説明

プリンタドライバ及びプリントシステム

【課題】面倒な作業をユーザーに強いることなく、プリント色の光源依存性が低減された
プリント物を提供することができるプリンタドライバ及びプリントシステムを提供するこ
と。
【解決手段】プリンタ20に接続又は内蔵されたホストコンピュータ10に、プリント物
の鑑賞に用いられる複数種の照明光源に対応した複数種の色変換テーブル(LUT)、及
び複数種の該色変換テーブルを格納するLUT記憶部14と、ユーザーからの印刷条件を
受け付け、該印刷条件に基づいて複数種の上記色変換テーブルの中から色変換処理に用い
る色変換テーブルを選定するユーザーインターフェース部15と、選定された色変換テー
ブルをLUT記憶部14から読み出すLUT取得部16と、読み出された色変換テーブル
に基づいて、取得した画像データに色変換処理を施す色変換処理部17とを具備させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、インクジェットプリンタ等の各種プリンタで印刷媒体に印刷される印刷デー
タを出力するプリンタドライバ、及び該プリンタドライバを備えたプリントシステムに関
する。
【背景技術】
【0002】
近年、デジタル化やネットワーク化の進展に伴い、デジタルカメラ等のカラー画像取得
装置、及び該カラー画像取得装置によって取得されたカラー画像を紙等の印刷媒体に出力
する、カラープリンタ等のカラー画像出力装置が普及している。通常、ユーザーは、カラ
ー画像取得装置によって取得したカラー画像をモニタ画面上に表示し、モニタ画面上に表
示されたカラー画像が気に入れば、これに必要な編集を施した後、カラープリンタを用い
て印刷媒体に出力し、プリント物を得る。このようなプリント物の作製作業は、モニタ画
面上のカラー画像の色調と、印刷媒体に出力されたカラー画像の色調とが一致しているこ
とが前提となる。
【0003】
しかし、モニタ画面上のカラー画像は、R(赤)、G(緑)、B(青)の光の3原色を
加えたいわゆる加法混色により色が表現されるのに対し、カラープリンタで出力されるカ
ラー画像は、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)という4
色のインクを重ねたいわゆる減法混色により色が表現されるため、両者の色再現範囲は異
なる。
【0004】
そこで、カラープリンタの画像出力処理では、RGB画像データをCMYK画像データ
に変換する色変換処理が必要となる。この色変換処理としては、高画質の画像出力処理を
実現可能なルックアップテーブル (以下、LUTと言う)を利用する方法が一般的に用
いられている。この方法は、カラープリンタに接続又は内蔵されたホストコンピュータに
搭載されたプリンタドライバが、RGB画像データとCMYK画像データとを対応付けた
LUTに基づいて、RGB画像データをCMYK画像データに変換し、カラープリンタで
処理可能な印刷データを生成するというものである(例えば、特許文献1参照)。LUT
は、通常、印刷解像度や印刷媒体等の種類に応じて高画質が実現できるように複数種作製
され、予めホストコンピュータの主記憶装置に記憶されている。
【0005】
ところで、プリントした色の実際の見え方が照明光のスペクトルに依存すること(プリ
ント色の光源依存性)は良く知られている。例えば、蛍光灯と白熱灯とではスペクトルが
異なるため、3種類の1次色インクを混合して得られる合成色のグレーを、蛍光灯の下で
見たときと白熱灯の下で見たときとでは、わずかに異なる色に見える。プリント色の光源
依存性は好ましいものではなく、光源依存性を低減し、異なる照明光源の下でもなるべく
同じ色に見えるようにすることが望ましい。
【0006】
しかしながら、従来のカラープリンタは、北窓光(Day Light)を照明光源とするLU
Tのみを利用して色変換処理をしており、他の照明光源に対応した色変換処理は行なって
いないため、プリント色の光源依存性が問題となっていた。例えば、北窓光を照明光源と
するLUTのみを色変換処理に利用する従来のカラープリンタを用いて作製したプリント
物を、北窓光以外の照明光源が使用される展示会にて展示した場合、プリント色の光源依
存性により、そのプリント色が製作者の表現したいプリント色と異なって見えてしまうこ
とがあり、好ましくない。このため、プリント物の作製においては、市販の画像処理ソフ
トを用いて画像データを展示会に使用される照明光源にマッチングさせる色調整処理を行
い、色調整処理した画像データを印刷してプリント物を得、該プリント物のプリント色を
当該照明光源下で確認するという一連の作業を繰り返す必要があり、ユーザーにとって非
常に面倒であった。
【0007】
【特許文献1】特開平11−205620号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
従って、本発明の目的は、面倒な作業をユーザーに強いることなく、プリント色の光源
依存性が低減されたプリント物を提供することができるプリンタドライバ及びプリントシ
ステムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、取得した画像データに色変換処理を施し、プリンタで処理可能な印刷データ
を生成する処理をコンピュータに実行させるプリンタドライバであって、プリント物の鑑
賞に用いられる複数種の照明光源に対応した複数種の上記色変換テーブルと、複数種の該
色変換テーブルを格納する記憶部とを有し、ユーザーから出された印刷条件に基づいて、
複数種の上記色変換テーブルの中から上記色変換処理に用いる色変換テーブルを選定し、
選定した色変換テーブルを上記記憶部から読み出す処理と、読み出された色変換テーブル
に基づいて上記画像データを色変換する色変換処理とを、上記コンピュータに実行させる
プリンタドライバを提供することにより上記目的を達成したものである。
【0010】
また、本発明は、取得した印刷データに基づいて印刷処理を実行するプリンタと、該プ
リンタに接続又は内蔵されたホストコンピュータとを備えたプリントシステムであって、
上記ホストコンピュータは、プリント物の鑑賞に用いられる複数種の照明光源に対応し
た複数種の色変換テーブル、及び複数種の該色変換テーブルを格納する記憶部と、ユーザ
ーからの印刷条件を受け付け、該印刷条件に基づいて複数種の上記色変換テーブルの中か
ら色変換処理に用いる色変換テーブルを選定するユーザーインターフェース部と、上記ユ
ーザーインターフェース部によって選定された色変換テーブルを上記記憶部から読み出す
色変換テーブル取得部と、上記色変換テーブル取得部によって読み出された色変換テーブ
ルに基づいて、取得した画像データに色変換処理を施す色変換処理部とを有するプリント
システムを提供することにより上記目的を達成したものである。
【0011】
また、本発明は、複数種の上記光源は、少なくとも北窓光、冷白色蛍光灯及びA光源で
ある上記プリンタドライバ又は上記プリントシステムを提供することにより上記目的を達
成したものである。
【0012】
本発明によれば、プリント物の鑑賞に使用される複数種の照明光源(北窓光、冷白色蛍
光灯、A光源等)に対応した複数種の印刷モードを備えているので、ユーザーは、従来の
ように、「画像処理ソフトを用いた画像データの色調整処理、印刷、照明光源下でのプリ
ント色の確認」という一連の作業を繰り返す必要がなく、印刷条件の設定画面に従って適
切な印刷モードを選択するだけで、プリント色の光源依存性が低減され、異なる照明光源
の下でも同じ色に見えるプリント物を得ることができる。また、本発明によれば、上記の
一連の作業の繰り返しがなくなるため、印刷用紙やインクの無駄な消費が抑えられ、ラン
ニングコスト及び環境への負担の軽減を図ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、本発明について、その一実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態のプリントシステムの機能構成を示すブロック図、図2は、図1に
示すプリントシステムのハードウェア構成を示すブロック図である。
【0014】
先ず、本実施形態のプリントシステムの機能構成について説明する。
本実施形態のプリントシステムは、図1に示すように、ホストコンピュータ10と、該
ホストコンピュータに電気的に接続されたプリンタ20とを含んで構成される。ホストコ
ンピュータ10は、ホストコンピュータ10の各部の処理を制御するOS11と、アプリ
ケーション12と、プリンタドライバ13とを有する。
【0015】
アプリケーション12は、キーボードやマウス等の入力装置によって入力されたコマン
ドにより所定のオブジェクトを実行する。例えば、ユーザーからの指示に従い作成した文
書、表、画像データ等のドキュメントの画像データ(描画コマンド)をプリンタドライバ
13に送信する。
【0016】
プリンタドライバ13は、ホストコンピュータ10に、アプリケーション12から送信
されたドキュメントの画像データ(描画コマンド)から、プリンタ20で処理可能なコマ
ンド群で構成される印刷データを生成し、生成した印刷データをプリンタ20に送信する
処理を行なわせるコンピュータプログラムであり、LUT記憶部14と、UI(ユーザー
インターフェース)部15と、LUT取得部16と、色変換処理部17と、ハーフトーン
処理部18と、印刷データ出力部19とを有する。
【0017】
LUT記憶部14には、色変換処理部17で使用する複数種の色変換テーブル(LUT
)が格納されている。本実施形態においては、この「複数種のLUT」として、プリント
物の鑑賞に用いられる複数種の照明光源に対応した複数種の色変換テーブルが格納されて
おり、この点が本実施形態の特徴の一つとなっている。
【0018】
LUTは、既に知られているように、RGB表色系とCMYK表色系とのそれぞれによ
って色を表現すると共に両者を対応付け、複数の色についてこの対応関係を記述した参照
表であり、特定の照明光源の下で得られた実験データに基づいて作製される。従来、LU
Tの作製で使用される照明光源は北窓光のみであったため、プリンタで出力される色は、
必然的に北窓光用に調整された色となり、このため、従来のプリンタで出力された色を、
北窓光とは異なる分光分布を有する照明光源、例えば一般的な蛍光灯である冷白色蛍光灯
の下で見ると、北窓光の下での色相と異なってしまうという、いわゆる光源依存性の問題
があった。そこで、斯かる問題を解消すべく、本実施形態は、プリント物の鑑賞に用いら
れる複数種の照明光源に対応した複数種のLUTを搭載したものである。
【0019】
本実施形態においては、北窓光(Day Light)、冷白色蛍光灯(Cool White)及びA光
源の3種類の照明光源に対応した複数種のLUTが搭載されているが、さらに他の照明光
源に対応したLUTを搭載してもよく、照明光源の種類はこれらに限定されない。また、
北窓光には、D50(North Sky Daylight)、D65(Average North Sky)、D75(N
oon Sky Daylight)などがあるが、これらの北窓光に対応した複数種のLUTを搭載して
もよい。
【0020】
尚、本実施形態においては、複数種のLUTは、プリント物の鑑賞に用いられる照明光
源の種類毎に対応したものだけでなく、さらに、複数種の印刷解像度、複数種の色調(風
合い)、複数種の印刷媒体にそれぞれ対応したものも含んでいる。従って、例えばプリン
タドライバ13が、3種類の照明光源(例えば、北窓光D50と冷白色蛍光灯とA光源)
、2種類の解像度(例えば、360×360dpiと720×360dpi)、2種類の
色調(例えば、光沢系とマット系)、2種類の印刷媒体(例えば、普通紙と印刷専用紙)
にそれぞれ対応したものである場合、LUT記憶部14には、3×2×2×2=24種類
のLUTが格納されている。
【0021】
UI部15は、色変換処理部17がアプリケーション12から送信された描画コマンド
を受け付ける場合に、アプリケーション12を介して、ホストコンピュータ10に接続さ
れている画像表示装置に印刷条件の設定画面を表示する。ユーザーは、この設定画面に基
づいて、キーボードやマウス等の入力装置によって印刷条件を入力する。ここで入力され
る印刷条件は、照明光源の種類(北窓光、冷白色蛍光灯、A光源)の他、印刷の解像度や
、印刷の色調や、印刷媒体の種類等である。そして、UI部15は、受信した印刷条件に
基づいて、複数種のLUTの中から色変換処理に用いるLUTを選定し、選定したLUT
を示すデータ(LUT識別データ)をLUT取得部16に送信する。
【0022】
LUT取得部16は、UI部15からの上記LUT識別データを受信し、該データに基
づいてLUT記憶部14から選定されたLUTを読み出す。
【0023】
色変換処理部17は、アプリケーション12から送信された描画コマンドを受信し、R
GB画像データに変換する(ラスタライズ処理)。そして、このRGB画像データに対し
、LUT取得部16が読み出したLUTに基づいてCMYK画像データに色変換する。こ
の色変換は、RGB表色系で表現された任意の色に関し、その周りの色であってLUTに
規定されたRGBの色を参照して、補間演算によって当該任意の色に対応したCMYK表
色系の色を算出することにより実施される。
【0024】
ハーフトーン処理部18は、CMYK表色系で表現された各画素の階調値を変換してイ
ンク滴の記録密度で表現するためのハーフトーン処理を行うモジュールであり、色変換処
理後の上記CMYK画像データに対し、ディザ法、誤差拡散法、濃度パターン法等の公知
の処理法によりハーフトーン処理を行う。
【0025】
印刷データ出力部19は、上記ハーフトーン処理後のCMYK画像データを受信し、こ
れをプリンタで使用される順番に並べ替え、さらに、並べ替え処理後のデータに画像の解
像度などの所定の情報を付加して印刷データを生成し、該印刷データをプリンタ11に送
信する。
【0026】
プリンタ20は、ホストコンピュータ10との間で行うデータの送受信を制御する通信
制御部21と、受信した印刷データに基づいて印刷処理を行う印刷実行部22とを有する
。通信制御部21は、プリンタドライバ13から送信された印刷データを受信し、受信し
た印刷データを印刷実行部22に送信する。印刷実行部22は、受信した印刷データに基
づいて印刷処理を行い、該印刷データに対応するカラー画像を紙媒体に出力する。こうし
て、カラーのプリント物が得られる。
【0027】
次に、本実施形態のプリントシステムの上述の機能を実現するためのハードウェア構成
について説明する。
ホストコンピュータ10は、図2に示すように、プログラムを実行するCPU(中央演
算処理装置)101と、CPU101が実行するプログラムやデータを一時的に記憶する
主記憶装置102と、該ホストコンピュータ10を制御するためのプログラム等が予め記
憶されているハードディスク等の補助記憶装置103と、該ホストコンピュータ10に接
続されたプリンタ20等の周辺装置とのデータの送受信の制御を行うインタフェース10
4と、CRT等の画像表示装置105と、キーボードやマウス等の入力装置106とが接
続されている。ホストコンピュータ10のこのような構成は、一般のパーソナルコンピュ
ータシステムと同様である。
【0028】
尚、通常、上述のプリンタドライバ13は、OS11及びアプリケーション12と同様
に、フロッピディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−R、CD
−ROMなどの記憶媒体に格納された状態で、あるいはインターネット経由でダウンロー
ドされることにより、ユーザーに提供される。ユーザーは、予め、提供されたこれらのプ
ログラムをホストコンピュータ10にインストールしておく必要がある。
【0029】
このようなハードウェア構成のホストコンピュータ10において、上述した各機能構成
は、CPU101が、補助記憶装置103に記憶されている特定のプログラム(OS、ア
プリケーション、プリンタドライバ )を、主記憶装置102にロードし、実行すること
により実現される。即ち、上述したOS11の機能は、CPU101が、補助記憶装置1
03に記憶されている基本ソフトウェアであるOSを、主記憶装置102にロードし、実
行することで実現される。また、上述したアプリケーション12及びプリンタドライバ1
3の各機能は、CPU101が、補助記憶装置103に記憶されているOSと、例えばワ
ープロソフトや画像処理ソフト等のアプリケーション及び/又はプリンタドライバプログ
ラムとを主記憶装置102にロードし、これらをOSに載せて実行することで実現される

【0030】
プリンタ20は、ホストコンピュータ10から印刷データを受信したときに、所定の印
刷プロセスを実行して印刷媒体である印刷用紙に画像を形成する装置であり、ホストコン
ピュータ10とのデータの送受信の制御を行うインタフェース201と、プログラムを実
行するCPU(中央演算処理装置)202と、イメージデータ等を一時的に記憶するRA
M(Random Access Memory)203と、プリンタ20を制御するた
めのプログラム等が予め不揮発的に記憶されているROM(Read Only Mem
ory)204と、実際に印刷を行う印刷機構205とを有する。
【0031】
プリンタ20としては、インクやトナーを印刷用紙に付与してカラー画像を出力可能な
ものであればよく、例えば、インクジェットプリンタ、レーザープリンタ等を用いること
ができる。
【0032】
本発明は、上述した実施形態に制限されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変
更が可能である。
例えば、上述の実施形態は、プリンタの外部に設置され該プリンタと電気的に接続され
たホストコンピュータが、該ホストコンピュータにインストールされたプリンタドライバ
のプログラムコードを読み出して各種処理を実行するプリントシステムであったが、プリ
ンタに内蔵されたホストコンピュータにプリンタドライバがインストールされたプリント
システムでもよい。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】本発明のプリントシステムの一実施形態の機能構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示すプリントシステムのハードウェア構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
【0034】
10…ホストコンピュータ、11…OS、12…アプリケーション、13…プリンタドラ
イバ、14…LUT(ルックアップテーブル)記憶部、15…UI(ユーザーインターフ
ェース)部、16…LUT取得部、17…色変換処理部、18…ハーフトーン処理部、1
9…印刷データ出力部、20…プリンタ、21…通信制御部、22…印刷実行部、101
,202…CPU、102…主記憶装置、103…補助記憶装置、104,201…イン
タフェース、105…画像表示装置、106…入力装置、203…RAM、204…RO
M、205…印刷機構

【特許請求の範囲】
【請求項1】
取得した画像データに色変換処理を施し、プリンタで処理可能な印刷データを生成する
処理をコンピュータに実行させるプリンタドライバであって、
プリント物の鑑賞に用いられる複数種の照明光源に対応した複数種の上記色変換テーブ
ルと、複数種の該色変換テーブルを格納する記憶部とを有し、
ユーザーから出された印刷条件に基づいて、複数種の上記色変換テーブルの中から上記
色変換処理に用いる色変換テーブルを選定し、選定した色変換テーブルを上記記憶部から
読み出す処理と、読み出された色変換テーブルに基づいて上記画像データを色変換する色
変換処理とを、上記コンピュータに実行させるプリンタドライバ。
【請求項2】
複数種の上記光源は、少なくとも北窓光、冷白色蛍光灯及びA光源である請求項1記載
のプリンタドライバ。
【請求項3】
取得した印刷データに基づいて印刷処理を実行するプリンタと、該プリンタに接続又は
内蔵されたホストコンピュータとを備えたプリントシステムであって、
上記ホストコンピュータは、プリント物の鑑賞に用いられる複数種の照明光源に対応し
た複数種の色変換テーブル、及び複数種の該色変換テーブルを格納する記憶部と、
ユーザーからの印刷条件を受け付け、該印刷条件に基づいて複数種の上記色変換テーブ
ルの中から色変換処理に用いる色変換テーブルを選定するユーザーインターフェース部と

上記ユーザーインターフェース部によって選定された色変換テーブルを上記記憶部から
読み出す色変換テーブル取得部と、
上記色変換テーブル取得部によって読み出された色変換テーブルに基づいて、取得した
画像データに色変換処理を施す色変換処理部とを有するプリントシステム。
【請求項4】
複数種の上記光源は、少なくとも北窓光、冷白色蛍光灯及びA光源である請求項3記載
のプリントシステム。


【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2007−150399(P2007−150399A)
【公開日】平成19年6月14日(2007.6.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−338276(P2005−338276)
【出願日】平成17年11月24日(2005.11.24)
【出願人】(000002369)セイコーエプソン株式会社 (51,324)
【Fターム(参考)】