説明

半導体素子のCD測定方法及びその測定装置

【課題】CD測定方法及び測定装置を提供する。
【解決手段】測定パターンの画像データを生成する。前記測定パターンは互いに対向する第1及び第2面を備える。前記画像データは前記第1及び前記第2面にそれぞれ対応する第1及び第2辺を備える。前記画像データを編集して前記第1及び第2辺の重畳長さを増加させる。前記編集された画像データ内の前記第1及び第2辺を横切る測定ウィンドウを設定する。前記測定ウィンドウ内の前記第1辺と前記第2辺との間の距離を測定する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、長さ測定方法及び測定装置に関し、特に、半導体素子のCD測定方法及びその測定装置(Method for measuring a critical dimension of a semiconductor device and a related apparatus)に関するものである。
【背景技術】
【0002】
半導体素子の製造工程は半導体基板上に薄膜を形成し、前記薄膜を部分的に除去してパターンを形成する工程を含む。前記パターンは半導体素子の特性により設計された大きさ及び間隔を有している。従って、前記パターンの大きさ及び間隔を確認するということは非常に重要なことである。ここで、CD(critical dimension)は最も小さいパターンの幅または間隔として定義することができる。
【0003】
前記CDの測定は、走査電子顕微鏡(scanning electron microscope:SEM)が幅広く用いられている。前記走査電子顕微鏡(SEM)は半導体基板の指定された位置に電子ビームを走査し、前記半導体基板から放出される2次電子(secondary electron)を検出して画像データを得る。前記画像データを用いて前記パターンの幅または間隔を測定することができる。
【0004】
図1は、従来の走査電子顕微鏡(SEM)によるCD測定方法を説明するための平面図であり、図2は図1の走査線S1に沿って前記走査電子顕微鏡(SEM)によって検出された波形を示す波形図である。
図1を参照すると、ラインパターン10を備える半導体基板を走査電子顕微鏡(SEM)に挿入する。前記ラインパターン10に対する画像データ5を得る。前記画像データ5は前記ラインパターン10の第1辺11及び第2辺12を含む。前記第1辺11及び前記第2辺12を横切るように測定ウィンドウ20をオーバレイさせる。前記測定ウィンドウ20は長さL1及び幅W1を設定することができる。
【0005】
図2を参照すると、前記走査電子顕微鏡(SEM)により検出される波形は曲線30あるいは曲線35のように現われることができる。すなわち、図1の走査線S1に沿って前記走査電子顕微鏡(SEM)により検出される前記波形は1次水平線30、2次水平線35、第1変曲点31及び第2変曲点32を有する。前記2次水平線35は前記ラインパターン10に対応して表示され、前記第1変曲点31は前記第1辺11に対応して表示されており、前記第2変曲点32は前記第2辺12に対応して表示される。前記第1変曲点31と前記第2変曲点32との間の距離を演算し前記第1辺11と前記第2辺12との間のCD値CD1を測定することができる。
【0006】
一方、前記第1辺11及び前記第2辺12は工程上の加工誤差によって粗い表面を有する場合がある。すなわち、前記走査線S1により測定される前記CD値CD1は前記ラインパターン10の平均の幅と誤差を示している。これによって、前記測定ウィンドウ20の設定された幅W1内に前記走査線S1を平行移動させて繰り返し測定されたCD値CD1の平均値を採用するのが測定正確度の側面からは有利となる。したがって、前記測定ウィンドウ20の幅W1は大きいほど測定正確度の側面から有利である場合がある。また、前記測定ウィンドウ20の長さL1は前記第1辺11と前記第2辺12との間の距離よりも長くなければならない。
【0007】
図1に示すように、前記第1辺11及び前記第2辺12が互いに平行であり、対称構造を有する場合、前記測定ウィンドウ20の幅W1は前記測定正確度を確保できる大きさに設定することができる。すなわち、前記測定正確度を高めることができる。しかしながら、半導体基板内には対称構造及び非対称構造を備えるパターンが同時に形成される。前記第1辺11及び前記第2辺12が非対称構造を有する場合、前記測定ウィンドウ20の幅W1は前記測定正確度を確保できる大きさに設定することが難しくなる。このような場合、前記測定正確度は低下する。
【0008】
さらに、近来の半導体素子は、斜線方向整列パターン(oblique patterns)のような集積効率を画期的に高めることができる構造を採用する研究が活発に進行されている。したがって、前記測定正確度を確保できる大きさの測定ウィンドウを設定することがますます困難となっている。
一方、CD測定に関する他の方法が特許文献1に「パターン評価方法、パターン評価装置およびコンピュータ読み取り可能な記録媒体(Method and device for pattern evaluation, and computer-readable recording medium)」という名称で、三井正(Mitsui Tadashi)によって開示されている。
【0009】
三井正によれば、パターンの画像データを取得し、この画像データを処理してパターンのエッジ点の座標を検出し、左右のエッジ点同士でエッジ点ペアを組み合わせ、各エッジ点ペアにおけるエッジ点間の距離と、各エッジ点間を結ぶ直線とX軸との角度とを算出し、これら距離および角度との分布を表わす距離角度分布図を作成し、この距離角度分布図の特徴点を評価目的に応じて抽出するとしている。
【0010】
それにもかかわらず、非対称パターンのCD測定の技術は持続的に改善する必要がある。
【特許文献1】特開2002−288677号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
本発明が解決しようとする技術的課題は、上述の従来技術の問題点を改善するためのものとして、非対称パターンを備える半導体素子のCD測定方法を提供することにある。
本発明の他の技術的課題はCD測定装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0012】
前記技術的課題を達成するために本発明は、CD(critical dimension)測定方法を提供する。この方法は、測定パターンの画像データを生成することを含む。前記測定パターンは互いに対向する第1及び第2面を備える。前記画像データは前記第1面及び前記第2面にそれぞれ対応する第1辺及び第2辺を備える。前記画像データを編集して前記第1及び第2辺の重畳長さを増加させる。前記編集された画像データ内の前記第1辺及び前記第2辺を横切る測定ウィンドウを設定する。前記測定ウィンドウ内の前記第1辺と第2辺との間の距離を測定する。
【0013】
本発明のいくつかの実施形態において、前記第1辺及び前記第2辺は互いに平行とすることができる。また、前記第1辺及び前記第2辺は少なくとも一部が向い合うことができる。
他の実施形態において、前記画像データを編集することは、前記画像データを複数の領域に分割し前記領域のうち少なくとも1つを移動することを含むことができる。前記領域は第1及び第2領域を含むことができる。前記第1領域は前記第1辺を有し前記第2領域は前記第2辺を有することができる。前記第1領域は前記第2辺に平行であり前記第2領域は前記第1辺に平行とすることができる。前記領域のうち少なくとも1つを移動することは前記第1及び第2領域を回転移動することと、前記第1及び第2領域のうちいずれか1つを他の1つに対して平行移動することを含むことができる。
【0014】
また、本発明は、半導体素子のCD測定方法を提供する。この方法は、測定パターンを有する基板を提供することを含む。前記測定パターンは互いに対向する第1及び第2面を備える。前記測定パターンの画像データを生成する。前記画像データは前記第1面及び前記第2面にそれぞれ対応する第1辺及び第2辺を備える。前記画像データを編集して前記第1及び第2辺の重畳長さを増加させる。前記編集された画像データ内の前記第1辺及び前記第2辺を横切る測定ウィンドウを設定する。前記測定ウィンドウ内の前記第1辺と第2辺との間の距離を測定する。
【0015】
いくつかの実施形態において、前記画像データを生成することは、前記基板を測定装置に挿入し、前記測定パターンを整列することを含むことができる。前記測定装置は走査電子顕微鏡(SEM)とすることができる。
さらに、本発明は、CD測定装置を提供する。この装置は、第1辺及び第2辺を有する画像データを編集して前記第1及び第2辺の重畳長さを増加させる画像編集器を備える。前記画像データは少なくとも一部が重畳される第1面及び第2面を有する測定パターンを描いて、前記第1辺は前記第1面を示し、前記第2辺は前記第2面を示す。
【0016】
いくつかの実施形態において、前記CD測定装置は、信号発生器、画像編集器、測定ウィンドウ発生器及び演算機器を備えることができる。前記信号発生器は、測定パターンの画像データを生成する役割をすることができる。前記測定パターンは互いに対向する第1及び第2面を有する。前記画像データは、前記第1面及び前記第2面にそれぞれ対応する第1辺及び第2辺を備える。前記画像編集器は前記信号発生器から伝送された前記画像データを編集して前記第1及び第2辺の重畳長さを増加させる役割をすることができる。前記測定ウィンドウ発生器は前記画像編集器から作成された前記編集された画像データ内に測定ウィンドウを設定する役割をすることができる。前記測定ウィンドウは、前記第1辺及び前記第2辺を横切るように設定する。前記演算機器は前記測定ウィンドウ内の前記第1辺と第2辺との間の距離を測定する役割をすることができる。
【0017】
他の実施形態において、前記信号発生器は走査電子顕微鏡(SEM)を備えることができる。
さらに他の実施形態において、前記画像編集器は前記画像データを複数の領域に分割し前記領域のうち少なくとも1つを移動する役割をすることができる。
【発明の効果】
【0018】
本発明によると、測定パターンの画像データを生成する。前記画像データは前記測定パターンの第1辺及び第2辺を備える。前記画像データを編集して前記第1及び第2辺の重畳長さを増加させる。前記編集された画像データ内の前記第1辺及び前記第2辺を横切る測定ウィンドウを設定する。これによって、前記測定ウィンドウの幅は測定正確度の確保できる大きさに設定することができる。続いて、前記測定ウィンドウ内の前記第1辺と第2辺との間の距離を測定する。結論的に非対称パターンを有する半導体素子のCDを正確に測定することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下、添付した図面を参照しながら本発明の好適な実施形態を詳しく説明する。しかしながら、本発明はここで説明する実施形態に限られず、他の形態で具体化されることもある。むしろ、ここで紹介される実施形態は開示された発明が完成されていることを示すと共に、当業者に本発明の思想を十分に伝えるために提供するものである。明細書全体にわたって同じ参照番号は、同様の構成要素を示す。
【0020】
図3は、本発明の一実施形態に係るCD測定方法を順次に示すフローチャートである。まず図3を参照して本発明に係るCD測定方法を順に説明する。
図3を参照すると、測定装置に測定パターンを備える基板をローディングする(ステップ110)。
前記測定装置は走査電子顕微鏡(SEM)のように微小パターンの拡大画像が得られる装置とすることができる。前記測定パターンは互いに対向する第1面及び第2面を有することができる。この場合、前記第1面及び前記第2面は部分的に対向することができる。
【0021】
続いて、前記測定パターンの画像データを生成する(ステップ120)。前記画像データを生成する前に前記基板を整列して前記測定パターンの位置を指定することができる。例えば、前記測定パターンの前記第1面及び前記第2面が前記画像データの“行”(row)方向、または“列”(column)方向になるように整列することができる。前記画像データは前記第1面及び前記第2面にそれぞれ対応する第1辺及び第2辺を備えることができる。
【0022】
前記画像データを編集して前記第1及び第2辺の重畳長さを増加させる(ステップ130)。
具体的に、前記画像データを複数の領域に分割する。前記領域は第1及び第2領域を含む。前記第1領域は前記第1辺を有し前記第2領域は前記第2辺を有する。前記第1領域は前記第2辺に平行であり、前記第2領域は前記第1辺に平行とする。上述したように、前記第1辺及び前記第2辺は互いに平行であるが、部分的に重畳してもよい。この場合、前記第2領域は前記第1辺と前記第2辺との間を前記第1辺に平行に分割することができる。
【0023】
続いて、前記領域のうち少なくとも1つが移動される。前記第1及び第2領域のうちいずれか1つは、他の1つに対して平行移動することができる。また、前記第1及び第2領域を回転移動してもよい。例えば、前記第2領域を前記第1辺に平行な方向に移動することができる。前記第2領域の平行移動は、前記第1辺及び前記第2辺の重畳長さが最大になるまで実行することができる。
【0024】
前記編集された画像データ内の前記第1辺及び前記第2辺を横切る測定ウィンドウを設定する(ステップ140)。前記測定ウィンドウは長さ及び幅が設定される。前記測定ウィンドウの長さは、前記第1辺及び前記第2辺を横切るように設定される。前記測定ウィンドウの幅は前記長さに垂直な方向である。また、前記測定ウィンドウの幅は、測定正確度が確保できる大きさに設定することが望ましい。
【0025】
前記測定ウィンドウ内の前記第1辺と前記第2辺との間の距離を測定する(ステップ150)。ここで、CDは前記第1辺と前記第2辺との間の距離で定義される。
例えば、前記第1辺上における任意の点である第1点と前記第2辺との間の第1最小距離が測定される。前記第1辺上における他の任意の点である第2点と前記第2辺との間の第2最小距離が測定される。同様に、前記第1辺上におけるさらに他の任意の点である第n点と前記第2辺との間の第n最小距離が測定される。前記第1最小距離ないし前記第n最小距離の平均値を算出してCD値として採用する。
【0026】
他の方法として、前記第1点ないし前記第n点を連結して前記第1辺の第1近似直線を得てもよい。また、前記第2辺の第2近似直線を得てもよい。前記第1近似直線と前記第2近似直線との間の距離を算出してCD値として採用することもできる。
一方、前記測定ウィンドウの幅は測定正確度が確保できる大きさに設定することが好ましい。すなわち、前記測定ウィンドウの幅は大きいほど測定正確度の側面から有利となる。
【0027】
ところで、従来のCD測定方法の場合、前記画像データ内に前記測定ウィンドウが設定される。前記画像データは部分的に対向する前記第1辺及び前記第2辺を含む。この場合、前記測定ウィンドウの幅は前記測定正確度を確保できる大きさに設定することが大変難しくなる。
一方、本発明の一実施形態に係るCD測定方法は、前記編集された画像データ内に前記測定ウィンドウが設定される。前記編集された画像データは相対的に大きい重畳長さを有する前記第1辺及び前記第2辺を含む。これによって、前記測定ウィンドウの幅は相対的に大きく設定することができる。すなわち、前記測定ウィンドウの幅を前記測定正確度が確保できる大きさに設定することができる。
【0028】
図4及び図5は、それぞれ従来のCD測定方法及び本発明の一実施形態に係るCD測定方法を説明するための平面図である。次に、図3、図4及び図5を参照して本発明の一実施形態に係るCD測定方法を説明する。
図3及び図4を参照すると、測定装置に測定パターン60を備える基板をローディングする(ステップ110)。
【0029】
前記測定装置は走査電子顕微鏡(SEM)のように微小パターンの拡大画像が得られる装置とすることができる。前記測定パターン60は平面図から見た場合、平行四辺形のように最小二辺が互いに平行な構造となる。前記測定パターン60は、互いに対向する第1面及び第2面を有する。この場合、前記第1面及び前記第2面は部分的に対向する。
【0030】
続いて、前記測定パターン60の画像データ50を生成する(ステップ120)。前記画像データ50は、前記第1面及び前記第2面にそれぞれ対応する第1辺61及び第2辺62を有する。前記画像データ50を生成する前に、前記基板を整列して前記測定パターン60の位置を指定してもよい。図4に示したように、前記測定パターン60の前記第1辺61及び前記第2辺62は、前記画像データ50の列方向になるように整列される。前記第1辺61及び前記第2辺62は互いに平行であり部分的に重畳される。
【0031】
従来のCD測定方法の場合、前記画像データ50内に測定ウィンドウ142が設定される。前記画像データ50は、部分的に重畳する前記第1辺61及び前記第2辺62を含む。前記測定ウィンドウ142は、長さL2及び幅W2を有するように設定される。前記測定ウィンドウ142の幅W2は、前記長さL2に垂直な方向となる。前記測定ウィンドウ142の長さL2は、前記第1辺61及び前記第2辺62を横切るように設定される。しかし、前記測定ウィンドウ142の幅W2は、測定正確度を確保できる大きさに設定することが大変難しい。
【0032】
図3及び図5を参照すると、前記画像データ50を編集して前記第1辺61及び第2辺62の重畳長さを増加させる(ステップ130)。
具体的に、前記画像データ50は、第1領域51及び第2領域52に分割される。前記第1領域51は、前記第1辺61を有し、前記第2領域52は前記第2辺62を有している。前記第1領域51は前記第2辺62に平行であり、前記第2領域52は前記第1辺61に平行である。上述したように、前記第1辺61及び前記第2辺62は互いに平行であるが、部分的に重畳してもよい。この場合、前記第2領域52は、前記第1辺61と前記第2辺62との間を前記第1辺61に平行に分割することができる。
【0033】
次に、前記第2領域52を前記第1辺61に平行な方向に移動する。図5に示したように、前記第2領域52を列方向に矢印55に沿って平行移動する。前記第1領域51及び第2領域52は、編集された画像データ50’を構成する。
前記第2領域52の平行移動は、前記第1辺61及び前記第2辺62の前記重畳長さが最大になるまで実行される。すなわち、前記編集された画像データ50’は、前記第1辺61及び前記第2辺62の重畳長さが最大となる。
【0034】
前記編集された画像データ50’内に測定ウィンドウ143を設定する(ステップ140)。前記測定ウィンドウ143には、長さL3及び幅W3が設定される。前記測定ウィンドウ143の幅W3は、前記長さL3に垂直な方向である。前記測定ウィンドウ143の長さL3は、前記第1辺61及び前記第2辺62を横切るように設定される。前記測定ウィンドウ143の長さL3は前記画像データ50内に設定された前記測定ウィンドウ142の長さL2と実質的に同じ大きさである。
【0035】
このように、前記第1辺61及び前記第2辺62の重畳長さは、前記編集された画像データ50’において相対的に大きく形成される。これによって、前記測定ウィンドウ143の幅W3は、前記画像データ50内に設定された前記測定ウィンドウ142の幅W2よりも大きく設定される。すなわち、前記測定ウィンドウ143の幅W3は、測定正確度を確保できる大きさに設定することができる。
【0036】
前記測定ウィンドウ143内の前記第1辺61と前記第2辺62との間の距離を測定する(ステップ150)。
例えば、前記第1辺61上における任意の点である第1点と前記第2辺62との間の第1最小距離を測定する。前記第1辺61上における他の任意の点である第2点と前記第2辺62との間の第2最小距離を測定する。同様に、前記第1辺61上におけるさらに他の任意の点である第n点と前記第2辺62との間の第n最小距離を測定する。前記第1最小距離ないし前記第n最小距離の平均値を算出してCD値として採用する。
【0037】
他の方法として、前記第1点ないし前記第n点を連結して前記第1辺61の第1近似直線を得てもよい。また、前記第2辺62の第2近似直線を得てもよい。前記第1近似直線と前記第2近似直線との間の距離を算出してCD値として採用してもよい。
【0038】
図6及び図7は、それぞれ従来のCD測定方法及び本発明の他の実施形態に係るCD測定方法を説明するための平面図である。次に、図3、図6及び図7を参照して本発明の他の実施形態に係るCD測定方法を説明する。
図3及び図6を参照すると、測定装置に測定パターン80、85を備える基板をローディングする(ステップ110)。
【0039】
前記測定装置は走査電子顕微鏡(SEM)のように微小パターンの拡大画像が得られる装置とすることができる。前記基板はシリコンウエハのような半導体基板である。前記基板上には活性領域85を画定する素子分離パターン80が形成される。前記活性領域85は、平面図で見た場合、斜線方向に整列される。この場合、前記素子分離パターン80は互いに対向する第1面及び第2面を有する。この場合に、前記第1面及び前記第2面は部分的に対向する。
【0040】
続いて、前記測定パターン80、85の画像データ70を生成する(ステップ120)。前記画像データ70は、前記第1面及び前記第2面にそれぞれ対応する第1辺81及び第2辺82を有する。前記画像データ70を生成する前に、前記基板を整列して前記測定パターン80、85の位置を指定してもよい。図6に示したように、前記測定パターン80、85の前記第1辺81及び前記第2辺82が前記画像データ70の列方向になるように整列される。前記第1辺81及び前記第2辺82は互いに平行であり部分的に重畳する。
【0041】
一方、前記素子分離パターン80は、絶縁性物質で埋め込んでもよい。この場合、前記素子分離パターン80は前記活性領域85の間を電気的に隔離させる役割をする。前記活性領域85の間の絶縁特性は前記絶縁性物質の誘電率及び前記素子分離パターン80のCDに敏感に応じる。これによって、前記第1辺81と前記第2辺82との間の前記CDを確認することは非常に重要である。
【0042】
しかしながら、従来のCD測定方法の場合、前記画像データ70内に測定ウィンドウ144が設定される。前記画像データ70は、部分的に重畳される前記第1辺81及び前記第2辺82を含む。前記測定ウィンドウ144は、長さL4及び幅W4を有するように設定される。前記測定ウィンドウ144の幅W4は、前記長さL4に垂直な方向とする。前記測定ウィンドウ144の長さL4は、前記第1辺81及び前記第2辺82を横切るように設定することができる。しかしながら、前記測定ウィンドウ144の幅W4は、測定正確度を確保できる大きさに設定することが大変難しくなる。
【0043】
図3及び図7を参照すると、前記画像データ70を編集して前記第1辺81及び第2辺82の重畳長さを増加させる(ステップ130)。
具体的に、前記画像データ70を第1領域71及び第2領域72に分割する。前記第1領域71は前記第1辺81を有し、前記第2領域72は前記第2辺82を有する。前記第1領域71は前記第2辺82に平行であり、前記第2領域72は前記第1辺81に平行である。上述したように、前記第1辺81及び前記第2辺82は互いに平行であるが、部分的に重畳してもよい。この場合、前記第2領域72は、前記第1辺81と前記第2辺82との間を前記第1辺81に平行に分割することができる。
【0044】
次に、前記第2領域72を前記第1辺81に平行な方向に移動する。図7に示したように、前記第2領域72を列方向に矢印75に沿って平行移動する。前記第1領域71及び第2領域72は、編集された画像データ70’を構成する。
前記第2領域72の平行移動は、前記第1辺81及び前記第2辺82の前記重畳長さが最大になるまで行われる。すなわち、前記編集された画像データ70’は、前記第1辺81及び前記第2辺82の重畳長さを最大とすることができる。
【0045】
前記編集された画像データ70’内に測定ウィンドウ145を設定する(ステップ140)。前記測定ウィンドウ145は、長さL5及び幅W5に設定される。前記測定ウィンドウ145の幅W5は、前記長さL5に垂直な方向である。前記測定ウィンドウ145の長さL5は、前記第1辺81及び前記第2辺82を横切るように設定される。前記測定ウィンドウ145の長さL5は、前記画像データ70内に設定された前記測定ウィンドウ144の長さL4と実質的に同じ大きさとすることができる。
【0046】
しかしながら、前記第1辺81及び前記第2辺82の重畳長さは、前記編集された画像データ70’において相対的に大きく形成される。これによって、前記測定ウィンドウ145の幅W5は、前記画像データ70内に設定された前記測定ウィンドウ144の幅W4よりも大きく設定することができる。すなわち、前記測定ウィンドウ145の幅W5は測定正確度の確保できる大きさに設定することができる。
【0047】
前記測定ウィンドウ145内の前記第1辺81と前記第2辺82との間の距離を測定する(ステップ150)。
例えば、前記第1辺81上における任意の点である第1点と前記第2辺82との間の第1最小距離を測定する。前記第1辺81上における他の任意の点である第2点と前記第2辺82との間の第2最小距離を測定する。同様に、前記第1辺81上におけるさらに他の任意の点である第n点と前記第2辺82との間の第n最小距離を測定することができる。前記第1最小距離ないし前記第n最小距離の平均値を算出してCD値として採用する。
【0048】
他の方法として、前記第1点ないし前記第n点を連結して前記第1辺81の第1近似直線を得てもよい。また、前記第2辺82の第2近似直線を得てもよい。前記第1近似直線と前記第2近似直線との間の距離を算出してCD値として採用することもできる。
【0049】
図8及び図9は、それぞれ従来に係るCD測定方法及び本発明のさらに他の実施形態に係るCD測定方法を説明するための平面図である。次に、図3、図8及び図9を参照して本発明のさらに他の実施形態に係るCD測定方法を説明する。
【0050】
図3及び図8を参照すると、測定装置に測定パターン90、93、94、95を備える基板をローディングする(ステップ110)。
前記測定装置は走査電子顕微鏡(SEM)のように微小パターンの拡大画像が得られる装置とすることができる。前記基板は、シリコンウエハのような半導体基板である。前記基板上にはラインパターン93、ダミーパターン94、95、及びこれらの間を隔離させる絶縁パターン90が形成されている。前記ダミーパターン94、95は平面図から見た場合斜線方向に整列される。この場合、前記絶縁パターン90は互いに対向する第1面及び第2面を有する。この場合、前記第1面及び前記第2面は部分的に対向する。
【0051】
続いて、前記測定パターン90、93、94、95の画像データ86を生成する(ステップ120)。前記画像データ86は、前記第1面及び前記第2面にそれぞれ対応する第1辺91及び第2辺92を備える。前記画像データ86を生成する前に、前記基板を整列して前記測定パターン90、93、94、95の位置を指定してもよい。
【0052】
しかしながら、従来のCD測定方法の場合、前記画像データ86内に測定ウィンドウが設定される。前記画像データ86は、部分的に重畳される前記第1辺91及び前記第2辺92を含む。この場合、前記測定ウィンドウを測定正確度が確保できる大きさに設定することは大変難しくなる。
図3及び図9を参照すると、前記画像データ86を編集して前記第1辺91及び第2辺92の重畳長さを増加させる(ステップ130)。
【0053】
具体的に、前記画像データ86を第1領域88、第2領域89及び第3領域87で分割する。前記第1領域88は前記第1辺91を有し、前記第2領域89は前記第2辺92を有する。前記第1領域88は前記第2辺92に平行であり、前記第2領域89は前記第1辺91に平行である。上述したように、前記第1辺91及び前記第2辺92は互いに平行であるが部分的に重畳してもよい。この場合、前記第2領域89は、前記第1辺91と前記第2辺92との間を前記第1辺91に平行に分割する。
【0054】
次に、前記第1領域88及び前記第2領域89を第1矢印97方向に回転移動する。例えば、前記第1辺91及び前記第2辺92が前記画像データ86の列方向になるように回転移動する。前記第1辺91及び前記第2辺92は、互いに平行であり部分的に重畳される。また、前記第2領域89を前記第1辺91に平行な方向に移動してもよい。図9に示したように、前記第2領域89を第2矢印98に沿って平行移動することができる。前記第1領域88、第2領域89及び第3領域87は、編集された画像データ86’を構成する。
【0055】
前記第2領域89の平行移動は、前記第1辺91及び前記第2辺92の前記重畳長さが最大になるまで行われる。すなわち、前記編集された画像データ86’は、前記第1辺91及び前記第2辺92の重畳長さが最大とすることができる。
前記編集された画像データ86’内に測定ウィンドウ147を設定する(ステップ140)。前記測定ウィンドウ147は、長さL7及び幅W7に設定される。前記測定ウィンドウ147の幅W7は、前記長さL7に垂直な方向である。前記測定ウィンドウ147の長さL7は、前記第1辺91及び前記第2辺92を横切るように設定される。前記第1辺91及び前記第2辺92の重畳長さは、前記編集された画像データ86’において相対的に大きく形成される。前記測定ウィンドウ147の幅W7を測定正確度が確保できる大きさに設定することができる。
【0056】
前記測定ウィンドウ147内の前記第1辺91と前記第2辺92との間の距離を測定する(ステップ150)。
例えば、前記第1辺91上における任意の点である第1点と前記第2辺92との間の第1最小距離を測定する。前記第1辺91上における他の任意の点である第2点と前記第2辺92との間の第2最小距離を測定する。同様に、前記第1辺91上におけるさらに他の任意の点である第n点と前記第2辺92との間の第n最小距離を測定する。前記第1最小距離ないし前記第n最小距離の平均値を算出してCD値として採用する。
【0057】
他の方法として、前記第1点ないし前記第n点を連結して前記第1辺91の第1近似直線を得てもよい。また、前記第2辺92の第2近似直線を得てもよい。前記第1近似直線と前記第2近似直線との間の距離を算出してCD値として採用してもよい。
【0058】
図10は本発明の一実施形態に係るCD測定装置を示すブロック図である。
図10を参照すると、本発明の一実施形態に係るCD測定装置は、信号発生器221、画像編集器231、測定ウィンドウ発生器241及び演算機器251を備える。
前記信号発生器221は走査電子顕微鏡(SEM)を備える。前記走査電子顕微鏡(SEM)は、電子銃225、電子光学系226、検出部227、及び制御部228を備える。前記電子銃225は、電子ビームを発生する役割をする。前記電子光学系226は、前記電子銃225から発生された電子ビームを半導体基板の指定された位置に走査する役割をする。前記検出部227は、前記半導体基板から放出される2次電子を検出して画像データを得る役割をする。前記制御部228は、前記電子銃225、前記電子光学系226及び前記検出部227との間の動作を制御する役割をする。
【0059】
本発明の一実施形態によれば、前記信号発生器221は測定パターンの画像データを生成する役割をする。前記測定パターンは、互いに対向する第1及び第2面を備える。この場合、前記画像データは、前記第1面及び前記第2面にそれぞれ対応する第1辺及び第2辺を備える。
前記画像編集器231は、前記信号発生器221に電気信号的に接続されている。前記画像編集器231は前記信号発生器221から伝送された前記画像データを編集して前記第1及び第2辺の重畳長さを増加させる役割をする。例えば、前記画像編集器231は前記画像データを複数の領域に分割し、前記領域のうち少なくとも1つを移動する役割をする。
【0060】
前記測定ウィンドウ発生器241は、前記画像編集器231に電気信号的に接続される。前記測定ウィンドウ発生器241は、前記画像編集器231から作成された前記編集された画像データ内に測定ウィンドウを設定する役割をする。前記測定ウィンドウは、前記編集された画像データ内の前記第1辺及び前記第2辺を横切るように設定する。
【0061】
前記演算機器251は、前記画像編集器231に電気信号的に接続される。前記演算機器251は、前記測定ウィンドウ内の前記第1辺と第2辺との間の距離を測定する役割をする。
前記画像編集器231には、ディスプレイ261を付け加えることができる。前記ディスプレイ261は、前記画像データ、前記編集された画像データ及び前記測定ウィンドウを見せる役割をする。
【図面の簡単な説明】
【0062】
【図1】従来の走査電子顕微鏡(SEM)によるCD測定方法を説明するための平面図である。
【図2】図1の走査線S1に沿って走査電子顕微鏡(SEM)によって検出される波形を示す波形図である。
【図3】本発明の一実施形態に係るCD測定方法を示すフローチャートである。
【図4】従来のCD測定方法を説明するための平面図である。
【図5】本発明の一実施形態に係るCD測定方法を説明するための平面図である。
【図6】従来の他のCD測定方法を説明するための平面図である。
【図7】本発明の他の実施形態に係るCD測定方法を説明するための平面図である。
【図8】従来のさらに他のCD測定方法を説明するための平面図である。
【図9】本発明のさらに他の実施形態に係るCD測定方法を説明するための平面図である。
【図10】本発明の実施形態に係るCD測定装置を示すブロック図である。
【符号の説明】
【0063】
70,70’:画像データ、71,72:第1領域及び第2領域、75:矢印、80:素子分離パターン、81,82:第1辺及び第2辺、85:活性領域、144,145:測定ウィンドウ、L4,L5:長さ、W4,W5:幅

【特許請求の範囲】
【請求項1】
互いに対向する第1面及び第2面を有する測定パターンの画像データを生成し、前記画像データに前記第1面及び前記第2面にそれぞれ対応する第1辺及び第2辺を設定する段階と、
前記画像データを編集して前記第1辺及び前記第2辺の重畳長さを増加させる段階と、
前記編集された画像データ内の前記第1辺及び前記第2辺を横切る測定ウィンドウを設定する段階と、
前記測定ウィンドウ内の前記第1辺と前記第2辺との間の距離を測定する段階と、
を含むことを特徴とするCD(critical dimension)測定方法。
【請求項2】
前記第1辺及び前記第2辺は互いに平行であり、少なくとも一部が対向することを特徴とする請求項1記載のCD測定方法。
【請求項3】
前記画像データを編集するとき、
前記画像データを複数の領域に分割する段階と、
前記複数の領域のうち少なくとも1つを移動する段階と、
を含むことを特徴とする請求項1記載のCD測定方法。
【請求項4】
前記複数の領域は第1領域及び第2領域を含み、前記第1領域は前記第1辺を有し前記第2領域は前記第2辺を有することを特徴とする請求項3記載のCD測定方法。
【請求項5】
前記第1領域は前記第2辺に平行であり、前記第2領域は前記第1辺に平行なことを特徴とする請求項4記載のCD測定方法。
【請求項6】
前記領域のうち少なくとも1つを移動するとき、
前記第1領域または前記第2領域のうちいずれか1つを他の1つに対して平行移動する段階と、
を含むことを特徴とする請求項4記載のCD測定方法。
【請求項7】
前記領域のうち少なくとも1つを移動するとき、
前記第1領域及び前記第2領域を回転移動する段階と、
前記第1領域または前記第2領域のうちいずれか1つを他の1つに対して平行移動する段階と
を含むことを特徴とする請求項4記載のCD測定方法。
【請求項8】
前記距離を測定するとき、
前記測定ウィンドウ内の前記第1辺上に複数の点を選定する段階と、
選定された前記複数の点と前記第2辺との間の最小距離を測定する段階と、
前記最小距離の平均値を算出する段階と、
を含むことを特徴とする請求項1記載のCD測定方法。
【請求項9】
前記距離を測定するとき、
前記測定ウィンドウ内の前記第1辺上に複数の点を選定する段階と、
前記第2辺上に複数の点を選定し、前記第2辺上の点は前記測定ウィンドウ内の前記第1辺上の1点に対応させる段階と、
前記第2辺上の複数の点と前記第1辺上の対応する点との間の距離を測定する段階と、
測定された前記第2辺上の複数の点と前記第1辺上の対応する点との間の距離の平均値を算出する段階と、
前記平均値をCDとして採用する段階と、
を含むことを特徴とする請求項1記載のCD測定方法。
【請求項10】
前記第2辺上の複数の点及び前記第1辺上の対応する点は、前記第2辺上の複数の点と前記第1辺上の対応する点との間の距離を測定する間に、走査線に沿って位置することを特徴とする請求項9記載のCD測定方法。
【請求項11】
前記距離を測定するとき、
前記測定ウィンドウ内の前記第1辺の第1近似直線を算出する段階と、
前記測定ウィンドウ内の前記第2辺の第2近似直線を算出する段階と、
前記第1近似直線と前記第2近似直線との間の最小距離を算出する段階と、
算出された前記最小距離をCDとして採用する段階と、
を含むことを特徴とする請求項1記載のCD測定方法。
【請求項12】
測定パターンを有する基板を提供する段階をさらに含み、
前記測定パターンは互いに対向する第1面及び第2面を有し、前記基板の寸法を象徴するCDが測定されることを特徴とする請求項1記載のCD測定方法。
【請求項13】
前記画像データを生成するとき、
前記基板を測定装置に挿入する段階と、
前記測定パターンを整列する段階と、
を含むことを特徴とする請求項12記載のCD測定方法。
【請求項14】
前記測定装置は、走査電子顕微鏡(SEM)であることを特徴とする請求項13記載のCD測定方法。
【請求項15】
第1辺及び第2辺を有する画像データを編集して前記第1及び前記第2辺の重畳長さを増加させる画像編集器を備え、
前記画像データは、少なくとも一部が重畳される第1面及び第2面を有する測定パターンを描いて、前記第1辺は前記第1面を現し、前記第2辺は前記第2面を現すことを特徴とするCD測定装置。
【請求項16】
前記画像編集器は、前記画像データを複数の領域に分割して、前記複数の領域のうち少なくとも1つを他の1つに対して移動することを特徴とする請求項15記載のCD測定装置。
【請求項17】
前記画像データを生成する信号発生器と、
前記画像編集器で編集された画像データ内の前記第1辺及び前記第2辺を横切る測定ウィンドウを設定する測定ウィンドウ発生器と、
前記測定ウィンドウ内の前記第1辺と前記第2辺との間の距離を測定する演算機器と、
をさらに備えることを特徴とする請求項15記載のCD測定装置。
【請求項18】
前記信号発生器は、走査電子顕微鏡(SEM)を含むことを特徴とする請求項17記載のCD測定装置。
【請求項19】
前記画像データ及び編集された画像データのうち少なくとも1つを表示するディスプレイをさらに備えることを特徴とする請求項17記載のCD測定装置。
【請求項20】
前記画像編集器は、前記画像データを複数の領域に分割し、前記複数の領域のうち少なくとも1つを他の1つに対して回転移動することを特徴とする請求項15記載のCD測定装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2007−155701(P2007−155701A)
【公開日】平成19年6月21日(2007.6.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−250629(P2006−250629)
【出願日】平成18年9月15日(2006.9.15)
【出願人】(390019839)三星電子株式会社 (8,520)
【氏名又は名称原語表記】Samsung Electronics Co.,Ltd.
【Fターム(参考)】