ミトコンドリア病および他の症状の処置のためのレドックス活性化治療の側鎖変異体およびエネルギーバイオマーカーの調節
フリードライヒ運動失調症(FRDA)、レーバー遺伝性視神経症(LHON)、ミトコンドリアミオパチー、脳症、ラクトアシドーシス、脳卒中様症状(MELAS)、またはカーンズ・セイアー症候群(KSS)などのミトコンドリア病の治療方法または抑制方法のみならず、本発明の方法において有用な化合物についても開示する。他の疾患の治療に有用な方法および化合物も開示する。対象者の代謝状態および治療の効果の評価に有用なエネルギーバイオマーカーも開示する。エネルギーバイオマーカーを調節し、正常化し、または強化する方法のみならず、かかる方法に有用な化合物も開示する。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
ミトコンドリア障害を治療する、1つまたはそれ以上のエネルギーバイオマーカーを調節する、1つまたはそれ以上のエネルギーバイオマーカーを正常化する、または1つまたはそれ以上のエネルギーバイオマーカーを強化する方法であって、式:
【化1】
式中、点線で示した結合は単結合または二重結合とすることができ;
R1、R2、およびR3は−H、−C1−C5アルキル、−C1−C5ハロアルキル、−C2−C5アルケニル、−C2−C5ハロアルケニル、−C2−C5アルキニル、−C2−C5ハロアルキニル、−O−R5、−S−R5、−CN、−F、−Cl、−Br、−I、−N3、および−NR5R6からなる群から独立に選択され;ここでR5およびR6は−H、−C1−C5アルキル、−C3−C6シクロアルキル、−C1−C5ハロアルキル、アリール、ヘテロアリール、−(C=O)−C0−C8アルキル、および−(C=O)−C0−C8アルキル−C6−C10アリール−C0−C8アルキルからなる群から独立に選択されるかまたは、これらの群から選択されたR5およびR6は結合して環を形成し;
R4は1〜32個の炭素原子および化学的に可能であって任意に組合せられる単結合、二重結合、または三重結合を任意の数含む直鎖基または分枝基を表わし;
Xは−H、−F、−Cl、−Br、−I、−CN、−N3、−NR7R8および−OR9からなる群から選択され;
R7およびR8は−H、−C1−C8アルキルまたは−C1−C8ハロアルキル、−(C=O)−C1−C8アルキルから独立に選択されるか、あるいはR7およびR8のうちのいずれか一つは−(C=O)−C1−C8ハロアルキル、−(C=O)−NH2、−(C=O)−NHC1−C8アルキル、−(C=O)−NHC1−C8ハロアルキル、−(C=O)−NR20R21、−(C=O)−OC1−C8アルキル、−(C=O)−OC1−C8ハロアルキル、−S(O)2C1−C8アルキル、−S(O)2アリール、および−S(O)2アラルキルからなる群から独立に選択され、ここでR20は−(CH2)p−であり、R21は−(CH2)q−であり、pおよびqは独立して0以上7以下の整数であり、p+qは2以上7以下であり、R20およびR21はそれらが結合している窒素原子とともに結合して3〜8員環を形成し、−NH−、−N(C1−C4アルキル)−、−O−、または−S−から選択される別の基は、R20およびR21およびそれらが結合している窒素原子により形成された環に随意に組込むことができ、R7またはR8のうちの他方は−H、−C1−C8アルキルまたは−C1−C8ハロアルキルであるかあるいは、これらの群から選択されたR7およびR8は結合して環を形成するかまたは、R7は−(CH2)p−であり、R8は−(CH2)q−であり、pおよびqは独立して0以上7以下の整数であり、p+qは2以上7以下であり、R7およびR8はそれらが結合している窒素原子とともに結合して3〜8員環を形成し、−NH−、−N(C1−C4アルキル)−、−O−、または−S−から選択される別の基は、R7およびR8およびそれらが結合している窒素原子により形成された環に随意に組込むことができ;
R9は−H、−C1−C8アルキルまたは−C1−C8ハロアルキル、−(C=O)−C1−C8アルキル、−(C=O)−C1−C8ハロアルキル、−(C=O)−NH2、−(C=O)−NHC1−C8アルキル、−(C=O)−NHC1−C8ハロアルキル、−(C=O)−NR20R21、−(C=O)−OC1−C8アルキル、−(C=O)−OC1−C8ハロアルキル、−S(O)2C1−C8アルキル、−S(O)2アリール、および−S(O)2から独立に選択され、ここでR20は−(CH2)p−であり、R21は−(CH2)q−であり、pおよびqは独立して0以上7以下の整数であり、p+qは2以上7以下であり、R20およびR21はそれらが結合している窒素原子とともに結合して3〜8員環を形成し、ここで−NH−、−N(C1−C4アルキル)−、−O−、または−S−から選択される別の基は、R20およびR21およびそれらが結合している窒素原子により形成された環に随意に組込むことができ;
但し、R1およびR2の両方が−OMeであり、かつ、R3が−Meである場合、Xは−Hでも−OHでもない;
の1つもしくはそれ以上の化合物、あるいはそれらの任意の立体異性体、立体異性体の混合物、プロドラッグ、代謝産物、塩、リン酸置換形態、硫酸置換形態、リン酸/硫酸置換形態、結晶形態、非結晶形態、水和物、または溶媒和物を治療上有効な量または有効量で被験体に投与するステップを含む、方法。
【請求項2】
R1、R2、およびR3が−H、−C1−C5アルキル、−C1−C5ハロアルキル、−C2−C5アルケニル、−C2−C5ハロアルケニル、−C2−C5アルキニル、−C2−C5ハロアルキニル、−S−R5、−CN、−F、−Cl、−Br、−I、−N3、および−NR5R6からなる群から独立に選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
R1、R2、およびR3が−H、−C1−C5アルキル、−C1−C5ハロアルキル、−C2−C5アルケニル、−C2−C5ハロアルケニル、−C2−C5アルキニル、および−C2−C5ハロアルキニルから独立に選択される、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
R1、R2、およびR3のうちの少なくとも一つが−C2−C5アルキル、−C2−C5ハロアルキル、−C2−C5アルケニル、−C2−C5ハロアルケニル、−C2−C5アルキニル、−C2−C5ハロアルキニルから独立に選択される、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
R1、R2、およびR3のうちの少なくとも一つが−C2−C5アルキル、−C2−C5ハロアルキル、−C2−C5アルケニル、−C2−C5ハロアルケニル、−C2−C5アルキニル、−C2−C5ハロアルキニルから独立に選択され;但し、Xが−Hでない、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
.R1、R2、およびR3のうちの少なくとも二つが−C2−C5アルキル、−C2−C5ハロアルキル、−C2−C5アルケニル、−C2−C5ハロアルケニル、−C2−C5アルキニル、−C2−C5ハロアルキニルから独立に選択される、請求項4に記載の方法。
【請求項7】
R1、R2、およびR3が−C2−C5アルキル、−C2−C5ハロアルキル−、−C2−C5アルケニル、−C2−C5ハロアルケニル、−C2−C5アルキニル、−C2−C5ハロアルキニルから独立に選択される、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
R1およびR2が−CH3であり;
R4が−CH2CH2−であり;
Xが−Hである、請求項3に記載の方法。
【請求項9】
1つまたはそれ以上の化合物が式:
【化2】
【化3】
の化合物、あるいはそれらの任意の立体異性体、立体異性体の混合物、プロドラッグ、代謝産物、塩、リン酸置換形態、硫酸置換形態、リン酸/硫酸置換形態、結晶形態、非結晶形態、水和物、または溶媒和物である、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
R1およびR2が−CH3であり;
R4が結合であり;
Xが−OHである、請求項3に記載の方法。
【請求項11】
1つまたはそれ以上の化合物が式:
【化4】
の化合物、あるいはそれらの任意の立体異性体、立体異性体の混合物、プロドラッグ、代謝産物、塩、リン酸置換形態、硫酸置換形態、リン酸/硫酸置換形態、結晶形態、非結晶形態、水和物、または溶媒和物である、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
R4が−(CH2)nC(CH3)2−であり、
ここでnが0以上15以下の整数である、請求項2に記載の方法。
【請求項13】
Xが−Hまたは−OHである、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
R5が−H、−C2−C5アルキル、−C3−C6シクロアルキル、−C1−C5ハロアルキル、アリール、およびヘテロアリールからなる群から選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項15】
R5が−C2−C5アルキルである、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
R1、R2、およびR3のうちの少なくとも一つが−C1−C5アルキル、−C1−C5ハロアルキル、−C2−C5アルケニル、−C2−C5ハロアルケニル、−C2−C5アルキニル、および−C2−C5ハロアルキニルから独立に選択される、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
R1、R2、およびR3のうちの少なくとも二つが−C1−C5アルキル、−C1−C5ハロアルキル、−C2−C5アルケニル、−C2−C5ハロアルケニル、−C2−C5アルキニル、および−C2−C5ハロアルキニルから独立に選択される、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
R1、R2、およびR3が−C1−C5アルキル、−C1−C5ハロアルキル、−C2−C5アルケニル、−C2−C5ハロアルケニル、−C2−C5アルキニル、および−C2−C5ハロアルキニルから独立に選択される、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
R4が−(CH2)nC(CH3)2−であり;
ここでnが0以上15以下の整数である、請求項14に記載の方法。
【請求項20】
Xが−Hまたは−OHである、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
ミトコンドリア障害を治療する、1つまたはそれ以上のエネルギーバイオマーカーを調節する、1つまたはそれ以上のエネルギーバイオマーカーを正常化する、または1つまたはそれ以上のエネルギーバイオマーカーを強化する方法であって、式:
【化5】
【化6】
ここでnは0以上9以下の整数であり、各単位は同一または異なっていてよく;
式中、点線で示した結合は単結合または二重結合とすることができ;
R1、R2、およびR3は−H、−C1−C5アルキル、−C1−C5ハロアルキル、−C2−C5アルケニル、−C2−C5ハロアルケニル、−C2−C5アルキニル、−C2−C5ハロアルキニル、−O−R5、−S−R5、−CN、−F、−Cl、−Br、−I、−N3、および−NR5R6からなる群から独立に選択され;R5およびR6は−H、−C1−C5アルキル、−C3−C6シクロアルキル、−C1−C5ハロアルキル、アリール、ヘテロアリール、−(C=O)−C0−C8アルキル、および−(C=O)−C0−C8アルキル−C6−C10アリール−C0−C8アルキルからなる群から独立に選択されるか、あるいはこれらの群から選択されたR5およびR6は結合して環を形成し;
R4は−H、−O−R5、−S−R5、−F、−Cl、−Br、−I、およびNR5R6からなる群から選択され;
Xは−H、−NR7R8、−OR9、および−(CH2)2C(CH3)2OHからなる群から選択され;
R7およびR8は−H、−C1−C8アルキルまたは−C1−C8ハロアルキル、−(C=O)−C1−C8アルキルから独立に選択されるか、あるいはR7およびR8のうちのいずれか一つは−(C=O)−C1−C8ハロアルキル、−(C=O)−NH2、−(C=O)−NHC1−C8アルキル、−(C=O)−NHC1−C8ハロアルキル、−(C=O)−NR20R21、−(C=O)−OC1−C8アルキル、−(C=O)−OC1−C8ハロアルキル、−S(O)2C1−C8アルキル、−S(O)2アリール、および−S(O)2アラルキルからなる群から独立に選択され、ここでR20は−(CH2)p−であり、R21は−(CH2)q−であり、pおよびqは独立して0以上7以下の整数であり、p+qは2以上7以下であり、R20およびR21はそれらが結合している窒素原子とともに結合して3〜8員環を形成し、−NH−、−N(C1−C4アルキル)−、−O−、または−S−から選択される別の基は、R20およびR21およびそれらが結合している窒素原子により形成された環に随意に組込むことができ、R7またはR8のうちの他方は−H、−C1−C8アルキルまたは−C1−C8ハロアルキルであるかまたは、これらの群から選択されたR7およびR8は結合して環を形成するか、またはR7は−(CH2)p−であり、R8は−(CH2)q−であり、pおよびqは独立して0以上7以下の整数であり、p+qは2以上7以下であり、R7およびR8はそれらが結合している窒素原子とともに結合して3〜8員環を形成し、−NH−、−N(C1−C4アルキル)−、−O−、または−S−から選択される別の基、R7およびR8およびそれらが結合している窒素原子により形成された環に随意に組込むことができ;
R9は−H、−C1−C8アルキルまたは−C1−C8ハロアルキル、−(C=O)−C1−C8アルキル、−(C=O)−C1−C8ハロアルキル、−(C=O)−NH2、−(C=O)−NHC1−C8アルキル、−(C=O)−NHC1−C8ハロアルキル、−(C=O)−NR20R21、−(C=O)−OC1−C8アルキル、−(C=O)−OC1−C8ハロアルキル、−S(O)2C1−C8アルキル、−S(O)2アリール、および−S(O)2から独立に選択され、ここでR20は−(CH2)p−であり、R21は−(CH2)q−であり、pおよびqは独立して0以上7以下の整数であり、p+qは2以上7以下であり、R20およびR21はそれらが結合している窒素原子とともに結合して3〜8員環を形成し、−NH−、−N(C1−C4アルキル)−、−O−、または−S−から選択される別の基は、R20およびR21およびそれらが結合している窒素原子により形成された環に随意に組込むことができ;
但し、n=3であり、かつ、R4が−Hまたは−OHである場合、Xは−Hでなく、
R1およびR2が−OMeであり、かつ、R3が−Meである場合、R4は−Hでも−OHでもないかまたは、Xは−Hでも−OHでも−(CH2)2C(CH3)2OHでもないかのいずれかである;
の1つまたはそれ以上の化合物、あるいは任意の立体異性体、立体異性体の混合物、プロドラッグ、代謝産物、塩、リン酸置換形態、硫酸置換形態、リン酸/硫酸置換形態、結晶形態、非結晶形態、水和物、または溶媒和物を治療上有効な量または有効量で被験体に投与するステップを含む、方法。
【請求項22】
R1、R2、およびR3が−H、−C1−C5アルキル、−C1−C5ハロアルキル、−C2−C5アルケニル、−C2−C5ハロアルケニル、−C2−C5アルキニル、−C2−C5ハロアルキニル、−S−R5、−CN、−F、−Cl、−Br、−I、−N3、および−NR5R6からなる群から独立に選択される、請求項21に記載の方法。
【請求項23】
R1、R2およびR3が−H、−C1−C5アルキル、−C1−C5ハロアルキル、−C2−C5アルケニル、−C2−C5ハロアルケニル、−C2−C5アルキニル、−C2−C5ハロアルキニル、−S−R5、−CN、−F、−Cl、−Br、−I、−N3および−NR5R6からなる群から独立に選択され;但し、R1が−C1−C5アルキルであり、かつ、R2が−Hである場合、R3は−Hでない、請求項22に記載の方法。
【請求項24】
R1、R2、およびR3が−H、−C1−C5アルキル、−C1−C5ハロアルキル、−C2−C5アルケニル、−C2−C5ハロアルケニル、−C2−C5アルキニル、および−C2−C5ハロアルキニルから独立に選択される、請求項22に記載の方法。
【請求項25】
R1、R2およびR3が−H、−C1−C5アルキル、−C1−C5ハロアルキル、−C2−C5アルケニル、−C2−C5ハロアルケニル、および−C2−C5アルキニル、−C2−C5ハロアルキニルから独立に選択され;但し、R1が−C1−C5アルキル、−C1−C5ハロアルキル、−C2−C5アルケニル、−C2−C5ハロアルケニル、−C2−C5アルキニルまたは−C2−C5ハロアルキニルであり、かつ、R2が−Hである場合、R3は−Hでない、請求項24に記載の方法。
【請求項26】
R1、R2、およびR3のうちの少なくとも一つが−C2−C5アルキル、−C2−C5ハロアルキル、−C2−C5アルケニル、−C2−C5ハロアルケニル、−C2−C5アルキニル、および−C2−C5ハロアルキニルから独立に選択される、請求項25に記載の方法。
【請求項27】
n=0である、請求項26に記載の方法。
【請求項28】
R4が−Hまたは−OHである、請求項27に記載の方法。
【請求項29】
1つまたはそれ以上の化合物が式:
【化7】
【化8】
の化合物、あるいはそれらの任意の立体異性体、立体異性体の混合物、プロドラッグ、代謝産物、塩、リン酸置換形態、硫酸置換形態、リン酸/硫酸置換形態、結晶形態、非結晶形態、水和物、またはその溶媒和物である、請求項28に記載の方法。
【請求項30】
R1、R2、およびR3のうちの少なくとも二つが−C2−C5アルキル、−C2−C5ハロアルキル、−C2−C5アルケニル、−C2−C5ハロアルケニル、−C2−C5アルキニル、−C2−C5ハロアルキニルから独立に選択される、請求項26に記載の方法。
【請求項31】
R1、R2、およびR3が−C2−C5アルキル、−C2−C5ハロアルキル、−C2−C5アルケニル、−C2−C5ハロアルケニル、−C2−C5アルキニル、−C2−C5ハロアルキニルから独立に選択される、請求項30に記載の方法。
【請求項32】
Xが−OHまたは−NH2である、請求項25に記載の方法。
【請求項33】
1つまたはそれ以上の化合物が次式:
【化9】
【化10】
の化合物、あるいはそれらの任意の立体異性体、立体異性体の混合物、プロドラッグ、代謝産物、塩、リン酸置換形態、硫酸置換形態、リン酸/硫酸置換形態、結晶形態、非結晶形態、水和物、または溶媒和物である、請求項32に記載の方法。
【請求項34】
Xが−(CH2)2C(CH3)2OHである、請求項25に記載の方法。
【請求項35】
1つまたはそれ以上の化合物が式:
【化11】
【化12】
の化合物、あるいはそれらの任意の立体異性体、立体異性体の混合物、プロドラッグ、代謝産物、塩、リン酸置換形態、硫酸置換形態、リン酸/硫酸置換形態、結晶形態、非結晶形態、水和物、または溶媒和物である、請求項34に記載の方法。
【請求項36】
R4が−H、−F、−Cl、−Br、−I、または−OHである、請求項25に記載の方法。
【請求項37】
R4が−F、−Cl、または−Iである、請求項36に記載の方法。
【請求項38】
1つまたはそれ以上の化合物が次式:
【化13】
の化合物、あるいはそれらの任意の立体異性体、立体異性体の混合物、プロドラッグ、代謝産物、塩、リン酸置換形態、硫酸置換形態、リン酸/硫酸置換形態、結晶形態、非結晶形態、水和物、または溶媒和物である、請求項37に記載の方法。
【請求項39】
R4が−Hまたは−OHである、請求項36に記載の方法。
【請求項40】
1つまたはそれ以上の化合物が式:
【化14】
の化合物、あるいはそれらの任意の立体異性体、立体異性体の混合物、プロドラッグ、代謝産物、塩、リン酸置換形態、硫酸置換形態、リン酸/硫酸置換形態、結晶形態、非結晶形態、水和物、またはその溶媒和物である、請求項39に記載の方法。
【請求項41】
医薬的に許容される賦形剤をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項42】
前記ミトコンドリア障害が、遺伝性ミトコンドリア病;赤色ぼろ線維を伴うミオクローヌスてんかん症候群(MERRF);ミトコンドリアミオパチー、脳症、ラクトアシドーシス、脳卒中様症状(MELAS);レーバー遺伝性視神経症(LHON);リー病;カーンズ・セイアー症候群(KSS);フリードライヒ運動失調症(FA);他の筋障害;心筋症;脳脊髄症;尿細管性アシドーシス;神経変性疾患;パーキンソン病;アルツハイマー病;筋萎縮性側索硬化症(ALS);運動ニューロン疾患;他の神経学的疾患;癲癇;遺伝病;ハンチントン病;気分障害;統合失調症;双極性障害;加齢に伴う疾患;黄斑変性症;糖尿病;および癌からなる群から選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項43】
前記ミトコンドリア障害が、遺伝性ミトコンドリア病;赤色ぼろ線維を伴うミオクローヌスてんかん症候群(MERRF);ミトコンドリアミオパチー、脳症、ラクトアシドーシス、脳卒中様症状(MELAS);レーバー遺伝性視神経症(LHON);リー病;カーンズ・セイアー症候群(KSS);およびフリードライヒ運動失調症(FA)からなる群から選択される、請求項42に記載の方法。
【請求項44】
前記エネルギーバイオマーカーが:全血液、血奬、髄液、または脳室液のいずれかにおける乳酸(乳酸塩)レベル;全血液、血奬、髄液、または脳室液のいずれかにおけるピルビン酸(ピルビン酸塩)レベル;全血液、血奬、髄液、または脳室液のいずれかにおける乳酸塩/ピルビン酸塩比;ホスホクレアチンレベル、NADH(NADH+H+)レベル;NADPH(NADPH+H+)レベル;NADレベル;NADPレベル;ATPレベル;還元型補酵素Q(CoQred)レベル;酸化型補酵素Q(CoQox)レベル;全補酵素Q(CoQtot)レベル;酸化型シトクロムCレベル;還元型シトクロムCレベル;酸化型シトクロムC/還元型シトクロムC比;アセトアセテートレベル、β−ヒドロキシ酪酸塩レベル、アセトアセテート/β−ヒドロキシ酪酸塩比、8−ヒドロキシ−2'−デオキシグアノシン(8−OHdG)レベル;活性酸素種レベル;酸素消費レベル(VO2);二酸化炭素放出量レベル(VCO2);呼吸商(VCO2/VO2);運動耐性;および無酸素性閾値からなる群から選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項45】
前記被験体が:ミトコンドリア病である被験体;激しいかまたは長時間の身体活動を行っている被験体;慢性的なエネルギー問題を有する被験体;慢性的な呼吸器系の問題を有する被験体;妊娠女性;分娩中の妊娠女性;新生児;未熟児;極限環境に曝された被験体;高温環境に曝された被験体;寒冷環境に曝された被験体;平均未満の酸素量の環境に曝された被験体;平均より高い二酸化炭素量の環境に曝された被験体;平均より高い大気汚染レベルの環境に曝された被験体;肺病である被験体;平均未満の肺活量である被験体;結核患者;肺癌患者;気腫患者;嚢胞性線維症患者;手術から回復中の被験体;病気から回復中の被験体;急性外傷を受けている被験体;ショック状態の被験体;緊急の酸素投与を必要とする被験体;慢性的に酸素投与を必要とする被験体;老齢の被験体;エネルギー減退を経験する老齢の被験体;および慢性疲労に苦しんでいる被験体からなる群から選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項46】
式:
【化15】
の化合物であって、
式中、点線で示した結合は単結合または二重結合とすることができ;
R1、R2、およびR3は、−H、−C1−C5アルキル、−C1−C5ハロアルキル、−C2−C5アルケニル、−C2−C5ハロアルケニル、−C2−C5アルキニル、−C2−C5ハロアルキニル、−S−R5、−CN、−F、−Cl、−Br、−I、−N3、および−NR5R6からなる群から独立に選択され、R1、R2、およびR3のうちの少なくとも一つは−C2−C5アルキルから独立に選択され;
R5およびR6は、−H、−C1−C5アルキル、−C3−C6シクロアルキル、−C1−C5ハロアルキル、アリール、ヘテロアリール、−(C=O)−C0−C8アルキル、−(C=O)−C0−C8アルキル−C6−C10アリール−C0−C8アルキルからなる群から独立に選択されるか、あるいはこれらの群から選択されたR5およびR6は結合して環を形成し;
R4は、1〜32個の炭素原子および化学的に可能であって任意に組合せられる単結合、二重結合、または三重結合を任意の数含む直鎖基または分枝基を表わし;
Xは、−H、−F、−Cl、−Br、−I、−CN、−N3、−NR7R8、および−OR9からなる群から選択され;
R7およびR8は、−H、−C1−C8アルキルまたは−C1−C8ハロアルキル、−(C=O)−C1−C8アルキルから独立に選択されるかまたは、R7およびR8のうちのいずれか一つは−(C=O)−C1−C8ハロアルキル、−(C=O)−NH2、−(C=O)−NHC1−C8アルキル、−(C=O)−NHC1−C8ハロアルキル、−(C=O)−NR20R21、−(C=O)−OC1−C8アルキル、−(C=O)−OC1−C8ハロアルキル、−S(O)2C1−C8アルキル、−S(O)2アリール、および−S(O)2アラルキルからなる群から独立に選択され、ここでR20は−(CH2)p−であり、R21は−(CH2)q−であり、pおよびqは独立して0以上7以下の整数であり、p+qは2以上7以下であり、R20およびR21はそれらが結合している窒素原子とともに結合して3〜8員環を形成し、−NH−、−N(C1−C4アルキル)−、−O−、または−S−から選択される別の基は、R20およびR21およびそれらが結合している窒素原子により形成された環に随意に組込むことができ、R7またはR8のうちの他方は−H、−C1−C8アルキルまたは−C1−C8ハロアルキルであるかまたは、これらの群から選択されたR7およびR8は結合して環を形成するかまたは、R7は−(CH2)p−であり、R8は−(CH2)q−であり、pおよびqは独立して0以上7以下の整数であり、p+qは2以上7以下であり、R7およびR8はそれらが結合している窒素原子とともに結合して3〜8員環を形成し、−NH−、−N(C1−C4アルキル)−、−O−、または−S−から選択される別の基は、R7およびR8およびそれらが結合している窒素原子により形成された環に随意に組込むことができ;
R9は−H、−C1−C8アルキルまたは−C1−C8ハロアルキル、−(C=O)−C1−C8アルキル、−(C=O)−C1−C8ハロアルキル、−(C=O)−NH2、−(C=O)−NHC1−C8アルキル、−(C=O)−NHC1−C8ハロアルキル、−(C=O)−NR20R21、−(C=O)−OC1−C8アルキル、−(C=O)−OC1−C8ハロアルキル、−S(O)2C1−C8アルキル、−S(O)2アリール、および−S(O)2から独立に選択され、ここでR20は−(CH2)P−であり、R21は−(CH2)q−であり、pおよびqは独立して0以上7以下の整数であり、p+qは2以上7以下であり、R20およびR21はそれらが結合している窒素原子とともに結合して3〜8員環を形成し、−NH−、−N(C1−C4アルキル)−、−O−、または−S−から選択される別の基は、R20およびR21およびそれらが結合している窒素原子により形成された環に随意に組込むことができる;
化合物、あるいはそれらの任意の立体異性体、立体異性体の混合物、プロドラッグ、代謝産物、塩、リン酸置換形態、硫酸置換形態、リン酸/硫酸置換形態、結晶形態、非結晶形態、水和物、または溶媒和物。
【請求項47】
R1、R2、およびR3が、−Hまたは−C1−C5アルキル、−C1−C5ハロアルキル、−C2−C5アルケニル、−C2−C5ハロアルケニル、−C2−C5アルキニル、および−C2−C5ハロアルキニルから独立に選択され、R1、R2、およびR3のうちの少なくとも一つが、−C2−C5アルキル、−C2−C5ハロアルキル、−C2−C5アルケニル、−C2−C5ハロアルケニル、−C2−C5アルキニル、および−C2−C5ハロアルキニルから独立に選択される、請求項46に記載の化合物。
【請求項48】
R1、R2、およびR3のうちの少なくとも一つが、−C2−C5アルキル、−C2−C5ハロアルキル、−C2−C5アルケニル、−C2−C5ハロアルケニル、−C2−C5アルキニル、および−C2−C5ハロアルキニルから独立に選択され;但し、Xは−Hでない、請求項47に記載の化合物。
【請求項49】
R1、R2、およびR3のうちの少なくとも二つが−C2−C5アルキル、−C2−C5ハロアルキル、−C2−C5アルケニル、−C2−C5ハロアルケニル、−C2−C5アルキニル、−C2−C5ハロアルキニルから独立に選択される、請求項46に記載の化合物。
【請求項50】
R1、R2、およびR3が−C2−C5アルキル、−C2−C5ハロアルキル、−C2−C5アルケニル、−C2−C5ハロアルケニル、−C2−C5アルキニル、−C2−C5ハロアルキニルから独立に選択される、請求項49に記載の化合物。
【請求項51】
式:
【化16】
の化合物であって、
式中、点線で示した結合は単結合または二重結合とすることができ;
R3は−H、−C1−C5アルキル、−C1−C5ハロアルキル、−C2−C5アルケニル、−C2−C5ハロアルケニル、−C2−C5アルキニル、−C2−C5ハロアルキニル、−S−R5、−CN、−F、−Cl、−Br、−I、−N3、および−NR5R6からなる群から選択され;R5およびR6は−H、−C1−C5アルキル、−C3−C6シクロアルキル、−C1−C5ハロアルキル、アリール、ヘテロアリール、−(C=O)−C0−C8アルキル、−(C=O)−C0−C8アルキル−C6−C10アリール−C0−C8アルキルからなる群から独立に選択されるか、あるいはこれらの群から選択されたR5およびR6は結合して環を形成し;
R4は1〜32の炭素原子および化学的に可能であって任意に組合せられる単結合、二重結合、または三重結合を任意の数含む直鎖基または分枝基を表わし;
Xは−F、−Cl、−Br、−I、−CN、−N3、−NR7R8、および−OR9からなる群から選択され;
R7およびR8は−H、−C1−C8アルキルまたは−C1−C8ハロアルキル、−(C=O)−C1−C8アルキルから独立に選択されるかまたは、R7およびR8のいずれか一つは−(C=O)−C1−C8ハロアルキル、−(C=O)−NH2、−(C=O)−NHC1−C8アルキル、−(C=O)−NHC1−C8ハロアルキル、−(C=O)−NR20R21、−(C=O)−OC1−C8アルキル、−(C=O)−OC1−C8ハロアルキル、−S(O)2C1−C8アルキル、−S(O)2アリール、および−S(O)2アラルキルからなる群から独立に選択され、ここでR20は−(CH2)p−であり、R21は−(CH2)q−であり、pおよびqは独立して0以上7以下の整数であり、p+qは2以上7以下であり、R20およびR21はそれらが結合している窒素原子とともに結合して3〜8員環を形成し、−NH−、−N(C1−C4アルキル)−、−O−、または−S−から選択される別の基は、R20およびR21およびそれらが結合している窒素原子により形成された環に随意に組込むことができ、そしてR7またはR8のうちの他方は−H、−C1−C8アルキルまたは−C1−C8ハロアルキルであるかまたは、これらの群から選択されたR7およびR8は結合して環を形成するかまたは、R7は-(CH2)p−であり、R8は−(CH2)q−であり、pおよびqは独立して0以上7以下の整数であり、p+qは2以上7以下であり、R7およびR8はそれらが結合している窒素原子とともに結合して3〜8員環を形成し、−NH−、−N(C1−C4アルキル)−、−O−、または−S−から選択される別の基は、R7およびR8およびそれらが結合している窒素原子により形成された環に随意に組込むことができ;
R9は−H、−C1−C8アルキルまたは−C1−C8ハロアルキル、−(C=O)−C1−C8アルキル、−(C=O)−C1−C8ハロアルキル、−(C=O)−NH2、−(C=O)−NHC1−C8アルキル、−(C=O)−NHC1−C8ハロアルキル、−(C=O)−NR20R21、−(C=O)−OC1−C8アルキル、−(C=O)−OC1−C8ハロアルキル、−S(O)2C1−C8アルキル、−S(O)2アリール、および−S(O)2から独立に選択され、ここでR20は−(CH2)p−であり、R21は−(CH2)q−であり、pおよびqは独立して0以上7以下の整数であり、p+qは2以上7以下であり、R20およびR21はそれらが結合している窒素原子とともに結合して3〜8員環を形成し、−NH−、−N(C1−C4アルキル)−、−O−、または−S−から選択される別の基は、R20およびR21およびそれらが結合している窒素原子により形成された環に随意に組込むことができる;
化合物、あるいはそれらの任意の立体異性体、立体異性体の混合物、プロドラッグ、代謝産物、塩、リン酸置換形態、硫酸置換形態、リン酸/硫酸置換形態、結晶形態、非結晶形態、水和物、または溶媒和物。
【請求項52】
1つまたはそれ以上の化合物が式:
【化17】
の化合物、あるいはそれらの任意の立体異性体、立体異性体の混合物、プロドラッグ、代謝産物、塩、リン酸置換形態、硫酸置換形態、リン酸/硫酸置換形態、結晶形態、非結晶形態、水和物、または溶媒和物である、請求項51に記載の化合物。
【請求項53】
式:
【化18】
の化合物であって、
式中、点線で示した結合は単結合または二重結合とすることができ;
R1、R2、およびR3は−H、−C1−C5アルキル、−C1−C5ハロアルキル、−C2−C5アルケニル、−C2−C5ハロアルケニル、−C2−C5アルキニル、−C2−C5ハロアルキニル、−S−R5、−CN、−F、−Cl、−Br、−I、−N3、および−NR5R6からなる群から独立に選択され;ここでR5およびR6は−H、−C1−C5アルキル、−C3−C6シクロアルキル、−C1−C5ハロアルキル、アリール、ヘテロアリール、−(C=O)−C0−C8アルキル、および−(C=O)−C0−C8アルキル−C6−C10アリール−C0−C8アルキルからなる群から独立に選択されるか、またはこれらの群から選択されたR5およびR6は結合して環を形成し;
R4は−(CH2)nC(CH3)2−であり、ここでnは0以上15以下の整数であり;
Xは−H、−F、−Cl、−Br、−I、−CN、−N3、−NR7R8、および−OR9からなる群から選択され;
R7およびR8は、−H、−C1−C8アルキルまたは−C1−C8ハロアルキル、−(C=O)−C1−C8アルキルから独立に選択されるか、またはR7およびR8のうちのいずれか一つは−(C=O)−C1−C8ハロアルキル、−(C=O)−NH2、−(C=O)−NHC1−C8アルキル、−(C=O)−NHC1−C8ハロアルキル、−(C=O)−NR20R21、−(C=O)−OC1−C8アルキル、−(C=O)−OC1−C8ハロアルキル、−S(O)2C1−C8アルキル、−S(O)2アリール、および−S(O)2アラルキルからなる群から独立に選択され、ここでR20は−(CH2)p−であり、R21は−(CH2)q−であり、pおよびqは独立して0以上7以下の整数であり、p+qは2以上7以下であり、R20およびR21はそれらが結合している窒素原子とともに結合して3〜8員環を形成し、−NH−、−N(C1−C4アルキル)−、−O−、または−S−から選択される別の基は、R20およびR21およびそれらが結合している窒素原子により形成された環に随意に組込むことができ、そしてR7またはR8のうちの他方は−H、−C1−C8アルキルまたは−C1−C8ハロアルキルであるか、またはこれらの群から選択されたR7およびR8は結合して環を形成するかまたは、R7は−(CH2)p−であり、R8は−(CH2)q−であり、pおよびqは独立して0以上7以下の整数であり、p+qは2以上7以下であり、R7およびR8はそれらが結合している窒素原子とともに結合して3〜8員環を形成し、−NH−、−N(C1−C4アルキル)−、−O−、または−S−から選択される別の基は、R7およびR8およびそれらが結合している窒素原子により形成された環に随意に組込むことができ;
R9は−H、−C1−C8アルキルまたは−C1−C8ハロアルキル、−(C=O)−C1−C8アルキル、−(C=O)−C1−C8ハロアルキル、−(C=O)−NH2、−(C=O)−NHC1−C8アルキル、−(C=O)−NHC1−C8ハロアルキル、−(C=O)−NR20R21、−(C=O)−OC1−C8アルキル、−(C=O)−OC1−C8ハロアルキル、−S(O)2C1−C8アルキル、−S(O)2アリール、および−S(O)2から独立に選択され、ここでR20は−(CH2)p−であり、R21は−(CH2)q−であり、pおよびqは独立して0以上7以下の整数であり、p+qは2以上7以下であり、R20およびR21はそれらが結合している窒素原子とともに結合して3〜8員環を形成し、−NH−、−N(C1−C4アルキル)−、−O−、または−S−から選択される別の基は、R20およびR21およびそれらが結合している窒素原子により形成された環に随意に組込むことができる;
化合物、あるいはそれらの任意の立体異性体、立体異性体の混合物、プロドラッグ、代謝産物、塩、リン酸置換形態、硫酸置換形態、リン酸/硫酸置換形態、結晶形態、非結晶形態、水和物、または溶媒和物。
【請求項54】
Xが−Hまたは−OHである、請求項53に記載の化合物。
【請求項55】
式:
【化19】
の化合物であって、
式中、点線で示した結合は単結合または二重結合とすることができ;
R1、R2、およびR3は−H、−C1−C5アルキル、−C1−C5ハロアルキル、−C2−C5アルケニル、−C2−C5ハロアルケニル、−C2−C5アルキニル、−C2−C5ハロアルキニル、−O−R5、−S−R5、−CN、−F、−Cl、−Br、−I、−N3、および−NR5R6からなる群から独立に選択され;ここでR5は−C2−C5アルキル、−C3−C6シクロアルキル、−C1−C5ハロアルキル、アリール、およびヘテロアリールからなる群から独立に選択され、R6は−H、−C1−C5アルキル、−C3−C6シクロアルキル、−C1−C5ハロアルキル、アリール、ヘテロアリール、−(C=O)−C0−C8アルキル、および−(C=O)−C0−C8アルキル−C6−C10アリール−C0−C8アルキルからなる群から独立に選択されるか、またはこれらの群から選択されたR5およびR6は結合して環を形成し;但し、R1、R2、およびR3のうちの少なくとも一つは−OR5であり;
R4は1〜32個の炭素原子および化学的に可能であって任意に組合せられる単結合、二重結合、または三重結合を任意の数含む直鎖基または分枝基を表わし;
Xは−H、−F、−Cl、−Br、−I、−CN、−N3、−NR7R8、および−OR9からなる群から選択され;
R7およびR8は−H、−C1−C8アルキルまたは−C1−C8ハロアルキル、−(C=O)−C1−C8アルキルから独立に選択されるかまたは、R7およびR8のうちのいずれか一つは−(C=O)−C1−C8ハロアルキル、−(C=O)−NH2、−(C=O)−NHC1−C8アルキル、−(C=O)−NHC1−C8ハロアルキル、−(C=O)−NR20R21、−(C=O)−OC1−C8アルキル、−(C=O)−OC1−C8ハロアルキル、−S(O)2C1−C8アルキル、−S(O)2アリール、および−S(O)2アラルキルからなる群から独立に選択され、ここでR20は−(CH2)p−であり、R21は−(CH2)q−であり、pおよびqは独立して0以上7以下の整数であり、p+qは2以上7以下であり、R20およびR21はそれらが結合している窒素原子とともに結合して3〜8員環を形成し、−NH−、−N(C1−C4アルキル)−、−O−、または−S−から選択される別の基は、R20およびR21およびそれらが結合している窒素原子により形成された環に随意に組込むことができ、そしてR7またはR8のうちの他方は−H、−C1−C8アルキルまたは−C1−C8ハロアルキルであるかまたは、これらの群から選択されたR7およびR8は結合して環を形成するかまたは、R7は−(CH2)p−であり、R8は−(CH2)q−であり、pおよびqは独立して0以上7以下の整数であり、p+qは2以上7以下であり、R7およびR8はそれらが結合している窒素原子とともに結合して3〜8員環を形成し、−NH−、−N(C1−C4アルキル)−、−O−、または−S−から選択される別の基は、R7およびR8およびそれらが結合している窒素原子により形成された環に随意に組込むことができ;
R9は−H、−C1−C8アルキルまたは−C1−C8ハロアルキル、−(C=O)−C1−C8アルキル、−(C=O)−C1−C8ハロアルキル、−(C=O)−NH2、−(C=O)−NHC1−C8アルキル、−(C=O)−NHC1−C8ハロアルキル、−(C=O)−NR20R21、−(C=O)−OC1−C8アルキル、−(C=O)−OC1−C8ハロアルキル、−S(O)2C1−C8アルキル、−S(O)2アリール、および−S(O)2から独立に選択され、ここでR20は−(CH2)p−であり、R21は−(CH2)q−であり、pおよびqは独立して0以上7以下の整数であり、p+qは2以上7以下であり、R20およびR21はそれらが結合している窒素原子とともに結合して3〜8員環を形成し、−NH−、−N(C1−C4アルキル)−、−O−、または−S−から選択される別の基は、R20およびR21およびそれらが結合している窒素原子により形成された環に随意に組込むことができる;
化合物、あるいはそれらの任意の立体異性体、立体異性体の混合物、プロドラッグ、代謝産物、塩、リン酸置換形態、硫酸置換形態、リン酸/硫酸置換形態、結晶形態、非結晶形態、水和物、または溶媒和物。
【請求項56】
R1、R2、およびR3のうちの少なくとも二つが−C1−C5アルキル、−C1−C5ハロアルキル、−C2−C5アルケニル、−C2−C5ハロアルケニル、−C2−C5アルキニル、−C2−C5ハロアルキニルから独立に選択される、請求項55に記載の化合物。
【請求項57】
R1、R2、およびR3が−C1−C5アルキル、−C1−C5ハロアルキル、−C2−C5アルケニル、−C2−C5ハロアルケニル、−C2−C5アルキニル、−C2−C5ハロアルキニルから独立に選択される、請求項56に記載の化合物。
【請求項58】
式:
【化20】
の化合物であって、
式中、点線で示した結合は単結合または二重結合とすることができ;
R1、R2、およびR3は−H、−C1−C5アルキル、−C1−C5ハロアルキル、−C2−C5アルケニル、−C2−C5ハロアルケニル、−C2−C5アルキニル、−C2−C5ハロアルキニル、−O−R5、−S−R5、−CN、−F、−Cl、−Br、−I、−N3、および−NR5R6からなる群から独立に選択され;
R5は−H、−C2−C5アルキル、−C3−C6シクロアルキル、−C1−C5ハロアルキル、アリール、およびヘテロアリールからなる群から独立に選択され、R6は−H、−C1−C5アルキル、−C3−C6シクロアルキル、−C1−C5ハロアルキル、アリール、ヘテロアリール、−(C=O)−C0−C8アルキル、および−(C=O)−C0−C8アルキル−C6−C10アリール−C0−C8アルキルからなる群から独立に選択されるか、またはこれらの群から選択されたR5およびR6は結合して環を形成し;
R4は−(CH2)nC(CH3)2であり、ここでnは0以上15以下の整数であり;
Xは−H、−F、−Cl、−Br、−I、−CN、−N3、−NR7R8、および−OR9からなる群から選択され;
R7およびR8は−H、−C1−C8アルキルまたは−C1−C8ハロアルキル、−(C=O)−C1−C8アルキルから独立に選択されるかまたは、R7およびR8のうちのいずれか一つは−(C=O)−C1−C8ハロアルキル、−(C=O)−NH2、−(C=O)−NHC1−C8アルキル、−(C=O)−NHC1−C8ハロアルキル、−(C=O)−NR20R21、−(C=O)−OC1−C8アルキル、−(C=O)−OC1−C8ハロアルキル、−S(O)2C1−C8アルキル、−S(O)2アリール、および−S(O)2アラルキルからなる群から独立に選択され、ここでR20は−(CH2)p−であり、R21は−(CH2)q−であり、pおよびqは独立して0以上7以下の整数であり、p+qは2以上7以下であり、R20およびR21はそれらが結合している窒素原子とともに結合して3〜8員環を形成し、−NH−、−N(C1−C4アルキル)−、−O−、または−S−から選択される別の基は、R20およびR21およびそれらが結合している窒素原子により形成された環に随意に組込むことができ、そしてR7またはR8の他方は−H、−C1−C8アルキルまたは−C1−C8ハロアルキルであるかまたは、これらの群から選択されたR7およびR8は結合して環を形成するかまたは、R7は−(CH2)p−であり、R8は−(CH2)q−であり、pおよびqは独立して0以上7以下の整数であり、p+qは2以上7以下であり、R7およびR8はそれらが結合している窒素原子とともに結合して3〜8員環を形成し、−NH−、−N(C1−C4アルキル)−、−O−、または−S−から選択される別の基は、R7およびR8およびそれらが結合している窒素原子により形成された環に随意に組込むことができ;
R9は−H、−C1−C8アルキルまたは−C1−C8ハロアルキル、−(C=O)−C1−C8アルキル、−(C=O)−C1−C8ハロアルキル、−(C=O)−NH2、−(C=O)−NHC1−C8アルキル、−(C=O)−NHC1−C8ハロアルキル、−(C=O)−NR20R21から独立に選択され、ここでR20は−(CH2)p−であり、R21は−(CH2)q−であり、pおよびqは独立して0以上7以下の整数であり、p+qは2以上7以下であり、R20およびR21はそれらが結合している窒素原子とともに結合して3〜8員環を形成し、−NH−、−N(C1−C4アルキル)−、−O−、または−S−から選択される別の基をR20およびR21およびそれらが結合している窒素原子により形成された環、−(C=O)−OC1−C8アルキル、−(C=O)−OC1−C8ハロアルキル、−S(O)2C1−C8アルキル、−S(O)2アリール、および−S(O)2に随意に組込むことができる;
化合物、あるいはそれらの任意の立体異性体、立体異性体の混合物、プロドラッグ、代謝産物、塩、リン酸置換形態、硫酸置換形態、リン酸/硫酸置換形態、結晶形態、非結晶形態、水和物、または溶媒和物。
【請求項59】
Xが−Hまたは−OHである、請求項58に記載の化合物。
【請求項60】
式:
【化21】
の化合物であって、
nは0以上9以下の整数であり、各単位は同一または異なっていてよく;
式中、点線で示した結合は単結合または二重結合とすることができ;
式中、R1、R2およびR3は−H、−C1−C5アルキル、−C1−C5ハロアルキル、−C2−C5アルケニル、−C2−C5ハロアルケニル、−C2−C5アルキニル、−C2−C5ハロアルキニルから独立に選択され、R1、R2、およびR3のうちの少なくとも一つは−C2−C5アルキル、−C1−C5アルキル、−C1−C5ハロアルキル、−C2−C5アルケニル、−C2−C5ハロアルケニル、−C2−C5アルキニル、および−C2−C5ハロアルキニルから独立に選択され;但し、R2が−C1−C5アルキルであり、かつ、R1が−Hである場合、R3は−Hでなく;
R4は−H、−O−R5、−S−R5、−F、−Cl、−Br、−I、および−NR5R6からなる群から選択され;Xは−H、−NR7R8、−OR9および−(CH2)2C(CH3)2OHからなる群から選択され;R5およびR6は−H、−C1−C5アルキル、−C3−C6シクロアルキル、−C1−C5ハロアルキル、アリール、ヘテロアリール、−(C=O)−C0−C8アルキル、および−(C=O)−C0−C8アルキル−C6−C10アリール−C0−C8アルキルからなる群から独立に選択されるかまたは、これらの群から選択されたR5およびR6は結合して環を形成し;
R7およびR8は−H、−C1−C8アルキルまたは−C1−C8ハロアルキル、−(C=O)−C1−C8アルキルから独立に選択されるかまたは、R7およびR8のうちのいずれか一つは−(C=O)−C1−C8ハロアルキル、−(C=O)−NH2、−(C=O)−NHC1−C8アルキル、−(C=O)−NHC1−C8ハロアルキル、−(C=O)−NR20R21、−(C=O)−OC1−C8アルキル、−(C=O)−OC1−C8ハロアルキル、−S(O)2C1−C8アルキル、−S(O)2アリール、および−S(O)2アラルキルからなる群から独立に選択され、ここでR20は−(CH2)p−であり、R21は−(CH2)q−であり、pおよびqは独立して0以上7以下の整数であり、p+qは2以上7以下であり、R20およびR21はそれらが結合している窒素原子とともに結合して3〜8員環を形成し、−NH−、−N(C1−C4アルキル)−、−O−、または−S−から選択される別の基は、R20およびR21およびそれらが結合している窒素原子により形成された環に随意に組込むことができ、R7またはR8の他方は−H、−C1−C8アルキルまたは−C1−C8ハロアルキルであるかまたは、これらの群から選択されたR7およびR8は結合して環を形成するかまたは、R7は−(CH2)p−であり、R8は−(CH2)q−であり、pおよびqは独立して0以上7以下の整数であり、p+qは2以上7以下であり、R7およびR8はそれらが結合している窒素原子とともに結合して3〜8員環を形成し、−NH−、−N(C1−C4アルキル)−、−O−、または−S−から選択される別の基は、R7およびR8およびそれらが結合している窒素原子により形成された環に随意に組込むことができ;
R9は−H、−C1−C8アルキルまたは−C1−C8ハロアルキル、−(C=O)−C1−C8アルキル、−(C=O)−C1−C8ハロアルキル、−(C=O)−NH2、−(C=O)−NHC1−C8アルキル、−(C=O)−NHC1−C8ハロアルキル、−(C=O)−NR20R21、−(C=O)−OC1−C8アルキル、−(C=O)−OC1−C8ハロアルキル、−S(O)2C1−C8アルキル、−S(O)2アリール、および−S(O)2から独立に選択され、ここでR20は−(CH2)p−であり、R21は−(CH2)q−であり、pおよびqは独立して0以上7以下の整数であり、p+qは2以上7以下であり、R20およびR21はそれらが結合している窒素原子とともに結合して3〜8員環を形成し、−NH−、−N(C1−C4アルキル)−、−O−、または−S−から選択される別の基をR20およびR21およびそれらが結合している窒素原子により形成された環に随意に組込むことができ;
但し、n=3、かつ、R4が−Hまたは−OHである場合、Xは−Hでない、
化合物、あるいはそれらの任意の立体異性体、立体異性体の混合物、プロドラッグ、代謝産物、塩、リン酸置換形態、硫酸置換形態、リン酸/硫酸置換形態、結晶形態、非結晶形態、水和物、または溶媒和物。
【請求項61】
n=0である、請求項60に記載の化合物。
【請求項62】
R4が−Hまたは−OHである、請求項61に記載の化合物。
【請求項63】
式:
【化22】
の化合物、あるいはそれらの任意の立体異性体、立体異性体の混合物、プロドラッグ、代謝産物、塩、リン酸置換形態、硫酸置換形態、リン酸/硫酸置換形態、結晶形態、非結晶形態、水和物、またはその溶媒和物である、請求項62に記載の化合物。
【請求項64】
R1、R2、およびR3のうちの少なくとも二つが−C2−C5アルキル、−C2−C5ハロアルキル、−C2−C5アルケニル、−C2−C5ハロアルケニル、−C2−C5アルキニル、−C2−C5ハロアルキニルから独立に選択される、請求項60に記載の化合物。
【請求項65】
R1、R2、およびR3が−C2−C5アルキル、−C2−C5ハロアルキル、−C2−C5アルケニル、−C2−C5ハロアルケニル、−C2−C5アルキニル、−C2−C5ハロアルキニルから独立に選択される、請求項64に記載の化合物。
【請求項66】
式:
【化23】
の化合物であって、
nは0以上9以下の整数であり、各単位は同一または異なっていてよく;
式中、点線で示した結合は単結合または二重結合とすることができ;
式中、R1、R2およびR3は−Hまたは−C1−C5アルキル、−C1−C5ハロアルキル、−C2−C5アルケニル、−C2−C5ハロアルケニル、−C2−C5アルキニル、−C2−C5ハロアルキニルから独立に選択され;但し、R2が−C1−C5アルキルであり、かつ、R1が−Hである場合、R3は−Hでなく;R4は−H、−O−R5、−S−R5、−F、−Cl、−Br、−I、および−NR5R6からなる群から選択され;Xは−NR7R8、−OR9、および−(CH2)2C(CH3)2OHからなる群から選択され;
R5およびR6は−H、−C1−C5アルキル、−C3−C6シクロアルキル、−C1−C5ハロアルキル、アリール、ヘテロアリール、−(C=O)−C0−C8アルキル、および−(C=O)−C0−C8アルキル−C6−C10アリール−C0−C8アルキルからなる群から独立に選択されるかまたは、これらの群から選択されたR5およびR6は結合して環を形成し;
R7およびR8は−H、−C1−C8アルキルまたは−C1−C8ハロアルキル、−(C=O)−C1−C8アルキルから独立に選択されるかまたは、R7およびR8のうちのいずれか一つは−(C=O)−C1−C8ハロアルキル、−(C=O)−NH2、−(C=O)−NHC1−C8アルキル、−(C=O)−NHC1−C8ハロアルキル、−(C=O)−NR20R21、−(C=O)−OC1−C8アルキル、−(C=O)−OC1−C8ハロアルキル、−S(O)2C1−C8アルキル、−S(O)2アリール、および−S(O)2アラルキルからなる群から独立に選択され、ここでR20は−(CH2)p−であり、R21は−(CH2)q−であり、pおよびqは独立して0以上7以下の整数であり、p+qは2以上7以下であり、R20およびR21はそれらが結合している窒素原子とともに結合して3〜8員環を形成し、−NH−、−N(C1−C4アルキル)−、−O−、または−S−から選択される別の基は、R20およびR21およびそれらが結合している窒素原子により形成された環に随意に組込むことができ、R7またはR8のうちの他方は−H、−C1−C8アルキルまたは−C1−C8ハロアルキルであるかまたは、これらの群から選択されたR7およびR8は結合して環を形成するかまたは、R7は−(CH2)p−であり、R8は−(CH2)q−であり、pおよびqは独立して0以上7以下の整数であり、p+qは2以上7以下であり、R7およびR8はそれらが結合している窒素原子とともに結合して3〜8員環を形成し、−NH−、−N(C1−C4アルキル)−、−O−、または−S−から選択される別の基をR7およびR8およびそれらが結合している窒素原子により形成された環に随意に組込むことができ;
R9は−H、−C1−C8アルキルまたは−C1−C8ハロアルキル、−(C=O)−C1−C8アルキル、−(C=O)−C1−C8ハロアルキル、−(C=O)−NH2、−(C=O)−NHC1−C8アルキル、−(C=O)−NHC1−C8ハロアルキル、−(C=O)−NR20R21、−(C=O)−OC1−C8アルキル、−(C=O)−OC1−C8ハロアルキル、−S(O)2C1−C8アルキル、−S(O)2アリール、および−S(O)2から独立に選択され、ここでR20は−(CH2)p−であり、R21は−(CH2)q−であり、pおよびqは独立して0以上7以下の整数であり、p+qは2以上7以下であり、R20およびR21はそれらが結合している窒素原子とともに結合して3〜8員環を形成し、−NH−、−N(C1−C4アルキル)−、−O−、または−S−から選択される別の基は、R20およびR21およびそれらが結合している窒素原子により形成された環に随意に組込むことができ;
但し、R1およびR2が−OMeであり、かつ、R3が−Meである場合、R4は−Hでも−OHでもないかまたは、Xは−OHでも−(CH2)2C(CH3)2OHでもないかのいずれかである;
化合物、あるいはそれらの任意の立体異性体、立体異性体の混合物、プロドラッグ、代謝産物、塩、リン酸置換形態、硫酸置換形態、リン酸/硫酸置換形態、結晶形態、非結晶形態、水和物、または溶媒和物。
【請求項67】
Xが−OHまたは−NH2である、請求項66に記載の化合物。
【請求項68】
1つまたはそれ以上の化合物が式:
【化24】
あるいは、それらの任意の立体異性体、立体異性体の混合物、プロドラッグ、代謝産物、塩、リン酸置換形態、硫酸置換形態、リン酸/硫酸置換形態、結晶形態、非結晶形態、水和物、またはその溶媒和物である、請求項67に記載の化合物。
【請求項69】
Xが−(CH2)2C(CH3)2OHである、請求項66に記載の化合物。
【請求項70】
式:
【化25】
【化26】
の請求項69に記載の化合物、あるいはそれらの任意の立体異性体、立体異性体の混合物、プロドラッグ、代謝産物、塩、リン酸置換形態、硫酸置換形態、リン酸/硫酸置換形態、結晶形態、非結晶形態、水和物、または溶媒和物。
【請求項71】
式:
【化27】
の化合物であって、
nは0以上9以下の整数であり、各単位は同一または異なっていてよく;
式中、点線で示した結合は単結合または二重結合とすることができ;
式中、R1、R2およびR3は−H、−C1−C5アルキル、−C1−C5ハロアルキル、−C2−C5アルケニル、−C2−C5ハロアルケニル、−C2−C5アルキニル、および−C2−C5ハロアルキニルから独立に選択され、但し、R2が−C1−C5アルキルであり、かつ、R1が−Hである場合、R3は−Hでなく;
R4はF、Cl、およびIからなる群から選択され;Xは−H、−NR7R8、−OR9、および−(CH2)2C(CH3)2OHからなる群から選択され;R5およびR6は−H、−C1−C5アルキル、−C3−C6シクロアルキル、−C1−C5ハロアルキル、アリール、ヘテロアリール、−(C=O)−C0−C8アルキル、および−(C=O)−C0−C8アルキル−C6−C10アリール−C0−C8アルキルからなる群から独立に選択されるかまたは、これらの群から選択されるR5およびR6は結合して環を形成し;
R7およびR8は−H、−C1−C8アルキルまたは−C1−C8ハロアルキル、−(C=O)−C1−C8アルキルから独立に選択されるかまたは、R7およびR8のうちのいずれか一つは−(C=O)−C1−C8ハロアルキル、−(C=O)−NH2、−(C=O)−NHC1−C8アルキル、−(C=O)−NHC1−C8ハロアルキル、−(C=O)−NR20R21、−(C=O)−OC1−C8アルキル、−(C=O)−OC1−C8ハロアルキル、−S(O)2C1−C8アルキル、−S(O)2アリール、および−S(O)2アラルキルからなる群から独立に選択され、ここでR20は−(CH2)p−であり、R21は−(CH2)q−であり、pおよびqは独立して0以上7以下の整数であり、p+qは2以上7以下であり、R20およびR21はそれらが結合している窒素原子とともに結合して3〜8員環を形成し、−NH−、−N(C1−C4アルキル)−、−O−、または−S−から選択される別の基は、R20およびR21およびそれらが結合している窒素原子により形成された環に随意に組込むことができ、R7またはR8のうちの他方は−H、−C1−C8アルキルまたは−C1−C8ハロアルキルであるかまたは、これらの群から選択されるR7およびR8は結合して環を形成するかまたは、R7は−(CH2)p−であり、R8は−(CH2)q−であり、pおよびqは独立して0以上7以下の整数であり、p+qは2以上7以下であり、R7およびR8はそれらが結合している窒素原子とともに結合して3〜8員環を形成し、−NH−、−N(C1−C4アルキル)−、−O−、または−S−から選択される別の基は、R7およびR8およびそれらが結合している窒素原子により形成された環に随意に組込むことができ;
R9は−H、−C1−C8アルキルまたは−C1−C8ハロアルキル、−(C=O)−C1−C8アルキル、−(C=O)−C1−C8ハロアルキル、−(C=O)−NH2、−(C=O)−NHC1−C8アルキル、−(C=O)−NHC1−C8ハロアルキル、−(C=O)−NR20R21、−(C=O)−OC1−C8アルキル、−(C=O)−OC1−C8ハロアルキル、−S(O)2C1−C8アルキル、−S(O)2アリール、および−S(O)2から独立に選択され、ここでR20は−(CH2)p−であり、R21は−(CH2)q−であり、pおよびqは独立して0以上7以下の整数であり、p+qは2以上7以下であり、R20およびR21はそれらが結合している窒素原子とともに結合して3〜8員環を形成し、−NH−、−N(C1−C4アルキル)−、−O−、または−S−から選択される別の基をR20およびR21およびそれらが結合している窒素原子により形成された環に随意に組込むことができる;
化合物、あるいはそれらの任意の立体異性体、立体異性体の混合物、プロドラッグ、代謝産物、塩、リン酸置換形態、硫酸置換形態、リン酸/硫酸置換形態、結晶形態、非結晶形態、水和物、または溶媒和物。
【請求項72】
式:
【化28】
の請求項71に記載の化合物、あるいはそれらの任意の立体異性体、立体異性体の混合物、プロドラッグ、代謝産物、塩、リン酸置換形態、硫酸置換形態、リン酸/硫酸置換形態、結晶形態、非結晶形態、水和物、またはその溶媒和物。
【請求項73】
医薬的に許容される賦形剤をさらに含む、請求項46に記載の化合物。
【請求項1】
ミトコンドリア障害を治療する、1つまたはそれ以上のエネルギーバイオマーカーを調節する、1つまたはそれ以上のエネルギーバイオマーカーを正常化する、または1つまたはそれ以上のエネルギーバイオマーカーを強化する方法であって、式:
【化1】
式中、点線で示した結合は単結合または二重結合とすることができ;
R1、R2、およびR3は−H、−C1−C5アルキル、−C1−C5ハロアルキル、−C2−C5アルケニル、−C2−C5ハロアルケニル、−C2−C5アルキニル、−C2−C5ハロアルキニル、−O−R5、−S−R5、−CN、−F、−Cl、−Br、−I、−N3、および−NR5R6からなる群から独立に選択され;ここでR5およびR6は−H、−C1−C5アルキル、−C3−C6シクロアルキル、−C1−C5ハロアルキル、アリール、ヘテロアリール、−(C=O)−C0−C8アルキル、および−(C=O)−C0−C8アルキル−C6−C10アリール−C0−C8アルキルからなる群から独立に選択されるかまたは、これらの群から選択されたR5およびR6は結合して環を形成し;
R4は1〜32個の炭素原子および化学的に可能であって任意に組合せられる単結合、二重結合、または三重結合を任意の数含む直鎖基または分枝基を表わし;
Xは−H、−F、−Cl、−Br、−I、−CN、−N3、−NR7R8および−OR9からなる群から選択され;
R7およびR8は−H、−C1−C8アルキルまたは−C1−C8ハロアルキル、−(C=O)−C1−C8アルキルから独立に選択されるか、あるいはR7およびR8のうちのいずれか一つは−(C=O)−C1−C8ハロアルキル、−(C=O)−NH2、−(C=O)−NHC1−C8アルキル、−(C=O)−NHC1−C8ハロアルキル、−(C=O)−NR20R21、−(C=O)−OC1−C8アルキル、−(C=O)−OC1−C8ハロアルキル、−S(O)2C1−C8アルキル、−S(O)2アリール、および−S(O)2アラルキルからなる群から独立に選択され、ここでR20は−(CH2)p−であり、R21は−(CH2)q−であり、pおよびqは独立して0以上7以下の整数であり、p+qは2以上7以下であり、R20およびR21はそれらが結合している窒素原子とともに結合して3〜8員環を形成し、−NH−、−N(C1−C4アルキル)−、−O−、または−S−から選択される別の基は、R20およびR21およびそれらが結合している窒素原子により形成された環に随意に組込むことができ、R7またはR8のうちの他方は−H、−C1−C8アルキルまたは−C1−C8ハロアルキルであるかあるいは、これらの群から選択されたR7およびR8は結合して環を形成するかまたは、R7は−(CH2)p−であり、R8は−(CH2)q−であり、pおよびqは独立して0以上7以下の整数であり、p+qは2以上7以下であり、R7およびR8はそれらが結合している窒素原子とともに結合して3〜8員環を形成し、−NH−、−N(C1−C4アルキル)−、−O−、または−S−から選択される別の基は、R7およびR8およびそれらが結合している窒素原子により形成された環に随意に組込むことができ;
R9は−H、−C1−C8アルキルまたは−C1−C8ハロアルキル、−(C=O)−C1−C8アルキル、−(C=O)−C1−C8ハロアルキル、−(C=O)−NH2、−(C=O)−NHC1−C8アルキル、−(C=O)−NHC1−C8ハロアルキル、−(C=O)−NR20R21、−(C=O)−OC1−C8アルキル、−(C=O)−OC1−C8ハロアルキル、−S(O)2C1−C8アルキル、−S(O)2アリール、および−S(O)2から独立に選択され、ここでR20は−(CH2)p−であり、R21は−(CH2)q−であり、pおよびqは独立して0以上7以下の整数であり、p+qは2以上7以下であり、R20およびR21はそれらが結合している窒素原子とともに結合して3〜8員環を形成し、ここで−NH−、−N(C1−C4アルキル)−、−O−、または−S−から選択される別の基は、R20およびR21およびそれらが結合している窒素原子により形成された環に随意に組込むことができ;
但し、R1およびR2の両方が−OMeであり、かつ、R3が−Meである場合、Xは−Hでも−OHでもない;
の1つもしくはそれ以上の化合物、あるいはそれらの任意の立体異性体、立体異性体の混合物、プロドラッグ、代謝産物、塩、リン酸置換形態、硫酸置換形態、リン酸/硫酸置換形態、結晶形態、非結晶形態、水和物、または溶媒和物を治療上有効な量または有効量で被験体に投与するステップを含む、方法。
【請求項2】
R1、R2、およびR3が−H、−C1−C5アルキル、−C1−C5ハロアルキル、−C2−C5アルケニル、−C2−C5ハロアルケニル、−C2−C5アルキニル、−C2−C5ハロアルキニル、−S−R5、−CN、−F、−Cl、−Br、−I、−N3、および−NR5R6からなる群から独立に選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
R1、R2、およびR3が−H、−C1−C5アルキル、−C1−C5ハロアルキル、−C2−C5アルケニル、−C2−C5ハロアルケニル、−C2−C5アルキニル、および−C2−C5ハロアルキニルから独立に選択される、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
R1、R2、およびR3のうちの少なくとも一つが−C2−C5アルキル、−C2−C5ハロアルキル、−C2−C5アルケニル、−C2−C5ハロアルケニル、−C2−C5アルキニル、−C2−C5ハロアルキニルから独立に選択される、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
R1、R2、およびR3のうちの少なくとも一つが−C2−C5アルキル、−C2−C5ハロアルキル、−C2−C5アルケニル、−C2−C5ハロアルケニル、−C2−C5アルキニル、−C2−C5ハロアルキニルから独立に選択され;但し、Xが−Hでない、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
.R1、R2、およびR3のうちの少なくとも二つが−C2−C5アルキル、−C2−C5ハロアルキル、−C2−C5アルケニル、−C2−C5ハロアルケニル、−C2−C5アルキニル、−C2−C5ハロアルキニルから独立に選択される、請求項4に記載の方法。
【請求項7】
R1、R2、およびR3が−C2−C5アルキル、−C2−C5ハロアルキル−、−C2−C5アルケニル、−C2−C5ハロアルケニル、−C2−C5アルキニル、−C2−C5ハロアルキニルから独立に選択される、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
R1およびR2が−CH3であり;
R4が−CH2CH2−であり;
Xが−Hである、請求項3に記載の方法。
【請求項9】
1つまたはそれ以上の化合物が式:
【化2】
【化3】
の化合物、あるいはそれらの任意の立体異性体、立体異性体の混合物、プロドラッグ、代謝産物、塩、リン酸置換形態、硫酸置換形態、リン酸/硫酸置換形態、結晶形態、非結晶形態、水和物、または溶媒和物である、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
R1およびR2が−CH3であり;
R4が結合であり;
Xが−OHである、請求項3に記載の方法。
【請求項11】
1つまたはそれ以上の化合物が式:
【化4】
の化合物、あるいはそれらの任意の立体異性体、立体異性体の混合物、プロドラッグ、代謝産物、塩、リン酸置換形態、硫酸置換形態、リン酸/硫酸置換形態、結晶形態、非結晶形態、水和物、または溶媒和物である、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
R4が−(CH2)nC(CH3)2−であり、
ここでnが0以上15以下の整数である、請求項2に記載の方法。
【請求項13】
Xが−Hまたは−OHである、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
R5が−H、−C2−C5アルキル、−C3−C6シクロアルキル、−C1−C5ハロアルキル、アリール、およびヘテロアリールからなる群から選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項15】
R5が−C2−C5アルキルである、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
R1、R2、およびR3のうちの少なくとも一つが−C1−C5アルキル、−C1−C5ハロアルキル、−C2−C5アルケニル、−C2−C5ハロアルケニル、−C2−C5アルキニル、および−C2−C5ハロアルキニルから独立に選択される、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
R1、R2、およびR3のうちの少なくとも二つが−C1−C5アルキル、−C1−C5ハロアルキル、−C2−C5アルケニル、−C2−C5ハロアルケニル、−C2−C5アルキニル、および−C2−C5ハロアルキニルから独立に選択される、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
R1、R2、およびR3が−C1−C5アルキル、−C1−C5ハロアルキル、−C2−C5アルケニル、−C2−C5ハロアルケニル、−C2−C5アルキニル、および−C2−C5ハロアルキニルから独立に選択される、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
R4が−(CH2)nC(CH3)2−であり;
ここでnが0以上15以下の整数である、請求項14に記載の方法。
【請求項20】
Xが−Hまたは−OHである、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
ミトコンドリア障害を治療する、1つまたはそれ以上のエネルギーバイオマーカーを調節する、1つまたはそれ以上のエネルギーバイオマーカーを正常化する、または1つまたはそれ以上のエネルギーバイオマーカーを強化する方法であって、式:
【化5】
【化6】
ここでnは0以上9以下の整数であり、各単位は同一または異なっていてよく;
式中、点線で示した結合は単結合または二重結合とすることができ;
R1、R2、およびR3は−H、−C1−C5アルキル、−C1−C5ハロアルキル、−C2−C5アルケニル、−C2−C5ハロアルケニル、−C2−C5アルキニル、−C2−C5ハロアルキニル、−O−R5、−S−R5、−CN、−F、−Cl、−Br、−I、−N3、および−NR5R6からなる群から独立に選択され;R5およびR6は−H、−C1−C5アルキル、−C3−C6シクロアルキル、−C1−C5ハロアルキル、アリール、ヘテロアリール、−(C=O)−C0−C8アルキル、および−(C=O)−C0−C8アルキル−C6−C10アリール−C0−C8アルキルからなる群から独立に選択されるか、あるいはこれらの群から選択されたR5およびR6は結合して環を形成し;
R4は−H、−O−R5、−S−R5、−F、−Cl、−Br、−I、およびNR5R6からなる群から選択され;
Xは−H、−NR7R8、−OR9、および−(CH2)2C(CH3)2OHからなる群から選択され;
R7およびR8は−H、−C1−C8アルキルまたは−C1−C8ハロアルキル、−(C=O)−C1−C8アルキルから独立に選択されるか、あるいはR7およびR8のうちのいずれか一つは−(C=O)−C1−C8ハロアルキル、−(C=O)−NH2、−(C=O)−NHC1−C8アルキル、−(C=O)−NHC1−C8ハロアルキル、−(C=O)−NR20R21、−(C=O)−OC1−C8アルキル、−(C=O)−OC1−C8ハロアルキル、−S(O)2C1−C8アルキル、−S(O)2アリール、および−S(O)2アラルキルからなる群から独立に選択され、ここでR20は−(CH2)p−であり、R21は−(CH2)q−であり、pおよびqは独立して0以上7以下の整数であり、p+qは2以上7以下であり、R20およびR21はそれらが結合している窒素原子とともに結合して3〜8員環を形成し、−NH−、−N(C1−C4アルキル)−、−O−、または−S−から選択される別の基は、R20およびR21およびそれらが結合している窒素原子により形成された環に随意に組込むことができ、R7またはR8のうちの他方は−H、−C1−C8アルキルまたは−C1−C8ハロアルキルであるかまたは、これらの群から選択されたR7およびR8は結合して環を形成するか、またはR7は−(CH2)p−であり、R8は−(CH2)q−であり、pおよびqは独立して0以上7以下の整数であり、p+qは2以上7以下であり、R7およびR8はそれらが結合している窒素原子とともに結合して3〜8員環を形成し、−NH−、−N(C1−C4アルキル)−、−O−、または−S−から選択される別の基、R7およびR8およびそれらが結合している窒素原子により形成された環に随意に組込むことができ;
R9は−H、−C1−C8アルキルまたは−C1−C8ハロアルキル、−(C=O)−C1−C8アルキル、−(C=O)−C1−C8ハロアルキル、−(C=O)−NH2、−(C=O)−NHC1−C8アルキル、−(C=O)−NHC1−C8ハロアルキル、−(C=O)−NR20R21、−(C=O)−OC1−C8アルキル、−(C=O)−OC1−C8ハロアルキル、−S(O)2C1−C8アルキル、−S(O)2アリール、および−S(O)2から独立に選択され、ここでR20は−(CH2)p−であり、R21は−(CH2)q−であり、pおよびqは独立して0以上7以下の整数であり、p+qは2以上7以下であり、R20およびR21はそれらが結合している窒素原子とともに結合して3〜8員環を形成し、−NH−、−N(C1−C4アルキル)−、−O−、または−S−から選択される別の基は、R20およびR21およびそれらが結合している窒素原子により形成された環に随意に組込むことができ;
但し、n=3であり、かつ、R4が−Hまたは−OHである場合、Xは−Hでなく、
R1およびR2が−OMeであり、かつ、R3が−Meである場合、R4は−Hでも−OHでもないかまたは、Xは−Hでも−OHでも−(CH2)2C(CH3)2OHでもないかのいずれかである;
の1つまたはそれ以上の化合物、あるいは任意の立体異性体、立体異性体の混合物、プロドラッグ、代謝産物、塩、リン酸置換形態、硫酸置換形態、リン酸/硫酸置換形態、結晶形態、非結晶形態、水和物、または溶媒和物を治療上有効な量または有効量で被験体に投与するステップを含む、方法。
【請求項22】
R1、R2、およびR3が−H、−C1−C5アルキル、−C1−C5ハロアルキル、−C2−C5アルケニル、−C2−C5ハロアルケニル、−C2−C5アルキニル、−C2−C5ハロアルキニル、−S−R5、−CN、−F、−Cl、−Br、−I、−N3、および−NR5R6からなる群から独立に選択される、請求項21に記載の方法。
【請求項23】
R1、R2およびR3が−H、−C1−C5アルキル、−C1−C5ハロアルキル、−C2−C5アルケニル、−C2−C5ハロアルケニル、−C2−C5アルキニル、−C2−C5ハロアルキニル、−S−R5、−CN、−F、−Cl、−Br、−I、−N3および−NR5R6からなる群から独立に選択され;但し、R1が−C1−C5アルキルであり、かつ、R2が−Hである場合、R3は−Hでない、請求項22に記載の方法。
【請求項24】
R1、R2、およびR3が−H、−C1−C5アルキル、−C1−C5ハロアルキル、−C2−C5アルケニル、−C2−C5ハロアルケニル、−C2−C5アルキニル、および−C2−C5ハロアルキニルから独立に選択される、請求項22に記載の方法。
【請求項25】
R1、R2およびR3が−H、−C1−C5アルキル、−C1−C5ハロアルキル、−C2−C5アルケニル、−C2−C5ハロアルケニル、および−C2−C5アルキニル、−C2−C5ハロアルキニルから独立に選択され;但し、R1が−C1−C5アルキル、−C1−C5ハロアルキル、−C2−C5アルケニル、−C2−C5ハロアルケニル、−C2−C5アルキニルまたは−C2−C5ハロアルキニルであり、かつ、R2が−Hである場合、R3は−Hでない、請求項24に記載の方法。
【請求項26】
R1、R2、およびR3のうちの少なくとも一つが−C2−C5アルキル、−C2−C5ハロアルキル、−C2−C5アルケニル、−C2−C5ハロアルケニル、−C2−C5アルキニル、および−C2−C5ハロアルキニルから独立に選択される、請求項25に記載の方法。
【請求項27】
n=0である、請求項26に記載の方法。
【請求項28】
R4が−Hまたは−OHである、請求項27に記載の方法。
【請求項29】
1つまたはそれ以上の化合物が式:
【化7】
【化8】
の化合物、あるいはそれらの任意の立体異性体、立体異性体の混合物、プロドラッグ、代謝産物、塩、リン酸置換形態、硫酸置換形態、リン酸/硫酸置換形態、結晶形態、非結晶形態、水和物、またはその溶媒和物である、請求項28に記載の方法。
【請求項30】
R1、R2、およびR3のうちの少なくとも二つが−C2−C5アルキル、−C2−C5ハロアルキル、−C2−C5アルケニル、−C2−C5ハロアルケニル、−C2−C5アルキニル、−C2−C5ハロアルキニルから独立に選択される、請求項26に記載の方法。
【請求項31】
R1、R2、およびR3が−C2−C5アルキル、−C2−C5ハロアルキル、−C2−C5アルケニル、−C2−C5ハロアルケニル、−C2−C5アルキニル、−C2−C5ハロアルキニルから独立に選択される、請求項30に記載の方法。
【請求項32】
Xが−OHまたは−NH2である、請求項25に記載の方法。
【請求項33】
1つまたはそれ以上の化合物が次式:
【化9】
【化10】
の化合物、あるいはそれらの任意の立体異性体、立体異性体の混合物、プロドラッグ、代謝産物、塩、リン酸置換形態、硫酸置換形態、リン酸/硫酸置換形態、結晶形態、非結晶形態、水和物、または溶媒和物である、請求項32に記載の方法。
【請求項34】
Xが−(CH2)2C(CH3)2OHである、請求項25に記載の方法。
【請求項35】
1つまたはそれ以上の化合物が式:
【化11】
【化12】
の化合物、あるいはそれらの任意の立体異性体、立体異性体の混合物、プロドラッグ、代謝産物、塩、リン酸置換形態、硫酸置換形態、リン酸/硫酸置換形態、結晶形態、非結晶形態、水和物、または溶媒和物である、請求項34に記載の方法。
【請求項36】
R4が−H、−F、−Cl、−Br、−I、または−OHである、請求項25に記載の方法。
【請求項37】
R4が−F、−Cl、または−Iである、請求項36に記載の方法。
【請求項38】
1つまたはそれ以上の化合物が次式:
【化13】
の化合物、あるいはそれらの任意の立体異性体、立体異性体の混合物、プロドラッグ、代謝産物、塩、リン酸置換形態、硫酸置換形態、リン酸/硫酸置換形態、結晶形態、非結晶形態、水和物、または溶媒和物である、請求項37に記載の方法。
【請求項39】
R4が−Hまたは−OHである、請求項36に記載の方法。
【請求項40】
1つまたはそれ以上の化合物が式:
【化14】
の化合物、あるいはそれらの任意の立体異性体、立体異性体の混合物、プロドラッグ、代謝産物、塩、リン酸置換形態、硫酸置換形態、リン酸/硫酸置換形態、結晶形態、非結晶形態、水和物、またはその溶媒和物である、請求項39に記載の方法。
【請求項41】
医薬的に許容される賦形剤をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項42】
前記ミトコンドリア障害が、遺伝性ミトコンドリア病;赤色ぼろ線維を伴うミオクローヌスてんかん症候群(MERRF);ミトコンドリアミオパチー、脳症、ラクトアシドーシス、脳卒中様症状(MELAS);レーバー遺伝性視神経症(LHON);リー病;カーンズ・セイアー症候群(KSS);フリードライヒ運動失調症(FA);他の筋障害;心筋症;脳脊髄症;尿細管性アシドーシス;神経変性疾患;パーキンソン病;アルツハイマー病;筋萎縮性側索硬化症(ALS);運動ニューロン疾患;他の神経学的疾患;癲癇;遺伝病;ハンチントン病;気分障害;統合失調症;双極性障害;加齢に伴う疾患;黄斑変性症;糖尿病;および癌からなる群から選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項43】
前記ミトコンドリア障害が、遺伝性ミトコンドリア病;赤色ぼろ線維を伴うミオクローヌスてんかん症候群(MERRF);ミトコンドリアミオパチー、脳症、ラクトアシドーシス、脳卒中様症状(MELAS);レーバー遺伝性視神経症(LHON);リー病;カーンズ・セイアー症候群(KSS);およびフリードライヒ運動失調症(FA)からなる群から選択される、請求項42に記載の方法。
【請求項44】
前記エネルギーバイオマーカーが:全血液、血奬、髄液、または脳室液のいずれかにおける乳酸(乳酸塩)レベル;全血液、血奬、髄液、または脳室液のいずれかにおけるピルビン酸(ピルビン酸塩)レベル;全血液、血奬、髄液、または脳室液のいずれかにおける乳酸塩/ピルビン酸塩比;ホスホクレアチンレベル、NADH(NADH+H+)レベル;NADPH(NADPH+H+)レベル;NADレベル;NADPレベル;ATPレベル;還元型補酵素Q(CoQred)レベル;酸化型補酵素Q(CoQox)レベル;全補酵素Q(CoQtot)レベル;酸化型シトクロムCレベル;還元型シトクロムCレベル;酸化型シトクロムC/還元型シトクロムC比;アセトアセテートレベル、β−ヒドロキシ酪酸塩レベル、アセトアセテート/β−ヒドロキシ酪酸塩比、8−ヒドロキシ−2'−デオキシグアノシン(8−OHdG)レベル;活性酸素種レベル;酸素消費レベル(VO2);二酸化炭素放出量レベル(VCO2);呼吸商(VCO2/VO2);運動耐性;および無酸素性閾値からなる群から選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項45】
前記被験体が:ミトコンドリア病である被験体;激しいかまたは長時間の身体活動を行っている被験体;慢性的なエネルギー問題を有する被験体;慢性的な呼吸器系の問題を有する被験体;妊娠女性;分娩中の妊娠女性;新生児;未熟児;極限環境に曝された被験体;高温環境に曝された被験体;寒冷環境に曝された被験体;平均未満の酸素量の環境に曝された被験体;平均より高い二酸化炭素量の環境に曝された被験体;平均より高い大気汚染レベルの環境に曝された被験体;肺病である被験体;平均未満の肺活量である被験体;結核患者;肺癌患者;気腫患者;嚢胞性線維症患者;手術から回復中の被験体;病気から回復中の被験体;急性外傷を受けている被験体;ショック状態の被験体;緊急の酸素投与を必要とする被験体;慢性的に酸素投与を必要とする被験体;老齢の被験体;エネルギー減退を経験する老齢の被験体;および慢性疲労に苦しんでいる被験体からなる群から選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項46】
式:
【化15】
の化合物であって、
式中、点線で示した結合は単結合または二重結合とすることができ;
R1、R2、およびR3は、−H、−C1−C5アルキル、−C1−C5ハロアルキル、−C2−C5アルケニル、−C2−C5ハロアルケニル、−C2−C5アルキニル、−C2−C5ハロアルキニル、−S−R5、−CN、−F、−Cl、−Br、−I、−N3、および−NR5R6からなる群から独立に選択され、R1、R2、およびR3のうちの少なくとも一つは−C2−C5アルキルから独立に選択され;
R5およびR6は、−H、−C1−C5アルキル、−C3−C6シクロアルキル、−C1−C5ハロアルキル、アリール、ヘテロアリール、−(C=O)−C0−C8アルキル、−(C=O)−C0−C8アルキル−C6−C10アリール−C0−C8アルキルからなる群から独立に選択されるか、あるいはこれらの群から選択されたR5およびR6は結合して環を形成し;
R4は、1〜32個の炭素原子および化学的に可能であって任意に組合せられる単結合、二重結合、または三重結合を任意の数含む直鎖基または分枝基を表わし;
Xは、−H、−F、−Cl、−Br、−I、−CN、−N3、−NR7R8、および−OR9からなる群から選択され;
R7およびR8は、−H、−C1−C8アルキルまたは−C1−C8ハロアルキル、−(C=O)−C1−C8アルキルから独立に選択されるかまたは、R7およびR8のうちのいずれか一つは−(C=O)−C1−C8ハロアルキル、−(C=O)−NH2、−(C=O)−NHC1−C8アルキル、−(C=O)−NHC1−C8ハロアルキル、−(C=O)−NR20R21、−(C=O)−OC1−C8アルキル、−(C=O)−OC1−C8ハロアルキル、−S(O)2C1−C8アルキル、−S(O)2アリール、および−S(O)2アラルキルからなる群から独立に選択され、ここでR20は−(CH2)p−であり、R21は−(CH2)q−であり、pおよびqは独立して0以上7以下の整数であり、p+qは2以上7以下であり、R20およびR21はそれらが結合している窒素原子とともに結合して3〜8員環を形成し、−NH−、−N(C1−C4アルキル)−、−O−、または−S−から選択される別の基は、R20およびR21およびそれらが結合している窒素原子により形成された環に随意に組込むことができ、R7またはR8のうちの他方は−H、−C1−C8アルキルまたは−C1−C8ハロアルキルであるかまたは、これらの群から選択されたR7およびR8は結合して環を形成するかまたは、R7は−(CH2)p−であり、R8は−(CH2)q−であり、pおよびqは独立して0以上7以下の整数であり、p+qは2以上7以下であり、R7およびR8はそれらが結合している窒素原子とともに結合して3〜8員環を形成し、−NH−、−N(C1−C4アルキル)−、−O−、または−S−から選択される別の基は、R7およびR8およびそれらが結合している窒素原子により形成された環に随意に組込むことができ;
R9は−H、−C1−C8アルキルまたは−C1−C8ハロアルキル、−(C=O)−C1−C8アルキル、−(C=O)−C1−C8ハロアルキル、−(C=O)−NH2、−(C=O)−NHC1−C8アルキル、−(C=O)−NHC1−C8ハロアルキル、−(C=O)−NR20R21、−(C=O)−OC1−C8アルキル、−(C=O)−OC1−C8ハロアルキル、−S(O)2C1−C8アルキル、−S(O)2アリール、および−S(O)2から独立に選択され、ここでR20は−(CH2)P−であり、R21は−(CH2)q−であり、pおよびqは独立して0以上7以下の整数であり、p+qは2以上7以下であり、R20およびR21はそれらが結合している窒素原子とともに結合して3〜8員環を形成し、−NH−、−N(C1−C4アルキル)−、−O−、または−S−から選択される別の基は、R20およびR21およびそれらが結合している窒素原子により形成された環に随意に組込むことができる;
化合物、あるいはそれらの任意の立体異性体、立体異性体の混合物、プロドラッグ、代謝産物、塩、リン酸置換形態、硫酸置換形態、リン酸/硫酸置換形態、結晶形態、非結晶形態、水和物、または溶媒和物。
【請求項47】
R1、R2、およびR3が、−Hまたは−C1−C5アルキル、−C1−C5ハロアルキル、−C2−C5アルケニル、−C2−C5ハロアルケニル、−C2−C5アルキニル、および−C2−C5ハロアルキニルから独立に選択され、R1、R2、およびR3のうちの少なくとも一つが、−C2−C5アルキル、−C2−C5ハロアルキル、−C2−C5アルケニル、−C2−C5ハロアルケニル、−C2−C5アルキニル、および−C2−C5ハロアルキニルから独立に選択される、請求項46に記載の化合物。
【請求項48】
R1、R2、およびR3のうちの少なくとも一つが、−C2−C5アルキル、−C2−C5ハロアルキル、−C2−C5アルケニル、−C2−C5ハロアルケニル、−C2−C5アルキニル、および−C2−C5ハロアルキニルから独立に選択され;但し、Xは−Hでない、請求項47に記載の化合物。
【請求項49】
R1、R2、およびR3のうちの少なくとも二つが−C2−C5アルキル、−C2−C5ハロアルキル、−C2−C5アルケニル、−C2−C5ハロアルケニル、−C2−C5アルキニル、−C2−C5ハロアルキニルから独立に選択される、請求項46に記載の化合物。
【請求項50】
R1、R2、およびR3が−C2−C5アルキル、−C2−C5ハロアルキル、−C2−C5アルケニル、−C2−C5ハロアルケニル、−C2−C5アルキニル、−C2−C5ハロアルキニルから独立に選択される、請求項49に記載の化合物。
【請求項51】
式:
【化16】
の化合物であって、
式中、点線で示した結合は単結合または二重結合とすることができ;
R3は−H、−C1−C5アルキル、−C1−C5ハロアルキル、−C2−C5アルケニル、−C2−C5ハロアルケニル、−C2−C5アルキニル、−C2−C5ハロアルキニル、−S−R5、−CN、−F、−Cl、−Br、−I、−N3、および−NR5R6からなる群から選択され;R5およびR6は−H、−C1−C5アルキル、−C3−C6シクロアルキル、−C1−C5ハロアルキル、アリール、ヘテロアリール、−(C=O)−C0−C8アルキル、−(C=O)−C0−C8アルキル−C6−C10アリール−C0−C8アルキルからなる群から独立に選択されるか、あるいはこれらの群から選択されたR5およびR6は結合して環を形成し;
R4は1〜32の炭素原子および化学的に可能であって任意に組合せられる単結合、二重結合、または三重結合を任意の数含む直鎖基または分枝基を表わし;
Xは−F、−Cl、−Br、−I、−CN、−N3、−NR7R8、および−OR9からなる群から選択され;
R7およびR8は−H、−C1−C8アルキルまたは−C1−C8ハロアルキル、−(C=O)−C1−C8アルキルから独立に選択されるかまたは、R7およびR8のいずれか一つは−(C=O)−C1−C8ハロアルキル、−(C=O)−NH2、−(C=O)−NHC1−C8アルキル、−(C=O)−NHC1−C8ハロアルキル、−(C=O)−NR20R21、−(C=O)−OC1−C8アルキル、−(C=O)−OC1−C8ハロアルキル、−S(O)2C1−C8アルキル、−S(O)2アリール、および−S(O)2アラルキルからなる群から独立に選択され、ここでR20は−(CH2)p−であり、R21は−(CH2)q−であり、pおよびqは独立して0以上7以下の整数であり、p+qは2以上7以下であり、R20およびR21はそれらが結合している窒素原子とともに結合して3〜8員環を形成し、−NH−、−N(C1−C4アルキル)−、−O−、または−S−から選択される別の基は、R20およびR21およびそれらが結合している窒素原子により形成された環に随意に組込むことができ、そしてR7またはR8のうちの他方は−H、−C1−C8アルキルまたは−C1−C8ハロアルキルであるかまたは、これらの群から選択されたR7およびR8は結合して環を形成するかまたは、R7は-(CH2)p−であり、R8は−(CH2)q−であり、pおよびqは独立して0以上7以下の整数であり、p+qは2以上7以下であり、R7およびR8はそれらが結合している窒素原子とともに結合して3〜8員環を形成し、−NH−、−N(C1−C4アルキル)−、−O−、または−S−から選択される別の基は、R7およびR8およびそれらが結合している窒素原子により形成された環に随意に組込むことができ;
R9は−H、−C1−C8アルキルまたは−C1−C8ハロアルキル、−(C=O)−C1−C8アルキル、−(C=O)−C1−C8ハロアルキル、−(C=O)−NH2、−(C=O)−NHC1−C8アルキル、−(C=O)−NHC1−C8ハロアルキル、−(C=O)−NR20R21、−(C=O)−OC1−C8アルキル、−(C=O)−OC1−C8ハロアルキル、−S(O)2C1−C8アルキル、−S(O)2アリール、および−S(O)2から独立に選択され、ここでR20は−(CH2)p−であり、R21は−(CH2)q−であり、pおよびqは独立して0以上7以下の整数であり、p+qは2以上7以下であり、R20およびR21はそれらが結合している窒素原子とともに結合して3〜8員環を形成し、−NH−、−N(C1−C4アルキル)−、−O−、または−S−から選択される別の基は、R20およびR21およびそれらが結合している窒素原子により形成された環に随意に組込むことができる;
化合物、あるいはそれらの任意の立体異性体、立体異性体の混合物、プロドラッグ、代謝産物、塩、リン酸置換形態、硫酸置換形態、リン酸/硫酸置換形態、結晶形態、非結晶形態、水和物、または溶媒和物。
【請求項52】
1つまたはそれ以上の化合物が式:
【化17】
の化合物、あるいはそれらの任意の立体異性体、立体異性体の混合物、プロドラッグ、代謝産物、塩、リン酸置換形態、硫酸置換形態、リン酸/硫酸置換形態、結晶形態、非結晶形態、水和物、または溶媒和物である、請求項51に記載の化合物。
【請求項53】
式:
【化18】
の化合物であって、
式中、点線で示した結合は単結合または二重結合とすることができ;
R1、R2、およびR3は−H、−C1−C5アルキル、−C1−C5ハロアルキル、−C2−C5アルケニル、−C2−C5ハロアルケニル、−C2−C5アルキニル、−C2−C5ハロアルキニル、−S−R5、−CN、−F、−Cl、−Br、−I、−N3、および−NR5R6からなる群から独立に選択され;ここでR5およびR6は−H、−C1−C5アルキル、−C3−C6シクロアルキル、−C1−C5ハロアルキル、アリール、ヘテロアリール、−(C=O)−C0−C8アルキル、および−(C=O)−C0−C8アルキル−C6−C10アリール−C0−C8アルキルからなる群から独立に選択されるか、またはこれらの群から選択されたR5およびR6は結合して環を形成し;
R4は−(CH2)nC(CH3)2−であり、ここでnは0以上15以下の整数であり;
Xは−H、−F、−Cl、−Br、−I、−CN、−N3、−NR7R8、および−OR9からなる群から選択され;
R7およびR8は、−H、−C1−C8アルキルまたは−C1−C8ハロアルキル、−(C=O)−C1−C8アルキルから独立に選択されるか、またはR7およびR8のうちのいずれか一つは−(C=O)−C1−C8ハロアルキル、−(C=O)−NH2、−(C=O)−NHC1−C8アルキル、−(C=O)−NHC1−C8ハロアルキル、−(C=O)−NR20R21、−(C=O)−OC1−C8アルキル、−(C=O)−OC1−C8ハロアルキル、−S(O)2C1−C8アルキル、−S(O)2アリール、および−S(O)2アラルキルからなる群から独立に選択され、ここでR20は−(CH2)p−であり、R21は−(CH2)q−であり、pおよびqは独立して0以上7以下の整数であり、p+qは2以上7以下であり、R20およびR21はそれらが結合している窒素原子とともに結合して3〜8員環を形成し、−NH−、−N(C1−C4アルキル)−、−O−、または−S−から選択される別の基は、R20およびR21およびそれらが結合している窒素原子により形成された環に随意に組込むことができ、そしてR7またはR8のうちの他方は−H、−C1−C8アルキルまたは−C1−C8ハロアルキルであるか、またはこれらの群から選択されたR7およびR8は結合して環を形成するかまたは、R7は−(CH2)p−であり、R8は−(CH2)q−であり、pおよびqは独立して0以上7以下の整数であり、p+qは2以上7以下であり、R7およびR8はそれらが結合している窒素原子とともに結合して3〜8員環を形成し、−NH−、−N(C1−C4アルキル)−、−O−、または−S−から選択される別の基は、R7およびR8およびそれらが結合している窒素原子により形成された環に随意に組込むことができ;
R9は−H、−C1−C8アルキルまたは−C1−C8ハロアルキル、−(C=O)−C1−C8アルキル、−(C=O)−C1−C8ハロアルキル、−(C=O)−NH2、−(C=O)−NHC1−C8アルキル、−(C=O)−NHC1−C8ハロアルキル、−(C=O)−NR20R21、−(C=O)−OC1−C8アルキル、−(C=O)−OC1−C8ハロアルキル、−S(O)2C1−C8アルキル、−S(O)2アリール、および−S(O)2から独立に選択され、ここでR20は−(CH2)p−であり、R21は−(CH2)q−であり、pおよびqは独立して0以上7以下の整数であり、p+qは2以上7以下であり、R20およびR21はそれらが結合している窒素原子とともに結合して3〜8員環を形成し、−NH−、−N(C1−C4アルキル)−、−O−、または−S−から選択される別の基は、R20およびR21およびそれらが結合している窒素原子により形成された環に随意に組込むことができる;
化合物、あるいはそれらの任意の立体異性体、立体異性体の混合物、プロドラッグ、代謝産物、塩、リン酸置換形態、硫酸置換形態、リン酸/硫酸置換形態、結晶形態、非結晶形態、水和物、または溶媒和物。
【請求項54】
Xが−Hまたは−OHである、請求項53に記載の化合物。
【請求項55】
式:
【化19】
の化合物であって、
式中、点線で示した結合は単結合または二重結合とすることができ;
R1、R2、およびR3は−H、−C1−C5アルキル、−C1−C5ハロアルキル、−C2−C5アルケニル、−C2−C5ハロアルケニル、−C2−C5アルキニル、−C2−C5ハロアルキニル、−O−R5、−S−R5、−CN、−F、−Cl、−Br、−I、−N3、および−NR5R6からなる群から独立に選択され;ここでR5は−C2−C5アルキル、−C3−C6シクロアルキル、−C1−C5ハロアルキル、アリール、およびヘテロアリールからなる群から独立に選択され、R6は−H、−C1−C5アルキル、−C3−C6シクロアルキル、−C1−C5ハロアルキル、アリール、ヘテロアリール、−(C=O)−C0−C8アルキル、および−(C=O)−C0−C8アルキル−C6−C10アリール−C0−C8アルキルからなる群から独立に選択されるか、またはこれらの群から選択されたR5およびR6は結合して環を形成し;但し、R1、R2、およびR3のうちの少なくとも一つは−OR5であり;
R4は1〜32個の炭素原子および化学的に可能であって任意に組合せられる単結合、二重結合、または三重結合を任意の数含む直鎖基または分枝基を表わし;
Xは−H、−F、−Cl、−Br、−I、−CN、−N3、−NR7R8、および−OR9からなる群から選択され;
R7およびR8は−H、−C1−C8アルキルまたは−C1−C8ハロアルキル、−(C=O)−C1−C8アルキルから独立に選択されるかまたは、R7およびR8のうちのいずれか一つは−(C=O)−C1−C8ハロアルキル、−(C=O)−NH2、−(C=O)−NHC1−C8アルキル、−(C=O)−NHC1−C8ハロアルキル、−(C=O)−NR20R21、−(C=O)−OC1−C8アルキル、−(C=O)−OC1−C8ハロアルキル、−S(O)2C1−C8アルキル、−S(O)2アリール、および−S(O)2アラルキルからなる群から独立に選択され、ここでR20は−(CH2)p−であり、R21は−(CH2)q−であり、pおよびqは独立して0以上7以下の整数であり、p+qは2以上7以下であり、R20およびR21はそれらが結合している窒素原子とともに結合して3〜8員環を形成し、−NH−、−N(C1−C4アルキル)−、−O−、または−S−から選択される別の基は、R20およびR21およびそれらが結合している窒素原子により形成された環に随意に組込むことができ、そしてR7またはR8のうちの他方は−H、−C1−C8アルキルまたは−C1−C8ハロアルキルであるかまたは、これらの群から選択されたR7およびR8は結合して環を形成するかまたは、R7は−(CH2)p−であり、R8は−(CH2)q−であり、pおよびqは独立して0以上7以下の整数であり、p+qは2以上7以下であり、R7およびR8はそれらが結合している窒素原子とともに結合して3〜8員環を形成し、−NH−、−N(C1−C4アルキル)−、−O−、または−S−から選択される別の基は、R7およびR8およびそれらが結合している窒素原子により形成された環に随意に組込むことができ;
R9は−H、−C1−C8アルキルまたは−C1−C8ハロアルキル、−(C=O)−C1−C8アルキル、−(C=O)−C1−C8ハロアルキル、−(C=O)−NH2、−(C=O)−NHC1−C8アルキル、−(C=O)−NHC1−C8ハロアルキル、−(C=O)−NR20R21、−(C=O)−OC1−C8アルキル、−(C=O)−OC1−C8ハロアルキル、−S(O)2C1−C8アルキル、−S(O)2アリール、および−S(O)2から独立に選択され、ここでR20は−(CH2)p−であり、R21は−(CH2)q−であり、pおよびqは独立して0以上7以下の整数であり、p+qは2以上7以下であり、R20およびR21はそれらが結合している窒素原子とともに結合して3〜8員環を形成し、−NH−、−N(C1−C4アルキル)−、−O−、または−S−から選択される別の基は、R20およびR21およびそれらが結合している窒素原子により形成された環に随意に組込むことができる;
化合物、あるいはそれらの任意の立体異性体、立体異性体の混合物、プロドラッグ、代謝産物、塩、リン酸置換形態、硫酸置換形態、リン酸/硫酸置換形態、結晶形態、非結晶形態、水和物、または溶媒和物。
【請求項56】
R1、R2、およびR3のうちの少なくとも二つが−C1−C5アルキル、−C1−C5ハロアルキル、−C2−C5アルケニル、−C2−C5ハロアルケニル、−C2−C5アルキニル、−C2−C5ハロアルキニルから独立に選択される、請求項55に記載の化合物。
【請求項57】
R1、R2、およびR3が−C1−C5アルキル、−C1−C5ハロアルキル、−C2−C5アルケニル、−C2−C5ハロアルケニル、−C2−C5アルキニル、−C2−C5ハロアルキニルから独立に選択される、請求項56に記載の化合物。
【請求項58】
式:
【化20】
の化合物であって、
式中、点線で示した結合は単結合または二重結合とすることができ;
R1、R2、およびR3は−H、−C1−C5アルキル、−C1−C5ハロアルキル、−C2−C5アルケニル、−C2−C5ハロアルケニル、−C2−C5アルキニル、−C2−C5ハロアルキニル、−O−R5、−S−R5、−CN、−F、−Cl、−Br、−I、−N3、および−NR5R6からなる群から独立に選択され;
R5は−H、−C2−C5アルキル、−C3−C6シクロアルキル、−C1−C5ハロアルキル、アリール、およびヘテロアリールからなる群から独立に選択され、R6は−H、−C1−C5アルキル、−C3−C6シクロアルキル、−C1−C5ハロアルキル、アリール、ヘテロアリール、−(C=O)−C0−C8アルキル、および−(C=O)−C0−C8アルキル−C6−C10アリール−C0−C8アルキルからなる群から独立に選択されるか、またはこれらの群から選択されたR5およびR6は結合して環を形成し;
R4は−(CH2)nC(CH3)2であり、ここでnは0以上15以下の整数であり;
Xは−H、−F、−Cl、−Br、−I、−CN、−N3、−NR7R8、および−OR9からなる群から選択され;
R7およびR8は−H、−C1−C8アルキルまたは−C1−C8ハロアルキル、−(C=O)−C1−C8アルキルから独立に選択されるかまたは、R7およびR8のうちのいずれか一つは−(C=O)−C1−C8ハロアルキル、−(C=O)−NH2、−(C=O)−NHC1−C8アルキル、−(C=O)−NHC1−C8ハロアルキル、−(C=O)−NR20R21、−(C=O)−OC1−C8アルキル、−(C=O)−OC1−C8ハロアルキル、−S(O)2C1−C8アルキル、−S(O)2アリール、および−S(O)2アラルキルからなる群から独立に選択され、ここでR20は−(CH2)p−であり、R21は−(CH2)q−であり、pおよびqは独立して0以上7以下の整数であり、p+qは2以上7以下であり、R20およびR21はそれらが結合している窒素原子とともに結合して3〜8員環を形成し、−NH−、−N(C1−C4アルキル)−、−O−、または−S−から選択される別の基は、R20およびR21およびそれらが結合している窒素原子により形成された環に随意に組込むことができ、そしてR7またはR8の他方は−H、−C1−C8アルキルまたは−C1−C8ハロアルキルであるかまたは、これらの群から選択されたR7およびR8は結合して環を形成するかまたは、R7は−(CH2)p−であり、R8は−(CH2)q−であり、pおよびqは独立して0以上7以下の整数であり、p+qは2以上7以下であり、R7およびR8はそれらが結合している窒素原子とともに結合して3〜8員環を形成し、−NH−、−N(C1−C4アルキル)−、−O−、または−S−から選択される別の基は、R7およびR8およびそれらが結合している窒素原子により形成された環に随意に組込むことができ;
R9は−H、−C1−C8アルキルまたは−C1−C8ハロアルキル、−(C=O)−C1−C8アルキル、−(C=O)−C1−C8ハロアルキル、−(C=O)−NH2、−(C=O)−NHC1−C8アルキル、−(C=O)−NHC1−C8ハロアルキル、−(C=O)−NR20R21から独立に選択され、ここでR20は−(CH2)p−であり、R21は−(CH2)q−であり、pおよびqは独立して0以上7以下の整数であり、p+qは2以上7以下であり、R20およびR21はそれらが結合している窒素原子とともに結合して3〜8員環を形成し、−NH−、−N(C1−C4アルキル)−、−O−、または−S−から選択される別の基をR20およびR21およびそれらが結合している窒素原子により形成された環、−(C=O)−OC1−C8アルキル、−(C=O)−OC1−C8ハロアルキル、−S(O)2C1−C8アルキル、−S(O)2アリール、および−S(O)2に随意に組込むことができる;
化合物、あるいはそれらの任意の立体異性体、立体異性体の混合物、プロドラッグ、代謝産物、塩、リン酸置換形態、硫酸置換形態、リン酸/硫酸置換形態、結晶形態、非結晶形態、水和物、または溶媒和物。
【請求項59】
Xが−Hまたは−OHである、請求項58に記載の化合物。
【請求項60】
式:
【化21】
の化合物であって、
nは0以上9以下の整数であり、各単位は同一または異なっていてよく;
式中、点線で示した結合は単結合または二重結合とすることができ;
式中、R1、R2およびR3は−H、−C1−C5アルキル、−C1−C5ハロアルキル、−C2−C5アルケニル、−C2−C5ハロアルケニル、−C2−C5アルキニル、−C2−C5ハロアルキニルから独立に選択され、R1、R2、およびR3のうちの少なくとも一つは−C2−C5アルキル、−C1−C5アルキル、−C1−C5ハロアルキル、−C2−C5アルケニル、−C2−C5ハロアルケニル、−C2−C5アルキニル、および−C2−C5ハロアルキニルから独立に選択され;但し、R2が−C1−C5アルキルであり、かつ、R1が−Hである場合、R3は−Hでなく;
R4は−H、−O−R5、−S−R5、−F、−Cl、−Br、−I、および−NR5R6からなる群から選択され;Xは−H、−NR7R8、−OR9および−(CH2)2C(CH3)2OHからなる群から選択され;R5およびR6は−H、−C1−C5アルキル、−C3−C6シクロアルキル、−C1−C5ハロアルキル、アリール、ヘテロアリール、−(C=O)−C0−C8アルキル、および−(C=O)−C0−C8アルキル−C6−C10アリール−C0−C8アルキルからなる群から独立に選択されるかまたは、これらの群から選択されたR5およびR6は結合して環を形成し;
R7およびR8は−H、−C1−C8アルキルまたは−C1−C8ハロアルキル、−(C=O)−C1−C8アルキルから独立に選択されるかまたは、R7およびR8のうちのいずれか一つは−(C=O)−C1−C8ハロアルキル、−(C=O)−NH2、−(C=O)−NHC1−C8アルキル、−(C=O)−NHC1−C8ハロアルキル、−(C=O)−NR20R21、−(C=O)−OC1−C8アルキル、−(C=O)−OC1−C8ハロアルキル、−S(O)2C1−C8アルキル、−S(O)2アリール、および−S(O)2アラルキルからなる群から独立に選択され、ここでR20は−(CH2)p−であり、R21は−(CH2)q−であり、pおよびqは独立して0以上7以下の整数であり、p+qは2以上7以下であり、R20およびR21はそれらが結合している窒素原子とともに結合して3〜8員環を形成し、−NH−、−N(C1−C4アルキル)−、−O−、または−S−から選択される別の基は、R20およびR21およびそれらが結合している窒素原子により形成された環に随意に組込むことができ、R7またはR8の他方は−H、−C1−C8アルキルまたは−C1−C8ハロアルキルであるかまたは、これらの群から選択されたR7およびR8は結合して環を形成するかまたは、R7は−(CH2)p−であり、R8は−(CH2)q−であり、pおよびqは独立して0以上7以下の整数であり、p+qは2以上7以下であり、R7およびR8はそれらが結合している窒素原子とともに結合して3〜8員環を形成し、−NH−、−N(C1−C4アルキル)−、−O−、または−S−から選択される別の基は、R7およびR8およびそれらが結合している窒素原子により形成された環に随意に組込むことができ;
R9は−H、−C1−C8アルキルまたは−C1−C8ハロアルキル、−(C=O)−C1−C8アルキル、−(C=O)−C1−C8ハロアルキル、−(C=O)−NH2、−(C=O)−NHC1−C8アルキル、−(C=O)−NHC1−C8ハロアルキル、−(C=O)−NR20R21、−(C=O)−OC1−C8アルキル、−(C=O)−OC1−C8ハロアルキル、−S(O)2C1−C8アルキル、−S(O)2アリール、および−S(O)2から独立に選択され、ここでR20は−(CH2)p−であり、R21は−(CH2)q−であり、pおよびqは独立して0以上7以下の整数であり、p+qは2以上7以下であり、R20およびR21はそれらが結合している窒素原子とともに結合して3〜8員環を形成し、−NH−、−N(C1−C4アルキル)−、−O−、または−S−から選択される別の基をR20およびR21およびそれらが結合している窒素原子により形成された環に随意に組込むことができ;
但し、n=3、かつ、R4が−Hまたは−OHである場合、Xは−Hでない、
化合物、あるいはそれらの任意の立体異性体、立体異性体の混合物、プロドラッグ、代謝産物、塩、リン酸置換形態、硫酸置換形態、リン酸/硫酸置換形態、結晶形態、非結晶形態、水和物、または溶媒和物。
【請求項61】
n=0である、請求項60に記載の化合物。
【請求項62】
R4が−Hまたは−OHである、請求項61に記載の化合物。
【請求項63】
式:
【化22】
の化合物、あるいはそれらの任意の立体異性体、立体異性体の混合物、プロドラッグ、代謝産物、塩、リン酸置換形態、硫酸置換形態、リン酸/硫酸置換形態、結晶形態、非結晶形態、水和物、またはその溶媒和物である、請求項62に記載の化合物。
【請求項64】
R1、R2、およびR3のうちの少なくとも二つが−C2−C5アルキル、−C2−C5ハロアルキル、−C2−C5アルケニル、−C2−C5ハロアルケニル、−C2−C5アルキニル、−C2−C5ハロアルキニルから独立に選択される、請求項60に記載の化合物。
【請求項65】
R1、R2、およびR3が−C2−C5アルキル、−C2−C5ハロアルキル、−C2−C5アルケニル、−C2−C5ハロアルケニル、−C2−C5アルキニル、−C2−C5ハロアルキニルから独立に選択される、請求項64に記載の化合物。
【請求項66】
式:
【化23】
の化合物であって、
nは0以上9以下の整数であり、各単位は同一または異なっていてよく;
式中、点線で示した結合は単結合または二重結合とすることができ;
式中、R1、R2およびR3は−Hまたは−C1−C5アルキル、−C1−C5ハロアルキル、−C2−C5アルケニル、−C2−C5ハロアルケニル、−C2−C5アルキニル、−C2−C5ハロアルキニルから独立に選択され;但し、R2が−C1−C5アルキルであり、かつ、R1が−Hである場合、R3は−Hでなく;R4は−H、−O−R5、−S−R5、−F、−Cl、−Br、−I、および−NR5R6からなる群から選択され;Xは−NR7R8、−OR9、および−(CH2)2C(CH3)2OHからなる群から選択され;
R5およびR6は−H、−C1−C5アルキル、−C3−C6シクロアルキル、−C1−C5ハロアルキル、アリール、ヘテロアリール、−(C=O)−C0−C8アルキル、および−(C=O)−C0−C8アルキル−C6−C10アリール−C0−C8アルキルからなる群から独立に選択されるかまたは、これらの群から選択されたR5およびR6は結合して環を形成し;
R7およびR8は−H、−C1−C8アルキルまたは−C1−C8ハロアルキル、−(C=O)−C1−C8アルキルから独立に選択されるかまたは、R7およびR8のうちのいずれか一つは−(C=O)−C1−C8ハロアルキル、−(C=O)−NH2、−(C=O)−NHC1−C8アルキル、−(C=O)−NHC1−C8ハロアルキル、−(C=O)−NR20R21、−(C=O)−OC1−C8アルキル、−(C=O)−OC1−C8ハロアルキル、−S(O)2C1−C8アルキル、−S(O)2アリール、および−S(O)2アラルキルからなる群から独立に選択され、ここでR20は−(CH2)p−であり、R21は−(CH2)q−であり、pおよびqは独立して0以上7以下の整数であり、p+qは2以上7以下であり、R20およびR21はそれらが結合している窒素原子とともに結合して3〜8員環を形成し、−NH−、−N(C1−C4アルキル)−、−O−、または−S−から選択される別の基は、R20およびR21およびそれらが結合している窒素原子により形成された環に随意に組込むことができ、R7またはR8のうちの他方は−H、−C1−C8アルキルまたは−C1−C8ハロアルキルであるかまたは、これらの群から選択されたR7およびR8は結合して環を形成するかまたは、R7は−(CH2)p−であり、R8は−(CH2)q−であり、pおよびqは独立して0以上7以下の整数であり、p+qは2以上7以下であり、R7およびR8はそれらが結合している窒素原子とともに結合して3〜8員環を形成し、−NH−、−N(C1−C4アルキル)−、−O−、または−S−から選択される別の基をR7およびR8およびそれらが結合している窒素原子により形成された環に随意に組込むことができ;
R9は−H、−C1−C8アルキルまたは−C1−C8ハロアルキル、−(C=O)−C1−C8アルキル、−(C=O)−C1−C8ハロアルキル、−(C=O)−NH2、−(C=O)−NHC1−C8アルキル、−(C=O)−NHC1−C8ハロアルキル、−(C=O)−NR20R21、−(C=O)−OC1−C8アルキル、−(C=O)−OC1−C8ハロアルキル、−S(O)2C1−C8アルキル、−S(O)2アリール、および−S(O)2から独立に選択され、ここでR20は−(CH2)p−であり、R21は−(CH2)q−であり、pおよびqは独立して0以上7以下の整数であり、p+qは2以上7以下であり、R20およびR21はそれらが結合している窒素原子とともに結合して3〜8員環を形成し、−NH−、−N(C1−C4アルキル)−、−O−、または−S−から選択される別の基は、R20およびR21およびそれらが結合している窒素原子により形成された環に随意に組込むことができ;
但し、R1およびR2が−OMeであり、かつ、R3が−Meである場合、R4は−Hでも−OHでもないかまたは、Xは−OHでも−(CH2)2C(CH3)2OHでもないかのいずれかである;
化合物、あるいはそれらの任意の立体異性体、立体異性体の混合物、プロドラッグ、代謝産物、塩、リン酸置換形態、硫酸置換形態、リン酸/硫酸置換形態、結晶形態、非結晶形態、水和物、または溶媒和物。
【請求項67】
Xが−OHまたは−NH2である、請求項66に記載の化合物。
【請求項68】
1つまたはそれ以上の化合物が式:
【化24】
あるいは、それらの任意の立体異性体、立体異性体の混合物、プロドラッグ、代謝産物、塩、リン酸置換形態、硫酸置換形態、リン酸/硫酸置換形態、結晶形態、非結晶形態、水和物、またはその溶媒和物である、請求項67に記載の化合物。
【請求項69】
Xが−(CH2)2C(CH3)2OHである、請求項66に記載の化合物。
【請求項70】
式:
【化25】
【化26】
の請求項69に記載の化合物、あるいはそれらの任意の立体異性体、立体異性体の混合物、プロドラッグ、代謝産物、塩、リン酸置換形態、硫酸置換形態、リン酸/硫酸置換形態、結晶形態、非結晶形態、水和物、または溶媒和物。
【請求項71】
式:
【化27】
の化合物であって、
nは0以上9以下の整数であり、各単位は同一または異なっていてよく;
式中、点線で示した結合は単結合または二重結合とすることができ;
式中、R1、R2およびR3は−H、−C1−C5アルキル、−C1−C5ハロアルキル、−C2−C5アルケニル、−C2−C5ハロアルケニル、−C2−C5アルキニル、および−C2−C5ハロアルキニルから独立に選択され、但し、R2が−C1−C5アルキルであり、かつ、R1が−Hである場合、R3は−Hでなく;
R4はF、Cl、およびIからなる群から選択され;Xは−H、−NR7R8、−OR9、および−(CH2)2C(CH3)2OHからなる群から選択され;R5およびR6は−H、−C1−C5アルキル、−C3−C6シクロアルキル、−C1−C5ハロアルキル、アリール、ヘテロアリール、−(C=O)−C0−C8アルキル、および−(C=O)−C0−C8アルキル−C6−C10アリール−C0−C8アルキルからなる群から独立に選択されるかまたは、これらの群から選択されるR5およびR6は結合して環を形成し;
R7およびR8は−H、−C1−C8アルキルまたは−C1−C8ハロアルキル、−(C=O)−C1−C8アルキルから独立に選択されるかまたは、R7およびR8のうちのいずれか一つは−(C=O)−C1−C8ハロアルキル、−(C=O)−NH2、−(C=O)−NHC1−C8アルキル、−(C=O)−NHC1−C8ハロアルキル、−(C=O)−NR20R21、−(C=O)−OC1−C8アルキル、−(C=O)−OC1−C8ハロアルキル、−S(O)2C1−C8アルキル、−S(O)2アリール、および−S(O)2アラルキルからなる群から独立に選択され、ここでR20は−(CH2)p−であり、R21は−(CH2)q−であり、pおよびqは独立して0以上7以下の整数であり、p+qは2以上7以下であり、R20およびR21はそれらが結合している窒素原子とともに結合して3〜8員環を形成し、−NH−、−N(C1−C4アルキル)−、−O−、または−S−から選択される別の基は、R20およびR21およびそれらが結合している窒素原子により形成された環に随意に組込むことができ、R7またはR8のうちの他方は−H、−C1−C8アルキルまたは−C1−C8ハロアルキルであるかまたは、これらの群から選択されるR7およびR8は結合して環を形成するかまたは、R7は−(CH2)p−であり、R8は−(CH2)q−であり、pおよびqは独立して0以上7以下の整数であり、p+qは2以上7以下であり、R7およびR8はそれらが結合している窒素原子とともに結合して3〜8員環を形成し、−NH−、−N(C1−C4アルキル)−、−O−、または−S−から選択される別の基は、R7およびR8およびそれらが結合している窒素原子により形成された環に随意に組込むことができ;
R9は−H、−C1−C8アルキルまたは−C1−C8ハロアルキル、−(C=O)−C1−C8アルキル、−(C=O)−C1−C8ハロアルキル、−(C=O)−NH2、−(C=O)−NHC1−C8アルキル、−(C=O)−NHC1−C8ハロアルキル、−(C=O)−NR20R21、−(C=O)−OC1−C8アルキル、−(C=O)−OC1−C8ハロアルキル、−S(O)2C1−C8アルキル、−S(O)2アリール、および−S(O)2から独立に選択され、ここでR20は−(CH2)p−であり、R21は−(CH2)q−であり、pおよびqは独立して0以上7以下の整数であり、p+qは2以上7以下であり、R20およびR21はそれらが結合している窒素原子とともに結合して3〜8員環を形成し、−NH−、−N(C1−C4アルキル)−、−O−、または−S−から選択される別の基をR20およびR21およびそれらが結合している窒素原子により形成された環に随意に組込むことができる;
化合物、あるいはそれらの任意の立体異性体、立体異性体の混合物、プロドラッグ、代謝産物、塩、リン酸置換形態、硫酸置換形態、リン酸/硫酸置換形態、結晶形態、非結晶形態、水和物、または溶媒和物。
【請求項72】
式:
【化28】
の請求項71に記載の化合物、あるいはそれらの任意の立体異性体、立体異性体の混合物、プロドラッグ、代謝産物、塩、リン酸置換形態、硫酸置換形態、リン酸/硫酸置換形態、結晶形態、非結晶形態、水和物、またはその溶媒和物。
【請求項73】
医薬的に許容される賦形剤をさらに含む、請求項46に記載の化合物。
【公表番号】特表2009−527567(P2009−527567A)
【公表日】平成21年7月30日(2009.7.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−556437(P2008−556437)
【出願日】平成19年2月22日(2007.2.22)
【国際出願番号】PCT/US2007/004713
【国際公開番号】WO2007/100652
【国際公開日】平成19年9月7日(2007.9.7)
【出願人】(507393285)エジソン ファーマシューティカルズ, インコーポレイテッド (16)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成21年7月30日(2009.7.30)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年2月22日(2007.2.22)
【国際出願番号】PCT/US2007/004713
【国際公開番号】WO2007/100652
【国際公開日】平成19年9月7日(2007.9.7)
【出願人】(507393285)エジソン ファーマシューティカルズ, インコーポレイテッド (16)
【Fターム(参考)】
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