説明

ブラシレスモータ

【課題】樹脂の注入圧力管理が容易で、生産性に優れ、かつ小型で安価なブラシレスモータを提供することにある。
【解決手段】円筒状のハウジング1の一端面の鍔部1aに、カバー2が取り付けられる。ステータ4は、ハウジングの内径側に取り付けられる。ロータ6は、ステータの内周面側に回転可能に保持されている。端子台5は、ステータ4の電機子巻線4aと電気的接続され、外部からの電力供給するために備えられる。端子台5は、複数のバスバー14U,14V,14E,14N1,14N2は、モータの回転軸に対し直角に積層して配列するとともに、バスバーの層間に樹脂製の絶縁物15a,15b,15cを配置し、バスバーとともに樹脂モールド成型して形成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ブラシレスモータに係り、特に、小型化に好適な端子台を備えるブラシレスモータに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、車両の低燃費化のためオイルポンプなど、車両用補機類を電動化して必要な時のみ作動させるなど、システムを省エネルギー化する傾向にある。これら補機類を駆動するモータは、高効率や小型軽量化、および長寿命が要求されるため永久磁石界磁形のブラシレスモータが利用されてきている。また、低コストの要求も強い。
【0003】
従来の永久磁石界磁形ブラシレスモータは、ハウジング内にステータと、回転軸に固着したヨークに接着した永久磁石から構成されるロータと、電機子巻線に電力を供給するコネクタ部を有する複数の端子を配置した端子台とを内蔵しており、また、出力軸側のハウジングの開口端側は鍔形状になっており、モータを取り付けるためのフランジを兼ねたアルミ合金製等のカバーを装着して構成されるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
ここで、特許文献1記載のブラシレスモータは、外部からの電力供給を電気的に接続する複数のバスバーターミナルを、樹脂でオーバーモールドした端子台を備えている。複数のバスバーターミナルは、モータ軸方向に積層して設置してあり、各バスバーモールドの固定及び電気的絶縁のため、樹脂でオーバーモールドをしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2007−221976号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1記載の端子台のバスバーは、モータの回転軸に対し直角方向に配置され、一部が対向した2層構造である。端子台は、樹脂モールド成形で製作するため、成形時にバスバーは樹脂の注入圧力を受ける。そのためバスバーが樹脂に押されて変形し、短絡や露出の可能性があり、樹脂の注入圧力管理が難しく、歩留まり悪化など生産性に難点があり、コストアップの要因となっていた。また、バスバーの変形を見込んだバスバー層間の絶縁距離設定など、
小型化の制約にもなっていた。
【0007】
本発明の目的は、樹脂の注入圧力管理が容易で、生産性に優れ、かつ小型で安価なブラシレスモータを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
(1)上記目的を達成するために、本発明は、円筒状の金属製ハウジングと、該金属製ハウジングの内径側に保持された固定子と、前記金属製ハウジングに対して回転自在に支持されるとともに、前記固定子の内径側に前記固定子に対してギャップを介して配置された回転子と、複数の端子を配置する複数のバスバーを絶縁保持する端子台とを有し、前記固定子は、内周面側に等間隔に配列した複数の突極磁極が設けられた電機子鉄心と、前記各突極磁極に巻回された電機子巻き線とを有し、前記端子台の前記端子が、前記電機子巻線のコイル端に電気接続されているブラシレスモータであって、前記複数のバスバーは、モータの回転軸に対し直角に積層して配列するとともに、前記バスバーの層間に樹脂製の絶縁物を配置し、前記バスバーとともに樹脂モールド成型して、前記端子台を形成するようにしたものである。
かかる構成により、樹脂の注入圧力管理が容易で、生産性に優れ、かつ小型で安価なブラシレスモータを得ることができる。
【0009】
(2)上記(1)において、好ましくは、樹脂モールド成形するための樹脂注入ゲート位置を、前記バスバーに対し直角方向とするとともに、樹脂注入ゲートから最も離れた層のバスバーと、金型間に樹脂製の絶縁物を配置したものである。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、樹脂の注入圧力管理が容易で、生産性に優れ、かつ小型で安価なブラシレスモータを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明の一実施形態によるブラシレスモータの全体構成を示す縦断面図である。
【図2】本発明の一実施形態によるブラシレスモータの電機子巻線の結線図である。
【図3】本発明の一実施形態によるブラシレスモータの電機子巻線とバスバーの配置図である。
【図4】本発明の一実施形態によるブラシレスモータに用いる端子台の構成を示す分解斜視図である。
【図5】本発明の一実施形態によるブラシレスモータに用いる端子台の構成を示す斜視図である。
【図6】本発明の一実施形態によるブラシレスモータに用いる端子台の外観構成を示す斜視図である。
【図7】本発明の一実施形態によるブラシレスモータに用いる端子台の構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、図1〜図7を用いて、本発明の一実施形態によるブラシレスモータの構成について説明する。
最初に、図1を用いて、本発明の一実施形態によるブラシレスモータの全体構成について説明する。
図1は、本発明の一実施形態によるブラシレスモータの全体構成を示す縦断面図である。
【0013】
ハウジング1は、有底の円筒形状をしている。ハウジング1の開口端部側には、鍔部1aが一体的に形成されている。ハウジング1の内部には、固定子4と、回転子6と、玉軸受け7とが収納されている。
【0014】
固定子4の電機子鉄心4aは、内周面側に等間隔に配列する複数に突極磁極4bを有している。隣接する突極磁極4bの間にはスロットが形成される。電機子鉄心4aは、プレス打ち抜きされた磁性鋼板の薄板を複数枚積層し、かしめ結合されている。隣接する突極磁極4bの間に形成されるスロットの内周部、および突極磁極4bの軸方向両端部は、樹脂モールドにより、絶縁ボビン4eが形成される。突極磁極4bには、絶縁ボビン4eを介しの電機子巻線4cを巻回し、集中巻きの3相電機子巻き線を形成している。
【0015】
回転子6は、永久磁石11と、ヨーク12と、軸13で構成されている。ヨーク12は、プレス打ち抜きされた磁性鋼板の薄板を複数枚積層し、かしめ結合されている。永久磁石11は、ヨーク12の外周に等間隔で接着されている。本例では、10個の永久磁石11が用いられている。隣接する永久磁石11の極性は互いに逆方となるように着磁されている。従って、本実施形態のブラシレスモータは、10極12スロットの集中巻の3相ブラシレスモータとなっている。ヨーク12は、回転軸13に圧入固定されている。
【0016】
また、軸13の一方の端部(図示の右側の端部)は、ハウジング1に外輪を保持された玉軸受け7の内輪及び、後述するカバー2の外輪を保持された玉軸受け10の内輪に圧入固定され、自在に回転できる構造となっている。
【0017】
カバー2は、アルミ合金によりダイキャスト形成されたものである。その形状は円盤状である。カバー2の中央貫通孔には、玉軸受け10の外輪が挿入され、保持板8を複数のボルト9で締め付けることで、固定している。カバー2は、ハウジング1の鍔部1aに複数のボルト3で締結されている。
【0018】
端子台5は、3相巻線(電機子巻線4c)を外部の電源に接続するための複数のバスバー14(14U,14V,14E,14N1,14N2)及び、複数の絶縁物15(15a,15b,15c)を樹脂モールド成型したもので、ハウジング1の内部に挿入される。複数のバスバー14は、電機子巻線4cのコイル端4dと電気的に接続するための端子部を形成しており、フュージング等により、複数のバスバー14と電機子巻線4cを電気的に接続する。端子台5には、コネクタハウジング5aも一体成型されている。
【0019】
コネクタハウジング5aの内部に、複数のバスバー14の端部14bが突出しており、一緒に同時成型された複数のインサートナット16を介し、外部電源とねじ止めで接続が可能である。端子台5は、コネクタハウジング5aの突出部を除くと、円盤状の形状である。
【0020】
次に、図2を用いて、本発明の一実施形態によるブラシレスモータの電機子巻線の結線について説明する。
図2は、本発明の一実施形態によるブラシレスモータの電機子巻線の結線図である。
【0021】
本実施形態のブラシレスモータは、スロット数は12で、U相,V相,W相からなる3相のスター結線である。巻き線方式は、前述のように集中巻きである。
【0022】
3相のスター結線は、U相,V相,W相からなる第一の回路と、U’相,V’相,W’相からなる第二の回路から構成され、各相は並列に電気接続されている。各相の巻線は4つあり、例えば、U相は、U1コイルとU2コイルを直列接続し、U’相は、U1’コイルとU2’コイルを直列接続している。また、第一の回路と第二の回路は各々中性点を有している。
【0023】
これらの巻き線を電気接続するバスバー14の数は、3相に電力を供給するための14U,14V,14Wの3枚と、中性点電気接続用の14N1,14N2の2枚の合計5枚備える。
【0024】
次に、図3を用いて、本発明の一実施形態によるブラシレスモータの電機子巻線とバスバーの配置について説明する。
図3は、本発明の一実施形態によるブラシレスモータの電機子巻線とバスバーの配置図である。
【0025】
図3は、図2の結線図の具体的な、電機子巻線とバスバーの配置を示している。電機子鉄心4aは、内周面側に等間隔に配列する12個の突極磁極4bを有している。電機子巻線4cは、突極磁極4bに集中巻きしている。
【0026】
U相,V相,W相からなる各相の電機子巻線4cは、4個ずつ備えており隣接する2個の電機子巻線が直列に接続されて1組となり1相分を構成している。例えばU相は、U1コイルとU2コイルが直列接続され、図2の第一の回路の1相分を構成し、U1‘コイルとU2’コイルが直列接続され、図2の第二の回路の1相分を構成している。また、これら各組のコイルは並列接続されている。なお、
V相、W相も同様な関係である。
【0027】
これら、第一の回路と、第二の回路の各相の組は、対称に配置されている。U相に電力を供給するバスバー14Uは、U1コイルとU1’コイルに接続されている。V相に電力を供給するバスバー14Vは、V1コイルとV1’コイルに接続されている。W相に電力を供給するバスバー14Wは、W1コイルとW1’コイルに接続されている。
【0028】
中性点のバスバー14N1は、U相,V相,W相(図2の第一の回路)コイルに接続されている。中性点のバスバー14N2は、U’相、V’相、W’相(図2の第二の回路)コイルに接続されている。
【0029】
また、各バスバーはお互いに電気的に絶縁する必要があるため、最大で3本のバスバーを接触しないように配置する必要がある。具体的には、バスバー14U、バスバー14V、バスバーN1部およびバスバー14W、バスバー14V、バスバーN2部である。
【0030】
次に、図4及び図5を用いて、本発明の一実施形態によるブラシレスモータに用いる端子台の構成について説明する。
図4は、本発明の一実施形態によるブラシレスモータに用いる端子台の構成を示す分解斜視図である。図5は、本発明の一実施形態によるブラシレスモータに用いる端子台の構成を示す斜視図である。なお、図4及び図5において、図1から図3と同一符号は同一部分を示している。
【0031】
図4は、各構成部品を樹脂モールド成形する際の金型への組み込む順番を示している。図5は、構成部品を積み重ねた図である。但しインサートナット16は除いている。
【0032】
各構成部品は、図5に示すように、内周側に複数の半円状の突起17と、突起の中心に孔が設けられており、図4に示すように、この孔を金型に設けられたピン18に挿入することで、各部品の角度位置を規制している。
【0033】
金型に組み込む順番は、図4に示すように、絶縁部材15c、バスバー14V、絶縁部材15a、バスバー14W、バスバー14U、絶縁部材15b、バスバー14N1、バスバー14N2(バスバー14N1とバスバー14N2は、任意)である。
【0034】
樹脂は、図4の上側から注入され、これらの構成部品をインサートモールドして端子台が完成する。
【0035】
端子台の成形に当たっては、可能な限り外径寸法を小さくすることと、前述のようにバスバー14U、バスバー14V、バスバーN1間およびバスバー14W、バスバー14V、N2間のバスバーを接触させず、かつ露出しないように樹脂モールド成形可能な構造とすることが必要である。
【0036】
そこで、本例では、バスバー14U、バスバー14V、バスバーN1およびバスバー14W、バスバー14V、バスバーN2の3枚のバスバーをモータの中心軸に対し直角方向に平行に配置し3層の積層構造としている。こうすることで、3枚のバスバーの半径をほぼ同一とすることが可能で、径方向の拡大を抑制することができる。
【0037】
これら複数のバスバー14は、プレス打ち抜き、曲げ加工された電導性金属板の半円盤の形状で、内側に電機子巻線との接続部14aが突出してある。
【0038】
バスバー14U,14V,14Wには、外側に外部電源との接続部14bをコネクタハウジング5c内部から突出させている。
【0039】
バスバー間の接触防止のため、バスバー14Uとバスバー14V間およびバスバー14Wとバスバー14V間に絶縁部材15aを配置している。また、バスバー14Uとバスバー14N1間およびバスバー14Wとバスバー14N2間に絶縁部材15bを配置している。
【0040】
これら、絶縁部材15a,15bで物理的に接触を防止できるので、絶縁部材厚みは1mmで、絶縁部材を使用しない場合 (成形時の樹脂の注入圧力による変形を見込んだ場合)の端子間距離の1/2〜1/3であり、端子台を小型化している。
【0041】
また、バスバー14Vの下側(図4の下側)に、樹脂成形時のバスバー14Vの保持と露出防止を兼ねた絶縁部材15cを配置している。
【0042】
前述のように、樹脂注入ゲートは図の上側なので、インサート部品に作用する樹脂注入圧力は絶縁部材15cが受け持つ構造である。
【0043】
次に、図6を用いて、本発明の一実施形態によるブラシレスモータに用いる端子台の外観について説明する。
図6は、本発明の一実施形態によるブラシレスモータに用いる端子台の外観構成を示す斜視図である。
【0044】
図6は、樹脂モールド成形後の端子台5の外観を示している。樹脂注入ゲート19は、本例では6箇所である。
【0045】
次に、図7を用いて、本発明の一実施形態によるブラシレスモータに用いる端子台の構成について説明する。
図7は、本発明の一実施形態によるブラシレスモータに用いる端子台の構成図である。
【0046】
図7(A)は、端子台5の樹脂注入ゲート側から見た平面図である。図7(b)は、図7(A)に示す端子台5のA−A断面図である。
【0047】
図7(B)に示すように、絶縁部材15cを土台にして、バスバー14V、絶縁部材15a、バスバー14W、絶縁部材15b、バスバー14N2を積み重ねて樹脂モールド成形されている。
【0048】
樹脂注入ゲート19は、各バスバーの積層面に対して直角方向に設置されており、矢印のように注入される樹脂の流れにより、構成部品を絶縁部材15cに押し付けている。そのために、構成部品が金型内で暴れることなく品質が安定する。
【0049】
ここで、従来の端子台の構成及びその問題点について説明する。
【0050】
従来の構成では、本実施形態同様に積層構造としているが2層と少ないため、端子台にバスバーの層間の絶縁部材15a、15b及びバスバー保持用の絶縁部材15cは用いられていない。バスバーの保持は、金型に設けたピンで挟む構造としていた。
【0051】
しかし、ピンの配置は、構造上の制約などで最適な位置に設けることができない場合があり、樹脂の注入圧力によって、バスバーが変形し、短絡や露出の可能性があった。その為、樹脂の注入圧力管理が難しく、歩留り悪化など生産性に難点があった。
【0052】
また、バスバーの変形を見込んだバスバー間の絶縁距離の設定など、小型化の妨げにもなっていた。
【0053】
それに対して、前述のように、本実施形態では、バスバー14の層間に絶縁部材15a,15bを挟み、また、樹脂注入位置とは反対側に、バスバーの保持と露出防止を兼ねた絶縁部材15cを配置して、端子台5をモールド成形している。
【0054】
このように、絶縁物15a,15bをバスバー14の層間に配置する事により、層間の接触を物理的に回避することが可能となり、バスバー14の層間距離を最小にして、小型化できる。また、樹脂の注入ゲート19とは反対側に絶縁物15cを配置することで、バスバー14の露出を物理的に回避することが可能となり、樹脂の注入圧力管理が容易で、歩留りが向上し、安価なものができる。
【0055】
以上説明したように、本実施形態によれば、バスバー層間の接触を物理的に回避し、且つ、樹脂の注入圧力によるバスバーの露出を物理的に回避する構造にすることで、端子台の樹脂モールド成型時の樹脂注入圧力管理が容易で、生産性に優れ、且つ小型で安価なブラシレスモータを得ることができる。
【0056】
なお、本発明は、車両の補機用として好適な永久磁石界磁形のブラシレスモータの普及に効果がある。採用車種が増加することで、システムとしてのエネルギー効率向上が達成され、環境保護に与える効果が大きいものである。
【符号の説明】
【0057】
1…ハウジング
1a…鍔部
2…カバー
3…ボルト
4…固定子
4a…電機子鉄心
4b…突極磁極
4c…電機子巻線
4d…コイル端
4e…絶縁ボビン
5…端子台
5a…コネクタハウジング,
6…回転子
7…玉軸受け
8…保持板
9…ボルト
10…玉軸受け
11…永久磁石
12…ヨーク
13…回転軸
14…バスバー
14U…U相バスバー
14V…V相バスバー
14W…W相バスバー
14a…コイル端との接続部
14b…外部電源との接続部
15…絶縁部材
16a…絶縁部材1
16b…絶縁部材2
16c…絶縁部材3(土台)
17…突起
18…成型金型ピン
19…樹脂注入ゲート

【特許請求の範囲】
【請求項1】
円筒状の金属製ハウジングと、
該金属製ハウジングの内径側に保持された固定子と、
前記金属製ハウジングに対して回転自在に支持されるとともに、前記固定子の内径側に前記固定子に対してギャップを介して配置された回転子と、
複数の端子を配置する複数のバスバーを絶縁保持する端子台とを有し、
前記固定子は、内周面側に等間隔に配列した複数の突極磁極が設けられた電機子鉄心と、前記各突極磁極に巻回された電機子巻き線とを有し、
前記端子台の前記端子が、前記電機子巻線のコイル端に電気接続されているブラシレスモータであって、
前記複数のバスバーは、モータの回転軸に対し直角に積層して配列するとともに、前記バスバーの層間に樹脂製の絶縁物を配置し、前記バスバーとともに樹脂モールド成型して、前記端子台を形成することを特徴とすることを特徴とするブラシレスモータ。
【請求項2】
請求項1記載のブラシレスモータにおいて、
樹脂モールド成形するための樹脂注入ゲート位置を、前記バスバーに対し直角方向とするとともに、
樹脂注入ゲートから最も離れた層のバスバーと、金型間に樹脂製の絶縁物を配置したことを特徴とするブラシレスモータ。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate


【公開番号】特開2012−60831(P2012−60831A)
【公開日】平成24年3月22日(2012.3.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−203397(P2010−203397)
【出願日】平成22年9月10日(2010.9.10)
【出願人】(000232999)株式会社日立カーエンジニアリング (141)
【Fターム(参考)】