抗ウイルス処置のためのカルバ−ヌクレオシドアナログ
Flaviviridaeウイルス科による併発の感染症は、世界中で著しい死亡率、罹患率および経済的損失をもたらす。ゆえに、Flaviviridaeウイルス感染症に対する有効な処置法を開発する必要がある。チエノ[3,4−d]ピリミジン−7−イルおよびフロ[3,4−d]ピリミジン−7−イルのリボシド、リボシドホスフェートおよびそれらのプロドラッグならびに中間体および調製方法が提供される。提供される化合物、組成物および方法は、Flaviviridaeウイルス感染症の処置に有用である。
Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298
【特許請求の範囲】
【請求項1】
式Iの化合物:
【化193】
またはその薬学的に許容可能な塩もしくはエステルであって;
ここで:
R1、R2、R3、R4、R5もしくはR6の各々は、独立して、H、ORa、N(Ra)2、N3、CN、NO2、S(O)nRa、ハロゲン、(C1−C8)アルキル、(C4−C8)カルボシクリルアルキル、(C1−C8)置換アルキル、(C2−C8)アルケニル、(C2−C8)置換アルケニル、(C2−C8)アルキニル、(C2−C8)置換アルキニルもしくはアリール(C1−C8)アルキルであるか、または隣接炭素原子上のR1、R2、R3、R4、R5もしくはR6のいずれか2つは、一体となって−O(CO)O−であり;
各nは、独立して、0、1または2であり;
各Raは、独立して、H、(C1−C8)アルキル、(C2−C8)アルケニル、(C2−C8)アルキニル、アリール(C1−C8)アルキル、(C4−C8)カルボシクリルアルキル、−C(=O)R11、−C(=O)OR11、−C(=O)N(R11)2、−C(=O)SR11、−S(O)R11、−S(O)2R11、−S(O)(OR11)、−S(O)2(OR11)または−SO2N(R11)2であり;
R7は、H、−C(=O)R11、−C(=O)OR11、−C(=O)N(R11)2、−C(=O)SR11、−S(O)R11、−S(O)2R11、−S(O)(OR11)、−S(O)2(OR11)、−SO2N(R11)2または
【化194】
であり;
YまたはY1の各々は、独立して、O、S、NR、+N(O)(R)、N(OR)、+N(O)(OR)またはN−NR2であり;
W1およびW2は、一体となるとき、−Y3(C(Ry)2)3Y3−であるか;またはW1もしくはW2の一方は、R3もしくはR4と一体となって、−Y3−であり、W1もしくはW2の他方は、式Iaであるか;またはW1およびW2は、各々独立して、式Iaの基:
【化195】
であり、ここで:
各Y2は、独立して、結合、O、CR2、NR、+N(O)(R)、N(OR)、+N(O)(OR)、N−NR2、S、S−S、S(O)またはS(O)2であり;
各Y3は、独立して、O、SまたはNRであり;
M2は、0、1または2であり;
各Rxは、独立して、Ryまたは式:
【化196】
であり、ここで:
M1a、M1cおよびM1dの各々は、独立して、0または1であり;
M12cは、0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11または12であり;
各Ryは、独立して、H、F、Cl、Br、I、OH、R、−C(=Y1)R、−C(=Y1)OR、−C(=Y1)N(R)2、−N(R)2、−+N(R)3、−SR、−S(O)R、−S(O)2R、−S(O)(OR)、−S(O)2(OR)、−OC(=Y1)R、−OC(=Y1)OR、−OC(=Y1)(N(R)2)、−SC(=Y1)R、−SC(=Y1)OR、−SC(=Y1)(N(R)2)、−N(R)C(=Y1)R、−N(R)C(=Y1)OR、−N(R)C(=Y1)N(R)2、−SO2NR2、−CN、−N3、−NO2、−ORまたはW3であるか;または一体となるとき、同じ炭素原子上の2つのRyは、3から7個の炭素原子の炭素環式環を形成し;
各Rは、独立して、H、(C1−C8)アルキル、(C1−C8)置換アルキル、(C2−C8)アルケニル、(C2−C8)置換アルケニル、(C2−C8)アルキニル、(C2−C8)置換アルキニル、C6−C20アリール、C6−C20置換アリール、C2−C20ヘテロシクリルまたはC2−C20置換ヘテロシクリルであり;
W3は、W4またはW5であり;W4は、R、−C(Y1)Ry、−C(Y1)W5、−SO2Ryまたは−SO2W5であり;W5は、炭素環または複素環であり、ここで、W5は、独立して、0から3個のRy基で置換され;
各X2は、独立して、O、S、S(O)またはS(O)2であり;
R8、R9またはR10の各々は、独立して、H、ハロゲン、NR11R12、N(R11)OR11、NR11NR11R12、N3、NO、NO2、CHO、CN、−CH(=NR11)、−CH=NHNR11、−CH=N(OR11)、−CH(OR11)2、−C(=O)NR11R12、−C(=S)NR11R12、−C(=O)OR11、R11、OR11またはSR11であり;
R11またはR12の各々は、独立して、H、(C1−C8)アルキル、(C2−C8)アルケニル、(C2−C8)アルキニル、(C4−C8)カルボシクリルアルキル、必要に応じて置換されるアリール、必要に応じて置換されるヘテロアリール、−C(=O)(C1−C8)アルキル、−S(O)n(C1−C8)アルキルまたはアリール(C1−C8)アルキルであるか;またはR11およびR12は、それらの両方が結合している窒素と一体となって、3から7員の複素環式環を形成し、ここで、該複素環式環のいずれか1つの炭素原子は、−O−、−S−または−NRa−で必要に応じて置き換えられ得;そして
R1、R2、R3、R4、R5、R6、R11またはR12の各々の、(C1−C8)アルキル、(C2−C8)アルケニル、(C2−C8)アルキニルまたはアリール(C1−C8)アルキルの各々は、独立して、1つ以上のハロ、ヒドロキシ、CN、N3、N(Ra)2またはORaで必要に応じて置換され;ここで、該(C1−C8)アルキルの各々の、非末端炭素原子の1つ以上は、−O−、−S−または−NRa−で必要に応じて置き換えられてもよい;
ただし、X2が、Sであり、R9およびR10の各々が、Hであり、R8が、NH2、OH、SHまたはSCH3であるとき、R1、R2、R3、R4、R5またはR6のうちの少なくとも1つは、N(Ra)2、N3、CN、NO2、S(O)nRa、ハロゲン、(C1−C8)アルキル、(C4−C8)カルボシクリルアルキル、(C1−C8)置換アルキル、(C2−C8)アルケニル、(C2−C8)置換アルケニル、(C2−C8)アルキニル、(C2−C8)置換アルキニルもしくはアリール(C1−C8)アルキルであるか、またはR7は、−C(=O)OR11、−C(=O)N(R11)2、−C(=O)SR11、−S(O)R11、−S(O)2R11、−S(O)(OR11)、−S(O)2(OR11)、−SO2N(R11)2もしくは
【化197】
である、
式Iの化合物またはその薬学的に許容可能な塩もしくはエステル。
【請求項2】
YおよびY1の各々が、Oである、式II
【化198】
によって表される、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
X2が、Sであり、R8が、ハロゲン、NR11R12、N(R11)OR11、NR11NR11R12、OR11またはSR11である、請求項1または2に記載の化合物。
【請求項4】
R6が、H、ORa、N3、ハロゲン、CN、メチル、ヒドロキシメチル、置換メチル、エテニル、置換エテニル、エチニルまたは置換エチニルである、請求項1〜3のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項5】
R2が、FまたはORaである、請求項1〜4のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項6】
R4が、ORaであり、R3が、Hである、請求項1〜5のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項7】
R1が、CH3である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項8】
R6が、CNまたはORaである、請求項1〜7のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項9】
R6が、Hである、請求項1〜7のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項10】
R8が、OHまたはNH2である、請求項1〜9のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項11】
R9が、HまたはNR11R12である、請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項12】
R7が、Hまたは
【化199】
である、請求項1〜11のいずれか1つの請求項に記載の化合物。
【請求項13】
【化200】
が、
【化201】
から選択される、請求項1〜13のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項14】
【化202】
【化203】
【化204】
【化205】
またはそれらの薬学的に許容可能な塩もしくはエステルである、化合物。
【請求項15】
治療有効量の請求項1〜14のいずれか1項に記載の化合物および薬学的に許容可能なキャリアを含む、薬学的組成物。
【請求項16】
少なくとも1つの追加の治療薬をさらに含む、請求項15に記載の薬学的組成物。
【請求項17】
インターフェロン、リバビリンもしくはそのアナログ、HCV NS3プロテアーゼインヒビター、アルファ−グルコシダーゼ1インヒビター、肝保護剤、HCV NS5Bポリメラーゼのヌクレオシドインヒビターもしくはヌクレオチドインヒビター、HCV NS5Bポリメラーゼの非ヌクレオシドインヒビター、HCV NS5Aインヒビター、TLR−7アゴニスト、シクロフィリンインヒビター、HCV IRESインヒビター、薬物動態学的エンハンサーまたはHCVを処置するための他の薬物からなる群から選択される少なくとも1つの追加の治療薬あるいはそれらの混合物をさらに含む、請求項16に記載の薬学的組成物。
【請求項18】
Flaviviridaeウイルスによって引き起こされるウイルス感染症を処置する方法であって、該ウイルス感染症の処置を必要のある哺乳動物に、治療有効量の請求項1に記載の化合物または薬学的組成物を投与する工程を包含する、方法。
【請求項19】
前記ウイルスが、デング熱ウイルス、黄熱病ウイルス、西ナイルウイルス、日本脳炎ウイルス、ダニ媒介性脳炎ウイルス、クンジンウイルス、マレー渓谷脳炎ウイルス、セントルイス脳炎ウイルス、オムスク出血熱ウイルス、ウシウイルス性下痢症ウイルス、ジカウイルスおよびC型肝炎ウイルスからなる群から選択される、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記ウイルス感染症が、C型肝炎ウイルスによって引き起こされる、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
インターフェロン、リバビリンもしくはそのアナログ、HCV NS3プロテアーゼインヒビター、アルファ−グルコシダーゼ1インヒビター、肝保護剤、HCV NS5Bポリメラーゼのヌクレオシドインヒビターもしくはヌクレオチドインヒビター、HCV NS5Bポリメラーゼの非ヌクレオシドインヒビター、HCV NS5Aインヒビター、TLR−7アゴニスト、シクロフィリンインヒビター、HCV IRESインヒビター、薬物動態学的エンハンサーおよびHCVを処置するための他の薬物からなる群から選択される少なくとも1つの追加の治療薬またはそれらの混合物をさらに含む、請求項19または20に記載の方法。
【請求項22】
式IV:
【化206】
によって表される化合物またはその許容可能な塩もしくはエステルを調製するための方法であって;
ここで:
R1は、H、(C1−C8)アルキル、(C4−C8)カルボシクリルアルキル、(C1−C8)置換アルキル、(C2−C8)アルケニル、(C2−C8)置換アルケニル、(C2−C8)アルキニル、(C2−C8)置換アルキニルまたはアリール(C1−C8)アルキルであり;
R2またはR4の各々は、独立して、H、FまたはOR44であり;
各R43は、独立して、(C1−C8)アルキル、(C1−C8)置換アルキル、C6−C20アリール、C6−C20置換アリール、C2−C20ヘテロシクリル、C2−C20置換ヘテロシクリル、C7−C20アリールアルキル、C7−C20置換アリールアルキル、(C1−C8)アルコキシまたは(C1−C8)置換アルコキシであり;
R44もしくはR47の各々は、独立して、−C(R45)2R46、Si(R43)3、C(O)R45、C(O)OR45、−(C(R45)2)m−R55もしくは
【化207】
であるか;
またはR44もしくはR47のうちのいずれか2つは、一体となるとき、−C(R59)2−、−C(O)−もしくは−Si(R43)2(X42)mSi(R43)2−であり;
各R55は、独立して、−O−C(R45)2R46、−Si(R43)3、−OC(O)OR45、−OC(O)R45または
【化208】
であり;
R45、R58またはR59の各々は、独立して、H、(C1−C8)アルキル、(C1−C8)置換アルキル、(C2−C8)アルケニル、(C2−C8)置換アルケニル、(C2−C8)アルキニル、(C2−C8)置換アルキニル、C6−C20アリール、C6−C20置換アリール、C2−C20ヘテロシクリル、C2−C20置換ヘテロシクリル、C7−C20アリールアルキルまたはC7−C20置換アリールアルキルであり;
各R46は、独立して、C6−C20アリール、C6−C20置換アリールまたは必要に応じて置換されるヘテロアリールであり;
各Raは、独立して、H、(C1−C8)アルキル、(C2−C8)アルケニル、(C2−C8)アルキニル、アリール(C1−C8)アルキル、(C4−C8)カルボシクリルアルキル、−C(=O)R11、−C(=O)OR11、−C(=O)NR11R12、−C(=O)SR11、−S(O)R11、−S(O)2R11、−S(O)(OR11)、−S(O)2(OR11)または−SO2NR11R12であり;
各X42は、OまたはCH2であり;
各mは、1または2であり;
各nは、独立して、0、1または2であり;
R8、R9またはR10の各々は、独立して、H、ハロゲン、NR11R12、N(R11)OR11、NR11NR11R12、N3、NO、NO2、CHO、CN、−CH(=NR11)、−CH=NHNR11、−CH=N(OR11)、−CH(OR11)2、−C(=O)NR11R12、−C(=S)NR11R12、−C(=O)OR11、R11、OR11またはSR11であり;
R11またはR12の各々は、独立して、H、(C1−C8)アルキル、(C2−C8)アルケニル、(C2−C8)アルキニル、(C3−C8)カルボシクリル、(C4−C8)カルボシクリルアルキル、必要に応じて置換されるアリール、必要に応じて置換されるヘテロアリール、−C(=O)(C1−C8)アルキル、−S(O)n(C1−C8)アルキル、アリール(C1−C8)アルキルまたはSi(R3)3であるか;またはR11およびR12は、それらの両方が結合している窒素と一体となって、3から7員の複素環式環を形成し、ここで、該複素環式環のいずれか1つの炭素原子は、−O−、−S(O)n−または−NRa−で必要に応じて置き換えられ得るか;またはR11およびR12は、一体となって、−Si(R43)2(X42)mSi(R43)2−であり;
ここで、R1、R43、R45、R58、R59、R11またはR12の各々の、(C1−C8)アルキル、(C2−C8)アルケニル、(C2−C8)アルキニルまたはアリール(C1−C8)アルキルの各々は、独立して、1つ以上のハロ、ヒドロキシ、CN、N3、N(Ra)2またはORaで必要に応じて置換され;該(C1−C8)アルキルの各々の、非末端炭素原子の1つ以上は、−O−、−S(O)n−または−NRa−で必要に応じて置き換えられ;
前記方法は:
(a)式Vの化合物
【化209】
を提供する工程であって、ここで、R56は、OH、−OC(O)OR58または−OC(O)R58である、工程;
(b)該式Vの化合物をシアン化物試薬およびルイス酸で処理し;
それによって、該式IVの化合物を形成する工程
を包含する、方法。
【請求項23】
式IVの化合物が、式IVb
【化210】
であり、式Vの化合物が、式Vb:
【化211】
である、請求項22に記載の方法。
【請求項24】
R56がOHである式Vの化合物を調製する工程をさらに包含する、請求項22に記載の方法であって、該方法は:
(e)式VIの化合物:
【化212】
を提供する工程、
(f)該式VIの化合物を式VIIの有機金属化合物:
【化213】
で処理し、ここで、Mは、MgX3またはLiであり、X3は、ハロゲンであり;
それによって、R56がOHである式Vの化合物を形成する工程
を包含する、方法。
【請求項25】
式Vの化合物が、R56がOHである式Vbであり、式VIの化合物が、式VIbの化合物:
【化214】
である、請求項24に記載の方法。
【請求項26】
式IX:
【化215】
によって表される、式Iの抗ウイルス化合物またはその許容可能な塩もしくはエステルの合成に有用な化合物であって;
ここで:
R1は、H、(C1−C8)アルキル、(C4−C8)カルボシクリルアルキル、(C1−C8)置換アルキル、(C2−C8)アルケニル、(C2−C8)置換アルケニル、(C2−C8)アルキニル、(C2−C8)置換アルキニルまたはアリール(C1−C8)アルキルであり;
R2またはR4の各々は、独立して、H、FまたはOR44であり;
各R43は、独立して、(C1−C8)アルキル、(C1−C8)置換アルキル、C6−C20アリール、C6−C20置換アリール、C2−C20ヘテロシクリル、C2−C20置換ヘテロシクリル、C7−C20アリールアルキル、C7−C20置換アリールアルキル、(C1−C8)アルコキシまたは(C1−C8)置換アルコキシであり;
R44もしくはR47の各々は、独立して、−C(R45)2R46、Si(R43)3、C(O)R45、C(O)OR45、−(C(R45)2)m−R55もしくは
【化216】
であるか;
またはR44もしくはR47のいずれか2つは、一体となるとき、−C(R59)2−、−C(O)−もしくは−Si(R43)2(X42)mSi(R43)2−であり;
各R55は、独立して、−O−C(R45)2R46、−Si(R43)3、−OC(O)OR45、−OC(O)R45または
【化217】
であり;
R45、R58またはR59の各々は、独立して、H、(C1−C8)アルキル、(C1−C8)置換アルキル、(C2−C8)アルケニル、(C2−C8)置換アルケニル、(C2−C8)アルキニル、(C2−C8)置換アルキニル、C6−C20アリール、C6−C20置換アリール、C2−C20ヘテロシクリル、C2−C20置換ヘテロシクリル、C7−C20アリールアルキルまたはC7−C20置換アリールアルキルであり;
各R46は、独立して、C6−C20アリール、C6−C20置換アリールまたは必要に応じて置換されるヘテロアリールであり;
各Raは、独立して、H、(C1−C8)アルキル、(C2−C8)アルケニル、(C2−C8)アルキニル、アリール(C1−C8)アルキル、(C4−C8)カルボシクリルアルキル、−C(=O)R11、−C(=O)OR11、−C(=O)NR11R12、−C(=O)SR11、−S(O)R11、−S(O)2R11、−S(O)(OR11)、−S(O)2(OR11)または−SO2NR11R12であり;
各X42は、OまたはCH2であり;
各mは、1または2であり;
各nは、独立して、0、1または2であり;
ここで:
R1は、H、(C1−C8)アルキル、(C4−C8)カルボシクリルアルキル、(C1−C8)置換アルキル、(C2−C8)アルケニル、(C2−C8)置換アルケニル、(C2−C8)アルキニル、(C2−C8)置換アルキニルまたはアリール(C1−C8)アルキルであり;
R2またはR4の各々は、独立して、H、FまたはOR44であり;
各R43は、独立して、(C1−C8)アルキル、(C1−C8)置換アルキル、C6−C20アリール、C6−C20置換アリール、C2−C20ヘテロシクリル、C2−C20置換ヘテロシクリル、C7−C20アリールアルキル、C7−C20置換アリールアルキル、(C1−C8)アルコキシまたは(C1−C8)置換アルコキシであり;
R44もしくはR47の各々は、独立して、−C(R45)2R46、Si(R43)3、C(O)R45、C(O)OR45、−(C(R45)2)m−R55もしくは
【化218】
であるか;
またはR44もしくはR47のいずれか2つは、一体となるとき、−C(R59)2−、−C(O)−または−Si(R43)2(X42)mSi(R43)2−であり;
各R55は、独立して、−O−C(R45)2R46、−Si(R43)3、C(O)OR45、−OC(O)R45または
【化219】
であり;
R45、R58またはR59の各々は、独立して、H、(C1−C8)アルキル、(C1−C8)置換アルキル、(C2−C8)アルケニル、(C2−C8)置換アルケニル、(C2−C8)アルキニル、(C2−C8)置換アルキニル、C6−C20アリール、C6−C20置換アリール、C2−C20ヘテロシクリル、C2−C20置換ヘテロシクリル、C7−C20アリールアルキルまたはC7−C20置換アリールアルキルであり;
各R46は、独立して、C6−C20アリール、C6−C20置換アリールまたは必要に応じて置換されるヘテロアリールであり;
各Raは、独立して、H、(C1−C8)アルキル、(C2−C8)アルケニル、(C2−C8)アルキニル、アリール(C1−C8)アルキル、(C4−C8)カルボシクリルアルキル、−C(=O)R11、−C(=O)OR11、−C(=O)NR11R12、−C(=O)SR11、−S(O)R11、−S(O)2R11、−S(O)(OR11)、−S(O)2(OR11)または−SO2NR11R12であり;
各X42は、OまたはCH2であり;
各mは、1または2であり;
各nは、独立して、0、1または2であり;
R8、R9またはR10の各々は、独立して、H、ハロゲン、NR11R12、N(R11)OR11、NR11NR11R12、N3、NO、NO2、CHO、CN、−CH(=NR11)、−CH=NHNR11、−CH=N(OR11)、−CH(OR11)2、−C(=O)NR11R12、−C(=S)NR11R12、−C(=O)OR11、R11、OR11またはSR11であり;
R11またはR12の各々は、独立して、H、(C1−C8)アルキル、(C2−C8)アルケニル、(C2−C8)アルキニル、(C3−C8)カルボシクリル、(C4−C8)カルボシクリルアルキル、必要に応じて置換されるアリール、必要に応じて置換されるヘテロアリール、−C(=O)(C1−C8)アルキル、−S(O)n(C1−C8)アルキル、アリール(C1−C8)アルキルまたはSi(R3)3であるか;またはR11およびR12は、それらの両方が結合している窒素と一体となって、3から7員の複素環式環を形成し、該複素環式環のいずれか1つの炭素原子は、−O−、−S(O)n−または−NRa−で必要に応じて置き換えられ得るか;またはR11およびR12は、一体となって、−Si(R43)2(X42)mSi(R43)2−であり;そして
R1、R43、R45、R58、R59、R11またはR12の各々の、(C1−C8)アルキル、(C2−C8)アルケニル、(C2−C8)アルキニルまたはアリール(C1−C8)アルキルの各々は、独立して、1つ以上のハロ、ヒドロキシ、CN、N3、N(Ra)2またはORaで必要に応じて置換され;該(C1−C8)アルキルの各々の、非末端炭素原子の1つ以上は、−O−、−S(O)n−または−NRa−で必要に応じて置き換えられる、
化合物。
【請求項27】
【化220】
【化221】
またはそれらの塩もしくはエステルからなる群から選択される、請求項26に記載の化合物。
【請求項27】
式Xの化合物:
【化222】
式X
またはその許容可能な塩もしくはエステルを調製するための方法であって;
ここで:
R1は、H、(C1−C8)アルキル、(C4−C8)カルボシクリルアルキル、(C1−C8)置換アルキル、(C2−C8)アルケニル、(C2−C8)置換アルケニル、(C2−C8)アルキニル、(C2−C8)置換アルキニルまたはアリール(C1−C8)アルキルであり;
R2またはR4の各々は、独立して、H、FまたはOR44であり;
各R43は、独立して、(C1−C8)アルキル、(C1−C8)置換アルキル、C6−C20アリール、C6−C20置換アリール、C2−C20ヘテロシクリル、C2−C20置換ヘテロシクリル、C7−C20アリールアルキル、C7−C20置換アリールアルキル、(C1−C8)アルコキシまたは(C1−C8)置換アルコキシであり;
R44またはR47の各々は、独立して、−C(R45)2R46、Si(R43)3、C(O)R45、C(O)OR45、−(C(R45)2)m−R55または
【化223】
であるか;
またはR44もしくはR47のいずれか2つは、一体となるとき、−C(R59)2−、−C(O)−または−Si(R43)2(X42)mSi(R43)2−であり;
各R55は、独立して、−O−C(R45)2R46、−Si(R43)3、−OC(O)OR45、−OC(O)R45または
【化224】
であり;
R45、R58またはR59の各々は、独立して、H、(C1−C8)アルキル、(C1−C8)置換アルキル、(C2−C8)アルケニル、(C2−C8)置換アルケニル、(C2−C8)アルキニル、(C2−C8)置換アルキニル、C6−C20アリール、C6−C20置換アリール、C2−C20ヘテロシクリル、C2−C20置換ヘテロシクリル、C7−C20アリールアルキルまたはC7−C20置換アリールアルキルであり;
各R46は、独立して、C6−C20アリール、C6−C20置換アリールまたは必要に応じて置換されるヘテロアリールであり;
各Raは、独立して、H、(C1−C8)アルキル、(C2−C8)アルケニル、(C2−C8)アルキニル、アリール(C1−C8)アルキル、(C4−C8)カルボシクリルアルキル、−C(=O)R11、−C(=O)OR11、−C(=O)NR11R12、−C(=O)SR11、−S(O)R11、−S(O)2R11、−S(O)(OR11)、−S(O)2(OR11)または−SO2NR11R12であり;
各X42は、OまたはCH2であり;
各mは、1または2であり;
各nは、独立して、0、1または2であり;
R8、R9またはR10の各々は、独立して、H、ハロゲン、NR11R12、N(R11)OR11、NR11NR11R12、N3、NO、NO2、CHO、CN、−CH(=NR11)、−CH=NHNR11、−CH=N(OR11)、−CH(OR11)2、−C(=O)NR11R12、−C(=S)NR11R12、−C(=O)OR11、R11、OR11またはSR11であり;
R11またはR12の各々は、独立して、H、(C1−C8)アルキル、(C2−C8)アルケニル、(C2−C8)アルキニル、(C3−C8)カルボシクリル、(C4−C8)カルボシクリルアルキル、必要に応じて置換されるアリール、必要に応じて置換されるヘテロアリール、−C(=O)(C1−C8)アルキル、−S(O)n(C1−C8)アルキル、アリール(C1−C8)アルキルまたはSi(R3)3であるか;またはR11およびR12は、それらの両方が結合している窒素と一体となって、3から7員の複素環式環を形成し、ここで、該複素環式環のいずれか1つの炭素原子は、−O−、−S(O)n−または−NRa−で必要に応じて置き換えられ得るか;またはR11およびR12は、一体となって、−Si(R43)2(X42)mSi(R43)2−であり;
ここで、R1、R43、R45、R58、R59、R11またはR12の各々の、(C1−C8)アルキル、(C2−C8)アルケニル、(C2−C8)アルキニルまたはアリール(C1−C8)アルキルの各々は、独立して、1つ以上のハロ、ヒドロキシ、CN、N3、N(Ra)2またはORaで必要に応じて置換され;該(C1−C8)アルキルの各々の非末端炭素原子の1つ以上は、−O−、−S(O)n−または−NRa−で必要に応じて置き換えられ;
該方法は:
(a)式Vの化合物
【化225】
を提供する工程であって、ここで、R56は、OH、−OC(O)OR58または−OC(O)R58である、工程;
(b)該式Vの化合物をルイス酸およびHSi(R43)3である還元剤で処理し;
それによって、式Xの化合物を形成する工程
を包含する、方法。
【請求項28】
Flaviviridaeウイルス感染症を処置するための医薬を製造するための、請求項1〜14のいずれか1項に記載の化合物の使用。
【請求項29】
Flaviviridaeウイルス感染症を処置する際に使用するための、請求項1〜14のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項1】
式Iの化合物:
【化193】
またはその薬学的に許容可能な塩もしくはエステルであって;
ここで:
R1、R2、R3、R4、R5もしくはR6の各々は、独立して、H、ORa、N(Ra)2、N3、CN、NO2、S(O)nRa、ハロゲン、(C1−C8)アルキル、(C4−C8)カルボシクリルアルキル、(C1−C8)置換アルキル、(C2−C8)アルケニル、(C2−C8)置換アルケニル、(C2−C8)アルキニル、(C2−C8)置換アルキニルもしくはアリール(C1−C8)アルキルであるか、または隣接炭素原子上のR1、R2、R3、R4、R5もしくはR6のいずれか2つは、一体となって−O(CO)O−であり;
各nは、独立して、0、1または2であり;
各Raは、独立して、H、(C1−C8)アルキル、(C2−C8)アルケニル、(C2−C8)アルキニル、アリール(C1−C8)アルキル、(C4−C8)カルボシクリルアルキル、−C(=O)R11、−C(=O)OR11、−C(=O)N(R11)2、−C(=O)SR11、−S(O)R11、−S(O)2R11、−S(O)(OR11)、−S(O)2(OR11)または−SO2N(R11)2であり;
R7は、H、−C(=O)R11、−C(=O)OR11、−C(=O)N(R11)2、−C(=O)SR11、−S(O)R11、−S(O)2R11、−S(O)(OR11)、−S(O)2(OR11)、−SO2N(R11)2または
【化194】
であり;
YまたはY1の各々は、独立して、O、S、NR、+N(O)(R)、N(OR)、+N(O)(OR)またはN−NR2であり;
W1およびW2は、一体となるとき、−Y3(C(Ry)2)3Y3−であるか;またはW1もしくはW2の一方は、R3もしくはR4と一体となって、−Y3−であり、W1もしくはW2の他方は、式Iaであるか;またはW1およびW2は、各々独立して、式Iaの基:
【化195】
であり、ここで:
各Y2は、独立して、結合、O、CR2、NR、+N(O)(R)、N(OR)、+N(O)(OR)、N−NR2、S、S−S、S(O)またはS(O)2であり;
各Y3は、独立して、O、SまたはNRであり;
M2は、0、1または2であり;
各Rxは、独立して、Ryまたは式:
【化196】
であり、ここで:
M1a、M1cおよびM1dの各々は、独立して、0または1であり;
M12cは、0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11または12であり;
各Ryは、独立して、H、F、Cl、Br、I、OH、R、−C(=Y1)R、−C(=Y1)OR、−C(=Y1)N(R)2、−N(R)2、−+N(R)3、−SR、−S(O)R、−S(O)2R、−S(O)(OR)、−S(O)2(OR)、−OC(=Y1)R、−OC(=Y1)OR、−OC(=Y1)(N(R)2)、−SC(=Y1)R、−SC(=Y1)OR、−SC(=Y1)(N(R)2)、−N(R)C(=Y1)R、−N(R)C(=Y1)OR、−N(R)C(=Y1)N(R)2、−SO2NR2、−CN、−N3、−NO2、−ORまたはW3であるか;または一体となるとき、同じ炭素原子上の2つのRyは、3から7個の炭素原子の炭素環式環を形成し;
各Rは、独立して、H、(C1−C8)アルキル、(C1−C8)置換アルキル、(C2−C8)アルケニル、(C2−C8)置換アルケニル、(C2−C8)アルキニル、(C2−C8)置換アルキニル、C6−C20アリール、C6−C20置換アリール、C2−C20ヘテロシクリルまたはC2−C20置換ヘテロシクリルであり;
W3は、W4またはW5であり;W4は、R、−C(Y1)Ry、−C(Y1)W5、−SO2Ryまたは−SO2W5であり;W5は、炭素環または複素環であり、ここで、W5は、独立して、0から3個のRy基で置換され;
各X2は、独立して、O、S、S(O)またはS(O)2であり;
R8、R9またはR10の各々は、独立して、H、ハロゲン、NR11R12、N(R11)OR11、NR11NR11R12、N3、NO、NO2、CHO、CN、−CH(=NR11)、−CH=NHNR11、−CH=N(OR11)、−CH(OR11)2、−C(=O)NR11R12、−C(=S)NR11R12、−C(=O)OR11、R11、OR11またはSR11であり;
R11またはR12の各々は、独立して、H、(C1−C8)アルキル、(C2−C8)アルケニル、(C2−C8)アルキニル、(C4−C8)カルボシクリルアルキル、必要に応じて置換されるアリール、必要に応じて置換されるヘテロアリール、−C(=O)(C1−C8)アルキル、−S(O)n(C1−C8)アルキルまたはアリール(C1−C8)アルキルであるか;またはR11およびR12は、それらの両方が結合している窒素と一体となって、3から7員の複素環式環を形成し、ここで、該複素環式環のいずれか1つの炭素原子は、−O−、−S−または−NRa−で必要に応じて置き換えられ得;そして
R1、R2、R3、R4、R5、R6、R11またはR12の各々の、(C1−C8)アルキル、(C2−C8)アルケニル、(C2−C8)アルキニルまたはアリール(C1−C8)アルキルの各々は、独立して、1つ以上のハロ、ヒドロキシ、CN、N3、N(Ra)2またはORaで必要に応じて置換され;ここで、該(C1−C8)アルキルの各々の、非末端炭素原子の1つ以上は、−O−、−S−または−NRa−で必要に応じて置き換えられてもよい;
ただし、X2が、Sであり、R9およびR10の各々が、Hであり、R8が、NH2、OH、SHまたはSCH3であるとき、R1、R2、R3、R4、R5またはR6のうちの少なくとも1つは、N(Ra)2、N3、CN、NO2、S(O)nRa、ハロゲン、(C1−C8)アルキル、(C4−C8)カルボシクリルアルキル、(C1−C8)置換アルキル、(C2−C8)アルケニル、(C2−C8)置換アルケニル、(C2−C8)アルキニル、(C2−C8)置換アルキニルもしくはアリール(C1−C8)アルキルであるか、またはR7は、−C(=O)OR11、−C(=O)N(R11)2、−C(=O)SR11、−S(O)R11、−S(O)2R11、−S(O)(OR11)、−S(O)2(OR11)、−SO2N(R11)2もしくは
【化197】
である、
式Iの化合物またはその薬学的に許容可能な塩もしくはエステル。
【請求項2】
YおよびY1の各々が、Oである、式II
【化198】
によって表される、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
X2が、Sであり、R8が、ハロゲン、NR11R12、N(R11)OR11、NR11NR11R12、OR11またはSR11である、請求項1または2に記載の化合物。
【請求項4】
R6が、H、ORa、N3、ハロゲン、CN、メチル、ヒドロキシメチル、置換メチル、エテニル、置換エテニル、エチニルまたは置換エチニルである、請求項1〜3のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項5】
R2が、FまたはORaである、請求項1〜4のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項6】
R4が、ORaであり、R3が、Hである、請求項1〜5のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項7】
R1が、CH3である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項8】
R6が、CNまたはORaである、請求項1〜7のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項9】
R6が、Hである、請求項1〜7のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項10】
R8が、OHまたはNH2である、請求項1〜9のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項11】
R9が、HまたはNR11R12である、請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項12】
R7が、Hまたは
【化199】
である、請求項1〜11のいずれか1つの請求項に記載の化合物。
【請求項13】
【化200】
が、
【化201】
から選択される、請求項1〜13のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項14】
【化202】
【化203】
【化204】
【化205】
またはそれらの薬学的に許容可能な塩もしくはエステルである、化合物。
【請求項15】
治療有効量の請求項1〜14のいずれか1項に記載の化合物および薬学的に許容可能なキャリアを含む、薬学的組成物。
【請求項16】
少なくとも1つの追加の治療薬をさらに含む、請求項15に記載の薬学的組成物。
【請求項17】
インターフェロン、リバビリンもしくはそのアナログ、HCV NS3プロテアーゼインヒビター、アルファ−グルコシダーゼ1インヒビター、肝保護剤、HCV NS5Bポリメラーゼのヌクレオシドインヒビターもしくはヌクレオチドインヒビター、HCV NS5Bポリメラーゼの非ヌクレオシドインヒビター、HCV NS5Aインヒビター、TLR−7アゴニスト、シクロフィリンインヒビター、HCV IRESインヒビター、薬物動態学的エンハンサーまたはHCVを処置するための他の薬物からなる群から選択される少なくとも1つの追加の治療薬あるいはそれらの混合物をさらに含む、請求項16に記載の薬学的組成物。
【請求項18】
Flaviviridaeウイルスによって引き起こされるウイルス感染症を処置する方法であって、該ウイルス感染症の処置を必要のある哺乳動物に、治療有効量の請求項1に記載の化合物または薬学的組成物を投与する工程を包含する、方法。
【請求項19】
前記ウイルスが、デング熱ウイルス、黄熱病ウイルス、西ナイルウイルス、日本脳炎ウイルス、ダニ媒介性脳炎ウイルス、クンジンウイルス、マレー渓谷脳炎ウイルス、セントルイス脳炎ウイルス、オムスク出血熱ウイルス、ウシウイルス性下痢症ウイルス、ジカウイルスおよびC型肝炎ウイルスからなる群から選択される、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記ウイルス感染症が、C型肝炎ウイルスによって引き起こされる、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
インターフェロン、リバビリンもしくはそのアナログ、HCV NS3プロテアーゼインヒビター、アルファ−グルコシダーゼ1インヒビター、肝保護剤、HCV NS5Bポリメラーゼのヌクレオシドインヒビターもしくはヌクレオチドインヒビター、HCV NS5Bポリメラーゼの非ヌクレオシドインヒビター、HCV NS5Aインヒビター、TLR−7アゴニスト、シクロフィリンインヒビター、HCV IRESインヒビター、薬物動態学的エンハンサーおよびHCVを処置するための他の薬物からなる群から選択される少なくとも1つの追加の治療薬またはそれらの混合物をさらに含む、請求項19または20に記載の方法。
【請求項22】
式IV:
【化206】
によって表される化合物またはその許容可能な塩もしくはエステルを調製するための方法であって;
ここで:
R1は、H、(C1−C8)アルキル、(C4−C8)カルボシクリルアルキル、(C1−C8)置換アルキル、(C2−C8)アルケニル、(C2−C8)置換アルケニル、(C2−C8)アルキニル、(C2−C8)置換アルキニルまたはアリール(C1−C8)アルキルであり;
R2またはR4の各々は、独立して、H、FまたはOR44であり;
各R43は、独立して、(C1−C8)アルキル、(C1−C8)置換アルキル、C6−C20アリール、C6−C20置換アリール、C2−C20ヘテロシクリル、C2−C20置換ヘテロシクリル、C7−C20アリールアルキル、C7−C20置換アリールアルキル、(C1−C8)アルコキシまたは(C1−C8)置換アルコキシであり;
R44もしくはR47の各々は、独立して、−C(R45)2R46、Si(R43)3、C(O)R45、C(O)OR45、−(C(R45)2)m−R55もしくは
【化207】
であるか;
またはR44もしくはR47のうちのいずれか2つは、一体となるとき、−C(R59)2−、−C(O)−もしくは−Si(R43)2(X42)mSi(R43)2−であり;
各R55は、独立して、−O−C(R45)2R46、−Si(R43)3、−OC(O)OR45、−OC(O)R45または
【化208】
であり;
R45、R58またはR59の各々は、独立して、H、(C1−C8)アルキル、(C1−C8)置換アルキル、(C2−C8)アルケニル、(C2−C8)置換アルケニル、(C2−C8)アルキニル、(C2−C8)置換アルキニル、C6−C20アリール、C6−C20置換アリール、C2−C20ヘテロシクリル、C2−C20置換ヘテロシクリル、C7−C20アリールアルキルまたはC7−C20置換アリールアルキルであり;
各R46は、独立して、C6−C20アリール、C6−C20置換アリールまたは必要に応じて置換されるヘテロアリールであり;
各Raは、独立して、H、(C1−C8)アルキル、(C2−C8)アルケニル、(C2−C8)アルキニル、アリール(C1−C8)アルキル、(C4−C8)カルボシクリルアルキル、−C(=O)R11、−C(=O)OR11、−C(=O)NR11R12、−C(=O)SR11、−S(O)R11、−S(O)2R11、−S(O)(OR11)、−S(O)2(OR11)または−SO2NR11R12であり;
各X42は、OまたはCH2であり;
各mは、1または2であり;
各nは、独立して、0、1または2であり;
R8、R9またはR10の各々は、独立して、H、ハロゲン、NR11R12、N(R11)OR11、NR11NR11R12、N3、NO、NO2、CHO、CN、−CH(=NR11)、−CH=NHNR11、−CH=N(OR11)、−CH(OR11)2、−C(=O)NR11R12、−C(=S)NR11R12、−C(=O)OR11、R11、OR11またはSR11であり;
R11またはR12の各々は、独立して、H、(C1−C8)アルキル、(C2−C8)アルケニル、(C2−C8)アルキニル、(C3−C8)カルボシクリル、(C4−C8)カルボシクリルアルキル、必要に応じて置換されるアリール、必要に応じて置換されるヘテロアリール、−C(=O)(C1−C8)アルキル、−S(O)n(C1−C8)アルキル、アリール(C1−C8)アルキルまたはSi(R3)3であるか;またはR11およびR12は、それらの両方が結合している窒素と一体となって、3から7員の複素環式環を形成し、ここで、該複素環式環のいずれか1つの炭素原子は、−O−、−S(O)n−または−NRa−で必要に応じて置き換えられ得るか;またはR11およびR12は、一体となって、−Si(R43)2(X42)mSi(R43)2−であり;
ここで、R1、R43、R45、R58、R59、R11またはR12の各々の、(C1−C8)アルキル、(C2−C8)アルケニル、(C2−C8)アルキニルまたはアリール(C1−C8)アルキルの各々は、独立して、1つ以上のハロ、ヒドロキシ、CN、N3、N(Ra)2またはORaで必要に応じて置換され;該(C1−C8)アルキルの各々の、非末端炭素原子の1つ以上は、−O−、−S(O)n−または−NRa−で必要に応じて置き換えられ;
前記方法は:
(a)式Vの化合物
【化209】
を提供する工程であって、ここで、R56は、OH、−OC(O)OR58または−OC(O)R58である、工程;
(b)該式Vの化合物をシアン化物試薬およびルイス酸で処理し;
それによって、該式IVの化合物を形成する工程
を包含する、方法。
【請求項23】
式IVの化合物が、式IVb
【化210】
であり、式Vの化合物が、式Vb:
【化211】
である、請求項22に記載の方法。
【請求項24】
R56がOHである式Vの化合物を調製する工程をさらに包含する、請求項22に記載の方法であって、該方法は:
(e)式VIの化合物:
【化212】
を提供する工程、
(f)該式VIの化合物を式VIIの有機金属化合物:
【化213】
で処理し、ここで、Mは、MgX3またはLiであり、X3は、ハロゲンであり;
それによって、R56がOHである式Vの化合物を形成する工程
を包含する、方法。
【請求項25】
式Vの化合物が、R56がOHである式Vbであり、式VIの化合物が、式VIbの化合物:
【化214】
である、請求項24に記載の方法。
【請求項26】
式IX:
【化215】
によって表される、式Iの抗ウイルス化合物またはその許容可能な塩もしくはエステルの合成に有用な化合物であって;
ここで:
R1は、H、(C1−C8)アルキル、(C4−C8)カルボシクリルアルキル、(C1−C8)置換アルキル、(C2−C8)アルケニル、(C2−C8)置換アルケニル、(C2−C8)アルキニル、(C2−C8)置換アルキニルまたはアリール(C1−C8)アルキルであり;
R2またはR4の各々は、独立して、H、FまたはOR44であり;
各R43は、独立して、(C1−C8)アルキル、(C1−C8)置換アルキル、C6−C20アリール、C6−C20置換アリール、C2−C20ヘテロシクリル、C2−C20置換ヘテロシクリル、C7−C20アリールアルキル、C7−C20置換アリールアルキル、(C1−C8)アルコキシまたは(C1−C8)置換アルコキシであり;
R44もしくはR47の各々は、独立して、−C(R45)2R46、Si(R43)3、C(O)R45、C(O)OR45、−(C(R45)2)m−R55もしくは
【化216】
であるか;
またはR44もしくはR47のいずれか2つは、一体となるとき、−C(R59)2−、−C(O)−もしくは−Si(R43)2(X42)mSi(R43)2−であり;
各R55は、独立して、−O−C(R45)2R46、−Si(R43)3、−OC(O)OR45、−OC(O)R45または
【化217】
であり;
R45、R58またはR59の各々は、独立して、H、(C1−C8)アルキル、(C1−C8)置換アルキル、(C2−C8)アルケニル、(C2−C8)置換アルケニル、(C2−C8)アルキニル、(C2−C8)置換アルキニル、C6−C20アリール、C6−C20置換アリール、C2−C20ヘテロシクリル、C2−C20置換ヘテロシクリル、C7−C20アリールアルキルまたはC7−C20置換アリールアルキルであり;
各R46は、独立して、C6−C20アリール、C6−C20置換アリールまたは必要に応じて置換されるヘテロアリールであり;
各Raは、独立して、H、(C1−C8)アルキル、(C2−C8)アルケニル、(C2−C8)アルキニル、アリール(C1−C8)アルキル、(C4−C8)カルボシクリルアルキル、−C(=O)R11、−C(=O)OR11、−C(=O)NR11R12、−C(=O)SR11、−S(O)R11、−S(O)2R11、−S(O)(OR11)、−S(O)2(OR11)または−SO2NR11R12であり;
各X42は、OまたはCH2であり;
各mは、1または2であり;
各nは、独立して、0、1または2であり;
ここで:
R1は、H、(C1−C8)アルキル、(C4−C8)カルボシクリルアルキル、(C1−C8)置換アルキル、(C2−C8)アルケニル、(C2−C8)置換アルケニル、(C2−C8)アルキニル、(C2−C8)置換アルキニルまたはアリール(C1−C8)アルキルであり;
R2またはR4の各々は、独立して、H、FまたはOR44であり;
各R43は、独立して、(C1−C8)アルキル、(C1−C8)置換アルキル、C6−C20アリール、C6−C20置換アリール、C2−C20ヘテロシクリル、C2−C20置換ヘテロシクリル、C7−C20アリールアルキル、C7−C20置換アリールアルキル、(C1−C8)アルコキシまたは(C1−C8)置換アルコキシであり;
R44もしくはR47の各々は、独立して、−C(R45)2R46、Si(R43)3、C(O)R45、C(O)OR45、−(C(R45)2)m−R55もしくは
【化218】
であるか;
またはR44もしくはR47のいずれか2つは、一体となるとき、−C(R59)2−、−C(O)−または−Si(R43)2(X42)mSi(R43)2−であり;
各R55は、独立して、−O−C(R45)2R46、−Si(R43)3、C(O)OR45、−OC(O)R45または
【化219】
であり;
R45、R58またはR59の各々は、独立して、H、(C1−C8)アルキル、(C1−C8)置換アルキル、(C2−C8)アルケニル、(C2−C8)置換アルケニル、(C2−C8)アルキニル、(C2−C8)置換アルキニル、C6−C20アリール、C6−C20置換アリール、C2−C20ヘテロシクリル、C2−C20置換ヘテロシクリル、C7−C20アリールアルキルまたはC7−C20置換アリールアルキルであり;
各R46は、独立して、C6−C20アリール、C6−C20置換アリールまたは必要に応じて置換されるヘテロアリールであり;
各Raは、独立して、H、(C1−C8)アルキル、(C2−C8)アルケニル、(C2−C8)アルキニル、アリール(C1−C8)アルキル、(C4−C8)カルボシクリルアルキル、−C(=O)R11、−C(=O)OR11、−C(=O)NR11R12、−C(=O)SR11、−S(O)R11、−S(O)2R11、−S(O)(OR11)、−S(O)2(OR11)または−SO2NR11R12であり;
各X42は、OまたはCH2であり;
各mは、1または2であり;
各nは、独立して、0、1または2であり;
R8、R9またはR10の各々は、独立して、H、ハロゲン、NR11R12、N(R11)OR11、NR11NR11R12、N3、NO、NO2、CHO、CN、−CH(=NR11)、−CH=NHNR11、−CH=N(OR11)、−CH(OR11)2、−C(=O)NR11R12、−C(=S)NR11R12、−C(=O)OR11、R11、OR11またはSR11であり;
R11またはR12の各々は、独立して、H、(C1−C8)アルキル、(C2−C8)アルケニル、(C2−C8)アルキニル、(C3−C8)カルボシクリル、(C4−C8)カルボシクリルアルキル、必要に応じて置換されるアリール、必要に応じて置換されるヘテロアリール、−C(=O)(C1−C8)アルキル、−S(O)n(C1−C8)アルキル、アリール(C1−C8)アルキルまたはSi(R3)3であるか;またはR11およびR12は、それらの両方が結合している窒素と一体となって、3から7員の複素環式環を形成し、該複素環式環のいずれか1つの炭素原子は、−O−、−S(O)n−または−NRa−で必要に応じて置き換えられ得るか;またはR11およびR12は、一体となって、−Si(R43)2(X42)mSi(R43)2−であり;そして
R1、R43、R45、R58、R59、R11またはR12の各々の、(C1−C8)アルキル、(C2−C8)アルケニル、(C2−C8)アルキニルまたはアリール(C1−C8)アルキルの各々は、独立して、1つ以上のハロ、ヒドロキシ、CN、N3、N(Ra)2またはORaで必要に応じて置換され;該(C1−C8)アルキルの各々の、非末端炭素原子の1つ以上は、−O−、−S(O)n−または−NRa−で必要に応じて置き換えられる、
化合物。
【請求項27】
【化220】
【化221】
またはそれらの塩もしくはエステルからなる群から選択される、請求項26に記載の化合物。
【請求項27】
式Xの化合物:
【化222】
式X
またはその許容可能な塩もしくはエステルを調製するための方法であって;
ここで:
R1は、H、(C1−C8)アルキル、(C4−C8)カルボシクリルアルキル、(C1−C8)置換アルキル、(C2−C8)アルケニル、(C2−C8)置換アルケニル、(C2−C8)アルキニル、(C2−C8)置換アルキニルまたはアリール(C1−C8)アルキルであり;
R2またはR4の各々は、独立して、H、FまたはOR44であり;
各R43は、独立して、(C1−C8)アルキル、(C1−C8)置換アルキル、C6−C20アリール、C6−C20置換アリール、C2−C20ヘテロシクリル、C2−C20置換ヘテロシクリル、C7−C20アリールアルキル、C7−C20置換アリールアルキル、(C1−C8)アルコキシまたは(C1−C8)置換アルコキシであり;
R44またはR47の各々は、独立して、−C(R45)2R46、Si(R43)3、C(O)R45、C(O)OR45、−(C(R45)2)m−R55または
【化223】
であるか;
またはR44もしくはR47のいずれか2つは、一体となるとき、−C(R59)2−、−C(O)−または−Si(R43)2(X42)mSi(R43)2−であり;
各R55は、独立して、−O−C(R45)2R46、−Si(R43)3、−OC(O)OR45、−OC(O)R45または
【化224】
であり;
R45、R58またはR59の各々は、独立して、H、(C1−C8)アルキル、(C1−C8)置換アルキル、(C2−C8)アルケニル、(C2−C8)置換アルケニル、(C2−C8)アルキニル、(C2−C8)置換アルキニル、C6−C20アリール、C6−C20置換アリール、C2−C20ヘテロシクリル、C2−C20置換ヘテロシクリル、C7−C20アリールアルキルまたはC7−C20置換アリールアルキルであり;
各R46は、独立して、C6−C20アリール、C6−C20置換アリールまたは必要に応じて置換されるヘテロアリールであり;
各Raは、独立して、H、(C1−C8)アルキル、(C2−C8)アルケニル、(C2−C8)アルキニル、アリール(C1−C8)アルキル、(C4−C8)カルボシクリルアルキル、−C(=O)R11、−C(=O)OR11、−C(=O)NR11R12、−C(=O)SR11、−S(O)R11、−S(O)2R11、−S(O)(OR11)、−S(O)2(OR11)または−SO2NR11R12であり;
各X42は、OまたはCH2であり;
各mは、1または2であり;
各nは、独立して、0、1または2であり;
R8、R9またはR10の各々は、独立して、H、ハロゲン、NR11R12、N(R11)OR11、NR11NR11R12、N3、NO、NO2、CHO、CN、−CH(=NR11)、−CH=NHNR11、−CH=N(OR11)、−CH(OR11)2、−C(=O)NR11R12、−C(=S)NR11R12、−C(=O)OR11、R11、OR11またはSR11であり;
R11またはR12の各々は、独立して、H、(C1−C8)アルキル、(C2−C8)アルケニル、(C2−C8)アルキニル、(C3−C8)カルボシクリル、(C4−C8)カルボシクリルアルキル、必要に応じて置換されるアリール、必要に応じて置換されるヘテロアリール、−C(=O)(C1−C8)アルキル、−S(O)n(C1−C8)アルキル、アリール(C1−C8)アルキルまたはSi(R3)3であるか;またはR11およびR12は、それらの両方が結合している窒素と一体となって、3から7員の複素環式環を形成し、ここで、該複素環式環のいずれか1つの炭素原子は、−O−、−S(O)n−または−NRa−で必要に応じて置き換えられ得るか;またはR11およびR12は、一体となって、−Si(R43)2(X42)mSi(R43)2−であり;
ここで、R1、R43、R45、R58、R59、R11またはR12の各々の、(C1−C8)アルキル、(C2−C8)アルケニル、(C2−C8)アルキニルまたはアリール(C1−C8)アルキルの各々は、独立して、1つ以上のハロ、ヒドロキシ、CN、N3、N(Ra)2またはORaで必要に応じて置換され;該(C1−C8)アルキルの各々の非末端炭素原子の1つ以上は、−O−、−S(O)n−または−NRa−で必要に応じて置き換えられ;
該方法は:
(a)式Vの化合物
【化225】
を提供する工程であって、ここで、R56は、OH、−OC(O)OR58または−OC(O)R58である、工程;
(b)該式Vの化合物をルイス酸およびHSi(R43)3である還元剤で処理し;
それによって、式Xの化合物を形成する工程
を包含する、方法。
【請求項28】
Flaviviridaeウイルス感染症を処置するための医薬を製造するための、請求項1〜14のいずれか1項に記載の化合物の使用。
【請求項29】
Flaviviridaeウイルス感染症を処置する際に使用するための、請求項1〜14のいずれか1項に記載の化合物。
【公表番号】特表2012−517444(P2012−517444A)
【公表日】平成24年8月2日(2012.8.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−549324(P2011−549324)
【出願日】平成22年2月9日(2010.2.9)
【国際出願番号】PCT/US2010/023586
【国際公開番号】WO2010/093608
【国際公開日】平成22年8月19日(2010.8.19)
【出願人】(500029420)ギリアード サイエンシーズ, インコーポレイテッド (141)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成24年8月2日(2012.8.2)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年2月9日(2010.2.9)
【国際出願番号】PCT/US2010/023586
【国際公開番号】WO2010/093608
【国際公開日】平成22年8月19日(2010.8.19)
【出願人】(500029420)ギリアード サイエンシーズ, インコーポレイテッド (141)
【Fターム(参考)】
[ Back to top ]