説明

情報処理装置及び監視方法並びにプログラム

【課題】ウェブサーバの状態監視の正確性の向上を図り、迅速かつ的確に対処すること。
【解決手段】他のコンピュータからのアクセスに応じて自身の状態を表す状態情報を返送するウェブサーバに、ネットワークを介して接続された情報処理装置であって、状態情報を判別する基準となる状態判別基準情報を記憶する記憶手段と、ウェブサーバにアクセスすると共に、このアクセスに応じてウェブサーバから返送される状態情報を受信する状態情報受信手段と、状態情報受信手段にてウェブサーバから受信した状態情報と、記憶手段に記憶されている状態判別基準情報とに基づいて、ウェブサーバの状態を判別する状態判別手段と、を備えた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置にかかり、特に、ウェブサーバの状態を監視する情報処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般のユーザ端末からアクセスを受け、これに応じてコンテンツの配信などを行うウェブサーバを監視したり、異常が生じている場合に復旧するという技術が従来より検討されている。例えば、従来のウェブサーバの監視並びに復旧方法では、サーバ内に格納されているエラーログを確認し、障害が発生したことを検知していたが、エラーログ上では問題が発生していないがウェブサーバとしての機能が停止していることがあるなど、信頼性の低下という問題があったり、迅速な復旧ができない、という問題があった。
【0003】
また、上述したようなエラーログを確認する従来のウェブサーバの監視並びに復旧方法では、エラーログの解析後に作業者が手動でウェブサーバに対し、コマンドを入力する等の処置を行わなければならず、作業者による手間や迅速な対応が困難である、という問題があった。
【0004】
一方で、下記特許文献1には、他のコンピュータにて、監視対象装置の状態を表すデータを取得し、かかるデータを基に監視対象装置の状態に応じた処理を行う、という技術が開示されている。また、下記特許文献2には、ネットワーク上においてIP機器の自動接続を確認するシステムが開示されており、HTTPプロトコルにおいて正常状態を確認するために「ステータスコード200」を用いることが開示されている。
【0005】
【特許文献1】特開2003−140999号公報
【特許文献2】特開2005−303766号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上述した特許文献1に開示されているシステムでは、監視対象の状態をどのような手法にて判定するかが具体的に開示されていない。特に、監視対象装置として、テレビ受像装置やオーディオ装置、照明などの電子機器を想定しているため、上述したウェブサーバの監視や復旧に利用することは困難である。そして、仮に特許文献1のシステムを利用し、上述した特許文献2に開示されているように、ウェブサーバの状態を監視するために「ステータスコード200」を確認して当該サーバが正常であることを確認できたとしても、他の状況を詳細に確認することが困難であり、適切な監視及び対処ができない、という問題が生じる。特に、サーバの異常状態はもちろんのこと、これを監視するコンピュータの状態を確認することもできず、監視の信頼性が低下しうる、という問題があった。
【0007】
さらに、サーバや監視するコンピュータの異常状態を正確に確認することができなければ、その対処方法も自動設定が不可能であり、依然として対処処理の手間及び迅速な復旧対応が困難である、という問題が生じていた。
【0008】
このため、本発明では、上記従来例の有する不都合を改善し、特に、ウェブサーバの状態監視の正確性の向上を図り、迅速かつ的確に対処することができ、信頼性の向上を図ることをその目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
そこで、本発明の一形態である情報処理装置は、
他のコンピュータからのアクセスに応じて自身の状態を表す状態情報を返送するウェブサーバに、ネットワークを介して接続された情報処理装置であって、
状態情報を判別する基準となる状態判別基準情報を記憶する記憶手段と、
ウェブサーバにアクセスすると共に、このアクセスに応じてウェブサーバから返送される状態情報を受信する状態情報受信手段と、
状態情報受信手段にてウェブサーバから受信した状態情報と、記憶手段に記憶されている状態判別基準情報とに基づいて、ウェブサーバの状態を判別する状態判別手段と、
を備えたことを特徴としている。
【0010】
そして、状態情報は、アクセスを受けたウェブサーバの異常状態を表す情報や、ウェブサーバにアクセスした情報処理装置の異常状態を表す情報を含む、ことを特徴としている。例えば、状態情報は、HTTPステータスコードである。
【0011】
上記発明によると、まず、情報処理装置がウェブサーバに対してアクセスすると、当該ウェブサーバの状態を表す状態情報が情報処理装置に返送される。これを受けた情報処理装置は、予め記憶されている状態を判別する基準となる情報に基づいて、ウェブサーバの状態を判別することができる。従って、ウェブサーバが正常であるか否かの状態を判別できるのみならず、ウェブサーバの異常や、アクセスした情報処理装置によるリクエストエラーなどの異常状態をも判別することができる。
【0012】
また、状態情報受信手段は、ウェブサーバに対してアクセスした所定のコンテンツからさらにアクセス可能な他のコンテンツに対してアクセスし、当該他のコンテンツへのアクセスに応じてウェブサーバから返送される状態情報を受信する機能を有する、ことを特徴としている。
【0013】
これにより、ウェブサーバが開設するウェブサイトのトップページなどの所定のコンテンツにアクセスしたときに、リンクタグによって内部リンクされている他のページやJAVA(登録商標)プログラム、CGIプログラムなどを使用してリンクされている他のコンテンツといった、全てのコンテンツに対してアクセスが実行され、その状態情報を取得することができる。従って、ウェブサイト全体の状態を監視することができる。
【0014】
また、記憶手段は、ウェブサーバの状態毎に応じて予め設定された対応処理を表す対応処理情報を記憶すると共に、状態判別手段による判別結果に対応した対応処理情報に基づく対応処理を行う対応処理実行手段を備えた、ことを特徴としている。そして、対応処理情報は、ウェブサーバに対する対応処理を表す情報や、情報処理装置に対する対応処理を表す情報を含む、ことを特徴としている。さらに、対応処理実行手段は、ウェブサーバに対する対応処理を行う場合に、当該ウェブサーバに対して公衆ネットワークとは切り離された他のネットワークを介して行う、ことを特徴としている。
【0015】
これにより、情報処理装置から、監視しているウェブサーバに対して、その状態に応じて予め設定されている対応処理をネットワーク経由で実行することができる。従って、ウェブサーバの障害対策を自動的に、かつ、迅速に実現でき、また、監視する情報処理装置の障害対策も実現できる。特に、ウェブサーバに対する処理を公衆ネットワークとは切り離されたネットワークを介して実現することで、ネットワーク系統の障害に対しても対応することができる。
【0016】
また、本発明の他の形態であるプログラムは、
他のコンピュータからのアクセスに応じて自身の状態を表す状態情報を返送するウェブサーバに、ネットワークを介して接続された情報処理装置に、
ウェブサーバにアクセスすると共に、このアクセスに応じてウェブサーバから返送される状態情報を受信する状態情報受信手段と、
状態情報受信手段にてウェブサーバから受信した状態情報と、予め記憶された状態情報を判別する基準となる状態判別基準情報とに基づいて、ウェブサーバの状態を判別する状態判別手段と、
を実現させる、ことを特徴としている。
【0017】
また、予めウェブサーバの状態毎に応じて設定された対応処理を表す対応処理情報が記憶されている情報処理装置に、状態判別手段による判別結果に対応した対応処理情報に基づく対応処理を行う対応処理実行手段を実現させる、ことを特徴としている。
【0018】
さらに、本発明の他の形態である監視方法は、
他のコンピュータからのアクセスに応じて自身の状態を表す状態情報を返送するウェブサーバに、ネットワークを介して接続された情報処理装置が、ウェブサーバの状態を監視する方法であって、
ウェブサーバにアクセスすると共に、このアクセスに応じてウェブサーバから返送される状態情報を受信する状態情報受信工程と、
状態情報受信工程にてウェブサーバから受信した状態情報と、予め情報処理装置に記憶された状態情報を判別する基準となる状態判別基準情報とに基づいて、ウェブサーバの状態を判別する状態判別工程と、
を有することを特徴としている。
【0019】
また、状態情報受信工程は、ウェブサーバに対してアクセスした所定のコンテンツからさらにアクセス可能な他のコンテンツに対してアクセスし、当該他のコンテンツへのアクセスに応じてウェブサーバから返送される状態情報を受信する、ことを特徴としている。
【0020】
さらに、予めウェブサーバの状態毎に応じて設定された対応処理を表す対応処理情報が記憶されている情報処理装置が、状態判別工程による判別結果に対応した対応処理情報に基づく対応処理を行う対応処理実行工程を有する、ことを特徴としている。
【0021】
上述した構成のプログラムや方法の発明においても、上記情報処理装置と同様に作用するため、上述した本発明の目的を達成することができる。
【発明の効果】
【0022】
本発明は、以上のように構成され機能するので、これによると、情報処理装置がウェブサーバに対してアクセスすることによって返送される状態情報に基づいて、ウェブサーバの状態のみならず、アクセスした情報処理装置の状態をも判別することができる。従って、ウェブサーバやこれを監視する情報処理装置の異常に対して迅速かつ的確に対処することができ、信頼性の向上を図ることができる、という従来にない優れた効果を有する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
本発明は、ウェブサイトを開設するウェブサーバの監視を行う監視/復旧サーバによる監視方法に特徴を有する。つまり、ウェブサーバからホームページ閲覧時に返ってくるステータスコードを監視/復旧サーバにて受信し、そのコードを基にウェブサーバの状態を常に監視する、ことを特徴とする。これにより、ウェブサーバの状態を詳細に監視することができ、さらには、監視/復旧サーバの状態をも判別することができる。また、監視した結果、ウェブサーバに異常が発生した場合は、監視/復旧サーバからウェブサーバへリモートログインし、ステータスコードに対応したコマンド入力等の処置を行うことで、ウェブサーバを復旧することができる。このとき、監視/復旧サーバについても、復旧することができる。以下、具体的な構成を、実施例にて詳細に説明する。
【実施例1】
【0024】
本発明の第1の実施例を、図1乃至図11を参照して説明する。図1は、システム全体の構成を示すブロック図であり、図2乃至図3は、各サーバの構成を示す機能ブロック図である。図4乃至9は、各サーバに記憶されるデータの一例を示す図であり、図10乃至図11は、動作を示す図である。
【0025】
[構成]
図1を参照すると、本実施例におけるシステムは、ウェブサーバ10と、監視/復旧サーバ20と(情報処理装置)、ウェブアクセス端末30と、から構成されている。そして、ウェブサーバ10と監視/復旧サーバ20とウェブアクセス端末30とは、インターネット、イントラネット等のネットワークであるインターネット500を介して接続されており、またウェブサーバ10と監視/復旧サーバ20は、インターネット500(公衆ネットワーク)とは物理的にも論理的にも切り離された直接続(シリアル接続等)又は専用線による接続600を介して接続されている。以下、各装置について詳述する。
【0026】
<ウェブアクセス端末>
ウェブアクセス端末30は、インターネット500と接続されているパソコン等の小型情報端末、例えば、一般ユーザのパソコンや携帯電話などの情報処理端末である。そして、このウェブアクセス端末30は、インターネット500経由でURLを指定してウェブサーバ10へアクセスし、ウェブサーバ10よりそのURLに該当するコンテンツを受信し、Webブラウザ等へ表示する機能を有する。
【0027】
<ウェブサーバ>
ウェブサーバ10は、ウェブサイトを開設するサーバコンピュータであり、その演算装置には、所定のプログラムが組み込まれることにより、図2に示すように、基本機能部101と、ホームページ表示部102と、ウェブアプリケーション103と、サーバ操作受付部104と、が構築されている。また、記憶装置には、コンテンツDB105と、バックアップDB106と、といった2種類のデータベースが形成されている。
【0028】
上記構成により、ウェブサーバ10は、監視/復旧サーバ20やウェブアクセス端末30からURLによりホームページのアクセスを受け付けると、ホームページ表示部102とコンテンツDB105とにより、そのURLに該当するコンテンツ並びにステータスコードを送信する。また、ウェブサーバ10は、サーバ操作受付部104により、監視/復旧サーバ20からのログインを受け付け、当該監視/復旧サーバ20から受信した各作業コマンド等を実行する。以下、各部及び各DBについて、詳述する。
【0029】
基本機能部101は、Webサービスを提供する機器としての基本機能を制御する処理部であり、後述するホームページ表示部102、Webアプリケーション部103、サーバ操作受付部104等と協働して作動する。具体的には、監視/復旧サーバ20やウェブアクセス端末30からURLによりホームページのアクセスを受け付けると、ホームページ表示部102と協働して、そのURLに該当するコンテンツ並びにステータスコードを送信する。ここで、「URL」とは、Uniform Resouce Locatorのことであり、インターネット上に存在する情報資源の場所を指し示す記述方式の一例である。
【0030】
そして、ステータスコードは、例えば、HTTPステータスコードであり、ウェブサーバ10自身の状態を表す状態情報である。なお、「HTTP」とは、Hyper Text Transfer Protocolのことであり、ウェブサーバとクライアントがデータを送受信する際に使用されるプロトコルの一例である。そして、具体的に、ステータスコードは、3桁の数字で表されており、100番台は、インフォメーション情報であり、200番台は、成功を表す情報、300番台は、転送を表す情報である。また、400番台は、後述するようにウェブサーバ10にアクセスした監視/復旧サーバ20の異常状態、つまり、リクエストエラーを表すクライアントエラー情報である。また、500番台は、ウェブサーバ10の異常状態を表すサーバエラー情報である。なお、HTTPステータスコードについては公知であるのでその詳細な説明は省略する。
【0031】
また、基本機能部101は、サーバ操作受付部104と協働して、監視/復旧サーバ20からのログインを受け付け、監視/復旧サーバ20から受信した各作業コマンド等を実行する。
【0032】
ホームページ表示部102は、インターネット500と接続されているイーサネット(登録商標)カード等の通信機器並びにその通信制御を行うソフトウェア,ミドルウェア等である。そして、インターネット500経由で監視/復旧サーバ20やウェブアクセス端末30からURLによりホームページのアクセスを受け付けると、コンテンツDB105からURLに該当するコンテンツを受け取り、ステータスコードを生成し、コンテンツと共に要求元へ送信する。
【0033】
ウェブアプリケーション部103は、動的にHTMLを生成する為のソフトウェア,ミドルウェア等である。そして、監視/復旧サーバ20やウェブアクセス端末30からのリクエストに対して、動的にHTMLを生成する仕様のコンテンツとなっていた場合に使用し、各ウェブアプリケーションは、単独でサービスとして起動/停止/再起動が可能である。
【0034】
サーバ操作受付部104は、直接続又は専用線による接続600と接続しているシリアルポート制御部又はイーサネット(登録商標)カード等の通信機器並びにその通信機器の制御,基本機能部101へ各作業コマンド等の送信を行うソフトウェア,ミドルウェア等である。そして、直接続又は専用線による接続600経由で監視/復旧サーバ20からのログインを受け付け、監視/復旧サーバ20から受信した各作業コマンドを基本機能部101へ送信する。
【0035】
コンテンツDB105は、コンテンツをツリー形式で管理しているデータベースである。例えば、図6、図7に示すように、URLがコンテンツ内容と関連付けしてデータベース化されており、インターネット500経由で監視/復旧サーバ20やWebアクセス端末30からURLによりホームページのアクセスを受け付けた際に使用する。ここで、コンテンツとは、リンクタグによってリンクされているコンテンツであってもよく、また、JAVA(登録商標)などのウェブアプリケーションを使用してリンクされているコンテンツであってもよい。また、コンテンツは、HTML形式のコンテンツに限定されず、例えば、JAVA(登録商標)やCGIなどのプログラムも含む。
【0036】
バックアップDB106は、図8、図9に示すように、コンテンツDB105を一部名称を変更してバックアップしたデータベースである。例えば、コンテンツDB105内のコンテンツに不整合や欠損が発生した際、並びにコンテンツDB105の監視が正常終了した後に、コンテンツDB105を一部名称を変更してバックアップを行う際に使用する。かかるバックアップDBは、後述するように、監視/復旧サーバ20による処理によって生成されるものである。なお、バックアップDB106は、図2に示している例ではウェブサーバ10上に格納しているが、監視/復旧サーバ20又は他のサーバ上にあってもよい。
【0037】
<監視/復旧サーバ>
監視/復旧サーバ20は、一般的なサーバコンピュータであり、その演算装置には、所定のプログラムが組み込まれることにより、図3に示すように、基本機能部201と、ホームページアクセス部202と、ステータスコード解析部203と、サーバ操作部204と、が構築されている。また、記憶装置(記憶手段)には、ステータスコードDB205と、サーバ操作DB206といった、2種類のデータベースが形成されている。以下、さらに詳述する。
【0038】
基本機能部201は、後述するホームページアクセス部202、ステータスコード解析部203、サーバ操作部204等と協働して作動する。具体的には、基本機能部201は、まず、ホームページアクセス部202を使用して、インターネット500経由でウェブサーバ10へインデックスページのURLを指定してアクセスする。そして、かかるアクセスに応じて、ウェブサーバ10より該当するコンテンツ並びにステータスコードを受信すると、ステータスコード解析部203にて、ステータスコードDB205を参照し、受信したステータスコードがステータスコードDB205に存在しない場合、ステータスコードが正常系と判断し、ステータスコードDB205に存在する又はステータスコードが返ってこない場合は異常系であると判断する。つまり、ウェブサーバ10にアクセスすると共に、このアクセスに応じてウェブサーバから返送されるステータスコード(状態情報)を受信する状態情報受信手段と、この受信したステータスコードと後述するステータスコードDB205とに基づいて、ウェブサーバ10の状態を判別する状態判別手段と、して機能する。
【0039】
また、基本機能部201は、受信したステータスコードが正常系の場合、コンテンツ内を検索(例えば、<A HREF・・・で始まる文字列を検索)し、内部リンク先(ウェブサーバ10上の他のコンテンツへのリンク)が存在するかを確認する。ここで、内部リンク先とは、上述したリンクタグにてリンクされているコンテンツに限定されず、JAVA(登録商標)やCGIなどのウェブアプリケーションを使用してアクセス可能なコンテンツも含む。従って、上述した内部リンク先の検索は、リンクタグの検索のみならず、ウェブアプリケーションの検索及び当該アプリケーションの実行によるリンク先の検索も行われる。
【0040】
そして、内部リンク先が存在する場合、ウェブサーバ10へ該当する内部リンク先のURLを指定してアクセスし、ウェブサーバ10より該当するコンテンツ並びにステータスコードを受信すると、受信したステータスコードが正常系であるかの判断並びにコンテンツ内に内部リンク先がないか確認を繰り返し、全てのウェブサーバ10内コンテンツのステータスコードが正常であることを確認する。このとき、基本機能部201は、全てのウェブサーバ10内コンテンツのステータスコードが正常であることを確認後、サーバ操作部204並びにサーバ操作DB206によりウェブサーバ10へ、直接続又は専用線による接続600経由でログインを行った後に、ウェブサーバ10内のコンテンツDB105を一部名称を変更してバックアップDB106へバックアップを行い、一定周期の経過後に、再度インデックスページのURLを指定してアクセスし、ウェブサーバ10の状態監視を行う。
【0041】
また、基本機能部201は、受信したステータスコードが異常系の場合で、ステータスコードが返ってきている場合は、受信したステータスコードが4xx(400番台)(監視/復旧サーバ20(クライアント)のリクエストが未完了)、5xx(500番台)(サーバが異常を検出)のいずれのエラーであるかを確認し、ステータスコードが無応答又はステータスコードが5xxの場合、サーバ操作部204によりウェブサーバ10へ、直接続又は専用線による接続600経由でログインを行う。そして、基本機能部201は、受信したステータスコードが4xxであった場合、監視/復旧サーバ20を再起動し、再度同じURLを指定してアクセスを行い、受信したステータスコードが異常系であった場合は、サーバ操作部204によりウェブサーバ10へ、直接続又は専用線による接続600経由でログインを行う。このとき、基本機能部201は、ウェブサーバ10へログイン出来ない場合、ウェブサーバ10の管理者へウェブサーバ10が停止している旨、メール等で報告を行う。つまり、監視/復旧サーバ20は、メール送信機能を有する。
【0042】
また、基本機能部201は、ウェブサーバ10へログイン出来た場合、ステータスコードDB205を使用して、受信したステータスコードに対応する作業内容1を実施する(サーバ操作部204並びに直接続又は専用線による接続600並びにサーバ操作受付部104経由で実施)。そして、再度同じURLを指定してアクセスを行い、ステータスコードが異常系の場合、次に作業内容2を実施し、再々度同じURLを指定してアクセスを行い、ステータスコードが異常系の場合は、ウェブサーバ10の再起動を行った後に、ウェブサーバ10の管理者へウェブサーバ10が異常な旨、メール等で報告を行う。つまり、ステータスコードに対応した作業内容を行う対応処理実行手段として機能する。
【0043】
ホームページアクセス部202は、インターネット500と接続されているイーサネット(登録商標)カード等の通信機器並びにその通信制御を行うソフトウェア,ミドルウェア等である。そして、インターネット500経由でURLを指定してウェブサーバ10へアクセスし、ウェブサーバ10よりそのURLに該当するコンテンツ並びにステータスコードを受信する。
【0044】
ステータスコード解析部203は、ステータスコードの判定を行うソフトウェア等である。そして、ウェブサーバ10よりステータスコードを受信すると、ステータスコードDB205を参照し、受信したステータスコードがステータスコードDB205に存在しない場合、ステータスコードが正常系と判断し、ステータスコードDB205に存在する又はステータスコードが返ってこない(無応答)場合は異常系であると判断する。
【0045】
サーバ操作部204は、直接続又は専用線による接続600と接続されているシリアルポート制御部又はイーサネット(登録商標)カード等の通信機器並びにその制御ソフトウェア,ミドルウェア等である。そして、ウェブサーバ10へ直接続又は専用線による接続600経由でログインを行う。また、サーバ操作部204は、ウェブサーバ10内のコンテンツDB105を一部名称を変更してバックアップDB106へバックアップを行う。さらに、サーバ操作部204は、受信したステータスコードに対応する作業内容1,作業内容2を、直接続又は専用線による接続600並びにサーバ操作受付部104経由で実施する。サーバ操作部204は、ウェブサーバ10の再起動を直接続又は専用線による接続600並びにサーバ操作受付部104経由で実施する。
【0046】
ステータスコードDB205は、図4に示すように、ステータスコードとそのステータスコードに対応する作業内容1,作業内容2が関連付けしてデータベース化されている。そして、記憶されているステータスコードは、ウェブサーバ10から受信したステータスコードが正常系か異常系かを判断する際の基準として使用されるデータ(状態判別基準情報)である。また、作業内容1,2は、ウェブサーバ10からのステータスコードつまりウェブサーバ10の状態毎に応じて予め設定された対応処理を表す内容の情報(対応処理情報)である。ここで、図4には、作業内容1,2として、主にウェブサーバ10に対する対応処理を表す情報が示されているが、監視/復旧サーバ20を再起動するなどの当該監視/復旧サーバ20自身に対する対応処理を表す情報であってもよい。
【0047】
サーバ操作DB206は、図5に示すように、作業内容とその作業を行う上で必要なサーバ操作手順が関連付けしてデータベース化されており、サーバ操作部204によりウェブサーバ10へ、直接続又は専用線による接続600経由でログインを行う際、並びにウェブサーバ10へ各作業を行う際に使用する。
【0048】
上記構成による監視/復旧サーバ20の機能をまとめると、まず、ウェブサーバ10へインデックスページのURLを指定してアクセスし、ウェブサーバ10より該当するコンテンツ並びにステータスコードを受信する。そして、ステータスコード解析部203にてステータスコードDB205を参照し、受信したステータスコードがステータスコードDB205に存在しない場合、ステータスコードが正常系と判断し、ステータスコードDB205に存在する又はステータスコードが返ってこない(無応答)場合は異常系であると判断する。
【0049】
さらに、監視/復旧サーバ20は、受信したステータスコードが正常系の場合、コンテンツ内を検索(例えば、<A HREF・・・で始まる文字列を検索)し、内部リンク先(ウェブサーバ10上のコンテンツへのリンク)が存在するかを確認する。そして、内部リンク先が存在する場合、ウェブサーバ10へ該当する内部リンク先のURLを指定してアクセスし、ウェブサーバ10より該当するコンテンツ並びにステータスコードを受信すると、受信したステータスコードが正常系であるかの判断並びにコンテンツ内に内部リンク先がないか確認を繰り返し、全てのウェブサーバ10内コンテンツのステータスコードが正常であることを確認する。
【0050】
また、監視/復旧サーバ20は、全てのウェブサーバ10内コンテンツのステータスコードが正常であることを確認後、サーバ操作部204によりウェブサーバ10へ、直接続又は専用線による接続600経由でログインを行った後に、ウェブサーバ10内のコンテンツDB105を一部名称を変更してバックアップDB106へバックアップを行い、一定周期の経過後に、再度インデックスページのURLを指定してアクセスし、ウェブサーバ10の状態監視を行う。
【0051】
そして、監視/復旧サーバ20は、受信したステータスコードが異常系の場合で、ステータスコードが返ってきている場合は、受信したステータスコードが4xx(クライアントのリクエストが未完了)、5xx(サーバが異常を検出)のいずれのエラーであるかを確認し、ステータスコードが無応答又はステータスコードが5xxの場合、サーバ操作部204によりウェブサーバ10へ、直接続又は専用線による接続600経由でログインを行う。
【0052】
また、監視/復旧サーバ20は、受信したステータスコードが4xxであった場合、監視/復旧サーバ20を再起動し、再度同じURLを指定してアクセスを行い、受信したステータスコードが異常系であった場合は、サーバ操作部204によりウェブサーバ10へ、直接続又は専用線による接続600経由でログインを行う。監視/復旧サーバ20は、ウェブサーバ10へログイン出来ない場合、ウェブサーバ10の管理者へウェブサーバ10が停止している旨、メール等で報告を行う。そして、監視/復旧サーバ20は、ウェブサーバ10へログイン出来た場合、ステータスコードDB205を使用して、受信したステータスコードに対応する作業内容1を実施し(サーバ操作部204並びに直接続又は専用線による接続600並びにサーバ操作受付部104経由で実施)、再度同じURLを指定してアクセスを行い、ステータスコードが異常系の場合、次に作業内容2を実施し、再々度同じURLを指定してアクセスを行い、ステータスコードが異常系の場合は、ウェブサーバ10の再起動を行った後に、ウェブサーバ10の管理者へウェブサーバ10が異常な旨、メール等で報告を行う。
【0053】
[動作]
次に、上記構成におけるシステムの動作を、図10のシーケンス図及び図11のフローチャートを参照して説明する。
【0054】
まず、図10のシーケンス図を用いて説明すると、監視/復旧サーバ20は、ウェブサーバ10へインデックスページのURLを指定してアクセスし(ステップA1)、そのアクセスを受け付けたウェブサーバ10は、該当するコンテンツ並びにステータスコードを監視/復旧サーバ20に送信する(ステップA2)。これにより、監視復旧サーバ20は、ウェブサーバ10から送信されたステータスコード(状態情報)を受信する(状態情報受信工程)。
【0055】
続いて、監視/復旧サーバ20は、ステータスコード解析部203にてステータスコードDB205を参照し、受信したステータスコードがステータスコードDB205に存在しない場合、ステータスコードが正常系であると判断する(ステップA3でYes)。また、ステータスコードDB205に存在する、あるいは、ステータスコードが返ってこない(無応答)場合は、異常系であると判断する(ステップA3でNo、状態判別工程)。
【0056】
そして、受信したステータスコードが正常系である場合(ステップA3でYes)、監視/復旧サーバ20は、受信したコンテンツ内を検索し(例えば、<A HREF・・・で始まる文字列の検索や、JAVA(登録商標)などのウェブアプリケーションが作動することによってアクセス可能なコンテンツの検索)、内部リンク先(ウェブサーバ10上のコンテンツへのリンク)が存在するかを確認する(ステップA4)。そして、内部リンクされたコンテンツが存在する場合は(ステップA4でYes)、ウェブサーバ10へ該当する内部リンク先のURLを指定してアクセスし(ステップA5)、ウェブサーバ10より該当するコンテンツ並びにステータスコードを受信する(ステップA6、状態情報受信工程)。その後、受信したステータスコードが正常系であるかの判断(ステップA3)並びにコンテンツ内に内部リンク先がないか確認(ステップA4)を繰り返し、全てのウェブサーバ10内コンテンツのステータスコードが正常であることを確認する。
【0057】
そして、監視/復旧サーバ20は、全ての内部リンクの確認を終えると(ステップA4でNo)、サーバ操作部204並びにサーバ操作DB206によりウェブサーバ10へ、直接続又は専用線による接続600経由でログインを行った後に、ウェブサーバ10内のコンテンツDB105を、一部名称を変更して(一例としてファイル名に”.bak”を付与)、バックアップDB106へバックアップを行う(ステップA7)。その後は、一定周期の経過後に(監視対象となるウェブサイトの重要度によるが、一例として1時間の経過)、再度インデックスページのURLを指定してアクセスし(ステップA1)、ウェブサーバ10の状態監視を継続する(ステップA8)。
【0058】
一方で、監視/復旧サーバ20が受信したステータスコードが異常系であると判断した場合(ステップA3でNo)、つまり、ステータスコードがステータスコードDB205に存在する場合及びステータスコードが返ってこない場合には、図11の処理に進む。
【0059】
そして、受信したステータスコードが異常系であると判断した場合であって(図10のステップA3でNo)、かつ、ステータスコードが返ってきている場合には(ステップA9でYes)、受信したステータスコードの値を調べる。具体的には、ステータスコードが400番台か(4xx(監視/復旧サーバ20のリクエストが未完了))、あるいは、500番台か(5xx(サーバが異常を検出))、といったいずれのエラーであるかを確認する(ステップA10)。
【0060】
そして、ステータスコードが”5xx”(ステップA10で5xxに進む)、又は、無応答の場合には(ステップA9でNo)、サーバ操作部204によりウェブサーバ10へ、直接続又は専用線による接続600経由でログインを行う(ステップA11)。
【0061】
一方、監視/復旧サーバ20は、受信したステータスコードが”4xx”の場合は(ステップA10で4xx)、監視/復旧サーバ20を再起動し(ステップA12、対応処理実行工程)、ウェブサーバ10へ再度同じURLを指定してアクセスを行い、受信したステータスコードが正常系だった場合(ステップA14でYes)は、図10のステップA4に戻り、コンテンツ内に内部リンク先が存在するかを確認する。
【0062】
監視/復旧サーバ20は、ステップA14にて、受信したステータスコードが再度異常系だった場合には(ステップA14でNo)、ステータスコード”5xx”(ステップA10 5xx)並びに無応答(ステップA9でNo)と同様に、サーバ操作部204によりウェブサーバ10へ、直接続又は専用線による接続600経由でログインを行う(ステップA11)。このとき、ウェブサーバ10にログイン出来なかった場合には(ステップA15でNo)、ウェブサーバ管理者へウェブサーバ10が停止している旨をメール等で報告する(ステップA16)。一方、ウェブサーバ10へログイン出来た場合(ステップA15でYes)は、受信したステータスコードに対応するステータスコードDB205を使用して、受信したステータスコードに対応する作業内容1を、サーバ操作DB204を基にサーバ操作手順へ変換後、サーバ操作部204にて実施し(ステップA17、対応処理実行工程)、再度同じURLを指定してアクセスを行う(ステップA18)。これに対し、再度、ステータスコードが異常系の場合には(ステップA19でNo)、次に作業内容2を、サーバ操作DB204を基にサーバ操作手順へ変換後、サーバ操作部204にて実施し(ステップA20)、再々度同じURLを指定してアクセスを行う(ステップA21)。そして、さらにステータスコードが異常系の場合には(ステップA22でNo)、ウェブサーバ10の再起動を行った後に、ウェブサーバ10の管理者へウェブサーバ10が異常な旨をメール等で報告する(ステップA23)。
【0063】
なお、ステップA19,ステップA22にてステータスコードが正常系の場合には(ステップA19でYes,ステップA22でYes)は、図10のステップA4に戻り、コンテンツ内に内部リンク先が存在するかを確認する。
【0064】
このようにすることにより、監視/復旧サーバ20は、ウェブサーバ10へインターネット500経由で実際にホームページのアクセスを行い、ウェブサーバ10から返ってくるステータスコードを基にウェブサーバ10の状態監視を行うため、ウェブサーバ10の異常や、アクセスした監視/復旧サーバ20によるリクエストエラーなどの異常状態をも判別することができる。そして、さらに、監視しているウェブサーバ10に対して、その状態に応じた対応処理を、自動的に、かつ、迅速に実現することができる。
【産業上の利用可能性】
【0065】
本発明は、コンテンツの配信等を行うウェブサーバの運用が停止しないよう、管理するために利用することができ、産業上の利用可能性を有する。
【図面の簡単な説明】
【0066】
【図1】システム全体の構成を示すブロック図である。
【図2】ウェブサーバの構成を示すブロック図である。
【図3】監視/復旧サーバの構成を示すブロック図である。
【図4】ステータスDBの一例を示す図である。
【図5】サーバ操作DBの一例を示す図である。
【図6】コンテンツDBの一例を示す図である。
【図7】コンテンツDBの一例を示す図である。
【図8】バックアップDBの一例を示す図である。
【図9】バックアップDBの一例を示す図である。
【図10】システム全体の動作を示すシーケンス図である。
【図11】監視/復旧サーバの動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0067】
10 ウェブサーバ
20 監視/復旧サーバ
30 ウェブアクセス端末
101 基本機能部
102 ホームページ表示部
103 Webアプリケーション部
104 サーバ操作受付部
105 コンテンツDB
106 バックアップDB
201 基本機能部
202 ホームページアクセス部
203 ステータスコード解析部
204 サーバ操作部
205 ステータスコードDB
206 サーバ操作DB
500 インターネット
600 直接続又は専用線による接続


【特許請求の範囲】
【請求項1】
他のコンピュータからのアクセスに応じて自身の状態を表す状態情報を返送するウェブサーバに、ネットワークを介して接続された情報処理装置であって、
前記状態情報を判別する基準となる状態判別基準情報を記憶する記憶手段と、
前記ウェブサーバにアクセスすると共に、このアクセスに応じて前記ウェブサーバから返送される前記状態情報を受信する状態情報受信手段と、
前記状態情報受信手段にて前記ウェブサーバから受信した前記状態情報と、前記記憶手段に記憶されている状態判別基準情報とに基づいて、前記ウェブサーバの状態を判別する状態判別手段と、
を備えたことを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記状態情報は、アクセスを受けた前記ウェブサーバの異常状態を表す情報を含む、ことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記状態情報は、前記ウェブサーバにアクセスした前記情報処理装置の異常状態を表す情報を含む、ことを特徴とする請求項1又は2記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記状態情報は、HTTPステータスコードである、ことを特徴とする請求項1,2又は3記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記状態情報受信手段は、前記ウェブサーバに対してアクセスした所定のコンテンツからさらにアクセス可能な他のコンテンツに対してアクセスし、当該他のコンテンツへのアクセスに応じて前記ウェブサーバから返送される前記状態情報を受信する機能を有する、ことを特徴とする請求項1,2,3又は4記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記記憶手段は、前記ウェブサーバの状態毎に応じて予め設定された対応処理を表す対応処理情報を記憶すると共に、
前記状態判別手段による判別結果に対応した前記対応処理情報に基づく対応処理を行う対応処理実行手段を備えた、
ことを特徴とする請求項1,2,3,4又は5記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記対応処理情報は、前記ウェブサーバに対する対応処理を表す情報を含む、ことを特徴とする請求項6記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記対応処理情報は、前記情報処理装置に対する対応処理を表す情報を含む、ことを特徴とする請求項6記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記対応処理実行手段は、前記ウェブサーバに対する対応処理を行う場合に、当該ウェブサーバに対して公衆ネットワークとは切り離された他のネットワークを介して行う、ことを特徴とする請求項7記載の情報処理装置。
【請求項10】
他のコンピュータからのアクセスに応じて自身の状態を表す状態情報を返送するウェブサーバに、ネットワークを介して接続された情報処理装置に、
前記ウェブサーバにアクセスすると共に、このアクセスに応じて前記ウェブサーバから返送される前記状態情報を受信する状態情報受信手段と、
前記状態情報受信手段にて前記ウェブサーバから受信した前記状態情報と、予め記憶された前記状態情報を判別する基準となる状態判別基準情報とに基づいて、前記ウェブサーバの状態を判別する状態判別手段と、
を実現させるためのプログラム。
【請求項11】
予め前記ウェブサーバの状態毎に応じて設定された対応処理を表す対応処理情報が記憶されている前記情報処理装置に、前記状態判別手段による判別結果に対応した前記対応処理情報に基づく対応処理を行う対応処理実行手段を実現させる、
ための請求項10記載のプログラム。
【請求項12】
他のコンピュータからのアクセスに応じて自身の状態を表す状態情報を返送するウェブサーバに、ネットワークを介して接続された情報処理装置が、前記ウェブサーバの状態を監視する方法であって、
前記ウェブサーバにアクセスすると共に、このアクセスに応じて前記ウェブサーバから返送される前記状態情報を受信する状態情報受信工程と、
前記状態情報受信工程にて前記ウェブサーバから受信した前記状態情報と、予め情報処理装置に記憶された前記状態情報を判別する基準となる状態判別基準情報とに基づいて、前記ウェブサーバの状態を判別する状態判別工程と、
を有することを特徴とする監視方法。
【請求項13】
前記状態情報受信工程は、前記ウェブサーバに対してアクセスした所定のコンテンツからさらにアクセス可能な他のコンテンツに対してアクセスし、当該他のコンテンツへのアクセスに応じて前記ウェブサーバから返送される前記状態情報を受信する、ことを特徴とする請求項12記載の監視方法。
【請求項14】
予め前記ウェブサーバの状態毎に応じて設定された対応処理を表す対応処理情報が記憶されている前記情報処理装置が、前記状態判別工程による判別結果に対応した前記対応処理情報に基づく対応処理を行う対応処理実行工程を有する、
ことを特徴とする請求項12又は13記載の監視方法。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2007−304837(P2007−304837A)
【公開日】平成19年11月22日(2007.11.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−132304(P2006−132304)
【出願日】平成18年5月11日(2006.5.11)
【出願人】(000232140)NECフィールディング株式会社 (373)
【Fターム(参考)】