説明

ヒスタミンH3インバースアゴニスト及びアンタゴニスト、並びにその使用方法

本出願において、スピロ環状化合物、その合成方法及びその使用方法を提供する。本出願において、提供する化合物は、例えば、神経障害及び代謝障害を含む種々の疾患の治療、予防及び/又は管理に有用である。本出願において、提供する化合物は、ヒスタミンH3受容体の活性を阻害し、(例えば、シナプスの)例えば、ヒスタミン、アセチルコリン、ノルエピネフリン及びドーパミン等の種々の神経伝達物質の放出を制御する。また、本出願において、該化合物を含む医薬組成物、及びそれらの使用方法も提供する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)の化合物、又はその医薬として許容し得る塩、若しくは立体異性体:
【化1】

(式中、
環Aは、任意に置換した5員若しくは6員アリール又はヘテロアリールであり;
Yは、O、S、NH若しくはCH2であり;
kは、0、1、2、3若しくは4であり;
mは、0、1、2、3若しくは4であり;
nは、1、2若しくは3であり;
(i) R1及びR3は、それらが結合している原子と一緒になって、1以上のR10と任意に置換した3〜10員ヘテロシクリルを形成し;かつ、R2は、水素、=O、(C1-C10)アルキル、(C2-C10)アルケニル、(C3-C10)シクロアルキル、(C6-C10)アラルキル、(C1-C10)へテロアルキル、(3〜10員)へテロシクリル、(6〜10員)アリール、若しくは(5〜10員)へテロアリールであり、それぞれ、1以上のR10と任意に置換してもよく;又は、(ii) R2及びR3は、それらが結合している原子と一緒になって、1以上のR10と任意に置換した3〜10員ヘテロシクリルを形成し;かつ、R1は、水素、=O、(C1-C10)アルキル、(C2-C10)アルケニル、(C3-C10)シクロアルキル、(C6-C10)アラルキル、(C1-C10)へテロアルキル、(3〜10員)へテロシクリル、(6〜10員)アリール、若しくは(5〜10員)へテロアリールであり、それぞれ、1以上のR10と任意に置換してもよく;
Rの各存在は、独立して、水素、ハロ、シアノ、(C1-C10)アルキル、(C2-C10)アルケニル、(C3-C10)シクロアルキル、(C1-C10)へテロアルキル、(3〜10員)へテロシクリル、(6〜10員)アリール、(5〜10員)へテロアリール、アルコキシル、アミノアルキル、ヒドロキシル、アミノ、イミノ、アミド、カルボニル、チオール、スルフィニル、若しくはスルホニルであり、それぞれ、1以上のR10と任意に置換してもよく;任意に、隣接する2つのR置換基は、それらが結合している原子と一緒になって、任意に置換した3〜10員シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、若しくはヘテロアリール環を形成し;
R10の各存在は、独立して、結合、水素、ハロ、シアノ、(C1-C10)アルキル、(C2-C10)アルケニル、(C3-C10)シクロアルキル、(C1-C10)へテロアルキル、(3〜10員)へテロシクリル、(6〜10員)アリール、(5〜10員)へテロアリール、アルコキシル、アミノアルキル、ヒドロキシル、アミノ、イミノ、アミド、カルボニル、チオール、スルフィニル、若しくはスルホニルであり、それぞれ、1以上のR11と任意に置換してもよく;任意に、2つのジェミナルな若しくは隣接するR10置換基は、それらが結合している原子と一緒になって、任意に置換した3〜10員環を形成し;
R11の各存在は、独立して、水素、ハロ、シアノ、1以上のR12と任意に置換した(C1-C10)アルキル、1以上のR12と任意に置換した(C2-C10)アルケニル、1以上のR12と任意に置換した(C3-C10)シクロアルキル、1以上のR12と任意に置換した(C1-C10)へテロアルキル、1以上のR12と任意に置換した(3〜10員)へテロシクリル、1以上のR12と任意に置換した(C6-C12)アラルキル、1以上のR12と任意に置換した(6〜10員)アリール、1以上のR12と任意に置換した(5〜10員)ヘテロアリール、=O、-R13、-OR13、-NR13R14、-N(R13)C(O)R14、-C(O)NR13R14、-C(O)R13、-C(O)OR13、-OC(O)R13、-OC(O)NR13R14、-NR13C(O)OR14、-SR13、-S(O)R13、-S(O)2R13、-S(O)2NR13R14、-NR13S(O)2R14、若しくは-NR13C(O)NR14R15であり;任意に、2つのジェミナルな若しくは隣接するR11置換基は、それらが結合している原子と一緒になって、任意に置換した3〜10員環を形成し;
R12の各存在は、独立して、水素、ハロ、シアノ、1以上のR13と任意に置換した(C1-C6)アルキル、1以上のR13と任意に置換した(C2-C6)アルケニル、1以上のR13と任意に置換した(C3-C7)シクロアルキル、1以上のR13と任意に置換した(3〜8員)へテロシクリル、1以上のR13と任意に置換した(6〜10員)アリール、1以上のR13と任意に置換した(5〜10員)ヘテロアリール、=O、-R13、-OR13、-NR13R14、-N(R13)C(O)R14、-C(O)NR13R14、-C(O)R13、-C(O)OR13、-OC(O)R13、-OC(O)NR13R14、-NR13C(O)OR14、-SR13、-S(O)R13、-S(O)2R13、-S(O)2NR13R14、-NR13S(O)2R14、若しくは-NR13C(O)NR14R15であり;任意に、2つのジェミナルな若しくは隣接するR12置換基は、それらが結合している原子と一緒になって、任意に置換した3〜10員環を形成し;並びに、
R13、R14及びR15は、独立して、水素、ハロ、シアノ、(C1-C6)アルキル、(C2-C6)アルケニル、(C3-C7)シクロアルキル、(C7-C10)アラルキル;(C1-C6)へテロアルキル、(3〜8員)へテロシクリル、(6〜10員)アリール、若しくは(5〜10員)ヘテロアリールであり;任意に、2つのジェミナルな若しくは隣接するR13置換基は、それらが結合している原子と一緒になって、任意に置換した3〜10員環を形成し;任意に、R13及びR14、若しくはR14及びR15は、それらが結合している原子と一緒になって、任意に置換した3〜10員環を形成する)。
【請求項2】
式(II)を有する、請求項1記載の化合物、又はその医薬として許容し得る塩、若しくは立体異性体:
【化2】

(式中、R4、R5、R6及びR7はそれぞれ、独立してRであり;任意に、R4及びR5、R5及びR6、又はR6及びR7は、それらが結合している原子と一緒になって、任意に置換した3〜10員シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、又はヘテロアリール環を形成する)。
【請求項3】
式(Va)及び(Vb)を有する、請求項1記載の化合物、又はその医薬として許容し得る塩、若しくは立体異性体:
【化3】

(式中、pは、1、2、3、4、5、6、7又は8である)。
【請求項4】
式(VIa)及び(VIb)を有する、請求項3記載の化合物、又はその医薬として許容し得る塩、若しくは立体異性体:
【化4】

(式中、qは、1又は2である)。
【請求項5】
式(VIIa)及び(VIIb)を有する、請求項4記載の化合物、又はその医薬として許容し得る塩、若しくは立体異性体:
【化5】

(式中、R4、R5、R6及びR7はそれぞれ、独立してRであり;任意に、R4及びR5、R5及びR6、若しくはR6及びR7は、それらが結合している原子と一緒になって、任意に置換した3〜10員シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、若しくはヘテロアリール環を形成する)。
【請求項6】
R4及びR7が水素であり;かつ、R5及びR6がそれぞれ、独立して、水素、ハロ、シアノ、1以上のR10と任意に置換した(C1-C6)アルキル、1以上のR10と任意に置換した(C3-C7)シクロアルキル、1以上のR10と任意に置換した(3〜10員)へテロシクリル、1以上のR10と任意に置換した(6〜10員)アリール、1以上のR10と任意に置換した(5〜10員)ヘテロアリール、-OR10、-N(R10)2、-C(O)R10、-NR10C(O)R10若しくは-C(O)N(R10)2である、請求項2又は5記載の化合物。
【請求項7】
R5及びR6のうちの一方が水素であり、他方が、水素、ハロ、シアノ、1以上のR10と任意に置換した(C1-C6)アルキル、1以上のR10と任意に置換した(C3-C7)シクロアルキル、1以上のR10と任意に置換した(3〜10員)へテロシクリル、1以上のR10と任意に置換した(6〜10員)アリール、1以上のR10と任意に置換した(5〜10員)ヘテロアリール、-OR10、-N(R10)2、-C(O)R10、-NR10C(O)R10若しくは-C(O)N(R10)2である、請求項6記載の化合物。
【請求項8】
R5が水素であり、かつ、R6が、水素、ハロ、任意に置換した9員へテロアリール、任意に置換したフェニル、任意に置換したピラゾリル、任意に置換したイミダゾリル、任意に置換したピリミジニル、任意に置換したピラジニル、任意に置換したピリジル、任意に置換したインドリル、任意に置換したベンゾイミダゾリル、任意に置換したイミダゾピリジニル、任意に置換したピペリジニル、任意に置換したピペラジニル、若しくは-CH2R10である、請求項7記載の化合物。
【請求項9】
R6が水素であり、かつ、R5が、水素、ハロ、任意に置換した9員へテロアリール、任意に置換したフェニル、任意に置換したピリミジニル、任意に置換したピラジニル、任意に置換したピリジル、任意に置換したピペリジニル、任意に置換したピペラジニル、若しくは-CH2R10である、請求項7記載の化合物。
【請求項10】
式(VIIIa)及び(VIIIb)を有する、請求項5、7若しくは8記載の化合物、又はその医薬として許容し得る塩、若しくは立体異性体:
【化6】


【請求項11】
qが1であり、かつmが1である、請求項10記載の化合物。
【請求項12】
次のものからなる群より選択される、請求項11記載の化合物:
【化7】


【請求項13】
qが2であり、かつmが1である、請求項10記載の化合物。
【請求項14】
次のものからなる群より選択される、請求項13記載の化合物:
【化8】


【請求項15】
式(VIIIa)を有する、請求項10記載の化合物、又はその医薬として許容し得る塩、若しくは立体異性体:
【化9】


【請求項16】
qが1であり、かつmが2である、請求項15記載の化合物。
【請求項17】
次のものからなる群より選択される、請求項16記載の化合物:
【化10】


【請求項18】
qが2であり、かつmが2である、請求項15記載の化合物。
【請求項19】
次のものからなる群より選択される、請求項18記載の化合物:
【化11】


【請求項20】
式(VIIIb)を有する、請求項10記載の化合物、又はその医薬として許容し得る塩、若しくは立体異性体:
【化12】


【請求項21】
qが1であり、かつmが2である、請求項20記載の化合物。
【請求項22】
次のものからなる群より選択される、請求項21記載の化合物:
【化13】


【請求項23】
qが2であり、かつmが2である、請求項20記載の化合物。
【請求項24】
次のものからなる群より選択される、請求項23記載の化合物:
【化14】


【請求項25】
式(IVa)の化合物、又はその医薬として許容し得る塩、若しくは立体異性体:
【化15】

(式中、
環Aは、任意に置換した5員若しくは6員アリール又はヘテロアリールであり;
Yは、O、S、NH若しくはCH2であり;
kは、0、1、2、3若しくは4であり;
nは、1、2若しくは3であり;
R1、R2及びR3は、独立して、水素、=O、(C1-C10)アルキル、(C2-C10)アルケニル、(C3-C10)シクロアルキル、(C6-C10)アラルキル、(C1-C10)へテロアルキル、(3〜10員)へテロシクリル、(6〜10員)アリール、若しくは(5〜10員)へテロアリールであり、それぞれ、1以上のR10と任意に置換してもよく;任意に、R1及びR2、R1及びR3、若しくはR2及びR3は、それらが結合している原子と一緒になって、任意に置換した3〜10員シクロアルキル若しくはヘテロシクリル環を形成し;
Rの各存在は、独立して、水素、ハロ、シアノ、(C1-C10)アルキル、(C2-C10)アルケニル、(C3-C10)シクロアルキル、(C1-C10)へテロアルキル、(3〜10員)へテロシクリル、(6〜10員)アリール、(5〜10員)へテロアリール、アルコキシル、アミノアルキル、ヒドロキシル、アミノ、イミノ、アミド、カルボニル、チオール、スルフィニル、若しくはスルホニルであり、それぞれ、1以上のR10と任意に置換してもよく;任意に、隣接する2つのR置換基は、それらが結合している原子と一緒になって、任意に置換した3〜10員シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、若しくはヘテロアリール環を形成し;
R10の各存在は、独立して、結合、水素、ハロ、シアノ、(C1-C10)アルキル、(C2-C10)アルケニル、(C3-C10)シクロアルキル、(C1-C10)へテロアルキル、(3〜10員)へテロシクリル、(6〜10員)アリール、(5〜10員)へテロアリール、アルコキシル、アミノアルキル、ヒドロキシル、アミノ、イミノ、アミド、カルボニル、チオール、スルフィニル、若しくはスルホニルであり、それぞれ、1以上のR11と任意に置換してもよく;任意に、2つのジェミナルな若しくは隣接するR10置換基は、それらが結合している原子と一緒になって、任意に置換した3〜10員環を形成し;
R11の各存在は、独立して、水素、ハロ、シアノ、1以上のR12と任意に置換した(C1-C10)アルキル、1以上のR12と任意に置換した(C2-C10)アルケニル、1以上のR12と任意に置換した(C3-C10)シクロアルキル、1以上のR12と任意に置換した(C1-C10)へテロアルキル、1以上のR12と任意に置換した(3〜10員)へテロシクリル、1以上のR12と任意に置換した(C6-C12)アラルキル、1以上のR12と任意に置換した(6〜10員)アリール、1以上のR12と任意に置換した(5〜10員)ヘテロアリール、=O、-R13、-OR13、-NR13R14、-N(R13)C(O)R14、-C(O)NR13R14、-C(O)R13、-C(O)OR13、-OC(O)R13、-OC(O)NR13R14、-NR13C(O)OR14、-SR13、-S(O)R13、-S(O)2R13、-S(O)2NR13R14、-NR13S(O)2R14、若しくは-NR13C(O)NR14R15であり;任意に、2つのジェミナルな若しくは隣接するR11置換基は、それらが結合している原子と一緒になって、任意に置換した3〜10員環を形成し;
R12の各存在は、独立して、水素、ハロ、シアノ、1以上のR13と任意に置換した(C1-C6)アルキル、1以上のR13と任意に置換した(C2-C6)アルケニル、1以上のR13と任意に置換した(C3-C7)シクロアルキル、1以上のR13と任意に置換した(3〜8員)へテロシクリル、1以上のR13と任意に置換した(6〜10員)アリール、1以上のR13と任意に置換した(5〜10員)ヘテロアリール、=O、-R13、-OR13、-NR13R14、-N(R13)C(O)R14、-C(O)NR13R14、-C(O)R13、-C(O)OR13、-OC(O)R13、-OC(O)NR13R14、-NR13C(O)OR14、-SR13、-S(O)R13、-S(O)2R13、-S(O)2NR13R14、-NR13S(O)2R14、若しくは-NR13C(O)NR14R15であり;任意に、2つのジェミナルな若しくは隣接するR12置換基は、それらが結合している原子と一緒になって、任意に置換した3〜10員環を形成し;並びに、
R13、R14及びR15は、独立して、水素、ハロ、シアノ、(C1-C6)アルキル、(C2-C6)アルケニル、(C3-C7)シクロアルキル、(C7-C10)アラルキル;(C1-C6)へテロアルキル、(3〜8員)へテロシクリル、(6〜10員)アリール、若しくは(5〜10員)ヘテロアリールであり;任意に、2つのジェミナルな若しくは隣接するR13置換基は、それらが結合している原子と一緒になって、任意に置換した3〜10員環を形成し;任意に、R13及びR14、若しくはR14及びR15は、それらが結合している原子と一緒になって、任意に置換した3〜10員環を形成する)。
【請求項26】
式(IVb)を有する、請求項25記載の化合物、又はその医薬として許容し得る塩、若しくは立体異性体:
【化16】

(式中、R4、R5、R6及びR7はそれぞれ、独立してRであり;任意に、R4及びR5、R5及びR6、若しくはR6及びR7は、それらが結合している原子と一緒になって、任意に置換した3〜10員シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、若しくはヘテロアリール環を形成する)。
【請求項27】
式(IVc)を有する、請求項26記載の化合物、又はその医薬として許容し得る塩、若しくは立体異性体:
【化17】


【請求項28】
R3が、1以上のR10と任意に置換した(C3-C7)シクロアルキルである、請求項27記載の化合物。
【請求項29】
R3が、1以上のR10と任意に置換したシクロブチルである、請求項28記載の化合物。
【請求項30】
R4、R5及びR7が水素である、請求項27記載の化合物。
【請求項31】
R6が、水素、ハロ、シアノ、1以上のR10と任意に置換した(C1-C6)アルキル、1以上のR10と任意に置換した(C3-C7)シクロアルキル、1以上のR10と任意に置換した(3〜10員)へテロシクリル、1以上のR10と任意に置換した(6〜10員)アリール、1以上のR10と任意に置換した(5〜10員)ヘテロアリール、-OR10、-N(R10)2、-C(O)R10、-NR10C(O)R10若しくは-C(O)N(R10)2である、請求項30記載の化合物。
【請求項32】
R6が、水素、ハロ、任意に置換した9員へテロアリール、任意に置換したフェニル、任意に置換したピラゾリル、任意に置換したイミダゾリル、任意に置換したピリミジニル、任意に置換したピラジニル、任意に置換したピリジル、任意に置換したインドリル、任意に置換したベンゾイミダゾリル、任意に置換したイミダゾピリジニル、任意に置換したピペリジニル、任意に置換したピペラジニル、若しくは-CH2R10である、請求項31記載の化合物。
【請求項33】
次のものからなる群より選択される、請求項32記載の化合物:
【化18】


【請求項34】
R4、R6及びR7が水素である、請求項27記載の化合物。
【請求項35】
R5が、水素、ハロ、シアノ、1以上のR10と任意に置換した(C1-C6)アルキル、1以上のR10と任意に置換した(C3-C7)シクロアルキル、1以上のR10と任意に置換した(3〜10員)へテロシクリル、1以上のR10と任意に置換した(6〜10員)アリール、1以上のR10と任意に置換した(5〜10員)ヘテロアリール、-OR10、-N(R10)2、-C(O)R10、-NR10C(O)R10若しくは-C(O)N(R10)2である、請求項34記載の化合物。
【請求項36】
R5が、水素、ハロ、任意に置換した9員へテロアリール、任意に置換したフェニル、任意に置換したピリミジニル、任意に置換したピラジニル、任意に置換したピリジル、任意に置換したピペリジニル、任意に置換したピペラジニル、若しくは-CH2R10である、請求項35記載の化合物。
【請求項37】
次のものからなる群より選択される、請求項36記載の化合物:
【化19】


【請求項38】
式(III)の化合物、又はその医薬として許容し得る塩、若しくは立体異性体:
【化20】

(式中、
R3は、水素、=O、(C1-C10)アルキル、(C2-C10)アルケニル、(C3-C10)シクロアルキル、(C6-C10)アラルキル、(C1-C10)へテロアルキル、(3〜10員)へテロシクリル、(6〜10員)アリール、若しくは(5〜10員)へテロアリールであり、それぞれ、1以上のR10と任意に置換してもよく;
R4、R5及びR7はそれぞれ、独立して、水素、ハロ、シアノ、(C1-C10)アルキル、(C2-C10)アルケニル、(C3-C10)シクロアルキル、(C1-C10)へテロアルキル、(3〜10員)へテロシクリル、(6〜10員)アリール、(5〜10員)へテロアリール、アルコキシル、アミノアルキル、ヒドロキシル、アミノ、イミノ、アミド、カルボニル、チオール、スルフィニル、若しくはスルホニルであり、それぞれ、1以上のR10と任意に置換してもよく;
R6は、(C1-C10)アルキル、(C2-C10)アルケニル、(C3-C10)シクロアルキル、(C1-C10)へテロアルキル、(3〜10員)へテロシクリル、(6〜10員)アリール、(5〜10員)へテロアリール、アルコキシル、アミノアルキル、ヒドロキシル、アミノ、イミノ、アミド、チオール、スルフィニル、若しくはスルホニルであり、それぞれ、1以上のR10と任意に置換してもよく;但し、(i) R6は、オキソ、ヒドロキシル、若しくはハロと置換した6員へテロアリールではなく;かつ、(ii) R6は、アミド若しくはスルホニルと置換したフェニルではなく;
任意に、R4及びR5、R5及びR6、若しくはR6及びR7は、それらが結合している原子と一緒になって、任意に置換した3〜10員シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、若しくはヘテロアリール環を形成し;
R10の各存在は、独立して、結合、水素、ハロ、シアノ、(C1-C10)アルキル、(C2-C10)アルケニル、(C3-C10)シクロアルキル、(C1-C10)へテロアルキル、(3〜10員)へテロシクリル、(6〜10員)アリール、(5〜10員)へテロアリール、アルコキシル、アミノアルキル、ヒドロキシル、アミノ、イミノ、アミド、カルボニル、チオール、スルフィニル、若しくはスルホニルであり、それぞれ、1以上のR11と任意に置換してもよく;任意に、2つのジェミナルな若しくは隣接するR10置換基は、それらが結合している原子と一緒になって、任意に置換した3〜10員環を形成し;
R11の各存在は、独立して、水素、ハロ、シアノ、1以上のR12と任意に置換した(C1-C10)アルキル、1以上のR12と任意に置換した(C2-C10)アルケニル、1以上のR12と任意に置換した(C3-C10)シクロアルキル、1以上のR12と任意に置換した(C1-C10)へテロアルキル、1以上のR12と任意に置換した(3〜10員)へテロシクリル、1以上のR12と任意に置換した(C6-C12)アラルキル、1以上のR12と任意に置換した(6〜10員)アリール、1以上のR12と任意に置換した(5〜10員)ヘテロアリール、=O、-R13、-OR13、-NR13R14、-N(R13)C(O)R14、-C(O)NR13R14、-C(O)R13、-C(O)OR13、-OC(O)R13、-OC(O)NR13R14、-NR13C(O)OR14、-SR13、-S(O)R13、-S(O)2R13、-S(O)2NR13R14、-NR13S(O)2R14、若しくは-NR13C(O)NR14R15であり;任意に、2つのジェミナルな若しくは隣接するR11置換基は、それらが結合している原子と一緒になって、任意に置換した3〜10員環を形成し;
R12の各存在は、独立して、水素、ハロ、シアノ、1以上のR13と任意に置換した(C1-C6)アルキル、1以上のR13と任意に置換した(C2-C6)アルケニル、1以上のR13と任意に置換した(C3-C7)シクロアルキル、1以上のR13と任意に置換した(3〜8員)へテロシクリル、1以上のR13と任意に置換した(6〜10員)アリール、1以上のR13と任意に置換した(5〜10員)ヘテロアリール、=O、-R13、-OR13、-NR13R14、-N(R13)C(O)R14、-C(O)NR13R14、-C(O)R13、-C(O)OR13、-OC(O)R13、-OC(O)NR13R14、-NR13C(O)OR14、-SR13、-S(O)R13、-S(O)2R13、-S(O)2NR13R14、-NR13S(O)2R14、若しくは-NR13C(O)NR14R15であり;任意に、2つのジェミナルな若しくは隣接するR12置換基は、それらが結合している原子と一緒になって、任意に置換した3〜10員環を形成し;並びに、
R13、R14及びR15は、独立して、水素、ハロ、シアノ、(C1-C6)アルキル、(C2-C6)アルケニル、(C3-C7)シクロアルキル、(C7-C10)アラルキル;(C1-C6)へテロアルキル、(3〜8員)へテロシクリル、(6〜10員)アリール、若しくは(5〜10員)ヘテロアリールであり;任意に、2つのジェミナルな若しくは隣接するR13置換基は、それらが結合している原子と一緒になって、任意に置換した3〜10員環を形成し;任意に、R13及びR14、若しくはR14及びR15は、それらが結合している原子と一緒になって、任意に置換した3〜10員環を形成する)。
【請求項39】
R3が、1以上のR10と任意に置換した(C3-C7)シクロアルキルである、請求項38記載の化合物。
【請求項40】
R3が、1以上のR10と任意に置換したシクロブチルである、請求項39記載の化合物。
【請求項41】
R3がシクロブチルである、請求項40記載の化合物。
【請求項42】
R4、R5及びR7が水素である、請求項38記載の化合物。
【請求項43】
R6が、1以上のR10と任意に置換した(C1-C6)アルキル、1以上のR10と任意に置換した(C3-C7)シクロアルキル、1以上のR10と任意に置換した(3〜10員)へテロシクリル、1以上のR10と任意に置換した(6〜10員)アリール、1以上のR10と任意に置換した(5〜10員)へテロアリール、-OR10、-N(R10)2、-NR10C(O)R10若しくは-C(O)N(R10)2であり;但し、(i) R6は、オキソ、ヒドロキシル、若しくはハロと置換した6員へテロアリールではなく;かつ、(ii) R6は、アミド若しくはスルホニルと置換したフェニルではない、請求項42記載の化合物。
【請求項44】
R6が、任意に置換した9員へテロアリール、任意に置換したフェニル、任意に置換したピラゾリル、任意に置換したイミダゾリル、任意に置換したピリミジニル、任意に置換したピラジニル、任意に置換したピリジル、任意に置換したインドリル、任意に置換したベンゾイミダゾリル、任意に置換したイミダゾピリジニル、任意に置換したピペリジニル、任意に置換したピペラジニル、若しくは-CH2R10であり;但し、(i) R6は、オキソ、ヒドロキシル、若しくはハロと置換した6員へテロアリールではなく;かつ、(ii) R6は、アミド若しくはスルホニルと置換したフェニルではない、請求項43記載の化合物。
【請求項45】
R6が、1以上のR10と任意に置換した(C1-C4)アルキル、1以上のR10と任意に置換したフェニル、1以上のR10と任意に置換した(3〜10員)へテロシクリル、1以上のR10と任意に置換した(5〜10員)ヘテロアリールであり;但し、(i) R6は、オキソ、ヒドロキシル、若しくはハロと置換した6員へテロアリールではなく;かつ、(ii) R6は、アミド若しくはスルホニルと置換したフェニルではない、請求項43記載の化合物。
【請求項46】
R6が、1以上のR10と任意に置換した(C1-C4)アルキルである、請求項45記載の化合物。
【請求項47】
R10が、(3〜10員)へテロシクリルである、請求項46記載の化合物。
【請求項48】
R6が、1以上のハロ、シアノ若しくはアルキルと任意に置換したフェニルである、請求項45記載の化合物。
【請求項49】
R6が、1以上のR10と任意に置換した5員へテロアリールである、請求項45記載の化合物。
【請求項50】
R6が、1以上のR10と任意に置換した9員へテロアリールである、請求項45記載の化合物。
【請求項51】
R6が、非置換の9員へテロアリールである、請求項50記載の化合物。
【請求項52】
R6が、1以上のR10と任意に置換した6員へテロアリールであり、R10が、オキソ、ヒドロキシル、若しくはハロではない、請求項45記載の化合物。
【請求項53】
R6が、非置換の6員へテロアリールである、請求項52記載の化合物。
【請求項54】
次のものからなる群より選択される、請求項45記載の化合物:
【化21】


【請求項55】
請求項1〜54のいずれか一項に記載の化合物を含む、医薬組成物。
【請求項56】
1以上の付加的な活性剤を更に含む、請求項55記載の医薬組成物。
【請求項57】
ヒスタミン受容体と、請求項1〜54のいずれか一項に記載の化合物、又はその医薬として許容し得る塩、若しくは立体異性体とを接触させることを含む、ヒスタミン受容体の活性を低減させる方法。
【請求項58】
前記ヒスタミン受容体がH3受容体である、請求項57記載の方法。
【請求項59】
請求項1〜54のいずれか一項に記載の化合物、又はその医薬として許容し得る塩、若しくは立体異性体の治療有効量又は予防的有効量を対象に投与することを含む、ヒスタミンH3受容体に関連する疾患を治療、予防又は管理する方法。
【請求項60】
前記対象がヒトである、請求項59記載の方法。
【請求項61】
前記疾患が、神経障害、神経変性疾患、統合失調症、アルツハイマー病、パーキンソン病、情動障害、注意欠陥多動障害(ADHD)、精神病、痙攣、発作、眩暈、てんかん、ナルコレプシー、疼痛、神経因性疼痛、神経因性疼痛疾患に伴う感作、精神病、気分障害、うつ病、不安、日中の過剰な眠気、ナルコレプシー、多発性硬化症、時差ぼけ、薬剤による眠気を誘う副作用、不眠症、薬物乱用、認知障害、学習障害、記憶障害、注意力、覚醒又は反応速度障害、代謝障害、糖尿病、肥満、満腹に関連する疾患、胃の活動に関連する疾患、腸系の疾患、膵外分泌系の疾患、酸分泌、消化器疾患、腸運動の障害;運動障害、下肢静止不能症候群(RLS)、又はハンチントン病である、請求項59記載の方法。

【公表番号】特表2012−529529(P2012−529529A)
【公表日】平成24年11月22日(2012.11.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−515103(P2012−515103)
【出願日】平成22年6月9日(2010.6.9)
【国際出願番号】PCT/US2010/037964
【国際公開番号】WO2010/144571
【国際公開日】平成22年12月16日(2010.12.16)
【出願人】(511145546)スノビオン プハルマセウトイカルス インコーポレイテッド (7)
【Fターム(参考)】