティックにより経由地追加欄203aを決定すると、図6(b)に示すように、星印SMの地点名(○×△○)が経由地追加欄203a欄に表示されるとともに、制御回路3の経由地メモリの対応領域に地点名(○×△○)が格納される。そして、図4(c)に示すように、地図上では白抜きの星印SMWが表示される。なお、白抜き星印SMWの中に記された「1」は、経由地追加欄203aの経由地1を表す。
【0017】
図7(a)に示すように、経由地追加欄203a〜203fがすべて入力済みの場合でも、たとえば、経由地追加欄203bの地点を変更することができる。すなわち、ジョイスティックで地図をスクロールして経由地追加欄203bに格納する地点、たとえば×○○に星印を合わせる。その上で、図7(a)に示すように、ジョイスティックにより経由地追加欄203bの地点名×××を選択してハイライト表示させて、ジョイスティックで決定する。この操作により、経由地追加欄203bの地点名が図7(b)に示すように×○○に変更される。同時に、制御回路3の経由地メモリの対応領域の地点名データ(×××)が地点名データ(×○○)に更新される。
【0018】
図4(a)のように経由地を追加する画面表示では、図4(d)にも拡大して示す縮尺ボタン204を操作することにより、地図表示を縮小、拡大することができる。図4(d)の縮尺ボタン204により、8段階に縮尺を変更することができる。「詳細」を選択するともっとも縮尺が小さい地図表示となり、詳細な地図が表示される。反対に、「広域」を選択するともっとも縮尺が大きい地図表示となり、広範囲に地図が表示される。
【0019】
出発地と目的地との間に経由地を設定する場合、どの地点を経由地とするかは種々の要因で決定される。しかし、表示画面内に出発地と目的地が同時に表示されていない場合には、経由地の決定が難しい場合がある。とくに不慣れなルート中に経由地を設定する場合である。この場合、縮尺ボタン204により地図を縮小、すなわち広域側の縮尺に変更することにより、表示画面内に出発地と目的地を同時に表示した状態とする。したがって、出発地と目的地に対する経由地の相対位置関係が把握しやすくなり、経由地設定作業が容易となる。
【0020】
図8は、このような経由地追加手順を説明するフローチャートである。この処理手順は、制御回路3が実行する制御プログラムの形態でROM12に格納されている。ステップS1において地図表示処理を行う。地図表示処理とは、表示モニタ8上に自車位置を中心とした道路地図を表示し、車両が所定距離走行するごとに地図をスクロールして自車位置マークを道路上で移動させる表示処理と、ジョイスティックの操作により自車位置マークに無関係に地図をスクロールする表示処理である。また、地図表示処理には、縮尺ボタン操作にしたがって地図表示を縮小、拡大する縮尺変更処理も含まれる。
【0021】
ステップS2において、「行き先設定」ボタン201が選択されたと判定されるとステップS3へ進む。「行き先設定」ボタン201が選択されるまではステップS1で地図表示処理が続行される。「行き先設定」ボタン201が選択されると、図2(a)に示す星印SMが表示モニタ8の画面中心に表示される。
【0022】
ステップS3において、地図上の特定の地点が指示されて決定された否かを判定する。たとえば、地図をスクロールして画面の中心位置の星印SMを特定の地点に位置合わせして決定すると、ステップS3が肯定判定されてステップS4に進む。ステップS4で新規目的地の設定と判定されると、ステップS5に進む。制御回路3のメモリの目的地に対応する領域に地点名が記憶されていない場合にはステップS4が肯定される。ステップS5において、現在設定されている目的地/経由地をすべて消去する。すなわち、制御回路3のメモリの目的地/経由地に対応する領域に記憶されている地点名をすべて消去する。そして、ステップS6において、スクロール地点(図2(a)の星印SMの地点)を新規目的地として設定する。すなわち、制御回路3のメモリの目的地に対応する領域に星印の地点名を記憶する。ステップS4において、新規目的地設定ではないと判定されると、ステップS7に進み、経由地追加画面を表示する。制御回路3のメモリの目的地に対応する領域に地点名が記憶されている場合にはステップS4が否定される。
【0023】
ステップS8において、縮尺ボタン204が操作されたと判定されると、ステップS9において、現在表示している地図の縮尺を変更してステップS7に戻る。ステップS8で縮尺ボタン204の操作が判定されない場合には、ステップS10に進む。ステップS10では、ジョイスティックによりたとえば経由地追加画面203の追加欄203aを選択して決定したか否かを判定する。ステップS10が肯定判定されると、ステップS11において、経由地追加欄203aに地点名が表示される(図6(b)参照)とともに、同時に、制御回路3のメモリの経由地に対応する領域に地点名が格納される。すでに地点名が記憶されている場合には、新たな地点名で更新する(図7(b)参照)。
【0024】
本発明によるカーナビゲーション装置では、以上のようにして経由地を追加するようにした。したがって、従来のように地図表示を中断してルート編集画面を表示し、このルート編集画面において経由地の追加を行う必要がなく、ルート上の経由地を追加する際の操作性が向上する。また、経由地追加作業中にも地図の縮尺を変更できるようにしたので、出発地と目的地を一画面表示し、両者の間にある経由地の特定作業が容易になる。とくに不慣れなルートでの経由地追加作業がきわめて簡単になる。
【0025】
なお、以上説明したカーナビゲーション装置では、従来技術で説明したような、地図表示を中断してルート編集画面を表示し、このルート編集画面において経由地の追加を行うこともできる。
【0026】
図9はそのルート編集画面で経由地を追加する手順を説明する図である。表示モニタ8の上欄ガイダンスの「ルートの確認」をジョイスティックで指示することにより図9(a)の画面を表示する。ジョイスティックにより「ルート編集」を選択すると、図9(b)の画面が表示される。ジョイスティックで「追加」を選択して決定すると、図9(c)の画面が表示される。たとえばジョイスティックで「50音から」を選択して任意の地点名を入力して決定すると、図10(a)に示すように、入力した地点名周辺の地図が表示されるとともに、画面中央に星印SMが表示される。
【0027】
図10(a)の画面上の星印SMをジョイスティックで移動して位置を合わせ、決定すると、図10(b)に示すように、画面の上欄には、「経由地1 ○○○○○付近」と表示され、画面の下欄には、「経由地1に設定しました」と表示される。同時に、制御回路3の経由地メモリの対応領域に地点名が格納される。そして、図10(c)の画面表示に切り換わり、出発地のすぐ下の経由地1の表示欄301に「○○○○○付近」が表示される。
【0028】
このようにして、地図表示をいったん中断したルート編集画面からも、経由地の追加設定が可能である。したがって、ナビゲーション使用状況に合わせて、地図画面とルート編集画面の双方から経由地の追加操作が可能となり、使い勝手が向上する。
【0029】
上記実施の形態では、カーナビゲーション装置の制御回路3が実行する制御プログラムはROM12に格納されている例で説明したが、この内容に限定する必要はない。制御プログラムやそのインストールプログラムをCD−ROM14などの記録媒体で提供してもよい。
【0030】
さらに、それらのプログラムをインターネットなどに代表される通信回線などの伝送媒体を介して提供することも可能である。すなわち、プログラムを、伝送媒体を搬送する搬送波上の信号に変換して送信することも可能である。図11はその様子を示す図である。カーナビゲーション装置21は上記に説明したカーナビゲーション装置であり、通信回線22との接続機能を有する。コンピュータ23はカーナビゲーション装置21用の制御プログラムを提供するサーバーコンピュータであり、そのプログラムが格納されている。通信回線22は、インターネット、パソコン通信などの通信回線、あるいは専用通信回線などである。通信回線22は、電話回線や携帯電話などの無線電話回線などを含む。
【0031】
なお、上述の制御プログラムをパソコン上で実行させてカーナビゲーション装置を実現するようにしてもよい。その場合、現在地検出装置1などはパソコンの所定のI/Oポートなどに接続するようにすればよい。
【0032】
なお、制御プログラムには、入力された出発地と経由地と目的地とに基づいて経路を探索する経路探索手順と、経由地追加が指示されたことを判別する追加判別手順と、表示装置に地図が表示されているときに経由地追加の指示が判別されると、地図とともに経由地追加画面を合わせて表示する表示手順とを有する経路探索プログラムが含まれている。また、この経路探索プログラムには、地図上で特定の地点が指示されたことを判別する指示判別手順と、経由地追加画面に設けられた複数の経由地追加欄のいずれが選択されたかを判別する選択判別手順と、表示装置に地図と経由地追加画面とを表示したまま、指示判別手順で判別された特定の地点を、選択判別手順で判別された経由地追加欄に追加する追加制御手順とが含まれている。さらに、経路探索プログラムには、地図の縮尺変更の指示を判別する縮尺指示判別手段と、表示装置に前記地図と経由地追加画面とを表示している際に縮尺指示判別手段が縮尺変更の指示を判別したとき、表示装置に表示されている地図の縮尺を変更する縮尺変更手順とが含まれている。
【0033】
以上で説明した各実施の形態や各種の変形例はあくまで一例であり、発明の特徴が損なわれない限り、本発明はこれらの内容に限定されない。
【符号の説明】
【0034】
1 現在地検出装置
2 地図記憶メモリ
3 制御回路
4 入力装置
7 画像メモリ
8 表示モニタ
12 ROM
13 RAM
14 CD−ROM
【技術分野】
【0001】
本発明は、経路探索により設定されたルートにしたがって車両をナビゲーションするナビゲーション装置および経路探索プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
車両位置周辺の道路地図を表示する地図表示機能、出発地から目的地までの推奨経路を演算する経路演算機能、演算された推奨経路に基づいて経路誘導を行う経路誘導機能などを備えたカーナビゲーション装置が知られている。経路演算機能は、出発地と目的地との間に新たに経由地を追加する経由地追加機能も備えている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来の経由地追加機能では、地図表示を中断してルート編集画面を表示し、このルート編集画面において経由地の追加を行っている。そのため、ルート上の経由地を追加する際の操作性が悪いという問題がある。とくに不慣れなルートでは追加する経由地の特定がきわめて煩雑である。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の車載情報装置は、地図を表示する表示装置と、入力された出発地と経由地と目的地とに基づいて経路を探索する経路探索手段と、表示装置に表示されている経由地追加画面から経由地を追加する経由地追加手段と、地図が表示されている表示装置に経由地追加画面を合わせて表示する表示制御装置とを備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0005】
本発明は、以上説明したように構成しているので、次のような効果を奏する。従来のように地図表示を中断してルート編集画面を表示し、このルート編集画面において経由地の追加を行う必要がなく、ルート上の経由地を追加する際の操作性が向上する。また、経由地追加作業中にも地図の縮尺を変更できるようにしたので、出発地と目的地を一画面表示し、両者の間にある経由地の特定作業が容易になる。とくに不慣れなルートでの経由地追加作業がきわめて簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【図1】本発明の一実施の形態であるカーナビゲーション装置のブロック図
【図2】目的地を設定する手順を説明する画面表示
【図3】経由地を追加する手順を説明する画面表示
【図4】経由地を追加する手順を説明する画面表示
【図5】図4(b)の拡大図
【図6】経由地追加画面の詳細を示す図
【図7】経由地追加の手順を説明する画面表示
【図8】経由地追加の手順を説明するフローチャート
【図9】ルート編集画面からの経由地追加の手順を説明する画面表示
【図10】ルート編集画面からの経由地追加の手順を説明する画面表示
【図11】プログラムを伝送媒体を介して提供する場合のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
図1は本発明の一実施の形態であるカーナビゲーション装置のブロック図である。カーナビゲーション装置は、車両の走行に関する情報を提示する機能、具体的には、車両位置周辺の道路地図を表示する地図表示機能、出発地から目的地までの推奨経路を演算する経路演算機能、演算された推奨経路に基づいて経路誘導を行う経路誘導機能などを備えている。いわゆるナビゲーションあるいは道路案内などを行う装置である。
【0008】
図1において、1は車両の現在地を検出する現在地検出装置であり、例えば車両の進行方位を検出する方位センサ1a、車速を検出する車速センサ1b、GPS(Global Positioning System)衛星からのGPS信号を検出するGPSセンサ1c等から成る。2は道路地図データを格納する地図記憶メモリであり、道路地図データが格納された記録媒体であるCD−ROM14およびその読み出し装置から成る。記録媒体はCD−ROMに限定されず、磁気テープやDVDやその他のあらゆる記録媒体であってもよい。
【0009】
3は装置全体を制御する制御回路であり、マイクロプロセッサおよびその周辺回路から成る。制御回路3は、RAM13を作業エリアとしてROM12に格納された制御プログラムを実行して後述する各種の制御を行う。4は車両の目的地等を入力する各種スイッチを有する入力装置である。カーソルの移動や画面のスクロールを指示するジョイスティックを含む。なお、入力装置4をリモコン方式としてもよい。また、画面内にタッチパネルスイッチを設けてもよい。
【0010】
7は表示モニタ8に表示するための画像データを格納する画像メモリであり、この画像データは道路地図描画用データや各種の図形データなどから作成される。画像メモリ7に格納された画像データは適宜読み出されて表示モニタ8に表示される。表示モニタ8上の道路地図は、表示モニタ8上に表示された縮尺ボタンを操作することにより、たとえば8段階に縮小、拡大することができる。すなわち、所望の縮尺で地図を表示することができる。
【0011】
この発明によるナビゲーション装置には、入力された出発地と目的地とに基づいて経路を探索する経路探索機能も備えられている。出発地は車両の現在地であり、目的地と経由地は任意に設定することができる。経路探索機能は、表示モニタ8に表示されている経由地追加画面から経由地を追加する経由地追加機能も含む。経由地追加画面は複数の経由地追加欄を備え、表示モニタ8上に地図を表示しながら表示される。表示モニタ8に地図と経由地追加画面とを表示し、たとえばジョイスティックにより地図上で特定の地点を指示する。その上で、経由地追加欄のいずれかを指定すると、特定された地点名が追加欄に表示されて経由地として追加される。
【0012】
このように構成されるカーナビゲーション装置は、現在地検出装置1により取得した自車位置情報および地図記憶メモリ2に格納されている道路地図データに基づき各種のナビゲーションを行う。例えば、自車位置近辺の道路地図および自車位置を表示モニタ8に表示し、経路探索によって得られた経路に沿ってドライバーを誘導する。
【0013】
次に、本実施の形態のカーナビゲーション装置における目的地設定、経由地設定追加手順について図2〜図10を参照して説明する。
(1)目的地設定、
表示モニタ8の上欄ガイダンスの「行き先設定」をジョイスティックで指示することにより図2(a)の画面を表示する。ジョイスティックにより画面をスクロールし、星印SMを目的地に合わせる。ジョイスティックにより位置の決定を指示すると、目的地が未設定の場合には、図2(b)に示すように、星印の地点に目的地マークとしてチェッカフラグCFを表示する。
【0014】
(2)目的地変更
表示モニタ8の上欄ガイダンスの「行き先設定」をジョイスティックで指示することにより図2(a)の画面を表示する。ジョイスティックにより画面をスクロールし、星印SMを目的地に合わせる。ジョイスティックにより位置の決定を指示すると、上述したように目的地が設定されている場合には、図3(a)の画面表示となる。図3(a)の画面には、「新しい行き先に設定」ボタン201と「現在のルートに追加」ボタン202が表示される。ジョイスティックにより「新しい行き先に設定」ボタン201を選択して決定を指示すると、図3(b)の画面表示となる。これにより、先に設定されていた目的地が新しい目的地に書き換えられる。制御回路3のメモリの目的地に対応する記憶領域のデータも書き換えられる。
【0015】
(3)経由地設定(追加)
図3(a)の画面表示からジョイスティックで「現在のルートに追加」ボタン202が選択されると、図4(a)の画面表示となる。図4(a)の画面からジョイスティックで決定を指示すると、図4(b)に示すように、経由地追加画面203が表示される。図4(b)の拡大図を図5に示す。
【0016】
図5において、経由地追加画面203には、左側に上から、出発地マーク203S、経由地マークである星印、目的地マーク203Dが表示されている。また、その右側の欄には、経由地追加欄203a〜203fが表示されている。図5のように星印SMを所定の地点に位置合わせし、ジョイスティックにより経由地追加欄203a〜203fのいずれかを選択する。たとえば、経由地追加欄203aを選択すると、図6(a)に示すように、経由地追加欄203aがハイライト表示される。その後、ジョイスティックにより経由地追加欄203aを決定すると、図6(b)に示すように、星印SMの地点名(○×△○)が経由地追加欄203a欄に表示されるとともに、制御回路3の経由地メモリの対応領域に地点名(○×△○)が格納される。そして、図4(c)に示すように、地図上では白抜きの星印SMWが表示される。なお、白抜き星印SMWの中に記された「1」は、経由地追加欄203aの経由地1を表す。
【0017】
図7(a)に示すように、経由地追加欄203a〜203fがすべて入力済みの場合でも、たとえば、経由地追加欄203bの地点を変更することができる。すなわち、ジョイスティックで地図をスクロールして経由地追加欄203bに格納する地点、たとえば×○○に星印を合わせる。その上で、図7(a)に示すように、ジョイスティックにより経由地追加欄203bの地点名×××を選択してハイライト表示させて、ジョイスティックで決定する。この操作により、経由地追加欄203bの地点名が図7(b)に示すように×○○に変更される。同時に、制御回路3の経由地メモリの対応領域の地点名データ(×××)が地点名データ(×○○)に更新される。
【0018】
図4(a)のように経由地を追加する画面表示では、図4(d)にも拡大して示す縮尺ボタン204を操作することにより、地図表示を縮小、拡大することができる。図4(d)の縮尺ボタン204により、8段階に縮尺を変更することができる。「詳細」を選択するともっとも縮尺が小さい地図表示となり、詳細な地図が表示される。反対に、「広域」を選択するともっとも縮尺が大きい地図表示となり、広範囲に地図が表示される。
【0019】
出発地と目的地との間に経由地を設定する場合、どの地点を経由地とするかは種々の要因で決定される。しかし、表示画面内に出発地と目的地が同時に表示されていない場合には、経由地の決定が難しい場合がある。とくに不慣れなルート中に経由地を設定する場合である。この場合、縮尺ボタン204により地図を縮小、すなわち広域側の縮尺に変更することにより、表示画面内に出発地と目的地を同時に表示した状態とする。したがって、出発地と目的地に対する経由地の相対位置関係が把握しやすくなり、経由地設定作業が容易となる。
【0020】
図8は、このような経由地追加手順を説明するフローチャートである。この処理手順は、制御回路3が実行する制御プログラムの形態でROM12に格納されている。ステップS1において地図表示処理を行う。地図表示処理とは、表示モニタ8上に自車位置を中心とした道路地図を表示し、車両が所定距離走行するごとに地図をスクロールして自車位置マークを道路上で移動させる表示処理と、ジョイスティックの操作により自車位置マークに無関係に地図をスクロールする表示処理である。また、地図表示処理には、縮尺ボタン操作にしたがって地図表示を縮小、拡大する縮尺変更処理も含まれる。
【0021】
ステップS2において、「行き先設定」ボタン201が選択されたと判定されるとステップS3へ進む。「行き先設定」ボタン201が選択されるまではステップS1で地図表示処理が続行される。「行き先設定」ボタン201が選択されると、図2(a)に示す星印SMが表示モニタ8の画面中心に表示される。
【0022】
ステップS3において、地図上の特定の地点が指示されて決定された否かを判定する。たとえば、地図をスクロールして画面の中心位置の星印SMを特定の地点に位置合わせして決定すると、ステップS3が肯定判定されてステップS4に進む。ステップS4で新規目的地の設定と判定されると、ステップS5に進む。制御回路3のメモリの目的地に対応する領域に地点名が記憶されていない場合にはステップS4が肯定される。ステップS5において、現在設定されている目的地/経由地をすべて消去する。すなわち、制御回路3のメモリの目的地/経由地に対応する領域に記憶されている地点名をすべて消去する。そして、ステップS6において、スクロール地点(図2(a)の星印SMの地点)を新規目的地として設定する。すなわち、制御回路3のメモリの目的地に対応する領域に星印の地点名を記憶する。ステップS4において、新規目的地設定ではないと判定されると、ステップS7に進み、経由地追加画面を表示する。制御回路3のメモリの目的地に対応する領域に地点名が記憶されている場合にはステップS4が否定される。
【0023】
ステップS8において、縮尺ボタン204が操作されたと判定されると、ステップS9において、現在表示している地図の縮尺を変更してステップS7に戻る。ステップS8で縮尺ボタン204の操作が判定されない場合には、ステップS10に進む。ステップS10では、ジョイスティックによりたとえば経由地追加画面203の追加欄203aを選択して決定したか否かを判定する。ステップS10が肯定判定されると、ステップS11において、経由地追加欄203aに地点名が表示される(図6(b)参照)とともに、同時に、制御回路3のメモリの経由地に対応する領域に地点名が格納される。すでに地点名が記憶されている場合には、新たな地点名で更新する(図7(b)参照)。
【0024】
本発明によるカーナビゲーション装置では、以上のようにして経由地を追加するようにした。したがって、従来のように地図表示を中断してルート編集画面を表示し、このルート編集画面において経由地の追加を行う必要がなく、ルート上の経由地を追加する際の操作性が向上する。また、経由地追加作業中にも地図の縮尺を変更できるようにしたので、出発地と目的地を一画面表示し、両者の間にある経由地の特定作業が容易になる。とくに不慣れなルートでの経由地追加作業がきわめて簡単になる。
【0025】
なお、以上説明したカーナビゲーション装置では、従来技術で説明したような、地図表示を中断してルート編集画面を表示し、このルート編集画面において経由地の追加を行うこともできる。
【0026】
図9はそのルート編集画面で経由地を追加する手順を説明する図である。表示モニタ8の上欄ガイダンスの「ルートの確認」をジョイスティックで指示することにより図9(a)の画面を表示する。ジョイスティックにより「ルート編集」を選択すると、図9(b)の画面が表示される。ジョイスティックで「追加」を選択して決定すると、図9(c)の画面が表示される。たとえばジョイスティックで「50音から」を選択して任意の地点名を入力して決定すると、図10(a)に示すように、入力した地点名周辺の地図が表示されるとともに、画面中央に星印SMが表示される。
【0027】
図10(a)の画面上の星印SMをジョイスティックで移動して位置を合わせ、決定すると、図10(b)に示すように、画面の上欄には、「経由地1 ○○○○○付近」と表示され、画面の下欄には、「経由地1に設定しました」と表示される。同時に、制御回路3の経由地メモリの対応領域に地点名が格納される。そして、図10(c)の画面表示に切り換わり、出発地のすぐ下の経由地1の表示欄301に「○○○○○付近」が表示される。
【0028】
このようにして、地図表示をいったん中断したルート編集画面からも、経由地の追加設定が可能である。したがって、ナビゲーション使用状況に合わせて、地図画面とルート編集画面の双方から経由地の追加操作が可能となり、使い勝手が向上する。
【0029】
上記実施の形態では、カーナビゲーション装置の制御回路3が実行する制御プログラムはROM12に格納されている例で説明したが、この内容に限定する必要はない。制御プログラムやそのインストールプログラムをCD−ROM14などの記録媒体で提供してもよい。
【0030】
さらに、それらのプログラムをインターネットなどに代表される通信回線などの伝送媒体を介して提供することも可能である。すなわち、プログラムを、伝送媒体を搬送する搬送波上の信号に変換して送信することも可能である。図11はその様子を示す図である。カーナビゲーション装置21は上記に説明したカーナビゲーション装置であり、通信回線22との接続機能を有する。コンピュータ23はカーナビゲーション装置21用の制御プログラムを提供するサーバーコンピュータであり、そのプログラムが格納されている。通信回線22は、インターネット、パソコン通信などの通信回線、あるいは専用通信回線などである。通信回線22は、電話回線や携帯電話などの無線電話回線などを含む。
【0031】
なお、上述の制御プログラムをパソコン上で実行させてカーナビゲーション装置を実現するようにしてもよい。その場合、現在地検出装置1などはパソコンの所定のI/Oポートなどに接続するようにすればよい。
【0032】
なお、制御プログラムには、入力された出発地と経由地と目的地とに基づいて経路を探索する経路探索手順と、経由地追加が指示されたことを判別する追加判別手順と、表示装置に地図が表示されているときに経由地追加の指示が判別されると、地図とともに経由地追加画面を合わせて表示する表示手順とを有する経路探索プログラムが含まれている。また、この経路探索プログラムには、地図上で特定の地点が指示されたことを判別する指示判別手順と、経由地追加画面に設けられた複数の経由地追加欄のいずれが選択されたかを判別する選択判別手順と、表示装置に地図と経由地追加画面とを表示したまま、指示判別手順で判別された特定の地点を、選択判別手順で判別された経由地追加欄に追加する追加制御手順とが含まれている。さらに、経路探索プログラムには、地図の縮尺変更の指示を判別する縮尺指示判別手段と、表示装置に前記地図と経由地追加画面とを表示している際に縮尺指示判別手段が縮尺変更の指示を判別したとき、表示装置に表示されている地図の縮尺を変更する縮尺変更手順とが含まれている。
【0033】
以上で説明した各実施の形態や各種の変形例はあくまで一例であり、発明の特徴が損なわれない限り、本発明はこれらの内容に限定されない。
【符号の説明】
【0034】
1 現在地検出装置
2 地図記憶メモリ
3 制御回路
4 入力装置
7 画像メモリ
8 表示モニタ
12 ROM
13 RAM
14 CD−ROM
【特許請求の範囲】
【請求項1】
地図を表示する表示装置と、
入力された出発地と経由地と目的地とに基づいて経路を探索する経路探索手段と、
前記表示装置に表示されている経由地追加画面から前記経由地を追加する経由地追加手段と、
前記地図が表示されている前記表示装置に前記経由地追加画面を合わせて表示する表示制御装置とを備えることを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項2】
請求項1記載のナビゲーション装置において、
前記地図上で特定の地点を指示する指示装置と、
前記経由地追加画面に設けられた複数の経由地追加欄のいずれかを選択する選択装置と、
前記表示装置に前記地図と前記経由地追加画面とを表示したまま、前記指示装置で指示した特定の地点を、前記選択装置で選択した前記経由地追加欄に追加する追加制御手段とをさらに備えることを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項3】
請求項1または2記載のナビゲーション装置において、
前記地図の縮尺変更を指示する地図縮尺変更指示装置と、
前記表示装置に前記地図と経由地追加画面とを表示している際に前記地図縮尺変更指示装置から縮尺変更の指示がなされたとき、前記表示装置に表示されている地図の縮尺を変更する縮尺変更手段とをさらに備えることを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項4】
入力された出発地と経由地と目的地とに基づいて経路を探索する経路探索手順と、
経由地追加が指示されたことを判別する追加判別手順と、
前記表示装置に地図が表示されているときに前記経由地追加の指示が判別されると、前記地図とともに前記経由地追加画面を合わせて表示する表示手順とを有する経路探索プログラム。
【請求項5】
請求項4記載の経路探索プログラムにおいて、
前記地図上で特定の地点が指示されたことを判別する指示判別手順と、
前記経由地追加画面に設けられた複数の経由地追加欄のいずれが選択されたかを判別する選択判別手順と、
前記表示装置に前記地図と前記経由地追加画面とを表示したまま、前記指示判別手順で判別された特定の地点を、前記選択判別手順で判別された経由地追加欄に追加する追加制御手順とをさらに有する経路探索プログラム。
【請求項6】
請求項4または5記載の経路探索プログラムにおいて、
前記地図の縮尺変更の指示を判別する縮尺指示判別手段と、
前記表示装置に前記地図と経由地追加画面とを表示している際に前記縮尺指示判別手段が縮尺変更の指示を判別したとき、前記表示装置に表示されている地図の縮尺を変更する縮尺変更手順とをさらに有する経路探索プログラム。
【請求項1】
地図を表示する表示装置と、
入力された出発地と経由地と目的地とに基づいて経路を探索する経路探索手段と、
前記表示装置に表示されている経由地追加画面から前記経由地を追加する経由地追加手段と、
前記地図が表示されている前記表示装置に前記経由地追加画面を合わせて表示する表示制御装置とを備えることを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項2】
請求項1記載のナビゲーション装置において、
前記地図上で特定の地点を指示する指示装置と、
前記経由地追加画面に設けられた複数の経由地追加欄のいずれかを選択する選択装置と、
前記表示装置に前記地図と前記経由地追加画面とを表示したまま、前記指示装置で指示した特定の地点を、前記選択装置で選択した前記経由地追加欄に追加する追加制御手段とをさらに備えることを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項3】
請求項1または2記載のナビゲーション装置において、
前記地図の縮尺変更を指示する地図縮尺変更指示装置と、
前記表示装置に前記地図と経由地追加画面とを表示している際に前記地図縮尺変更指示装置から縮尺変更の指示がなされたとき、前記表示装置に表示されている地図の縮尺を変更する縮尺変更手段とをさらに備えることを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項4】
入力された出発地と経由地と目的地とに基づいて経路を探索する経路探索手順と、
経由地追加が指示されたことを判別する追加判別手順と、
前記表示装置に地図が表示されているときに前記経由地追加の指示が判別されると、前記地図とともに前記経由地追加画面を合わせて表示する表示手順とを有する経路探索プログラム。
【請求項5】
請求項4記載の経路探索プログラムにおいて、
前記地図上で特定の地点が指示されたことを判別する指示判別手順と、
前記経由地追加画面に設けられた複数の経由地追加欄のいずれが選択されたかを判別する選択判別手順と、
前記表示装置に前記地図と前記経由地追加画面とを表示したまま、前記指示判別手順で判別された特定の地点を、前記選択判別手順で判別された経由地追加欄に追加する追加制御手順とをさらに有する経路探索プログラム。
【請求項6】
請求項4または5記載の経路探索プログラムにおいて、
前記地図の縮尺変更の指示を判別する縮尺指示判別手段と、
前記表示装置に前記地図と経由地追加画面とを表示している際に前記縮尺指示判別手段が縮尺変更の指示を判別したとき、前記表示装置に表示されている地図の縮尺を変更する縮尺変更手順とをさらに有する経路探索プログラム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【公開番号】特開2011−203274(P2011−203274A)
【公開日】平成23年10月13日(2011.10.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−141651(P2011−141651)
【出願日】平成23年6月27日(2011.6.27)
【分割の表示】特願2001−4248(P2001−4248)の分割
【原出願日】平成13年1月11日(2001.1.11)
【出願人】(000001487)クラリオン株式会社 (1,722)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成23年10月13日(2011.10.13)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年6月27日(2011.6.27)
【分割の表示】特願2001−4248(P2001−4248)の分割
【原出願日】平成13年1月11日(2001.1.11)
【出願人】(000001487)クラリオン株式会社 (1,722)
【Fターム(参考)】
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