ピラニルアリールメチルベンゾキナゾリノンM1受容体ポジティブアロステリックモジュレータ
本発明は、式(I)のピラニルアリールメチルベンゾキナゾリノン化合物類に関し、これはM1受容体ポジティブアロステリックモジュレータであり、アルツハイマー病、統合失調症、疼痛又は睡眠障害のようなM1受容体が関与する疾患の治療に有用である。本発明は、前記化合物を含む医薬組成物、M1受容体により介在される疾患の治療における前記化合物及び組成物の使用にも関する。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I):
【化1】
[式中、X−Yは、
(1)−O−CRARB−、
(2)−CRARB−O−、
(3)−CRARB−SRC−、
(4)−CRARB−NRC−、及び
(5)−NRC−CRARB−からなる群から選択され、ここでRA及びRBは、それぞれ独立して、
(a)水素、及び
(b)−C1−6アルキルからなる群から選択され、そして
RCは、
(a)水素、
(b)−C(=O)−C1−6アルキル、
(c)−C1−6アルキル、
(d)−C(=O)−CH2−C6H5、
(e)−S(=O)2−C1−6アルキルからなる群から選択され;
R1は、
(1)水素、及び
(2)ヒドロキシからなる群から選択され;
ただし、X−Yが、−O−CRARB−、−CRARB−O−又はCRARB−SRC−である場合には、R1は、異性体位置:
【化2】
におけるヒドロキシであり;
R2は、
(1)−C6−10アリール、又は
(2)5〜12個の環原子を有する芳香族環式基であって、該環原子は、C、O、N、N→O又はSから選択され、その少なくとも1個がO、N、N→O又はSであるヘテロアリール、からなる群から選択され、
該アリール又はヘテロアリールR2基は、1個以上の
(a)ハロゲン、
(b)ヒドロキシ、
(c)−NR3R4、
(d)−C1−6アルキル、
(e)−O−C1−6アルキル、
(f)−C2−8アルケニル、
(g)−C(=O)−(O)m−R5、
(h)−C(=O)−NR5、
(i)−S(=O)2−R5、
(j)−SR5、
(k)−CN、
(l)−C6−10アリール、
(m)5〜12個の環原子を有する芳香族環式基であって、該環原子は、C、O、N、N→O又はSから選択され、その少なくとも1個がO、N、N→O又はSであるヘテロアリール、
(n)Si(R6)3、
(o)=S、で置換されていてもよく、ここで、該アルキル、アルケニル、アリール又はヘテロアリール部分は、1個以上の
(a)ハロゲン、
(b)ヒドロキシル、
(c)−C1−6アルキル、
(d)−S−R6、
(e)−NR8R9、
(f)−O−C1−6アルキル、で置換されていてもよく、ここで、該アルキル部分は1個以上のハロゲンで置換されていてもよく;
R3及びR4、又はR8及びR9は、それぞれ独立して、
(1)水素、又は
(2)−C1−6アルキルからなる群から選択され、ここで、該アルキルは、1個以上の
(a)ハロゲン
(b)ヒドロキシル、
(c)−O−C1−6アルキル、
(d)−NR10R11、
(e)−C(=O)−(O)n−C1−6アルキル、で置換されていてもよく、
又はR3及びR4、又はR8及びR9は、それらが結合している窒素と一緒になって4〜6員環の炭素環を形成し、ここで、1又は2個の環炭素原子は、窒素、酸素又は硫黄で置換されていてもよく、そして該環は、1個以上の
(a)ハロゲン、
(b)ヒドロキシル、
(c)C1−6アルキル、
(d)−O−C1−6アルキル、
(e)−C(=O)−(O)n−C1−6アルキル、で置換されていてもよく;
R5は、
(1)水素、
(2)−C1−6アルキル、
(3)−C3−8シクロアルキル、
(4)−C2−8アルケニル、又は
(5)−C6−10アリールからなる群から選択され、ここで、該アルキル、シクロアルキル、アルケニル又はアリールは、1個以上の
(a)ハロゲン、
(b)ヒドロキシル、
(c)−C1−6アルキル、
(d)−O−C1−6アルキル、
(e)−C3−8シクロアルキル、又は
(f)−C6−10アリールで置換されていてもよく;
R6は、
(1)水素、又は
(2)−C1−6アルキルからなる群から選択され;
R10及びR11は、それぞれ独立して、
(1)水素、又は
(2)−C1−6アルキルからなる群から選択され、ここで、該アルキルは、1個以上の
(a)ハロゲン、
(b)ヒドロキシル、
(c)−O−C1−6アルキル、
(d)−C(=O)−(O)n−C1−6アルキル、で置換されていてもよく、
又はR10及びR11は、それらが結合している窒素と一緒になって4〜6員環の炭素環を形成し、ここで、1又は2個の環炭素原子は、窒素、酸素又は硫黄で置換されていてもよく、ここで該環は、1個以上の
(a)ハロゲン、
(b)ヒドロキシル、
(c)C1−6アルキル、
(d)−O−C1−6アルキル、
(e)−C(=O)−(O)n−C1−6アルキルで置換されていてもよく;
mは0又は1であり;
nは0、1又は2である]の化合物又は薬学的に許容されるその塩。
【請求項2】
R1がヒドロキシである、請求項1記載の化合物。
【請求項3】
R1のヒドロキシ基が、異性体位置:
【化3】
にある、請求項2記載の化合物。
【請求項4】
X−Yが、−O−CRARB−又は−CRARB−O−であり、ここで、RA及びRBが、それぞれ水素である、請求項1〜3のいずれか1項記載の化合物。
【請求項5】
R2が−C6−10アリールである、請求項1〜4のいずれか1項記載の化合物。
【請求項6】
R2がヘテロアリールであり、該ヘテロアリール基が5個の環原子を有し、該環原子は、C、N、N→O及びSから選択され、ここで1又は2個の環原子がN、N→O又はSである、請求項1〜4のいずれか1項記載の化合物。
【請求項7】
R2がヘテロアリールであり、該ヘテロアリール基が6個の環原子を有し、該環原子は、C、N及びN→Oから選択され、ここで1又は2個の環原子がN又はN→Oである、請求項1〜4のいずれか1項記載の化合物。
【請求項8】
R2がヘテロアリールであり、該ヘテロアリール基が9又は10個の環原子を有し、該環原子は、C、O、N、N→O及びSから選択され、ここで1、2又は3個の環原子が、N、N→O、O又はSである、請求項1〜4のいずれか1項記載の化合物。
【請求項9】
式(I)の化合物が、式(II):
【化4】
[式中、X、Y及びR2は請求項1に定義された通りである]の化合物又は薬学的に許容されるその塩である、請求項1記載の化合物。
【請求項10】
X−Yが、−O−CRARB−又は−CRARB−O−であり、ここでRA及びRBが、それぞれ水素である、請求項9記載の化合物。
【請求項11】
R2が−C6−10アリールである、請求項9又は10記載の化合物。
【請求項12】
R2がヘテロアリールであり、該ヘテロアリール基が5個の環原子を有し、該環原子は、C、N、N→O及びSから選択され、ここで1又は2個の環原子が、N、N→O又はSである、請求項9又は10記載の化合物。
【請求項13】
R2がヘテロアリールであり、該ヘテロアリール基が6個の環原子を有し、該環原子は、C、N及びN→Oから選択され、ここで1又は2個の環原子が、N又はN→Oである、請求項9又は10記載の化合物。
【請求項14】
R2がヘテロアリールであり、該ヘテロアリール基が9又は10個の環原子を有し、該環原子は、C、O、N、N→O及びSから選択され、ここで1、2又は3個の環原子が、N、N→O、O又はSである、請求項9又は10記載の化合物。
【請求項15】
式(I)の化合物が、式(III):
【化5】
[式中、X、Y及びR2は、前述の通りであり、
R7が、
(1)ハロゲン、
(2)ヒドロキシ、
(3)−NR3R4、
(4)−C1−6アルキル、
(5)−O−C1−6アルキル、
(6)−C2−8アルケニル、
(7)−C(=O)−(O)m−R5、
(9)−C(=O)−NR5、
(10)−S(=O)2−R5、
(11)−SR5、
(12)−CN、
(13)−C6−10アリール、
(14)5〜12個の環原子を有する芳香族環式基であって、該環原子は、C、O、N、N→O又はSから選択され、その少なくとも1個がO、N、N→O又はSであるヘテロアリール、
(15)Si(R6)3、
(16)=S、又は
(17)水素、からなる群から選択され、ここで、該アルキル、アルケニル、アリール又はヘテロアリール部分は、1個以上の
(a)ハロゲン、
(b)−C1−6アルキル、
(c)−S−R6、
(d)−NR8R9、
(e)−O−C1−6アルキル、で置換されていてもよく、ここで、該アルキル部分は1個以上のハロゲンで置換されていてもよい]の化合物又は薬学的に許容されるその塩である、請求項1記載の化合物。
【請求項16】
R7が、
(1)ハロゲン、
(2)ヒドロキシ、
(3)−NR3R4、
(4)−C1−6アルキル、
(5)−O−C1−6アルキル、
(6)−S(=O)2−R5、又は
(7)−SR5からなる群から選択される、請求項15記載の化合物。
【請求項17】
X−Yが、
(1)−O−CRARB−、又は
(2)−CRARB−O−からなる群から選択される、請求項15又は16記載の化合物。
【請求項18】
式(I)の化合物が、式(IV):
【化6】
[式中、R2は請求項1に定義された通りである]の化合物である、請求項1記載の化合物。
【請求項19】
R2が−C6−10アリールである、請求項9又は10記載の化合物。
【請求項20】
R2がヘテロアリールであり、該ヘテロアリール基が5個の環原子を有し、該環原子は、C、N、N→O及びSから選択され、ここで1又は2個の環原子が、N、N→O又はSである、請求項18又は19記載の化合物。
【請求項21】
R2がヘテロアリールであり、該ヘテロアリール基が6個の環原子を有し、該環原子は、C、N及びN→Oから選択され、ここで1又は2個の環原子が、N又はN→Oである、請求項18又は19記載の化合物。
【請求項22】
R2がヘテロアリールであり、該ヘテロアリール基が9又は10個の環原子を有し、該環原子は、C、O、N、N→O及びSから選択され、ここで1、2又は3個の環原子が、N、N→O、O又はSである、請求項18又は19記載の化合物。
【請求項23】
6−[(6−クロロピリジン−3−イル)メチル]−3−[(3R,4S)−3−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル]ベンゾ[h]キナゾリン−4(3H)−オン;
3−[(3R,4S)−3−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル]−6−{[(6−メチルチオ)ピリジン−3−イル)メチル]ベンゾ[h]キナゾリン−4(3H)−オン;
3−[(3R,4S)−3−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル]−6−[(6−メチルピリジン−3−イル)メチル]ベンゾ[h]キナゾリン−4(3H)−オン;
3−[(3R,4S)−3−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル]−6−{[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−3−イル]メチル}ベンゾ[h]キナゾリン−4(3H)−オン;
3−[(3R,4S)−3−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル]−6−{[6−(1H−ピラゾール−1−イル)ピリジン−3−イル]メチル}ベンゾ[h]キナゾリン−4(3H)−オン;
3−[(3R,4S)−3−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル]−6−(ピリジン−3−イルメチル)ベンゾ[h]キナゾリン−4(3H)−オン;
3−[(3R,4S)−3−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル]−6−[(6−メトキシピリジン−3−イル)メチル]ベンゾ[h]キナゾリン−4(3H)−オン;
5−({3−[(3R,4S)−3−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル]−4−オキソ−3,4−ジヒドロベンゾ[h]キナゾリン−6−イル}メチル)ピリジン−2−カルボニトリル;
6−[(6−エチルピリジン−3−イル)メチル]−3−[(3R,4S)−3−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル]ベンゾ[h]キナゾリン−4(3H)−オン;
6−[(6−アセチルピリジン−3−イル)メチル]−3−[(3R,4S)−3−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル]ベンゾ[h]キナゾリン−4(3H)−オン;
6−{[6−(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)ピリジン−3−イル]メチル}−3−[(3R,4S)−3−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル]ベンゾ[h]キナゾリン−4(3H)−オン;
3−[(3R,4S)−3−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル]−6−(4−モルホリン−4−イルベンジル)ベンゾ[h]キナゾリン−4(3H)−オン;
3−[(3R,4S)−3−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル]−6−{[6−(1,3−チアゾール−4−イル)ピリジン−3−イル]メチル}ベンゾ[h]キナゾリン−4(3H)−オン;
6−[(6−クロロ−1−オキシドピリジン−3−イル)メチル]−3−[(3R,4S)−3−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル]ベンゾ[h]キナゾリン−4(3H)−オン;
6−[(2−クロロピリジン−4−イル)メチル]−3−[(3R,4S)−3−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル]ベンゾ[h]キナゾリン−4(3H)−オン;
3−[(3R,4S)−3−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル]−6−{[6−(メチルスルホニル)ピリジン−3−イル]メチル}ベンゾ[h]キナゾリン−4(3H)−オン;
3−[(3R,4S)−3−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル]−6−{[6−(メチルスルフィニル)ピリジン−3−イル]メチル}ベンゾ[h]キナゾリン−4(3H)−オン;
5−({3−[(3R,4S)−3−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル]4−オキソ−3,4−ジヒドロベンゾ[h]キナゾリン−6−イル}メチル)ピリジン−2−カルボン酸;
5−({3−[(3R,4S)−3−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル]−4−オキソ−3,4−ジヒドロベンゾ[h]キナゾリン−6−イル}メチル)−N,N−ジメチルピリジン−2−カルボキサミド;
3−[(3R,4S)−3−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル]−6−{[6−(1−メトキシ−1−メチルエチル)ピリジン−3−イル]メチル}ベンゾ[h]キナゾリン−4(3H)−オン;
6−{[6−(ヒドロキシメチル)ピリジン−3−イル]メチル}−3−[(3R,4S)−3−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル]ベンゾ[h]キナゾリン−4(3H)−オン;
6−{[6−(フルオロメチル)ピリジン−3−イル]メチル}−3−[(3R,4S)−3−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル]ベンゾ[h]キナゾリン−4(3H)−オン;
6−{[6−(ジフルオロメチル)ピリジン−3−イル]メチル}−3−[(3R,4S)−3−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル]ベンゾ[h]キナゾリン−4(3H)−オン;
6−[(2−クロロ−1−オキシドピリジン−4−イル)メチル]−3−[(3R,4S)−3−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル]ベンゾ[h]キナゾリン−4(3H)−オン;
6−[(2−フルオロピリジン−4−イル)メチル]−3−[(3R,4S)−3−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル]ベンゾ[h]キナゾリン−4(3H)−オン;
3−[(3R,4S)−3−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル]−6−[(2−メトキシピリジン−4−イル)メチル]ベンゾ[h]キナゾリン−4(3H)−オン;
6−[(6−エチオキシピリジン−3−イル)メチル]−3−[(3R,4S)−3−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル]ベンゾ[h]キナゾリン−4(3H)−オン;
6−[(6−ヒドロキシピリジン−3−イル)メチル]−3−[(3R,4S)−3−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル]ベンゾ[h]キナゾリン−4(3H)−オン;
6−{[6−(ジフルオロメトキシ)ピリジン−3−イル]メチル}−3−[(3R,4S)−3−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル]ベンゾ[h]キナゾリン−4(3H)−オン;
6−{[2−(ジフルオロメトキシ)ピリジン−4−イル]メチル}−3−[(3R,4S)−3−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル]ベンゾ[h]キナゾリン−4(3H)−オン;
6−[(3−ブロモ−1−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)メチル]−3−[(3R,4S)−3−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル]ベンゾ[h]キナゾリン−4(3H)−オン;
6−[(1−エチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)メチル]−3−[(3R,4S)−3−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル]ベンゾ[h]キナゾリン−4(3H)−オン;
6−[(6−クロロピリジン−3−イル)メチル]−3−[(3R,4S)−3−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−チオピラン−4−イル]ベンゾ[h]キナゾリン−4(3H)−オン;
3−[(3S,4S)−4−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル]−6−[(6’−メチル−2,3−ビピリジン−5−イル)メチル]ベンゾ[h]キナゾリン−4(3H)−オン;
rac−6−[(6−クロロピリジン−3−イル)メチル]−3−[(3R,4R)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル]ベンゾ[h]キナゾリン−4(3H)−オン;
rac−3−[(3R,4R)−1−アセチル−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル]−6−[(6−クロロピリジン−3−イル)メチル]ベンゾ[h]キナゾリン−4(3H)−オン;
6−[(6−クロロピリジン−3−イル)メチル]−3−ピペリジン−4−イルベンゾ[h]キナゾリン−4(3H)−オン;からなる群から選択される請求項1記載の化合物又は薬学的に許容されるその塩。
【請求項24】
【化7−1】
【化7−2】
【化7−3】
【化7−4】
【化7−5】
【化7−6】
【化7−7】
【化7−8】
【化7−9】
からなる群から選択される請求項1記載の化合物又は薬学的に許容されるその塩。
【請求項25】
からなる群から選択される、請求項1〜24のいずれか1項記載の化合物及び薬学的に許容されるその塩。
【請求項26】
請求項1〜24のいずれか1項記載の化合物又は薬学的に許容されるその塩の治療的有効量と、薬学的に許容される担体とを含む医薬組成物。
【請求項27】
請求項1〜24のいずれか1項記載の化合物又は薬学的に許容されるその塩の治療的有効量と薬学的に許容される担体とを含む、ムスカリン性M1受容体により介在される疾患又は障害の治療のための医薬組成物であって、前記疾患又は障害が、アルツハイマー病、統合失調症、疼痛又は睡眠障害からなる群から選択される医薬組成物。
【請求項28】
ムスカリン性M1受容体により介在される疾患又は障害の治療のための請求項27記載の医薬組成物の使用であって、前記疾患又は障害が、アルツハイマー病、統合失調症、疼痛又は睡眠障害からなる群から選択される使用。
【請求項29】
ムスカリン性M1受容体により介在される疾患又は障害の治療のための薬剤を製造するための、請求項1〜24のいずれか1項記載の化合物又は薬学的に許容されるその塩及び薬学的に許容される担体の使用であって、前記疾患又は障害が、アルツハイマー病、統合失調症、疼痛又は睡眠障害からなる群から選択される使用。
【請求項30】
請求項1〜24のいずれか1項記載の化合物又は薬学的に許容される塩の治療的有効量と、薬学的に許容される担体とを患者に投与することを含む、治療を必要とする患者における、ムスカリン性M1受容体により介在される疾患又は障害の治療方法であって、前記疾患又は障害が、アルツハイマー病、統合失調症、疼痛又は睡眠障害からなる群から選択される方法。
【請求項1】
式(I):
【化1】
[式中、X−Yは、
(1)−O−CRARB−、
(2)−CRARB−O−、
(3)−CRARB−SRC−、
(4)−CRARB−NRC−、及び
(5)−NRC−CRARB−からなる群から選択され、ここでRA及びRBは、それぞれ独立して、
(a)水素、及び
(b)−C1−6アルキルからなる群から選択され、そして
RCは、
(a)水素、
(b)−C(=O)−C1−6アルキル、
(c)−C1−6アルキル、
(d)−C(=O)−CH2−C6H5、
(e)−S(=O)2−C1−6アルキルからなる群から選択され;
R1は、
(1)水素、及び
(2)ヒドロキシからなる群から選択され;
ただし、X−Yが、−O−CRARB−、−CRARB−O−又はCRARB−SRC−である場合には、R1は、異性体位置:
【化2】
におけるヒドロキシであり;
R2は、
(1)−C6−10アリール、又は
(2)5〜12個の環原子を有する芳香族環式基であって、該環原子は、C、O、N、N→O又はSから選択され、その少なくとも1個がO、N、N→O又はSであるヘテロアリール、からなる群から選択され、
該アリール又はヘテロアリールR2基は、1個以上の
(a)ハロゲン、
(b)ヒドロキシ、
(c)−NR3R4、
(d)−C1−6アルキル、
(e)−O−C1−6アルキル、
(f)−C2−8アルケニル、
(g)−C(=O)−(O)m−R5、
(h)−C(=O)−NR5、
(i)−S(=O)2−R5、
(j)−SR5、
(k)−CN、
(l)−C6−10アリール、
(m)5〜12個の環原子を有する芳香族環式基であって、該環原子は、C、O、N、N→O又はSから選択され、その少なくとも1個がO、N、N→O又はSであるヘテロアリール、
(n)Si(R6)3、
(o)=S、で置換されていてもよく、ここで、該アルキル、アルケニル、アリール又はヘテロアリール部分は、1個以上の
(a)ハロゲン、
(b)ヒドロキシル、
(c)−C1−6アルキル、
(d)−S−R6、
(e)−NR8R9、
(f)−O−C1−6アルキル、で置換されていてもよく、ここで、該アルキル部分は1個以上のハロゲンで置換されていてもよく;
R3及びR4、又はR8及びR9は、それぞれ独立して、
(1)水素、又は
(2)−C1−6アルキルからなる群から選択され、ここで、該アルキルは、1個以上の
(a)ハロゲン
(b)ヒドロキシル、
(c)−O−C1−6アルキル、
(d)−NR10R11、
(e)−C(=O)−(O)n−C1−6アルキル、で置換されていてもよく、
又はR3及びR4、又はR8及びR9は、それらが結合している窒素と一緒になって4〜6員環の炭素環を形成し、ここで、1又は2個の環炭素原子は、窒素、酸素又は硫黄で置換されていてもよく、そして該環は、1個以上の
(a)ハロゲン、
(b)ヒドロキシル、
(c)C1−6アルキル、
(d)−O−C1−6アルキル、
(e)−C(=O)−(O)n−C1−6アルキル、で置換されていてもよく;
R5は、
(1)水素、
(2)−C1−6アルキル、
(3)−C3−8シクロアルキル、
(4)−C2−8アルケニル、又は
(5)−C6−10アリールからなる群から選択され、ここで、該アルキル、シクロアルキル、アルケニル又はアリールは、1個以上の
(a)ハロゲン、
(b)ヒドロキシル、
(c)−C1−6アルキル、
(d)−O−C1−6アルキル、
(e)−C3−8シクロアルキル、又は
(f)−C6−10アリールで置換されていてもよく;
R6は、
(1)水素、又は
(2)−C1−6アルキルからなる群から選択され;
R10及びR11は、それぞれ独立して、
(1)水素、又は
(2)−C1−6アルキルからなる群から選択され、ここで、該アルキルは、1個以上の
(a)ハロゲン、
(b)ヒドロキシル、
(c)−O−C1−6アルキル、
(d)−C(=O)−(O)n−C1−6アルキル、で置換されていてもよく、
又はR10及びR11は、それらが結合している窒素と一緒になって4〜6員環の炭素環を形成し、ここで、1又は2個の環炭素原子は、窒素、酸素又は硫黄で置換されていてもよく、ここで該環は、1個以上の
(a)ハロゲン、
(b)ヒドロキシル、
(c)C1−6アルキル、
(d)−O−C1−6アルキル、
(e)−C(=O)−(O)n−C1−6アルキルで置換されていてもよく;
mは0又は1であり;
nは0、1又は2である]の化合物又は薬学的に許容されるその塩。
【請求項2】
R1がヒドロキシである、請求項1記載の化合物。
【請求項3】
R1のヒドロキシ基が、異性体位置:
【化3】
にある、請求項2記載の化合物。
【請求項4】
X−Yが、−O−CRARB−又は−CRARB−O−であり、ここで、RA及びRBが、それぞれ水素である、請求項1〜3のいずれか1項記載の化合物。
【請求項5】
R2が−C6−10アリールである、請求項1〜4のいずれか1項記載の化合物。
【請求項6】
R2がヘテロアリールであり、該ヘテロアリール基が5個の環原子を有し、該環原子は、C、N、N→O及びSから選択され、ここで1又は2個の環原子がN、N→O又はSである、請求項1〜4のいずれか1項記載の化合物。
【請求項7】
R2がヘテロアリールであり、該ヘテロアリール基が6個の環原子を有し、該環原子は、C、N及びN→Oから選択され、ここで1又は2個の環原子がN又はN→Oである、請求項1〜4のいずれか1項記載の化合物。
【請求項8】
R2がヘテロアリールであり、該ヘテロアリール基が9又は10個の環原子を有し、該環原子は、C、O、N、N→O及びSから選択され、ここで1、2又は3個の環原子が、N、N→O、O又はSである、請求項1〜4のいずれか1項記載の化合物。
【請求項9】
式(I)の化合物が、式(II):
【化4】
[式中、X、Y及びR2は請求項1に定義された通りである]の化合物又は薬学的に許容されるその塩である、請求項1記載の化合物。
【請求項10】
X−Yが、−O−CRARB−又は−CRARB−O−であり、ここでRA及びRBが、それぞれ水素である、請求項9記載の化合物。
【請求項11】
R2が−C6−10アリールである、請求項9又は10記載の化合物。
【請求項12】
R2がヘテロアリールであり、該ヘテロアリール基が5個の環原子を有し、該環原子は、C、N、N→O及びSから選択され、ここで1又は2個の環原子が、N、N→O又はSである、請求項9又は10記載の化合物。
【請求項13】
R2がヘテロアリールであり、該ヘテロアリール基が6個の環原子を有し、該環原子は、C、N及びN→Oから選択され、ここで1又は2個の環原子が、N又はN→Oである、請求項9又は10記載の化合物。
【請求項14】
R2がヘテロアリールであり、該ヘテロアリール基が9又は10個の環原子を有し、該環原子は、C、O、N、N→O及びSから選択され、ここで1、2又は3個の環原子が、N、N→O、O又はSである、請求項9又は10記載の化合物。
【請求項15】
式(I)の化合物が、式(III):
【化5】
[式中、X、Y及びR2は、前述の通りであり、
R7が、
(1)ハロゲン、
(2)ヒドロキシ、
(3)−NR3R4、
(4)−C1−6アルキル、
(5)−O−C1−6アルキル、
(6)−C2−8アルケニル、
(7)−C(=O)−(O)m−R5、
(9)−C(=O)−NR5、
(10)−S(=O)2−R5、
(11)−SR5、
(12)−CN、
(13)−C6−10アリール、
(14)5〜12個の環原子を有する芳香族環式基であって、該環原子は、C、O、N、N→O又はSから選択され、その少なくとも1個がO、N、N→O又はSであるヘテロアリール、
(15)Si(R6)3、
(16)=S、又は
(17)水素、からなる群から選択され、ここで、該アルキル、アルケニル、アリール又はヘテロアリール部分は、1個以上の
(a)ハロゲン、
(b)−C1−6アルキル、
(c)−S−R6、
(d)−NR8R9、
(e)−O−C1−6アルキル、で置換されていてもよく、ここで、該アルキル部分は1個以上のハロゲンで置換されていてもよい]の化合物又は薬学的に許容されるその塩である、請求項1記載の化合物。
【請求項16】
R7が、
(1)ハロゲン、
(2)ヒドロキシ、
(3)−NR3R4、
(4)−C1−6アルキル、
(5)−O−C1−6アルキル、
(6)−S(=O)2−R5、又は
(7)−SR5からなる群から選択される、請求項15記載の化合物。
【請求項17】
X−Yが、
(1)−O−CRARB−、又は
(2)−CRARB−O−からなる群から選択される、請求項15又は16記載の化合物。
【請求項18】
式(I)の化合物が、式(IV):
【化6】
[式中、R2は請求項1に定義された通りである]の化合物である、請求項1記載の化合物。
【請求項19】
R2が−C6−10アリールである、請求項9又は10記載の化合物。
【請求項20】
R2がヘテロアリールであり、該ヘテロアリール基が5個の環原子を有し、該環原子は、C、N、N→O及びSから選択され、ここで1又は2個の環原子が、N、N→O又はSである、請求項18又は19記載の化合物。
【請求項21】
R2がヘテロアリールであり、該ヘテロアリール基が6個の環原子を有し、該環原子は、C、N及びN→Oから選択され、ここで1又は2個の環原子が、N又はN→Oである、請求項18又は19記載の化合物。
【請求項22】
R2がヘテロアリールであり、該ヘテロアリール基が9又は10個の環原子を有し、該環原子は、C、O、N、N→O及びSから選択され、ここで1、2又は3個の環原子が、N、N→O、O又はSである、請求項18又は19記載の化合物。
【請求項23】
6−[(6−クロロピリジン−3−イル)メチル]−3−[(3R,4S)−3−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル]ベンゾ[h]キナゾリン−4(3H)−オン;
3−[(3R,4S)−3−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル]−6−{[(6−メチルチオ)ピリジン−3−イル)メチル]ベンゾ[h]キナゾリン−4(3H)−オン;
3−[(3R,4S)−3−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル]−6−[(6−メチルピリジン−3−イル)メチル]ベンゾ[h]キナゾリン−4(3H)−オン;
3−[(3R,4S)−3−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル]−6−{[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−3−イル]メチル}ベンゾ[h]キナゾリン−4(3H)−オン;
3−[(3R,4S)−3−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル]−6−{[6−(1H−ピラゾール−1−イル)ピリジン−3−イル]メチル}ベンゾ[h]キナゾリン−4(3H)−オン;
3−[(3R,4S)−3−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル]−6−(ピリジン−3−イルメチル)ベンゾ[h]キナゾリン−4(3H)−オン;
3−[(3R,4S)−3−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル]−6−[(6−メトキシピリジン−3−イル)メチル]ベンゾ[h]キナゾリン−4(3H)−オン;
5−({3−[(3R,4S)−3−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル]−4−オキソ−3,4−ジヒドロベンゾ[h]キナゾリン−6−イル}メチル)ピリジン−2−カルボニトリル;
6−[(6−エチルピリジン−3−イル)メチル]−3−[(3R,4S)−3−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル]ベンゾ[h]キナゾリン−4(3H)−オン;
6−[(6−アセチルピリジン−3−イル)メチル]−3−[(3R,4S)−3−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル]ベンゾ[h]キナゾリン−4(3H)−オン;
6−{[6−(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)ピリジン−3−イル]メチル}−3−[(3R,4S)−3−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル]ベンゾ[h]キナゾリン−4(3H)−オン;
3−[(3R,4S)−3−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル]−6−(4−モルホリン−4−イルベンジル)ベンゾ[h]キナゾリン−4(3H)−オン;
3−[(3R,4S)−3−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル]−6−{[6−(1,3−チアゾール−4−イル)ピリジン−3−イル]メチル}ベンゾ[h]キナゾリン−4(3H)−オン;
6−[(6−クロロ−1−オキシドピリジン−3−イル)メチル]−3−[(3R,4S)−3−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル]ベンゾ[h]キナゾリン−4(3H)−オン;
6−[(2−クロロピリジン−4−イル)メチル]−3−[(3R,4S)−3−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル]ベンゾ[h]キナゾリン−4(3H)−オン;
3−[(3R,4S)−3−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル]−6−{[6−(メチルスルホニル)ピリジン−3−イル]メチル}ベンゾ[h]キナゾリン−4(3H)−オン;
3−[(3R,4S)−3−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル]−6−{[6−(メチルスルフィニル)ピリジン−3−イル]メチル}ベンゾ[h]キナゾリン−4(3H)−オン;
5−({3−[(3R,4S)−3−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル]4−オキソ−3,4−ジヒドロベンゾ[h]キナゾリン−6−イル}メチル)ピリジン−2−カルボン酸;
5−({3−[(3R,4S)−3−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル]−4−オキソ−3,4−ジヒドロベンゾ[h]キナゾリン−6−イル}メチル)−N,N−ジメチルピリジン−2−カルボキサミド;
3−[(3R,4S)−3−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル]−6−{[6−(1−メトキシ−1−メチルエチル)ピリジン−3−イル]メチル}ベンゾ[h]キナゾリン−4(3H)−オン;
6−{[6−(ヒドロキシメチル)ピリジン−3−イル]メチル}−3−[(3R,4S)−3−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル]ベンゾ[h]キナゾリン−4(3H)−オン;
6−{[6−(フルオロメチル)ピリジン−3−イル]メチル}−3−[(3R,4S)−3−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル]ベンゾ[h]キナゾリン−4(3H)−オン;
6−{[6−(ジフルオロメチル)ピリジン−3−イル]メチル}−3−[(3R,4S)−3−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル]ベンゾ[h]キナゾリン−4(3H)−オン;
6−[(2−クロロ−1−オキシドピリジン−4−イル)メチル]−3−[(3R,4S)−3−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル]ベンゾ[h]キナゾリン−4(3H)−オン;
6−[(2−フルオロピリジン−4−イル)メチル]−3−[(3R,4S)−3−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル]ベンゾ[h]キナゾリン−4(3H)−オン;
3−[(3R,4S)−3−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル]−6−[(2−メトキシピリジン−4−イル)メチル]ベンゾ[h]キナゾリン−4(3H)−オン;
6−[(6−エチオキシピリジン−3−イル)メチル]−3−[(3R,4S)−3−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル]ベンゾ[h]キナゾリン−4(3H)−オン;
6−[(6−ヒドロキシピリジン−3−イル)メチル]−3−[(3R,4S)−3−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル]ベンゾ[h]キナゾリン−4(3H)−オン;
6−{[6−(ジフルオロメトキシ)ピリジン−3−イル]メチル}−3−[(3R,4S)−3−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル]ベンゾ[h]キナゾリン−4(3H)−オン;
6−{[2−(ジフルオロメトキシ)ピリジン−4−イル]メチル}−3−[(3R,4S)−3−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル]ベンゾ[h]キナゾリン−4(3H)−オン;
6−[(3−ブロモ−1−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)メチル]−3−[(3R,4S)−3−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル]ベンゾ[h]キナゾリン−4(3H)−オン;
6−[(1−エチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)メチル]−3−[(3R,4S)−3−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル]ベンゾ[h]キナゾリン−4(3H)−オン;
6−[(6−クロロピリジン−3−イル)メチル]−3−[(3R,4S)−3−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−チオピラン−4−イル]ベンゾ[h]キナゾリン−4(3H)−オン;
3−[(3S,4S)−4−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル]−6−[(6’−メチル−2,3−ビピリジン−5−イル)メチル]ベンゾ[h]キナゾリン−4(3H)−オン;
rac−6−[(6−クロロピリジン−3−イル)メチル]−3−[(3R,4R)−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル]ベンゾ[h]キナゾリン−4(3H)−オン;
rac−3−[(3R,4R)−1−アセチル−3−ヒドロキシピペリジン−4−イル]−6−[(6−クロロピリジン−3−イル)メチル]ベンゾ[h]キナゾリン−4(3H)−オン;
6−[(6−クロロピリジン−3−イル)メチル]−3−ピペリジン−4−イルベンゾ[h]キナゾリン−4(3H)−オン;からなる群から選択される請求項1記載の化合物又は薬学的に許容されるその塩。
【請求項24】
【化7−1】
【化7−2】
【化7−3】
【化7−4】
【化7−5】
【化7−6】
【化7−7】
【化7−8】
【化7−9】
からなる群から選択される請求項1記載の化合物又は薬学的に許容されるその塩。
【請求項25】
からなる群から選択される、請求項1〜24のいずれか1項記載の化合物及び薬学的に許容されるその塩。
【請求項26】
請求項1〜24のいずれか1項記載の化合物又は薬学的に許容されるその塩の治療的有効量と、薬学的に許容される担体とを含む医薬組成物。
【請求項27】
請求項1〜24のいずれか1項記載の化合物又は薬学的に許容されるその塩の治療的有効量と薬学的に許容される担体とを含む、ムスカリン性M1受容体により介在される疾患又は障害の治療のための医薬組成物であって、前記疾患又は障害が、アルツハイマー病、統合失調症、疼痛又は睡眠障害からなる群から選択される医薬組成物。
【請求項28】
ムスカリン性M1受容体により介在される疾患又は障害の治療のための請求項27記載の医薬組成物の使用であって、前記疾患又は障害が、アルツハイマー病、統合失調症、疼痛又は睡眠障害からなる群から選択される使用。
【請求項29】
ムスカリン性M1受容体により介在される疾患又は障害の治療のための薬剤を製造するための、請求項1〜24のいずれか1項記載の化合物又は薬学的に許容されるその塩及び薬学的に許容される担体の使用であって、前記疾患又は障害が、アルツハイマー病、統合失調症、疼痛又は睡眠障害からなる群から選択される使用。
【請求項30】
請求項1〜24のいずれか1項記載の化合物又は薬学的に許容される塩の治療的有効量と、薬学的に許容される担体とを患者に投与することを含む、治療を必要とする患者における、ムスカリン性M1受容体により介在される疾患又は障害の治療方法であって、前記疾患又は障害が、アルツハイマー病、統合失調症、疼痛又は睡眠障害からなる群から選択される方法。
【公表番号】特表2013−503177(P2013−503177A)
【公表日】平成25年1月31日(2013.1.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−526961(P2012−526961)
【出願日】平成22年8月26日(2010.8.26)
【国際出願番号】PCT/US2010/046733
【国際公開番号】WO2011/025851
【国際公開日】平成23年3月3日(2011.3.3)
【出願人】(390023526)メルク・シャープ・エンド・ドーム・コーポレイション (924)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成25年1月31日(2013.1.31)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年8月26日(2010.8.26)
【国際出願番号】PCT/US2010/046733
【国際公開番号】WO2011/025851
【国際公開日】平成23年3月3日(2011.3.3)
【出願人】(390023526)メルク・シャープ・エンド・ドーム・コーポレイション (924)
【Fターム(参考)】
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