説明

停電情報利用電気自動車用ナビゲーション装置

【課題】電気自動車の走行用バッテリに充電を行う充電ステーションの利用に際して、充電ステーションが停電であることにより利用不能になって立ち往生することを防止可能な「停電情報利用電気自動車用ナビゲーション装置」とする。
【解決手段】停電地域と停電時間を含む停電情報を電力会社等のサイトから取り込み、電気自動車用充電ステーションのアイコン表示に際して、停電地域内に存在する充電ステーションのアイコンをグレイアウト表示等により他の地域とは異なった態様で表示する。充電施ステーション検索でリスト表示する時には、停電地域内の充電ステーションはグレイアウト表示等の、他の地域とは異なった態様で表示を行う。途中で充電ステーションを利用する誘導経路を走行する時、利用予定充電ステーションが停電の時には、それに近接して停電地域外の充電ステーションを検索し、新たな経由地として誘導経路を演算する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、充電ステーション等でバッテリに充電してモータにより走行する電気自動車用のナビゲーション装置に関し、特に電力会社等が提供する停電情報を用いて、停電により利用できない充電ステーションを案内すると共に、適切な充電ステーションを案内することができるようにした停電情報利用電気自動車用ナビゲーション装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年は自動車の環境対策、及び省エネルギー化等のため電気自動車が注目され、次第に普及しようとしている。電気自動車は車両に搭載したバッテリに充電を行い、それによりモータを駆動して走行するため、比較的大型のバッテリを搭載し、ガソリン車におけるガソリンスタンドのような充電ステーションや、大型商店やコンビニ、更には各種大型施設に充電施設を設け、バッテリに充電を行うことが考えられている。以下、このような充電設備を備えた施設を「充電ステーション」と総称する。
【0003】
現在の電気自動車は種々のものが存在し、搭載するバッテリの容量によっても異なるが、1回の満充電によって120km程度走行できるようになっている。しかしながら、従来のガソリン車と比較すると1回の充電で走行可能な距離数は短い。そのため電気自動車は比較的狭い範囲を定期的に利用するために使用されることが考えられるが、一般家庭用の電気自動車としては、既に設置している充電ステーションを利用しながら、行楽等のために比較的遠方に走行するために使用する場合も多く存在する。
【0004】
電気自動車の前記の使用形態を考えると、いずれにしても従来のガソリン自動車よりも走行用のエネルギー確保に注意を払う必要があるが、特に電気自動車の普及期においては前記のような充電ステーションが少ない状態で使用することになるため、更に充電ステーションの利用に配慮が必要となる。
【0005】
このように電気自動車にとって充電ステーションは極めて重要な存在であるのに対して、その充電ステーションはできる限り充電時間を少なくするために、比較的高圧の電源設備を用いて充電を行うことになるため、充電ステーションに充電用のバッテリ設備を設けることなく、外部電源を直接用いて電気自動車のバッテリに対して充電することとなる。そのため充電ステーションが停電の時には、一切充電を行うことができないのが通常である。
【0006】
なお、停電または瞬停エリアを表示する地図データを作成し、状況に応じてメンテナンスを行う技術は特許文献1に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2006−149026号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
前記のように電気自動車の利用者にとって、充電ステーションが停電している情報は極めて重要であるのに対して、従来は充電ステーションが停電地域内に存在するか否かの案内が行われず、走行用バッテリの残存電力量が少なくなったことにより、充電ステーションに走行したときに初めてその充電ステーションが停電していることに気が付くことになり、そこで充電を行うことができないことにより、それ以降の走行を行うことができず、立ち往生してしまう。
【0009】
特に大規模災害発生時等には広域の一斉停電が発生しないように、予め地域を分割してグループ分けし、順番に停電させる計画停電を行う場合がある。この計画停電は予め地域と停電時間は決められているものの、利用しようとする充電ステーションはどの地域でどのグループに属し、停電時間がどのようになっているかの情報を知ることは困難である。
【0010】
このことは特に比較的遠方に走行する時、予め途中の特定の充電ステーションで充電を行うことを前提として誘導経路を設定している場合には、実際の走行時にその充電ステーションに到着した時に停電であった場合は、それ以降の走行が困難となることが考えられる。
【0011】
したがって本発明は、電気自動車の走行用バッテリに充電を行う充電ステーションの利用に際して、充電ステーションに走行した際に停電であることによって充電することができず、利用者がその後の対応に苦慮することを、電力会社等から提供される停電情報を利用して防止することができるようにした停電情報利用電気自動車用ナビゲーション装置を提供することを主たる目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明に係る停電情報利用電気自動車用ナビゲーション装置は、前記課題を解決するため、停電地域と停電時間を含む停電情報を取り込む停電情情報取込手段と、電気自動車用充電ステーションを検索する充電ステーション検索手段と、地図と共に前記電気自動車用充電ステーション検索手段で検索した充電ステーションのアイコンを含む施設アイコンを当該地図上に表示する地図表示手段とを備え、前記地図表示手段では、前記停電情報取込手段で取り込んだ停電情報により、停電地域内に存在する電気自動車充電ステーションのアイコンを、他の地域の充電ステーションのアイコンとは異なった態様で表示を行うことを特徴とする。
【0013】
本発明に係る他の停電情報利用電気自動車用ナビゲーション装置は、停電地域と停電時間を含む停電情報を取り込む停電情情報取込手段と、電気自動車用充電ステーションを検索する充電ステーション検索手段と、前記充電ステーション検索手段で検索した充電ステーションをリスト表示する検索結果リスト表示手段とを備え、前記検索結果リスト表示手段では、前記停電情報取込手段で取り込んだ停電情報により、停電地域内に存在する電気自動車充電ステーションのリスト表示部分を、他の地域の充電ステーションのリスト表示部分とは異なった態様で表示を行うことを特徴とする。
【0014】
本発明に係る他の停電情報利用電気自動車用ナビゲーション装置は、停電地域と停電時間を含む停電情報を取り込む停電情情報取込手段と、電気自動車用充電ステーションを検索する充電ステーション検索手段と、現在位置から途中の利用予定充電ステーションを経て目的地に至る誘導経路を演算する誘導経路演算手段と、前記停電情報取込手段で取り込んだ停電情報により、前記利用予定充電ステーションが停電により利用できないことを検出する利用予定充電ステーション利用不能検出手段とを備え、前記充電ステーション検索手段では、前記利用予定充電ステーション利用不能検出手段で利用予定の充電ステーションが停電で利用できないことを検出した時、停電地域外の充電ステーションを検索し、前記誘導経路演算手段では前記停電地域外の充電ステーションを経由して目的地に至る誘導経路を演算することを特徴とする。
【0015】
本発明に係る他の停電情報利用電気自動車用ナビゲーション装置は、前記停電情報利用電気自動車用ナビゲーション装置において、現在位置から誘導経路上の所定位置に至る走行予定時間を算出する走行予定時間算出手段を備え、前記利用予定充電ステーション利用不能検出手段では、前記走行予定時間算出手段により算出した前記利用予定充電ステーションに至る予定時間が、前記停電情報の停電時間の範囲内にあることを検出した時、利用予定充電ステーションが利用不能であることを検出することを特徴とする。
【0016】
本発明に係る他の停電情報利用電気自動車用ナビゲーション装置は、前記停電情報利用電気自動車用ナビゲーション装置において、前記停電情報取込手段で取り込んだ停電情報により、目的地が停電中であることを検出したとき警告出力を行う警告手段を備えたことを特徴とする。
【0017】
本発明に係る他の停電情報利用電気自動車用ナビゲーション装置は、前記停電情報利用電気自動車用ナビゲーション装置において、前記利用予定充電ステーション利用不能検出手段で利用予定の充電ステーションが停電で利用できないことを検出した時、その旨の警告出力を行う警告出力手段を備えたことを特徴とする。
【0018】
本発明に係る他の停電情報利用電気自動車用ナビゲーション装置は、停電地域と停電時間を含む停電情報を取り込む停電情情報取込手段と、電気自動車用充電ステーションを検索する充電ステーション検索手段と、利用した充電ステーションを記憶する利用充電ステーション記憶手段と、前記利用充電ステーション記憶手段のデータにより通常利用する充電ステーションを検出する通常利用充電ステーションが前記停電情報により停電中であることを検出する通常利用充電ステーション停電検出手段とを備え、前記通常利用充電ステーション停電検出手段で通常利用している充電ステーションが停電であることを検出した時には、利用者にその旨の警告を出力する警告出力手段を備えたことを特徴とする。
【0019】
本発明に係る他の停電情報利用電気自動車用ナビゲーション装置は、前記停電情報利用電気自動車用ナビゲーション装置において、前記通常利用充電ステーション停電検出手段で通常利用している充電ステーションが停電であることを検出し、且つ停電地域外で現在のバッテリ残量で走行可能な範囲に充電ステーションが存在しないことを検出した時には、利用者にその旨の警告を出力する警告出力手段を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0020】
本発明は上記のように構成したので、電気自動車の走行用バッテリに充電を行う充電ステーションの利用に際して、充電ステーションに走行した際に停電であることによって充電することができず、利用者がその後の対応に苦慮することを、電力会社等から提供される停電情報を利用して防止することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明の実施例の機能ブロック図である。
【図2】同実施例の作動フロー図である。
【図3】図2のステップS7の処理を行う作動フロー図である。
【図4】図2のステップS9の処理を行う作動フロー図である。
【図5】電気自動車充電ステーションの案内画面例を示す図であり、(a)は停電前の状態を示し、(b)は停電後の状態を示している。
【図6】(a)は停電発生時の周辺充電ステーション検索時のリスト表示例を示す図であり、(b)は停電発生時の周辺充電ステーション案内画面表示例を示す図である。
【図7】(a)は誘導経路走行時の停電発生前の表示例を示し、(b)は同停電発生後の表示例を示す。
【図8】停電情報を携帯電話によって受信した時の表示例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【実施例】
【0022】
本発明の実施例を図面に沿って説明する。図1は本発明における停電情報利用電気自動車用ナビゲーション装置において、特に停電情報を利用して電気自動車の充電ステーションを案内することができるようにした機能部分を主として示す機能ブロック図であり、本発明を各種の態様で実施することができるようにした機能ブロック図を示している。なお、同図において、各機能を行う機能部は、それぞれ各機能を行う手段ということができる。
【0023】
図1の例においては、電気自動車1のナビゲーション装置11において、通信部21にデータ通信可能に接続した携帯電話2から、この携帯電話2が接続するインターネット網6を介して電力会社3が提供している計画停電情報5を含む各種の停電情報4を取り込むことができるようにした例を示している。
【0024】
即ち、このナビゲーション装置11においては、通信部21が携帯電話2の外部機器接続部7と接続し、電力会社3がインターネット網6を介して広く提供している停電情報4を停電情報取込部22で取り込むようにしている。この時取り込む停電情報としては、特に携帯電話2では比較的データ量の少ないリスト表示形式のものであり、例えば図8に示すような停電情報を取り込むことができる。なお、このような停電情報は基本的には前記のような電力会社の情報提供サイトから直接取り込むことができるものであるが、それ以外に各種情報提供サイトからこの情報を適宜加工した停電情報を取り込むこともできる。
【0025】
図8に示す例においては、携帯電話が前記のようにインターネット網に接続して、電力会社のホームページにアクセスすることにより、停電情報を取り込むことができ、その際には最初同図(a)のように都道府県の指定画面が表れると共に、その画面において実際に停電が発生している情報として、図示の例では「千葉県で停電が発生しております。」の表示と共に、その情報の発信日時、及び停電軒数を表示し、図示の例では千葉県全域で600軒であることを表示した例を示している。
【0026】
図8の例においては、同図(a)の画面において、停電が発生しているという千葉県を選択した例を示しており、それにより同図(b)のような千葉県内の市区町村を選択する画面が表示され、市区町村の表示欄が表れると共に、実際に停電が発生している市区町村については停電している軒数を表示している。また、この画面に表示することができない市区町村は次頁送りによって表示することができるようにしている。
【0027】
図8(b)の画面において「印西市」を選択した時の状態を同図(c)に示しており、同図の例においては特に「詳細情報」として、「4月1日10:01頃より、以下の地域で停電が発生しております。ご不便をおかけしておりますが、現在復旧に向けて作業を進めておりますので、今しばらくお待ちください。復旧は4月1日16:10頃を見込んでおります。」の表示を行った例を示している。図8(c)の例においては、選択している印西市においては200軒が停電しており、その内訳を市内の町単位で表示している。
【0028】
図8の例においては停電情報をデータ量の少ないリスト表示データを受信したときの例を示しているが、電力会社から提供される停電情報はそれ以外に停電発生地域を地図表示することができるデータも発信されており、携帯電話の機能によってこれを取り込むことができる時には、前記リスト表示データ共に、地図表示用データも取り込むことができる。また、前記のような計画停電情報についても同様に取り込むことができる。
【0029】
図1のナビゲーション装置11の通信部21における停電情報取込部22では前記のような種々の停電情報を取り込み、本発明における各種の機能部でこのデータを利用することができるようにしている。停電地域検出部23では、前記のような停電情報に基づいて、実際に停電している地域の情報を取り込み、自車両近辺の地域を指定し、或いは誘導経路を設定している時には誘導経路が存在する地域近傍での停電地域を検出する。
【0030】
停電予定時間取込部24では、特に停電地域検出部23で検出した前記のような所定の地域について、特にその停電が復旧する日時を取り込む。走行予定時間算出部25では、特に現在の車両が誘導経路演算部12で演算した誘導経路に従って走行している時、停電地域検出部23で検出した誘導経路に関連する地域について、その地域を走行することとなる走行予定時間を算出する。
【0031】
停電時間中走行検出部26では、前記停電地域検出部23で検出した誘導経路走行路に関連する地域について、停電予定時間取込部24で取り込んだ停電予定時間を考慮し、走行予定時間算出部25で算出した走行予定時刻と比較し、停電時間中に自車両がその停電地域を走行することになることを検出する。
【0032】
停電時間中走行検出部26で、誘導経路走行中に停電地域を走行することになるという情報は、誘導経路演算部12の経由地設定部15における利用充電ステーション設定部16において利用し、また警告出力部40ではその情報に基づいた警告出力を行うこととなる。
【0033】
ナビゲーション装置11における残存電力量検出部30では、この電気自動車1における走行用バッテリの残存電力量を検出する。この残存電力量は、ガソリン車のタンク内残量のメータ表示と同様に、電気自動車の走行にとって重要な情報であるので、別途それを検出しているため、ここではそのデータを取り込むのみで検出することができる。
【0034】
走行可能距離算出部31では、前記残存電力量検出部30で検出した走行用バッテリの残存電力量でこの車両が走行できる距離を、この車両において予め設定している、単位電力量あたりの走行可能距離データに基づいて算出する。
【0035】
充電ステーション検索部32では、現在車両が誘導経路に従って走行していない時も、また誘導経路に従って走行している時も、利用者が所定域内の充電ステーションを知りたいと思った時、その旨の指示を行うことによって充電ステーションの検索を行うものであり、多くの場合、現在位置周辺の充電ステーションの検索指示があった時ここでの検索がなされる。
【0036】
充電ステーション検索部32における停電地域内充電ステーション検出部33では、前記のように検索して得られた充電ステーションの中で、現在停電中の地域内に存在する充電ステーションを検出する。また、走行可能距離内充電ステーション検出部34では、検索した充電ステーションの中で、前記走行可能距離算出部31で算出した走行可能距離内に存在する充電ステーションを検出する。
【0037】
地図表示部35ではナビゲーション装置11における各種の地図を表示するものであるが、特に本発明に関連する機能として、地図中に各種施設のアイコンを表示するアイコン表示部36に、停電中充電ステーションアイコン変更表示部37を備えており、ここでは例えば図5に示すようなアイコン表示処理を行う。
【0038】
即ち図5に示す例においては、通常の地図表示に際して同図(a)の電気自動車充電ステーション案内画面例として示すように、充電ステーションのアイコンを明瞭表示するのに対して、同図(b)のような停電地域Tが存在するときには、その地域内に存在する充電ステーションについてはグレイアウト表示等の、停電していない地域の充電ステーションよりは目立たないように変更して表示を行う。図示の例では充電ステーションST1〜ST4が停電地域T内に存在しており、他の地域の充電ステーションmpアイコンとは異なった目立たない表示を行った例を示している。
【0039】
検索結果リスト表示部27では、前記充電ステーション検索部32で検索した結果をリスト表示する処理を行うものであり、その中の停電地域内充電ステーション変更表示部28では、例えば図6(a)に現在位置周辺の施設検索に際して充電ステーションのジャンルを選択して検索した時の例を示すように、充電ステーションST1の○○石油東台店〜ST14の・・・石油大原店については前記図5(b)に示すように停電地域T内に存在するので、その表示欄をグレイアウト表示して、他の停電していない地域の充電ステーションの表示欄とは異なった表示を行う。
【0040】
図1の例においては検索結果リスト表示部27に通常利用充電ステーション停電変更表示部29を備え、このナビゲーション装置の利用者が充電ステーションで充電を行った時、利用充電ステーション記憶部38にこれを蓄積して記憶しておき、停電発生時に通常利用している充電ステーションが停電地域内に存在することを前記手法によって検出した時には、その信号を取り込んで、例えば図6(a)の充電ステーションST1、ST2のような表示を行う。
【0041】
即ち図6(a)に示す例においては、通常利用している充電ステーションST1、ST2について、同じ停電地域内でも他の充電ステーションST3、ST4よりも図示するように文字を小さく表示し、或いは表示欄を他とは異なった色で表示する等、変更した表示を行う。このような表示と、後述する警告出力部40の通常利用充電ステーション停電警告部41によって、例えば図6(a)に示すように「停電注意」のような警告表示を行うことにより、現在の停電では充電ステーションの利用に十分注意する必要があること示す。
【0042】
ナビゲーション装置11における誘導経路演算部12は、従来のナビゲーション装置が備えている誘導経路を演算して提示する機能を行うものであり、利用者によって確定した後はその誘導経路に沿って車両を目的地に案内することになるが、そのため現在位置検出部13でGPSの利用等によって現在位置を正確に検出し、目的地設定部14において各種手法により利用者によって目的地を設定し、経由地設定部15において必要に応じ経由地を設定することにより、現在位置から経由地を経て目的地に至る誘導経路を演算している。
【0043】
本発明においては特に経由地設定部15に、この電気自動車1が目的地に至るまでに現在の残存電力量では走行することができないことが、前記走行可能距離算出部31の算出によってわかった時に、その走行可能距離の範囲内で且つある程度走行可能距離の限界に近い範囲で、しかもできる限り目的地へ直接走行する経路に近い場所にある充電ステーションを検索して、これを経由地に設定する。
【0044】
通常はこのような処理を行う利用充電ステーション設定部16には、利用予定充電ステーション停電検出部17を備え、前記のようにして設定した充電を行う予定の充電ステーションを経由地として走行する時、また走行している時、停電情報取込部22で取り込んだ停電情報によってその充電予定ステーションが、現在停電中であることを検出する。
【0045】
利用予定充電ステーション停電解消時間検出部18では、前記利用予定充電ステーションが現在停電中であることを検出したとき、その停電が復旧する予定の時刻を取り込む。このような停電が復旧する時刻は、前記図8(c)に示すように停電情報における詳細情報に含まれていることが多く、この情報を取り込むことにっより現在の停電が復旧する予定時刻を知ることができる。
【0046】
利用予定充電ステーション利用不能検出部19においては、前記走行予定時間算出部25の機能を用いて利用予定充電ステーションへの走行予定時間を算出し、利用予定充電ステーションが停電中に走行することになるかを検出する。このようにして利用予定充電ステーションに走行する時にその充電ステーションが停電中である際には、停電地域外充電ステーション検出部20において、停電地域外で利用可能な充電ステーションを検出し、これを新たな充電予定充電ステーションとしての経由地に設定して、誘導経路の演算を行う。したがって以降は、新たな誘導経路にしたがって案内を行う。
【0047】
それにより、例えば図7(a)に太線道路で示すような現在位置Pから目的地Aに向けての誘導経路に沿って走行する時、或いは走行している時、最初の予定では充電予定地Bにおける充電ステーションで充電を行うことにしている時に、同図(b)に示すような停電情報が取り込まれ、停電地域Tの中に充電予定地Bの充電ステーションが入っていることを検出した際において、その充電ステーションに走行するまでに停電が復旧していないことを検出した場合には、停電地域外で、できる限り以前の誘導経路に近い充電ステーションを検索し、その結果推奨充電地点Cとして示す位置の充電ステーションを新たな充電ステーションとし、その地点を新たな経由地に設定して、図中破線道路で示すような新たな誘導経路を設定する。
【0048】
警告出力部40においては、充電ステーションが前記のような各種の処理に際して停電中であることを検出した時、利用者に警告を出力するものであり、その中の通常利用充電ステーション停電警告部41では、前記のように日常の充電ステーションの利用を記憶する利用充電ステーション記憶部38のデータを用いて通常時に利用している充電ステーションを検出し、通常利用充電ステーション停電検出部39でその通常利用している充電ステーションが停電であることを検出した際には、その旨の警告出力を行う。
【0049】
このような警告を出力する状態では、このナビゲーション装置では停電地域に入っていない最寄りの充電ステーションを充電ステーション検索部32で検索し、例えば図6(b)に示す例では現在のバッテリ残存電力量を勘案して、走行可能距離内に存在する充電ステーションST5を推奨充電ステーションとして提示する。
【0050】
その結果、図6(b)に示すように、「以前から利用している充電ステーション(ST1、ST2)が現在停電のため利用できません。現在の電池残量ではST5が利用可能です。」のような警告出力表示と、推奨充電ステーションの提示を行う。それにより利用者はいつも利用している充電ステーションが停電であることを知らずにその充電ステーションに走行して充電できず、立ち往生することが無くなると共に、適切な充電ステーションの案内を受けることができるようになる。
【0051】
警告出力部40における走行可能範囲内停電地域外充電ステーション不存在警告部42では、停電情報を取り込んだ後、現在のバッテリ残存電力量で走行可能な距離の範囲内で、停電地域外の充電ステーションを検索した結果、そのような充電ステーションが存在しないことを検出した時、即ち前記図6(b)の例において充電ステーションST5が存在しなかった場合には、停電が復旧するまで走行を控えるべきである旨の警告出力を行う。
【0052】
目的地停電警告部43では、誘導経路にしたがって走行する時、或いは走行している時、目的地が現在停電であるか、或いは目的地に到着する時間を算出してその時点までに停電が解消していない時に、目的地は停電であることを警告出力する。それにより目的地に到着した時に停電であることにより、本来の目的を達成することができず、目的地に行く意味が無くなってしまうことが無くなる。その時には利用者は、停電が復旧してから到着できるように出発を延期するか、途中で時間待ちを行う、等の対策を講じることができるようになる。
【0053】
利用予定充電ステーション停電警告部44では、前記のように利用予定充電ステーション利用不能検出部19で、最初に利用予定充電ステーションとして設定した充電ステーションが停電であることを検出した時、その後の走行ができなくなる可能性がある危険な状態であるので、その旨の警告を出力する。
【0054】
図1に示す例においては、電気自動車にとって重要な充電ステーションの利用が、停電によって利用できなくなる問題を、充電ステーションのアイコン表示の変更、充電ステーションの検索結果のリスト表示の変更、通常利用している充電ステーションは停電で利用できないことの警告、現在利用可能な充電ステーションの提示、誘導経路走行時の目的地の停電警告出力、誘導経路走行時に途中で利用する予定の充電ステーションが停電で利用できないことの警告出力、更には代替の推奨充電ステーションの提示、等々の処理を行うことができる。
【0055】
図1に示すような機能ブロックからなる本発明の実施例においては、例えば図2に示すような作動フローにしたがって作動させることによって本発明を実施することができる。即ち図2に示す停電情報による電気自動車充電ステーション案内処理に際しては、最初車載機と接続している携帯電話で停電情報サイトにアクセスする(ステップS1)。このアクセスに際しては、車載機側のナビゲーション装置等が備えているアプリケーションによって定期的にアクセスすることによって実施することができる。
【0056】
その後上記のようにして停電情報サイトにアクセスして取り込んだ停電情報に、実際に現在停電地域情報が存在するか否かを判別する(ステップS2)。その判別の結果、現在は停電地域情報は存在しないと判別した時には、ステップS8に進んで、地図上のアイコンを通常状態で表示し、ステップS1に戻って前記作動を繰り返す。
【0057】
即ち、電力会社等から取り込んだ停電情報の中に現在停電している地域が存在するか、あるいは計画停電のように予め停電を行う地域と時間帯が決められている停電情報等が存在しない時には、ナビゲーション装置のモニタに表示する地図において、各種アイコンは通常の表示を行うこととし、それにより充電ステーションについても通常の態様によって表示がなされる。
【0058】
それに対してステップS2において停電地域情報が存在すると判別した時には、ステップS3に進んで、車両は誘導経路に沿って走行するか否かを判別する。ここで、現在車両は誘導経路に沿って走行しようとしている時、或いは誘導経路に沿って走行しており、以降もその走行を継続しようとしている時には、ステップS9に進んで、図4に示すような誘導経路走行時の停電情報による電気自動車の充電ステーション案内の処理を行う。
【0059】
それに対してステップS3で誘導経路に沿って走行しないと判別した時には、ステップS4に進んで、地図上に充電ステーションのアイコンを表示するか否かを判別し、充電ステーションのアイコンを表示すると判別した時、即ち、地図の表示設定によって現在は地図上にアイコンを表示する状態であると判別した時、或いは利用者によって特に充電ステーションの位置を表示させる指示があった時には、ステップS5に進んで停電地域内にある充電ステーションの地図上のアイコン表示をグレイアウト処理等によって表示態様を変更して表示させる。
【0060】
その後、前記ステップS4で地図上に充電ステーションのアイコンを表示させないと判別した時と共にステップS6に進み、近くの充電ステーションの検索を行うか否かの判別を行う。ここで近くの充電ステーションの検索を行わないと判別した時には、ステップS1に戻って前記作動を繰り返す。また、ステップS6において近くの充電ステーションの検索を行うと判別した時には、ステップS7に進んで、図3に示すような近くの充電ステーションの検索と表示処理を行う。
【0061】
図3に示す近くの充電ステーションの検索と表示処理の例においては、最初に近くの充電ステーションの検索を行う(ステップS11)。この検索は多くのナビゲーションが通常備えている近くの施設を検索する機能によって実施することができ、図1の例においては充電ステーション検索部32で行っている。
【0062】
近くの充電ステーションの検索を行った後にはステップS12に進んで、停電地域内に充電ステーションは存在するか否かを判別する。ここで停電地域内に充電ステーションが存在しないと判別した時には、ステップS20に進んで、検索結果を通常状態でリスト表示し、その後この充電ステーションの検索処理を終了し、図2のステップS1に戻って前記作動を繰り返す。
【0063】
それに対して停電地域内に近くの充電ステーションが存在すると判別した時には、停電地域内にある充電ステーションをグレーアウト等の他とは変化させた状態でリスト表示する(ステップS13)。図3の例では更にその後ステップS14に進み、この電気自動車の走行用バッテリ残量を検出し、そのバッテリ残量によりこの電気自動車が走行できる距離を算出する(ステップS15)。
【0064】
このバッテリ残量で走行可能な距離に基づき、走行可能な範囲内で停電地域外に充電ステーションの検索を行い(ステップS16)、走行可能距離内で停電地域外に充電ステーションが存在するか否かを判別する(ステップS17)。ここで、走行可能な範囲内で停電地域外に充電ステーションが存在しないと判別した時には、ステップS21に進んで現在は走行可能範囲内で停電地域範囲外に充電ステーションが存在しないことを警告表示する。その表示に際しては図1の警告出力部40における、走行可能範囲内停電地域外充電ステーション不存在警告部42において前記のようにして行っている。その後、この一連の処理を終了し、図2のステップS1に戻って前記作動を繰り返す。
【0065】
ステップS17で走行可能範囲内で停電地域外に充電ステーションが存在すると判別した時には、図3の例においては以前から利用している充電ステーションは停電地域内か否かを判別し(ステップS18)、停電地域内ではないと判別した時には図2のステップS1に戻って前記作動を繰り返す。
【0066】
それに対してステップS18で以前から利用している充電ステーションが停電地域内であると判別した時には、ステップS19に進んで、以前から利用している充電ステーションは現在利用できないことを警告表示する。この警告表示は図1の警告出力部40における通常利用充電ステーション停電警告部41において前記のようにして行っている。以降は図1のステップS1に戻って前記作動を繰り返す。
【0067】
図2のステップS9での停電発生時における誘導経路走行時の充電ステーション案内処理に際しては、図4に示すように、最初目的地が停電地域内にあるか否かを判別する(ステップS31)。ここで目的地が停電地域内にあると判別した時にはステップS38に進み、目的地到着予定時刻に停電は復旧する予定か否かを判別する。ここで目的地に到着するまでに停電は復旧していると判別した時には、ステップS32に進む。
【0068】
ステップS38において目的地到着予定時刻に停電が復旧していないと判別した時には、ステップS39に進んで目的地到着時に停電であることを警告表示する。この処理波図1の警告出力部40における目的地停電警告部43で行っている。それにより、利用者が目的地に到着した時に停電により所期の目的を達成することができなくなる場合があることを警告することができる。
【0069】
ステップS31において目的地が停電地域内にないと判別した時、及び前記ステップS38で目的地到着予定時刻に停電が復旧する予定であると判別した時にはステップS32に進み、目的地までのルート上で停電地域があるか否かを判別する。ここで目的地までのルート上で停電地域が存在しないと判別した時には、ステップS40において図2のステップS41に進み必要に応じて前記地図上への充電ステーションのアイコン表示、及び近くの充電ステーションの検索処理等を行う。
【0070】
ステップS32において目的地までの経路上に停電地域が存在すると判別した時には、ステップS33に進んで停電地域内で充電する可能性があるか否かを現在のバッテリ残量によって判別する。但し、予め誘導経路の設定に際して途中の充電ステーションの利用を決めてこれを経由地に設定している時には、ここでは予め充電を予定している充電ステーションが停電地域内に存在するか否かを判別することとなる。
【0071】
ステップS33において停電地域内で充電する可能性が無いと判別した時にはステップS40において図2のステップS4に進み、前記処理を行う。前記作動を繰り返す。それに対して停電地域内で充電する予定があると判別した時には、ステップS34に進んで、停電地域に到着予定時刻に停電は復旧するか否かを判別する。ここで停電地域到着時刻には停電は復旧していると判別したときには、ステップS40において図2のステップS4に進み、前記の処理を行う。
【0072】
それに対してステップS34で停電地域に到着した時にその停電は未だ復旧する予定にはなっていないと判別した時には、ステップS35に進んで、利用者に利用予定の充電ステーションの停電を警告する。この作動や図1の警告出力部40における利用予定充電ステーション停電警告部44で行う。
【0073】
その後停電地域外で走行可能範囲内の充電ステーションを検索して表示する(ステップS36)。次いで検索した充電ステーションを新たな経由地とする誘導経路に変更する(ステップS37)。その後ステップS40において図2のステップS1に戻り、誘導経路の走行を終了するまでこの作動を継続する。
【0074】
本発明は前記のような各種の処理を行うことにより、電気自動車の走行にとって極めて重要な充電ステーションの案内に際して、特に通常利用している充電ステーション、或いは利用予定の充電ステーション等が停電であることにより走行に立ち往生してしまう問題を解消することができると共に、適切な代替の充電ステーションを提示することができるものであるが、前記以外においても、例えば停電情報が予め地域及び日時の範囲が決められている計画停電の場合でも、前記手法を利用することにより容易に対応することができる。
【符号の説明】
【0075】
1 電気自動車
2 携帯電話
3 電力会社
4 停電情報
5 計画停電情報
6 インターネット網
7 データ出力部
11 ナビゲーション装置
12 誘導経路演算部
13 現在位置検出部
14 目的地設定部
15 経由地設定部
16 利用充電ステーション設定部
17 利用予定充電ステーション停電検出部
18 利用予定充電ステーション停電解消時間検出部
19 利用予定充電ステーション利用不能検出部
20 停電地域外充電ステーション検出部
21 通信部
22 停電情報取込部
23 停電地域検出部
24 停電予定時間取込部
25 走行予定時間算出部
26 停電時間中走行検出部
27 検索結果リスト表示部
28 停電地域内充電ステーション変更表示部
29 通常利用充電ステーション停電変更表表示部
30 残存電力量検出部
31 走行可能距離算出部
32 充電ステーション検索部
33 停電地域内充電ステーション検出部
34 走行可能距離内充電ステーション検出部
35 地図表示部
36 アイコン表示部
37 停電中充電ステーションアイコン変更表示部
38 利用充電ステーション記憶部
39 通常利用充電ステーション停電検出部
40 警告出力部
41 通常利用充電ステーション停電警告部
42 走行可能範囲内停電地域外充電ステーション不存在警告部
43 目的地停電警告部
44 利用予定充電ステーション停電警告部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
停電地域と停電時間を含む停電情報を取り込む停電情情報取込手段と、
電気自動車用充電ステーションを検索する充電ステーション検索手段と、
地図と共に前記電気自動車用充電ステーション検索手段で検索した充電ステーションのアイコンを含む施設アイコンを当該地図上に表示する地図表示手段とを備え、
前記地図表示手段では、前記停電情報取込手段で取り込んだ停電情報により、停電地域内に存在する電気自動車充電ステーションのアイコンを、他の地域の充電ステーションのアイコンとは異なった態様で表示を行うことを特徴とする停電情報利用電気自動車用ナビゲーション装置。
【請求項2】
停電地域と停電時間を含む停電情報を取り込む停電情情報取込手段と、
電気自動車用充電ステーションを検索する充電ステーション検索手段と、
前記充電ステーション検索手段で検索した充電ステーションをリスト表示する検索結果リスト表示手段とを備え、
前記検索結果リスト表示手段では、前記停電情報取込手段で取り込んだ停電情報により、停電地域内に存在する電気自動車充電ステーションのリスト表示部分を、他の地域の充電ステーションのリスト表示部分とは異なった態様で表示を行うことを特徴とする停電情報利用電気自動車用ナビゲーション装置。
【請求項3】
停電地域と停電時間を含む停電情報を取り込む停電情情報取込手段と、
電気自動車用充電ステーションを検索する充電ステーション検索手段と、
現在位置から途中の利用予定充電ステーションを経て目的地に至る誘導経路を演算する誘導経路演算手段と、
前記停電情報取込手段で取り込んだ停電情報により、前記利用予定充電ステーションが停電により利用できないことを検出する利用予定充電ステーション利用不能検出手段とを備え、
前記充電ステーション検索手段では、前記利用予定充電ステーション利用不能検出手段で利用予定の充電ステーションが停電で利用できないことを検出した時、停電地域外の充電ステーションを検索し、
前記誘導経路演算手段では前記停電地域外の充電ステーションを経由して目的地に至る誘導経路を演算することを特徴とする停電情報利用電気自動車用ナビゲーション装置。
【請求項4】
現在位置から誘導経路上の所定位置に至る走行予定時間を算出する走行予定時間算出手段を備え、
前記利用予定充電ステーション利用不能検出手段では、前記走行予定時間算出手段により算出した前記利用予定充電ステーションに至る予定時間が、前記停電情報の停電時間の範囲内にあることを検出した時、利用予定充電ステーションが利用不能であることを検出することを特徴とする請求項3記載の停電情報利用電気自動車用ナビゲーション装置。
【請求項5】
前記停電情報取込手段で取り込んだ停電情報により、目的地が停電中であることを検出したとき警告出力を行う警告手段を備えたことを特徴とする請求項3記載の停電情報利用電気自動車用ナビゲーション装置。
【請求項6】
前記利用予定充電ステーション利用不能検出手段で利用予定の充電ステーションが停電で利用できないことを検出した時、その旨の警告出力を行う警告出力手段を備えたことを特徴とする請求項3記載の停電情報利用電気自動車用ナビゲーション装置。
【請求項7】
停電地域と停電時間を含む停電情報を取り込む停電情情報取込手段と、
電気自動車用充電ステーションを検索する充電ステーション検索手段と、
利用した充電ステーションを記憶する利用充電ステーション記憶手段と、
前記利用充電ステーション記憶手段のデータにより通常利用する充電ステーションを検出する通常利用充電ステーションが前記停電情報により停電中であることを検出する通常利用充電ステーション停電検出手段とを備え、
前記通常利用充電ステーション停電検出手段で通常利用している充電ステーションが停電であることを検出した時には、利用者にその旨の警告を出力する警告出力手段を備えたことを特徴とする停電情報利用電気自動車用ナビゲーション装置。
【請求項8】
前記通常利用充電ステーション停電検出手段で通常利用している充電ステーションが停電であることを検出し、且つ停電地域外で現在のバッテリ残量で走行可能な範囲に充電ステーションが存在しないことを検出した時には、利用者にその旨の警告を出力する警告出力手段を備えたことを特徴とする請求項7記載の停電情報利用電気自動車用ナビゲーション装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate


【公開番号】特開2012−220289(P2012−220289A)
【公開日】平成24年11月12日(2012.11.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−84959(P2011−84959)
【出願日】平成23年4月6日(2011.4.6)
【出願人】(000101732)アルパイン株式会社 (2,424)
【Fターム(参考)】