説明

ヘキシルカルボキシアニリド及び望ましくない微生物の抑制のためのそれらの使用

【化1】


本発明は、L、R、R及びAが記載中で挙げられた通りに定義される式(I)の新規なヘキシルカルボキシアニリド、該物質の製造のためのいくつかの方法、望ましくない微生物の抑制のためのそれらの使用ならびに新規な中間生成物及びそれらの製造に関する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は新規なヘキシルカルボキシアニリド、それらの製造のための複数の方法ならびに望ましくない微生物の抑制のためのそれらの使用に関する。
【背景技術】
【0002】
多数のカルボキシアニリドが殺菌・殺カビ性を有することは既知である(例えば特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4、特許文献5、特許文献6及び特許文献7を参照されたい)。かくして例えば5−フルオロ−1,3−ジメチル−N−[2−(1,3,3−トリメチルブチル)フェニル]−1H−ピラゾール−4−カルボキシアミドは特許文献1から既知であり、N−アリル−N−[2−(1,3−ジメチルブチル)フェニル]−1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシアミドは特許文献2から既知であり、N−[2−(1,3−ジメチルブチル)フェニル]−1−メチル−4−(トリフルオロメチル)−1H−ピロール−3−カルボキシアミドは特許文献3から既知である。これらの化合物の活性は優れている;しかしながら、低い適用率においてそれは不満足なことがある。
【特許文献1】国際公開第03/010149号パンフレット
【特許文献2】国際公開第02/059086号パンフレット
【特許文献3】国際公開第02/38542号パンフレット
【特許文献4】国際公開第00/09482号パンフレット
【特許文献5】欧州特許出願公開第0 591 699号明細書
【特許文献6】欧州特許出願公開第0 589 301号明細書
【特許文献7】欧州特許出願公開第0 545 099号明細書
【発明の開示】
【0003】
今回、本発明は式(I)
【0004】
【化1】

【0005】
[式中、
Lは
【0006】
【化2】

【0007】
を示し、ここで*で標識された結合はアミドに連結するが、#で標識された結合はアルキル側鎖に連結し、
は水素、C−C−アルキル、C−C−アルキルスルフィニル、C−C−アルキルスルホニル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル;それぞれの場合に1〜9個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルキルチオ、C−C−ハロアルキルスルフィニル、C−C−ハロアルキルスルホニル、ハロ−C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−ハロシクロアルキル;ホルミル、ホルミル−C−C−アルキル、(C−C−アルキル)カルボニル−C−C−アルキル、(C−C−アルコキシ)カルボニル−C−C−アルキル;それぞれの場合に1〜13個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するハロ−(C−C−アルキル)カルボニル−C−C−アルキル、ハロ−(C−C−アルコキシ)カルボニル−C−C−アルキル;(C−C−アルキル)カルボニル、(C−C−アルコキシ)カルボニル、(C−C−アルコキシ−C−C−アルキル)カルボニル、(C−C−シクロアルキル)カルボニル;それぞれの場合に1〜9個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有する(C−C−ハロアルキル)カルボニル、(C−C−ハロアルコキシ)カルボニル、(ハロ−C−C−アルコキシ−C−C−アルキル)カルボニル、(C−C−ハロシクロアルキル)カルボニル;あるいは−C(=O)C(=O)R、−CONR又は−CHNRを示し、
は水素、フッ素、塩素、メチル又はトリフルオロメチルを示し、
はハロゲン、C−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルを示し、
は水素、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル;それぞれの場合に1〜9個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルコキシ、ハロ−C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−ハロシクロアルキルを示し、
及びRは互いに独立してそれぞれ水素、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル;それぞれの場合に1〜9個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC−C−ハロアルキル、ハロ−C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−ハロシクロアルキルを示し、
及びRはさらに、それらが結合している窒素原子と一緒になって、5〜8個の環原子を有する飽和複素環を形成し、それは場合によりハロゲン及びC−C−アルキルより成る群からの同一もしくは異なる置換基でモノ−もしくはポリ置換されていることができ、ここで複素環は酸素、硫黄及びNRより成る群からの1もしくは2個のさらなる非−隣接ヘテロ原子を含有することができ、
及びRは互いに独立して水素、C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル;それぞれの場合に1〜9個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC−C−ハロアルキル、C−C−ハロシクロアルキルを示し、
及びRはさらに、それらが結合している窒素原子と一緒になって、5〜8個の環原子を有する飽和複素環を形成し、それは場合によりハロゲン及びC−C−アルキルより成る群からの同一もしくは異なる置換基でモノ−もしくはポリ置換されていることができ、ここで複素環は酸素、硫黄及びNRより成る群からの1もしくは2個のさらなる非−隣接ヘテロ原子を含有することができ、
は水素又はC−C−アルキルを示し、
Aは式(A1)
【0008】
【化3】

【0009】
の基を示し、ここで
10は水素、ヒドロキシル、ホルミル、シアノ、フッ素、塩素、臭素、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−シクロアルキル、それぞれの場合に1〜5個のハロゲン原子を有するC−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルコキシ又はC−C−ハロアルキルチオ、アミノカルボニル又はアミノカルボニル−C−C−アルキルを示し、
11は水素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキルチオ、それぞれの場合に1〜5個のハロゲン原子を有するC−C−ハロアルキル又はC−C−ハロアルキルチオを示し、そして
12は水素、C−C−アルキル、ヒドロキシ−C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−シクロアルキル、C−C−アルキルチオ−C−C−アルキル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、それぞれの場合に1〜5個のハロゲン原子を有するC−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルキルチオ−C−C−アルキル、C−C−ハロアルコキシ−C−C−アルキルを示すか、あるいはフェニルを示すか、
あるいは
Aは式(A2)
【0010】
【化4】

【0011】
の基を示し、ここで
13及びR14は互いに独立して水素、ハロゲン、C−C−アルキル又はそれぞれの場合に1〜5個のハロゲン原子を有するC−C−ハロアルキルを示し、そして
15はハロゲン、シアノ又はC−C−アルキルあるいはそれぞれの場合に1〜5個のハロゲン原子を有するC−C−ハロアルキル又はC−C−ハロアルコキシを示すか、
あるいは
Aは式(A3)
【0012】
【化5】

【0013】
の基を示し、ここで
16及びR17は互いに独立して水素、ハロゲン、C−C−アルキル又は1〜5個のハロゲン原子を有するC−C−ハロアルキルを示し、そして
18は水素、C−C−アルキル又は最高で5個のハロゲン原子を有するC−C−ハロアルキルを示すか、
あるいは
Aは式(A4)
【0014】
【化6】

【0015】
の基を示し、ここで
19はハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキルチオ、それぞれの場合に1〜5個のハロゲン原子を有するC−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルキルチオ又はC−C−ハロアルコキシを示し、そして
20は水素、ハロゲン、シアノ、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキルチオ、それぞれの場合に1〜5個のハロゲン原子を有するC−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルコキシ、C−C−アルキルスルフィニル又はC−C−アルキルスルホニルを示すか、
あるいは
Aは式(A5)
【0016】
【化7】

【0017】
の基を示すか、
あるいは
Aは式(A6)
【0018】
【化8】

【0019】
の基を示し、ここで
21はC−C−アルキル又は1〜5個のハロゲン原子を有するC−C−ハロアルキルを示すか、
あるいは
Aは式(A7)
【0020】
【化9】

【0021】
の基を示し、ここで
22はC−C−アルキル又は1〜5個のハロゲン原子を有するC−C−ハロアルキルを示すか、
あるいは
Aは式(A8)
【0022】
【化10】

【0023】
の基を示し、ここで
23及びR24は互いに独立して水素、ハロゲン、アミノ、C−C−アルキル又は1〜5個のハロゲン原子を有するC−C−ハロアルキルを示し、そして
25は水素、C−C−アルキル又は1〜5個のハロゲン原子を有するC−C−ハロアルキルを示すか、
あるいは
Aは式(A9)
【0024】
【化11】

【0025】
の基を示し、ここで
26及びR27は互いに独立して水素、ハロゲン、アミノ、ニトロ、C−C−アルキル又は1〜5個のハロゲン原子を有するC−C−ハロアルキルを示し、そして
28はハロゲン、C−C−アルキル又は1〜5個のハロゲン原子を有するC−C−ハロアルキルを示すか、
あるいは
Aは式(A10)
【0026】
【化12】

【0027】
の基を示し、ここで
29は水素、ハロゲン、アミノ、C−C−アルキルアミノ、ジ−(C−C−アルキル)アミノ、シアノ、C−C−アルキル又は1〜5個のハロゲン原子を有するC−C−ハロアルキルを示し、そして
30はハロゲン、ヒドロキシル、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−シクロアルキル、それぞれの場合に1〜5個のハロゲン原子を有するC−C−ハロアルキル又はC−C−ハロアルコキシを示すか、
あるいは
Aは式(A11)
【0028】
【化13】

【0029】
の基を示し、ここで
31は水素、ハロゲン、アミノ、C−C−アルキルアミノ、ジ−(C−C−アルキル)アミノ、シアノ、C−C−アルキル又は1〜5個のハロゲン原子を有する
−C−ハロアルキルを示し、そして
32はハロゲン、C−C−アルキル又は1〜5個のハロゲン原子を有するC−C−ハロアルキルを示すか、
あるいは
Aは式(A12)
【0030】
【化14】

【0031】
の基を示し、ここで
33は水素又はC−C−アルキルを示し、そして
34はハロゲン又はC−C−アルキルを示すか、
あるいは
Aは式(A13)
【0032】
【化15】

【0033】
の基を示し、ここで
35はC−C−アルキル又は1〜5個のハロゲン原子を有するC−C−ハロアルキルを示すか、
あるいは
Aは式(A14)
【0034】
【化16】

【0035】
の基を示し、ここで
36は水素、ハロゲン、C−C−アルキル又は1〜5個のハロゲン原子を有するC−C−ハロアルキルを示すか、
あるいは
Aは式(A15)
【0036】
【化17】

【0037】
の基を示し、ここで
37はハロゲン、ヒドロキシル、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキルチオ、それぞれの場合に1〜5個のハロゲン原子を有するC−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルキルチオ又はC−C−ハロアルコキシを示
すか、
あるいは
Aは式(A16)
【0038】
【化18】

【0039】
の基を示し、ここで
38は水素、シアノ、C−C−アルキル、1〜5個のハロゲン原子を有するC−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、ヒドロキシ−C−C−アルキル、C−C−アルキルスルホニル、ジ(C−C−アルキル)アミノスルホニル、C−C−アルキルカルボニル又はそれぞれ場合により置換されていることができるフェニルスルホニル又はベンゾイルを示し、
39は水素、ハロゲン、C−C−アルキル又は1〜5個のハロゲン原子を有するC−C−ハロアルキルを示し、
40は水素、ハロゲン、シアノ、C−C−アルキル又は1〜5個のハロゲン原子を有するC−C−ハロアルキルを示し、
41は水素、ハロゲン、C−C−アルキル又は1〜5個のハロゲン原子を有するC−C−ハロアルキルを示すか、
あるいは
Aは式(A17)
【0040】
【化19】

【0041】
の基を示し、ここで
42はC−C−アルキルを示す]
の新規なヘキシルカルボキシアニリドを提供する。
【0042】
本発明に従う化合物は適宜、種々の可能な異性体、特に立体異性体、例えばE及びZ、トレオ及びエリトロ、ならびにまた光学異性体ならびに適宜また互変異性体の混合物として存在し得る。特許請求されているのはE及びZ異性体及びまたトレオ及びエリトロの両方ならびに光学異性体、これらの異性体の混合物ならびに可能な互変異性体である。
【0043】
さらに、
a)式(II)
【0044】
【化20】

【0045】
[式中、
Aは上記で定義された通りであり、そして
はハロゲン又はヒドロキシルを示す]
のカルボン酸誘導体を式(III)
【0046】
【化21】

【0047】
[式中、L、R及びRは上記で定義された通りである]
のアニリン誘導体と、適宜触媒の存在下に、適宜縮合剤の存在下に、適宜酸結合剤の存在下に、且つ適宜希釈剤の存在下で反応させるか、
あるいは
b)式(I−a)
【0048】
【化22】

【0049】
[式中、L、A及びRは上記で定義された通りである]
のヘキシルカルボキシアニリドを式(IV)
1−A−X (IV)
[式中、
は塩素、臭素又はヨウ素を示し、
1−AはC−C−アルキル、C−C−アルキルスルフィニル、C−C−アルキルスルホニル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル;それぞれの場合に1〜9個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルキルチオ、C−C−ハロアルキルスルフィニル、C−C−ハロアルキルスルホニル、ハロ−C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−ハロシクロアルキル;ホルミル、ホルミル−C−C−アルキル、(C−C−アルキル)カルボニル−C−C−アルキル、(C−C−アルコキシ)カルボニル−C−C−アルキル;それぞれの場合に1〜13個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するハロ−(C−C−アルキル)カルボニル−C−C−アルキル、ハロ−(C−C−アルコキシ)カルボニル−C−C−アルキル;(C−C−アルキル)カルボニル、(C−C−アルコキシ)カルボニル、(C−C−アルコキシ−C−C−アルキル)カルボニル、(C−C−シクロアルキル)カルボニル;それぞれの場合に1〜9個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有する(C−C−ハロアルキル)カルボニル、(C−C−ハロアルコキシ)カルボニル、(ハロ−C−C−アルコキシ−C−C−アルキル)カルボニル、(C−C−ハロシクロアルキル)カルボニル;あるいは−C(=O)C(=O)R、−CONR又は−CHNRを示し、
ここでR、R、R、R及びRは上記で定義された通りである]
のハライドと、塩基の存在下且つ希釈剤の存在下で反応させる
場合に、式(I)のヘキシルカルボキシアニリドが得られることが見出された。
【0050】
最後に、新規な式(I)のヘキシルカルボキシアニリドは非常に優れた殺微生物性を有し、作物保護及び材料の保護の両方において望ましくない微生物の抑制のために用いられ得ることが見出された。
【0051】
式(I)は本発明に従うヘキシルカルボキシアニリドの一般的な定義を与える。上記及び下記で示される式の好ましい基の定義を下記に示す。これらの定義は、式(I)の最終的生成物及び同様にすべての中間体に適用される。
【0052】
Lは好ましくはL−1を示し、ここでRはそれぞれの場合に一般的な、好ましい、特に好ましい、特別に好ましい、又は格別に好ましい意味を有することができる。
【0053】
Lはさらに、好ましくはL−2を示す。
【0054】
Lはさらに、好ましくはL−3を示す。
【0055】
Lはさらに、好ましくはL−4を示す。
【0056】
Lは特に好ましくはL−1を示し、ここでRはそれぞれの場合に一般的な、好ましい、特に好ましい、特別に好ましい、又は格別に好ましい意味を有することができる。
【0057】
Lはさらに、特に好ましくはL−2を示す。
【0058】
Lは特別に好ましくはL−1を示し、ここでRはそれぞれの場合に一般的な、好ましい、特に好ましい、特別に好ましい、又は格別に好ましい意味を有することができる。
【0059】
好ましくは水素、C−C−アルキル、C−C−アルキルスルフィニル、C−C−アルキルスルホニル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル;それぞれの場合に1〜9個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルキルチオ、C−C−ハロアルキルスルフィニル、C−C−ハロアルキルスルホニル、ハロ−C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−ハロシクロアルキル;ホルミル、ホルミル−C−C−アルキル、(C−C−アルキル)カルボニル−C−C−アルキル、(C−C−アルコキシ)カルボニル−C−C−アルキル;それぞれの場合に1〜13個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するハロ−(C−C−アルキル)カルボニル−C−C−アルキル、ハロ−(C−C−アルコキシ)カルボニル−C−C−アルキル;(C−C−アルキル)カルボニル、(C−C−アルコキシ)カルボニル、(C−C−アルコキシ−C−C−アルキル)カルボニル、(C−C−シクロアルキル)カルボニル;それぞれの場合に1〜9個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有する(C−C−ハロアルキル)カルボニル、(C−C−ハロアルコキシ)カルボニル、(ハロ−C−C−アルコキシ−C−C−アルキル)カルボニル、(C−C−ハロシクロアルキル)カルボニル;あるいは−C(=O)C(=O)R、−CONR又は−CHNRを示す。
【0060】
特に好ましくは水素、メチル、エチル、n−もしくはイソプロピル、n−、イソ−、sec−もしくはtert−ブチル、ペンチル又はヘキシル、メチルスルフィニル、エチルスルフィニル、n−もしくはイソプロピルスルフィニル、n−、イソ−、sec−もしくはtert−ブチルスルフィニル、メチルスルホニル、エチルスルホニル、n−もしくはイソプロピルスルホニル、n−、イソ−、sec−もしくはtert−ブチルスルホニル、メトキシメチル、メトキシエチル、エトキシメチル、エトキシエチル、シクロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシル、トリフルオロメチル、トリクロロメチル、トリフルオロエチル、ジフルオロメチルチオ、ジフルオロクロロメチルチオ、トリフルオロメチルチオ、トリフルオロメチルスルフィニル、トリフルオロメチルスルホニル、トリフルオロメトキシメチル;ホルミル、−CH−CHO、−(CH−CHO、−CH−CO−CH、−CH−CO−CHCH、−CH−CO−CH(CH、−(CH−CO−CH、−(CH−CO−CHCH、−(CH−CO−CH(CH、−CH−COCH、−CH−COCHCH、−CH−COCH(CH、−(CH−COCH、−(CH−COCHCH、−(CH−COCH(CH、−CH−CO−CF、−CH−CO−CCl、−CH−CO−CHCF、−CH−CO−CHCCl、−(CH−CO−CHCF、−(CH−CO−CHCCl、−CH−COCHCF、−CH−COCFCF、−CH−COCHCCl、−CH−COCClCCl、−(CH−COCHCF、−(CH−COCFCF、−(CH−COCHCCl、−(CH−COCClCCl
メチルカルボニル、エチルカルボニル、n−プロピルカルボニル、イソプロピルカルボニル、tert−ブチルカルボニル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、tert
−ブトキシカルボニル、シクロプロピルカルボニル;トリフルオロメチルカルボニル、トリフルオロメトキシカルボニルあるいは−C(=O)C(=O)R、−CONR又は−CHNRを示す。
【0061】
特別に好ましくは水素、メチル、メトキシメチル、ホルミル、−CH−CHO、−(CH−CHO、−CH−CO−CH、−CH−CO−CHCH、−CH−CO−CH(CH、−C(=O)CHO、−C(=O)C(=O)CH、−C(=O)C(=O)CHOCH、−C(=O)COCH、−C(=O)COCHCHを示す。
【0062】
は好ましくは水素を示す。
【0063】
はさらに、好ましくはフッ素を示し、ここでフッ素は特に好ましくはアニリド基の[上記の式(I)を参照されたい]4−、5−又は6−位に、特別に好ましくは4−又は6−位に、格別には4−位に位置する。
【0064】
はさらに、好ましくは塩素を示し、ここで塩素は特に好ましくはアニリド基の[上記の式(I)を参照されたい]5−位に位置する。塩素はさらに、特に好ましくはアニリド基の4−位に位置する。
【0065】
はさらに、好ましくはメチルを示し、ここでメチルは特に好ましくはアニリド基の[上記の式(I)を参照されたい]3−位に位置する。
【0066】
はさらに、好ましくはトリフルオロメチルを示し、ここでトリフルオロメチルは特に好ましくはアニリド基の[上記の式(I)を参照されたい]4−又は5−位に位置する。
【0067】
好ましくはフッ素、塩素、臭素、ヨウ素、C−C−アルキル、それぞれの場合に1〜13個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC−C−ハロアルキルを示す。
【0068】
特に好ましくはフッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、n−、イソプロピル、n−、イソ−、sec−、tert−ブチル又はそれぞれの場合に1〜9個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC−C−ハロアルキルを示す。
【0069】
特別に好ましくはフッ素、塩素、メチル、エチル又はトリフルオロメチルを示す。
【0070】
好ましくは水素、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル;それぞれの場合に1〜9個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルコキシ、ハロ−C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−ハロシクロアルキルを示す。
【0071】
特に好ましくは水素、メチル、エチル、n−もしくはイソプロピル、tert−ブチル、メトキシ、エトキシ、n−もしくはイソプロポキシ、tert−ブトキシ、メトキシメチル、シクロプロピル;トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシを示す。
【0072】
及びRは互いに独立して好ましくは水素、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル;それぞれの場合に1〜9個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC−C−ハロアルキル、ハロ−C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−ハロシクロアルキルを示す。
【0073】
及びRはさらに、それらが結合している窒素原子と一緒になって、好ましくは5もしくは6個の環原子を有する飽和複素環を示し、それは場合によりハロゲン及びC−C−アルキルより成る群からの同一もしくは異なる置換基でモノ−ないしテトラ置換されていることができ、ここで複素環は酸素、硫黄及びNRより成る群からの1もしくは2個のさらなる非−隣接ヘテロ原子を含有することができる。
【0074】
及びRは互いに独立して特に好ましくは水素、メチル、エチル、n−もしくはイソプロピル、n−、イソ−、sec−もしくはtert−ブチル、メトキシメチル、メトキシエチル、エトキシメチル、エトキシエチル、シクロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシル;トリフルオロメチル、トリクロロメチル、トリフルオロエチル、トリフルオ
ロメトキシメチルを示す。
【0075】
及びRはさらに、それらが結合している窒素原子と一緒になって、特に好ましくはモルホリン、チオモルホリン及びピペラジンより成る群からの飽和複素環を示し、それは場合によりフッ素、塩素、臭素及びメチルより成る群からの同一もしくは異なる置換基でモノ−ないしテトラ置換されていることができ、ここでピペラジンは第2の窒素原子上でRにより置換されていることができる。
【0076】
及びRは互いに独立して好ましくは水素、C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル;それぞれの場合に1〜9個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC−C−ハロアルキル、C−C−ハロシクロアルキルを示す。
【0077】
及びRはさらに、それらが結合している窒素原子と一緒になって、好ましくは5もしくは6個の環原子を有する飽和複素環を示し、それは場合によりハロゲン及びC−C−アルキルより成る群からの同一もしくは異なる置換基でモノ−もしくはポリ置換されていることができ、ここで複素環は酸素、硫黄及びNRより成る群からの1もしくは2個のさらなる非−隣接ヘテロ原子を含有することができる。
【0078】
及びRは互いに独立して特に好ましくは水素、メチル、エチル、n−もしくはイソプロピル、n−、イソ−、sec−もしくはtert−ブチル、メトキシメチル、メトキシエチル、エトキシメチル、エトキシエチル、シクロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシル;トリフルオロメチル、トリクロロメチル、トリフルオロエチル、トリフルオロメトキシメチルを示す。
【0079】
及びRはさらに、それらが結合している窒素原子と一緒になって、特に好ましくはモルホリン、チオモルホリン及びピペラジンより成る群からの飽和複素環を示し、それは場合によりフッ素、塩素、臭素及びメチルより成る群からの同一もしくは異なる置換基でモノ−〜テトラ置換されていることができ、ここでピペラジンは第2の窒素原子上でRにより置換されていることができる。
【0080】
好ましくは水素又はC−C−アルキルを示す。
【0081】
特に好ましくは水素、メチル、エチル、n−もしくはイソプロピル、n−、イソ−、sec−もしくはtert−ブチルを示す。
【0082】
Aは特に、上記の基A1,A2,A3,A4,A5,A8,A9,A10,A11,A13,A15,A16又はA17の1つを示す。
【0083】
Aは特に好ましくは、上記の基A1,A2,A4,A5,A8,A10,A11,A13,A15,A16又はA17の1つを示す。
【0084】
Aは特別に好ましくは基A1を示す。
【0085】
Aはさらに、特別に好ましくは基A2を示す。
【0086】
Aはさらに、特別に好ましくは基A4を示す。
【0087】
Aはさらに、特別に好ましくは基A5を示す。
【0088】
Aはさらに、特別に好ましくは基A8を示す。
【0089】
Aはさらに、特別に好ましくは基A10を示す。
【0090】
Aはさらに、特別に好ましくは基A11を示す。
【0091】
Aはさらに、特別に好ましくは基A13を示す。
【0092】
Aはさらに、特別に好ましくは基A15を示す。
【0093】
Aはさらに、特別に好ましくは基A17を示す。
【0094】
10好ましくは水素、ヒドロキシル、ホルミル、シアノ、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、イソプロピル、メトキシ、エトキシ、メチルチオ、エチルチオ、シクロプロピル、それぞれの場合に1〜5個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルコキシ、トリフルオロメチルチオ、ジフルオロメチルチオ、アミノカルボニル、アミノカルボニルメチル又はアミノカルボニルエチルを示す。
【0095】
10特に好ましくは水素、ヒドロキシル、ホルミル、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、イソプロピル、メトキシ、エトキシ、モノフルオロメチル、モノフルオロエチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、ジフルオロクロロメチル、トリクロロメチ
ル、ジクロロメチル、ペンタフルオロエチル、シクロプロピル、メトキシ、エトキシ、トリフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、トリクロロメトキシ、メチルチオ、エチルチオ、トリフルオロメチルチオ又はジフルオロメチルチオを示す。
【0096】
10特別に好ましくは水素、ヒドロキシル、ホルミル、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、イソプロピル、メトキシ、シクロプロピル、モノフルオロメチル、モノフルオロエチル、ジフルオロメチル、ジクロロメチル、トリフルオロメチル、ジフルオロクロロメチル、トリクロロメチル、−CHFCH又はジフルオロメトキシを示す。
【0097】
10格別に好ましくは水素、ヒドロキシル、ホルミル、塩素、メチル、エチル、メトキシ、シクロプロピル、モノフルオロメチル、ジフルオロメチル、ジクロロメチル、トリフルオロメチル、−CHFCH又はジフルオロメトキシを示す。
【0098】
11好ましくは水素、塩素、臭素、ヨウ素、メチル、エチル、メトキシ、エトキシ、メチルチオ、エチルチオ、1〜5個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC−C−ハロアルキルを示す。
【0099】
11特に好ましくは水素、塩素、臭素、ヨウ素、メチル又は−CHFCHを示す。
【0100】
11特別に好ましくは水素、塩素、メチル又は−CHFCHを示す。
【0101】
12好ましくは水素、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、1〜5個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC−C−ハロアルキル、ヒドロキシメチル、ヒドロキシエチル、シクロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシル又はフェニルを示す。
【0102】
12特に好ましくは水素、メチル、エチル、イソプロピル、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル、ヒドロキシメチル、ヒドロキシエチル又はフェニルを示す。
【0103】
12特別に好ましくは水素、メチル、トリフルオロメチル又はフェニルを示す。
【0104】
12格別に好ましくはメチルを示す。
【0105】
13及びR14は互いに独立して好ましくは水素、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル又は1〜5個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC−C−ハロアルキルを示す。
【0106】
13及びR14は互いに独立して特に好ましくは水素、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、ジフルオロクロロメチル又はトリクロロメチルを示す。
【0107】
13及びR14は互いに独立して特別に好ましくは水素、フッ素、塩素、臭素又はメチルを示す。
【0108】
13及びR14格別に好ましくはそれぞれ水素を示す。
【0109】
15好ましくはフッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ、メチル、エチル、それぞれの場合に1〜5個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC−C−ハロアルキル又はC−C−ハロアルコキシを示す。
【0110】
15特に好ましくはフッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ、メチル、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、ジフルオロクロロメトキシ又はトリクロロメトキシを示す。
【0111】
15特別に好ましくはフッ素、塩素、臭素、ヨウ素、メチル、トリフルオロメチル又はトリフルオロメトキシを示す。
【0112】
15格別に好ましくは塩素又はメチルを示す。
【0113】
16及びR17は互いに独立して好ましくは水素、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル又は1〜5個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC−C−ハロアルキルを示す。
【0114】
16及びR17は互いに独立して特に好ましくは水素、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、ジフルオロクロロメチル又はトリクロロメチルを示す。
【0115】
16及びR17は互いに独立して特別に好ましくは水素、フッ素、塩素、臭素又はメチルを示す。
【0116】
16及びR17格別に好ましくはそれぞれ水素を示す。
【0117】
18好ましくは水素、メチル、エチル又は1〜5個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC−C−ハロアルキルを示す。
【0118】
18特に好ましくは水素、メチル又はトリフルオロメチルを示す。
【0119】
18特別に好ましくはメチルを示す。
【0120】
19好ましくはフッ素、塩素、臭素、ヨウ素、ヒドロキシル、シアノ、C−C−アルキル、メトキシ、エトキシ、メチルチオ、エチルチオ、ジフルオロメチルチオ、トリフルオロメチルチオ、それぞれの場合に1〜5個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC−C−ハロアルキル又はC−C−ハロアルコキシを示す。
【0121】
19特に好ましくはフッ素、塩素、臭素、ヨウ素、ヒドロキシル、シアノ、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル、ジフルオロクロロメチル、トリクロロメチル、メトキシ、エトキシ、メチルチオ、エチルチオ、ジフルオロメチルチオ、トリフルオロメチルチオ、トリフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、ジフルオロクロロメトキシ又はトリクロロメトキシを示す。
【0122】
19特別に好ましくはフッ素、塩素、臭素、ヨウ素、ヒドロキシル、メチル、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル又はトリクロロメチルを示す。
【0123】
20好ましくは水素、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ、C−C−アルキル、メトキシ、エトキシ、メチルチオ、エチルチオ、それぞれの場合に1〜5個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC−C−ハロアルキル又はC−C−ハロアルコキシ、C−C−アルキルスルフィニル又はC−C−アルキルスルホニルを示す。
【0124】
20特に好ましくは水素、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル、ジフルオロクロロメチル、トリクロロメチル、メトキシ、エトキシ、メチルチオ、エチルチオ、トリフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、ジフルオロクロロメトキシ、トリクロロメトキシ、メチルスルフィニル又はメチルスルホニルを示す。
【0125】
20特別に好ましくは水素、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル、トリクロロメチル、メチルスルフィニル又はメチルスルホニルを示す。
【0126】
20格別に好ましくは水素又はトリフルオロメチルを示す。
【0127】
21好ましくはメチル、エチル又は1〜5個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC−C−ハロアルキルを示す。
【0128】
21特に好ましくはメチル、エチル、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル、ジフルオロクロロメチル又はトリクロロメチルを示す。
【0129】
21特別に好ましくはメチル、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル又はトリクロロメチルを示す。
【0130】
22好ましくはメチル、エチル、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル、ジフルオロクロロメチル又はトリクロロメチルを示す。
【0131】
22特に好ましくはメチル、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル又はトリクロロメチルを示す。
【0132】
23及びR24は互いに独立して好ましくは水素、フッ素、塩素、臭素、アミノ、メチル、エチル又は1〜5個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC−C−ハロアルキルを示す。
【0133】
23及びR24は互いに独立して特に好ましくは水素、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル、ジフルオロクロロメチル又はトリクロロメチルを示す。
【0134】
23及びR24は互いに独立して特別に好ましくは水素、フッ素、塩素、臭素又はメ
チルを示す。
【0135】
23及びR24格別に好ましくはそれぞれ水素を示す。
【0136】
25好ましくは水素、メチル、エチル又は1〜5個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC−C−ハロアルキルを示す。
【0137】
25特に好ましくは水素、メチル、エチル、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル、ジフルオロクロロメチル又はトリクロロメチルを示す。
【0138】
25特別に好ましくは水素、メチル、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル又はトリクロロメチルを示す。
【0139】
25格別に好ましくはメチル又はトリフルオロメチルを示す。
【0140】
26及びR27は互いに独立して好ましくは水素、フッ素、塩素、臭素、アミノ、ニトロ、メチル、エチル又は1〜5個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC−C−ハロアルキルを示す。
【0141】
26及びR27は互いに独立して特に好ましくは水素、フッ素、塩素、臭素、ニトロ、メチル、エチル、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル、ジフルオロクロロメチル又はトリクロロメチルを示す。
【0142】
26及びR27は互いに独立して特別に好ましくは水素、フッ素、塩素、臭素又はメチルを示す。
【0143】
26及びR27格別に好ましくはそれぞれ水素を示す。
【0144】
28好ましくはフッ素、塩素、臭素、メチル、エチル又は1〜5個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC−C−ハロアルキルを示す。
【0145】
28特に好ましくはフッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル、ジフルオロクロロメチル又はトリクロロメチルを示す。
【0146】
28特別に好ましくはフッ素、塩素、臭素、メチル、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル又はトリクロロメチルを示す。
【0147】
28格別に好ましくはメチルを示す。
【0148】
29好ましくは水素、フッ素、塩素、臭素、アミノ、C−C−アルキルアミノ、ジ(C−C−アルキル)アミノ、シアノ、メチル、エチル又は1〜5個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC−C−ハロアルキルを示す。
【0149】
29特に好ましくは水素、フッ素、塩素、臭素、アミノ、メチルアミノ、ジメチルアミノ、シアノ、メチル、エチル、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル、ジフルオロクロロメチル又はトリクロロメチルを示す。
【0150】
29特別に好ましくは水素、フッ素、塩素、臭素、アミノ、メチルアミノ、ジメチルアミノ、メチル、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル又はトリクロロメチルを示す。
【0151】
29格別に好ましくは水素、塩素、アミノ、メチルアミノ、ジメチルアミノ、メチル又はトリフルオロメチルを示す。
【0152】
30好ましくはフッ素、塩素、臭素、ヒドロキシル、メチル、エチル、メトキシ、エトキシ、シクロプロピル、1〜5個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC−C−ハロアルキル又はC−C−ハロアルコキシを示す。
【0153】
30特に好ましくはフッ素、塩素、臭素、ヒドロキシル、メチル、エチル、メトキシ、エトキシ、シクロプロピル、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル、ジフルオロクロロメチル又はトリクロロメチルを示す。
【0154】
30特別に好ましくはフッ素、塩素、臭素、ヒドロキシル、メチル、メトキシ、シクロプロピル、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル又はトリクロロメチルを示す。
【0155】
31好ましくは水素、フッ素、塩素、臭素、アミノ、C−C−アルキルアミノ、ジ(C−C−アルキル)アミノ、シアノ、メチル、エチル又は1〜5個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC−C−ハロアルキルを示す。
【0156】
31特に好ましくは水素、フッ素、塩素、臭素、アミノ、メチルアミノ、ジメチルアミノ、シアノ、メチル、エチル、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル、ジフルオロクロロメチル又はトリクロロメチルを示す。
【0157】
31特別に好ましくは水素、フッ素、塩素、臭素、アミノ、メチルアミノ、ジメチルアミノ、メチル、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル又はトリクロロメチルを示す。
【0158】
31格別に好ましくはアミノ、メチルアミノ、ジメチルアミノ、メチル又はトリフルオロメチルを示す。
【0159】
32好ましくはフッ素、塩素、臭素、メチル、エチル又は1〜5個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC−C−ハロアルキルを示す。
【0160】
32特に好ましくはフッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル、ジフルオロクロロメチル又はトリクロロメチルを示す。
【0161】
32特別に好ましくはフッ素、塩素、臭素、メチル、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル又はトリクロロメチルを示す。
【0162】
32格別に好ましくはメチル、トリフルオロメチル又はジフルオロメチルを示す。
【0163】
33好ましくは水素、メチル又はエチルを示す。
【0164】
33特に好ましくはメチルを示す。
【0165】
34好ましくはフッ素、塩素、臭素、メチル又はエチルを示す。
【0166】
34特に好ましくはフッ素、塩素又はメチルを示す。
【0167】
35好ましくはメチル、エチル又は1〜5個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC−C−ハロアルキルを示す。
【0168】
35特に好ましくはメチル、エチル、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル、ジフルオロクロロメチル又はトリクロロメチルを示す。
【0169】
35特別に好ましくはメチル、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル又はトリクロロメチルを示す。
【0170】
35格別に好ましくはメチル又はトリフルオロメチルを示す。
【0171】
36好ましくは水素、フッ素、塩素、臭素、、メチル、エチル又は1〜5個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC−C−ハロアルキルを示す。
【0172】
36特に好ましくは水素、フッ素、塩素、臭素、メチル又はトリフルオロメチルを示す。
【0173】
36特別に好ましくは水素又は塩素を示す。
【0174】
37好ましくはフッ素、塩素、臭素、ヨウ素、ヒドロキシル、C−C−アルキル、メトキシ、エトキシ、メチルチオ、エチルチオ、ジフルオロメチルチオ、トリフルオロメチルチオ、それぞれの場合に1〜5個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC−C−ハロアルキル又はC−C−ハロアルコキシを示す。
【0175】
37特に好ましくはフッ素、塩素、臭素、ヨウ素、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル、ジフルオロクロロメチル、トリクロロメチルを示す。
【0176】
37特別に好ましくはフッ素、塩素、臭素、ヨウ素、メチル、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル又はトリクロロメチルを示す。
【0177】
38好ましくは水素、メチル、エチル、1〜5個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、ヒドロキシメチル、ヒドロキシエチル、メチルスルホニル又はジメチルアミノスルホニルを示す。
【0178】
38特に好ましくは水素、メチル、エチル、トリフルオロメチル、メトキシメチル、エトキシメチル、ヒドロキシメチル又はヒドロキシエチルを示す。
【0179】
38特別に好ましくはメチル又はメトキシメチルを示す。
【0180】
39好ましくは水素、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル又は1〜5個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC−C−ハロアルキルを示す。
【0181】
39特に好ましくは水素、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル又はトリクロロメチルを示す。
【0182】
39特別に好ましくは水素又はメチルを示す。
【0183】
40好ましくは水素、フッ素、塩素、臭素、シアノ、メチル、エチル、イソプロピ
ル又は1〜5個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC−C−ハロアルキルを示す。
【0184】
40特に好ましくは水素、フッ素、塩素、臭素、シアノ、メチル、エチル、イソプロピル、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル、ジフルオロクロロメチル又はトリクロロメチルを示す。
【0185】
40特別に好ましくは水素、フッ素、メチル又はトリフルオロメチルを示す。
【0186】
41好ましくは水素、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル又は1〜5個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC−C−ハロアルキルを示す。
【0187】
41特に好ましくは水素、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、メチル又はトリフルオロメチルを示す。
【0188】
41特別に好ましくは水素又はトリフルオロメチルを示す。
【0189】
42好ましくはメチル、エチル、n−プロピル又はイソプロピルを示す。
【0190】
42特に好ましくはメチル又はエチルを示す。
【0191】
LがL−1を示し、ここでRが上記で示した一般的な意味を有する式(I)の化合物が強調される。
【0192】
LがL−1を示し、ここでRが上記で示した好ましい意味を有する式(I)の化合物が強調される。
【0193】
LがL−1を示し、ここでRが上記で示した特に好ましい意味を有する式(I)の化合物が強調される。
【0194】
LがL−1を示し、ここでRが上記で示した特別に好ましい意味を有する式(I)の化合物が強調される。
【0195】
LがL−1を示し、ここでRが上記で示した格別に好ましい意味を有する式(I)の化合物が強調される。
【0196】
LがL−2を示す式(I)の化合物が強調される。
【0197】
が水素を示す式(I)の化合物が強調される。
【0198】
がホルミルを示す式(I)の化合物が強調される。
【0199】
が−C(=O)C(=O)Rを示し、ここでRは上記で定義された通りである式(I)の化合物がさらに強調される。
【0200】
AがA1を示す式(I)の化合物が強調される。
【0201】
飽和もしくは不飽和炭化水素基、例えばアルキル又はアルケニルは、それぞれの場合に、例えばアルコキシにおけるようにヘテロ原子と組み合わされた場合を含んで、直鎖又はこれが可能な限り分枝鎖であることができる。
【0202】
場合により置換されていることができる基はモノ−もしくはポリ置換されていることができ、ここでポリ置換の場合、置換基は同一又は異なることができる。
【0203】
ハロゲン−置換された基、例えばハロアルキルはモノ−もしくはポリハロゲン化されている。ポリハロゲン化の場合、ハロゲン原子は同一又は異なることができる。ここでハロゲンはフッ素、塩素、臭素及びヨウ素、特にフッ素、塩素及び臭素を示す。
【0204】
しかしながら、上記で示した一般的な、又は好ましい基の定義又は例示は、所望通り互いと、すなわちそれぞれの範囲と好ましい範囲の間で組み合わせることもできる。定義は最終的生成物ならびに対応して前駆体及び中間体の両方に適用される。
【0205】
上記の定義を所望通りに互いと組み合わせることができる。さらに、個々の定義は適用され得ない(individual definitions may not apply)。
【0206】
好ましい、特に好ましい及び特別に好ましいとして挙げられた置換基を有する式(I)の化合物は、それぞれ好ましいか、特に好ましいか、又は特別に好ましい。
式(I)のヘキシルカルボキシアニリド及び中間体の製造のための本発明に従う方法の記述
方法(a)
3−ジクロロメチル−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボニルクロリド及び[2−(1,3,3−トリメチルブチル)−フェニル]アミンを出発材料として用い、本発
明に従う方法(a)を以下の式図により示すことができる:
【0207】
【化23】

【0208】
式(II)は、本発明に従う方法(a)を行なうために出発材料として必要なカルボン酸誘導体の一般的定義を与える。この式(II)において、Aは好ましくは、特に、本発明に従う式(I)の化合物の記述と関連してAのためにそれぞれ好ましい、特に好ましい及び特別に好ましいとしてすでに挙げられた意味を有する。Xは好ましくは塩素、臭素又はヒドロキシルを示す。
【0209】
式(II)のカルボン酸誘導体のほとんどは既知であり、及び/又は既知の方法により製造することができる(国際公開第93/11117号パンフレット、欧州特許出願公開第0 545 099号明細書、欧州特許出願公開第0 589 301号明細書及び欧州特許出願公開第0 589 313号明細書を参照されたい)。
【0210】
式(II−a)
【0211】
【化24】

【0212】
[式中、
12は上記で定義された通りであり、
はハロゲン又はヒドロキシルを示す]
の3−ジクロロメチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸誘導体は、第1段階に式(V)
【0213】
【化25】

【0214】
[式中、
43はC−C−アルキル、好ましくはメチル、エチル、n−、イソプロピル、n−、sec−、tert−ブチルを示し、
44及びR45はそれぞれメチル又はエチルを示すか、あるいは
44及びR45は一緒になって、−(CH−又は−CH−C(CH−CH−を示す]
のケトアセタールを式(VI)
HC−(OR46 (VI)
[式中、
46はC−C−アルキル、好ましくはメチル、エチル、n−、イソプロピル、n−、sec−、tert−ブチルを示す]
のオルトギ酸アルキルと、無水物(例えば無水酢酸)の存在下で反応させ、
得られる式(VII)
【0215】
【化26】

【0216】
[式中、R43、R44、R45及びR46は上記で定義された通りである]
の化合物を第2段階で、式(VIII)
12−NH−NH (VIII)
[式中、R12は上記で定義された通りである]
のヒドラジン誘導体と、希釈剤(例えばメタノール)の存在下で反応させ、
得られる式(IX)
【0217】
【化27】

【0218】
[式中、R12、R43、R44及びR45は上記で定義された通りである]
のピラゾール誘導体を第3段階で、酸(例えば塩酸)の存在下、且つ希釈剤(例えばジオキサン)の存在下で反応させ、
得られる式(X)
【0219】
【化28】

【0220】
[式中、R12及びR43は上記で定義された通りである]
の3−ホルミル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エステルを
a)第4段階で、塩基(例えば水酸化リチウム)の存在下、且つ希釈剤(例えばテトラヒドロフラン)の存在下で加水分解し、
得られる式(XI)
【0221】
【化29】

【0222】
[式中、R12は上記で定義された通りである]
の3−ホルミル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸を次いで塩素化剤(例えば五塩化リン)と、希釈剤(例えばジクロロメタン)の存在下で反応させるか、
あるいは
b)第4段階で、塩素化剤(例えば五塩化リン)と、希釈剤(例えばジクロロメタン)の存在下で反応させ、
得られる式(XII)
【0223】
【化30】

【0224】
[式中、R12及びR43は上記で定義された通りである]
の3−ジクロロメチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エステルを次いで塩基(例えば水酸化リチウム)の存在下、且つ希釈剤(例えばテトラヒドロフラン)の存在下で加水分解する
と得ることができる。
【0225】
式(III)は、本発明に従う方法(a)を行なうために出発材料としてさらに必要なアニリン誘導体の一般的定義を与える。この式(III)において、L、R及びRは好ましくは、特に好ましくは、そして特別に好ましくは、本発明に従う式(I)の化合物の記述と関連してこれらの基のために好ましい、特に好ましい及び特別に好ましいとしてすでに挙げられた意味を有する。
【0226】
LがL−1を示す式(III)のアニリン誘導体のいくつかは新規である。LがL−1を示す式(III)のアニリン誘導体は、
c)第1段階で、式(XIII)
【0227】
【化31】

【0228】
[式中、R及びRは上記で定義された通りである]
のアニリン誘導体を式(XIV)
【0229】
【化32】

【0230】
[式中、Rは上記で定義された通りである]
のアルケンと、触媒の存在下に、適宜塩基の存在下に、且つ適宜希釈剤の存在下で反応させ、
得られる式(XV)
【0231】
【化33】

【0232】
[式中、R、R及びRは上記で定義された通りである]
のアルケンアニリンを、第2段階で適宜希釈剤の存在下、且つ適宜触媒の存在下で水素化する
ことにより製造することができる。
【0233】
式(XIII)は、本発明に従う方法(c)を行なうために出発材料として必要なアニリン誘導体の一般的定義を与える。この式(XIII)において、R及びRは好ましくは、特に好ましくは、そして特別に好ましくは、本発明に従う式(I)の化合物の記述と関連してこれらの基のために好ましい、特に好ましい及び特別に好ましいとしてすでに挙げられた意味を有する。
【0234】
式(XIII)のアニリン誘導体は既知であるか、又は既知の方法により得ることができる。Rが水素を示さない式(XIII)のアニリン誘導体は、式(XIII−a)
【0235】
【化34】

【0236】
[式中、Rは上記で定義された通りである]
のアニリンを式(IV)
1−A−X (IV)
[式中、R1−A及びXは上記で定義された通りである]
のハライドと、塩基の存在下、且つ希釈剤の存在下で反応させる
ことにより得ることができる。[対応して方法(b)の反応条件が適用される。]
式(XIV)は、本発明に従う方法(c)を行なうために出発材料としてさらに必要なアルケンの一般的定義を与える。この式(XIV)において、Rは好ましくは、特に好ましくは、そして特別に好ましくは、本発明に従う式(I)の化合物の記述と関連してこの基のために好ましい、特に好ましい及び特別に好ましいとしてすでに挙げられた意味を有する。
【0237】
式(XIV)のアルケンは既知であるか、又は既知の方法により得ることができる。
【0238】
式(XV)は、本発明に従う方法(c)を行なう場合に得られる中間体であるアルケンアニリンの一般的定義を与える。この式(XV)において、R、R及びRは好ましくは、特に好ましくは、そして特別に好ましくは、本発明に従う式(I)の化合物の記述と関連してこれらの基のために好ましい、特に好ましい及び特別に好ましいとしてすでに挙げられた意味を有する。
【0239】
式(XV)のアルケンアニリンのいくつかは既知である。
【0240】
本発明に従う方法(c)を種々の変形において行なうことができる。かくして最初に式(XIII−a)のアニリンを式(XIV)のアルケンと反応させ、対応する式(III−a)
【0241】
【化35】

【0242】
[式中、R及びRは上記で定義された通りである]
のアニリン誘導体を与え、それを次いで適宜式(IV)
1−A−X (IV)
[式中、R1−A及びXは上記で定義された通りである]
のハライドと、塩基の存在下、且つ希釈剤の存在下で反応させ、対応する式(III)のアニリン誘導体を与えることができる。[対応して方法(b)の反応条件が適用される。]
しかしながら、式(XV)のアルケンアニリンの段階に式(IV)のハライドとの反応を行い、後に水素化することも可能である。
【0243】
式(III−b)
【0244】
【化36】

【0245】
[式中、
a)R1−Bは水素を示し、そして
3−Bはハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキルを示すか、あるいは
b)R1−BはC−C−アルキル、C−C−アルキルスルフィニル、C−C−アルキルスルホニル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル;それぞれの場合に1〜9個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルキルチオ、C−C−ハロアルキルスルフィニル、C−C−ハロアルキルスルホニル、ハロ−C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−ハロシクロアルキル;ホルミル、ホルミル−C−C−アルキル、(C−C−アルキル)カルボニル−C−C−アルキル、(C−C−アルコキシ)カルボニル−C−C−アルキル;それぞれの場合に1〜13個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するハロ−(C−C−アルキル)カルボニル−C−C−アルキル、ハロ−(C−C−アルコキシ)カルボニル−C−C−アルキル;(C−C−アルキル)カルボニル、(C−C−アルコキシ)カルボニル、(C−C−アルコキシ−C−C−アルキル)カルボニル、(C−C−シクロアルキル)カルボニル;それぞれの場合に1〜9個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有する(C−C−ハロアルキル)カルボニル、(C−C−ハロアルコキシ)カルボニル、(ハロ−C−C−アルコキシ−C−C−アルキル)カルボニル、(C−C−ハロシクロアルキル)カルボニル;あるいは−C(=O)C(=O)R、−CONR又は−CHNRを示し、そして
3−Bは水素、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキルを示し、
、R、R、R、R及びRはそれぞれ上記で定義された通りである]
のアニリン誘導体は新規であり、やはり本出願の主題の一部を構成する。
【0246】
及びRの好ましい、特に好ましい、及び特別に好ましい意味が対応してR1−B及びR3−Bに適用され、ここでa)の場合、R1−Bは常に水素を示し、R3−Bは水素、メチル又はエチルを示さず、b)の場合、R1−Bは水素を示さない。R、R、R、R、R及びRの好ましい、特に好ましい、及び特別に好ましい意味は新規な式(III−b)の化合物にも適用される。
【0247】
及びRがそれぞれ水素を示し、Rがフッ素、塩素、メチル、エチル、トリフルオロメチル又はペンタフルオロエチルを示す式(III−b)の化合物が強調される。
【0248】
LがL−2、L−3又はL−4を示す式(III)のアニリン誘導体は既知であり、及び/又は既知の方法により得ることができる(例えば欧州特許出願公開第1 036 793号明細書及び欧州特許出願公開第0 737 682号明細書を参照されたい)。
【0249】
LがL−2、L−3又はL−4を示し、Rが水素を示さない式(III)のアニリン誘導体は、式(III−c)
【0250】
【化37】

【0251】
[式中、
はL−2、L−3又はL−4を示し、
L−2、L−3、L−4及びRは上記で定義された通りである]
のアニリンを式(IV)
1−A−X (IV)
[式中、R1−A及びXは上記で定義された通りである]
のハライドと、塩基の存在下、且つ希釈剤の存在下で反応させることにより、得ることができる。[対応して方法(b)の反応条件が適用される。]
方法(b)
1,3,5−トリメチル−N−[2−(1,3,3−トリメチルブチル)フェニル]−1H−ピラゾール−4−カルボキシアミド及びクロロ(オキソ)酢酸エチルを出発材料として用い、本発明に従う方法(b)の経路を下記の式図により示すことができる:
【0252】
【化38】

【0253】
式(I−a)は、本発明に従う方法(b)を行なうために出発材料として必要なヘキシルカルボキシアニリドの一般的定義を与える。この式(I−a)において、R、R及びAは好ましくは、特に好ましくは、そして特別に好ましくは、本発明に従う式(I)の化合物の記述と関連してこれらの基のためにそれぞれ好ましい、特に好ましい及び特別に好ましいとしてすでに挙げられた意味を有する。
【0254】
式(I−a)のヘキシルカルボキシアニリドも本発明に従う化合物であり、本出願の主題の一部を構成する。それらは、本発明に従う方法(a)により得ることができる(ここでR=水素である)。
【0255】
式(IV)は本発明に従う方法(b)を行なうためにさらに必要なハライドの一般的定義を与える。
【0256】
1−A好ましくは−C−アルキル、C−C−アルキルスルフィニル、C
−C−アルキルスルホニル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル;それぞれの場合に1〜9個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルキルチオ、C−C−ハロアルキルスルフィニル、C−C−ハロアルキルスルホニル、ハロ−C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−ハロシクロアルキル;ホルミル、ホルミル−C−C−アルキル、(C−C−アルキル)カルボニル−C−C−アルキル、(C−C−アルコキシ)カルボニル−C−C−アルキル;それぞれの場合に1〜13個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するハロ−(C−C−アルキル)カルボニル−C−C−アルキル、ハロ−(C−C−アルコキシ)カルボニル−C−C−アルキル;(C−C−アルキル)カルボニル、(C−C−アルコキシ)カルボニル、(C−C−アルコキシ−C−C−アルキル)カルボニル、(C−C−シクロアルキル)カルボニル;それぞれの場合に1〜9個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有する(C−C−ハロアルキル)カルボニル、(C−C−ハロアルコキシ)カルボニル、(ハロ−C−C−アルコキシ−C−C−アルキル)カルボニル、(C−C−ハロシクロアルキル)カルボニル;あるいは−C(=O)C(=O)R、−CONR又は−CHNRを示す。
【0257】
1−A特に好ましくはメチル、エチル、n−もしくはイソプロピル、n−、イソ−、sec−もしくはtert−ブチル、ペンチル又はヘキシル、メチルスルフィニル、エチルスルフィニル、n−もしくはイソプロピルスルフィニル、n−、イソ−、sec−もしくはtert−ブチルスルフィニル、メチルスルホニル、エチルスルホニル、n−もしくはイソプロピルスルホニル、n−、イソ−、sec−もしくはtert−ブチルスルホニル、メトキシメチル、メトキシエチル、エトキシメチル、エトキシエチル、シクロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシル、トリフルオロメチル、トリクロロメチル、トリフルオロエチル、ジフルオロメチルチオ、ジフルオロクロロメチルチオ、トリフルオロメチルチオ、トリフルオロメチルスルフィニル、トリフルオロメチルスルホニル、トリフルオロメトキシメチル;ホルミル、−CH−CHO、−(CH−CHO、−CH−CO−CH、−CH−CO−CHCH、−CH−CO−CH(CH、−(CH−CO−CH、−(CH−CO−CHCH、−(CH−CO−CH(CH、−CH−COCH、−CH−COCHCH、−CH−COCH(CH、−(CH−COCH、−(CH−COCHCH、−(CH−COCH(CH、−CH−CO−CF、−CH−CO−CCl、−CH−CO−CHCF、−CH−CO−CHCCl、−(CH−CO−CHCF、−(CH−CO−CHCCl、−CH−COCHCF、−CH−COCFCF、−CH−COCHCCl、−CH−COCClCCl、−(CH−COCHCF、−(CH−COCFCF、−(CH−COCHCCl、−(CH−COCClCCl
メチルカルボニル、エチルカルボニル、n−プロピルカルボニル、イソプロピルカルボニル、tert−ブチルカルボニル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、tert−ブトキシカルボニル、シクロプロピルカルボニル;トリフルオロメチルカルボニル、トリフルオロメトキシカルボニルあるいは−C(=O)C(=O)R、−CONR又は−CHNRを示す。
【0258】
1−A特別に好ましくはメチル、メトキシメチル、ホルミル、−CH−CHO、−(CH−CHO、−CH−CO−CH、−CH−CO−CHCH、−CH−CO−CH(CH、−C(=O)CHO、−C(=O)C(=O)CH、−C(=O)C(=O)CHOCH、−C(=O)COCH、−C(=O)COCHCHを示す。
【0259】
好ましくは塩素又は臭素を示す。
【0260】
式(IV)のハライドは既知である。
反応条件
本発明に従う方法(a)を行なうために適した希釈剤は、すべての不活性有機溶媒である。これらには好ましくは脂肪族、脂環式又は芳香族の炭化水素、例えば石油エーテル、ヘキサン、ヘプタン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレン又はデカリン;ハロゲン化炭化水素、例えばクロロベンゼン、ジクロロベンゼン、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン又はトリクロロエタン;エーテル類、例えばジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、メチルt−ブチルエーテル、メチルtert−アミルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、1,2−ジメトキシエタン、1,2−ジエトキシエタン又はアニソールあるいはアミド類、例えばN,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルホルムアニリド、N−メチルピロリドン又はヘキサメチルリン酸トリアミドが含まれる。
【0261】
本発明に従う方法(a)は、適宜適した酸受容体の存在下で行われる。適した酸受容体はすべての通常の無機又は有機塩基である。これらには、好ましくはアルカリ土類金属もしくはアルカリ金属水素化物、水酸化物、アミド類、アルコキシド類、酢酸塩、炭酸塩もしくは重炭酸塩、例えば水素化ナトリウム、ナトリウムアミド、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムtert−ブトキシド、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化アンモニウム、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、酢酸カルシウム、酢酸アンモニウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、重炭酸カリウム、重炭酸ナトリウム又は炭酸アンモニウム、ならびにまた第3級アミン類、例えばトリメチルアミン、トリエチルアミン、トリブチルアミン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジメチルベンジルアミン、ピリジン、N−メチルピペリジン、N−メチルモルホリン、N,N−ジメチルアミノピリジン、ジアザビシクロオクタン(DABCO)、ジアザビシクロノネン(DBN)又はジアザビシクロウンデセン(DBU)が含まれる。
【0262】
本発明に従う方法(a)は適宜、適した縮合剤の存在下で行なわれる。適した縮合剤は、そのようなアミド化反応のために通常用いられるすべての縮合剤である。酸ハライド生成物質、例えばホスゲン、三臭化リン、三塩化リン、五塩化リン、オキシ塩化リン又は塩化チオニル;無水物生成物質、例えばクロロギ酸エチル、クロロギ酸メチル、クロロギ酸イソプロピル、クロロギ酸イソブチル又は塩化メタンスルホニル;カルボジイミド類、例えばN,N’−ジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)又は他の通常の縮合剤、例えば五酸化リン、ポリリン酸、N,N’−カルボニルジイミダゾール、2−エトキシ−N−エトキシカルボニル−1,2−ジヒドロキノリン(EEDQ)、トリフェニルホスフィン/四塩化炭素又はブロモトリピロリジノホスホニウムヘキサフルオロホスフェートを例として挙げることができる。
【0263】
方法(a)は適宜触媒の存在下で行なわれる。挙げることができる例は4−ジメチルアミノピリジン、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール又はジメチルホルムアミドである。
【0264】
本発明に従う方法(a)を行なう場合、比較的広い範囲内で反応温度を変えることができる。一般に方法は0℃〜150℃の温度、好ましくは0℃〜80℃の温度で行なわれる。
【0265】
式(I)の化合物の製造のための本発明に従う方法(a)を行なうために、一般に式(II)のカルボン酸誘導体のモル当たりに0.2〜5モル、好ましくは0.5〜2モルの式(III)のアニリン誘導体が用いられる。
【0266】
本発明に従う方法(b)を行なうために適した希釈剤は、すべての不活性有機溶媒である。これらには好ましくは脂肪族、脂環式又は芳香族の炭化水素、例えば石油エーテル、ヘキサン、ヘプタン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレン又はデカリン;ハロゲン化炭化水素、例えばクロロベンゼン、ジクロロベンゼン、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン又はトリクロロエタン;エーテル類、例えばジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、メチルt−ブチルエーテル、メチルtert−アミルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、1,2−ジメトキシエタン、1,2−ジエトキシエタン又はアニソールあるいはアミド類、例えばN,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルホルムアニリド、N−メチルピロリドン又はヘキサメチルリン酸トリアミドが含まれる。
【0267】
本発明に従う方法(b)は、塩基の存在下で行われる。適した塩基はすべての通常の無機又は有機塩基である。これらには、好ましくはアルカリ土類金属もしくはアルカリ金属水素化物、水酸化物、アミド類、アルコキシド類、酢酸塩、炭酸塩もしくは重炭酸塩、例えば水素化ナトリウム、ナトリウムアミド、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムtert−ブトキシド、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化アンモニウム、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、酢酸カルシウム、酢酸アンモニウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、重炭酸カリウム、重炭酸ナトリウム又は炭酸セシウム、ならびにまた第3級アミン類、例えばトリメチルアミン、トリエチルアミン、トリブチルアミン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジメチルベンジルアミン、ピリジン、N−メチルピペリジン、N−メチルモルホリン、N,N−ジメチルアミノピリジン、ジアザビシクロオクタン(DABCO)、ジアザビシクロノネン(DBN)又はジアザビシクロウンデセン(DBU)が含まれる。
【0268】
本発明に従う方法(b)を行なう場合、比較的広い範囲内で反応温度を変えることができる。一般に方法は0℃〜150℃の温度、好ましくは20℃〜110℃の温度で行なわれる。
【0269】
式(I)の化合物の製造のための本発明に従う方法(b)を行なうために、一般に式(I−a)のヘキシルカルボキシアニリドのモル当たりに0.2〜5モル、好ましくは0.5〜2モルの式(IV)のハライドが用いられる。
【0270】
本発明に従う方法(c)の第1段階を行なうために適した希釈剤は、すべての不活性有機溶媒である。これらには、好ましくはニトリル類、例えばアセトニトリル、プロピオニトリル、n−もしくはi−ブチロニトリル又はベンゾニトリルあるいはアミド類、例えばN,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルホルムアニリド、N−メチルピロリドン又はヘキサメチルリン酸トリアミドが含まれる。
【0271】
本発明に従う方法(c)の第1段階は、適宜適した酸受容体の存在下で行われる。適した酸受容体はすべての通常の無機又は有機塩基である。これらには、好ましくはアルカリ土類金属もしくはアルカリ金属水素化物、水酸化物、アミド類、アルコキシド類、酢酸塩、炭酸塩もしくは重炭酸塩、例えば水素化ナトリウム、ナトリウムアミド、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムtert−ブトキシド、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化アンモニウム、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、酢酸カルシウム、酢酸アンモニウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、重炭酸カリウム、重炭酸ナトリウム又は炭酸アンモニウム、ならびにまた第3級アミン類、例えばトリメチルアミン、トリエチルアミン、トリブチルアミン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジメチルベンジルアミン、ピリジン、N−メチルピペリジン、N−メチルモルホリン、N,N−ジメチルアミノピリジン、ジアザビシクロオクタン(DABCO)、ジアザビシクロノネン(DBN)又はジアザビシクロウンデセン(DBU)が含まれる。
【0272】
本発明に従う方法(c)の第1段階は、1種もしくはそれより多い触媒の存在下で行なわれる。
【0273】
これらは特にパラジウム塩又は錯体である。この目的のために好ましいのは塩化パラジウム、酢酸パラジウム、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム又はビス(トリフェニルホスフィン)パラジウムジクロリドである。パラジウム塩と錯体リガンドを別々に反応に加えることにより、反応混合物中でパラジウム錯体を生成させることも可能である。
【0274】
好ましいリガンドは有機リン化合物である。挙げることができる例は:トリフェニルホスフィン、トリ−o−トリルホスフィン、2,2’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1’−ビナフチル、ジシクロヘキシルホスフィンビフェニル、1,4−ビス(ジフェニルホスフィノ)ブタン、ビスジフェニルホスフィノフェロセン、ジ−(tert−ブチルホスフィノ)ビフェニル、ジ(シクロヘキシルホスフィノ)ビフェニル、2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’−N,N−ジメチルアミノビフェニル、トリシクロヘキシルホスフィン、トリ−tert−ブチルホスフィンである。しかしながら、リガンドを省くこともできる。
【0275】
本発明に従う方法(c)の第1段階はさらに、適宜さらに別の金属塩、例えば銅塩、例えばヨウ化銅(I)の存在下で行なわれる。
【0276】
本発明に従う方法(c)の第1段階を行なう場合、比較的広い範囲内で反応温度を変えることができる。一般に反応は20℃〜180℃の温度、好ましくは50℃〜150℃の温度で行なわれる。
【0277】
式(XV)のアルケンアニリンの製造のための本発明に従う方法(c)の第1段階を行なうために、一般に式(XIII)のアニリン誘導体のモル当たりに1〜5モル、好ましくは1〜3モルの式(XIV)のアルケンが用いられる。
【0278】
本発明に従う方法(c)の第2段階(水素化)を行なうために適した希釈剤は、すべての不活性有機溶媒である。これらには好ましくは脂肪族又は脂環式炭化水素、例えば石油エーテル、ヘキサン、ヘプタン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン又はデカリン;エーテル類、例えばジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、メチルt−ブチルエーテル、メチルt−アミルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、1,2−ジメトキシエタン又は1,2−ジエトキシエタン;あるいはアルコール類、例えばメタノール、エタノール、n−もしくはi−プロパノール、n−、イソ−、sec−もしくはtert−ブタノール、エタンジオール、プロパン−1,2−ジオール、エトキシエタノール、メトキシエタノール、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、それらの水との混合物又は純粋な水が含まれる。
【0279】
本発明に従う方法(c)の第2段階(水素化)は、触媒の存在下で行なわれる。適した触媒は、水素化のために通常用いられるすべての触媒である。挙げることができる例は:ラネイニッケル、適宜例えば活性炭のような担体上のパラジウム又は白金である。
【0280】
触媒と組み合わされた水素の存在下の代わりに、トリエチルシランの存在下で本発明に従う方法(c)の第2段階における水素化を行なうこともできる。
【0281】
本発明に従う方法(c)の第2段階を行なう場合、比較的広い範囲内で反応温度を変えることができる。一般に反応は0℃〜150℃の温度、好ましくは20℃〜100℃の温度で行なわれる。
【0282】
本発明に従う方法(c)の第2段階は、0.5〜200バール、好ましくは2〜50バール、特に好ましくは3〜10バールの水素圧下で行なわれる。
【0283】
他にことわらなければ、本発明に従うすべての方法は、一般に大気圧下で行なわれる。しかしながら、高められた圧力もしくは減圧下−一般に0.1バール〜10バールで操作することもできる。
【0284】
本発明に従う物質は有力な殺微生物活性を有し、作物保護及び材料の保護において、菌・カビ及びバクテリアのような望ましくない微生物の抑制のために用いられ得る。
【0285】
殺菌・殺カビ剤(fungicides)は作物保護においてネコブカビ類(Plasmodiophoromycetes)、卵菌類(Oomycetes)、ツボカビ類(Chytridiomycetes)、接合菌類(Zygomycetes)、子嚢菌類(Ascomycetes)、坦子菌類(Basidiomycetes)及び不完全菌類(Deuteromycetes)の抑制に用いられ得る。
【0286】
殺バクテリア剤(bactericides)は作物保護においてシュードモナス(Pseudomonadaceae)、リゾビウム(Rhizobiaceae)、腸内細菌(Enterobacteriaceae)、コリネバクテリウム(Corynebacteriaceae)及びストレプトミセス(Streptomycetaceae)の抑制に用いられ得る。
【0287】
上記の一般名の下に含まれる菌・カビ性及びバクテリア性の病気を引き起こすいくつかの病原体を、制限としてではなく例として挙げることができる:
キサントモナス(Xanthomonas)種、例えばキサントモナス・カムペスツリス
pv.オリザエ(Xanthomonas campestris pv.oryzae);
シュードモナス(Pseudomonas)種、例えばシュードモナス・シリンガエ pv.ラクリマンス(Paeudomonas syringae pv.lachrym
ans);
エルウィニア(Erwinia)種、例えばエルウィニア・アミロボラ(Erwinia
amylovora);
ピチウム(Pythium)種、例えばピチウム・ウルチマム(Pythium Ultimum);
フィトフトラ(Phytophthora)種、例えばフィトフトラ・インフェスタンス(Phythophthora infestans);
シュードペロノスポラ(Pseudoperonospora)種、例えばシュードペロノスポラ・ヒュミリ(Pseudoperonospora humili)又はシュードペロノスポラ・クベンシス(Pseudoperonospora cubensis);
プラスモパラ(Plasmopara)種、例えばプラスモパラ・ヴィチコラ(Plasmopara viticola);
ブレミア(Bremia)種、例えばブレミア・ラクツカエ(Bremia lactucae);
ペロノスポラ(Peronospora)種、例えばペロノスポラ・ピシ(Peronospora pisi)又はP.ブラシカエ(P.brassicae);
エリシフェ(Erysiphe)種、例えばエリシフェ・グラミニス(Erysiphe
graminis);
スファエロテカ(Sphaerotheca)種、例えばスファエロテカ・フリギネア(Sphaerotheca fuliginea);
ポドスファエラ(Podosphaera)種、例えばポドスファエラ・ロイコトリチャ(Podosphaera leucotricha);
べンチュリア(Venturia)種、例えばベンチュリア・イナエクアリス(Venturia inaequalis);
ピレノフォラ(Pyrenophora)種、例えばピレノフォラ・テレス(Purenophora teres)又はP.グラミネア(P.graminea)
(分生子(Conidia)型:ドレチュスレラ(Drechslera)、Syn:ヘルミントスポリウム(Helminthosporium));
コクリオボルス(Cochliobolus)種、例えばコクリオボルス・サチブス(Cochliobolus sativus)
(分生子型:ドレチュスレラ、Syn:ヘルミントスポリウム);
ウロミセス(Uromyces)種、例えばウロミセス・アペンディクラツス(Uromyces appendiculatus);
プクシニア(Puccinia)種、例えばプクシニア・レコンディタ(Puccinia recondita);
スクレロチニア(Sclerotinia)種、例えばスクレロチニア・スクレロチオルム(Sclerotinia sclerotiorum);
チレチア(Tilletia)種、例えばチレチア・カリエス(Tilletia caries);
ウスチラゴ(Ustilago)種、例えばウスチラゴ・ヌダ(Ustilago nuda)又はウスチラゴ・アヴェナエ(Ustilago avenae);
ペリクラリア(Pellicularia)種、例えばペリクラリア・ササキイ(Pellicularia sasakii);
ピリクラリア(Pyricularia)種、例えばピリクラリア・オリザエ(Pyricularia oryzae);
フサリウム(Fusarium)種、例えばフサリウム・クルモルム(Fusarium
culmorum);
ハイイロカビ(Botrytis)種、例えばボツリチス・シネレア(Botrytis
cinerea);
セプトリア(Septoria)種、例えばセプトリア・ノドルム(Septoria nodorum);
レプトスファエリア(Leptosphaeria)種、例えばレプトスファエリア・ノドルム(Leptosphaeria nodorum);
セルコスポラ(Cercospora)種、例えばセルコスポラ・カネセンス(Cercospora canescens);
アルテルナリア(Alternaria)種、例えばアルテルナリア・ブラシカエ(Alternaria brassicae);及び
シュードセルコスポレラ(Pseudocercosporella)種、例えばシュードセルコスポレラ・ヘルポトリコイデス(Pseudocercosporella herpotrichoides)、
リゾクトニア(Rhizoctonia)種、例えばリゾクトニア・ソラニ(Rhizoctonia solani)。
【0288】
本発明に従う活性化合物は、植物における強い活性化作用も示す。従って、それらは、望ましくない微生物による攻撃に対して植物の内部防御を結集する(mobilizing)のに適している。
【0289】
本明細書に関し、植物−活性化(抵抗性−誘導)化合物は、処理された植物がその後に望ましくない微生物を接種された時に、それらがこれらの微生物に対する実質的な抵抗性を示すように、植物の防御システムを刺激することができる物質を意味すると理解されるべきである。
【0290】
本事例で望ましくない微生物は植物病原性菌・カビ、バクテリア及びウイルスを意味すると理解されるべきである。かくして処理から後のある時間内に、上記の病原体による攻撃に対して植物を保護するために、本発明に従う化合物を用いることができる。この保護が達成される期間は一般に、活性化合物を用いる植物の処理から1〜10日、好ましくは1〜7日に及ぶ。
【0291】
植物の病気の抑制に必要な濃度において活性化合物が植物により十分に許容されるという事実は、植物の地上部分、増殖茎及び種子ならびに土壌の処理を可能にする。
【0292】
ここで本発明に従う活性化合物は、穀類の病気の抑制に、例えばプクシニア(Puccinia)種に対して、ならびにブドウ栽培ならびに果実及び野菜の栽培における病気の抑制に、例えばハイイロカビ、ベンチュリア又はアルテルナリア種に対して特に優れた結果を以って用いられ得る。
【0293】
本発明に従う活性化合物は作物の収穫収率を向上させるためにも適している。さらにそれらは低下した毒性を示し、植物により十分に許容される。
【0294】
適宜本発明に従う活性化合物を、ある濃度及び適用率において除草剤として、植物成長の調節のためならびに有害動物の抑制のために用いることもできる。適宜それらを他の活性化合物の合成における中間体又は前駆体として用いることもできる。
【0295】
本発明に従い、植物全体及び植物の一部を処理することができる。本明細書で植物は、望まれている及び望まれていない野生植物もしくは作物植物(天然に存在する作物植物を含む)のようなすべての植物及び植物集団を意味すると理解されるべきである。作物植物は通常の育種及び最適化法により、あるいは生物工学的及び遺伝子工学的方法により、あるいはこれらの方法の組み合わせにより得られ得る植物であることができ、形質転換植物を含み且つ植物育種者の証明書により保護され得るか、又はされ得ない植物品種を含む。植物の一部は植物のすべての地上及び地下部分ならびに器官、例えば苗条、葉、花及び根を意味すると理解されるべきであり、挙げることができる例は葉、針、茎、幹、花、子実体、果実及び種子ならびにまた根、塊茎及び根茎である。植物の一部は収穫された材料ならびに栄養及び有性増殖材料、例えば実生、塊茎、根茎、挿し木及び種子も含む。
【0296】
活性化合物を用いる本発明に従う植物及び植物の一部の処理は直接あるいはそれらの環境、生息地又は保存領域への作用により、通常の処理法に従って、例えば浸漬、スプレー噴霧、蒸発、噴霧、散布、はけ塗り及び増殖材料の場合、特に種子の場合にはさらに単−もしくは多層コーティングによって行われる。
【0297】
材料の保護において、本発明に従う化合物を望ましくない微生物への感染及びそれによる破壊に対して工業材料を保護するために用いることができる。
【0298】
本明細書に関して工業材料は、工業において用いるために準備された非−生物材料を意味すると理解される。例えば微生物による変化又は破壊から本発明に従う活性化合物により保護されるべきことが意図されている工業材料は粘着付与剤、サイズ剤、紙及び板紙、編織布、皮革、木材、塗料及びプラスチック製品、冷却潤滑剤ならびに微生物に感染するか又はそれにより破壊され得る他の材料であることができる。微生物の増殖により損傷を受け得る製造プラントの部品、例えば冷却水回路も保護されるべき材料の範囲内に挙げることができる。本発明の範囲内に挙げられ得る工業材料は、好ましくは粘着付与剤、サイズ剤、紙及び板紙、皮革、木材、塗料、冷却潤滑剤及び熱媒液、特に好ましくは木材である。
【0299】
挙げることができる工業材料を分解するか又は変化させることができる微生物は、例えばバクテリア、菌・カビ、酵母、藻類及び粘液生物である。本発明に従う活性化合物は好ましくは菌・カビ、特にカビ、木材−変色性及び木材−破壊性菌・カビ(坦子菌類)に対して、ならびに粘液生物及び藻類に対して作用する。
【0300】
例として下記の属の微生物を挙げることができる:
アルテルナリア(Arternaria)、例えばアルテルナリア・テヌイス(Alternaria tenuis)、
アスペルギルス(Aspergillus)、例えばアスペルギルス・ニゲル(Aspergillus niger)、
カエトミウム(Chaetomium)、例えばカエトミウム・グロボスム(Chaetomium globosum)、
コニオフォラ(Coniophora)、例えばコニオフォラ・プエタナ(Coniophora puetana)、
レンチヌス(Lentinus)、例えばレンチヌス・チグリヌス(Lentinus tigrinus)、
ペニシリウム(Penicillium)、例えばペニシリウム・グラウクム(Penicillium glaucum)、
ポリポルス(Polyporus)、例えばポリポルス・ベルシコロル(Polyporus versicolor)、
アウレオバシジウム(Aureobasidium)、例えばアウレオバシジウム・プルランス(Aureobasidium pullulans)、
スクレロフォマ(Sclerophoma)、例えばスクレロフォマ・ピチオフィラ(Sclerophoma pityophila)、
トリコデルマ(Tricoderma)、例えばトリコデルマ・ビリデ(Trichoderma viride)、
エシェリキア(Escherichia)、例えばエシェリキア・コリ(Escherichia coli)、
シュードモナス(Pseudomonas)、例えばシュードモナス・アエルギノサ(Pseudomonas aeruginosa)及び
スタフィロコックス(Staphylococcus)、例えばスタフィロコックス・アウレウス(Staphylococcus aureus)。
【0301】
活性化合物の特定の物理的及び/又は化学的性質に依存して、それらを通常の調剤、例えば溶液、乳剤、懸濁剤、粉剤、泡剤、塗布剤、顆粒剤、エアゾールならびにポリマー物質中及び種子用のコーティング組成物中にマイクロカプセル封入された形態ならびにULV冷及び温霧調剤に転換することができる。
【0302】
これらの調剤は既知の方法で、例えば活性化合物を伸展剤、すなわち液体溶媒、圧力下で液化された気体及び/又は固体担体と、場合によっては界面活性剤、すなわち乳化剤及び/又は分散剤及び/又は発泡剤を用いて混合することにより調製される。用いられる伸展剤が水の場合、例えば補助溶媒として有機溶媒を用いることもできる。本質的に適した
液体溶媒は:芳香族化合物、例えばキシレン、トルエン又はアルキルナフタレン類、塩素化芳香族化合物又は塩素化脂肪族炭化水素、例えばクロロベンゼン、クロロエチレン又は塩化メチレン、脂肪族炭化水素、例えばシクロヘキサン又はパラフィン類、例えば石油留分、アルコール類、例えばブタノール又はグリコールならびにそれらのエーテル類及びエステル類、ケトン類、例えばアセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン又はシクロヘキサノン、強力に極性の溶媒、例えばジメチルホルムアミドもしくはジメチルスルホキシド、あるいは他に水である。液化された気体状の伸展剤又は担体は、標準温度において且つ大気圧下で気体状である液体、例えばエアゾールプロペラント、例えばハロゲン化炭化水素あるいは他にブタン、プロパン、窒素及び二酸化炭素を意味すると理解されるべきである。適した固体担体は:例えばカオリン、クレー、タルク、チョーク、石英、アタパルジャイト、モントモリロナイト又はケイソウ土のような粉砕された天然鉱石ならびに微粉砕されたシリカ、アルミナ及びケイ酸塩のような粉砕された合成鉱石である。顆粒剤に適した固体担体は:例えば方解石、大理石、軽石、海泡石及び白雲石のような粉砕されて分別された天然岩石、あるいは他に無機及び有機粉末の合成顆粒ならびにおが屑、ココヤシの殻、とうもろこしの穂軸及びタバコの茎のような有機材料の顆粒である。適した乳化剤及び/又は発泡剤は:例えば非イオン性及びアニオン性乳化剤、例えばポリオキシエチレン脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレン脂肪アルコールエーテル類、例えばアルキルアリールポリグリコールエーテル、アルキルスルホネート類、アルキルサルフェート類、アリールスルホネート類、あるいは他にタンパク質加水分解産物である。適した分散剤は:例えばリグノサルファイト廃液及びメチルセルロースである。
【0303】
粘着付与剤、例えばカルボキシメチルセルロース、粉末、顆粒もしくはラテックスの形態の天然及び合成ポリマー、例えばアラビアゴム、ポリビニルアルコール及びポリ酢酸ビニル、あるいは他にセファリン及びレシチンのような天然リン脂質ならびに合成リン脂質を調剤中で用いることができる。他の可能な添加剤は鉱油及び植物油である。
【0304】
着色料、例えば無機顔料、例えば酸化鉄、酸化チタン及びプルシアンブルーならびにアリザリン染料、アゾ染料及び金属フタロシアニン染料のような有機染料ならびに鉄、マンガン、ほう素、銅、コバルト、モリブデン及び亜鉛の塩のような微量栄養素を使用することができる。
【0305】
調剤は一般に0.1〜95重量パーセント、好ましくは0.5〜90重量%の活性化合物を含む。
【0306】
本発明に従う活性化合物をそのままで又はそれらの調剤中で、既知の殺菌・殺カビ剤(fungicides)、殺バクテリア剤(bactericides)、殺ダニ剤(acaricides)、殺線虫剤(nematicides)又は殺虫剤(insecticides)との混合物において用い、例えば作用の範囲を広げるか、又は耐性の発現を妨げることもできる。多くの場合に相乗効果が得られ、すなわち混合物の活性は個々の成分の活性より高い。
【0307】
適した混合成分は、例えば以下の化合物である:
殺菌・殺カビ剤:
2−フェニルフェノール;8−ヒドロキシキノリンサルフェート;アシベンゾラー−S−メチル(acibenzolar−S−methyl);アルジモルフ(aldimorph);アミドフルメト(amidoflumet);アンプロピルフォス(ampropylfos);アンプロピルフォス−カリウム;アンドプリム(andoprim);アニラジン(anilazine);アザコナゾール(azaconazole);アゾキシストロビン(azpxystrobin);ベナラキシル(benalaxyl);ベノダニル(benodanil);ベノミル(benomyl);ベンチアバリカルブ−イソプロピル(benthiavalicarb−isopropyl);ベンザマクリル(benzamacril);ベンザマクリル−イソブチル;ビラナフォス(bilanafos);ビナパクリル(binapacryl);ビフェニル(biphenyl);ビテルタノル(bitertanol);ブラスチシジン−S(blasticidin−S);ブロムコナゾール(bromuconazole);ブピリメート(bu
pirimate);ブチオベート(buthiobate);ブチルアミン;カルシウムポリスルフィド;カプシマイシン(capsimycin);カプタフォル(captafol);カプタン(captan);カルベンダジン(carbendazim);カルボキシン(carboxin);カルプロパミド(carpropamid);カルボン(carvon);チノメチオナト(chinomethionat);クロベンチアゾン(chlobenthiazone);クロルフェナゾール(chlorfenazole);クロロネブ(chloroneb);クロロタロニル(chlorothalonil);クロゾリネート(chlozolinate);クロジラコン(clozylacon);シアゾファミド(cyazofamid);シフルフェナミド(cyflufenamid);シモキサニル(cymoxanil);シプロコナゾール(cyproconazole);シプロジニル(cyprodinil);シプロフラム(cyprofuram);ダガーG(Dagger G);デバカルブ(debacarb);ジクロフルアニド(dichlofluanid);ジクロン(dichlone);ジクロロフェン(dichlorophen);ジクロシメト(diclocymet);ジクロメジン(diclomezine);ジクロラン(dicloran);ジエトフェンカルブ(diethofencarb);ジフェノコナゾール(difenoconazole);ジフルメトリム(diflumetorim);ジメチリモル(dimethirimol);ジメトモルフ(dimethomorph);ジモキシストロビン(dimoxystrobin);ジニコナゾール(diniconazole);ジニコナゾール−M;ジノカプ(dinocap);ジフェニルアミン;ジピリチオン(dipyrithione);ジタリンフォス(ditalimfos);ジチアノン(dithianon);ドジン(dodine);ドラゾキソロン(drazoxolon);エジフェンフォス(edifenphos);エポキシコナゾール(epoxiconazole);エタボキサム(ethaboxam);エチリモル(ethirimol);エツリジアゾール(etridiazole);ファモキサドン(famoxadon);フェナミドン(fenamidone);フェナパニル(fenapanil);フェナリモル(fenarimol);フェンブコナゾール(fenbuconazole);フェンフラム(fenfuram);フェンヘキサミド(fenhexamid);フェニトロパン(fenitropan);フェノキサニル(fenoxanil);フェンピクロニル(fenpiclonil);フェンプロピジン(fenpropidin);フェンプロピモルフ(fenpropimorph);フェルバム(ferbam);フルアジナム(fluazinam);フルベンジミン(flubenzimine);フルジオキソニル(fludioxonil);フルメトベル(flumetover);フルモルフ(flumorph);フルオロミド(fluoromide);フルオキサストロビン(fluoxastrobin);フルクインコナゾール(fluquinconazole);フルルプリミドル(flurprimidol);フルシラゾール(flusilazole);フルスルファミド(flusulphamide);フルトラニル(flutolanil);フルツリアフォル(flutriafol);フォルペト(folpet);フォセチル−Al(fosetyl−Al)、フォセチル−ナトリウム;フベリダゾール(fuberidazole);フララキシル(furalaxyl);フラメツピル(furametpyr);フルカルバニル(furcarbanil);フルメシクロクス(furmecyclox);グアザチン(guazatine);ヘキサクロロベンゼン;ヘキサコナゾール(hexaconazole);ヒメキサゾール(hymexazole);イマザリル(imazalil);イミベンコナゾール(imibenconazole);イミノクタジン トリアセテート(iminoctadine triacetate);イミノクタジン トリス(アルベシル);イオドカルブ(iodocarb);イプコナゾール(ipconazole);イプロベンフォス(iprobenfos);イプロジオン(iprodione);イプロバリカルブ(iprovalicarb);イルママイシン(irumamycin);イソプロチオラン(isoprothiolane);イソバレジオン(iso
valedione);カスガマイシン(kasugamycin);クレソキシム−メチル(kresoxim−methyl);マンコゼブ(mancozeb);マネブ(maneb);メフェリムゾン(meferimzone);メパニピリム(mepanipyrim);メプロニル(mepronil);メタラキシル(metalaxyl);メタラキシル−M;メツコナゾール(metconazole);メタスルホカルブ(methasulphocarb);メトフロキサム(methfuroxam);メチラム(metiram);メトミノストロビン(metominostrobin);メトスルホバクス(metsulphovax);ミルジオマイシン(mildiomycin);ミクロブタニル(myclobutanil);ミクロゾリン(myclozolin);ナタマイシン(natamycin);ニコビフェン(nicobifen);ニトロタル−イソプロピル(nitrothal−isopropyl);ノビフルムロン(noviflumuron);ヌアリモル(nuarimol);オフレース(ofurace);オリサストロビン(orysastrobin);オキサジキシル(oxadixyl);オキソリニン酸;オクスポコナゾール(oxpoconazole);オキシカルボキシン(oxycarboxin);オキシフェンチイン(oxyfenthiin);パクロブトラゾール(paclobutrazole);ペフラゾエート(pefurazoate);ペンコナゾール(penconazole);ペンシクロン(pencycuron);フォスジフェン(phosdiphen);フタリド(phthalide);ピコキシストロビン(picoxystrobin);ピペラリン(piperalin);ポリオキシンス(polyoxins);ポリオキソリム(polyoxorim);プロベナゾール(probenazole);プロクロラツ(prochloraz);プロシミドン(procymidone);プロパモカルブ(propamocarb);プロパノシン−ナトリウム(propanosine−sodium);プロピコナゾール(propiconazole);プロピネブ(propineb);プロクイナジド(proquinazid);プロチオコナゾール(prothioconazole);ピラクロストロビン(pyraclostrobin);ピラゾフォス(pyrazophos);ピリフェノクス(pyrifenox);ピリメタニル(pyrimethanil);ピロクイロン(pyroquilon);ピロキシフル(pyroxyfur);ピロレニツリン(pyrrolenitrine);クインコナゾール(quinconazole);クイノキシフェン(quinoxyfen);クイントゼン(quintozene);シメコナゾール(simeconazole);スピロキサミン(spiroxamine);硫黄;テブコナゾール(tebuconazole);テクロフタラム(tecloftalam);テクナゼン(tecnazene);テツシクラシス(tetcyclasis);テトラコナゾール(tetraconazole);チアベンダゾール(thiabendazole);チシオフェン(thicyofen);チフルザミド(thifluzamide);チオファネート−メチル(thiophanate−methyl);チラム(thiram);チオキシミド(tioxymid);トルクロフォス−メチル(tolclofos−methyl);トリルフルアニド(tolylfluanid);トリアジメフォン(triadimefon);トリアジメノル(triadimenol);トリアツブチル(triazbutil);トリアゾキシド(triazoxide);トリシクラミド(tricyclamide);トリシクラゾール(tricyclazole);トリデモルフ(tridemorph);トリフロキシストロビン(trifloxystrobin);トリフルミゾール(triflumizole);トリフォリン(triforine);トリチコナゾール(triticonazole);ユニコナゾール(uniconazole);バリダマイシン A(validamycin A);ビンクロゾリン(vinclozolin);ジネブ(zineb);ジラム(ziram);ゾキサミド(zoxamide);(2S)−N−[2−[4−[[3−(4−クロロフェニル)−2−プロピニル]オキシ]−3−メトキシフェニル]エチル]−3−メチル−2−[(メチルスルホニル)アミノ]ブタナミド;1−(1−ナフタレニル)−1H−
ピロール−2,5−ジオン;2,3,5,6−テトラクロロ−4−(メチルスルホニル)ピリジン;2−アミノ−4−メチル−N−フェニル−5−チアゾールカルボキシアミド;2−クロロ−N−(2,3−ジヒドロ−1,1,3−トリメチル−1H−インデン−4−イル)−3−ピリジンカルボキシアミド;3,4,5−トリクロロ−2,6−ピリジンジカルボニトリル;アクチノベート(actinovate);シス−1−(4−クロロフェニル)−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)シクロヘプタノール;1−(2,3−ジヒドロ−2,2−ジメチル−1H−インデン−1−イル)−1H−イミダゾール−5−カルボン酸メチル;炭酸一カリウム;N−(6−メトキシ−3−ピリジニル)−シクロプロパンカルボキシアミド;N−ブチル−8−(1,1−ジメチルエチル)−1−オキサスピロ[4.5]デカン−3−アミン;ナトリウムテトラチオカーボネート;ならびに銅塩及び調製物、例えばボルドー混合物;水酸化銅;ナフテン酸銅;オキシ塩化銅;硫酸銅;クフラネブ(cufraneb);酸化銅;マンコッパー(mancopper);オキシン−銅(oxine−copper)。
殺バクテリア剤:
ブロノポル(bronopol)、ジクロロフェン(dichlorophen)、ニトラピリン(nitrapyrin)、ニッケルジメチルジチオカルバメート、カスガマイシン(kasugamycin)、オクチリノン(octhilinone)、フランカルボン酸、オキシテトラサイクリン、プロベナゾール(probenazole)、ストレプトマイシン(streptomycin)、テクロフタラム(tecloftalam)、硫酸銅及び他の銅調剤。
殺虫剤/殺ダニ剤/殺線虫剤:
アバメクチン(abamectin)、ABG−9008、アセフェート(acephate)、アセクイノシル(aceauinocyl)、アセタミプリド(acetamiprid)、アセトプロール(acetoprole)、アクリナツリン(acrinathrin)、AKD−1022、AKD−3059、AKD−3088、アラニカルブ(alanycarb)、アルジカルブ(aldicarb)、アルドキシカルブ(aldoxycarb)、アレスリン(allethrin)、アレスリン 1R−異性体、アルファ−シペルメツリン(alpha−cypermethrin)(アルファメツリン(alphamethrin))、アミドフルメト(amidoflumet)、アミノカルブ(aminocarb)、アミトラツ(amitraz)、アベルメクチン(avermectin)、AZ−60541、アザジラクチン(azadirachtin)、アザメチフォス(azamethiphos)、アジンフォス−メチル(azinphos methyl)、アジンフォス−エチル、アゾシクロチン(azocyclotin)、バシルス・ポピリアエ(Bacillus popilliae)、バシルス・スファエリクス(Bacillus sphaericus)、バシルス・スブチリス(Bacillus subtilis)、バシルス・ツリンギエンシス(Bacillus thuringiensis)、バシルス・ツリンギエンシス株 EG−2348、バシルス・ツリンギエンシス株 GC−91、バシルス・ツリンギエンシス株 NCTC−11821、バクロウィルス、ベアウベリア・バシアナ(Beauveria bassiana)、ベアウベリア・テネラ(Beauveria tenella)、ベンクロチアツ(benclothiaz)、ベンジオカルブ(bendiocarb)、ベンフラカルブ(benfuracarb)、ベンスルタプ(bensultap)、ベンゾキシメート(benzoximate)、ベータ−シフルツリン(beta−cyfluthrin)、ベータ−シペルメツリン(beta−cypermethrin)、ビフェナゼート(bifenazate)、ビフェンツリン(bifenthrin)、ビナパクリル(binapacryl)、ビオアレツリン(bioallethrin)、ビオアレツリン−S−シクロペンチル−異性体、ビオエタノメツリン(bioethanomethrin)、ビオペルメツリン(biopermethrin)、ビオレスメツリン(bioresmethrin)、ビスツリフルロン(bistrifluron)、BPMC、ブロフェンプロクス(brofenprox)、ブロモフォス−エチル(br
omophos−ethyl)、ブロモプロピレート(bromopropylate)、ブロムフェンビンフォス(bromfenvinfos)(−メチル)、BTG−504、BTG−505、ブフェンカルブ(bufencarb)、ブプロフェジン(buprofezin)、ブタチオフォス(butathiofos)、ブトカルボキシム(butocarboxim)、ブトキシカルボキシム(butoxycarboxim)、ブチルピリダベン(butylpyridaben)、カズサフォス(cadusafos)、カムフェクロル(camphechlor)、カルバリル(carbaryl)、カルボフラン(carbofuran)、カルボフェノチオン(carbophenothion)、カルボスルファン(carbosulphan)、カルタプ(cartap)、CGA−50439、チノメチオナト(chinomethionat)、クロルダン(chlordane)、クロルジメホルム(chlordimeform)、クロエトカルブ(chloethocarb)、クロレトキシフォス(chlorethoxyfos)、クロルフェナピル(chlorfenapyr)、クロルフェンビンフォス(chlorfenvinphos)、クロルフルアズロン(chlorfluazuron)、クロルメフォス(chlormephos)、クロロベンジレート(chlorobenzilate)、クロロピクリン(chloropicrin)、クロルプロキシフェン(chlorproxyfen)、クロルピリフォス−メチル(chlorpyrifos−methyl)、クロルピリフォス(−エチル)、クロバポルツリン(chlovaporthrin)、クロマフェノジド(chromafenozide)、シス−シペルメツリン(cis−cypermethrin)、シス−レスメツリン(cis−resmethrin)、シス−ペルメツリン(cis−permethrin)、クロシツリン(clocythrin)、クロエトカルブ(cloethocarb)、クロフェンテジン(clofentezine)、クロチアニジン(clothianidin)、クロチアゾベン(clothiazoben)、コドレモン(codlemone)、コウマフォス(coumaphos)、シアノフェンフォス(cyanofenphos)、シアノフォス(cyanophos)、シクロプレン(cycloprene)、シクロプロツリン(cycloprothrin)、シジア・ポモネラ(Cydia
pomonella)、シフルツリン(cyfluthrin)、シハロツリン(cyhalothrin)、シヘキサチン(cyhexatin)、シペルメツリン(cypermethrin)、シフェノツリン(cyphenothrin)(1R−トランス−異性体)、シロマジン(cyromazine)、DDT、デルタメツリン(deltamethrin)、デメトン−S−メチル(demeton−S−methyl)、デメトン−S−メチルスルホン、ジアフェンチウロン(diafenthiurln)、ジアリフォス(dialifos)、ジアジノン(diazinon)、ジクロフェンチオン(dichlofenthion)、ジクロルボス(dichlorvos)、ジコフォル(dicofol)、ジクロトフォス(dicrotophos)、ジシクラニル(dicyclanil)、ジフルベンズロン(diflubenzuron)、ジメフルツリン(dimefluthrin)、ジメトエート(dimethoate)、ジメチルビンフォス(dimethylvinphos)、ジノブトン(dinobuton)、ジノカプ(dinocap)、ジノテフラン(dinotefuran)、ジオフェノラン(diofenolan)、ジスルフォトン(disulphoton)、ドクサト−ナトリウム(docusat−sodium)、ドフェナピン(dofenapyn)、DOWCO−439、エフルシラネート(eflusilanate)、エマメクチン(emamectin)、エマメクチン−ベンゾエート、エムペンツリン(empenthrin)(1R−異性体)、エンドスルファン(endosulfan)、エントモプトラ種(Entomopthora spp.)、EPN、エスフェンバレレート(eafenvalerate)、エチオフェンカルブ(ethiofencarb)、エチプロール(ethiprole)、エチオン(ethion)、エトプロフォス(ethoprophos)、エトフェンプロクス(ethofenprox)、エトキサゾール(etoxazole)、エツリムフォス(etrimfos)、ファムフル(famph
ur)、フェナミフォス(fenamiphos)、フェナザクイン(fenazaquin)、フェンブタチン オキシド(fenbutatin oxide)、フェンフルツリン(fenfluthrin)、フェニトロチオン(fenitrothion)、フェノブカルブ(fenobucarb)、フェノチオカルブ(fenothiocarb)、フェノキサクリム(fenoxacrim)、フェノキシカルブ(fenoxycarb)、フェンプロパツリン(fenpropathrin)、フェンピラド(fenpyrad)、フェンピリツリン(fenpyrithrin)、フェンピロキシメート(fenpyroximate)、フェンスルホチオン(fensulphothion)、フェンチオン(fenthion)、フェンツリファニル(fentrifanil)、フェンバレレート(fenvalerate)、フィプロニル(fipronil)、フロニカミド(flonicamid)、フルアクリピリム(fluacrypyrim)、フルアズロン(fluazuron)、フルベンジミン(flubenzimine)、フルブロシツリネート(flubrocythrinate)、フルシクロクスロン(flucycloxuron)、フルシツリネート(flucythrinate)、フルフェネリム(flufenerim)、フルフェノクスロン(flufenoxuron)、フルフェンプロクス(flufenprox)、フルメツリン(flumethrin)、フルピラゾフォス(flupyrazofos)、フルテンジン(flutenzin)(フルフェンジン(flufenzine))、フルバリネート(fluvalinate)、フォノフォス(fonophos)、フォルメタネート(formetanate)、フォルモチオン(formothion)、フォスメチラン(fosmethilan)、フォスチアゼート(fosthiazate)、フブフェンプロクス(fubfenprox)(フルプロキシフェン(fluproxyfen))、フラチオカルブ(furathiocarb)、ガンマ−シハロスリン(gamma−cyhalothrin)、ガンマ−HCH、ゴシプルレ(gossyplure)、グランドルレ(grandlure)、グラニュローシスウイルス(granulosis viruses)、ハルフェンプロクス(halfenprox)、ハロフェノジド(halofenozide)、HCH、HCN−801、ヘプテノフォス(heptenophos)、ヘキサフルムロン(hexaflumuron)、ヘキシチアゾクス(hexythiazox)、ヒドラメチルノン(hydramethylnone)、ヒドロプレン(hydroprene)、IKA−2002、イミダクロプリド(imidacloprid)、イミプロスリン(imiprothrin)、インドキサカルブ(indoxacarb)、イオドフェンフォス(iodofenphos)、イプロベンフォス(iprobenfos)、イサゾフォス(isazofos)、イソフェンフォス(isofenphos)、イソプロカルブ(isoprocarb)、イソキサチオン(isoxathion)、イベルメクチン(ivermectin)、ジャポニルレ(japonilure)、カデツリン(kadethrin)、核多角体病ウイルス、キノプレン(kinoprene)、ラムダ−シハロツリン(lambda−cyhalothrin)、リンダン(lindane)、ルフェヌロン(lufenuron)、マラチオン(malathion)、メカルバム(mecarbam)、メスルフェンフォス(mesulphenfos)、メタルデヒド(metaldehyde)、メタム−ナトリウム(metam−sodium)、メタクリフォス(methacrifos)、メタミドフォス(methamidophos)、メタリジウム・アニソプリアエ(Metharhizium anisopliae)、メタリジウム・フラボビリデ(Metharhizium flavoviride)、メチダチオン(methidathion)、メチオカルブ(methiocarb)、メトミル(methomyl)、メトプレン(methoprene)、メトキシクロル(methoxychlor)、メトキシフェノジド(methoxyfenozide)、メトフルスリン(metofluthrin)、メトルカルブ(metolcarb)、メトキサジアゾン(metoxadiazone)、メビンフォス(mevinphos)、ミルベメクチン(milbemectin)、ミルベマイシン(milbemycin)、MKI−245、MON−457
00、モノクロトフォス(monocrotophos)、モキシデクチン(moxidectin)、MTI−800、ナレド(naled)、NC−104、NC−170、NC−184、NC−194、NC−196、ニクロサミド(niclosamide)、ニコチン(nicotine)、ニテンピラム(nitenpyram)、ニチアジン(nithiazine)、NNI−0001、NNI−0101、NNI−0250、NNI−9768、ノバルロン(novaluron)、ノビフルムロン(noviflumuron)、OK−5101、OK−5201、OK−9601、OK−9602、OK−9701、OK−9802、オメトエート(omethoate)、オキサミル(oxamyl)、オキシデメトン−メチル(oxydemethon−methyl)、パエシロミセス・フモソロセウス(Paecilomyces fumosoroseus)、パラチオン−メチル(parathion−methyl)、パラチオン(−エチル)、ペルメツリン(permethrin)(シス−、トランス−)、石油、PH−6045、フェノスリン(phenothrin)(1R−トランス異性体)、フェントエート(phenthoate)、フォレート(phorate)、フォサロン(phosalone)、フォスメト(phosmet)、フォスファミドン(phosphamidon)、フォスフォカルブ(phosphocarb)、フォキシム(phoxim)、ピペロニルブトキシド(piperonyl butoxide)、ピリミカルブ(pirimicarb)、ピリミフォス−メチル(pirimiphos−methyl)、ピリミフォス−エチル、オレイン酸カリウム、プラレスリン(prallethrin)、プロフェノフォス(profenofos)、プロフルスリン(profluthrin)、プロメカルブ(promecarb)、プロパフォス(propaphos)、プロパルギテ(propargite)、プロペタムフォス(propetamphos)、プロポクスル(propoxur)、プロチオフォス(prothiofos)、プロトエート(prothoate)、プロツリフェンブテ(protrifenbute)、ピメトロジン(pymetrozin)、ピラクロフォス(pyraclofos)、ピレスメツリン(pyresmethrin)、ピレツルム(pyrethrum)、ピリダベン(pyridaben)、ピリダリル(pyridalyl)、ピリダフェンチオン(pyridaphenthion)、ピリダチオン(pyridathion)、ピリミジフェン(pyrimidifen)、ピリプロキシフェン(pyriproxifen)、クイナルフォス(quinalphos)、レスメツリン(resmethrin)、RH−5849、リバビリン(ribavirin)、RU−12457、RU−15525、S−421、S−1833、サリチオン(salithion)、セブフォス(sebufos)、SI−0009、シラフルオフェン(silafluofen)、スピノサド(spinosad)、スピロジクロフェン(spirodiclofen)、スピロメシフェン(spiromesifen)、スルフルラミド(sulphluramid)、スルフォテプ(sulphotep)、スルプロフォス(sulprofos)、SZI−121、タウ−フルバリネート(tau−fluvalinate)、テブフェノジド(tebufenozide)、テブフェンピラド(tebufenpyrad)、テブピリムフォス(tebupirimphos)、テフルベンズロン(teflubenzuron)、テフルツリン(tefluthrin)、テメフォス(temephos)、テミビンフォス(temivinphos)、テルバム(terbam)、テルブフォス(terbufos)、テトラクロルビンフォス(tetrachlorvinphos)、テトラジフォン(tetradifon)、テトラメスリン(tetramethrin)、テトラメスリン(1R−異性体)、テトラスル(tetrasul)、テータ−シペルメツリン(theta−cypermethrin)、チアクロプリド(thiacloprid)、チアメトキサム(thiamethoxam)、チアプロニル(thiapronil)、チアツリフォス(thiatriphos)、チオシクラム ヒドロゲノキサレート(thiocyclam hydrogenoxalate)、チオジカルブ(thiodicarb)、チオファノクス(thiofanox)、チオメトン(thiometon)、チオスルタプ−ナトリウム(thios
ultap−sodium)、ツリンギエンシン(thuringiensin)、トルフェンピラド(tolfenpyrad)、トラロシツリン(tralocythrin)、トラロメツリン(tralomethrin)、トランスフルスリン(transfluthrin)、トリアラテン(triarathene)、トリアザメート(triazamate)、トリアゾフォス(triazophos)、トリアズロン(triazuron)、トリクロフェニジン(trichlophenidine)、トリクロルフォン(trichlorfon)、トリコデルマ・アトロビリデ(Trichoderma atroviride)、トリフルムロン(triflumuron)、トリメタカルブ(trimethacarb)、バミドチオン(vamidothion)、バニリプロレ(vaniliprole)、ベルブチン(verbutin)、ベルチシリウム・レカニイ(Verticillium lecanii)、WL−108477、WL−40027、YI−5201、YI−5301、YI−5302、XMC、キシリルカルブ(xylylcarb)、ZA−3274、ゼータ−シペルメツリン(zeta−cypermethrin)、ゾラプロフォス(zolaprofos)、ZXI−8901、化合物3−メチルフェニルプロピルカルバメート(ツマシデ Z(tsumacide Z))、化合物3−(5−クロロ−3−ピリジニル)−8−(2,2,2−トリフルオロエチル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニトリル(CAS−Reg.No.185982−80−3)及び対応する3−エンド−異性体(CAS−Reg.No.185984−60−5)(国際公開第96/37494号パンフレット、国際公開第98/25923号パンフレットを参照されたい)ならびに殺虫的に活性な植物抽出物、線虫、菌・カビ又はウイルスを含んでなる調製物。
【0308】
他の既知の活性化合物、例えば除草剤との、あるいは肥料及び成長調節剤、緩和剤(safeners)及び/又は半化学品(semiochemicals)との混合物も可能である。
【0309】
さらに、本発明に従う式(I)の化合物は非常に優れた抗真菌活性も有する。それらは、特に皮膚生菌類及び酵母、カビ及び2相性菌・カビ(diphasic fungi)(例えばカンジダ(Candida)種、例えばカンジダ・アルビカンス(Candida albicans)、カンジダ・グラブラタ(Candida glabrata)に対して)ならびにエピデルモフィトン・フロコスム(Epidermophyton floccosum)、アスペルギルス(Aspergillus)種、例えばアスペルギルス・ニゲル(Aspergillus niger)及びアスペルギルス・フミガツス(Aspergillus fumigatus)、トリコフィトン(Trichophyton)種、例えばトリコフィトン・メンタグロフィテス(Trichophyton mentagrophytes)、ミクロスポロン(Microsporon)種、例えばミクロスポロン・カニス(Microsporon canis)及びアウドウイニイ(audouinii)に対して非常に広い抗真菌活性範囲を有する。これらの菌・カビのリストは包含され得る真菌範囲を全く制限するものではなく、単に例示のためである。
【0310】
活性化合物はそのままで、それらの調剤の形態で、又はそれらから調製される使用形態、例えば調製済み溶液、懸濁剤、水和性粉剤、塗布剤、可溶性粉剤、微粉剤及び顆粒剤で使用され得る。適用は通常の方法で、例えば散水、スプレー噴霧、噴霧、散布、微粉剤適用、泡剤適用、ばらまきなどにより行われる。さらに超低容量法(ultra−low volume method)により活性化合物を適用するか、又は活性化合物調製物もしくは活性化合物自身を土壌中に注入することができる。植物の種子を処理することもできる。
【0311】
本発明に従う活性化合物を殺菌・殺カビ剤として用いる場合、適用の種類に依存して比較的広い範囲内で適用率を変えることができる。植物の一部の処理のためには、活性化合物の適用率は一般に0.1〜10000g/ヘクタール、好ましくは10〜1000g/ヘクタールである。種子の被覆のためには、活性化合物の適用率は一般に種子のキログラム当たり0.001〜50g、好ましくは種子のキログラム当たり0.01〜10gであ
る。土壌の処理のためには、活性化合物の適用率は一般に0.1〜10000g/ヘクタール、好ましくは1〜5000g/ヘクタールである。
【0312】
すでに上記で言及した通り、本発明に従って植物全体及びそれらの一部を処理することができる。好ましい態様では、野生植物種及び植物品種又は通常の生物学的育種、例えば交配又はプロトプラスト融合により得られるもの及びそれらの一部が処理される。さらに別の好ましい態様では、適宜通常の方法と組合わされた遺伝子工学により得られる形質転換植物及び植物品種(遺伝子改変生物(Genetically Modified Organisms))及びそれらの一部が処理される。「一部」又は「植物の一部(parts of plants)」又は「植物の一部(plant parts)」という用語は上記で説明した。
【0313】
特に好ましくは、それぞれ商業的に入手可能であるか又は使用中である植物品種の植物が本発明に従って処理される。植物品種は、新しい性質(「特色」)を有し、且つ通常の育種により、突然変異誘発により、又は組換えDNA法により得られた植物を意味すると理解されるべきである。それらは品種(cultivars)、品種(varieties)、生物−もしくは遺伝子型であることができる。
【0314】
植物種又は植物品種、それらの位置及び生育条件(土壌、気候、生育期間、栄養)に依存して、本発明に従う処理は超加算的(「相乗」)効果も生じ得る。かくして例えば適用率の低下及び/又は活性範囲の拡大及び/又は本発明に従って用いられ得る物質及び組成物の活性の向上、より良好な植物生育、高温及び低温に対する耐性の向上、乾燥もしくは水もしくは土壌の塩含有に対する耐性の向上、開花性能の向上、より容易な収穫、加速される成熟、より高い収穫収率、収穫される製品のより良好な質及び/又はより高い栄養価、収穫される製品のより良好な保存安定性及び/又は加工性が可能であり、それらは実際に予測されるべきであった効果を越える。
【0315】
本発明に従って好適に処理される形質転換植物もしくは植物品種(すなわち遺伝子工学により得られるもの)には、遺伝子改変においてこれらの植物に特に有利な有用な性質(「特色」)を与える遺伝物質が与えられたすべての植物が含まれる。そのような性質の例はより良好な植物生育、高温及び低温に対する耐性の向上、乾燥もしくは水もしくは土壌の塩含有に対する耐性の向上、開花性能の向上、より容易な収穫、加速される成熟、より高い収穫収率、収穫される製品のより良好な質及び/又はより高い栄養価、収穫される製品のより良好な保存安定性及び/又は加工性である。そのような性質のさらに別の且つ特に強調される例は、有害動物及び有害微生物に対する、例えば昆虫、ダニ類、植物病原性菌・カビ、バクテリア及び/又はウイルスに対する植物のより高い防御ならびにまたある種の除草的に活性な化合物への植物の耐性の向上である。挙げることができる形質転換植物の例は重要な作物植物、例えば穀類(小麦、稲)、トウモロコシ、大豆、ジャガイモ、綿、タバコ、アブラナならびにまた果実植物(リンゴ、ナシ、柑橘果実及びブドウを持つ)であり、トウモロコシ、大豆、ジャガイモ、綿、タバコ及びアブラナが特に強調される。強調される特色は特に、植物において形成される毒素、特にバシルス・ツリンギエンシス(Bacillus thuringiensis)からの遺伝物質により(例えば遺伝子CryIA(a)、CryIA(b)、CryIA(c)、CryIIA、CryIIIA、CryIIIB2、Cry9c、Cry2Ab、Cry3Bb及びCryIFならびに又それらの組合わせにより)植物において形成されるものによる(下記では「Bt植物」と言う)、昆虫、クモ類、線虫ならびにナメクジ及びカタツムリに対する植物の防御の向上である。やはり特に強調される特色は、全身的取得抵抗性(systemic acquired resistance)(SAR)、システミン、フィトアレキシン、エリシター及び抵抗性遺伝子ならびに対応して発現されるタンパク質及び毒素による菌・カビ、バクテリア及びウイルスに対する植物の防御の向上である。さらに特定的に強調される特色は、ある種の除草的に活性な化合物、例えばイミダゾリノン類、スルホニルウレア類、グリホセート又はホスフィノトリシンに対する植物の耐性の向上である(例えば「PAT」遺伝子)。問題の所望の特色を与える遺伝子が形質転換植物中で互いの組合わせにおいて存在することもできる。挙げることができる「Bt植物」の例は、YIELD
GARDR(例えばトウモロコシ、綿、大豆)、KnockOutR(例えばトウモロコシ)、StarLinkR(例えばトウモロコシ)、BollgardR(綿)、NucotonR(綿)及びNewLeafR(ジャガイモ)の商品名の下に販売されているトウモロコシ品種、綿品種、大豆品種及びジャガイモ品種である。挙げることができる除草剤−耐性植物の例は、Roundup ReadyR(グリホセートに対する耐性、例えばトウモロコシ、綿、大豆)、Liberty LinkR(ホスフィノトリシンに対する耐性、例えばアブラナ)、IMIR(イミダゾリノン類に対する耐性)及びSTSR(スルホニルウレアに対する耐性、例えばトウモロコシ)の商品名の下に販売されているトウモロコシ品種、綿品種及び大豆品種である。挙げることができる除草剤−抵抗性植物(除草剤耐性のために通常の方法で育種された植物)にはClearfieldR(例えばトウモロコシ)の名前の下に販売されている品種も含まれる。もちろんこれらの記述は、これらの遺伝的特色あるいはまだ開発されておらず、将来開発及び/又は販売されるであろう遺伝的特色を有する植物品種にも適用される。
【0316】
上記の植物を本発明に従って特に有利な方法で、本発明に従う一般式(I)の化合物又は活性化合物の混合物を用いて処理することができる。活性化合物又は混合物に関して上記で記載した好ましい範囲は、これらの植物の処理にも適用される。本文で特定的に挙げた化合物又は混合物を用いる植物の処理が特に強調される。
【0317】
本発明に従う活性化合物の製造及び使用を下記の実施例により例示する。
【実施例】
【0318】
製造実施例
実施例1
【0319】
【化39】

【0320】
10mlのテトラヒドロフラン中に250.2mg(1.1ミリモル)の3−ジクロロメチル−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボニルクロリド及び161.9mg(1.6ミリモル)のトリエチルアミンを含んで成る溶液に、191.3mg(1.0ミリモル)の[2−(1,3,3−トリメチルブチル)フェニル]アミンを加える。反応溶液を60℃で16時間攪拌し、シリカを介して濾過し、減圧下で濃縮する。
【0321】
カラムクロマトグラフィー(シクロヘキサン/酢酸エチル 3:1)は、342.1mg(理論値の89%)の3−(ジクロロメチル)−1−メチル−N−[2−(1,3,3−トリメチルブチル)フェニル]−1H−ピラゾール−4−カルボキシアミドを与える[logP(pH=2.3)=4.02]。
【0322】
下記の表1に挙げる式(I)の化合物は、実施例1に類似して、且つ方法の一般的な記述中の指示に従って得られる。
【0323】
【表1】

【0324】
【表2】

【0325】
【表3】

【0326】
式(II)の出発材料の製造
実施例(II−1)
【0327】
【化40】

【0328】
300.0mg(1.9ミリモル)の3−ホルミル−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸を60mlのジクロロメタン中に溶解し、1.0g(4.9ミリモル)の五塩化リンを加える。室温で1.5時間後、混合物を氷−水上に注ぎ、ジクロロメタンで抽出し、抽出物を硫酸マグネシウム上で乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮する。これは384.0mg(理論値の86%)の3−ジクロロメチル−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボニルクロリドを与える[logP(pH2.3)=1.80]。
式(VII)の出発材料の製造
実施例(VII−1)
【0329】
【化41】

【0330】
9.0g(85ミリモル)のオルトギ酸トリメチル中に10.0g(57ミリモル)の4,4−ジメトキシ−3−オキソ酪酸メチルを含んで成る溶液に、16.0ml(170モル)の無水酢酸を加える。反応混合物を還流下で16時間加熱する。
【0331】
反応混合物の蒸留は(沸点 132〜135℃,0.2バール)、7.0g(理論値の56%)の4,4−ジメトキシ−2−メトキシメチレン−3−オキソ酪酸メチルを与える

式(IX)の出発材料の製造
実施例(IX−1)
【0332】
【化42】

【0333】
−5℃において、340mlのメタノール中に2.0ml(38ミリモル)のメチルヒドラジンを含んでなる溶液を、7.5gの4,4−ジメトキシ−2−メトキシメチレン−3−オキソ酪酸メチルにゆっくり滴下する。滴下の完了後、反応混合物を室温で16時間攪拌し、減圧下で濃縮する。
【0334】
カラムクロマトグラフィー(移動相勾配、シクロヘキサン/酢酸エチル)は6.5g(理論値の77%)の3−ジメトキシメチル−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸メチルを与える。
式(X)の出発材料の製造
実施例(X−1)
【0335】
【化43】

【0336】
20mlのジオキサン中の2.1g(10ミリモル)の3−ジメトキシメチル−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸メチルの溶液に10mlの濃塩酸を加え、混合物を室温で16時間攪拌する。仕上げのために、混合物を減圧下で濃縮し、残留物を200mlの塩化メチレン中に取り上げ、50mlの水で洗浄する。有機相を硫酸マグネシウム上で乾燥し、濾過し、濃縮する。
【0337】
これは1.6g(理論値の94%)の3−ホルミル−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸メチルを与える[logP(pH2.3)=0.46]。
式(XI)の出発材料の製造
実施例(XI−1)
【0338】
【化44】

【0339】
6.0g(35.68ミリモル)の3−ホルミル−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸メチルを180mlのテトラヒドロフラン及び90mlの水中に溶解し、0.94g(39.25ミリモル)の水酸化リチウムを加える。反応混合物を室温で16時間攪拌し、有機溶媒を減圧下で除去し、残る水相を希塩酸で酸性化し、それぞれ100mlの酢酸エチルを用いて3回抽出する。有機相を硫酸マグネシウム上で乾燥し、濾過し、
濃縮する。
【0340】
これは、logP(pH=2.3)=−0.19の3−ホルミル−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸を4.28g(理論値の78%)与える。
式(XII)の出発材料の製造
実施例(XII−1)
【0341】
【化45】

【0342】
46.1mg(0.27ミリモル)の3−ホルミル−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸メチルを10mlのジクロロメタン中に溶解し、142.9mg(0.67ミリモル)の五塩化リンを加える。反応混合物を室温で1.5時間攪拌し、水に加え、ジエチルエーテルで抽出し、抽出物を硫酸マグネシウム上で乾燥し、減圧下で濃縮する。
【0343】
これは、logP(pH2.3)=1.80の3−(ジクロロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸メチルを53.0mg(理論値の86%)与える。
【0344】
このメチルエステルを通常の方法で加水分解することができる。これは3−(ジクロロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸を与え、それを直接又は酸クロリドへの転換後に式(III)の化合物とカップリングさせる。
【0345】
製造実施例及び上記の表中に示されるlogP値の決定は、EEC Directive 79/831 Annex V.A8に従って、逆−相カラム(C18)上のHPLC(高性能液体クロマトグラフィー)により行なわれる。温度:43℃。
【0346】
決定は、移動相0.1%リン酸水溶液及びアセトニトリル;10%アセトニトリルから90%アセトニトリルへの直線状勾配を用いてpH2.3における酸性領域内で行なわれる。
【0347】
既知のlogP値を有する非分枝アルカン−2−オン(3〜16個の炭素原子の)を用いてキャリブレーションを行なう(2個の連続するアルカノンの間の直線状内挿を用いる保持時間によるlogP値の決定)。
【0348】
ラムダマックス値は、200nm〜400nmのUVスペクトルを用いるクロマトグラフィーシグナルの極大において決定された。
使用実施例:
実施例A
ポドスファエラ試験(リンゴ)/保護的
溶媒:24.5重量部のアセトン
24.5重量部のジメチルアセトアミド
乳化剤:1重量部のアルキルアリールポリグリコールエーテル
活性化合物の適した調製物を作るために、1重量部の活性化合物を上記の量の溶媒及び乳化剤と混合し、水を用いて濃厚液を所望の濃度に希釈する。
【0349】
保護活性について調べるために、若い植物に活性化合物の調製物を記載する適用率でスプレー噴霧する。スプレーコーティングが乾燥した後、植物にリンゴベト病の病原体ポドスファエラ・ロイコトリチャの水性胞子懸濁液を接種する。次いで植物を約23℃及び約70%の相対大気湿度における温室中に置く。
【0350】
接種から10日後に評価を行う。0%は標準の有効性に相当する有効性を意味し、100%の有効性は感染が観察されないことを意味する。
【0351】
【表4】

【0352】
【表5】

【0353】
実施例B
ベンチュリア試験(リンゴ)/保護的
溶媒:24.5重量部のアセトン
24.5重量部のジメチルアセトアミド
乳化剤:1重量部のアルキルアリールポリグリコールエーテル
活性化合物の適した調製物を作るために、1重量部の活性化合物を上記の量の溶媒及び乳化剤と混合し、水を用いて濃厚液を所望の濃度に希釈する。
【0354】
保護活性について調べるために、若い植物に活性化合物の調製物を記載する適用率でスプレー噴霧する。スプレーコーティングが乾燥した後、植物にリンゴ黒星病の病原体ベンチュリア・イナエクアリスの水性分生子懸濁液を接種し、次いで約20℃及び100%相対大気湿度におけるインキュベーション室中に1日留める。
【0355】
次いで植物を約21℃及び約90%の相対大気湿度における温室中に置く。
【0356】
接種から10日後に評価を行う。0%は標準の有効性に相当する有効性を意味し、100%の有効性は感染が観察されないことを意味する。
【0357】
【表6】

【0358】
【表7】

【0359】
実施例C
ハイイロカビ試験(豆)/保護的
溶媒:24.5重量部のアセトン
24.5重量部のジメチルアセトアミド
乳化剤:1重量部のアルキルアリールポリグリコールエーテル
活性化合物の適した調製物を作るために、1重量部の活性化合物を上記の量の溶媒及び乳化剤と混合し、水を用いて濃厚液を所望の濃度に希釈する。
【0360】
保護活性について調べるために、若い植物に活性化合物の調製物を記載する適用率でスプレー噴霧する。スプレーコーティングが乾燥した後、ボツリチス・シネレアがコロニー形成した(colonized)寒天の2個の小片を各葉の上に置く。接種された植物を約20℃及び100%相対大気湿度における暗室中に置く。
【0361】
接種から2日後、葉の上の感染領域の寸法を評価する。0%は標準の有効性に相当する有効性を意味し、100%の有効性は感染が観察されないことを意味する。
【0362】
【表8】

【0363】
【表9】

【0364】
実施例D
プクシニア試験(小麦)/治癒的
a)溶媒:50重量部のN,N−ジメチルアセトアミド
乳化剤:1重量部のアルキルアリールポリグリコールエーテル
b)溶媒:25重量部のN,N−ジメチルアセトアミド
乳化剤:0.6重量部のアルキルアリールポリグリコールエーテル
活性化合物の適した調製物を作るために、1重量部の活性化合物を上記の量の溶媒及び乳化剤と混合し、水を用いて濃厚液を所望の濃度に希釈する。
【0365】
保護活性について調べるために、若い植物に活性化合物の調製物を記載する適用率でスプレー噴霧する。スプレーコーティングが乾燥した後、植物にプクシニア・レコンディタの分生子懸濁液をスプレー噴霧する。植物を20℃及び100%相対大気湿度においてインキュベーション室中に48時間留める。
【0366】
次いで植物を約20℃の温度及び80%の相対大気湿度における温室中に置いて、サビ菌の膿疱出現を促進する。
【0367】
接種から10日後に評価を行う。0%は標準の有効性に相当する有効性を意味し、100%の有効性は感染が観察されないことを意味する。
【0368】
【表10】

【0369】
【表11】

【0370】
実施例E
スファエロテカ試験(キュウリ)/保護的
溶媒:49重量部のN,N−ジメチルホルムアミド
乳化剤:1重量部のアルキルアリールポリグリコールエーテル
活性化合物の適した調製物を作るために、1重量部の活性化合物を上記の量の溶媒及び乳化剤と混合し、水を用いて濃厚液を所望の濃度に希釈する。
【0371】
保護活性について調べるために、若いキュウリの植物に活性化合物の調製物を記載する適用率でスプレー噴霧する。処理から1日後、植物にスファエロテカ・フリギネアの胞子懸濁液を接種する。次いで植物を70%の相対大気湿度及び23℃の温度における温室中に置く。
【0372】
接種から7日後に評価を行う。0%は標準の有効性に相当する有効性を意味し、100%の有効性は感染が観察されないことを意味する。
【0373】
【表12】

【0374】
実施例F
エリシフェ試験(大麦)/保護的
溶媒:25重量部のN,N−ジメチルアセトアミド
乳化剤:0.6重量部のアルキルアリールポリグリコールエーテル
活性化合物の適した調製物を作るために、1重量部の活性化合物を上記の量の溶媒及び乳化剤と混合し、水を用いて濃厚液を所望の濃度に希釈する。
【0375】
保護活性について調べるために、若い植物に活性化合物の調製物を記載する適用率でスプレー噴霧する。スプレーコーティングが乾燥した後、植物にエリシフェ・グラミニス f.sp.ホルデイの胞子をふりかける。
【0376】
植物を約20℃の温度及び約80%の相対大気湿度における温室中に置いて、ベト病膿疱出現を促進する。
【0377】
接種から7日後に評価を行う。0%は標準の有効性に相当する有効性を意味し、100%の有効性は感染が観察されないことを意味する。
【0378】
【表13】


【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)
【化1】

[式中、
Lは
【化2】

を示し、ここで*で標識された結合はアミドに連結するが、#で標識された結合はアルキル側鎖に連結し、
は水素、C−C−アルキル、C−C−アルキルスルフィニル、C−C−アルキルスルホニル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル;それぞれの場合に1〜9個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルキルチオ、C−C−ハロアルキルスルフィニル、C−C−ハロアルキルスルホニル、ハロ−C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−ハロシクロアルキル;ホルミル、ホルミル−C−C−アルキル、(C−C−アルキル)カルボニル−C−C−アルキル、(C−C−アルコキシ)カルボニル−C−C−アルキル;それぞれの場合に1〜13個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するハロ−(C−C−アルキル)カルボニル−C−C−アルキル、ハロ−(C−C−アルコキシ)カルボニル−C−C−アルキル;(C−C−アルキル)カルボニル、(C−C−アルコキシ)カルボニル、(C−C−アルコキシ−C−C−アルキル)カルボニル、(C−C−シクロアルキル)カルボニル;それぞれの場合に1〜9個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有する(C−C−ハロアルキル)カルボニル、(C−C−ハロアルコキシ)カルボニル、(ハロ−C−C−アルコキシ−C−C−アルキル)カルボニル、(C−C−ハロシクロアルキル)カルボニル;あるいは−C(=O)C(=O)R、−CONR又は−CHNRを示し、
は水素、フッ素、塩素、メチル又はトリフルオロメチルを示し、
はハロゲン、C−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルを示し、
は水素、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル;それぞれの場合に1〜9個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルコキシ、ハロ−C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−ハロシクロアルキルを示し、
及びRは互いに独立してそれぞれ水素、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル;それぞれの場合に1〜9個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC−C−ハロアルキル、ハロ−C
−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−ハロシクロアルキルを示し、
及びRはさらに、それらが結合している窒素原子と一緒になって、5〜8個の環原子を有する飽和複素環を形成し、それは場合によりハロゲン及びC−C−アルキルより成る群からの同一もしくは異なる置換基でモノ−もしくはポリ置換されていることができ、ここで複素環は酸素、硫黄及びNRより成る群からの1もしくは2個のさらなる非−隣接ヘテロ原子を含有することができ、
及びRは互いに独立して水素、C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル;それぞれの場合に1〜9個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC−C−ハロアルキル、C−C−ハロシクロアルキルを示し、
及びRはさらに、それらが結合している窒素原子と一緒になって、5〜8個の環原子を有する飽和複素環を形成し、それは場合によりハロゲン及びC−C−アルキルより成る群からの同一もしくは異なる置換基でモノ−もしくはポリ置換されていることができ、ここで複素環は酸素、硫黄及びNRより成る群からの1もしくは2個のさらなる非−隣接ヘテロ原子を含有することができ、
は水素又はC−C−アルキルを示し、
Aは式(A1)
【化3】

の基を示し、ここで
10は水素、ヒドロキシル、ホルミル、シアノ、フッ素、塩素、臭素、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−シクロアルキル、それぞれの場合に1〜5個のハロゲン原子を有するC−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルコキシ又はC−C−ハロアルキルチオ、アミノカルボニル又はアミノカルボニル−C−C−アルキルを示し、
11は水素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキルチオ、それぞれの場合に1〜5個のハロゲン原子を有するC−C−ハロアルキル又はC−C−ハロアルキルチオを示し、そして
12は水素、C−C−アルキル、ヒドロキシ−C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−シクロアルキル、C−C−アルキルチオ−C−C−アルキル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、それぞれの場合に1〜5個のハロゲン原子を有するC−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルキルチオ−C−C−アルキル、C−C−ハロアルコキシ−C−C−アルキルを示すか、あるいはフェニルを示すか、
あるいは
Aは式(A2)
【化4】

の基を示し、ここで
13及びR14は互いに独立して水素、ハロゲン、C−C−アルキル又はそれぞ
れの場合に1〜5個のハロゲン原子を有するC−C−ハロアルキルを示し、そして
15はハロゲン、シアノ又はC−C−アルキルあるいはそれぞれの場合に1〜5個のハロゲン原子を有するC−C−ハロアルキル又はC−C−ハロアルコキシを示すか、
あるいは
Aは式(A3)
【化5】

の基を示し、ここで
16及びR17は互いに独立して水素、ハロゲン、C−C−アルキル又は1〜5個のハロゲン原子を有するC−C−ハロアルキルを示し、そして
18は水素、C−C−アルキル又は最高で5個のハロゲン原子を有するC−C−ハロアルキルを示すか、
あるいは
Aは式(A4)
【化6】

の基を示し、ここで
19はハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキルチオ、それぞれの場合に1〜5個のハロゲン原子を有するC−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルキルチオ又はC−C−ハロアルコキシを示し、そして
20は水素、ハロゲン、シアノ、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキルチオ、それぞれの場合に1〜5個のハロゲン原子を有するC−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルコキシ、C−C−アルキルスルフィニル又はC−C−アルキルスルホニルを示すか、
あるいは
Aは式(A5)
【化7】

の基を示すか、
あるいは
Aは式(A6)
【化8】

の基を示し、ここで
21はC−C−アルキル又は1〜5個のハロゲン原子を有するC−C−ハロアルキルを示すか、
あるいは
Aは式(A7)
【化9】

の基を示し、ここで
22はC−C−アルキル又は1〜5個のハロゲン原子を有するC−C−ハロアルキルを示すか、
あるいは
Aは式(A8)
【化10】

の基を示し、ここで
23及びR24は互いに独立して水素、ハロゲン、アミノ、C−C−アルキル又は1〜5個のハロゲン原子を有するC−C−ハロアルキルを示し、そして
25は水素、C−C−アルキル又は1〜5個のハロゲン原子を有するC−C−ハロアルキルを示すか、
あるいは
Aは式(A9)
【化11】

の基を示し、ここで
26及びR27は互いに独立して水素、ハロゲン、アミノ、ニトロ、C−C−アルキル又は1〜5個のハロゲン原子を有するC−C−ハロアルキルを示し、そして
28はハロゲン、C−C−アルキル又は1〜5個のハロゲン原子を有するC−C−ハロアルキルを示すか、
あるいは
Aは式(A10)
【化12】

の基を示し、ここで
29は水素、ハロゲン、アミノ、C−C−アルキルアミノ、ジ−(C−C−アルキル)アミノ、シアノ、C−C−アルキル又は1〜5個のハロゲン原子を有するC−C−ハロアルキルを示し、そして
30はハロゲン、ヒドロキシル、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−シクロアルキル、それぞれの場合に1〜5個のハロゲン原子を有するC−C−ハロアルキル又はC−C−ハロアルコキシを示すか、
あるいは
Aは式(A11)
【化13】

の基を示し、ここで
31は水素、ハロゲン、アミノ、C−C−アルキルアミノ、ジ−(C−C−アルキル)アミノ、シアノ、C−C−アルキル又は1〜5個のハロゲン原子を有するC−C−ハロアルキルを示し、そして
32はハロゲン、C−C−アルキル又は1〜5個のハロゲン原子を有するC−C−ハロアルキルを示すか、
あるいは
Aは式(A12)
【化14】

の基を示し、ここで
33は水素又はC−C−アルキルを示し、そして
34はハロゲン又はC−C−アルキルを示すか、
あるいは
Aは式(A13)
【化15】

の基を示し、ここで
35はC−C−アルキル又は1〜5個のハロゲン原子を有するC−C−ハロアルキルを示すか、
あるいは
Aは式(A14)
【化16】

の基を示し、ここで
36は水素、ハロゲン、C−C−アルキル又は1〜5個のハロゲン原子を有するC−C−ハロアルキルを示すか、
あるいは
Aは式(A15)
【化17】

の基を示し、ここで
37はハロゲン、ヒドロキシル、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキルチオ、それぞれの場合に1〜5個のハロゲン原子を有するC−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルキルチオ又はC−C−ハロアルコキシを示すか、
あるいは
Aは式(A16)
【化18】

の基を示し、ここで
38は水素、シアノ、C−C−アルキル、1〜5個のハロゲン原子を有するC−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、ヒドロキシ−
−C−アルキル、C−C−アルキルスルホニル、ジ(C−C−アルキル)アミノスルホニル、C−C−アルキルカルボニル又はそれぞれ場合により置換されていることができるフェニルスルホニル又はベンゾイルを示し、
39は水素、ハロゲン、C−C−アルキル又は1〜5個のハロゲン原子を有するC−C−ハロアルキルを示し、
40は水素、ハロゲン、シアノ、C−C−アルキル又は1〜5個のハロゲン原子を有するC−C−ハロアルキルを示し、
41は水素、ハロゲン、C−C−アルキル又は1〜5個のハロゲン原子を有するC−C−ハロアルキルを示すか、
あるいは
Aは式(A17)
【化19】

の基を示し、ここで
42はC−C−アルキルを示す]
のヘキシルカルボキシアニリド。
【請求項2】
Lが
【化20】

を示し、ここで*で標識された結合はアミドに連結するが、#で標識された結合はアルキル側鎖に連結し、
が水素、C−C−アルキル、C−C−アルキルスルフィニル、C−C−アルキルスルホニル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル;それぞれの場合に1〜9個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルキルチオ、C−C−ハロアルキルスルフィニル、C−C−ハロアルキルスルホニル、ハロ−C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−ハロシクロアルキル;ホルミル、ホルミル−C−C−アルキル、(C−C−アルキル)カルボニル−C−C−アルキル、(C−C−アルコキシ)カルボニル−C−C−アルキル;それぞれの場合に1〜13個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するハロ−(C−C−アルキル)カルボニル−C−C−アルキル、ハロ−(C−C−アルコキシ)カルボニル−C−C−アルキル;(C−C−アルキル)カルボニル、(C−C−アルコキシ)カルボニル、(C−C−アルコキシ−C−C−アルキル)カルボニル、(C−C−シクロアルキル)カルボニル;それぞれの場合に1〜9個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有する(C−C−ハロアルキル)カルボニル、(C−C−ハロアルコキシ)カルボニル、(ハロ−C−C−アルコキシ−C−C−アルキル)カルボニル、(C−C−ハロシクロアルキル)カルボニル;あるいは−C(=O)C(=O)R、−CONR又は−CHNRを示し、
が水素、フッ素、塩素、メチル又はトリフルオロメチルを示し、
がフッ素、塩素、臭素、ヨウ素、C−C−アルキル、それぞれの場合に1〜13個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC−C−ハロアルキルを示し、
が水素、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル;それぞれの場合に1〜9個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルコキシ、ハロ−C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−ハロシクロアルキルを示し、
及びRが互いに独立してそれぞれ水素、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル;それぞれの場合に1〜9個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC−C−ハロアルキル、ハロ−C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−ハロシクロアルキルを示し、
及びRがさらに、それらが結合している窒素原子と一緒になって、5もしくは6個の環原子を有する飽和複素環を形成し、それは場合によりハロゲン及びC−C−アルキルより成る群からの同一もしくは異なる置換基でモノ−ないしテトラ置換されていることができ、ここで複素環は酸素、硫黄及びNRより成る群からの1もしくは2個のさらなる非−隣接ヘテロ原子を含有することができ、
及びRが互いに独立して水素、C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル;それぞれの場合に1〜9個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC−C−ハロアルキル、C−C−ハロシクロアルキルを示し、
及びRがさらに、それらが結合している窒素原子と一緒になって、5もしくは6個の環原子を有する飽和複素環を形成し、それは場合によりハロゲン及びC−C−アルキルより成る群からの同一もしくは異なる置換基でモノ−もしくはポリ置換されていることができ、ここで複素環は酸素、硫黄及びNRより成る群からの1もしくは2個のさらなる非−隣接ヘテロ原子を含有することができ、
が水素又はC−C−アルキルを示し、
Aが式(A1)
【化21】

の基を示し、ここで
10は水素、ヒドロキシル、ホルミル、シアノ、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、イソプロピル、メトキシ、エトキシ、メチルチオ、エチルチオ、シクロプロピル、それぞれの場合に1〜5個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルコキシ、トリフルオロメチルチオ、ジフルオロメチルチオ、アミノカルボニル、アミノカルボニルメチル又はアミノカルボニルエチルを示し、
11は水素、塩素、臭素、ヨウ素、メチル、エチル、メトキシ、エトキシ、メチルチオ、エチルチオ、1〜5個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC−C−ハロアルキルを示し、そして
12は水素、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、1〜5個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC−C−ハロアルキル、ヒドロキシメチル、ヒドロキシエチル、シクロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシル又はフェニルを示すか、
あるいは
Aが式(A2)
【化22】

の基を示し、ここで
13及びR14は互いに独立して水素、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル又は1〜5個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC−C−ハロアルキルを示し、そして
15はフッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ、メチル、エチル、それぞれの場合に1〜5個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC−C−ハロアルキル又はC−C−ハロアルコキシを示すか、
あるいは
Aが式(A3)
【化23】

の基を示し、ここで
16及びR17は互いに独立して水素、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル又は1〜5個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC−C−ハロアルキルを示し、そして
18は水素、メチル、エチル又は1〜5個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC−C−ハロアルキルを示すか、
あるいは
Aが式(A4)
【化24】

の基を示し、ここで
19はフッ素、塩素、臭素、ヨウ素、ヒドロキシル、シアノ、C−C−アルキル、メトキシ、エトキシ、メチルチオ、エチルチオ、ジフルオロメチルチオ、トリフルオロメチルチオ、それぞれの場合に1〜5個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC−C−ハロアルキル又はC−C−ハロアルコキシを示し、そして
20は水素、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ、C−C−アルキル、メトキシ、エトキシ、メチルチオ、エチルチオ、それぞれの場合に1〜5個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC−C−ハロアルキル又はC−C−ハロアルコキシ、C−C−アルキルスルフィニル又はC−C−アルキルスルホニルを示すか、
あるいは
Aが式(A5)
【化25】

の基を示すか、
あるいは
Aが式(A6)
【化26】

の基を示し、ここで
21はメチル、エチル又は1〜5個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC−C−ハロアルキルを示すか、
あるいは
Aが式(A7)
【化27】

の基を示し、ここで
22はメチル、エチル、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル、ジフルオロクロロメチル又はトリクロロメチルを示すか、
あるいは
Aが式(A8)
【化28】

の基を示し、ここで
23及びR24は互いに独立して水素、フッ素、塩素、臭素、アミノ、メチル、エチル又は1〜5個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC−C−ハロアルキルを示し、そして
25は水素、メチル、エチル又は1〜5個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC−C−ハロアルキルを示すか、
あるいは
Aが式(A9)
【化29】

の基を示し、ここで
26及びR27は互いに独立して水素、フッ素、塩素、臭素、アミノ、ニトロ、メチル、エチル又は1〜5個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC−C−ハロアルキルを示し、そして
28はフッ素、塩素、臭素、メチル、エチル又は1〜5個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC−C−ハロアルキルを示すか、
あるいは
Aが式(A10)
【化30】

の基を示し、ここで
29は水素、フッ素、塩素、臭素、アミノ、C−C−アルキルアミノ、ジ(C−C−アルキル)アミノ、シアノ、メチル、エチル又は1〜5個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC−C−ハロアルキルを示し、そして
30はフッ素、塩素、臭素、ヒドロキシル、メチル、エチル、メトキシ、エトキシ、シクロプロピル、1〜5個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC−C−ハロアルキル又はC−C−ハロアルコキシを示すか、
あるいは
Aが式(A11)
【化31】

の基を示し、ここで
31は水素、フッ素、塩素、臭素、アミノ、C−C−アルキルアミノ、ジ(C−C−アルキル)アミノ、シアノ、メチル、エチル又は1〜5個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC−C−ハロアルキルを示し、そして
32はフッ素、塩素、臭素、メチル、エチル又は1〜5個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC−C−ハロアルキルを示すか、
あるいは
Aが式(A12)
【化32】

の基を示し、ここで
33は水素、メチル又はエチルを示し、そして
34はフッ素、塩素、臭素、メチル又はエチルを示すか、
あるいは
Aが式(A13)
【化33】

の基を示し、ここで
35はメチル、エチル又は1〜5個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC−C−ハロアルキルを示すか、
あるいは
Aが式(A14)
【化34】

の基を示し、ここで
36は水素、フッ素、塩素、臭素、、メチル、エチル又は1〜5個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC−C−ハロアルキルを示すか、
あるいは
Aが式(A15)
【化35】

の基を示し、ここで
37はフッ素、塩素、臭素、ヨウ素、ヒドロキシル、C−C−アルキル、メトキシ、エトキシ、メチルチオ、エチルチオ、ジフルオロメチルチオ、トリフルオロメチルチオ、それぞれの場合に1〜5個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC−C−ハロアルキル又はC−C−ハロアルコキシを示すか、
あるいは
Aが式(A16)
【化36】

の基を示し、ここで
38は水素、メチル、エチル、1〜5個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、ヒドロキシメチル、ヒドロキシエチル、メチルスルホニル又はジメチルアミノスルホニルを示し、
39は水素、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル又は1〜5個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC−C−ハロアルキルを示し、
40は水素、フッ素、塩素、臭素、シアノ、メチル、エチル、イソプロピル又は1〜5個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC−C−ハロアルキルを示し、
41は水素、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル又は1〜5個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC−C−ハロアルキルを示すか、
あるいは
Aが式(A17)
【化37】

の基を示し、ここで
42はメチル、エチル、n−プロピル又はイソプロピルを示す
請求項1に従う式(I)のヘキシルカルボキシアニリド。
【請求項3】
LがL−1を示す請求項1又は2に従う式(I)のヘキシルカルボキシアニリド。
【請求項4】
LがL−2を示す請求項1又は2に従う式(I)のヘキシルカルボキシアニリド。
【請求項5】
が水素、ホルミル又は−C(=O)C(=O)Rを示し、ここでRは請求項1又は2で定義された通りである請求項1又は2に従う式(I)のヘキシルカルボキシアニリド。
【請求項6】
AがA1を示す請求項1又は2に従う式(I)のヘキシルカルボキシアニリド。
【請求項7】
がハロゲンを示す請求項1又は2に従う式(I)のヘキシルカルボキシアニリド。
【請求項8】
がC−C−アルキルを示す請求項1又は2に従う式(I)のヘキシルカルボキシアニリド。
【請求項9】
がC−C−ハロアルキルを示す請求項1又は2に従う式(I)のヘキシルカルボキシアニリド。
【請求項10】
a)式(II)
【化38】

[式中、
Aは請求項1で定義された通りであり、そして
はハロゲン又はヒドロキシルを示す]
のカルボン酸誘導体を式(III)
【化39】

[式中、L、R及びRは請求項1で定義された通りである]
のアニリン誘導体と、適宜触媒の存在下に、適宜縮合剤の存在下に、適宜酸結合剤の存在下に、且つ適宜希釈剤の存在下で反応させるか、
あるいは
b)式(I−a)
【化40】

[式中、L、A及びRは請求項1で定義された通りである]
のヘキシルカルボキシアニリドを式(IV)
1−A−X (IV)
[式中、
は塩素、臭素又はヨウ素を示し、
1−AはC−C−アルキル、C−C−アルキルスルフィニル、C−C−アルキルスルホニル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル;それぞれの場合に1〜9個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルキルチオ、C−C−ハロアルキルスルフィニル、C−C−ハロアルキルスルホニル、ハロ−C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−ハロシクロアルキル;ホルミル、ホルミル−C−C−アルキル、(C−C−アルキル)カルボニル−C−C−アルキル、(C−C−アルコキシ)カルボニル−C−C−アルキル;それぞれの場合に1〜13個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するハロ−(C−C−アルキル)カルボニル−C−C−アルキル、ハロ−(C−C−アルコキシ)カルボニル−C−C−アルキル;(C−C−アルキル)カルボニル、(C−C−アルコキシ)カルボニル、(C−C−アルコキシ−C−C−アルキル)カルボニル、(C−C−シクロアルキル)カルボニル;それぞれの場合に1〜9個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有する(C−C−ハロアルキル)カルボニル、(C−C−ハロアルコキシ)カルボニル、(ハロ−C−C−アルコキシ−C−C−アルキル)カルボニル、(C−C−ハロシクロアルキル)カルボニル;あるいは−C(=O)C(=O)R、−C
ONR又は−CHNRを示し、
ここでR、R、R、R及びRは請求項1で定義された通りである]
のハライドと、塩基の存在下且つ希釈剤の存在下で反応させる
ことを特徴とする請求項1に従う式(I)の化合物の製造方法。
【請求項11】
伸展剤及び/又は界面活性剤に加えて、少なくとも1種の請求項1に従う式(I)のヘキシルカルボキシアニリドを含んでなることを特徴とする、望ましくない微生物の抑制のための組成物。
【請求項12】
望ましくない微生物の抑制のための請求項1に従う式(I)のヘキシルカルボキシアニリドの使用。
【請求項13】
請求項1に従う式(I)のヘキシルカルボキシアニリドを微生物及び/又はそれらの生息場所に適用することを特徴とする望ましくない微生物の抑制方法。
【請求項14】
請求項1に従う式(I)のヘキシルカルボキシアニリドを伸展剤及び/又は界面活性剤と混合することを特徴とする、望ましくない微生物の抑制のための組成物の調製方法。
【請求項15】
式(III−b)
【化41】

[式中、
a)R1−Bは水素を示し、そして
3−Bはハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキルを示すか、あるいは
b)R1−BはC−C−アルキル、C−C−アルキルスルフィニル、C−C−アルキルスルホニル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル;それぞれの場合に1〜9個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルキルチオ、C−C−ハロアルキルスルフィニル、C−C−ハロアルキルスルホニル、ハロ−C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−ハロシクロアルキル;ホルミル、ホルミル−C−C−アルキル、(C−C−アルキル)カルボニル−C−C−アルキル、(C−C−アルコキシ)カルボニル−C−C−アルキル;それぞれの場合に1〜13個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するハロ−(C−C−アルキル)カルボニル−C−C−アルキル、ハロ−(C−C−アルコキシ)カルボニル−C−C−アルキル;(C−C−アルキル)カルボニル、(C−C−アルコキシ)カルボニル、(C−C−アルコキシ−C−C−アルキル)カルボニル、(C−C−シクロアルキル)カルボニル;それぞれの場合に1〜9個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有する(C−C−ハロアルキル)カルボニル、(C−C−ハロアルコキシ)カルボニル、(ハロ−C−C−アルコキシ−C−C−アルキル)カルボニル、(C−C−ハロシクロアルキル)カルボニル;あるいは−C(=O)C(=O)R、−CONR又は−CHNRを示し、そして
3−Bは水素、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキルを示し、
、R、R、R、R及びRはそれぞれ請求項1で定義された通りである]
のアニリン誘導体。
【請求項16】
式(II−a)
【化42】

[式中、
12は請求項1で定義された通りであり、
はハロゲン又はヒドロキシルを示す]
の3−ジクロロメチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸誘導体。
【請求項17】
式(XI)
【化43】

[式中、R12は請求項1で定義された通りである]
の3−ホルミル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸を、希釈剤の存在下で塩素化剤と反応させる
ことを特徴とする請求項16に従う式(II−a)の3−ジクロロメチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸誘導体の製造方法。
【請求項18】
式(XII)
【化44】

[式中、
12は請求項1で定義された通りであり、
44はC−C−アルキルを示す]
の3−ジクロロメチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エステル。
【請求項19】
式(X)
【化45】

[式中、
12は請求項1で定義された通りであり、
44はC−C−アルキルを示す]
の3−ホルミル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エステルを、希釈剤の存在下で塩素化剤と反応させる
ことを特徴とする請求項18に従う式(XII)の3−ジクロロメチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エステルの製造方法。

【公表番号】特表2007−509087(P2007−509087A)
【公表日】平成19年4月12日(2007.4.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−535995(P2006−535995)
【出願日】平成16年10月12日(2004.10.12)
【国際出願番号】PCT/EP2004/011397
【国際公開番号】WO2005/042493
【国際公開日】平成17年5月12日(2005.5.12)
【出願人】(302063961)バイエル・クロツプサイエンス・アクチエンゲゼルシヤフト (524)
【Fターム(参考)】