説明

呼吸器疾患の処置に有用なフェノキシ酢酸誘導体

本発明は、呼吸器障害の処置用医薬化合物として有用な置換フェノキシ酢酸、それらを含む医薬組成物、およびそれらの製造法に関する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I):
【化1】

〔式中、
およびRは独立して水素原子、ハロゲン、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C−CシクロアルキルまたはC1−6アルキル基であり、後四者は所望によりハロゲン、C−Cシクロアルキル、NR10、OR、S(O)(式中、nは0、1または2である)から独立して選択される1個以上の置換基で置換されているか;
または
およびRは、一体となって所望によりO、S、NR11から選択される1個以上の原子を含む3−8員環を形成でき、そしてそれ自体所望により1個以上のC−Cアルキルまたはハロゲンで置換されており;
Wはハロゲン、シアノ、ニトロ、SO、SONR10、OR、またはC1−6アルキルであり、後者は所望によりハロゲン、ORおよびNR、S(O)(式中、nは0、1または2である)から独立して選択される1個以上の置換基で置換されており;
は水素、ハロゲン、CN、ニトロ、SO、OR、SR、SOR、SONR10、CONR10、NR10、NR11SO、NR11CO、NR11CORまたはC1−6アルキルから独立して選択される1個以上の置換基であり、後者は所望によりハロゲン、ORおよびNR10、S(O)(式中、nは0、1または2である)から独立して選択される1個以上の置換基で置換されており;
Xは結合、または所望によりハロゲン、C−Cアルキル(後者は所望によりハロゲン、ORおよびNR、S(O)(式中、nは0、1または2である)から独立して選択される1個以上の置換基で置換されている)から独立して選択される1個以上の置換基で置換されているC−Cアルキルであり;
Yは下記のタイプのジアミンであり:−
【化2】

およびRは独立して水素、SO、C(O)R、COおよびC−Cアルキルであり、後者は所望によりアリール、ヘテロアリール、ハロゲン、ORおよびNR10、S(O)(式中、nは0、1または2である)から独立して選択される1個以上の置換基で置換されており;
およびRは一体となってまたはRおよびRの一方がPまたはQと一体となって、1個または2個の環内窒素原子を有する飽和ヘテロ環式3−10員環を形成し;
PおよびQは独立して、所望により(=O)、ハロゲン、ORおよびNR10、S(O)(式中、nは0、1または2である)、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、アリールまたはヘテロアリール(後二者は所望によりハロゲン、ORおよびNR10、CONR10、S(O)(式中、nは0、1または2である)から独立して選択される1個以上の置換基で置換されている)から独立して選択される1個以上の置換基で置換されているC−Cアルキルであり;
Zは結合、(CR12)n−C(O)、(CR12)n−S(O)n、C(O)(CR12)n、またはS(O)(CR12)n、S(O)N(CR12)n(式中、n=0、1または2である)であり;
HETはアリールまたはヘテロアリールであり;
は、水素、ハロゲン、CN、ニトロ、COR、CO、SO、OR、SR、SOR、SONR10、CONR10、NR10、NRSO、NRCO、NRCOR、NRCONR10、NRSONR10、アリール、ヘテロアリール、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C−CシクロアルキルまたはC1−6アルキルから独立して選択される1個以上の置換基であり、後四者は所望によりハロゲン、C−Cシクロアルキル、CN、OR、NR10、S(O)(式中、nは0、1または2である)、CONR10、NRCOR、SONR10およびNRSOから独立して選択される1個以上の置換基で置換されており;
はC−Cアルキル、アリールまたはヘテロアリール基であり、これらは全て所望によりハロゲン原子、OR、NR1415で置換されていてよく;
は水素、C−C、アルキル、アリールまたはヘテロアリール基であり、これらは全て所望によりハロゲン原子、OR、NR1415で置換されていてよく;
およびR10は独立して水素、C−CシクロアルキルまたはC1−6アルキルであり、後二者は所望によりハロゲン、C−Cシクロアルキル、ORおよびNR1415、S(O)(式中、n=0、1または2である)、CONR、NRCOR、SONRおよびNRSOから独立して選択される1個以上の置換基で置換されているか;
または
およびR10は、それらが結合している窒素原子と一体となって、所望によりO、S(O)(式中、n=0、1または2である)、NR13から選択される1個以上の原子を含む、3−8員飽和ヘテロ環式環を形成でき、そしてそれ自体所望によりハロゲンまたはCアルキルで置換されており;
11は水素原子、C(O)R、C−Cアルキルアリールまたはヘテロアリール基(後三者は所望によりハロゲンで置換されて得る)であり;
12は、水素、またはC1−6アルキル基からの1個以上の基であり、後者は所望によりハロゲン、C−Cシクロアルキル、NR1415、OR、S(O)(式中、nは0、1または2である)から独立して選択される1個以上の置換基で置換されており;
13は水素、Cアルキル、−COC−Cアルキル、COYC−Cアルキル(式中、YはOまたはNRである)であり;そして
14およびR15は独立して水素、Cアルキルであるか、
または
14およびR15は、それらが結合している窒素原子と一体となって、所望によりO、S(O)(式中、n=0、1または2である)、NR13から選択される1個以上の原子を含む3−8員飽和ヘテロ環式環を形成でき、そしてそれ自体所望によりハロゲンまたはCアルキルで置換されている。〕
の化合物または薬学的に許容されるその塩。
【請求項2】
Yがピペリジン、アルキル置換ピペリジン(例えばメチル、エチルまたはプロピルピペリジン)、ピペラジノン、イミダゾリジン、ホモピペラジン、アミノピロリジン、アミノアゼチジンおよびアミノピペリジンである、請求項1記載の化合物。
【請求項3】
Wがハロゲン、CF、CNまたはC−Cアルキルである、請求項1または2記載の化合物。
【請求項4】
およびRが独立して水素またはメチルである、請求項1から3のいずれかに記載の化合物。
【請求項5】
が水素またはハロゲンである、請求項1から4のいずれかに記載の化合物。
【請求項6】
Xが結合またはCHである、請求項1から5のいずれかに記載の化合物。
【請求項7】
基ZがSO、SOCH、C(O)CH、C(O)C(Me)、C(O)またはC(O)CHCHである、請求項1から6のいずれかに記載の化合物。
【請求項8】
がハロゲン、水素、C−Cアルキル(所望により1個以上のハロゲン原子で置換されている)、アルコキシ(アルキル基が所望によりハロゲン原子で置換されている)、ニトロ、シアノまたはSOアルキルから選択される1個以上の置換基である、請求項1から7のいずれかに記載の化合物。
【請求項9】
[2−[4−[(4−フルオロフェニル)スルホニル]−1−ピペラジニル]−4−(トリフルオロメチル)フェノキシ]−酢酸;
[2−[[4−(フェニルスルホニル)−1−ピペラジニル]メチル]−4−(トリフルオロメチル)フェノキシ]−酢酸;
[2−[4−[[(4−シアノフェニル)スルホニル]−1−ピペラジニルメチル]]−4−(トリフルオロメチル)フェノキシ]−酢酸;
[2−[[4−[(2−フルオロフェニル)スルホニル]−1−ピペラジニル]メチル]−4−(トリフルオロメチル)フェノキシ]−酢酸;
[2−[[4−[(2−メチルフェニル)スルホニル]−1−ピペラジニル]メチル]−4−(トリフルオロメチル)フェノキシ]−酢酸;
[2−[[4−[(4−ニトロフェニル)スルホニル]−1−ピペラジニル]メチル]−4−(トリフルオロメチル)フェノキシ]−酢酸;
[2−[[4−[(4−フルオロフェニル)スルホニル]ヘキサヒドロ−1H−1,4−ジアゼピン−1−イル]メチル]−4−(トリフルオロメチル)フェノキシ]−酢酸;
[2−[ヘキサヒドロ−4−[[(4−メトキシフェニル)スルホニル]−1H−1,4−ジアゼピン−1−イル]メチル]−4−(トリフルオロメチル)フェノキシ]−酢酸;
[2−[[ヘキサヒドロ−4−(フェニルスルホニル)−1H−1,4−ジアゼピン−1−イル]メチル]−4−(トリフルオロメチル)フェノキシ]−酢酸;
[2−[[4−[(4−シアノフェニル)スルホニル]ヘキサヒドロ−1H−1,4−ジアゼピン−1−イル]メチル]−4−(トリフルオロメチル)フェノキシ]−酢酸;
[4−クロロ−2−[4−(フェニルスルホニル)−1−ピペラジニル]フェノキシ]−酢酸;
[4−クロロ−2−[[4−[(4−フルオロフェニル)スルホニル]−1−ピペラジニル]メチル]フェノキシ]−酢酸;
[4−クロロ−2−[[4−[(4−クロロフェニル)スルホニル]−1−ピペラジニル]メチル]フェノキシ]−酢酸;
[4−クロロ−2−[[4−[[4−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル]スルホニル]−1−ピペラジニル]フェノキシ]−酢酸;
[4−クロロ−2−[[4−[[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]メチル]スルホニル]−1−ピペラジニル]フェノキシ]−酢酸;
[4−クロロ−2−[4−[[[4−(メチルスルホニル)フェニル]スルホニル]−1−ピペラジニル]メチル]フェノキシ]−酢酸;
[4−クロロ−2−[[4−[(3−フルオロフェニル)スルホニル]−1−ピペラジニル]メチル]フェノキシ]−酢酸;
[4−クロロ−2−[[4−[[3−(トリフルオロメチル)フェニル]スルホニル]−1−ピペラジニル]メチル]フェノキシ]−酢酸;
[4−クロロ−2−[[4−[(3−クロロフェニル)スルホニル]−1−ピペラジニル]メチル]フェノキシ]−酢酸;
[4−クロロ−2−[[4−[[3−(トリフルオロメトキシ)フェニル]スルホニル]−1−ピペラジニル]メチル]フェノキシ]−酢酸;
[4−クロロ−2−[[4−[[3−(ジフルオロメトキシ)フェニル]スルホニル]−1−ピペラジニル]メチル]フェノキシ]−酢酸;
[4−クロロ−2−[[4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)スルホニル]−1−ピペラジニル]メチル]フェノキシ]−酢酸;
[4−クロロ−2−[[4−[(3,4−ジクロロフェニル)スルホニル]−1−ピペラジニル]メチル]フェノキシ]−酢酸;
[4−クロロ−2−[[4−[(3,4−ジフルオロフェニル)スルホニル]−1−ピペラジニル]メチル]フェノキシ]−酢酸;
[4−クロロ−2−[[4−[(フェニルメチル)スルホニル]−1−ピペラジニル]メチル]フェノキシ]−酢酸;
[4−クロロ−2−[[4−[[(2−ニトロフェニル)メチル]スルホニル]−1−ピペラジニル]メチル]フェノキシ]−酢酸;
[4−クロロ−2−[[4−[[(3−クロロフェニル)メチル]スルホニル]−1−ピペラジニル]メチル]フェノキシ]−酢酸;
[4−クロロ−2−[[4−[[(4−クロロフェニル)メチル]スルホニル]−1−ピペラジニル]メチル]フェノキシ]−酢酸;
[2−[[4−(フェニルアセチル)−1−ピペラジニル]メチル]−4−(トリフルオロメチル)フェノキシ]−酢酸;
[4−クロロ−2−[[4−[(4−クロロフェニル)アセチル]−1−ピペラジニル]メチル]フェノキシ]−酢酸;
[4−クロロ−2−[[4−(1−オキソ−3−フェニルプロピル)−1−ピペラジニル]メチル]フェノキシ]−酢酸;
[3−クロロ−2−[[4−[(4−クロロフェニル)アセチル]−1−ピペラジニル]メチル]フェノキシ]−酢酸;
[2−クロロ−2−[[4−[(4−クロロフェニル)アセチル]−1−ピペラジニル]メチル]フェノキシ]−酢酸;
[4−クロロ−2−[1−[4−(フェニルスルホニル)−1−ピペラジニル]エチル]フェノキシ]−酢酸トリフルオロ酢酸塩;
[2−[1−(4−ベンゾイル−1−ピペラジニル)エチル]−4−クロロフェノキシ]−酢酸、トリフルオロ酢酸塩;
[4−クロロ−2−[[[1−[(フェニルメチル)スルホニル]−3−ピロリジニル]アミノ]メチル]フェノキシ]−酢酸;
[4−クロロ−2−[[[1−(フェニルスルホニル)−3−ピロリジニル]アミノ]メチル]フェノキシ]−酢酸;
[4−クロロ−2−[4−(フェニルスルホニル)−1−ピペラジニル]フェノキシ]−酢酸;
[4−クロロ−2−[4−[(フェニルメチル)スルホニル]−1−ピペラジニル]フェノキシ]−酢酸;
[4−クロロ−2−[4−(フェニルアセチル)−1−ピペラジニル]フェノキシ]−酢酸;
[2−[(4−ベンゾイル−1−ピペラジニル)メチル]−4−(トリフルオロメチル)フェノキシ]−酢酸;
[2−[[4−(2−チエニルアセチル)−1−ピペラジニル]メチル]−4−(トリフルオロメチル)フェノキシ]−酢酸;
[4−クロロ−2−[[4−[[(4−フルオロフェニル)メチル]スルホニル]−1−ピペラジニル]メチル]フェノキシ]酢酸;
[4−クロロ−2−[[4−[[(4−メチルフェニル)メチル]スルホニル]−1−ピペラジニル]メチル]フェノキシ]酢酸;
[4−クロロ−2−[[4−[[(3−メチルフェニル)メチル]スルホニル]−1−ピペラジニル]メチル]フェノキシ]酢酸;
[4−クロロ−2−[[4−[(2−ピリジニルメチル)スルホニル]−1−ピペラジニル]メチル]フェノキシ]酢酸;
[4−クロロ−2−[[4−[(3−ピリジニルメチル)スルホニル]−1−ピペラジニル]メチル]フェノキシ]酢酸;
[4−クロロ−2−[[4−[(4−メチルフェニル)アセチル]−1−ピペラジニル]メチル]フェノキシ]酢酸;
[4−クロロ−2−[[4−[(4−フルオロフェニル)アセチル]−1−ピペラジニル]メチル]フェノキシ]酢酸;
[4−クロロ−2−[[4−[(4−メトキシフェニル)アセチル]−1−ピペラジニル]メチル]フェノキシ]酢酸;
[4−クロロ−2−[[4−(3−ピリジニルアセチル)−1−ピペラジニル]メチル]フェノキシ]酢酸;
[4−クロロ−2−[[4−[(4−シアノフェニル)アセチル]−1−ピペラジニル]メチル]フェノキシ]酢酸;
[4−クロロ−2−[[2−メチル−4−(フェニルスルホニル)−1−ピペラジニル]メチル]フェノキシ]酢酸;
[4−クロロ−2−[[2−メチル−4−[(フェニルメチル)スルホニル]−1−ピペラジニル]メチル]フェノキシ]酢酸;
[4−クロロ−2−[[(2R)−2−メチル−4−(フェニルスルホニル)−1−ピペラジニル]メチル]フェノキシ]酢酸;
[4−クロロ−2−[[3−メチル−4−[(フェニルメチル)スルホニル]−1−ピペラジニル]メチル]フェノキシ]酢酸;
[4−クロロ−2−[[3−メチル−4−(フェニルスルホニル)−1−ピペラジニル]メチル]フェノキシ]酢酸;
[4−クロロ−2−[[3−メチル−4−(フェニルアセチル)−1−ピペラジニル]メチル]フェノキシ]酢酸;
[4−クロロ−2−[[(3S)−3−メチル−4−(フェニルスルホニル)−1−ピペラジニル]メチル]フェノキシ]酢酸;
[4−クロロ−2−[[(3R)−3−メチル−4−(フェニルスルホニル)−1−ピペラジニル]メチル]フェノキシ]酢酸;
[4−クロロ−2−[[(3R)−3−メチル−4−[(フェニルメチル)スルホニル]−1−ピペラジニル]メチル]フェノキシ]酢酸;
[4−クロロ−2−[[(3S)−3−メチル−4−[(フェニルメチル)スルホニル]−1−ピペラジニル]メチル]フェノキシ]酢酸;
[4−クロロ−2−[[(3R)−3−メチル−4−(フェニルアセチル)−1−ピペラジニル]メチル]フェノキシ]酢酸;
[4−クロロ−2−[[(3S)−3−メチル−4−(フェニルアセチル)−1−ピペラジニル]メチル]フェノキシ]酢酸;
c)[4−クロロ−2−[[(3S)−3−メチル−4−(フェニルアセチル)−1−ピペラジニル]メチル]フェノキシ]酢酸;
[4−クロロ−2−[[(3S)−4−[(4−クロロフェニル)アセチル]−3−メチル−1−ピペラジニル]メチル]フェノキシ]酢酸;
[2−[(4−ベンゾイル−3−メチル−1−ピペラジニル)メチル]−4−クロロフェノキシ]酢酸;
[4−クロロ−2−[[2,5−ジメチル−4−(フェニルアセチル)−1−ピペラジニル]メチル]フェノキシ]−酢酸;
[4−クロロ−2−[[4−(1−オキソ−2−フェニルプロピル)−1−ピペラジニル]メチル]フェノキシ]−酢酸;
[4−クロロ−2−[[(3S)−3−エチル−4−(フェニルスルホニル)−1−ピペラジニル]メチル]フェノキシ]−酢酸;
[4−クロロ−2−[[(3S)−3−エチル−4−(フェニルアセチル)−1−ピペラジニル]メチル]フェノキシ]−酢酸;
(Cis)−[4−クロロ−2−[[2,3−ジメチル−4−(フェニルアセチル)−1−ピペラジニル]メチル]フェノキシ]−酢酸;
[4−クロロ−2−[[(3S)−4−(フェニルスルホニル)−3−プロピル−1−ピペラジニル]メチル]フェノキシ]−酢酸;
[4−クロロ−2−[[(3S)−4−(フェニルアセチル)−3−プロピル−1−ピペラジニル]メチル]フェノキシ]−酢酸;
[4−クロロ−2−[[(3R,5S)−3,5−ジメチル−4−(フェニルアセチル)−1−ピペラジニル]メチル]フェノキシ]−酢酸;
[4−クロロ−2−[[ヘキサヒドロ−4−(フェニルスルホニル)−1H−1,4−ジアゼピン−1−イル]メチル]フェノキシ]−酢酸;
[4−クロロ−2−[[ヘキサヒドロ−4−[(フェニルメチル)スルホニル]−1H−1,4−ジアゼピン−1−イル]メチル]フェノキシ]−酢酸;
[4−クロロ−2−[[ヘキサヒドロ−4−(フェニルアセチル)−1H−1,4−ジアゼピン−1−イル]メチル]フェノキシ]−酢酸;
[4−フルオロ−2−[4−(フェニル)アセチル−1−ピペラジニル]メチル]フェノキシ]−酢酸;
[4−フルオロ−2−[[4−[(フェニル)スルホニル]−1−ピペラジニル]メチル]フェノキシ]−酢酸;
[4−フルオロ−2−[[4−[(フェニルメチル)スルホニル]−1−ピペラジニル]メチル]フェノキシ]−酢酸;
(2S)−2−[4−フルオロ−2−[[4−(フェニルアセチル)−1−ピペラジニル]メチル]フェノキシ]−プロパン酸;
(2S)−2−[4−フルオロ−2−[[4−(フェニルスルホニル)−1−ピペラジニル]メチル]フェノキシ]−プロパン酸;
(2S)−2−[4−フルオロ−2−[[4−[(フェニルメチル)スルホニル]−1−ピペラジニル]メチル]フェノキシ]−プロパン酸;
[4−クロロ−2−[[メチル[1−(フェニルスルホニル)−3−ピロリジニル]アミノ]メチル]フェノキシ]−酢酸;
[4−シアノ−2−[[(3S)−3−メチル−4−(フェニルアセチル)−1−ピペラジニル]メチル]フェノキシ]酢酸;
[4−メチル−2−[[(3S)−3−メチル−4−(フェニルアセチル)−1−ピペラジニル]メチル]フェノキシ]酢酸;
[2−[[(3S)−3−メチル−4−(フェニルアセチル)−1−ピペラジニル]メチル]−4−(トリフルオロメチル)フェノキシ]酢酸;
[4−(1−メチルエチル)−2−[[4−(フェニルスルホニル)−1ピペラジニル]メチル]フェノキシ]酢酸;
[4−クロロ−2−[[(3S)−4−[(4−フルオロフェニル)アセチル]−3−メチル−1−ピペラジニル]メチル]フェノキシ]−酢酸;
[4−クロロ−2−[[(3S)−4−[(2,4−ジフルオロフェニル)アセチル]−3−メチル−1−ピペラジニル]メチル]フェノキシ]−酢酸;
[4−クロロ−2−[[(3S)−4−[(3−フルオロフェニル)アセチル]−3−メチル−1−ピペラジニル]メチル]フェノキシ]−酢酸;
[4−クロロ−2−[[(3S)−4−[(3−クロロフェニル)アセチル]−3−メチル−1−ピペラジニル]メチル]フェノキシ]−酢酸;
[4−クロロ−2−[[(3S)−4−[(2−クロロフェニル)アセチル]−3−メチル−1−ピペラジニル]メチル]フェノキシ]−酢酸;
[4−クロロ−2−[[(3S)−4−[[2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]アセチル]−3−メチル−1−ピペラジニル]メチル]フェノキシ]−酢酸;
[4−クロロ−2−[[(3S)−4−[(3,4−ジクロロフェニル)アセチル]−3−メチル−1−ピペラジニル]メチル]フェノキシ]−酢酸;
[4−クロロ−2−[[(3S)−4−[(2,4−ジクロロフェニル)アセチル]−3−メチル−1−ピペラジニル]メチル]フェノキシ]−酢酸;
[4−クロロ−2−[[(3S)−3−メチル−4−[[4−(トリフルオロメチル)フェニル]アセチル]−1−ピペラジニル]メチル]フェノキシ]−酢酸;
[4−クロロ−2−[[(3S)−3−メチル−4−[(4−メチルフェニル)アセチル]−1−ピペラジニル]メチル]フェノキシ]−酢酸;
[4−クロロ−2−[[(3S)−4−[(4−クロロ−2−フルオロフェニル)アセチル]−3−メチル−1−ピペラジニル]メチル]フェノキシ]−酢酸;
[4−クロロ−2−[[(3S)−4−[(3−フルオロ−4−メチルフェニル)アセチル]−3−メチル−1−ピペラジニル]メチル]フェノキシ]−酢酸;
[4−クロロ−2−[[(3S)−4−[[3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]アセチル]−3−メチル−1−ピペラジニル]メチル]フェノキシ]−酢酸;
[4−クロロ−2−[[(3S)−3−メチル−4−[[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アセチル]−1−ピペラジニル]メチル]フェノキシ]−酢酸;
[4−クロロ−2−[[(3S)−4−[2−(4−クロロフェニル)−2−メチル−1−オキソプロピル]−3−メチル−1−ピペラジニル]メチル]フェノキシ]−酢酸;
[4−クロロ−2−[[(3S)−4−[(4−メトキシフェニル)アセチル]−3−メチル−1−ピペラジニル]メチル]フェノキシ]−酢酸;
[2−[[(3S)−4−[(4−クロロフェニル)アセチル]−3−メチル−1−ピペラジニル]メチル]−4−(トリフルオロメチル)フェノキシ]−酢酸;
[2−[[(3S)−4−[(4−フルオロフェニル)アセチル]−3−メチル−1−ピペラジニル]メチル]−4−(トリフルオロメチル)フェノキシ]−酢酸;
(2S)−2−[4−クロロ−2−[(3S)−4−[(4−クロロフェニル)アセチル]−3−メチル−1−ピペラジニル]フェノキシ]−プロパン酸;
(2S)−2−[4−クロロ−2−[(3S)−4−[(4−フルオロフェニル)アセチル]−3−メチル−1−ピペラジニル]フェノキシ]−プロパン酸;
(2S)−2−[4−クロロ−2−[[(3S)−3−メチル−4−(フェニルアセチル)−1−ピペラジニル]メチル]フェノキシ]−プロパン酸;
(2S)−2−[4−クロロ−2−[[(3S)−3−メチル−4−[(4−メチルフェニル)アセチル]−1−ピペラジニル]メチル]フェノキシ]−プロパン酸;
(2S)−2−[4−クロロ−2−[[(3S)−4−[(4−メトキシフェニル)アセチル]−3−メチル−1−ピペラジニル]メチル]フェノキシ]−プロパン酸;
(2S)−2−[4−クロロ−2−[[(3S)−4−[(3,4−ジクロロフェニル)アセチル]−3−メチル−1−ピペラジニル]メチル]フェノキシ]−プロパン酸;
(2S)−2−[4−クロロ−2−[[(3S)−3−メチル−4−[[4−(トリフルオロメチル)フェニル]アセチル]−1−ピペラジニル]メチル]フェノキシ]−プロパン酸;
(2S)−2−[4−クロロ−2−[(3S)−4−[[2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]アセチル]−3−メチル−1−ピペラジニル]メチルフェノキシ]−プロパン酸;
(2S)−2−[4−クロロ−2−[(3S)−4−[(2,4−ジクロロフェニル)アセチル]−3−メチル−1−ピペラジニル]メチルフェノキシ]−プロパン酸;
(2S)−2−[4−クロロ−2−[(3S)−4−[(4−クロロ−2−フルオロフェニル)アセチル]−3−メチル−1−ピペラジニル]メチルフェノキシ]−プロパン酸;
(2S)−2−[4−クロロ−2−[(3S)−3−メチル−4−[[4−(1−メチルエチル)フェニル]アセチル]−1−ピペラジニル]メチルフェノキシ]−プロパン酸;
[2−[(3S)−3−メチル−4−(フェニルアセチル)−1−ピペラジニル]−4−(トリフルオロメチル)メチルフェノキシ]−酢酸;
2−[4−クロロ−2−[(3S)−3−メチル−4−(フェニルスルホニル)−1−ピペラジニル]メチルフェノキシ]−2−メチル−プロパン酸;
[4−クロロ−2−[[(3S)−3−(1−メチルエチル)−4−(フェニルアセチル)−1−ピペラジニル]メチル]フェノキシ]−酢酸;
(2S)−2−[4−クロロ−2−[[3−オキソ−4−(フェニルメチル)−1−ピペラジニル]メチル]フェノキシ]−プロパン酸;
および薬学的に許容されるそれらの塩から選択される、
請求項1から8のいずれかに記載の化合物。
【請求項10】
治療に使用するための、請求項1から9のいずれかに記載の式(I)の化合物。
【請求項11】
プロスタグランジンD2が介在する疾患の処置法であって、患者に治療的有効量の請求項1から9のいずれかに記載の式(I)の化合物、または薬学的に許容される塩を投与することを含む、方法。
【請求項12】
喘息および鼻炎のような呼吸器疾患に罹患している、またはその危険のある対象における該疾患の処置法であって、該患者に治療的有効量の請求項1から9のいずれかに記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を投与することを含む、方法。

【公表番号】特表2008−520637(P2008−520637A)
【公表日】平成20年6月19日(2008.6.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−542103(P2007−542103)
【出願日】平成17年11月22日(2005.11.22)
【国際出願番号】PCT/GB2005/004464
【国際公開番号】WO2006/056752
【国際公開日】平成18年6月1日(2006.6.1)
【出願人】(391008951)アストラゼネカ・アクチエボラーグ (625)
【氏名又は名称原語表記】ASTRAZENECA AKTIEBOLAG
【Fターム(参考)】