説明

リヤエンジンバス

【課題】排気浄化のためのサプライユニットがエンジンルームの熱害を受けることを回避できるリヤエンジンバスを提供する。
【解決手段】エンジンルーム20の前壁21に、エンジンルーム20内に突出する遮熱ボックス60が配置されている。遮熱ボックス60の内側にSCRサプライユニット70が収容されている。遮熱ボックス60は、前壁21に固定された枠構体61と、カバー62とを有している。カバー62は、エンジンルーム内の熱気が遮熱ボックス60内に進入することを防いでいる。カバー62の一部をなすサイドカバー部材62cと後カバー部材62eは枠構体61に対して着脱可能である。サイドカバー部材62cと後カバー部材62eを枠構体61から取外すと、作業用開口81を通じてサプライユニット70の点検や整備を行なうことができる。遮熱ボックス60の前側に貫通孔90が形成されている。遮熱ボックス60の内部は貫通孔90を介して機器収納部50に連通している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば大型バス等のように車体の後部にエンジンルームを備えたリヤエンジンバスに関する。
【背景技術】
【0002】
低床路線バスのように床が低いバスでは、床下に配設される走行用機器類のレイアウトが制約を受けることがある。一方、ディーゼルエンジンから排出される排気を浄化するために、排気浄化用の機器類を装備したリヤエンジンバスが望まれている。例えば排気中の窒素酸化物(NOx)を浄化するために、還元剤として例えば尿素水を用いるSCR(Selective Catalytic Reduction:選択的触媒還元)を備えたリヤエンジンバスが知られている。またディーゼル・パティキュレート・フィルタ(DPF)を備えたリヤエンジンバスも知られている。
【0003】
リヤエンジンバスに搭載される各種機器の中には、高温に対して弱いものが存在する。例えば車載コンピュータや前記SCR関係の機器では熱害対策が必要である。高温に弱い機器がエンジンルーム内の熱によって影響を受けることを抑制するために、必要に応じて防熱手段が講じられている。(例えば下記特許文献1参照)
【特許文献1】実用新案登録第2602829号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
高温に弱い機器は、エンジンルームから可能な限り遠ざけることが望まれる。しかしながらリヤエンジンバスに搭載される機器が多様化するにつれて、熱に弱い機器をエンジンルームから遠ざけるようなレイアウトを採用することが難しくなってきている。例えば前述の排気浄化用SCRのサプライユニットは、高温にさらされると尿素成分が変質し、排気浄化機能に支障が生じることが懸念される。しかし排気浄化用SCRのサプライユニットは、エンジンの排気通路に還元剤を供給するものであるゆえに、なるべくエンジンルームに近い位置に設けることが望まれている。
【0005】
このため従来は、エンジンルームの前壁の車体前後方向の前側に機器収納部を形成し、この機器収納部に還元剤のタンク(ユリアタンク)やサプライユニットを配置していた。しかしエンジンルームのレイアウトの関係で、エンジンルーム内に前記サプライユニット等を配置することが望まれている。この場合、エンジンおよびマフラー等から発生する熱がサプライユニット等に影響を及ぼすことが懸念され、対策を講じる必要があった。
【0006】
従って本発明の目的は、排気浄化用SCRのサプライユニットをエンジンルーム内に配置することが可能なリヤエンジンバスを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明のリヤエンジンバスは、車体後部にエンジンルームを有しかつ排気浄化用のSCR還元剤(例えば尿素)を排気通路に噴射するためのドージングユニットを備えたリヤエンジンバスにおいて、前記エンジンルームの車体前後方向の前側に形成された前壁と、前記前壁の車体前後方向の前側に位置する機器収容部に配置され前記SCR還元剤を貯留するタンク(例えばユリアタンク)と、前記前壁から前記エンジンルーム内に突出して配置され前記エンジンルーム内の熱気が流入することを阻止するカバーを有しかつ前記機器収容部と連通する貫通孔を有する遮熱ボックスと、前記遮熱ボックス内に収容され、前記タンクから供給される前記SCR還元剤を前記ドージングユニットに供給するサプライユニットとを具備している。
【0008】
本発明の好ましい形態では、前記遮熱ボックスは、前記前壁に固定される枠構体と、該枠構体に対して着脱可能で前記カバーの一部をなすカバー部材とを有し、該カバー部材を前記枠構体から取外した状態において該遮熱ボックス内の機器の点検整備を可能にする作業用開口を備えている。
【0009】
また本発明の1つの形態では、前記遮熱ボックスの前記枠構体の下部に、該遮熱ボックス内の機器と前記ドージングユニットとをつなぐチューブを通すためのチューブ挿通孔が形成され、前記遮熱ボックスの底板には前記チューブ挿通孔と対応した位置に、上方から見て車体の幅方向外側に開口する略U形の切欠き部が形成され、前記チューブには前記切欠き部に挿着可能なグロメットが設けられ、前記チューブ挿通孔に前記チューブを通しかつ前記グロメットを前記切欠き部に挿入した状態において、前記カバー部材を前記枠構体に取付けることにより、該カバー部材によって前記チューブ挿通孔が覆われるようにしている。
【0010】
また本発明の1つの形態では、前記エンジンルーム内にエアインテーク装置が配置され、前記遮熱ボックスにエアインテークブラケットが設けられ、前記エアインテーク装置からエンジンに向って延びるエアインテークパイプを前記エアインテークブラケットを介して前記遮熱ボックスに支持している。
【発明の効果】
【0011】
請求項1のリヤエンジンバスによれば、SCRサプライユニットがエンジンルームの熱気の影響を受けることを遮熱ボックスによって抑制することができる。しかもエンジンルーム内に遮熱ボックスが配置されているため、この遮熱ボックスに収容されたサプライユニットとエンジンルーム内のドージングユニットとをつなぐ還元剤供給用のチューブを短くすることができる。
【0012】
請求項2によれば、カバー部材を取外した状態において、作業用開口を利用して遮熱ボックス内の機器(例えばサプライユニット)の点検整備を行なうことができる。
請求項3によれば、前記チューブを遮熱ボックスのチューブ挿通孔に対し所定位置に保持することができる。しかもコネクタ付きのチューブを通すために比較的大きなチューブ挿通孔が形成されていても、このチューブ挿通孔をカバー部材によって覆うことができるため、エンジンルーム内の熱気がチューブ挿通孔から遮熱ボックス内に進入することを抑制できる。
【0013】
請求項4によれば、前記遮熱ボックスに設けたエアインテークブラケットによってエアインテークパイプの長手方向中間部を支持することができるため、エアインテーク装置からエアインテークパイプの支持部までのスパンを短くすることができ、エアインテークパイプの支持強度を高める上で有利である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下に本発明の1つの実施形態に係るリヤエンジンバスについて、図1から図8を参照して説明する。
図1は、リヤエンジンバス10の後部を示している。図2は、リヤエンジンバス10の後部を上方から見た断面図である。図2に示されるように、車体11に左右一対のサイドレール12,13が配置されている。サイドレール12,13は車体11の下部において前後方向に延びている。車体11の後部、すなわち後輪14の後側に、エンジンルーム20が形成されている。図1において矢印Aで示す方向が車体前側である。図2において矢印Bが車体の幅方向を示している。
【0015】
エンジンルーム20の前側すなわち車体11の前後方向の前側に、遮熱のために前壁21が設けられている。エンジンルーム20の上部は、パネル部材22によって車室23と仕切られている。エンジンルーム20の内部に、エンジン25(図2に示す)やトランスミッション26、ラジエータユニット27、インタークーラ28などが配置されている。エンジン25やトランスミッション26は、サイドレール12,13によって支持されている。
【0016】
エンジンルーム20の下部にマフラーカバー30(図1と図3等に示す)が設けられている。マフラーカバー30の下方にDPFマフラー31、SCRマフラー32、排気管33,34などが配置されている。
【0017】
マフラーカバー30の上側にエアインテーク装置40が配置されている。エアインテーク装置40は、エアインテークパイプ41を介してエンジン25の吸気マニホールド(図示せず)に接続されている。マフラーカバー30の上側に、ドージングユニット(dosing unit)42(図3,図4に示す)が配置されている。
【0018】
ドージングユニット42は、エンジン25の排気通路に設けられたノズル(図示せず)から排気中に尿素水を供給する機能を有している。排気中に供給された尿素が加水分解することによってアンモニアが発生し、このアンモニアが排気中の窒素酸化物と化学反応することにより、窒素酸化物が窒素と水に還元される。
【0019】
エンジンルーム20の前壁21の車体前後方向の前側に、機器収納部50が形成されている。この機器収納部50に、SCR還元剤を収容するタンクの一例であるユリアタンク(尿素タンク)51や、ドライヤ52などが配置されている。機器収納部50は前壁21によってエンジンルーム20と仕切られているため、エンジンルーム20よりも低温に保たれている。
【0020】
エンジンルーム20の前壁21の後側(車体前後方向の後側)に、遮熱ボックス60が設けられている。図3から図5は遮熱ボックス60を車体11の後側から見た斜視図である。図6は遮熱ボックス60を車体11の前側から見た斜視図である。遮熱ボックス60は前壁21に設けられ、エンジンルーム20内に突出している。
【0021】
遮熱ボックス60は、車体11の一部をなす前壁21に固定された枠構体61(図4に示す)と、枠構体61に固定されたカバー62とを含んでいる。カバー62は、遮熱ボックス60の上面を構成する上カバー部材62aと、遮熱ボックス60の前面上部を構成する前カバー部材62bと、遮熱ボックス60の両側面を構成する一対のサイドカバー部材62c,62dと、遮熱ボックス60の後面を構成する後カバー部材62eと、底板62fなどを含んでいる。サイドカバー部材62c,62dと後カバー部材62eには、断熱材料からなるインシュレータ63が取付けられている。
【0022】
図4に示すように遮熱ボックス60の内部に、SCR関係のバルブ等を備えたサプライユニット70が収容されている。サプライユニット70は遮熱ボックス60内に収容される機器の一例であり、SCR還元剤等が流れるチューブ72を介して、ドージングユニット42に接続されている。チューブ72の先端には、ドージングユニット42との接続のために着脱可能なコネクタ73が設けられている。
【0023】
遮熱ボックス60の上カバー部材62aと、前カバー部材62bと、車体幅方向の内側に位置するサイドカバー部材62dと、底板62fは、いずれも枠構体61に固定されている。これに対し、遮熱ボックス60の車体幅方向の外側に位置するサイドカバー部材62cと、後カバー部材62eは、枠構体61にボルト80によって着脱可能に取付けられている。
【0024】
前記サイドカバー部材62cと後カバー部材62eは、常時は図3に示すようにボルト80によって枠構体61に固定されている。しかし点検や整備等を行なう際には、図4に示すようにサイドカバー部材62cと後カバー部材62eを枠構体61から取外すことができるようになっている。サイドカバー部材62cと後カバー部材62eを枠構体61から取外すと、遮熱ボックス60の内部に収容されている機器類、例えばサプライユニット70やその周辺機器を車体11の外側から取扱うことを可能にする作業用開口81が現われる。
【0025】
図5に示すように遮熱ボックス60の上部に、ボルト85によってエアインテークブラケット86,87が取付けられている。エアインテークブラケット86,87に、エアインテークパイプ41の長手方向の中間部41aが固定されている。すなわちエアインテークパイプ41の長手方向の中間部41aが、エアインテークブラケット86,87を介して、遮熱ボックス60によって支持されている。エアインテークパイプ41はエアインテーク装置40からエンジン25に向って延びている。
【0026】
遮熱ボックス60はエンジンルーム20内に突出して配置されているため、エアインテーク装置40からエアインテークブラケット86,87までの距離は、エアインテーク装置40から前壁21までの距離よりも短い。言い換えると、エアインテークパイプ41の重量が作用する作用点からエアインテークパイプ41の支持部までの距離(支持スパン)を短くすることができる。このためエアインテークパイプ41の支持強度を大きくする上で有利である。
【0027】
図6に示すように、遮熱ボックス60の車体前側の前壁21に、貫通孔90が形成されている。遮熱ボックス60の内部は、この貫通孔90を通じて前側の機器収納部50と連通している。このため遮熱ボックス60の内部と機器収納部50とがほぼ共通の雰囲気になり、遮熱ボックス60の内部の温度と機器収納部50の温度との差が大きくなることが回避される。
【0028】
図7に示すように、遮熱ボックス60の枠構体61の下部に、前記チューブ72を通すためのチューブ挿通孔100が形成されている。チューブ挿通孔100は、チューブ72のコネクタ73(図3に示す)を通すことができる大きさを有している。チューブ挿通孔100は、前記サイドカバー部材62cを枠構体61に取付けた状態において、サイドカバー部材62cの下部101によって覆われるようになっている。
【0029】
図8に示すようにカバー62の底板62fには、上方から見て略U形の切欠き部110が形成されている。この切欠き部110は、車体外方に向かって開口している。チューブ72の長手方向中間部にゴム等の弾性材料からなるグロメット111が取付けられている。グロメット111は切欠き部110に車体の外側から嵌合させることができる。切欠き部110の近傍には前記ボルト80を挿入するねじ孔115が形成されている。
【0030】
チューブ72をチューブ挿通孔100に通す際に、サイドカバー部材62cを枠構体61から取外した状態において、チューブ72の先端に設けられているコネクタ73をチューブ挿通孔100に通す。そしてこのチューブ72をチューブ挿通孔100から引出したのち、グロメット111を切欠き部110に車体の外側から嵌合させる。こうすることにより、グロメット111を介して、チューブ72の長手方向中間部を遮熱ボックス60の底板62fに支持させることができる。
【0031】
グロメット111を切欠き部110に嵌合させたのち、図7に示すようにサイドカバー部材62cをボルト80によって枠構体61に固定する。このような構成によれば、遮熱ボックス60の枠構体61にコネクタ73を通すために比較的大きなチューブ挿通孔100が形成されていても、チューブ挿通孔100にチューブ72とコネクタ73を通したのち、サイドカバー部材62cによってチューブ挿通孔100の大部分を覆うことができる。このためエンジンルーム20内の熱気がチューブ挿通孔100を通って遮熱ボックス60の内部に入り込むことを抑制でき、サプライユニット70やその周辺機器に熱害が及ぶことを回避できる。
【0032】
本実施形態のリヤエンジンバス10によれば、エンジン25やマフラー31,32から発生する熱がサプライユニット70に悪影響を及ぼすことを遮熱ボックス60によって抑制することができる。しかも遮熱ボックス60の内部と機器収納部50とが、貫通孔90を介して常時連通している。このためサプライユニット70の周囲の温度を、機器収納部50に配置されているユリアタンク51付近の温度とほぼ同じにすることができ、サプライユニット70が熱害を受けることを回避できる。このため還元剤として尿素を用いるSCRにおいて、サプライユニット70が排気浄化機能をまっとうする上で好ましい状態を保つことができるものである。
【0033】
しかもエンジンルーム20内に突出する遮熱ボックス60にサプライユニット70が収容されているため、ドージングユニット42とサプライユニット70とをつなぐ還元剤供給用のチューブ72を短くすることが可能となり、チューブ72内を通るSCR還元剤がエンジンルーム20内の熱の影響を受けにくくなるという利点がある。
【0034】
遮熱ボックス60内に収容されているサプライユニット70やその周辺機器の点検や整備を行なう際には、ボルト80を外し、図4に示すようにサイドカバー部材62cと後カバー部材62eを枠構体61から取外すことにより、作業用開口81を通じて遮熱ボックス60内のサプライユニット70やその周辺機器の点検や整備を車体の外側から行なうことができる。作業が終了したら再びサイドカバー部材62cと後カバー部材62eをボルト80によって枠構体61に固定すればよい。
【0035】
なお本発明を実施するに当たって、エンジンルーム、前壁、遮熱ボックス、サプライユニットをはじめとして、本発明の構成要素の構造及び配置等を適宜に変更して実施できることは言うまでもない。また、車体の態様についても前記実施形態に制約されることはなく、種々に変更して実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】本発明の1つの実施形態に係るリヤエンジンバスの後部を示す側面図。
【図2】図1中のF2−F2線に沿うリヤエンジンバスの後部の断面図。
【図3】図1に示されたリヤエンジンバスのエンジンルームに配置された遮熱ボックスとエンジンルームの一部の斜視図。
【図4】図3に示された遮熱ボックスのカバー部材を取外した状態の斜視図。
【図5】図3に示された遮熱ボックスと、エアインテークパイプの一部を車体の後側から見た斜視図。
【図6】図3に示された遮熱ボックスを車体の前側から見た斜視図。
【図7】図3に示された遮熱ボックスの一部を下側から見た斜視図。
【図8】図7に示された遮熱ボックスからカバー部材を取外した状態を示す斜視図。
【符号の説明】
【0037】
10…リヤエンジンバス
11…車体
20…エンジンルーム
21…前壁
25…エンジン
40…エアインテーク装置
42…ドージングユニット
51…ユリアタンク
60…遮熱ボックス
61…枠構体
62…カバー
62c,62e…カバー部材
70…サプライユニット
86,87…エアインテークブラケット
90…貫通孔

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車体後部にエンジンルームを有しかつ排気浄化用のSCR還元剤を排気通路に噴射するためのドージングユニットを備えたリヤエンジンバスにおいて、
前記エンジンルームの車体前後方向の前側に形成された前壁と、
前記前壁の車体前後方向の前側に位置する機器収容部に配置され前記SCR還元剤を貯留するタンクと、
前記前壁から前記エンジンルーム内に突出して配置され前記エンジンルーム内の熱気が流入することを阻止するカバーを有しかつ前記機器収容部と連通する貫通孔を有する遮熱ボックスと、
前記遮熱ボックス内に収容され、前記タンクから供給される前記SCR還元剤を前記ドージングユニットに供給するサプライユニットと、
を具備したことを特徴とするリヤエンジンバス。
【請求項2】
前記遮熱ボックスは、前記前壁に固定される枠構体と、該枠構体に対して着脱可能で前記カバーの一部をなすカバー部材とを有し、該カバー部材を前記枠構体から取外した状態において該遮熱ボックス内の機器の点検整備を可能にする作業用開口を備えたことを特徴とする請求項1に記載のリヤエンジンバス。
【請求項3】
前記遮熱ボックスの前記枠構体の下部に、該遮熱ボックス内の機器と前記ドージングユニットとをつなぐチューブを通すためのチューブ挿通孔が形成され、前記遮熱ボックスの底板には前記チューブ挿通孔と対応した位置に、上方から見て車体の幅方向外側に開口する略U形の切欠き部が形成され、前記チューブには前記切欠き部に挿着可能なグロメットが設けられ、前記チューブ挿通孔に前記チューブを通しかつ前記グロメットを前記切欠き部に挿入した状態において、前記カバー部材を前記枠構体に取付けることにより、該カバー部材によって前記チューブ挿通孔が覆われたことを特徴とする請求項2に記載のリヤエンジンバス。
【請求項4】
前記エンジンルーム内にエアインテーク装置が配置され、前記遮熱ボックスにエアインテークブラケットが設けられ、前記エアインテーク装置からエンジンに向って延びるエアインテークパイプを前記エアインテーブラケットを介して前記遮熱ボックスに支持したことを特徴とする請求項1に記載のリヤエンジンバス。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2010−132194(P2010−132194A)
【公開日】平成22年6月17日(2010.6.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−311497(P2008−311497)
【出願日】平成20年12月5日(2008.12.5)
【出願人】(303002158)三菱ふそうトラック・バス株式会社 (1,037)
【Fターム(参考)】