説明

弁装置

【課題】 高速で開閉動作が可能な弁装置を提供する。
【解決手段】 弁装置は、流体通路5と、流体通路5内に設けられ、流体の流れを制御可能に設けられた弁体41と、弁体41を回動可能に軸支する弁軸42と、弁軸42を駆動する駆動軸22に固定され、駆動軸22とともに回動する位置決め部材31と、位置決め部材31と接触可能に設けられた制動部材63を有する制動部32と、駆動軸22を駆動するためモータ11及びギア12と、駆動軸22とギア12の出力軸13とを弾性的に結合するスプリング21とを備えて構成される。位置決め部材31に制動部材63が接触しているときは、モータ11の回転によりスプリング21にエネルギが蓄積され、制動部材63を位置決め部材31から離すことにより、スプリング21に蓄積されたエネルギによって弁体41が回動し、弁装置が開閉する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、流体通路内の流体の流れを制御する弁装置に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、内燃機関の吸気通路を開閉するボールバルブが示されている。このボールバルブは、アクチュエータによって回転駆動される弁軸と、該弁軸に固定された弁体とを有し、弁軸を回転駆動することによって弁体が吸気通路を開閉するように構成されている。
【0003】
【特許文献1】特開2005−344803号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
内燃機関の吸気通路を開閉する弁は、機関が高速で回転しているときにおいても所期の機能を発揮させるためには、高速で開閉動作をする必要がある。ところが、上記特許文献1に示されたボールバルブは、弁軸が90度の回転角で往復動作することにより、吸気通路の開閉を行うものであるため、ステップモータ等のアクチュエータの反転動作が必要となり、応答速度に限界があった。
【0005】
本発明はこの点に着目してなされたものであり、より高速で開閉動作が可能な弁装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため請求項1に記載の発明は、流体通路(5)と、該流体通路(5)内に設けられ、流体の流れを制御可能に設けられた弁体(41)と、該弁体(41)を回動可能に軸支する棒状の支持部材(42,33,22)と、該支持部材(42,33,22)に固定され、該支持部材(42,33,22)とともに回動する位置決め部材(32)と、前記位置決め部材(32)と接触可能に設けられた制動部材(63)を有する制動手段(51)と、前記支持部材(42,33,22)を駆動するための駆動手段(1)と、前記支持部材(42,33,22)と前記駆動手段(1)とを弾性的に結合する結合部材(21)とを有することを特徴とする弁装置を提供する。
【0007】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の弁装置において、前記支持部材(42,33,22)は、前記弁体(41)の回転を一方向のみに規制する規制手段(33)を有することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の弁装置において、前記駆動手段(1)と前記支持部材(42,33,22)の相対回転位相を変化させる位相変更手段(103)を有することを特徴とする。
【0008】
請求項4に記載の発明は、請求項1から3の何れか1項に記載の弁装置において、前記制動手段(51)と対向する位置に第2制動手段(53)を設けたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
請求項1に記載の発明によれば、制動部材が位置決め部材に接触した状態で、駆動手段により結合部材を駆動すると、位置決め部材及び支持部材は可動せず、結合部材に駆動エネルギが蓄積される。駆動エネルギが蓄積された状態で制動部材を位置決め部材から離すことにより、位置決め部材、支持部材、及び弁体が回動し、弁体が流体通路を開閉する動作が行われる。結合部材に蓄積された駆動エネルギを放出することにより弁体が比較的高速で回動するので、高速で開閉動作を行うことができる。
【0010】
請求項2に記載の発明によれば、弁体の回転が一方向のみに規制されるので、結合部材に蓄積された駆動エネルギを放出する際に、弁体が逆方向に回動することを防止することができる。
【0011】
請求項3に記載の発明によれば、駆動手段と支持部材の相対回転位相を変更することにより、例えば弁装置を内燃機関の吸気通路に適用し、駆動手段として内燃機関を用いた場合に、内燃機関のクランク軸の回転位相に対する弁装置の開閉時期を適切に設定するとともに、弁装置の開閉速度あるいは開弁時間を適切に制御することが可能となる。
【0012】
請求項4に記載の発明によれば、第2制動手段の位置でも位置決め部材を制動部材により止めることができるので、弁体を180度単位で回動させることが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態にかかる弁装置の構成を示す斜視図であり、図2は図1に示す弁装置を分解した状態を示す斜視図であり、図3は図1で省略した流体通路と、弁体との関係を示す断面図である。
【0014】
この弁装置は、駆動部1と、エネルギ蓄積部2と、バルブ動作スイッチ部3と、バルブ部4と、流体通路5とを備えている。駆動部1は、モータ11と、ギア12と、第1駆動軸13とを備え、第1駆動軸13がギア12を介してモータ11により回転駆動される。
【0015】
エネルギ蓄積部2は、第1駆動軸13に連結されたスプリング21と、スプリング21に連結された第2駆動軸22とを備え、バルブ動作スイッチ部3は、第2駆動軸22に固定された位置決め部材31と、位置決め部材31を制動するための制動部32と、第2駆動軸が入力側に接続された一方向クラッチ33とを備えている。位置決め部材31は、突起部31a(図4参照)を有し、突起部31aのところで制動部32により制動される。一方向クラッチ33は、スプリング21に蓄積されたエネルギを放出するときの回転方向の駆動力のみを伝達する。
バルブ部4は、一方向クラッチ33の出力側に接続された弁軸42と、弁軸42に回動可能に軸支された弁体41とをを備えている。
【0016】
制動部32は、図4に示すように、4つの電磁ユニット51〜54を備えている。第1電磁ユニット51は、ヨーク61及びコイル62(図1,2では図示省略)からなる電磁石と、電磁石により吸引可能なアーマチュア及び制動ピンが一体に構成された制動部材63とを備えている。第2〜第4電磁ユニット52〜54は、第1電磁ユニット51と同様に構成されている。第1及び第3電磁ユニット51及び53は、制動部材63が垂直方向に移動可能に、かつ互いに対向する位置に設置されている。また第2及び第4電磁ユニット52及び54は、制動部材63が水平方向に移動可能に、かつ互いに対向する位置に設置されている。
【0017】
また第1電磁ユニット51の制動部材63は、図示したように制動部材63が電磁石に吸引された状態(以下「オン状態」という)で、位置決め部材31の突起部31aに接触するように設けられている。したがって、このオン状態では、モータ11を回転させ、第1駆動軸13を回転させても、位置決め部材31は回動せず、弁体41も静止状態を維持する。このとき、モータ11の駆動エネルギはスプリング21に蓄積される。
【0018】
電磁石のコイル62の通電を停止した状態(以下「オフ状態」という)では、制動部材63による制動状態が解除され、位置決め部材31はスプリング21に蓄積されたエネルギにより回動し、弁軸42及び弁体41が回動する。第2〜第4電磁ユニット52〜54も同様に構成されている。
【0019】
本実施形態では、図4に示す状態、すなわち第1電磁ユニット51の制動部材63で位置決め部材31が停止しているとき、弁装置が全閉状態となり、第2電磁ユニット52の制動部材63で位置決め部材31が停止しているとき、弁装置が全開状態となり、第3電磁ユニットの制動部材63で位置決め部材31が停止しているとき、弁装置が全閉状態となり、第4電磁ユニット54の制動部材63で位置決め部材31が停止しているとき、弁装置が全開状態となるように構成されている。
【0020】
次に図5及び図6を参照して、制動部32の動作をより詳細に説明する。
図5(a)は、図4と同じ状態、すなわち第1電磁ユニット51のオン状態を示す。この状態では、モータ11の回転駆動力により、スプリング21にエネルギが蓄積される。次に第1電磁ユニット51をオフ状態とし、第3電磁ユニット53をオン状態とすると、位置決め部材31は回動し、図5(b)に示す状態を経由して、同図(c)に示すように第3電磁ユニット53の制動部材63により位置決め部材31の動き止められる。すなわち、この動作において弁体41は、全閉位置から全開位置を経由してまた全閉位置へ移行し、停止する。
【0021】
図6は、位置決め部材31を90度回動させる例を示す。同図(a)は図4と同じ状態を示す。次に第1電磁ユニット51をオフ状態とし、第2電磁ユニット52をオン状態とすると、位置決め部材31は回動し、同図(b)に示すように第2電磁ユニット52の制動部材63により位置決め部材31の動きが止められる。すなわち、この動作において弁体41は、全閉位置から全開位置に移行して停止する。
【0022】
図7は、図5に示した弁作動をより詳細に説明するためのタイムチャートである。図7(a)〜図7(g)は、それぞれ弁体41の作動位相θV、第3電磁ユニット53のコイルの電流ID3、第1電磁ユニット51のコイルの電流ID1、モータ11の回転数NM、スプリング21の入出力間の捩れ角θOFFSET、制動部材63に加わる制動トルクTRST、及び一方向クラッチ33に加わる逆方向トルクTRCLの推移を示す。
【0023】
初期状態は、図5(a)に示す状態であり、時刻t1より前から第1電磁ユニット51のコイルには電流が供給され、オン状態となっている。モータ11は一定回転数で回転しており、時刻t1にギア12の駆動が開始がされると、スプリング21が捩られて捩れ角θOFFSETが減少する(モータ11の回転方向と逆方向の捩れ角を正の値としている)とともに、制動トルクTRSTが増加する。
【0024】
時刻t1の直後から第3電磁ユニット53のコイルの通電が開始され、第3電磁ユニット53がオン状態となる。時刻t2において、第1電磁ユニット51がオフ状態に移行し、スプリング21に蓄積されたエネルギにより、弁体41が回動を始める。したがって、制動トルクTRSTは「0」となり、捩れ角θOFFSETは急激に増加する。弁体41が回動している時刻t3においてコイル電流ID3が若干増加し、時刻t4において制動部材63が位置決め部材31を停止させる。したがって、弁体41の作動位相θVは180度で維持される。このとき一方向クラッチ33の逆方向トルクTRCLが急激に増加する。その後モータ11の回転により、捩れ角θOFFSETが徐々に減少し、それに伴って逆方向トルクTRCLが徐々に減少する。このようにして、閉弁位置から開弁位置を経由して閉弁位置で停止する弁作動が行われる。
【0025】
引き続いて同様の動作を行う場合には、破線で示すように第1電磁ユニット51をオン状態として、次の開閉動作が行われる。
【0026】
図8は、他の動作例を説明するためのタイムチャートである。この例では、第1電磁ユニット51のみがオン、オフ動作を行い、弁体41は360度回動して、開閉動作を2回繰り返す。
時刻t11にギヤ12の駆動が開始され、時刻t12に第1電磁ユニット51がオフ状態に移行する。これにより弁体41が360度回動し、時刻t13において制動部材63が位置決め部材31を停止させる。以後この動作が繰り返される。
【0027】
以上のように本実施形態では、電磁ユニット51等をオン状態として、位置決め部材31を制動部材63により停止させることにより、スプリング21にモータ11の駆動エネルギを蓄積し、電磁ユニット51等をオフ状態とすることにより、蓄積したエネルギを放出して弁体41を回動させ、弁装置の開閉動作を行うようにしたので、高速で開閉動作を行うことができる。したがって、内燃機関の吸気通路内において、吸入空気の流れを制御する場合のように、比較的高速で開閉動作することが必要な用途に適した弁装置を提供することができる。
【0028】
また本実施形態では、電磁ユニットを4個設けたので、弁体41が90度回動する毎に停止させることができ、開弁状態での保持や閉弁状態での保持が可能となる。
【0029】
本実施形態では、第2駆動軸22、一方向クラッチ33、及び弁軸42が支持部材を構成し、駆動部1及びスプリング21が、それぞれ駆動手段及び結合部材に相当する。また第1電磁ユニット51及び第3電磁ユニット53が、それぞれ制動手段及び第2制動手段に相当する。
【0030】
(第2の実施形態)
本実施形態は、本発明の弁装置を内燃機関(以下「エンジン」という)の吸気通路に適用したものである。図9は、本発明の弁装置を含むエンジン及びその制御装置の構成を示す図である。
【0031】
エンジン101のクランク軸102は、可変タイミング制御装置(以下「VTC」という)103を介して出力軸104に連結され、出力軸104はギヤ105を介して第1駆動軸13に連結されている。第1駆動軸13から弁体41までの構成は、第1の実施形態と同一である。弁体41は、エンジン101の吸気管107を開閉するように設けられている。VTC103は、クランク軸102の回転位相に対する出力軸104の相対回転位相を変更する機能を有する公知のものである。
【0032】
エンジン101にはクランク角度位置センサ108が設けられており、その検出信号が電子制御ユニット110に供給される。クランク角度位置センサ110は、エンジン101の特定の気筒の所定クランク角度位置でパルス(以下「CYLパルス」という)を出力する気筒判別センサ、各気筒の吸入行程開始時の上死点(TDC)に関し所定クランク角度前のクランク角度位置で(4気筒エンジンではクランク角180度毎に)TDCパルスを出力するTDCセンサ及びTDCパルスより短い一定クランク角周期(例えば30度周期)でCRKパルスを発生するCRKセンサから成り、CYLパルス、TDCパルス及びCRKパルスがECU110に供給される。これらの信号パルスは、燃料噴射時期、点火時期等の各種タイミング制御及びエンジン回転数(エンジン回転速度)NEの検出に使用される。
【0033】
ECU110は、クランク角度位置センサ108及び図示しない他のセンサからの入力信号波形を整形し、電圧レベルを所定レベルに修正し、アナログ信号値をデジタル信号値に変換する等の機能を有する入力回路、中央演算処理回路(以下「CPU」という)、CPUで実行される各種演算プログラム及び演算結果等を記憶する記憶回路、制動部32、VTC103などに駆動信号を供給する出力回路等から構成される。ECU5は、各種センサの検出信号に基づいて、制動部32及びVTC103を制御し、吸気通路107内の弁体41による吸入空気流の制御を行うとともに、燃料噴射制御及び点火時期制御を行う。
【0034】
図10は、図7にエンジン101のクランク軸102の回転角度(以下「クランク角度」という)CAと、エンジン101の行程の表示を追加し、モータ回転数NMをエンジン回転数NEに変更するとともに、時刻t1〜t4をクランク角度CA1〜CA4に変更した図である。この図には、弁装置の閉−開−閉の一連の動作が吸気行程の後半で実行される例が示されている。
【0035】
この例で、出力軸104と、クランク軸102の相対回転位相を固定して、第1電磁ユニット51のオフタイミングCA2を進角させると、オフタイミングCA2までにスプリング21に蓄積されるエネルギが減少し、弁体41の平均回動速度WVが低下する。逆にオフタイミングCA2を遅角させると、オフタイミングCA2までにスプリング21に蓄積させるエネルギが増加し、弁体41の平均回動速度WVが上昇する。すなわち、電磁ユニットのオフタイミングのみを変更することにより、弁装置の開閉時期を変更すると、平均回動速度WVが変化し、弁装置の開閉に要する時間(以下「開閉時間」という)TOCが変化する。また平均回動速度WVが変化すると、第3電磁ユニット53の制動部材63に弁体41が衝突するときの衝突速度WCLが変化することになり、衝突速度WCLの増加はノイズの増加をもたらす。
【0036】
そこで本実施形態では、弁装置の開閉タイミングを変更するときは、VTC103によりクランク軸102と出力軸104の相対回転位相を同様に変化させている。これにより、弁装置の開閉タイミングを変化させても、平均回動速度WV及び開閉時間TOCを一定に維持することができる。すなわち、弁装置の開閉タイミングを進角/遅角させるときは、出力軸104の回転位相も進角/遅角させるように、VTC103を制御する。これにより、スプリング21に蓄積されるエネルギを一定とし、弁体41の平均回動速度WVを一定とすることができる。
【0037】
またエンジン回転数NEが変化すると、弁体41の平均回動速度WVも同様に変化するため、開閉時間TOCも変化することになる。
そこで本実施形態では、図11に示すように、エンジン回転数NEが高くなるほどスプリング21の最大捩れ角θOSMAX(電磁ユニットのオフタイミングCA1における捩れ角θOFFSETの絶対値)を減少させるように、VTC103を制御するようにしている。図11の実線L1は開閉時間TOCを一定とするための最大捩れ角θOSMAXの設定を示し、破線は衝突速度WCLを一定とするための最大捩れ角θOSMAXの設定を示す。
【0038】
以上のように本実施形態では、クランク軸102をVTC103を介して出力軸104に接続し、VTC103によりクランク軸102と出力軸104の相対回転位相を制御するようにしたので、弁装置の開閉時期をエンジン運転状態に応じて制御する際に、開閉時間TOC及び衝突速度WCLを適切に制御することができる。
【0039】
なお本発明は上述した実施形態に限るものではなく、種々の変形が可能である。例えば、第2の実施形態においても、スプリング21に駆動力を供給する駆動手段としてモータ11を使用してもよい。その場合には、モータ11の回転をエンジン101の回転と同期させる必要がある。
【0040】
また上述した実施形態では、4個の電磁ユニット51〜54により制動部32を構成したが、1つの電磁ユニット51のみあるいは、電磁ユニット51、及び対向する位置に配置される電磁ユニット53によって制動部32を構成するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】本発明の第1の実施形態にかかる弁装置を示す斜視図である。
【図2】図1に示す弁装置を分解した状態を示す斜視図である。
【図3】図1に示す弁装置の弁体と流体通路との関係を示す断面図である。
【図4】図1に示す制動部の構成を示す断面図である。
【図5】図4に示す制動部の動作を説明するための図である。
【図6】図4に示す制動部の動作を説明するための図である。
【図7】制動部の動作をより詳細に説明するためのタイムチャートである。
【図8】制動部の動作をより詳細に説明するためのタイムチャートである。
【図9】本発明の第2の実施形態にかかる弁装置を適用した内燃機関及びその制御装置の構成を示す図である。
【図10】図9に示す弁装置の動作を説明するためのタイムチャートである。
【図11】機関回転数(NE)に応じてスプリングの最大捩れ角(θOSMAX)を設定するためのテーブルを示す図である。
【符号の説明】
【0042】
1 駆動部(駆動手段)
2 エネルギ蓄積部
3 バルブ動作スイッチ部
4 バルブ部
11 モータ(駆動手段)
13 第1駆動軸(駆動手段)
21 スプリング(結合部材)
22 第2駆動軸(支持部材)
31 位置決め部材
32 制動部(制動手段)
33 一方向クラッチ(規制手段)
41 弁体
42 弁軸(支持部材)
101 内燃機関
107 吸気通路
102 クランク軸
103 可変タイミング制御装置(位相変更手段)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
流体通路と、
該流体通路内に設けられ、流体の流れを制御可能に設けられた弁体と、
該弁体を回動可能に軸支する棒状の支持部材と、
該支持部材に固定され、該支持部材とともに回動する位置決め部材と、
前記位置決め部材と接触可能に設けられた制動部材を有する制動手段と、
前記支持部材を駆動するための駆動手段と、
前記支持部材と前記駆動手段とを弾性的に結合する結合部材とを有することを特徴とする弁装置。
【請求項2】
前記支持部材は、前記弁体の回転を一方向のみに規制する規制手段を有することを特徴とする請求項1に記載の弁装置。
【請求項3】
前記駆動手段と前記支持部材の相対回転位相を変化させる位相変更手段を有することを特徴とする請求項1または2に記載の弁装置。
【請求項4】
前記制動手段と対向する位置に第2制動手段を設けたことを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の弁装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2007−292160(P2007−292160A)
【公開日】平成19年11月8日(2007.11.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−119126(P2006−119126)
【出願日】平成18年4月24日(2006.4.24)
【出願人】(000005326)本田技研工業株式会社 (23,863)
【Fターム(参考)】