説明

増強された治療特性を持つ、胃H+,K+−ATPaseの重水素化阻害剤

十二指腸潰瘍、胸焼け、胃酸の逆流、胃酸分泌および/または乾癬により介在する他の病状の処置および/または管理における、化学式1に示される胃H、K−ATPaseの重水素化阻害材の化学合成および医学的用途が記載される。



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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式1
【化1】

[式中、R、R、RおよびR10は、各々独立に水素または重水素を表し、
、R、RおよびRは、水素、重水素、C−Cアルキル、およびC−Cアルキルオキシから成る群から各々独立に選択され、
は、−CH−、−CHD−、および−CD−から成る群から選択され、
は、水素、重水素、−NO、C−Cアルキル、およびC−Cアルキルオキシから成る群から選択されるが、
前記式1の化合物は、少なくとも1つの重水素原子を含むこと、および
前記式1の化合物の重水素濃縮は、少なくとも約1%とすることを条件とする]
の化合物、またはその単一エナンチオマー、(+)エナンチオマーおよび(−)エナンチオマーの混合物、単一ジアステレオマー、ジアステレオマーの混合物、またはその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物またはプロドラッグ。
【請求項2】
前記化合物は、前記化合物の(−)エナンチオマーの重量の約90%以上および前記化合物の(+)エナンチオマーの重量の約10%以下を含有する、請求項1の化合物。
【請求項3】
前記化合物は、前記化合物の(+)エナンチオマーの重量の約90%以上および前記化合物の(−)エナンチオマーの重量の約10%以下を含有する、請求項1の化合物。
【請求項4】
前記アルキルは、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、s−[sec−]ブチルおよびtert−ブチルから成る群から選択される、請求項1の化合物。
【請求項5】
前記アルキルオキシは、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシ、sec−ブトキシ、およびtert−ブトキシから成る群から選択される、請求項1の化合物。
【請求項6】
以下の式
【化2】

【化3】


【化4】

【化5】


【化6】


【化7】


【化8】

【化9】

【化10】


【化11】

【化12】


【化13】

または、その単一エナンチオマー、(+)エナンチオマーおよび(−)エナンチオマーの混合物、(−)エナンチオマーの重量の約90%以上および前記化合物の(+)エナンチオマーの重量の約10%以下の混合物、(+)エナンチオマーの重量の約90%以上および前記化合物の(−)エナンチオマーの重量の約10%以下の混合物、単一ジアステレオマー、ジアステレオマーの混合物、またはその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物またはプロドラッグから成る群から選択される化合物。
【請求項7】
以下の式
【化14】

、またはその単一エナンチオマー、(+)エナンチオマーおよび(−)エナンチオマーの混合物、(−)エナンチオマーの重量の約90%以上および(+)エナンチオマーの重量の約10%以下の混合物、(+)エナンチオマーの重量の約90%以上および(−)エナンチオマーの重量の約10%以下の混合物、単一ジアステレオマー、ジアステレオマーの混合物、またはその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物またはプロドラッグから成る群から選択される化合物。
【請求項8】
以下の式
【化15】

、またはその単一エナンチオマー、(+)エナンチオマーおよび(−)エナンチオマーの混合物、(−)エナンチオマーの重量の約90%以上および(+)エナンチオマーの重量の約10%以下の混合物、(+)エナンチオマーの重量の約90%以上および(−)エナンチオマーの重量の約10%以下の混合物、単一ジアステレオマー、ジアステレオマーの混合物、またはその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物またはプロドラッグから成る群から選択される、化合物。
【請求項9】
薬学的に許容可能な担体と共に、治療に有効な量で、請求項1記載の化合物、または請求項1記載の化合物の単一エナンチオマー、請求項1記載の化合物の(+)エナンチオマーおよび(−)エナンチオマーの混合物、請求項1記載の化合物の(−)エナンチオマーの重量の約90%以上および(+)エナンチオマーの重量の約10%以下の混合物、請求項1記載の化合物の(+)エナンチオマーの重量の約90%以上および(−)エナンチオマーの重量の約10%以下の混合物、請求項1記載の化合物の単一ジアステレオマー、請求項1記載の化合物のジアステレオマーの混合物、またはその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物またはプロドラッグを含有する、医薬組成物。
【請求項10】
前記組成物が経口、非経口または静脈内注射の投与に適している、請求項9記載の医薬組成物。
【請求項11】
前記経口投与が、錠剤またはカプセルの投与を含む、請求項10記載の医薬組成物。
【請求項12】
前記請求項1の化合物は、一日、0.5ミリグラムから80ミリグラムの投与総量で投与される、請求項9記載の医薬組成物。
【請求項13】
第一成分および第二成分を含有する発泡製剤であって、ここで前記第一成分は、1つ以上の発泡性賦形剤であり、前記第二成分は、式1の化合物、β遮断薬および任意に薬剤学的に容認される賦形剤を含む混合物であって、
ここで、前記式1の化合物は、下記構造
【化16】

[式中、R、R、RおよびR10は、各々独立に水素または重水素を表し、
、R、RおよびRは、水素、重水素、C−Cアルキル、およびC−Cアルキルオキシから成る群から各々独立に選択され、
は、−CH−、−CHD−、および−CD−から成る群から選択され、
は、水素、重水素、−NO、C−Cアルキル、およびC−Cアルキルオキシから成る群から選択されるが、
前記式1の化合物は、少なくとも1つの重水素原子を含むこと、および
前記式1の化合物の重水素濃縮は、少なくとも約1%とすることを条件とする]を示す化合物、またはその単一エナンチオマー、(+)エナンチオマーおよび(−)エナンチオマーの混合物、(−)エナンチオマーの重量の約90%以上および(+)エナンチオマーの重量の約10%以下の混合物、(+)エナンチオマーの重量の約90%以上および(−)エナンチオマーの重量の約10%以下の混合物、単一ジアステレオマー、ジアステレオマーの混合物、またはその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物またはプロドラッグである、
発泡製剤。
【請求項14】
第一成分および第二成分を含有する経口複合錠剤であって、ここで前記第一成分は一以上の同じまたは異なる活性を有する抗生物質を含み、前記第二成分は、腸溶コーティングの重合体層で覆われたペレットの形状の式1の化合物であって、ここで式1の化合物は、下記構造
【化17】

[式中、R、R、RおよびR10は、各々独立に水素または重水素を表し、
、R、RおよびRは、水素、重水素、C−Cアルキル、およびC−Cアルキルオキシから成る群から独立して選択され、
は、−CH−、−CHD−、および−CD−から成る群から選択され、
は、水素、重水素、−NO、C−Cアルキル、およびC−Cアルキルオキシから成る群から選択されるが、
前記式1の化合物は、少なくとも1つの重水素原子を含むこと、および
前記式1の化合物の重水素濃縮は少なくとも約1%とすることを条件とする]、
またはその単一エナンチオマー、(+)エナンチオマーおよび(−)エナンチオマーの混合物、(−)エナンチオマーの重量の約90%以上および(+)エナンチオマーの重量の約10%以下の混合物、(+)エナンチオマーの重量の約90%以上および(−)エナンチオマーの重量の約10%以下の混合物、単一ジアステレオマー、ジアステレオマーの混合物、またはその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物およびプロドラッグである、
経口複合錠剤。
【請求項15】
前記ペレットは、耐酸性ペレットを含有しており、前記腸溶性ペレットの耐酸性は、錠剤化中で他の錠剤成分と共に前記ペレットの圧縮により有意に影響を受けず、前記第一成分は、前記第二成分を覆う前記腸溶性層により前記第二成分から分離されている、請求項14の組成物。
【請求項16】
前記抗生物質は、アモキシシリン、クラリスロマイシン、メトロニダゾール、およびその混合物から成る群から選択される、請求項14の組成物。
【請求項17】
第一成分、第二成分および任意に第三成分を含有する経口複合錠剤の医薬組成物であって、ここで前記第一成分は、腸溶重合体層で覆われたペレット形状の式1の化合物であり、前記第二成分は、少なくとも1つの非ステロイド系抗炎症薬(NSAID)を含み、前記任意の第三成分は、薬学的に許容し得る賦形剤を含んでおり、ここで前記第二成分が前記第一成分を覆う前記腸溶層により前記第一成分から分離されている、
前記式1の化合物は、下記構造
【化18】


[式中、R、R、RおよびR10は、各々独立に水素または重水素を表し、
、R、RおよびRは、水素、重水素、C−Cアルキル、およびC−Cアルキルオキシから成る群から独立に選択され、
は、−CH−、−CHD−、および−CD−から成る群から選択され、
は、水素、重水素、−NO、C−Cアルキル、およびC−Cアルキルオキシから成る群から選択されるが、
前記式1の化合物は、少なくとも1つの重水素原子を含むこと、および
前記式1の化合物の重水素濃縮は少なくとも約1%とすることを条件とする]、
またはその単一エナンチオマー、(+)エナンチオマーおよび(−)エナンチオマーの混合物、(−)エナンチオマーの重量の約90%以上および(+)エナンチオマーの重量の約10%以下の混合物、(+)エナンチオマーの重量の約90%以上および(−)エナンチオマーの重量の約10%以下の混合物、単一ジアステレオマー、ジアステレオマーの混合物、またはその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物またはプロドラッグである、
経口複合錠剤の医薬組成物。
【請求項18】
前記ペレットは、耐酸性ペレットを含んでおり、ここで前記腸溶ペレットの前記耐酸性は、錠剤化中に他の錠剤成分と共に前記ペレットの圧縮により有意に影響を受けない、請求項17の組成物。
【請求項19】
式1の化合物、親水性または疎水性マトリクス、水溶性分離層、腸溶層、および任意に1つ以上の薬学的に許容可能な賦形剤を含んでいる持続放出医薬製剤であって、前記式1の化合物は、下記構造
【化19】

[式中、R、R、RおよびR10は、各々独立に水素または重水素を表し、
、R、RおよびRは、水素、重水素、C−Cアルキル、およびC−Cアルキルオキシから成る群から各々独立に選択され、
は、−CH−、−CHD−および−CD−から成る群から選択され、
は、水素、重水素、−NO、C−Cアルキル、およびC−Cアルキルオキシから成る群から選択されるが、前記式1の化合物は、少なくとも1つの重水素原子を含むこと、および前記式1の化合物の重水素濃縮は少なくとも約1%とすることを条件とする]
または、その単一エナンチオマー、(+)エナンチオマーおよび(−)エナンチオマーの混合物、(−)エナンチオマーの重量の約90%以上および(+)エナンチオマーの重量の約10%以下の混合物、(+)エナンチオマーの重量の約90%以上および(−)エナンチオマーの重量の約10%以下の混合物、単一ジアステレオマー、ジアステレオマーの混合物、またはその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物およびプロドラッグである、
持続放出医薬製剤。
【請求項20】
式1の化合物、分離性半透性の細胞膜および1つ以上の膨潤性物質を含む腸溶性医薬製剤であって、ここで前記製剤は、即時性抑制物質放出部分および少なくとも1つの遅延性抑制物質放出部分を含んでおり、約0.1から約24時間内に分離した少なくとも二つの連続パルスの形式において式1の化合物の非継続的放出を行う事ができ、ここで前記式1の化合物は、下記構造
【化20】

[式中、R、R、RおよびR10は、各々独立に水素または重水素を表し、
、R、RおよびRは、水素、重水素、C−Cアルキル、およびC−Cアルキルオキシから成る群から独立に選択され、
は、−CH−、−CHD−、および−CD−から成る群から選択され、
は、水素、重水素、−NO、C−Cアルキル、およびC−Cアルキルオキシから成る群から選択されるが、前記式1の化合物は、少なくとも1つの重水素原子を含むこと、および前記式1の化合物の重水素濃縮は少なくとも約1%とすることを条件とする]、
またはその単一エナンチオマー、(+)エナンチオマーおよび(−)エナンチオマーの混合物、(−)エナンチオマーの重量の約90%以上および(+)エナンチオマーの重量の約10%以下の混合物、(+)エナンチオマーの重量の約90%以上および(−)エナンチオマーの重量の約10%以下の混合物、単一ジアステレオマー、ジアステレオマーの混合物、またはその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物およびプロドラッグである、
腸溶性医薬製剤。
【請求項21】
哺乳類の対象に経口投与するための安定性医薬製剤であって、部分的にアルカリで中和され、陽イオン交換能を有する耐胃液性高分子層材を含む中間反応層で包まれた式1の化合物と任意に1つ以上のアジュバンドおよび耐胃液耐外層を含んでおり、
ここで前記式1の化合物は、下記構造
【化21】


[式中、R、R、R、およびR10は、各々独立に水素または重水素を表し、R、R、RおよびRは、水素、重水素、C−Cアルキル、およびC−Cアルキルオキシから成る群から各々独立に選択され、
は、−CH−、−CHD−およびCD−から成る群から選択され、Rは水素、重水素、−NO、C−Cアルキル、およびC−Cアルキルオキシから成る群から選択されるが、前記式1の化合物が少なくとも1つの重水素原子を含むこと、および前記式1の化合物中の重水素濃縮は少なくとも約1%とすることを条件とする]、
または、その単一エナンチオマー、(+)エナンチオマーおよび(−)エナンチオマーの混合物、(−)エナンチオマーの重量の約90%以上および(+)エナンチオマーの重量の約10%以下の混合物、(+)エナンチオマーの重量の約90%以上および(−)エナンチオマーの重量の約10%以下の混合物、単一ジアステレオマー、ジアステレオマーの混合物、またはその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物およびプロドラッグである、
安定性医薬製剤。
【請求項22】
式1の化合物を含む治療上有効量の胃H,K−ATPase阻害剤を、非同位体的に濃縮した化合物と比較し、胃酸関連疾患の治療中に、前記化合物またはその代謝物の血漿中濃度における低下した個人間変動に影響を及ぼすように、治療を必要とする哺乳類の対象に投与することを含む胃酸分泌を抑制して胃酸関連の疾患を治療する方法であって、前記式1の化合物は、下記構造
【化22】

[式中、R、R、R、およびR10は、各々独立に水素または重水素を表し、R、R、RおよびRは、水素、重水素、C−Cアルキル、およびC−Cアルキルオキシから成る群から各々独立に選択され、
は、−CH−、−CHD−およびCD−から成る群から選択され、Rは水素、重水素、−NO、C−Cアルキル、およびC−Cアルキルオキシから成る群から選択されるが、前記式1の化合物は、少なくとも1つの重水素原子を含むこと、および前記式1の化合物の重水素濃縮は少なくとも約1%とすることを条件とする]、
またはその単一エナンチオマー、(+)エナンチオマーおよび(−)エナンチオマーの混合物、(−)エナンチオマーの重量の約90%以上および(+)エナンチオマーの重量の約10%以下の混合物、(+)エナンチオマーの重量の約90%以上および(−)エナンチオマーの重量の約10%以下の混合物、単一ジアステレオマー、ジアステレオマーの混合物、またはその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物およびプロドラッグである、
胃酸関連疾患を治療する方法。
【請求項23】
式1の化合物を含む治療上有効量の胃H,K−ATPase阻害剤を、非同位体的に濃縮した化合物と比較し、前記化合物の増加した平均血漿中濃度あるいは、用量当たりの前記化合物の少なくとも1つの代謝物の低下した平均血漿中濃度に影響を及ぼすように、治療を必要とする哺乳類の対象に投与することを含む胃酸分泌を抑制して胃酸関連の疾患を治療する方法であって、ここで前記式1の化合物は、下記構造
【化23】


[式中、R、R、R、およびR10は、各々独立に水素または重水素を表し、
、R、RおよびRは、水素、重水素、C−Cアルキル、およびC−Cアルキルオキシから成る群から各々独立に選択され、
は、−CH−、−CHD−およびCD−から成る群から選択され、
は、水素、重水素、−NO、C−Cアルキル、およびC−Cアルキルオキシから成る群から選択されるが、
前記式1の化合物は、少なくとも1つの重水素原子を含むこと、および
前記式1の化合物の重水素濃縮は少なくとも約1%とすることを条件とする]、
またはその単一エナンチオマー、(+)エナンチオマーおよび(−)エナンチオマーの混合物、(−)エナンチオマーの重量の約90%以上および(+)エナンチオマーの重量の約10%以下の混合物、(+)エナンチオマーの重量の約90%以上および(−)エナンチオマーの重量の約10%以下の混合物、単一ジアステレオマー、ジアステレオマーの混合物、またはその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物およびプロドラッグである、
胃酸関連疾患を治療する方法。
【請求項24】
式1の化合物を含む治療上有効量の胃H,K−ATPase阻害剤を、治療を必要とする哺乳類の対象に投与することを含む胃酸分泌を抑制して胃酸関連の疾患を治療する方法であって、ここで非同位体的に濃縮した化合物と比較し、前記胃H,K−ATPase阻害剤の前記容量は、胃酸関連の疾患の治療中に哺乳類の対象中のガストリン濃度において、あまり著しくない増加に影響を及ぼし、ここで前記式1の化合物は、下記構造
【化24】

[式中、R、R、RおよびR10は、各々独立に水素または重水素を表し、R、R、RおよびRは、水素、重水素、C−Cアルキル、およびC−Cアルキルオキシから成る群から各々独立に選択され、
は、−CH−、−CHD−およびCD−から成る群から選択され、Rは水素、重水素、−NO、C−CアルキルおよびC−Cアルキルオキシから成る群から選択されるが、
前記式1の化合物は、少なくとも1つの重水素原子を含むこと、および
前記式1の化合物の重水素濃縮は少なくとも約1%とすることを条件とする]
または、その単一エナンチオマー、(+)エナンチオマーおよび(−)エナンチオマーの混合物、(−)エナンチオマーの重量の約90%以上および(+)エナンチオマーの重量の約10%以下の混合物、(+)エナンチオマーの重量の約90%以上および(−)エナンチオマーの重量の約10%以下の混合物、単一ジアステレオマー、ジアステレオマーの混合物、またはその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物またはプロドラッグである、
胃酸関連の疾患を治療する方法。
【請求項25】
式1の化合物を含む治療上有効量の胃H,K−ATPase阻害剤を、治療を必要とする哺乳類の対象に投与することを含む胃酸分泌を抑制して胃酸関連の疾患を治療する方法であって、ここで非同位体的に濃縮した化合物と比較し、前記胃H,K−ATPase阻害剤の前記容量は、胃酸関連の疾患の治療中に、哺乳類の対象の少なくとも1つのシトクロムP450アイソフォームの低下した抑制に影響を及ぼし、ここで前記式1の化合物は、下記構造
【化25】

[式中、R、R、RおよびR10は、各々独立に水素または重水素を表し、
、R、RおよびRは、水素、重水素、C−Cアルキル、およびC−Cアルキルオキシから成る群から各々独立に選択され、
は、−CH−、−CHD−、および−CD−から成る群から選択され、
は、水素、重水素、−NO、C−Cアルキル、およびC−Cアルキルオキシから成る群から選択されるが、
前記式1の化合物は、少なくとも1つの重水素原子を含むこと、および
前記式1の化合物の重水素濃縮は少なくとも約1%とすることを条件とする]
またはその単一エナンチオマー、(+)エナンチオマーおよび(−)エナンチオマーの混合物、(−)エナンチオマーの重量の約90%以上および(+)エナンチオマーの重量の約10%以下の混合物、(+)エナンチオマーの重量の約90%以上および(−)エナンチオマーの重量の約10%以下の混合物、単一ジアステレオマー、ジアステレオマーの混合物、またはその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物またはプロドラッグである、
胃酸関連の疾患を治療する方法。
【請求項26】
シトクロムP450アイソフォームは、CYP1A1、CYP1A2、CYP1B1、CYP2A6、CYP2A13、CYP2B6、CYP2C8、CYP2C9、CYP2C18、CYP2C19、CYP2D6,CYP2E1、CYP2G1、CYP2J2、CYP2R1、CYP2S1、CYP3A4、CYP3A5、CYP3A5P1、CYP3A5P2、CYP3A7、CYP4A11、CYP4B1、CYP4F2、CYP4F3、CYP4F8、CYP4F11、CYP4F12、CYP4X1、CYP4Z1、CYP5A1、CYP7A1、CYP7B1、CYP8A1、CYP8B1、CYP11A1、CYPI1B1、CYPI1B2、CYP17、CYP19、CYP21、CYP24、CYP26A1、CYP26B1、CYP27A1、CYP27B1、CYP39、CYP46、およびCYP51から成る群から選択される、請求項25の方法。
【請求項27】
式1の化合物を含む治療上有効量の胃H,K−ATPase阻害剤を、非同位体的に濃縮した化合物と比較し、胃酸関連の疾患の治療中に、改善した抗分泌効果を誘発するように、治療を必要とする哺乳類の対象に投与することを含む胃酸分泌を抑制して胃酸関連の疾患を治療する方法であって、ここで、前記式1の化合物は、下記構造
【化26】


[式中、R、R、RおよびR10は、各々独立に水素または重水素を表し、
、R、RおよびRは、水素、重水素、C−Cアルキル、およびC−Cアルキルオキシから成る群から各々独立に選択され、
は、−CH−、−CHD−およびCD−から成る群から選択され、
は水素、重水素、−NO、C−CアルキルおよびC−Cアルキルオキシから成る群から選択されるが、
前記式1の化合物は、少なくとも1つの重水素原子を含むこと、および
前記式1の化合物の重水素濃縮は少なくとも約1%とすることを条件とする]
またはその単一エナンチオマー、(+)エナンチオマーおよび(−)エナンチオマーの混合物、(−)エナンチオマーの重量の約90%以上および(+)エナンチオマーの重量の約10%以下の混合物、(+)エナンチオマーの重量の約90%以上および(−)エナンチオマーの重量の約10%以下の混合物、単一ジアステレオマー、ジアステレオマーの混合物、またはその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物またはプロドラッグである、
胃酸関連疾患を治療する方法。
【請求項28】
式1の化合物を含む治療上有効量の胃H,K−ATPase阻害剤を、治療を必要とする哺乳類の対象に投与することを含む胃酸分泌を抑制して胃酸関連の疾患を治療する方法であって、ここで前記胃H,K−ATPase阻害剤の容量は、前記非同位体的に濃縮した化合物と比較し、胃酸関連の疾患の治療中に回復の増加率および病状緩和の増加率を含む改善臨床効果を誘起する、ここで前記式1の化合物は、下記構造
【化27】

[式中、R、R、RおよびR10は、各々独立に水素または重水素を表し、
、R、RおよびRは、水素、重水素、C−Cアルキル、およびC−Cアルキルオキシから成る群から各々独立に選択され、
は、−CH−、−CHD−、および−CD−から成る群から選択され、
は、水素、重水素、−NO、C−CアルキルおよびC−Cアルキルオキシから成る群から選択されるが、
前記式1の化合物は、少なくとも1つの重水素原子を含むこと、および
前記式1の化合物の重水素濃縮は少なくとも約1%とすることを条件とする]
またはその単一エナンチオマー、(+)エナンチオマーおよび(−)エナンチオマーの混合物、(−)エナンチオマーの重量の約90%以上および(+)エナンチオマーの重量の約10%以下の混合物、(+)エナンチオマーの重量の約90%以上および(−)エナンチオマーの重量の約10%以下の混合物、単一ジアステレオマー、ジアステレオマーの混合物、またはその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物およびプロドラッグである、
胃酸関連の疾患を治療する方法。
【請求項29】
ヘリコバクターピロリ菌により生じるかあるいは介在による細菌感染を治療する方法であって、治療を必要とする哺乳類の対象に、有効量の一酸化窒素放出非ステロイド様抗炎症薬(NSAID)および式1の化合物を投与することを含み、ここで前記式1の化合物は、下記構造
【化28】

[式中、R、R、RおよびR10は、各々独立に水素または重水素を表し、
、R、RおよびRは、水素、重水素、C−Cアルキル、およびC−Cアルキルオキシから成る群から各々独立に選択され、
は、−CH−、−CHD−および−CD−から成る群から選択され、
は、水素、重水素、−NO、C−CアルキルおよびC−Cアルキルオキシから成る群から選択されるが、
前記式1の化合物は、少なくとも1つの重水素原子を含むこと、および
前記式1の化合物の重水素濃縮は少なくとも約1%とすることを条件とする]
またはその単一エナンチオマー、(+)エナンチオマーおよび(−)エナンチオマーの混合物、(−)エナンチオマーの重量の約90%以上および(+)エナンチオマーの重量の約10%以下の混合物、(+)エナンチオマーの重量の約90%以上および(−)エナンチオマーの重量の約10%以下の混合物、単一ジアステレオマー、ジアステレオマーの混合物、またはその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物またはプロドラッグである、
細菌感染を治療する方法。
【請求項30】
前記NSAIDおよび前記式1の化合物は、同時にまたは個別にまたは連続して投与される、請求項29の方法。
【請求項31】
式1の化合物を含む治療上有効量の胃H,K−ATPase阻害剤を、治療を必要とする哺乳類の対象に投与することを含む胃酸分泌を抑制して胃酸関連の疾患を治療する方法であって、ここで前記式1の化合物は、下記構造
【化29】

[式中、R、R、RおよびR10は、各々独立に水素または重水素を表し、
、R、RおよびRは、水素、重水素、C−Cアルキル、およびC−Cアルキルオキシから成る群から各々独立に選択され、
は、−CH−、−CHD−および−CD−から成る群から選択され、
は、水素、重水素、−NO、C−CアルキルおよびC−Cアルキルオキシから成る群から選択されるが、
前記式1の化合物は、少なくとも1つの重水素原子を含むこと、および
前記式1の化合物の重水素濃縮は少なくとも約1%とすることを条件とする]
またはその単一エナンチオマー、(+)エナンチオマーおよび(−)エナンチオマーの混合物、(−)エナンチオマーの重量の約90%以上および(+)エナンチオマーの重量の約10%以下の混合物、(+)エナンチオマーの重量の約90%以上および(−)エナンチオマーの重量の約10%以下の混合物、単一ジアステレオマー、ジアステレオマーの混合物、またはその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物またはプロドラッグである、
胃酸関連の疾患を治療する方法。
【請求項32】
式3の化合物
【化30】

[式中、R14およびR11は、水素および重水素を含む基より独立して選択され、
12およびR13は、−CH、−CDH、−CDHおよび−CDからなるグループより独立して選択される]を生成するための条件下で、式2の化合物と重水を接触させることを含む式3の化合物の製造方法であって、該反応は、重水、1,4−ジオキサン、アセトン、アセトニトリル、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリジン、ジメチルスルホキシドから成る群から選択される溶媒または溶媒の混合物中で、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムおよびDBUから成る群から選択される触媒の存在下、および約0℃から約500℃までの範囲内の温度で、0.01時間から240時間、約1から約14までのpHにて、約1mBarから約350Barまでの圧力で行われる、式3の化合物の製造方法。
【請求項33】
反応は、集束マイクロ波放射の存在下で石英反応装置を用いて、約1Barから約25Barの圧力、溶媒1リットル当たり約1Wから溶媒1リットル当たり約900Wの電圧設定、約0℃から約500℃までの温度で、0.01時間から5時間、約1から約14までのpHで行われる、請求項32記載の方法。
【請求項34】
式5の化合物
【化31】

[式中、R14は、水素および重水素から成る群から選択され、
12、R13およびR15は、−CH3、−CDH、−CDH、および−CDからなる基より独立して選択される]を生成するための条件下で、式4の化合物と重水を接触させるステップを含んでおり、該反応は、重水、1,4−ジオキサン、アセトン、アセトニトリル、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリジン、ジメチルスルホキシドから成る群から選択される溶媒または溶媒の混合物中で、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムおよびDBUから成る群から選択される触媒の存在下で、約0℃から約500℃までの範囲内の温度で、0.01時間から240時間、約1から約14までのpHにて、約1mBarから約350Barまでの圧力下で行われる、式5の化合物の製造方法。
【請求項35】
反応が集束マイクロ波放射の存在下で、約1Barから約25Barの圧力、溶媒1リットル当たり約1Wから溶媒1リットル当たり約900Wの電圧設定、約0℃から約500℃までの温度で、約0.01時間から5時間、約1から約14までのpHで、石英反応装置を用いて行われる、請求項34記載の方法。
【請求項36】
式1の化合物を含む治療上有効量の胃H,K−ATPase阻害剤を、非同位体的に濃縮した化合物と比較し、胃酸関連疾患の治療中に、前記化合物またはその代謝物の血漿中濃度において低下した個人間変動に影響を及ぼすように、治療を必要とする哺乳類の対象に投与することを含む胃酸分泌を抑制して胃酸関連の疾患を治療するための薬剤製造における式1の化合物の使用であって、ここで前記式1の化合物は、下記構造
【化32】

[式中、R、R、RおよびR10は、各々独立に水素または重水素を表し、
、R、RおよびRは、水素、重水素、C−Cアルキル、およびC−Cアルキルオキシから成る群から各々独立に選択され、
は、−CH−、−CHD−および−CD−から成る群から選択され、
は、水素、重水素、−NO、C−Cアルキル、およびC−Cアルキルオキシから成る群から選択されるが、
前記式1の化合物は、少なくとも1つの重水素原子を含むこと、および
前記式1の化合物の重水素濃縮は少なくとも約1%とすることを条件とする]
またはその単一エナンチオマー、(+)エナンチオマーおよび(−)エナンチオマーの混合物、(−)エナンチオマーの重量の約90%以上および(+)エナンチオマーの重量の約10%以下の混合物、(+)エナンチオマーの重量の約90%以上および(−)エナンチオマーの重量の約10%以下の混合物、単一ジアステレオマー、ジアステレオマーの混合物、またはその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物およびプロドラッグである、
式1の化合物の使用。
【請求項37】
式1の化合物を含む治療上有効量の胃H,K−ATPase阻害剤を、非同位体的に濃縮した化合物と比較し、前記化合物の増加した平均血漿中濃度、または用量当たり前記化合物の少なくとも1つの代謝物の減少した平均血漿中濃度に影響を及ぼすように、治療を必要とする哺乳類の対象に投与することを含む、胃酸分泌を抑制して胃酸関連の疾患を治療するための薬剤の調製における式1の化合物の使用であって、ここで前記式1の化合物は、下記構造
【化33】

[式中、R、R、RおよびR10は、各々独立に水素または重水素を表し、
、R、RおよびRは、水素、重水素、C−Cアルキル、およびC−Cアルキルオキシから成る群から各々独立に選択され、
は、−CH−、−CHD−、および−CD−から成る群から選択され、
は、水素、重水素、−NO、C−Cアルキル、およびC−Cアルキルオキシから成る群から選択されるが、
前記式1の化合物は、少なくとも1つの重水素原子を含むこと、および
前記式1の化合物の重水素濃縮は少なくとも約1%とすることを条件とする]、
またはその単一エナンチオマー、(+)エナンチオマーおよび(−)エナンチオマーの混合物、(−)エナンチオマーの重量の約90%以上および(+)エナンチオマーの重量の約10%以下の混合物、(+)エナンチオマーの重量の約90%以上および(−)エナンチオマーの重量の約10%以下の混合物、単一ジアステレオマー、ジアステレオマーの混合物、またはその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物またはプロドラッグである、
式1の化合物の使用。
【請求項38】
式1の化合物を含む治療上有効量の胃H,K−ATPase阻害剤を、治療を必要とする哺乳類の対象に投与することを含む胃酸分泌を抑制して胃酸関連の疾患を治療するための薬剤製造における式1の化合物の使用であって、ここで非同位体的に濃縮した化合物と比較し、前記胃H,K−ATPase阻害剤の前記投与量は、哺乳類の対象中のガストリン濃度において、あまり著しくない増加に影響を与え、ここで前記式1の化合物は、下記構造
【化34】

[式中、R、R、RおよびR10は、各々独立に水素または重水素を表し、
、R、RおよびRは、水素、重水素、C−Cアルキル、およびC−Cアルキルオキシから成る群から各々独立に選択され、
は、−CH−、−CHD−、および−CD−から成る群から選択され、
は、水素、重水素、−NO、C−Cアルキル、およびC−Cアルキルオキシから成る群から選択されるが、
前記式1の化合物は、少なくとも1つの重水素原子を含むこと、および
前記式1の化合物の重水素濃縮は少なくとも約1%とすることを条件とする]、
またはその単一エナンチオマー、(+)エナンチオマーおよび(−)エナンチオマーの混合物、(−)エナンチオマーの重量の約90%以上および(+)エナンチオマーの重量の約10%以下の混合物、(+)エナンチオマーの重量の約90%以上および(−)エナンチオマーの重量の約10%以下の混合物、単一ジアステレオマー、ジアステレオマーの混合物、またはその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物またはプロドラッグである、
式1の化合物の使用。
【請求項39】
式1の化合物を含む治療上有効量の胃H,K−ATPase阻害剤を、治療を必要とする哺乳類の対象に投与することを含む胃酸分泌を抑制して胃酸関連の疾患を治療するための薬剤製造における式1の化合物の使用であって、ここで非同位体的に濃縮した化合物と比較し、前記胃H,K−ATPase阻害剤の前記用量は、胃酸関連の疾患の治療中に、哺乳類の対象の少なくとも1つのシトクロムP450アイソフォームの減少した抑制に影響を与え、ここで前記式1の化合物は、下記構造
【化35】

[式中、R、R、RおよびR10は、各々独立に水素または重水素を表し、
、R、RおよびRは、水素、重水素、C−Cアルキル、およびC−Cアルキルオキシから成る群から各々独立に選択され、
は、−CH−、−CHD−および−CD−から成る群から選択され、
は、水素、重水素、−NO、C−Cアルキル、およびC−Cアルキルオキシから成る群から選択されるが、
前記式1の化合物は、少なくとも1つの重水素原子を含むこと、および
前記式1の化合物の重水素濃縮は少なくとも約1%とすることを条件とする]、
またはその単一エナンチオマー、(+)エナンチオマーおよび(−)エナンチオマーの混合物、(−)エナンチオマーの重量の約90%以上および(+)エナンチオマーの重量の約10%以下の混合物、(+)エナンチオマーの重量の約90%以上および(−)エナンチオマーの重量の約10%以下の混合物、単一ジアステレオマー、ジアステレオマーの混合物、またはその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物またはプロドラッグである、
式1の化合物の使用。
【請求項40】
前記シトクロムP450アイソフォームは、CYP1A1、CYP1A2、CYP1B1、CYP2A6、CYP2A13、CYP2B6、CYP2C8、CYP2C9、CYP2C18、CYP2C19、CYP2D6、CYP2E1、CYP2G1、CYP2J2、CYP2R1、CYP2S1、CYP3A4、CYP3A5、CYP3A5P1、CYP3A5P2、CYP3A7、CYP4A11、CYP4B1、CYP4F2、CYP4F3、CYP4F8、CYP4F11、CYP4F12、CYP4X1、CYP4Z1、CYP5A1、CYP7A1、CYP7B1、CYP8A1、CYP8B1、CYPI1A1、CYPI1B1、CYPI1B2、CYP17、CYP19、CYP21、CYP24、CYP26A1、CYP26B1、CYP27A1、CYP27B1、CYP39、CYP46、およびCYP51から成る群から選択される、請求項39の使用。
【請求項41】
式1の化合物を含む治療上有効量の胃H,K−ATPase阻害剤を、非同位体的に濃縮した化合物と比較し、胃酸関連疾患の治療中に、改善した抗分泌効果を誘起するように、治療を必要とする哺乳類の対象に投与することを含む胃酸分泌を抑制して胃酸関連の疾患を治療するための薬剤製造における式1の化合物の使用であって、ここで前記式1の化合物は、下記構造
【化36】

[式中、R、R、RおよびR10は、各々独立に水素または重水素を表し、
、R、RおよびRは、水素、重水素、C−Cアルキル、およびC−Cアルキルオキシから成る群から各々独立に選択され、
は、−CH−、−CHD−、および−CD−から成る群から選択され、
は、水素、重水素、−NO、C−Cアルキル、およびC−Cアルキルオキシから成る群から選択されるが、
前記式1の化合物は、少なくとも1つの重水素原子を含むこと、および
前記式1の化合物の重水素濃縮は少なくとも約1%とすることを条件とする]、
またはその単一エナンチオマー、(+)エナンチオマーおよび(−)エナンチオマーの混合物、(−)エナンチオマーの重量の約90%以上および(+)エナンチオマーの重量の約10%以下の混合物、(+)エナンチオマーの重量の約90%以上および(−)エナンチオマーの重量の約10%以下の混合物、単一ジアステレオマー、ジアステレオマーの混合物、またはその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物またはプロドラッグである、
式1の化合物の使用。
【請求項42】
式1の化合物を含む治療上有効量の胃H,K−ATPase阻害剤を、治療を必要とする哺乳類の対象に投与することを含む胃酸分泌を抑制して胃酸関連の疾患を治療するための薬剤の調製における式1の化合物の使用であって、ここで前記胃H,K−ATPase阻害剤の量は、非同位体的に濃縮した化合物と比較し、胃酸関連の疾患の治療中に、回復の増加率および病状緩和の増加率を含む改善された臨床効果を誘起するものであり、ここで前記式1の化合物は、下記構造
【化37】

[式中、R、R、RおよびR10は、各々独立に水素または重水素を表し、
、R、RおよびRは、水素、重水素、C−Cアルキル、およびC−Cアルキルオキシから成る群から各々独立に選択され、
は、−CH−、−CHD−、および−CD−から成る群から選択され、
は、水素、重水素、−NO、C−CアルキルおよびC−Cアルキルオキシから成る群から選択されるが、
前記式1の化合物は、少なくとも1つの重水素原子を含むこと、および
前記式1の化合物の重水素濃縮は少なくとも約1%とすることを条件とする]、
またはその単一エナンチオマー、(+)エナンチオマーおよび(−)エナンチオマーの混合物、(−)エナンチオマーの重量の約90%以上および(+)エナンチオマーの重量の約10%以下の混合物、(+)エナンチオマーの重量の約90%以上および(−)エナンチオマーの重量の約10%以下の混合物、単一ジアステレオマー、ジアステレオマーの混合物、またはその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物またはプロドラッグである、
式1の化合物の使用。
【請求項43】
治療を必要とする哺乳類の対象に、有効量の一酸化窒素放出非ステロイド抗炎症薬(NSAID)および式1の化合物を投与することを含むヘリコバクターピロリ菌により生じるかあるいは介在による細菌感染を治療するための薬剤製造における式1の化合物の使用であって、ここで前記式1の化合物は、下記構造
【化38】

[式中、R、R、RおよびR10は、各々独立に水素または重水素を表し、
、R、RおよびRは、水素、重水素、C−CアルキルおよびC−Cアルキルオキシから成る群から各々独立に選択され、
は、−CH−、−CHD−、および−CD−から成る基グループから選択され、
は、水素、重水素、−NO、C−Cアルキル、およびC−Cアルキルオキシから成る群から選択されるが、
前記式1の化合物は、少なくとも1つの重水素原子を含むこと、および
前記式1の化合物の重水素濃縮は少なくとも約1%とすることを条件とする]、
またはその単一エナンチオマー、(+)エナンチオマーおよび(−)エナンチオマーの混合物、(−)エナンチオマーの重量の約90%以上および(+)エナンチオマーの重量の約10%以下の混合物、(+)エナンチオマーの重量の約90%以上および(−)エナンチオマーの重量の約10%以下の混合物、単一ジアステレオマー、ジアステレオマーの混合物、またはその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物またはプロドラッグである、
式1の化合物の使用。
【請求項44】
前記NSAIDおよび前記式1の化合物は、同時にまたは個別に、または連続して投与される、請求項43の使用。
【請求項45】
式1の化合物を含む治療上有効量の胃H,K−ATPase阻害剤を、治療を必要とする哺乳類の対象に投与することを含む胃酸分泌を抑制して胃酸関連の疾患を治療するための医薬製造における式Iの化合物の使用であって、ここで前記式1の化合物は、下記構造
【化39】

[式中、R、R、RおよびR10は、各々独立に水素または重水素を表し、
、R、RおよびRは、水素、重水素、C−CアルキルおよびC−Cアルキルオキシから成る群から各々独立に選択され、
は、−CH−、−CHD−、および−CD−から成る群から選択され、
は、水素、重水素、−NO、C−Cアルキル、およびC−Cアルキルオキシから成る群から選択されるが、
前記式1の化合物は、少なくとも1つの重水素原子を含むこと、および
前記式1の化合物の重水素濃縮は少なくとも約1%とすることを条件とする]、
またはその単一エナンチオマー、(+)エナンチオマーおよび(−)エナンチオマーの混合物、(−)エナンチオマーの重量の約90%以上および(+)エナンチオマーの重量の約10%以下の混合物、(+)エナンチオマーの重量の約90%以上および(−)エナンチオマーの重量の約10%以下の混合物、単一ジアステレオマー、ジアステレオマーの混合物、またはその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物またはプロドラッグである、
式1の化合物の使用。

【公表番号】特表2009−511481(P2009−511481A)
【公表日】平成21年3月19日(2009.3.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−534658(P2008−534658)
【出願日】平成18年10月4日(2006.10.4)
【国際出願番号】PCT/US2006/038819
【国際公開番号】WO2007/041630
【国際公開日】平成19年4月12日(2007.4.12)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.テフロン
【出願人】(508105728)オースペックス・ファーマシューティカルズ・インコーポレイテッド (17)
【氏名又は名称原語表記】AUSPEX PHARMACEUTICALS, INC.
【Fターム(参考)】