説明

手袋の多色印刷方法、及びそれに用いる多色印刷装置

【課題】色毎の印刷模様の位置ズレや印刷模様の変形を抑制し、手袋に、パッド印刷法による多色印刷を高品質で行う。
【解決手段】手袋Wを載置する載置面24を有する支持具25と、手袋Wを押さえる押さえ板26とからなる保持手段2を具える。前記載置面24は、平らな周囲面部24aと、その中央で段差部Dを介して隆起するとともに上面を球面状の凸面27とした受面隆起部24bとからなる。前記押さえ板26は、前記段差部Dから隔てた位置で前記受面隆起部24bを囲む開口部37を具え、押さえ板26の開口部周縁37eにより手袋Wを前記周囲面部24aに押し付けることにより、手袋Wの被印刷域Yを引張状態とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、パッド印刷手法により、手袋の表面に多色印刷模様を、皺による変形や位置ズレを招くことなく高品質で印刷しうる手袋の多色印刷方法、及びそれに用いる多色印刷装置に関する。
【背景技術】
【0002】
手袋等の種々の部材の表面に、印刷模様を直接形成する手段として、パッド印刷法が知られている。このパッド印刷法は、図8に示すように、印刷模様のパターン凹部a1をエッチング等により形成した凹版aの前記パターン凹部a1内に、インク塗布プレート及びブレード等を含むインク充填手段を用いて充填するとともに、このパターン凹部a1内のインクiをゴム製のパッドcにより吸着しかつ被印刷物dに押し付けることにより、前記吸着したインクiを被印刷物dに転写するものである。
【0003】
そしてこのパッド印刷法により多色印刷模様を形成する場合には、異なる色のインク毎に、前記印刷工程が繰り返される。このとき、被印刷物dが剛体である場合には、各印刷工程の印刷位置を正確に位置合わせすることができるため、色ズレなく高品質の多色印刷が行える。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし被印刷物dが柔軟性のある手袋である場合、印刷工程毎に、被印刷物dが転写後のパッドcに付着して浮き上がる傾向が生じる。しかも図9の如く、手袋は袖部が円筒状の形状であるため層間に空気溜まりjが生じやすく、また皺や層間にズレを招く傾向にある。従って、パッド印刷法によって手袋に多色印刷模様を形成する場合、印刷模様が、色毎に位置ズレを起こしたり皺により変形を起こすなど印刷品質を損ねるという問題がある。
【0005】
そこで本発明は、手袋表面の被印刷域を、皺や空気溜まり等を生じることなくかつ位置ずれすることなく引張状態で保持することができ、色毎の印刷模様の位置ズレや印刷模様の変形を抑制し、パッド印刷法によって多色印刷を高品質で行いうる手袋の多色印刷方法、及びそれに用いる多色印刷装置を提供することを目的としている。
【0006】
【特許文献1】特開平5−147127号公報
【特許文献2】特開平6−240505号公報
【課題を解決するための手段】
【0007】
本願請求項1の発明は、手袋の表面の被印刷域に、パッド印刷手法により複数色のインクを用いた多色印刷模様を印刷する手袋の多色印刷方法であって、
手袋を載置する載置面を有する支持具と、手袋を押さえる押さえ板とからなり手袋を保持する保持手段を用いるとともに、
前記載置面は、平らな周囲面部と、この周囲面部の中央で段差部を介して隆起するとともに上面を球面状の凸面としかつ少なくとも前記被印刷域を受ける受面隆起部とからなり、
前記押さえ板は、前記段差部から隔てた位置で前記受面隆起部を囲む開口部を具え、この押さえ板の前記開口部の周縁により前記手袋を前記周囲面部に押し付けることにより、手袋の被印刷域を引張状態とするとともに、この状態にてパッド印刷を行うことを特徴としている。
【0008】
又本願請求項4の発明は、手袋の表面の被印刷域に、パッド印刷手法により複数色のインクを用いた多色印刷模様を印刷するために使用する手袋の多色印刷装置であって、
手袋を載置する載置面を有する支持具と、手袋を押さえる押さえ板とからなり手袋を保持する保持手段、
及び印刷模様のパターン凹部が形成された凹版と、この凹版の前記パターン凹部内にインクを充填するインク充填手段と、前記パターン凹部内のインクを吸着するとともに前記載置面上の前記手袋の被印刷域に押し付けることにより前記吸着したインクを手袋に転写するパッドとを有するパッド印刷手段を具えるとともに、
前記載置面は、平らな周囲面部と、この周囲面部の中央で段差部を介して隆起するとともに上面を球面状の凸面としかつ少なくとも前記被印刷域を受ける受面隆起部とからなり、
前記押さえ板は、前記段差部から隔てた位置で前記受面隆起部を囲む開口部を具え、この押さえ板の前記開口部の周縁により前記手袋を前記周囲面部に押し付けることにより、手袋の被印刷域を引張状態とすることを特徴としている。
【0009】
なお前記受面隆起部は、その凸面を、曲率半径Rが20〜1000mmの球面とするのが好ましい。又前記段差部は、高さが0.5〜10.0mmであり、かつ前記開口部の周縁は、前記段差部から0.5〜5.0mmの距離を離れた位置で前記手袋を前記周囲面部に押し付けることが好ましい。
【発明の効果】
【0010】
本発明は叙上の如く、載置面上で載置した手袋を、押さえ板で押さえて保持している。そして前記載置面を、平らな周囲面部と、その中央で段差部を介して隆起しかつ少なくとも被印刷域を受ける受面隆起部とで形成するとともに、該受面隆起部の上面を球面状の凸面としている。又前記押さえ板には、前記受面隆起部を囲む開口部を設けている。
【0011】
従って、載置面上の手袋を、押さえ板によって押さえ付けていくとき、押さえ板と球面状の凸面とが側面視において接する点を起点として、手袋は凸面に強く押し付けられていく。その結果、手袋内の空気溜まりは、前記起点から被印刷域の外側に押し出されるとともに、手袋は、皺なく引張状態で保持される。そのため、色毎の印刷模様の位置ズレや印刷模様の変形を抑制することができ、パッド印刷法にる多色印刷を高品質で行いうる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、本発明の手袋の多色印刷方法を、それを実施するために多色印刷装置の実施の一形態とともに、図示例を用いて説明する。
図1において、本実施形態の多色印刷装置1は、手袋Wの表面の被印刷域Y(図7に示す)に、パッド印刷手法によって複数色のインクを用いた多色印刷模様を印刷するために使用する装置であって、手袋Wを保持する保持手段2と、この保持された手袋Wにパッド印刷を施すパッド印刷手段3とを具える。
【0013】
なお前記手袋としては、炊事、洗濯、掃除、園芸などの作業に用いるゴム製、合成樹脂製の作業用手袋、及び野球やゴルフなどに使用するスポーツ用手袋など種々のものが挙げられる。又多色印刷模様としては、意匠用の文字や絵柄、商標、社名など種々の模様が挙げられる。
【0014】
次に、前記パッド印刷手段3は、印刷模様のパターン凹部4(図2に示す)が形成された凹版5と、この凹版5の前記パターン凹部4内にインクを充填するインク充填手段6と、前記パターン凹部4内のインクiを手W袋に転写するパッド7とを具える。
【0015】
前記凹版5は、図2に示すように、上面に印刷模様のパターン凹部4を凹設した金属製、合成樹脂等の印版であり、インク皿8内に取り替え自在に保持される。なお前記パターン凹部4は、例えばエッチング等によって所望の印刷模様で形成される。又前記インク皿8は、前記保持した凹版5の後方側に、前記凹版5の上面に滑らかに連なる底面を有しかつインクiを収容するインク収容部8Aを凹設している。
【0016】
本例では、3色の印刷模様を印刷する装置1が例示されている。従って、前記パッド印刷手段3には、各色のインクを収容する3つのインク皿8が横方向に並設されるとともに、各インク皿8には、インクの色に応じてパターン凹部4の模様を違えた異なる種類の凹版5がそれぞれ収納されている。
【0017】
又前記インク充填手段6は、インク収容部8A内のインクiを掬って凹版5の上面に塗布する後方側のインク塗布プレート10と、余剰なインクiを掻き取りパターン凹部4内以外のインクiをインク収容部8Aに返却する前方側のブレード11とを具える。このインク塗布プレート10とブレード11とは、保持手段12を介して、上下移動自在にかつ前記インク収容部8Aとパターン凹部4との間を前後に往復自在に支持される。
【0018】
又前記パッド7は、変形容易な軟質のゴム弾性材からなり、前記パターン凹部4内のインクiを吸着するとともに、保持手段2に保持された手袋Wの被印刷域Yに押し付けることにより、該吸着したインクiを被印刷域Yに転写しうる。このパッド7も、保持手段13を介して、上下移動自在にかつ前記パターン凹部4と被印刷域Yとの間を前後に往復自在に支持される。
【0019】
前記保持手段12は、図2に概念的に示すように、前後にのびる直線軸受け状の支持軸15に支持されて前後に移動可能な移動台16と、この移動台16に取り付きかつ下方にのびるガイド部17Aを有する前後の案内ガイド17とを具える。又各ガイド部17Aには、前記インク塗布プレート10のホルダー部、及びブレード11のホルダー部が上下に移動可能に保持される。なお各ホルダー部は、前記移動台16にフランジ止めされる例えばシリンダである伸縮具18のロッド下端に接続される。又前記保持手段13は、前記支持軸15に支持されて前後に移動可能な移動台20と、この移動台20に取り付く例えばガイド軸内蔵のシリンダである伸縮具21とを有し、この伸縮具21のロッド下端に、前記パッド7のホルダー部を取り付けている。なお各移動台16、20は、それぞれ、例えばボールネジ機構を採用した駆動手段(図示しない)を介して前後に移動自在に駆動制御される。なお前記保持手段12、13、及び駆動手段として種々の構成のものが採用できる。
【0020】
次に、前記保持手段2は、各前記凹版5の前方に位置する印刷位置でそれぞれ停止可能に支持される。本例では、間欠移動可能に周回しうる周回コンベヤー22上に、複数の保持手段2が取り付き、該コンベヤー22は、各保持手段2が各印刷位置で順次停止可能に制御される。
【0021】
又前記保持手段2は、図3に示すように、手袋Wを載置する載置面24を有する支持具25と、手袋Wを押さえる押さえ板26とを含んで構成される。又前記載置面24は、平らな周囲面部24aと、この周囲面部24aの中央で段差部Dを介して隆起するとともに上面を球面状の凸面27としかつ少なくとも前記被印刷域Yを受ける受面隆起部24bとから形成される。
【0022】
前記支持具25は、具体的には、本例では、横の側板28、28間を底板29で継いだ基箱の前記底板29上に、横向きH字状の支持台30を立ち上げたフレーム31を具える。なお前記横の側板28の前縁間及び後縁間は、横の側板28の上縁から控えた位置で、小高さの前後の側板31f、31rにより連結される。
【0023】
又前記支持台30の上部片30uには、前記周囲面部24aをなす平板状の基板32と、その中央で突出し前記受面隆起部24bをなす本例では矩形状の突出板33とが取り付けられる。前記基板32は、その上面が平面であり、前記突出板33の外側に平らな周囲面部24aを形成している。なお基板32は、その両側縁と前記横の側板28との間に、例えば0.5〜10.0mmの巾の隙間部34が設けられている。これにより、前記基板32からはみ出す手袋Wの巾方向の両側部を、該隙間部34から下方に垂下させることができる。即ち、支持具25を、手袋Wよりも巾狭の小型に形成することができる。又前記基板32の前端には、前記基板32からはみ出す手袋Wの長さ方向の一端側部(通常、指先側の部分)を受ける受け皿部35が着脱自在に取り付けられる。従って、例えば作業用等の長寸の手袋の場合にも、載置面24からずり落ちることなく載置可能、言い換えると、載置面24を最小の長さで形成でき、支持具25の小型化を達成しうる。なお受け皿部35は、前記周囲面部24aから下方に控えた位置に配される。
【0024】
又前記突出板33は、前記被印刷域Yよりも広い上面を有し、かつこの上面を球面状の凸面27で形成している。従って、突出板33は、その端面により段差部Dを形成するとともに、その上面により少なくとも被印刷域Yを受ける受面隆起部24bを形成している。なお段差部Dと受面隆起部24bとは、小円弧部によって滑らかに連結するのが好ましい。
【0025】
次に、前記押さえ板26は、一方の側板28の上端に、ヒンジ36(図4に示す)を介して開閉自在に蝶着される。この押さえ板26の中央には、前記段差部Dから距離Lを隔てた位置で前記受面隆起部24bを囲む開口部37を形成している。そして押さえ板26の閉状態において、押さえ板26は、前記開口部37の周縁37eにより、手袋Wを前記周囲面部24aに押し付ける。なお他方の側板28には、前記押さえ板26を閉状態で固定し、前記押し付けを行うための所謂スプリングキャッチなどの固定金具38(図4に示す)を取り付けている。
【0026】
ここで、図4(A)に示すように、押さえ板26の開状態において、前記載置面24上に手袋Wを載置する。このとき、受面隆起部24b上に被印刷域Yを位置させるとともに、載置面24からはみ出す手袋Wの両側部は、前記隙間部34から下方に垂下させる。又載置面24からはみ出す手袋Wの指先側の部分は、図7の如く、受け皿部35にて保持させる。
【0027】
次に、図4(B)をへて図5に示す閉状態まで、前記押さえ板26を閉止する。このとき、押さえ板26の下面と球面状の凸面27とが側面視において接する点を起点Pとして、手袋Wは前記凸面27に強く押し付けられていく。即ち、図6に示すように、引っ張り力が作用する接触面部Sが前記起点Pを中心にしだいに外側に広がっていき、手袋内の空気溜まりは、前記起点Pから被印刷域Yを超えて受面隆起部24bの外側に押し出される。従って手袋Wの被印刷域Yは、位置ズレすることなくかつ皺なく引張状態で安定して保持される。その結果、パッド印刷工程において、手袋Wが転写後のパッド7に付着して浮き上がることによる位置ズレや皺の発生も抑制でき、色毎の印刷模様の位置ズレや印刷模様の変形を防止することが可能となる。
【0028】
ここで、前記凸面27を、曲率半径Rが20〜1000mmの球面とすることが好ましく、曲率半径Rが1000mmを超えると凸面27が平坦化し過ぎて、前記効果を有効に発揮することができなくなる。又曲率半径Rが20mm未満になると、手袋Wが凸面27に沿って伸びることが難しくなり、皺が発生しやすくなる。従って曲率半径Rの上限値を20mm以下、又下限値を1000mm以上とするのが好ましい。
【0029】
又前記段差部Dの高さhは、0.5〜10.0mmの範囲、かつ開口部37の段差部Dからの距離Lは、0.5〜5.0mmであるのが好ましい。前記高さhが0.5mmより小、及び距離Lが5.0mmより大では、手袋Wの張力が不足し、位置ズレや皺の発生を充分抑制することが難しくなる。逆に前記高さhが10.0mmより大、及び距離Lが0.5mmより小では、開口部37と段差部Dとの間で手袋Wに過度の張力が作用し、手袋Wに傷や損傷を招きやすくなる。
【0030】
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施しうる。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】本発明の手袋の多色印刷装置の一実施例を示す斜視図である。
【図2】パッド印刷手段を概念的に示す断面図である。
【図3】保持手段を示す斜視図である。
【図4】(A)、(B)は保持手段の動作を説明する断面図である。
【図5】閉状態の押さえ板を示す保持手段の断面図である。
【図6】保持手段による作用効果を説明する図面である。
【図7】手袋の保持状態を説明する図面である
【図8】パッド印刷法を概念的に説明する図面である。
【図9】被印刷物が手袋である場合の問題点を説明する二面図である。
【符号の説明】
【0032】
1 多色印刷装置
2 保持手段
3 パッド印刷手段
4 パターン凹部
5 凹版
6 インク充填手段
7 パッド
24 載置面
24a 周囲面部
24b 受面隆起部
25 支持具
26 押さえ板
27 凸面
37 開口部
37e 開口部の周縁
D 段差部
i インク
W 手袋
Y 被印刷域

【特許請求の範囲】
【請求項1】
手袋の表面の被印刷域に、パッド印刷手法により複数色のインクを用いた多色印刷模様を印刷する手袋の多色印刷方法であって、
手袋を載置する載置面を有する支持具と、手袋を押さえる押さえ板とからなり手袋を保持する保持手段を用いるとともに、
前記載置面は、平らな周囲面部と、この周囲面部の中央で段差部を介して隆起するとともに上面を球面状の凸面としかつ少なくとも前記被印刷域を受ける受面隆起部とからなり、
前記押さえ板は、前記段差部から隔てた位置で前記受面隆起部を囲む開口部を具え、この押さえ板の前記開口部の周縁により前記手袋を前記周囲面部に押し付けることにより、手袋の被印刷域を引張状態とするとともに、この状態にてパッド印刷を行うことを特徴とする手袋の多色印刷方法。
【請求項2】
前記受面隆起部は、その凸面を、曲率半径Rが20〜1000mmの球面としたことを特徴とする請求項1記載の手袋の多色印刷方法。
【請求項3】
前記段差部は、高さが0.5〜10.0mmであり、かつ前記開口部の周縁は、前記段差部から0.5〜5.0mmの距離を離れた位置で前記手袋を前記周囲面部に押し付けることを特徴とする請求項1又は2記載の手袋の多色印刷方法。
【請求項4】
手袋の表面の被印刷域に、パッド印刷手法により複数色のインクを用いた多色印刷模様を印刷するために使用する手袋の多色印刷装置であって、
手袋を載置する載置面を有する支持具と、手袋を押さえる押さえ板とからなり手袋を保持する保持手段、
及び印刷模様のパターン凹部が形成された凹版と、この凹版の前記パターン凹部内にインクを充填するインク充填手段と、前記パターン凹部内のインクを吸着するとともに前記載置面上の前記手袋の被印刷域に押し付けることにより前記吸着したインクを手袋に転写するパッドとを有するパッド印刷手段を具えるとともに、
前記載置面は、平らな周囲面部と、この周囲面部の中央で段差部を介して隆起するとともに上面を球面状の凸面としかつ少なくとも前記被印刷域を受ける受面隆起部とからなり、
前記押さえ板は、前記段差部から隔てた位置で前記受面隆起部を囲む開口部を具え、この押さえ板の前記開口部の周縁により前記手袋を前記周囲面部に押し付けることにより、手袋の被印刷域を引張状態とすることを特徴とする手袋の多色印刷装置
【請求項5】
前記受面隆起部は、その凸面を、曲率半径Rが20〜1000mmの球面としたことを特徴とする請求項4記載の手袋の多色印刷装置。
【請求項6】
前記段差部は、高さが0.5〜10.0mmであり、かつ前記開口部の周縁は、前記段差部から0.5〜5.0mmの距離を離れた位置で前記手袋を前記周囲面部に押し付けることを特徴とする請求項4又は5記載の手袋の多色印刷装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2007−118252(P2007−118252A)
【公開日】平成19年5月17日(2007.5.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−310226(P2005−310226)
【出願日】平成17年10月25日(2005.10.25)
【出願人】(000183233)住友ゴム工業株式会社 (3,458)
【Fターム(参考)】