説明

光ディスク再生装置およびプラグ用アダプタ

【課題】接続状態に対応する音声の種類の自動設定と、ユーザによる音声の種類の設定とを、RCAピンジャックに接続するプラグの種類によって切り換える。
【解決手段】音声情報処理部8が出力する音声信号をスイッチ31〜33の検出結果に対応した種類の信号に設定する構成において、スイッチ31〜33の取り付け位置を、信号側接触子の長さがRCAピンプラグの規格よりも長いプラグがRCAピンジャック21〜23に接続されたときには、前記プラグの信号側接触子によって作動され、RCAピンプラグの信号側接触子によっては作動されない位置とし、スイッチ31〜33の作動状態がRCAピンジャック21〜23に前記プラグが接続されていないことを示すときには、音声情報処理部8が出力する音声信号をユーザにより設定された種類の信号としている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、RCAピンジャックを用いて、音声情報を所定処理して得られた2チャンネルのアナログ音声信号と、音声情報に基づくデジタル音声信号とを出力する光ディスク再生装置に係り、より詳細には、出力する音声を、RCAピンジャックの接続の状態に対応した種類に設定する光ディスク再生装置、および、前記光ディスク再生装置に使用可能なプラグ用アダプタに関する。
【背景技術】
【0002】
今日広く普及しているDVDでは、再生する音声の種類を、Dolby Digital 2ch(以下では、単に2chと称する)、または、Dolby Digital 5.1ch(以下では、単に5.1chと称する)、あるいは、DTS(Digital Theater System)5.1chに切り換えことが可能となっている。しかし、ユーザの多くにとっては、設定画面において、2ch、あるいは、5.1ch、または、DTS 5.1chと表示されていても、その表示の意味を正しく理解できる人は少ない。また、DVDプレイヤの2chの音声出力と映像信号の出力とをテレビ受像機に接続してはいるが、デジタル音声出力を、5.1chの出力が可能な装置に接続していないときでは、5.1chを選択した場合であっても、5.1chのうちの2チャンネル分の音声がテレビ受像機から出力されるに過ぎないことになる(このことに気づかないユーザも多い)。
【0003】
このような事態を解消するため、以下に示す技術が提案されている(第1の従来技術とする)。すなわち、この技術では、5.1chの音声を出力可能とするために設けられた6つのアンプのそれぞれに、流入電流を検出する電流検出部を設けている。そして、周波数が掃引される音声信号をアンプに与えたときの電流検出部の検出結果から、アンプのそれぞれについて、スピーカが接続されているかどうかということと、スピーカが接続されているときでは、そのスピーカが低音用のスピーカであるかどうかを調べている。そして、各アンプに接続されたスピーカの状態に基づき、最適となる音声出力の種類(再生形態パターン)を自動で選択するとともに、選択された音声の種類を表示部に表示している。また、信号処理回路が出力する音声信号の種類が、選択した音声信号の種類となるように、信号処理回路を自動設定している。さらには、自動的な選択ではなく、各アンプに接続されたスピーカの状態に基づき、ユーザが選択することが可能となる音声出力の種類を表示する機能が備わっていることも併せて開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
また、以下に示す技術が提案されている(第2の従来技術とする)。すなわち、この技術では、オーディオ接続ケーブルが接続される4チャンネルオーディオ出力端子のケーブルの接続状態を、出力端子接続検出部を用いて検出している。そして、検出結果に従って、オーディオ出力端子に送出する音声信号を、最適なモードの信号に切り換えている(例えば、特許文献2参照)。
【0005】
また、本願出願人により、以下に示す技術が提案されている(第3の従来技術とする)。すなわち、この技術では、付属スピーカにスピーカユニットとRCAピンプラグとを設けるとともに、RCAピンプラグとスピーカユニットとを電気的に接続している。また、テレビ受像機の側には、RCAピンジャックを設けるとともに、このRCAピンジャックに音声信号を導いている。且つ、RCAピンジャックの奥側に、RCAピンプラグの先端部位により押圧されて接続状態が切り換わるスイッチを設けている。そして、前記スイッチが押圧されない接続状態にあるときには、付属スピーカは接続されていないとして、テレビ受像機に設けられた2つの内蔵スピーカでもって、ステレオ音声を出力するようになっている。一方、前記スイッチが押圧された接続状態となるときには、付属スピーカが接続されているとして、左右一対の付属スピーカからステレオ音声を出力させるようにするとともに、2つの内蔵スピーカからは、ステレオ音声信号を加算して得られたモノラル音声を出力させている。すなわち、付属スピーカが接続されたときでは、テレビ受像機に内蔵されたスピーカを、疑似的なセンタースピーカとして用い、サラウンド効果を得ている(例えば、特許文献3参照)。
【特許文献1】特開2003−204600号公報(第0013−0018段落)
【特許文献2】特開平8−111900号公報(第0009−0011段落)
【特許文献3】特開2004−282395号公報(第0018−0035段落)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
DVDプレイヤには、アナログ音声信号を出力するRCAピンジャックやデジタル音声信号を出力するRCAピンジャック(コアキシャル出力端子)が設けられている。そして、このRCAピンジャックにRCAピンプラグが接続されたかどうかに応じて、出力する音声の種類を設定しようとする場合に、上記従来技術を用いると、以下に示す問題を生じる。
【0007】
すなわち、第1の従来技術においては、アンプのそれぞれについて、スピーカが接続されているかどうかということと、スピーカが接続されているときでは、そのスピーカが低音用のスピーカか、または、通常用のスピーカかどうかを調べている。そして、各アンプに接続されたスピーカの状態に基づき、最適となる音声出力の種類を自動で選択する構成となっている。すなわち、RCAピンジャックにプラグが接続されたかどうかを検出する必要の無い技術となっている。このため、RCAピンジャックにRCAピンプラグが接続されたかどうかに応じて、出力する音声の種類を設定しようとする場合には、適用することが困難な技術となっている。
【0008】
第2の従来技術は、オーディオ接続ケーブルが接続される4チャンネルオーディオ出力端子のケーブルの接続状態を、出力端子接続検出部を用いて検出し、検出結果に従って、オーディオ出力端子に送出する音声信号を、最適なモードの信号に切り換えることが開示されているが、ケーブルの接続状態を検出する方法については、具体的に開示されていない。このため、RCAピンジャックにRCAピンプラグが接続されたかどうかに応じて、出力する音声の種類を設定しようとする場合では、適用することが困難な技術となっている。
【0009】
第3の従来技術は、RCAピンジャックの奥側に、RCAピンプラグの先端部位により押圧されて接続状態が切り換わるスイッチを備えている。すなわち、RCAピンジャックにRCAピンプラグが接続されたかどうかを検出する具体的な構成を開示した技術となっている。このため、RCAピンジャックにRCAピンプラグが接続されたかどうかに応じて、出力する音声の種類を設定しようとする場合では、適用可能な技術となっている。
【0010】
しかし、RCAピンジャックにRCAピンプラグが接続されたかどうかに応じて、出力する音声を自動で設定する場合では、ユーザが、出力する音声の種類を自ら変更したいと思っても、その変更ができない、という不便さがある。一方、第1の従来技術においては、自動選択を可能にするとともに、各アンプに接続されたスピーカの状態に基づき、ユーザが選択することが可能となる音声出力の種類を表示する機能も有していることが開示されている。しかし、この機能を有効にするには、自動的な選択を行うモードと、ユーザによる選択を可能とするモードとに切り換える必要が生じる。すなわち、設定画面を表示した状態において、リモートコントローラを用いてモードを切り換える操作を必要とする。しかし、リモートコントローラを用いた設定は操作が複雑化するので、モードの切り換えの手順を、より分かり易いものとする方法が求められている。
【0011】
本発明は、上記の問題点を解決するため創案されたものであり、その目的は、接続状態に対応する音声の種類の自動設定と、ユーザによる音声の種類の設定とを、RCAピンジャックに接続するプラグの種類によって切り換えることのでき、且つ、2チャンネルの音声信号の一方が接続されていないときには、その旨を知らせることのできる光ディスク再生装置を提供することにある。
【0012】
また本発明の目的は、信号側接触子の長さを除く形状がRCAピンプラグの規格に対応するとともに信号側接触子の長さがRCAピンプラグの規格よりも長いスイッチ作動接続プラグがRCAピンジャックに接続されたときには作動し、RCAピンプラグがRCAピンジャックに接続されたときでは作動しない接続検出スイッチを設けることにより、接続状態に対応する音声の種類の自動設定と、ユーザによる音声の種類の設定とを、RCAピンジャックに接続するプラグの種類によって切り換えることのできる光ディスク再生装置を提供することにある。
【0013】
また本発明の目的は、信号側接触子の長さを除く形状がRCAピンプラグの規格に対応するとともに信号側接触子の長さがRCAピンプラグの規格よりも長いプラグ部と、RCAピンプラグが接続可能なジャック部とを一体に形成することにより、接続状態に対応した音声の種類の設定を自動で行わせるときにも、端部の両側にRCAピンプラグが接続されたケーブルを使用することのできるプラグ用アダプタを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0014】
上記の課題を解決するため、本発明に係る光ディスク再生装置は、光ディスクより再生された音声情報が入力され、前記音声情報を所定処理して得られた2チャンネルのアナログ音声信号と、前記音声情報に基づくデジタル音声信号とを出力する音声情報処理部と、2チャンネルのアナログ音声信号のうちの一方の信号が導かれた第1のRCAピンジャックと、2チャンネルのアナログ音声信号のうちの他方の信号が導かれた第2のRCAピンジャックと、前記デジタル音声信号が導かれた第3のRCAピンジャックと、第1のRCAピンジャックの近傍に設けられた第1の接続検出スイッチと、第2のRCAピンジャックの近傍に設けられた第2の接続検出スイッチと、第3のRCAピンジャックの近傍に設けられた第3の接続検出スイッチと、音声情報処理部が出力するアナログ音声信号とデジタル音声信号とを、第1から第3の接続検出スイッチの作動状態に対応した種類の信号に設定する出力音声設定部とを備えた光ディスク再生装置に適用している。そして、第1から第3の接続検出スイッチのそれぞれの取り付け位置を、信号側接触子の長さを除く形状がRCAピンプラグの規格に対応するとともに信号側接触子の長さがRCAピンプラグの規格よりも長いスイッチ作動接続プラグが、第1から第3のRCAピンジャックのうちの対応するRCAピンジャックに接続されるときでは、スイッチ作動接続プラグの信号側接触子によって作動され、RCAピンプラグが第1から第3のRCAピンジャックのうちの対応するRCAピンジャックに接続されるときでは、RCAピンプラグの信号側接触子によっては作動されない位置としている。また、出力音声設定部は、第1から第3の接続検出スイッチの作動状態が、第1から第3のRCAピンジャックのいずれにもスイッチ作動接続プラグが接続されていないことを示すときには、音声情報処理部が出力する音声信号を、ユーザにより設定された種類の信号とし、第1の接続検出スイッチと第2の接続検出スイッチとのうちの一方のみが作動状態にあるときには、音声情報処理部が出力する2チャンネルのアナログ音声信号を、2チャンネルの音声に対応する信号とするとともに第1または第2のRCAピンジャックのうちのひとつのRCAピンジャックの接続が行われていないことを示すメッセージを表示装置に表示する。
【0015】
すなわち、RCAピンジャックにRCAピンプラグを接続するときでは、接続検出スイッチは作動しない。従って、RCAピンジャックから出力される音声信号は、ユーザにより設定された種類の信号となる。一方、RCAピンジャックにスイッチ作動接続プラグを接続するときでは、接続検出スイッチが作動する。従って、RCAピンジャックから出力される音声信号は、接続状態に対応した種類の信号に自動設定される。また、2チャンネルのアナログ音声信号の一方が接続されていないときでは、そのことを示すメッセージが表示される。
【0016】
また本発明に係る光ディスク再生装置は、光ディスクより再生された音声情報が入力され、前記音声情報を所定処理して得られた音声信号を出力する音声情報処理部と、音声情報処理部が出力する音声信号が導かれたRCAピンジャックと、RCAピンジャックの近傍に設けられた接続検出スイッチと、音声情報処理部が出力する音声信号を接続検出スイッチの作動状態に対応した種類の信号に設定する出力音声設定部とを備えた光ディスク再生装置に適用している。そして、接続検出スイッチの取り付け位置を、信号側接触子の長さを除く形状がRCAピンプラグの規格に対応するとともに信号側接触子の長さがRCAピンプラグの規格よりも長いスイッチ作動接続プラグがRCAピンジャックに接続されたときには、スイッチ作動接続プラグの信号側接触子によって作動され、RCAピンプラグがRCAピンジャックに接続されたときでは、RCAピンプラグの信号側接触子によっては作動されない位置とし、出力音声設定部は、接続検出スイッチの作動状態がRCAピンジャックにスイッチ作動接続プラグが接続されていないことを示すときには、音声情報処理部が出力する音声信号を、ユーザにより設定された種類の信号としている。
【0017】
すなわち、RCAピンジャックにRCAピンプラグを接続するときでは、接続検出スイッチは作動しない。従って、RCAピンジャックから出力される音声信号は、ユーザにより設定された種類の信号となる。一方、RCAピンジャックにスイッチ作動接続プラグを接続するときでは、接続検出スイッチが作動する。従って、RCAピンジャックから出力される音声信号は、接続状態に対応した種類の信号に自動設定される。
【0018】
また本発明に係るプラグ用アダプタは、信号側接触子の長さを除く形状がRCAピンプラグの規格に対応するとともに信号側接触子の長さがRCAピンプラグの規格よりも長いプラグ部と、その信号側接触子がプラグ部の信号側接触子に電気的に接続され、その接地側接触子がプラグ部の接地側接触子に電気的に接続され、RCAピンプラグが接続可能であるジャック部とが一体に形成されている。
【0019】
すなわち、光ディスクより再生された音声情報が入力され、前記音声情報を所定処理して得られた音声信号を出力する音声情報処理部と、音声情報処理部が出力する音声信号が導かれたRCAピンジャックと、RCAピンジャックの近傍に設けられた接続検出スイッチと、音声情報処理部が出力する音声信号を接続検出スイッチの検出結果に対応した種類の信号に設定する出力音声設定部とを備え、接続検出スイッチの取り付け位置を、信号側接触子の長さを除く形状がRCAピンプラグの規格に対応するとともに信号側接触子の長さがRCAピンプラグの規格よりも長いスイッチ作動接続プラグがRCAピンジャックに接続されたときには、スイッチ作動接続プラグの信号側接触子によって作動され、RCAピンプラグがRCAピンジャックに接続されたときでは、RCAピンプラグの信号側接触子によっては作動されない位置とし、出力音声設定部は、接続検出スイッチの作動状態がRCAピンジャックにスイッチ作動接続プラグが接続されていないことを示すときには、音声情報処理部が出力する音声信号を、ユーザにより設定された種類の信号とする装置のRCAピンジャックにプラグ部を接続し、ジャック部にRCAピンジャックを接続するときでは、端部の両側にRCAピンプラグが接続されたケーブルを用いるときでも、前記装置のRCAピンジャックから出力される音声信号を、接続状態に対応した種類の信号とすることができる。
【発明の効果】
【0020】
本発明によれば、RCAピンジャックにRCAピンプラグを接続するときでは、接続検出スイッチは作動しない。従って、RCAピンジャックから出力される音声信号は、ユーザにより設定された種類の信号となる。一方、RCAピンジャックにスイッチ作動接続プラグを接続するときでは、接続検出スイッチが作動する。従って、RCAピンジャックから出力される音声信号は、接続状態に対応した種類の信号に自動設定される。また、2チャンネルのアナログ音声信号の一方が接続されていないときでは、そのことを示すメッセージが表示される。このため、接続状態に対応する音声の種類の自動設定と、ユーザによる音声の種類の設定とを、RCAピンジャックに接続するプラグの種類によって切り換えることができ、且つ、2チャンネルのアナログ音声信号の一方が接続されていないときには、その旨を知らせることができる。
【0021】
また本発明によれば、RCAピンジャックにRCAピンプラグを接続するときでは、接続検出スイッチは作動しない。従って、RCAピンジャックから出力される音声信号は、ユーザにより設定された種類の信号となる。一方、RCAピンジャックにスイッチ作動接続プラグを接続するときでは、接続検出スイッチが作動する。従って、RCAピンジャックから出力される音声信号は、接続状態に対応した種類の信号に自動設定される。このため、接続状態に対応する音声の種類の自動設定と、ユーザによる音声の種類の設定とを、RCAピンジャックに接続するプラグの種類によって切り換えることができる。
【0022】
また本発明によれば、光ディスクより再生された音声情報が入力され、前記音声情報を所定処理して得られた音声信号を出力する音声情報処理部と、音声情報処理部が出力する音声信号が導かれたRCAピンジャックと、RCAピンジャックの近傍に設けられた接続検出スイッチと、音声情報処理部が出力する音声信号を接続検出スイッチの検出結果に対応した種類の信号に設定する出力音声設定部とを備え、接続検出スイッチの取り付け位置を、信号側接触子の長さを除く形状がRCAピンプラグの規格に対応するとともに信号側接触子の長さがRCAピンプラグの規格よりも長いスイッチ作動接続プラグがRCAピンジャックに接続されたときには、スイッチ作動接続プラグの信号側接触子によって作動され、RCAピンプラグがRCAピンジャックに接続されたときでは、RCAピンプラグの信号側接触子によっては作動されない位置とし、出力音声設定部は、接続検出スイッチの作動状態がRCAピンジャックにスイッチ作動接続プラグが接続されていないことを示すときには、音声情報処理部が出力する音声信号を、ユーザにより設定された種類の信号とする装置のRCAピンジャックにプラグ部を接続し、ジャック部にRCAピンジャックを接続するときでは、端部の両側にRCAピンプラグが接続されたケーブルを用いるときでも、前記装置のRCAピンジャックから出力される音声信号を、接続状態に対応した種類の信号とすることができる。このため、接続状態に対応した音声の種類の設定を自動で行わせるときにも、端部の両側にRCAピンプラグが接続されたケーブルを使用することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。
【0024】
図1は、本発明に係る光ディスク再生装置の一実施形態であるDVDプレイヤの電気的構成を示すブロック線図である。
【0025】
図において、光ピックアップ3は、ディスクモータ2により回転駆動されるDVD(光ディスク)に記録された情報を読み取って信号処理部4に出力する。信号処理部4は、光ピックアップ3より出力されたRF信号を増幅した後、デジタルデータを取り出す。そして、取り出したデジタルデータを所定処理(8−16復調とエラー訂正)して得られた映像音声情報をストリーム分離部5に出力する。
【0026】
ストリーム分離部5は、信号処理部4より出力される映像音声情報を、映像情報とサブピクチャ情報と音声情報とに分離する。そして、分離した映像情報を映像信号デコード部6に送出し、分離した音声情報を音声情報処理部8に送出する(サブピクチャ情報は、サブピクチャ用の処理部に送出されるが、この処理部は図示が省略されている)。また、ストリーム分離部5は、DVD1に記録されたデータの記録位置等に関する情報をマイクロコンピュータ(以下では、マイコンと称する)9に送出する。
【0027】
映像信号デコード部6は、映像情報をMPEG2方式でデコードすることにより、デジタル映像信号を復調する。また、図示されないオンスクリーンディスプレイ部を用いて、マイコン9より指示された文字等の情報を示す信号を生成し、デジタル映像信号に重畳する。D/A変換部7は、映像信号デコード部6より送出されるデジタル映像信号をアナログ映像信号に変換し、映像信号用の出力端子24に出力する。
【0028】
音声情報処理部8は、ストリーム分離部5から送出される音声情報を所定処理して得られた2チャンネルのアナログ音声信号のうちの一方を、音声出力端子である第1のRCAピンジャック21に出力する。また、前記2チャンネルのアナログ音声信号のうちの他方を、音声出力端子である第2のRCAピンジャック22に出力する。また、ストリーム分離部5から送出された音声情報に基づくデジタル音声信号を、コアキシャル出力端子である第3のRCAピンジャック23に出力する。このため、デコード部11、ダウンミックス部12、および、D/A変換部13を備えている。
【0029】
デコード部11は、ストリーム分離部5から送出される音声情報を所定方式で伸長することでもって、5.1chの音声を示す情報を復調し、ダウンミックス部12に送出する。ダウンミックス部12は、2chの音声の出力の指示が与えられたときには、5.1chの音声を示す情報を混合することによって、2chの音声を示すデジタル音声信号を生成し、D/A変換部13に送出する。また、5.1chの音声の出力であるときには、5.1chの音声のうち、前側左右の音声を示すデジタル音声信号をD/A変換部13に送出する。
【0030】
D/A変換部13は、ダウンミックス部12から送出される2chのデジタル音声信号を左右一対のアナログ音声信号に変換し、第1のRCAピンジャック21と第2のRCAピンジャック22とに送出する。
【0031】
第1の接続検出スイッチ31(以下では、第1のスイッチ31と称する)は、第1のRCAピンジャック21の近傍に設けられ、第1のRCAピンジャック21にスイッチ作動接続プラグ(後に詳述する)が接続されたかどうかを検出する。第2の接続検出スイッチ32(以下では、第2のスイッチ32と称する)は、第2のRCAピンジャック22の近傍に設けられ、第2のRCAピンジャック22にスイッチ作動接続プラグが接続されたかどうかを検出し、第3の接続検出スイッチ33(以下では、第3のスイッチ33と称する)は、第3のRCAピンジャック23の近傍に設けられ、第3のRCAピンジャック23にスイッチ作動接続プラグが接続されたかどうかを検出する。
【0032】
ここで、図2を参照しつつ、第1〜第3のRCAピンジャック21〜23の構造について説明する。なお、同図(A)は断面図、(B)は矢印B方向に見た側面図、(C)はAA断面図である。また、第1〜第3のRCAピンジャック21〜23の全ては、同一の構造となっている。
【0033】
RCAピンジャックは、絶縁基台211に形成され、丸穴2112を有する略円柱状の凸部2111の外周面に取り付けられた略円筒状の接地側接触子212を備えている。また、丸穴2112の内周面の、中心を挟んで互いに対向する位置に取り付けられた一対の、略長方形状の信号側接触子213を備えている。また、接地側接触子212には4つの突起部2121が形成されており、この4つの突起部2121が絶縁基台211の裏側に突出することで、接地側接触子212は絶縁基台211に固定されている。また、信号側接触子213は、その端部2131が絶縁基台211の裏側に突出している。
【0034】
また、丸穴2112の内周面には、プラグに設けられた信号側接触子(破線431により示す)との接触を良好とするために、金属からなるリング状の接触子214が設けられている。また、一対の信号側接触子213は、このリング状の接触子214と電気的に接続されている。
【0035】
RCAピンジャックは上記した形状となっている。すなわち、丸穴2112を挿通して、プラグ側の信号側接触子431が、絶縁基台211の裏側に突出可能に構成されている。また、信号側接触子431を絶縁基台211の裏側に突出可能とするため、RCAピンジャック側の信号側接触子を2つの部材213に分割しているにもかかわらず、リング状の接触子214を備えることによって、プラグ側の信号側接触子431との接触の確実さを確保した構造となっている。
【0036】
以下に、図3を参照しつつ、本実施形態において使用されるスイッチ作動接続プラグの形状について説明する。
【0037】
スイッチ作動接続プラグ43の形状は、信号側接触子431の長さを除くと、RCAピンプラグの規格に対応した形状となっている。そして、信号側接触子431の長さは、RCAピンプラグの規格における長さ(破線411により示す長さ)よりも、先端4311側に向かってd(所定量)だけ長くなっている。なお、432は接地側接触子であり、433は、接地側接触子432および信号側接触子431を支持する絶縁部材となっている。
【0038】
図4は、第1〜第3のスイッチ31〜33の取り付け位置を示している。すなわち、第1〜第3のスイッチ31〜33のそれぞれは、第1〜第3のRCAピンジャック21〜23にRCAピンプラグ(41,42により示す)が接続されるときでは、RCAピンプラグの信号側接触子411,421の先端部から離れた位置にあり、スイッチ作動接続プラグ(43により示す)が接続されるときでは、信号側接触子431の先端部が届き、スイッチを作動させる(オンにする)位置に取り付けられている。
【0039】
図1を参照した説明に戻る。マイコン9は、DVDプレイヤとしての主要動作を制御する。すなわち、ユーザから再生の指示が入力されたときには、DVD1に記録された情報を再生する制御を行うことにより、出力端子24から映像信号を送出する。また、第1〜第3のRCAピンジャック21〜23を用い、第1〜第3のスイッチ31〜33の作動状態に従って、5.1chに対応する音声信号、または、2chに対応する音声信号を送出する。このため、出力音声設定部14を備えている。
【0040】
出力音声設定部14は、音声情報処理部8が出力する2チャンネルのアナログ音声信号とデジタル音声信号とを、第1〜第3のスイッチ31〜33の作動状態に対応した種類の信号に設定する。すなわち、第1のスイッチ31と第2のスイッチ32とのうちの少なくとも一方がスイッチ作動接続プラグ43の接続を検出し、第3のスイッチ33がスイッチ作動接続プラグ43の接続を検出しないときでは、音声情報処理部8が出力する音声の種類を、2ch用の音声とする。また、第3のスイッチ33がスイッチ作動接続プラグ43の接続を検出するときでは、音声情報処理部8が出力する音声の種類を、5.1chの音声とする。また、第1〜第3のスイッチ31〜33の全てが、スイッチ作動接続プラグ43の接続を検出しないときでは、音声情報処理部8が出力する音声の種類を、予め、ユーザにより設定された音声の種類とする。
【0041】
すなわち、出力音声設定部14は、第1〜第3のスイッチ31〜33のいずれかがスイッチ作動接続プラグ43が接続されたことを検出するときでは、検出結果に従って、音声情報処理部8が出力する音声の種類を自動設定する。一方、第1〜第3のスイッチ31〜33のいずれにおいても、作動接続プラグ43の接続が検出されないときでは、ユーザにより設定された音声の種類に設定する。すなわち、音声の種類の設定が、自動設定からマニュアルの設定に変更される。
【0042】
図5は、音声の種類を設定するときの実施形態の主要動作を示すフローチャートである。必要に応じて同図を参照しつつ、実施形態の動作を説明する。
【0043】
いま、図7(A)に示す接続になっているとする。すなわち、第1および第2のRCAピンジャック21,22から出力される2チャンネルのアナログ音声信号がテレビ受像機52の左右の音声入力に導かれているとする。また、この接続には、図6(A)に示したように、ケーブルの一方の側にはスイッチ作動接続プラグ61が接続され、他方にはRCAピンプラグ62が接続されたケーブルが用いられるとともに、スイッチ作動接続プラグ61が、本実施形態51の側の接続に使用されているとする。
【0044】
上記接続となっているときに、再生の指示が入力されると(ステップS1)、出力音声設定部14は、第1〜第3のスイッチ31〜33のオンオフ状態が、第3のスイッチ33がオン、または、第1および第2のスイッチ31,32の双方がオン、または、第1および第2のスイッチ31,32の一方がオン、または、全てのスイッチ31〜33がオフのいずれの状態になっているかを調べる(ステップS2)。
【0045】
このときでは、第3のスイッチ33はオフ、第1のスイッチ31と第2のスイッチ32とがオンになっているので、動作は、ステップS3、ステップS11、ステップS12と移行し、出力音声設定部14は、第1および第2のRCAピンジャック21,22から2chのアナログ音声信号を出力させるように、音声情報処理部8を設定する。このため、テレビ受像機52のスピーカ52L,52Rからは、ダウンミックス部12においてダウンミックスされたステレオ音声が出力される。
【0046】
なお、上記接続において、第1のRCAピンジャック21へのスイッチ作動接続プラグ61の接続、または、第2のRCAピンジャック22へのスイッチ作動接続プラグ61の接続の一方が忘れられているときでは、動作は、ステップS1〜S3,S11,S13と移行し、第1のスイッチ31と第2のスイッチ32とのうち、オンになっていない側のRCAピンジャックにケーブルが接続されていないことを示すメッセージをテレビ受像機(表示装置)52に表示する(ステップS14)。なお、このときでも、第1および第2のRCAピンジャック21,22には、ダウンミックスされた2chのアナログ音声信号が出力される(ステップS12)。
【0047】
いま、図7(B)に示す接続になっているとする。すなわち、出力端子24から送出される映像信号は、デコーダ内蔵アンプ(以下では、単にアンプと称する)53を介して、テレビ受像機54に導かれているとする。また、第3のRCAピンジャック23から送出されるデジタル音声信号がアンプ53に導かれているとする。そして、アンプ53には、5.1chの音声信号に対応するスピーカ群が接続されているとする。また、本実施形態51との接続には、スイッチ作動接続プラグ61が使用されているとする。すなわち、第3のRCAピンジャック23にスイッチ作動接続プラグ61が接続されているため、第3のスイッチ33がオン状態になっているとする。
【0048】
上記接続となっているときでは、動作は、ステップS1〜S4と移行し、DVD1にDTS 5.1chの音声情報が記録されているかどうかが調べられる。そして、記録されていないときでは、出力音声設定部14は、5.1chのデジタル音声信号が第3のRCAピンジャック23から送出されるように音声情報処理部8を設定する(ステップS5,S7)。一方、DTS 5.1chの音声情報が記録されているときでは、出力音声設定部14は、DTS 5.1chのデジタル音声信号が第3のRCAピンジャック23から送出されるように音声情報処理部8を設定する(ステップS5,S6)。
【0049】
一方、ユーザが、図6(B)に示したように、ケーブルの端部の双方にRCAピンプラグ62が接続されたケーブルを用いて、図7(A)に示す接続、あるいは、図7(B)に示す接続を行ったとする。このときでは、接続検出スイッチ31〜33の全てがオフとなる。従って、このとき、再生の指示を入力すると、動作は、ステップS1〜S3,S11,S13,S15と移行し、出力音声設定部14は、予め、ユーザによって入力された設定に従って音声情報処理部8が出力する音声の種類を設定する。
【0050】
以上説明したように、第1〜第3のRCAピンジャック21〜23に接続するプラグに、スイッチ作動接続プラグ61を用いるときでは、音声の種類が自動で設定され、RCAピンプラグ62を用いるときでは、ユーザが予め設定した音声の種類に設定される。つまり、音声の種類の自動設定にはスイッチ作動接続プラグ61を使用する必要がある。このため、市販の任意の長さの接続ケーブルを用いるときもに、音声の種類の自動設定が可能であるときには、使い勝手のよいものとなる。
【0051】
図8は、市販のケーブルを使用可能とするためのプラグ用アダプタを示しており、プラグ用アダプタ70の一方の側に形成されたプラグ部71は、信号側接触子711の長さを除く形状がRCAピンプラグの規格に対応した形状となっており、且つ、信号側接触子711の長さが、RCAピンプラグの規格における長さよりも先端側に延長されている。また、プラグ部71と対向する側は、RCAピンプラグ62が接続可能であるジャック部72となっており、ジャック部72とプラグ部71とは電気的に接続されている。
【0052】
従って、ジャック部72にRCAピンプラグ62を接続するときでは、RCAピンプラグ62の信号側接触子621はプラグ部71の信号側接触子711に電気的に接続される。また、RCAピンプラグ62の接地側接触子622はプラグ部71の接地側接触子712に電気的に接続される。そして、プラグ用アダプタ70のプラグ部71を第1〜第3のRCAピンジャック21〜23に接続するときでは、第1〜第3のスイッチ31〜33が作動する。
【0053】
なお、本発明は上記実施形態に限定されず、DVDプレイヤに適用した場合について説明したが、録画機能を備えた装置(例えば、DVDレコーダ、ハードディスクドライブ一体型DVDレコーダ等)の場合にも、同様に適用することができる。
【0054】
また、第1〜第3のスイッチ31〜33の作動状態に対応して、出力させることが可能となる音声の種類の一覧(第1および第2のスイッチ31,32がオンのときには2chの音声、第3のスイッチ33がオンのときには、2chの音声と5.1chの音声)を、音声の種類を設定するための画面に、情報として表示することもできる。
【図面の簡単な説明】
【0055】
【図1】本発明に係る光ディスク再生装置の一実施形態であるDVDプレイヤの電気的構成を示すブロック線図である。
【図2】RCAピンジャックの構造を示す説明図である。
【図3】スイッチ作動接続プラグの構造を示す断面図である。
【図4】接続検出スイッチの取り付け位置を示す説明図である。
【図5】音声の種類を設定するときの実施形態の主要動作を示すフローチャートである。
【図6】接続用のケーブルを示す説明図である。
【図7】外部装置の接続例を示す説明図である。
【図8】プラグ用アダプタを示す説明図である。
【符号の説明】
【0056】
1 DVD(光ディスク)
14 出力音声設定部
21 第1のRCAピンジャック
22 第2のRCAピンジャック
23 第3のRCAピンジャック
31 第1の接続検出スイッチ
32 第2の接続検出スイッチ
33 第3の接続検出スイッチ
41,42,62 RCAピンプラグ
43,61 スイッチ作動接続プラグ
52 テレビ受像機(表示装置)
70 プラグ用アダプタ
71 プラグ部
72 ジャック部
431 信号側接触子
711 信号側接触子
712 接地側接触子

【特許請求の範囲】
【請求項1】
光ディスクより再生された音声情報が入力され、前記音声情報を所定処理して得られた2チャンネルのアナログ音声信号と、前記音声情報に基づくデジタル音声信号とを出力する音声情報処理部と、
2チャンネルのアナログ音声信号のうちの一方の信号が導かれた第1のRCAピンジャックと、
2チャンネルのアナログ音声信号のうちの他方の信号が導かれた第2のRCAピンジャックと、
前記デジタル音声信号が導かれた第3のRCAピンジャックと、
第1のRCAピンジャックの近傍に設けられた第1の接続検出スイッチと、
第2のRCAピンジャックの近傍に設けられた第2の接続検出スイッチと、
第3のRCAピンジャックの近傍に設けられた第3の接続検出スイッチと、
音声情報処理部が出力するアナログ音声信号とデジタル音声信号とを、第1から第3の接続検出スイッチの作動状態に対応した種類の信号に設定する出力音声設定部とを備えた光ディスク再生装置において、
第1から第3の接続検出スイッチのそれぞれの取り付け位置を、信号側接触子の長さを除く形状がRCAピンプラグの規格に対応するとともに信号側接触子の長さがRCAピンプラグの規格よりも長いスイッチ作動接続プラグが、第1から第3のRCAピンジャックのうちの対応するRCAピンジャックに接続されるときでは、スイッチ作動接続プラグの信号側接触子によって作動され、RCAピンプラグが第1から第3のRCAピンジャックのうちの対応するRCAピンジャックに接続されるときでは、RCAピンプラグの信号側接触子によっては作動されない位置とし、
出力音声設定部は、第1から第3の接続検出スイッチの作動状態が、第1から第3のRCAピンジャックのいずれにもスイッチ作動接続プラグが接続されていないことを示すときには、音声情報処理部が出力する音声信号を、ユーザにより設定された種類の信号とし、第1の接続検出スイッチと第2の接続検出スイッチとのうちの一方のみが作動状態にあるときには、音声情報処理部が出力する2チャンネルのアナログ音声信号を、2チャンネルの音声に対応する信号とするとともに第1または第2のRCAピンジャックのうちのひとつのRCAピンジャックの接続が行われていないことを示すメッセージを表示装置に表示することを特徴とする光ディスク再生装置。
【請求項2】
光ディスクより再生された音声情報が入力され、前記音声情報を所定処理して得られた音声信号を出力する音声情報処理部と、
音声情報処理部が出力する音声信号が導かれたRCAピンジャックと、
RCAピンジャックの近傍に設けられた接続検出スイッチと、
音声情報処理部が出力する音声信号を接続検出スイッチの作動状態に対応した種類の信号に設定する出力音声設定部とを備えた光ディスク再生装置において、
接続検出スイッチの取り付け位置を、信号側接触子の長さを除く形状がRCAピンプラグの規格に対応するとともに信号側接触子の長さがRCAピンプラグの規格よりも長いスイッチ作動接続プラグがRCAピンジャックに接続されたときには、スイッチ作動接続プラグの信号側接触子によって作動され、RCAピンプラグがRCAピンジャックに接続されたときでは、RCAピンプラグの信号側接触子によっては作動されない位置とし、
出力音声設定部は、接続検出スイッチの作動状態がRCAピンジャックにスイッチ作動接続プラグが接続されていないことを示すときには、音声情報処理部が出力する音声信号を、ユーザにより設定された種類の信号とすることを特徴とする光ディスク再生装置。
【請求項3】
信号側接触子の長さを除く形状がRCAピンプラグの規格に対応するとともに信号側接触子の長さがRCAピンプラグの規格よりも長いプラグ部と、
その信号側接触子がプラグ部の信号側接触子に電気的に接続され、その接地側接触子がプラグ部の接地側接触子に電気的に接続され、RCAピンプラグが接続可能であるジャック部とが一体に形成されていることを特徴とするプラグ用アダプタ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2006−302403(P2006−302403A)
【公開日】平成18年11月2日(2006.11.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−121882(P2005−121882)
【出願日】平成17年4月20日(2005.4.20)
【出願人】(000201113)船井電機株式会社 (7,855)
【Fターム(参考)】