説明

ビューイングシステム、携帯端末、サーバ、ビューイング方法

【課題】ユーザが文字入力をすることなく、他ユーザと番組の内容について簡易的(擬似的)に共感すること。
【解決手段】本発明のビューイングシステムにおいて、複数の携帯端末の各々は、表示部と、ワンセグ放送の番組を受信する番組受信部と、前記番組受信部で受信された番組を前記表示部の表示画面に表示する表示制御部と、前記表示画面への番組の表示中における自端末周辺の話者の音声を集音するマイクと、前記マイクで集音された話者の音声を文字データに変換する音声認識部と、前記音声認識部で変換された文字データを前記サーバに送信するとともに、他の携帯端末から前記サーバに送信された文字データを、前記サーバから受信する文字データ送受信部と、を有し、前記表示制御部は、前記表示画面への番組の表示中に、該表示画面に、前記サーバから受信した文字データを併せて表示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ワンセグ放送の番組を視聴するためのビューイングシステム、携帯端末、サーバ、ビューイング方法に関する。
【背景技術】
【0002】
現在市販されている携帯端末においては、ワンセグ放送の番組を視聴可能なワンセグ機能を備える携帯端末がほとんどを占めている。
【0003】
しかしながら、現在の携帯端末のワンセグ機能は、ユーザが1人で視聴するのが主であることから、複数人が一緒に視聴するのに適した機能ではない。
【0004】
昨今、サッカーのワールドカップで世界中が盛り上がり、仕事中などに携帯端末でワンセグ放送にて番組を視聴した人も少なくはないと考えられる。
【0005】
また、スポーツ観戦などはパブリックビューイングなどで大勢で観戦したいユーザの中には、1人で観戦したくはなく、大勢で観戦して感動を共有したいユーザも多い。
【0006】
そこで、どうしても用事などがあり、携帯端末で番組を視聴せざる得ないユーザが、他ユーザと番組の内容について簡易的(擬似的)に共感することができるようにした技術も幾つか提案されている。
【0007】
例えば、特許文献1には、携帯端末において、視聴中の番組の表示画面に、ユーザ間でやり取りしているチャットメッセージを併せて表示する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開2006−129196号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、特許文献1に記載の携帯端末においては、ユーザは、チャットメッセージを文字入力する必要があるという課題がある。
【0010】
そこで、本発明の目的は、ユーザが文字入力をすることなく、他ユーザと番組の内容について簡易的(擬似的)に共感することができるビューイングシステム、携帯端末、サーバ、ビューイング方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明のビューイングシステムは、
複数の携帯端末と、サーバと、を有してなるビューイングシステムであって、
前記複数の携帯端末の各々は、
表示部と、
ワンセグ放送の番組を受信する番組受信部と、
前記番組受信部で受信された番組を前記表示部の表示画面に表示する表示制御部と、
前記表示画面への番組の表示中における自端末周辺の話者の音声を集音するマイクと、
前記マイクで集音された話者の音声を文字データに変換する音声認識部と、
前記音声認識部で変換された文字データを前記サーバに送信するとともに、他の携帯端末から前記サーバに送信された文字データを、前記サーバから受信する文字データ送受信部と、を有し、
前記表示制御部は、
前記表示画面への番組の表示中に、該表示画面に、前記サーバから受信した文字データを併せて表示する。
【0012】
本発明の携帯端末は、
表示部と、
ワンセグ放送の番組を受信する番組受信部と、
前記番組受信部で受信された番組を前記表示部の表示画面に表示する表示制御部と、
前記表示画面への番組の表示中における自端末周辺の話者の音声を集音するマイクと、
前記マイクで集音された話者の音声を文字データに変換する音声認識部と、
前記音声認識部で変換された文字データをサーバに送信するとともに、他の携帯端末から前記サーバに送信された文字データを、前記サーバから受信する文字データ送受信部と、を有し、
前記表示制御部は、
前記表示画面への番組の表示中に、該表示画面に、前記サーバから受信した文字データを併せて表示する。
【0013】
本発明のサーバは、
グループごとに、該グループに属する携帯端末を管理するグループ管理部と、
前記携帯端末から、該携帯端末の表示画面へのワンセグ放送の番組の表示中における該携帯端末周辺の話者の音声を変換した文字データを受信すると、該文字データを、該携帯端末と同じグループに属する他の携帯端末に配信する文字データ配信部と、を有する。
【0014】
本発明の第1のビューイング方法は、
携帯端末が行うビューイング方法であって、
ワンセグ放送の番組を受信するステップと、
前記受信された番組を表示部の表示画面に表示するステップと、
前記表示画面への番組の表示中における自端末周辺の話者の音声を集音するステップと、
前記マイクで集音された話者の音声を文字データに変換するステップと、
前記変換された文字データをサーバに送信するとともに、他の携帯端末から前記サーバに送信された文字データを、前記サーバから受信するステップと、
前記表示画面への番組の表示中に、該表示画面に、前記サーバから受信した文字データを併せて表示するステップと、を有する。
【0015】
本発明の第2のビューイング方法は、
サーバが行うビューイング方法であって、
グループごとに、該グループに属する携帯端末を管理するステップと、
前記携帯端末から、該携帯端末の表示画面へのワンセグ放送の番組の表示中における該携帯端末周辺の話者の音声を変換した文字データを受信すると、該文字データを、該携帯端末と同じグループに属する他の携帯端末に配信するステップと、を有する。
【発明の効果】
【0016】
本発明の携帯端末は、ワンセグ放送の番組を視聴中に、マイクで集音した話者の音声を文字データに変換してサーバに送信し、これと同時に、サーバからは、他の携帯端末がサーバに送信した文字データを受信し、番組を表示中の表示画面に、受信した文字データを併せて表示する。
【0017】
したがって、携帯端末のユーザは、文字入力をすることなく、他ユーザとワンセグ放送の番組の内容について簡易的(擬似的)に共感することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明の一実施形態のビューイングシステムの構成を示す図である。
【図2】図1に示した携帯端末の構成を示すブロック図である。
【図3】図1に示したアプリケーションサーバの構成を示すブロック図である。
【図4】図1に示したアプリケーションサーバにおけるグループ作成時の動作を説明するフローチャートである。
【図5】図1に示したアプリケーションサーバにおける番組視聴時の動作を説明するフローチャートである。
【図6】図1に示した携帯端末におけるグループ作成時の動作を説明するフローチャートである。
【図7】図1に示した携帯端末における番組視聴時の動作を説明するフローチャートである。
【図8】図1に示した携帯端末における表示画面の一例を示す図である。
【図9】図1に示した携帯端末を外部のテレビ装置に接続した状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下に、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。
【0020】
まず、本実施形態の構成について、図1、図2、図3を参照して説明する。
【0021】
図1に示すように、本実施形態のビューイングシステムは、複数の携帯端末100と、アプリケーションサーバ200と、を有している。なお、携帯端末100とアプリケーションサーバ200とは携帯用通信網300を介して接続される。
【0022】
図2に示すように、携帯端末100は、制御部101と、アンテナ102と、操作部103と、番組受信部104と、表示部105と、表示制御部106と、グループ処理部107と、マイク108と、音声認識部109と、文字データ送受信部110と、外部出力部111と、を有している。なお、図2は本発明と関連する構成要素のみを抜粋して図示したものである。
【0023】
制御部101は、自端末内の構成要素を制御して各種の処理を実行する。
【0024】
アンテナ102は、自端末内の構成要素が各種のデータを送受信するためのアンテナである。
【0025】
操作部103は、ユーザによる各種の操作が行われる。
【0026】
番組受信部104は、ワンセグ放送の番組を受信する。
【0027】
表示部105は、各種のデータを表示するLCD(Liquid Crystal Display)等である。
【0028】
表示制御部106は、番組受信部104で受信された番組を表示部105の表示画面に表示する。
【0029】
グループ処理部104は、自端末が属するグループのグループIDおよびパスワードを事前に取得する。
【0030】
例えば、自端末が親端末(グループ作成者の携帯端末)である場合、グループに属することを希望する携帯端末100の識別情報(電話番号等)を含むグループ作成要求をアプリケーションサーバ200に送信し、これに対する応答としてアプリケーションサーバ200から送信されてきたグループIDおよびパスワードを取得する。そして、取得したグループIDおよびパスワードを、グループに属する他の携帯端末に送信する。
【0031】
一方、自端末が親端末でない場合、上述のように親端末からグループIDおよびパスワードが送信されてくるので、そのグループIDおよびパスワードを取得する。
【0032】
また、グループ処理部104は、番組を視聴する際に、自端末の識別情報、グループIDおよびパスワードを含むグループ視聴要求をアプリケーションサーバ200に送信し、アプリケーションサーバ200と接続する。
【0033】
マイク108は、表示画面への番組の表示中における自端末周辺の話者の音声を集音する。
【0034】
音声認識部109は、マイク108で集音された話者の音声を音声認識して文字データに変換する。
【0035】
文字データ送受信部110は、音声認識部109で変換された文字データをアプリケーションサーバ200に送信する。また、アプリケーションサーバ200からは、他の携帯端末100からアプリケーションサーバ200に送信された文字データを受信する。
【0036】
表示制御部106は、表示画面への番組の表示中に、その表示画面に、アプリケーションサーバ200から受信した文字データを併せて表示する。
【0037】
外部出力部111は、表示画面の画面データを外部装置に出力する。
【0038】
図3に示すように、アプリケーションサーバ200は、制御部201と、アンテナ202と、グループ管理部203と、文字データ配信部204と、を有している。なお、図3は本発明と関連する構成要素のみを抜粋して図示したものである。
【0039】
制御部201は、自サーバ内の構成要素を制御して各種の処理を実行する。
【0040】
アンテナ202は、自サーバ内の構成要素が各種のデータを送受信するためのアンテナである。
【0041】
グループ管理部203は、携帯端末100からグループ作成要求を受信すると、グループIDおよびパスワードを発行してその携帯端末100に対して送信し、また、そのグループについて、そのグループに属する携帯端末100の識別情報、グループID、およびパスワードを登録し管理する。なお、この管理はグループごとに行う。
【0042】
また、グループ管理部203は、携帯端末100からグループ視聴要求を受信すると、グループ視聴要求に含まれる識別情報、グループID、およびパスワードを、事前に登録したものと照合し、問題がなければ、その携帯端末100を自サーバと接続する。
【0043】
文字データ配信部204は、携帯端末100から文字データを受信すると、その文字データを、その携帯端末100と同じグループに属する他の携帯端末100に配信する。
【0044】
以下、本実施形態の動作について説明する。
(1)アプリケーションサーバ200の動作
(1−1)グループ作成時の動作
最初に、携帯端末100がグループを作成する時の動作について、図4のフローチャートを参照して説明する。
【0045】
図4に示すように、まず、携帯端末100のうちの親端末(グループ作成者の携帯端末)から、グループに属することを希望する携帯端末100の識別情報(電話番号等)を含むグループ作成要求を受信する(ステップA1)。
【0046】
すると、グループ管理部203は、グループ作成要求に識別情報が含まれている携帯端末100が属するグループを作成する(ステップA2)。
【0047】
続いて、グループ管理部203は、上記で作成したグループのグループIDおよびパスワードを発行し(ステップA3)、発行したグループIDおよびパスワードを含む成功応答を親端末に送信する(ステップA4)。
【0048】
その後、グループ管理部203は、上記で作成したグループについて、そのグループに属する携帯端末100の識別情報、グループIDおよびパスワードを登録する(ステップA5)。
(1−2)番組視聴時の動作
次に、携帯端末100がワンセグ放送の番組を視聴する時の動作について、図5のフローチャートを参照して説明する。
【0049】
図5に示すように、まず、携帯端末100から、識別情報(電話番号等)、グループIDおよびパスワードを含むグループ視聴要求を受信する(ステップB1)。
【0050】
すると、グループ管理部203は、まず、グループ視聴要求に含まれる識別情報を、事前に登録したものと照合し、その携帯端末100が属するグループを判定し、続いて、グループ視聴要求に含まれるグループIDおよびパスワードを、事前に登録したものと照合し、その携帯端末100にアクセス権があるか否かを判定する(ステップB2)。
【0051】
アクセス権がなければ(ステップB2のNO)、グループ管理部203は、その携帯端末100に対して失敗応答を送信するエラー処理を行い(ステップB3)、処理を終える。
【0052】
一方、アクセス権があれば(ステップB2のYES)、グループ管理部203は、その携帯端末100に成功応答を送信し、自サーバと接続する(ステップB4)。接続に成功すれば、文字データ配信部204は、文字データの取得処理および配信処理の準備を行う。
【0053】
準備が完了すると、以降、その携帯端末100がワンセグ放送の番組の視聴を開始し、その携帯端末100から、音声認識した文字データが随時送信されてくるので、文字データ配信部204は、その文字データを取得する(ステップB5)。
【0054】
そして、文字データ配信部204は、携帯端末100から取得した文字データを、その携帯端末100と同じグループに属しかつ自サーバと接続中である他の携帯端末100に配信する(ステップB6)。
【0055】
以降、文字データ配信部204は、番組が終了するまで(ステップB7のYES)、文字データの取得処理および配信処理を繰り返し行い、番組が終了したら、携帯端末100から終了要求を受信するため、処理を終える。
(2)携帯端末100の動作
(2−1)グループ作成時の動作
最初に、グループを作成する時の動作について、図6のフローチャートを参照して説明する。なお、図6は、携帯端末100が親端末(グループ作成者の携帯端末)である場合の動作を示している。
【0056】
図6に示すように、まず、ユーザは、グループに属することを希望する携帯端末100の識別情報(電話番号等)を操作部103に入力し、グループ処理部104は、操作部103に入力された識別情報を含むグループ作成要求をアプリケーションサーバ200に送信する(ステップC1)。
【0057】
グループの作成に成功すると、アプリケーションサーバ200から、グループIDおよびパスワードを含む成功応答が送信されてくるので、グループ処理部104は、成功応答に含まれるグループIDおよびパスワードを取得する(ステップC2)。
【0058】
次に、グループ処理部104は、上記で取得したグループIDおよびパスワードを表示部105の表示画面に表示する等してユーザに通知する(ステップC3)。
【0059】
その後、グループ処理部104は、上記で取得したグループIDおよびパスワードを、グループに属する他の携帯端末100に送信する(ステップC4)。
【0060】
なお、親端末でない携帯端末100は、上述のように親端末からグループIDおよびパスワードが送信されてくるので、そのグループIDおよびパスワードを取得する。
(2−2)番組視聴時の動作
次に、ワンセグ放送の番組を視聴する時の動作について、図7のフローチャートを参照して説明する。
【0061】
図7に示すように、まず、ユーザは、事前に通知されたグループIDおよびパスワードを操作部103に入力し、グループ処理部104は、自端末の識別情報(電話番号等)と操作部103に入力されたグループIDおよびパスワードとを含むグループ視聴要求をアプリケーションサーバ200に送信する(ステップD1)。
【0062】
アプリケーションサーバ200から成功応答を受信すると(ステップD2)、アプリケーションサーバ200への接続が完了したことになるため、制御部101は、自端末内の音声認識に係る機能(マイク108、音声認識部109および文字データ送受信部110)を起動させ、自端末周辺の話者の音声を自動的に文字データとして、アプリケーションサーバ200に送信できるように準備を行う(ステップD3)。
【0063】
携帯端末100がワンセグ放送の番組の視聴を開始すると(ステップD4)、以降、マイク108は、自端末周辺の話者の音声を集音し、音声認識部109は、話者の音声を音声認識して文字データに変換する。
【0064】
文字データ送受信部110は、音声認識部109で音声認識された文字データを取得すると(ステップD5のYES)、取得した文字データをアプリケーションサーバ200に送信する(ステップD6)。以降、番組が終了するまで(ステップD7のYES)、音声認識された文字データの取得処理および送信処理を繰り返し行う。
【0065】
また、これと並行して、アプリケーションサーバ200からは、他の携帯端末100からアプリケーションサーバ200に送信された文字データが送信されてくるので、文字データ送受信部110は、その文字データを受信し(ステップD8のYES)、表示制御部106は、番組を表示している表示画面に、アプリケーションサーバ200から受信した文字データを併せて表示する(ステップD9)。なお、文字データは随時受信されるため、新たに受信した文字データは表示画面に上書きする形で表示を行う。以降、番組が終了するまで(ステップD7のYES)、文字データの受信処理および表示処理を繰り返し行う。
【0066】
番組が終了したら、グループ処理部104は、アプリケーションサーバ200に終了要求を送信し(ステップD10)、処理を終える。
【0067】
図8に、ステップD9における表示画面の一例を示す。
【0068】
図8の例では、サッカーの試合を表示している表示画面において、グループに属する他の携帯端末100で音声認識された「頑張れ!○○」、「いけー」、「ニッポン、ニッポン!」といった文字データが併せて表示されている。
【0069】
また、携帯端末100では表示画面が小さく見づらいユーザのために、図9に示すように、携帯端末100を外部出力部111からHDMI(High-Definition Multimedia Interface)等にて外部のテレビ装置400と接続し、図8のような表示画面の画面データをテレビ装置400に出力して、テレビ装置400の画面に表示することができる。
【0070】
上述したように本実施形態においては、携帯端末100は、ワンセグ放送の番組を視聴中に、マイクで集音した話者の音声を文字データに変換してアプリケーションサーバ200に送信し、これと同時に、アプリケーションサーバ200からは、他の携帯端末100がアプリケーションサーバ200に送信した文字データを受信し、番組を表示中の表示画面に、受信した文字データを併せて表示する。
【0071】
したがって、携帯端末100のユーザは、文字入力をすることなく、他ユーザとワンセグ放送の番組の内容について簡易的(擬似的)に共感することができるという効果が得られる。
【0072】
また、本実施形態においては、アプリケーションサーバ200は、グループに属する携帯端末100を管理し、携帯端末100から文字データを受信すると、その文字データを、その携帯端末100と同じグループに属する他の携帯端末100に配信する。
【0073】
したがって、携帯端末100のユーザは、仲間内だけでワンセグ放送の番組の内容について共感することができるという効果が得られる。
【0074】
また、本実施形態においては、携帯端末100は、表示画面の画面データを外部のテレビ装置等に外部出力することで、携帯端末100のユーザは、上記の表示画面を大画面で視聴することができるという効果が得られる。
【0075】
また、本実施形態においては、携帯端末100とアプリケーションサーバ200とを、携帯用通信網300を介して接続しているため、携帯端末100のユーザは、インターネット等に接続せずに、他ユーザとワンセグ放送の番組の内容について共感することができるという効果が得られる。
【符号の説明】
【0076】
100 携帯端末
101 制御部
102 アンテナ
103 操作部
104 番組受信部
105 表示部
106 表示制御部
107 グループ処理部
108 マイク
109 音声認識部
110 文字データ送受信部
111 外部出力部
200 アプリケーションサーバ
201 制御部
202 アンテナ
203 グループ管理部
204 文字データ配信部
300 携帯用通信網
400 テレビ装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の携帯端末と、サーバと、を有してなるビューイングシステムであって、
前記複数の携帯端末の各々は、
表示部と、
ワンセグ放送の番組を受信する番組受信部と、
前記番組受信部で受信された番組を前記表示部の表示画面に表示する表示制御部と、
前記表示画面への番組の表示中における自端末周辺の話者の音声を集音するマイクと、
前記マイクで集音された話者の音声を文字データに変換する音声認識部と、
前記音声認識部で変換された文字データを前記サーバに送信するとともに、他の携帯端末から前記サーバに送信された文字データを、前記サーバから受信する文字データ送受信部と、を有し、
前記表示制御部は、
前記表示画面への番組の表示中に、該表示画面に、前記サーバから受信した文字データを併せて表示する、ビューイングシステム。
【請求項2】
前記サーバは、
グループごとに、該グループに属する携帯端末を管理するグループ管理部と、
前記携帯端末から文字データを受信すると、該文字データを、該携帯端末と同じグループに属する他の携帯端末に配信する文字データ配信部と、を有する、請求項1に記載のビューイングシステム。
【請求項3】
前記複数の携帯端末の各々は、
前記表示画面の画面データを外部装置に外部出力する外部出力部をさらに有する、請求項1または2に記載のビューイングシステム。
【請求項4】
前記複数の携帯端末と、前記サーバと、は、携帯用通信網を介して接続されている、請求項1から3のいずれか1項に記載のビューイングシステム。
【請求項5】
携帯端末であって、
表示部と、
ワンセグ放送の番組を受信する番組受信部と、
前記番組受信部で受信された番組を前記表示部の表示画面に表示する表示制御部と、
前記表示画面への番組の表示中における自端末周辺の話者の音声を集音するマイクと、
前記マイクで集音された話者の音声を文字データに変換する音声認識部と、
前記音声認識部で変換された文字データをサーバに送信するとともに、他の携帯端末から前記サーバに送信された文字データを、前記サーバから受信する文字データ送受信部と、を有し、
前記表示制御部は、
前記表示画面への番組の表示中に、該表示画面に、前記サーバから受信した文字データを併せて表示する、携帯端末。
【請求項6】
サーバであって、
グループごとに、該グループに属する携帯端末を管理するグループ管理部と、
前記携帯端末から、該携帯端末の表示画面へのワンセグ放送の番組の表示中における該携帯端末周辺の話者の音声を変換した文字データを受信すると、該文字データを、該携帯端末と同じグループに属する他の携帯端末に配信する文字データ配信部と、を有する、サーバ。
【請求項7】
携帯端末が行うビューイング方法であって、
ワンセグ放送の番組を受信するステップと、
前記受信された番組を表示部の表示画面に表示するステップと、
前記表示画面への番組の表示中における自端末周辺の話者の音声を集音するステップと、
前記マイクで集音された話者の音声を文字データに変換するステップと、
前記変換された文字データをサーバに送信するとともに、他の携帯端末から前記サーバに送信された文字データを、前記サーバから受信するステップと、
前記表示画面への番組の表示中に、該表示画面に、前記サーバから受信した文字データを併せて表示するステップと、を有するビューイング方法。
【請求項8】
サーバが行うビューイング方法であって、
グループごとに、該グループに属する携帯端末を管理するステップと、
前記携帯端末から、該携帯端末の表示画面へのワンセグ放送の番組の表示中における該携帯端末周辺の話者の音声を変換した文字データを受信すると、該文字データを、該携帯端末と同じグループに属する他の携帯端末に配信するステップと、を有する、ビューイング方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2012−90091(P2012−90091A)
【公開日】平成24年5月10日(2012.5.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−235361(P2010−235361)
【出願日】平成22年10月20日(2010.10.20)
【出願人】(310006855)NECカシオモバイルコミュニケーションズ株式会社 (1,081)
【Fターム(参考)】