説明

免震基礎装置

【課題】わが国では昔から地震災害が多く、人々や住宅の被害が甚大であったが震動を吸収することで被害を少なくし、住宅と住人を保護する装置を提供する。
【解決手段】ベタ基礎と鉄鋼土台の間に空気の圧縮2、8とコイルばね9の供用で震動を吸収する装置である。又、免震装置を2基ひと組を相互に取り付けすることで建物の一方向だけの揺れを止めることで崩壊を防ぐ。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は地震がおきた際に地面のゆれを吸収し住宅につたえにくくするもので、基礎コンクリートと土台の間にこの装置を取り付けることで住宅に住んでいる人と家屋敷を保護する装置である。
【背景技術】
【0002】
これまでわが国では幾多の大地震に見舞われ、多くの尊い命が失われて来た、本発明は地震災害を防ぐために開発したもので、これまでは存在しなかった新しい発明である。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
人昔前の住宅は石の上に土台を置いて住宅を建てていた現在では基礎コンクリートの上に土台を置いてそれを金具の(アンカーボルト)で固定し筋かいなどを使用し家屋の倒壊を防いで来た。しかしこの工法だと家屋の倒壊は防げても建物内部のタンスやテレビ等の家具の転倒により怪我人や死亡事故が多発していた。
【課題を解決するための手段】
本発明は従来の基礎コンクリートと土台をアンカーボルトで固定する工法とは異なり基礎コンクリート(ベタ基礎)と土台の間にエアースプリング式免新装置を取り付けることで地面の震動を吸収し建物に震動をつたえにくくして建物内部にいる人を守ることができる。
【発明の効果】
現在の建物は建築基準法の強化により建物自体は依然より強固なものに仕上がっていることは実に喜ばしいことである。しかし強い地震の時には家屋そのものの倒壊はないにしても地震にも揺れが建物に直に伝わるので中に住んでいる住人には大きな不安が募っていた又、震動が2度、3度とたてつずけにおこった場合には建物にゆがみ、やひずみ、が多く発生するのも事実である。本発明は構造的には基準法の指示に従いますが、地震の震動を吸収する目的で、従来の基礎と土台の一体化を変更し、基礎と土台を分離させ、そこに本発明の免新装置を取り付けることで地表の震動を吸収し建物と住人を地震から保護するものである。
【実施例】
本発明は従来の立ち上がり基礎と木造土台を廃止し、ベタ基礎と鉄鋼土台を使用する。ベタ基礎と鉄鋼土台の間に免新装置▲1▼を取り付け地表の震動と同時に、装置内部のピストン▲13▼が、空気室内部を上(▲2▼、▲3▼)下▲8▼し、空気圧の抵抗で震動を吸収することができる。又空気室だけで吸収しきれない強い震動の場合は外部に取り付けてあるスプリング▲9▼も作用し共振を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の正面図である。
【図2】 本発明の取り付け状態を示す図である。
【符号の説明】
▲1▼震動吸収装置本体
▲2▼上部空気室
▲3▼外部空気室
▲4▼上部空気弁
▲5▼下部空気弁調整バネ
▲6▼下部空気弁
▲7▼空気通り穴
▲8▼下部空気室
▲9▼震動吸収用スプリング
▲10▼下部基礎取り付けシャフト部位
▲11▼スプリング底おさえ板
▲12▼鉄鋼土台へ取り付け部位
▲13▼ピストン
▲14▼空気漏れ防止ゴム
▲15▼基礎コンクリート
▲16▼鉄鋼土台
▲17▼本体上部取り付け部位
▲18▼本体下部プレート固定用ボルト
▲19▼基礎コンクレート用鉄筋
▲20▼本体下部取り付けプレート板

【特許請求の範囲】


【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2011−163105(P2011−163105A)
【公開日】平成23年8月25日(2011.8.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−47094(P2010−47094)
【出願日】平成22年2月12日(2010.2.12)
【出願人】(502349092)
【Fターム(参考)】