説明

フォーマー容器入り液体洗浄剤組成物

【課題】泡質がクリーミィで弾力性を有し、皮膚刺激感が緩和で、且つ、低温における安定性に優れ、しっとりとした肌感触付与できるフォーマー容器入り液体洗浄剤組成物を提供することである。
【解決手段】界面活性剤と多価アルコールとを含む液体洗浄剤組成物において、界面活性剤が(A)N−アシルアミノ酸系アニオン性界面活性剤と、(B)両性界面活性剤及び/又は半極性界面活性剤とからなるものであって、各々の含有量が液体洗浄剤組成物に対して
(A)N−アシルアミノ酸系アニオン性界面活性剤 1〜5質量%
(B)両性界面活性剤及び/又は半極性界面活性剤 1〜5質量%
(C)多価アルコール 30〜50質量%
であり、(B)両性界面活性剤及び/又は半極性界面活性剤に対する(A)N−アシルアミノ酸系アニオン性界面活性剤の質量比((A)/(B))が、1〜2.5であるフォーマー容器入り液体洗浄組成物。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、フォーマー容器入り液体洗浄剤組成物に関し、詳しくは、泡質がクリーミィで弾力性を有し、皮膚刺激感が緩和で、且つ、低温における安定性に優れ、しっとりとした肌感触を付与するフォーマー容器入り液体洗浄剤組成物に関する。
【背景技術】
【0002】
洗浄剤は、固形状、液状、泡沫状等があるが、単にポンプやボトルを押すだけで簡便にクリーミィな泡が得られることなどから、泡沫状の洗浄剤が、手洗い用、洗顔用、洗髪用などの種々の用途に広く用いられている。
【0003】
フォーマー容器にはスクイズフォーマーやポンプフォーマーなどのノンエアゾール型の吐出容器により形成され、フォーマー容器内部の多孔質膜を通過させることで組成物と空気とを混合して泡沫状にしている。
【0004】
多孔質膜を通過させるため、組成物が低温環境下で析出やゲル化、固化すると目詰まりを引き起こし、使用できなくなるという問題がある。
【0005】
そこで、上記の問題を改善するために、いくつかの洗浄剤組成物が提案されている。例えば、高級脂肪酸塩と特定の成分との組合せ(特許文献1,2参照)やN−アシルアミノ酸系アニオン性界面活性剤と特定の成分との組合せ(特許文献3〜5参照)などが開示されている。
【0006】
これらの洗浄剤組成物は、泡質のクリーミィさや弾力性、皮膚刺激感が緩和で、且つ、低温における安定性、及び、しっとりとした肌感触などについて改善はされてはいるが、更に改善できる余地がある。
【特許文献1】特開2006−342293号公報
【特許文献2】特開2008−94903号公報
【特許文献3】特開2001−140000号公報
【特許文献4】特開2006−183039号公報
【特許文献5】特開2006−193549号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上記事情において、泡質のクリーミィさや弾力性、皮膚刺激感が緩和で、且つ、低温における安定性、及び、しっとりとした肌感触などについて十分なフォーマー容器入り液体洗浄剤組成物が求められている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために鋭意検討を行った結果、フォーマー容器入り液体洗浄剤組成物中を以下の構成とすることにより、泡質がクリーミィで弾力性を有し、皮膚刺激感が緩和で、且つ、低温における安定性に優れ、しっとりとした肌感触付与できることを見出した。すなわち、界面活性剤と多価アルコールとを含む液体洗浄剤組成物において、界面活性剤が(A)N−アシルアミノ酸系アニオン性界面活性剤と、(B)両性界面活性剤及び/又は半極性界面活性剤とからなるものであって、各々の含有量が液体洗浄剤組成物に対して
(A)N−アシルアミノ酸系アニオン性界面活性剤 1〜5質量%
(B)両性界面活性剤及び/又は半極性界面活性剤 1〜5質量%
(C)多価アルコール 30〜50質量%
であり、(B)両性界面活性剤及び/又は半極性界面活性剤に対する(A)N−アシルアミノ酸系アニオン性界面活性剤の質量比((A)/(B))が、1〜2.5であるフォーマー容器入り液体洗浄組成物。
【発明の効果】
【0009】
本発明のフォーマー容器入り液体洗浄剤組成物は、泡質がクリーミィで弾力性を有し、皮膚刺激感が緩和で、且つ、低温における安定性に優れ、しっとりとした肌感触付与できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、本発明の構成について詳述する。
本発明に用いられる(A)N−アシルアミノ酸系アニオン性界面活性剤は、例えば、N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−グルタミン酸塩、N−ラウロイル−L−グルタミン酸塩、N−ミリストイルグルタミン酸塩、N−パーム油脂肪酸アシル−L−グルタミン酸塩、N−ステアロイル−L−グルタミン酸塩、N−ヤシ油脂肪酸アシル−DL−アラニン塩、N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−アラニン塩、N−ヤシ油脂肪酸アシルグリシン塩、N−ラウロイル−β−アラニン塩、N−ミリスチル−β−アラニン塩、N−ヤシ油脂肪酸アシル−β−アラニン塩、N−ラウロイル−N−メチル−β−アラニン塩、N−ミリストイル−N−メチル−β−アラニン塩、N−ラウロイル−N−メチルグリシン塩、N−ラウロイルアスパラギン酸塩などが挙げられる。これらは、それぞれ単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。塩としては、アルカリ金属塩、アルカノールアミン塩などが挙げられ、ナトリウム塩、カリウム塩、モノエタノールアミン塩、トリエタノールアミン塩などが挙げられる。N−アシルアミノ酸系アニオン性界面活性剤のより好ましい例としては、N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−グルタミン酸、N−ラウロイル−L−グルタミン酸、N−ミリストイルグルタミン酸、N−パーム油脂肪酸アシル−L−グルタミン酸、N−ステアロイル−L−グルタミン酸のカリウム塩、トリエタノールアミン塩などが挙げられる。
【0011】
上記N−アシルアミノ酸系アニオン界面活性剤の含有量は、泡質のクリーミィさや弾力性、低温における安定性やしっとりとした肌感触の面において、1〜5質量%である。
【0012】
本発明に用いられる(B)両性界面活性剤及び半極性界面活性剤は、例えば、イミダゾリン型(アミドアミン型)、アミドアミノ酸塩、カルボベタイン型(アルキルベタイン、アルキルアミドベタイン)、スルホベタイン型(アルキルスルホベタイン、アルキルヒドロキシスルホベタイン)、ホスホベタイン型、アシル第3級アミンオキサイド、アシル第3級ホスホンオキシドなどが挙げられる。より好ましい例としては、カルボベタイン型、アシル第3級アミンオキサイドなどが挙げられる。これらは、それぞれ単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。イミダゾリン型としては、例えば、ヤシ油アルキル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタインなどが挙げられる。カルボベタイン型としては、例えば、アルキルベタインとして、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタインなどが挙げられ、アルキルアミドベタインとして、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタインなどが挙げられる。スルホベタイン型としては、例えば、アルキルスルホベタインとして、ヤシ油脂肪酸ジメチルアミノヒドロキシスルホベタインなどが挙げられる。ホスホベタイン型としては、例えば、ラウリルジメチルアミンオキサイドなどが挙げられる。アシル第3級アミンオキサイドとしては、例えば、ラウリルジメチルアミンオキサイドなどが挙げられる。アシル第3級ホスホンオキサイドとしては、例えば、ラウリルジメチルホスホンオキサイドなどが挙げられる。
【0013】
上記両性界面活性剤及び半極性界面活性剤の含有量は、泡質のクリーミィさや弾力性、
低温における安定性の面において1〜5質量%であって、1.5〜4質量%がより好ましく、2〜3質量%であることが最も好ましい。
【0014】
本発明に用いられる(C)多価アルコールは、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、ヘキシレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、イソプレングリコール、グリセリン、ジグリセリン、トリグリセリン、テトラグリセリン、ヘキサグリセリン、デカグリセリン、1,3−ブチレングリコール、トリメチルプロパノール、エリスリトール、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、グルコース、マンノース、ガラクトース、ショ糖、フルクトース、マルトース、マルチトール、キシリトール、イノシトール、ソルビタン、ソルビトールなどが挙げられる。より好ましい例としては、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、ソルビトールなどが挙げられる。これらは、それぞれ単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
【0015】
上記多価アルコールの含有量は、低温における安定性、しっとりとした肌感触などの面において、30〜50質量%である。
【0016】
(D)(A)成分/(B)成分の比は、低温における安定性、しっとりとした肌感触などの面において、1.0〜2.5が好ましく、更に好ましくは1.5〜2.0である。
【0017】
本発明の洗浄剤組成物中には、皮膚刺激性や低温における安定性、しっとりとした肌感触などの面において、(A)成分以外のアニオン性界面活性剤及び/又は非イオン性界面活性剤を配合しないことが好ましい。
【0018】
本発明のフォーマー容器入り液体洗浄剤組成物には、前記の必須成分に加えて必要に応じて本発明の効果を損なわない範囲で通常使用されている任意の成分を使用することができる。これらの成分としては、例えば、エタノール、イソプロピルアルコール等の低級アルコール類、ベンジルアルコール、ベンジルオキシエタノール等の芳香族アルコール類、エチルセロソルブ、ブチルセロソルブ等のセロソルブ類、エチルカルビトール、ブチルカルビトール等のカルビトール類、糖(誘導体)やアミノ酸(誘導体)、動植物(タンパク質)誘導体、動植物抽出物等の保湿成分、ポリオキシアルキレン変性シリコーン等のシリコーン誘導体、硫酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、塩化カリウム、塩化ナトリウム、クエン酸ナトリウム等の無機又は有機塩類、酸やアルカリ等のpH調整剤、グリチルレチン酸、グリチルリチン酸及びこれらの誘導体などの抗炎症剤、イソプロピルメチルフェノール等の殺菌剤、防腐剤、金属イオン封鎖剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、アニオン性高分子、カチオン性高分子、非イオン性高分子、両性高分子、香料、増粘剤、ビタミン類、クロロフィル、β−カロチン等の天然色素、タール色素等の着色剤などが挙げられる。
【実施例】
【0019】
次に本発明を実施例に基づいて詳細に説明するが、これに限定されるものではない。配合量は特に断りがない限り質量百分率(%)である。
【0020】
「表1」に示すフォーマー容器入り液体洗浄剤組成物を常法により調整し、以下の(1)〜(4)の評価を行った。
【0021】
(1)泡の弾力性の評価
10名を被験者とし、各フォーマー容器入り液体洗浄剤組成物を使用後、以下の基準で泡の弾力性を評価し、採点する。
5点:非常によい
4点:かなりよい
3点:ややよい
2点:悪い
1点:非常に悪い
得られた点数の合計が40点以上であれば(○)、30点以上40点未満であれば(△)、30点未満であれば(×)として評価する。
【0022】
(2)皮膚の刺激感の評価
10名を被験者とし、各フォーマー容器入り液体洗浄剤組成物を使用後、以下の基準で皮膚の刺激感を評価し、採点する。
2点:気にならない
1点:ピリピリする気がする
0点:ピリピリする
得られた点数の合計が15点以上であれば(○)、5点以上15点未満であれば(△)、5点未満であれば(×)として評価する。
【0023】
(3)低温での安定性の評価
各フォーマー容器入り液体洗浄剤組成物をフォーマー容器のまま、−5℃で2週間保存し、20回連続して吐出し、以下の基準で評価する。
○:目詰まりが起こらない
×:目詰まりが生じる
【0024】
(4)官能試験(洗浄後のしっとり感)
10名を被験者とし、各フォーマー容器入り液体洗浄剤組成物を使用後、以下の基準で泡の弾力性を評価し、採点する。
5点:しっとり感がある
4点:ややしっとり感がある
3点:どちらともいえない
2点:ややしっとり感にかける
1点:しっとり感にかける
得られた点数の合計が40点以上であれば(○)、30点以上40点未満であれば(△)、30点未満であれば(×)として評価する。
【0025】
【表1】

【0026】
以上の結果より、本発明のフォーマー容器入り液体洗浄剤組成物は、泡質がクリーミィで弾力性を有し、皮膚刺激感が緩和で、且つ、低温における安定性に優れ、しっとりとした肌感触付与できることがわかる。
【0027】
以下、本発明のフォーマー容器入り液体洗浄剤組成物のその他の処方例を実施例として挙げる。尚、これらの実施例の洗浄剤組成物についても、泡質がクリーミィで弾力性を有し、皮膚刺激感が緩和で、且つ、低温における安定性に優れ、しっとりとした肌感触付与でき、良好であった。
【0028】
実施例4
質量%
N−ラウロイル−β−アラニンカリウム (A) 4.0
ラウリン酸アミドプロピルベタイン (B) 2.3
プロピレングリコール (C) 10.0
ジグリセリン (C) 10.0
1,3−ブチレングリコール (C) 20.0
グリチルリチン酸ジカリウム 0.1
L−アスコルビン酸硫酸エステル二ナトリウム 0.001
L−アルギニン 0.01
グリシン 0.01
L−アラニン 0.01
L−プロリン 0.01
小麦加水分解物
(商品名:GLUADIN W20[コグニス社製]) 0.1
ウイキョウ抽出物(商品名:NAB Fennel
Seed Extract[ARCH社製]) 0.1
ガリカバラ抽出物(商品名:Phytofleur
French Rose[CRODAROM社製]) 0.1
トウキンセンカ抽出物(商品名:オーガニック
トウキンセンカ抽出液BG−50[香栄興業社製]) 0.1
ホホバ抽出物(商品名:ホホバリーフエキス[香栄興業社製]) 0.1
カギイバラノリ抽出物
(商品名:BIOSTRUCTURER[SECMA社製]) 0.1
ブクリョウエキス
(商品名:ファルコレックス ブクリョウE[一丸ファルコス社製]) 0.1
フェノキシエタノール 0.2
エデト酸二ナトリウム 0.01
黄色5号 0.0001
香料 0.05
精製水 残 余
【0029】
実施例5
質量%
N−ラウロイル−L−グルタミン酸カリウム (A) 1.0
N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−グルタミン酸トリエタノールアミン(B)3.0
ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン (B) 2.3
ジプロピレングリコール (C) 30.0
グリセリン (C) 10.0
クエン酸 0.05
クエン酸ナトリウム 0.05
大豆蛋白加水分解物
(商品名:プロモイスWS[成和化成社製]) 0.1
加水分解シルク液
(商品名:プロモイスシルク−1000[成和化成社製]) 0.1
水溶性コラーゲン液(3)
(商品名:ネプチゲンN[一丸ファルコス社製]) 0.1
スギナエキス(商品名:スギナ抽出液BG[丸善製薬社製]) 0.1
ウスベニアオイエキス
(商品名:ウスベニアオイ抽出液BG[丸善製薬社製]) 0.1
カワラヨモギエキス
(商品名:インチンコウ抽出液BG[丸善製薬社製]) 0.1
ショウブ根エキス(商品名:ショウブ抽出液[丸善製薬社製]) 0.1
ユキノシタエキス
(商品名:ユキノシタ抽出液BG[丸善製薬社製]) 0.1
サボンソウエキス
(商品名:サボンソウ抽出液BG[丸善製薬社製]) 0.1
ニンジンエキス(商品名:ニンジンエキスBG[丸善製薬社製]) 0.1
ムラサキセンブリエキス
(商品名:ムラサキセンブリ抽出液[丸善製薬社製]) 0.1
トウキエキス
(商品名:ファルコレックス トウキB[一丸ファルコス社製]) 0.1
ラン抽出液
(商品名:ファルコレックス ラン[一丸ファルコス社製]) 0.1
オトギリソウエキス(商品名:ファルコレックス オトギリソウ
[一丸ファルコス社製]) 0.1
アルテアエキス(商品名:アルテア抽出液[香栄興業社製]) 0.1
ノウゼンハレン花エキス
(商品名:キンレンカ抽出液[丸善製薬社製]) 0.1
香料 0.1
精製水 残 余
【0030】
実施例6
質量%
N−ミリストイルグルタミン酸カリウム (A) 1.0
N−パーム油脂肪酸アシル
−L−グルタミン酸トリエタノールアミン (A) 3.0
ラウリルジメチルアミンオキシド (B) 2.3
ソルビトール (C) 20.0
1,3−ブチレングリコール (C) 10.0
グリセリン (C) 10.0
グリチルリチン酸ジカリウム 0.1
ハチミツ 0.1
トリメチルグリシン 0.01
セリシン 0.01
加水分解コラーゲン液
(商品名:プロモイスW−32MR[成和化成社製]) 0.1
ローヤルゼリーエキス
(商品名:ローヤルゼリー抽出液BG[丸善製薬社製]) 0.1
加水分解コンキオリン液
(商品名:真珠たん白抽出液[丸善製薬社製]) 0.1
シナノキ抽出物(商品名:シナノキ抽出液BG[丸善製薬社製]) 0.1
ゴボウ抽出物(商品名:ゴボウ抽出液BG[丸善製薬社製]) 0.1
加水分解コムギ液(商品名:プロモイスWG[成和化成社製]) 0.1
チャノキ抽出物
(商品名:ウーロン茶抽出液BG[丸善製薬社製]) 0.1
スギナ抽出物(商品名:スギナ抽出液[丸善製薬社製]) 0.1
オリーブ葉エキス(商品名:オリーブ葉抽出液[丸善製薬社製]) 0.1
チョウジエキス
(商品名:ファルコレックス チョウジ[一丸ファルコス社製]) 0.1
サンザシエキス(商品名:ファルコレックス サンザシB
[一丸ファルコス社製]) 0.1
オクラエキス
(商品名:フィトヒアロンB[一丸ファルコス社製]) 0.01
フサフジウツギエキス
(商品名:BUDDLEJA−AO[ペンタファーム社製]) 0.1
香料 0.01
精製水 残 余
【0031】
尚、上記実施例4〜6において使用した香料の組成を「表2」に示す。
【0032】
【表2】

【産業上の利用可能性】
【0033】
本発明のフォーマー容器入り液体洗浄剤組成物は、泡質がクリーミィで弾力性を有し、皮膚刺激感が緩和で、且つ、低温における安定性に優れ、しっとりとした肌感触付与できる洗浄剤組成物の供給が可能である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
界面活性剤と多価アルコールとを含む液体洗浄剤組成物において、界面活性剤が(A)N−アシルアミノ酸系アニオン性界面活性剤と、(B)両性界面活性剤及び/又は半極性界面活性剤とからなるものであって、各々の含有量が液体洗浄剤組成物に対して
(A)N−アシルアミノ酸系アニオン性界面活性剤 1〜5質量%
(B)両性界面活性剤及び/又は半極性界面活性剤 1〜5質量%
(C)多価アルコール 30〜50質量%
であり、(B)両性界面活性剤及び/又は半極性界面活性剤に対する(A)N−アシルアミノ酸系アニオン性界面活性剤の質量比((A)/(B))が、1〜2.5であるフォーマー容器入り液体洗浄組成物。

【公開番号】特開2010−59247(P2010−59247A)
【公開日】平成22年3月18日(2010.3.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−224036(P2008−224036)
【出願日】平成20年9月1日(2008.9.1)
【出願人】(000000918)花王株式会社 (8,290)
【Fターム(参考)】