説明

ベンゾチアゾールおよびベンゾオキサゾール誘導体ならびに使用方法

式(I)の化合物は、ヒスタミン−3受容体リガンドによって予防または緩和される状態または障害の治療に有用である。また、式(I)の化合物の医薬組成物、かかる化合物および組成物の使用方法、ならびに化合物の調製方法が開示される。



Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】

【化1】

の化合物または薬学的に許容されるその塩、エステル、アミドもしくは放射標識体
[式中、
Zは、硫黄および酸素から選択される原子であり、
nは、0から2の整数であり、
pは、0から1の整数であり、
およびRの一方は、水素、アシル、アルケニル、アルコキシ、アルコキシアルコキシ、アルコキシアルキル、アルコキシカルボニル、アルコキシイミノ、アルコキシスルホニル、アルキル、アルキルカルボニル、アルキルスルホニル、アルキルチオ、アルキニル、アミド、カルボキシ、シアノ、シクロアルキル、フルオロアルコキシ、ハロアルコキシ、ハロアルキル、ハロゲン、ヒドロキシ、ヒドロキシアルコキシ、ヒドロキシアルキル、−NR、(NR)カルボニル−、−SON(R14a)(R14b)、−N(R14a)SO(R14b)、式−L−Rの基または式−L2a−R6a−L2b−R6bの基であり、
およびRの他方は、水素、クロロ、シアノ、アルコキシ、アルコキシアルキル、アルキル、アルキルチオ、シクロアルキル、フルオロ、フルオロアルキル、フルオロアルコキシ、ヒドロキシアルコキシ、−SON(R14a)(R14b)および−N(R14a)SO(R14b)から選択され、
3aおよびR3bは、それぞれ独立に、水素、シアノ、ハロゲン、アルキル、シクロアルキル、フルオロアルキル、アルコキシ、アルコキシアルキル、フルオロアルコキシ、アルキルチオ、−SON(R14a)(R14b)および−N(R14a)SO(R14b)から選択され、
およびRは、それぞれ独立に、アルキル、フルオロアルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキルおよびシクロアルキルから選択され、またはRおよびRは、それぞれが結合する窒素原子と一緒になって、式
【化2】

の非芳香環を形成し、
、R、RおよびR10は、出現するごとに、それぞれ独立に、水素、ヒドロキシアルキル、フルオロアルキル、シクロアルキルおよびアルキルから選択され、
11、R12、R13およびR14は、それぞれ独立に、水素、ヒドロキシアルキル、アルキルおよびフルオロアルキルから選択され、
およびRは、出現するごとに独立に、水素、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、アルキル、アルコキシ、アルキルアミノ、フルオロおよびジアルキルアミノからなる群から選択され、
Qは、OおよびSから選択され、
mは、1から5の整数であり、
は、Lが結合、−O−、アルキレン、−C(=O)−、−S−、−SON(R14a)−、−N(R14a)SO−、−C(O)N(R14a)−、−N(R14a)C(O)−もしくは−N(R15)−である場合には、アリール、5員から6員のヘテロアリール環、8員から12員の二環式ヘテロアリール環および4員から12員の複素環式から選択され、またはRは、Lが結合である場合にはブロモであり、
6aは、二価の5員から6員のヘテロアリール環、二価のシアノフェニル、二価の8員から12員の二環式ヘテロアリール環および二価の4員から12員の複素環式環から選択され、
6bは、水素、5員から6員のヘテロアリール環、アリール環、8員から12員の二環式ヘテロアリール環および4員から12員の複素環式環から選択され、
L、L2aおよびL2bは、それぞれ独立に、結合、−O−、アルキレン、−C(=O)−、−S−、−SON(R14a)−、−N(R14a)SO−、−C(O)N(R14a)−、−N(R14a)C(O)−および−N(R15)−から選択され、
14aおよびR14bは、それぞれ独立に、出現するごとに、水素、アルキルおよびシクロアルキルから選択され、
15は、水素、アルキル、アシル、アルコキシカルボニルおよび(R14a)(R14b)NC(O)−から選択され、
16a、R16b、R17a、R17b、R18a、R18b、R19aおよびR19bは、独立に、出現するごとに、水素および低級アルキルから選択され、
およびRは、独立に、水素、アルキル、ハロアルキル、アルコキシカルボニル、シクロアルキルおよびホルミルから選択される。]。
【請求項2】
が−L−Rであり、Lが結合であり、Rが請求項1に定義の通りである、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
が、アリール、5員から6員のヘテロアリール環、8員から12員の二環式ヘテロアリール環または4員から12員の複素環式環から選択され、前記基が非置換であり、またはアシル、アシルオキシ、アルケニル、アルコキシ、アルコキシアルコキシ、アルコキシアルキル、アルコキシカルボニル、アルコキシイミノ、アルコキシスルホニル、アルキル、アルキルカルボニル、アルキルスルホニル、アルキニル、アミド、カルボキシ、シアノ、シクロアルキル、フルオロアルコキシ、ホルミル、ハロアルコキシ、ハロアルキル、ハロゲン、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、メルカプト、ニトロ、オキソ、アルキルチオ、−NR、(NR)カルボニル−、−SON(R14a)(R14b)および−N(R14a)SO(R14b)から選択される1つまたは複数の置換基で置換されている、請求項2に記載の化合物。
【請求項4】
が、フリル、イミダゾリル、イミダゾリジン−2−オニル、イソオキサゾリル、イソチアゾリル、オキサゾリル、ピラジニル、ピラゾリル、ピリダジニル、ピリジニル、ピリミジニル、ピロリル、テトラゾリル、チアジアゾリル、チアジアゾロニル、チアジアジノニル、オキサジアゾリル、オキサジアゾロニル、オキサジアジノニル、オキサゾリジン−2−オニル、チアゾリル、チエニル、トリアジニル、トリアゾリル、トリアゾリル、ピリダジノニル、ピリドニル、ピリミジノニル、インドリル、ベンゾチエニル、ベンゾフラニル、インダゾリル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾイソチアゾリル、ベンゾイソオキサゾリル、キノリニル、イソキノリニル、キナゾリニル、キノキサリニル、フタラジニル、プテリジニル、プリニル、ナフチリジニル、シンノリニル、チエノ[2,3−d]イミダゾール、ピローロピリミジニル、アゼパニル、アゼチジニル、アジリジニル、アゾカニル、モルホリニル、ピペラジニル、ピペリジニル、ピロリジニル、ピロリジン−2−オニル、ピロリニル、ジヒドロチアゾリル、ジヒドロピリジニル、チオモルホリニル、ジオキサニル、ジチアニル、テトラヒドロフリル、ジヒドロピラニル、テトラヒドロピラニル、[1,3]ジオキソラニル、キナゾリン−4−オニルおよびフェニルからなる群から選択される、請求項3に記載の化合物。
【請求項5】
が、シアノフェニル、ピラゾリル、ピリミジニル、ピリミジノニル、ピリジニル、ピリダジノニル、イミダゾリジン−2−オニル、オキサゾリジン−2−オニル、ピロリジニル、ピリダジニル、チアゾリル、モルホリニル、キナゾリン−4−オニルおよびピロリジン−2−オニルから選択される基であり、各基が、ヒドロキシ、メトキシ、オキソ、アミド、アルコキシカルボニル、カルボキシ、ハロアルキルおよびメチルから選択される0、1または2個の置換基で置換されている、請求項4に記載の化合物。
【請求項6】
およびR3bが水素である、請求項1に記載の化合物。
【請求項7】
およびRが、それぞれが結合する窒素原子と一緒になって、4員から9員の非芳香環である非芳香環を形成する、請求項1に記載の化合物。
【請求項8】
およびRが、それぞれが結合する窒素原子と一緒になって、アゼパニル、アゼチジニル、アジリジニル、アゾカニル、モルホリニル、ピペラジニル、ピペリジニル、ピロリジニル、ピロリニルおよびヘキサヒドロピローロ[3,4−b]ピロリルから選択される環を形成し、各環が、アルキル、ヒドロキシアルキルおよびフルオロから選択される0、1または2個の置換基で置換されている、請求項1に記載の化合物。
【請求項9】
式(II)
【化3】

(式中、R、R、R3a、R3b、RおよびRは、請求項1に定義の通りである。)
を有する、請求項1に記載の化合物。
【請求項10】
式(III)
【化4】

(式中、R、R、R3a、R3b、RおよびRは、請求項1に定義の通りである。)
を有する、請求項1に記載の化合物。
【請求項11】
式(IV)
【化5】

(式中、R、R、R3a、R3b、RおよびRは、請求項1に定義の通りである。)
を有する、請求項1に記載の化合物。
【請求項12】
式(V)
【化6】

(式中、R、R、R3a、R3b、RおよびRは、請求項1に定義の通りである。)
を有する、請求項1に記載の化合物。
【請求項13】
式(VI)
【化7】

(式中、R、R、R3a、R3b、RおよびRは、請求項1に定義の通りである。)
を有する、請求項1に記載の化合物。
【請求項14】
式(VII)
【化8】

(式中、R、R、R3a、R3b、RおよびRは、請求項1に定義の通りである。)
を有する、請求項1に記載の化合物。
【請求項15】
およびRの一方がLであり、Lが結合であり、Rが式
【化9】

の構造であり、
式中、
Xが、酸素、NR20およびCR2122から選択され、
qが、1から4の整数であり、
20が、水素および低級アルキルから選択され、
21およびR22が、それぞれ独立に、水素、ヒドロキシ、アルコキシ、低級アルキルおよび低級ハロアルキルから選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項16】
Zが酸素原子である、請求項1に記載の化合物。
【請求項17】
式(IX)
【化10】

(式中、R、R、R3a、R3b、RおよびRは、式(I)の化合物について請求項1に記載の通りである。)
を有する、請求項1に記載の化合物。
【請求項18】
式(X)
【化11】

(式中、R、R、R3a、R3b、RおよびRは、式(I)の化合物について請求項1に記載の通りである。)
を有する、請求項1に記載の化合物。
【請求項19】
6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−(3−(ピペリジン−1−イル)アゼチジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール;
6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−(3−(ピロリジン−1−イル)アゼチジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール;
2−(3−(アゼパン−1−イル)アゼチジン−1−イル)−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール;
(R)−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−(3−(2−メチルピロリジン−1−イル)アゼチジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール;
6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−(3−(2−メチルピペリジン−1−イル)アゼチジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール;
N−エチル−N−メチル−1−(6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−アミン;
2−(エチル(1−(6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル)アミノ)エタノール;
(S)−(1−(1−(6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル)ピロリジン−2−イル)メタノール;
6−ブロモ−2−(3−(ピペリジン−1−イル)アゼチジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール;
(R)−6−ブロモ−2−(3−(2−メチルピロリジン−1−イル)アゼチジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール;
4−(2−((2R,3’R)−2−メチル−1,3’−ビピロリジン−1’−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)ベンゾニトリル;
(R)−4−(2−(1,3’−ビピロリジン−1’−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)ベンゾニトリル;
(R)−4−(2−(3−(ピペリジン−1−イル)ピロリジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)ベンゾニトリル;
(R)−6−ブロモ−2−(3−(ピペリジン−1−イル)ピロリジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール;
(R)−6−(2−メトキシピリミジン−5−イル)−2−(3−(ピペリジン−1−イル)ピロリジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール;
(R)−2−(3−(ピペリジン−1−イル)ピロリジン−1−イル)−6−(ピリミジン−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール;
(R)−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−(3−(ピペリジン−1−イル)ピロリジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール;
(R)−6−(2,6−ジメチルピリジン−3−イル)−2−(3−(ピペリジン−1−イル)ピロリジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール;
(R)−6−(6−メトキシピリジン−3−イル)−2−(3−(ピペリジン−1−イル)ピロリジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール;
(R)−2−(2−(3−(ピペリジン−1−イル)ピロリジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)ピリダジン−3(2H)−オン;
(R)−3−(2−(3−(ピペリジン−1−イル)ピロリジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)オキサゾリジン−2−オン;
(S)−3−ヒドロキシ−1−(2−((R)−3−(ピペリジン−1−イル)ピロリジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)ピロリジン−2−オン;
4−(2−((3S)−3−(2−メチルピペリジン−1−イル)ピロリジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)ベンゾニトリル;
(S)−4−(2−(3−(ピペリジン−1−イル)ピロリジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)ベンゾニトリル;
(S)−4−(2−(3−(アゼパン−1−イル)ピロリジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)ベンゾニトリル;
4−(2−((3’S)−2−メチル−1,3’−ビピロリジン−1’−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)ベンゾニトリル;
(S)−4−(2−(1,3’−ビピロリジン−1’−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)ベンゾニトリル;
4−(2−((2S,3’S)−2−(ヒドロキシメチル)−1,3’−ビピロリジン−1’−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)ベンゾニトリル;
(S)−4−(2−(3−(ジエチルアミノ)ピロリジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)ベンゾニトリル;
(S)−4−(2−(3−(エチル(メチル)アミノ)ピロリジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)ベンゾニトリル;
(S)−4−(2−(3−(イソプロピル(メチル)アミノ)ピロリジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)ベンゾニトリル;
(S)−2−(1,3’−ビピロリジン−1’−イル)−6−ブロモベンゾ[d]チアゾール;
(S)−2−(2−(1,3’−ビピロリジン−1’−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)ピリダジン−3(2H)−オン;
(R)−2−(3−(アゼチジン−1−イル)ピペリジン−1−イル)−6−ブロモベンゾ[d]チアゾール;
(R)−6−ブロモ−2−(3−(ピロリジン−1−イル)ピペリジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール;
(R)−2−(1,3’−ビピペリジン−1’−イル)−6−ブロモベンゾ[d]チアゾール;
(R)−4−(1−(6−ブロモベンゾ[d]チアゾール−2−イル)ピペリジン−3−イル)モルホリン;
(R)−2−(3−(アゼパン−1−イル)ピペリジン−1−イル)−6−ブロモベンゾ[d]チアゾール;
(S)−2−(3−(アゼチジン−1−イル)ピペリジン−1−イル)−6−ブロモベンゾ[d]チアゾール;
(S)−6−ブロモ−2−(3−(ピロリジン−1−イル)ピペリジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール;
(S)−2−(1,3’−ビピペリジン−1’−イル)−6−ブロモベンゾ[d]チアゾール;
(S)−4−(1−(6−ブロモベンゾ[d]チアゾール−2−イル)ピペリジン−3−イル)モルホリン;
(S)−2−(3−(アゼパン−1−イル)ピペリジン−1−イル)−6−ブロモベンゾ[d]チアゾール;
6−ブロモ−2−(4−(ピロリジン−1−イル)ピペリジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール;
2−(1,4’−ビピペリジン−1’−イル)−6−ブロモベンゾ[d]チアゾール;
(R)−6−メトキシ−2−(3−(ピペリジン−1−イル)ピロリジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール;
(R)−2−(3−(ピペリジン−1−イル)ピロリジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−オール;
(R)−6−(2−(3−(ピペリジン−1−イル)ピロリジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イルオキシ)ニコチンアミド;
(R)−N−メチル−5−(2−(3−(ピペリジン−1−イル)ピロリジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イルオキシ)ピラジン−2−カルボキサミド;
(R)−5−ブロモ−2−(3−(ピペリジン−1−イル)ピロリジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール;
(R)−2−(2−(3−(ピペリジン−1−イル)ピロリジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−5−イル)ピリダジン−3(2H)−オン;
(R)−エチル2−(3−(ピペリジン−1−イル)ピロリジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−カルボキシレート;
(R)−2−(3−(ピペリジン−1−イル)ピロリジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−カルボン酸;
(R)−モルホリノ(2−(3−(ピペリジン−1−イル)ピロリジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)メタノン;
(R)−N−メチル−2−(3−(ピペリジン−1−イル)ピロリジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−カルボキサミド;
((S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)(2−((R)−3−(ピペリジン−1−イル)ピロリジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)メタノン;
(R)−N−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−2−(3−(ピペリジン−1−イル)ピロリジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−カルボキサミド;
(R)−N−エチル−N−メチル−2−(3−(ピペリジン−1−イル)ピロリジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−カルボキサミド;
(R)−N,N−ジメチル−2−(3−(ピペリジン−1−イル)ピロリジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−カルボキサミド;
(R)−N−エチル−2−(3−(ピペリジン−1−イル)ピロリジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−カルボキサミド;
(R)−N−イソプロピル−2−(3−(ピペリジン−1−イル)ピロリジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−カルボキサミド;
(R)−N−(2−フルオロエチル)−2−(3−(ピペリジン−1−イル)ピロリジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−カルボキサミド;
(R)−イソプロピル6−(2−(3−(ピペリジン−1−イル)ピロリジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)ピコリネート;
(R)−6−(2−(3−(ピペリジン−1−イル)ピロリジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)ピコリン酸;
(R)−メチル6−(2−(3−(ピペリジン−1−イル)ピロリジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)ピコリネート;
(R)−メチル5−(2−(3−(ピペリジン−1−イル)ピロリジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)ピコリネート;
(R)−6−(6−メトキシピリダジン−3−イル)−2−(3−(ピペリジン−1−イル)ピロリジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール;
(R)−N−メチル−6−(2−(3−(ピペリジン−1−イル)ピロリジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)ピコリンアミド;
(R)−N−メチル−2−(2−(3−(ピペリジン−1−イル)ピロリジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)イソニコチンアミド;
(R)−N−メチル−6−(2−(3−(ピペリジン−1−イル)ピロリジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)ニコチンアミド;
(R)−6−(2−(3−(ピペリジン−1−イル)ピロリジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)ピリダジン−3−オール;
(R)−5−(2−(3−(ピペリジン−1−イル)ピロリジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)ピリミジン−2−オール;
(R)−5−(2−(3−(ピペリジン−1−イル)ピロリジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)ピリジン−2−オール;
(R)−N−メチル−5−(2−(3−(ピペリジン−1−イル)ピロリジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)ピコリンアミド;
(R)−N−メチル−2−(2−(3−(ピペリジン−1−イル)ピロリジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)チアゾール−5−カルボキサミド;
(R)−N−メチル−5−(2−(3−(ピペリジン−1−イル)ピロリジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)ニコチンアミド;
(R)−N−メチル−6−(2−(3−(ピペリジン−1−イル)ピロリジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イルオキシ)ニコチンアミド;
(R)−N−メチル−6−(2−(3−(ピペリジン−1−イル)ピロリジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イルオキシ)ピコリンアミド;
(R)−N−メチル−2−(2−(3−(ピペリジン−1−イル)ピロリジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イルオキシ)イソニコチンアミド;
(R)−N−メチル−5−(2−(3−(ピペリジン−1−イル)ピロリジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イルオキシ)ピコリンアミド;
(R)−N−メチル−2−(2−(3−(ピペリジン−1−イル)ピロリジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イルオキシ)チアゾール−5−カルボキサミド;
(R)−6−(6−メトキシピリダジン−3−イルオキシ)−2−(3−(ピペリジン−1−イル)ピロリジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール;
(R)−6−(6−メトキシピリジン−2−イルオキシ)−2−(3−(ピペリジン−1−イル)ピロリジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール;
(R)−6−(2−(3−(ピペリジン−1−イル)ピロリジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イルオキシ)ピリダジン−3−オール;
3−[2−((R)−3−ピペリジン−1−イル−ピロリジン−1−イル)−ベンゾチアゾール−6−イル]−3H−ピリミジン−4−オン;
6−メチル−3−[2−((R)−3−ピペリジン−1−イル−ピロリジン−1−イル)−ベンゾチアゾール−6−イル]−3H−ピリミジン−4−オン;
4−[2−((R)−3−ピペリジン−1−イル−ピロリジン−1−イル)−ベンゾチアゾール−6−イル]−モルホリン−3−オン;
2−メチル−3−[2−((R)−3−ピペリジン−1−イル−ピロリジン−1−イル)−ベンゾチアゾール−6−イル]−3H−キナゾリン−4−オン;
2,8−ジメチル−3−[2−((R)−3−ピペリジン−1−イル−ピロリジン−1−イル)−ベンゾチアゾール−6−イル]−3H−キナゾリン−4−オン;
2−メチル−3−[2−((R)−3−ピペリジン−1−イル−ピロリジン−1−イル)−ベンゾチアゾール−6−イル]−8−トリフルオロメチル−3H−キナゾリン−4−オン;
(R)−N,N−ジメチル−2−(3−(ピペリジン−1−イル)ピロリジン−1−イル)ベンゾ[d]オキサゾール−6−カルボキサミド;
(R)−N−エチル−2−(3−(ピペリジン−1−イル)ピロリジン−1−イル)ベンゾ[d]オキサゾール−6−カルボキサミド;
メチル2−(1,4’−ビピペリジン−1’−イル)ベンゾ[d]オキサゾール−5−カルボキシレート;および
2−(1,4’−ビピペリジン−1’−イル)−N−エチルベンゾ[d]オキサゾール−5−カルボキサミド
から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項20】
治療有効量の請求項1に記載の化合物を、薬学的に許容される担体と組み合わせて含む医薬組成物。
【請求項21】
有効量の請求項1に記載の化合物を投与するステップを含む、哺乳動物におけるヒスタミン−3受容体の効果を選択的に調節する方法。
【請求項22】
有効量の請求項1に記載の化合物を投与するステップを含む、哺乳動物におけるヒスタミン−3受容体によって調節される状態または障害を治療する方法。
【請求項23】
前記状態または障害が、急性心筋梗塞、アルツハイマー病、喘息、注意欠陥多動性障害、二極性障害、認知機能障害、精神障害における認知障害、記憶障害、学習障害、認知症、皮膚癌、薬物乱用、糖尿病、II型糖尿病、鬱病、てんかん、胃腸障害、炎症、インスリン抵抗性症候群、時差ぼけ、甲状腺髄様癌、黒色腫、メニエール病、代謝症候群、軽度認知機能障害、片頭痛、情緒および注意の変調、乗り物酔い、ナルコレプシー、神経性炎症、肥満、強迫性障害、疼痛、神経障害性疼痛、変形性関節症の疼痛、パーキンソン病、多嚢胞性卵巣症候群、統合失調症、統合失調症の認知障害、発作、敗血症ショック、X症候群、トゥレット症候群、回転性眩暈および睡眠障害からなる群から選択される、請求項22に記載の方法。
【請求項24】
前記状態または障害が、注意欠陥多動性障害、アルツハイマー病、記憶障害、学習障害、認知症、軽度認知機能障害、統合失調症、統合失調症の認知障害、ナルコレプシー、睡眠障害、疼痛、神経障害性疼痛および変形性関節症の疼痛からなる群から選択される、請求項22に記載の方法。
【請求項25】
放射性リガンドとしての、請求項1に記載の化合物の放射標識体の使用。
【請求項26】
(R)−6−(1−(11C)メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−(3−(ピペリジン−1−イル)ピロリジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール;
(R)−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−(3−(4−(18F)フルオロ−ピペリジン−1−イル)ピロリジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール;
(R)−2−(2−(3−(4−(18F)フルオロ−ピペリジン−1−イル)ピロリジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)ピリダジン−3(2H)−オン
(R)−3−(2−(3−(4−(18F)フルオロ−ピペリジン−1−イル)ピロリジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)オキサゾリジン−2−オン;
(S)−3−ヒドロキシ−1−(2−((R)−3−(4−(18F)フルオロ−ピペリジン−1−イル)ピロリジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)ピロリジン−2−オン;および
(R)−N−(2−(18F)フルオロエチル)−2−(3−(ピペリジン−1−イル)ピロリジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−カルボキサミド
からなる群から選択される、請求項25に記載の化合物の使用。

【公表番号】特表2011−507884(P2011−507884A)
【公表日】平成23年3月10日(2011.3.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−539797(P2010−539797)
【出願日】平成20年12月18日(2008.12.18)
【国際出願番号】PCT/US2008/087413
【国際公開番号】WO2009/085945
【国際公開日】平成21年7月9日(2009.7.9)
【出願人】(391008788)アボット・ラボラトリーズ (650)
【氏名又は名称原語表記】ABBOTT LABORATORIES
【Fターム(参考)】