説明

回転部材対向ユニット、像保持体ユニットおよび画像形成装置

【課題】摺動部分における密閉を行う密閉部材の剥離を防止すること。
【解決手段】対向部材支持体(1)に支持され且つ回転する回転部材(PRy)表面が摺動して対向部材支持体(1)と回転部材(PRy)との隙間を密閉する密閉部材(18)であって、回転体表面(PRy)が摺動し且つ前記対向部材支持体(1)に支持される密閉部材本体(18a)と、前記密閉部材本体(18a)から前記対向部材支持体(1)を貫通して延びる貫通部(18b)と、前記貫通部(18b)の外端に形成されて前記密閉部材本体(18a)が前記対向部材支持体(1)から離脱することを防止する離脱防止部(18c)と、を有し、前記対向部材支持体(1)に一体形成された前記密閉部材(18)と、を備えた回転部材対向ユニット(CLy)。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、回転部材対向ユニット、像保持体ユニットおよび画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、電子写真方式の複写機やプリンタ、FAX等の画像形成装置では、粉体状の現像剤が使用されて、像保持体表面の潜像が可視像であるトナー像に現像され、現像されたトナー像は媒体に転写、定着される。現像剤が収容される容器では、収容された粉体状の現像剤が、画像形成装置内部に漏出して汚染することを防止するために、発泡弾性材料製の密閉部材、例えばスポンジ状のシール部材を、ピンセットを使用して両面テープで貼り付けて密閉することが広く行われている。このほかにも、密閉部材に関して、下記の特許文献1、2記載の技術が知られている。
【0003】
特許文献1(特許第3313900号公報)記載の技術は、トナーを回収するクリーニング手段(13)の廃トナー収容部(13c)において、廃トナー収容部(13c)を構成する上枠体(14)と下枠体(15)との間には弾性を有するシール部(14b1,14b2)を設けることで、トナーの漏出を防止している。なお、特許文献1には、前記シール部(14b1,14b2)を、上枠体(14)に二色成形によって一体的に形成することが記載されている。すなわち、特許文献1では、感光体ドラム(9)に接触して配置されて感光体ドラム(9)が摺動する密閉部材ではなく、固定される上枠体(14)と下枠体(15)との間を密閉するシール部(14b1,14b2)に関する技術が記載されている。
【0004】
特許文献2(特開2004−170803号公報)には、上フレーム部(16)と中フレーム部(17)と下フレーム部(18)とで構成された現像装置(1)において、中フレーム部(17)と上フレーム部(16)または下フレーム部(18)との接合箇所に、二色成形により中フレーム部(17)と一体的に形成されたシール部材(22)を設けることが記載されている。また、現像ローラ(7)の回転軸の軸端部には、トナー漏れを防止するための軸シール部材(25)が中フレーム部(17)に二色成形によって一体的に成形することが記載されている。
【0005】
【特許文献1】特許第3313900号公報(「0051」〜「0056」、図4)
【特許文献2】特開2004−170803号公報(「0017」〜「0018」、図2、図3)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、摺動部分における密閉を行う密閉部材の剥離を防止することを技術的課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記技術的課題を解決するために、請求項1記載の発明の回転部材対向ユニットは、
回転する回転部材に対向して配置された対向部材と、
前記対向部材を支持する対向部材支持体と、
前記対向部材支持体に支持され且つ回転する前記回転部材表面が摺動して前記対向部材支持体と前記回転部材との隙間を密閉する密閉部材であって、前記回転体表面が摺動し且つ前記対向部材支持体に支持される密閉部材本体と、前記密閉部材本体から前記対向部材支持体を貫通して延びる貫通部と、前記貫通部の外端に形成されて前記密閉部材本体が前記対向部材支持体から離脱することを防止する離脱防止部と、を有し、前記対向部材支持体に一体形成された前記密閉部材と、
を備えたことを特徴とする。
【0008】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の回転部材対向ユニットにおいて、
二色成形により前記対向部材支持体に一体形成された前記密閉部材、
を備えたことを特徴とする。
【0009】
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の回転部材対向ユニットにおいて、
円弧状の前記密閉部材本体を有する前記密閉部材、
を備えたことを特徴とする。
【0010】
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の回転部材対向ユニットにおいて、
表面に画像が形成される像保持体により構成された前記回転部材表面に対向接触して配置され且つ前記像保持体表面に付着した現像剤を除去する像保持体清掃部材により構成された前記対向部材と、
前記像保持体清掃部材を支持し且つ前記像保持体清掃部材により除去された現像剤が回収される清掃容器により構成された前記対向部材支持体と、
を備えたことを特徴とする。
【0011】
前記技術的課題を解決するために、請求項5に記載の発明の像保持体ユニットは、
表面に画像が保持される像保持体により構成された回転部材と、
請求項1ないし4のいずれかに記載の回転部材対向ユニットと、
を備えたことを特徴とする。
【0012】
前記技術的課題を解決するために、請求項6に記載の発明の画像形成装置は、
表面に画像が保持される像保持体により構成された回転部材と、
請求項1ないし4のいずれかに記載の回転部材対向ユニットと、
前記像保持体表面の画像を媒体に転写する転写器と、
前記媒体に転写された画像を定着する定着装置と、
を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
請求項1に記載の発明によれば、対向部材支持体に一体的に形成された密閉部材は、両面テープ等の貼付部材で手作業で貼り付ける従来の場合に比べて、取り付け精度を向上させることができると共に、生産時間や費用も低減できる。また、対向部材支持体を貫通した先に形成された離脱防止部は、回転部材表面が摺動する密閉部材が対向部材支持体から離脱することを防止できる。特に、摺動性の良い材料で密閉部材を構成した場合には、対向部材支持体から離脱する恐れがあったが、離脱防止部材で離脱を確実に防止することができる。
請求項2に記載の発明によれば、二色成型により密閉部材を対向部材支持体に一体的に形成することができ、密閉部材本体と貫通部や離脱防止部を同時に成型できる。
【0014】
請求項3に記載の発明によれば、円環状の密閉部材の場合に比べて、回転部材の回転に巻き込まれて対向部材支持体から剥離、離脱しやすい円弧状の密閉部材の離脱を確実に防止できる。
請求項4に記載の発明によれば、像保持体の清掃容器に支持された密閉部材の清掃容器からの離脱を確実に防止でき、清掃容器に回収された現像剤が漏出することを防止できる。
【0015】
請求項5に記載の発明によれば、像保持体を有する像保持体ユニットにおいて、像保持体が摺動する密閉部材の離脱を確実に防止することができ、像保持体に沿って現像剤が外部に漏出することを防止することができる。
請求項6に記載の発明によれば、像保持体が摺動する密閉部材の離脱を確実に防止することができ、像保持体に沿って現像剤が画像形成装置内部や外部に漏出することを防止することができる。したがって、画像形成装置内の汚染を確実に防止でき、密閉部材が離脱する恐れのある従来の構成に比べて、画像形成装置の各部品に現像剤が付着することによる画質劣化や故障を低減することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
次に図面を参照しながら、本発明の実施の形態の具体例である実施例を説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
なお、以後の説明の理解を容易にするために、図面において、前後方向をX軸方向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とし、矢印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す方向または示す側をそれぞれ、前方、後方、右方、左方、上方、下方、または、前側、後側、右側、左側、上側、下側とする。
また、図中、「○」の中に「・」が記載されたものは紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。
なお、以下の図面を使用した説明において、理解の容易のために説明に必要な部材以外の図示は適宜省略されている。
【実施例1】
【0017】
図1は本発明の実施例1の画像形成装置の全体説明図である。
図1において、画像形成装置Uは自動原稿搬送装置U1と、これを支持し且つ上端に透明な原稿読取り面PGを有する画像形成装置本体U2とを備えている。
前記自動原稿搬送装置U1は、複写しようとする複数の原稿Giが重ねて収容される原稿給紙部TG1と、原稿給紙部TG1から給紙され前記原稿読取り面PG上の原稿読取位置を通過して搬送される原稿Giが排出される原稿排紙部TG2とを有している。
前記画像形成装置本体U2は、利用者が画像形成動作開始等の作動指令信号を入力操作する操作部UIと、露光光学系A等を有している。
【0018】
前記自動原稿搬送装置U2で原稿読取り面PG上を搬送される原稿または手動で原稿読取り面PG上に置かれた原稿からの反射光は、前記露光光学系Aを介して、固体撮像素子CCDでR(赤)、G(緑)、B(青)の電気信号に変換される。
画像情報変換部IPSは、固体撮像素子CCDから入力される前記RGBの電気信号をK(黒)、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)の画像情報に変換して一時的に記憶し、前記画像情報を所定のタイミングで潜像形成用の画像情報として潜像形成装置駆動回路DLに出力する。
なお、原稿画像が単色画像、いわゆる、モノクロの場合は、K(黒)のみの画像情報が潜像形成装置駆動回路DLに入力される。
前記潜像形成装置駆動回路DLは、各色Y,M,C,Kの各駆動回路(図示せず)を有し、入力された画像情報に応じたレーザ駆動信号を所定のタイミングで、潜像形成装置ROSの各色の潜像書込用レーザダイオード(図示せず)に出力する。
【0019】
図2は実施例1の画像形成装置の要部拡大説明図である。
前記潜像形成装置ROSの上方に配置された可視像形成装置Uy,Um,Uc,Ukはそれぞれ、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、およびK(黒)の各色のトナー像を形成する装置である。
潜像形成装置ROSの各レーザダイオードから出射したY,M,C,Kの潜像書込光の一例としてのレーザビームLy,Lm,Lc,Lkは、それぞれ、回転する回転部材の一例としての像保持体PRy,PRm,PRc,PRkに入射する。
前記Yの可視像形成装置Uyは、回転する像保持体PRy、帯電器CCy,現像装置Gy、転写器T1y、像保持体清掃器CLyを有している。なお、実施例1では、前記現像装置Gyは画像形成装置Uに着脱可能な現像ユニットにより構成されており、前記像保持体PRy、帯電器CCyおよび像保持体清掃器CLyは画像形成装置Uに対して一体的に着脱可能な像保持体ユニットPUyにより構成されている。すなわち、実施例1の可視像形成装置Uyは、現像ユニットGy、像保持体ユニットPUyおよび転写器T1y等により構成されている。
前記可視像形成装置Um,Uc,Ukはいずれも前記Yの可視像形成装置Uyと同様に構成されている。
【0020】
図1、図2において、前記各像保持体PRy,PRm,PRc,PRkはそれぞれの帯電器CCy,CCm,CCc,CCkにより帯電された後、画像書込位置Q1y,Q1m,Q1c,Q1kにおいて、前記レーザビームLy,Lm,Lc,Lkにより、その表面に静電潜像が形成される。前記像保持体PRy,PRm,PRc,PRk表面の静電潜像は、現像領域Q2y,Q2m,Q2c,Q2kにおいて、現像器Gy,Gm,Gc,Gkの現像剤保持体の一例としての現像ロールGRy,GRm,GRc,GRkに保持された現像剤により可視像の一例としてのトナー像に現像される。
その現像されたトナー像は、中間転写体の一例としての中間転写ベルトBに接触する1次転写領域Q3y,Q3m,Q3c,Q3kに搬送される。前記1次転写領域Q3y,Q3m,Q3c,Q3kにおいて中間転写ベルトBの裏面側に配置された1次転写器T1y,T1m,T1c,T1kには、制御部Cにより制御される電源回路Eから所定のタイミングでトナーの帯電極性と逆極性の1次転写電圧が印加される。
前記各像保持体PRy〜PRk上のトナー像は前記1次転写器T1y,T1m,T1c,T1kにより中間転写ベルトBに1次転写される。1次転写後の像保持体PRy,PRm,PRc,PRk表面の残留トナーは、像保持体清掃器CLy,CLm,CLc,CLkによりクリーニングされる。クリーニングされた前記像保持体PRy,PRm,PRc,PRk表面は、帯電器CCy,CCm,CCc,CCkにより再帯電される。
【0021】
前記像保持体PRy〜PRkの上方には、上下移動可能且つ前方に引き出し可能な中間転写装置の一例としてのベルトモジュールBMが配置されている。前記ベルトモジュールBMは、中間転写体の一例としての中間転写ベルトBと、中間転写体駆動部材の一例としてのベルト駆動ロールRd、中間転写体張架部材の一例としてのテンションロールRt、蛇行防止用部材の一例としてのウォーキングロールRw、従動部材の一例としてのアイドラロール(フリーロール)Rfおよび二次転写領域対向部材の一例としてのバックアップロールT2aを含む中間転写体支持部材の一例としてのベルト支持ロール(Rd,Rt,Rw,Rf,T2a)と、前記1次転写器T1y,T1m,T1c,T1kとを有している。そして、前記中間転写ベルトBは前記ベルト支持ロール(Rd,Rt,Rw,Rf,T2a)により回転移動可能に支持されている。
【0022】
前記バックアップロールT2aに接する中間転写ベルトBの表面に対向して2次転写部材の一例としての二次転写ロールT2bが配置されており、前記各ロールT2a,T2bにより2次転写器T2が構成されている。また、2次転写ロールT2bおよび中間転写ベルトBの対向する領域には2次転写領域Q4が形成される。
前記1次転写領域Q3y,Q3m,Q3c,Q3kで転写器T1y,T1m,T1c,T1kにより中間転写ベルトB上に順次重ねて転写された単色または多色のトナー像は、前記2次転写領域Q4に搬送される。
【0023】
前記潜像形成装置ROSの下方には、給紙容器の一例としての給紙トレイTR1〜TR3を前後方向(X軸方向)に出入可能に支持するガイド部材の一例としての左右一対のガイドレールGR,GRが3段設けられている。給紙トレイTR1〜TR3に収容された媒体の一例としての記録シートSは、媒体取出し部材の一例としてのピックアップロールRpにより取り出され、媒体捌き部材の一例としてのさばきロールRsにより1枚ずつ分離される。そして、記録シートSは、媒体搬送路の一例であるシート搬送路SHに沿って媒体搬送部材の一例としての複数の搬送ロールRaにより搬送され、2次転写領域Q4のシート搬送方向上流側に配置された転写領域搬送時期調節部材の一例としてのレジロールRrに送られる。前記シート搬送路SH、シート搬送ロールRa、レジロールRr等によりシート搬送装置(SH+Ra+Rr)が構成されている。
【0024】
レジロールRrは、前記中間転写ベルトBに形成されたトナー像が2次転写領域Q4に搬送されるのにタイミングを合わせて、前記記録シートSを2次転写領域Q4に搬送する。記録シートSが前記2次転写領域Q4を通過する際、前記バックアップロールT2aは接地され、2次転写器T2bには前記制御部Cにより制御される電源回路Eから所定のタイミングでトナーの帯電極性と逆極性の2次転写電圧が印加される。このとき、前記中間転写ベルトB上のカラートナー像は、前記2次転写器T2により前記記録シートSに転写される。
2次転写後の前記中間転写ベルトBは、中間転写体清掃器の一例としてのベルトクリーナCLbによりクリーニングされる。
【0025】
前記トナー像が2次転写された記録シートSは、定着装置Fの加熱用定着部材の一例としての加熱ロールFhおよび加圧用定着部材の一例としての加圧ロールFpの圧接領域である定着領域Q5に搬送され、前記定着領域を通過する際に加熱定着される。加熱定着された記録シートSは、媒体排出部材の一例としての排出ローラRhから媒体排出部の一例としての排紙トレイTRhに排出される。
なお、前記加熱ロールFh表面には、記録シートSの前記加熱ロールからの離型性を良くするための離型剤が離型剤塗布装置Faにより塗布されている。
【0026】
前記ベルトモジュールBMの上方にはY(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン),K(黒)の各現像剤を収容する現像剤補給容器の一例としての現像剤カートリッジKy,Km,Kc,Kkが配置されている。各現像剤カートリッジKy,Km,Kc,Kkに収容された現像剤は、前記現像器Gy,Gm,Gc,Gkの現像剤の消費に応じて、図示しない現像剤補給路から前記各現像器Gy,Gm,Gc,Gkに補給される。なお、実施例1では、前記現像剤として、磁性のキャリアと、外添剤が付与されたトナーとを含む二成分現像剤により構成されている。
【0027】
図1において、前記画像形成装置Uは上側枠体UFと下側枠体LFとを有しており、上側枠体UFには、前記潜像形成装置ROSおよび潜像形成装置ROSよりも上方に配置された部材、すなわち、像保持体PRy,PRm,PRc,PRk、現像器Gy,Gm,Gc,Gk、ベルトモジュールBM等が支持されている。
また、下側枠体LFには、前記給紙トレイTR1〜TR3を支持するガイドレールGRおよび前記各トレイTR1〜TR3から給紙を行う前記給紙部材、すなわち、ピックアップロールRp,さばきロールRs,シート搬送ロールRa等が支持されている。
【0028】
(像保持体清掃器の説明)
図3は実施例1の像保持体清掃器の要部拡大図である。
図4は本発明の実施例1の像保持体ユニットの斜視説明図である。
図5は図4の像保持体ユニットにおいて保護部材や像保持体が取り外された状態の説明図である。
図6は図5に示す像保持体ユニットから帯電器および現像剤掻き取り部材が取り外された状態の説明図である。
図7は図6に示す像保持体ユニットの密閉部材の要部拡大図である。
次に、回転部材対向ユニットの一例としての像保持体清掃器CLy〜CLkの説明をするが、各像保持体清掃器CLy〜CLkは同様に構成されているので、黄色(Y色)の像保持体清掃器CLyについてのみ説明し、その他の像保持体清掃器CLm、CLc、CLkについての詳細な説明は省略する。
【0029】
図2、図3において、像保持体PRyに対向して配置された像保持体清掃器CLyは、対向部材支持体の一例としての清掃容器1を有する。図3、図6において、清掃容器1内部には廃棄現像剤収容空間1aが形成されており、廃棄現像剤収容空間1aには内部に収容された現像剤を所定の搬送方向に搬送する廃棄現像剤搬送部材2が配置されている。図3、図5、図6において、前記廃棄現像剤収容空間1aの像保持体PRy側には、廃棄現像剤回収口1bが形成されている。図6、図7において、前記清掃容器1の下端部の前後両端部(図4、図7には、後端側のみ図示)には清掃部材支持部1cが形成されており、廃棄現像剤回収口1bの上方には漏出防止部材支持部1dが形成されている。
【0030】
図3、図5において、前記清掃部材支持部1cには、像保持体清掃部材且つ被支持体であって対向部材の一例であるクリーニングブレード4が支持されている。実施例1では、クリーニングブレード4は、弾性ゴム製の清掃部材本体としてのクリーニングブレード本体4aと、クリーニングブレード本体4aを支持し且つ図5に示すように螺子4bにより清掃部材支持部1cに支持されるL字形の取り付け部材4cとを有する。前記クリーニングブレード本体4aは、像保持体PRy表面に対向、接触して配置され、像保持体PRy表面に付着した転写残トナーを擦り落として除去し、廃棄現像剤収容空間1aに回収する。図3において、前記漏出防止部材支持部1dには、像保持体PRyに対向接触して配置され、現像剤が上方に漏出することを防止するための薄膜状の漏出防止部材6が支持されている。
【0031】
図4〜図7において、実施例1の像保持体ユニットPUyの清掃容器1では、清掃容器1の前後両端部に、像保持体PRyの両端部に支持された軸受11を支持する半円弧状の軸受支持部12,13が一体的に形成されている。前記像保持体PRyの後端には、像保持体PRy駆動用の歯車G1が支持されている。図4において、前側の軸受支持部12の前側には、像保持体ユニットPUyを把持するための把持部14が装着されている。図4〜図6において、前記把持部14内部には、廃棄現像剤収容空間1aから延びる筒状の廃棄現像剤搬送路16が形成されている。前記廃棄現像剤搬送路16の前端には、図示しない画像形成装置本体側の搬送路に廃棄現像剤を排出する廃棄現像剤排出口16aが形成されている。なお、図5、図6に示すように、実施例1の像保持体清掃器CLyは、像保持体PRyが装着される前の状態では、清掃容器1にクリーニングブレード4等が装着された清掃器ユニット、すなわち、回転部材対向ユニットとして一体的に取り扱うことが可能である。
【0032】
図8は第1の密閉部材の要部拡大説明図であり、図4のVIII−VIII線断面図である。
図6、図7において、前記軸受支持部12,13と、内側の廃棄現像剤収容空間1aとの間には、像保持体PRyに沿った第1密閉部材支持部17が清掃容器1に一体的に形成されている。図8において、前記第1密閉部材支持部17は、像保持体PRy表面に沿った円弧状の密閉部材支持面17aと、第1密閉部材支持部17および清掃容器1を貫通して外方に延びる貫通孔17bと、貫通孔17bの外端に形成され且つ貫通孔17bの孔径よりも大きな脱落防止用凹部17cとを有する。
図6〜図8において、前記第1密閉部材支持部17には第1の密閉部材18が支持されている。前記第1の密閉部材18は、前記密閉部材支持面17a表面に支持された円弧状の密閉部材本体18aと、前記密閉部材本体18aに一体に形成され且つ前記貫通孔17bを貫通して延びる貫通部18bと、前記貫通部18bの外端に形成されて前記脱落防止用凹部17cに嵌り合う脱落防止部18cとを有する。なお、図7において、前記第1の密閉部材18の内側には、固定支持されるクリーニングブレード4との隙間を密閉して現像剤の前後方向への漏出を防止する第2の密閉部材19が配置されている。さらに、清掃部材支持部1cの側面には、L字形の取り付け部材4cとの隙間を密閉する第3の密閉部材20が清掃容器1の長手方向(像保持体PRyの軸方向)に沿って配置されている。
【0033】
図8において、実施例1の第1の密閉部材18は、高摺動性の樹脂、例えば、フッ素系エラストマーにより構成されており、第1密閉部材支持部17に一体的に形成されている。すなわち、第1密閉部材支持部17を有する清掃容器1を成型により一体形成する工程の後、前記貫通孔17bを通じて樹脂を流し込む工程を実行することで、密閉部材本体18a、貫通部18bおよび脱落防止部18cを一体的に形成することができる。なお、実施例1では、第1の密閉部材18は清掃容器1に対して、従来公知の二色成形(例えば、特許文献1,2等参照)により一体的に形成されている。
図4、図5、図8において、前記像保持体PRyは、軸受支持部12に支持された状態で、軸受支持部12に対応する半円弧状の軸受装着部材21とにより支持されることで、軸受11により回転可能な状態で支持される。この状態では、図8に示すように、像保持体PRyの前後両端部が第1の密閉部材18に接触して密閉され、廃棄現像剤収容空間1aから像保持体PRy回転軸方向への現像剤の漏出が防止される。そして、像保持体PRyの回転時には、第1の密閉部材18に対して像保持体PRy表面が摺動する。
【0034】
図6、図7において、実施例1の第2の密閉部材19は、弾性材料、例えば、エラストマーにより二色成形されている。なお、前記第2の密閉部材19は、第1の密閉部材18と異なり、摺動する部材がなく、剥離、脱落する恐れが少ないため、第1の密閉部材18のような貫通部や脱落防止部は形成されていない。
【0035】
図9は実施例1の第3の密閉部材の説明図であり、図9Aは清掃容器に装着される前の状態の説明図、図9Bは第3の密閉部材が清掃容器に装着された状態の説明図、図9Cは像保持体清掃部材が装着されて第3の密閉部材が挟まれた状態の説明図、図9Dは第3の密閉部材を取り外す場合の説明図である。
図7,図8において、密閉部材装着体の一例としての清掃容器1には、廃棄現像剤収容空間1aの下部には、長手方向に延びる第3密閉部材支持部22が形成されている。図7〜図9において、前記第3密閉部材支持部22は、密閉部材被装着部の一例として、下面に所定の間隔をあけて配置された複数の装着孔22aを有する。前記装着孔22aの内端は、第3密閉部材支持部22の右側面22bから延びる溝部22cに接続されている。
【0036】
図10は実施例1の第3の密閉部材の斜視説明図であり、図10Aは図9Bに対応する図7に示す状態から第3の密閉部材が装着された状態の斜視説明図、図10Bは図9Cに対応する図10Aに示す状態から像保持体清掃部材が装着された状態の斜視説明図である。
図8〜図10において、前記第3の密閉部材20は、前記第3密閉部材支持部22に沿って支持される帯状の第3の密閉部材本体20aを有する。前記第3の密閉部材本体20aには、剥離用操作部の一例として、第3の密閉部材本体20aを第3密閉部材支持部22から剥離する際に利用者が摘んで操作するための摘み部20a1が形成されている。また、前記第3の密閉部材本体20aには、前記装着孔22aに対応して所定の間隔をあけて複数の装着部20bが配置されている。前記装着部20bは、装着孔22aを貫通する装着孔貫通部20b1と、装着孔貫通部20b1の先端に形成され且つ装着孔22aの孔径よりも大きく外側に張り出した形状の弾性変形可能な爪部20b2とを有する。
【0037】
したがって、爪部20b2を装着孔22aに外側から押し込むことで、爪部20b2が内側に弾性変形して装着孔22aを通過し、溝部22cに到達すると弾性復元により張り出し、抜け止めがされる。すなわち、実施例1の第3の密閉部材20は、嵌め込み、いわゆる、スナップフィットにより第3密閉部材支持部22に装着される。
実施例1では、前記密閉部材本体20aは、密閉するために弾性のある材料により構成されており、前記装着部20bは清掃容器1と同一の材料により構成されている。例えば、前記密閉部材本体20aは、ゴムやエラストマーを採用でき、装着部20bは、ポリカーボネート樹脂やABS(アクリロニトリルブタジエンスチレン)樹脂が採用できるが、これらの材料に限定されず、使用可能な任意の材料を使用できる。実施例1では、前記密閉部材本体20aと装着部20bとは、前記二色成形により一体的に形成されている。
【0038】
(実施例1の作用)
前記構成要件を備えた実施例1の画像形成装置Uでは、第1の密閉部材18を第1密閉部材支持部17に一体的に形成することで、両面テープ等の貼付部材を使用して貼り付ける場合に比べて、高い精度且つ低コストで第1の密閉部材18が作成される。そして、摺動性の良い材料で構成された第1の密閉部材18は、円弧状に形成されており、摺動する像保持体PRyの回転に巻き込まれて第1密閉部材支持部17に対して捲れたり、剥がれたりして連れ回りそうになっても、貫通部18bおよび脱落防止部18cにより第1の密閉部材18が第1密閉部材支持部17に対して剥がれたりすることが低減される。
【0039】
また、実施例1の画像形成装置では、第3の密閉部材20は、両面テープのような貼り付け部材やピンセットのような器具を使用せず、爪部20b2が装着孔22aにスナップフィットで装着される。すなわち、スナップフィットにより、両面テープによる貼り付け時に必要となっていた作業者の熟練が必要なく、高い位置精度で第3の密閉部材20が清掃容器1に装着される。また、二色成形により第3の密閉部材を一体形成した場合、清掃容器1の組み立て時に第3の密閉部材が誤って剥離してしまうと、第3の密閉部材を貼り付けられず、清掃容器1および剥離した第3の密閉部材を廃棄する無駄が発生するが、実施例1では、第3の密閉部材20が破損しても、清掃容器1を廃棄せずに新たな第3の密閉部材20を装着可能に構成されている。
そして、装着された第3の密閉部材20は、清掃容器1とクリーニングブレード4の取り付け部材4cとの間で挟まれて押圧され、弾性変形して隙間を密閉する。これにより、廃棄現像剤収容空間1aからの現像剤の漏出が防止される。
【0040】
なお、像保持体ユニットPUyの寿命等で、像保持体清掃器CLyを再利用、いわゆる、リサイクルするために、材料毎に分別する場合には、貫通部18bと密閉部材本体18aとの連結部分を破壊することで、密閉部材本体18と第1密閉部材支持部17を有する清掃容器1とが分離される。
また、第3の密閉部材20については、摘み部20a1を摘んで、第3の密閉部材20を第3密閉部材支持部22から剥離するように操作することで、第3の密閉部材20が第3密閉部材支持部22から剥離される。このとき、実施例1では、第3の密閉部材本体20aと装着部20bとは異なる材料で構成されており、境界部分で破断しやすく、第3の密閉部材20剥離時に境界部分で破断して、第3の密閉部材本体20aのみが剥離される。すなわち、装着部20bは、清掃容器1の装着孔22aおよび溝部22cに残されるが、実施例1では、装着部20bと清掃容器1とは同じ材料で構成されているため、材料の分別上は問題とならない。すなわち、同じ材料の装着部20bと清掃容器1とは、一緒に粉砕して同一材料として再利用される。また、従来技術のように両面テープを使用してスポンジを貼り付けた場合、スポンジを剥がす際に、スポンジが裂けて残ったり、両面テープが残ったりして、きれいに剥がすのには手間がかかり、両面テープ等が残った状態で粉砕すると異なる材料が混入して、再度樹脂として成形する場合に亀裂が発生したり強度が変動することがあるが、実施例1の第3の密閉部材20ではこのようなことが回避される。
【0041】
(変更例)
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例(H01)〜(H010)を下記に例示する。
(H01)前記実施例において、画像形成装置としての複写機を例示したが、これに限定されず、FAXやプリンタあるいはこれらすべてまたは複数の機能を備えた複合機とすることも可能である。
【0042】
(H02)前記実施例において、各部材の具体的な数値や構成材料は、設計や仕様等に応じて任意に変更可能である。
(H03)前記実施例において、第1の密閉部材18として、像保持体清掃器CLy〜CLkに設けられた第1の密閉部材18を例示したが、これに限定されず、例えば、現像ユニットGy〜Gkの密閉部材にも適用可能である。すなわち、回転部材としての現像ロールGRy〜GRkと、現像ロールGRy〜GRkに対向する対向部材としての層厚規制部材、前記層厚規制部材を支持する対向部材支持体としての現像容器、前記現像容器に支持され且つ現像ロールの軸方向両端部を密閉して現像剤の漏出を防止する密閉部材という構成に適用可能である。
【0043】
(H04)前記実施例において、清掃部材を兼ねる対向部材の一例としてのクリーニングブレード4を使用する像保持体清掃器CLy〜CLkを例示したが、これに限定されず、例えば、対向部材の一例としてのクリーニングブラシや不織布等を使用したクリーニングローラ等、任意の像保持体清掃部材を採用可能である。また、不織布として、導電性の繊維を使用した不織布を使用したり、絶縁性の不織布を使用したクリーニングローラを採用することも可能である。なお、導電性の不織布を使用した場合、クリーニングローラからトナーを移動させるための回収ロールやスクレーパ等を配置することも可能である。また、絶縁性不織布のクリーニングロール単体で不織布の微細且つポーラス(porous:多孔性)の構造で、トナー成分を保持して摺擦することもできる。また、クリーニングロールの端部の密閉に第1の密閉部材18を使用することも可能である。
【0044】
(H05)前記実施例において、帯電部材として、いわゆるコロトロン型の帯電部材を例示したが、これに限定されず、ロール状やベルト状、ブレード状、ブラシ状等の任意の帯電部材に適用可能である。また、帯電ロールは接触して従動する場合に限定されず、微小な隙間をあけて駆動する構成にも適用可能である。
(H06)前記実施例において、像保持体PRy〜PRkは、中間転写ベルトBの回転方向に対して上流側からY,M,C,Kの順に配置したが、これに限定されず、配置順は任意に変更可能である。また、中間転写ベルトBが無く、像保持体PRy〜PRkから媒体に直接転写される構成としたり、中間転写ドラムを有する構成とすることも可能である。また、像保持体PRy〜PRkの数は4つ、すなわち、4色に限定されず、3色以下や5色以上とすることも可能である。あるいは、単色の画像形成装置にも適用可能である。
【0045】
(H07)前記実施例において、第3の密閉部材20の構成を第2の密閉部材19に適用可能である。また、前記実施例では、第3の密閉部材20として、清掃容器1とクリーニングブレード4の取り付け部材4cとの隙間を密閉する場合の密閉部材を例示したが、これに限定されず、任意の2つの部材の隙間を密閉するための密閉部材に適用可能である。例えば、筐体と筐体の蓋との隙間を密閉する場合や、2つの枠体の間の隙間を密閉する場合にも適用可能である。
(H08)前記実施例において、装着部20bを第3の密閉部材20に設け、装着孔22aを清掃容器に設けたが、逆に、第3の密閉部材20に装着孔を形成し、清掃容器から突出する装着部を清掃容器に一体形成することも可能である。
【0046】
(H09)前記実施例において、第3の密閉部材20の第3密閉部材本体20aを円弧状に形成して、第1の密閉部材18に替えて使用することも可能である。
(H010)前記実施例において、第3の密閉部材20の第3密閉部材本体20aと、装着部20bを異なる材料で構成したが、同一の材料で構成することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【0047】
【図1】図1は本発明の実施例1の画像形成装置の全体説明図である。
【図2】図2は実施例1の画像形成装置の要部拡大説明図である。
【図3】図3は実施例1の像保持体清掃器の要部拡大図である。
【図4】図4は本発明の実施例1の像保持体ユニットの斜視説明図である。
【図5】図5は図4の像保持体ユニットにおいて保護部材や像保持体が取り外された状態の説明図である。
【図6】図6は図5に示す像保持体ユニットから帯電器および現像剤掻き取り部材が取り外された状態の説明図である。
【図7】図7は図6に示す像保持体ユニットの密閉部材の要部拡大図である。
【図8】図8は第1の密閉部材の要部拡大説明図であり、図4のVIII−VIII線断面図である。
【図9】図9は実施例1の第3の密閉部材の説明図であり、図9Aは清掃容器に装着される前の状態の説明図、図9Bは第3の密閉部材が清掃容器に装着された状態の説明図、図9Cは像保持体清掃部材が装着されて第3の密閉部材が挟まれた状態の説明図、図9Dは第3の密閉部材を取り外す場合の説明図である。
【図10】図10は実施例1の第3の密閉部材の斜視説明図であり、図10Aは図9Bに対応する図7に示す状態から第3の密閉部材が装着された状態の斜視説明図、図10Bは図9Cに対応する図10Aに示す状態から像保持体清掃部材が装着された状態の斜視説明図である。
【符号の説明】
【0048】
1…対向部材支持体,清掃容器、
4…対向部材,像保持体清掃部材、
18…密閉部材、
18a…密閉部材本体、
18b…貫通部、
18c…離脱防止部、
CLy,CLm,CLc,CLk…回転部材対向ユニット、
F…定着装置、
PRy,PRm,PRc,PRk…回転部材,像保持体、
PUy,PUm,PUc,PUk…像保持体ユニット、
S…媒体、
T1y,T1m,T1c,T1k,T2…転写器、
U…画像形成装置。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
回転する回転部材に対向して配置された対向部材と、
前記対向部材を支持する対向部材支持体と、
前記対向部材支持体に支持され且つ回転する前記回転部材表面が摺動して前記対向部材支持体と前記回転部材との隙間を密閉する密閉部材であって、前記回転体表面が摺動し且つ前記対向部材支持体に支持される密閉部材本体と、前記密閉部材本体から前記対向部材支持体を貫通して延びる貫通部と、前記貫通部の外端に形成されて前記密閉部材本体が前記対向部材支持体から離脱することを防止する離脱防止部と、を有し、前記対向部材支持体に一体形成された前記密閉部材と、
を備えたことを特徴とする回転部材対向ユニット。
【請求項2】
二色成形により前記対向部材支持体に一体形成された前記密閉部材、
を備えたことを特徴とする請求項1に記載の回転部材対向ユニット。
【請求項3】
円弧状の前記密閉部材本体を有する前記密閉部材、
を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の回転部材対向ユニット。
【請求項4】
表面に画像が形成される像保持体により構成された前記回転部材表面に対向接触して配置され且つ前記像保持体表面に付着した現像剤を除去する像保持体清掃部材により構成された前記対向部材と、
前記像保持体清掃部材を支持し且つ前記像保持体清掃部材により除去された現像剤が回収される清掃容器により構成された前記対向部材支持体と、
を備えたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の回転部材対向ユニット。
【請求項5】
表面に画像が保持される像保持体により構成された回転部材と、
請求項1ないし4のいずれかに記載の回転部材対向ユニットと、
を備えたことを特徴とする像保持体ユニット。
【請求項6】
表面に画像が保持される像保持体により構成された回転部材と、
請求項1ないし4のいずれかに記載の回転部材対向ユニットと、
前記像保持体表面の画像を媒体に転写する転写器と、
前記媒体に転写された画像を定着する定着装置と、
を備えたことを特徴とする画像形成装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2009−47907(P2009−47907A)
【公開日】平成21年3月5日(2009.3.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−213667(P2007−213667)
【出願日】平成19年8月20日(2007.8.20)
【出願人】(000005496)富士ゼロックス株式会社 (21,908)
【Fターム(参考)】