ノズルヘッド
【課題】ノズル先端部に対する簡単な操作により噴出口付近に残留する固化物を確実に除去できるノズルヘッドを提供する。
【解決手段】 パイプ状のノズル９が突設されて容器１の頭部に装着されることにより、内容物を噴出させるノズルヘッドにおいて、ノズル９が、パイプ部材１０の基端部をノズル本体８ｃの先端部に着脱自在に装着させて形成されている。代わりに、ノズルの先端部分を、指による圧縮操作により口径を圧縮させるか、縦方向へ圧縮変形させ得る弾性体で形成することもできる。
【解決手段】 パイプ状のノズル９が突設されて容器１の頭部に装着されることにより、内容物を噴出させるノズルヘッドにおいて、ノズル９が、パイプ部材１０の基端部をノズル本体８ｃの先端部に着脱自在に装着させて形成されている。代わりに、ノズルの先端部分を、指による圧縮操作により口径を圧縮させるか、縦方向へ圧縮変形させ得る弾性体で形成することもできる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、パイプ状ノズルが突設されて容器頭部に装着され、噴出操作により内容物を噴出させるノズルヘッドに関するものである。
【背景技術】
【０００２】
この種のノズルヘッドは、容器に内蔵のポンプのピストンとして機能する噴出パイプに設けるか、又はエアゾール容器のバルブステムに嵌着するスパウトしてて周知であり、或は周面もしくは底面を圧搾操作される容器に設けられるのも周知である。このようなノズルヘッドの場合、特に粘性のある乳液・シャンプ・リンス・ジェル等の内容物が、特にその先端部分に残って乾燥固化する問題がある。そこで、特許文献１によれば、押下げ操作を解除してばね付勢により自動的に噴出パイプを押上げてポンプシリンダの内圧を負圧化する際に、内容物の吸上げを確実に行わせるために、スパウトの横向きのパイプ状ノズル部分の上側内周壁に、下向きの突部を内部に向けて延在させた噴出ポンプ付容器が提案されている。
【特許文献１】特開２００２−４５７３６号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
これにより、ノズル部分の空気溜りを小さくし、シリンダ内圧の低下時に空気に代えて内容物を吸込ませて残留を抑制することができるが、特に噴出口付近の内容物の残留固化を確実に防止する点では依然改良の余地がある。つまり、エアゾール容器、圧搾式容器等のノズルヘッドを含めて、目詰まり、或は衣服を汚すことにもなる噴出方向の側方へのずれ等を簡単に解消するためには問題が残されている。
【０００４】
本発明は、このような点に鑑みて、ノズル先端部に対する簡単な操作により噴出口付近に残留する固化物を確実に除去できるノズルヘッドを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
本発明は、この目的を達成するために、パイプ状のノズルが突設されて容器頭部に装着されることにより、内容物を噴出させるノズルヘッドにおいて、請求項１によりノズルが、パイプ部材の基端部をノズル本体の先端部に着脱自在に装着させて形成されているか、或は請求項２によりノズルの先端部分が、指による圧縮操作により形状復帰可能に圧縮変形させ得る弾性体で形成されている。その際、圧縮変形させるには、請求項３によりノズルの先端部分が、ノズル本体の先端部に装着され、かつ口径を形状復帰可能に圧縮させ得る弾性のパイプ部材で形成されるか、又は請求項４によりノズルの先端部分が、ノズル本体の先端部に装着され、かつ形状復帰可能に縦方向へ圧縮変形させ得る弾性の蛇腹状パイプ部材で形成されることが考えられる。
【０００６】
容器頭部に装着されるノズルヘッドとしては、請求項５によりノズルヘッドが、容器に内蔵のポンプのシリンダの内圧制御用ピストンとして機能する噴出パイプに設けられて押下げ操作されるか、請求項６によりノズルヘッドが、エアゾール容器の頭部から突出するバルブステムに下端部で嵌着して押下げ操作されるか、又は請求項７によりノズルヘッドが、弾性復帰可能に容器の頭部から突出する噴出パイプに取付けられる。
【発明の効果】
【０００７】
請求項１の発明によれば、パイプ部材を外して洗うことにより、その内部で固化積層した内容物を除去でき、目詰りもしくは噴出方向のずれを確実に回避することが可能になる。請求項２の発明によれば、ノズルの先端部分を指で圧縮変形させることにより、固化した内容物を粉砕して落とすことができ、その際請求項３の発明によればノズルの先端部分の口径を圧縮変形させ、請求項４の発明によれば長手方向へ圧縮変形させるかもしくは口径を圧縮変形させることができる。このようなノズルヘッドは、請求項５の発明によりポンプ内蔵の容器用、請求項６の発明によりエアゾール容器用、請求項７の発明により圧搾式容器用として構成できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００８】
図を基に本発明の実施の形態による容器内容物用のノズルヘッドを説明する。図１はポンプ付き容器用のノズルヘッドとしてのスパウト８を示すもので、容器１の頭部のネック部１ａにねじ込み式に係合すると共に、ポンプのシリンダ３を保持するキャップ６と、このキャップから昇降可能に突出するピストン式の噴出パイプ５の先端部に、周面から横向きにパイプ状のノズル本体８ｃが突設されたボタン状操作部８ａとを備えている。周知の動作原理により、ボタン状操作部８ａを押下げ操作して噴出パイプ５を押込んでシリンダ３の内圧を高めることにより内容物を噴出させると共に、押下げ操作を解除した際にばね付勢により自動的に噴出パイプ５を押上げてシリンダ３の内圧を負圧化してディップチューブ２を通して内容物を吸上げるようになっている。
【０００９】
ノズル本体８ｃの先端部には、口径を形状復帰可能に圧縮変形させ得る弾性のパイプ部材１０の基端部１０ｂが着脱自在に装着されて、ノズル９を形成している。容器１には、洗髪用、化粧用、薬用等の内容物、例えばシャンプが充填されている。
【００１０】
スパウト８を押下げ操作すると、ノズル本体８ｃに連通するパイプ部材１０の噴射口１０ａからシャンプが噴出される。使用を繰り返す過程で、操作解除時に吸引され難いノズル先端のパイプ部材１０の内周面に、内容物が乾燥固化して積層した場合、パイプ部材１０を指で摘んで圧縮変形させて、簡単に固化物を粉砕して除去することができる。したがって、固化物の形状により噴出方向が正規のノズル方向から側方へずれて、衣服或は周辺の物を汚すことがなくなり、目詰まりも簡単に解消される。
【００１１】
図２はエアゾール容器用のノズルヘッドであるスパウト１８を示すもので、エアゾール容器１４の頭部に巻締めされたマウンティングカップ１５のカール部１５ａに外係合する円筒状のカバー１２と、マウンティングカップ１５から突出するバルブステム１６に基端部１８ａで嵌着し、かつパイプ状のノズル本体１８ｃが横向きに周面から突設されたボタン状操作部１８ｂとを備え、ノズル本体１８ｃの中間位置でインテグラルヒンジ部１８ｄを介してカバー１２の上縁前部に支持されている。
【００１２】
ノズル本体１８ｃの先端部の外周面にはねじ山部が形成され、パイプ部材２０の基端部内周面に形成されたねじ山部２０ｂが、摩擦係合状態で螺合して、ノズル本体１９を形成している。容器１には、内容物として粘性を呈する例えば髪化粧料が噴射剤と共に充填されている。
【００１３】
操作部１８ｂを押下げ操作するとバルブステム１６が下方へ駆動されて内容物が噴出口２０ａから噴出される。パイプ部材２０に積層固化した内容物を除去する場合には、パイプ部材２０をその回転操作で取外し、洗い落として固化物を除去した後、螺合させる。尚、パイプ部材２０は、ねじ込み式に代えて基端部をノズル本体１８ｃの先端部に着脱自在に摩擦係合させることも考えられる。
【００１４】
図３は容器圧搾式用のノズルヘッド２８を示すもので、周面が形状復帰可能に圧縮される容器２４の頭部の口部にねじ込まれるキャップ２５と、このキャップに貫通状態に保持され、基端にディップチューブ２７が取付けられた噴出パイプ２６と、その先端部に基端部が嵌着されて斜め下向きに延びるノズル本体２８ａがヘッド周面から突設されたヘッド２８ｂとを備えている。
【００１５】
ノズル本体２８ａの先端部には、蛇腹状の弾性材製のパイプ部材３０の基端部３０ｂが着脱自在に嵌合されて、ノズル２９を形成している。容器２４には、例えば泡状に噴出される内容物が充填されている。
【００１６】
容器２４の周面を圧搾させると、内容物がディップチューブ２７へ流入してノズル本体２８ａを経由してパイプ部材３０の噴出口３０ａから噴出される。容器２４の圧搾を解除すると、パイプ部材３０から空気を吸引しつつその形状が復帰する。弾性の蛇腹構造を利用してパイプ部材３０を押して、その縦方向へ圧縮変形させると、固化物が粉砕されて落下・除去される。押圧を解除すると、自動的に蛇腹形状が復帰する。
【００１７】
尚、以上説明したパイプ部材は、別部材としてでなく、ノズルの先端部分を肉薄にしてその口径又は縦方向形状を弾性変形可能に一体に形成することも考えられる。ノズルヘッド２８は、ディップチューブを延設することなく、縦方向へ押出す押出し圧搾式の容器に設けることもできる。ポンプ付き容器１及びエアゾール容器１４用のノズルヘッドとしては、前述のものに代えて、レバー操作により押下げ駆動を行ってパイプ状ノズルから内容物を噴出させるトリガ式に構成することもできる。前述した３種類の口径圧縮式、ねじ込み式及び蛇腹式のパイプ部材１０，２０，３０は、互いに入れ換えて別のノズル本体８ｃ、１８ｃ、２８ａに装着することもできる。
【図面の簡単な説明】
【００１８】
【図１】本発明の第１の実施の形態によるスパウトが取付けられたポンプ付容器を部分的に断面図にした側面図である。
【図２】第２の実施の形態によるスパウトが取付けられたエアゾール容器を部分的に断面図にした側面図である。
【図３】第３の実施の形態によるノズルヘッドが取付けられた圧搾式容器を部分的に断面図にした側面図である。
【符号の説明】
【００１９】
１ ポンプ内蔵の容器
５、２６ 噴出パイプ
８、１８ スパウト
８ａ、１８ｂ ボタン状操作部
８ｃ、１８ｃ、２８ａ ノズル本体
１０、２０、３０ パイプ部材
１０ａ、２０ａ、３０ａ 噴射口
１４ エアゾール容器
１６ バルブステム
２４ 圧搾式の容器
２８ ノズルヘッド
【技術分野】
【０００１】
本発明は、パイプ状ノズルが突設されて容器頭部に装着され、噴出操作により内容物を噴出させるノズルヘッドに関するものである。
【背景技術】
【０００２】
この種のノズルヘッドは、容器に内蔵のポンプのピストンとして機能する噴出パイプに設けるか、又はエアゾール容器のバルブステムに嵌着するスパウトしてて周知であり、或は周面もしくは底面を圧搾操作される容器に設けられるのも周知である。このようなノズルヘッドの場合、特に粘性のある乳液・シャンプ・リンス・ジェル等の内容物が、特にその先端部分に残って乾燥固化する問題がある。そこで、特許文献１によれば、押下げ操作を解除してばね付勢により自動的に噴出パイプを押上げてポンプシリンダの内圧を負圧化する際に、内容物の吸上げを確実に行わせるために、スパウトの横向きのパイプ状ノズル部分の上側内周壁に、下向きの突部を内部に向けて延在させた噴出ポンプ付容器が提案されている。
【特許文献１】特開２００２−４５７３６号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
これにより、ノズル部分の空気溜りを小さくし、シリンダ内圧の低下時に空気に代えて内容物を吸込ませて残留を抑制することができるが、特に噴出口付近の内容物の残留固化を確実に防止する点では依然改良の余地がある。つまり、エアゾール容器、圧搾式容器等のノズルヘッドを含めて、目詰まり、或は衣服を汚すことにもなる噴出方向の側方へのずれ等を簡単に解消するためには問題が残されている。
【０００４】
本発明は、このような点に鑑みて、ノズル先端部に対する簡単な操作により噴出口付近に残留する固化物を確実に除去できるノズルヘッドを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
本発明は、この目的を達成するために、パイプ状のノズルが突設されて容器頭部に装着されることにより、内容物を噴出させるノズルヘッドにおいて、請求項１によりノズルが、パイプ部材の基端部をノズル本体の先端部に着脱自在に装着させて形成されているか、或は請求項２によりノズルの先端部分が、指による圧縮操作により形状復帰可能に圧縮変形させ得る弾性体で形成されている。その際、圧縮変形させるには、請求項３によりノズルの先端部分が、ノズル本体の先端部に装着され、かつ口径を形状復帰可能に圧縮させ得る弾性のパイプ部材で形成されるか、又は請求項４によりノズルの先端部分が、ノズル本体の先端部に装着され、かつ形状復帰可能に縦方向へ圧縮変形させ得る弾性の蛇腹状パイプ部材で形成されることが考えられる。
【０００６】
容器頭部に装着されるノズルヘッドとしては、請求項５によりノズルヘッドが、容器に内蔵のポンプのシリンダの内圧制御用ピストンとして機能する噴出パイプに設けられて押下げ操作されるか、請求項６によりノズルヘッドが、エアゾール容器の頭部から突出するバルブステムに下端部で嵌着して押下げ操作されるか、又は請求項７によりノズルヘッドが、弾性復帰可能に容器の頭部から突出する噴出パイプに取付けられる。
【発明の効果】
【０００７】
請求項１の発明によれば、パイプ部材を外して洗うことにより、その内部で固化積層した内容物を除去でき、目詰りもしくは噴出方向のずれを確実に回避することが可能になる。請求項２の発明によれば、ノズルの先端部分を指で圧縮変形させることにより、固化した内容物を粉砕して落とすことができ、その際請求項３の発明によればノズルの先端部分の口径を圧縮変形させ、請求項４の発明によれば長手方向へ圧縮変形させるかもしくは口径を圧縮変形させることができる。このようなノズルヘッドは、請求項５の発明によりポンプ内蔵の容器用、請求項６の発明によりエアゾール容器用、請求項７の発明により圧搾式容器用として構成できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００８】
図を基に本発明の実施の形態による容器内容物用のノズルヘッドを説明する。図１はポンプ付き容器用のノズルヘッドとしてのスパウト８を示すもので、容器１の頭部のネック部１ａにねじ込み式に係合すると共に、ポンプのシリンダ３を保持するキャップ６と、このキャップから昇降可能に突出するピストン式の噴出パイプ５の先端部に、周面から横向きにパイプ状のノズル本体８ｃが突設されたボタン状操作部８ａとを備えている。周知の動作原理により、ボタン状操作部８ａを押下げ操作して噴出パイプ５を押込んでシリンダ３の内圧を高めることにより内容物を噴出させると共に、押下げ操作を解除した際にばね付勢により自動的に噴出パイプ５を押上げてシリンダ３の内圧を負圧化してディップチューブ２を通して内容物を吸上げるようになっている。
【０００９】
ノズル本体８ｃの先端部には、口径を形状復帰可能に圧縮変形させ得る弾性のパイプ部材１０の基端部１０ｂが着脱自在に装着されて、ノズル９を形成している。容器１には、洗髪用、化粧用、薬用等の内容物、例えばシャンプが充填されている。
【００１０】
スパウト８を押下げ操作すると、ノズル本体８ｃに連通するパイプ部材１０の噴射口１０ａからシャンプが噴出される。使用を繰り返す過程で、操作解除時に吸引され難いノズル先端のパイプ部材１０の内周面に、内容物が乾燥固化して積層した場合、パイプ部材１０を指で摘んで圧縮変形させて、簡単に固化物を粉砕して除去することができる。したがって、固化物の形状により噴出方向が正規のノズル方向から側方へずれて、衣服或は周辺の物を汚すことがなくなり、目詰まりも簡単に解消される。
【００１１】
図２はエアゾール容器用のノズルヘッドであるスパウト１８を示すもので、エアゾール容器１４の頭部に巻締めされたマウンティングカップ１５のカール部１５ａに外係合する円筒状のカバー１２と、マウンティングカップ１５から突出するバルブステム１６に基端部１８ａで嵌着し、かつパイプ状のノズル本体１８ｃが横向きに周面から突設されたボタン状操作部１８ｂとを備え、ノズル本体１８ｃの中間位置でインテグラルヒンジ部１８ｄを介してカバー１２の上縁前部に支持されている。
【００１２】
ノズル本体１８ｃの先端部の外周面にはねじ山部が形成され、パイプ部材２０の基端部内周面に形成されたねじ山部２０ｂが、摩擦係合状態で螺合して、ノズル本体１９を形成している。容器１には、内容物として粘性を呈する例えば髪化粧料が噴射剤と共に充填されている。
【００１３】
操作部１８ｂを押下げ操作するとバルブステム１６が下方へ駆動されて内容物が噴出口２０ａから噴出される。パイプ部材２０に積層固化した内容物を除去する場合には、パイプ部材２０をその回転操作で取外し、洗い落として固化物を除去した後、螺合させる。尚、パイプ部材２０は、ねじ込み式に代えて基端部をノズル本体１８ｃの先端部に着脱自在に摩擦係合させることも考えられる。
【００１４】
図３は容器圧搾式用のノズルヘッド２８を示すもので、周面が形状復帰可能に圧縮される容器２４の頭部の口部にねじ込まれるキャップ２５と、このキャップに貫通状態に保持され、基端にディップチューブ２７が取付けられた噴出パイプ２６と、その先端部に基端部が嵌着されて斜め下向きに延びるノズル本体２８ａがヘッド周面から突設されたヘッド２８ｂとを備えている。
【００１５】
ノズル本体２８ａの先端部には、蛇腹状の弾性材製のパイプ部材３０の基端部３０ｂが着脱自在に嵌合されて、ノズル２９を形成している。容器２４には、例えば泡状に噴出される内容物が充填されている。
【００１６】
容器２４の周面を圧搾させると、内容物がディップチューブ２７へ流入してノズル本体２８ａを経由してパイプ部材３０の噴出口３０ａから噴出される。容器２４の圧搾を解除すると、パイプ部材３０から空気を吸引しつつその形状が復帰する。弾性の蛇腹構造を利用してパイプ部材３０を押して、その縦方向へ圧縮変形させると、固化物が粉砕されて落下・除去される。押圧を解除すると、自動的に蛇腹形状が復帰する。
【００１７】
尚、以上説明したパイプ部材は、別部材としてでなく、ノズルの先端部分を肉薄にしてその口径又は縦方向形状を弾性変形可能に一体に形成することも考えられる。ノズルヘッド２８は、ディップチューブを延設することなく、縦方向へ押出す押出し圧搾式の容器に設けることもできる。ポンプ付き容器１及びエアゾール容器１４用のノズルヘッドとしては、前述のものに代えて、レバー操作により押下げ駆動を行ってパイプ状ノズルから内容物を噴出させるトリガ式に構成することもできる。前述した３種類の口径圧縮式、ねじ込み式及び蛇腹式のパイプ部材１０，２０，３０は、互いに入れ換えて別のノズル本体８ｃ、１８ｃ、２８ａに装着することもできる。
【図面の簡単な説明】
【００１８】
【図１】本発明の第１の実施の形態によるスパウトが取付けられたポンプ付容器を部分的に断面図にした側面図である。
【図２】第２の実施の形態によるスパウトが取付けられたエアゾール容器を部分的に断面図にした側面図である。
【図３】第３の実施の形態によるノズルヘッドが取付けられた圧搾式容器を部分的に断面図にした側面図である。
【符号の説明】
【００１９】
１ ポンプ内蔵の容器
５、２６ 噴出パイプ
８、１８ スパウト
８ａ、１８ｂ ボタン状操作部
８ｃ、１８ｃ、２８ａ ノズル本体
１０、２０、３０ パイプ部材
１０ａ、２０ａ、３０ａ 噴射口
１４ エアゾール容器
１６ バルブステム
２４ 圧搾式の容器
２８ ノズルヘッド
【特許請求の範囲】
【請求項１】
パイプ状のノズルが突設されて容器頭部に装着されることにより、内容物を噴出させるノズルヘッドにおいて、
ノズルが、パイプ部材の基端部をノズル本体の先端部に着脱自在に装着させて形成されていることを特徴とするノズルヘッド。
【請求項２】
パイプ状のノズルが突設されて容器頭部に装着され、噴出操作により内容物を噴出させるノズルヘッドにおいて、
ノズルの先端部分が、指による圧縮操作により形状復帰可能に圧縮変形させ得る弾性体で形成されていることを特徴とするノズルヘッド。
【請求項３】
ノズルの先端部分が、ノズル本体の先端部に装着され、かつ口径を形状復帰可能に圧縮変形させ得る弾性のパイプ部材で形成されていることを特徴とする請求項２記載のノズルヘッド。
【請求項４】
ノズルの先端部分が、ノズル本体の先端部に装着され、かつ形状復帰可能に縦方向へ圧縮変形させ得る弾性の蛇腹状パイプ部材で形成されていることを特徴とする請求項２記載のノズルヘッド。
【請求項５】
ノズルヘッドが、容器に内蔵されたポンプのシリンダの内圧制御用ピストンとして機能する噴出パイプに設けられて押下げ操作されることを特徴とする請求項１乃至請求項４のいずれか記載のノズルヘッド。
【請求項６】
ノズルヘッドが、エアゾール容器の頭部から突出するバルブステムに下端部で嵌着して押下げ操作されることを特徴とする請求項１乃至請求項４のいずれか記載のノズルヘッド。
【請求項７】
ノズルヘッドが、圧搾式の容器の頭部から突出する噴出パイプに取付けられていることを特徴とする請求項１乃至請求項４のいずれか記載のノズルヘッド。
【請求項１】
パイプ状のノズルが突設されて容器頭部に装着されることにより、内容物を噴出させるノズルヘッドにおいて、
ノズルが、パイプ部材の基端部をノズル本体の先端部に着脱自在に装着させて形成されていることを特徴とするノズルヘッド。
【請求項２】
パイプ状のノズルが突設されて容器頭部に装着され、噴出操作により内容物を噴出させるノズルヘッドにおいて、
ノズルの先端部分が、指による圧縮操作により形状復帰可能に圧縮変形させ得る弾性体で形成されていることを特徴とするノズルヘッド。
【請求項３】
ノズルの先端部分が、ノズル本体の先端部に装着され、かつ口径を形状復帰可能に圧縮変形させ得る弾性のパイプ部材で形成されていることを特徴とする請求項２記載のノズルヘッド。
【請求項４】
ノズルの先端部分が、ノズル本体の先端部に装着され、かつ形状復帰可能に縦方向へ圧縮変形させ得る弾性の蛇腹状パイプ部材で形成されていることを特徴とする請求項２記載のノズルヘッド。
【請求項５】
ノズルヘッドが、容器に内蔵されたポンプのシリンダの内圧制御用ピストンとして機能する噴出パイプに設けられて押下げ操作されることを特徴とする請求項１乃至請求項４のいずれか記載のノズルヘッド。
【請求項６】
ノズルヘッドが、エアゾール容器の頭部から突出するバルブステムに下端部で嵌着して押下げ操作されることを特徴とする請求項１乃至請求項４のいずれか記載のノズルヘッド。
【請求項７】
ノズルヘッドが、圧搾式の容器の頭部から突出する噴出パイプに取付けられていることを特徴とする請求項１乃至請求項４のいずれか記載のノズルヘッド。
【図１】
【図２】
【図３】
【図２】
【図３】
【公開番号】特開２００７−５０８９９（Ｐ２００７−５０８９９Ａ）
【公開日】平成１９年３月１日（２００７．３．１）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００５−２３６３９２（Ｐ２００５−２３６３９２）
【出願日】平成１７年８月１７日（２００５．８．１７）
【出願人】（０００１４４４６３）株式会社三谷バルブ (142)
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成１９年３月１日（２００７．３．１）
【国際特許分類】
【出願日】平成１７年８月１７日（２００５．８．１７）
【出願人】（０００１４４４６３）株式会社三谷バルブ (142)
【Ｆターム（参考）】
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