両方向スライド型移動通信端末機及びそのユーザインターフェース表示方法
【課題】本発明は、ユーザの入力によりユーザインターフェースがリアルタイムに変化することによってユーザが直観的に認識し、容易に操作できるユーザインターフェースを提供する両方向スライド型移動通信端末機及びそのユーザインターフェース表示方法を提供するためのものである。
【解決手段】本発明は、上部本体が上記下部本体に対してスライディング移動する両方向スライド型移動通信端末機のユーザインターフェース表示方法であって、上記上部本体のスライディング移動に従って各々の動作モードに切り替わるステップと、上記切り替わった動作モードに従うグラフィックユーザインターフェース(GUI)を表示するステップと、上記タッチバンドから受信されたユーザ入力に対応して上記インターフェースをリアルタイムに変化して表示するステップと、を含むことを特徴とする。
【解決手段】本発明は、上部本体が上記下部本体に対してスライディング移動する両方向スライド型移動通信端末機のユーザインターフェース表示方法であって、上記上部本体のスライディング移動に従って各々の動作モードに切り替わるステップと、上記切り替わった動作モードに従うグラフィックユーザインターフェース(GUI)を表示するステップと、上記タッチバンドから受信されたユーザ入力に対応して上記インターフェースをリアルタイムに変化して表示するステップと、を含むことを特徴とする。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、両方向スライド型移動通信端末機及びそのユーザインターフェース表示方法に関し、より詳しくは、ユーザ入力によりユーザインターフェースがリアルタイムに変化して、ユーザが直観的に認識し、容易に操作できるユーザインターフェースを提供する両方向スライド型移動通信端末機及びそのユーザインターフェース表示方法に関する。
【背景技術】
【0002】
移動通信端末機は、情報通信技術と端末機製造技術の発達により徐々に軽量化及び小型化される趨勢におり、またその使用が普遍化されるにつれて、多くのユーザの欲求に応じるために多様な機能とデザインの端末機製品が市場に発表されている。
特に、写真や映画、またはミュージックビデオのような映像媒体に関心が多い若い層を中心にしてマルチメディア機能を搭載した移動通信端末機の需要が爆発的に増加して、デジタルカメラが内蔵された移動通信端末機や動画再生が可能な移動通信端末機が大量に供給されている。
一方、移動通信端末機の形態も、バー(bar)型からフリップ(flip)型、フォルダー(folder)型、スライド(slide)型の順に多様化された。その中で、スライド型端末機は端末機の本体が2つに分けられて、そのうち、上部本体が下部本体に対して相対的なスライド移動をしながら開閉される形態であって、現在は上部本体が上方に移動することだけでなく、下方にも移動できる両方向スライド型が市場に発表されている。
【0003】
このような両方向スライド型移動通信端末機は、通話機能と別途に、カメラ機能を便利に利用できるように考案されたものであって、上部本体を下方に降ろして、カメラの方向を変換させる構造となっている。しかしながら、従来の両方向スライド型移動通信端末機は、カメラ使用を中心として具現されたので、カメラ機能を除外した残りの機能は脆弱なのが実状である。
例えば、音楽聴取のためにユーザがカバーを下方に降ろしたときは、再生(PLAY)、早送り(FF)、巻戻し(REW)のダイレクトキーのみ使用することができる。一方、カメラ専用インターフェースが端末機に備えられている場合は、音楽聴取専用インターフェースが備えられていないので、ユーザに大いな不便をもたらしているのが実状である。音楽聴取だけでなく、環境設定、メッセージ作成、電話帳など、移動通信端末機に搭載された多様な機能もインターフェースが脆弱であるため、ユーザがこれを使用するにあたって、不便を感じている。
【特許文献1】韓国特許出願公開第2004−98979号公報
【特許文献2】韓国特許出願公開第2007−2348号公報
【特許文献3】韓国特許出願公開第2005−104769号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、ユーザの入力によりユーザインターフェースがリアルタイムに変化することによって、ユーザが直観的に認識し、容易に操作できるユーザインターフェースを提供する両方向スライド型移動通信端末機及びそのユーザインターフェース表示方法を提供することをその目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、上部本体とタッチバンドを含む下部本体とからなり、上部本体が下部本体に対してスライディング移動する両方向スライド型移動通信端末機のユーザインターフェース表示方法は、上部本体のスライディング移動を感知し、その感知された移動方向に従って各々の動作モードに切り替わるステップと、切り替わった動作モードに従うグラフィックユーザインターフェース(GUI)を表示するステップと、タッチバンドからユーザ入力を受信し、この受信されたユーザ入力に対応してインターフェースをリアルタイムに変化させて表示するステップと、を含む。
上記上部本体が上記下部本体に対してスライディング移動する両方向スライド型移動通信端末機は、上記下部本体に位置してアーチ(arch)型に具現されて、ユーザ入力を受信するタッチバンドと、上記上部本体がスライディング移動する場合、上記タッチバンドのアーチと円形をなすガイドバンドを含むグラフィックユーザインターフェース(GUI)を表示する表示部と、上記タッチバンドを通じて入力されるユーザ入力に対応して上記ガイドバンドをリアルタイムに変化させて表示するように上記表示部を制御する制御部と、を含む。
【発明の効果】
【0006】
本発明によると、ユーザ入力によりユーザインターフェースがリアルタイムに変化してユーザが直観的に認識し、容易に操作できるユーザインターフェースを提供する両方向スライド型移動通信端末機及びそのユーザインターフェース表示方法が得られる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
以下、本発明の好ましい実施形態を添付した図面を参照しながら詳細に説明する。図面中、同一な構成要素はできる限りどの所でも同一な符号で表していることに留意すべきである。下記の説明及び添付図面において本発明の要旨を余計に曖昧にすることができる公知機能及び構成に対する詳細な説明は省略する。
図1は、本発明の一実施形態に係る両方向スライド型移動通信端末機を示す図である。図1Aは通話モード時の移動通信端末機であり、図1Bはマルチメディア再生モード時の移動通信端末機を示す図である。
本実施形態では、上部本体10が、図1AのようにA方向にスライディング移動した場合には通話モードが実行され、図1BのようにB方向にスライディング移動した場合にはマルチメディア再生モードが実行される。
【0008】
移動通信端末機100の下部本体12にはセンサを含むタッチバンド16が備えられてマルチメディア再生モードを実行するためのユーザ入力を感知することができる。具体的には、下部本体12に備えられたタッチバンド16はアーチ型の帯(band)で、ユーザ入力を受信する。移動通信端末機100はユーザ入力に対してグラフィックユーザインターフェース(Graphic User Interface:GUI)をリアルタイムに変化させ、その変化させたGUIを表示部14に表示する。ここで、GUIは、各モードに対応して表示部14に表示される様々なインターフェースの中で、グラフィック形式に提供されるユーザインターフェースを指す。このように、タッチバンド16から入力されるユーザ入力に対してリアルタイムに変化するグラフィックユーザインターフェースをガイドバンド42と称することにする。
【0009】
また、下部本体12は、スピーカー18を具備して音声データを出力する。スピーカー18は、図1Bに示すように、帯状のタッチバンド16を囲む形態でありうる。また、スピーカー18は、移動通信端末機100の各動作モードに従ってリアルタイムに変化するガイドバンド42に対応する各々の効果音を出力する。
【0010】
図2は、本発明の一実施形態に係る両方向スライド型移動通信端末機の概略的な構成を示すブロック図である。
本発明に係る移動通信端末機100は、RF(Radio Frequency)部20、キー入力部22、メモリ24、スライド方向感知部26、マルチメディア再生部28、表示部14、制御部30、及びタッチバンド16を含む。
【0011】
RF部20は、移動通信端末機100の無線通信機能を遂行する。RF部20は、送信される信号の周波数を上昇変換及び増幅するRF送信機(図示せず)と、受信される信号を低雑音増幅し、周波数を下降変換するRF受信機(図示せず)などを含む。
【0012】
キー入力部22は、数字及び文字の入力を受けることができるキー及び各種機能を設定するためのキーを具備してユーザから入力を受信する。
【0013】
メモリ24は、プログラムメモリ及びデータメモリからなり、本発明に係る移動通信端末機100の動作制御のために必要とされる各種情報及びマルチメディアデータなどを格納する。
スライド方向感知部26は、移動通信端末機100の上部本体10がスライディング移動する場合、移動した方向を感知する。
【0014】
マルチメディア再生部28は、メモリ24に既格納されたマルチメディアデータを再生するか、またはアンテナなどを介して受信されたマルチメディアを再生する。
【0015】
表示部14は、LCD(Liquid Crystal Display)等からなることができ、移動通信端末機100で発生する各種表示データを出力する。LCDをタッチスクリーン(touch screen)方式で具現する場合、表示部14は入力手段として動作する。
本実施形態に従う表示部14は、制御部30の制御下に移動通信端末機100の様々な動作モードに従うガイドバンド42を含むインターフェースを表示し、後述するタッチバンド16を通じて入力されるユーザ入力に対してリアルタイムに変化するガイドバンド42を表示することができる。
【0016】
制御部30は、移動通信端末機100の全般的な動作を制御する。本実施形態に従う制御部30は、上部本体10が図1BのB方向にスライディング移動した場合、B方向に従って既設定された動作モードを実行させる。また、下部本体12に備えられたタッチバンド16からユーザ入力を受信し、表示部14が上記ユーザ入力に対応してガイドバンド42がリアルタイムに変動されて表示できるようにする。
【0017】
タッチバンド16は、移動通信端末機100の下部本体12に位置して移動通信端末機100の各々の動作モードに従うユーザのタッチ(touch)入力を受信する。このために、タッチバンド16はユーザの入力を感知できるセンサを具備する。
例えば、タッチ入力は、ユーザがタッチバンド16に手指などで任意のある位置から他の位置まで移動しながら連続して接触すること、または任意のある位置を所定時間押圧することなどによってできる。タッチバンド16は、図1の実施形態のように、アーチ(arch)形に具現される。
タッチバンド16は、下部本体12に固定されたものであるので、上記入力により変化するわけではないが、上記入力に対応して表示部14のガイドバンド42がリアルタイムに変化されて表示されるので、ユーザにホイール(wheel)を回すような感じを与えることができる。
【0018】
図3は、本発明の一実施形態に従う両方向スライド型移動通信端末機のユーザインターフェース表示方法を示すフローチャートである。
移動通信端末機100の上部本体10がスライディング移動すると、制御部30は上部本体10のスライディング移動を感知し(S32)、スライディング方向感知部26は上部本体10がスライディング移動した方向を感知する。制御部30は、スライディング方向感知部26の感知結果に従って、上部本体10のスライディング移動方向が既設定された方向であるか否かを判断する(S34)。
【0019】
スライディング方向感知部26が感知した方向が既設定された方向である場合(S34:Y)、制御部30は移動通信端末機100を上記設定された方向に従って既設定された動作モードに切り替わる(S36)。
例えば、既設定された動作モードには、通話モード、マルチメディア再生モード、メッセージ(SMS)作成モードなどがある。ステップS36で、既設定された動作モードがマルチメディア再生モードであれば、移動通信端末機100はマルチメディア再生モードに切り替わる。また、制御部30はユーザ入力を受信することによって、マルチメディアデータを再生するようにマルチメディア再生部28を制御することができる。
【0020】
移動通信端末機100が上記設定された動作モードに切り替わると、表示部14は上記動作モードに従うグラフィックユーザインターフェース(GUI:Graphic User Interface)を表示する(S38)。移動通信端末機100は、タッチバンド16を通して入力されるユーザ入力に対してリアルタイムに変化して表示されるガイドバンド42を表示部14に表示する(S40)。タッチバンド16を通じて入力されるユーザ入力に対してリアルタイムに表示されるガイドバンド42については後述する。
スライディング方向感知部26により感知された上部本体10のスライディング移動方向が既設定された方向でない場合(S34:N)、移動通信端末機100は別の動作を実行しない。
【0021】
図4は、本発明の一実施形態に係るタッチバンドから入力されるユーザ入力に対してリアルタイムに変化するガイドバンドを示す図である。
移動通信端末機100の表示部14の右側にアーチ型のガイドバンド42と、下部本体12に備えられたアーチ型のタッチバンド16とが互いに連結された形態で一つの円を形成する。タッチバンド16はセンサを具備してユーザから入力を受信する。
タッチバンド16を通じて受信されるユーザ入力には、タッチバンド16を手指などで接触させて任意のある位置から他の位置へ連続的な入力を加える動作、任意のある位置を押圧する動作などがある。特に、任意のある位置から他の位置へ連続入力を行う動作には、その連続入力の移動方向が時計方法(2)または反時計方向(1)に区別されることができる。このような動作によりタッチバンド16が実際に動くわけではないが、表示部14のガイドバンド42がその入力に対してリアルタイムに変化することで、ユーザはタッチバンド16を利用してガイドバンド42を直接動かしているような感覚を受けることができる。
【0022】
マルチメディア再生モードにおいて、上記ユーザ入力に対してリアルタイムに変化するガイドバンド42の表示は、次の通りである。移動通信端末機100は、表示部14にマルチメディアファイルの曲目リストを表示する。
ユーザからタッチバンド16を通じて時計方向(2)または反時計方向(1)に、任意のある位置から他の位置へ連続的な接触の入力を受けると、表示部14に表示されるアーチ型のガイドバンド42もそれに対応して時計方向(4)または反時計方向(3)に回転して表示される。
また、表示部14のガイドバンド42が回転するによって、ガイドバンド42の左側に表示された曲目リストも上下にスクロール(scroll)表示されて選択されることができる。図4の表示部14で選択された曲は、曲目にボックス(box)で表示されたものである。本実施形態において、選択曲は曲目リストのうち、表示部14の中央のボックスに位置する曲と仮定する。
【0023】
図4において、“Babe”が選択された曲とすると、ユーザ入力と連動してガイドバンド42が反時計方向(3)に回転すると、曲目リストも反時計方向(3)に回転して再整列される。したがって、表示部16の曲目のうち、選択曲は“Babe”から“Broken Your Heart”や“You're the one”に変更される。一方、ガイドバンド42が時計方向(4)に回転すると、曲目リストが下から上にスクロールされて再整列される。したがって、選択曲が“Babe”から“Relight My Fire”や“Pray”となる。
【0024】
本図面では、歌題目リストがガイドバンド42の回転に従って時計方向(4)または反時計方向(3)に回転して再整列する場合に対して記載したが、曲目リストは回転せず、ボックスのみ回転して表示することもできる。即ち、ガイドバンド42が時計方向(4)に回転すると、ボックスが回転方向に従って移動して表示されると共に、選択曲も“Babe”から“Relight My Fire”や“Pray”となる。
【0025】
図5は、本発明の一実施形態に従うタッチバンドから入力されるユーザ入力に対してリアルタイムに変化するユーザインターフェース表示方法を示すフローチャートである。
移動通信端末機100の制御部30は、タッチバンド16を通じたユーザ入力を受信したか否かを判断する(S50)。ユーザ入力を受信しない場合(S50:N)、別の動作を実行しない。
【0026】
タッチバンド16を通じたユーザ入力を受信した場合(S50:Y)、制御部30はその入力が任意のある位置から他の位置までの連続したユーザ入力であるか否かを判断する(S52)。連続したユーザ入力でない場合(S52:N)、移動通信端末機100は別の動作を実行しない。
連続したユーザ入力である場合(S52:Y)、任意のある位置から他の位置までの移動方向が時計方向であるか否かを判断する(S54)。時計方向である場合(S54:Y)、移動通信端末機100は表示部14のガイドバンド42を時計方向に任意のある位置から他の位置までの距離だけ回転して表示する(S56)。
時計方向でない場合(S54:N)、移動方向は反時計方向である。したがって、制御部30はガイドバンド42を反時計方向に任意のある位置から他の位置までの距離だけ回転して表示する(S58)。
【0027】
図6は、本発明の他の実施形態に従うタッチバンドから入力されるユーザ入力に対してリアルタイムに変化するユーザインターフェース表示方法を示すフローチャートである。この際、ユーザ入力は任意のある位置から他の位置まで連続されることと仮定する。
移動通信端末機100の制御部30は、タッチバンド16を通じたユーザ入力を受信したか否かを判断する(S60)。ユーザ入力を受信しない場合(S60:N)、移動通信端末機100は別途の動作を実行しない。
【0028】
タッチバンド16を通じたユーザ入力を受信した場合(S60:Y)、制御部30は任意のある位置から他の位置までの連続したユーザ入力の平均速度がしきい値以上であるか否かを判断する(S62)。
しきい値以上である場合(S62:Y)、移動通信端末機100はガイドバンド42を第1の速度で回転して表示する。一方、しきい値以上でない場合(S62:N)、ガイドバンド42を第2の速度で回転して表示する。この際、しきい値は移動通信端末機100内に既設定されている値でありうる。
【0029】
例えば、しきい値が0.1m/sで、第1の速度が0.1m/s、第2の速度が0.05m/sと仮定する。任意のある位置から他の位置まで連続したユーザ入力の平均速度が0.1m/s以上であれば、ガイドバンド42も0.1m/sの速度で回転する。一方、移動速度が0.1m/s以上でなければ、ガイドバンド42は0.05m/sの速度で回転する。
本図面ではしきい値が一つである場合について記述したが、実施形態に従ってしきい値の数は制限されず、同様に、各しきい値に従うガイドバンド42の回転速度は全て異なることができる。
【0030】
図7は、本発明の他の実施形態に係るタッチバンドから入力されるユーザ入力に対してリアルタイムに変化するユーザインターフェースの表示方法を示すフローチャートである。
移動通信端末機100の制御部30は、タッチバンド16を通じたユーザ入力を受信したか否かを判断する(S70)。ユーザ入力を受信しない場合(S70:N)、移動通信端末機100は別の動作を実行しない。
タッチバンド16を通じたユーザ入力を受信した場合(S70:Y)、制御部30はそのユーザ入力がタッチバンド16の任意のある位置を押圧するものであるか否かを判断する(S72)。任意のある位置を押圧するものでない場合(S72:N)、移動通信端末機100は別の動作を実行しない。
【0031】
判断の結果、任意のある位置を押圧するものである場合(S72:Y)、移動通信端末機100は押圧された位置に対応するガイドバンド42のある位置が押圧されるように表示する(S74)。制御部30は押圧された位置に対して既設定された命令を遂行する(S76)。
押圧された位置に対して既設定された命令は、マルチメディア再生モード時の移動通信端末機100である場合には、巻戻し、再生、早送り、及び停止などがある。
【0032】
図8は、本発明の他の実施形態に係るタッチバンドから入力されるユーザ入力に対してリアルタイムに変化するユーザインターフェースを示す図である。
図8は、タッチバンド16と、タッチバンド16から入力されるユーザ入力に対してリアルタイムに変化するガイドバンド42が菱形をなす場合を示す図である。表示部14には移動通信端末機100に既格納された写真ファイルが整列されている。
【0033】
タッチバンド16を通じて入力されるユーザ入力を受信して写真ファイルが選択される。ユーザから“>”形のタッチバンド16で時計方向または反時計方向の移動方向を持つ連続的な接触が入力されると、それに対応して“<”形のガイドバンド42が時計方向または反時計方向に回転する。タッチバンド16は、下部本体12に固定されたものであるので、ユーザ入力が受信されても実際に動くわけではないが、表示部16に表示されるガイドバンド42は回転角度に従って“<”形を変化させて表示することができる。
【0034】
例えば、図8で選択された写真ファイルが“写真5”と仮定する。ユーザがタッチバンド16の任意のある位置から他の位置へ反時計方向(1)の連続入力を入力すると、選択ファイルは“写真8”となり、タッチバンド16のある位置から他の位置へ時計方向(2)の連続入力を入力すると、表示部14に表示される選択ファイルは“写真2”となる。
また、ユーザはタッチバンド16で、任意のある位置から他の位置へ接触を連続して入力することで、左側に押すか(5)右側に引く(6)ユーザ入力を入力することができる。移動通信端末機100は上記の入力を受信して写真ファイルを選択することができる。
【0035】
例えば、現在選択された写真ファイルが“写真5”とする。ユーザがタッチバンド16を左側に押す(5)ユーザ入力が入力されると、選択ファイルが変更されて“写真4”が選択される。同様に、タッチバンド16を右側に引く(6)ユーザ入力が入力されると、選択ファイルは“写真5”から“写真6”に変更される。
【0036】
図9は、本発明の他の実施形態に係るタッチバンドから入力されるユーザ入力に対してリアルタイムに変化するユーザインターフェースを示す図である。
図9は、タッチバンド16と、タッチバンド16から入力されるユーザ入力に対してリアルタイムに変化するガイドバンド42が一直線状である場合を示す図である。表示部14には、移動通信端末機100のメニュー(menu)が整列されている。ユーザはタッチバンド16を利用して希望するメニューを選択することができる。ユーザがタッチバンド16の任意のある位置から他の位置へ連続的な接触をすることで、下から上に押し上げるか(8)上から下に引き下ろす(7)ユーザ入力を行うと、それによって、ガイドバンド42が上から下、または下から上に動くことになる。また、ガイドバンド42が上下に動くことによって、表示部14に表示されるメニューまたは選択されるメニューが変更される。
【0037】
例えば、移動通信端末機100の中央に右側に突出して表示されたメニューが選択されたものであり、メニュー名が上下に動きながらその中の一つが選択されるとすると、図9で選択されたメニューは“携帯電話管理”である。タッチバンド16に下から上に押し上げる(8)ユーザ入力が入力されると、表示部14に表示されたメニューも下から上に移動する(10)。それによって、選択されたメニューが“電話帳”または“カメラ”などに変更される。反対に、タッチバンド16に上から下に引き下ろす(7)ユーザ入力が受信されると、表示部14のメニューも上から下に移動して(9)選択されたメニューは“声設定”または“コンテンツ保管箱”となる。
【0038】
図10は、本発明の他の実施形態に係るタッチバンドから入力されるユーザ入力に対してリアルタイムに変化するユーザインターフェースを示す図である。
図10は、移動通信端末機100の縦が横より長い形態である場合、上部本体10がスライディング移動してタッチバンド16から入力されるユーザ入力に対してリアルタイムに対応するガイドバンド42を示す図である。アーチ型のタッチバンド16と、表示部14の上側の一部に具現されてアーチ型のガイドバンド42とは互いに連結された形態の円を形成する。
【0039】
移動通信端末機100は、ユーザから手指などを接触させてアーチ型のタッチバンド16に任意のある位置から他の位置への方向を持つ連続的な接触を受信することにより、ユーザ入力を受信して表示部14のガイドバンド42を回転させる。この際、上記の方向性を持つユーザ入力には時計方向(11)または反時計方向(12)の接触がある。
ユーザがタッチバンド16に時計方向(11)のユーザ入力を入力すると、ガイドバンド42も時計方向に回転(14)し、タッチバンド16に反時計方向(12)のユーザ入力を入力すると、ガイドバンド42も反時計方向(13)に回転する。
【0040】
また、ガイドバンド42が回転するにつれて、ガイドバンド42の下側に表示されたメニューも変更される。図10を参照すると、表示部14には移動通信端末機100のメニューのうち、声設定に関するメニューが整列されている。ユーザがタッチバンド16に反時計方向(12)のユーザ入力を入力すると、ガイドバンド42が時計方向(14)に回転すると共に、表示部14のメニューが左側から右側へ移動して整列される。
この際、表示部14の中央に位置したメニューを選択メニューとすると、選択メニューは“グループキャラクターベル”から、“音量設定”、“ベル振動選択”など、ユーザがタッチバンド16に加える回転動作に従って変わることができる。
【0041】
一方、前述した本発明の説明では、具体的な実施形態に関して説明したが、種々の変化は本発明の範囲を逸脱することなく、実施することができる。特に、本発明の実施形態では移動通信端末機がマルチメディア再生モード及び環境設定モードでのグラフィックユーザインターフェースを例として挙げているが、これは本発明の説明を助けるために便宜上の例を挙げたものである。したがって、通話モードの他に少なくとも一つの動作モードを実行できる両方向スライド型移動通信端末機であれば、当業者により上記動作モードに対するインターフェースが適用されることができる。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1A】本発明の一実施形態に係る両方向スライド型移動通信端末機を示す図である。
【図1B】本発明の一実施形態に係る両方向スライド型移動通信端末機を示す図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る両方向スライド型移動通信端末機の概略的な構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る両方向スライド型移動通信端末機のユーザインターフェース表示方法を示すフローチャートである。
【図4】本発明の一実施形態に係るタッチバンドから入力されるユーザ入力に対してリアルタイムに変化するユーザインターフェースを示す図である。
【図5】本発明の一実施形態に係るタッチバンドから入力されるユーザ入力に対してリアルタイムに変化するユーザインターフェース表示方法を示すフローチャートである。
【図6】本発明の他の実施形態に係るタッチバンドから入力されるユーザ入力に対してリアルタイムに変化するユーザインターフェース表示方法を示すフローチャートである。
【図7】本発明の他の実施形態に係るタッチバンドから入力されるユーザ入力に対してリアルタイムに変化するユーザインターフェースの表示方法を示すフローチャートである。
【図8】本発明の他の実施形態に係るタッチバンドから入力されるユーザ入力に対してリアルタイムに変化するユーザインターフェースを示す図である。
【図9】本発明の他の実施形態に係るタッチバンドから入力されるユーザ入力に対してリアルタイムに変化するユーザインターフェースを示す図である。
【図10】本発明の他の実施形態に係るタッチバンドから入力されるユーザ入力に対してリアルタイムに変化するユーザインターフェースを示す図である。
【符号の説明】
【0043】
14 表示部
16 タッチバンド
20 RF部
22 キー入力部
24 メモリ
26 スライド方向感知部
28 マルチメディア再生部
30 制御部
100 移動通信端末機
【技術分野】
【0001】
本発明は、両方向スライド型移動通信端末機及びそのユーザインターフェース表示方法に関し、より詳しくは、ユーザ入力によりユーザインターフェースがリアルタイムに変化して、ユーザが直観的に認識し、容易に操作できるユーザインターフェースを提供する両方向スライド型移動通信端末機及びそのユーザインターフェース表示方法に関する。
【背景技術】
【0002】
移動通信端末機は、情報通信技術と端末機製造技術の発達により徐々に軽量化及び小型化される趨勢におり、またその使用が普遍化されるにつれて、多くのユーザの欲求に応じるために多様な機能とデザインの端末機製品が市場に発表されている。
特に、写真や映画、またはミュージックビデオのような映像媒体に関心が多い若い層を中心にしてマルチメディア機能を搭載した移動通信端末機の需要が爆発的に増加して、デジタルカメラが内蔵された移動通信端末機や動画再生が可能な移動通信端末機が大量に供給されている。
一方、移動通信端末機の形態も、バー(bar)型からフリップ(flip)型、フォルダー(folder)型、スライド(slide)型の順に多様化された。その中で、スライド型端末機は端末機の本体が2つに分けられて、そのうち、上部本体が下部本体に対して相対的なスライド移動をしながら開閉される形態であって、現在は上部本体が上方に移動することだけでなく、下方にも移動できる両方向スライド型が市場に発表されている。
【0003】
このような両方向スライド型移動通信端末機は、通話機能と別途に、カメラ機能を便利に利用できるように考案されたものであって、上部本体を下方に降ろして、カメラの方向を変換させる構造となっている。しかしながら、従来の両方向スライド型移動通信端末機は、カメラ使用を中心として具現されたので、カメラ機能を除外した残りの機能は脆弱なのが実状である。
例えば、音楽聴取のためにユーザがカバーを下方に降ろしたときは、再生(PLAY)、早送り(FF)、巻戻し(REW)のダイレクトキーのみ使用することができる。一方、カメラ専用インターフェースが端末機に備えられている場合は、音楽聴取専用インターフェースが備えられていないので、ユーザに大いな不便をもたらしているのが実状である。音楽聴取だけでなく、環境設定、メッセージ作成、電話帳など、移動通信端末機に搭載された多様な機能もインターフェースが脆弱であるため、ユーザがこれを使用するにあたって、不便を感じている。
【特許文献1】韓国特許出願公開第2004−98979号公報
【特許文献2】韓国特許出願公開第2007−2348号公報
【特許文献3】韓国特許出願公開第2005−104769号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、ユーザの入力によりユーザインターフェースがリアルタイムに変化することによって、ユーザが直観的に認識し、容易に操作できるユーザインターフェースを提供する両方向スライド型移動通信端末機及びそのユーザインターフェース表示方法を提供することをその目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、上部本体とタッチバンドを含む下部本体とからなり、上部本体が下部本体に対してスライディング移動する両方向スライド型移動通信端末機のユーザインターフェース表示方法は、上部本体のスライディング移動を感知し、その感知された移動方向に従って各々の動作モードに切り替わるステップと、切り替わった動作モードに従うグラフィックユーザインターフェース(GUI)を表示するステップと、タッチバンドからユーザ入力を受信し、この受信されたユーザ入力に対応してインターフェースをリアルタイムに変化させて表示するステップと、を含む。
上記上部本体が上記下部本体に対してスライディング移動する両方向スライド型移動通信端末機は、上記下部本体に位置してアーチ(arch)型に具現されて、ユーザ入力を受信するタッチバンドと、上記上部本体がスライディング移動する場合、上記タッチバンドのアーチと円形をなすガイドバンドを含むグラフィックユーザインターフェース(GUI)を表示する表示部と、上記タッチバンドを通じて入力されるユーザ入力に対応して上記ガイドバンドをリアルタイムに変化させて表示するように上記表示部を制御する制御部と、を含む。
【発明の効果】
【0006】
本発明によると、ユーザ入力によりユーザインターフェースがリアルタイムに変化してユーザが直観的に認識し、容易に操作できるユーザインターフェースを提供する両方向スライド型移動通信端末機及びそのユーザインターフェース表示方法が得られる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
以下、本発明の好ましい実施形態を添付した図面を参照しながら詳細に説明する。図面中、同一な構成要素はできる限りどの所でも同一な符号で表していることに留意すべきである。下記の説明及び添付図面において本発明の要旨を余計に曖昧にすることができる公知機能及び構成に対する詳細な説明は省略する。
図1は、本発明の一実施形態に係る両方向スライド型移動通信端末機を示す図である。図1Aは通話モード時の移動通信端末機であり、図1Bはマルチメディア再生モード時の移動通信端末機を示す図である。
本実施形態では、上部本体10が、図1AのようにA方向にスライディング移動した場合には通話モードが実行され、図1BのようにB方向にスライディング移動した場合にはマルチメディア再生モードが実行される。
【0008】
移動通信端末機100の下部本体12にはセンサを含むタッチバンド16が備えられてマルチメディア再生モードを実行するためのユーザ入力を感知することができる。具体的には、下部本体12に備えられたタッチバンド16はアーチ型の帯(band)で、ユーザ入力を受信する。移動通信端末機100はユーザ入力に対してグラフィックユーザインターフェース(Graphic User Interface:GUI)をリアルタイムに変化させ、その変化させたGUIを表示部14に表示する。ここで、GUIは、各モードに対応して表示部14に表示される様々なインターフェースの中で、グラフィック形式に提供されるユーザインターフェースを指す。このように、タッチバンド16から入力されるユーザ入力に対してリアルタイムに変化するグラフィックユーザインターフェースをガイドバンド42と称することにする。
【0009】
また、下部本体12は、スピーカー18を具備して音声データを出力する。スピーカー18は、図1Bに示すように、帯状のタッチバンド16を囲む形態でありうる。また、スピーカー18は、移動通信端末機100の各動作モードに従ってリアルタイムに変化するガイドバンド42に対応する各々の効果音を出力する。
【0010】
図2は、本発明の一実施形態に係る両方向スライド型移動通信端末機の概略的な構成を示すブロック図である。
本発明に係る移動通信端末機100は、RF(Radio Frequency)部20、キー入力部22、メモリ24、スライド方向感知部26、マルチメディア再生部28、表示部14、制御部30、及びタッチバンド16を含む。
【0011】
RF部20は、移動通信端末機100の無線通信機能を遂行する。RF部20は、送信される信号の周波数を上昇変換及び増幅するRF送信機(図示せず)と、受信される信号を低雑音増幅し、周波数を下降変換するRF受信機(図示せず)などを含む。
【0012】
キー入力部22は、数字及び文字の入力を受けることができるキー及び各種機能を設定するためのキーを具備してユーザから入力を受信する。
【0013】
メモリ24は、プログラムメモリ及びデータメモリからなり、本発明に係る移動通信端末機100の動作制御のために必要とされる各種情報及びマルチメディアデータなどを格納する。
スライド方向感知部26は、移動通信端末機100の上部本体10がスライディング移動する場合、移動した方向を感知する。
【0014】
マルチメディア再生部28は、メモリ24に既格納されたマルチメディアデータを再生するか、またはアンテナなどを介して受信されたマルチメディアを再生する。
【0015】
表示部14は、LCD(Liquid Crystal Display)等からなることができ、移動通信端末機100で発生する各種表示データを出力する。LCDをタッチスクリーン(touch screen)方式で具現する場合、表示部14は入力手段として動作する。
本実施形態に従う表示部14は、制御部30の制御下に移動通信端末機100の様々な動作モードに従うガイドバンド42を含むインターフェースを表示し、後述するタッチバンド16を通じて入力されるユーザ入力に対してリアルタイムに変化するガイドバンド42を表示することができる。
【0016】
制御部30は、移動通信端末機100の全般的な動作を制御する。本実施形態に従う制御部30は、上部本体10が図1BのB方向にスライディング移動した場合、B方向に従って既設定された動作モードを実行させる。また、下部本体12に備えられたタッチバンド16からユーザ入力を受信し、表示部14が上記ユーザ入力に対応してガイドバンド42がリアルタイムに変動されて表示できるようにする。
【0017】
タッチバンド16は、移動通信端末機100の下部本体12に位置して移動通信端末機100の各々の動作モードに従うユーザのタッチ(touch)入力を受信する。このために、タッチバンド16はユーザの入力を感知できるセンサを具備する。
例えば、タッチ入力は、ユーザがタッチバンド16に手指などで任意のある位置から他の位置まで移動しながら連続して接触すること、または任意のある位置を所定時間押圧することなどによってできる。タッチバンド16は、図1の実施形態のように、アーチ(arch)形に具現される。
タッチバンド16は、下部本体12に固定されたものであるので、上記入力により変化するわけではないが、上記入力に対応して表示部14のガイドバンド42がリアルタイムに変化されて表示されるので、ユーザにホイール(wheel)を回すような感じを与えることができる。
【0018】
図3は、本発明の一実施形態に従う両方向スライド型移動通信端末機のユーザインターフェース表示方法を示すフローチャートである。
移動通信端末機100の上部本体10がスライディング移動すると、制御部30は上部本体10のスライディング移動を感知し(S32)、スライディング方向感知部26は上部本体10がスライディング移動した方向を感知する。制御部30は、スライディング方向感知部26の感知結果に従って、上部本体10のスライディング移動方向が既設定された方向であるか否かを判断する(S34)。
【0019】
スライディング方向感知部26が感知した方向が既設定された方向である場合(S34:Y)、制御部30は移動通信端末機100を上記設定された方向に従って既設定された動作モードに切り替わる(S36)。
例えば、既設定された動作モードには、通話モード、マルチメディア再生モード、メッセージ(SMS)作成モードなどがある。ステップS36で、既設定された動作モードがマルチメディア再生モードであれば、移動通信端末機100はマルチメディア再生モードに切り替わる。また、制御部30はユーザ入力を受信することによって、マルチメディアデータを再生するようにマルチメディア再生部28を制御することができる。
【0020】
移動通信端末機100が上記設定された動作モードに切り替わると、表示部14は上記動作モードに従うグラフィックユーザインターフェース(GUI:Graphic User Interface)を表示する(S38)。移動通信端末機100は、タッチバンド16を通して入力されるユーザ入力に対してリアルタイムに変化して表示されるガイドバンド42を表示部14に表示する(S40)。タッチバンド16を通じて入力されるユーザ入力に対してリアルタイムに表示されるガイドバンド42については後述する。
スライディング方向感知部26により感知された上部本体10のスライディング移動方向が既設定された方向でない場合(S34:N)、移動通信端末機100は別の動作を実行しない。
【0021】
図4は、本発明の一実施形態に係るタッチバンドから入力されるユーザ入力に対してリアルタイムに変化するガイドバンドを示す図である。
移動通信端末機100の表示部14の右側にアーチ型のガイドバンド42と、下部本体12に備えられたアーチ型のタッチバンド16とが互いに連結された形態で一つの円を形成する。タッチバンド16はセンサを具備してユーザから入力を受信する。
タッチバンド16を通じて受信されるユーザ入力には、タッチバンド16を手指などで接触させて任意のある位置から他の位置へ連続的な入力を加える動作、任意のある位置を押圧する動作などがある。特に、任意のある位置から他の位置へ連続入力を行う動作には、その連続入力の移動方向が時計方法(2)または反時計方向(1)に区別されることができる。このような動作によりタッチバンド16が実際に動くわけではないが、表示部14のガイドバンド42がその入力に対してリアルタイムに変化することで、ユーザはタッチバンド16を利用してガイドバンド42を直接動かしているような感覚を受けることができる。
【0022】
マルチメディア再生モードにおいて、上記ユーザ入力に対してリアルタイムに変化するガイドバンド42の表示は、次の通りである。移動通信端末機100は、表示部14にマルチメディアファイルの曲目リストを表示する。
ユーザからタッチバンド16を通じて時計方向(2)または反時計方向(1)に、任意のある位置から他の位置へ連続的な接触の入力を受けると、表示部14に表示されるアーチ型のガイドバンド42もそれに対応して時計方向(4)または反時計方向(3)に回転して表示される。
また、表示部14のガイドバンド42が回転するによって、ガイドバンド42の左側に表示された曲目リストも上下にスクロール(scroll)表示されて選択されることができる。図4の表示部14で選択された曲は、曲目にボックス(box)で表示されたものである。本実施形態において、選択曲は曲目リストのうち、表示部14の中央のボックスに位置する曲と仮定する。
【0023】
図4において、“Babe”が選択された曲とすると、ユーザ入力と連動してガイドバンド42が反時計方向(3)に回転すると、曲目リストも反時計方向(3)に回転して再整列される。したがって、表示部16の曲目のうち、選択曲は“Babe”から“Broken Your Heart”や“You're the one”に変更される。一方、ガイドバンド42が時計方向(4)に回転すると、曲目リストが下から上にスクロールされて再整列される。したがって、選択曲が“Babe”から“Relight My Fire”や“Pray”となる。
【0024】
本図面では、歌題目リストがガイドバンド42の回転に従って時計方向(4)または反時計方向(3)に回転して再整列する場合に対して記載したが、曲目リストは回転せず、ボックスのみ回転して表示することもできる。即ち、ガイドバンド42が時計方向(4)に回転すると、ボックスが回転方向に従って移動して表示されると共に、選択曲も“Babe”から“Relight My Fire”や“Pray”となる。
【0025】
図5は、本発明の一実施形態に従うタッチバンドから入力されるユーザ入力に対してリアルタイムに変化するユーザインターフェース表示方法を示すフローチャートである。
移動通信端末機100の制御部30は、タッチバンド16を通じたユーザ入力を受信したか否かを判断する(S50)。ユーザ入力を受信しない場合(S50:N)、別の動作を実行しない。
【0026】
タッチバンド16を通じたユーザ入力を受信した場合(S50:Y)、制御部30はその入力が任意のある位置から他の位置までの連続したユーザ入力であるか否かを判断する(S52)。連続したユーザ入力でない場合(S52:N)、移動通信端末機100は別の動作を実行しない。
連続したユーザ入力である場合(S52:Y)、任意のある位置から他の位置までの移動方向が時計方向であるか否かを判断する(S54)。時計方向である場合(S54:Y)、移動通信端末機100は表示部14のガイドバンド42を時計方向に任意のある位置から他の位置までの距離だけ回転して表示する(S56)。
時計方向でない場合(S54:N)、移動方向は反時計方向である。したがって、制御部30はガイドバンド42を反時計方向に任意のある位置から他の位置までの距離だけ回転して表示する(S58)。
【0027】
図6は、本発明の他の実施形態に従うタッチバンドから入力されるユーザ入力に対してリアルタイムに変化するユーザインターフェース表示方法を示すフローチャートである。この際、ユーザ入力は任意のある位置から他の位置まで連続されることと仮定する。
移動通信端末機100の制御部30は、タッチバンド16を通じたユーザ入力を受信したか否かを判断する(S60)。ユーザ入力を受信しない場合(S60:N)、移動通信端末機100は別途の動作を実行しない。
【0028】
タッチバンド16を通じたユーザ入力を受信した場合(S60:Y)、制御部30は任意のある位置から他の位置までの連続したユーザ入力の平均速度がしきい値以上であるか否かを判断する(S62)。
しきい値以上である場合(S62:Y)、移動通信端末機100はガイドバンド42を第1の速度で回転して表示する。一方、しきい値以上でない場合(S62:N)、ガイドバンド42を第2の速度で回転して表示する。この際、しきい値は移動通信端末機100内に既設定されている値でありうる。
【0029】
例えば、しきい値が0.1m/sで、第1の速度が0.1m/s、第2の速度が0.05m/sと仮定する。任意のある位置から他の位置まで連続したユーザ入力の平均速度が0.1m/s以上であれば、ガイドバンド42も0.1m/sの速度で回転する。一方、移動速度が0.1m/s以上でなければ、ガイドバンド42は0.05m/sの速度で回転する。
本図面ではしきい値が一つである場合について記述したが、実施形態に従ってしきい値の数は制限されず、同様に、各しきい値に従うガイドバンド42の回転速度は全て異なることができる。
【0030】
図7は、本発明の他の実施形態に係るタッチバンドから入力されるユーザ入力に対してリアルタイムに変化するユーザインターフェースの表示方法を示すフローチャートである。
移動通信端末機100の制御部30は、タッチバンド16を通じたユーザ入力を受信したか否かを判断する(S70)。ユーザ入力を受信しない場合(S70:N)、移動通信端末機100は別の動作を実行しない。
タッチバンド16を通じたユーザ入力を受信した場合(S70:Y)、制御部30はそのユーザ入力がタッチバンド16の任意のある位置を押圧するものであるか否かを判断する(S72)。任意のある位置を押圧するものでない場合(S72:N)、移動通信端末機100は別の動作を実行しない。
【0031】
判断の結果、任意のある位置を押圧するものである場合(S72:Y)、移動通信端末機100は押圧された位置に対応するガイドバンド42のある位置が押圧されるように表示する(S74)。制御部30は押圧された位置に対して既設定された命令を遂行する(S76)。
押圧された位置に対して既設定された命令は、マルチメディア再生モード時の移動通信端末機100である場合には、巻戻し、再生、早送り、及び停止などがある。
【0032】
図8は、本発明の他の実施形態に係るタッチバンドから入力されるユーザ入力に対してリアルタイムに変化するユーザインターフェースを示す図である。
図8は、タッチバンド16と、タッチバンド16から入力されるユーザ入力に対してリアルタイムに変化するガイドバンド42が菱形をなす場合を示す図である。表示部14には移動通信端末機100に既格納された写真ファイルが整列されている。
【0033】
タッチバンド16を通じて入力されるユーザ入力を受信して写真ファイルが選択される。ユーザから“>”形のタッチバンド16で時計方向または反時計方向の移動方向を持つ連続的な接触が入力されると、それに対応して“<”形のガイドバンド42が時計方向または反時計方向に回転する。タッチバンド16は、下部本体12に固定されたものであるので、ユーザ入力が受信されても実際に動くわけではないが、表示部16に表示されるガイドバンド42は回転角度に従って“<”形を変化させて表示することができる。
【0034】
例えば、図8で選択された写真ファイルが“写真5”と仮定する。ユーザがタッチバンド16の任意のある位置から他の位置へ反時計方向(1)の連続入力を入力すると、選択ファイルは“写真8”となり、タッチバンド16のある位置から他の位置へ時計方向(2)の連続入力を入力すると、表示部14に表示される選択ファイルは“写真2”となる。
また、ユーザはタッチバンド16で、任意のある位置から他の位置へ接触を連続して入力することで、左側に押すか(5)右側に引く(6)ユーザ入力を入力することができる。移動通信端末機100は上記の入力を受信して写真ファイルを選択することができる。
【0035】
例えば、現在選択された写真ファイルが“写真5”とする。ユーザがタッチバンド16を左側に押す(5)ユーザ入力が入力されると、選択ファイルが変更されて“写真4”が選択される。同様に、タッチバンド16を右側に引く(6)ユーザ入力が入力されると、選択ファイルは“写真5”から“写真6”に変更される。
【0036】
図9は、本発明の他の実施形態に係るタッチバンドから入力されるユーザ入力に対してリアルタイムに変化するユーザインターフェースを示す図である。
図9は、タッチバンド16と、タッチバンド16から入力されるユーザ入力に対してリアルタイムに変化するガイドバンド42が一直線状である場合を示す図である。表示部14には、移動通信端末機100のメニュー(menu)が整列されている。ユーザはタッチバンド16を利用して希望するメニューを選択することができる。ユーザがタッチバンド16の任意のある位置から他の位置へ連続的な接触をすることで、下から上に押し上げるか(8)上から下に引き下ろす(7)ユーザ入力を行うと、それによって、ガイドバンド42が上から下、または下から上に動くことになる。また、ガイドバンド42が上下に動くことによって、表示部14に表示されるメニューまたは選択されるメニューが変更される。
【0037】
例えば、移動通信端末機100の中央に右側に突出して表示されたメニューが選択されたものであり、メニュー名が上下に動きながらその中の一つが選択されるとすると、図9で選択されたメニューは“携帯電話管理”である。タッチバンド16に下から上に押し上げる(8)ユーザ入力が入力されると、表示部14に表示されたメニューも下から上に移動する(10)。それによって、選択されたメニューが“電話帳”または“カメラ”などに変更される。反対に、タッチバンド16に上から下に引き下ろす(7)ユーザ入力が受信されると、表示部14のメニューも上から下に移動して(9)選択されたメニューは“声設定”または“コンテンツ保管箱”となる。
【0038】
図10は、本発明の他の実施形態に係るタッチバンドから入力されるユーザ入力に対してリアルタイムに変化するユーザインターフェースを示す図である。
図10は、移動通信端末機100の縦が横より長い形態である場合、上部本体10がスライディング移動してタッチバンド16から入力されるユーザ入力に対してリアルタイムに対応するガイドバンド42を示す図である。アーチ型のタッチバンド16と、表示部14の上側の一部に具現されてアーチ型のガイドバンド42とは互いに連結された形態の円を形成する。
【0039】
移動通信端末機100は、ユーザから手指などを接触させてアーチ型のタッチバンド16に任意のある位置から他の位置への方向を持つ連続的な接触を受信することにより、ユーザ入力を受信して表示部14のガイドバンド42を回転させる。この際、上記の方向性を持つユーザ入力には時計方向(11)または反時計方向(12)の接触がある。
ユーザがタッチバンド16に時計方向(11)のユーザ入力を入力すると、ガイドバンド42も時計方向に回転(14)し、タッチバンド16に反時計方向(12)のユーザ入力を入力すると、ガイドバンド42も反時計方向(13)に回転する。
【0040】
また、ガイドバンド42が回転するにつれて、ガイドバンド42の下側に表示されたメニューも変更される。図10を参照すると、表示部14には移動通信端末機100のメニューのうち、声設定に関するメニューが整列されている。ユーザがタッチバンド16に反時計方向(12)のユーザ入力を入力すると、ガイドバンド42が時計方向(14)に回転すると共に、表示部14のメニューが左側から右側へ移動して整列される。
この際、表示部14の中央に位置したメニューを選択メニューとすると、選択メニューは“グループキャラクターベル”から、“音量設定”、“ベル振動選択”など、ユーザがタッチバンド16に加える回転動作に従って変わることができる。
【0041】
一方、前述した本発明の説明では、具体的な実施形態に関して説明したが、種々の変化は本発明の範囲を逸脱することなく、実施することができる。特に、本発明の実施形態では移動通信端末機がマルチメディア再生モード及び環境設定モードでのグラフィックユーザインターフェースを例として挙げているが、これは本発明の説明を助けるために便宜上の例を挙げたものである。したがって、通話モードの他に少なくとも一つの動作モードを実行できる両方向スライド型移動通信端末機であれば、当業者により上記動作モードに対するインターフェースが適用されることができる。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1A】本発明の一実施形態に係る両方向スライド型移動通信端末機を示す図である。
【図1B】本発明の一実施形態に係る両方向スライド型移動通信端末機を示す図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る両方向スライド型移動通信端末機の概略的な構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る両方向スライド型移動通信端末機のユーザインターフェース表示方法を示すフローチャートである。
【図4】本発明の一実施形態に係るタッチバンドから入力されるユーザ入力に対してリアルタイムに変化するユーザインターフェースを示す図である。
【図5】本発明の一実施形態に係るタッチバンドから入力されるユーザ入力に対してリアルタイムに変化するユーザインターフェース表示方法を示すフローチャートである。
【図6】本発明の他の実施形態に係るタッチバンドから入力されるユーザ入力に対してリアルタイムに変化するユーザインターフェース表示方法を示すフローチャートである。
【図7】本発明の他の実施形態に係るタッチバンドから入力されるユーザ入力に対してリアルタイムに変化するユーザインターフェースの表示方法を示すフローチャートである。
【図8】本発明の他の実施形態に係るタッチバンドから入力されるユーザ入力に対してリアルタイムに変化するユーザインターフェースを示す図である。
【図9】本発明の他の実施形態に係るタッチバンドから入力されるユーザ入力に対してリアルタイムに変化するユーザインターフェースを示す図である。
【図10】本発明の他の実施形態に係るタッチバンドから入力されるユーザ入力に対してリアルタイムに変化するユーザインターフェースを示す図である。
【符号の説明】
【0043】
14 表示部
16 タッチバンド
20 RF部
22 キー入力部
24 メモリ
26 スライド方向感知部
28 マルチメディア再生部
30 制御部
100 移動通信端末機
【特許請求の範囲】
【請求項1】
上部本体と、タッチバンドを含む下部本体とからなり、前記上部本体が前記下部本体に対してスライディング移動する両方向スライド型移動通信端末機のユーザインターフェース表示方法であって、
前記上部本体のスライディング移動を感知し、この前記感知された移動方向に従って各々の動作モードに切り替わるステップと、
前記切り替わった動作モードに従うグラフィックユーザインターフェース(GUI)を表示するステップと、
前記タッチバンドから受信されたユーザ入力に対応して前記インターフェースをリアルタイムに変化させて表示するステップと、
を含むことを特徴とする両方向スライド型移動通信端末機のユーザインターフェース表示方法。
【請求項2】
前記タッチバンドは、前記ユーザ入力を感知するセンサを含むことを特徴とする請求項1に記載の両方向スライド型移動通信端末機のユーザインターフェース表示方法。
【請求項3】
前記タッチバンドはアーチ(arch)型で、
前記インターフェースは、
前記上部本体がスライディング移動する場合に前記タッチバンドと、
前記タッチバンドのアーチと組合せられて円形の帯(band)を形成するアーチ型のガイドバンドと、を含むことを特徴とする請求項1に記載の両方向スライド型移動通信端末機のユーザインターフェース表示方法。
【請求項4】
前記ガイドバンドは、前記タッチバンドから入力されるユーザ入力に対応して回転または押圧されて表示されることを特徴とする請求項3に記載の両方向スライド型移動通信端末機のユーザインターフェース表示方法。
【請求項5】
前記ガイドバンドをリアルタイムに変化させて表示するステップは、
前記タッチバンドを介したユーザ入力が受信されたか否かを判断して、前記ユーザ入力が前記タッチバンド上の任意のある位置から他の位置まで連続したユーザ入力であるか否かを判断するステップと、
前記ユーザ入力が任意のある位置から他の位置までの連続したユーザ入力である場合、前記任意のある位置から他の位置までの移動方向に従って前記ガイドバンドをリアルタイムに変化させて表示するステップと、をさらに含むことを特徴とする請求項4に記載の両方向スライド型移動通信端末機のユーザインターフェース表示方法。
【請求項6】
前記任意のある位置から他の位置までの移動方向が時計方向である場合、前記ガイドバンドを時計方向に回転して表示することを特徴とする請求項5に記載の両方向スライド型移動通信端末機のユーザインターフェース表示方法。
【請求項7】
前記任意のある位置から他の位置までの移動方向が反時計方向である場合、前記ガイドバンドを反時計方向に回転して表示することを特徴とする請求項5に記載の両方向スライド型移動通信端末機のユーザインターフェース表示方法。
【請求項8】
前記ユーザ入力が前記タッチバンド上の任意のある位置から他の位置まで連続した入力である場合、前記ユーザ入力の平均速度が既設定されたしきい値以上であるか否かを判断するステップと、
前記判断結果に従って、前記ガイドバンドを、前記ユーザ入力の平均速度に対応する回転速度で回転して表示するステップと、を含むことを特徴とする請求項4に記載の両方向スライド型移動通信端末機のユーザインターフェース表示方法。
【請求項9】
前記タッチバンドを介したユーザ入力が受信されたか否かを判断し、前記ユーザ入力が前記タッチバンド上の任意のある位置を押圧するユーザ入力であるか否かを判断するステップと、
前記判断結果に従って前記ガイドバンドのうち、前記任意のある位置に対応する位置を押圧して表示するステップと、
前記押圧されて表示される位置に既設定された命令を遂行するステップと、を含むことを特徴とする請求項4に記載の両方向スライド型移動通信端末機のユーザインターフェース表示方法。
【請求項10】
前記タッチバンドと前記グラフィックユーザインターフェースで表示されるガイドバンドは、各々一直線の帯であり、前記上部本体がスライディング移動する場合、前記タッチバンドとガイドバンドが組合わさって一組の平行な直線の帯を形成し、
前記ガイドバンドは、前記タッチバンドから入力されるユーザ入力に従って上下に動いたり、または押圧されたりして表示されることを特徴とする請求項1に記載の両方向スライド型移動通信端末機のユーザインターフェース表示方法。
【請求項11】
前記タッチバンドと前記ユーザグラフィックインターフェースで表示されるガイドバンドは、各々“<”型と“>”型の帯であり、前記上部本体がスライディング移動する場合、前記タッチバンドとガイドバンドとが組合わさって、スライド方向に頂点を有する菱型を形成し、
前記ガイドバンドは、前記タッチバンドから入力されるユーザ入力に従って回転するか、または押圧されて表示されることを特徴とする請求項1に記載の両方向スライド型移動通信端末機のユーザインターフェース表示方法。
【請求項12】
上部本体と下部本体とからなり、前記上部本体が前記下部本体に対してスライディング移動する両方向スライド型移動通信端末機であって、
前記下部本体に位置してアーチ(arch)型に具現されて、ユーザ入力を受信するタッチバンドと、
前記上部本体がスライディング移動する場合、前記タッチバンドのアーチと円形をなすガイドバンドを含むグラフィックユーザインターフェース(GUI)を表示する表示部と、
前記タッチバンドを通じて入力されるユーザ入力に対して前記ガイドバンドをリアルタイムに変化して表示するように前記表示部を制御する制御部と、
を含むことを特徴とする両方向スライド型移動通信端末機。
【請求項13】
前記タッチバンドは、前記ユーザ入力を感知するセンサを含むことを特徴とする請求項12に記載の両方向スライド型移動通信端末機。
【請求項14】
前記上部本体のスライディング移動方向を感知するスライディング方向感知部をさらに含み、
前記制御部は、前記感知されたスライディング移動方向に従う動作モードに切り替わり、前記切り替わった動作モードに従って前記グラフィックユーザインターフェースを各々表示することを特徴とする請求項12に記載の両方向スライド型移動通信端末機。
【請求項15】
前記タッチバンドは、任意のある位置から他の位置まで連続するユーザ入力を受信し、
前記制御部は、前記連続したユーザ入力の移動方向を判断し、前記ガイドバンドをリアルタイムに変化させて表示することを特徴とする請求項12に記載の両方向スライド型移動通信端末機。
【請求項16】
前記制御部は、前記移動方向が時計方向である場合、前記ガイドバンドを時計方向に回転させて表示し、反時計方向である場合、前記ガイドバンドを反時計方向に回転させて表示することを特徴とする請求項15に記載の両方向スライド型移動通信端末機。
【請求項17】
前記タッチバンドは任意のある位置を押圧するユーザ入力を受信し、
前記制御部は前記押圧された位置に対応するガイドバンドの位置を押圧して表示し、該当位置に既設定されたユーザ命令を遂行することを特徴とする請求項12に記載の両方向スライド型移動通信端末機。
【請求項18】
音声データを出力するスピーカーをさらに含み、
前記スピーカーは、前記下部本体に位置して前記アーチ型のタッチバンドを囲む形態であることを特徴とする請求項12に記載の両方向スライド型移動通信端末機。
【請求項19】
下部本体と前記下部本体に対してスライディング移動する上部本体と、
前記下部本体に位置して入力を受信するセンサと、
ガイドバンドを含むグラフィックユーザインターフェース(GUI)を表示する表示部と、
前記センサを通じて受信される入力に従って前記ガイドバンドをリアルタイムに変化させて表示されるように制御する制御部と、を含み、
前記センサ及びガイドバンドは同一の形態であることを特徴とする両方向スライド型移動通信端末機。
【請求項20】
前記センサ及びガイドバンドは、半円型、直線バー、またはV字型であることを特徴とする請求項19に記載の両方向スライド型移動通信端末機。
【請求項1】
上部本体と、タッチバンドを含む下部本体とからなり、前記上部本体が前記下部本体に対してスライディング移動する両方向スライド型移動通信端末機のユーザインターフェース表示方法であって、
前記上部本体のスライディング移動を感知し、この前記感知された移動方向に従って各々の動作モードに切り替わるステップと、
前記切り替わった動作モードに従うグラフィックユーザインターフェース(GUI)を表示するステップと、
前記タッチバンドから受信されたユーザ入力に対応して前記インターフェースをリアルタイムに変化させて表示するステップと、
を含むことを特徴とする両方向スライド型移動通信端末機のユーザインターフェース表示方法。
【請求項2】
前記タッチバンドは、前記ユーザ入力を感知するセンサを含むことを特徴とする請求項1に記載の両方向スライド型移動通信端末機のユーザインターフェース表示方法。
【請求項3】
前記タッチバンドはアーチ(arch)型で、
前記インターフェースは、
前記上部本体がスライディング移動する場合に前記タッチバンドと、
前記タッチバンドのアーチと組合せられて円形の帯(band)を形成するアーチ型のガイドバンドと、を含むことを特徴とする請求項1に記載の両方向スライド型移動通信端末機のユーザインターフェース表示方法。
【請求項4】
前記ガイドバンドは、前記タッチバンドから入力されるユーザ入力に対応して回転または押圧されて表示されることを特徴とする請求項3に記載の両方向スライド型移動通信端末機のユーザインターフェース表示方法。
【請求項5】
前記ガイドバンドをリアルタイムに変化させて表示するステップは、
前記タッチバンドを介したユーザ入力が受信されたか否かを判断して、前記ユーザ入力が前記タッチバンド上の任意のある位置から他の位置まで連続したユーザ入力であるか否かを判断するステップと、
前記ユーザ入力が任意のある位置から他の位置までの連続したユーザ入力である場合、前記任意のある位置から他の位置までの移動方向に従って前記ガイドバンドをリアルタイムに変化させて表示するステップと、をさらに含むことを特徴とする請求項4に記載の両方向スライド型移動通信端末機のユーザインターフェース表示方法。
【請求項6】
前記任意のある位置から他の位置までの移動方向が時計方向である場合、前記ガイドバンドを時計方向に回転して表示することを特徴とする請求項5に記載の両方向スライド型移動通信端末機のユーザインターフェース表示方法。
【請求項7】
前記任意のある位置から他の位置までの移動方向が反時計方向である場合、前記ガイドバンドを反時計方向に回転して表示することを特徴とする請求項5に記載の両方向スライド型移動通信端末機のユーザインターフェース表示方法。
【請求項8】
前記ユーザ入力が前記タッチバンド上の任意のある位置から他の位置まで連続した入力である場合、前記ユーザ入力の平均速度が既設定されたしきい値以上であるか否かを判断するステップと、
前記判断結果に従って、前記ガイドバンドを、前記ユーザ入力の平均速度に対応する回転速度で回転して表示するステップと、を含むことを特徴とする請求項4に記載の両方向スライド型移動通信端末機のユーザインターフェース表示方法。
【請求項9】
前記タッチバンドを介したユーザ入力が受信されたか否かを判断し、前記ユーザ入力が前記タッチバンド上の任意のある位置を押圧するユーザ入力であるか否かを判断するステップと、
前記判断結果に従って前記ガイドバンドのうち、前記任意のある位置に対応する位置を押圧して表示するステップと、
前記押圧されて表示される位置に既設定された命令を遂行するステップと、を含むことを特徴とする請求項4に記載の両方向スライド型移動通信端末機のユーザインターフェース表示方法。
【請求項10】
前記タッチバンドと前記グラフィックユーザインターフェースで表示されるガイドバンドは、各々一直線の帯であり、前記上部本体がスライディング移動する場合、前記タッチバンドとガイドバンドが組合わさって一組の平行な直線の帯を形成し、
前記ガイドバンドは、前記タッチバンドから入力されるユーザ入力に従って上下に動いたり、または押圧されたりして表示されることを特徴とする請求項1に記載の両方向スライド型移動通信端末機のユーザインターフェース表示方法。
【請求項11】
前記タッチバンドと前記ユーザグラフィックインターフェースで表示されるガイドバンドは、各々“<”型と“>”型の帯であり、前記上部本体がスライディング移動する場合、前記タッチバンドとガイドバンドとが組合わさって、スライド方向に頂点を有する菱型を形成し、
前記ガイドバンドは、前記タッチバンドから入力されるユーザ入力に従って回転するか、または押圧されて表示されることを特徴とする請求項1に記載の両方向スライド型移動通信端末機のユーザインターフェース表示方法。
【請求項12】
上部本体と下部本体とからなり、前記上部本体が前記下部本体に対してスライディング移動する両方向スライド型移動通信端末機であって、
前記下部本体に位置してアーチ(arch)型に具現されて、ユーザ入力を受信するタッチバンドと、
前記上部本体がスライディング移動する場合、前記タッチバンドのアーチと円形をなすガイドバンドを含むグラフィックユーザインターフェース(GUI)を表示する表示部と、
前記タッチバンドを通じて入力されるユーザ入力に対して前記ガイドバンドをリアルタイムに変化して表示するように前記表示部を制御する制御部と、
を含むことを特徴とする両方向スライド型移動通信端末機。
【請求項13】
前記タッチバンドは、前記ユーザ入力を感知するセンサを含むことを特徴とする請求項12に記載の両方向スライド型移動通信端末機。
【請求項14】
前記上部本体のスライディング移動方向を感知するスライディング方向感知部をさらに含み、
前記制御部は、前記感知されたスライディング移動方向に従う動作モードに切り替わり、前記切り替わった動作モードに従って前記グラフィックユーザインターフェースを各々表示することを特徴とする請求項12に記載の両方向スライド型移動通信端末機。
【請求項15】
前記タッチバンドは、任意のある位置から他の位置まで連続するユーザ入力を受信し、
前記制御部は、前記連続したユーザ入力の移動方向を判断し、前記ガイドバンドをリアルタイムに変化させて表示することを特徴とする請求項12に記載の両方向スライド型移動通信端末機。
【請求項16】
前記制御部は、前記移動方向が時計方向である場合、前記ガイドバンドを時計方向に回転させて表示し、反時計方向である場合、前記ガイドバンドを反時計方向に回転させて表示することを特徴とする請求項15に記載の両方向スライド型移動通信端末機。
【請求項17】
前記タッチバンドは任意のある位置を押圧するユーザ入力を受信し、
前記制御部は前記押圧された位置に対応するガイドバンドの位置を押圧して表示し、該当位置に既設定されたユーザ命令を遂行することを特徴とする請求項12に記載の両方向スライド型移動通信端末機。
【請求項18】
音声データを出力するスピーカーをさらに含み、
前記スピーカーは、前記下部本体に位置して前記アーチ型のタッチバンドを囲む形態であることを特徴とする請求項12に記載の両方向スライド型移動通信端末機。
【請求項19】
下部本体と前記下部本体に対してスライディング移動する上部本体と、
前記下部本体に位置して入力を受信するセンサと、
ガイドバンドを含むグラフィックユーザインターフェース(GUI)を表示する表示部と、
前記センサを通じて受信される入力に従って前記ガイドバンドをリアルタイムに変化させて表示されるように制御する制御部と、を含み、
前記センサ及びガイドバンドは同一の形態であることを特徴とする両方向スライド型移動通信端末機。
【請求項20】
前記センサ及びガイドバンドは、半円型、直線バー、またはV字型であることを特徴とする請求項19に記載の両方向スライド型移動通信端末機。
【図1A】
【図1B】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図1B】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【公開番号】特開2008−289161(P2008−289161A)
【公開日】平成20年11月27日(2008.11.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−130167(P2008−130167)
【出願日】平成20年5月16日(2008.5.16)
【出願人】(390019839)三星電子株式会社 (8,520)
【氏名又は名称原語表記】SAMSUNG ELECTRONICS CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】416,Maetan−dong,Yeongtong−gu,Suwon−si,Gyeonggi−do 442−742(KR)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成20年11月27日(2008.11.27)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年5月16日(2008.5.16)
【出願人】(390019839)三星電子株式会社 (8,520)
【氏名又は名称原語表記】SAMSUNG ELECTRONICS CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】416,Maetan−dong,Yeongtong−gu,Suwon−si,Gyeonggi−do 442−742(KR)
【Fターム(参考)】
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