説明

レジスト組成物及びレジストパターン形成方法、並びに含窒素高分子化合物

【課題】リソグラフィー特性に優れ、良好な形状のレジストパターンを形成できる、レジスト組成物及びレジストパターン形成方法、並びに当該レジスト組成物用として有用な含窒素高分子化合物の提供。
【解決手段】酸の作用によりアルカリ現像液に対する溶解性が変化する基材成分(A)、および露光により酸を発生する酸発生剤成分(B)を含有するレジスト組成物であって、前記基材成分(A)は、一般式(a0)[式中、R21は水素原子又は有機基である。R27はアルキレン基、2価の脂肪族環式基又は2価の芳香族炭化水素基である。R28はアルキル基、1価の脂肪族環式基又は1価の芳香族炭化水素基である。ただし、R27とR28とは相互に結合して式中のN−C(=O)と共に環を形成している。]で表される基を含む構成単位(a0)を有する含窒素高分子化合物を含有するレジスト組成物。


Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
酸の作用によりアルカリ現像液に対する溶解性が変化する基材成分(A)、および露光により酸を発生する酸発生剤成分(B)を含有するレジスト組成物であって、
前記基材成分(A)は、下記一般式(a0)で表される基を含む構成単位(a0)を有する含窒素高分子化合物を含有することを特徴とするレジスト組成物。
【化1】

[式中、R21は水素原子又は有機基である。R27は置換基を有していてもよいアルキレン基、置換基を有していてもよい2価の脂肪族環式基又は置換基を有していてもよい2価の芳香族炭化水素基である。R28は置換基を有していてもよいアルキル基、置換基を有していてもよい1価の脂肪族環式基又は置換基を有していてもよい1価の芳香族炭化水素基である。ただし、R27とR28とは相互に結合して式中のN−C(=O)と共に環を形成している。]
【請求項2】
前記一般式(a0)で表される基が、下記一般式(a0−1)で表される基である請求項1記載のレジスト組成物。
【化2】

[式中、R20はメチレン基、エチレン基、酸素原子又はC(CHであり;R21は水素原子又は有機基であり;R22はアルコキシ基、アルコキシカルボニルオキシ基、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、C(=O)−O−R23、C(=O)−NH−R23又はカルボキシ基である。ただし、R23は炭素数1〜15の直鎖状若しくは分岐鎖状のアルキル基、不飽和炭化水素基、脂肪族環式基又は芳香族炭化水素基である。aは0又は1である。]
【請求項3】
前記一般式(a0−1)におけるR21が、下記一般式(a0−0−1)で表される基である請求項2記載のレジスト組成物。
【化3】

[式中、R24は置換基を有していてもよい炭素数1〜5のアルキレン基であり、bは0又は1である。R25はC=O、SO、SO又はC(=O)−Oであり、cは0又は1である。R26は水素原子、置換基を有していてもよい炭素数1〜15の直鎖状若しくは分岐鎖状のアルキル基、置換基を有していてもよい脂肪族環式基、置換基を有していてもよい芳香族炭化水素基、ビニル基又はアリル基であってエーテル結合を含んでいてもよい。]
【請求項4】
前記構成単位(a0)が、アクリル酸エステルから誘導される構成単位である請求項1〜3のいずれか一項に記載のレジスト組成物。
【請求項5】
前記含窒素高分子化合物が、さらに、酸解離性溶解抑制基を含むアクリル酸エステルから誘導される構成単位(a1)を有する請求項1〜4のいずれか一項に記載のレジスト組成物。
【請求項6】
前記含窒素高分子化合物が、さらに、ラクトン含有環式基を含むアクリル酸エステルから誘導される構成単位(a2)を有する請求項5記載のレジスト組成物。
【請求項7】
前記含窒素高分子化合物が、さらに、極性基含有脂肪族炭化水素基を含むアクリル酸エステルから誘導される構成単位(a3)を有する請求項5又は6記載のレジスト組成物。
【請求項8】
支持体上に、請求項1〜7のいずれか一項に記載のレジスト組成物を用いてレジスト膜を形成する工程、前記レジスト膜を露光する工程及び前記レジスト膜をアルカリ現像してレジストパターンを形成する工程を含むレジストパターン形成方法。
【請求項9】
下記一般式(a0)で表される基を含む構成単位(a0)を有する含窒素高分子化合物。
【化4】

[式中、R21は水素原子又は有機基である。R27は置換基を有していてもよいアルキレン基、置換基を有していてもよい2価の脂肪族環式基又は置換基を有していてもよい2価の芳香族炭化水素基である。R28は置換基を有していてもよいアルキル基、置換基を有していてもよい1価の脂肪族環式基又は置換基を有していてもよい1価の芳香族炭化水素基である。ただし、R27とR28とは相互に結合して式中のN−C(=O)と共に環を形成している。]
【請求項10】
前記一般式(a0)で表される基が、下記一般式(a0−1)で表される基である請求項9記載の含窒素高分子化合物。
【化5】

[式中、R20はメチレン基、エチレン基、酸素原子又はC(CHであり;R21は水素原子又は有機基であり;R22はアルコキシ基、アルコキシカルボニルオキシ基、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、C(=O)−O−R23、C(=O)−NH−R23又はカルボキシ基である。ただし、R23は炭素数1〜15の直鎖状若しくは分岐鎖状のアルキル基、不飽和炭化水素基、脂肪族環式基又は芳香族炭化水素基である。aは0又は1である。]
【請求項11】
前記一般式(a0−1)におけるR21が、下記一般式(a0−0−1)で表される基である請求項10記載の含窒素高分子化合物。
【化6】

[式中、R24は置換基を有していてもよい炭素数1〜5のアルキレン基であり、bは0又は1である。R25はC=O、SO、SO又はC(=O)−Oであり、cは0又は1である。R26は水素原子、置換基を有していてもよい炭素数1〜15の直鎖状若しくは分岐鎖状のアルキル基、置換基を有していてもよい脂肪族環式基、置換基を有していてもよい芳香族炭化水素基、ビニル基又はアリル基であってエーテル結合を含んでいてもよい。]
【請求項12】
前記構成単位(a0)が、アクリル酸エステルから誘導される構成単位である請求項9〜11のいずれか一項に記載の含窒素高分子化合物。
【請求項13】
さらに、酸解離性溶解抑制基を含むアクリル酸エステルから誘導される構成単位(a1)を有する請求項9〜12のいずれか一項に記載の含窒素高分子化合物。
【請求項14】
さらに、ラクトン含有環式基を含むアクリル酸エステルから誘導される構成単位(a2)を有する請求項13のいずれか一項に記載の含窒素高分子化合物。
【請求項15】
さらに、極性基含有脂肪族炭化水素基を含むアクリル酸エステルから誘導される構成単位(a3)を有する請求項13又は14記載の含窒素高分子化合物。


【公開番号】特開2011−53567(P2011−53567A)
【公開日】平成23年3月17日(2011.3.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−204120(P2009−204120)
【出願日】平成21年9月3日(2009.9.3)
【出願人】(000220239)東京応化工業株式会社 (1,407)
【Fターム(参考)】