説明

安全に保つべきアイテムを保護するシステム及び方法

例えば少なくとも1つの荷物といった安全に保つべき少なくとも1つのアイテムを保護するシステム100及び方法を更に開発するために、そのシステムは例えば少なくとも1つの電子タグといったそのアイテムに割り当てられる少なくとも1つの中継器デバイス50と、上記中継器デバイス50に少なくとも1つのリクエスト40,42を例えば定期的に送信する、及び/又はブロードキャストする、及び/又はマルチキャストする少なくとも1つの送信ユニット18,28を備え、例えば短距離無線周波数通信に基づかれる少なくとも1つの監視デバイス10,20とを有する。その監視デバイス10,20は、少なくとも1人のユーザにより持ち運ばれるものであり、同時にそのアイテムが個別の監視デバイス10,20の傍にあるかどうかが発見されることができるものであるようにされる。中継器デバイス50が、中継器デバイス50の範囲内、特に中継器デバイス50の受信及び/又は送信範囲内に配置され、かつある時間間隔内に個別のリクエスト40,42を中継器デバイス50に送信し、及び/又はブロードキャストし、及び/又はマルチキャストした監視デバイス10,20の数Nを決定する少なくとも1つの処理ユニット52を有すること、並びに、中継器デバイス50に個別のリクエスト40,42を送信し、及び/又はブロードキャストし、及び/又はマルチキャストした個別の監視デバイス10,20に対し、中継器デバイス50が、監視デバイス10,20の決定数Nを有する少なくとも1つのレスポンス60,62を送信し、及び/又はブロードキャストし、及び/又はマルチキャストするよう構成されることが提案される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、1個の手荷物といった安全に保つべき少なくとも1つのアイテムを保護するシステムに関する。そのシステムは、
例えば少なくとも1つの電子タグといった、そのアイテムに割り当てられる少なくとも1つの中継器デバイスと、
例えば定期的に前記中継器デバイスに少なくとも1つのリクエストを送信する、及び/又はブロードキャストする、及び/又はマルチキャストする少なくとも1つの送信ユニットを備え、例えば短距離無線周波数通信に基づかれる少なくとも1つの監視デバイスとを有する。
【0002】
本発明は更に、請求項6のプリアンブルに記載されるような方法にも関する。
【背景技術】
【0003】
所持品の安全性を確保するには、残してきた荷物がないか、盗難にあってないかを常に確認する必要があり、旅行者にとって雑務である。近くにはあるものの視界に入らないため、その存在を忘れるという態様で、バッグが、バス又は列車の荷物置き場に置き忘れられる場合がある。
【0004】
従来の荷物ラベルは、1個のかばんを所持する人物を特定するという限定された目的には適している。しかしながら、従来の荷物ラベルは、記憶忘れによるものか盗難によるものかのいずれかによる紛失を防ぐことには役立たない。このため所持品を追跡するソリューションが必要とされる。
【0005】
追加的な問題は、一緒に旅行する1人以上の世話人又は荷物所有者がしばしば存在するという点である。そのグループにおける他のメンバーの誰が手荷物の特定のアイテムの面倒を見ているかが常に明らかというわけではないので、手荷物の特定のアイテムを監視することに誰が現在責任を負っているかを知ることはしばしば困難である。
【0006】
更に、西洋における人口の年齢構成は、長寿化により上昇傾向にあり、現在早期定年の傾向がある。従って熟年者たちは、長期の引退を望む可能性がある。残念なことに、多くの熟年者は、しばしば記憶に影響を与える認知症といった病気になる可能性がある。個人のアイテムが紛失することは、病気の影響を受ける個人にとっては常に起こりうる問題である。
【0007】
年齢構成の他端において、小さな子供たちは、誘拐及び監視されていない近所の幹線道路で迷うことのリスクに対して更に脆弱である。この状況において、保護者からあまりに遠い所で迷子になることがないことを確実にするために、子供を監視するソリューションが必要とされる。
【0008】
子供たちが万が一行方不明になった場合に、彼らの位置を突き止める助けとして、各個人に付けられるGPS(全地球測位)デバイスを子供たちが持つことが提案されてきた。しかしながら、そもそも、子供たちが行方不明にならないことを保証することの方が好適である。更に、上述のGPSデバイスは非常に高価である。GPSデバイスは非常に電力も必要とするし、頻繁に充電する必要もある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
先行技術文献である米国特許第5 402 104号において、タグが行方不明になった時を特定するため、定期的にタグを監視する保護中継器が開示される。しかしながら、この保護中継器は、保護する存在又は管理する存在、例えば複数の監視デバイスのすべてが範囲外にある場合機能しない。
【0010】
更に、上記説明に関係する例示的なシステムが、
先行技術文献であるカナダ国特許第2 377 643 A1号、及び
先行技術文献である英国特許第2 375 424 A号に開示される。
【0011】
しかしながら、これらの先行技術文献は、貴重なアイテムに対する共同責任を負う1つ以上の読み出し機を考慮に入れるものではない。
【0012】
最後に、上記説明に関係する例示的なシステムが、
携帯型読み出し機からの相対距離を継続的に監視するのではなく対象物の位置を追跡することに関する、先行技術文献である米国特許出願公開第 2002/0109597号、及び
単一表面を持つ文書にのみ適用可能な、先行技術文献である米国特許出願公開2004/0041707 A1号に開示される。
【0013】
論じられた従来技術を考慮しつつ上述の不都合点及び欠点に鑑み、本発明の目的は、監視デバイスが少なくとも1人のユーザにより持ち運ばれるものであり、同時にそのアイテムが個別の監視デバイスの傍にあるかどうかが発見されることができるものであるようにされた、技術分野で述べたような種類のシステム及び技術分野で述べたような種類の方法を更に開発することである。
【課題を解決するための手段】
【0014】
本発明の目的は、請求項1の特徴を有するシステム及び請求項6の特徴を有する方法により実現される。本発明の有利な実施形態及び好都合な改良が、個別の従属項に開示される。
【0015】
本発明は、アイテムを保護するために、
例えば少なくとも1つの電子タグである少なくとも1つの中継器デバイスを、少なくとも1つの例えば貴重なアイテムに割り当てること、例えば貴重なアイテム上に配置すること、
有利には、例えば少なくとも1つの読み出し機といった少なくとも1つの監視デバイスに対するそのアイテムの近傍性を評価することという原理に基づかれる。
【0016】
その中継器デバイスは、荷物、宝石などに適用されることができ、子供が迷子にならないことを保証する良い方法とすることができる。
【0017】
本発明の好ましい実施形態によれば、上記中継器デバイスは、監視されるアイテムのグループ内の各アイテム、例えば、各文書、人間、1個の荷物等に付けられる。
【0018】
更に、好ましい実施形態によれば、各管理者は、例えば、短距離無線周波数(RF)監視デバイスといった監視デバイスを用いる。それは、例えば定期的に、そのアイテムが近くに残っているかを発見するため各中継器デバイスと通信する。有利には、例えばそのグループ内の管理者の少なくとも1人の傍にあり近い場合には、各アイテムは安全であるとみなされる。
【0019】
本発明の特に有利な実施形態によれば、中継器デバイスは、その中継器デバイスと通信した監視デバイスの最新数を追跡し、この数を例えば少なくとも1つのリプライといった少なくとも1つのレスポンスにおいて送信する。
【0020】
送信強度を減らすため、有利には、その中継器デバイスは、個別の中継器デバイスに割り当てられる監視デバイスに対してのみレスポンスを送信するよう構成される。送信されたレスポンスにより、監視デバイスは、その中継器デバイスに割り当てられるアイテムを監視するのにいかに多くの他の監視デバイスが適切な範囲内にあるかを通知することが可能となる。従って都合の良いことに、いかに多くの他の監視デバイスが例えばそのタグ付けされたアイテムを監視しているかをその監視デバイスも知ることになる。
【0021】
更に、本発明の好ましい実施形態によれば、各監視デバイスは、少なくとも1つの、例えば視覚的及び/又は音響的及び/又は触覚的及び/又は触知的なフィードバックを与える少なくとも1つのフィードバックデバイス又はフィードバック手段を有する。斯かるフィードバックデバイス又はフィードバック手段は、
上記決定された監視デバイスの数が、所定の閾値未満、例えば1に落ちる場合、及び/又は
上記監視デバイス、例えば単独の監視デバイスが、
上記中継器デバイスの範囲内、例えば、上記中継器デバイスの受信及び/又は送信範囲内に配置され、かつ
上記中継器デバイスに個別のリクエストを送信したものの、所定の時間間隔内に上記中継器デバイスからいずれのレスポンスも受信していない場合に、少なくとも1つの、例えば視覚的及び/又は音響的及び/又は触覚的及び/又は触知的な警告信号を始動させる少なくとも1つの警告ユニットにより例示的に実現される。
【0022】
管理者が範囲外に移動するとき、その中継器デバイスはその監視デバイスから何ら追加的な信号を受信しないことになり、低い数の監視デバイスが報告されることになる。
【0023】
好ましい実施形態によれば、近くにあることが決定された監視デバイスの数が所定の閾値未満に落ちる場合、その中継器デバイスは、その領域内に現在例えば1人の管理者しかいないことを知る。例えばリターン(return)メッセージといったレスポンスもまた、この事実を残りの監視デバイスに伝える。1台しかない監視デバイスがリターン信号を受信することができない場合、この監視デバイスは有利には少なくとも1つの警告を発する。
【0024】
こうして、本発明は例えば、アイテム、例えば子供が保護領域を離れたときにすぐ警告を発する手段を提供する。それとともに、本発明は、例えば子供が保護者からあまり遠く離れて迷子にならないことを保証すべく、子供を監視する実際的なソリューションを提供する。
【0025】
更に、本発明は、監視されるべきアイテムに対して1つ以上の監視デバイスが共同で責任を負っている際の問題にも対処する。この意味において、本発明の有利な実施形態は、複数の監視デバイスがすべて範囲外にあるときでも機能する。対照的に、従来のシステムは、ある時間において又は各特定の位置のみにおいて1つの監視デバイスにより監視することだけをカバーする。
【0026】
監視デバイスであって、
上記中継器デバイスの範囲内、例えば、上記中継器デバイスの受信及び/又は送信範囲内に配置され、かつ
所定の時間間隔内に上記中継器デバイスに個別のリクエストを送信した監視デバイスの数を決定することにより、
本発明は、例えば、複数の旅行者が、その荷物の集合を監視するのに共同して責任を負っているような困難な状況、又は複数の保護者が多数の子供を監視するのに共同して責任を負っているような困難な状況を解決するため、例えば人又は物といった多数のアイテムの位置を別の多数の保護者により監視するソリューションを提供する。
【0027】
好ましい実施形態によれば、その中継器デバイスは、少なくとも1つの処理ユニットを有する。その処理ユニットは、
上記監視デバイスの数を決定するのに、上記個別の中継器デバイスに割り当てられる上記監視デバイスの数のみを考慮し、及び/又は
上記個別の監視デバイスのリクエスト数を、例えば所定の最大値までカウントするよう構成される。
【0028】
更に、有利な実施形態によれば、その中継器デバイスは、所定の時間間隔が経過した場合、上記個別の監視デバイスに対するリクエストのカウント数を減らす少なくとも1つのタイマユニットを有する。
【0029】
オプションで、その中継器デバイスは、上記リクエストのカウント数が少なくとも1であるようなすべての監視デバイスを合計することにより、上記監視デバイスの最新数を決定するよう構成される。
【0030】
また、その中継器デバイスは、上記リクエストのカウント数が少なくとも1つの所定の閾値と等しいようなすべての監視デバイスを合計することにより、上記監視デバイスの最新数を決定するよう構成されることができる。
【0031】
その中継器デバイスは、上記中継器デバイスが所定の時間間隔内に上記監視デバイスからいずれのリクエストも受信していない場合に、少なくとも1つの、例えば視覚的及び/又は音響的及び/又は触覚的及び/又は触知的な警告信号を始動させる少なくとも1つの警告ユニットを有することができる。
【0032】
それと組み合わせて、又はそれとは独立に、中継器デバイスは、少なくとも1つの警告メッセージを、上記監視デバイスの少なくとも1つ、及び/又は上記中継器デバイスに割り当てられていない少なくとも1つの追加的な監視デバイスに対して、ブロードキャスト及び/又はマルチキャストするよう構成されることができる。
【0033】
この意味において、上記監視デバイスは、上記中継器デバイスの範囲内、例えば、上記中継器デバイスの受信及び/又は送信範囲内に配置され、上記警告メッセージが、上記監視デバイスに、少なくとも1つの、例えば視覚的及び/又は音響的及び/又は触覚的及び/又は触知的な警告信号を始動させることを知らせるよう構成される。
【0034】
「マルチキャストする」という用語は(「ブロードキャストする」という用語に追加的又は代替的に使用されているが)、例えば名前付き受信機といった受信機の特定のグループに送信する意味を持つ。具体的には、採用される送信モードの選択は、ブロードキャストの使用、マルチキャストの使用又は個別のユニキャストの連続した使用を支配することになる内在する技術的機能に依存することができる。結果的に、本発明の教示の範囲内においては、「シリアル(的に)ユニキャスト(する)」及び/又は「個別(的に)ユニキャスト(する)」するという用語もまた、「ブロードキャストする」及び/又は「マルチキャストする」という用語に追加的又は代替的に使用されることができる。
【0035】
上述されたように、本発明は、アイテム、例えば所持品を追跡する目的のため中継器デバイスを用いる。本発明の好ましい実施形態によれば、中継器デバイスは、自己粘着性があり、安価で、使い捨て可能である。
【0036】
更に、好ましい実施形態によれば、その中継器デバイスは、例えば少なくとも1つのバッテリといった少なくとも1つのエネルギー源を有する。そのバッテリの寿命は比較的長いものである。バッテリが最終的に切れた場合、その中継器デバイスは廃棄され、新しいものにより置き換えられることができる。
【0037】
アイテムが店で購入されるような場合には、粘着性のある中継器デバイスが、例えばプラスチックのショッピングバッグに対する個別の用途のため、少なくとも1つの小さなリールに与えられることができる。
【0038】
監視デバイスは有利には、貴重品に付けられる中継器デバイスより大きいものであるが、ポケット内又は腕周りに付けて運びやすいよう十分小さくかつ軽量なものとすることもできる。
【0039】
本発明は、例えば中継器デバイスが高価なGPS技術に依存しない点で、小さく、安価で、使い捨て可能なパッケージとしてシステムが供給されることができるという利点をもたらす。
【0040】
更に、本発明は、能動的な中継器が必要とされない、及び特定の位置に限定されないという利点をもたらす。
【0041】
有利な実施形態によれば、監視デバイスは、重要な時だけでなく旅行の間中貴重品を監視する。
【0042】
一般に、本発明は、監視されるべき貴重なアイテムが存在するようないずれの状況にも適用されることができる。特に、そのアイテムを監視する責任が1人以上又は他の実体により共有される場合に適用されることができる。上述されたように、本発明は、旅行者又は小さな子供のいる家族により使用されることができる。
【0043】
本発明は、すべての工具が確実に揃っていることが自分自身の努力で又は仲間により達成される配管工のような職人により使用されることもできる。他にも本発明を適用できる興味深い産業分野が存在するであろう。
【0044】
更に、本発明は、個人的なアイテムを紛失することを防止するため、高齢者により使用されることもできる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0045】
既に上述されてきたように、有利な態様で本発明の教示を実現及び改良する複数のオプションが存在する。この目的のため、それぞれ請求項1及び請求項6に従属する請求項への参照が行われる。本発明の更なる改良、特徴及び利点が、以下、例示を介した2つの好ましい実施形態と対応する図面とを参照して詳細に説明される。
【0046】
図1から図3において対応する部分には同じ参照符号が使用される。
【0047】
図1に表されるシステム100は、中継器デバイス50、即ち貴重なアイテムに割り当てられる電子タグと、その電子タグ50に割り当てられる2つの監視デバイス10、20とを有する。
【0048】
各監視デバイス10、20は、短距離無線周波数通信に基づかれ、少なくとも1つのリクエスト40、42、即ちピング(ping)メッセージをその電子タグ50に定期的に送信する送信ユニット18、28を有する。
【0049】
タグは次に少なくとも1つのレスポンス60、62、即ちリターンメッセージを、その電子タグ50にピング40、42を送信した監視デバイス10、20に送信するよう構成される。
【0050】
例示的な実施形態として、図1は、2人の共同管理者が管理する貴重なアイテムに属するタグ間のメッセージ40、60及び42、62のシーケンスを示す。その貴重なアイテムに付けられるタグ50に「ピング」メッセージ40、42を定期的に、例えば10秒おきに1回送信する監視デバイス10、20を各管理者はそれぞれ一つ持つ。
【0051】
このタグ50は、「リターン」メッセージ60、62で応答する。そのメッセージは、最近通信を行った監視デバイスの数を表すパラメタNを運ぶ。パラメタNは、タグ50の処理ユニット52により決定される。
【0052】
特定の時間間隔内に個別の監視デバイス10、20が電子タグ50からリターンメッセージ60、62を受信したかどうかを決定するため、各監視デバイス10、20は、タイマユニット14、24を有する。そのタイマユニットは、
− 個別の電子タグ50のリターンメッセージ60、62の数Rをカウントし、
− 所定の時間期間間隔が経過した場合には、個別の電子タグ50に対するリターンメッセージ60、62のカウント数Rを減少させるよう構成される。
【0053】
更に、タイマユニットは、10秒おきに1回リクエスト40、42の送信を始動させるよう構成される。
【0054】
決定された監視デバイス10、20の数Nが所定の閾値未満、例えば1に落ちた場合、少なくとも1つの、例えば視覚的及び/又は音響的及び/又は触覚的及び/又は触知的な警告信号16sを始動させるため、各監視デバイス10、20は、例えば少なくとも1つの警告ユニット16、26といった少なくとも1つのフィードバックデバイス又はフィードバック手段を有する。
【0055】
図1は、アイテムに付けられた電子タグ50の範囲内にある2つの監視デバイス10、20を最初に示す。従って、Nは2である。第2の監視デバイス20が範囲外に移動するとき、Nは1になるが、第2の監視デバイス20は、別の監視デバイス、即ち第1の監視デバイス10が範囲内にあることを知っており、混乱の原因とはならない。
【0056】
しかしながら、残っている監視デバイス10はもはや範囲内にある唯一のデバイスである。従って、監視デバイス10の所有者がそのアイテムの見張りとして完全に責任を負っていることを示すため警告信号16sを発する(bleep)。
【0057】
後に、この監視デバイス10も範囲外に出て行く。一定期間リターンメッセージ60が受信されないと、監視デバイスは、アイテムがなくなっていることに気付く。その監視デバイス10は、範囲内に他の監視デバイスがいないことを既に知っており、従って、警告を発するためサイレン12sを鳴らす。視覚的及び/又は音響的及び/又は触覚的及び/又は触知的な警告信号12sを始動させるため、監視デバイス10は、警告ユニット12を有する。
【0058】
同時に、紛失アイテム上のタグ50は、専門の監視デバイス10、20のいずれからもピング40、42をもはや受信していないことを知る。オプションで、警告16sを発することもできる。しかしながら、これはタグ50自身に警告ユニット56を必要とはしない。その代わりに、範囲内にあるいずれかの監視デバイス10、20、30に対し、それらの監視デバイスがこのアイテムに通常の責任を負っているかどうかに関わらず、「アラーム(alarm)」メッセージ64をブロードキャスト又はマルチキャストする。
【0059】
その領域に他のデバイスがいても当然である。例えば、タグ50に割り当てられていない追加的な監視デバイス30が存在する。監視デバイス30は、所有者に紛失アイテムを戻すことの補助をすることができる。この例において、ブロードキャスト又はマルチキャストされたアラームメッセージ64を受信した後、追加的な監視デバイス30は、警告信号32sを送信する。
【0060】
貴重なアイテム上の電子タグ50は、応答(参照符号60、62)を返すようプログラムされる有効な監視デバイス10、20のリストを含む。電子タグ50は、監視デバイス30といった見知らぬ監視デバイスからのいずれのピングも無視することになる。
【0061】
電子タグ50は、図2に示されるアルゴリズムを用いて最近どの監視デバイスが応答を返したかも追跡する。ピングメッセージ40、42が受信されるときにはいつでも、リストに含まれるそれぞれの監視デバイスに関連付けられるピング回数Pが、ある最大数、例えば7まで増加される。
【0062】
タイマユニット54はピング回数Pのリストを定期的に見直し、現在範囲内にある監視デバイスの数を評価する。各ピング回数Pは、1ずつ減らされる。そのことで、最近応答がない監視デバイスに対するピング回数が徐々に減らされるという効果を持つことになる。
【0063】
ある閾値、例えば3より大きなピング回数(値)を持つ、リスト内の監視デバイスの数をカウントすることにより、範囲内にある管理者の数を信頼性高く示すことが可能である。この値、つまり管理者の数が、各ピング40、42に応答して送信されたメッセージ60、62におけるNパラメタとして戻される。
【0064】
アクティブな監視デバイス10、20の数がゼロになったら、特殊なアラームメッセージ64を範囲内にあるいずれかの監視デバイス10、20、30にブロードキャスト及び/又はマルチキャストすることにより、警告12s、32sが発せられる。
【0065】
電子タグ50が監視デバイス10、20、30の1つからピングメッセージを受信するとき(図2における参照符号i)、図2に表されるような貴重なアイテムに付けられる電子タグ50に対する手順が開始される。
【0066】
その後、有効な監視デバイスにより、特に、監視デバイスのリストに含まれる監視デバイスにより受信したピングメッセージが送信されたものであるかについて電子タグ50は見直しを行う(図2における参照符号ii)。
【0067】
ピングメッセージが有効でない監視デバイス、例えば追加的な監視デバイス30により送信された場合には、その手順は停止し、次のメッセージの受信又はタイマイベントを待つ。
【0068】
他方、即ち、ピングメッセージが有効な監視デバイス、例えば、監視デバイス10により送信された場合、電子タグ50は、この監視デバイス10に対するピング回数Pを増加させる(図2における参照符号iii)。
【0069】
その後、電子タグ50は、監視デバイス10にレスポンス60を送信する(図2における参照符号iv)。このレスポンス60は、電子タグ50を現在監視する監視デバイスの数Nを有する。
【0070】
所定の時間間隔が経過すると毎回、電子タグ50を現在監視している監視デバイスの数Nの決定を電子タグ50は開始する(図2において参照符号aで表されるタイマ経過ステップ)。
【0071】
まず、リストに含まれる各監視デバイスに対してピング回数Pが減らされる(図2における参照符号b)。
【0072】
その後、数Nが、所定の閾値を超えるか又は少なくともそれに等しいピング回数Pを備える監視デバイスの数にセットされる(図2における参照符号c)。例えば、リクエスト40、42のカウント数Pが3を超えるすべての監視デバイス10、20の合計を取ることにより行われる。
【0073】
電子タグ50を現在監視していると決定された監視デバイスの数Nがゼロである場合、電子タグ50は、アラームメッセージ64をブロードキャスト及び/又はマルチキャストする。
【0074】
他方、即ち、電子タグ50を現在監視していると決定された監視デバイスの数Nがゼロでない場合、その手順は停止される。
【0075】
オプションで、誤った警告を避けるため、警告12s、32sを始動するのに、上述の閾値を用いるのではなく異なる基準が使用されることができる。即ち、各監視デバイス10、20に対するピング回数Pがゼロになるまで、警告12s、32sは発せられる必要がない。
【0076】
図3は、各管理者が身に着ける監視デバイス10、20に対する例示的なアルゴリズムを示す。監視デバイス10、20は、タイマユニット14、24の動作により駆動され、定期的な「ピング」メッセージ40、42をその注意範囲内にある各タグ付けされたアイテム50に送信する。この監視デバイス10、20に関連付けられる任意の貴重なアイテムが「リターン」メッセージ60、62で応答することになる。
【0077】
監視デバイス10、20は、上述と同様なアルゴリズムを用いて、応答してくるそれぞれのタグ付きアイテムが最後に応答してからの時間長を追跡する。個別の電子タグ50を現在監視中と決定された監視デバイスの数Nを有するリターンメッセージ60、62を受信するとき(図3における参照符号I)、監視デバイス10、20は、受信されたリターンメッセージ60、62が有効な電子タグ50により送信されたかどうかを見直す(図3における参照符号II)。
【0078】
リターンメッセージ60、62が有効な電子タグにより送信されたものではない場合、その手順は停止し、例えば、次のメッセージの受信又は次のタイマイベントを待つ。
【0079】
他方、即ち、レスポンス60、62が有効なものである場合(valuable)、監視デバイス10、20は、この電子タグ50に対するリターン回数Rを増加させる(図3における参照符号III)。こうして、各有効な電子タグ50による応答に対してリターン回数Rが増加される。
【0080】
更に、監視デバイス10、20は、この有効な電子タグ50の報告された監視デバイスの数Nを格納する(図3における参照符号IV)。
【0081】
どれだけ多くの他の監視デバイスがそのタグ付けされたアイテムを監視しているかを見るために、監視デバイスは、リターンメッセージ60、62に含まれるパラメタを調査することも行う。監視デバイスについて報告された数Nは、アイテムリストに含まれる特定の有効なものに対して記録される。
【0082】
特定のアイテムに対する監視デバイスの数が1に落ちると、監視デバイス、例えば、監視デバイス10は、そのタグ付けされたアイテムの監視に対する全責任を負っていることを知る。オプションで、この単独の監視デバイス10の警告ユニット16が、これを知らせるために、警告信号16s、例えばビープ音の発生を始動させることができる(図3における参照符号V)。
【0083】
所定の時間間隔が経過するとき(図3における参照符号Aで示されるタイマ経過ステップ)、定期的に、監視デバイス10、20は、割り当てられた電子タグ50のすべてに対して、送信及び/又はブロードキャスト及び/又はマルチキャストを行う(図3における参照符号Bで示されるピングブロードキャストステップ)。
【0084】
更に、監視デバイス10、20は、有効な電子タグ50のリスト、具体的にはアイテムリストを定期的に見直す。最終的には、最近応答が無い任意のタグ50に対する読み出しがゼロに到達することになるよう、リターン回数Rの各値が減らされる(図3における参照符号C)。
【0085】
その後、監視デバイス10、20は、現在監視している監視デバイスの数Nが1であり、リターン回数Rがゼロであるようなものを有効なリストからサーチする(図3における参照符号D)。
【0086】
リターン回数Rが値ゼロを持ついずれかのアイテムがあり、それが監視デバイスとして完全な責任を負うものであるとマークされる場合、即ちNが1である場合には、警告状態が発せられる(図3における参照符号Eで示される音声による警報ステップ)。これは、進行中の状態であることを知らせ管理者の注意を引くような警報サイレンの形態を取ることができる。
【0087】
追加的なオプションとして、アイテムに付けられる、例えば子供に付けられるタグ50は、管理者の数がゼロに落ちるとき警告を発するようセットされることもできる(図3における参照符号E)。
【0088】
自身のタグ50内での可聴式又は視覚的又は触覚的又は触知的な警告を含めることは、電子タグ50を純粋に使い捨て可能なものとするには余りにも高価すぎなものにしてしまう場合があるが、より好適なソリューションが存在する。警告12s、32sを発生させるため、タグは、特殊な「アラーム」メッセージ64を領域内にあるすべての監視デバイス10、20、30にブロードキャスト及び/又はマルチキャストする。
【0089】
このアラームメッセージ64は、リストされた管理者に送信されるだけでなく、範囲内にあるいずれかの監視デバイス、例えば監視デバイス30にも送信される。従って、近くにいる大人が、行方不明の子供の状況に関する通報を受けることになる。監視デバイス30は、警告信号16s、具体的には上述のサイレンとは容易に区別されることができる態様で音を出すことが提案される。
【0090】
こうして、監視デバイス10、20、30が、タグ10により送信されたアラームメッセージ64を受信する場合(図3における参照符号I.Aで示される貴重品からの警告ステップ)、この監視デバイス10、20は、警告信号12s、32sを始動する(図3における参照符号I.Bで示される音声を鳴らすステップ)。
【0091】
実際の考慮として、各電子タグ50内の一意な識別子は、多くの通信スキームにより使用される「アドレス」の概念と同義である。メッセージが特定のユニットから到達するとき、そのメッセージヘッダに含まれる送信元アドレスが、レスポンスのための返信先アドレスとしての役割の他に、送信者の固有の識別子を表す。
【0092】
この送信元アドレスは、本発明の目的のための識別コードとして使用されることもできる。従って、メッセージ40、60及び42、62は、こうして識別されることができる。
【図面の簡単な説明】
【0093】
【図1】本発明の方法に基づき動作する、本発明によるシステムの実施形態を概略的に示す図である。
【図2】図1の中継器が動作するのに用いられる本発明の方法のフローチャートを概略的に示す図である。
【図3】図1の監視デバイスが動作するのに用いられる本発明の方法のフローチャートを概略的に示す図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
例えば少なくとも1個の荷物といった、安全に保つべき少なくとも1つのアイテムを保護するシステムであって、
例えば少なくとも1つの電子タグといった、前記アイテムに割り当てられる少なくとも1つの中継器デバイスと、
例えば定期的に前記中継器デバイスに少なくとも1つのリクエストを送信する、及び/又はブロードキャストする、及び/又はマルチキャストする少なくとも1つの送信ユニットを備え、例えば短距離無線周波数通信に基づかれる少なくとも1つの監視デバイスとを有し、
前記中継器デバイスが、
前記中継器デバイスの範囲内、例えば、前記中継器デバイスの受信及び/又は送信範囲内に配置され、かつ
所定の時間間隔内に前記中継器デバイスに個別のリクエストを送信し、及び/又はブロードキャストし、及び/又はマルチキャストした監視デバイスの数を決定する少なくとも1つの処理ユニットを有し、
前記中継器デバイスは、該中継器デバイスに個別のリクエストを送信し、及び/又はブロードキャストし、及び/又はマルチキャストした個別の監視デバイスに対し、前記決定された監視デバイスの数を有する少なくとも1つのレスポンスを送信し、及び/又はブロードキャストし、及び/又はマルチキャストするよう構成される、システム。
【請求項2】
前記決定された監視デバイスの数が、所定の閾値未満、例えば1に落ちる場合、及び/又は
前記監視デバイス、例えば単独の監視デバイスが、所定の時間間隔内に前記中継器デバイスからいずれのレスポンスも受信していない場合であって、前記監視デバイスは、
前記中継器デバイスの範囲内、例えば、前記中継器デバイスの受信及び/又は送信範囲内に配置され、かつ
前記中継器デバイスに個別のリクエストを送信し、及び/又はブロードキャストし、及び/又はマルチキャストしたような場合に、
各監視デバイスが、少なくとも1つの、例えば視覚的及び/又は音響的及び/又は触覚的及び/又は触知的な警告信号を始動させる少なくとも1つの警告ユニットを有する、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
各監視デバイスが、
例えば少なくとも1つの時計とすることができる、前記所定の時間間隔内に前記個別の監視デバイスが前記中継器デバイスから前記レスポンスを受信したかどうかを決定する少なくとも1つのタイマユニットであって、
前記リクエストの前記送信及び/又は前記ブロードキャスト及び/又は前記マルチキャストを始動させ、及び/又は
前記個別の中継器デバイスのレスポンス数をカウントし、及び/又は
所定の時間間隔が経過した場合前記個別の中継器デバイスに対するレスポンスのカウント数を減らすよう構成されるタイマユニットと、
前記決定された監視デバイスの数が、所定の閾値未満、例えば1に落ちる場合、少なくとも1つの、例えば視覚的及び/又は音響的及び/又は触覚的及び/又は触知的な警告信号を始動させる少なくとも1つの警告ユニットとを有する、請求項1又は2に記載のシステム。
【請求項4】
前記処理ユニットが、
前記監視デバイスの数を決定するのに、前記個別の中継器デバイスに割り当てられる前記監視デバイスの数のみを考慮し、及び/又は
前記個別の監視デバイスのリクエスト数を、例えば所定の最大値までカウントするよう構成され、
所定の時間間隔が経過した場合、前記個別の監視デバイスに対するリクエストのカウント数を減らす少なくとも1つのタイマユニットを有し、
前記リクエストのカウント数が少なくとも1であるようなすべての監視デバイスを合計することにより、又は
前記リクエストのカウント数が少なくとも1つの所定の閾値と等しい及び/又は前記閾値より大きいようなすべての監視デバイスを合計することにより、前記監視デバイスの最新数を決定するよう構成される、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項5】
前記中継器デバイスが、
前記個別の中継器デバイスに割り当てられる監視デバイスに対してのみ前記レスポンスを送信及び/若しくはブロードキャスト及び/若しくはマルチキャストするよう構成され、
前記中継器デバイスが所定の時間間隔内に前記監視デバイスからいずれのリクエストも受信していない場合に、少なくとも1つの、例えば視覚的及び/若しくは音響的及び/若しくは触覚的及び/若しくは触知的な警告信号を始動させる少なくとも1つの警告ユニットを有し、並びに/又は
前記監視デバイスの少なくとも1つに対して、及び/若しくは
前記中継器デバイスに割り当てられていない少なくとも1つの追加的な監視デバイスに対して、少なくとも1つの警告メッセージをブロードキャスト及び/若しくはマルチキャストするよう構成され、
前記監視デバイスは、前記中継器デバイスの範囲内に、例えば、前記中継器デバイスの受信及び/又は送信範囲内に配置され、かつ、前記警告メッセージが、少なくとも1つの、例えば視覚的及び/又は音響的及び/又は触覚的及び/又は触知的な警告信号を前記監視デバイスに始動させることを知らせるよう構成される、請求項1乃至4のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項6】
例えば少なくとも1個の荷物といった、安全に保つべき少なくとも1つのアイテムを保護する方法において、
例えば少なくとも1つの電子タグといった、前記アイテムに割り当てられる少なくとも1つの中継器デバイスと、
例えば定期的に前記中継器デバイスに少なくとも1つのリクエストを送信し、及び/又はブロードキャストし、及び/又はマルチキャストし、例えば短距離無線周波数通信に基づかれる少なくとも1つの監視デバイスとを用いて、前記アイテムを監視するステップを有し、
前記中継器デバイスが、
前記中継器デバイスの範囲内、例えば、前記中継器デバイスの受信及び/又は送信範囲内に配置され、かつ
所定の時間間隔内に前記中継器デバイスに個別のリクエストを送信し、及び/又はブロードキャストし、及び/又はマルチキャストした監視デバイスの数を決定し、
前記中継器デバイスは、該中継器デバイスに個別のリクエストを送信し、及び/又はブロードキャストし、及び/又はマルチキャストした個別の監視デバイスに対し、前記決定された監視デバイスの数を有する少なくとも1つのレスポンスを送信し、及び/又はブロードキャストし、及び/又はマルチキャストするよう構成される、方法。
【請求項7】
前記決定された監視デバイスの数が、所定の閾値未満、例えば1に落ちる場合、及び/又は
前記監視デバイス、例えば単独の監視デバイスが所定の時間間隔内に前記中継器デバイスからいずれのレスポンスも受信していない場合であって、前記監視デバイスは、
前記中継器デバイスの範囲内に配置され、例えば、前記中継器デバイスの受信及び/又は送信範囲内に配置され、かつ
前記中継器デバイスに個別のリクエストを送信し、及び/又はブロードキャストし、及び/又はマルチキャストしたような場合に、
少なくとも1つの、例えば視覚的及び/又は音響的及び/又は触覚的及び/又は触知的な警告信号が始動される、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記個別の監視デバイスが前記所定の時間間隔内に前記中継器デバイスから前記レスポンスを受信するかどうかを決定するステップが、
前記個別の中継器デバイスのレスポンス数をカウントするステップ、及び/又は
所定の時間間隔が経過した場合前記個別の中継器デバイスに対するレスポンスのカウント数を減らすステップを有する、請求項6又は7に記載の方法。
【請求項9】
前記監視デバイスの数を決定するステップ、例えば、前記個別の中継器デバイスに割り当てられる監視デバイスの数を決定するステップが、
前記個別の監視デバイスのリクエスト数を、例えば所定の最大値までカウントするステップ、及び/又は
所定の時間間隔が経過した場合、前記個別の監視デバイスに対するリクエストのカウント数を減らすステップ、及び/又は
前記リクエストのカウント数が少なくとも1であるようなすべての監視デバイスを合計することにより、又は
前記リクエストのカウント数が少なくとも1つの所定の閾値と等しい及び/又は前記閾値より大きいようなすべての監視デバイスを合計することにより、前記監視デバイスの最新数を決定するステップとを有する、請求項6乃至8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
請求項1乃至5のいずれか一項に記載の少なくとも1つのシステム、及び/又は請求項6乃至9のいずれか一項に記載の方法の使用であって、
例えば旅行者のグループで荷物を管理するような前記アイテムの監視責任が1人以上の人間又は他の実体により共有されるような状況といった任意の状況下で、例えば少なくとも1つの貴重品といった安全に保つべき少なくとも1つのアイテムを監視する目的で、並びに/又は
例えば、高齢者の個人所有アイテムの紛失防止、及び/若しくは
職人の道具の管理、及び/若しくは
小さい子供たちの少なくとも1つのグループの監視のために、群になった貴重なアイテムといった、安全に保つべき多数のアイテムを監視する目的での使用。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公表番号】特表2009−505202(P2009−505202A)
【公表日】平成21年2月5日(2009.2.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−525678(P2008−525678)
【出願日】平成18年7月31日(2006.7.31)
【国際出願番号】PCT/IB2006/052609
【国際公開番号】WO2007/017788
【国際公開日】平成19年2月15日(2007.2.15)
【出願人】(590000248)コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ (12,071)
【Fターム(参考)】