説明

ヒューズユニットの保護カバー

【課題】バッテリポストに設置されたヒューズユニットやバッテリ端子等を覆うための保護カバーにおいて、高さ寸法を大きくするとなく、バッテリポストに設置されたヒューズユニット等に設置するときにおける白化現象の発生を防止する。
【解決手段】バッテリのバッテリポストと、このバッテリポストに設置されているバッテリ端子5と、このバッテリ端子に設置されているヒューズユニット3と、バッテリ端子とヒューズユニットとをお互いに接続するために使用されている締結材7とで構成されているヒューズユニット組立体を覆うための本体部13と、本体部に設けられ、本体部でヒューズユニット組立体を覆うときに、ヒューズユニット組立体に設けられている被当接部7に当接し、この当接により被当接部から受ける圧力を分散する圧力分散部11とを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ヒューズユニットの保護カバーに係り、たとえば、自動車のバッテリに設置されているヒューズユニット等を覆って保護するものに関する。
【背景技術】
【0002】
図9は、一体になっているヒューズユニット200とバッテリ端子202とボルト204とナット206との組立体を示す斜視図である。
【0003】
ボルト204とナット206とは、バッテリ端子202にヒューズユニット200を一体的に設置するために使用されているものである。一体になっているヒューズユニット200とバッテリ端子202とは、バッテリ端子202の貫通孔208に図示しないバッテリのバッテリポスト(たとえば自動車のバッテリのバッテリポスト)を挿入し、バッテリ端子202に設けられているボルト210を締め付けることにより、バッテリポストに一体的に設置されるようになっている。
【0004】
図10は、従来の保護カバー(バッテリポストに一体的に設置されているヒューズユニット200とバッテリ端子202とボルト204とナット206とを覆うための保護カバー)212の概略構成を示す斜視図である。
【0005】
図11は、バッテリポストに一体的に設置されているヒューズユニット200とバッテリ端子202とボルト204とナット206とこれらを覆っている従来の保護カバー212との断面を示す図である。図12は、図11におけるXII部の拡大図である。
【0006】
バッテリのヒューズユニット(ヒュージブルリンクユニット)200は、ボルト204を内蔵した(ボルト204が一体的に設けられている)バッテリ端子202に、ナット206を用いて一体的に設置されている(図9、図11参照)。
【0007】
一体になっているヒューズユニット200とバッテリ端子202とボルト204とナット206とが、前述したように自動車のバッテリポストに設置され、この設置後に保護カバー(保護CAP)212を設置し、保護カバー212でヒューズユニット200とバッテリ端子202とボルト204とナット206とバッテリポストとを上部から覆っている(図10、図11参照)。
【0008】
保護カバー212の表面(外側の上面や側面;ヒューズユニット200等を覆ったときに、ヒューズユニット200等と対向している面とは反対の面)は、車両において、意匠扱いとされており、外観(美観)を重視する必要がある。そこで、保護カバー212の表面には、シボ加工等の美観を発生させる処理を施してある。
【0009】
なお、従来の技術に関連する特許文献として、たとえば、特許文献1を掲げることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
【特許文献1】特開2009−56992号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
ところで、バッテリポストに設置されているヒューズユニット200とバッテリ端子202とボルト204とナット206とに(設置済みヒューズユニット等に)、従来の保護カバー212を設置するとき(従来の保護カバー212を閉めるとき)、保護カバー212とボルト204とが干渉し、ボルト204から受ける圧力によって保護カバー212(ボルト204に当接する部位およびこの近傍の部位)が白化するおそれがあるという問題がある。
【0012】
なお、上述した白化現象は、一旦設置した保護カバー212をメンテンナンス等のために、設置済みヒューズユニット200等から一旦取り外して設置済みヒューズユニット等に再び設置するときにも発生するおそれがある。
【0013】
また、上述した白化現象は、保護カバー212の表面(意匠面)で発生するので、自動車のユーザを不快にさせる。
【0014】
上述した白化現象を防ぐために、図11で示すクリアランス(保護カバー212とボルト204との間の間隙)cを大きくすることが考えられる。保護カバー212は、柔らかい材料(たとえば、ガラスフィラーGFが入っていないポリプロピレンPP)で構成されている。そこで、上述した白化現象を防ぐために、保護カバー212に補強リブ等を設け、保護カバー212の撓み(たとえば、保護カバー212を設置済みヒューズユニット等に設置するときの撓み)を防止することが考えられる。
【0015】
しかし、クリアランスcを大きくしたり、補強リブを設けるとなると、保護カバー212の高さhが大きくなってしまうという問題がある。
【0016】
保護カバー212の高さhが大きくなると、自動車のボンネットと、保護カバー212との間の間隙の値が小さくなり、歩行者保護規制等のためのスペースを確保することが困難になる。
【0017】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、バッテリポストに設置されたヒューズユニットやバッテリ端子等を覆うための保護カバーにおいて、高さ寸法を大きくするとなく、バッテリポストに設置されたヒューズユニット等に設置するときにおける白化現象の発生を防止することができるヒューズユニットの保護カバーを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0018】
請求項1に記載の発明は、バッテリのバッテリポストと、このバッテリポストに設置されているバッテリ端子と、このバッテリ端子に設置されているヒューズユニットと、前記バッテリ端子と前記ヒューズユニットとをお互いに接続するために使用されている締結材とで構成されているヒューズユニット組立体を覆うための本体部と、前記本体部に設けられ、前記本体部で前記ヒューズユニット組立体を覆うときに、前記ヒューズユニット組立体に設けられている被当接部に当接し、この当接により前記被当接部から受ける圧力を分散する圧力分散部とを有するヒューズユニットの保護カバーである。
【0019】
請求項2に記載の発明は、バッテリのバッテリポストと、このバッテリポストに設置されているバッテリ端子と、このバッテリ端子に設置されているヒューズユニットと、前記バッテリ端子と前記ヒューズユニットとをお互いに接続するために使用されているねじとを覆うための本体部と、前記本体部に設けられ、前記バッテリポストと前記バッテリ端子と前記ヒューズユニットと前記ねじとを前記本体部で覆うときに、前記ねじに当接し、この当接により前記ねじから受ける圧力を分散する圧力分散部とを有するヒューズユニットの保護カバーである。
【0020】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の保護カバーにおいて、前記圧力分散部は、前記本体部の内側に設けられている凸部で構成されており、前記本体部と一体成型されているヒューズユニットの保護カバーである。
【0021】
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の保護カバーにおいて、前記圧力分散部は、前記本体部の内側の面に対して直交する方向から見ると十字状に形成されており、前記ねじが前記十字状の圧力分散部の交差部に当接するように構成されているヒューズユニットの保護カバーである。
【発明の効果】
【0022】
本発明によれば、バッテリポストに設置されたヒューズユニットやバッテリ端子等を覆うための保護カバーにおいて、高さ寸法を大きくするとなく、バッテリポストに設置されたヒューズユニット等に設置するときにおける白化現象の発生を防止することができるヒューズユニットの保護カバーを提供することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】本発明の実施形態に係るヒューズユニットの保護カバーの概略構成を示す斜視図である。
【図2】図1におけるII矢視図である。
【図3】バッテリポストに一体的に設置されているヒューズユニットとバッテリ端子とボルトとナットとこれらを覆っているヒューズユニットの保護カバーとの断面を示す図である。
【図4】図3におけるIV部の拡大図である。
【図5】ヒューズユニットの保護カバーの概略構成を示す斜視図である。
【図6】ヒューズユニットの保護カバーの圧力分散部にボルトが当接した状態を示す斜視図である。
【図7】圧力分散部の拡大図である。
【図8】圧力分散部の変形例を示す図であり、図7に対応した図である。
【図9】一体になっているヒューズユニットとバッテリ端子とボルトとナットとを示す斜視図である。
【図10】従来の保護カバーの概略構成を示す斜視図である。
【図11】バッテリポストに一体的に設置されているヒューズユニットとバッテリ端子とボルトとナットとこれらを覆っている従来の保護カバーとの断面を示す図である。
【図12】図11におけるXII部の拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
図1は、本発明の実施形態に係るヒューズユニットの保護カバー1の概略構成を示す斜視図であり、図2は、図1におけるII矢視図である。
【0025】
図3は、バッテリポストに一体的に設置されているヒューズユニット3とバッテリ端子5とボルト7とナット9とこれらを覆っているヒューズユニットの保護カバー1との断面を示す図である。図4は、図3におけるIV部の拡大図である。
【0026】
図5は、図2と同様にしてヒューズユニットの保護カバー1の概略構成を示す斜視図であり、図6は、ヒューズユニットの保護カバー1の圧力分散部11にボルト7が当接した状態を示す斜視図である。
【0027】
図7は、圧力分散部11の拡大図であり、図7(a)は、圧力分散部11の平面図であり、図7(b)は、図7(a)におけるVIIB−VIIB断面を示す図であり、図7(c)は、図7(a)におけるVIIC−VIIC断面を示す図である。
【0028】
本実施形態におけるヒューズユニット(ヒュージブルリンクユニット)3、バッテリ端子5、ボルト7、ナット9、バッテリのパッテリポストは、従来のものと同様に構成されている。
【0029】
ヒューズユニットの保護カバー(以下、単に「保護カバー」という場合がある。)1は、たとえば、自動車のバッテリのパッテリポストに一体的に設置されているヒューズユニット3等を覆って保護するためのカバーであり、たとえば、絶縁性の樹脂で構成されている本体部13と、本体部13に一体で設けられている圧力分散部11とを備えて構成されている。
【0030】
本体部13は、バッテリのバッテリポスト(図示せず)と、このバッテリポストに設置されているバッテリ端子(可撓性を備えておらずほぼ剛体で構成されたバッテリ端子)5と、このバッテリ端子5に設置されているヒューズユニット(可撓性を備えておらずほぼ剛体で構成されたヒューズユニット)3と、バッテリ端子5とヒューズユニット3とをお互いに接続するために使用されているねじ(ボルト7とナット9)とを覆うための部位である。
【0031】
本体部13は、底板部15と側板部17とを備え底板部15と対向する部位が開口している箱状(枡状)に形成されている。そして、内部にバッテリポストとバッテリ端子5とヒューズユニット3とねじ(ボルト7とナット9)とが内側に入るようにして、本体部13がバッテリポストとバッテリ端子5とヒューズユニット3とねじとをこれらの上側から覆うようになっている。
【0032】
また、本体部13には、たとえば、ロックビークで構成された係合部(図示せず)が設けられており、この係合部が、たとえばヒューズユニット3に設けられている被係合部に係合することによって、本体部13(保護カバー1)が、ヒューズユニット3等に一体的に設置されるようになっている。
【0033】
圧力分散部11は、バッテリポストとバッテリ端子5とヒューズユニット3とねじ(ボルト7とナット9)とを本体部13で覆うときに(保護カバー1をヒューズユニット3等に一体的に設置するときに)、ねじ(たとえばボルト7の上面)に当接し、この当接によりボルト7から受ける圧力を分散する部位である。すなわち、圧力分散部11で、ボルト7の被当接部から受ける圧力を分散して本体部13に伝えるようになっている。
【0034】
なお、保護カバー(保護CAP)1は、たとえば、金型を用い樹脂で一体成型されている。つまり、本体部13と圧力分散部11と係合部とは同じ材質で一体成型されている。
【0035】
圧力分散部11は、上述したように、保護カバー1をヒューズユニット3等に設置するとき、上述した係合部を被係合部に係合させるために、ボルト7に一時的に当接して、ボルト7から圧力(押圧力)を受けるようになっているが、設置し終えた後にもボルト7に当接し続ける。しかし、設置後にボルト7から受ける圧力は、設置するときに受ける圧力よりも小さくなっている。ここで、保護カバー1をヒューズユニット3等に設置するときのみならず設置し終えた後に、圧力分散部11でボルト7から受ける圧力を分散する構成であってもよい。
【0036】
さらに、保護カバー1の設置後、圧力分散部11がボルト7から受ける圧力がゼロになるように構成されていてもよいし、また、保護カバー1の設置後、ボルト7と圧力分散部11とが僅かに離れている構成であってもよい。
【0037】
圧力分散部11は、たとえば、本体部13の内側の面に設けられている凸部で構成されており、前述したように、本体部13と一体成型で形成されている。そして、凸部の平面状の先端面に、ボルト7の長手方向の一方の平面状の端部が当接するようになっている。
【0038】
さらに、圧力分散部11は、たとえば、本体部13の内側の面に対して直交する方向から見ると十字状に形成されており、ボルト7の長手方向の一端部が十字状の圧力分散部11の交差部に当接するようになっている。なお、圧力分散部11が矩形状や円形状や星型状等の他の形状の凸部(先端面が平面状の凸部)で形成されていてもよい。
【0039】
ところで、ヒューズユニット3は、バッテリ側接続部19と可溶部21と機器側接続部23とを備えて構成されたバスバー25と、バスバー25の所定の部位に一体的に設けられている樹脂ボディ27を備えて構成されている。
【0040】
バッテリ側接続部19は、バッテリ端子5に接続される部位であり、バッテリ側接続部19には、貫通孔29が設けられている。そして、貫通孔29にボルト7を通し、ナット9とボルト7とで、バッテリ側接続部19とバッテリ端子5とを挟み込んで締め付けることにより、ヒューズユニット3がバッテリ端子5に一体的に設置されるようになっている。
【0041】
圧力分散部11は、細長い矩形な板状の第1の部位31と、細長い矩形な板状の第2の部位33とを備えて構成されている。各部位31,33は、お互いがこの長手方向の中間部(ほぼ中央部)で交差(たとえば直交)しており、これにより、圧力分散部11が十字状に形成されている。
【0042】
各部位31,33の交差部のところに位置している圧力分散部11の外周の部位35は、圧力を効率良く分散するために円弧状に形成されている。各部位31,33の両端部には、勾配面37が形成されている。なお、図7で示すように、ボルト7の円形状の端面39Aの大きさが、各部位31,33の正方形状の交差部よりも小さくなっていてもよいし、ボルト7の円形状の端面39Bや端面39Cのように、大きくなっていてもよい。
【0043】
さらに、図8(圧力分散部11の変形例を示す図)に示すように、十字状の圧力分散部11の外周の全長にわたって、勾配面37を形成してあってもよい。なお、図8(a)は、変形例に係る圧力分散部11の平面図であり、図8(b)は、図8(a)におけるVIIIB−VIIIB断面を示す図であり、図8(c)は、図8(a)におけるVIIIC−VIIIC断面を示す図である。
【0044】
保護カバー1によれば、本体部13に圧力分散部11が設けられているので、前述したクリアランスcの値を大きくすることなく、また、補強リブを設けることなく、したがって、保護カバー1の高さ寸法hを大きくすることなく、バッテリポストに設置されたヒューズユニット3等に設置するときにおける白化現象の発生を防止することができる。
【0045】
これにより、自動車のボンネットと、保護カバー1との間の間隙の値が小さくなることを防止することができ、歩行者保護規制等のためのスペースを確保することができると共に、保護カバー1の表面(意匠面)の外観(美観)を良好な状態に保つことができ、自動車のユーザに不快感を与えないようにすることができる。
【0046】
また、保護カバー1によれば、圧力分散部11が、本体部13の内側に設けられている凸部で構成されており、本体部13と一体成型で形成されているので、圧力分散部11を備えた保護カバー1の製造が容易になっていると共に、圧力分散部11を本体部13とは別体で構成して後から本体部13に一体的に設けた場合に比べて、圧力分散部11が受けた圧力が分散されやすくなっており、保護カバー1における白化現象の発生を確実に防止することができる。
【0047】
また、保護カバー1によれば、圧力分散部11が十字状に形成されており、ボルト7の長手方向の一端部が十字状の圧力分散部11の交差部(圧力分散部の中央部)に当接するので、ボルト7から受ける圧力を圧力分散部11の中央部で受けるようになっていると共に、圧力分散部11の外周の長さが長くなっており、圧力分散部11が受けた圧力をさらに一層分散することができる。そして、保護カバー1での白化現象の発生を一層確実に防止することができる。
【0048】
なお、上述した保護カバー1は、バッテリのバッテリポストと、このバッテリポストに設置されているバッテリ端子と、このバッテリ端子に設置されているヒューズユニットと、前記バッテリ端子と前記ヒューズユニットとをお互いに接続するために使用されている締結材とで構成されているヒューズユニット組立体を覆うための本体部と、前記本体部に一体で設けられている係合部であって、前記ヒューズユニット組立体を前記本体部で覆うべく前記本体部をヒューズユニット組立体に設置するときに前記ヒューズユニット組立体に設けられている被係合部(バッテリ、ヒューズユニット、バッテリ端子、締結材の少なくともいずれかに設けられている被係合部)と係合する係合部とは別個に、前記本体部に一体で設けられ、前記本体部を前記ヒューズユニット組立体に設置して前記本体部で前記ヒューズユニット組立体を覆うときに、前記ヒューズユニット組立体に設けられている被当接部(前記バッテリポストやバッテリの筐体、前記ヒューズユニット、前記締結材の少なくともいずれかに設けられている被当接部;たとえば、バッテリ端子の凸部、ヒューズユニットの凸部、締結材の凸部、バッテリ端子の頂上部、バッテリの筐体の一部)に当接し、この当接により前記被当接部から受ける圧力を分散する圧力分散部とを有する保護カバーの例である。
【符号の説明】
【0049】
1 保護カバー
3 ヒューズユニット
5 バッテリ端子
7 ボルト
11 圧力拡散部
13 本体部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
バッテリのバッテリポストと、このバッテリポストに設置されているバッテリ端子と、このバッテリ端子に設置されているヒューズユニットと、前記バッテリ端子と前記ヒューズユニットとをお互いに接続するために使用されている締結材とで構成されているヒューズユニット組立体を覆うための本体部と、
前記本体部に設けられ、前記本体部で前記ヒューズユニット組立体を覆うときに、前記ヒューズユニット組立体に設けられている被当接部に当接し、この当接により前記被当接部から受ける圧力を分散する圧力分散部と、
を有することを特徴とするヒューズユニットの保護カバー。
【請求項2】
バッテリのバッテリポストと、このバッテリポストに設置されているバッテリ端子と、このバッテリ端子に設置されているヒューズユニットと、前記バッテリ端子と前記ヒューズユニットとをお互いに接続するために使用されているねじとを覆うための本体部と、
前記本体部に設けられ、前記バッテリポストと前記バッテリ端子と前記ヒューズユニットと前記ねじとを前記本体部で覆うときに、前記ねじに当接し、この当接により前記ねじから受ける圧力を分散する圧力分散部と、
を有することを特徴とするヒューズユニットの保護カバー。
【請求項3】
請求項2に記載の保護カバーにおいて、
前記圧力分散部は、前記本体部の内側に設けられている凸部で構成されており、前記本体部と一体成型されていることを特徴とするヒューズユニットの保護カバー。
【請求項4】
請求項3に記載の保護カバーにおいて、
前記圧力分散部は、前記本体部の内側の面に対して直交する方向から見ると十字状に形成されており、
前記ねじが前記十字状の圧力分散部の交差部に当接するように構成されていることを特徴とするヒューズユニットの保護カバー。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2011−49034(P2011−49034A)
【公開日】平成23年3月10日(2011.3.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−196594(P2009−196594)
【出願日】平成21年8月27日(2009.8.27)
【出願人】(000006895)矢崎総業株式会社 (7,019)
【Fターム(参考)】