説明

代謝可能部分を含む複素環抗ウイルス化合物およびその使用

本発明は、C型肝炎ウイルス(HCV)感染を治療また予防するのに有用な置換プロドラッグまたはそれらの組成物に関する。特に、本発明は、ヒトおよび動物におけるHCV感染を治療および/または予防することに向けた治療アプローチとして、HCVの複製および/または増殖を阻止する置換ジフェニル−、ジヘテロアリール−および混合フェニルヘテロアリール置換5員環複素環化合物のプロドラッグ、これらの化合物を含有する組成物、およびこのような化合物および組成物の使用に関する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
以下の構造式に従う化合物、あるいはそれらの薬学的に受容可能な塩、水和物、溶媒和物またはN−オキシド:
A−B−C−(C(O))−N(R11)−C(O)−CX−R12
ここで、
Aは、フェニルまたは6員ヘテロアリール環であり、該環は、1個〜5個の同一または異なるR20置換基を有するが、但し、該置換基の少なくとも1個は、オルト位に位置している;
Bは、飽和、不飽和、または芳香族ヘテロ原子環であり、該環は、1個〜3個の環ヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子は、N、OおよびSから選択され、ここで、該AおよびC部分は、Bの非隣接環原子に結合されるが、但し、該Bが1個より多い環酸素原子を含むとき、該酸素原子は、隣接していない;
Cは、フェニルまたはヘテロアリール環であり、ここで、Cがフェニルであるとき、該Cは、該B部分に対して、メタ位で、−(C(O))−N(R11)−C(O)−CX−R12で置換されており、またはCがヘテロアリール基であるとき、該B部分と該−(C(O))−N(R11)−C(O)−CX−R12部分とは、それらの間のCの唯一の環原子と共に、C上に位置している;
sは、0または1である;
11は、水素、低級アルキル、−(CHR10−J−G、または次式の基からなる群から選択される:
【化1】

各Xは、別個に、Hまたはハロであるが、但し、両方のXがHになることはない;
12は、水素、−O−C(O)−アルキル、−C(O)OR16、−C(O)R17および−P(O)(OR18)OR19からなる群から選択される;
15は、低級アルキル、アリールアルキル、アリール、置換シクロヘテロアルキル、シクロヘテロアルキル、置換シクロアルキル、シクロアルキル、−C(O)OR18または−CH−OR30である;
30は、水素、低級アルキルまたは糖部分である;
16は、アリール−C〜Cアルキル、アリール、置換シクロヘテロアルキル、シクロヘテロアルキル、置換シクロアルキル、シクロアルキル、−C(O)OR16または−CH−OR30、(C1〜15)アルキルおよび(C7〜15)アリールアルキルからなる群から選択される;
17は、低級アルキル、−N(R、N−モルホリノ、N−ピペラジノおよびN−ピロリジノからなる群から選択される;
各Rは、別個に、Rであるか、あるいは、両方のRは、それらが結合する窒素原子と一緒になって、5員、6員または7員シクロヘテロアルキルを形成し、該シクロヘテロアルキルは、必要に応じて、1個〜4個の同一または異なる追加ヘテロ原子を含み、該追加ヘテロ原子は、O、NおよびSからなる群から選択される;
各Rは、別個に、水素またはRである;
は、アルキル、ヒドロキシアルキル、シクロアルキル、ヘテロアルキル、C〜Cアルキル−シクロヘテロアルキル、置換C〜Cアルキル−シクロヘテロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリールおよびヘテロアリールアルキルからなる群から選択される;
18は、H、低級アルキル、アリールまたはアリールアルキルである;
19は、H、低級アルキル、アリールまたはアリールアルキルである;
nは、0、1、2、3または4である;
各R10は、別個に、水素または低級アルキルである;
Jは、−(CH1〜3−、−O−、−O−(CH1〜3−、−CH(OH)−、−C(=O)−、−S(O)−、−C(=NR23)−、−C(=NOR29)−、−C(N−N−(R25)−、−C(N−NR27C(=O)N−(R27)−および−C(Z−R28−からなる群から選択される;
mは、0、1または2である;
23は、水素、低級アルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキルおよび置換アリールアルキルからなる群から選択される;
29は、水素、低級アルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキルおよび置換アリールアルキルからなる群から選択される;
各R25は、別個に、水素、低級アルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキルおよび置換アリールアルキルからなる群から選択される;
各R27は、別個に、水素、低級アルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキルおよび置換アリールアルキルからなる群から選択される;
各Zは、別個に、−O−または−S−である;
各R28は、別個に、低級アルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキルおよび置換アリールアルキルからなる群から選択されるか、あるいは、2個のR18’は、それらが結合するヘテロ原子と一緒になって、5員、6員または7員シクロヘテロアルキルを形成する;
Gは、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、シクロヘテロアルキルおよび置換シクロヘテロアルキルからなる群から選択される;そして
各R20は、互いに別個に、−OH、−SH、−CN、−C(O)H、−NO2、ハロ、フルオロ、クロロ、ブロモ、ヨード、低級アルキル、置換低級アルキル、低級ヘテロアルキル、置換低級ヘテロアルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、シクロヘテロアルキル、置換シクロヘテロアルキル、低級ハロアルキル、モノハロメチル、ジハロメチル、トリハロメチル、トリフルオロメチル、低級アルキルチオ、置換低級アルキルチオ、低級アルコキシ、置換低級アルコキシ、メトキシ、置換メトキシ、低級ヘテロアルコキシ、置換低級ヘテロアルコキシ、シクロアルコキシ、置換シクロアルコキシ、シクロヘテロアルコキシ、置換シクロヘテロアルコキシ、低級ハロアルコキシ、モノハロメトキシ、ジハロメトキシ、トリハロメトキシ、トリフルオロメトキシ、アミノ、低級ジ−またはモノアルキルアミノ、置換低級ジ−またはモノアルキルアミノ、アリール、置換アリール、アリールオキシ、置換アリールオキシ、フェノキシ、置換フェノキシ、アリールアルキル、置換アリールアルキル、アリールアルキルオキシ、置換アリールアルキルオキシ、ベンジル、ベンジルオキシ、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、置換ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールアルキル、置換ヘテロアリールアルキル、ヘテロアリールアルキルオキシ、置換ヘテロアリールアルキルオキシ、カルボキシル、低級アルコキシカルボニル、置換低級アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、置換アリールオキシカルボニル、アリールアルキルオキシカルボニル、置換アリールアルキルオキシカルボニル、カーバメート、置換カーバメート、カルバモイル、置換カルバモイル、チオカルバモイル、置換チオカルバモイル、尿素、置換尿素、チオ尿素、置換チオ尿素、スルファモイル、置換スルファモイルおよび式−L−R14の基からなる群から選択され、ここで、「L」は、リンカーであり、そしてR14は、シクロアルキル、置換シクロアルキル、シクロヘテロアルキルまたは置換シクロヘテロアルキルである;
但し、R11が水素または低級アルキルであるとき、R12は、水素ではない、
化合物、あるいはそれらの薬学的に受容可能な塩、水和物、溶媒和物またはN−オキシド。
【請求項2】
sが、1であり、R12が、−Hであり、そしてR11が、次式の基である、請求項1に記載の化合物:
【化2】

ここで、R15は、−CH−OR30である、
化合物。
【請求項3】
30が、糖部分である、請求項2に記載の化合物。
【請求項4】
sが、0である、請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
12が、−Hであり、R11が、次式の基である、請求項4に記載の化合物:
【化3】

ここで、R15は、低級アルキル、アリールアルキル、アリール、シクロヘテロアルキル、シクロアルキル、または−CH−OR30である、
化合物。
【請求項6】
15が、ピペリジル、ピロリジニル、t−ブチル、ベンジル、シクロブチルまたはプロピルである、請求項5に記載の化合物。
【請求項7】
15が、−CH−OR30である、請求項6に記載の化合物。
【請求項8】
30が、糖部分である、請求項7に記載の化合物。
【請求項9】
sが、0であり、そしてR11が、水素または−(CHR10−J−Gからなる群から選択され、ここで、nが、0、1または2であり、Jが、−(CH1〜3−、−C(O)−、−O−または−O−(CH1〜3−であり、そしてGが、置換アリール、シクロヘテロアルキル、置換シクロヘテロアルキルまたはヘテロアリールである、請求項1に記載の化合物。
【請求項10】
11が、水素である、請求項9に記載の化合物。
【請求項11】
Gが、ピロリジニル、モルホリニルまたはイミダゾリルである、請求項9に記載の化合物。
【請求項12】
Gが、フェニルであり、該フェニルが、メトキシ、−クロロ、フルオロ、CH−P(O)(OR)(OR)、−O−P(O)(OR)(OR)、メチル、−O−C(O)−NH−R、−NRC(O)OR、エチル−ピペラジニル、ピペラジニル、t−ブチル−O−C−(O)−ピペラジニル、−O−(CH0〜4−R、または−C(O)ORで置換されており、ここで、Rが、−H、プロピル、t−ブチル、エチル、またはモルホリニルである、請求項9に記載の化合物。
【請求項13】
sが、0である;
各Xが、クロロであり、そしてR12が、水素、−C(O)OR16、−C(O)R17および−P(O)(OR18)OR19からなる群から選択される;
16が、低級アルキル、アリールアルキル、置換シクロアルキル、またはシクロアルキルである;
17が、低級アルキル、−N(R、またはN−モルホリノからなる群から選択される;
各Rが、別個に、水素、アルキル、ヒドロキシアルキル、C〜Cアルキル−シクロヘテロアルキル、またはヘテロアリールアルキルである;そして
18およびR19が、別個に、Hまたは低級アルキルである、
請求項1に記載の化合物。
【請求項14】
12が、−P(O)(OR18)OR19である、請求項13に記載の化合物。
【請求項15】
18およびR19が、両方共に、−H、エチルまたはプロピルである、請求項14に記載の化合物。
【請求項16】
12が、−C(O)OR16である、請求項13に記載の化合物。
【請求項17】
16が、アダマンタンメチル、プロピル、−CH−フェニル、t−ブチル、シクロヘキシル、またはメチル置換シクロヘキシル、プロピル置換シクロヘキシル、またはペンチル置換シクロヘキシルである、請求項16に記載の化合物。
【請求項18】
12が、−C(O)R17である、請求項13に記載の化合物。
【請求項19】
17が、メチル、N−モルホリノ、または−N(Rである、請求項18に記載の化合物。
【請求項20】
各Rが、別個に、水素、−(CH−モルホリニル、−CH−ピリジニルまたは−(CH−OHである、請求項19に記載の化合物。
【請求項21】
sが、0であり、そしてAが、フェニルであり、フェニルが、少なくとも2個のR20基で置換されており、該R20基が、ハロ、低級アルコキシ、カルボキシル、低級ハロアルキル、シクロアルキル、低級アルコキシカルボニルおよび−L−R14からなる群から選択され、ここで、「L」が、−O−であり、そしてR14が、シクロヘテロアルキルまたは置換シクロヘテロアルキルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項22】
Aが、フェニル環を表わし、該フェニル環が、2位置および6位置で、同一または異なるR20置換基で置換されている、請求項21に記載の化合物。
【請求項23】
一方のR20が、ハロであり、そして他方のR20が、低級アルコキシ、低級ハロアルキルまたはシクロアルキルである、請求項22に記載の化合物。
【請求項24】
一方のR20が、クロロであり、そして他方のR20が、メトキシ、−CF、またはシクロプロピルである、請求項23に記載の化合物。
【請求項25】
一方のR20が、ハロであり、そして他方のR20が、カルボキシルまたは低級アルコキシカルボニルである、請求項22に記載の化合物。
【請求項26】
一方のR20が、クロロであり、そして他方のR20が、メトキシカルボニルである、請求項25に記載の化合物。
【請求項27】
一方のR20が、ハロであり、そして他方のR20が、−O−R14であり、ここで、R14が、モルホリニルまたは置換モルホリニルであり、該置換モルホリニルが、−C(O)−O−t−ブチルまたは−C(O)−CHで置換されている、請求項22に記載の化合物。
【請求項28】
sが、0であり、そしてAが、ピリジ−2−イル環、ピリジ−3−イル環またはピリジ−4−イル環を表わし、該ピリジ−2−イル環が、3位置で、R20置換基で置換されており、該ピリジ−3−イル環が、2位置および4位置で、同一または異なるR20置換基で置換されており、そして該ピリジ−4−イル環が、3位置および5位置で、同一または異なるR20置換基で置換されている、請求項1に記載の化合物。
【請求項29】
各R20が、別個に、ハロ、低級ジアルキルアミノおよび−L−R14からなる群から選択され、ここで、「L」が、−O−であり、そしてR14が、シクロヘテロアルキルである、請求項28に記載の化合物。
【請求項30】
各R20が、別個に、クロロ、−N(CH、および−O−R14からなる群から選択され、ここで、R14が、モルホリニルである、請求項29に記載の化合物。
【請求項31】
sが、0であり、そしてCが、フェニル環、ピリジ−2−イル環またはピリジ−3−イル環を表わす、請求項1に記載の化合物。
【請求項32】
sが、0であり、そしてBが、イソキサゾリル、ピラゾリル、オキサジアゾリルまたはトリアゾリル環を表わす、請求項1に記載の化合物。
【請求項33】
sが、0であり、そしてBが、
【化4】

であり、ここで、D、EおよびFが、それぞれ、互いに別個に、N、OおよびCHから選択されるが、但し、D、EおよびFの少なくとも2個が、CH以外のものであり、そしてDおよびEが、両方共に同時にOになることはない、請求項1に記載の化合物。
【請求項34】
sが、0であり、そして各Xが、−Clである、請求項1に記載の化合物。
【請求項35】
以下からなる群から選択される、請求項34に記載の化合物:
【化5】

ここで、RおよびRは、R20であり、それぞれ、互いに別個に、−OH、−NO、ハロ、フルオロ、クロロ、ブロモ、ヨード、低級アルキル、メチル、低級ヘテロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、5員または6員シクロヘテロアルキル、N−モルホリニル、N−メチル−N−ピペラジニル、N−ピペラジニル、置換N−ピペラジニル、4−(N−ピペラジニル)−N−ピペラジニル、4−アミノ−N−ピペラジニル、低級アルコキシ、メトキシ、エトキシ、低級アルキルチオ、メチルチオ、低級ハロアルキル、モノハロメチル、ジハロメチル、トリハロメチル、トリフルオロメチル、低級ハロアルキルオキシ、モノハロメトキシ、ジハロメトキシ、トリハロメトキシ、トリフルオロメトキシ、アリール、フェニル、アリールアルキル、ベンジル、アリールオキシ、フェノキシ、アリールアルキルオキシ、ベンジルオキシ、5員または6員ヘテロアリール、低級アルキルオキシカルボニル、スルファモイルおよび−L−R14からなる群から選択され、ここで、Lは、−(CH1〜3−または−O−(CH1〜3−であり、そしてR14は、5員または6員シクロヘテロアルキルまたはN−モルホリニルである、
化合物。
【請求項36】
およびRが、それぞれ、互いに別個に、クロロ、ブロモ、ヨードおよびフルオロからなる群から選択される、請求項35に記載の化合物。
【請求項37】
Dが、Oであり、Eが、Nであり、そしてFが、CHである、請求項35に記載の化合物。
【請求項38】
Dが、Nであり、Eが、Oであり、そしてFが、CHである、請求項35に記載の化合物。
【請求項39】
12が、−Hであり、そしてR15が、低級アルキル、アリールアルキル、アリール、シクロヘテロアルキル、シクロアルキル、または糖部分である、請求項35に記載の化合物。
【請求項40】
15が、ピペリジル、ピロリジニル、t−ブチル、ベンジル、シクロブチルまたはプロピルである、請求項39に記載の化合物。
【請求項41】
16が、低級アルキルまたはシクロアルキルである、請求項35に記載の化合物。
【請求項42】
16が、t−ブチルまたはアダマンタンである、請求項41に記載の化合物。
【請求項43】
18が、−Hまたは低級アルキルであり、そしてR19が、Hまたは低級アルキルである、請求項35に記載の化合物。
【請求項44】
18およびR19が、両方共に、−H、エチルまたはプロピルである、請求項43に記載の化合物。
【請求項45】
sが、0であり、そしてGが、アリールまたは置換アリールである、請求項1に記載の化合物。
【請求項46】
Gが、フェニルであり、該フェニルが、水素、−F、−Cl、−OMe、−COH、−COt−Bu、−CHCOEt、メチル−OC(O)CH、−OC(O)CHN(CH、−OC(O)CHN(CH)Boc、−OC(O)CHNH(CH)、または
【化6】

からなる群から選択される1個またはそれ以上の基で置換されている、請求項45に記載の化合物。
【請求項47】
sが、0であり、そしてGが、置換アリールアルキルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項48】
Gが、
【化7】

である、請求項47に記載の化合物。
【請求項49】
sが、0であり、そしてGが、ヘテロアリールである、請求項1に記載の化合物。
【請求項50】
Gが、
【化8】

である、請求項49に記載の化合物。
【請求項51】
sが、0であり、そしてGが、シクロヘテロアルキルまたは置換シクロヘテロアルキルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項52】
Gが、
【化9】

である、請求項51に記載の化合物。
【請求項53】
C型肝炎ウイルス粒子を含む細胞に投与したとき、前記化合物が、HCVの複製および/または増殖を阻止し、そしてインビトロアッセイで測定したとき、10μM以下のIC50を有する、請求項1に記載の化合物。
【請求項54】
表1〜13で提供されたものからなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項55】
薬学的に受容可能なビヒクルと請求項1〜54のいずれか1項に記載の化合物とを含有する、組成物。
【請求項56】
C型肝炎(「HC」)ウイルス粒子の複製および/または増殖を阻止する方法であって、HCウイルス粒子を、該HCウイルス粒子の複製および/または増殖を阻止するのに有効な量の請求項1〜55のいずれか1項に記載の化合物と接触させる工程を包含する、方法。
【請求項57】
インビトロで実行される、請求項56に記載の方法。
【請求項58】
インビボで実行される、請求項56に記載の方法。
【請求項59】
HCV感染を治療または予防する方法であって、被験体に、HCV感染を治療または予防するのに有効な量の請求項1〜54のいずれか1項に記載の化合物を投与する工程を包含する、方法。
【請求項60】
前記被験体が、ヒトである、請求項59に記載の方法。
【請求項61】
前記化合物が、約0.1mg/kg/日〜200mg/kg/日の量で、投与される、請求項59に記載の方法。
【請求項62】
前記化合物が、約10mg/kg/日〜100mg/kg/日の量で、投与される、請求項59に記載の方法。
【請求項63】
前記化合物が、経口的、静脈内または皮下的に投与される、請求項59に記載の方法。
【請求項64】
HCV感染に罹った被験体において、治療的に実行される、請求項59に記載の方法。
【請求項65】
HCV感染を発症するリスクがある被験体において、予防的に実行される、請求項59に記載の方法。
【請求項66】
置換複素環化合物を合成するのに有用な中間体化合物であって、該中間体化合物は、構造式(IV)で規定された構造を有する:
【化10】

ここで、A、B、CおよびR15は、請求項1で定義したとおりである、
中間体化合物。
【請求項67】
構造式(XI)に従う複素環化合物を合成する方法:
【化11】

ここで、A、B、C、XおよびR15は、請求項1で定義したとおりであり、該方法は、請求項28に記載の化合物をジハロアセチル化して、それにより、構造式(XI)に従った化合物を生じる工程を包含する、方法。
【請求項68】
式(XII)を有する、請求項1に記載の化合物:
【化12】

ここで、
は、ヒドロキシル、C〜Cアルコキシ、C〜Cヒドロキシアルコキシ、C〜Cアルコキシ−C〜Cアルコキシ、ポリ−C〜Cアルコキシまたは糖部分である;そして
およびRは、R20であり、それぞれ、互いに別個に、−OH、−NO、ハロ、フルオロ、クロロ、ブロモ、ヨード、低級アルキル、メチル、低級ヘテロアルキル、(C−C)シクロアルキル、5員または6員シクロヘテロアルキル、N−モルホリニル、N−メチル−N−ピペラジニル、N−ピペラジニル、置換N−ピペラジニル、4−(N−ピペラジニル)−N−ピペラジニル、4−アミノ−N−ピペラジニル、低級アルコキシ、メトキシ、エトキシ、低級アルキルチオ、メチルチオ、低級ハロアルキル、モノハロメチル、ジハロメチル、トリハロメチル、トリフルオロメチル、低級ハロアルキルオキシ、モノハロメトキシ、ジハロメトキシ、トリハロメトキシ、トリフルオロメトキシ、アリール、フェニル、アリールアルキル、ベンジル、アリールオキシ、フェノキシ、アリールアルキルオキシ、ベンジルオキシ、5員または6員ヘテロアリール、低級アルキルオキシカルボニル、スルファモイルおよび−L−R14からなる群から選択され、ここで、Lは、−(CH1〜3−または−O−(CH1〜3−であり、そしてR14は、5員または6員シクロヘテロアルキルまたはN−モルホリニルである、
化合物。
【請求項69】
およびRが、それぞれ、互いに別個に、クロロ、ブロモ、ヨードおよびフルオロからなる群から選択される、請求項68に記載の化合物。
【請求項70】
が、置換または非置換テトラヒドロピランまたは6−(ヒドロキシメチル)−テトラヒドロ−2H−ピラン−2,4,5−トリオール、ヘキサヒドロピラノ[2,3−d][1,3]ジオキシン−5,7−ジオールまたは5,7−ジヒドロキシ−ヘキサヒドロピラノ[2,3−d][1,3]ジオキシン−2−オン、6−ヒドロキシ−4−(ヒドロキシメチル)−テトラヒドロ−3aH−[1,3]ジオキソロ[4,5−c]ピラン−2−オン、または以下の構造のいずれか1つである、請求項68に記載の化合物:
【化13】

ここで、R50、R60およびR70は、別個に、C〜Cアルキル、C〜Cアルキルアリール、アシル、C〜Cアルキル−C(=O)−アリール、C〜Cアルキル−C(=O)−C〜Cアルキル、アセチル、ベンゾイル、ベンジル、第三級ブチルジメチルシリル、第三級ブチルジフェニルシリル、水素、または−Si(R100であり、ここで、各R100は、同一または異なり、そしてC〜CアルキルまたはC〜Cアルキルアリールである;R80は、C〜Cアルキル、メチルまたは水素である;そしてR90は、−H、またはいずれかのアルキル鎖またはアリール基または置換アリール基である、
化合物。
【請求項71】
50、R60およびR70が、別個に、
【化14】

であり、
80が、−Hまたは−CHである;そして
90が、C〜Cアルキル、アリールまたは置換アリールである、請求項70に記載の化合物。
【請求項72】
【化15】

である、請求項68に記載の化合物。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8A】
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【図8B】
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【図9A】
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【図9B】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【公表番号】特表2007−530582(P2007−530582A)
【公表日】平成19年11月1日(2007.11.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−505199(P2007−505199)
【出願日】平成17年3月25日(2005.3.25)
【国際出願番号】PCT/US2005/009909
【国際公開番号】WO2005/097760
【国際公開日】平成17年10月20日(2005.10.20)
【出願人】(504294145)ライジェル ファーマシューティカルズ, インコーポレイテッド (63)
【Fターム(参考)】