説明

商品保護のためのセキュリティシステムおよび方法

商品を保護するためのセキュリティシステムは、プログラム可能なキーと、セキュリティコード(SDC)をキーに生成するためのプログラミングステーションと、商品に取付けられたセキュリティ装置とを含む。セキュリティ装置はキーからのSDCで初期プログラムされ、その後キーのSDCとセキュリティ装置に格納されたSDCとが一致するとキーによって解除される。SDCをキーにプログラムしてキーのSDCを警報モジュールのSDCと一致させるため、プログラミングステーション、プログラム可能なキー、およびセキュリティ装置に無線インターフェースが与えられる。キーの内部タイマは、期限が終了した後のセキュリティ装置を解除するためのキーの使用を防ぐよう、予め定められた期限後にキーのSDCを無効にする。プログラミングステーションは、プログラム可能なキーおよび警報モジュールとともに使用するための、プログラミングステーションに残る固有のSDCを当初生成する。各小売店は自分のプログラミングステーションを有し、その結果、各小売店はその店でのみ、かつそこにプログラムされたキーでのみ使用可能な自分の固有のSDCを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
発明の背景
1.技術分野
本発明は、商品保護のためのセキュリティ装置、システムおよび方法、特に、プログラミングステーションにおいてセキュリティ解除コード(SDC)を用いてプログラムされるスマートキーに基づいたシステムに関し、このキーは商品に取付けられるさまざまな警報モジュールにSDCコードをプログラムするために用いられる。
【背景技術】
【0002】
2.背景情報
さまざまな小売店では、万引き防止のために多種類の盗難抑制装置およびシステムが用いられている。これらのシステムの多くは、保護される物品に取付けられる警報モジュールおよびセキュリティ装置をさまざまな態様で用いる。たとえば商品にセキュリティ装置を取付けるケーブルが切断され、商品からセキュリティ装置が取除かれ、またはセキュリティ装置が妨害されるなど、モジュールまたはこれによって保護される商品の一体性がなんらかの態様で危険にさらされると、不法に不正改ざんを加えられていることを店員に知らせるよう、商品またはセキュリティ装置がセキュリティ装置内の可聴警報器を鳴らす。これらのセキュリティ装置も、これによって保護される商品と同様、無許可の状態でゲートを通過するとセキュリティゲートで警報を鳴らす、さまざまな電子商品監視タグ(electronic article surveilance tags)(EAS)を含み得る。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
商品に取付けられるこれらの警報モジュールまたはセキュリティ装置は、通常、機械的または磁気的ななんらかの種類のキーを有し、このキーは、商品を勘定カウンターに持っていけるよう、保護される商品から装置のロックを解除したり警報モジュールに含まれる警報を解除したりするよう用いられる。このようなセキュリティシステムについての1つの問題は、これらのキーが小売店から盗まれることがあり、その同じ店で、または同じ種類の警報モジュールまたはセキュリティ装置を使用している別の店で使われて、保護される商品から泥棒がロックを解除したり警報モジュールを解除したりすることができるようになることである。これらのキーはまた、不実な従業員によって自ら不正使用を繰返したり泥棒に売ったりするために盗まれて、その同じ店で、もしくはキーで制御される同じ種類の警報モジュールおよびセキュリティ装置を用いる別の店で使用される。
【0004】
多数の商品を保護するために必要な多数の警報モジュールおよびセキュリティ装置の使用を容易にするために、店のさまざまな部署において店員に利用可能でなければならず、また使用されるべきキーの数に起因して、これらのキーが小売店内において不実な従業員または泥棒により盗まれることを防ぐのは非常に困難である。
【0005】
したがって、泥棒または不実な従業員が、キーが盗み出された店を含むさまざまな小売店で、同様の種類の警報モジュールについて許可なくセキュリティ装置を解除したりロック解除したりするのに必要なキーを使用するのを妨げる、さまざまな商品に取付けられるさまざまな種類の警報モジュールおよびセキュリティ装置を用いるセキュリティシステムについてのニーズが存在する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
発明の概要
本発明の1つの局面は、商品に取付けられるセキュリティ装置を解除するためにスマートキーを用いる、商品保護のためのセキュリティシステムおよび方法を与えることである。このキーは固有のセキュリティ解除コード(SDC)でプログラム可能であり、このコードはプログラミングステーションによってキーに与えられ、SDCは特定の小売店に固有であるため、それによりキーが盗み出された店とは異なる店で使用されるのを妨げる。
【0007】
本発明の他の局面は、プログラミングステーションによってスマートキーにプログラムされるSDCを、その店の中で用いられる個別の警報モジュールまたはセキュリティ装置の各々を警報モジュールおよび装置が最初に活性化される時と同じSDCでプログラムするために用いることである。このSDCは、特定の小売店での使用の間中、この警報モジュールととも残る。
【0008】
本発明の別の局面は、スマートキーが、たとえば96時間の事前設定期間経過後に自動的にキーのSDCを無効にしたり消去したりする内部タイマを備え、それにより、プログラミングステーションが位置する、SDCが最初にキーにプログラムされた特定の小売店内でさえ事前設定期限後の無許可使用を防ぐような、セキュリティシステムを与えることである。
【0009】
本発明の他の特徴は、スマートキーが事前設定時限内にプログラミングステーションによってSDCで再プログラムされることが必要なことである。この再プログラミングは、許可を受けた店員によってのみ、プログラム可能なステーションと店のすべてのセキュリティ装置について単一の固有のSDCとを有する店においてのみ、許可を受けた店員のみがキーを使用できることを保証する、許可を受けた社員によって実行することができる。
【0010】
本発明の別の特徴は、キーによって実行された活性化、すなわちすべての警報モジュールの初期活性化、および、1つ以上の警報モジュールを解除するためにキーが用いられる度に、その回数をカウントする内部カウンタをスマートキーに与えることであり、予め定められた活性化回数が発生すると恒久的にキーを不活性化し、それにより、活性なキーが、SDCを受取ってその後必要なときにモジュールを解除するために警報モジュールと通信するのに十分な内部電力を有することを確実にする。さらに、内部カウンタは、キーによって活性化の最大回数が与えられた後に、キーの制御回路の恒久的な不活性化よりも予め定められた時限だけ前もって、表示信号を始動する。
【0011】
本発明のさらに別の局面では、赤外線(IR)、無線周波数(RF)または同様の無線送信システムに基づいて、システムのさまざまな要素間、すなわちスマートキー、プログラミングステーション、および警報モジュール間に無線通信を与える。
【0012】
本発明のさらに他の局面では、誤ったSDCを含む警報モジュールを解除するためにキーが用いられようとした場合に、警報モジュールまたはセキュリティ装置が警報をキーで作動させることができる。
【0013】
本発明のさらに別の特徴は、プログラミングステーションにおけるSDCを不揮発性メモリ内で保存し、停電を乗り越えられるようにすることである。
【0014】
本発明の他の局面は、プログラミングステーションのSDCと一致しないキーに格納されたSDCを読出すことにより、プログラミングステーションが、キーにプログラムされた誤ったSDCを直ちに時間切れ(time out)にしてキーのその後の使用を防げるようにすることである。
【0015】
本発明の別の特徴は、プログラミングステーションの状態を表示するために明るくなり
、かつ/またはパルスされる複数の視覚的表示装置をプログラミングステーションに与えることである。
【0016】
さらに、本発明の別の局面では、警報モジュールの論理制御回路に特定の期間について事前設定される作動寿命タイマが組込まれる。これは内蔵式バッテリが警報モジュールの動作に十分な充電を有することを確実にし、かつ、警報モジュールが可聴警報が活動化される時間量を記録するカウンタを含み、この警報活性化時間が予め定められた量だけ寿命タイマにおける寿命期間を自動的に減じる。寿命カウンタは、調整された寿命の終わりに自動的に警報モジュールを無効にする。
【0017】
本発明の他の局面では、警報モジュールにおける寿命カウンタが、寿命タイマが警報モジュールを完全に無効にするよりも予め定められた時限だけ前に寿命終了信号を活性化し、店の社員がこれを新しい十分に充電された警報モジュールと取替えることができる。
【0018】
本発明の別の特徴は、警報モジュールの底部と装着ベースとの間に形成される開放音響スペースと直接に通信する圧電可聴警報を警報モジュールに取付けて、警報器が完全に警報ハウジング内部に装着された場合に得られる警報音のdBレベルよりもdBレベルを増大させることである。
【0019】
本発明の他の特徴は、警報モジュールと商品との間に延在する1つ以上の取付けケーブルの取付けのために警報モジュールに複数の接続ポートを与えることであり、このケーブルは、感知環の一体性が泥棒によって危険にさらされるとモジュール内の警報を鳴らす、感知環を含む。
【0020】
本発明の別の局面は、プログラミングステーションの論理制御回路が、プログラミングステーションの論理制御回路との通信中にスマートキーに含まれるSDCがプログラミングステーションのSDCと一致しなければ、スマートキーのSDCを恒久的に不活性化することができるようにすることである。
【0021】
本発明のさらに別の局面は、プログラミングステーションの動作の条件および状態に依存するさまざまな状態ディスプレイを与える複数のLEDをプログラミングステーションに与えることである。
【0022】
本発明の別の特徴は、動作にキーが必要な機械的にキーで作動されるタンブラスイッチをプログラミングステーションに与えることであり、このキーは、店のマネージャーまたは他の許可を受けた社員が、スマートキーにSDCの初期プログラミングおよびその後のプログラミングのためプログラミングステーションを活性化するように制御することができる。
【0023】
本発明のさらに別の特徴は、プログラミングステーションを安全な場所で支持構造に固定するためにプログラミングステーションに機械的取付け手段を与えることであり、プログラミングステーションは外部電源に接続されて、必要な電力が常にプログラミングステーションにおいて利用可能であることを確実にし、内蔵バッテリ電源の使用を回避する。
【0024】
本発明の他の局面は、キーと警報モジュールとの間のIR無線通信波長の転送を容易にするライトパイプをキーおよびプログラミングステーションに与えることである。
【0025】
本発明の別の局面は、キーとプログラミングステーションとの無線通信システム間のIR波の送信を容易にする赤外線透過プラスチック材料でプログラミングステーションのハウジングの一部を形成することである。
【0026】
本発明のさらに別の特徴は、警報モジュールと機械的な外部取付けケーブル内に配置された電気的導体または光導体の取付けられた商品との間に延在する感知環を形成することである。
【0027】
これらの特徴は本発明のセキュリティシステムによって得られ、その一般的な本質は、プログラム可能なキー、セキュリティ解除コード(SDC)をキーに生成するためのプログラミングステーション、および商品に取付けるためのセキュリティ装置を含み、前記セキュリティ装置は、初期活性化されると、セキュリティ装置を解除するためのその後の使用のためにキーからSDCを受取ることを説明することができる。
【0028】
これらの局面および特徴は、対象物の保護のために用いられる本発明の方法によってさらに得られ、その一般的な本質は、対象物に警報モジュールを取付けるステップと、セキュリティ解除コード(SDC)でキーをプログラムするステップと、SDCをキーから警報モジュールにプログラムするステップと、キーと警報モジュールとの間の無線通信によって警報モジュールのSDCとキーのSDCとを照合することにより警報モジュールを解除するステップと、SDCがある期間内にキー内でリフレッシュされない限りキーによる警報モジュールのその後の解除を防ぐために、前記期間経過後に前記キーのSDCを無効にするステップとを含むことを説明することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0029】
出願人が本原理を用いることを考慮する最良の形態に示された本発明の好ましい実施例は、以下の説明で述べられ、図面で示され、かつ特定的には添付の請求項で明確に指摘され、設定される。
【0030】
同じ番号は図面全体にわたって同じ部分を指す。
発明の詳細な説明
本発明の向上したセキュリティシステムの好ましい実施例は、一般に1と表示され、図1に示される。セキュリティシステム1は、3つの主構成要素、プログラミングステーション3、プログラム可能なスマートキー5、および、好ましくは感知環13を含むケーブル11などの取付装置によって商品9に取付けられるよう適合された警報モジュールまたはセキュリティ装置7を含む。
【0031】
プログラミングステーション3は、好ましくは、本願と同時出願された係属中の「商品保護のためのセキュリティシステム用プログラミングステーション」と題する特許出願に詳細に示され、記載された種類であるのが好ましく、その内容は引用によって本願明細書に援用される。プログラミングステーション3が図2−図4に示され、下記にさらに説明されるように、赤外線無線通信波の転送を容易にするために赤外線透過プラスチック物質から好ましくは作られる内部ハウジングシェル16によって形成されたハウジング15を含む。ハウジング15はシェル16にスナップ嵌合された上蓋板14と制御論理回路18が配置されたプリント基板17とを含む。論理制御回路18は図4でブロック図形式で示される。
【0032】
論理制御回路18は、好ましくはマイクロプロセッサである主コントローラ19、無線通信回路20、およびコントローラ19と通信するセキュリティ解除コード(SDC)メモリ21を含む。3つのLED24から構成される状態ディスプレイ22も制御回路18の一部であって、SDCをスマートキー5にプログラムするためのプログラミングステーション3の使用中におよび使用後にプログラミングステーション3の状態の視覚的表示を与える。ハウジングシェル16は締結装置25によってベース24に固定され、ベースは締結装置27によって支持構造26に固定され得る。無線通信回路20、特にその送受信
構成要素はハウジングシェル16にあるキー受取ポート29と位置合わせされ、このポートは図2に示されるようにスマートキー5をそこに受取るよう適合される。無線通信回路20および好ましい実施例において回路基板17上に形成されるそのさまざまな構成要素は赤外線(IR)システムであるが、本発明の概念に影響することなく、無線周波数(RF)または他の種類の無線通信を用いることができる。
【0033】
キーで作動されるタンブラスイッチ31がハウジング15に装着され、下記にさらに説明されるように、SDCでスマートキー5をプログラムするためにプログラミングステーション3内の論理制御回路を活性化するために、機械キー33によって制御される。論理制御回路18の特定の回路は、上記で参照された係属特許出願にさらに詳細に示されるが、そこに示された回路以外の種類の回路であり得、この回路は下記にさらに説明されるようなプログラミングステーションの特徴および結果を得るために当業者には容易にわかる。
【0034】
プログラミングステーション3は、小売店で容易に見つけられる通常の120ボルトの電気コンセントなどの外部電源によって給電されるのが好ましい。好ましくは、ステーション3は、店のマネージャーの事務所または同様の保護された環境などの安全な場所で支持表面26に固定される。同様に、活性化キー33は、プログラミングステーション3の無許可使用を防ぐために、店のマネージャーまたは他の非常に信頼できる従業員の所有により保持される。
【0035】
特に図5、図6および図7に示される警報モジュール7は、本発明のセキュリティシステムと共に用いることができるセキュリティ装置の1種である。警報モジュール7は、「商品保護のためのプログラム可能な警報モジュールおよびシステム」と題されて本願と同時に出願された係属特許出願においてより極めて詳しく示され、記載された種類であり、その内容は引用によって本願明細書に援用される。警報モジュール7は、上部ハウジング部材37にスナップ嵌合される上蓋板36を含む、好ましくは塑性材料で形成されたハウジング35を含み、これは次に複数の締結装置39によって底部ハウジング部材38に固定される。図6に示されるように、ベース41と底部ハウジング部材38との間に延在する位置合わせされたポスト40がその間に開放音響スペース42を与える。
【0036】
バッテリ44がハウジング35内部に装着され、図7に46として一般に表示され、模式的に示される論理制御回路に動力源を与え、この回路はハウジング35内に装着されたプリント基板48上に形成される。論理制御回路46は、主コントローラ49と、好ましくは上述のようなプログラミングステーション3の回路と一致するIRシステムである無線通信回路50とを含む。論理制御回路46は、図6に示されるように、ハウジング35に装着されて音響スペース42と直接通信する好ましくは圧電警報である可聴警報51をさらに含む。回路46はさらに、SDCメモリ53、EASタグ検知回路54、および1つ以上の感知環13を含む。プランジャスイッチ57は好ましくは底部ハウジング部材38内に装着され、好ましくは1本以上の取付ねじ(示されない)によって警報モジュール7が装着される支持表面59を係合するプランジャ58を含む。警報モジュールが支持表面から不法に取除かれた場合、プランジャスイッチ57は警報51を始動させる。LED61が論理制御回路46に接続され、警報モジュール7の状態の視覚的表示を与えるために上部ハウジング部材37および蓋板36に形成される開口部を通って延在する。
【0037】
警報モジュール7に取付けケーブル11を接続するために1つ以上の接続ジャック63が警報モジュール7に形成され、このケーブルは感知環13を含む。感知環13は好ましくは電気導体、光ファイバ導体などであり、図1に示されるように、警報モジュール7とそれによって保護される商品9との間に延在する。各感知環13はコントローラ49に動作接続され、その結果、ケーブルの切断など感知環またはケーブル11の一体性が危険に
さらされた場合には、モジュール7または商品9から引っ張って弛め、それがLED61に一定の点滅パターンを与えるとともに可聴警報51を鳴らす。所望であれば、本発明の概念に影響することなく、モジュール7内にある自動リコイラにケーブル11を接続することができる。主な特徴は、感知環、特にその導体13がコントローラ49および商品9に光学的または電気的に接続されることである。
【0038】
キー受取ポート65は、図6に示されるように、スマートキー5がポート65に配置され、ポート65より下の回路基板48に装着された送受信機69と位置合わせされると、赤外線信号の送信を増すために、上蓋板36およびハウジング35の上部ハウジング部材37にライトパイプ67に隣接して形成される。これは、さらに下記に説明されるように、キー5と通信回路50の無線通信構成要素69と間のIR波の送信を容易にする。警報モジュール7の動作のその他の詳細および態様は、上記で参照された係属中の特許出願で示され、記載されており、そこに示された、また図7に示された以外の種類の回路配列を用いることができ、本発明の概念に影響することなく警報モジュール7の特徴を達成することが容易に理解される。
【0039】
スマートキー5は図8−図10に詳細に示される。キー5は上部プラスチックハウジング部材72および上部プラスチック部ハウジング材73から形成されるハウジング71を含み、これらはともに連結されて中空の内部74を形成し、そこにバッテリー75と77として一般に表示される論理制御回路を含むプリント基板76とを含み、論理制御回路は図10にブロック図形式で示される。図10に示されるように、論理制御回路77は、プログラミングステーション3の送受信構成要素および警報モジュール7と互換性を持つように好ましくはIRで動作する無線通信回路79を含む。好ましくは一種のマイクロプロセッサである中央コントローラ80は、無線通信回路79、SDCメモリ81、内部タイマ82、および活性化カウンタ83を制御する。論理制御回路77は、回路基板76に装着され、上部ハウジング部材72に装着された可撓性部材87の下に位置する活性化スイッチ85によって励起され、その結果、図9の矢印Aによって示されるように押下げられると、コントローラおよび論理制御回路77を始動させる。
【0040】
ライトパイプ89は、回路基板76に装着されたLED90と位置合わせされて上部ハウジング部材72に装着されるのが好ましい。LED90は、下記にさらに説明されるようにキー5の状態および活性化についての視覚的表示を与える。レンズ91がハウジング端部93の開口部92に装着され、それはキーがプログラミングステーション3および警報モジュール7とインターフェースするときに赤外線波の送受信を増すための可視光線フィルタであるのが好ましい。ここでも、回路の詳細および論理制御回路77の構成要素は、好ましい回路配列の1つの例を示す上記で参照された特許出願に示されている。しかしながら、本発明の概念に影響することなく、上記で示され説明されたものおよび前記係属中の特許出願のもの以外の回路構成を、キー5の結果および特徴を達成するために利用できることが容易に理解される。
【0041】
図1は、本発明の好ましいシステムおよび方法を最も良く示す。プログラミングステーション3は、ステーションを励起する円形キー開口部95に配置されるセキュリティキー33の使用によってキーで作動される。スマートキー5はキー受取ポート29に配置され、キースイッチ85は可撓性部材87上で下向きに押し下げられることによりキーで作動する。これがプログラミングステーション3の論理制御回路18に固有のSDCをランダムに生成させ、このSDCが、生成されたSDCをキーのSDCメモリ81に格納するキー5の無線通信回路79に無線通信回路20を介して送信される。プログラミングステーション3の1つ以上のLED24およびキー5のLED90は、ステーション3が活性化されてうまく動作しており、かつSDCがキー5に送信されたことを示すために、明るくなったり点滅したりする。
【0042】
本発明の特徴のうちの1つに従ってプログラミングステーション3によって当初生成されるSDCは、ランダムに生成され、ステーション3に固有であって、その後の使用のために常にステーションに残る。このように、第1のSDCが生成されるとステーション3に常に存在し、1個以上のキー5にその後プログラムされるのは、このSDCである。既にSDCを含んだキー5は1つ以上の警報モジュール7まで持っていかれて、図5に示されるようにキー端部93がキー受取ポート65に挿入される。次にキースイッチ85が無線通信システム50および79を介してキー5から警報モジュール7の論理制御回路46のSDCメモリ53へのSDCのプログラミングを始動する。SDCメモリ53は、好ましくは警報モジュールの寿命の間中、プログラムされた警報モジュールにこのSDCを恒久的に格納する。ここでも、キースイッチ85のキーで作動に際し、キーLED90は警報モジュール7のLED61と同様に点滅して、SDCを用いた警報モジュールのプログラミングの発生が成功したことを示す。
【0043】
本発明の別の特徴に従って、キー5のメモリ81に格納された場合のSDCは、予め定められた時限、たとえば96時間のタイマ82をキーで作動させる。この期限の終わりに、メモリ81におけるSDCは制御論理回路77によって自動的に消去されるか無効にされ、キーが警報モジュール7に使用するよう試みられればキーを動作不能にする。これは、キー5が泥棒または不実な従業員に盗まれ、かつキーが盗み出されたのと同じ店の警報モジュール7を解除するためにこの時限の経過後に再使用するよう試みられるのを防ぐ。さらに、SDCが依然有効期間内にあるうちにキー5が同じ種類の警報モジュール7を使用している別の店に持っていかれても、キー5のSDCはその小売店の特定のプログラミングステーション3に固有なので、キーは別の店の警報モジュールでは機能しない。異なるSDCでプログラムされたからである。このように、プログラムされたキー5は、さまざまな種類のキーを用いる現在のセキュリティシステムの主な欠点の1つを防ぐ。なぜならばこれらの先行するセキュリティキーは、キーが機械キーで作動されるか磁気キーで作動される種類かにかかわらず、同様の種類のセキュリティ装置を用いる1つ以上の店で常に使用することができるからである。このように、キー5は泥棒または不実な従業員によっては短期間しか使用できず、またキー5が盗み出された特定の店でしか使用できない。この事前設定期限は96時間が好ましい期限であることがわかっているが、本発明の概念に影響することなく、24時間、36時間などと、いつでも調整できる。ここでも、プログラミングステーション3とキー5との間、およびキー5と警報モジュール7との間のSDCの送信は、好ましくはIR波長またはRF波長で動作する無線通信送電システムによる。
【0044】
キー制御論理回路77のカウンタ83は、プログラミングステーション3からのSDCでプログラムされたときか、警報モジュール7を解除するときかにかかわらず、キースイッチ85が活性化される毎にカウントする。予め定められた回数、たとえば55,000回の活性化の後、カウンタ83は論理制御回路77がキーを不活性化するようにさせ、さらなる使用について動作不能にする。これは、バッテリ75が、キーとステーション3およびモジュール7との間のSDCの送信のために十分な充電を常に有することを確実にする。
【0045】
警報モジュール7を解除するために、依然活性な時限内にある有効にプログラムされたキー5が、図5に示されるようなキー受取ポート65に配置され、スイッチ85は部材87上に押し下げることにより励起される。無線通信システム50および79は警報51を不活性化し、ケーブル11が、顧客に商品9を販売したり警報モジュールに新しい商品または異なる種類の商品を取付けるために対象物9または警報モジュールジャック63から取除かれることができるようにする。所望の製品操作を行った後、次に警報モジュールを再警備にするためにキー5が用いられる。ここでも、キーLED90および警報モジュー
ルLED61は、解除が生じたこと、およびその後に再度有効になったことを示すために、さまざまなパターンで点滅する。ここでも、警報モジュール7のSDCメモリ53は、モジュール7を解除するために、キー5によって生成された同じSDCコードを読出さなければならない。メモリ53に格納されたSDCとは異なるSDCが警報モジュール7によって感知されれば、モジュール7は正しくないキーが使用されていることを示すために警報51を鳴らす。同様に、SDCがタイマ82によってキーから取除かれた場合、キーは警報モジュール7を動作したり解除したりせず、解除が生じなかったこと、およびコードがないキーが用いられていることを示すため、点滅信号を与える。
【0046】
さらに、図6に示されるように、音響スペース42の形成およびこれと圧電警報51との直通無線は、同じ大きさの警報について、圧電警報が完全に警報モジュールハウジング内に取付けられている先行警報モジュールで生じるよりも大きいdBレベルを与える。警報モジュール7、特に論理制御回路46は、警報モジュール7が最初に励起されるとキーで作動する寿命終了(EOL)(end of life)97すなわち寿命タイマ(lifetime timer)を含む。このタイマは、そこに含まれるバッテリ44の特定の大きさに依存して、具体的な期限(たとえば3年か5年)用に工場で事前設定されている。この寿命期間の終わりに制御論理回路46が警報モジュール7を不活性化して、その後のSDCによる警備(arming)を防ぐ。これは、警報モジュールの有効寿命全体にわたってバッテリが十分な電力を有することを確実にする。さらに、カウンタ98が警報モジュール内に与えられ、警報51が結果的にバッテリ充電が必要となるまでさらに使い尽くされるまでの警報が動作している時間の長さを記録する。この警報時間は次に一定の公式によってEOL期間から引き算される。これによっても、バッテリ44が、たとえ可聴警報がその寿命の間に何度も用いられたとしても警報モジュール7をうまく動作するのに十分な電力を有することを確実にする。
【0047】
制御論理回路46内には寿命終了間近(NEOL)(near end-of-life)を表わす機構も与えられ、寿命終了の時間切れが近づいた場合、たとえば寿命終了タイマが警報モジュール回路を完全に不活性化する5日前に、LED61の特定の点滅パターンなどの視覚信号および警報51からの警報とは異なるさえずり音を与える。
【0048】
プログラム可能なキー5の論理制御回路77の動作のその他の詳細が図11から図11Bに示される。図12から図12Bはプログラミングステーション3の論理制御回路18の動作の態様および方法の付加的な詳細を示し、図13は警報モジュール7の論理制御回路46の動作の態様を示す。これらのさまざまな構成要素によって得られ、図11−図13の流れ図に示される事象および作用のシーケンスは、当業者には容易に理解され、かつ行なわれ得る。
【0049】
図14−図17は、本発明のセキュリティシステムおよび方法において用い得る4つの他の種類のセキュリティ装置の例を示す。図14は、感知環を含むケーブル102に取付けられた商品101の表示および保護のための100と表示された製品表示セキュリティ装置を示す。スマートキー受取ポート103がセキュリティ装置ハウジング104内に形成され、キー5がそこに挿入されるとセキュリティ装置100を初期プログラムし、その後に解除する。図15は、ピン型警報107が衣服108から取除かれることを可能にするセキュリティタグを不活性化するために用いられるスマートキー受取ポート106を伴って形成される衣服タグ型セキュリティ装置105を示す。図16は、ケーブル111によって商品110のまわりに接続される別のケーブル型警報セキュリティ装置109を示す。ケーブル111は感知環を含み、保護される商品110から取除かれ得るようにするセキュリティ装置109を不活性化するために、スマートキー受取ポート112を伴って形成される。一般に115で表示されるさらに別の型のセキュリティ装置が図17に示され、それによって保護される商品117のまわりに延在する複数のケーブル116を含む
。ケーブル116が好ましくは感知環を含み、ラチェット機構118によってパッケージ117のまわりに締付けられることが容易に理解される。ラチェット機構を含むハウジング120内にはスマートキー受取ポート119が論理制御回路などとともに与えられる。図14−図17は、本発明のセキュリティシステムおよび動作方法がいかに利用され得るかを示し、上記に示され、記載される特定の警報モジュール7に限定される必要がないことを示すにすぎない。
【0050】
要約すると、本発明の向上したセキュリティシステムは、多数の小売店で用いることができるシステムを与え、それは主構成要素としてスマートキーを利用し、スマートキーは、たとえ盗まれたとしても、予め定められた時限の経過後は元の店の中でさえ警報モジュールの解除のためには使用することができず、その特定の店に固有のSDCでプログラムされているためセキュリティ装置を解除するために別の店で使用することさえもできない。このSDCはその店によってのみ使用されるプログラミングステーションによって当初ランダムに生成される。スマートキーは、予め定められた時限の経過後に有効に格納されたSDCを不活性化する内部タイマを含み、それによりこの期限後は元の店の中でさえキーは完全に無用なものとされる。キーは安全な場所に維持され得るプログラミングステーションに戻って引取られるだけでよく、許可を受けた店員がその店のさまざまな警報モジュールとともにその後に使用するよう同じSDCでキーを再プログラムすることができる。これらはすべてスマートキーのうちの1つからその店の固有のSDCを用いてプログラムされることになる。さらに、プログラミングステーション3、スマートキー5および警報モジュールs7は各々さまざまな種類の視覚的表示装置および/または警報を有し、それが店員にこれらの構成要素の状態を知らせ、また商品および/または警報モジュールが不正に変更された場合には店員に警報で知らせる。さらに、プログラミングステーション3でキーの再プログラムが試みられると、それが誤ったSDCならば、プログラミングステーション3は、キーの格納されたSDCを不活性化する。さらに、誤ったSDCを含むキーの警報モジュールへの使用が試みられると、警報モジュール7も警報を鳴らす。これらの特徴に加えて、個々の構成要素の各々は、さまざまなタイミング回路、制御回路および視覚的表示回路を有し、これらすべてが構成要素に含まれる内部論理制御回路の一部であり、その特徴は、これらの構成要素の各々を包含する上記に参照された係属中の特許出願に一層詳細に記載される。
【0051】
本発明に援用され得る別の特徴は、特定の小売店のセキュリティシステムにさらなるセキュリティ層を与えるための「マスター」キーおよび「従業員」キーの使用である。この2重キーシステムでは、プログラミングステーションの論理制御回路に含まれる乱数生成器が、マスターキーがステーションに提示されてアクセス限定スイッチが活性化されるとSDCを生成するだけである。次いでこのマスターキーが用いられて、さまざまな警報を発するモジュールと、マスターキーを用いることによって一旦SDCが生成されるとその後にプログラミングステーションによってSDCでプログラムされる従業員キーとに、SDCをプログラムすることができる。
【0052】
何らかの理由で、元のSDCが危険にさらされたと店のマネージャーが考えた場合、マネージャーは、店中の従業員キーおよび警報モジュールによってその後に使用されるプログラミングステーションのSDCを、マスターキーの使用によって変更することができる。新しいSDCがマスターキーによって生成され、次に従業員キーに再プログラムされた場合、警報モジュールの制御論理制御回路には、無線通信していればキーの新旧両方のSDCを認識する手段が与えられる。これによって、警報モジュールは、警報モジュールが誤ったSDCがプログラムされたキーの使用を読出すと、上述のように可聴警報の活性化が生じることなく警報モジュールを解除するために、新しいSDCを受取ることができる。
【0053】
この2重キーシステムは、スマートキー、プログラミングステーションおよび警報モジュールにおけるさまざまな論理制御回路の複雑さを増加させるが、本発明の向上したセキュリティシステムを用いる場所でそのようなセキュリティレベルの増大を所望する場合は、さらなるセキュリティ層を与える。しかしながら、前に記載された好ましい実施例は、キーを1つしか使用しなくても商品システムに極めて適切なセキュリティ保護を与えると考えられる。しかしながら、2重キーシステムは本発明の概念から逸脱することなく用いることができる。
【0054】
上記の説明は解除コードであるセキュリティコードを指すが、このコードは、本発明の概念から逸脱することなく、製品から装置をロック解除し、警報を止めるなど、セキュリティ装置の他の機能および機構を活性化し制御し得ることが理解される。同様に、論理回路のさまざまな構成要素および結果として生じる流れ図は当業者によって容易に修正されて同じ結果を達成することができる。さらにセキュリティコードは、工場におけるプログラミングステーションで事前設定されるか、または顧客によって選ばれ、所望であれば、本発明の概念に影響することなく、後に顧客によって変更されてもよい。
【0055】
前述の説明では、ある用語は、簡潔さ、明瞭さ、および理解のために用いられている。そのような用語は記述的な目的に用いられ、広く解釈されるように意図されるので、先行技術の要件を越えてそこから不必要な制限を意味することはない。
【0056】
さらに、本発明の説明および図は例であり、本発明は示され、記載された通りの詳細に限定されない。
【図面の簡単な説明】
【0057】
【図1】本発明のセキュリティシステムの主な構成要素の図である。
【図2】セキュリティシステムのプログラミングステーション構成要素の側面正面図である。
【図3】図2のプログラミングステーションの断面図である。
【図4】図2に示されるプログラミングステーションの論理制御回路のブロック図である。
【図5】本発明のセキュリティシステムで用い得るある種類のセキュリティ装置の側面正面図である。
【図6】図5のセキュリティ装置の断面図である。
【図7】図5に示されるセキュリティ装置の論理制御回路のブロック図である。
【図8】図1に示されるセキュリティシステムのプログラム可能なスマートキーの平面図である。
【図9】図8の線9−9で得られる断面図である。
【図10】図8に示されるプログラム可能なキーの論理制御回路のブロック図である。
【図11】図8に示されるプログラム可能なキーの制御回路の流れ図である。
【図11A】図8に示されるプログラム可能なキーの制御回路の流れ図である。
【図11B】図8に示されるプログラム可能なキーの制御回路の流れ図である。
【図12】図2に示されるプログラミングステーションの制御回路の流れ図である。
【図12A】図2に示されるプログラミングステーションの制御回路の流れ図である。
【図12B】図2に示されるプログラミングステーションの制御回路の流れ図である。
【図13】図5に示されるセキュリティ装置用の制御論理制御回路の流れ図である。
【図14】本発明のセキュリティシステムと共に用いることができる他の種類のセキュリティ装置の図である。
【図15】本発明のセキュリティシステムと共に用いることができる他の種類のセキュリティ装置の図である。
【図16】本発明のセキュリティシステムと共に用いることができる他の種類のセキュリティ装置の図である。
【図17】本発明のセキュリティシステムと共に用いることができる他の種類のセキュリティ装置の図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
商品を保護するためのセキュリティシステムであって、
a)プログラム可能なキーと、
b)キーにセキュリティコードを生成するためのプログラミングステーションと
c)商品に取付るためのセキュリティ装置とを含み、前記セキュリティ装置はキーからのセキュリティコードで初期プログラムされ、キーのセキュリティコードがセキュリティ装置のセキュリティコードと一致するとキーによってその後に制御される、セキュリティシステム。
【請求項2】
プログラミングステーションは、キーにキュリティコードを生成するための無線インターフェースを含む、請求項1に記載のセキュリティシステム。
【請求項3】
無線インターフェースはIR通信またはRF通信である、請求項2に記載のセキュリティシステム。
【請求項4】
キーは、事前設定期限後にキーのセキュリティコードを自動的に無効にする内部タイマを含む、請求項1に記載のセキュリティ装置。
【請求項5】
タイマは、プログラミングステーションからセキュリティコードを受取るとリセットできるタイマである、請求項4に記載のセキュリティシステム。
【請求項6】
キーは、キーの活性化の回数をカウントするカウンタを含む、請求項1に記載のセキュリティシステム。
【請求項7】
カウンタは、予め定められた活性化回数をカウントした後に恒久的にキーを不活性化する、請求項6に記載のセキュリティ装置。
【請求項8】
タイマは、キーが恒久的に不活性化される前に一定の期限を有することを知らせるように表示装置が活性化されるようにする、請求項7に記載のセキュリティシステム。
【請求項9】
セキュリティ装置は可聴警報を含み、感知環は商品にセキュリティ装置を接続し、警報は感知環の一体性が危険にさらされると活性化される、請求項1に記載のセキュリティシステム。
【請求項10】
対象物を保護する方法であって、
対象物に警報モジュールを取付けるステップと、
セキュリティコードでキーをプログラムするステップと、
警報モジュールにセキュリティコードをキーからプログラムするステップと、
キーおよび警報モジュール間の無線通信によって、キーのセキュリティコードと警報モジュールのセキュリティコードとを照合することにより、警報モジュールを制御するステップと、
キーによる警報モジュールのその後の解除を防ぐため、セキュリティコードが一定期間内にキーにおいてリフレッシュされない限り、前記一定期間経過後に前記キーのセキュリティコードを無効にするステップとを含む、方法。
【請求項11】
セキュリティコードでキーをリフレッシュし、キーおよび警報モジュール間の通信によって警報モジュールを解除すると、キーの活性化回数をカウントするステップを含む、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
一定回数の活性化後に恒久的にキーを不活性化するステップを含む、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
キーの活性化回数が恒久的にキーを不活性化する回数に近づいていることを知らせる信号を与えるステップを含む、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
警報モジュールの一体性が危険にさらされると警報モジュールの警報を鳴らすステップを含む、請求項10に記載の方法。
【請求項15】
セキュリティコードの生成のためのプログラミングステーションを与えるステップと、キーをセキュリティコードでプログラムするためにプログラミングステーションおよびキー間に無線インターフェースを与えるステップを含む、請求項10に記載の方法。
【請求項16】
無線インターフェースにIR通信またはRF通信を与えるステップを含む、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
内部警報が鳴らされる時間量を記録する内部タイマを警報モジュールに与えるステップを含む、請求項15に記載の方法。
【請求項18】
正しくないセキュリティコードがキーによって警報モジュールに通信されると警報モジュールの警報を鳴らすステップを含む、請求項10に記載の方法。
【請求項19】
商品を保護するためのセキュリティシステムであって、
a) コードを含むキーと、
b) 商品を保護するためのセキュリティ装置とを含み、前記セキュリティ装置はキーに含まれるコードに反応し、
c)一定期限後にキーのコードを不活性化するタイマ機構とを有する、セキュリティシステム。
【請求項20】
キーおよびプログラミングステーション間の無線インターフェースによってキーのコードを生成するためのプログラミングステーションを含む、請求項19に記載のセキュリティシステム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図11A】
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【図11B】
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【図12】
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【図12A】
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【図12B】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【公表番号】特表2009−521748(P2009−521748A)
【公表日】平成21年6月4日(2009.6.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−547462(P2008−547462)
【出願日】平成18年12月20日(2006.12.20)
【国際出願番号】PCT/US2006/048518
【国際公開番号】WO2007/075739
【国際公開日】平成19年7月5日(2007.7.5)
【出願人】(508078086)インビュー・セキュリティ・プロダクツ・インコーポレイテッド (7)
【氏名又は名称原語表記】INVUE SECURITY PRODUCTS INC.
【Fターム(参考)】