説明

乗用型田植機における車外操作具の連係機構

【課題】畦越え時の前輪スリップを防止し、確実な畦越えを可能にする。
【解決手段】畦越え時に車外から走行操作を行うための車外操作具12を備える乗用型田植機1であって、左右の前輪10の差動を選択的にロックするデフロック機構29と、クラッチペダル35の操作に応じてクラッチ機構13及びブレーキ機構30を作動させるクラッチペダル操作系と、連係位置及び連係解除位置に操作可能な連係操作具52と、連係操作具52の連係操作に応じて車外操作具12をクラッチペダル操作系に連係させ、車外操作具12によるクラッチ機構13及びブレーキ機構30の操作を可能にする車外操作具連係機構63と、連係操作具52の連係操作に応じてデフロック機構29を自動的にデフロック状態にするデフロック連係機構74とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、畦越え時に車外から走行操作を行うための車外操作具を備える乗用型田植機に係り、詳しくは、乗用型田植機における車外操作具の連係機構に関する。
【背景技術】
【0002】
乗用型田植機は、走行機体の後部に昇降リンク機構を介して連結される植付作業機を備えている。植付作業機は、苗を載置する苗載台、苗載台を横送りする横送り機構、苗を植付ける植付機構など、様々な部品・装置を備えた重量のある作業機であるため、植付作業機を上昇させた状態で行われる畦越えに際し、走行機体が前上がり状態(前輪が浮き上がる状態)となって圃場からの脱出が困難になる惧れがある。
【0003】
そこで、人力(下方への押さえ操作力)で走行機体の前上がりを抑える前押さえ操作具や、畦越え時に車外から走行操作を行うための車外操作具(クラッチ操作具)を備える乗用型田植機が知られている。例えば、特許文献1に示される乗用型田植機は、前押さえ操作具に兼用される車外操作具を備えており、また、特許文献2に示される乗用型田植機は、前押さえ操作具と車外操作具を別々に備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2006−230331号公報
【特許文献2】特開2007−148号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、畦越えに際し、畦に対する機体の進入方向が悪かったり、前輪の接地状態が悪く片輪だけ浮いてしまうような状況では、前輪がスリップして上手く畦越えができないという問題があった。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、畦越え時に車外から走行操作を行うための車外操作具を備える乗用型田植機であって、左右の前輪の差動を選択的にロックするデフロック機構と、車輪に対する駆動力の伝動を入り切りするクラッチ機構と、車輪を制動するブレーキ機構と、踏み込み操作自在なクラッチペダルと、クラッチペダルの操作に応じてクラッチ機構及びブレーキ機構を作動させるクラッチペダル操作系と、連係位置及び連係解除位置に操作可能な連係操作具と、連係操作具の連係操作に応じて車外操作具をクラッチペダル操作系に連係させ、車外操作具によるクラッチ機構及びブレーキ機構の操作を可能にする車外操作具連係機構と、連係操作具の連係操作に応じてデフロック機構を自動的にデフロック状態にするデフロック連係機構と、を備えることを特徴とする。
また、前記車外操作具は、機体前部に上下操作自在に設けられるとともに、上方操作位置に向けて付勢され、該上方操作位置では、機体の走行を停止させる一方、下方操作位置では、機体を走行させることが可能であり、さらに、下方操作位置では、人力で機体の前上がりを抑える前押さえ操作具に兼用されることを特徴とする。
また、前記連係操作具は、その連係操作に応じてクラッチペダルを踏み込み操作姿勢に保持する駐車ブレーキ操作具に兼用されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
請求項1の発明によれば、畦越え時に行われる連係操作具の連係操作に応じてデフロック機構が自動的にデフロック状態となるので、畦越え時における前輪のスリップを防止し、確実な畦越えを行うことができる。
また、請求項2の発明によれば、車外操作具が前押さえ操作具に兼用されるので、部品点数の削減や操作性の向上が図れるだけでなく、人力で機体の前上がりを抑えて確実な畦越えを行うことができる。
また、請求項3の発明によれば、連係操作具が駐車ブレーキ操作具に兼用されるので、部品点数の削減や操作性の向上が図れるだけでなく、駐車ブレーキ時には、自動的なデフロックにより4輪ブレーキ状態とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】乗用型田植機の全体側面図である。
【図2】走行機体の平面図である。
【図3】乗用型田植機の伝動図である。
【図4】車外操作具、クラッチペダル及び車外操作具連係機構(非連係状態)を示す側面図である。
【図5】車外操作具、クラッチペダル及び車外操作具連係機構を示す平面図である。
【図6】連係操作具の周辺を示す正面図である。
【図7】車外操作具、クラッチペダル及び車外操作具連係機構(連係状態)を示す側面図である。
【図8】デフロック連係機構を示す側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。図1において、1は乗用型田植機であって、該乗用型田植機1は、走行機体2と、走行機体2の後部に昇降リンク機構3を介して連結される植付作業機4とを備えて構成されている。植付作業機4は、苗が載置される苗載台5、苗載台5を横送りする横送り機構(図示せず)、苗を掻取って植付ける植付機構6など、様々な部品・装置を備えた重量のある作業機である。
【0010】
図1及び図2に示すように、走行機体2は、エンジンEが搭載されるエンジン搭載部7、エンジン動力を変速するミッションケース8、オペレータが乗車する操作部9、操舵輪及び駆動輪を兼ねる前輪10、駆動輪である後輪11などを備える乗用型の四輪車両であり、機体前端部には、畦越え時に車外から走行操作を行うための車外操作具12を備えている。
【0011】
図3に示すように、エンジンEの動力は、ベルトテンション方式のクラッチ機構13を介して、HST(静油圧式無段変速装置)からなる主変速機構14に入力される。主変速機構14に入力されたエンジン動力は、主変速機構14内で無段変速され、ミッションケース8に入力される。
【0012】
ミッションケース8内には、入力軸15、植付伝動軸16、第一走行伝動軸17、第二走行伝動軸18などの伝動軸が設けられている。主変速機構14から入力軸15に入力された動力は、株間変速機構19を介して植付伝動軸16に伝動されると共に、トルクリミッタ20及び植付クラッチ21を介して、植付伝動軸16から植付PTO軸22に伝動される。そして、植付PTO軸22から取り出される動力は、ミッションケース8外の伝動機構を経由して植付作業機4に伝動される。
【0013】
また、主変速機構14から入力軸15に入力された動力は、副変速機構23を介して第一走行伝動軸17に伝動されると共に、第一走行伝動軸17から第二走行伝動軸18に伝動される。第二走行伝動軸18に伝動された動力は、前輪差動機構24を介して左右の前輪駆動軸25L、25Rに伝動されると共に、走行PTO軸26に伝動される。そして、走行PTO軸26から取り出される動力は、ミッションケース8外の伝動機構を経由してリヤアクスルケース27に伝動される。因みに、リヤアクスルケース27は、内装される左右のサイドクラッチ28L、28Rを介して左右の後輪11に動力を伝動するように構成されている。
【0014】
前輪差動機構24には、左右の前輪10の差動を選択的にロックするデフロック機構29が付加されている。前輪差動機構24は、通常、左右の前輪10に動力を伝動しつつ、左右の前輪10の差動(回転差)を許容しているが、デフロック機構29がデフロック状態に操作されると、左右の前輪駆動軸25L、25Rが一体的に結合され、左右の前輪10の差動がロックされる。
【0015】
また、第一走行伝動軸17の一端部には、ブレーキ機構30が設けられている。このブレーキ機構30は、クラッチ機構13と同時操作され、上記の走行動力伝動経路を介して前輪10及び後輪11を制動する。ただし、前輪伝動経路には、前輪差動機構24が設けられているので、デフロック機構29がデフロック状態のときのみ前輪10が制動されて4輪ブレーキ状態となる。
【0016】
図1及び図2に示すように、操作部9には、オペレータが座る運転席31、ピットマンアーム32を介して前輪10を操舵するステアリングハンドル33、主変速機構14を変速操作する主変速レバー34、クラッチ機構13及びブレーキ機構30を同時操作するクラッチペダル35などが配置されている。
【0017】
図4及び図5に示すように、クラッチペダル35は、ペダル軸36を支点とする上下回動により踏み込み操作自在となっている。ペダル軸36の左右両端部には、クラッチペダル35の踏み込み操作に応じて前後回動するアーム37、38が設けられている。右側のアーム37は、クラッチペダル35を上方に付勢するスプリング39に連結されると共に、ロッド40を介して後述する連係アーム41に連結されており、クラッチペダル35の踏み込み操作に応じて連係アーム41を前後回動させる。
【0018】
左側のアーム38は、ロッド42及びアーム43を介して軸44に連結されており、クラッチペダル35の踏み込み操作に応じて、軸44に設けられるアーム45、46を上下回動させる。一方のアーム45は、ローラ47、アーム48及び軸49を介してクラッチ機構13のテンションアーム50に連結されており、クラッチペダル35の踏み込み操作に応じてクラッチ機構13を切り状態に切換える。また、他方のアーム46は、ロッド51を介してブレーキ機構30に連結されており、クラッチペダル35の踏み込み操作に応じてブレーキ機構30を制動状態に切換える。
【0019】
図4〜図8に示すように、クラッチペダル35の前方近傍位置には、駐車ブレーキ操作具を兼ねる連係操作具52が配置されている。連係操作具52は、第一レバー支軸53を支点とする前後回動操作と、第二レバー支軸54を支点とする左右回動操作とが許容されたレバー部材であり、スプリング55によって右側方に付勢されている。連係操作具52の操作方向及び操作位置は、レバーガイド56に形成される平面視L字状のレバーガイド溝56aによって規定されており、レバーガイド溝56aの前端である連係解除位置と、レバーガイド溝56aの後端(右端)である連係位置とに操作可能となっている。
【0020】
連係操作具52の基部には、連係操作具52と一体的に前後回動するステアリング連係アーム57と、第一レバー支軸53を中心として前後回動自在な回動プレート58と、該回動プレート58の後端部に支軸59を介して上下回動自在に設けられるフック状のペダル連係プレート60とが設けられている。回動プレート58は、後端部の一側にローラ58aを有し、該ローラ58aが後述する回動規制アーム61に下方から当接することにより、回動位置が規定される。ペダル連係プレート60は、連係操作具52の後端に当接するピン60aを備えると共に、回動プレート58との間に介設されるスプリング62で上方に付勢されている。クラッチペダル35を踏み込んだ状態で連係操作具52を連係位置へ操作すると、連係操作具52に追従してペダル連係プレート60が下方へ回動し、連係アーム41に係合する。これにより、クラッチペダル35が踏み込み操作姿勢に保持されて駐車ブレーキ状態となる。
【0021】
車外操作具12は、車外操作具連係機構63を介してクラッチペダル操作系に選択的に連係される。クラッチペダル操作系に連係された状態では、車外操作具12によるクラッチ機構13及びブレーキ機構30の操作が可能になる。また、車外操作具12は、機体前部に上下操作自在に設けられるとともに、上方操作位置に向けて付勢され、該上方操作位置では、機体の走行を停止させる一方、下方操作位置では、機体を走行させるようにクラッチペダル操作系に連係される。さらに、下方操作位置の車外操作具12は、人力で機体の前上がりを抑える前押さえ操作具にも兼用することができる。以下、車外操作具12及び車外操作具連係機構63の具体的な構成について説明する。
【0022】
車外操作具12は、支軸64を支点として上下回動自在な平面視U字状のフレーム65と、該フレーム65の前端部から上方に延出する左右一対のハンドル66と、フレーム65を上方に向けて付勢するスプリング67とを備えて構成されている。なお、本実施形態のフレーム65は、支軸64に設けられる筒部68に対して前後スライド自在に連結されているので、図1に示すように、通常時はハンドル66を機体前端部に沿うように収納し、畦越え時のみハンドル66を前方に引き出して使用することが可能となっている。
【0023】
車外操作具連係機構63は、前述した駐車ブレーキ機構を利用して構成されており、連係操作具52の連係操作に応じて車外操作具12をクラッチペダル操作系に連係させ、車外操作具12によるクラッチ機構13及びブレーキ機構30の操作を可能にする。具体的に説明すると、本実施形態の車外操作具連係機構63は、左右方向に沿う回動自在なパイプ軸69を備える。パイプ軸69の右端部には、前述した回動規制アーム61が一体的に設けられ、パイプ軸69の左端部には、アーム70が一体的に設けられている。このアーム70は、車外操作具12の支軸64に一体的に設けられるアーム71に対し、連結プレート72を介して連結される。つまり、図7に示すように、駐車ブレーキ状態で車外操作具12を下方に操作すると、連結プレート72が前方に引かれるのに伴い、回動規制アーム61が上方に回動する。回動規制アーム61が上方に回動すると、回動プレート58及びペダル連係プレート60が後方に押され、ロッド40が後方に移動する。これにより、クラッチペダル35が上方に回動するので、クラッチ機構13が入り状態、ブレーキ機構30が制動解除状態となり、走行機体2が走行を開始することになる。
【0024】
さらに、走行機体2には、連係操作具52の連係操作に応じてステアリングハンドル33を直進位置でロックするステアリング連係機構73と、連係操作具52の連係操作に応じてデフロック機構29を自動的にデフロック状態にするデフロック連係機構74とが設けられている。
【0025】
ステアリング連係機構73は、パイプ軸69と同心で回動する軸75を備える。軸75の右端部には、スプリング76を介してステアリング連係アーム57に連結されるアーム77が一体的に設けられる一方、軸75の左端部には、ピットマンアーム32の前方に延出するステアリングロックバー78が一体的に設けられている。つまり、図7に示すように、連係操作具52を連係位置に操作すると、ステアリング連係アーム57がスプリング76を介してアーム77を引き上げる。アーム77が上動すると、軸75の回転に伴い、ステアリングロックバー78がピットマンアーム32の前端部に弾圧状に当接する。そして、ステアリングハンドル33が直進位置となったとき、ステアリングロックバー78がピットマンアーム32の係合溝32aに係合し、ステアリングハンドル33を直進位置でロックすることになる。
【0026】
図8に示すように、デフロック連係機構74は、連係操作具52を既存のデフロック操作系79に連係させることにより構成される。既存のデフロック操作系79は、踏み込み操作自在なデフロックペダル80と、デフロックペダル80の踏み込み操作に応じて回動するアーム81、82と、アーム82をデフロック機構29の作動レバー83に連結するロッド84とを備えて構成されている。一方、デフロック連係機構74は、デフロック機構29の作動レバー83に並列される連係レバー84と、該連係レバー84を連係操作具52に連結する連係ワイヤ85とを備えて構成されている。連係レバー84は、長孔84aを介して作動レバー83のピン83aに連係されている。これにより、連係レバー84は、デフロックペダル80の踏み込み操作に応じた作動レバー83の回動を許容しつつ、連係操作具52の連係位置への操作に応じて作動レバー83を回動させ、デフロック機構29をデフロック状態に切換える。
【0027】
叙述の如く構成された本実施形態によれば、畦越え時に車外から走行操作を行うための車外操作具12を備える乗用型田植機1であって、左右の前輪10の差動を選択的にロックするデフロック機構29と、前輪10や後輪11に対する駆動力の伝動を入り切りするクラッチ機構13と、前輪10や後輪11を制動するブレーキ機構30と、踏み込み操作自在なクラッチペダル35と、クラッチペダル35の操作に応じてクラッチ機構13及びブレーキ機構30を作動させるクラッチペダル操作系と、連係位置及び連係解除位置に操作可能な連係操作具52と、連係操作具52の連係操作に応じて車外操作具12をクラッチペダル操作系に連係させ、車外操作具12によるクラッチ機構13及びブレーキ機構30の操作を可能にする車外操作具連係機構63と、連係操作具52の連係操作に応じてデフロック機構29を自動的にデフロック状態にするデフロック連係機構74とを備えるので、畦越え時に行われる連係操作具52の連係操作に応じてデフロック機構を自動的にデフロック状態とし、畦越え時における前輪10のスリップを防止することができる。
【0028】
また、車外操作具12は、機体前部に上下操作自在に設けられるとともに、上方操作位置に向けて付勢され、該上方操作位置では、機体の走行を停止させる一方、下方操作位置では、機体を走行させることが可能であり、さらに、下方操作位置では、人力で機体の前上がりを抑える前押さえ操作具に兼用されるので、部品点数の削減や操作性の向上が図れるだけでなく、人力で機体の前上がりを抑えて確実な畦越えを行うことができる。
【0029】
また、連係操作具52は、その連係操作に応じてクラッチペダル35を踏み込み操作姿勢に保持する駐車ブレーキ操作具に兼用されるので、部品点数の削減や操作性の向上が図れるだけでなく、駐車ブレーキ時には、自動的なデフロックにより4輪ブレーキ状態とすることができる。
【符号の説明】
【0030】
1 乗用型田植機
2 走行機体
4 植付作業機
10 前輪
11 後輪
12 車外操作具
13 クラッチ機構
24 前輪差動機構
29 デフロック機構
30 ブレーキ機構
35 クラッチペダル
52 連係操作具
63 車外操作具連係機構
73 ステアリング連係機構
74 デフロック連係機構

【特許請求の範囲】
【請求項1】
畦越え時に車外から走行操作を行うための車外操作具を備える乗用型田植機であって、
左右の前輪の差動を選択的にロックするデフロック機構と、
車輪に対する駆動力の伝動を入り切りするクラッチ機構と、
車輪を制動するブレーキ機構と、
踏み込み操作自在なクラッチペダルと、
クラッチペダルの操作に応じてクラッチ機構及びブレーキ機構を作動させるクラッチペダル操作系と、
連係位置及び連係解除位置に操作可能な連係操作具と、
連係操作具の連係操作に応じて車外操作具をクラッチペダル操作系に連係させ、車外操作具によるクラッチ機構及びブレーキ機構の操作を可能にする車外操作具連係機構と、
連係操作具の連係操作に応じてデフロック機構を自動的にデフロック状態にするデフロック連係機構と、を備える
ことを特徴とする乗用型田植機における車外操作具の連係機構。
【請求項2】
前記車外操作具は、機体前部に上下操作自在に設けられるとともに、上方操作位置に向けて付勢され、該上方操作位置では、機体の走行を停止させる一方、下方操作位置では、機体を走行させることが可能であり、さらに、下方操作位置では、人力で機体の前上がりを抑える前押さえ操作具に兼用されることを特徴とする請求項1記載の乗用型田植機における車外操作具の連係機構。
【請求項3】
前記連係操作具は、その連係操作に応じてクラッチペダルを踏み込み操作姿勢に保持する駐車ブレーキ操作具に兼用されることを特徴とする請求項1又は2記載の乗用型田植機における車外操作具の連係機構。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2011−160694(P2011−160694A)
【公開日】平成23年8月25日(2011.8.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−25364(P2010−25364)
【出願日】平成22年2月8日(2010.2.8)
【出願人】(000001878)三菱農機株式会社 (1,502)
【Fターム(参考)】