説明

建具

【課題】外観意匠性を向上させることができ、部品点数および組立工数の削減によってコストダウンを図ることができ、断熱性を確保できる建具を提供すること。
【解決手段】枠体15と、この枠体15に支持された扉20と、枠体15の室内側端縁の四周に設けられたタイト材16とを備え、骨組体25の室外側に配設された外鋼板27と骨組体25との間に樹脂スペーサ28を介在配置し、外鋼板27の辺縁部に形成した外鋼板折曲部271で樹脂スペーサ28を覆うとともに、扉20の閉鎖状態において、樹脂スペーサ28がタイト材16と当接するように、樹脂スペーサ28を外鋼板折曲部271よりも室内側に延設した。従って、室外側から樹脂スペーサ28を見えなくすることができて外観意匠性が向上され、隠蔽部材を不要とするので部品点数および組立工数が削減されコストダウンが図られ、断熱性を確保することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、建具に関する。詳しくは、建物の開口部に固定された枠体と、この枠体の内部に開閉可能に支持された扉と、枠体の室内側端縁の四周に設けられた気密部材とを備えた建具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、室外側から室内側に(または室内側から室外側に)流れる熱量を少なくして、断熱性の向上を図っている建具が知られ、建物の玄関、勝手口等に利用されている(例えば、特許文献1参照)。この建具は、建物の開口部に固定された枠体と、この枠体の内部に開閉可能に支持された扉と、枠体の内周面の室内側端縁の四周に設けられた気密部材とを備えて構成されている。扉は、樹脂製の骨組部材を四周枠組みした骨組体と、この骨組体の室内外側にそれぞれ取り付けられたアルミニウム合金や鉄製等の金属製面材とを備えて構成されている。このように、室内外の金属製面材の間に樹脂製の骨組体を介在配置させているので、室外側から室内側に(または室内側から室外側に)流れる熱量を少なくすることができ、断熱性が確保されている。樹脂製の骨組部材には金属製の補強部材が内蔵され、扉の強度が確保されている。また、金属製の骨組部材を四周枠組みした骨組体の室内外側にそれぞれ断熱部材を介在配置させて金属製面材を取り付けることで、扉の強度が確保されるとともに断熱性も確保される構成も示されている。
【0003】
【特許文献1】特許第2549605号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記の従来の建具における扉では、面材と骨組体との継目あるいは面材と断熱部材との継目が室外から見える位置に配置され、このような継目における材質の異なる部材同士を同じ色や模様、質感にすることは困難であることから、扉の外観意匠性を損なうという問題がある。特許文献1の扉では、面材および骨組体の継目を金属製のエッジ材で覆って隠しているが、エッジ材を面材と同じ色や質感にすることは困難であるとともに、エッジ材の部品点数および組立工数が増加して製造が煩雑になり製造コストが増大するという問題もある。
【0005】
本発明の目的は、外観意匠性を向上させることができ、部品点数および組立工数の削減によってコストダウンを図ることができるとともに、断熱性を確保できる建具を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の建具は、建物の開口部に固定された枠体と、この枠体の内部に開閉可能に支持された扉と、前記枠体の室内側端縁の四周に設けられた気密部材とを備え、前記扉は、金属製の骨組部材を四周枠組みして形成された骨組体と、この骨組体の室内側に配設された金属製の室内側面材と、前記骨組体の室外側に配設された金属製の室外側面材と、この室外側面材と前記骨組体との間に介在配置された断熱部材とを備えて構成され、前記室外側面材の辺縁部には、室内側に折れ曲がって前記断熱部材の室外側端縁部を覆う室外側面材折曲部が形成され、前記断熱部材は、前記扉の閉状態において、前記気密部材と当接するように、前記室外側面材折曲部よりも室内側に延設されていることを特徴とする。
【0007】
このような構成によれば、金属製の骨組体と金属製の室外側面材との間に断熱部材が介在配置され、室外側面材の辺縁部に室外側面材折曲部が設けられているので、この室外側面材折曲部によって断熱部材が覆われ、室外側から断熱部材を見えなくすることができ、外観意匠性を向上させることができる。また、従来のようにエッジ材(隠蔽部材)を設けて面材と断熱部材との継目を隠蔽する必要がなくなり、部品点数および組立工数の削減が可能になってコストダウンを図ることができる。
さらに、断熱部材によって室外側面材と骨組体とが接触しないことから、室外側面材から骨組体に(または骨組体から室外側面材に)流れる熱量を少なくすることができ、扉の断熱性を確保することができる。例えば、外気温度が内気温度よりも高い場合には、外気の熱による内気温度の上昇を抑えることができ、外気温度が内気温度よりも低い場合には、外気の冷気による結露の発生を抑止することができる。
また、断熱部材が室外側面材折曲部よりも室内側に延設され、扉の閉状態において、断熱部材が気密部材に当接するように設けられていることから、室内側面材が外気に露出せず、外気から室内側面材に(または室内側面材から外気に)流れる熱量を少なくすることができ、扉の断熱性を確保することができる。
【0008】
この際、本発明の建具では、前記室内側面材の辺縁部には、室外側に折れ曲がって前記骨組体の室内側端縁部に係止される室内側面材折曲部が形成され、前記断熱部材は、前記扉の閉状態において、前記気密部材と当接するように、前記室内側面材折曲部を覆っていることが好ましい。
このような構成によれば、組立作業において骨組体に室内側面材を配置して位置決めするときに、室内側面材の辺縁部に設けられた室内側面材折曲部を骨組体の室内側端縁部に係止させることで室内側面材を容易に位置決めすることができ、効率よく組立作業を行うことができる。
また、断熱部材が、扉の閉状態において気密部材と当接するように、室内側面材折曲部を覆っていることから、室内側面材が外気に露出せず、外気から室内側面材に(または室内側面材から外気に)流れる熱量を少なくすることができ、扉の断熱性を確保することができる。
【0009】
本発明の建具では、前記断熱部材の室内側に延設された部分は、前記骨組体の室内に面した部分を覆うように折れ曲がって形成され、当該断熱部材の室内に面した部分には、凹状の係止部が形成され、前記室内側面材の辺縁部には、室外側に折れ曲がって前記係止部に係止される室内側面材折曲部が形成され、前記断熱部材の室内に面した部分のうち室内に露出した部分は、前記扉の閉状態において、前記気密部材と当接するように形成されていることが好ましい。
【0010】
このような構成によれば、骨組体の室内に面した部分が断熱部材によって覆われ、室内側面材折曲部が断熱部材の凹状の係止部に係止されることで室内側面材と骨組体との間に断熱部材が介在配置されるので、骨組体から室内側面材に(または室内側面材から骨組体に)流れる熱量を少なくすることができ、扉の断熱性を向上させることができる。
また、断熱部材の室内に面した部分のうち室内に露出した部分、つまり、室内側面材で覆われていない部分は、扉の閉状態において、気密部材と当接するように形成されているので、室内側面材が外気に露出せず、扉の断熱性を確保することができる。
また、組立作業において骨組体に断熱部材を介して室内側面材を配置するときに、室内側面材折曲部を断熱部材の係止部に係止させることで室内側面材を容易に位置決めすることができ、効率よく組立作業が行える。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態に係る建具としてのドア1を示す外観姿図である。図2は、ドア1を示す縦断面図である。図3は、ドア1を示す横断面図である。図4は、ドア1の上部を示す縦断面図である。図5は、ドア1の吊元側側部を示す横断面図である。
ドア1は、建物の開口部に固定されたいわゆる開き扉であり、アルミ製の押出形材を四周枠組みした枠10と、この枠10内に配置される扉20と、枠10および扉20を連結して扉20を枠10に対して開閉可能に支持するヒンジ30とを備えて構成されている。
【0012】
枠10は、図2,3に示すように、それぞれアルミ製の押出形材からなる上枠11、下枠12、および左右の縦枠13,14を四周枠組みして構成された枠体15と、この枠体15の内周面150における室内側端縁の四周に取り付けられ、気密部材としてのゴムまたは樹脂製のタイト材16とを備えて構成されている。
枠体15の内周面150の室内側端縁には、タイト材16を係止する係止部151が上下左右の枠材11,12,13,14に形成されている。図4、5にも示すように、この係止部151にタイト材16の被係止部161を圧入することによって、タイト材16が枠体15に固定されている。タイト材16の室外側には、扉20を閉鎖した状態で、扉20に密接して気密性を確保するための被当接部162が形成されている。
【0013】
扉20は、それぞれ断面コ字状の金属製(アルミ合金製や鋼製、ステンレス製等)の押出形材からなる骨組部材としての上骨21、下骨22、戸先側縦骨23、吊元側縦骨24を四周枠組みした骨組体25と、この骨組体25の室内側に当接して配設された室内側面材としての内鋼板26と、骨組体25の室外側に配設された室外側面材としての外鋼板27と、骨組体25の辺縁に沿って四周に配設された断熱部材としての樹脂スペーサ28とを備えて構成されている。
骨組体25の上骨21は、見込み面部211と室内側の見付け面部212と室外側の見付け面部213とを有し、断面コ字状に形成されている。同様に、下骨22、戸先側縦骨23および吊元側縦骨24は、それぞれ見込み面部221,231,241と室内側の見付け面部222,232,242と室外側の見付け面部223,233,243とを備えている。
扉20の戸先側端縁には、扉20と枠10との隙間が室外側に露出しないように隠蔽する金属製のガード部材293が設けられている。
【0014】
内鋼板26の辺縁部には、室外側に折れ曲がった内鋼板折曲部261が四周に形成されている。この内鋼板折曲部261によって、内鋼板26は骨組体25の見込み面部211,241の室内寄り略半分を覆って骨組体25に嵌め込まれている。
樹脂スペーサ28は、図4、5の右下囲み部にも示すように、断面L字状に形成され、骨組体25の見込み面部211,241の室外寄り略半分および内鋼板折曲部261を覆うスペーサ本体281と、骨組体25を覆うとともに、外鋼板27の室外に面した部分によって覆われる室外側折曲部282とを備えている。また、スペーサ本体281の室内側端部は、扉20を閉鎖した状態で、タイト材16の被当接部162に当接するように延設されている。
【0015】
外鋼板27の辺縁部には、室内側に折れ曲がった外鋼板折曲部271が四周に形成されている。この外鋼板折曲部271によって、外鋼板27は樹脂スペーサ28の室外側折曲部282およびスペーサ本体281の室外寄り略半分を覆って樹脂スペーサ28に嵌め込まれ、骨組体25の室外に面した部分から室外側折曲部282の厚み分だけ離れて配設されている。
【0016】
また、内鋼板折曲部261およびスペーサ本体281の室内寄り略半分は、骨組体25の見込み面部211,241の室内寄り部分に設けられた室内側リベット291によって、骨組体25に締結固定されている。また、外鋼板折曲部271およびスペーサ本体281の室外寄り略半分は、骨組体25の見込み面部211,241の室外寄り部分に設けられた室外側リベット292によって、骨組体25に締結固定されている。
【0017】
次に、扉20の組立方法について説明する。
まず、上骨21、下骨22、戸先側縦骨23、吊元側縦骨24を四周枠組みして骨組体25を形成する。次に、内鋼板26を骨組体25の室内に面した部分に接着する。この際、内鋼板折曲部261を骨組体25の見込み面部211,241の室内寄り略半分に係止させて内鋼板26を骨組体25に位置決めすることができる。次に、樹脂スペーサ28を骨組体25の辺縁に接着する。この際、スペーサ本体281の室内寄り略半分は内鋼板折曲部261を覆うように、また、室外側折曲部282は骨組体25の室外に面した部分を覆うようにして樹脂スペーサ28を配置する。次に、外鋼板27を樹脂スペーサ28を介して骨組体25の室外に面した部分に接着する。この際、外鋼板折曲部271をスペーサ本体281の室外寄り略半分に係止して外鋼板27を樹脂スペーサ28に位置決めすることができる。次に、内鋼板26およびスペーサ本体281を室内側リベット291によって骨組体25に締結固定し、また、外鋼板27およびスペーサ本体281を室外側リベット292によって骨組体25に締結固定する。
このようにして、外鋼板27が骨組体25および内鋼板26に直接接触しないように扉20が組み立てられる。
【0018】
このような本実施形態によれば、以下のような効果がある。
(1)金属製の骨組体25と外鋼板27との間に樹脂スペーサ28が介在配置され、外鋼板27の辺縁部に外鋼板折曲部271が形成されているので、外鋼板折曲部271によって樹脂スペーサ28が覆われ、室外側から樹脂スペーサ28を見えなくすることができ、外観意匠性を向上させることができる。また、従来のようにエッジ材(隠蔽部材)を設けて外鋼板27と樹脂スペーサ28との継目を隠蔽する必要がなくなり、部品点数および組立工数の削減が可能になってコストダウンを図ることができる。
【0019】
(2)スペーサ本体281が骨組体25と外鋼板27との間に介在配置されているので、外鋼板27から骨組体25に(または骨組体25から外鋼板27に)流れる熱量を少なくすることができてドア1の断熱性を確保することができる。
【0020】
(3)スペーサ本体281の室内側端部がタイト材16に当接するように設けられているので、内鋼板26が外気に露出せず、外気から内鋼板26に(または内鋼板26から外気に)流れる熱量を少なくすることができ、ドア1の断熱性を確保することができる。
【0021】
(4)扉20の組立作業において骨組体25に内鋼板26を配置して位置決めするときに、内鋼板折曲部261を骨組体25に係止させることで内鋼板26を容易に位置決めすることができ、効率よく組立作業を行うことができる。
【0022】
(5)扉20の組立作業において骨組体25に樹脂スペーサ28を介して外鋼板27を配置するときに、外鋼板折曲部271を樹脂スペーサ28に係止させることで外鋼板27を容易に位置決めすることができ、効率よく組立作業を行うことができる。
【0023】
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、本発明の建具としては、図6,7に示すような構成を採用してもよい。図6は、本発明の変形例に係るドア1Aの上部を示す縦断面図である。図7は、ドア1Aの吊元側側部を示す横断面図である。
図6、7に示すように、ドア1Aの扉20Aに配設された樹脂スペーサ28Aは、スペーサ本体281の室内側端に室内側折曲部283が形成され、スペーサ本体281の内面に複数の凹部285が形成されたものである。室内側折曲部283は、骨組体25の室内に面した部分を覆うように形成されている。また、樹脂スペーサ28Aの室内に面した部分には、図6、7の右下囲み部にも示すように、内鋼板折曲部261を係止する凹状の係止部286が形成されている。さらに、樹脂スペーサ28Aの室内に面した部分のうち室内に露出した部分、つまり、内鋼板26に覆われていない部分は、タイト材16に当接する当接部284が形成されている。
【0024】
このような構成によれば、内鋼板26と骨組体25との間に介在配置された樹脂スペーサ28Aによって、骨組体25から内鋼板26に(または内鋼板26から骨組体25に)流れる熱量を少なくすることができ、ドア1Aの断熱性を向上させることができる。また、扉20Aの組立作業において骨組体25に樹脂スペーサ28Aを介して内鋼板26を配置するときに、内鋼板折曲部261をスペーサ本体281の係止部286に係止させることで内鋼板26を容易に位置決めすることができ、効率よく組立作業を行うことができる。
【0025】
また、前記実施形態では、樹脂スペーサが一体で形成されているものとしたが、樹脂スペーサが複数に分割されて形成されていてもよい。例えば、室内側と室外側とで分割された室内側スペーサと室外側スペーサをそれぞれ製造して、扉の組立時に各スペーサの分割面を密着させて骨組体に固定してもよい。
また、前記実施形態では、扉20の見込み方向における外鋼板折曲部271の長さ寸法は、骨組体25の見込み方向の長さ寸法の略半分になっているが、これらの寸法の制限はなく、例えば外鋼板折曲部271の室内側端部が、樹脂スペーサ28の室内側端部の位置まで延設されていてもよい。また、内鋼板26には内鋼板折曲部261が形成されていなくてもよい。
【0026】
その他、本発明を実施するための最良の構成、方法等は、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
従って、上記に開示した形状、材質等を限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質等の限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】本発明の一実施形態に係る建具としてのドアを示す外観姿図である。
【図2】前記ドアを示す縦断面図である。
【図3】前記ドアを示す横断面図である。
【図4】前記ドアの上部を示す縦断面図である。
【図5】前記ドアの吊元側側部を示す横断面図である。
【図6】本発明の変形例に係るドアの上部を示す縦断面図である。
【図7】前記ドアの吊元側側部を示す横断面図である。
【符号の説明】
【0028】
1,1A・・・ドア(建具)、15・・・枠体、16・・・タイト材(気密部材)、20,20A・・・扉、25・・・骨組体、26・・・内鋼板(室内側面材)、27・・・外鋼板(室外側面材)、28,28A・・・樹脂スペーサ(断熱部材)、271・・・外鋼板折曲部(室外側面材折曲部)。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
建物の開口部に固定された枠体と、この枠体の内部に開閉可能に支持された扉と、前記枠体の室内側端縁の四周に設けられた気密部材とを備え、
前記扉は、金属製の骨組部材を四周枠組みして形成された骨組体と、この骨組体の室内側に配設された金属製の室内側面材と、前記骨組体の室外側に配設された金属製の室外側面材と、この室外側面材と前記骨組体との間に介在配置された断熱部材とを備えて構成され、
前記室外側面材の辺縁部には、室内側に折れ曲がって前記断熱部材の室外側端縁部を覆う室外側面材折曲部が形成され、
前記断熱部材は、前記扉の閉状態において、前記気密部材と当接するように、前記室外側面材折曲部よりも室内側に延設されている建具。
【請求項2】
前記室内側面材の辺縁部には、室外側に折れ曲がって前記骨組体の室内側端縁部に係止される室内側面材折曲部が形成され、
前記断熱部材は、前記扉の閉状態において、前記気密部材と当接するように、前記室内側面材折曲部を覆っている請求項1に記載の建具。
【請求項3】
前記断熱部材の室内側に延設された部分は、前記骨組体の室内に面した部分を覆うように折れ曲がって形成され、当該断熱部材の室内に面した部分には、凹状の係止部が形成され、
前記室内側面材の辺縁部には、室外側に折れ曲がって前記係止部に係止される室内側面材折曲部が形成され、
前記断熱部材の室内に面した部分のうち室内に露出した部分は、前記扉の閉状態において、前記気密部材と当接するように形成されている請求項1に記載の建具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2007−211481(P2007−211481A)
【公開日】平成19年8月23日(2007.8.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−32361(P2006−32361)
【出願日】平成18年2月9日(2006.2.9)
【出願人】(390005267)YKK AP株式会社 (776)
【Fターム(参考)】