説明

ナビ装置、ナビサーバおよびナビシステム

【課題】放送コンテンツの有用性に鑑みて適当な形態での当該コンテンツの利用を図ることができるナビ装置等を提供する。
【解決手段】本発明によれば、不特定多数のナビ装置を対象として放送されるコンテンツと、各ナビ装置200との地理的な関連度の高低に応じて、当該コンテンツが各ナビ装置200において選択的に出力される。また、ユーザの意思に応じて、このコンテンツに関連する地域等の通行を回避または推奨する新たなルートをナビ装置200に出力させることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、放送コンテンツを利用する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
ナビ装置に対して交通情報を放送し、当該ナビ装置に交通情報を利用させる技術が提案されている(特許文献1参照)。交通情報等のコンテンツを放送するまたは放送させる業者にとっては、不特定多数のユーザとの間で多くの接点を持つことができるという利点がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許4177394号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、放送されるコンテンツのすべてが不特定多数のユーザのすべてにとって有用性が高いわけではない。
【0005】
そこで、本発明は、放送コンテンツの有用性に鑑みて適当な形態での当該コンテンツの利用を図ることができるナビ装置等を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するための本発明のナビ装置は、入力装置と、出力装置と、前記入力装置を通じてユーザにより設定された目的位置に当該ユーザを案内するためのナビルートを地図とともに前記出力装置に表示させ、かつ、放送局により放送されたコンテンツを受信した上で前記コンテンツの利用形態を制御するように構成されている制御装置とを備えているナビ装置であって、前記制御装置が、前記ナビ装置の過去、現在または未来における位置または時系列的位置と、前記コンテンツに関連する地点、道路区間または地域とに基づき、前記ナビ装置と前記コンテンツとが地理的に関連するという第1条件の充足性を判定し、前記第1条件が充足されているという判定結果が得られたことを要件として、前記コンテンツと、第1指示方式とを前記出力装置に出力させるように構成されている第1演算処理要素と、前記第1指示方式にしたがった前記ユーザによる第1指示が前記入力装置を通じて入力されたことを要件として、前記コンテンツに関連する地点、道路区間または地域の通行を回避するまたは推奨する前記ナビルートを前記出力装置に表示させるように構成されている第2演算処理要素とを備えていることを特徴とする。
【0007】
前記第1演算処理要素が、前記第1指示方式に加えて第2指示方式を前記出力装置に出力させるように構成され、前記第2演算処理要素が、前記第2指示方式にしたがって前記ユーザによる第2指示が前記入力装置を通じて入力されたことを要件として、前記コンテンツに関連する地点、道路区間または地域を指定データベースに登録するように構成されていてもよい。
【0008】
前記第1演算処理要素が、前記ナビ装置、前記ナビ装置のユーザもしくは前記ナビ装置が搭載されている車両を特定するための因子、または、前記入力装置を通じて前記ユーザにより指定された因子と、前記コンテンツに付属する因子とに基づき、前記ナビ装置と前記コンテンツとが内容的に関連するという第2条件の充足性を判定し、前記第2条件がさらに充足されているという判定結果が得られたことを要件として、前記コンテンツと前記第1指示方式とを前記出力装置に出力させるように構成されていてもよい。
【0009】
前記制御装置が、前記コンテンツの基礎としての前記ナビ装置の時系列的位置、または、前記入力装置を通じて前記ユーザにより入力された、もしくは、前記ナビ装置を構成する撮像装置を通じて撮像されたある地点、道路区間または地域における前記コンテンツをナビサーバに対して送信するように構成されていてもよい。
【0010】
前記課題を解決するための本発明のナビサーバは、複数のナビ装置のそれぞれとの通信機能を有するナビサーバであって、前記ナビ装置との通信により、当該ナビ装置が通行した地点、道路区間または地域に関連するコンテンツを、前記複数のナビ装置に対して放送されうるコンテンツとして認識するように構成されている第1支援演算処理要素と、前記ナビ装置との通信により前記ナビ装置のユーザの出発位置および目的位置を認識し、前記出発位置および前記目的位置を結ぶ支援ルートを探索した上で、前記ナビ装置との通信により前記支援ルートを前記ナビ装置に認識させるとともに、前記ナビ装置との通信により前記ユーザによる第1指示の有無を認識し、前記第1指示があったことを要件として、前記第1指示に応じた指定コンテンツまたはこれに関連する地点、道路区間または地域の通行を回避するまたは推奨する前記支援ルートを新たに探索した上で、前記ナビ装置との通信により当該新たな支援ルートを前記ナビ装置に認識させるように構成されている第2支援演算処理要素とを備えていることを特徴とする。
【0011】
前記第1支援演算処理要素が、前記ナビ装置との通信により当該ナビ装置の時系列的位置を認識し、当該ナビ装置の時系列的位置に基づき、各道路区間における交通渋滞の有無またはその程度を前記コンテンツとして決定するように構成されていてもよい。
【0012】
前記第1支援演算処理要素が、前記ナビ装置との通信により当該ナビ装置のユーザの現在位置および目的位置を認識し、前記ユーザの現在位置および目的位置に基づき、複数の地点、道路区間または地域のそれぞれにおける通行ユーザ数または存在ユーザ数を予測または計測し、当該予測数または計測数が大きいほど、当該地点、道路区間または地域に関連するコンテンツを、前記複数のナビ装置に対して放送されるコンテンツとして優先的に決定するように構成されていてもよい。
【0013】
前記課題を解決するための本発明のナビサーバは、複数の前記ナビ装置と、前記ナビサーバとにより構成されていることを特徴とする。
【発明の作用効果】
【0014】
本発明のナビ装置、ナビサーバおよびナビシステムのそれぞれによれば、不特定多数のナビ装置を対象として放送されるコンテンツと、各ナビ装置との地理的な関連度の高低に応じて、当該コンテンツが各ナビ装置において選択的に出力される。また、ユーザの意思に応じて、このコンテンツに関連する地域等の通行を回避または推奨する新たなルートをナビ装置に出力させることができる。これにより、ユーザにとっての各コンテンツの有用性に鑑みて適当な形態での当該コンテンツの利用が図られる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明のナビシステムの構成説明図。
【図2】本発明のナビシステムの機能説明図。
【図3】第1条件充足性判定および支援ルート再探索(第1実施形態)に関する説明図。
【図4】ナビルートおよび第1指示方式(第1実施形態)に関する説明図。
【図5】第1条件充足性判定および支援ルート再探索(第2実施形態)に関する説明図。
【図6】ナビルートおよび第1指示方式(第2実施形態)に関する説明図。
【発明を実施するための形態】
【0016】
(本発明のナビシステムの構成)
本発明の一実施形態としてのナビシステムの構成について説明する。「ナビ」は「ナビゲーション」の略記である。
【0017】
図1に示されているナビシステムは、ネットワークを介して相互に通信可能なナビサーバ100と複数のナビ装置200とにより構成されている。ナビサーバ100は放送局300に対して放送コンテンツを提供するように構成され、各ナビ装置200は放送局300から放送されるコンテンツを受信するように構成されている。ナビ装置200は車両に搭載されていてもよく、携帯型のモバイル機器により構成されていてもよい。モバイル機器は車両に対して取り外し可能に搭載されてもよい。
【0018】
ナビサーバ100はネットワークを介したナビ装置200および放送局300のそれぞれとの通信機能を有し、一または複数のサーバコンピュータにより構成されている。通信ネットワークとしては、インターネット、電話回線用ネットワークまたは衛星放送を用いた通信ネットワークなどが採用されうる。
【0019】
ナビサーバ100は、データベース102と、第1支援演算処理要素110と、第2支援演算処理要素120とを備えている。
【0020】
データベース102は、メモリ、HDDまたはSSDなどの記憶装置により構成されている。データベース102は、道路の配置態様を表わす「地図情報」のほか、不特定多数のナビ装置200に対して放送局300から放送されうる「交通情報」「気象情報」「POI(Point Of Interest)情報」および「イベント情報」などのコンテンツを保存する。放送コンテンツは、地点、道路区間または地域と関連付けられて保存されている。道路区間は緯度および経度の座標列またはリンク番号(リンク(道路区間)を識別するための番号)により表わされ、地域はその輪郭線を現す座標列または当該地域に含まれる地点の座標群またはメッシュ番号(メッシュ(地図においてたとえば矩形状に区切られている地域)を識別するための番号)により表わされる。
【0021】
データベース102は、ユーザにより登録された地点、道路区間(リンク)または地域を当該ユーザ、そのナビ装置200(製造番号などの識別子)または車両(VIN(Vehicle Identification Number)などの識別子)と関連付けて保存する。
【0022】
第1支援演算処理要素110および第2支援演算処理要素120のそれぞれはコンピュータのハードウェア資源としてのプロセッサおよびメモリにより構成されている。第1支援演算処理要素110および第2支援演算処理要素120のそれぞれは、一部または全部が共通のハードウェア資源により構成されていてもよく、全部が別個のハードウェア資源により構成されていてもよい。
【0023】
第1支援演算処理要素110は、ナビ装置200との通信により、当該ナビ装置200が通行した地点、道路区間または地域に関連するコンテンツを、複数のナビ装置200に対して放送されうるコンテンツとして認識するように構成されている。
【0024】
第2支援演算処理要素120は、ナビ装置200との通信によりこのナビ装置200のユーザの出発位置および目的位置を認識し、出発位置および目的位置を結ぶ支援ルートを探索した上で、ナビ装置200との通信により支援ルートをナビ装置200に認識させるように構成されている。また、第2支援演算処理要素120は、ナビ装置200との通信によりユーザによる第1指示の有無を認識し、当該第1指示があったことを要件として、第1指示に応じた指定コンテンツまたはこれに関連する地点、道路区間または地域の通行を回避するまたは推奨する支援ルートを新たに探索した上で、ナビ装置200との通信により当該新たな支援ルートをナビ装置200に認識させるように構成されている。
【0025】
ナビ装置200は、入力装置202と、出力装置204と、制御装置206とを備えている。制御装置206は第1演算処理要素210と、第2演算処理要素220とを備えている。入力装置202は、ユーザの音声指示を認識する音声認識装置、ユーザの指または手により操作されるボタンまたはダイヤルなどにより構成されている。出力装置204は、車両のセンターコンソール等に配置されたディスプレイ装置、スピーカ(音声出力装置)等により構成されていてもよい。
【0026】
制御装置206ならびにその構成要素である第1演算処理要素210および第2演算処理要素220のそれぞれはコンピュータのハードウェア資源としてのプロセッサおよびメモリにより構成されている。第1演算処理要素210および第2演算処理要素220のそれぞれは、一部または全部が共通のハードウェア資源により構成されていてもよく、全部が別個のハードウェア資源により構成されていてもよい。
【0027】
制御装置206は、入力装置202を通じてユーザにより設定された目的位置に当該ユーザを案内するためのナビルートを地図とともに出力装置204に表示させるように構成されている。制御装置206は、放送局により放送されたコンテンツを受信した上で当該コンテンツの利用形態を制御するように構成されている。
【0028】
制御装置206は、ナビ装置200の時系列的位置、または、入力装置202を通じてユーザにより入力された、もしくは、ナビ装置200を構成する撮像装置を通じて撮像されたある地点、道路区間または地域におけるコンテンツをナビサーバ100に対して送信するように構成されている。ナビ装置200、ひいては車両またはユーザの位置はGPSのほか、必要に応じて車両2の加速度に応じた信号を出力する加速度センサを用いて測定されうる。位置は、緯度および経度(2次元座標値)のほか、緯度、経度および高度(3次元座標値)によって表わされてもよい。
【0029】
第1演算処理要素210は、ナビ装置200の過去、現在または未来における位置または時系列的位置と、コンテンツに関連する地点、道路区間または地域とに基づき、ナビ装置200とコンテンツとが地理的に関連するという第1条件の充足性を判定するように構成されている。第1演算処理要素210は、第1条件が充足されているという判定結果が得られたことを要件として、コンテンツと、第1指示方式とを出力装置204に出力させるように構成されている。
【0030】
第2演算処理要素220は、第1指示方式にしたがったユーザによる第1指示が入力装置202を通じて入力されたことを要件として、コンテンツに関連する地点、道路区間または地域の通行を回避するまたは推奨するナビルートを出力装置204に表示させるように構成されている。
【0031】
各要素が演算処理を実行するように「構成されている」とは、プロセッサがメモリから該当するプログラム(ソフトウェア)を読み取って当該プログラムを実行することにより当該演算処理を実行することを意味する。
【0032】
本発明の構成要素が情報を「認識する」とは、当該構成要素が情報を受信すること、情報をデータベースやメモリから探索または読み出すこと、受信等した基礎情報に基づいて演算処理によって情報を算定、推定、設定、決定、探索等すること、パケットをデコードして情報を顕在化させること、さらには算定等した情報をメモリに保存すること等、他の情報処理のために当該情報を準備しておくためのあらゆる情報処理を実行することを意味する。
【0033】
また、本発明の構成要素が情報を「出力する」とは、当該情報の表示、音声出力、振動出力等、人間がその視覚、聴覚、触覚等、五感を通じて認識しうるあらゆる形態で情報を出力することを意味する。
【0034】
(本発明のナビシステムの機能(第1実施形態))
本発明のナビシステムの機能の第1実施形態について説明する。第1実施形態では、ユーザが通行を回避すべき交通渋滞、大雨または雷雨等の「通行回避要因」が事象としてコンテンツに含まれ、当該通行回避要因が存在する地域等の通行を回避するようにルートが再探索される。
【0035】
(ルート探索および出力)
第2演算処理要素220が、ユーザにより入力装置202を通じて入力された目的位置P2と、当該入力時刻におけるナビ装置200の位置としての出発位置P1とを認識した上で、ナビサーバ100に向けて送信する(図2/矢印X1)。
【0036】
これに応じて、第2支援演算処理要素120が、たとえば図3(a)に示されているように出発位置P1および目的位置P2を結ぶ支援ルートRを探索する(図2/STEP121)。この際、データベース102に保存されている地図情報および交通情報が利用され、目的位置P2までの移動距離、移動所要時間または道路使用料金を最小にする観点から支援ルートRが探索される。
【0037】
その上で、第2支援演算処理要素120が、ナビ装置200との通信により支援ルートRを当該ナビ装置200に認識させる(図2/矢印X2)。支援ルートRは準連続的な一連の座標群(緯度および経度の複数の組み合わせ)により表わされるが、当該座標群のうち全部ではなく、一部のみがナビ装置200により認識されてもよい。
【0038】
これに応じて、ナビ装置200の第2演算処理要素220が、適宜点間補間することにより支援ルートRと同一または略同一のナビルートrを生成した上で、出力装置204において地図上に表示させる(図2/STEP221)。これにより、たとえば図4(a)に示されているようにナビ装置200の現在位置PPを表わすアイコンのほか、ナビルートrが地図上に示されている画像が出力装置204を構成するディスプレイ装置の左側の画像領域W1に表示される。
【0039】
(コンテンツの収集および放送)
ナビ装置200の制御装置206または第1演算処理要素210が、コンテンツまたはその基礎情報を取得した上で、ナビサーバ100に送信する(図2/矢印X3)。コンテンツには、通行回避要因(交通渋滞、事故、雷雨、竜巻など)または通行推奨要因(景観、POI、)などの事象のほか、地点、道路区間または地域が含まれる。そのほか、放送対象としての適格性判断のため、コンテンツには付加的に時刻または時間帯(期間)が含まれていてもよい。
【0040】
これに応じて、ナビサーバ100の第1支援演算処理要素110がコンテンツを認識する(図2/STEP110)。
【0041】
具体的には、制御装置206によりナビ装置200の位置が時系列的に測定され、時系列的な測定位置(プローブ情報またはFCD(フローティングカーデータ))が断続的にナビサーバ100に対して送信される(図2/矢印X3参照)。これに応じて、第1支援演算処理要素110が、各道路区間(リンク)における車両の所要移動時間を統計処理によって算出し、当該算出結果に基づき、各道路区間における交通渋滞の有無または程度を評価する。この評価結果に応じた「●●道路で××kmの交通渋滞発生」「●地点から○地点まで所要時間が△分」等の交通情報がコンテンツに該当する。
【0042】
そのほか、ナビ装置200の入力装置202を構成するマイクロホンを通じてユーザにより入力された「●●道路で交通渋滞発生」「▲▲地方で雷雨・竜巻が発生」「××道路で事故発生」などの特定の地点、道路区間または地域における事象等を表わす音声データがコンテンツとして第1支援演算処理要素110により認識されてもよい。
【0043】
「交通渋滞発生」などの事象のみが含まれている音声データが、ナビ装置200により音声入力時刻または期間において測定された自己位置とともにコンテンツまたはその基礎情報として第1支援演算処理要素110により認識されてもよい。第1支援演算処理要素110により、音声データの中から虚偽情報を除去するための統計処理が実行されてもよい。
【0044】
ナビ装置200を構成するカメラ(撮像装置)を通じて自動的にまたはユーザの意思に応じて撮像された当該ユーザの周辺画像(動画、静止画)のデータが、ナビ装置200により撮像日時または撮像期間において測定された自己位置(撮影地点)とともにコンテンツとして第1支援演算処理要素110により認識されてもよい。
【0045】
ナビ装置200または車両を構成する、外気温センサ、湿度センサまたは降雨量センサなどのセンサにより検出された気温、湿度または降雨量などの気象データが、当該測定時点および測定地点とともにコンテンツとして第1支援演算処理要素110により認識されてもよい。
【0046】
音声データ、画像データおよび気象データなどの複数種類のデータの任意の組み合わせがコンテンツとして第1支援演算処理要素110により認識されてもよい。
【0047】
コンテンツは、地点、道路区間および地域のほか、有効期間(検出されてから所定時間以内など)と関連付けられてデータベース102に保存される。データベース102に保存されているコンテンツは放送局300に提供される(図2/矢印X4)。
【0048】
コンテンツは放送局300から電波塔、人工衛星などを介して不特定多数のナビ装置200のユーザに向けて放送される(図2/矢印X5)。データベース102に保存されているコンテンツがそのまま放送されてもよく、放送局300のコンピュータを通じて多数のコンテンツを把握したパーソナリティにより選択的に紹介される形で放送されてもよい。特に、内容および地域等が共通するコンテンツが人為的または自動的に選択された上で放送されてもよい。
【0049】
ナビ装置200のそれぞれの第1演算処理要素210が、ナビ装置200の過去、現在または未来における位置または時系列的位置と、コンテンツに関連する地点、道路区間または地域とに基づき、ナビ装置200とコンテンツとが地理的に関連するという第1条件の充足性を判定する(図2/STEP211)。
【0050】
コンテンツの内容が、ある地点、道路区間または地域において、交通事故、交通渋滞、道路陥没、落石、大雨、洪水などの通行回避要因が存在するという内容であり、かつ、ユーザの現在位置PPまたは支援ルートRが当該地域等と重なっている場合、第1条件が満たされていると判定される。支援ルートRはナビルートrの基礎であり、ユーザの未来軌跡または未来位置に相当するものとして扱われる。
【0051】
たとえば、図3(a)に示されているように、支援ルートRが交通渋滞区間(斜線部分)と重なっている場合、第1条件が満たされていると判断される。
【0052】
なお、過去の移動軌跡(移動履歴)、または、過去位置から現在位置に向かうベクトルから予測される、ユーザの未来位置、未来移動軌跡または未来存在領域が、通行回避要因が存在する地域等と重なっている場合に、第1条件が満たされていると判定されてもよい。
【0053】
第1演算処理要素210は、第1条件が充足されていないという判定結果が得られた場合(図2/STEP211‥NO)、当該コンテンツを出力装置204に出力させることなく、しかる後にメモリから削除する(図2/STEP213)。
【0054】
その一方、第1演算処理要素210は、第1条件が充足されているという判定結果が得られた場合(図2/STEP211‥YES)、当該コンテンツと第1指示方式とを出力装置204に出力させる(図2/STEP212)。
【0055】
これにより、たとえば、図4(a)に示されているようにコンテンツ(文章または画像など)が出力装置204を構成するディスプレイ装置の右側の画像領域W2に表示され、かつ、出力装置204を構成する音声出力装置から「●●区間でXkmの渋滞が発生しています。」等の音声が出力される。
【0056】
第1指示方式は入力装置202を通じたルート再探索指示をさせるための方法をユーザに知らせるための情報を意味する。たとえば、図4(a)に示されているように迂回経路探索用の第1指示スイッチSW1が出力装置204を構成するディスプレイ装置の右側の画像領域W2に表示される。
【0057】
このほか「この渋滞を回避する経路を探索したい場合には、ナビ装置200の〜ボタンを押してください」「この渋滞を回避する経路を探索したい場合には、ナビ装置200に向かって「‥」と言ってください」等、ルート再探索を指示するための入力装置202を通じた入力方法を教唆する文章または音声が出力装置204から出力されてもよい。
【0058】
(ルート再探索および出力)
第2演算処理要素220は、指定時間内に第1指示方式にしたがったユーザによる第1指示が入力装置202を通じて入力されたか否かを判定する(図2/STEP220)。「指定時間」は、たとえば、ユーザがコンテンツに関連する地域等を迂回するのが実質的に困難であるほどに当該地域等に近づいた時点で終了する。
【0059】
たとえば、図4(a)に示されている第1指示スイッチ(入力装置202を構成するタッチパネルスイッチ)が押された場合、第1指示があったと判定される。なお、第1指示スイッチが押された後、さらに確認スイッチ(YES/NOスイッチ)が右側画像領域W2に表示され、この確認スイッチ(YESスイッチ)が押された場合に第1指示があったと判定されてもよい。
【0060】
第2演算処理要素220は、指定時間以内に第1指示がなかったと判定した場合(図2/STEP220‥NO)、第1指示が無効である旨を出力装置202に出力させる(図2/STEP223)。必要に応じて、第1指示スイッチSW1がディスプレイ装置から消去される。
【0061】
第2演算処理要素220は、第1指示があったと判定した場合(図2/STEP220‥YES)、目的位置P2とナビ装置200の現在位置PPとしての出発位置P1コンテンツに関連する地点、道路区間または地域の通行を回避する支援ルートRの再探索要求をナビサーバ100に送信する(図2/矢印X6)。
【0062】
これに応じて、第2支援演算処理要素120が、通行回避要因が存在する地域等を回避しながら出発位置P1および目的位置P2を結ぶ新たな支援ルートRnewを探索する(図2/STEP122)。この際、データベース102に保存されているコンテンツのうち、放送された最新のコンテンツに関連する、通行回避要因が存在する地域等が認識される。通行を回避すべき地域等は、ルート再探索要求とともにナビ装置200からナビサーバ100に送信されてもよい。
【0063】
これにより、たとえば図3(b)に示されているように、交通渋滞区間を回避する新たな支援ルートRnewが探索される。また、図3(c)に示されているように、大雨または雷雨に見舞われている地域A1を回避する新たな支援ルートRnewが探索される。
【0064】
その上で、第2支援演算処理要素120が、ナビ装置200との通信により支援ルートRnewを当該ナビ装置200に認識させる(図2/矢印X7)。
【0065】
これに応じて、ナビ装置200の第2演算処理要素220が、適宜点間補間することにより新たな支援ルートRnewと同一または略同一の新たなナビルートrnewを生成した上で、出力装置204において地図上に表示させる(図2/STEP222)。これにより、たとえば図4(b)に示されているようにナビ装置200の現在位置PPを表わすアイコンのほか、新たなナビルートrnewが地図上に示されている画像が出力装置204を構成するディスプレイ装置の左側の画像領域W1に表示される。
【0066】
(本発明のナビシステムの機能(第2実施形態))
本発明のナビシステムの機能の第2実施形態について説明する。
第2実施形態では、ユーザに通行を推奨すべきイベント等の「通行推奨要因」が事象としてコンテンツに含まれ、当該通行推奨要因が存在する地域等の通行を推奨するようにルートが再探索される。
【0067】
(コンテンツの収集および放送)
第1支援演算処理要素110により認識されるコンテンツには、ナビ装置200の入力装置202を構成するマイクロホンを通じてユーザにより入力された「○○地方の季節の景観が美しい」「△△通り沿いのC交差点付近で雰囲気のよいレストラン発見」「A社の□□店で期間限定キャンペーン実施中」などの特定の地点、道路区間または地域における事象等を表わす音声データが含まれる(図2/STEP110参照)。当該コンテンツには、撮影日時および撮影地点を表わすデータが付された画像データも含まれうる。
【0068】
コンテンツの内容が、ある地点、道路区間または地域において、景勝地、娯楽施設、イベント、美味しいレストランなどの通行推奨要因が存在するという内容であり、かつ、支援ルートRが当該地域等と重なっていない一方、支援ルートRの周辺領域A0が当該地域等と重なっている場合、第1条件が満たされていると判定される。
【0069】
支援ルートRの周辺領域A0は、たとえば図5(a)に示されているように、現在位置PPから支援ルートRに沿って目的位置P2に向かうに連れて、当該支援ルートRからの距離が大きくなるような偏向性を有する領域である。そして、支援ルートRが景勝地A2(斜線部分)と重なっていない一方、支援ルートRの周辺領域A0がこの景勝地A2と重なっている場合、第1条件が満たされていると判断される。
【0070】
なお、ユーザの過去の位置もしくは移動軌跡(移動履歴)、または、過去位置から現在位置に向かうベクトルから予測される、ユーザの未来位置、未来移動軌跡または未来存在領域が、通行推奨要因が存在する地域等と重なっている場合に、第1条件が満たされていると判定されてもよい。
【0071】
第1実施形態と同様、第1条件が充足されているという判定結果が得られた場合(図2/STEP211‥YES)、当該コンテンツと第1指示方式とが出力装置204に出力される(図2/STEP212)。
【0072】
これにより、たとえば、図6(a)に示されているようにコンテンツ(文章または画像など)が出力装置204を構成するディスプレイ装置の右側の画像領域W2に表示され、かつ、出力装置204を構成する音声出力装置から「○○地域は景色がきれいです。」等の音声が出力される。
【0073】
また、図6(a)に示されているように立ち寄り経路探索用の第1指示スイッチSW1が出力装置204を構成するディスプレイ装置の右側の画像領域W2に表示される。
【0074】
このほか「この景勝地に立ち寄る経路を探索したい場合には、ナビ装置200の〜ボタンを押してください」「この景勝地に立ち寄る経路を探索したい場合には、ナビ装置200に向かって「‥」と言ってください」等、ルート再探索を指示の入力装置202を通じた入力方法を教唆する文章または音声が出力装置204から出力されてもよい。
【0075】
(ルート再探索および出力)
第2演算処理要素220は、第1指示があったと判定した場合(図2/STEP221‥YES)、目的位置P2とナビ装置200の現在位置PPとしての出発位置P1コンテンツに関連する地点、道路区間または地域の通行を推奨する支援ルートRの再探索要求をナビサーバ100に送信する(図2/矢印X6)。
【0076】
これに応じて、第2支援演算処理要素120が、通行回避要因が存在する地域等を経由して出発位置P1および目的位置P2を結ぶ新たな支援ルートRnewを探索する(図2/STEP122)。
【0077】
これにより、たとえば図5(b)に示されているように、景勝地A2に立ち寄る新たな支援ルートRnewが探索される。また、図5(c)に示されているように、美味しいレストランなどのPOIの所在地に立ち寄る新たな支援ルートRnewが探索される。
【0078】
その上で、第2支援演算処理要素120が、ナビ装置200との通信により支援ルートRnewを当該ナビ装置200に認識させる(図2/矢印X7)。
【0079】
これに応じて、ナビ装置200の第2演算処理要素220が、適宜点間補間することにより新たな支援ルートRnewと同一または略同一の新たなナビルートrnewを生成した上で、出力装置204において地図上に表示させる(図2/STEP224)。これにより、たとえば図6(b)に示されているようにナビ装置200の現在位置PPを表わすアイコンのほか、新たなナビルートrnewが地図上に示されている画像が出力装置204を構成するディスプレイ装置の左側の画像領域W1に表示される。
【0080】
(本発明のナビシステムの作用効果)
本発明のナビシステムならびにその構成要素であるナビサーバ100およびナビ装置200によれば、不特定多数のナビ装置200を対象として放送されるコンテンツと、各ナビ装置200との地理的な関連度の高低に応じて、当該コンテンツが各ナビ装置200において選択的に出力される(図4および図6の右側画像領域W2参照)。また、ユーザの意思に応じて、このコンテンツに関連する地域等の通行を回避または推奨する新たなルートをナビ装置200に出力させることができる(図4および図6の左側画像領域W1参照)。これにより、ユーザにとっての各コンテンツの有用性に鑑みて適当な形態での当該コンテンツの利用が図られる。
【0081】
(本発明の他の実施形態)
前記実施形態ではナビサーバ100において支援ルートRが探索され、ナビ装置200により当該支援ルートRが再現される形でナビルートrが生成されたが、他の実施形態として第2演算処理要素220により、ナビ装置200が保有している地図情報および交通情報等が用いられてナビルートrが探索されてもよい。その上で、ナビルートrがナビサーバ100に送信され、このナビルートrに基づいて各ユーザの未来軌跡がナビサーバ100において予測または認識されてもよい。
【0082】
ナビ装置200の第1演算処理要素210が、第1指示方式に加えて第2指示方式を出力装置204に出力させるように構成され、第2演算処理要素220が、第2指示方式にしたがってユーザによる第2指示が入力装置202を通じて入力されたことを要件として、コンテンツに関連する地点、道路区間または地域を指定データベース102またはナビ装置200の記憶装置に登録するように構成されていてもよい。
【0083】
これにより、ナビ装置200が、支援ルートRの探索をナビサーバ100に要求し、あるいは、自らがそのようなナビルートrを探索する際に、当該登録地点等が通行回避地域、または、経由位置もしくは目的位置等として利用されうる。
【0084】
第1演算処理要素210が、第2条件の充足性を判定し、この第2条件がさらに充足されているという判定結果が得られたことを要件として、コンテンツと第1指示方式とを出力装置204に出力させるように構成されていてもよい。「第2条件」とは、ナビ装置200、このナビ装置200のユーザもしくは車両を特定するための因子(製造番号、ユーザID、VINなど)、または、入力装置202を通じてユーザにより指定された因子(コンテンツのカテゴリなど)と、コンテンツに付属する因子(コンテンツのカテゴリを識別するためのフラグなど)とに基づき、ナビ装置200とコンテンツとが内容的に関連するという条件である。
【0085】
たとえば、「A社のyyyにお乗りのお客様を対象にキャンペーン実施中です」など、指定車種のユーザに向けた放送内容である場合、当該コンテンツに付属する指定車種に固有のVINの一部と、記憶装置に保存されている当該車両のVINの一部とが一致するか否かに応じて第2条件の充足性が判定される。
【0086】
また、「通行阻害要因のみ」「娯楽」とコンテンツまたはそれに含まれる事象のカテゴリがユーザにより指定因子としてあらかじめ設定されている場合、当該コンテンツのカテゴリと、記憶装置に保存されている当該指定カテゴリとが一致するか否かに応じて第2条件の充足性が判定される。
【0087】
これにより、ユーザにとって必要性が低いまたは関心が薄いコンテンツが出力装置204により出力されることが回避されうる。
【0088】
ナビサーバ100の第1支援演算処理要素110が、ナビ装置200との通信により認識したユーザの現在位置PP(または出発位置P1)および目的位置P2に基づき、複数の地点、道路区間または地域のそれぞれにおける通行ユーザ数または存在ユーザ数を予測または計測し、当該予測数または計測数が大きいほど、当該地点、道路区間または地域に関連するコンテンツを、複数のナビ装置200に対して放送されるコンテンツとして優先的に決定するように構成されていてもよい。
【0089】
たとえば、ユーザの現在位置PPおよび目的位置P2に鑑みて、多数のユーザが存在することが計測された地域、多数のユーザ(または車両)が通行すると予測される道路区間等、または、多数のユーザが目的とすると予測される地域等における交通情報、気象情報、娯楽情報等が、優先的に放送される。これにより、当該放送コンテンツを利用するユーザの数の増加、ひいては当該コンテンツの有用性の向上が図られる。
【符号の説明】
【0090】
100‥ナビサーバ、102‥データベース、110‥第1支援演算処理要素、120‥第2支援演算処理要素、200‥ナビ装置、202‥入力装置、204‥出力装置、210‥第1演算処理要素、220‥第2演算処理要素、300‥放送局。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
入力装置と、出力装置と、前記入力装置を通じてユーザにより設定された目的位置に当該ユーザを案内するためのナビルートを地図とともに前記出力装置に表示させ、かつ、放送局により放送されたコンテンツを受信した上で前記コンテンツの利用形態を制御するように構成されている制御装置とを備えているナビ装置であって、
前記制御装置が、
前記ナビ装置の過去、現在または未来における位置または時系列的位置と、前記コンテンツに関連する地点、道路区間または地域とに基づき、前記ナビ装置と前記コンテンツとが地理的に関連するという第1条件の充足性を判定し、前記第1条件が充足されているという判定結果が得られたことを要件として、前記コンテンツと、第1指示方式とを前記出力装置に出力させるように構成されている第1演算処理要素と、
前記第1指示方式にしたがった前記ユーザによる第1指示が前記入力装置を通じて入力されたことを要件として、前記コンテンツに関連する地点、道路区間または地域の通行を回避するまたは推奨する前記ナビルートを前記出力装置に表示させるように構成されている第2演算処理要素とを備えていることを特徴とするナビ装置。
【請求項2】
請求項1記載のナビ装置において、
前記第1演算処理要素が、前記第1指示方式に加えて第2指示方式を前記出力装置に出力させるように構成され、
前記第2演算処理要素が、前記第2指示方式にしたがって前記ユーザによる第2指示が前記入力装置を通じて入力されたことを要件として、前記コンテンツに関連する地点、道路区間または地域を指定データベースに登録するように構成されていることを特徴とするナビ装置。
【請求項3】
請求項1または2記載のナビ装置において、
前記第1演算処理要素が、前記ナビ装置、前記ナビ装置のユーザもしくは前記ナビ装置が搭載されている車両を特定するための因子、または、前記入力装置を通じて前記ユーザにより指定された因子と、前記コンテンツに付属する因子とに基づき、前記ナビ装置と前記コンテンツとが内容的に関連するという第2条件の充足性を判定し、前記第2条件がさらに充足されているという判定結果が得られたことを要件として、前記コンテンツと前記第1指示方式とを前記出力装置に出力させるように構成されていることを特徴とするナビ装置。
【請求項4】
請求項1〜3のうちいずれか1つに記載のナビ装置において、
前記制御装置が、前記コンテンツの基礎としての前記ナビ装置の時系列的位置、または、前記入力装置を通じて前記ユーザにより入力された、もしくは、前記ナビ装置を構成する撮像装置を通じて撮像されたある地点、道路区間または地域における前記コンテンツをナビサーバに対して送信するように構成されていることを特徴とするナビ装置。
【請求項5】
複数のナビ装置のそれぞれとの通信機能を有するナビサーバであって、
前記ナビ装置との通信により、当該ナビ装置の過去、現在または未来における通行または存在地点、道路区間または地域に関連するコンテンツを、前記複数のナビ装置に対して放送されうるコンテンツとして認識するように構成されている第1支援演算処理要素と、
前記ナビ装置との通信により前記ナビ装置のユーザの出発位置および目的位置を認識し、前記出発位置および前記目的位置を結ぶ支援ルートを探索した上で、前記ナビ装置との通信により前記支援ルートを前記ナビ装置に認識させるとともに、前記ナビ装置との通信により前記ユーザによる第1指示の有無を認識し、前記第1指示があったことを要件として、前記第1指示に応じた指定コンテンツまたはこれに関連する地点、道路区間または地域の通行を回避するまたは推奨する前記支援ルートを新たに探索した上で、前記ナビ装置との通信により当該新たな支援ルートを前記ナビ装置に認識させるように構成されている第2支援演算処理要素とを備えていることを特徴とするナビサーバ。
【請求項6】
請求項5記載のナビサーバであって、
前記第1支援演算処理要素が、前記ナビ装置との通信により当該ナビ装置の時系列的位置を認識し、当該ナビ装置の時系列的位置に基づき、各道路区間における交通渋滞の有無またはその程度を前記コンテンツとして決定するように構成されていることを特徴とするナビサーバ。
【請求項7】
請求項5または6記載のナビサーバであって、
前記第1支援演算処理要素が、前記ナビ装置との通信により当該ナビ装置のユーザの現在位置および目的位置を認識し、前記ユーザの現在位置および目的位置に基づき、複数の地点、道路区間または地域のそれぞれにおける通行ユーザ数または存在ユーザ数を予測または計測し、当該予測数または計測数が大きいほど、当該地点、道路区間または地域に関連するコンテンツを、前記複数のナビ装置に対して放送されるコンテンツとして優先的に決定するように構成されていることを特徴とするナビサーバ。
【請求項8】
請求項1〜4のうちいずれか1つに記載の複数のナビ装置と、請求項5〜7のうちいずれか1つに記載のナビサーバとにより構成されていることを特徴とするナビシステム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2012−78171(P2012−78171A)
【公開日】平成24年4月19日(2012.4.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−222690(P2010−222690)
【出願日】平成22年9月30日(2010.9.30)
【出願人】(000005326)本田技研工業株式会社 (23,863)
【Fターム(参考)】