説明

化学感覚受容体リガンドに基づく治療法

本明細書では、化学感覚受容体リガンドを用いて糖尿病、肥満、および他の代謝性の疾患、障害または状態を治療するための組成物および方法を提供する。本発明の方法に有用な薬学的組成物も、本明細書で提供する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも1つの化学感覚受容体リガンドを対象に投与する段階を含む、該対象における化学感覚受容体と関連のある状態を治療する方法。
【請求項2】
少なくとも1つの化学感覚受容体リガンドが非代謝性である、請求項1記載の方法。
【請求項3】
少なくとも1つの化学感覚受容体リガンドが、甘味受容体リガンド、苦味受容体リガンド、旨味受容体リガンド、脂肪受容体リガンド、胆汁酸受容体リガンド、またはそれらの任意の組み合わせから選択される、請求項1記載の方法。
【請求項4】
甘味受容体リガンドが、グルコース、スクラロース、アスパルテーム、ステビオシド、レバウジオシド、ネオテーム、アセスルファム-K、またはサッカリンから選択される、請求項3記載の方法。
【請求項5】
苦味受容体リガンドが、フラバノン、フラボン、フラボノール、フラバン、フェノール系フラボノイド、イソフラボン、リモノイドアグリコン、グルコシノレートもしくはその加水分解産物、またはイソチオシアネートから選択される、請求項3記載の方法。
【請求項6】
旨味受容体リガンドが、グルタミン酸塩、グルタミン、アセチルグリシン類、またはアスパルテームから選択される、請求項3記載の方法。
【請求項7】
脂肪受容体リガンドが、リノール酸、オレイン酸、パルミテート、オレオイルエタノールアミド、混合脂肪酸乳剤、またはN-アシルホスファチジルエタノールアミン(NAPE)から選択される、請求項3記載の方法。
【請求項8】
胆汁酸が、デオキシコール酸、タウロコール酸、またはケノデオキシコール酸から選択される、請求項3記載の方法。
【請求項9】
少なくとも1つの化学感覚受容体リガンドに対応する少なくとも1つの化学感覚受容体代謝産物の投与をさらに含む、請求項1記載の方法。
【請求項10】
少なくとも1つの化学感覚受容体リガンドが、対象による食物の摂取とともに併用投与される、請求項1記載の方法。
【請求項11】
組成物が上部腸管、下部腸管、またはその両方に投与される、請求項1記載の方法。
【請求項12】
組成物が、十二指腸、空腸、回腸、結腸またはそれらの組み合わせに対して投与される、請求項1記載の方法。
【請求項13】
組成物が、対象への投与から約15〜約45分後、約105〜約135分後、約165〜約195分後、約225〜約255分後またはそれらの時点の組み合わせで放出される、請求項1記載の方法。
【請求項14】
組成物が、対象への投与の後に約pH 5.5、約pH 6.0、約pH 6.5、約pH 7.0またはそれらの組み合わせで放出される、請求項1記載の方法。
【請求項15】
化学感覚受容体リガンドが下部腸管のホルモンプロファイルを改変し、かつ該ホルモンプロファイルがGLP-1、オキシントモジュリン、およびペプチドYYを含む、請求項1記載の方法。
【請求項16】
化学感覚受容体リガンドが上部腸管のホルモンプロファイルを改変し、かつ該ホルモンプロファイルがGLP-1、GLP-2、オキシントモジュリン、ペプチドYY、GIP、インスリンCペプチド、グルカゴン、インスリン、CCK、またはそれらの任意の組み合わせを含む、請求項1記載の方法。
【請求項17】
化学感覚受容体リガンドが、上部腸管における化学感覚受容体を刺激することによって下部腸管の化学感覚受容体の感受性を高める、請求項1記載の方法。
【請求項18】
化学感覚受容体と関連のある状態が、メタボリックシンドローム、I型糖尿病、II型糖尿病、肥満、過食、不要な食物渇望、食物依存症、食物摂取量低下もしくは減量もしくは体重減少維持の願望、拒食症、耐糖能障害、妊娠糖尿病(GDM)、脂質異常症、食後脂質異常症、骨量減少障害、骨減少症、骨粗鬆症、筋消耗疾患、筋変性障害、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)、非アルコール性脂肪肝疾患(NAFL)、非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)、うつ病、気分障害、消化管の免疫障害(例えば、セリアック病)、便秘、過敏性腸症候群(IBS)または、例えば潰瘍性大腸炎、クローン病を含む炎症性腸疾患(IBD)、および、短腸症候群から選択される、請求項1記載の方法。
【請求項19】
化学感覚受容体と関連のある状態を治療するために有効である、少なくとも1つの化学感覚受容体リガンドを含む組成物。
【請求項20】
下部腸管、上部腸管、またはその両方における放出用に製剤化され、化学感覚受容体と関連のある状態を治療するために有効である、請求項19記載の組成物。
【請求項21】
十二指腸、空腸、回腸、結腸、またはそれらの組み合わせにおける放出用に製剤化され、化学感覚受容体と関連のある状態を治療するために有効である、請求項19記載の組成物。
【請求項22】
投与から約15〜約45分後、約105〜約135分後、約165〜約195分後、約225〜約255分後またはそれらの時点の組み合わせで放出するために製剤化され、化学感覚受容体と関連のある状態を治療するために有効である、請求項19記載の組成物。
【請求項23】
投与の後に約pH 5.5、約pH 6.0、約pH 6.5、約pH 7.0、またはそれらの組み合わせで放出するために製剤化され、化学感覚受容体と関連のある状態を治療するために有効である、請求項19記載の組成物。
【請求項24】
化学感覚受容体と関連のある状態が、メタボリックシンドローム、I型糖尿病、II型糖尿病、肥満、過食、不要な食物渇望、食物依存症、食物摂取量低下もしくは減量もしくは体重減少維持の願望、拒食症、耐糖能障害、妊娠糖尿病(GDM)、脂質異常症、食後脂質異常症、骨量減少障害、骨減少症、骨粗鬆症、筋消耗疾患、筋変性障害、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)、非アルコール性脂肪肝疾患(NAFL)、非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)、うつ病、気分障害、消化管の免疫障害(例えば、セリアック病)、便秘、過敏性腸症候群(IBS)または、例えば潰瘍性大腸炎、クローン病を含む炎症性腸疾患(IBD)、および、短腸症候群から選択される、請求項19記載の組成物。

【公表番号】特表2012−524125(P2012−524125A)
【公表日】平成24年10月11日(2012.10.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−507328(P2012−507328)
【出願日】平成22年4月20日(2010.4.20)
【国際出願番号】PCT/US2010/031793
【国際公開番号】WO2010/123930
【国際公開日】平成22年10月28日(2010.10.28)
【出願人】(511252811)エルセリクス セラピューティクス インコーポレイテッド (1)
【Fターム(参考)】